JP2020085592A - 荷重計測装置および荷重計測方法 - Google Patents

荷重計測装置および荷重計測方法 Download PDF

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Abstract

【課題】センサをブレーキロータなどの可動部位に取り付ける場合の取り付けが容易で、且つ可動部位の動きに影響を与えにくくすること。【解決手段】荷重を計測するセンサに、印加される荷重に応じて固有振動数が変化する振動板を設け、気体の通路を振動板の近傍へ配置して、振動板に供給する気体の流れにより振動を誘発させる。振動板の振動により荷重に応じた振動数の音を発生させ、マイクなどで音を検知する。音の周波数変化から荷重を算出できる。可動部位またはその近傍へ配線する必要がないのでセンサの取り付けが容易であり、ブレーキロータが高速回転する状態でも計測できる。同時に複数のセンサを設置する場合には、各センサの固有振動数の比率が整数倍からずれるように仕様を定め、発生する音に倍音成分が多く含まれる場合でも複数の信号の周波数分離を容易にする。【選択図】図1

Description

本発明は、荷重を計測する1つ又はそれ以上のセンサを有する荷重計測装置および荷重計測方法に関する。
例えば、車両等に搭載されるブレーキシステムを開発する場合には、ブレーキを構成するディスクロータの面と、摩擦材との間に働く力の分布状況を正しく把握することが重要である。したがって、ディスクロータと摩擦材との接触面における圧力分布を計測するために、荷重計測装置が用いられる。また、このような用途で用いられる荷重計測装置において、センサとして歪みゲージが採用されている。
一方、例えば特許文献1および特許文献2は、音叉振動子を備えた荷重検出センサを開示している。これらの荷重検出センサは、音叉振動子の2枚の平行に配置した振動片の振動数が荷重測定端間に作用する荷重に応じて変化することを利用して荷重を検出している。また、荷重検出センサは、電磁コイルにより磁力を作用させて振動片の吸引、解除を繰り返し、振動を発生させる。発生した振動は、圧電素子を用いて電気信号に変換される。したがって、荷重検出センサは、圧電素子が出力する電気信号の振動数により荷重を把握できる。
特開2009−192286号公報 特開2018−128438号公報
荷重計測装置を利用してブレーキのディスクロータと摩擦材との接触面における圧力分布を計測する場合には、通常は多数の歪みゲージをディスクロータ上に設置する必要がある。そのため、以下の(1)〜(3)に示すような課題があった。
(1)各歪みゲージから電線でブレーキの外側に電気信号を取り出して計測することになるので、歪みゲージの数が多い場合には多数の電線の接続および引き回しが生じる。
(2)ディスクロータ上の多数の歪みゲージが多数の電線で外側の装置と接続されているため、計測中はディスクロータを高速で回転させることができない。
(3)歪みゲージが熱に弱いので、ディスクロータが高温になるような高負荷の環境では計測ができない。
一方、例えば特許文献1および特許文献2に示される荷重検出センサを利用する場合であっても、音叉振動子を振動させるために、電磁コイルにより磁力を作用させて振動片の吸引、解除を繰り返す必要がある。つまり、電磁コイルに電力を供給する電線を荷重検出センサに接続しなければならない。更に、振動片の振動を検知する圧電素子から電気信号を取り出すために、電線を接続しなければならない。したがって、上記(1)および(2)の課題を解決できなかった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、センサを可動部位に取り付ける場合の取り付けが容易で、且つ可動部位の動きに影響を与えにくくすることが可能な荷重計測装置および荷重計測方法を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る荷重計測装置および荷重計測方法は、下記(1)〜(6)を特徴としている。
(1) 荷重を計測する1つ又はそれ以上のセンサを有する荷重計測装置であって、
前記センサが、
印加される前記荷重によって振動数が変化する振動体と、
