JP3096817U - 液体流通部品及び血液回路 - Google Patents

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唐鎌 厚志
阿部 隆行
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Kawasumi Laboratories Inc
Asahi Kasei Medical Co Ltd
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Asahi Medical Co Ltd
Kawasumi Laboratories Inc
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Abstract

【課題】2枚のシートを用いたバッグでは内部に存在する空気を十分に除去することができない、出口側から吸い出す形態では2枚のシートが張り付いてしまい、送液ができなくなるという問題、コイル状のチューブでは嵩高になりつぶれ易いという問題を解決する。
【解決手段】本発明の液体流通部品は、生体に液体を輸注するための回路の一部に使用され、該液体の温度を制御するために用いられる液体流通部品であって、液体入口2と液体出口3を有する可撓性管体1が平面状に配置され、可撓性管体同士が接着されていることにより、その平面形状が維持されているものである。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、生体に液体を輸注するための回路の一部に使用され、該液体の温度を制御するために用いられる液体流通部品とこの液体流通部品を組み込んだ血液回路に関する。特に本発明は、血液透析、血液濾過、血液濾過透析、血漿吸着、血漿交換、二重濾過法、血球成分除去療法などの体外循環方式の血液浄化療法において使用する血液回路に用いられる液体流通部品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
体外循環治療で使用する血液回路において、血液あるいは透析液あるいは補液を加温する際は、厚さ0.5mm程度の2枚のシートを重ね、蛇行状の流路を形成する形状に溶着したバッグを使用するか、所定の長さのチューブを円状に巻き、円柱状にチューブを重ね積み上げ、隣り合わせになるチューブ同士を接着したコイル状のチューブを使用している。更に最近では、プラスチックチューブからなる流路を有する流体バッグを用いる事が提案されている(特許文献1)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−107282号公報
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従来の2枚のシートを用いたバッグを使用する方法では、バッグに対して上から下に向かう方向で送液した場合には加温バッグ内に存在する空気を十分に除去することができず、また、出口側から吸い出す形態では、2枚のシートが張り付いてしまい、送液ができなくなる弊害があった。その結果、入口側から押出す形態で下から上に向かって送液しなければバッグ内に存在する空気を十分に除去することができなかった。これにより、送液方向が限定されるために、治療開始前の準備方法に制約があり、準備方法を誤った場合には治療開始後にバッグ内の空気が流れ出す危険があり、安全装置を設置する必要があった。また、治療時においてはバッグの出口側が陰圧になった場合には、2枚のシートが張り付いてしまい、その結果加温バッグの入口側の圧力の測定精度に影響を及ぼした。
【0005】
また、コイル状のチューブの場合には、上記送液の方向性の問題、陰圧に対する問題は解消されるが、立体的構造のために嵩高になり、つぶれ易く、その結果使用時にチューブ折れが発生した部分の内壁が結合して復元できず、送液ができない問題があった。
【0006】
更に、プラスチックチューブからなる流路を有する流体バッグを用いる場合には、プラスチックチューブの表面側にシートが装着されているため、温度制御用装置から受ける熱の、チューブ内の流体に対する伝導が悪くなる、という欠点を持っていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、前記課題について検討した結果、以下の要件を具備する血液回路が上記従来技術の問題点をことごとく解決し、更には製造コストも安価であることを見出して、本願をなすに至った。
【0008】
即ち、本発明は、
(1)生体に液体を輸注するための回路の一部に使用され、該液体の温度を制御するために用いられる液体流通部品であって、液体入口と液体出口を有する可撓性管体が平面状に配置され、可撓性管体同士が接着されていることにより、その平面形状が維持されていることを特徴とする液体流通部品であり、以下の実施態様を含む。
【0009】
(2)可撓性管体の液体流入口および液体流出口が略同一方向に向いて設置されていることを特徴とする(1)記載の液体流通部品。
【0010】
(3)可撓性管体の液体流入口および流体流出口が略同一方向に向いて、かつ略同一部分に設置され、お互いが固定されていることを特徴とする(2)記載の液体流通部品。
【0011】
(4)可撓性管体の液体流入口および流体流出口が略反対に向いて設置されていることを特徴とする(1)記載の液体流通部品。
【0012】
(5)可撓性管体が1本または2本である、(1)乃至(4)の何れかに記載の液体流通部品。
【0013】
(6)生体に液体を輸注するための回路が、体外循環方式の血液浄化療法に用いられる血液回路である、(1)乃至(5)の何れかに記載の流体流通部品。
【0014】
さらに、本発明は、
(7)体外循環方式の血液浄化療法に用いられる血液回路中に(1)乃至(6)の何れかに記載の流体流通部品が組み込まれている事を特徴とする血液回路である。
【0015】
【考案の実施の形態】
以下、本考案を図示の実施例に基づき詳細に説明する。
【0016】
図1は、所定の長さの可撓性管体1の途中を一旦S字形に曲げてからS字書き出し方向の可撓性管体1をS字書き終わりの曲線に沿わせ接触させ、また、S字書き終わり方向の可撓性管体1をS字書き出しの曲線に沿わせ接触させ、これを所定回数繰り返すことで形成される流体流通部品で、接触する可撓性管体1同士を接着した場合の例を示す。
【0017】
本例では、可撓性管体1の液体流入口2と液体流出口3は略同一方向に向いて配置されている。破線で囲まれた部分のうち、直線部分を除く部分の可撓性管体1が平面状になった平面部4となっており、この平面部4を2枚の板で挟み込み、少なくとも1枚の板が加温あるいは冷却をするプレートで、プレートを温度制御することで、可撓性管体1内を流れる流体の温度を制御する。
【0018】
使用する可撓性管体1は体外循環療法で使用する血液回路用チューブの素材と同じで何ら問題なく、例えばポリ塩化ビニル、ポリウレタン、シリコン、ポリエチレン等である。可撓性管体1の内径は2〜4mmで、肉厚は0.2〜1.0mmで可撓性管体内の圧力を−500mmHg程度の陰圧にしてもつぶれなければよい。
【0019】
平面部4内の可撓性管体1同士の接着は、可撓性管体1の溶剤を用いる方法、接着剤を用いる方法、溶着等の方法で可能である。このような方法で接着した後、滅菌、輸送、温度制御装置内への装着等の際に可撓性管体1の平面状態が破壊されない程度に接着されていれば良い。
【0020】
本流体流通部品の具体的使用方法は、血液透析、血液濾過、血液濾過透析、血漿吸着、血漿交換、二重濾過法、血球成分除去療法などの体外循環方式の血液浄化療法において、例えば血液透析を施行する場合には、透析液供給側のラインの途中に本流体流通部品を設置して加温することで、透析液を加温する。また、血漿交換を施行する場合には、新鮮凍結血漿などの補充液ラインの途中に本流体流通部品を設置して加温することで、補充液を加温する。
【0021】
図2は、図1の実施例における可撓性管体1の液体流入口2および流体流出口3が略反対に向いている例である。輸液ポンプなどにより薬液を注入する際に注入ラインの途中に本実施例の流体流通部品を使用して、上から下に向かって送液して、加温する。
【0022】
また、上記実施例の他に2本の可撓性管体1を同様の形態に曲線状に巻き、接着することによって、例えば、血液濾過透析の透析液供給ラインと補充液ラインの2つの流体を1つの加温器で加温できる。
【0023】
【考案の効果】
本考案の液体流通部品は、プライミングでの送液方向に制限をなくし、また、回路内の圧力が陰圧になっても送液に影響を及ぼさない、また熱伝導効率の優れた液体流通部品である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による液体流通部品の一実施形態を示す概略構成図である。
【図2】本考案による液体流通部品の他の実施形態を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1 可撓性管体
2 液体流入口
3 液体流出口
4 平面部

Claims (7)

  1. 生体に液体を輸注するための回路の一部に使用され、該液体の温度を制御するために用いられる液体流通部品であって、液体入口と液体出口を有する可撓性管体が平面状に配置され、可撓性管体同士が接着されていることにより、その平面形状が維持されていることを特徴とする液体流通部品。
  2. 可撓性管体の液体流入口および液体流出口が略同一方向に向いて設置されていることを特徴とする請求項1記載の液体流通部品。
  3. 可撓性管体の液体流入口および流体流出口が略同一方向に向いて、かつ略同一部分に設置され、お互いが固定されていることを特徴とする請求項2記載の液体流通部品。
  4. 可撓性管体の液体流入口および流体流出口が略反対に向いて設置されていることを特徴とする請求項1記載の液体流通部品。
  5. 可撓性管体が1本または2本である、請求項1乃至4の何れかに記載の液体流通部品。
  6. 生体に液体を輸注するための回路が、体外循環方式の血液浄化療法に用いられる血液回路である、請求項1乃至5の何れかに記載の流体流通部品。
  7. 体外循環方式の血液浄化療法に用いられる血液回路中に請求項1乃至6の何れかに記載の流体流通部品が組み込まれている事を特徴とする血液回路。
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