JP6730152B2 - ブレーキ圧力分布計測方法およびブレーキ圧力分布計測装置 - Google Patents
ブレーキ圧力分布計測方法およびブレーキ圧力分布計測装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6730152B2 JP6730152B2 JP2016184471A JP2016184471A JP6730152B2 JP 6730152 B2 JP6730152 B2 JP 6730152B2 JP 2016184471 A JP2016184471 A JP 2016184471A JP 2016184471 A JP2016184471 A JP 2016184471A JP 6730152 B2 JP6730152 B2 JP 6730152B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- surface portion
- pressure distribution
- displacement
- rotating body
- brake
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 56
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 claims description 325
- 238000005259 measurement Methods 0.000 claims description 55
- 238000003825 pressing Methods 0.000 claims description 42
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 claims description 28
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 19
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 claims description 16
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 claims 1
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 23
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 10
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 8
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 8
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 8
- 238000005316 response function Methods 0.000 description 7
- 239000002783 friction material Substances 0.000 description 5
- 230000008569 process Effects 0.000 description 5
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 description 4
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 4
- 230000009471 action Effects 0.000 description 3
- 230000008859 change Effects 0.000 description 3
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000014509 gene expression Effects 0.000 description 2
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 2
- 238000004080 punching Methods 0.000 description 2
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 238000000691 measurement method Methods 0.000 description 1
- 230000004044 response Effects 0.000 description 1
- 238000012552 review Methods 0.000 description 1
