JP7154892B2 - レンズ装置およびそれを有するカメラシステム - Google Patents
レンズ装置およびそれを有するカメラシステム Download PDFInfo
- Publication number
- JP7154892B2 JP7154892B2 JP2018164295A JP2018164295A JP7154892B2 JP 7154892 B2 JP7154892 B2 JP 7154892B2 JP 2018164295 A JP2018164295 A JP 2018164295A JP 2018164295 A JP2018164295 A JP 2018164295A JP 7154892 B2 JP7154892 B2 JP 7154892B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens
- fixing means
- optical axis
- barrel
- contact
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Lens Barrels (AREA)
Description
図1は、第1の実施形態に係るレンズ装置100を適用可能な交換レンズ鏡筒の構成を示す断面図である。このレンズ装置100は、マウント1001を介して、後述のカメラ本体50と着脱可能に取り付けられる。レンズ装置100は、マウント1001、外装環1002、固定筒1004、手振れ補正群1006、中間筒1008、案内筒1009、カム筒1010、1群鏡筒1013、2群鏡筒1011、3群鏡筒1005および4群鏡筒1007を有する。また、1群鏡筒1013には、像側から順に第1のレンズ1019と第2のレンズ1021とがそれぞれ第1の押え環1018および第2の押え環1020で固定されている。この固定方法の詳細については図2を用いて後述する。
更なる精度向上のために、例えば、図2において1群鏡筒1013、第1の押え環1018、および第2の押え環1020は、同材質(例えば、金属)で形成する。すると、1群鏡筒1013と第1の押え環1018は同材質であるため、環境温度変化による膨張・収縮があっても径嵌合部のクリアランス量の変化は小さい。従って、1群鏡筒1013の第2の内面部1040と第1の押え環1018の外径部1037の嵌合クリアランスは、部品の寸法公差のみ考慮して設定すればよいため、部品の寸法設定を極力嵌合クリアランスが小さくなるように設定することが可能となる。なお、第1の押え環1018の内径部1029と第2の押え環1020の外径部1034の嵌合クリアランスについても同様である。
次に、様々な温度環境下において更に信頼性を向上させる構成について説明する。図3は、第3の実施形態に係る図1におけるC部の部分拡大図である。図3では、光軸方向において1群鏡筒1013と第1のレンズ1019とが接触する1群鏡筒1013の面1041のいずれか1点を点Gとする。また、1群鏡筒1013の第2の雌ねじ部1038と第2の押え環1020の第2の雄ねじ部1039の螺合範囲の中心点を点Dとする。点Gから点Dまでの標準温度環境下における距離であるDG間距離をV1と定義する。また、第2の押え環1020の第2の押え環当接面1030と第2のレンズ1021の前側曲率面1031の接触点を点Eとし、点Dから点Eまでの標準温度環境下における距離であるDE間距離をY1と定義する。さらに、第1のレンズ1019の第1の規制部1036と第2のレンズ1021の後ろ側曲率面1035との接点を点Fとし、点Eから点Fまでの標準温度環境下における距離であるEF間距離をX1と定義する。そして、点Fと点Gの標準温度環境下における距離であるFG間距離をW1と定義する。
DG間距離V2=α5×V1×ΔT
DE間距離Y2=α6×Y1×ΔT
EF間距離X2=α8×X1×ΔT
FG間距離W2=α7×W1×ΔT
となる。
本実施形態では、
DG間距離V2-DE間距離Y2-EF間距離X2-FG間距離W2=Z
の関係式を満たすように各部材の寸法関係を設定している。
DG間距離V2-DE間距離Y2-EF間距離X2-FG間距離W2-Z≦1μm
の関係式を満たす場合は、本実施形態の効果を達成することが可能であるといえる。
図4は、カメラシステムの例を示す。カメラシステムは、上述のレンズ装置100と、当該レンズ装置100が装着されるカメラ本体50と、を備える。カメラ本体50は、レンズ装置100からの光を受光する撮像素子70を有する。撮像素子70は、CCD、CMOSイメージセンサなどである。本発明は、このようなカメラシステムに適用することも可能である。
1018 第1の押え環(第1の固定手段)
1020 第2の押え環(第2の固定手段)
1019 第1のレンズ
1021 第2のレンズ
Claims (13)
- 第1のレンズと、
第2のレンズと、
固定筒と、
前記第2のレンズが配置される側から前記第1のレンズを前記固定筒に固定する第1の固定手段と、
前記第2のレンズを前記第1のレンズに当接させて固定する第2の固定手段と、を備え、
前記第2の固定手段は、前記第1の固定手段の内周面に嵌合し、
前記第2の固定手段は、前記第2のレンズと当接する当接面を有し、該当接面が前記第2のレンズの光軸に垂直な面に対して傾いていることを特徴とするレンズ装置。 - 前記第1の固定手段の線膨張係数をα1と、前記第2の固定手段の線膨張係数をα2とするとき、α1/α2は、0.9~1.1である、ことを特徴とする請求項1に記載のレンズ装置。
- 前記固定筒の線膨張係数をα3とするとき、α1/α3およびα2/α3は、0.9~1.1である、ことを特徴とする請求項2に記載のレンズ装置。
- 前記第2のレンズの線膨張係数をα4とするとき、α1/α4およびα2/α4は、0.9~1.1である、ことを特徴とする請求項2または3に記載のレンズ装置。
- 前記第2のレンズは蛍石で構成され、前記第1の固定手段および前記第2の固定手段はアルミニウム合金で構成される、ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のレンズ装置。
- 前記第2のレンズは、前記第1の固定手段の内周面に嵌合する、ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のレンズ装置。
- 前記レンズ装置の組立時の環境温度である第1の温度と前記第1の温度よりも高い第2の温度との温度差による前記第1のレンズと前記第2のレンズの光軸方向の寸法変化量と、前記光軸方向において前記固定筒と前記第1のレンズとが接触する面から前記第2の固定手段と前記第2のレンズが当接する前記当接面の中心点までの前記温度差による寸法変化量が等しい、ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のレンズ装置。
- 前記固定筒と前記第2の固定手段との螺合範囲の中心点をDとし、
前記第2の固定手段と前記第2のレンズとの前記当接面の中心点をEとし、
前記第1のレンズに備えられ、撮像のために有効な光線が通過する領域の外において前記第2のレンズの位置を規制する第1の規制部と、前記第2のレンズとの接触点をFとし、
光軸方向において前記固定筒と前記第1のレンズとが接触する前記面のいずれかの点をGとし、
前記温度差による前記第2のレンズの光軸方向の変化量と、前記第1のレンズと前記第2のレンズとの接触点の光軸方向の変位量を加算した長さをZとするとき、
前記第2の温度において、
DG間距離-DE間距離-EF間距離-FG間距離=Z
の関係を満たす、ことを特徴とする請求項7に記載のレンズ装置。 - 前記第1の固定手段は、前記固定筒の内周面に嵌合することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載のレンズ装置。
- 前記第1の固定手段は、前記第1のレンズの前記第2のレンズ側の面と当接する、ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載のレンズ装置。
- 前記第2の固定手段は、前記第2のレンズの前記第1のレンズと対向する側の面とは反対側の面と当接する、ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載のレンズ装置。
- 前記第1の固定手段は前記固定筒と螺合し、前記第2の固定手段は前記固定筒と螺合することを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載のレンズ装置。
- 請求項1乃至12のいずれか1項に記載のレンズ装置と、
前記レンズ装置からの光を受光する撮像素子を有するカメラ本体と、を備える、
ことを特徴とするカメラシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018164295A JP7154892B2 (ja) | 2018-09-03 | 2018-09-03 | レンズ装置およびそれを有するカメラシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018164295A JP7154892B2 (ja) | 2018-09-03 | 2018-09-03 | レンズ装置およびそれを有するカメラシステム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020038251A JP2020038251A (ja) | 2020-03-12 |
JP7154892B2 true JP7154892B2 (ja) | 2022-10-18 |
Family
ID=69737903
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018164295A Active JP7154892B2 (ja) | 2018-09-03 | 2018-09-03 | レンズ装置およびそれを有するカメラシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7154892B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004233795A (ja) | 2003-01-31 | 2004-08-19 | Tamron Co Ltd | レンズスペーサ及びそれを備えたレンズユニット、及びレンズユニット製造方法 |
WO2010061604A1 (ja) | 2008-11-28 | 2010-06-03 | 住友電気工業株式会社 | レンズユニット及び車載用赤外線レンズユニット |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11271586A (ja) * | 1998-03-25 | 1999-10-08 | Fuji Photo Optical Co Ltd | レンズの支持構造 |
-
2018
- 2018-09-03 JP JP2018164295A patent/JP7154892B2/ja active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004233795A (ja) | 2003-01-31 | 2004-08-19 | Tamron Co Ltd | レンズスペーサ及びそれを備えたレンズユニット、及びレンズユニット製造方法 |
WO2010061604A1 (ja) | 2008-11-28 | 2010-06-03 | 住友電気工業株式会社 | レンズユニット及び車載用赤外線レンズユニット |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020038251A (ja) | 2020-03-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7172553B2 (ja) | レンズモジュール及び車両用撮像装置 | |
US7826156B2 (en) | Lens barrel | |
US20050232619A1 (en) | Temperature compensation structure for lens device | |
US20130258507A1 (en) | Lens barrel and cam mechanism | |
US10120161B2 (en) | Lens barrel and optical apparatus having the same | |
US10995831B2 (en) | Lens barrel and cam follower | |
JP2018018013A (ja) | 光学ユニット | |
JP7154892B2 (ja) | レンズ装置およびそれを有するカメラシステム | |
JP7117879B2 (ja) | レンズユニット | |
KR101688426B1 (ko) | 비열화 고정구조를 가지는 광학조립체 | |
JP2006234962A (ja) | レンズ鏡筒 | |
US11609484B2 (en) | Lens unit and imaging device | |
JP7292976B2 (ja) | レンズ装置および撮像装置 | |
JP5708226B2 (ja) | 温度補正機構及びレンズ鏡胴 | |
JP6838855B2 (ja) | レンズ鏡筒及びそれを有する光学機器 | |
JP2017203891A (ja) | レンズ鏡筒 | |
JP2019152781A (ja) | レンズ鏡筒 | |
JP2022110232A (ja) | レンズユニットおよび撮像装置 | |
JP7542959B2 (ja) | レンズ保持機構 | |
US20220066131A1 (en) | Lens support mechanism, and lens barrel and camera provided with the lens support mechanism | |
JP2017215389A (ja) | レンズ保持構造 | |
US20240053577A1 (en) | Lens barrel | |
JP2017083724A (ja) | レンズ装置及び光学機器 | |
JP2023071250A (ja) | レンズ装置および撮像装置 | |
US4610512A (en) | Mounting for zoom lens |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210830 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220518 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220614 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220810 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220906 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20221005 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 7154892 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |