JP7151999B2 - ディスクブレーキ装置 - Google Patents
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Description
下端に前後方向に延長する回転軸を有して立設されているとともに、前記ブレーキライニングが取り付けられてなる左方および右方のブレーキレバーと、
左方と右方の前記ブレーキレバーを互いに近接および離間させるように揺動させるリンク機構と、
左右の前記ブレーキレバーが互いに離間して制動が解除された開状態となるように前記リンク機構を動作させる第1の動力源と、
前記第1の動力源が非動作状態にあるときに、左右の前記ブレーキレバーが互いに近接して制動が掛かる閉状態となるように前記リンク機構を動作させる第2の動力源と、
前記ブレーキレバーの揺動状態を検出する、第1と第2の二つの制動力検出センサーと、
前記制動力検出センサーの出力信号に基づいて制動力に関わる情報を出力する制動力監視装置と、
を備え、
前記リンク機構は、左右の前記ブレーキレバーの上方に左右方向に架け渡されたレバー機構と連結装置とにより構成され、
前記レバー機構は、左右一方の端部に前後方向に延長する回転軸を有して左右一方のブレーキレバーの上端側に軸支されているとともに左右他方のブレーキレバーの上端側に向かって架け渡されてなり、
前記連結装置は、棒状で、左右他方の端部に前後方向に延長する回転軸を有して前記左右他方のブレーキレバーの上端側に軸支されているとともに、左右一方の端部に至る途上に前後に延長する回転軸を有して前記レバー機構の左右一方の端部に軸支されてなり、
前記第1の動力源は、前記レバー機構における左右他方の端部を上昇させることで、前記開状態とし、
前記第2の動力源は、前記レバー機構の所定位置に取り付けられて、前記閉状態を維持するように前記レバー機構を下方に付勢し、
第1の前記制動力検出センサーは、棒状の前記連結装置の表面に接着されて、当該前記連結装置における長さ方向の応力を検出し、
第2の前記制動力検出センサーは、棒状の前記連結装置の表面に接着されて、当該連結装置の軸周りに前記長さ方向と直交する方向の応力を検出し、
前記制動力監視装置は、出力部を備え、前記制動力検出センサーからの信号に基づいて前記出力部に前記情報を出力する、
ことを特徴とするディスクブレーキ装置としている。
前記スピンドルには、左右他方側の端部に雄ねじが形成され、
前記鞘状部材には、左右他方側の内方に前記スピンドルの雄ねじに対応する雌ねじが形成され、
前記制動力検出センサーは、前記鞘状部材の表面に接着されているディスクブレーキ装置とすることもできる。
本発明の実施例に係るディスクブレーキ装置は、ブレーキレバーに掛かる制動力を直接検出することなく、ブブレーキレバーの制動力を精度良く常時監視できる制動力検出機能を備えている。図3、図4は、本発明の実施例に係るディスクブレーキ装置101の機械的な構成を示す図であり、それぞれ、ディスクブレーキ装置101を異なる方向から見たときの斜視図である。なお、以下に示す各図では、図1、図2と同様に、上下、左右、前後の各方向を規定している。
上記リンク機構10を備えたディスクブレーキ装置1では、ブレーキライニング(5L,5R)が摩耗していくのにしたがって閉状態における左右のブレーキレバー(3L,3R)の距離が徐々に短くなっていき、制動時に、図5に示した左右のブレーキレバー(3L,3R)の狭角αが徐々に小さくなっていく。すなわち、制動時におけるベントレバー11の左端が徐々に下方に下がっていく。そして、摩耗が進んで、スラスター40のロッド41が下死点まで下降してしまうと、それ以降は、左右のブレーキレバー(3L,3R)の挟角αを小さくすることができない。そのため、ブレーキライニング(5L,5R)によって回転するブレーキディスク2を狭持した際の摩擦力が低下し、ブレーキディスク2を確実に制動できなくなる可能性がある。そこで、実施例に係るディスクブレーキ装置1では、連結装置20の全長が調整できるようになっている。
<制動力検出センサー>
実施例に係るディスクブレーキ装置101では、制動力検出センサーとして上記非特許文献1や2に記載されたひずみゲージを用いている。周知のごとく、ひずみゲージは、葛籠折れ状の導体パターンの幅が応力によって細くなったり、太くなったりすることに起因する導体の抵抗変化に基づいてひずみを検出するセンサーである。そして、ディスクブレーキ装置101には、ひずみゲージにおける微少な抵抗変化に基づいて制動力に関する情報を音声や表示により出力するための制動力監視装置を備えている。
制動力監視装置は、ひずみゲージをセンサーとした専用の測定装置であり、製品として提供されているものを使用することができる。図7に制動力監視装置200の機能ブロック構成の一例を示した。制動力監視装置200は、概略的には、ひずみゲージ201の抵抗変化を電圧に変換するためのホイートストーンブリッジ回路202、ホイートストーンブリッジ回路202に供給する電源203、ホイートストーンブリッジ回路202にて変換された電圧信号を増幅するアンプ部204、アンプ部204から出力されるアナログ信号をデジタル信号(以下、ひずみデータとも言う)に変換するADコンバーター(ADC)205、CPUやメモリーを含んで構成される制御部206、キーボードや各種操作ボタンなどの入力装置207、入力装置207に入力された操作情報を制御部206に転送する入力インターフェイス部(入力IF)208、ディスプレイやスピーカーなどを含む出力装置209、音声信号やディスプレイの表示画面の起源となる画像データ生成し、音声や画像を出力装置209に出力させる出力インターフェイス部(出力IF)210などを含んで構成されている。そして、制御部206は、メモリーに記憶されたデータ(例えば、ブレーキレバー(3L,3R)に掛かる制動力と、ひずみデータとの対応関係など)、入力インターフェイス部208を介して入力した入力装置207に対する操作入力情報、およびADコンバーター205からのひずみデータを、実装されたプログラムに従って処理し、制動力に関わるデータを生成する。そして、そのデータを出力インターフェイス部210に転送する。出力インターフェイス部210は制御部206から入力されたデータに基づいて、制動力に関わる各種情報を出力装置209に出力させる。
上記実施例では、ひずみゲージ201を、連結装置のスレッドスリーブの表面に接着していたが、例えば、スラスター40のロッド41のストロークが十分にあり、連結装置20に全長を調整するスピンドル120などの機構が無い場合では、連結装置20の任意の場所にひずみゲージ201を接着することができる。
3L,3R ブレーキレバー、4 ブレーキシュー、5L,5R ブレーキライニング、6 ベースプレート、10 リンク機構、11 ベントレバー、
11a,11b ベントレバー部材、12、ショートレバー、
12a,12b ショートレバー部材、20 連結装置、
21,22 連結装置のクロスピース、40 スラスター、50 スプリング機構、
120 スピンドル、200 制動力監視装置、
201 制動力検出センサー(ひずみゲージ)、206 制御部、209 出力部
Claims (2)
- 左右方向に回転軸を有するブレーキディスクを、左右方向からブレーキライニングで押圧することで前記ブレーキディスクの回転に制動を掛けるディスクブレーキ装置であって、
下端に前後方向に延長する回転軸を有して立設されているとともに、前記ブレーキライニングが取り付けられてなる左方および右方のブレーキレバーと、
左方と右方の前記ブレーキレバーを互いに近接および離間させるように揺動させるリンク機構と、
左右の前記ブレーキレバーが互いに離間して制動が解除された開状態となるように前記リンク機構を動作させる第1の動力源と、
前記第1の動力源が非動作状態にあるときに、左右の前記ブレーキレバーが互いに近接して制動が掛かる閉状態となるように前記リンク機構を動作させる第2の動力源と、
前記ブレーキレバーの揺動状態を検出する、第1と第2の二つの制動力検出センサーと、
前記制動力検出センサーの出力信号に基づいて制動力に関わる情報を出力する制動力監視装置と、
を備え、
前記リンク機構は、左右の前記ブレーキレバーの上方に左右方向に架け渡されたレバー機構と連結装置とにより構成され、
前記レバー機構は、左右一方の端部に前後方向に延長する回転軸を有して左右一方のブレーキレバーの上端側に軸支されているとともに左右他方のブレーキレバーの上端側に向かって架け渡されてなり、
前記連結装置は、棒状で、左右他方の端部に前後方向に延長する回転軸を有して前記左右他方のブレーキレバーの上端側に軸支されているとともに、左右一方の端部に至る途上に前後に延長する回転軸を有して前記レバー機構の左右一方の端部に軸支されてなり、
前記第1の動力源は、前記レバー機構における左右他方の端部を上昇させることで、前記開状態とし、
前記第2の動力源は、前記レバー機構の所定位置に取り付けられて、前記閉状態を維持するように前記レバー機構を下方に付勢し、
第1の前記制動力検出センサーは、棒状の前記連結装置の表面に接着されて、当該前記連結装置における長さ方向の応力を検出し、
第2の前記制動力検出センサーは、棒状の前記連結装置の表面に接着されて、当該連結装置の軸周りに前記長さ方向と直交する方向の応力を検出し、
前記制動力監視装置は、出力部を備え、前記制動力検出センサーからの信号に基づいて前記出力部に前記情報を出力する、
ことを特徴とするディスクブレーキ装置。 - 請求項1に記載のディスクブレーキ装置であって、前記連結装置は、棒状の軸方向に回転軸を有するスピンドルと、前後方向に回転軸を有して前記左右他方のブレーキレバーの上端側に軸支されてなる鞘状部材とを備え、
前記スピンドルには、左右他方側の端部に雄ねじが形成され、
前記鞘状部材には、左右他方側の内方に前記スピンドルの雄ねじに対応する雌ねじが形成され、
前記制動力検出センサーは、前記鞘状部材の表面に接着されている、
ことを特徴とするディスクブレーキ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018140467A JP7151999B2 (ja) | 2018-07-26 | 2018-07-26 | ディスクブレーキ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018140467A JP7151999B2 (ja) | 2018-07-26 | 2018-07-26 | ディスクブレーキ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020016304A JP2020016304A (ja) | 2020-01-30 |
JP7151999B2 true JP7151999B2 (ja) | 2022-10-12 |
Family
ID=69579512
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2018140467A Active JP7151999B2 (ja) | 2018-07-26 | 2018-07-26 | ディスクブレーキ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP7151999B2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20170106222A1 (en) | 2015-10-16 | 2017-04-20 | Precor Incorporated | Variable distance eddy current braking system |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57139745U (ja) * | 1981-02-26 | 1982-09-01 | ||
JPH1137186A (ja) * | 1997-07-23 | 1999-02-09 | Nippon Aikiyan Kk | ディスクブレーキ装置 |
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2018
- 2018-07-26 JP JP2018140467A patent/JP7151999B2/ja active Active
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20170106222A1 (en) | 2015-10-16 | 2017-04-20 | Precor Incorporated | Variable distance eddy current braking system |
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