JP6953987B2 - 車両用表示装置 - Google Patents

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Description

車両用表示装置に関し、特に、カメラで撮像した画像を表示する車両用表示装置に関する。
車両に搭載されたカメラで車両の周辺の画像を撮像し、その画像を車室内にある表示装置に表示する技術が知られている。特許文献1には、車両の周辺を撮像するカメラと、そのカメラで撮像した画像をもとに、車両の後写鏡に映し出される画像に相当する後写鏡様画像を表示する表示部とを備えたシステムが開示されている。なお、後写鏡は、ルームミラーおよびサイドミラーの総称である。
ルームミラーおよびサイドミラーは、それらのミラーを見るドライバの目の位置が変化すると、ドライバから見える範囲が変化する。そこで、特許文献1に開示されたシステムは、さらに、表示部の表示面に対するドライバの視点位置の相対関係の変化を検出し、その相対関係の変化に応じて表示部に表示させる後写鏡様画像の範囲をずらしている。これにより、ドライバは、従来のミラーと同様に、目の位置および向きを移動させることで、移動前には表示部に表示されていなかった画像を表示部に表示させることができる。
特許第5310602号公報
ドライバが車両を運転している間、ドライバの目の位置は動いている場合が多い。そのため、ドライバの目の位置の変化に合わせて、逐次、表示部に表示する画像の範囲をずらしてしまうと、表示部に表示される画像が頻繁に動くことになり、ドライバに煩わしさを与えてしまうという問題がある。
この問題は、カメラで撮像した車両周辺の画像を後写鏡に映る像の代わりに用いる場合だけでなく、フロントカメラで撮像した画像など、後写鏡に映る像ではない像を表示部に表示する場合でも同様に生じる。
本開示は、この事情に基づいて成されたものであり、その目的とするところは、車両周辺を撮像した画像をドライバに煩わしさを与えにくくしつつ表示でき、かつ、ドライバが確認したい範囲に応じて表示角度範囲が変更できる車両用表示装置を提供することにある。
上記目的は独立請求項に記載の特徴の組み合わせにより達成され、また、下位請求項は更なる有利な具体例を規定する。特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、開示した技術的範囲を限定するものではない。
上記目的を達成するための第1の開示は、
車両(C)の周辺を撮像する車外カメラ(2)が撮像した画像を表示するために車両で用いられる車両用表示装置であって、
車外カメラが撮像した画像の一部を表示する表示部(4)と、
車両を運転するドライバ(11)の目の位置を検出する検出部(6)と、
検出部が検出したドライバの目の位置に基づいて、ドライバが表示部を視認している時間である視認時間を計測する視認時間計測部(71)と、
視認時間が予め設定した視認時間閾値を超えたことに基づいて、車外カメラが撮像した画像から、表示部に表示する表示角度範囲(10)を、ドライバの目の位置の移動に応じて移動させる範囲決定部(72)とを備え、
範囲決定部は、視認時間が視認時間閾値を超えたと判断した時点以降に、目の位置が一定の方向に継続して移動している時間が移動時間閾値を超えたことに基づいて、表示角度範囲を、ドライバの目の位置の移動に応じて移動させる。
第2の開示は、車両(C)の周辺を撮像する車外カメラ(2)が撮像した画像を表示するために車両で用いられる車両用表示装置であって、
車外カメラが撮像した画像の一部を表示する表示部(4)と、
車両を運転するドライバ(11)の目の位置を検出する検出部(6)と、
検出部が検出したドライバの目の位置に基づいて、ドライバが表示部を視認している時間である視認時間を計測する視認時間計測部(71)と、
視認時間が予め設定した視認時間閾値を超えたことに基づいて、車外カメラが撮像した画像から、表示部に表示する表示角度範囲(10)を、ドライバの目の位置の移動に応じて移動させる範囲決定部(72)と、を備え、
範囲決定部は、視認時間が視認時間閾値を超えたと判断したことに基づいて、表示部からドライバの目の方向に向かう基準線(Ls)を設定し、表示部から検出部が検出したドライバの目の位置の方向に向かう目方向線(Le)と基準線とのなす角度が予め設定した速度切り換え角度以下であるうちは、目方向線と基準線とのなす角度だけ、表示角度範囲をドライバの目の移動方向と反対方向に移動させ、目方向線と基準線とのなす角度が速度切り換え角度を超えた場合には、目方向線と基準線とのなす角度よりも大きい角度で、表示角度範囲をドライバの目の移動方向と反対方向に移動させる。
