JP7154549B2 - ナノバブル含有化粧料 - Google Patents
ナノバブル含有化粧料 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7154549B2 JP7154549B2 JP2021571117A JP2021571117A JP7154549B2 JP 7154549 B2 JP7154549 B2 JP 7154549B2 JP 2021571117 A JP2021571117 A JP 2021571117A JP 2021571117 A JP2021571117 A JP 2021571117A JP 7154549 B2 JP7154549 B2 JP 7154549B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cosmetic
- nanobubble
- nanobubbles
- liquid
- cosmetics
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P9/00—Drugs for disorders of the cardiovascular system
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K8/00—Cosmetics or similar toiletry preparations
- A61K8/18—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
- A61K8/30—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
- A61K8/33—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds containing oxygen
- A61K8/34—Alcohols
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61Q—SPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
- A61Q19/00—Preparations for care of the skin
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61Q—SPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
- A61Q5/00—Preparations for care of the hair
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01F—MIXING, e.g. DISSOLVING, EMULSIFYING OR DISPERSING
- B01F23/00—Mixing according to the phases to be mixed, e.g. dispersing or emulsifying
- B01F23/20—Mixing gases with liquids
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K2800/00—Properties of cosmetic compositions or active ingredients thereof or formulation aids used therein and process related aspects
- A61K2800/10—General cosmetic use
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Public Health (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Heart & Thoracic Surgery (AREA)
- Emergency Medicine (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- Cardiology (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Birds (AREA)
- Dermatology (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Pharmacology & Pharmacy (AREA)
- Cosmetics (AREA)
Description
従来、炭酸(本明細書中では炭酸と二酸化炭素は同じ意味で用いる)を含有する化粧料は、肌に接触させることで血流促進効果があることが知られている。このような化粧料は、炭酸を水溶液中に安定して配合する必要があるため、例えば、2剤混合により用時調製する方法が用いられている。
そこで、2剤混合による調製を用いない、安定なガス含有化粧料の調製方法が求められている。
ナノバブル液および化粧料の成分を含み、
前記ナノバブル液が、液状媒体およびナノサイズの気泡であるナノバブルを含む溶液であって、
前記ナノバブルは、ナノバブル発生装置(株式会社超微細科学研究所製)によって調製され、
前記ナノバブルの平均気泡径は80nm~140nmであり、
前記ナノバブルが室温下で前記ナノバブル液中に少なくとも1ヶ月維持されてなる、
血流促進効果を持つことを特徴とする、ナノバブル含有化粧料に関する。
ナノバブル発生装置(株式会社超微細科学研究所製)によって調製される、ナノバブル含有化粧料の製造方法であって、
(a)液状媒体にガスを供給して、気泡の平均気泡径が80nm~140nmのナノバブル液を得る工程と、
(b)液状媒体に化粧料の成分を配合する工程と、を含み、
前記工程(a)、(b)が任意の順序又は同時に実施され、
ここで、前記気泡が室温下で少なくとも1ヶ月維持されてなる、
血流促進効果を持つことを特徴とする、ナノバブル含有化粧料の製造方法に関する。
ナノバブル液および化粧料の成分を含み、
前記ナノバブル液が、液状媒体およびナノサイズの気泡であるナノバブルを含む溶液であって、
前記ナノバブルは、ナノバブル発生装置(株式会社超微細科学研究所製)によって調製され、
前記ナノバブルの平均気泡径は80nm~140nmであり、
前記ナノバブルが室温下で前記ナノバブル液中に少なくとも1ヶ月維持されてなる、
血流促進効果を持つことを特徴とする、ナノバブル含有化粧料に関するため、
ナノバブル液が安定してガスを含有することができ、長期に亘ってガスが抜ける虞のない化粧料を提供できる。さらに、ナノバブルが皮膚に浸透しやすいので血流促進効果を有しており、化粧料使用者は化粧料使用後に温感を得ることができる。また、化粧料は保湿効果を有しており、化粧料使用者は化粧料使用後に肌をしっとりとさせることができる。
ナノバブル発生装置(株式会社超微細科学研究所製)によって調製される、ナノバブル含有化粧料の製造方法であって、
(a)液状媒体にガスを供給して、気泡の平均気泡径が80nm~140nmのナノバブル液を得る工程と、
(b)液状媒体に化粧料の成分を配合する工程と、を含み、
前記工程(a)、(b)が任意の順序又は同時に実施され、
ここで、前記気泡が室温下で少なくとも1ヶ月維持されてなる、
血流促進効果を持つことを特徴とする、ナノバブル含有化粧料の製造方法に関するため、
ナノバブル液が安定してガスを含有することができ、長期に亘ってガスが抜ける虞のない化粧料を提供できる。さらに、ナノバブルが皮膚に浸透しやすいので血流促進効果を有しており、化粧料使用者は化粧料使用後に温感を得ることができる。また、化粧料は保湿効果を有しており、化粧料使用者は化粧料使用後に肌をしっとりとさせることができる、化粧料の製造方法を提供できる。
ファインバブルとは気泡の直径が100μm以下のものを指し、ファインバブルはマイクロバブルとナノバブル(ウルトラファインバブル)とに分類される。マイクロバブルの直径は1μm~100μmであり、気泡の直径は上記したように1μm未満である。
液状媒体としては、例えば、水、エタノール、香料添加エタノール、変性エタノールなどを用いることができるが、これらに限定されず、当業者に自明のものであれば全て用いることができ、混合して用いても良い。
液状媒体に用いる水は、例えば、常水、精製水、蒸留水、滅菌水、食塩水、生理食塩水等を用いることができるが、この限りではない。
液状媒体が水である場合、化粧料使用者にとって快適に使用することができる化粧料を得ることができる。
尚、本発明におけるナノバブル液では、気泡の直径が5nm~500nmのものを用いることが望ましく、50nm~500nmのものを用いることがより望ましい。尚、気泡の平均気泡径では、80nm~140nmであることが望ましい。
その他には、下限値が0.1nm、1nm、3nmであっても良く、またはこの間の値であっても良い。気泡の直径が500nmより大きい場合は気泡径が大きいために溶液からガスが抜ける虞がある。
添加剤は特に限定されないが、例えば、防腐剤として、酸化銀、パラオキシ安息香酸エステル(パラベン)、ソルビン酸、デヒドロ酢酸ナトリウム、第四級アンモニウム塩(塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム等)、クロロキシジン、ペンチレングリコール、フェノキシエタノール、酸化防止剤としては、トコフェロール(ビタミンE)、アスコルビン酸、ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)、ブチルヒドロキシアニソール(BHA)、金属封鎖剤としては、キレート剤(エデト酸ナトリウム、エチレンジアミン四酢酸塩(EDTA)、クエン酸等)を用いることができる。
また、本発明の化粧料は、ビタミンエキス、動物性エキス(コラーゲン等)を用いることが望ましく、優れた血流促進効果および保湿効果を化粧料に付与することができる。
液状媒体は前述したものを用いることができ、例えば、水、エタノールなどを用いることができる。液状媒体が水である場合、化粧料使用者にとって快適に使用することができる化粧料を得ることができる。
ガスを供給する手段は、ナノバブル液が得られるものであれば全て用いることができるが、ナノバブル発生装置を用いることが望ましい。例えば、ナノバブル発生装置として、株式会社超微細科学研究所製のナノバブル発生装置を用いることができるが、これに限定されるものではない。尚、ガスを供給する速度は特に限定されない。
化粧料の成分は上記したものを用いることができる。
液状媒体にガスを供給して得られたナノバブル液に、化粧料の成分を配合して化粧料を得る(工程a、工程bの順序で実施)。
液状媒体に化粧料の成分を配合した後に、ガスを供給してナノバブル液を得ることで化粧料を得る(工程b、工程aの順序で実施)。
液状媒体および化粧料の成分にガスを供給しながら配合して化粧料を得る(工程a、工程bを同時に実施)。
ナノバブル発生装置(株式会社超微細科学研究所製)により、精製水に水素ガスを通気することによってナノバブル液を調製した。次いで、ナノバブル液および化粧料の成分を表1の割合で配合して調製した(以下、実施例1と称する)。化粧料の調製および効果の確認方法は以下に従って行った。ナノサイズに処理した気体を水に分散した水素を含有する化粧料を被験者の指に2g塗布後に血流促進、毛細血管の拡張を毛細血管スコープ(株式会社血管美人、品番SC10-750)を用いて観察するとともに毛細血管拡張前後における血管太さの差を計測した。また、化粧料を手の甲全体に5g塗布後に被験者の塗布部位の感覚に違いが出るか官能試験し、化粧料の使用性、使用感の評価、および化粧料調製から1ヶ月における気泡状態の確認を行った。
ナノバブル発生装置(株式会社超微細科学研究所製)により、精製水に二酸化炭素ガスを通気することによってナノバブル液を調製した。次いで、ナノバブル液および化粧料の成分を表2の割合で配合して調製した(以下、実施例2と称する)。化粧料の調製および効果の確認方法は以下に従って行った。ナノサイズに処理した気体を水に分散した二酸化炭素を含有する化粧料を被験者の指に2g塗布後に血流促進、毛細血管の拡張を毛細血管スコープ(株式会社血管美人、品番SC10-750)を用いて観察するとともに毛細血管拡張前後における血管太さの差を計測した。また、化粧料を手の甲全体に5g塗布後に被験者の塗布部位の感覚に違いが出るか官能試験し、化粧料の使用性、使用感の評価、および化粧料調製から1ヶ月における気泡状態の確認を行った。
ナノバブル発生装置(株式会社超微細科学研究所製)により、精製水に酸素ガスを通気することによってナノバブル液を調製した。次いで、ナノバブル液および化粧料の成分を表3の割合で配合して調製した(以下、実施例3と称する)。化粧料の調製および効果の確認方法は以下に従って行った。ナノサイズに処理した気体を水に分散した酸素を含有する化粧料を被験者の指に2g塗布後に血流促進、毛細血管の拡張を毛細血管スコープ(株式会社血管美人、品番SC10-750)を用いて観察するとともに毛細血管拡張前後における血管太さの差を計測した。また、化粧料を手の甲全体に5g塗布後に被験者の塗布部位の感覚に違いが出るか官能試験し、化粧料の使用性、使用感の評価、および化粧料調製から1ヶ月における気泡状態の確認を行った。
ナノバブル液の代わりに精製水を用いてブランク溶液を調製した(以下、比較例1と称する)。化粧料の効果の確認方法は以下に従って行った。ブランク溶液を被験者の指に2g塗布後に血流促進、毛細血管の拡張を毛細血管スコープ(株式会社血管美人、品番SC10-750)を用いて観察するとともに毛細血管拡張前後における血管太さの差を計測した。また、ブランク溶液を手の甲全体に5g塗布後に被験者の塗布部位の感覚に違いが出るか官能試験し、化粧料の使用性、使用感の評価、および化粧料調製から1ヶ月における気泡状態の確認を行った。
表4の割合で配合して調製した(以下、比較例2と称する)。化粧料の調製は従来法による2剤混合で行った。また、化粧料の効果の確認方法は以下に従って行った。気体を水に分散した二酸化炭素を含有する化粧料を被験者の指に2g塗布後に血流促進、毛細血管の拡張を毛細血管スコープ(株式会社血管美人、品番SC10-750)を用いて観察するとともに毛細血管拡張前後における血管太さの差を計測した。また、化粧料を手の甲全体に5g塗布後に被験者の塗布部位の感覚に違いが出るか官能試験し、化粧料の使用性、使用感の評価、および化粧料調製から1ヶ月における気泡状態の確認を行った。
ボンベを用いて、精製水に水素ガスを通気することによってミリバブル液を調製した。次いで、ミリバブル液および化粧料の成分を表5の割合で配合して調製した(以下、比較例3と称する)。化粧料の調製および効果の確認方法は以下に従って行った。気体を水に分散した水素を含有する化粧料を被験者の指に2g塗布後に血流促進、毛細血管の拡張を毛細血管スコープ(株式会社血管美人、品番SC10-750)を用いて観察するとともに毛細血管拡張前後における血管太さの差を計測した。また、化粧料を手の甲全体に5g塗布後に被験者の塗布部位の感覚に違いが出るか官能試験し、化粧料の使用性、使用感の評価、および化粧料調製から1ヶ月における気泡状態の確認を行った。
ボンベを用いて、精製水に二酸化炭素ガスを通気することによってミリバブル液を調製した。次いで、ミリバブル液および化粧料の成分を表6の割合で配合して調製した(以下、比較例4と称する)。化粧料の調製および効果の確認方法は以下に従って行った。気体を水に分散した二酸化炭素を含有する化粧料を被験者の指に2g塗布後に血流促進、毛細血管の拡張を毛細血管スコープ(株式会社血管美人、品番SC10-750)を用いて観察するとともに毛細血管拡張前後における血管太さの差を計測した。また、化粧料を手の甲全体に5g塗布後に被験者の塗布部位の感覚に違いが出るか官能試験し、化粧料の使用性、使用感の評価、および化粧料調製から1ヶ月における気泡状態の確認を行った。
ボンベを用いて、精製水に酸素ガスを通気することによってミリバブル液を調製した。次いで、ミリバブル液および化粧料の成分を表7の割合で配合して調製した(以下、比較例5と称する)。化粧料の調製および効果の確認方法は以下に従って行った。気体を水に分散した酸素を含有する化粧料を被験者の指に2g塗布後に血流促進、毛細血管の拡張を毛細血管スコープ(株式会社血管美人、品番SC10-750)を用いて観察するとともに毛細血管拡張前後における血管太さの差を計測した。また、化粧料を手の甲全体に5g塗布後に被験者の塗布部位の感覚に違いが出るか官能試験し、化粧料の使用性、使用感の評価、および化粧料調製から1ヶ月における気泡状態の確認を行った。
また、気泡の状態は他の測定方法で評価することもでき、例えば、化粧料の気泡個数を測定し、その値を比較して評価することも可能である。
実施例1~3では、毛細血管拡張前後における血管太さの差が0.7mm、0.5mm、および0.3mmであり、大きく増加したことを示している。一方で、ブランクとして精製水を用いた比較例1では、毛細血管拡張前後における血管太さの差が0.1mm以下であり、変化が見られなかった。これにより、実施例1~3のナノバブル含有化粧料が血流促進効果を有していることが示された。
比較例2では、従来法による2剤混合を用いて炭酸含有化粧料を調製した。化粧料の効果の確認をしたところ、毛細血管拡張前後における血管太さの差が0.6mmであり、比較例2の炭酸含有化粧料は血流促進効果を有していることが示された。
比較例3~5では、ボンベを用いて、精製水にガスを通気することによってガス含有化粧料を調製した。化粧料の効果の確認をしたところ、毛細血管拡張前後における血管太さの差が0.1mm以下であり、比較例3~5の化粧料は血流促進効果を有していないことが示された。また、実施例1~3の化粧料に含まれる気泡の直径が5nm~500nm、比較例3~5の化粧料に含まれる気泡の直径が1mm~30mmであることから、ナノバブル液を用いた化粧料が血流促進効果を有していることが示された。一方、比較例2のように、気泡の直径が1mm~7.5mmであっても、用時調製したバブル液を用いた場合には化粧料が血流促進効果を有していることが示された。
また、化粧料調製から1ヶ月後における気泡の状態を確認した。実施例1~3のナノバブル含有化粧料は、化粧料調製から1ヶ月後においても気泡を十分に含むことが示された。この結果より、実施例1~3のナノバブル含有化粧料は、長期に亘ってガスが抜ける虞のない化粧料であることが示された。一方、比較例1~5の化粧料は、化粧料調製から1ヶ月後においていずれも気泡を全く含まないことが示された。これは、比較例1~5の化粧料に含まれる気泡の直径が大きいため、化粧料からガスがすぐに抜けてしまうことを示している。これにより、実施例1~3のナノバブル含有化粧料は、比較例1~5の化粧料と比較して、長期に亘る保存が可能となり、安定性に優れていることが示された。
実施例1~3のナノバブル含有化粧料は、従来法である2剤混合により調製する比較例2の炭酸含有化粧料よりも容易に調製することができる。また、ガスが水素、炭酸および酸素からなる群から選択できるため、化粧料使用者に合わせて化粧料を調製できる。加えて、ナノバブル含有化粧料は、気泡径が小さいナノバブル液を用いているため、例えば比較例2の炭酸含有化粧料よりもガスが抜けにくく、長期に亘ってガスが抜ける虞のない化粧料を提供することができる。また、比較例2は、2剤を混合してからすぐに化粧料を使用する必要があるため、化粧料としての使用性が低い。そのため、実施例1~3のナノバブル含有化粧料は、化粧料の使用性の点で比較例2の化粧料よりも優れている。
Claims (8)
- ナノバブル液および化粧料の成分を含み、
前記ナノバブル液が、液状媒体およびナノサイズの気泡であるナノバブルを含む溶液であって、
前記ナノバブルは、ナノバブル発生装置(株式会社超微細科学研究所製)によって調製され、
前記ナノバブルの平均気泡径は80nm~140nmであり、
前記ナノバブルが室温下で前記ナノバブル液中に少なくとも1ヶ月維持されてなる、
血流促進効果を持つことを特徴とする、ナノバブル含有化粧料。 - 液状媒体が、水、エタノールからなる群から選択される1以上の液状媒体であることを特徴とする、請求項1に記載のナノバブル含有化粧料。
- ナノバブルが、水素、酸素、二酸化炭素、および空気からなる群から選択される1以上のガスから作られたナノバブルであることを特徴とする、請求項1-2のいずれか1項に記載のナノバブル含有化粧料。
- スキンケア用化粧料または頭髪用化粧料であることを特徴とする、請求項1-3のいずれか1項に記載のナノバブル含有化粧料。
- ナノバブル発生装置(株式会社超微細科学研究所製)によって調製される、ナノバブル含有化粧料の製造方法であって、
(a)液状媒体にガスを供給して、気泡の平均気泡径が80nm~140nmのナノバブル液を得る工程と、
(b)液状媒体に化粧料の成分を配合する工程と、を含み、
前記工程(a)、(b)が任意の順序又は同時に実施され、
ここで、前記気泡が室温下で少なくとも1ヶ月維持されてなる、
血流促進効果を持つことを特徴とする、ナノバブル含有化粧料の製造方法。 - 液状媒体が、水、エタノールからなる群から選択される1以上の液状媒体であることを特徴とする、請求項5に記載のナノバブル含有化粧料の製造方法。
- ナノバブルが、水素、酸素、二酸化炭素、および空気からなる群から選択される1以上のガスから作られたナノバブルであることを特徴とする、請求項5-6のいずれか1項に記載のナノバブル含有化粧料の製造方法。
- スキンケア用化粧料または頭髪用化粧料であることを特徴とする、請求項5-7のいずれか1項に記載のナノバブル含有化粧料の製造方法。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
PCT/JP2020/001115 WO2021144889A1 (ja) | 2020-01-15 | 2020-01-15 | ナノバブル含有化粧料 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2021144889A1 JPWO2021144889A1 (ja) | 2021-07-22 |
JPWO2021144889A5 JPWO2021144889A5 (ja) | 2022-03-08 |
JP7154549B2 true JP7154549B2 (ja) | 2022-10-18 |
Family
ID=76864376
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021571117A Active JP7154549B2 (ja) | 2020-01-15 | 2020-01-15 | ナノバブル含有化粧料 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20230042266A1 (ja) |
JP (1) | JP7154549B2 (ja) |
CN (1) | CN115297956A (ja) |
WO (1) | WO2021144889A1 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20230293394A1 (en) * | 2021-09-07 | 2023-09-21 | Nihon Kolmar Co., Ltd. | Topical composition for nanobubble cosmetic |
WO2024122328A1 (ja) * | 2022-12-05 | 2024-06-13 | 株式会社資生堂 | 化粧料組成物、及び化粧料組成物の製造方法 |
KR20240126688A (ko) * | 2023-02-14 | 2024-08-21 | 숭실대학교산학협력단 | 이온성 하이드레이트를 포함한 에멀젼 및 이를 이용한 산소 화장품 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005169359A (ja) | 2003-12-15 | 2005-06-30 | Miyazaki Prefecture | 単分散気泡の生成方法 |
JP2011245471A (ja) | 2010-02-25 | 2011-12-08 | Atsuyoshi Murakami | 機能性ゲルの製造方法 |
WO2015182647A1 (ja) | 2014-05-28 | 2015-12-03 | 武田薬品工業株式会社 | 抗菌水 |
JP2017031129A (ja) | 2015-08-05 | 2017-02-09 | 株式会社ウォーターデザイン | 水素含有液状水性化粧料及びその製造方法、エアゾール製品 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016093236A1 (ja) * | 2014-12-09 | 2016-06-16 | 株式会社 資生堂 | エアゾール化粧料 |
-
2020
- 2020-01-15 CN CN202080098544.XA patent/CN115297956A/zh active Pending
- 2020-01-15 WO PCT/JP2020/001115 patent/WO2021144889A1/ja active Application Filing
- 2020-01-15 JP JP2021571117A patent/JP7154549B2/ja active Active
-
2022
- 2022-07-12 US US17/863,099 patent/US20230042266A1/en active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005169359A (ja) | 2003-12-15 | 2005-06-30 | Miyazaki Prefecture | 単分散気泡の生成方法 |
JP2011245471A (ja) | 2010-02-25 | 2011-12-08 | Atsuyoshi Murakami | 機能性ゲルの製造方法 |
WO2015182647A1 (ja) | 2014-05-28 | 2015-12-03 | 武田薬品工業株式会社 | 抗菌水 |
JP2017031129A (ja) | 2015-08-05 | 2017-02-09 | 株式会社ウォーターデザイン | 水素含有液状水性化粧料及びその製造方法、エアゾール製品 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20230042266A1 (en) | 2023-02-09 |
WO2021144889A1 (ja) | 2021-07-22 |
JPWO2021144889A1 (ja) | 2021-07-22 |
CN115297956A (zh) | 2022-11-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7154549B2 (ja) | ナノバブル含有化粧料 | |
KR101422276B1 (ko) | 수중 유형 유화 조성물 | |
JPWO2021144889A5 (ja) | ||
JPH07509177A (ja) | ゲル化された外部相を有する水/油/水三元エマルジョンの形の香粧品組成物 | |
JP2006036763A (ja) | 水中油型乳化組成物 | |
JP2007308467A (ja) | クリームを製造する方法およびクリーム | |
JP2010163418A (ja) | 化粧料 | |
JPS59219209A (ja) | 皮膚化粧料 | |
JP2024104739A (ja) | ナノバブル含有化粧料組成物 | |
JP2023181387A (ja) | アゼライン酸を含有する外用組成物、および、その製造方法 | |
JP4812241B2 (ja) | 毛髪用乳化組成物 | |
KR20140120159A (ko) | 실리콘 조성물을 배합하여 분사각을 증진시킨 펌프식 분사용 화장료 조성물 | |
JP2008007438A (ja) | 整髪用乳化化粧料 | |
JP5189836B2 (ja) | 油分含有化粧料組成物 | |
JP2017155011A (ja) | エアゾール型泡状毛髪化粧料 | |
JP3902174B2 (ja) | 水中油型乳化組成物の製造方法 | |
JP7460123B2 (ja) | 化粧水 | |
JP2008143785A (ja) | 毛髪化粧料 | |
JP6000736B2 (ja) | 整髪用化粧料 | |
JP2007238535A (ja) | 乳液および乳液を製造する方法 | |
JP4010980B2 (ja) | 毛髪用乳化組成物 | |
JP5064659B2 (ja) | パール剤組成物及びそれを含有する化粧料 | |
JP2005053865A (ja) | 水中油型乳化化粧料 | |
KR102381622B1 (ko) | 쌀겨왁스의 안정화 방법 및 고 함량의 쌀겨왁스를 안정화한 나노에멀젼을 함유하는 화장료 조성물 | |
JP2010126467A (ja) | ヘアトリートメント化粧料 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20211224 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20211224 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20211224 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220302 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220502 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220613 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220712 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220831 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220927 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7154549 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |