JP7149878B2 - 設備監視システム、設備監視方法及びプログラム - Google Patents

設備監視システム、設備監視方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、設備の稼働又は停止を監視する設備監視システム、設備監視方法及びプログラムに関する。
設備を用いた製造、計測を含む各種自動作業において、設備による作業効率の向上が求められる。作業効率向上のために、設備停止の原因を分析し、作業効率向上に対する寄与度の高い原因から解決策を講じる必要がある。
設備の稼働状況のデータを集計処理することにより、設備の管理指標を算出し表示する装置が提案されている(例えば、特許文献1)。
特許文献1に記載のデータ集計処理装置は、設備の操業時間を設定するとともに、設備の停止時間を、性能ロス又は停止ロスのいずれとして扱うかの判定の基準値を設定する。これにより、設備の管理指標として、停止ロス、性能ロス、不良ロスを算出し、さらに、時間稼働率、性能稼働率、良品率及び設備総合効率を算出表示することができると説明されている。
特開2000-123085号公報
特許文献1に記載された技術は、設備停止時間を自動で計測する装置であるが、設備停止の要因となるエラーの内容を自動で判断することはできない。設備の停止が発生した際には、作業者が設備停止原因を分析し、手動で紙又は電子デバイスに記録し、あるいは、動画撮影機能を持ったデバイスを用いて映像を取得し、後で管理者が映像を解析する必要があった。
これらの分析又は解析作業を行うことにより、以後の設備停止を回避するための課題抽出を行うのに、時間を要していた。これにより、総合的な作業効率が低下するという問題があった。
本発明は、上述のような事情に鑑みてなされたものであり、作業者又は管理者が設備停止の要因を記録し分析することなく、設備の作業効率を向上することのできる設備監視システム、設備監視方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の設備監視システムは、自動運転する設備を含む画像を撮影する第1カメラと、第1カメラの撮影画像に基づいて、設備の稼働状況を監視する情報処理装置と、を備える。情報処理装置は、第1カメラの撮影画像のうちの予め定めた領域を分割した複数のセグメントそれぞれの画素値が、初期値から予め定めた範囲を超えて変化している時間を、停止した設備の復旧作業開始後の時間を分割した複数の時間枠それぞれにおいて計測した時間データを、設備の停止原因と対応づけて記憶部に記憶しておく。設備の監視時には、複数のセグメントそれぞれの画素値が初期値から予め定めた範囲を超えて変化している時間を、複数の時間枠それぞれにおいて計測した実測値データと、記憶部に記憶されている時間データと、の相関係数に基づいて、設備の停止原因を判定する。
本発明によれば、カメラが撮影した設備を含む画像の画素値の変化に基づいて、設備の停止原因を自動で判定できるため、作業者又は管理者が設備停止の要因を記録し分析することなく、設備の作業効率を向上することが可能となる。
本発明の実施の形態1に係る設備監視システムの構成例を示す外観図 情報処理装置の構成例を示すブロック図 セグメントの配置例を示す図 撮影画像におけるセグメントの配置例を示す図 設備監視処理を示すフローチャート 各セグメント及び各時間枠における実測値を示す表 本発明の実施の形態2に係る設備監視システムの構成例を示す外観図
(実施の形態1)
以下に、本発明を実施するための形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、この発明の実施の形態1に係る設備監視システム1の構成例を示す外観図である。設備監視システム1は、監視の対象である設備2及びその周辺を撮影した画像を用いて、設備2の稼働状況を監視し、設備2の稼働又は停止あるいは停止の要因を含む情報を出力する。ここで、設備2は、自動運転機能を備えた任意の設備であり、製造、計測又は検査を含む任意の作業を実行する設備である。
設備監視システム1は、図1に示すように、設備2及びその周辺を撮影する第1カメラ10と、第1カメラ10が撮影した画像を処理して、設備2の稼働状況に係る情報を生成する情報処理装置20と、を備える。設備監視システム1は、更に、設備2の自動制御を行うと共に、設備2の稼働状況を示す信号を設備2より取得して情報処理装置20に送信する設備制御装置として機能するPLC(Programmable Logic Controller)30を備える。
情報処理装置20は、台車40の上に設置され、第1カメラ10は、台車40に備えた専用スタンド50に固定されている。第1カメラ10は、画像に不要な物体又は人が入るのを避けるため、人の身長よりも高い位置に設置される。台車40を移動し、また、専用スタンド50における高さを調整することにより、第1カメラ10の視野を、設備停止時に復旧作業する作業者と作業エリアが映る領域に一致させる。その後、第1カメラ10の高さ及び台車40の位置を固定する。
第1カメラ10と情報処理装置20は、ケーブル60で互いに接続されている。ケーブル60及び通信方式は任意に選択でき、例えば、USB方式のケーブル60が用いられる。あるいは、ケーブル60に代えて、無線通信により、第1カメラ10と情報処理装置20が通信接続されていてもよい。
情報処理装置20とPLC30は、ケーブル70で互いに接続されている。ケーブル70はPLC30の規格に準拠したものであり、例えば、RS232C方式のケーブルである。
第1カメラ10は、カラーの画像データをリアルタイムに出力するデジタルカメラである。第1カメラ10から情報処理装置20に送信される画像データは、予め定めた時間間隔のフレーム画像の画素値を含む。
情報処理装置20は、予めインストールされたプログラムを実行して、設備監視処理を含む各種情報処理を実行する任意のコンピュータであり、例えば、パソコン、タブレット型端末、スマートフォンである。情報処理装置20は、図2に示すように、演算処理を実行する演算部210と、演算処理に用いる情報及び演算結果を示す情報を含む情報並びに演算部210で実行するプログラムを記憶する記憶部220と、第1カメラ10及びPLC30との通信を行う通信部230と、操作者が操作を入力する入力部240と、画像又は文字の情報を表示する表示部250と、を備える。
PLC30は、設備2から受信する信号に基づいて、設備2の稼働及び停止を含む設備稼働情報を示す信号を情報処理装置20に送信する。また、PLC30は、情報処理装置20が設備監視処理を含む設備の制御に係るプログラムを実行することにより生成した制御情報に基づいて、設備2に対する制御信号を送信する。
情報処理装置20の演算部210は、設備2からPLC30を介して入力される設備稼働情報と、第1カメラ10の撮影画像と、に基づいて、設備停止時間、復旧作業時間を計測し、設備停止の原因を判定する設備監視処理を実行する演算処理装置である。演算部210は、例えば、CPU(Central Processing Unit)である。演算部210は、記憶部220に記憶されているプログラムを実行することにより、図2に示すように、タイマー211、画像処理部212、停止原因取得部213、判定部214として機能する。
タイマー211は設備2からPLC30を介して通信部230に入力される設備稼働情報を取得し、設備稼働情報に含まれる停止情報を受信したときにタイマーをスタートして時間を計測する。
画像処理部212は、通信部230に入力される第1カメラ10の撮影画像を取得し、予め定めた領域の画像をn分割したセグメント300の画素情報を数値化する。具体的には、第1カメラ10が取得するフレーム画像のうち、予め定めた領域の画像を、図3に示すように、縦方向と横方向に分割することにより、合計n分割されたセグメント300を設定する。図3は、n個のセグメント300を示したものである。また、図4は、n個のセグメント300の枠をフレーム画像に重ねたものである。
セグメント300は、縦のピクセルと横のピクセルで囲まれる正方形である。画像処理部212は、図4に示すようなセグメントエリア内の各々の画素情報を数値化した画素値を取得する。そして、画像処理部212はタイマー211を用いて設備2が停止した後の復旧作業開始以降に、画素値が初期値から予め定めた範囲を超えて変化している時間を計測する。ここでの時間の計測は、復旧作業開始以降の時間を分割した複数の時間枠を設定したときの各時間枠において計測する。計測した時間のデータは記憶部220に記憶する。ここで、画素値の初期値とは、設備2の作業者が含まれていない画像の、複数のセグメント300それぞれの画素値である。
停止原因取得部213は、設備2が停止した際に、操作者が入力部240に入力した停止原因の情報を取得する。取得した停止原因は、設備2の停止時間、及び、復旧作業中に画像処理部212が出力する画素値が初期値から予め定めた範囲を超えて変化している時間を計測した時間データに対応づけて記憶部220に記憶される。