第3の開示は、車両(C)の周辺を撮像する車外カメラ(2)が撮像した画像を表示するために車両で用いられる車両用表示装置であって、
車外カメラが撮像した画像の一部を表示する表示部(4)と、
車両を運転するドライバ(11)の目の位置を検出する検出部(6)と、
検出部が検出したドライバの目の位置に基づいて、ドライバが表示部を視認している時間である視認時間を計測する視認時間計測部(71)と、
視認時間が予め設定した視認時間閾値を超えたことに基づいて、車外カメラが撮像した画像から、表示部に表示する表示角度範囲(10)を、ドライバの目の位置の移動に応じて移動させる範囲決定部(72)と、を備え、
範囲決定部は、視認時間が視認時間閾値を超えたと判断したことに基づいて、表示部からドライバの目の方向に向かう基準線(Ls)を設定し、表示部からドライバの目の位置の方向に向かう目方向線(Le)と基準線とのなす角度に1よりも小さい正の係数を乗じた角度だけ、表示角度範囲をドライバの目の移動方向と反対方向に移動させる。
第4の開示は、車両(C)の周辺を撮像する車外カメラ(2)が撮像した画像を表示するために車両で用いられる車両用表示装置であって、
車外カメラが撮像した画像の一部を表示する表示部(4)と、
車両を運転するドライバ(11)の目の位置を検出する検出部(6)と、
検出部が検出したドライバの目の位置に基づいて、ドライバが表示部を視認している時間である視認時間を計測する視認時間計測部(71)と、
視認時間が予め設定した視認時間閾値を超えたことに基づいて、車外カメラが撮像した画像から、表示部に表示する表示角度範囲(10)を、ドライバの目の位置の移動に応じて移動させる範囲決定部(72)と、を備え、
範囲決定部は、
視認時間が視認時間閾値を超えたと判断したことに基づいて、表示部からドライバの目の方向に向かう基準線(Ls)を設定し、
表示部からドライバの目の位置の方向に向かう目方向線(Le)と基準線とのなす角度が予め設定した速度切り換え角度以下であるうちは、目方向線と基準線とのなす角度だけ、表示角度範囲をドライバの目の移動方向と反対方向に移動させ、目方向線と基準線とのなす角度が、速度切り換え角度を超えた場合には、目方向線と基準線とのなす角度よりも大きい角度で、表示角度範囲をドライバの目の移動方向と反対方向に移動させる可変モードと、
目方向線と基準線とのなす角度が速度切り換え角度以下であるか否かによらず、目方向線と基準線とのなす角度だけ、表示角度範囲をドライバの目の移動方向と反対方向に移動させる標準モードと、
目方向線と基準線とのなす角度に1よりも小さい正の係数を乗じた角度だけ、表示角度範囲をドライバの目の移動方向と反対方向に移動させる減速モード
の3つのモードが切り換え可能である。
この車両用表示装置では、表示部を、視認時間閾値よりも長く見続けないと、車外カメラが撮像した撮像角度範囲において表示部に表示される表示角度範囲は変化しない。つまり、見てもいないのに、目の位置が変化するだけで表示角度範囲が動いてしまうことはなく、また、ごく短時間、表示部を見ているだけで表示角度範囲が動いてしまうこともない。よって、表示部に表示される画像が頻繁に動いてしまい、ドライバに煩わしさを与えてしまうことを抑制できる。
一方、視認時間閾値を超えて表示部を見続ければ、ドライバの目の位置の移動に応じて表示角度範囲が移動する。したがって、表示部に表示されていない範囲を確認したい場合には、自然な動作で、表示角度範囲を変更することもできる。
車載表示装置1の構成を示すブロック図である。 前方カメラ2Fが撮像する撮像角度範囲15Fを示す図である。 左後方カメラ2Lの撮像角度範囲15Lを示す図である。 表示部4の具体的配置を示す図である。 ドライバ11の目の位置と表示角度範囲10Fとの関係を説明する図である。 図5からドライバ11の目の位置が左に移動したときの表示角度範囲10Fを示す図である。 図3から表示角度範囲10Lが右へ移動する方向に回転した状態を示す図である。 図3から表示角度範囲10Lが左へ移動する方向に回転した状態を示す図である。 撮像角度範囲15Fに対する表示角度範囲10Fの垂直面内の位置とドライバ11の目の位置の関係を説明する図である。 図9からドライバ11の目の位置が上に移動したときの表示角度範囲10Fを示す図である。 範囲可動モードに移行するか否かを決定する処理を示すフローチャートである。 第1実施形態において実行する範囲可動モードの処理を示すフローチャートである。 図12のS11で設定する基準線Lsを説明する図である。 目方向線Le、変化角度θ1、回転角度θ2を説明する図である。 第2実施形態で図12に代えて実行する処理を示すフローチャートである。 第3実施形態で図12に代えて実行する処理を示すフローチャートである。 第4実施形態で図12に代えて実行する処理を示すフローチャートである。