前記振動体の近傍へ供給される流体の通路と、
を備え、前記通路を使って前記振動体へ流体を供給することで前記振動体の振動を誘発し、前記振動体が荷重に応じた振動数の振動を発する、
ことを特徴とする荷重計測装置。
上記(1)の構成の荷重計測装置によれば、通路を介して振動体へ供給される流体の流れに起因して振動体に振動が発生する。ここで発生する振動の周波数は、振動体の固有振動数であり、振動体に印加される荷重に応じて変動する。したがって、振動体の振動の周波数に基づき荷重の大きさを把握できる。しかも、振動体に振動を発生させるために電磁コイルを使う必要がないのでその配線が不要になる。更に、振動体が荷重に応じた振動数の音などを発生するので、振動数を計測するために振動体に圧電素子を設置する必要がなく、その配線も不要になる。したがって、例えばブレーキのディスクロータと摩擦材との接触面における圧力分布を計測する場合には、ディスクロータ上のセンサに配線を接続する必要がなくなり、ディスクロータを高速回転させながら計測することも可能になる。
(2) 前記センサとして、少なくとも第1センサと第2センサとを備え、
前記第1センサにおける前記振動体の第1の振動数と、前記第2センサにおける前記振動体の第2の振動数との比率が、整数倍からずれた状態に定めてある、
ことを特徴とする上記(1)に記載の荷重計測装置。
上記(2)の構成の荷重計測装置によれば、複数のセンサがそれぞれ出力する音などの信号を周波数の違いにより分離することが容易になる。特に、複数の振動体の振動数の比率が、整数倍からずれた状態に定めてあるので、各振動波形が整数倍の振動周波数成分を多く含む場合であっても、複数の振動体の振動周波数成分が重なるのを避けることができ、それらの分離が容易になる。
(3) 前記センサの振動体の振動数が、20Hzから50kHzの範囲内に定めてある、
ことを特徴とする上記(1)又は(2)に記載の荷重計測装置。
上記(3)の構成の荷重計測装置によれば、実用的な振動体を利用することが可能になる。すなわち、振動数を20Hz以上に定めることで振動体の大型化を避けることができ、振動数を50kHz以下に定めることで振動体の加工が困難になるのを避けることができる。また、振動体から発生する音などの検出も容易になる。
(4) 1つ又はそれ以上の所定のセンサを用いて荷重を計測するための荷重計測方法であって、
印加される前記荷重によって振動数が変化する振動体を前記センサに設置すると共に、前記振動体の近傍へ供給される流体の通路を形成し、
前記通路を使って前記振動体へ流体を供給することで、前記振動体の振動を誘発し、前記振動体が荷重に応じた振動数の振動を発する、
ことを特徴とする荷重計測方法。
上記(4)の構成の荷重計測方法によれば、通路を介して振動体へ供給される流体の流れに起因して振動体に振動が発生する。ここで発生する振動の周波数は、振動体の固有振動数であり、振動体に印加される荷重に応じて変動する。したがって、振動体の振動の周波数に基づき荷重の大きさを把握できる。しかも、振動体に振動を発生させるために電磁コイルを使う必要がないのでその配線が不要になる。更に、振動体が荷重に応じた振動数の音などを発生するので、振動数を計測するために振動体に圧電素子を設置する必要がなく、その配線も不要になる。したがって、例えばブレーキのディスクロータと摩擦材との接触面における圧力分布を計測する場合には、ディスクロータ上のセンサに配線を接続する必要がなくなり、ディスクロータを高速回転させながら計測することも可能になる。
(5) 前記センサとして、少なくとも第1センサと第2センサとを用意すると共に、
前記第1センサにおける前記振動体の第1の振動数と、前記第2センサにおける前記振動体の第2の振動数との比率を整数倍からずれた状態に定める、
ことを特徴とする上記(4)に記載の荷重計測方法。
上記(5)の構成の荷重計測方法によれば、複数のセンサがそれぞれ出力する音などの信号を周波数の違いにより分離することが容易になる。特に、複数の振動体の振動数の比率が、整数倍からずれた状態に定めてあるので、各振動波形が整数倍の振動周波数成分を多く含む場合であっても、複数の振動体の音の周波数成分が重なるのを避けることができ、それらの分離が容易になる。