判定部214は、設備2の監視時に、複数のセグメント300それぞれの画素値の合計が、複数のセグメント300それぞれの初期値の合計から予め定めた範囲を超えて変化した状態が一定時間以上継続した場合に、設備2の復旧作業が開始されたと判定する。
また、判定部214は、画像処理部212が出力する画素値が初期値から予め定めた範囲を超えて変化している時間を計測した実測値データと、記憶部220に停止原因に対応づけて記憶されている画素値が初期値から予め定めた範囲を超えて変化している時間を示す時間データと、の相関分析を行う。そして、その分析結果に基づいて、停止の原因を判定する。そして判定結果を表示部250に出力し表示させる。
以上のように構成された設備監視システム1の動作について、図5に示すフローチャートを用いて説明する。図5は、設備監視処理を示すフローチャートである。この設備監視処理の開始前に、画像処理部212は、第1カメラ10の撮影画像に作業者が誰も映っていないときのフレーム画像である背景画像を取得し、図3、4に示すn個のセグメント300の各々の画像が有する画素情報を数値化した画素値である初期値を取得する。また、初期値を合計した合計値を、背景画像に対する背景値とする。そして、初期値及び背景値を記憶部220に記憶しておく。
また、設備監視処理の開始前に、画像処理部212は、設備2が停止した際に、復旧作業開始以降の時間を分割した複数の時間枠の各々において、n個のセグメント300の画素値が初期値から予め定めた範囲を超えて変化している時間を計測する。そして、得られた時間データを停止原因に対応づけて記憶部220に記憶しておく。この時間データの取得方法は、後述するステップS105の方法と同じである。
図5に示す設備監視処理が開始すると、まず、何らかの要因で異常が発生し、自動運転中の設備2が停止したか否かを判定する(ステップS101)。設備2が停止したか否かは、通信部230が設備2からPLC30を介して受信する設備稼働情報から判定する。設備2が停止したと判定しないときは(ステップS101:No)、設備稼働情報を継続して取得し、設備2が停止したと判定するまで、ステップS101の判定を継続する。
設備2が停止したと判定したときは(ステップS101:Yes)、タイマー211が時間計測を開始する(ステップS102)。その後、画像処理部212が図3、4に示すn個のセグメント300の各々の画像が有する画素値の合計を取得する(ステップS103)。この合計値を、記憶部220に記憶している背景画像の合計値である背景値と比較する。
合計値が背景値に対して予め定めた閾値を超えて上回った場合、あるいは、合計値が背景値に対して予め定めた閾値を超えて下回った場合に、作業者がセグメントエリアに侵入したと予測できる。換言すると、合計値の背景値からの変化が予め定めた範囲を超えている場合にセグメントエリアに作業者が侵入したと予測できる。その後画素値を取得し続けて、作業者がセグメントエリアに停留していると予測する時間が予め定めた時間を超えているか否かを判定する(ステップS104)。作業者の停留時間が予め定めた時間未満であるとき(ステップS104:No)、合計値の取得を継続する(ステップS103)。
作業者がセグメントエリアに停留していると予測する時間が予め定めた時間を超えた場合は(ステップS104:Yes)、設備復旧作業が開始されたと判定し、タイマー211がこの時点から設備復旧までの作業者のセグメントエリアへの侵入時間を計測する(ステップS105)。侵入時間の計測は、設備復旧作業が開始された以降の時間を予め定めた時間の時間枠に分割したときの、時間枠毎に計測する。
ステップS105の時間計測を詳細に説明する。図6は作業者のセグメントエリアへの侵入時間の実測値を示したものである。縦の項目はn個のセグメント300の番号を示す。横の項目は、設備復旧作業が開始された以降の時間を分割した時間枠を示している。実測値は、各時間枠の中において、各セグメント300の画素値が背景画像の画素値である初期値に対して、予め定めた範囲を超えて変化することにより、セグメント300に対応するエリアに作業者の侵入があったと判定する時間を示している。
図6に示した例においては、0~X1秒の時間枠においては、セグメント番号5のエリアに7秒侵入があったことを示している。また、X1~X2秒の時間枠においては、セグメント番号1~5のエリアそれぞれに5秒侵入があったことを示している。
ステップS105の作業者侵入時間の計測は、設備2の自動運転が再開されたことを示す設備稼働情報を受信しない間は(ステップS106:No)継続する。作業者による復旧作業が完了し、設備2の自動運転が再開されたことを示す設備稼働情報を受信した場合は(ステップS106:Yes)、計測した作業者侵入時間を示す実測値データに基づいて、設備2の停止原因を推定する(ステップS107)。
ステップS107の停止原因の推定方法について、詳細に説明する。記憶部220には、図6と同様の各時間枠における各セグメント300への侵入時間を示す時間データが、複数の設備停止原因それぞれに対応して保存されている。この設備停止原因それぞれに対応した時間データは、複数回の時間測定の結果の平均値であってもよく、また、計測される度に時間データの値は、更新されてもよい。
判定部214は、設備監視処理において測定した各時間枠における各セグメント300への侵入時間の実測値データと、設備停止原因Aに対応して記憶部220に記憶されている各時間枠における各セグメント300への侵入時間の時間データとの相関分析を行う。相関分析は、時間枠毎に、実測値と保存値の相関係数を求める。ここで実測値は、実測値データの各セグメント300の値であり、保存値は時間データの各セグメント300の値である。予め定めた時間枠で、高い相関係数が得られた場合に(例えば、0.7以上1.0以下)、設備停止原因がAであることを推定する。
その後、ステップS101で設備2が停止してから、ステップS106で自動運転が再開されるまでの設備停止時間を算出する。また、ステップS104で設備復旧作業が開始されたと判定されてから、ステップS106で自動運転が再開されるまでの復旧作業時間を算出する。得られた設備停止時間と復旧作業時間、及びステップS107で推定した停止原因を表示部250に表示し、記憶部220に記憶する(ステップS108)。
このようにして、設備2及び設備2前に停留する作業者を含む画像データに基づいて、設備停止時間、復旧作業時間、停止原因を得ることができる。本実施の形態によれば、従来のように、設備停止の原因を作業者が分析し記録する必要がなく、自動で分析及び記録することができる。これは、設備停止原因について、原因究明から対策、効果の確認までの時間短縮に繋がり、設備総合効率を向上させることが可能となる。
また、設備復旧までの時間を明示することで、復旧作業時間のばらつきの把握が可能となる。更に自動運転時間も計測して記録することにより自動運転時間の推移が把握できる。復旧作業時間と自動運転時間を把握することにより、自動運転時間が長いときに、復旧作業内容が適正であることが予想できる。自動運転時間が徐々に短くなる場合は、復旧作業内容が不適切、もしくは設備劣化の可能性を把握でき、改善の方向性を明確にすることができる。
以上説明したように本実施の形態に係る設備監視システム1は、設備2が停止した後、画像処理部212が、第1カメラ10により設備2を含む領域を撮影したフレーム画像の画素値を取得する。判定部214は、フレーム画像のうち、予め定めた領域をn分割したセグメント300毎の画素値の合計が、背景画像の画素値の合計に対して、予め定めた範囲を超えて変化している時間が一定時間を超えた場合に、作業者が復旧作業を開始したと判定する。その後、判定部214は、復旧作業時間を分割した時間枠毎に、各セグメント300の画素値が初期値に対して予め定めた範囲を超えて変化した時間を計測する。この各時間枠における各セグメント300の実測値データと、予め記憶部220に記憶しておいた時間データと、を相関分析し、設備2の停止原因を推定することとした。これにより、作業者が設備停止の原因を記録し分析することなく、設備停止の原因を推定して記録し、また設備停止に対する対策を講じることができるため、設備2の作業効率を向上することができる。
(実施の形態2)
本実施の形態に係る設備監視システム1は、実施の形態1と同様に、設備2及びその周辺を撮影する第1カメラ10と、第1カメラ10が撮影した画像を処理して、設備2の稼働状況に係る情報を生成する情報処理装置20と、を備える。
本実施の形態に係る設備監視システム1は、図7に示すように、第2カメラ80を更に備える。第2カメラ80は専用スタンド50に固定されており、視線方向は、設備2の稼働状況を示す積層信号灯90に向いている。第2カメラ80の撮影画像は情報処理装置20に送信される。送信方法は第1カメラ10と同様である。
積層信号灯90は、正常の自動運転時に緑色が点灯し、何らかの警告発生時に黄色が点灯し、何らかのエラーによる設備停止時に赤色が点灯する。第2カメラ80は、積層信号灯90の3色が明瞭に映る方向に視線方向を向ける。あるいは、第2カメラ80の視野領域のうち、積層信号灯90を含む領域を限定しておく。
情報処理装置20の画像処理部212は、第2カメラ80の撮影画像に基づいて、積層信号灯90の点灯色を識別する。識別する方法は従来の任意の方法でよい。例えば、得られた積層信号灯90の画像をHSV信号に変換後、色相H、再度S、明度Vの各要素において、積層信号灯90の色を識別するパラメータを予め設定しておく。設定したパラメータと各要素の画素値を比較することにより積層信号灯90の色を識別する。画像処理部212は、識別した色に基づいて設備2の稼働情報を生成し、判定部214に出力する。
本実施の形態に係る設備監視処理は、実施の形態1と同様であるが、図5に示したフローチャートのうち、ステップS101の設備停止と、ステップS106の自動運転再開の判定方法が実施の形態1と異なる。本実施の形態では、ステップS101の設備停止は、積層信号灯90の点灯色が赤になったことにより判定し、ステップS106の自動運転再開は、積層信号灯90の点灯色が緑になったことにより判定する。
以上説明したように本実施の形態に係る設備監視システム1は、設備2の稼働状況を示す積層信号灯90を撮影する第2カメラ80の撮影画像に基づいて、設備2の稼働情報を生成する。生成した稼働情報に基づいて、設備2の停止、自動運転再開を判定し、設備停止時間及び復旧作業時間の計測に用いることとした。これにより、PLC30を備えることなく、設備2の稼働状況を正確に取得し、設備停止の原因推定を行うことができる。
このように本発明は、自動運転する設備を含む画像を撮影するカメラと、カメラの撮影画像に基づいて、設備の稼働状況を監視する情報処理装置と、を備える。情報処理装置は、カメラの撮影画像のうちの予め定めた領域を分割した複数のセグメントそれぞれの画素値が、初期値から予め定めた範囲を超えて変化している時間を、停止した設備の復旧作業開始後の時間を分割した複数の時間枠それぞれにおいて計測した時間データを、設備の停止原因と対応づけて記憶部に記憶しておく。設備の監視時には、複数のセグメントそれぞれの画素値が初期値から予め定めた範囲を超えて変化している時間を、複数の時間枠それぞれにおいて計測した実測値データと、記憶部に記憶されている時間データと、の相関係数に基づいて、設備の停止原因を判定することとした。これにより、作業者又は管理者が設備停止の要因を記録し分析することなく、設備の作業効率を向上することが可能となる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の変更は勿論可能である。
例えば、上記実施の形態において、各セグメント300の画素値の合計が背景画像の画素値の合計から予め定めた範囲を超えて変化した状態が一定時間以上継続した場合に、設備2の復旧作業が開始されたと判定し、復旧作業時間を複数の時間枠に分割して時間計測を行うとしたが、復旧作業開始は他の情報により判定してもよい。例えば、作業者が復旧作業を開始するときに予め定めたボタンを押下する場合、ボタン押下を示す情報に基づいて、復旧作業開始を判定してもよい。
また、実施の形態2において、積層信号灯90を撮影する第2カメラ80の撮影画像に基づいて、設備2の稼働情報を生成するとしたが、第1カメラ10で積層信号灯90も含む画像を撮影し、積層信号灯90の部分を抜き出して点灯色を識別し、設備2の稼働情報を生成してもよい。これにより更に構成を簡素化できる。
また、上記実施の形態に示したハードウェア構成及びフローチャートは一例であり、任意に変更及び修正が可能である。情報処理装置20で実現する各機能は、専用のシステムによらず、通常のコンピュータシステムを用いて実現可能である。
例えば、上記実施の形態の動作を実行するためのプログラムを、コンピュータが読み取り可能なCD-ROM(Compact Disc Read-Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)、MO(Magneto Optical Disc)、メモリカード等の記録媒体に格納して配布し、プログラムをコンピュータにインストールすることにより、各機能を実現することができるコンピュータを構成してもよい。そして、各機能をOS(Operating System)とアプリケーションとの分担、又はOSとアプリケーションとの協同により実現する場合には、OS以外の部分のみを記録媒体に格納してもよい。
1 設備監視システム、2 設備、10 第1カメラ、20 情報処理装置、30 PLC、40 台車、50 専用スタンド、60 ケーブル、70 ケーブル、80 第2カメラ、90 積層信号灯、210 演算部、211 タイマー、212 画像処理部、213 停止原因取得部、214 判定部、220 記憶部、230 通信部、240 入力部、250 表示部、300 セグメント。

Claims (7)

  1. 自動運転する設備を含む画像を撮影する第1カメラと、
    前記第1カメラの撮影画像に基づいて、前記設備の稼働状況を監視する情報処理装置と、を備え、
    前記情報処理装置は、
    前記第1カメラの撮影画像のうちの予め定めた領域を分割した複数のセグメントそれぞれの画素値が、初期値から予め定めた範囲を超えて変化している時間を、停止した前記設備の復旧作業開始後の時間を分割した複数の時間枠それぞれにおいて計測した時間データを、前記設備の停止原因と対応づけて記憶する記憶部と、
    前記設備の監視時に、複数の前記セグメントそれぞれの画素値が初期値から予め定めた範囲を超えて変化している時間を、複数の前記時間枠それぞれにおいて計測した実測値データと、前記記憶部に記憶されている前記時間データと、の相関係数に基づいて、前記設備の停止原因を判定する判定部と、
    を有する設備監視システム。
  2. 前記初期値は、前記設備の作業者が含まれていない画像の、複数の前記セグメントそれぞれの画素値である、
    請求項1に記載の設備監視システム。
  3. 前記判定部は、前記設備の監視時に、複数の前記セグメントそれぞれの画素値の合計が、複数の前記セグメントそれぞれの前記初期値の合計から予め定めた範囲を超えて変化した状態が一定時間以上継続した場合に、前記設備の復旧作業が開始されたと判定する、
    請求項1又は2に記載の設備監視システム。
  4. 前記設備の停止を示す情報を含む設備稼働情報を前記情報処理装置に送信する設備制御装置を、更に備え、
    前記情報処理装置は、受信した前記設備稼働情報に基づいて、前記設備の停止時間及び前記設備の復旧作業が開始されてから自動運転が再開するまでの復旧作業時間を計測するタイマーを更に有する、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の設備監視システム。
  5. 前記設備の稼働状況を示す信号灯を撮影する第2カメラを、更に備え、
    前記情報処理装置は、前記第2カメラの撮影画像に基づいて識別した、前記設備の運転又は停止を示す前記信号灯の点灯色から設備稼働情報を取得し、取得した前記設備稼働情報に基づいて、前記設備の停止時間及び前記設備の復旧作業が開始されてから自動運転が再開するまでの復旧作業時間を計測するタイマーを更に有する、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の設備監視システム。
  6. 自動運転する設備を含むカメラ撮影画像に基づいて、設備の稼働状況を監視する設備監視方法であって、
    前記カメラ撮影画像のうちの予め定めた領域を分割した複数のセグメントそれぞれの画素値が、初期値から予め定めた範囲を超えて変化している時間を、前記設備の復旧作業開始後の複数の時間枠それぞれにおいて計測した時間データを、設備の停止原因と対応づけて記憶する記憶ステップと、
    前記設備の監視時に、複数の前記セグメントそれぞれの画素値が初期値から予め定めた範囲を超えて変化している時間を、複数の前記時間枠それぞれにおいて計測した実測値データと、前記記憶ステップで記憶した前記時間データと、の相関係数に基づいて、前記設備の停止原因を判定する判定ステップと、
    を有する設備監視方法。
  7. 自動運転する設備を含むカメラ撮影画像に基づいて、設備の稼働状況を監視するコンピュータを、
    前記カメラ撮影画像のうちの予め定めた領域を分割した複数のセグメントそれぞれの画素値が、初期値から予め定めた範囲を超えて変化している時間を、前記設備の復旧作業開始後の複数の時間枠それぞれにおいて計測した時間データを、設備の停止原因と対応づけて記憶する記憶部、
    前記設備の監視時に、複数の前記セグメントそれぞれの画素値が初期値から予め定めた範囲を超えて変化している時間を、複数の前記時間枠それぞれにおいて計測した実測値データと、前記記憶部に記憶されている前記時間データと、の相関係数に基づいて、前記設備の停止原因を判定する判定部、
    として機能させるプログラム。
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