JP7149478B2 - 距離測定装置及びその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、非接触で測定対象物までの距離を測定する距離測定装置及びその制御方法に関する。
干渉光学系を用いた公知の測定方法で測定対象物の形状を測定する形状測定装置が知られている。この形状測定装置は、光プローブを用いて測定対象物の様々な測定ポイントの座標値を非接触で検出し、これらの検出結果に基づき測定対象物の形状を得る。
光プローブは、例えば光ファイバーケーブルの先端部に設けられたセンサヘッドから測定対象物の測定ポイントに向けて測定光を照射し、且つこの測定ポイントにて反射された測定光の反射光を受光する。形状測定装置は、上述の測定対象物からの反射光と、測定対象物とは異なる位置で反射された測定光の一部である参照光との干渉信号を検出し、この干渉信号の検出結果に基づき、光プローブの先端から測定ポイントまでの距離を演算する(特許文献1参照)。そして、形状測定装置は、測定対象物の測定ポイントごとの距離の演算結果に基づき、測定対象物の形状を取得する。
特開2018-84434号公報
図11は、従来技術の課題を説明するための説明図である。図11に示すように、光プローブ200は、例えば、測定対象物であるワークWに形成された穴の内面形状等の狭い箇所の形状測定に用いられる。光プローブ200は、光ファイバーケーブル202の先端部に設けられたセンサヘッド204と、センサヘッド204から出射される測定光LAの光路P上に配置された直角プリズムミラー206と、センサヘッド204に設けられ且つ直角プリズムミラー206を支持する支持部材208と、を備える。この光プローブ200では、センサヘッド204から出射された測定光LAを直角プリズムミラー206により90°屈折させることで、ワークWの狭い箇所に対して測定光LAを照射可能である。
ワークWにて反射された測定光LAの反射光LBは、光プローブ200で受光される。そして、上記特許文献1に記載されているように、光プローブ200で受光された反射光LBと、センサヘッド204の先端面で反射された測定光LAの一部である参照光LCと、の干渉信号SGが不図示の光検出器で検出される。この光検出器による干渉信号SGの検出結果に基づき、不図示の演算部が、センサヘッド204の先端面(測定基準点)からワークWまでの距離D1を演算する。次いで、演算部は、距離D1の演算結果と、センサヘッド204の先端面から直角プリズムミラー206の測定光LAの出射面206aまでの既知の距離D2とに基づき、出射面206aからワークWまでの距離Dを演算する。
この際に、光プローブ200の設置環境下の温度変化等により支持部材208の温度が変化することで、支持部材208が伸縮するおそれがある。このため、センサヘッド204の先端面と直角プリズムミラー206との間の距離である支持距離が長いと、支持部材208の伸縮により上述の支持距離が変化し、これに伴い上述の距離D2が変化してしまう。その結果、距離Dの測定値に誤差が生じてしまう。
そこで、センサヘッド204及び支持部材208の双方の温度測定を行い、双方の温度測定結果と双方の既知の線熱膨張係数とに基づき支持距離の変化を補正することが考えられる。しかしながら、この場合には、双方の温度測定の測定誤差が距離Dの測定値の測定誤差になるので、上述の補正には限界があった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、支持部材の伸縮に関係なく測定対象物までの距離を高精度に測定可能な距離測定装置及びその制御方法に関する。
本発明の目的を達成するための距離測定装置は、測定光を出力する光源と、光源から出力された測定光の一部を参照光として反射する反射面と、光源に接続された導光路であって、光源から出力された測定光のうちで一部とは異なる測定光を出射し且つ測定光の反射光が入射する光出入射部を有する導光路と、光出入射部から出射される測定光及び光出入射部に入射する反射光の双方の光路に配置された第1光学素子であって、光出入射部から入射した測定光を測定対象物に向けて出射し且つ測定対象物にて反射された反射光が入射する出入射面を有する第1光学素子と、光出入射部に設けられ、第1光学素子を光路に配置された状態で支持する支持部材と、参照光と、測定対象物にて反射された反射光である第1反射光と、出入射面にてフレネル反射された反射光である第2反射光と、の干渉信号を検出する干渉信号検出部と、干渉信号検出部が検出した干渉信号に基づき、光出入射部と測定対象物との間の第1距離、及び光出入射部と出入射面との間の第2距離を演算する演算部と、を備える。
この距離測定装置によれば、第1距離と第2距離とを演算することで、出入射面を基準とした測定対象物までの相対距離を求めることができる。
本発明の他の態様に係る距離測定装置において、演算部が、第1距離及び第2距離の演算結果に基づき、出入射面と測定対象物との間の第3距離を演算する。第1距離と第2距離との差分を演算することで、第3距離の測定値に対する支持部材の伸縮の影響をキャンセルすることができる
本発明の他の態様に係る距離測定装置において、反射面が、光出入射部の先端面であって、測定光を出射し且つ反射光が入射する先端面である。光出入射部と反射面とを一つの部材で兼用させることができる。
本発明の他の態様に係る距離測定装置において、第1光学素子が、第1光学素子に入射した測定光を反射して出入射面から測定対象物に向けて出射し、且つ出入射面に入射した測定対象物からの第1反射光と、出入射面にて反射された第2反射光と、を光出入射部に向けて反射する反射体である。これにより、測定対象物の狭い箇所に測定光を照射することができる。
本発明の他の態様に係る距離測定装置において、第1光学素子が、測定光を測定対象物に集光させる結像レンズであり、出入射面が、結像レンズにおける測定光の出射面である。
本発明の他の態様に係る距離測定装置において、第1反射光及び参照光の干渉信号成分を第1干渉信号成分とし、第2反射光及び参照光の干渉信号成分を第2干渉信号成分とし、第1干渉信号成分のピーク周波数を第1ピーク周波数とし、第2干渉信号成分のピーク周波数を第2ピーク周波数とした場合に、演算部が、干渉信号検出部により検出された干渉信号から第1ピーク周波数及び第2ピーク周波数を検出し、第1ピーク周波数に基づき第1距離を演算し且つ第2ピーク周波数に基づき第2距離を演算する。
本発明の他の態様に係る距離測定装置において、光出入射部と第1光学素子との間で光路に沿って配置された1又は複数の第2光学素子を備え、支持部材が、第2光学素子を光路に配置された状態で支持する。
本発明の目的を達成するための距離測定装置の制御方法は、測定光を出力する光源と、光源から出力された測定光の一部を参照光として反射する反射面と、光源に接続された導光路であって、光源から出力された測定光のうちで一部とは異なる測定光を出射し且つ測定光の反射光が入射する光出入射部を有する導光路と、光出入射部から出射される測定光及び光出入射部に入射する反射光の双方の光路に配置された第1光学素子であって、光出入射部から入射した測定光を測定対象物に向けて出射し且つ測定対象物にて反射された反射光が入射する出入射面を有する第1光学素子と、光出入射部に設けられ、第1光学素子を光路に配置された状態で支持する支持部材と、を備える距離測定装置の制御方法において、参照光と、測定対象物にて反射された反射光である第1反射光と、出入射面にてフレネル反射された反射光である第2反射光と、の干渉信号を検出する干渉信号検出ステップと、干渉信号検出ステップで検出した干渉信号に基づき、光出入射部と測定対象物との間の第1距離、及び光出入射部と出入射面との間の第2距離を演算する演算ステップと、を有する。
本発明の他の態様に係る距離測定装置の制御方法において、演算ステップでは、第1距離及び第2距離の演算結果に基づき、出入射面と測定対象物との間の第3距離を演算する。
本発明は、支持部材の伸縮に関係なく測定対象物までの距離を高精度に測定することができる。
非接触で測定対象物であるワークまでの距離を測定する距離測定装置の概略図である。 光プローブの拡大図である。 制御装置の機能ブロック図である。 周波数解析部による干渉信号の周波数解析結果の一例を簡略化して示したグラフである。 距離演算部による距離の演算を説明するための説明図である。 距離測定装置によるワークまでの距離の測定処理の流れを示すフローチャートである。 他実施形態1の距離測定装置の光プローブの概略図である。 他実施形態2の距離測定装置の光プローブの概略図である。 他実施形態3の距離測定装置の光プローブの概略図である。 他実施形態4の距離測定装置の光プローブの概略図である。 従来技術の課題を説明するための説明図である。
[距離測定装置の構成]
図1は、非接触で測定対象物であるワークWまでの距離Dを測定する距離測定装置10の概略図である。ここでいうワークWまでの距離Dとは、後述の光プローブ18の先端(例えば後述の直角プリズムミラー34の出入射面34a)からワークWまでの距離である。この距離測定装置10による距離Dの測定結果は、ワークWの形状測定に用いられる。なお、ワークWの形状には、ワークWの三次元形状、二次元形状、表面形状(表面粗さ等)、輪郭形状、及び各種の寸法形状(長さ又は径等)などが含まれる。このため、距離測定装置10は、ワークWの形状を測定する形状測定装置に搭載可能である。
図1に示すように、距離測定装置10は、波長掃引光源12と、ファイバーサーキュレータ14(光サーキュレータともいう)と、光プローブ18と、光検出器20と、これら各部を接続する導光路である光ファイバーケーブル22A,22B,22Cと、制御装置24と、を備える。
波長掃引光源12は、本発明の光源に相当するものであり、後述の制御装置24の制御の下、光ファイバーケーブル22Aを介してファイバーサーキュレータ14へ測定光LAを出射する。この測定光LAは、一定の波長掃引周期(一定の波長掃引周波数)ごとに一定波長帯で波長が連続して変化する波長掃引光(例えば上記特許文献1参照)である。
ファイバーサーキュレータ14は、光ファイバーケーブル22Aを介して波長掃引光源12に接続し、且つ光ファイバーケーブル22Bを介して光プローブ18に接続し、且つ光ファイバーケーブル22Cを介して光検出器20に接続している。なお、光ファイバーケーブル22A,22B,22Cとしては、シングルモード光ファイバーケーブル或いは偏波保持光ファイバーケーブル等の公知の各種の光ファイバーケーブルが用いられる。
ファイバーサーキュレータ14は、例えば非往復方式且つ1方向型デバイスであって3つのポートを有しており、波長掃引光源12から入力された測定光LAを、光ファイバーケーブル22Bを介して光プローブ18へ出力する。また、ファイバーサーキュレータ14は、光プローブ18から入力された後述の反射光LB1,LB2及び参照光LCの干渉信号SGを、光ファイバーケーブル22Cを介して光検出器20へ出力する。
図2は、光プローブ18の拡大図である。図2及び既述の図1に示すように、光プローブ18は、センサヘッド26と、支持部材28と、コリメータレンズ30と、結像レンズ32と、直角プリズムミラー34と、を備える。
センサヘッド26は、本発明の光出入射部に相当するものである。このセンサヘッド26は、光ファイバーケーブル22B(本発明の導光路に相当)のファイバーサーキュレータ14に接続されている側とは反対側の先端部に設けられている。
センサヘッド26は、光ファイバーケーブル22Bを通して入力された測定光LAの一部をヘッド先端面26a(本発明の反射面に相当)にて参照光LCとして反射する。また、センサヘッド26は、そのヘッド先端面26aから測定光LAの残りを出射する。そして、センサヘッド26のヘッド先端面26aには、後述の測定光LAの反射光LB1,LB2が入射する。なお、図中の符号Pは、ヘッド先端面26aから出射される測定光LA及びヘッド先端面26aに入射する反射光LB1,LB2の双方の光路を示す。
支持部材28は、センサヘッド26に設けられており、光路Pに対して平行な方向に延びた形状を有する。この支持部材28は、本発明の第1光学素子に相当する直角プリズムミラー34を光路Pに配置した状態で支持する。また、支持部材28は、センサヘッド26と直角プリズムミラー34との間において、本発明の第2光学素子に相当するコリメータレンズ30及び結像レンズ32を光路Pに沿って配置した状態で支持する。これにより、センサヘッド26側から光路Pに沿って、コリメータレンズ30、結像レンズ32、及び直角プリズムミラー34が順番に配置される。そして、コリメータレンズ30、結像レンズ32、及び直角プリズムミラー34の各々の光軸は、光路Pの中心線に一致(略一致を含む)する。
コリメータレンズ30は、ヘッド先端面26aから出射された測定光LAを平行光に変換した後、この測定光LAを結像レンズ32に向けて出射する。このように測定光LAを平行光に変換することで、光路Pに対する結像レンズ32及び直角プリズムミラー34のアライメントずれに起因する反射光LB1,LB2の受光感度低下が防止される。また、コリメータレンズ30は、結像レンズ32から入射した反射光LB1,LB2をヘッド先端面26aに向けて出射する。
結像レンズ32は、コリメータレンズ30から入射した測定光LAを、直角プリズムミラー34を通してワークWの測定面に結像させる。また、結像レンズ32は、直角プリズムミラー34から入射した反射光LB1,LB2をコリメータレンズ30に向けて出射する。
直角プリズムミラー34は、本発明の反射体に相当するものであり、ワークWに対向し且つ光路Pに垂直(略垂直を含む)な出入射面34aを有する。この直角プリズムミラー34は、結像レンズ32から入射した測定光LAをワークWの測定面に向けて反射させる。具体的に、直角プリズムミラー34は、結像レンズ32から入射した測定光LAを90°(略90°を含む)屈折させた後、出入射面34aからワークWの測定面に向けて出射する。
この際に、測定光LAの一部は、出入射面34aでのフレネル反射[屈折率の異なる媒質(ここでは直角プリズムミラー34と空気)の境界面での反射]により反射光LB2(本発明の第2反射光に相当)として反射される。なお、測定光LAのフレネル反射は、直角プリズムミラー34における測定光LAの入射面(結像レンズ32と対向する面)、コリメータレンズ30のレンズ面、及び結像レンズ32のレンズ面などでも発生するが、説明の煩雑化を防止するため、ここでは出入射面34a以外でのフレネル反射光についての説明は省略する。
直角プリズムミラー34は、ワークWの測定面にて反射された反射光LB1(本発明の第1反射光に相当)と、出入射面34aでフレネル反射された反射光LB2と、を結像レンズ32に向けて反射する。これにより、結像レンズ32及びコリメータレンズ30を通して反射光LB1,LB2がセンサヘッド26のヘッド先端面26aに入射する。そして、センサヘッド26から、光ファイバーケーブル22B、ファイバーサーキュレータ14、及び光ファイバーケーブル22Cを介して、反射光LB1と反射光LB2と参照光LCとの干渉信号SGが光検出器20へ出力される。
光検出器20は、本発明の干渉信号検出部に相当するものであり、例えばシリコンフォトダイオード、InGaAs(インジウムガリウム砒素)フォトダイオード、光電管、及び光電子倍増管等が用いられる。光検出器20は、制御装置24の制御の下、光ファイバーケーブル22C等を介して入力された干渉信号SGを電気信号に変換及び増幅して制御装置24へ出力する。
制御装置24は、例えばパーソナルコンピュータのような演算装置であり、各種のプロセッサ(Processor)及びメモリ等から構成された演算回路を備える。各種のプロセッサには、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、及びプログラマブル論理デバイス[例えばSPLD(Simple Programmable Logic Devices)、CPLD(Complex Programmable Logic Device)、及びFPGA(Field Programmable Gate Arrays)]等が含まれる。なお、制御装置24の各種機能は、1つのプロセッサにより実現されてもよいし、同種または異種の複数のプロセッサで実現されてもよい。
制御装置24は、波長掃引光源12及び光検出器20などの距離測定装置10の各部の動作を統括制御する。また、制御装置24は、光検出器20から入力された干渉信号SGに基づき、直角プリズムミラー34の出入射面34aとワークWの測定面との間の距離Dを演算する。
[制御装置の構成]
図3は、制御装置24の機能ブロック図である。図3に示すように、制御装置24には、既述の波長掃引光源12及び光検出器20の他に、記憶部36及び表示部38などが接続されている。記憶部36は、制御装置24の不図示の制御プログラム、及び距離D等の測定結果を記憶する。表示部38は、距離D等の測定結果と、距離測定装置10の操作画面及び設定画面とを表示する。
制御装置24は、上述の制御プログラムを実行することで、測定制御部40、干渉信号取得部42、及び演算部44として機能する。
測定制御部40は、波長掃引光源12による測定光LAの出射、及び光検出器20による干渉信号SGの検出などを制御する。干渉信号取得部42は、光検出器20から不図示の信号入力インターフェースを介して干渉信号SGの検出結果を取得し、この干渉信号SGの検出結果を演算部44へ出力する。
演算部44は、干渉信号取得部42から入力された干渉信号SGの検出結果に基づき、上述の距離Dを演算する。この演算部44は、周波数解析部46及び距離演算部48として機能する。
周波数解析部46は、干渉信号取得部42から入力された干渉信号SGに対して、例えばフーリエ変換(Fast Fourier Transform:FFT)による周波数解析を行う。
図4は、周波数解析部46による干渉信号SGの周波数解析結果(周波数スペクトル)の一例を簡略化して示したグラフである。
図4に示すように、干渉信号SGには、反射光LB1及び参照光LCの干渉信号成分である第1干渉信号成分sg1と、反射光LB2及び参照光LCの干渉信号成分である第2干渉信号成分sg2と、を含む複数種類の干渉信号成分が含まれる。このため、干渉信号SGの周波数解析結果には、第1干渉信号成分sg1の信号ピークP1及び第2干渉信号成分sg2の信号ピークP2等が含まれる。
信号ピークP1は、反射光LB1と参照光LCとの光路長差に対応して検出される。信号ピークP2は、反射光LB2と参照光LCとの光路長差に対応して検出される。なお、干渉信号SGの周波数解析結果には、出入射面34a以外の面でフレネル反射されたフレネル反射光と参照光LCとの干渉信号成分に対応する各種信号ピークと、ノイズ光に起因するノイズピークとが含まれるが、説明の煩雑化を防止するため、ここでは信号ピークP1,P2以外の各種ピークについての説明は省略する。
このような干渉信号SGの周波数解析結果に基づき、信号ピークP1(第1干渉信号成分sg1)に対応する第1ピーク周波数f1と、信号ピークP2(第2干渉信号成分sg2)に対応する第2ピーク周波数f2と、を検出することができる。そして、周波数解析部46は、干渉信号SGの周波数解析結果を距離演算部48へ出力する。
図5は、距離演算部48による距離Dの演算を説明するための説明図である。図5及び既述の図4に示すように、距離演算部48は、周波数解析部46から入力された干渉信号SGの周波数解析結果から、信号ピークP1に対応する第1ピーク周波数f1と信号ピークP2に対応する第2ピーク周波数f2と、を検出する。なお、直角プリズムミラー34の出入射面34aの位置は固定されているので、周波数解析結果内の信号ピークP2(第2ピーク周波数f2)については実験又はシミュレーションに基づき識別可能である。
反射光LB1及び参照光LCの光路長差と、第1ピーク周波数f1との間には相関関係があるので(特開2016-024086号公報参照)、この相関関係を事前に求めておくことにより、第1ピーク周波数f1から反射光LB1及び参照光LCの光路長差が得られる。ここで、干渉計としての参照面はヘッド先端面26aであるため、図4中の周波数ゼロと図5中のヘッド先端面26aとが等価になる。このため、反射光LB1及び参照光LCの光路長差は、ヘッド先端面26a(測定基準点SP)からワークWの測定面までの距離D1(図5の符号5A参照)を示す。このため、距離演算部48は、第1ピーク周波数f1に基づき距離D1を演算することができる。なお、距離D1は本発明の第1距離に相当する。
また同様に、第2ピーク周波数f2から反射光LB2及び参照光LCの光路長差が得られる。そして、この光路長差は、ヘッド先端面26a(測定基準点SP)から直角プリズムミラー34の出入射面34aまでの距離D2(図5の符号5B参照)を示す。このため、距離演算部48は、第2ピーク周波数f2に基づき距離D2を演算することができる。なお、距離D2は本発明の第2距離に相当する。
次いで、距離演算部48は、距離D1と距離D2との差分を演算して、出入射面34aからワークWまでの距離D(D=D1-D2)を求める。なお、距離Dは本発明の第3距離に相当する。距離D1と距離D2との差分に基づき距離Dを演算することにより、支持部材28の温度変化により支持部材28の伸縮が発生したとしても、距離Dの測定値に対する支持部材28の伸縮の影響がキャンセルされる。そして、距離演算部48は、距離Dの演算結果を記憶部36に記憶させると共に表示部38に表示させる。
[距離測定装置の作用]
図6は、上記構成の距離測定装置10によるワークWまでの距離Dの測定処理(本発明の距離測定装置の制御方法に相当)の流れを示すフローチャートである。
図6に示すように、ユーザが距離測定装置10の不図示の操作部にて測定開始操作を行うと、制御装置24の測定制御部40が波長掃引光源12及び光検出器20を作動させる。これにより、波長掃引光源12が測定光LAの出射を開始する(ステップS1)。
波長掃引光源12から出射された測定光LAは、光ファイバーケーブル22A、ファイバーサーキュレータ14、及び光ファイバーケーブル22Bを介して光プローブ18に入力される。そして、測定光LAがセンサヘッド26、コリメータレンズ30、結像レンズ32、及び直角プリズムミラー34を経てワークWに入射する。この際に、直角プリズムミラー34により測定光LAを屈折させることで、ワークWに形成されている穴の内面等の狭い箇所にも測定光LAを照射することができる。
センサヘッド26のヘッド先端面26aで測定光LAの一部が参照光LCとして反射され、且つ直角プリズムミラー34の出入射面34aで測定光LAの一部が反射光LB2として反射され、且つワークWの測定面で残りの測定光LAが反射光LB1として反射される(ステップS2)。各反射光LB1,LB2及び参照光LCは、センサヘッド26から光ファイバーケーブル22Bに出力される。
反射光LB1、反射光LB2、及び参照光LCの干渉信号SGは、光ファイバーケーブル22B、ファイバーサーキュレータ14、及び光ファイバーケーブル22Cを介して光検出器20に入力される。これにより、光検出器20は、前述の測定制御部40の制御の下、光ファイバーケーブル22Cから入力された干渉信号SGを検出する(ステップS3、本発明の干渉信号検出ステップに相当)。光検出器20による干渉信号SGの検出結果は、干渉信号取得部42を介して演算部44の周波数解析部46に入力される。
周波数解析部46は、干渉信号取得部42からの干渉信号SGの入力を受けて、既述の図4に示したように干渉信号SGの周波数解析を行い、この干渉信号SGの周波数解析結果を距離演算部48へ出力する(ステップS4)。
距離演算部48は、周波数解析部46からの干渉信号SGの周波数解析結果の入力を受けて、最初に既述の図5で説明したように、第1ピーク周波数f1及び第2ピーク周波数f2を検出し、これらの検出結果に基づき距離D1,D2をそれぞれ演算する(ステップS5、本発明の演算ステップに相当)。
次いで、距離演算部48は、距離D1と距離D2との差分を演算して距離Dを求める(ステップS6、本発明の演算ステップに相当)。このように距離D1と距離D2との差分を演算することで、出入射面34aを基準としたワークWまで相対距離に相当する距離Dが求められる。その結果、支持部材28の温度変化により支持部材28の伸縮が発生したとしても、距離Dの測定値に対する支持部材28の伸縮の影響がキャンセルされるので、距離Dを高精度に演算することができる。そして、距離演算部48は、距離Dの演算結果を記憶部36に記憶させると共に表示部38に表示させる。
以下、ワークWの測定面の他の測定ポイントの距離Dを測定する場合には、上述のステップS2からステップS6までの処理が繰り返し実行される(ステップS7)。そして、ワークWの測定面の複数の測定ポイントごとの距離Dの測定結果に基づき、ワークWの測定面の形状が得られる。また、同一の測定ポイントの距離Dの測定を繰り返し実行した場合には、ワークWの変位(振動等を含む)を測定することができる。
[本実施形態の効果]
以上のように本実施形態では、光プローブ18を用いて距離D1と距離D2とを測定することで、これら距離D1と距離D2との差分に基づき距離Dを演算することができる。その結果、支持部材28の温度変化による支持部材28の伸縮に関係なく、ワークWまでの距離Dを高精度に測定することができる。
なお、上記実施形態では、出入射面34aで反射された反射光LB2と参照光LCとの第2干渉信号成分sg2に基づき、ヘッド先端面26a(測定基準点SP)から出入射面34aまでの距離D2を演算しているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、結像レンズ32の後述のレンズ面32a(測定光LAを出射する側の出射面、図7参照)で反射された反射光LB2と参照光LCとの第2干渉信号成分sg2に基づき、ヘッド先端面26aからレンズ面32aまでの距離(D2)を演算してもよい。この場合、結像レンズ32が本発明の第1光学素子として機能するので、直角プリズムミラー34の代わりに通常のミラーを用いることができる。
[他実施形態]
以下、他実施形態1~4の距離測定装置10について説明する。なお、他実施形態1~4の距離測定装置10は、光プローブ18が異なる点を除けば、上記実施形態の距離測定装置10と基本的に同じ構成である。このため、上記実施形態と機能又は構成上同一のものについては同一符号を付してその説明は省略する。
(他実施形態1)
図7は、他実施形態1の距離測定装置10の光プローブ18Aの概略図である。図7に示すように、他実施形態1の光プローブ18Aでは、結像レンズ32が直角プリズムミラー34の出入射面34a上に設けられている。そして、結像レンズ32は直角プリズムミラー34を介して支持部材28に支持されている。なお、他実施形態1では、結像レンズ32が本発明の第1光学素子に相当し、直角プリズムミラー34及びコリメータレンズ30が本発明の第2光学素子に相当する。
他実施形態1の結像レンズ32は、ワークWに対向する対向面であり且つ光路P(図2参照)に垂直(略垂直を含む)なレンズ面32aを備える。レンズ面32aは、ワークWの測定面に向けて測定光LAを出射する出射面でありワークWの測定面で反射された反射光LB1が入射する入射面である。そして、他実施形態1では、レンズ面32aにてフレネル反射された測定光LAの一部の反射光を上述の反射光LB2と定義している。
結像レンズ32を直角プリズムミラー34の出入射面34aに設けることで、結像レンズ32の焦点距離が短い場合であっても結像レンズ32によりワークWの測定面に測定光LAを集光させることができる。その結果、焦点距離の短い結像レンズ32を用いることができる。
以下、他実施形態1においても上記実施形態と同様に、反射光LB1と反射光LB2と参照光LCとの干渉信号SGが光検出器20により検出され、この干渉信号SGの検出結果が制御装置24へ出力される。
他実施形態1の演算部44(周波数解析部46及び距離演算部48)は、上記実施形態と同様の方法で、干渉信号SGに基づき距離D1を演算すると共にヘッド先端面26a(測定基準点SP)から結像レンズ32のレンズ面32aまでの距離D2を演算する。次いで、演算部44は、距離D1と距離D2との差分を演算して、レンズ面32aからワークWの測定面までの距離Dを求める。これにより、上記実施形態と同様に、支持部材28の伸縮に関係なく距離Dを高精度に測定することができる。
なお、他実施形態1では、直角プリズムミラー34の出入射面34aでの反射光LB2を利用しないため、直角プリズムミラー34の代わりに通常のミラーを用いてもよい。
(他実施形態2)
図8は、他実施形態2の距離測定装置10の光プローブ18Bの概略図である。図8に示すように、他実施形態2の光プローブ18Bは、コリメータレンズ30が省略されておち且つ結像レンズ32の位置がセンサヘッド26側にシフトされている点を除けば、上記実施形態の光プローブ18と基本的に同じ構成である。このため、他実施形態2では上記実施形態と同様の効果が得られる。
(他実施形態3)
図9は、他実施形態3の距離測定装置10の光プローブ18Cの概略図である。図9に示すように、光プローブ18Cは、直角プリズムミラー34を有しておらず、センサヘッド26から出力された測定光LAを屈折させることなく、コリメータレンズ30を通して結像レンズ32によりワークWの測定面に集光させる。このため、他実施形態3では、結像レンズ32が本発明の第1光学素子に相当し、コリメータレンズ30が本発明の第2光学素子に相当する。
他実施形態3の結像レンズ32は、上記他実施形態1と同様に、ワークWに対向する対向面であるレンズ面32aを備える。このため、他実施形態3においても、上記他実施形態1と同様に、レンズ面32aにてフレネル反射された測定光LAの一部の反射光を上述の反射光LB2と定義している。
そして、他実施形態3においても上記他実施形態1と同様に、ワークWの測定面で反射された反射光LB1と、レンズ面32aで反射された反射光LB2と、ヘッド先端面26aで反射された参照光LCとの干渉信号SGが光検出器20により検出され、この干渉信号SGの検出結果が制御装置24へ出力される。
他実施形態3の演算部44は、上記他実施形態1と同様に、干渉信号SGに基づき、距離D1と、ヘッド先端面26a(測定基準点SP)からレンズ面32aまでの距離D2とを演算する。次いで、演算部44は、距離D1と距離D2との差分を演算して、レンズ面32aからワークWの測定面までの距離Dを求める。これにより、上記各実施形態と同様に、支持部材28の伸縮に関係なく距離Dを高精度に測定することができる。
(他実施形態4)
図10は、他実施形態4の距離測定装置10の光プローブ18Dの概略図である。図10に示すように、光プローブ18Dは、ワークWの測定面(例えば穴の内面)を測定光LAで回転走査するための光回転プローブである。
光プローブ18Dは、固定光学系50と、固定光学系50により光プローブ18Dの長手軸の軸周り方向に回転される回転光学系52と、を備える。
固定光学系50は、センサヘッド26と、ヘッド取付部56と、コリメータレンズ30と、中空モータ58と、を備える。
ヘッド取付部56は、測定光LAの光路P(図2参照、図10では図示を省略)に平行な方向に延びた中空の筒体である。ヘッド取付部56の一端側にはセンサヘッド26を保持する保持部56aが設けられている。この保持部56aは、センサヘッド26をヘッド取付部56の内部で且つヘッド取付部56の中心軸と一致する位置に保持する。また、ヘッド取付部56の他端側には中空モータ58が固定されている。さらに、ヘッド取付部56の内部であって且つヘッド先端面26aと中空モータ58との間の位置にコリメータレンズ30が設けられている。
中空モータ58は、後述のシャフト66をその長手軸を中心とする軸周り方向(以下、単に長手軸周り方向と略す)に回転させる。この中空モータ58は、不図示のコイルを巻き回してなる中空のステータ60(固定子ともいう)と、このステータ60の内部で長手軸周り方向に回転する中空のロータ62(回転子ともいう)と、を備える。なお、中空モータ58の詳細構造については公知技術であるので、その詳細な説明は省略する。
ロータ62には、光路Pが通り且つ光路Pに平行な方向に延びた中空部が形成されている。これにより、コリメータレンズ30から出射された測定光LAがロータ62の中空部内を通って結像レンズ32に入射し、且つ結像レンズ32から出射した反射光LB1,LB2が中空部内を通ってコリメータレンズ30に入射する。ロータ62は、制御装置24によるステータ60への駆動信号(電圧)の印加に応じてステータ60内で回転する。
回転光学系52は、ロータ62の回転に応じてロータ62と一体に長手軸周り方向に回転する。この回転光学系52は、シャフト保持板64と、シャフト66と、結像レンズ32と、直角プリズムミラー34と、を備える。なお、他実施形態4では、既述の固定光学系50のヘッド取付部56及び中空モータ58と、回転光学系52のシャフト保持板64及びシャフト66と、が本発明の支持部材として機能する。
シャフト保持板64は、ロータ62の回転光学系52側の円環状のロータ先端面に固定されており、このロータ先端面と略同形状に形成されている。シャフト保持板64は、光路Pが通り且つこの光路Pに平行な方向に延びた嵌合穴が形成されている。この嵌合穴にはシャフト66の一端部が嵌合する。
シャフト66は、光路Pに平行方向に延びた中空の円筒であり、光路Pに平行な長手軸を有している。そして、シャフト66の一端部がシャフト保持板64に固定されている状態において、シャフト66の長手軸が光路Pの中心線に一致(略一致)し、且つシャフト66の内面が光路Pを取り囲む。
また、シャフト66の内部であって且つシャフト66の既述の一端部とは反対側の他端部には、結像レンズ32が設けられている。さらに、シャフト66の他端部には、シャフト66の他端部側の開口部を覆うように直角プリズムミラー34が設けられている。これにより、上記実施形態と同様に、測定光LAが直角プリズムミラー34により90°屈折された後、ワークWの測定面に入射する。
回転光学系52を構成するシャフト保持板64、シャフト66、結像レンズ32、及び直角プリズムミラー34は、ロータ62の回転に応じて、長手軸周り方向に一体的に回転する。そして、直角プリズムミラー34が長手軸周り方向に回転されることにより、ワークWの測定面に沿って測定光LAが回転走査される。
また、上記実施形態と同様に、ワークWの測定面にて反射された反射光LB1と、出入射面34aで反射された反射光LB2と、ヘッド先端面26aで反射された参照光LCと、の干渉信号SGがセンサヘッド26から光ファイバーケーブル22B等を介して光検出器20に出力される。
他実施形態4の演算部44は、上記実施形態と同様の方法で、干渉信号SGに基づき、距離D1及び距離D2の演算と、距離D1及び距離D2の差分演算とを実行することで、距離Dを求める。これにより、上記実施形態と同様の効果が得られる。
なお、他実施形態4では、中空モータ58により回転光学系52を回転させているが、例えば中空部を有する中空ロータリーアクチュエータのような中空部を有する各種回転機構により回転光学系52を回転させてもよい。また、光路Pを妨げなければ、中空部を有さない回転機構により回転光学系52を回転させてもよい。
[その他]
上記実施形態では、センサヘッド26のヘッド先端面26aで反射された測定光LAの一部を参照光LCとしているが、例えば、光ファイバーケーブル22Bのケーブル先端面で反射された測定光LAの一部を参照光LCとして用いてもよい。この場合、光ファイバーケーブル22Bのケーブル先端部が本発明の光出入射部として機能し且つケーブル先端部の先端面が本発明の反射面として機能する。さらに、ミラー及びプリズム等のワークW以外の反射面で反射された測定光LAの一部を参照光LCとして用いてもよい。
上記他実施形態3を除いた各実施形態では、直角プリズムミラー34により測定光LA及び反射光LB1,LB2を90°屈折させているが、測定光LA及び反射光LB1,LB2の屈折角度が90°以外であってもよい。また、上記各実施形態では、本発明の反射体として直角プリズムミラー34を例に挙げているが、ミラー等の各種の反射体を用いてもよい。なお、反射体が本発明の第1光学素子である場合には、反射体として光路Pに対して垂直な出入射面を有するものを用いる。
上記各実施形態では本発明の第1光学素子として直角プリズムミラー34及び結像レンズ32を例に挙げているが、光路Pに垂直な出入射面を備える光学素子であればその種類は特に限定はされない。また、上記各実施形態では、本発明の第2光学素子としてコリメータレンズ30及び結像レンズ32等を例に挙げているが、第2光学素子の種類及びその配置数については特に限定はされない。
上記各実施形態では、距離測定装置10として波長掃引光源12及び光プローブ18,18A~18Dを用いた干渉光学系(干渉計)を例に挙げて説明しているが、距離D1,D2を測定可能であれば光源の種類、干渉光学系の種類については特に限定はされない。
10…距離測定装置,
12…波長掃引光源,
18,18A~18D…光プローブ,
20…光検出器,
22A~22C…光ファイバーケーブル,
24…制御装置
26…センサヘッド,
26a…ヘッド先端面,
28…支持部材,
30…コリメータレンズ,
32…結像レンズ,
32a…レンズ面,
34…直角プリズムミラー,
34a…出入射面,
44…演算部,
46…周波数解析部,
48…距離演算部,
D,D1,D2…距離,
LA…測定光,
LB1,LB2…反射光,
LC…参照光

Claims (9)

  1. 測定光を出力する光源と、
    前記光源から出力された前記測定光の一部を参照光として反射する反射面と、
    前記光源に接続された導光路であって、前記光源から出力された前記測定光のうちで前記一部とは異なる前記測定光を出射し且つ前記測定光の反射光が入射する光出入射部を有する導光路と、
    前記光出入射部から出射される前記測定光及び前記光出入射部に入射する前記反射光の双方の光路に配置された第1光学素子であって、前記光出入射部から入射した前記測定光を測定対象物に向けて出射し且つ前記測定対象物にて反射された前記反射光が入射する出入射面を有する第1光学素子と、
    前記光出入射部に設けられ、前記第1光学素子を前記光路に配置された状態で支持する支持部材と、
    前記参照光と、前記測定対象物にて反射された前記反射光である第1反射光と、前記出入射面にてフレネル反射された前記反射光である第2反射光と、の干渉信号を検出する干渉信号検出部と、
    前記干渉信号検出部が検出した前記干渉信号に基づき、前記光出入射部と前記測定対象物との間の第1距離、及び前記光出入射部と前記出入射面との間の第2距離を演算する演算部と、
    を備える距離測定装置。
  2. 前記演算部が、前記第1距離及び前記第2距離の演算結果に基づき、前記出入射面と前記測定対象物との間の第3距離を演算する請求項1に記載の距離測定装置。
  3. 前記反射面が、前記光出入射部の先端面であって、前記測定光を出射し且つ前記反射光が入射する先端面である請求項1又は2に記載の距離測定装置。
  4. 前記第1光学素子が、前記第1光学素子に入射した前記測定光を反射して前記出入射面から前記測定対象物に向けて出射し、且つ前記出入射面に入射した前記測定対象物からの前記第1反射光と、前記出入射面にて反射された前記第2反射光と、を前記光出入射部に向けて反射する反射体である請求項1から3のいずれか1項に記載の距離測定装置。
  5. 前記第1光学素子が、前記測定光を前記測定対象物に集光させる結像レンズであり、
    前記出入射面が、前記結像レンズにおける前記測定光の出射面である請求項1から3のいずれか1項に記載の距離測定装置。
  6. 前記第1反射光及び前記参照光の干渉信号成分を第1干渉信号成分とし、前記第2反射光及び前記参照光の干渉信号成分を第2干渉信号成分とし、前記第1干渉信号成分のピーク周波数を第1ピーク周波数とし、前記第2干渉信号成分のピーク周波数を第2ピーク周波数とした場合に、前記演算部が、前記干渉信号検出部により検出された前記干渉信号から前記第1ピーク周波数及び前記第2ピーク周波数を検出し、前記第1ピーク周波数に基づき前記第1距離を演算し且つ前記第2ピーク周波数に基づき前記第2距離を演算する請求項1から5のいずれか1項に記載の距離測定装置。
  7. 前記光出入射部と前記第1光学素子との間で前記光路に沿って配置された1又は複数の第2光学素子を備え、
    前記支持部材が、前記第2光学素子を前記光路に配置された状態で支持する請求項1から6のいずれか1項に記載の距離測定装置。
  8. 測定光を出力する光源と、
    前記光源から出力された前記測定光の一部を参照光として反射する反射面と、
    前記光源に接続された導光路であって、前記光源から出力された前記測定光のうちで前記一部とは異なる前記測定光を出射し且つ前記測定光の反射光が入射する光出入射部を有する導光路と、
    前記光出入射部から出射される前記測定光及び前記光出入射部に入射する前記反射光の双方の光路に配置された第1光学素子であって、前記光出入射部から入射した前記測定光を測定対象物に向けて出射し且つ前記測定対象物にて反射された前記反射光が入射する出入射面を有する第1光学素子と、
    前記光出入射部に設けられ、前記第1光学素子を前記光路に配置された状態で支持する支持部材と、
    を備える距離測定装置の制御方法において、
    前記参照光と、前記測定対象物にて反射された前記反射光である第1反射光と、前記出入射面にてフレネル反射された前記反射光である第2反射光と、の干渉信号を検出する干渉信号検出ステップと、
    前記干渉信号検出ステップで検出した前記干渉信号に基づき、前記光出入射部と前記測定対象物との間の第1距離、及び前記光出入射部と前記出入射面との間の第2距離を演算する演算ステップと、
    を有する距離測定装置の制御方法。
  9. 前記演算ステップでは、前記第1距離及び前記第2距離の演算結果に基づき、前記出入射面と前記測定対象物との間の第3距離を演算する請求項8に記載の距離測定装置の制御方法。
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