(6) 前記センサの振動体の振動数を、20Hzから50kHzの範囲内に制限する、
ことを特徴とする、上記(4)又は(5)に記載の荷重計測方法。
上記(6)の構成の荷重計測方法によれば、実用的な振動体を利用することが可能になる。すなわち、振動数を20Hz以上に定めることで振動体の大型化を避けることができ、振動数を50kHz以下に定めることで振動体の加工が困難になるのを避けることができる。また、振動体から発生する音などの検出も容易になる。
本発明の荷重計測装置および荷重計測方法によれば、センサを可動部位に取り付ける場合の取り付けが容易で、且つ可動部位の動きに影響を与えにくくすることが可能である。すなわち、振動体の機械振動を誘発するために電磁コイルを用いる必要がなく、発生した機械振動を外側から非接触で検出できるので、可動部位やその近傍に配線を接続する必要がない。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1(a)、図1(b)、図1(c)、図1(d)および図1(e)は本発明の実施形態における荷重センサを表し、図1(a)は正面図、図1(b)は図1(a)のA−A線断面図、図1(c)は図1(a)のB−B線断面図、図1(d)は斜視図、図1(e)は部分拡大断面図である。 図2は、図1(a)〜図1(d)に示した荷重センサに含まれる金属プレートを示す斜視図である。 図3は、図1(a)〜図1(d)に示した荷重センサの一部分を示す分解斜視図である。 図4は、図1(a)〜図1(d)に示した荷重センサにおける空気の流れを示す斜視図である。 図5は、金属プレートの振動板を通過する空気の流れを示す正面図である。 図6は、図1(a)〜図1(d)に示した荷重センサにおける負荷荷重−周波数特性の例を示すグラフである。 図7(a)、図7(b)、図7(c)、および図7(d)は、原理的な音発生部の構成を表す断面図であり、それぞれ同じ部位における異なる状態を表している。 図8(a)および図8(b)は、自励振動する音叉梁の状態を示す正面図である。 図9(a)および図9(b)は、振動板が発生する音の周波数スペクトルの例を表すグラフであり、図9(a)は荷重が最小の状態、図9(b)は荷重が最大の状態をそれぞれ表す。 図10は、複数の荷重センサを利用したブレーキ圧力分布計測装置の構成例を示すブロック図である。
本発明に関する具体的な実施形態について、各図を参照しながら以下に説明する。
<荷重センサの構成例>
図1(a)、図1(b)、図1(c)、図1(d)および図1(e)は本発明の実施形態における荷重センサ10の構成例を示し、図1(a)は正面図、図1(b)は図1(a)のA−A線断面図、図1(c)は図1(a)のB−B線断面図、図1(d)は斜視図、図1(e)は図1(c)における振動板11dの近傍を示す部分拡大図である。また、この荷重センサ10を構成する金属プレート11全体の外観を図2に示し、荷重センサ10の一部分を分解した状態を図3に示し、全体の空気の流れを図4に示し、振動板11d近傍の空気の流れを図5に示す。
図1(a)〜図1(e)に示すように、本実施形態の荷重センサ10は、1枚の金属プレート11をその厚み方向(Z)の両側からハウジング部材12、13で挟み込み、図示しないねじで固定し一体化するように構成されている。ねじを固定する穴の位置で、金属プレート11とハウジング部材12、13とを位置合わせできる。
図2に示すように、金属プレート11は、荷重受け部11a、テコ11b、テコ支点11c、振動板11d、開口部11e等の部位を備えている。振動板11dは、細長い薄板形状に形成され、振動して音源となるリードを構成する。また、振動板11dは鋼板のように振動しやすい材料を用いて構成され、定常状態における固有振動数が事前に定めた規定値になるように製造される。振動板11dは両持梁の構造を有している。尚、金属プレート11の材料としては、鋼板などの金属に限らず、例えば樹脂を利用できる。また、振動板11dは必ずしも板状でなくてよい。
金属プレート11の荷重受け部11aに荷重が加わると、この力がテコ11bを介して拡大され、振動板11dに伝達される。これにより、振動板11dの長手方向に対する引っ張り力、または圧縮力の荷重が発生する。後述するように、振動板11dの固有振動数は、それに加わった荷重の大きさに応じて変動する。
振動板11dを機械振動するためには、振動板11dに力を加える必要がある。しかし、電磁コイルなどを利用する場合には、電源と電磁コイルとを接続する配線が必要になるため、回転する部位などの可動部位に取り付けることが難しい。そこで、本実施形態の荷重センサ10は、空気等の気体の流れを利用して振動板11dが振動するように構成されている。尚、気体の代わりに液体の流れを利用して振動板11dを振動させてもよい。
図1(a)〜図1(e)に示すように、ハウジング部材12および13は、それぞれ凹部12a、13aを有し、これらの凹部12a、13aが、開口部11eにより連通し、金属プレート11の周囲に空気室14を形成している。また、ハウジング部材12には、空気流路15が形成されている。この空気流路15は、円柱状の開口であり、ハウジング部材12の外表面と凹部12a側の空気室14との間を連通している。したがって、図4に示すように、空気流路15を利用して荷重センサ10の外側から空気流17として空気室14内に空気を送り込むことができる。また、空気室14内の空気は、隙間16から空気流18として流出することができる。
金属プレート11の振動板11dは、空気室14の端部に配置してある。また、図1(c)に示すように、空気室14内と振動板11dとの間に僅かな隙間16が形成されており、図4および図5に示すように、この隙間16を通って空気室14内と荷重センサ10の外部との間で空気が出入りできるように構成されている。
図1(a)〜図1(e)に示した荷重センサ10を実際に使用する場合には、適当な空気供給装置または空気吸引装置を用いて空気流路15と空気室14の間に空気などの気体を流通させる。これにより、図1(e)や図5に示す空気流18が振動板11dの表側と裏側の両方に発生し、それに伴う差圧の影響で、振動板11dにその固有振動数に対応する周波数で機械振動が発生する。また、振動板11dの固有振動数は、荷重受け部11aに加わる荷重の大きさに応じて変動する。
振動板11dの固有振動数や、検出対象とする機械振動の高調波成分の周波数については、20[Hz]以上、且つ50[kHz]以下の範囲内とする。したがって、振動板11dに発生した機械振動が周囲の空気を振動させ、人間の可聴周波数範囲程度の音などの物理振動が発生する。
ここで、発生する振動および検出対象の振動の周波数を20[Hz]以上とすることにより、振動板11dが大型化するのを避けることができ、外部からの振動ノイズの影響を避けることも容易になる。また、振動数を50[kHz]以下とすることにより、仕様に合わせた振動板11dの製造が加工精度の観点から困難になるのを避けることができ、マイクロホンを用いた音の検出も容易になる。したがって、実用的な荷重センサ10を実現できる。
振動板11dから発生した音の信号は、一般的なマイクロホンを用いて電気信号に変換することができる。発生した音の周波数が、荷重受け部11aに加わる荷重の大きさに対応するので、音の周波数から荷重の大きさを計測できる。
<荷重センサの特性例>
図1(a)〜図1(e)に示した荷重センサ10における負荷荷重−周波数特性の例を図6に示す。図6において、横軸は荷重センサ10の荷重受け部11a又は振動板11dに加わる負荷荷重(Tensile)[N]を表し、縦軸は振動板11dに発生する機械振動の周波数(Frequency)[kHz]を表す。
図6に示すように、荷重センサ10に加わる荷重の大きさに応じて振動板11dの機械振動の周波数が変動することが分かる。したがって、機械振動により生じた音の周波数から荷重の大きさを計測できる。音の振動は距離の離れた場所まで伝搬するので、荷重センサ10から離れた位置で音を検出し荷重を計測することができる。したがって、非接触で計測が可能であり、計測対象の可動部位に配線を接続する必要もない。
<振動原理の説明>
自励振動を利用する原理的な音発生部40の構成例を図7(a)〜図7(d)に示す。図7(a)〜図7(d)は、音叉梁41の中央部分における断面構造を表している。また、自励振動する音叉梁41を正面から視た状態を図8(a)および図8(b)に示す。