<第1実施形態>
以下、実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、車載表示装置1の構成を示すブロック図である。車載表示装置1は車両用表示装置の具体例である。車載表示装置1は、車外カメラ2、車外画像処理部3、表示部4、車内カメラ5、車内画像処理部6、画角演算部7を備えている。車載表示装置1は車両Cに搭載される。
車外カメラ2は車両Cの周辺を撮像するカメラである。車載表示装置1は、車外カメラ2として、前方カメラ2F、左後方カメラ2L、右後方カメラ2Rを備えている。これら前方カメラ2F、右後方カメラ2R、左後方カメラ2Lを区別しないときは車外カメラ2と記載する。
前方カメラ2Fは、車両Cの前端面に取り付けられており、車両Cの前方を撮像する。図2に、前方カメラ2Fが撮像する撮像角度範囲15Fを示している。本実施形態の前方カメラ2Fは広角レンズを備えており、水平面内における撮像角度範囲15Fは中心角が180度以上、たとえば中心角が200度程度である。
左後方カメラ2Lは、車両Cの左後方を撮像するカメラである。図3に、左後方カメラ2Lの撮像角度範囲15Lを示している。左後方カメラ2Lの取り付け位置は、たとえば、車両Cの左サイドミラー8Lの下面である。撮像角度範囲15Lは、車両Cの左側方において、左サイドミラー8Lを通る車両幅方向線9と車両Cの左側面との間の範囲である。
右後方カメラ2Rは、車両Cの右後方を撮像するカメラである。右後方カメラ2Rの取り付け位置は、たとえば、車両Cの右サイドミラー8Rの下面である。右後方カメラ2Rの撮像角度範囲は、車両Cの右側方において、右サイドミラー8Rを通る車両幅方向線9と車両Cの右側面との間の範囲である。
車外画像処理部3、車内画像処理部6、画角演算部7は、いずれも、CPU、ROM、RAM、I/O、およびこれらの構成を接続するバスラインなどを備えたコンピュータにより構成することができる。これら車外画像処理部3、車内画像処理部6、画角演算部7は、別々のコンピュータにより構成してもよいし、1つのコンピュータが、車外画像処理部3、車内画像処理部6、画角演算部7のうちの2つ以上の機能を実現してもよい。また、これら車外画像処理部3、車内画像処理部6、画角演算部7の機能の一部または全部を、一つあるいは複数のIC等を用いて(換言すればハードウェアとして)実現することもできる。車外画像処理部3は、車外カメラ2が撮像した画像を処理して表示部4に出力する。車外画像処理部3が行う処理には、車外カメラ2が撮像した画像から表示部4に表示する表示角度範囲10を切り出し、表示角度範囲10の画像を表示部4に表示する処理がある。また、車外画像処理部3が行う処理には、明るさ補正、画素数の変換等の処理もある。車外カメラ2が撮像した画像から切り出す画角範囲(すなわち表示角度範囲10)は、画角演算部7から指示される。図2には、前方カメラ2Fが撮像した画像から切り出す表示角度範囲10Fの一例も示している。また、図3には、左後方カメラ2Lが撮像した画像から切り出す表示角度範囲10Lの一例も示している。これらの表示角度範囲10F、10L、および他の車外カメラ2が撮像した画像から切り出す表示角度範囲を区別しないときは、表示角度範囲10と記載する。
表示部4は、車両Cの車室においてドライバ11(図5参照)が視認可能な位置に1つ以上設けられる。図4に、表示部4の具体的配置を示す。本実施形態では、表示部4として、ダッシュボード12の中央に配置されている表示部4C、ダッシュボード12においてドライバ11の正面に配置されている表示部4F、ダッシュボード12の左端に配置されている表示部4L、ダッシュボード12の右端に配置されている表示部4Rを備えている。これらを区別しないときは表示部4と記載する。
表示部4には種々の画像が表示される。たとえば、表示部4Rには右後方カメラ2Rが撮像した画像から一部が切り出されて表示される。表示部4Lには左後方カメラ2Lが撮像した画像から一部が切り出されて表示される。表示部4C、4Fのいずれか少なくとも一方には、前方カメラ2Fが撮像した画像から一部が切り出されて表示される。
車内カメラ5は、車両Cの車室内に設置されて、ドライバ11の顔を含む画像を撮像する。車内画像処理部6は、車内カメラ5が撮像した画像を解析して、ドライバ11の目の位置および視線を検出する。
画角演算部7は、視認時間計測部71と範囲決定部72とを備えている。視認時間計測部71は、車内画像処理部6が検出した目の位置、視線および表示部4の位置に基づいて、ドライバ11がいずれかの表示部4を見ているか否かを判断する。そして、ドライバ11が同じ表示部4を継続して見ている時間である視認時間を計測する。なお、視線は、見ている方向を意味する。
範囲決定部72は、車外カメラ2が撮像した画像から切り出す表示角度範囲10を決定し、決定した表示角度範囲10を車外画像処理部3に指示する。範囲決定部72は、視認時間が視認時間閾値を超えた場合には、ドライバ11の目の位置の変化に基づいて、車外カメラ2が撮像した画像のうち表示部4に表示する表示角度範囲10を変更する処理を行う。
表示角度範囲10を移動させる方向は、目の移動方向と反対方向になる。表示角度範囲10と目の移動方向の対応を具体的に説明する。図5、図6は、ドライバ11の目の位置と表示角度範囲10Fとの関係を説明する図である。
図5では、ドライバ11の目の位置はステアリングホイール13に正対する位置である。このとき、表示角度範囲10Fの角度中心は車両Cの正面方向であり、表示角度範囲10Fは、前方カメラ2Fの撮像角度範囲15Fの中央に位置する。
図6では、ドライバ11の目の位置が図5の位置から左方向にずれている。本実施形態では、ドライバ11の目の位置が左方向にずれたことに対応して、表示角度範囲10Fが前方カメラ2Fを回転中心として、右方向に、すなわちドライバ11の目の位置がずれた方向とは反対方向に、回転する。
この制御により、ドライバ11は、自分の目で死角にある物体を見ようとする場合と同じ動作により、それまで表示部4に表示されていなかった範囲を、表示部4に表示させて確認することができる。
他の表示部4に表示される画像の表示角度範囲10も、ドライバ11の目の位置の移動に応じて、同様に変化する。図7、図8は、表示角度範囲10Lの変化を示している。図7には、図3に示した表示角度範囲10Lの画像が表示部4Lに表示されているときのドライバ11の目の位置に対して、ドライバ11の目の位置が相対的に左方向に移動した場合の表示角度範囲10Lを示されている。表示角度範囲10Lは、ドライバ11の目の位置の移動方向とは反対方向である、右へ移動する方向に回転している。
図8には、図3に示した表示角度範囲10Lの画像が表示部4Lに表示されているときのドライバ11の目の位置に対して、ドライバ11の目の位置が相対的に右方向に移動した場合の表示角度範囲10Lを示されている。表示角度範囲10Lは、ドライバ11の目の位置の移動方向とは反対方向である左へ移動する方向に回転している。
図5〜図8では、表示角度範囲10を水面内で左右方向に回転移動させる状態を説明した。しかし、範囲決定部72は、ドライバ11の目の位置が上下方向へ移動した場合にも、表示角度範囲10を、目の移動方向とは反対方向へ移動するように回転させる。
図9、図10は、前方カメラ2Fの撮像角度範囲15Fに対する表示角度範囲10Fの垂直面内の位置とドライバ11の目の位置の関係を説明する図である。図9の状態では、表示角度範囲10Fは、撮像角度範囲15Fの中心に位置している。
図10は、ドライバ11の目の位置が、図9に示す位置から上方向に移動したときの表示角度範囲10を示している。図10に示すドライバ11の目の高さ方向の位置z2は、図9におけるドライバ11の目の高さ方向の位置z1から上方向に移動している。表示角度範囲10Fは、この目の位置の移動方向とは反対方向、すなわち、下方向に、前方カメラ2Fを回転中心として回転している。
範囲決定部72は、他の表示部4の表示角度範囲10も、ドライバ11の目の位置の上下方向および左右方向の移動に応じて、目の移動方向とは反対方向に回転移動させる。
ただし、表示部4に表示している画像の表示角度範囲10が頻繁に変化すると、ドライバ11に煩わしさを与えてしまう恐れがある。
そこで、本実施形態の画角演算部7は、ドライバ11の目の位置の移動に応じて表示角度範囲10を移動させるモード(以下、範囲可動モード)に移行するための条件を定めている。図11を用いて、範囲可動モードに移行する条件を説明する。
図11において、S1およびS2は視認時間計測部71が実行し、残りの処理は範囲決定部72が実行する。なお、図11に示す処理は、範囲可動モードでない場合に周期的に実行する。
ステップ(以下、ステップを省略)S1では、車内画像処理部6から、ドライバ11の目の位置および視線の検出結果を取得し、ドライバ11がいずれかの表示部4を見ているか否かを判断する。この判断がYESであればS2へ進み、NOであれば図11に示す処理を終了する。なお、運転中は種々の振動がドライバに伝わる。そのため、ドライバは表示部4を見続けようとしていても、一時的に表示部4から視線がずれることも想定される。そのため、僅かな時間の視線の逸脱、あるいは、僅かな量の視線の逸脱は、表示部4を見続けていると判断する。どの程度の時間および量の視線の逸脱を許容するかは、予め設定しておく。
S2では、ドライバ11が同じ表示部4を継続して見ている時間である視認時間を更新する。続くS3では、S2で更新した視認時間が、視認時間閾値を超えたか否かを判断する。視認時間閾値は、短すぎると表示角度範囲10が頻繁に動いてドライバ11に煩わしさを与えてしまう一方で、長すぎると、ドライバ11が長く同じ表示部4を見続けないと、表示角度範囲10を移動させることができない。このことを考慮して、視認時間閾値は実験に基づいて設定する。S3の判断がNOであればS1に戻り、YESであればS4に進む。
S4では、後述するS5およびS6を判断するために、ドライバ11の目の基準位置を設定する。この基準位置は、たとえば、S3の判断がYESになった時点での最新のドライバ11の目の位置である。ただし、これに代えて、ドライバ11が表示部4を見始めたときのドライバ11の目の位置を基準位置としてもよい。
S5では、ドライバ11が同じ表示部4を見続けつつドライバ11の目の位置が移動している状態で、基準位置に対するドライバ11の目の位置の移動量が、距離閾値を超えたか否かを判断する。距離閾値も、視認時間閾値と同じ観点で実験に基づいて予め決定された値である。S5の判断がYESであればS6に進む。
S6では、ドライバ11が同じ表示部4を見続けつつドライバ11の目の位置が継続して一定の方向に移動している移動時間が移動時間閾値を超えたか否かを判断する。移動時間閾値も、視認時間閾値と同じ観点で実験に基づいて予め決定された値である。S6の判断がNOであればS7に進む。また、S5の判断がNOである場合もS7に進む。
S7では、ドライバ11は同じ表示部4を継続して見ているか否かを判断する。この判断がYESであればS5へ戻り、NOであれば図11に示す処理を終了する。
S6の判断がYESである場合にはS8へ進む。S8では範囲可動モードに移行する。範囲可動モードでは、範囲決定部72は、図12に示す処理を周期的に実行する。
図12において、S11では、基準線Lsを設定する。基準線Lsは、ドライバ11が見ている表示部4の所定位置(たとえば、画面中心)を基端として、ドライバ11の目の位置へ向かう線である。この基準線Lsの作成に用いるドライバ11の目の位置は、最新のドライバ11の目の位置である。ただし、これに限られず、ドライバ11によらずに事前に設定してある位置を、基準線Lsの作成に用いるドライバ11の目の位置としてもよい。また、基準線Lsの作成に用いるドライバ11の目の位置を、車幅方向のみドライバが着座している座席の中心位置とし、高さ方向はドライバ11の目の位置としてもよい。図13に、表示部4Cを例にして、基準線Lsを図示している。
S12では、車内画像処理部6から、ドライバ11の目の位置を取得する。S13では、目方向線Leを決定する。目方向線Leは、基準線Lsの基端からS12で取得したドライバ11の目の位置を結ぶ線である。図14には目方向線Leを図示している。また、図14には、S14で決定する変化角度θ1、S15で決定する回転角度θ2も示している。
S14では変化角度θ1を決定する。変化角度θ1は基準線Lsと目方向線Leのなす角である。S15では、表示角度範囲10の回転角度θ2を決定する。第1実施形態では、変化角度θ1をそのまま回転角度θ2とする。S16では、S15で決定した回転角度θ2だけ表示角度範囲10を回転させる。
図14には、図13に示した表示角度範囲10Fから下方向へθ2だけ、表示角度範囲10Fを回転移動させた状態を示している。
S17では、範囲可動モードを終了する条件が成立したか否かを判断する。この条件は種々設定できる。たとえば、目の位置が止まったことを終了条件とすることができる。また、ドライバ11が、表示部4から視線を移動させたことを終了条件とすることもできる。また、一定角度以上、回転移動させたことを終了条件とすることもできる。S17の判断がNOであればS12へ戻り、YESであれば図12の処理を終了する。
以上、説明した第1実施形態において、車内画像処理部6は検出部に相当し、前方カメラ2Fはフロントカメラに相当する。
[第1実施形態のまとめ]
以上、説明した第1実施形態では、ドライバ11が、表示部4を視認時間閾値よりも長く見続けないと、車外カメラ2が撮像した撮像角度範囲15において表示部4に表示される表示角度範囲10は変化しない。これにより、ドライバ11が見てもいないのに、目の位置が変化するだけで表示角度範囲10が動いてしまうことはなく、また、ごく短時間、表示部4を見ているだけで表示角度範囲10が動いてしまうこともない。よって、表示部4に表示される画像が頻繁に動いてしまい、ドライバ11に煩わしさを与えてしまうことを抑制できる。
一方、視認時間閾値を超えて表示部4を見続ければ、ドライバ11の目の位置の移動に応じて表示角度範囲10が移動する。したがって、表示部4に表示されていない範囲を確認したい場合には、自然な動作で、表示角度範囲10を変更することもできる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態を説明する。この第2実施形態以下の説明において、それまでに使用した符号と同一番号の符号を有する要素は、特に言及する場合を除き、それ以前の実施形態における同一符号の要素と同一である。また、構成の一部のみを説明している場合、構成の他の部分については先に説明した実施形態を適用できる。
第2実施形態では、範囲決定部72は、図12に代えて図15に示す処理を実行する。図15は、図12に対してS14A、S15Aが追加されている。
S14Aでは、S14で決定した変化角度θ1が、予め設定した速度切り換え角度以下であるか否かを判断する。この判断がYESであればS15に進み、回転角度θ2をθ1とする。一方、S14Aの判断がNOであればS15Aに進む。
S15Aでは、変化角度θ1に係数1.5を乗じた値を回転角度θ2とする。S15Aを実行後はS16に進む。よって、S15Aで決定した回転角度θ2だけ、表示角度範囲10を回転移動させることになる。なお、S15Aで用いる係数は1.5に限られず、1よりも大きい値であればよい。
この第2実施形態では、変化角度θ1が速度切り換え角度以下であるうちは、変化角度θ1だけ表示角度範囲10をドライバ11の目の移動方向と反対方向に回転移動させる。一方、変化角度θ1が速度切り換え角度を超えた場合には、変化角度θ1に1よりも大きい係数を乗じた回転角度θ2を決定する。つまり、目の位置の変化角度θ1よりも大きい角度で、表示角度範囲10をドライバ11の目の移動方向と反対方向に移動させる。
これにより、ドライバ11は、当初の表示角度範囲10から大きく表示角度範囲10を回転移動させることが容易になる。しかも、当初は表示角度範囲10の変化速度が相対的に遅いため、少しだけ表示角度範囲10を変化させることも容易である。
<第3実施形態>
第3実施形態では、範囲決定部72は、図12に代えて図16に示す処理を実行する。図16は、図12のS15に代えてS15Bを実行する。S15Bでは、変化角度θ1に係数0.7を乗じた値を回転角度θ2とする。S15Bを実行後はS16に進む。よって、S15Bで決定した回転角度θ2だけ、表示角度範囲10を回転移動させることになる。なお、S15Bで用いる係数は0.7に限られず、1よりも小さい値であればよい。
この第3実施形態では、変化角度θ1に1よりも小さい係数を乗じた回転角度θ2を決定する。つまり、目の位置の変化角度θ1よりも小さい角度で、表示角度範囲10をドライバ11の目の移動方向と反対方向に移動させる。
これにより、ドライバ11は、表示角度範囲10をゆっくり移動させることができる。よって、ドライバ11は、表示角度範囲10を、確認したい位置に設定しやすくなる。
<第4実施形態>
第4実施形態では、範囲決定部72は、範囲可動モードに移行した場合には、図17を実行する。図17に示すS10では、現在、選択されているモードが、速度可変モード、標準モード、減速モードのうちのいずれであるかを判断する。
速度可変モードは、第2実施形態で説明した、変化角度θ1と速度切り換え角度とを比較して、変化角度θ1に1よりも大きい係数を乗じて回転角度θ2を決定するか否かを切り替えるモードである。標準モードは、第1実施形態で説明した、変化角度θ1をそのまま回転角度θ2とするモードである。減速モードは、第3実施形態で説明した、変化角度θ1に1よりも小さい係数を乗じて回転角度θ2を決定するモードである。
これらいずれのモードとするかは、ユーザ操作により切り換え可能になっていてもよい。また、シフトポジションが前進ポジションであるか後退ポジションであるかで自動的にモードが切り換えられるようになっていてもよい。また、車速に応じて自動的に切り換えられるようになっていてもよい。
速度可変モードであれば図15へ進み、標準モードであれば図12へ進み、減速モードであれば図16へ進む。
以上、実施形態を説明したが、開示した技術は上述の実施形態に限定されるものではなく、次の変形例も開示した範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できる。
<変形例1>
視認時間、移動量、移動時間によらず、表示角度範囲10が移動しないモードが選択できるようになっていてもよい。
<変形例2>
速度可変モードにおいて、1よりも大きい係数を乗じることに代えて、二次関数などの高次関数的に、変化角度θ1が大きいほど、回転角度θ2の変化量を大きくしてもよい。
<変形例3>
第1実施形態では、速度可変モードに移行する条件として、視認時間の条件(S3)、移動量の条件(S5)、移動時間の条件(S6)を備えていた。しかし、これら3つの条件を全部備えている必要はなく、いずれか1つあるいは2つのみを備えていてもよい。たとえば、S5の判断を省略し、S4の後にS6を実行してもよい。また、S6の判断を省略してもよい。
1:車載表示装置 2:車外カメラ 2F:前方カメラ 2L:左後方カメラ 2R:右後方カメラ 3:車外画像処理部 4:表示部 5:車内カメラ 6:車内画像処理部 7:画角演算部 8L:左サイドミラー 8R:右サイドミラー 9:車両幅方向線 10:表示角度範囲 11:ドライバ 12:ダッシュボード 13:ステアリングホイール 15:撮像角度範囲 71:視認時間計測部 72:範囲決定部 C:車両 Le:目方向線 Ls:基準線 θ1:変化角度 θ2:回転角度

Claims (9)

  1. 車両(C)の周辺を撮像する車外カメラ(2)が撮像した画像を表示するために前記車両で用いられる車両用表示装置であって、
    前記車外カメラが撮像した画像の一部を表示する表示部(4)と、
    前記車両を運転するドライバ(11)の目の位置を検出する検出部(6)と、
    前記検出部が検出した前記ドライバの目の位置に基づいて、前記ドライバが前記表示部を視認している時間である視認時間を計測する視認時間計測部(71)と、
    前記視認時間が予め設定した視認時間閾値を超えたことに基づいて、前記車外カメラが撮像した画像から、前記表示部に表示する表示角度範囲(10)を、前記ドライバの目の位置の移動に応じて移動させる範囲決定部(72)と、を備え
    前記範囲決定部は、前記視認時間が視認時間閾値を超えたと判断した時点以降に、前記目の位置が一定の方向に継続して移動している時間が移動時間閾値を超えたことに基づいて、前記表示角度範囲を、前記ドライバの目の位置の移動に応じて移動させる車両用表示装置。
  2. 前記範囲決定部は、前記視認時間が視認時間閾値を超えたと判断したことに基づいて前記ドライバの目の基準位置を設定し、前記基準位置からの前記ドライバの目の位置の移動量が距離閾値を超えたことに基づいて、前記表示角度範囲を、前記ドライバの目の位置の移動に応じて移動させる、請求項1に記載の車両用表示装置。
  3. 前記範囲決定部は、前記視認時間が前記視認時間閾値を超えたと判断したことに基づいて、前記表示部から前記ドライバの目の方向に向かう基準線(Ls)を設定し、前記表示部から前記検出部が検出した前記ドライバの目の位置の方向に向かう目方向線(Le)と前記基準線とのなす角度だけ、前記表示角度範囲を前記ドライバの目の移動方向と反対方向に移動させる請求項1または2に記載の車両用表示装置。
  4. 車両(C)の周辺を撮像する車外カメラ(2)が撮像した画像を表示するために前記車両で用いられる車両用表示装置であって、
    前記車外カメラが撮像した画像の一部を表示する表示部(4)と、
    前記車両を運転するドライバ(11)の目の位置を検出する検出部(6)と、
    前記検出部が検出した前記ドライバの目の位置に基づいて、前記ドライバが前記表示部を視認している時間である視認時間を計測する視認時間計測部(71)と、
    前記視認時間が予め設定した視認時間閾値を超えたことに基づいて、前記車外カメラが撮像した画像から、前記表示部に表示する表示角度範囲(10)を、前記ドライバの目の位置の移動に応じて移動させる範囲決定部(72)と、を備え
    前記範囲決定部は、前記視認時間が前記視認時間閾値を超えたと判断したことに基づいて、前記表示部から前記ドライバの目の方向に向かう基準線(Ls)を設定し、前記表示部から前記検出部が検出した前記ドライバの目の位置の方向に向かう目方向線(Le)と前記基準線とのなす角度が予め設定した速度切り換え角度以下であるうちは、前記目方向線と前記基準線とのなす角度だけ、前記表示角度範囲を前記ドライバの目の移動方向と反対方向に移動させ、前記目方向線と前記基準線とのなす角度が前記速度切り換え角度を超えた場合には、前記目方向線と前記基準線とのなす角度よりも大きい角度で、前記表示角度範囲を前記ドライバの目の移動方向と反対方向に移動させる車両用表示装置。
  5. 車両(C)の周辺を撮像する車外カメラ(2)が撮像した画像を表示するために前記車両で用いられる車両用表示装置であって、
    前記車外カメラが撮像した画像の一部を表示する表示部(4)と、
    前記車両を運転するドライバ(11)の目の位置を検出する検出部(6)と、
    前記検出部が検出した前記ドライバの目の位置に基づいて、前記ドライバが前記表示部を視認している時間である視認時間を計測する視認時間計測部(71)と、
    前記視認時間が予め設定した視認時間閾値を超えたことに基づいて、前記車外カメラが撮像した画像から、前記表示部に表示する表示角度範囲(10)を、前記ドライバの目の位置の移動に応じて移動させる範囲決定部(72)と、を備え
    前記範囲決定部は、前記視認時間が前記視認時間閾値を超えたと判断したことに基づいて、前記表示部から前記ドライバの目の方向に向かう基準線(Ls)を設定し、前記表示部から前記ドライバの目の位置の方向に向かう目方向線(Le)と前記基準線とのなす角度に1よりも小さい正の係数を乗じた角度だけ、前記表示角度範囲を前記ドライバの目の移動方向と反対方向に移動させる車両用表示装置。
  6. 車両(C)の周辺を撮像する車外カメラ(2)が撮像した画像を表示するために前記車両で用いられる車両用表示装置であって、
    前記車外カメラが撮像した画像の一部を表示する表示部(4)と、
    前記車両を運転するドライバ(11)の目の位置を検出する検出部(6)と、
    前記検出部が検出した前記ドライバの目の位置に基づいて、前記ドライバが前記表示部を視認している時間である視認時間を計測する視認時間計測部(71)と、
    前記視認時間が予め設定した視認時間閾値を超えたことに基づいて、前記車外カメラが撮像した画像から、前記表示部に表示する表示角度範囲(10)を、前記ドライバの目の位置の移動に応じて移動させる範囲決定部(72)と、を備え、
    前記範囲決定部は、
    前記視認時間が前記視認時間閾値を超えたと判断したことに基づいて、前記表示部から前記ドライバの目の方向に向かう基準線(Ls)を設定し、
    前記表示部から前記ドライバの目の位置の方向に向かう目方向線(Le)と前記基準線とのなす角度が予め設定した速度切り換え角度以下であるうちは、前記目方向線と前記基準線とのなす角度だけ、前記表示角度範囲を前記ドライバの目の移動方向と反対方向に移動させ、前記目方向線と前記基準線とのなす角度が、前記速度切り換え角度を超えた場合には、前記目方向線と前記基準線とのなす角度よりも大きい角度で、前記表示角度範囲を前記ドライバの目の移動方向と反対方向に移動させる可変モードと、
    前記目方向線と前記基準線とのなす角度が前記速度切り換え角度以下であるか否かによらず、前記目方向線と前記基準線とのなす角度だけ、前記表示角度範囲を前記ドライバの目の移動方向と反対方向に移動させる標準モードと、
    前記目方向線と前記基準線とのなす角度に1よりも小さい正の係数を乗じた角度だけ、前記表示角度範囲を前記ドライバの目の移動方向と反対方向に移動させる減速モードの3つのモードが切り換え可能である車両用表示装置。
  7. 前記範囲決定部は、前記視認時間が視認時間閾値を超えたと判断したことに基づいて前記ドライバの目の基準位置を設定し、前記基準位置からの前記ドライバの目の位置の移動量が距離閾値を超えたことに基づいて、前記表示角度範囲を、前記ドライバの目の位置の移動に応じて移動させる、請求項4〜6のいずれか1項に記載の車両用表示装置。
  8. 前記範囲決定部は、前記視認時間が視認時間閾値を超えたと判断した時点以降に、前記目の位置が一定の方向に継続して移動している時間が移動時間閾値を超えたことに基づいて、前記表示角度範囲を、前記ドライバの目の位置の移動に応じて移動させる、請求項4〜7のいずれか1項に記載の車両用表示装置。
  9. 前記車外カメラは、前記車両の前方を撮像するフロントカメラである請求項1〜のいずれか1項に記載の車両用表示装置。
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