JP7154128B2 - 血液浄化装置 - Google Patents

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Description

本発明は、血液浄化装置に関する。
血液浄化装置において、透析液や補充液の温度が低いと、患者に戻される血液の温度が低下して患者が寒さを感じる等の不具合が生じる。そこで、従来、透析液や補充液等の供給液を加温する加温器を備えた血液浄化装置が用いられている(例えば、特許文献1参照)。
特開2017-080266号公報
血液浄化装置では、加温器と別体に液温検出用の温度センサ(例えばクリップ式の温度センサ等)を有し、供給液の温度が設定温度となるように加温器を制御するものが知られている。しかし、このような血液浄化装置では、液温検出用の温度センサを取り付け忘れたり、正常な取り付けがなされなかったりする場合があった。この場合、透析液や補充液等の供給液の液温を正しく制御でなくなるおそれがあり、改善が望まれる。
そこで、本発明は、供給液の液温調整の不具合が発生しにくい血液浄化装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決することを目的として、請求項1に係る発明は、患者の血液を体外循環させる血液回路と、前記血液回路、あるいは前記血液回路に設けられた血液浄化器に供給液を供給する液供給回路と、前記液供給回路に設けられ、供給液を加温する加温器と、を備え、前記加温器は、前記液供給回路の一部である加温用回路を挟持するように構成されており、前記加温用回路を狭持する狭持面に設けられたヒータと、前記ヒータの温度を検出可能なヒータ温度検出部と、前記狭持面の前記ヒータと離間した位置であって、かつ、前記加温用回路を狭持した際に、前記ヒータにより加温される部分よりも送液方向下流側の前記加温用回路に当接する位置に設けられ、前記加温用回路を流れる供給液の温度を検出可能な液温検出用温度センサと、を有し、前記液温検出用温度センサで検出した供給液の温度が、予め設定された設定温度となるように、前記ヒータの温度を制御するヒータ制御部を備え、前記ヒータ制御部は、使用する供給液が蛋白質成分を含む血漿交換、血漿吸着、又は二重濾過血漿交換の治療モードである場合、前記ヒータの温度の上限値46度未満とし、使用する供給液が蛋白質成分を含まない持続的血液透析、持続的血液透析濾過、又は持続的血液濾過の治療モードである場合、前記ヒータの温度の上限値46度以上とする、血液浄化装置。を提供する。
請求項2に係る発明は、患者の血液を体外循環させる血液回路と、前記血液回路、あるいは前記血液回路に設けられた血液浄化器に供給液を供給する液供給回路と、前記液供給回路に設けられ、供給液を加温する加温器と、を備え、前記加温器は、前記液供給回路の一部である加温用回路を挟持するように構成されており、前記加温用回路を狭持する狭持面に設けられたヒータと、前記ヒータの温度を検出可能なヒータ温度検出部と、前記狭持面の前記ヒータと離間した位置であって、かつ、前記加温用回路を狭持した際に、前記ヒータにより加温される部分よりも送液方向下流側の前記加温用回路に当接する位置に設けられ、前記加温用回路を流れる供給液の温度を検出可能な液温検出用温度センサと、を有し、前記ヒータ温度検出部で検出した前記ヒータの温度と、前記液温検出用温度センサで検出した供給液の温度とを基に、前記加温用回路の前記加温器への装着の有無を検知する加温器装着検知部を備えた、血液浄化装置である。
請求項3に係る発明は、前記加温器装着検知部は、前記加温器が加温を開始した後、前記ヒータ温度検出部が検出した温度が所定の上限温度に到達し、かつ、前記加温器の加温開始時からの前記液温検出用温度センサの検出温度の上昇が、所定の異常判定閾値未満であるとき、前記加温用回路が前記加温器に装着されていないと判定する、請求項2に記載の血液浄化装置である。
請求項4に係る発明は、前記液温検出用温度センサで検出した供給液の温度が、予め設定された設定温度となるように、前記ヒータの温度を制御するヒータ制御部を備え、前記ヒータ制御部は、使用する供給液に応じて、前記ヒータの温度の上限値を設定する、請求項2または3の何れか1項に記載の血液浄化装置である。
請求項5に係る発明は、前記ヒータ制御部は、使用する供給液が蛋白質成分を含むか否かに応じて、前記ヒータの温度の上限値を変更する、請求項4に記載の血液浄化装置である。
請求項6に係る発明は、前記ヒータ制御部は、使用する供給液が蛋白質成分を含む場合、前記ヒータの温度の上限値46度未満とし、使用する供給液が蛋白質成分を含まない場合、前記ヒータの温度の上限値46度以上とする、請求項5に記載の血液浄化装置である。
請求項7に係る発明は、前記ヒータ温度検出部が、前記ヒータの加温領域内に設けられたヒータ用温度センサである、請求項1乃至6の何れか1項に記載の血液浄化装置である。
請求項1に係る発明によれば、供給液の液温調整の不具合が発生しにくい血液浄化装置を提供できる。
請求項2に係る発明によれば、加温用回路の前記加温器への装着の有無を検知することができる。
請求項3に係る発明によれば、加温用回路の前記加温器への装着の有無を精度よく検知することができる。
請求項4乃至6に係る発明によれば、蛋白質成分を含む供給液を使用した場合に、蛋白質成分が凝固してしまうことを抑制できる。
請求項7に係る発明によれば、ヒータ温度検出部を容易かつ低コストに実現できる。
本発明の一実施の形態に係る血液浄化装置の概略構成図である。 図1の血液浄化装置の外観を示す図である。 加温用回路の平面図である。 (a)は、透析液加温器の斜視図であり、(b)はそのA部拡大図である。 (a)は、加温用回路未装着の状態でのヒータ用温度センサ、及び液温検出用温度センサの検出値の変化を示すグラフ図であり、(b)は、加温用回路を装着した状態でのヒータ用温度センサ、及び液温検出用温度センサの検出値の変化を示すグラフ図である。
[実施の形態]
以下、本発明の実施の形態を添付図面にしたがって説明する。
図1は、本実施の形態に係る血液浄化装置の概略構成図である。図1に示すように、血液浄化装置1は、患者の血液を体外循環させる血液回路2と、血液回路2に設けられ血液を浄化する血液浄化器3と、血液浄化器3、あるいは血液回路2に供給液を供給する液供給回路4と、血液浄化器3から排液が排出される排液回路5と、を備えている。血液回路2、液供給回路4(後述する透析液回路6と補充液回路7)、及び排液回路5は、可撓性を有するチューブを用いて構成されている。
血液回路2の一端には、動脈側穿刺針21が設けられ、他端には静脈側穿刺針22が設けられている。また、血液回路2には、動脈側穿刺針21側から静脈側穿刺針22側にかけて、第1気泡検出装置23、血液ポンプ24、血液浄化器3、気液分離器25、第2気泡検出装置26が順次設けられている。第1気泡検出装置23及び第2気泡検出装置26は、気泡を検出する気泡検出センサを有し、気泡を検出したときに血液回路2をクランプする(挟み込んで閉塞する)機構を有している。
血液ポンプ24は、チューブをしごいて血液を血液浄化器3側へと流動させる蠕動型のポンプからなる。血液浄化器3は、ダイアライザとも呼称されるものであり、図示しない血液浄化膜を介して血液と透析液とを接触させることで、血液を浄化するものである。気液分離器25は、気泡を除去し液体のみを静脈側穿刺針22側に通すように構成されている。
本実施の形態では、血液浄化装置1で様々な治療を可能とするため、液供給回路4として、透析液を供給する透析液回路6と、補充液を供給する補充液回路7の両回路を有している。ただし、血液浄化装置1は、透析液回路6と補充液回路7のどちらか一方のみを有していてもよい。
透析液回路6の一端には、透析液を収容する透析液収容バッグ61が接続されている。透析液回路6の他端は、血液浄化器3の透析液導入口に接続されている。透析液回路6には、透析液収容バッグ61側から血液浄化器3側にかけて、透析液移送ポンプ62、透析液を一時的に貯留する透析液小分けチャンバ63、透析液ポンプ64、透析液加温器65が順次設けられている。
透析液移送ポンプ62及び透析液ポンプ64は、チューブをしごいて透析液を流動させる蠕動型のポンプからなる。透析液移送ポンプ62は、透析液収容バッグ61内の透析液を透析液小分けチャンバ63に移送するために用いられる。透析液ポンプ64は、透析液小分けチャンバ63内の透析液を血液浄化器3側に流動させるために用いられる。透析液小分けチャンバ63を有することで、治療を中断させずに透析液収容バッグ61を交換することが可能になる。透析液加温器65は、患者に戻す血液の温度を下げてしまわないように、透析液を適宜な温度に加温するためのものであり、本発明の加温器の一態様である。透析液加温器65の詳細については、後述する。
補充液回路7の一端には、補充液を収容する補充液収容バッグ71が接続されている。補充液収容バッグ71の下流の補充液回路7には、補充液移送ポンプ72、補充液を一時的に貯留する補充液小分けチャンバ73、補充液ポンプ74、補充液加温器75、補充液用気液分離器76が順次設けられている。
また、補充液回路7は、補充液用気液分離器76の下流で分岐し、分岐した一方の補充液回路7である前補液回路7aの端部は、血液浄化器3と血液ポンプ24の間の血液回路2に接続されている。前補液回路7aには、前補液用ポンプ77が設けられている。分岐した他方の補充液回路7である後補液回路7bの端部は、血液回路2の気液分離器25に接続されている。
補充液移送ポンプ72、補充液ポンプ74、及び前補液用ポンプ77は、チューブをしごいて透析液を流動させる蠕動型のポンプからなる。補充液移送ポンプ72は、補充液収容バッグ71内の補充液を補充液小分けチャンバ73に移送するために用いられる。補充液ポンプ74は、補充液小分けチャンバ73内の補充液を血液回路2側に流動させるために用いられる。前補液用ポンプ77は、血液浄化器3の上流側の血液回路2に補充液を供給する「前補液」を行う際に駆動される。前補液用ポンプ77を駆動しない場合、補充液ポンプ74にて送液された補充液は後補液回路7bを通り、血液浄化器3の下流側の血液回路2(ここでは気液分離器25)に補充液を供給する「後補液」が行われる。
補充液小分けチャンバ73を有することで、治療を中断させずに補充液収容バッグ71を交換することが可能になる。補充液加温器75は、患者に戻す血液の温度を下げてしまわないように、補充液を適宜な温度に加温するためのものであり、本発明の加温器の一態様である。補充液用気液分離器76は、補充液から気泡を分離除去するためのものである。
排液回路5の一端は、血液浄化器3の排液出口に接続されている。血液浄化器3の下流の排液回路5には、排液ポンプ51、排液を一時的に貯留する排液小分けチャンバ52、排出用ポンプ53が順次設けられている。排液回路5の他端は、装置外に排液を排出する排液出口54となっている。
排液ポンプ51及び排出用ポンプ53は、チューブをしごいて透析液を流動させる蠕動型のポンプからなる。排液ポンプ51は、排液を排液小分けチャンバ52に送液するために用いられる。排出用ポンプ53は、排液小分けチャンバ52内の排液を排液出口54側へ排出するために用いられる。
また、血液浄化装置1は、供給液の供給量と、排液の排出量とを基に、除水量を検出する除水量検出部10を有している。除水量検出部10は、上述の各小分けチャンバ63,73,52と、各小分けチャンバ63,73,52の合計の重さを検出可能な重さ検出機構としての荷重計8と、除水量演算部91と、を有している。
荷重計8は、透析液小分けチャンバ63、補充液小分けチャンバ73、及び排液小分けチャンバ52の合計の重さを検出可能に構成されている。荷重計8の検出値は、制御装置9に出力される。
除水量演算部91は、荷重計8の検出値の時間変化を検出することで、除水量を検出する。除水量演算部91は、制御装置9に搭載され、CPU等の演算素子、メモリ、記憶装置、ソフトウェア、インターフェイス等を適宜組み合わせて実現される。
また、血液浄化装置1は、除水量検出部10で検出した除水量が、目標除水量と一致するように、液供給ポンプ(透析液ポンプ64及び補充液ポンプ74)と排液ポンプ51の一方または両方のポンプ速度(ポンプ流量)を補正する除水量制御部92を備えている。除水量制御部92は、制御装置9に搭載され、CPU等の演算素子、メモリ、記憶装置、ソフトウェア、インターフェイス等を適宜組み合わせて実現される。
(加温器とその制御)
ここで、透析液加温器65とその制御について説明する。なお、補充液加温器75とその制御についてはここでは説明を省略するが、以下に述べる透析液加温器65と同様の構造であり、透析液加温器65と同様の制御が行われている。
図2は、血液浄化装置1の外観を示す図である。図3は、加温用回路の平面図である。図4(a)は、透析液加温器65の斜視図であり、図4(b)はそのA部拡大図である。図2乃至図4に示すように、透析液加温器65は、血液浄化装置1の側方に開閉可能に設けられている。
透析液加温器65は、透析液回路6の一部である加温用回路66を挟持するように構成されている。図3に示すように、加温用回路66は、加温バッグとも呼称されるものであり、例えば、可撓性を有するシートを2枚重ねて溶着することによって流路66aが形成されている。流路66aは蛇行するように形成されており、流路66aの一方の端部が透析液の流入口66b、他方の端部が透析液の流出口66cとなっている。流入口66bには、透析液ポンプ64から延びるチューブ6aが接続され、流出口66cには、血液浄化器3に延びるチューブ6bが接続される。加温用回路66は、チューブ6a,6bと比較して柔らかい材質からなるため、透析液加温器65に装着し忘れて放置されていると、透析液が加温されないのみならず、なんらかの理由で破損してしまったり、あるいは外圧の影響や透析液が加温用回路66に溜まってしまう等して、意図した流量と異なる流量の透析液が血液浄化器3へと供給されてしまうおそれが生じる。そのため、加温用回路66を透析液加温器65に装着し忘れている場合には、ユーザにその旨を報知することが望まれる。
透析液加温器65は、血液浄化装置1の側部に固定された固定部651と、固定部651の下部に設けられたヒンジ部653を介して、固定部651に回動可能に設けられた蓋部652と、を備えており、固定部651と蓋部652との間に加温用回路66を挟持するように構成されている。固定部651の狭持面(加温用回路66を狭持する面)651aには、加温用回路66を加温して加温用回路66内を流通する透析液を加温するための板状のヒータ654が設けられている。なお、ここでは、固定部651にヒータ654が設けられている場合を説明するが、ヒータ654は蓋部652に設けられていてもよいし、固定部651と蓋部652の両方に設けられていてもよい。
ヒータ654は、加温用回路66を狭持した際に、加温用回路66の流路66a(蛇行している部分)を挟み込むように設けられている。なお、ここでは、固定部651及び蓋部652の両方にヒータ654を設けているが、何れか一方のみにヒータ654が設けられていてもよい。
また、透析液加温器65は、ヒータ654の温度を検出可能なヒータ温度検出部としてのヒータ用温度センサ655と、加温用回路66を流れる透析液の温度を検出可能な液温検出用温度センサ656と、を有している。
ヒータ用温度センサ655は、ヒータ654の加温領域内に設けられ、ヒータ654の温度を検出するものであり、例えばサーミスタである。ここでは、ヒータ用温度センサ655が、固定部651側(ヒータ654が設けられた側)に搭載されている場合を示しているが、蓋部652側(ヒータ654が設けられていない側)に搭載されていてもよい。また、複数のヒータ用温度センサ655を有していてもよい。なお、ヒータ温度検出部は、ヒータ用温度センサ655に限定されず、例えば、ヒータ654に供給される電流を検出する電流センサ等を用いて構成されてもよい。この場合、電流センサが検出する電流値に基づき、ヒータ654の温度を検出(推定)する。
液温検出用温度センサ656は、狭持面651aのヒータ654と離間した位置であって、かつ、加温用回路66を狭持した際に、ヒータ654により加温される部分よりも送液方向下流側の加温用回路66に当接する位置に設けられている。つまり、血液浄化装置1では、加温用回路66を透析液加温器65に装着すると、他の操作を行わずとも液温検出用温度センサ656が加温用回路66に当接し、透析液の温度を検出可能な状態になる。そのため、透析液加温器65と別体に液温検出用温度センサ656を設けた場合のように、センサの付け忘れや、装着時の不具合といったヒューマンエラーが生じにくい。液温検出用温度センサ656は、例えばサーミスタである。
ヒータ654の熱の影響を抑制するため、液温検出用温度センサ656は、なるべくヒータ654に対して熱的に遮断された位置に設けられることが望ましい。本実施の形態では、ヒータ654の周囲を覆う部材(ヒータ654の周りの狭持面651aを構成する部材)を断熱性の高い樹脂製の部材で構成し、当該部材を介してヒータ654から離間した位置に、液温検出用温度センサ656を設けた。液温検出用温度センサ656は、加温用回路66の表面に当接して、その当接部分の温度を検出する。加温用回路66は薄いシートからなるため、加温用回路66の表面の温度は、加温用回路66内を流通する透析液の温度と略等しくなる。
血液浄化装置1は、液温検出用温度センサ656で検出した透析液の温度が、予め設定された設定温度となるように、ヒータ654の温度を制御するヒータ制御部93を備えている。ヒータ制御部93は、例えば、設定温度と透析液の温度との差分に基づいてヒータ目標温度を設定し、ヒータ用温度センサ655で検出されるヒータ654の温度がヒータ目標温度となるように、ヒータ654の温度制御(供給電流の制御等)を行う。ヒータ制御部93は、制御装置9に搭載され、CPU等の演算素子、メモリ、記憶装置、ソフトウェア、インターフェイス等を適宜組み合わせて実現される。
ヒータ制御部93は、使用する供給液(透析液や補充液)に応じて、ヒータ654の温度の上限値(上限温度という)を設定可能に構成されているとよい。さらに、ヒータ制御部93は、使用する供給液が蛋白質成分を含むか否かに応じて、上限温度を変更可能に構成されているとよい。
具体的には、PE(血漿交換療法)、PA(血漿吸着法)、あるいはDFPP(二重濾過血漿交換)と呼称される治療モードにおいては、アルプミン等の蛋白質成分を含む新鮮凍結血漿を供給液として用いる。アルブミンなどタンパク質成分は、46度以上の高熱で加温すると白く凝固してしまう性質がある。なお、蛋白質成分が凝固する温度は、蛋白質成分によって異なり、41℃~46℃程度である。よって、使用する供給液が蛋白質成分を含む場合には、上限温度を46℃未満、より好ましくは40℃以下とするとよい。他方、持続的血液透析(CHD)、CHDF(持続的血液透析ろ過)、あるいはCHF(持続的血液ろ過)では、蛋白質成分を含まない透析液を用いるため、上限温度を46度以上とすることができる。
また、例えば、20℃未満の低温の供給液を加温する際には、ヒータ654の温度を46℃以上に加温する必要がある場合がある。ただし、加温量が大きすぎると片付け時等にユーザが加温器65,75の表面を触った際に火傷をしてしまうというリスクがあるため、ヒータ654の温度は、火傷のリスクのない温度、例えば51℃未満に制御されることが望まれる。ヒータ制御部93は、例えば、ヒータ用温度センサ655の検出温度が51℃以上となったとき、ヒータ654による加温を停止するように構成される。
なお、血液が体外循環する血液回路2に合流する時点の供給液の温度は、46℃未満になるよう制御する必要がある。これは、46℃以上の供給液が血液に接すると、赤血球が破壊される溶血と呼ばれる現象が生じてしまうためである。そのため、血液回路2への合流時点で供給液の温度が46℃未満となるように、液温検出用温度センサ656の検出値を監視する必要がある。ヒータ制御部93は、例えば、液温検出用温度センサ656の検出温度が46℃以上となったとき、ヒータ654による加温を停止するように構成される。
このように、ヒータ用温度センサ655にはヒータ654の過加熱を監視する役割があり、液温検出用温度センサ656には供給液の過加熱を監視する役割があるため、ヒータ温度検出部としてのヒータ用温度センサ655と、液温検出用温度センサ656とが独立して設けられていることが望まれる。
また、血液浄化装置1は、ヒータ用温度センサ655で検出したヒータ654の温度と、液温検出用温度センサ656で検出した透析液の温度とを基に、加温用回路66の加温器65,75への装着の有無を検知する加温器装着検知部94を備えている。加温器装着検知部94は、制御装置9に搭載され、CPU等の演算素子、メモリ、記憶装置、ソフトウェア、インターフェイス等を適宜組み合わせて実現される。
加温器装着検知部94は、透析液ポンプ64が駆動されており、かつ、ヒータ654の温度を上昇させても透析液の温度が上昇しない場合に、加温用回路66の加温器65,75への装着がなされていないこと(つまり加温用回路66の装着忘れ)を検出する。
図5(a)は、加温用回路66未装着の状態でのヒータ用温度センサ655、及び液温検出用温度センサ656の検出値の変化を示すグラフ図である。ここでは、透析液の流量を1000mL/hとした。図5(a)に示すように、加温用回路66未装着の状態では、ヒータ温度を上昇させても液温検出用温度センサ656の検出値が上昇せず、液温検出用温度センサ656の検出値は設定温度に到達しない。
図5(b)は、加温用回路66を装着した状態でのヒータ用温度センサ655、及び液温検出用温度センサ656の検出値の変化を示すグラフ図である。透析液の流量は、図5(a)の場合と同様に1000mL/hとした。図5(b)に示すように、加温用回路66を装着した状態では、ヒータ温度の上昇に伴って液温検出用温度センサ656の検出の検出値(液温)が上昇し、液温検出用温度センサ656の検出値(液温)が設定温度に到達している。このように、加温用回路66を装着した状態と、装着していない状態とでは、液温検出用温度センサ656の検出値が大きく変化する。加温器装着検知部94は、このような加温用回路66の装着の有無による液温検出用温度センサ656の検出値の変化を利用して、加温用回路66の加温器65,75への装着の有無を検出する。
より具体的には、加温器装着検知部94は、加温器65,75が加温を開始した後、ヒータ用温度センサ655が検出した温度が所定の上限温度に到達し、かつ、加温器65,75の加温開始時からの液温検出用温度センサ656の検出温度の上昇が、所定の異常判定閾値未満であるとき、加温用回路66が加温器65,75に装着されていないと判定する。つまり、加温器装着検知部94は、ヒータ654の温度が十分に上昇しているにもかかわらず、液温検出用温度センサ656の検出温度が十分に上昇しないときに、加温用回路66が加温器65,75に装着されていないと判定する。なお、加温用回路66が加温器65,75に装着されていないと判定する具体的なアルゴリズムはこれに限定されず、例えば、加温前の供給液の温度、ヒータ用温度センサ655の検出温度、及び供給液の流量から、液温検出用温度センサ656を設けた位置での供給液の温度を推定し、その推定した温度と、実際に液温検出用温度センサ656で検出した温度の乖離が所定閾値よりもおおきくなったときに、加温用回路66が加温器65,75に装着されていないと判定する等してもよい。
さらに、血液浄化装置1は、加温器装着検知部94が加温用回路66の装着忘れを検出したとき、警報を発する警報部11を備えている。警報部11は、光や音、振動、あるいはモニタ等の表示器111a(図2参照)に警告メッセージを表示する警報装置111と、警報装置111を制御する警報制御部112と、を有している。警報装置111は、例えば、音により警告音を発するブザーと、警告メッセージを表示する表示器とで構成される。警報制御部112は、例えば、ブザーを鳴動させ、表示器に警告メッセージを表示させる。警報制御部112は、制御装置9に搭載され、CPU等の演算素子、メモリ、記憶装置、ソフトウェア、インターフェイス等を適宜組み合わせて実現される。
(実施の形態の作用及び効果)
以上説明したように、本実施の形態に係る血液浄化装置1では、供給液を加温する加温器65,75が、液供給回路4の一部である加温用回路66を挟持するように構成されており、加温用回路66を狭持する狭持面651aに設けられたヒータ654と、ヒータ654の温度を検出可能なヒータ温度検出部としてのヒータ用温度センサ655と、狭持面651aのヒータ654と離間した位置であって、かつ、加温用回路66を狭持した際に、ヒータ654により加温される部分よりも送液方向下流側の加温用回路66に当接する位置に設けられ、加温用回路66を流れる供給液の温度を検出可能な液温検出用温度センサ656と、を有している。
加温器65,75に、ヒータ温度検出部(ヒータ用温度センサ655)と液温検出用温度センサ656の両方を搭載しておくことで、センサの付け忘れや取付時の不具合を抑制し、供給液の液温調整の不具合が発生しにくい血液浄化装置1を実現できる。また、両センサ655,656を用いて、加温用回路66の加温器65,75への装着忘れを検出することが可能になる。なお、液温検出用温度センサ656を加温器65,75と別体に設けた場合、ヒータ温度と液温との乖離が、加温用回路66の装着忘れによるものか、液温検出用温度センサ656の装着忘れや取付不具合によるものかを判断することができない。また、液温検出用温度センサ656を加温器65,75と別体に設けた場合、加温器65,75と液温検出用温度センサ656の取り付け位置との間で外気温の影響を受けてしまい、液温制御の誤差要因となってしまうが、本実施の形態では、加温器65,75に液温検出用温度センサ656を設けているため外気温の影響を受けにくく、使用する供給液に応じたより精度の高い液温調整(ヒータ制御)が可能となる。また、元々治療上で必要な液温検出用温度センサ656およびヒータ温度検出部の有無を判断することにより、別途センサ等を設ける必要がなくなり、加温用回路65,75の装着の有無を判定する機能を低コストに実現できる。
(実施の形態のまとめ)
次に、以上説明した実施の形態から把握される技術思想について、実施の形態における符号等を援用して記載する。ただし、以下の記載における各符号等は、特許請求の範囲における構成要素を実施の形態に具体的に示した部材等に限定するものではない。
[1]患者の血液を体外循環させる血液回路(2)と、前記血液回路(2)、あるいは前記血液回路(2)に設けられた血液浄化器(3)に供給液を供給する液供給回路(4)と、前記液供給回路(4)に設けられ、供給液を加温する加温器(65,75)と、を備え、前記加温器(65,75)は、前記液供給回路(4)の一部である加温用回路(66)を挟持するように構成されており、前記加温用回路(66)を狭持する狭持面(651a)に設けられたヒータ(654)と、前記ヒータ(654)の温度を検出可能なヒータ温度検出部と、前記狭持面(651a)の前記ヒータ(654)と離間した位置であって、かつ、前記加温用回路(66)を狭持した際に、前記ヒータ(654)により加温される部分よりも送液方向下流側の前記加温用回路(66)に当接する位置に設けられ、前記加温用回路(66)を流れる供給液の温度を検出可能な液温検出用温度センサ(656)と、を有する、血液浄化装置(1)。
[2]前記ヒータ温度検出部で検出した前記ヒータ(654)の温度と、前記液温検出用温度センサ(656)で検出した供給液の温度とを基に、前記加温用回路(66)の前記加温器(65,75)への装着の有無を検知する加温器装着検知部(94)を備えた、[1]に記載の血液浄化装置(1)。
[3]前記加温器装着検知部(94)は、前記加温器(65,75)が加温を開始した後、前記ヒータ温度検出部が検出した温度が所定の上限温度に到達し、かつ、前記加温器(65,75)の加温開始時からの前記液温検出用温度センサ(656)の検出温度の上昇が、所定の異常判定閾値未満であるとき、前記加温用回路(66)が前記加温器(65,75)に装着されていないと判定する、[2]に記載の血液浄化装置(1)。
[4]前記液温検出用温度センサ(656)で検出した供給液の温度が、予め設定された設定温度となるように、前記ヒータ(654)の温度を制御するヒータ制御部(93)を備え、前記ヒータ制御部(93)は、使用する供給液に応じて、前記ヒータ温度の上限値を設定可能に構成されている、[1]乃至[3]の何れか1項に記載の血液浄化装置(1)。
[5]前記ヒータ制御部(93)は、使用する供給液が蛋白質成分を含むか否かに応じて、前記上限温度を変更可能に構成されている、[4]に記載の血液浄化装置(1)。
[6]使用する供給液が蛋白質成分を含む場合、前記上限温度が46度未満とされ、使用する供給液が蛋白質成分を含まない場合、前記上限温度が46度以上とされる、[5]に記載の血液浄化装置(1)。
[7]前記ヒータ温度検出部が、前記ヒータ(654)の加温領域内に設けられたヒータ用温度センサ(655)である、[1]乃至[6]の何れか1項に記載の血液浄化装置(1)。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上記に記載した実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施の形態の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変形して実施することが可能である。
1…血液浄化装置
2…血液回路
3…血液浄化器
4…液供給回路
5…排液回路
6…透析液回路
65…透析液加温器(加温器)
654…ヒータ
655…ヒータ用温度センサ
656…液温検出用温度センサ
66…加温用回路
7…補充液回路
75…補充液加温器(加温器)
9…制御装置
93…ヒータ制御部
94…加温器装着検知部

Claims (7)

  1. 患者の血液を体外循環させる血液回路と、
    前記血液回路、あるいは前記血液回路に設けられた血液浄化器に供給液を供給する液供給回路と、
    前記液供給回路に設けられ、供給液を加温する加温器と、を備え、
    前記加温器は、
    前記液供給回路の一部である加温用回路を挟持するように構成されており、
    前記加温用回路を狭持する狭持面に設けられたヒータと、
    前記ヒータの温度を検出可能なヒータ温度検出部と、
    前記狭持面の前記ヒータと離間した位置であって、かつ、前記加温用回路を狭持した際に、前記ヒータにより加温される部分よりも送液方向下流側の前記加温用回路に当接する位置に設けられ、前記加温用回路を流れる供給液の温度を検出可能な液温検出用温度センサと、を有し、
    前記液温検出用温度センサで検出した供給液の温度が、予め設定された設定温度となるように、前記ヒータの温度を制御するヒータ制御部を備え、
    前記ヒータ制御部は、使用する供給液が蛋白質成分を含む血漿交換、血漿吸着、又は二重濾過血漿交換の治療モードである場合、前記ヒータの温度の上限値46度未満とし、使用する供給液が蛋白質成分を含まない持続的血液透析、持続的血液透析濾過、又は持続的血液濾過の治療モードである場合、前記ヒータの温度の上限値46度以上とする
    血液浄化装置。
  2. 患者の血液を体外循環させる血液回路と、
    前記血液回路、あるいは前記血液回路に設けられた血液浄化器に供給液を供給する液供給回路と、
    前記液供給回路に設けられ、供給液を加温する加温器と、を備え、
    前記加温器は、
    前記液供給回路の一部である加温用回路を挟持するように構成されており、
    前記加温用回路を狭持する狭持面に設けられたヒータと、
    前記ヒータの温度を検出可能なヒータ温度検出部と、
    前記狭持面の前記ヒータと離間した位置であって、かつ、前記加温用回路を狭持した際に、前記ヒータにより加温される部分よりも送液方向下流側の前記加温用回路に当接する位置に設けられ、前記加温用回路を流れる供給液の温度を検出可能な液温検出用温度センサと、を有し、
    前記ヒータ温度検出部で検出した前記ヒータの温度と、前記液温検出用温度センサで検出した供給液の温度とを基に、前記加温用回路の前記加温器への装着の有無を検知する加温器装着検知部を備えた、
    血液浄化装置。
  3. 前記加温器装着検知部は、前記加温器が加温を開始した後、前記ヒータ温度検出部が検出した温度が所定の上限温度に到達し、かつ、前記加温器の加温開始時からの前記液温検出用温度センサの検出温度の上昇が、所定の異常判定閾値未満であるとき、前記加温用回路が前記加温器に装着されていないと判定する、
    請求項2に記載の血液浄化装置。
  4. 前記液温検出用温度センサで検出した供給液の温度が、予め設定された設定温度となるように、前記ヒータの温度を制御するヒータ制御部を備え、
    前記ヒータ制御部は、使用する供給液に応じて、前記ヒータの温度の上限値を設定する
    請求項2または3の何れか1項に記載の血液浄化装置。
  5. 前記ヒータ制御部は、使用する供給液が蛋白質成分を含むか否かに応じて、前記ヒータの温度の上限値を変更する
    請求項4に記載の血液浄化装置。
  6. 前記ヒータ制御部は、使用する供給液が蛋白質成分を含む場合、前記ヒータの温度の上限値46度未満とし、使用する供給液が蛋白質成分を含まない場合、前記ヒータの温度の上限値46度以上とする
    請求項5に記載の血液浄化装置。
  7. 前記ヒータ温度検出部が、前記ヒータの加温領域内に設けられたヒータ用温度センサである、
    請求項1乃至6の何れか1項に記載の血液浄化装置。
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