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 1
- 229910052710 silicon Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010703 silicon Substances 0.000 description 1
- 238000012360 testing method Methods 0.000 description 1
- 239000011800 void material Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)
- Braking Arrangements (AREA)
Description
前記第1の側面部と前記第2の側面部との間に複数の変位センサを設置し、
前記回転体を、複数の前記変位センサが設置される位置ごとに、前記第1の側面部と前記第2の側面部との剛性が異なる状態に形成し、
複数の前記変位センサを用いて、前記回転体が回転運動をしている状態で、前記可動部の押圧方向に沿う前記回転体上の前記第1の側面部及び前記第2の側面部の各々における形状の微小変位を計測し、
前記計測により得られた前記第1の側面部の形状の微小変位、及び前記第2の側面部の微小変位に基づき、コンピュータによる解析により前記第1の側面部における圧力分布と、前記第2の側面部における圧力分布とをそれぞれ算出する、
ことを特徴とするブレーキ圧力分布計測方法。
ことを特徴とする上記(1)に記載のブレーキ圧力分布計測方法。
ことを特徴とする上記(1)または(2)に記載のブレーキ圧力分布計測方法。
前記第1の側面部と前記第2の側面部との間に複数の変位センサを設置し、
前記変位センサに前記第1の側面部と前記第2の側面部とにおける変位に対する感度を異ならせる構造を持たせ、
複数の前記変位センサを用いて、前記回転体が回転運動をしている状態で、前記可動部の押圧方向に沿う前記回転体上の前記第1の側面部及び前記第2の側面部の各々における形状の微小変位を計測し、
前記計測により得られた前記第1の側面部の形状の微小変位、及び前記第2の側面部の微小変位に基づき、コンピュータによる解析により前記第1の側面部における圧力分布と、前記第2の側面部における圧力分布とをそれぞれ算出する、
ことを特徴とするブレーキ圧力分布計測方法。
ことを特徴とする上記(4)に記載のブレーキ圧力分布計測方法。
前記第1の側面部と前記第2の側面部との間に設置された複数の変位センサと、
前記回転体が回転運動をしている状態で、前記可動部の押圧方向に沿う前記回転体の前記第1の側面部及び前記第2の側面部の各々における形状の微小変位を、前記変位センサの出力に基づき取得するデータ計測部と、
前記データ計測部が取得した前記回転体の形状の微小変位を表すデータに基づき、逆解析により前記回転体への圧力分布のデータを算出する圧力分布算出部と、を備え、
前記回転体は、複数の前記変位センサが設置される位置ごとに、前記第1の側面部と前記第2の側面部との剛性が異なる状態で形成され、
前記圧力分布算出部は、前記第1の側面部における圧力分布と、前記第2の側面部における圧力分布とをそれぞれ算出する、
ことを特徴とするブレーキ圧力分布計測装置。
ことを特徴とする上記(6)に記載のブレーキ圧力分布計測装置。
前記複数の変位センサに含まれる第2の変位センサは、前記第2の側面部に固定されて検出面が前記第1の側面部と対向する位置に配置されている、
ことを特徴とする上記(6)または(7)に記載のブレーキ圧力分布計測装置。
前記第1の側面部と前記第2の側面部との間に設置された複数の変位センサと、
前記回転体が回転運動をしている状態で、前記可動部の押圧方向に沿う前記回転体の前記第1の側面部及び前記第2の側面部の各々における形状の微小変位を、前記変位センサの出力に基づき取得するデータ計測部と、
前記データ計測部が取得した前記回転体の形状の微小変位を表すデータに基づき、逆解析により前記回転体への圧力分布のデータを算出する圧力分布算出部と、を備え、
前記変位センサは、前記第1の側面部と前記第2の側面部とにおける変位に対する感度を異ならせる構造を有し、
前記圧力分布算出部は、前記第1の側面部における圧力分布と、前記第2の側面部における圧力分布とをそれぞれ算出する、
ことを特徴とするブレーキ圧力分布計測装置。
また、変位センサは回転体の形状の微小変位を検出するものであるため、回転体と可動部との接触面から離れた位置に配置することができる。したがって、計測時に可動部に配置される摩擦材の構造及び形状については、実際にブレーキが作動する環境と同じものを使うことができる。また、計測時の接触面の状態についても、実際にブレーキが作動する環境と同じ状態にすることができる。これにより高精度の圧力分布計測が可能になる。また、回転体が運動している状態で計測を行うので、運動方向の圧力分布を最低2個の変位センサだけで検出できる。
本発明の実施形態におけるブレーキ圧力分布計測装置10の構成例を図1に示す。このブレーキ圧力分布計測装置10は、図1に示したような回転可能なディスクロータ20とキャリパー30とを含むディスクブレーキ装置を計測対象としている。勿論、例えばドラム式のブレーキ装置を計測対象とすることも可能である。
アウターパッド用変位センサ25およびインナーパッド用変位センサ26を装着したディスクロータ20の外観を図2に示す。また、図2に示したディスクロータ20の一部分を拡大して図3に示す。
ディスクロータ20に装着したアウターパッド用変位センサ25およびインナーパッド用変位センサ26を用いて測定した点荷重応答関数の例を図4に示す。
ブレーキパッドの圧力によるディスクロータ20の変形は微小であるので、ディスクロータ20は弾性体として扱う。すなわち、ブレーキパッドの圧力とそれによるディスクロータ20の微小変形との関係を表す観測方程式を、以下に示すように線形関係でモデル化する。
但し、
{y}:ロータ回転角に対して変位センサ(25、26)の出力を並べたベクトル
{x}:パッド面の圧力分布を離散化したベクトル
[H]:離散化した点荷重応答関数を行成分とするテプリッツ行列
J=|Hx−y|2+α|x|2 ・・・(2)
すなわち、上記第(2)式の解は、次の第(3)式で表される。
{x}=([H]t[H]+α[I])−1[H]t{y} ・・・(3)
但し、
t:転置行列
α:正則化パラメータ
[I]:単位行列
接触面圧を同定する基本的な処理の流れを図5に示す。つまり、図5に示すように、既知の点荷重101と、各摺動面の未知の圧力分布102とをディスクロータ20上でそれぞれ計測し、このローター変位計測結果103を逆解析104により解析して各摺動面の未知の圧力分布102を同定する。逆解析104においては、図4に示したような点荷重応答関数と、上記第(1)式に示した観測方程式と、チコノフの正則化(regularization)を用いて解析を実施する。
図5に示した同定手法を用いて同定した値および正解値の具体例を図6に示す。図6のグラフにおいて、横軸はディスクロータ20の回転位置[deg]を表し、縦軸は圧力[Pa]を表す。また、図5中に実線で示す特性V1iおよびV1oの値は、それぞれインナー側およびアウター側の圧力の正解値を表し、図5中に点線で示す特性V2iおよびV2oの値は、それぞれインナー側およびアウター側の圧力の同定値を表す。
図1に示したブレーキ圧力分布計測装置10を使用して計測を実施する場合における代表的な処理手順を図7に示す。図7の処理手順について以下に説明する。
ブレーキパッドで押圧した時のディスクロータ20における変位はごく僅かである。したがって、これを検知するアウターパッド用変位センサ25、およびインナーパッド用変位センサ26には高い検出性能が要求される。そこで、図1に示したアウターパッド用変位センサ25、およびインナーパッド用変位センサ26の各々は、以下に説明する変位拡大機構50およびストレインゲージ60を備えている。
図1のブレーキ圧力分布計測装置10のアウターパッド用変位センサ25、およびインナーパッド用変位センサ26に採用した変位拡大機構50の縦断面の構成を図8(A)に示す。尚、この変位拡大機構50は、コンプライアントメカニズム(材料自身の変形のみで機構が成立する)を形成している。
図8(A)の変位拡大機構50にストレインゲージ60を装着した状態を図8(B)に示す。
上述のブレーキ圧力分布計測装置10においては、ディスクロータ20に生じた変位から、逆解析によりブレーキパッドの接触面における圧力分布を正しく算出することができる。したがって、従来のようにブレーキパッドにセンサを内蔵したり、ブレーキパッドとディスクロータとの接触面にセンサを挟み込む必要はなくなり、実際にブレーキが作動する環境と同じ条件で計測を実施することができる。しかも、アウターパッド用変位センサ25、およびインナーパッド用変位センサ26を用いて計測を実施することにより、ディスクロータ20のアウター側とインナー側両方のパッド摺動面の各々について、個別に円周方向の圧力分布を計測できる。
<処理手順の変形例>
本発明の実施形態のブレーキ圧力分布計測装置10における処理手順の変形例を図14に示す。すなわち、図7に示した処理手順を変形した内容を図14に示してある。また、図14において図7と対応するステップは同じ番号を付けて示してある。
なお、図2に示したディスクロータ20においては、剛性調整部21aおよび22aとしてアウターディスク板21、インナーディスク板22の周面に穿孔した穴を用いているが、これについては様々な変形が考えられる。例えば、穿孔する穴の数や大きさを必要に応じて変更することができる。また、例えばアウターディスク板21において、アウターパッド用変位センサ25の検出面と対向する箇所の壁面に厚み方向の凹部を形成したり、インナーディスク板22において、インナーパッド用変位センサ26の検出面と対向する箇所の壁面に厚み方向の凹部を形成して剛性を下げることも考えられる。
変形例のセンサ構造を図15(A)および図15(B)に示す。図15(A)および図15(B)はそれぞれ異なる変位状態を表している。また、図15(A)および図15(B)におけるZ方向はディスクロータ20Bの厚み方向を表し、図中の上側がアウター側、下側がインナー側をそれぞれ示している。
[1] 第1の側面部(アウターディスク板21)及び第2の側面部(インナーディスク板22)を有する回転体(ディスクロータ20)と、前記第1の側面部及び前記第2の側面部に接触して前記回転体を押圧可能な可動部(キャリパー30)と、を含む計測対象となるブレーキシステムにおいて、前記可動部の押圧による前記回転体への圧力分布を計測するためのブレーキ圧力分布計測方法であって、
前記第1の側面部と前記第2の側面部との間に複数の変位センサ(アウターパッド用変位センサ25、インナーパッド用変位センサ26)を設置し、
前記回転体を、複数の前記変位センサが設置される位置ごとに、前記第1の側面部と前記第2の側面部との剛性が異なる状態に形成し、
複数の前記変位センサを用いて、前記回転体が回転運動をしている状態で、前記可動部の押圧方向に沿う前記回転体上の前記第1の側面部及び前記第2の側面部の各々における形状の微小変位を計測し(ステップS12、S14)、
前記計測により得られた前記第1の側面部の形状の微小変位、及び前記第2の側面部の微小変位に基づき、コンピュータによる解析により前記第1の側面部における圧力分布と、前記第2の側面部における圧力分布とをそれぞれ算出する(ステップS17)、
ことを特徴とするブレーキ圧力分布計測方法。
ことを特徴とする上記[1]に記載のブレーキ圧力分布計測方法。
ことを特徴とする上記[1]または[2]に記載のブレーキ圧力分布計測方法。
前記第1の側面部と前記第2の側面部との間に複数の変位センサを設置し、
前記変位センサに前記第1の側面部(アウター表面20Ba)と前記第2の側面部(インナー表面20Bb)とにおける変位に対する感度を異ならせる構造(図15(A)、図15(B)参照)を持たせ、
複数の前記変位センサを用いて、前記回転体が回転運動をしている状態で、前記可動部の押圧方向に沿う前記回転体上の前記第1の側面部及び前記第2の側面部の各々における形状の微小変位を計測し、
前記計測により得られた前記第1の側面部の形状の微小変位、及び前記第2の側面部の微小変位に基づき、コンピュータによる解析により前記第1の側面部における圧力分布と、前記第2の側面部における圧力分布とをそれぞれ算出する、
ことを特徴とするブレーキ圧力分布計測方法。
ことを特徴とする上記[4]に記載のブレーキ圧力分布計測方法。
前記第1の側面部と前記第2の側面部との間に設置された複数の変位センサ(アウターパッド用変位センサ25、インナーパッド用変位センサ26)と、
前記回転体が回転運動をしている状態で、前記可動部の押圧方向に沿う前記回転体の前記第1の側面部及び前記第2の側面部の各々における形状の微小変位を、前記変位センサの出力に基づき取得するデータ計測部(データロガー70)と、
前記データ計測部が取得した前記回転体の形状の微小変位を表すデータに基づき、逆解析により前記回転体への圧力分布のデータを算出する圧力分布算出部(演算部80)と、を備え、
前記回転体は、複数の前記変位センサが設置される位置ごとに、前記第1の側面部と前記第2の側面部との剛性が異なる状態で形成され、
前記圧力分布算出部は、前記第1の側面部における圧力分布と、前記第2の側面部における圧力分布とをそれぞれ算出する、
ことを特徴とするブレーキ圧力分布計測装置。
ことを特徴とする上記[6]に記載のブレーキ圧力分布計測装置。
前記複数の変位センサに含まれる第2の変位センサ(インナーパッド用変位センサ26)は、前記第2の側面部(アウターディスク板21)に固定されて検出面が前記第1の側面部(インナーディスク板22)と対向する位置に配置されている、
ことを特徴とする上記[6]または[7]に記載のブレーキ圧力分布計測装置。
前記第1の側面部と前記第2の側面部との間に設置された複数の変位センサと、
前記回転体が回転運動をしている状態で、前記可動部の押圧方向に沿う前記回転体の前記第1の側面部及び前記第2の側面部の各々における形状の微小変位を、前記変位センサの出力に基づき取得するデータ計測部と、
前記データ計測部が取得した前記回転体の形状の微小変位を表すデータに基づき、逆解析により前記回転体への圧力分布のデータを算出する圧力分布算出部と、を備え、
前記変位センサは、前記第1の側面部(アウター表面20Ba)と前記第2の側面部(インナー表面20Bb)とにおける変位に対する感度を異ならせる構造(図15(A)、図15(B)参照)を有し、
前記圧力分布算出部は、前記第1の側面部における圧力分布と、前記第2の側面部における圧力分布とをそれぞれ算出する、
ことを特徴とするブレーキ圧力分布計測装置。
20,20B ディスクロータ
20a 中央開口部
20Ba アウター表面
20Bb インナー表面
20Bc,20Bd 微小変位部
21 アウターディスク板
22 インナーディスク板
21a,22a 剛性調整部
21b,22b 変位センサ固定部
23 空隙
24 支持部
25,25B アウターパッド用変位センサ
25Ba 検出部
25Bb,25Bc 支持部
26 インナーパッド用変位センサ
27 センサ設置空間
30 キャリパー
31A ブレーキパッド(通常型)
40 油圧ゲージ
50 変位拡大機構
51 上側ベース部
52 第1レバー
53 第2レバー
54 下側ベース部
55,56,57,58 連結部
59 センサ装着部
51A 変位
55A 力点
56A 第1支点
58A 第2支点
60 ストレインゲージ
70 データロガー
80 演算部
90 増幅器
95 光学エンコーダ
101 既知の点荷重
102 各摺動面の未知の圧力分布
103 ローター変位計測結果
104 逆解析
Claims (9)
- 第1の側面部及び第2の側面部を有する回転体と、前記第1の側面部及び前記第2の側面部に接触して前記回転体を押圧可能な可動部と、を含む計測対象となるブレーキシステムにおいて、前記可動部の押圧による前記回転体への圧力分布を計測するためのブレーキ圧力分布計測方法であって、
前記第1の側面部と前記第2の側面部との間に複数の変位センサを設置し、
前記回転体を、複数の前記変位センサが設置される位置ごとに、前記第1の側面部と前記第2の側面部との剛性が異なる状態に形成し、
複数の前記変位センサを用いて、前記回転体が回転運動をしている状態で、前記可動部の押圧方向に沿う前記回転体上の前記第1の側面部及び前記第2の側面部の各々における形状の微小変位を計測し、
前記計測により得られた前記第1の側面部の形状の微小変位、及び前記第2の側面部の微小変位に基づき、コンピュータによる解析により前記第1の側面部における圧力分布と、前記第2の側面部における圧力分布とをそれぞれ算出する、
ことを特徴とするブレーキ圧力分布計測方法。 - 前記計測によって得られた前記回転体の形状の微小変位に基づき、逆解析により前記回転体への圧力分布を算出する、
ことを特徴とする請求項1に記載のブレーキ圧力分布計測方法。 - 前記回転体に、複数の前記変位センサが設置される位置の各々の箇所で、前記変位センサと対向する前記第1の側面部及び前記第2の側面部のいずれか一方において、開口または穴を1つ以上形成することにより前記剛性を下げる、
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のブレーキ圧力分布計測方法。 - 第1の側面部及び第2の側面部を有する回転体と、前記第1の側面部及び前記第2の側面部に接触して前記回転体を押圧可能な可動部と、を含む計測対象となるブレーキシステムにおいて、前記可動部の押圧による前記回転体への圧力分布を計測するためのブレーキ圧力分布計測方法であって、
前記第1の側面部と前記第2の側面部との間に複数の変位センサを設置し、
前記変位センサに前記第1の側面部と前記第2の側面部とにおける変位に対する感度を異ならせる構造を持たせ、
複数の前記変位センサを用いて、前記回転体が回転運動をしている状態で、前記可動部の押圧方向に沿う前記回転体上の前記第1の側面部及び前記第2の側面部の各々における形状の微小変位を計測し、
前記計測により得られた前記第1の側面部の形状の微小変位、及び前記第2の側面部の微小変位に基づき、コンピュータによる解析により前記第1の側面部における圧力分布と、前記第2の側面部における圧力分布とをそれぞれ算出する、
ことを特徴とするブレーキ圧力分布計測方法。 - 前記変位センサは、前記第1の側面部及び前記第2の側面部に対し、当該第1の側面部と当該第2の側面部とをそれぞれ同じ力で押圧した場合に変位量が互いに異なる部分に接する構造を有する、
ことを特徴とする請求項4に記載のブレーキ圧力分布計測方法。 - 第1の側面部及び第2の側面部を有する回転体と、前記第1の側面部及び前記第2の側面部に接触して前記回転体を押圧可能な可動部と、を含む計測対象となるブレーキシステムにおいて、前記可動部の押圧による前記回転体への圧力分布を計測するためのブレーキ圧力分布計測装置であって、
前記第1の側面部と前記第2の側面部との間に設置された複数の変位センサと、
前記回転体が回転運動をしている状態で、前記可動部の押圧方向に沿う前記回転体の前記第1の側面部及び前記第2の側面部の各々における形状の微小変位を、前記変位センサの出力に基づき取得するデータ計測部と、
前記データ計測部が取得した前記回転体の形状の微小変位を表すデータに基づき、逆解析により前記回転体への圧力分布のデータを算出する圧力分布算出部と、を備え、
前記回転体は、複数の前記変位センサが設置される位置ごとに、前記第1の側面部と前記第2の側面部との剛性が異なる状態で形成され、
前記圧力分布算出部は、前記第1の側面部における圧力分布と、前記第2の側面部における圧力分布とをそれぞれ算出する、
ことを特徴とするブレーキ圧力分布計測装置。 - 前記回転体は、複数の前記変位センサが設置される位置の各々の箇所で、前記変位センサと対向する前記第1の側面部及び前記第2の側面部のいずれか一方において、前記剛性を下げるための開口または穴が1つ以上形成されている、
ことを特徴とする請求項6に記載のブレーキ圧力分布計測装置。 - 前記複数の変位センサに含まれる第1の変位センサは、前記第1の側面部に固定されて検出面が前記第2の側面部と対向する位置に配置され、
前記複数の変位センサに含まれる第2の変位センサは、前記第2の側面部に固定されて検出面が前記第1の側面部と対向する位置に配置されている、
ことを特徴とする請求項6または請求項7に記載のブレーキ圧力分布計測装置。 - 第1の側面部及び第2の側面部を有する回転体と、前記第1の側面部及び前記第2の側面部に接触して前記回転体を押圧可能な可動部と、を含む計測対象となるブレーキシステムにおいて、前記可動部の押圧による前記回転体への圧力分布を計測するためのブレーキ圧力分布計測装置であって、
前記第1の側面部と前記第2の側面部との間に設置された複数の変位センサと、
前記回転体が回転運動をしている状態で、前記可動部の押圧方向に沿う前記回転体の前記第1の側面部及び前記第2の側面部の各々における形状の微小変位を、前記変位センサの出力に基づき取得するデータ計測部と、
前記データ計測部が取得した前記回転体の形状の微小変位を表すデータに基づき、逆解析により前記回転体への圧力分布のデータを算出する圧力分布算出部と、を備え、
前記変位センサは、前記第1の側面部と前記第2の側面部とにおける変位に対する感度を異ならせる構造を有し、
前記圧力分布算出部は、前記第1の側面部における圧力分布と、前記第2の側面部における圧力分布とをそれぞれ算出する、
ことを特徴とするブレーキ圧力分布計測装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016184471A JP6730152B2 (ja) | 2016-09-21 | 2016-09-21 | ブレーキ圧力分布計測方法およびブレーキ圧力分布計測装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016184471A JP6730152B2 (ja) | 2016-09-21 | 2016-09-21 | ブレーキ圧力分布計測方法およびブレーキ圧力分布計測装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018048907A JP2018048907A (ja) | 2018-03-29 |
JP6730152B2 true JP6730152B2 (ja) | 2020-07-29 |
Family
ID=61767525
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016184471A Active JP6730152B2 (ja) | 2016-09-21 | 2016-09-21 | ブレーキ圧力分布計測方法およびブレーキ圧力分布計測装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6730152B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020085592A (ja) * | 2018-11-21 | 2020-06-04 | 国立大学法人東京工業大学 | 荷重計測装置および荷重計測方法 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19640995C2 (de) * | 1996-10-04 | 1999-07-22 | Continental Ag | Bremsaktuator für eine elektrische Bremsanlage eines Kraftfahrzeuges |
JP3724141B2 (ja) * | 1997-08-25 | 2005-12-07 | 日産自動車株式会社 | ブレーキ用ディスクロータ |
JP2008020317A (ja) * | 2006-07-12 | 2008-01-31 | Toyota Motor Corp | ブレーキ装置の評価システム |
JP6409226B2 (ja) * | 2014-11-20 | 2018-10-24 | 曙ブレーキ工業株式会社 | ブレーキ圧力分布計測方法及びブレーキ圧力分布計測装置 |
-
2016
- 2016-09-21 JP JP2016184471A patent/JP6730152B2/ja active Active
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020085592A (ja) * | 2018-11-21 | 2020-06-04 | 国立大学法人東京工業大学 | 荷重計測装置および荷重計測方法 |
JP7193799B2 (ja) | 2018-11-21 | 2022-12-21 | 国立大学法人東京工業大学 | 荷重計測装置および荷重計測方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2018048907A (ja) | 2018-03-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6231190B2 (ja) | 軌道車両用ブレーキシステムにおける制動トルクの決定方法及び装置 | |
JP5611297B2 (ja) | 測定プローブ | |
JP6639838B2 (ja) | ホイール締結状態判定装置 | |
Ghazaly et al. | Understanding mode-coupling mechanism of brake squeal using finite element analysis | |
CN109900475A (zh) | 轴承检查装置 | |
US11385111B2 (en) | System and method for determining bearing preload by vibration measurement | |
JP6730152B2 (ja) | ブレーキ圧力分布計測方法およびブレーキ圧力分布計測装置 | |
KR20050092753A (ko) | 센서 부착 허브 유닛 | |
JPH0261700B2 (ja) | ||
Koch et al. | On the influence of multiple equilibrium positions on brake noise | |
JP7239498B2 (ja) | キャリパ及び支持アセンブリ並びにキャリパ変形検知方 | |
JP2008020317A (ja) | ブレーキ装置の評価システム | |
JP6409226B2 (ja) | ブレーキ圧力分布計測方法及びブレーキ圧力分布計測装置 | |
JP2022542036A (ja) | 制動トルクを決定するための測定システム及び方法 | |
JP4935267B2 (ja) | 荷重センサ | |
JP5638310B2 (ja) | センサ付車輪用軸受 | |
KR101294085B1 (ko) | 브레이크 디스크 거동 측정시스템 | |
US10989262B2 (en) | Motor vehicle brake pad thickness detection system | |
Giorgetta et al. | On the testing of vibration performances of road vehicle suspensions | |
CN113587790A (zh) | 一种制动盘测量系统和分析方法 | |
JP2013076573A (ja) | センサ付車輪用軸受装置 | |
NL2033370B1 (en) | Brake torque measurement system | |
EP4081429B1 (en) | System and method for determining a braking torque by means of a force detection device at an interface between a brake caliper body and a hub holder | |
JP7496762B2 (ja) | 回転する車輪を備える試験対象物を試験するための試験装置および試験方法 | |
JP2024512479A (ja) | ブレーキキャリパにおける制動力および/またはトルクを検出するための装置および方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20161025 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190709 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200427 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200602 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200702 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6730152 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |