JP7149226B2 - 電動車両の製造管理装置、製造方法、製造管理方法、及びプログラム - Google Patents

電動車両の製造管理装置、製造方法、製造管理方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、電動車両の製造管理装置、製造方法、製造管理方法、及びプログラムに関する。
電動車両に搭載される二次電池は、使用に伴って劣化する。バッテリ劣化の度合いは、車両ごとに異なるので、電動車両を複数運用する場合のバッテリの延命のための交換案内を行う技術がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2013-77054号公報
電動車両に搭載される二次電池の蓄電量は、電動車両の性能等によって異なる。しかし、上記特許文献1に開示された技術では、二次電池の延命を目的とし、電動車両の性能に対する適正を考慮していなかった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、電動車両の性能に適した二次電池を提供することができる電動車両の製造管理装置、製造方法、製造管理方法、及びプログラムを提供することを目的の一つとする。
この発明に係る電動車両の製造管理装置、製造方法、製造管理方法、及びプログラムは、以下の構成を採用した。
(1):この発明の一態様に係る製造管理装置は、複数の取出対象電動車両からそれぞれ取り出される搭載済の二次電池の数と、前記取出対象電動車両とは蓄電量の設定値が異なる複数の新車の製造対象電動車両を製造するために要する前記二次電池の数と、のデータを取得する取得部と、前記取得部により取得されたデータを用いて、前記製造対象電動車両の製造計画を行う計画部と、前記製造計画を出力する出力部と、を備える製造管理装置である。
(2):上記(1)の態様において、前記取出対象電動車両に搭載された二次電池の蓄電量の設定値は、前記製造対象電動車両に搭載された二次電池の蓄電量の設定値よりも大きい、ものである。
(3):上記(1)の態様において、前記取出対象電動車両に搭載された二次電池は、新品の二次電池である。
(4):上記(3)の態様において、複数の取出対象電動車両からそれぞれ取り出される搭載済の二次電池の数は、前記取出対象電動車両から取り出された後の二次電池の数と、前記取出対象電動車両に搭載中の二次電池の数の和であり、前記取出対象電動車両から取り出された後の二次電池の数が、複数の新車の製造対象電動車両を製造するために要する前記二次電池の数より少ない場合に、前記取出対象電動車両に搭載中の二次電池のユーザに二次電池の提供を要請する要請部、を更に備える、ものである。
(5):上記(1)の態様において、前記取出対象電動車両に搭載された二次電池は、複数の二次電池セグメントを備え、前記製造対象電動車両に搭載される二次電池は、前記取出対象電動車両に搭載された二次電池よりも少ない数の前記二次電池セグメントを含み、前記取得部は、二次電池の数として、二次電池セグメントの数を取得する、ものである。
(6):上記(5)の態様において、前記製造対象電動車両に搭載される製造対象二次電池は、複数の前記二次電池セグメントを備え、前記取得部は、前記複数の取出対象電動車両からそれぞれ取り出される搭載済の二次電池における各二次電池セグメントの取出時の蓄電量を取得し、前記計画部は、前記製造対象二次電池における蓄電量の設定値及び前記二次電池における各二次電池セグメントの取出時の蓄電量に基づいて、前記製造対象二次電池を構成する二次電池セグメントの組み合わせを決定する、ものである。
(7):この発明の一態様に係る電動車両の製造方法は、取出対象電動車両から取り出された搭載済の二次電池を、前記取出対象電動車両とは蓄電量の設定値が異なる新車の製造対象電動車両に搭載させる、電動車両の製造方法である。
(8):上記(7)の態様において、前記取出対象電動車両に搭載された二次電池の蓄電量の設定値は、前記製造対象電動車両に搭載された二次電池の蓄電量の設定値よりも大きい、ものである。
(9): 上記(7)の態様において、前記取出対象電動車両に搭載された二次電池は、新品の二次電池である。
(10):上記(7)の態様において、前記取出対象電動車両に搭載された二次電池は、複数の二次電池セグメントを備え、前記製造対象電動車両に搭載される製造対象二次電池は、前記二次電池よりも少ない数の前記二次電池セグメントを備えており、
取出対象電動車両から取り出された二次電池セグメントを前記製造対象二次電池として前記製造対象電動車両に搭載させる、ものである。
(11):上記(10)の態様において、前記製造対象二次電池は、複数の前記二次電池セグメントを備え、取出対象電動車両から取り出された二次電池セグメントを組み合わせ、組み合わされた二次電池セグメントを前記製造対象二次電池として前記製造対象電動車両に搭載させる、ものである。
(12):この発明の一態様に係る電動車両の製造管理方法は、コンピュータが、複数の取出対象電動車両からそれぞれ取り出される搭載済の二次電池の数と、前記取出対象電動車両とは蓄電量の設定値が異なる複数の新車の製造対象電動車両を製造するために要する前記二次電池の数と、のデータを取得し、取得された前記データを用いて、前記製造対象電動車両の製造計画を行い、前記製造計画を出力する、電動車両の製造管理方法である。
(13):この発明の一態様に係るプログラムは、コンピュータに、複数の取出対象電動車両からそれぞれ取り出される搭載済の二次電池の数と、前記取出対象電動車両とは蓄電量の設定値が異なる複数の新車の製造対象電動車両を製造するために要する前記二次電池の数と、のデータを取得させ、取得された前記データを用いて、前記製造対象電動車両の製造計画を行わせ、前記製造計画を出力させる、プログラムである。
(1)~(13)によれば、電動車両の性能に適した二次電池を提供することができる。
(2)(3)(7)~(10)によれば、二次電池の利用効率を高めることができる。
(3)(9)によれば、劣化した新品の二次電池を、適切に再利用することができる。
(4)によれば、車両に搭載される二次電池を、車両に適した二次電池としやすくすることができる。
(5)(6)によれば、二次電池を二次電池セグメントに分けて再利用することができる。
第1実施形態に係る製造管理システム1の構成例を示す図である。 車両10の構成の一例を示す図である。 バッテリ40におけるバッテリセグメント41の配置の一例を示す図である。 収集データ151の一例を示す図である。 計画データ152の一例を示す図である。 センターサーバ100により実行される処理の一例を示すフローチャートである。 センターサーバ100により実行される処理の一例を示すフローチャートである。 センターサーバ100により実行される処理の一例を示すフローチャートである。 バッテリセグメントの搭載先となる車両の変化の一例を示す図である。 第2実施形態に係る製造管理システム1の構成例を示す図である。 センターサーバ100により実行される処理の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照し、本発明の電動車両の製造管理装置、製造方法、製造管理方法、及びプログラムの実施形態について説明する。以下の説明において、車両10は電気自動車であるものとするが、車両10は、走行用の電力を供給する二次電池を搭載した車両であればよく、ハイブリッド自動車や燃料電池車両であってもよい。
<第1実施形態>
[全体構成]
図1は、第1実施形態に係る電動車両の製造管理システム(以下、製造管理システム)1の構成例を示す図である。製造管理システム1は、車両10に搭載されるバッテリ(以下、二次電池と同義であるものとする)の製造計画を行い、電動車両の製造を管理するシステムである。図1に示すように、製造管理システム1は、複数の車両10と、センターサーバ(電動車両の製造管理装置)100と、を備える。
センターサーバ100は、複数の車両10から送信された情報に基づいて、車両の製造計画を行う。車両10とセンターサーバ100とは、ネットワークNWを介して通信する。ネットワークNWは、例えば、インターネット、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)、プロバイダ装置、無線基地局などを含む。
センターサーバ100は、例えば、複数の車両の製造についての製造計画を行う。製造計画では、車両を製造する際に、搭載済のバッテリ40を車両10から取り出して、取り出したバッテリ40を新車の車両10に搭載されるバッテリ40として再利用する。センターサーバ100は、例えば、複数の車種の車両について、どの車両を何台製造するかについての計画を行う。以下の説明において、バッテリ40を取り出される車両を取出対象車両、製造される車両を製造対象車両という。取出対象車両及び製造対象車両は、それぞれ取出対象電動車両及び製造対象電動車両の一例である。
[車両10]
図2は、車両10の構成の一例を示す図である。図2に示すように、車両10には、例えば、モータ12と、駆動輪14と、ブレーキ装置16と、車両センサ20と、PCU(Power Control Unit)30と、バッテリ40と、電圧センサ、電流センサ、温度センサなどのバッテリセンサ42と、通信装置50と、充電口70と、コンバータ72と、を備える。
モータ12は、例えば、三相交流電動機である。モータ12のロータは、駆動輪14に連結される。モータ12は、供給される電力を用いて動力を駆動輪14に出力する。また、モータ12は、車両の減速時に車両の運動エネルギーを用いて発電する。
ブレーキ装置16は、例えば、ブレーキキャリパーと、ブレーキキャリパーに油圧を伝達するシリンダと、シリンダに油圧を発生させる電動モータと、を備える。ブレーキ装置16は、ブレーキペダルの操作によって発生した油圧を、マスターシリンダを介してシリンダに伝達する機構をバックアップとして備えてよい。なお、ブレーキ装置16は、上記説明した構成に限らず、マスターシリンダの油圧をシリンダに伝達する電子制御式油圧ブレーキ装置であってもよい。
車両センサ20は、アクセル開度センサと、車速センサと、ブレーキ踏量センサと、を備える。アクセル開度センサは、運転者による加速指示を受け付ける操作子の一例であるアクセルペダルに取り付けられ、アクセルペダルの操作量を検出し、アクセル開度として制御部36に出力する。車速センサは、例えば、各車輪に取り付けられた車輪速センサと速度計算機とを備え、車輪速センサにより検出された車輪速を統合して車両の速度(車速)を導出し、制御部36に出力する。ブレーキ踏量センサは、ブレーキペダルに取り付けられ、ブレーキペダルの操作量を検出し、ブレーキ踏量として制御部36に出力する。
PCU30は、例えば、変換器32と、VCU(Voltage Control Unit)34と、制御部36と、を備える。なお、これらの構成要素をPCU34として一まとまりの構成としたのは、あくまで一例であり、これらの構成要素は分散的に配置されても構わない。
変換器32は、例えば、AC-DC変換器である。変換器32の直流側端子は、直流リンクDLに接続されている。直流リンクDLには、VCU34を介してバッテリ40が接続されている。変換器32は、モータ12により発電された交流を直流に変換して直流リンクDLに出力する。
VCU34は、例えば、DC―DCコンバータである。VCU34は、バッテリ40から供給される電力を昇圧して直流リンクDLに出力する。
制御部36は、例えば、モータ制御部と、ブレーキ制御部と、バッテリ・VCU制御部と、を備える。モータ制御部、ブレーキ制御部、及びバッテリ・VCU制御部は、それぞれ別体の制御装置、例えば、モータECU、ブレーキECU、バッテリECUといった制御装置に置き換えられてもよい。
モータ制御部は、車両センサ20の出力に基づいて、モータ12を制御する。ブレーキ制御部は、車両センサ20の出力に基づいて、ブレーキ装置16を制御する。バッテリ・VCU制御部は、バッテリ40に取り付けられたバッテリセンサ42の出力に基づいて、バッテリ40のSOC(State Of Charge)を算出し、VCU34に出力する。VCU34は、バッテリ・VCU制御部からの指示に応じて、直流リンクDLの電圧を上昇させる。
バッテリ40は、例えば、リチウムイオン電池などの二次電池である。バッテリ40には、車両10の外部の充電器200から導入される電力を蓄え、車両10の走行のための放電を行う。バッテリセンサ42は、例えば、電流センサ、電圧センサ、温度センサを備える。バッテリセンサ42は、例えば、バッテリ40の電流値、電圧値、温度を検出する。バッテリセンサ42は、検出した電流値、電圧値、温度等を制御部36及び通信装置50に出力する。
バッテリ40は、図3に示すように、複数のスロット40Aを備えており、スロット40Aには、バッテリセグメント41が差し込まれている。バッテリ40は、バッテリセグメント41における蓄電量、例えば満充電容量が共通する場合には、スロット40Aに差し込こまれるバッテリセグメント41の数によって、蓄電量が異なる。バッテリセグメント41は、二次電池セグメントの一例である。
例えば、スロット40Aに4本のバッテリセグメント41が差し込まれている場合には、スロット40Aに2本のバッテリセグメント41が差し込まれている場合よりも蓄電量が大きくなる。スロット40Aに差し込まれるバッテリセグメント41の数は、スロット40Aの数と同一でもよいし、スロット40Aの数よりも少なくてもよい。
バッテリセグメント41が差し込まれていないスロット40Aには、例えば図示しないカバー(蓋)が取り付けられ、スロット40Aが露出しないようにしてもよい。スロット40Aの数よりも少ない数のバッテリセグメント41が差し込まれる場合には、バッテリセグメント41の数に応じて決まった位置のスロット40Aにバッテリセグメント41が差し込まれるようにしてもよいし、任意のスロット40Aにバッテリセグメント41が差し込まれるようにしてもよい。
実施形態では、バッテリ40は、バッテリセグメント41が差し込まれる数よりも多くなることがある数のスロット40Aを備えるが、バッテリ40は、バッテリセグメント41が差し込まれる数と同数のスロットを備えるものでもよい。スロット40Aは、全体的にカバー(蓋)等で覆われていてもよい。
通信装置50は、セルラー網やWi-Fi網を接続するための無線モジュールを含む。通信装置50は、バッテリセンサ42から出力される電流値、電圧値、温度などのバッテリ使用状況情報をバッテリセグメント41ごとに取得し、図1に示すネットワークNWを介して、センターサーバ100に送信する。
充電口70は、車両10の車体外部に向けて設けられている。充電口70は、充電ケーブル220を介して充電器200に接続される。充電ケーブル220は、第1プラグ222と第2プラグ224を備える。第1プラグ222は、充電器200に接続され、第2プラグ224は、充電口70に接続される。充電器200から供給される電気は、充電ケーブル220を介して充電口70に供給される。
また、充電ケーブル220は、電力ケーブルに付設された信号ケーブルを含む。信号ケーブルは、車両10と充電器200の間の通信を仲介する。したがって、第1プラグ222と第2プラグ224のそれぞれには、電力コネクタと信号コネクタが設けられている。
コンバータ72は、充電口70とバッテリ40の間に設けられる。コンバータ72は、充電口70を介して充電器200から導入される電流、例えば交流電流を直流電流に変換する。コンバータ72は、変換した直流電流をバッテリ40に対して出力する。
[センターサーバ100]
図1に示すセンターサーバ100は、例えば、取得部110と、計画部120と、出力部130と、記憶部150と、出力装置180と、を備える。取得部110、計画部120および出力部130は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などのハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。これらの構成要素のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、GPU(Graphics Processing Unit)などのハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。プログラムは、予めHDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリなどの記憶装置(非一過性記憶媒体)に格納されていてもよいし、DVDやCD-ROMなどの着脱可能な記憶媒体(非一過性記憶媒体)に格納されており、記憶媒体がドライブ装置に装着されることでインストールされてもよい。記憶部150は、前述した記憶装置により実現される。
取得部110は、複数の車両10からそれぞれ送信されるバッテリ40におけるバッテリセグメント41の電流値、電圧値、温度、生涯経過時間などの情報を受信して取得する。取得部110は、取得した情報に基づいて、それぞれの車両に搭載されたバッテリ40におけるバッテリセグメント41の劣化状態を取得する。取得部110は、取得したバッテリセグメント41の劣化状態を収集し、バッテリ40が搭載される車両10の車種及びバッテリセグメント41の劣化度ごとに収集データ151としてまとめて記憶部150に格納する。
図4は、収集データ151の一例を示す図である。図4に示すように、収集データ151は、車両10から取り出されるバッテリセグメント41の数を劣化度ごとに分類してグルーピングしたデータである。収集データ151は、劣化度ごとに分類したバッテリセグメント41をさらの取出元となる車両の車種ごとに分類してグルーピングしている。
収集データ151としてグルーピングされたデータは、車両10から取り外されたバッテリセグメント41に限定されていてもよい。あるいは、現在は車両10に搭載されているが、将来的に、車両10から取り外されて他の車両の製造に再利用されるバッテリセグメント41を含めてもよい。ここでの将来的となる時期は、例えば、新たに車両の製造計画を建てる時期でもよいし、製造計画に沿って車両を製造するときでもよい。
バッテリセグメント41の劣化度としては、例えば、0%以上10%以下、10を%超えて30%以下、30%を超えて40%以下の範囲が規定される。なお、劣化度が40%を超えるバッテリセグメントについては、車両10に搭載されるバッテリセグメントとして要求される蓄電量を満たさないので、管理対象から除外している。さらに劣化度が高いバッテリセグメントについて管理対象としてもよく、全てのバッテリセグメントを管理対象としてもよい。
車種としては、例えば、走行レンジが長く、例えば1200km程度の車種「X」、走行レンジが中程度であり、例えば600km程度の車種「Y」、走行レンジが短く、例えば300km程度の車種「Z」が規定される。車両10に搭載されるバッテリ40の蓄電量の設定値は、例えば、走行レンジに応じて定められている。例えば、走行レンジが長く車種「X」に搭載されるバッテリ40の蓄電量の設定値は、走行レンジが中程度の車種「Y」に搭載されるバッテリ40の蓄電量の設定値よりも大きい。走行レンジが中程度の車種「Y」に搭載されるバッテリ40の蓄電量の設定値は、走行レンジが短い車種「Z」に搭載されるバッテリ40の蓄電量の設定値よりも大きい。
取得部110は、例えば不図示の入力装置等により入力される車種ごとの車両の製造台数を取得する。車両の製造台数は、車両の製造計画を生成する際に用いられる。入力装置は、例えばセンターサーバ100に設けられる。取得部110は、他装置等により通信等を介して提供される製造台数の情報を取得してもよい。
計画部120は、新車としての車両を製造する製造計画を行う。製造計画では、製造する車両の車種ごとの製造台数、及び各車両に搭載されるバッテリ40として供給されるバッテリセグメントの供給元を示す計画データ152を生成する。図5は、計画データ152の一例を示す図である。図5に示すように、計画データ152は、車種、製造台数、必要セグメント数、要求劣化度、セグメント供給元の各項目を含む。
車種は、収集データ151と共通である。製造計画を行う際には、これらの車種以外の車種を含ませてもよい。その場合には、製造計画に含まれる車種についても、収集データ151によってバッテリセグメント41の劣化度を収集する。製造台数の項目は、製造を計画する車両の台数を示す。例えば、走行レンジが長い車種「X」の車両は、価格が高く、販売台数が限られる傾向にある。このため、車種「X」の車両製造台数は、比較的少ない500台とされる。走行レンジが中程度の車種「Y」の車両は、価格が中程度であるので、その製造台数は、中程度の2000台とされ、走行レンジが短い車種「Z」の車両は、価格が比較的低いので、その製造台数は、比較的多い5000台とされる。走行レンジとは、バッテリ40を満充電した際に車両10が走行可能となる距離の設計値である。
必要セグメント数は、計画した台数の車両を製造するために必要なバッテリセグメントの数(必要数)である。例えば、車種「X」の車両は、走行レンジが長い車両であるので、1台に要するバッテリセグメントの数は4本と比較的多い数となる。このため、車種「X」の車両を500台製造するための必要セグメント数は2000本となる。
車種「Y」の車両は、走行レンジが中程度の車両であるので、1台に要するバッテリセグメントの数は2本と車種「X」の車両より少ない数となる。このため、車種「Y」の車両を2000台製造するための必要セグメント数は4000本となる。車種「Z」の車両は、走行レンジが短いであるので、1台に要するバッテリセグメントの数は1本と車種「Y」の車両より少ない数となる。このため、車種「Z」の車両を5000台製造するための必要セグメント数は5000本となる。
要求劣化度は、製造する車両の車種に要求されるバッテリセグメントの劣化度であり、車種ごとに予め定められている。例えば、車種「X」の車両は、走行レンジが長いので、バッテリに要求される蓄電量が大きく、その分バッテリセグメントに対する要求劣化度も小さくなる。具体的に、車種「X」の車両に対する要求劣化度は10%以下である。
車種「Y」の車両は、走行レンジが中程度であり、バッテリに要求される蓄電量及びバッテリセグメントに対する要求劣化度も中程度となる。具体的に、車種「Y」の車両に対する要求劣化度は30%以下である。車種「Z」の車両は、走行レンジが短く、バッテリに要求される蓄電量及びバッテリセグメントに対する要求劣化度もある程度高くなる。具体的に、車種「Z」の車両に対する要求劣化度は40%以下である。
セグメント供給元は、取出対象車両の車種とバッテリセグメントの取出本数の計画値及び新品のバッテリセグメントの製造本数の計画値を示す。製造対象車両に搭載されるバッテリは、既に取出対象車両に搭載済であり、取出対象車両から取り出されたバッテリセグメント(以下、搭載済バッテリセグメント)と、工場等で新たに製造されるバッテリセグメント(以下、新品バッテリセグメント)とを含む。セグメント供給元は、搭載済バッテリセグメントの取出本数の計画値(以下、取出済バッテリセグメントの計画値)及び新品バッテリセグメントの製造本数の計画値(以下、新品バッテリセグメントの計画値)を取出対象車両の車種ごとに分類して示す。なお、取出対象車両に搭載されたバッテリは、取出対象二次電池であり、製造対象車両に搭載されるバッテリは、製造対象二次電池である。
例えば、車種「X」の製造対象車両に供給されるバッテリセグメントのうち、車種「X」の取出対象車両に搭載されていた搭載済バッテリセグメントの計画値が95本、車種「Y」の取出対象車両に搭載されていた搭載済バッテリセグメントの計画値が4本、車種「Z」の取出対象車両に搭載されていた搭載済バッテリセグメントの計画値が1本である。車種「X」の必要セグメント数は2000本であり、搭載済バッテリセグメントの計画値は100本であるので、車種「X」の製造対象車両に供給されるバッテリセグメントのうち、新品バッテリセグメントの計画値は1900本である。
車種「Y」の製造対象車両に供給されるバッテリセグメントのうち、車種「X」の取出対象車両に搭載されていた搭載済バッテリセグメントの計画値が700本、車種「Y」の取出対象車両に搭載されていた搭載済バッテリセグメントの計画値が1950本、車種「Z」の取出対象車両に搭載されていた搭載済バッテリセグメントの計画値が1350本である。車種「Z」の製造対象車両に供給されるバッテリセグメントのうち、車種「X」の取出対象車両に搭載されていた搭載済バッテリセグメントの計画値が1200本、車種「Y」の取出対象車両に搭載されていた搭載済バッテリセグメントの計画値が2900本、車種「Z」の取出対象車両に搭載されていた搭載済バッテリセグメントの計画値が1900本である。車種「Y」及び車種「Z」の製造対象車両に供給されるバッテリセグメントの計画値は、全て搭載済バッテリセグメントで賄える。このため、車種「Y」及び車種「Z」の製造対象車両に供給される新品バッテリセグメントの計画値は0本である。
計画部120は、製造計画にある車種及びその製造台数、さらには、収集データ151等を用いて、セグメント供給元や搭載済バッテリセグメントの計画値を決定する。セグメント供給元や搭載済バッテリセグメントの計画値の決定手順については、センターサーバ100における処理で説明する。
出力部130は、出力装置180を制御し、出力装置180に所定の情報を出力させる。出力装置180は、例えば、モニタ等の情報を表示する表示装置、音声による情報を出力するスピーカ、情報を印刷するプリンタ等、及びこれらの表示装置、スピーカ、プリンタを制御する出力制御装置を備える。出力装置180は、出力部130の制御にしたがい、計画部120により計画した計画データ152に即した製造計画情報を出力する。出力装置180は、表示装置等により、センターサーバ100内において製造計画情報を出力するものでもよいし、通信装置を用いて他装置、例えば車両10に設けられた通信装置等に出力するものでもよい。
次に、センターサーバ100における処理について説明する。図6~図8は、センターサーバ100により実行される処理の一例を示すフローチャートである。センターサーバ100は、複数の車両10が搭載するバッテリ40におけるバッテリセグメント41を劣化度ごとに分類してグルーピングした収集データ151を生成する。センターサーバ100は、生成した収集データ151を用いて、計画データ152を生成する。以下、図6を用いて、収集データ151の生成する手順について説明する。
センターサーバ100における取得部110は、車両10により送信されるバッテリセグメント41ごとのバッテリ使用状況情報を受信したか否かを判定する(ステップS101)。バッテリ使用状況情報を受信していないと判定した場合、センターサーバ100は、図6に示す処理を終了する。
バッテリ使用状況情報を受信したと判定した場合、計画部120は、送信されたバッテリ使用状況情報に基づいて、バッテリセグメント41の劣化度を算出する(ステップS103)。バッテリセグメント41の劣化度を算出するにあたっては、例えば、複数の車両により送信されるバッテリセグメント41のバッテリ使用状況を収集したデータ等を学習データとした機械学習を行い、機械学習の結果を利用してバッテリセグメント41の劣化度を算出してもよい。
続いて、計画部120は、算出したバッテリセグメント41の劣化度に基づいて、収集データ151を更新する(ステップS105)。こうして、センターサーバ100は、図6に示す処理を終了する。センターサーバ100は、複数の車両10によりバッテリ使用状況情報が送信されるごとに、図6に示すフローによって収集データ151を更新することにより、多数のバッテリセグメント41を劣化度ごとに分類した収集データ151を生成することができる。
続いて、図7及び図8を用いて、計画データ152を生成する手順について説明する。まず、取得部110は、不図示の入力装置等によって入力される車両の車種ごとの製造台数を取得する(ステップS201)。続いて、取得部110は、収集データ151を読み出し、取出対象車両から取り出された搭載済バッテリセグメントの数(以下、搭載済セグメント数)を取得する(ステップS203)。取得部110は、搭載済セグメント数を劣化度ごとに取得する。
続いて、計画部120は、取得部110が取得した車両の車種ごとの製造台数及び劣化度ごとの搭載済セグメント数に基づいて、計画データ152を生成する(ステップS205)。計画データ152を生成する手順については、後に説明する。その後、出力部130は、計画部120により計画された計画データ152に即した製造計画情報を出力装置180に出力させる(ステップS207)。こうして、センターサーバ100は、図7に示す処理を終了する。
続いて、計画データ152を生成する手順について、図8を参照して説明する。計画部120は、劣化度30%~40%の搭載済バッテリセグメントの数が、車種「Z」の製造対象車両の必要セグメント数以上であるか否かを判定する(ステップS211)。例えば、車種「Z」の製造対象車両の必要セグメント数が5000本である場合に、劣化度30%~40%の搭載済バッテリセグメントの数が5000本以上であるか否かを判定する。
劣化度30%~40%の搭載済バッテリセグメントの数が、車種「Z」の製造対象車両の必要セグメント数以上であると判定した場合、計画部120は、車種「Z」の製造対象車両に供給する劣化度30%~40%の搭載済バッテリセグメントの計画値を車種「Z」の製造対象車両の必要セグメント数と同数とする(ステップS213)。例えば、車種「Z」の製造対象車両の必要セグメント数が5000本である場合に、劣化度30%~40%の搭載済バッテリセグメントの計画値を5000本とする。
劣化度30%~40%の搭載済バッテリセグメントの計画値の供給元は任意であり、適宜決定してよい。例えば、車種「X」に搭載済のバッテリセグメント41を優先してもよいし、取出対象車両から取り外した時期が古いものを優先してもよい。あるいは、まったくランダムに決定してもよいし、車両10を製造する工場とバッテリセグメント41を提供する提供場所等との間で地理的に搬送しやすいバッテリセグメント41を優先するなどしてもよい。
ステップS211において、劣化度30%~40%の搭載済バッテリセグメントの数が、車種「Z」の製造対象車両の必要セグメント数以上でないと判定した場合、計画部120は、劣化度10%~40%の搭載済バッテリセグメントの数が、車種「Z」の製造対象車両の必要セグメント数以上であるか否かを判定する(ステップS215)。例えば、車種「Z」の製造対象車両の必要セグメント数が5000本である場合に、劣化度10%~40%の搭載済バッテリセグメントの数が5000本以上であるか否かを判定する。
劣化度10%~40%の搭載済バッテリセグメントの数が、車種「Z」の製造対象車両の必要セグメント数以上であると判定した場合、計画部120は、車種「Z」の製造対象車両に供給する劣化度10%~40%の搭載済バッテリセグメントの計画値を車種「Z」の製造対象車両の必要セグメント数と同数とする(ステップS217)。このとき、劣化度の高い劣化度30%~40%の搭載済バッテリセグメントの数は、全て車種「Z」の製造対象車両に供給する劣化度10%~40%の搭載済バッテリセグメントの計画値に含ませ、その残りの分を車種「Z」の製造対象車両に供給する劣化度10%~30%の搭載済バッテリセグメントの計画値で賄う。
例えば、車種「Z」の製造対象車両の必要セグメント数が5000本である場合に、劣化度30%~40%の搭載済バッテリセグメントの数が3000本、劣化度10%~30%の搭載済バッテリセグメントの数が3000本であるとする。この場合には、劣化度30%~40%の搭載済バッテリセグメントの計画値を3000本とし、劣化度10%~30%の搭載済バッテリセグメントの計画値を2000本とする。劣化度が異なる搭載済バッテリセグメントを決定可能である場合には、劣化度が大きい搭載済バッテリセグメントを優先して決定する。
ステップS215において、劣化度10%~40%の搭載済バッテリセグメントの数が、車種「Z」の製造対象車両の必要セグメント数以上でないと判定した場合、計画部120は、劣化度40%以下の搭載済バッテリセグメントの数が、車種「Z」の製造対象車両の必要セグメント数以上であるか否かを判定する(ステップS219)。例えば、車種「Z」の製造対象車両の必要セグメント数が5000本である場合に、劣化度40%以下の搭載済バッテリセグメントの数が5000本以上であるか否かを判定する。
劣化度40%以下の搭載済バッテリセグメントの数が、車種「Z」の製造対象車両の必要セグメント数以上であると判定した場合、計画部120は、車種「Z」の製造対象車両に供給する劣化度40%以下の搭載済バッテリセグメントの計画値を車種「Z」の製造対象車両の必要セグメント数と同数とする(ステップS221)。このとき、劣化度の高い劣化度10%~40%の搭載済バッテリセグメントの数は、全て車種「Z」の製造対象車両に供給する劣化度40%以下の搭載済バッテリセグメントの計画値に含ませ、その残りの分を車種「Z」の製造対象車両に供給する劣化度10%以下の搭載済バッテリセグメントの計画値で賄う。
ステップS219において、劣化度40%以下の搭載済バッテリセグメントの数が、車種「Z」の製造対象車両の必要セグメント数以上でないと判定した場合、計画部120は、搭載済バッテリセグメントの全ての数を、搭載済バッテリセグメントの計画値に含ませ、その残りの分を新品バッテリセグメントの計画値で賄う(ステップS223)。ここまでのステップS211~ステップS223の処理により、車種「Z」の製造対象車両に対するバッテリセグメントの供給元及びバッテリセグメントの計画値を生成する。
続いて、計画部120は、劣化度10%~30%の搭載済バッテリセグメントの残り数が、車種「Y」の製造対象車両の必要セグメント数以上であるか否かを判定する(ステップS231)。劣化度10%~30%の搭載済バッテリセグメントの残り数とは、劣化度10%~30%の搭載済バッテリセグメントの数から車種「Z」の製造対象車両に供給する劣化度10%~30%の搭載済バッテリセグメントの計画値を減算した値である。例えば、車種「Y」の製造対象車両の必要セグメント数が4000本である場合に、劣化度10%~30%の搭載済バッテリセグメントの残り数が4000本以上であるか否かを判定する。
劣化度10%~30%の搭載済バッテリセグメントの残り数が、車種「Y」の製造対象車両の必要セグメント数以上であると判定した場合、計画部120は、車種「Y」の製造対象車両に供給する劣化度10%~30%の搭載済バッテリセグメントの計画値を車種「Y」の製造対象車両の必要セグメント数と同数とする(ステップS233)。例えば、車種「Y」の製造対象車両の必要セグメント数が4000本である場合に、劣化度10%~30%の搭載済バッテリセグメントの計画値を4000本とする。
ステップS231において、劣化度10%~30%の搭載済バッテリセグメントの残り数が、車種「Y」の製造対象車両の必要セグメント数以上でないと判定した場合、計画部120は、劣化度30%以下の搭載済バッテリセグメントの残り数が、車種「Y」の製造対象車両の必要セグメント数以上であるか否かを判定する(ステップS235)。例えば、車種「Y」の製造対象車両の必要セグメント数が4000本である場合に、劣化度30%以下の搭載済バッテリセグメントの残り数が4000本以上であるか否かを判定する。
劣化度30%以下の搭載済バッテリセグメントの残り数が、車種「Y」の製造対象車両の必要セグメント数以上であると判定した場合、計画部120は、車種「Y」の製造対象車両に供給する劣化度30%以下の搭載済バッテリセグメントの計画値を車種「Y」の製造対象車両の必要セグメント数と同数とする(ステップS237)。このとき、劣化度の高い劣化度10%~30%の搭載済バッテリセグメントの数は、全て車種「Y」の製造対象車両に供給する劣化度30%以下の搭載済バッテリセグメントの計画値に含ませ、その残りの分を車種「Y」の製造対象車両に供給する劣化度10%以下の搭載済バッテリセグメントの計画値で賄う。
ステップS235において、劣化度30%以下の搭載済バッテリセグメントの数が、車種「Y」の製造対象車両の必要セグメント数以上でないと判定した場合、計画部120は、劣化度30%以下の搭載済バッテリセグメントの全ての数を、搭載済バッテリセグメントの計画値に含ませ、その残りの分を新品バッテリセグメントの計画値で賄う(ステップS239)。ここまでのステップS231~ステップS239の処理により、車種「Y」の製造対象車両に対するバッテリセグメントの供給元及びバッテリセグメントの計画値を生成する。
続いて、計画部120は、劣化度10%以下の搭載済バッテリセグメントの残り数が、車種「X」の製造対象車両の必要セグメント数以上であるか否かを判定する(ステップS251)。例えば、車種「X」の製造対象車両の必要セグメント数が2000本である場合に、劣化度10%以下の搭載済バッテリセグメントの残り数が2000本以上であるか否かを判定する。
劣化度10%以下の搭載済バッテリセグメントの残り数が、車種「X」の製造対象車両の必要セグメント数以上であると判定した場合、計画部120は、車種「X」の製造対象車両に供給する劣化度10%以下の搭載済バッテリセグメントの計画値を車種「X」の製造対象車両の必要セグメント数と同数とする(ステップS253)。劣化度10%以下の搭載済バッテリセグメントの数が、車種「X」の製造対象車両の必要セグメント数以上でないと判定した場合、計画部120は、劣化度10%以下の搭載済バッテリセグメントの全ての数を、搭載済バッテリセグメントの計画値に含ませ、その残りの分を新品バッテリセグメントの計画値で賄う(ステップS255)。ここまでのステップS251~ステップS255の処理により、車種「X」の製造対象車両に対するバッテリセグメントの供給元及びバッテリセグメントの計画値を生成する。こうして、センターサーバ100は、図8に示す処理を終了する。
次に、バッテリセグメント41の搭載先となる車両の変化について説明する。図9は、バッテリセグメントの搭載先となる車両の変化の一例を示す図である。例えば、工場M等で新品として製造されたバッテリ40は、車種「X」である長走行レンジ車両10Xに搭載される。長走行レンジ車両10Xでは、4本のバッテリセグメント41が搭載されてバッテリ40を構成される。
長走行レンジ車両10Xに搭載されたバッテリセグメント41が劣化すると、長走行レンジ車両10Xから取り外されて、例えば、中走行レンジ車両10Yに搭載される。中走行レンジ車両10Yでは、2本のバッテリセグメント41が搭載されてバッテリ40が構成される。したがって、例えば、3台の長走行レンジ車両10Xで使用されていたバッテリセグメント41により、6台の中走行レンジ車両10Yのバッテリ40におけるバッテリセグメント41を賄える計算となる。
このとき、バッテリセグメント41がそれぞれ例えば20~30%程度劣化しているときには、中走行レンジ車両10Yの走行レンジは、劣化のないバッテリセグメント41を搭載した場合よりも短くなり、例えば600km程度の走行レンジが420~480km程度となる。
なお、長走行レンジ車両10Xを製造する際に用いられるバッテリセグメント41としては、劣化度が10%以下と非常に低いバッテリセグメント41が求められる。このため、長走行レンジ車両10Xに搭載されるバッテリセグメント41としては、バッテリセグメント41として搭載済バッテリセグメントを用いることもできるが、その大半は、工場Mで製造される新品のバッテリセグメント41を用いることとなる。
また、3台の長走行レンジ車両10Xから12本のバッテリセグメント41が取り外された場合に、例えば、12本のバッテリセグメント41のそれぞれの劣化度を求め、劣化度が均等となるような2本のバッテリセグメント41同士の組み合わせを決定し、中走行レンジ車両10Yにバッテリ40として搭載する。例えば、図9に示す第1バッテリセグメント41Aの劣化度が10%、第2バッテリセグメント41Bの劣化度が40%、第3バッテリセグメント41Cの劣化度が20%、第4バッテリセグメント41Dの劣化度が30%であったとする。この場合に、例えば、第1バッテリセグメント41Aと第2バッテリセグメント41Bとの組み合わせを決定して、1台の中走行レンジ車両10Yにバッテリ40として搭載し、第3バッテリセグメント41Cと第4バッテリセグメント41Dとの組み合わせを決定して、1台の中走行レンジ車両10Yにバッテリ40として搭載する。こうすることにより、いずれの中走行レンジ車両10Yにおいても劣化度が平均25%のバッテリ40を搭載していることになり、性能の均等化を図ることができる。
中走行レンジ車両10Yに搭載されたバッテリセグメント41がさらに劣化すると、中走行レンジ車両10Yから取り外されて、例えば、短走行レンジ車両10Zに搭載される。短走行レンジ車両10Zでは、1本のバッテリセグメント41が搭載されてバッテリ40が構成される。したがって、例えば、3台の長走行レンジ車両10Xで使用されていたバッテリセグメント41により、12台の短走行レンジ車両10Zのバッテリ40におけるバッテリセグメント41を賄える計算となる。
このとき、バッテリセグメント41がそれぞれ例えば初期値から30~40%程度劣化しているときには、短走行レンジ車両10Zの走行レンジは、劣化のないバッテリセグメント41を搭載した場合よりもさらに短くなり、例えば300kmの走行レンジが180km~210km程度となる。
長走行レンジ車両10Xの1台あたりに搭載されるバッテリセグメント41の数は、中走行レンジ車両10Yや短走行レンジ車両10Zの1台あたりに搭載されるバッテリセグメント41の数より多い。その一方で、長走行レンジ車両10Xの販売台数は、中走行レンジ車両10Yや短走行レンジ車両10Zの販売台数よりも少ない傾向にある。同様の傾向は、中走行レンジ車両と短走行レンジ車両との間でも見られる。このため、長走行レンジ車両10Xで使用していたバッテリセグメント41を中走行レンジ車両10Yに搭載させる場合や、中走行レンジ車両10Yで使用していたバッテリセグメント41を短走行レンジ車両10Zに搭載させる場合に、その需給関係の調整を容易に行うことができる。
次に、センターサーバ100により生成された車両の製造計画により、取出対象車両から取り出されたバッテリセグメントを用いた製造対象車両の製造方法について説明する。製造対象車両を製造するにあたり、取出対象車両から取り出したバッテリセグメント41を製造計画に沿った本数分用意する。この場合のバッテリセグメント41は、製造対象車両の製造場所で取出対象車両から取り出した取出時のものでもよいし、取出対象車両から予め取り出して保管しておいたバッテリセグメント41を持ち込んだものでもよい。
バッテリセグメント41を用意したら、製造計画に沿った台数の車種の車両の製造を開始する。個々の製造対象車両を製造する工程では、製造対象車両におけるバッテリ40のスロット40A(図3)にバッテリセグメント41を差し込む。ここで、製造対象車両が長走行レンジ車両である場合、4つのスロット40Aの全てにバッテリセグメント41を差し込む。製造対象車両が中走行レンジ車両である場合、4つのスロット40Aのうちの2つのスロット40Aにバッテリセグメント41を差し込む。製造対象車両が短走行レンジ車両である場合、4つのスロット40Aのうちの1つのスロット40Aにバッテリセグメント41を差し込む。
製造対象車両に取り付けられるバッテリセグメント41は、例えば、製造対象車両よりも蓄電量の設定値の大きい取出対象車両に取り付けられたものである。例えば、中走行レンジ車両10Yに取り付けられるバッテリセグメント41は、長走行レンジ車両10Xに取り付けられていたバッテリセグメント41である。このとき、長走行レンジ車両10Xに取り付けられていたバッテリセグメント41は、例えば、工場等で製造された新品のものである。
また、取出対象車両には、例えば、製造対象車両よりも多くのバッテリセグメント41が搭載されている。例えば、長走行レンジ車両10Xに取り付けられていたバッテリセグメント41が中走行レンジ車両10Yに取り付けられる場合において、長走行レンジ車両10Xには4つのバッテリセグメント41が搭載され、中走行レンジ車両10Yには2つのバッテリセグメント41が搭載される。
その後、諸所の製造工程を経て、製造計画に沿った台数の製造対象車両が製造される。製造対象車両は、車種ごとに時期を変えて順番に製造してもよいし、複数の車種について同時期に製造してもよい。
以上、説明した第1実施形態によれば、取出対象車両より取り出したバッテリセグメント41の劣化度に応じて、製造対象車両として再利用するバッテリセグメント41を決定する。例えば、長走行レンジ車両10Xから取り出されるバッテリセグメント41について、劣化度の小さいバッテリセグメント41については、中走行レンジ車両10Yのバッテリセグメントとして利用し、劣化度の大きいバッテリセグメント41については、短走行レンジ車両10Zのバッテリセグメントとして利用する。このため、車両の性能に適した二次電池を製造して提供することができる。また、バッテリ40の設定値に適した車両10に対して、再利用するバッテリ40、特に新品のバッテリ40を再利用して適切に提供できるので、バッテリ40の利用効率を向上させることができるとともに、ニーズに応じたバッテリ40及びバッテリセグメント41を安価で提供することができる。また、バッテリ40がバッテリセグメント41を備えて構成されるので、バッテリ40をバッテリセグメント41に分けて再利用することができる。
また、収集データ151を生成することにより、バッテリ40に関するデータを長期にわたって蓄積することができ、車両10について、適正なタイミングでバッテリ40の交換を行わせることができる。また、長走行レンジ車両10Xにおいては、例えば新品のバッテリ40が供給され、中走行レンジ車両10Yや短走行レンジ車両10Zには、劣化が進んで蓄電量が低下したバッテリ40が供給されるので、バッテリ40の二次利用を図りながら、各車両の走行レンジに見合ったバッテリ40を適正に供給することができる。
なお、第1実施形態では、バッテリセグメント41を単位として、バッテリ40を取出対象車両から取り出したり製造車両に搭載したりしているが、バッテリ40をそのままを取出対象車両から取り出したり製造車両に搭載したりしてもよい。また、バッテリセグメント41は1本ずつではなく、複数本をまとめて1単位としてもよい。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態について説明する。図10は、第2実施形態に係る製造管理システム1の構成例を示す図である。第2実施形態の構成は、第1実施形態の構成と比較すると、センターサーバ100に要請部140が設けられている点で異なる。第2実施形態のセンターサーバ100は、バッテリセグメント41の必要セグメント数が取出対象車両からすでに取り出されたバッテリセグメント41の数(以下、取出済セグメント数)より少ない場合に、取出対象車両のユーザにバッテリセグメント41の提供を要請する。取出対象車両に搭載中であり、将来的に搭載済セグメントして取り出されるバッテリセグメント41の数を取出前セグメント数とした場合、搭載済セグメント数は、取出済セグメント数と、取出前セグメント数の和となる。以下、第2実施形態における処理について、第1実施形態との相違点を中心として説明する。
要請部140は、計画部120が製造計画を行う際に、必要セグメント数よりも、取出済セグメント数が少ない場合に、バッテリセグメント41の提供を要請する要請情報を生成する。車両10のユーザは、通信装置50によって要請情報を受信した場合に、図示しない表示入力装置に要請情報に応じた画像を表示させて、車両10のユーザにバッテリセグメント41の提供を要請する。
要請情報による要請を受諾するユーザは、例えば、表示入力装置を操作して要請情報によるバッテリセグメント41の提供を受諾する。ユーザによるバッテリセグメント41の提供を受諾する操作を受け付けた入力表示装置は、操作に応じた受諾情報を、通信装置50を利用してセンターサーバ100に送信する。センターサーバ100は、複数のユーザにより送信される受諾情報をまとめて、取出前セグメント数を劣化度ごとに算出する。
次に、具体的なセンターサーバ100による処理について説明する。図11は、センターサーバ100により実行される処理の一例を示すフローチャートである。まず、取得部110は、不図示の入力装置等によって入力される車両の車種ごとの製造台数を取得する(ステップS301)。続いて、計画部120は、収集データ151を読み出し、車両の製造に供給可能である搭載済セグメント数をバッテリセグメント41の劣化度ごとに取得する(ステップS303)。続いて、計画部120は、車種ごとの製造台数から、全ての車両を製造するための必要セグメント数を導出して取得する(ステップS305)。
続いて、計画部120は、取出済セグメントの数が、全ての車両を製造するための必要セグメント数以上であるか否かを判定する(ステップS307)。この判定は、バッテリセグメント41の劣化度ごとに行う。取出済セグメントの数が、全ての車両を製造するための必要セグメント数以上であると判定した場合、計画部120は、第1実施形態と同様にして計画データ152を生成する(ステップS309) 、出力部130は、計画部120が生成した計画データ152を出力装置180に出力させる(ステップS311)。こうして、センターサーバ100は、図11に示す処理を終了する。
取出済セグメント数が、全ての車両を製造するための必要セグメント数以上でない(より少ない)と判定した場合、要請部140は、不足する劣化度のバッテリセグメント41について、バッテリセグメント41の提供を複数のユーザに向けて要請する(ステップS313)。
センターサーバ100は、バッテリセグメント41の要請に応じた受諾情報を例えば一定期間待つ。計画部120は、一定期間の間に取得した受諾情報に基づいて、取出前セグメント数を求め、取出済セグメント数と取出前セグメント数の和が、全ての車両を製造するための必要セグメント数以上であるか否かを判定する(ステップS315)。取出済セグメント数と取出前セグメント数の和が、全ての車両を製造するための必要セグメント数以上であると判定した場合、計画部120は、取出前セグメント数を劣化度ごとに加算して(ステップS317)、ステップS309に進む。取出済セグメント数と取出前セグメント数の和が、全ての車両を製造するための必要セグメント数以上でないと判定した場合、計画部120は、不足分については、工場製造品(新品)の製造台数を劣化度ごとに加算して(ステップS319)、ステップS309に進む。
その後、計画部120は、第1実施形態と同様にして計画データ152を生成し(ステップS309)、出力部130は、計画部120が生成した計画データ152を出力装置に出力させる(ステップS311)。こうして、センターサーバ100は、図11に示す処理を終了する。
以上説明した第2実施形態によれば、車両の製造計画において、使用する搭載済バッテリセグメントの数が足りない場合に、搭載済バッテリセグメントとして使用可能なバッテリセグメントを搭載する車両のユーザにバッテリセグメントの提供を要請する。このため、多数の車両を製造する場合に、車両に搭載されるバッテリセグメントを、車両に適したバッテリセグメントとしやすくすることができる。
第2実施形態では、ステップS315において、取出済セグメント数と取出前セグメント数の和が、全ての車両を製造するための必要セグメント数以上でないと判定された場合に、新品の工場製造品の製造台数を加算するが、例えば、取出済セグメント数と取出前セグメント数の和が、全ての車両を製造するための必要セグメント数以上でとなるまでステップS315の処理を繰り返してもよい。また、取出前セグメント数について目標値を設定し、取出前セグメント数が目標値以上となった場合に、新品の工場製造品の製造台数を加算するようにしてもよい。
以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
1…製造管理システム
10…車両
10X…長走行レンジ車両
10Y…中走行レンジ車両
10Z…短走行レンジ車両
12…モータ
14…駆動輪
16…ブレーキ装置
20…車両センサ
36…制御部
40…バッテリ
41…バッテリセグメント
42…バッテリセンサ
50…通信装置
70…充電口
72…コンバータ
100…センターサーバ
110…取得部
120…計画部
130…出力部
140…要請部
150…記憶部
151…収集データ
152…計画データ
180…出力装置
M…工場
NW…ネットワーク

Claims (8)

  1. 複数の取出対象電動車両からそれぞれ取り出される搭載済の二次電池の数と、前記取出対象電動車両とは蓄電量の設定値が異なる複数の新車の製造対象電動車両を製造するために要する前記二次電池の数と、のデータを取得する取得部と、
    前記取得部により取得されたデータを用いて、前記製造対象電動車両の製造計画を行う計画部と、
    前記製造計画を出力する出力部と、を備え
    前記製造対象電動車両に搭載される製造対象二次電池は、複数の二次電池セグメントを備え、
    前記取得部は、前記複数の取出対象電動車両からそれぞれ取り出される搭載済の二次電池における各二次電池セグメントの取出時の蓄電量を更に取得し、
    前記計画部は、
    前記二次電池における前記二次電池セグメントのうち、蓄電量が所定の蓄電量以下である二次電池セグメントを除いた二次電池セグメントの中から、
    前記製造対象二次電池における蓄電量の設定値及び前記二次電池における各二次電池セグメントの取出時の蓄電量に基づいて、前記製造対象二次電池を構成する二次電池セグメントの組み合わせを決定する、
    動車両の製造管理装置。
  2. 前記取出対象電動車両に搭載された二次電池の蓄電量の設定値は、前記製造対象電動車両に搭載された二次電池の蓄電量の設定値よりも大きい、
    請求項1に記載の電動車両の製造管理装置。
  3. 前記取出対象電動車両に搭載された二次電池は、新品の二次電池である、
    請求項1に記載の電動車両の製造管理装置。
  4. 複数の取出対象電動車両からそれぞれ取り出される搭載済の二次電池の数は、前記取出対象電動車両から取り出された後の二次電池の数と、前記取出対象電動車両に搭載中の二次電池の数の和であり、
    前記取出対象電動車両から取り出された後の二次電池の数が、複数の新車の製造対象電動車両を製造するために要する前記二次電池の数より少ない場合に、前記取出対象電動車両に搭載中の二次電池のユーザに二次電池の提供を要請する要請部、を更に備える、
    請求項1に記載の電動車両の製造管理装置。
  5. 前記取出対象電動車両に搭載された二次電池は、複数の二次電池セグメントを備え、前記製造対象電動車両に搭載される二次電池は、前記取出対象電動車両に搭載された二次電池よりも少ない数の前記二次電池セグメントを含み、
    前記取得部は、二次電池の数として、二次電池セグメントの数を取得する、
    請求項1に記載の電動車両の製造管理装置。
  6. 前記製造対象電動車両に搭載される製造対象二次電池は、複数の前記二次電池セグメントを備え、
    前記取得部は、前記複数の取出対象電動車両からそれぞれ取り出される搭載済の二次電池における各二次電池セグメントの取出時の蓄電量を取得し、
    前記計画部は、
    前記製造対象二次電池における蓄電量の設定値及び前記二次電池における各二次電池セグメントの取出時の蓄電量に基づいて、前記製造対象二次電池を構成する二次電池セグメントの組み合わせを決定する、
    請求項5に記載の電動車両の製造管理装置。
  7. コンピュータが、
    複数の取出対象電動車両からそれぞれ取り出される搭載済の二次電池の数と、前記取出対象電動車両とは蓄電量の設定値が異なる複数の新車の製造対象電動車両を製造するために要する前記二次電池の数と、のデータを取得し、
    取得された前記データを用いて、前記製造対象電動車両の製造計画を行い、
    前記製造計画を出力し
    前記製造対象電動車両に搭載される製造対象二次電池は、複数の二次電池セグメントを備え、
    前記コンピュータは、
    前記複数の取出対象電動車両からそれぞれ取り出される搭載済の二次電池における各二次電池セグメントの取出時の蓄電量を更に取得し、
    前記二次電池における前記二次電池セグメントのうち、蓄電量が所定の蓄電量以下である二次電池セグメントを除いた二次電池セグメントの中から、
    前記製造対象二次電池における蓄電量の設定値及び前記二次電池における各二次電池セグメントの取出時の蓄電量に基づいて、前記製造対象二次電池を構成する二次電池セグメントの組み合わせを決定する、
    電動車両の製造管理方法。
  8. コンピュータに、
    複数の取出対象電動車両からそれぞれ取り出される搭載済の二次電池の数と、前記取出対象電動車両とは蓄電量の設定値が異なる複数の新車の製造対象電動車両を製造するために要する前記二次電池の数と、のデータを取得させ、
    取得された前記データを用いて、前記製造対象電動車両の製造計画を行わせ、
    前記製造計画を出力させ
    前記製造対象電動車両に搭載される製造対象二次電池は、複数の二次電池セグメントを備え、
    前記コンピュータに、
    前記複数の取出対象電動車両からそれぞれ取り出される搭載済の二次電池における各二次電池セグメントの取出時の蓄電量を更に取得させ、
    前記二次電池における前記二次電池セグメントのうち、蓄電量が所定の蓄電量以下である二次電池セグメントを除いた二次電池セグメントの中から、
    前記製造対象二次電池における蓄電量の設定値及び前記二次電池における各二次電池セグメントの取出時の蓄電量に基づいて、前記製造対象二次電池を構成する二次電池セグメントの組み合わせを決定させる、
    プログラム。
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