図1(a)〜図1(e)に示した荷重センサ10は、自励振動の原理を利用して振動板11dを振動させる構造になっている。このような自励振動の原理は、例えばハーモニカにおいても利用されている。
図7(a)〜図7(d)、図8(a)および図8(b)に示した音発生部40においては、音叉梁41の両端がプレート42で支持され、音叉梁41は振動可能な状態になっている。音叉梁41は、プレート42の開口部42bと対向する状態で配置されている。開口部42bの幅は音叉梁41の幅よりも僅かに大きい程度の寸法に形成されている。そのため、空気流45が通過可能な隙間42aが、音叉梁41とプレート42との間に形成されている。また、図8(a)および図8(b)に示すように、音叉梁41の一端に引張荷重48が印加され、音叉梁41はその厚み方向に振動する。
図7(a)〜図7(d)、図8(a)および図8(b)に示した音発生部40は、空気の流れによる自励振動の原理を利用して音波振動47を発生することを特徴としている。図7(a)〜図7(d)の例では、上から下に向かう空気流45の流路46がある。この流路46は開口部42bにあり、音叉梁41の幅よりも少し大きい幅を有している。音叉梁41は流路46の入口に設置されている。図7(a)のように空気を上から流すと、この空気流45は音叉梁41と開口部42bとの隙間42aを通って下に流れる。この空気は、隙間42aを通る際に減圧されるので、音叉梁41のすぐ下に低圧領域44が生じる。すると、音叉梁41の上側は高圧領域43であるので、音叉梁41がその上下間の圧力差により下向きの力を受け、図7(b)のように音叉梁41が下方に変位する。そして、図7(c)のように音叉梁41が十分に下まで変位すると、隙間42aを流れる空気流45の流量が減少し、音叉梁41の上下間の圧力差が小さくなる。その結果、図7(d)のように音叉梁41はそれ自身の弾性復元力を受けて、元の位置に戻ろうとする。そして、音叉梁41が元の位置に戻ると、再び図7(a)の状態に遷移し、上記と同じ動作を繰り返す。
したがって、図8(a)および図8(b)に示すように音叉梁41が上下に撓みながら振動を繰り返す。つまり、外部から振動を加える必要はなく空気流45により音叉梁41が自励振動することになる。図8(a)の状態は、音叉梁41の一端に加わる引張荷重48が比較的大きい場合を想定しているので、この状態では音叉梁41の振動周波数が高くなり、それに伴って発生する音波振動47の周波数も高くなる。
一方、図8(b)の状態は、音叉梁41の一端に加わる引張荷重48が比較的小さい場合を想定しているので、この状態では音叉梁41の振動周波数が図8(a)と比べて低くなり、発生する音波振動47の周波数も低くなる。
空気流45の流れが継続している間は、音叉梁41の振動が継続し、音波振動47の発生も継続する。発生する音波振動47周波数は、音叉梁41の固有振動数と引張荷重48の大きさとで定まる。なお、ハーモニカの場合は振動板に荷重が加わることはないので、発生する音の周波数は一定である。また、音叉梁41を通過する空気の流量を大きくすれば、十分な音圧で音を発生することができる。図1(a)〜図1(e)に示した振動板11dの場合も同様である。
上記のような音発生部40は、単純な機械的構造を持つため、材料を任意に選ぶことができる。すなわち、金属材料を用いれば高温状態での適用も可能である。また、小型化も容易である。さらに、音波の周波数変化を計測するため、計測において電気的配線は不要である。加えて、梁の形状を変化させることで固有振動数をシフトさせることができるため、複数チャンネルを持つ荷重の多点計測も可能になる。
<音の周波数スペクトルの例>
図9(a)および図9(b)は、振動板が発生する音の周波数スペクトルの例を表すグラフであり、図9(a)は荷重が最小の状態、図9(b)は荷重が最大の状態をそれぞれ表す。図9(a)および図9(b)において、横軸は周波数[Hz]、縦軸は音圧[dB]を表している。
図9(a)、図9(b)に示すように、振動板が発生する音には様々な周波数成分が含まれているが、ある周波数に音圧のピークが表れる。すなわち、振動板の固有振動数と加わった荷重の大きさとで定まる周波数にピークが表れる。つまり、図9(a)の例では荷重が小さいので、音圧のピークに対応する周波数が3000[Hz]近傍になる。図9(b)の例では、図9(a)の例よりも荷重が大きいので、音圧のピークに対応する周波数が3500[Hz]の近傍にシフトしている。尚、このような音の周波数スペクトルにおいては、基本波の周波数(固有振動数に相当)以外に、その整数倍の周波数の倍音成分、すなわち高調波が多く含まれる場合もある。
例えば、ブレーキのディスクロータにおける圧力分布などを計測する場合には、図1(a)〜図1(e)に示した荷重センサ10を複数用意して、複数の位置でそれぞれの荷重を同時に計測することが想定される。そのような場合、複数の荷重センサ10が発生する音の周波数をずらすことにより、それぞれの荷重センサ10の信号を互いに分離することが可能になる。しかし、図9に示した周波数スペクトルのように、それぞれの音が倍音成分を多く含む場合には、同時に使用するセンサの数が増えると、複数の信号の周波数成分が重なって信号を分離できない可能性が想定される。
そこで、本発明の実施形態においては、複数の荷重センサ10を同時に使用する場合には、それぞれの荷重センサ10における固有振動数の比率が、整数の比率からずれるように、各荷重センサ10の仕様を選定する。なお、各荷重センサ10の固有振動数は印加される荷重に応じて変動するので、この変動範囲も考慮して固有振動数の比率を選定することが望ましい。
<荷重センサを利用したシステムの構成例>
図10は、複数の荷重センサを利用したブレーキ圧力分布計測装置60の構成例を示すブロック図である。図10に示すブレーキ圧力分布計測装置60は、回転可能なディスクロータ61とキャリパー63とを含むディスクブレーキ装置を計測する場合を想定している。勿論、例えばドラム式のブレーキ装置を計測することも可能である。
キャリパー63は、ディスクロータ61と対向する位置に配置されており、油圧制御により動く可動部(図示しないピストン)を備えている。すなわち、キャリパー63の可動部を動かすことにより、ブレーキパッドをディスクロータ61の表面に押圧し、これらの接触面に生じる摩擦力により、ディスクロータ61の回転に制動をかけることができる。
このディスクブレーキ装置を車両に搭載する際には、ディスクロータ61の中央部のロータ回転軸62が車輪の回転軸と連結される。また、図10に示したブレーキ圧力分布計測装置60を用いて計測を行う場合にも、ディスクロータ61は、実際の車両の車輪の回転軸と連結されるか、あるいは試験用の特別な回転軸と連結され、回転可能な状態で使用される。
図10に示したブレーキ圧力分布計測装置60は、前記ディスクロータ61、及びキャリパー63の他に、油圧ゲージ64、複数の荷重センサ65、66、空気供給装置67、マイクロホン68、光学エンコーダ69、増幅器71、周波数解析部72、センサ信号分離部73、データロガー74、および圧力分布演算部75を備えている。
油圧ゲージ64は、キャリパー63の可動部のピストンに加わる油圧を検出するためのセンサである。なお、油圧ゲージ64は必要不可欠ではなく、油圧ゲージ64がなくてもブレーキ圧力分布を計測可能である。
各荷重センサ65、66は、図1(a)〜図1(e)に示した荷重センサ10に相当し、ディスクロータ61の押圧面における厚み方向の荷重の動的変化を計測するために設けられている。2つの荷重センサ65、66はディスクロータ61の半径方向または円周方向に互いに少しずれた位置に配置されている。また、2つの荷重センサ65、66については、振動板11dの固有振動数が互いに異なる以下の仕様のものを採用している。
20[Hz]≦f1,f2≦50[kHz]
f1<f2
f1×n≠f2 (nは1以上の整数)
f1:荷重センサ65の固有振動数
f2:荷重センサ66の固有振動数
空気供給装置67は、各荷重センサ65、66の空気流路15に一定量の空気の流れが生じるように、空気を供給する機能を有する。具体的には、電気モータの駆動により周囲の空気を吸引し、荷重センサ65、66に対して空気を供給する。空気供給装置67の空気供給口は、各荷重センサ65、66の移動範囲と対向するように配置される。勿論、空気を吸引する装置で置き換えても良いし、空気以外の気体を利用しても良い。
マイクロホン68は、20[Hz]〜50[kHz]の周波数範囲の空気振動による音波を検知して電気信号に変換する変換器である。マイクロホン68は、各荷重センサ65、66から発生する音波を検知可能な適当な位置に配置される。
増幅器71は、マイクロホン68が出力する電気信号を増幅し、増幅後の信号を出力する。周波数解析部72は、増幅器71が出力するアナログの電気信号をデジタル信号に変換し、その信号波形を周波数解析する。すなわち、信号波形のフーリエ変換を実施して、周波数毎の信号成分の分布状況を把握する。
センサ信号分離部73は、周波数解析部72の解析結果を入力し、複数の荷重センサ65、66の信号を互いに分離する機能を有している。すなわち、荷重センサ65、66の固有振動数f1、f2が異なり、マイクロホン68が検出する音波に含まれる周波数成分もセンサ毎に異なるので、特定の周波数成分だけをセンサ信号分離部73で抽出することにより、複数の荷重センサ65、66の信号を互いに分離して個別に出力できる。
光学エンコーダ69は、ディスクロータ61の外周と対向する位置に、光軸をディスクロータ61側に向けて固定された反射型の光学センサであり、ディスクロータ61の回転位置、すなわち回転角度に対応する電気信号を出力する。
データロガー74は、計測の際に得られたデータを自動的に記録する装置である。図6の構成においては、データロガー74は、油圧ゲージ64が出力する油圧のデータと、各荷重センサ65、66で発生した音を個別に検出した信号のデータと、光学エンコーダ69が出力する回転位置(角度)のデータとを時系列データとして同時に記録する。
圧力分布演算部75は、データロガー74に記録されたデータに基づいて所定の演算を行い、ディスクロータ61の円周方向に対する圧力の分布状態を表すデータを算出する。
<ブレーキ圧力分布計測装置60の利点>
図10に示したブレーキ圧力分布計測装置60は、荷重センサ65、66を使用するための電気配線をディスクロータ61やその近傍に接続する必要がない。すなわち、ブレーキ圧力分布計測装置60は、空気供給装置67が発生する気流によって荷重センサ65、66の振動板11dの振動が誘発されるので、センサ駆動のための電気配線を必要としない。また、荷重センサ65、66により発生した音は、荷重センサ65、66から離れた位置に設置されたマイクロホン68を用いて検知されるので、信号を取り出すための電気配線をディスクロータ61やその近傍に接続する必要もない。
したがって、ディスクロータ61上の圧力分布を精密に計測するために多数のセンサを使用する場合であっても、配線の困難性は生じない。また、配線がなく非接触であるためディスクロータ61が高速回転している状態であっても、荷重センサ65、66を用いて圧力の分布状態を計測できる。
また、同時に使用する複数の荷重センサ65、66の固有振動数の比率が整数倍からずれるように仕様を定めてあるので、発生する音に倍音成分が多く含まれる場合であっても、複数の荷重センサ65、66から発生する音の周波数が重なるのを避けることができる。そのため、複数の荷重センサ65、66の音を周波数の違いにより容易に分離でき、それぞれのセンサ設置位置における荷重の検出状態を同時に計測できる。
また、各センサの振動板の固有振動数を20Hz〜50kHzの範囲内に定めてあるので、実用的なブレーキ圧力分布計測装置60を実現できる。すなわち、固有振動数を20Hz以上に定めることで振動板の大型化を避けることができ、固有振動数を50kHz以下に定めることで振動板の加工が困難になるのを避けることができる。また、振動板から発生する音の検出も容易になる。
ここで、上述した本発明の実施形態に係る荷重計測装置および荷重計測方法の特徴をそれぞれ以下[1]〜[6]に簡潔に纏めて列記する。
[1] 荷重を計測する1つ又はそれ以上のセンサを有する荷重計測装置であって、
前記センサ(荷重センサ10)が、
印加される前記荷重によって振動数が変化する振動体(振動板11d)と、
前記振動体の近傍へ供給される流体の通路(空気流路15)と、
を備え、前記通路を使って前記振動体へ流体を供給することで前記振動体の振動を誘発し、前記振動板が荷重に応じた振動数の振動を発する、
ことを特徴とする荷重計測装置。
[2] 前記センサとして、少なくとも第1センサと第2センサ(荷重センサ65、66)とを備え、
前記第1センサにおける前記振動体の第1の振動数と、前記第2センサにおける前記振動体の第2の振動数との比率が、整数倍からずれた状態に定めてある、
ことを特徴とする上記[1]に記載の荷重計測装置。
[3] 前記センサの振動板の振動数が、20Hzから50kHzの範囲内に定めてある、
ことを特徴とする上記[1]又は[2]に記載の荷重計測装置。
[4] 1つ又はそれ以上の所定のセンサを用いて荷重を計測するための荷重計測方法であって、
印加される前記荷重によって振動数が変化する振動体(振動板11d)を前記センサ(荷重センサ10)に設置すると共に、前記振動体の近傍へ供給される流体の通路(空気流路15)を形成し、
前記通路を使って前記振動体へ流体を供給することで、前記振動体の振動を誘発し、前記振動体が荷重に応じた振動数の振動を発する、
ことを特徴とする荷重計測方法。
[5] 前記センサとして、少なくとも第1センサと第2センサ(荷重センサ65、66)とを用意すると共に、
前記第1センサにおける前記振動体の第1の振動数と、前記第2センサにおける前記振動体の第2の振動数との比率を整数倍からずれた状態に定める、
ことを特徴とする上記[4]に記載の荷重計測方法。
[6] 前記センサの振動体の振動数を、20Hzから50kHzの範囲内に制限する、
ことを特徴とする上記[4]又は[5]に記載の荷重計測方法。
10,65,66 荷重センサ
11 金属プレート
11a 荷重受け部
11b テコ
11c テコ支点
11d 振動板
12,13 ハウジング部材
12a,13a 凹部
14 空気室
15 空気流路
16 隙間
40 音発生部
41 音叉梁
42 プレート
42a 隙間
42b 開口部
43 高圧領域
44 低圧領域
45 空気流
46 流路
47 音波振動
48 引張荷重
60 ブレーキ圧力分布計測装置
61 ディスクロータ
62 ロータ回転軸
63 キャリパー
64 油圧ゲージ
67 空気供給装置
68 マイクロホン
69 光学エンコーダ
71 増幅器
72 周波数解析部
73 センサ信号分離部
74 データロガー
75 圧力分布演算部

Claims (6)

  1. 荷重を計測する1つ又はそれ以上のセンサを有する荷重計測装置であって、
    前記センサが、
    印加される前記荷重によって振動数が変化する振動体と、
    前記振動体の近傍へ供給される流体の通路と、
    を備え、前記通路を使って前記振動体へ流体を供給することで前記振動体の振動を誘発し、前記振動体が荷重に応じた振動数の振動を発する、
    ことを特徴とする荷重計測装置。
  2. 前記センサとして、少なくとも第1センサと第2センサとを備え、
    前記第1センサにおける前記振動体の第1の振動数と、前記第2センサにおける前記振動体の第2の振動数との比率が、整数倍からずれた状態に定めてある、
    ことを特徴とする請求項1に記載の荷重計測装置。
  3. 前記センサの振動体の振動数が、20Hzから50kHzの範囲内に定めてある、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の荷重計測装置。
  4. 1つ又はそれ以上の所定のセンサを用いて荷重を計測するための荷重計測方法であって、
    印加される前記荷重によって振動数が変化する振動体を前記センサに設置すると共に、前記振動体の近傍へ供給される流体の通路を形成し、
    前記通路を使って前記振動体へ流体を供給することで、前記振動体の振動を誘発し、前記振動体が荷重に応じた振動数の振動を発する、
    ことを特徴とする荷重計測方法。
  5. 前記センサとして、少なくとも第1センサと第2センサとを用意すると共に、
    前記第1センサにおける前記振動体の第1の振動数と、前記第2センサにおける前記振動体の第2の振動数との比率を整数倍からずれた状態に定める、
    ことを特徴とする請求項4に記載の荷重計測方法。
  6. 前記センサの振動体の振動数を、20Hzから50kHzの範囲内に制限する、
    ことを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の荷重計測方法。
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