JP7147378B2 - アンテナ - Google Patents

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Description

本発明は、マルチバンドに対応するアンテナに関する。
技術の進歩とともに、通信スピードの高速化に伴う周波数の広帯域化、および規格の異なる複数の帯域を同時に使うマルチバンド化の需要が増えている。特許文献1、および特許文献2には、同一平面内に複数のアンテナ電極を形成することで、マルチバンド化を実現する技術が開示されている。
国際公開第2007/060782号 特開2008-172697号公報
同一平面内に複数のアンテナ電極を形成する構成では、複数の帯域のそれぞれにおける比帯域幅を大きくすることが困難である。
複数の帯域のそれぞれにおいて比帯域幅が大きいアンテナ特性を実現することが可能なアンテナを提供することが望ましい。
本発明の一実施の形態に係るアンテナは、互いに異なる第1ないし第3の平面を有し、第1ないし第3の平面が互いに平行となるように積層配置された誘電体と、第1の平面内に環状に形成された第1のアンテナ電極と、第2の平面内に環状に形成され、第1のアンテナ電極とは大きさが異なり、積層方向からの平面視において、第1のアンテナ電極の外周よりも内側に内包される第2のアンテナ電極と、第1および第2の平面のうち、いずれか一方の平面内に環状に形成され、かつ、外周が、積層方向からの平面視において、他方の平面内に形成された第1のアンテナ電極または第2のアンテナ電極に重なるように形成された第3のアンテナ電極と、第3の平面内に形成され、第1ないし第3のアンテナ電極に給電可能となるように、積層方向からの平面視において、第1ないし第3のアンテナ電極に対して重なる部分を有し、かつ、積層方向において、第1のアンテナ電極に対して第1の距離で配置されると共に、第2のアンテナ電極に対して第1の距離とは異なる第2の距離で配置されたプローブ電極とを備える。積層方向から平面視において、第1および第2の平面のうち、他方の平面内における、一方の平面内に形成された第1のアンテナ電極または第2のアンテナ電極重なる位置には、一方の平面内に形成された第1のアンテナ電極または第2のアンテナ電極に対して積層方向に結合するアンテナ電極は形成されていない。
本発明の一実施の形態に係るアンテナによれば、プローブ電極と環状の複数のアンテナ電極とを適切な構成で積層配置するようにしたので、複数の帯域のそれぞれにおいて比帯域幅が大きく、良好なアンテナ特性を実現することが可能となる。
比較例に係るアンテナの一構成例を示す斜視図である。 比較例に係るアンテナの一構成例を示す断面図である。 比較例に係るアンテナのリターンロス特性を示す特性図である。 第1の実施の形態に係るアンテナの一構成例を示す断面図である。 第1の実施の形態に係るアンテナにおける各アンテナ層の構成例を示す平面図である。 第1の実施の形態に係るアンテナの反射特性と比較例に係るアンテナの反射特性とを示す特性図である。 第1の実施の形態の第1の変形例に係るアンテナの一構成例を示す断面図である。 第1の実施の形態の第2の変形例に係るアンテナの一構成例を示す断面図である。 第2の実施の形態に係るアンテナの一構成例を示す断面図である。 第2の実施の形態に係るアンテナにおける各アンテナ層の構成例を示す平面図である。 第2の実施の形態の第1の変形例に係るアンテナの一構成例を示す断面図である。 第2の実施の形態の第1の変形例に係るアンテナにおける各アンテナ層の構成例を示す平面図である。 第2の実施の形態の第2の変形例に係るアンテナの一構成例を示す断面図である。 第2の実施の形態の第2の変形例に係るアンテナにおける各アンテナ層の構成例を示す平面図である。 第2の実施の形態の第3の変形例に係るアンテナの一構成例を示す断面図である。 第2の実施の形態の第3の変形例に係るアンテナにおける各アンテナ層の構成例を示す平面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
0. 比較例および本発明のアンテナの概要(図1~図3)
1.第1の実施の形態(2つのアンテナ電極を有するアンテナの構成例)(図4~図8)
1.1 第1の実施の形態に係るアンテナの構成例
1.2 第1の実施の形態の変形例
2.第2の実施の形態(3つのアンテナ電極を有するアンテナの構成例)(図9~図16)
2.1 第2の実施の形態に係るアンテナの構成例
2.2 第2の実施の形態の変形例
3.その他の実施の形態
<0.比較例および本発明のアンテナの概要>
図1は、比較例に係るアンテナ101の斜視構成例を示している。図2は、比較例に係るアンテナ101の断面構成例を示している。
比較例に係るアンテナ101は、第1の絶縁基板121と、第2の絶縁基板123とを備えている。
第1の絶縁基板121には、同一平面内に形成された複数のアンテナ電極からなるアンテナ素子122が形成されている。アンテナ素子122は、複数のアンテナ電極として、複数の環状のアンテナ電極と、方形状のアンテナ電極とを有している。
第2の絶縁基板123には、プローブ電極124と、グランド層125とが形成されている。また、第2の絶縁基板123には、一部が第2の絶縁基板123を貫通するようにしてプローブ電極124に接続された給電コネクタ126が設けられている。アンテナ素子122には、給電コネクタ126およびプローブ電極124を介して給電が行われる。
図3は、比較例に係るアンテナ101のリターンロス特性を示している。図3において、横軸は周波数、縦軸はリターンロスを示す。図3において、実線は実測値(Exp.)、点線はシミュレーション値(Sim.)を示す。
比較例に係るアンテナ101では、プローブ電極124を介して給電されることによって、同一平面内に形成された複数のアンテナ電極のそれぞれに電流が流れ、それぞれのアンテナ電極において電流経路に基づく固有の共振が生ずる。アンテナ101では、複数のアンテナ電極のうち、最も長い電流経路に基づく共振モードから順に、1stモード、2ndモード、3rdモード、4thモードが現れる。図3において、(a)は1stモードの特性、(b)は2ndモードの特性、(c)は3rdモードの特性、(d)は4thモードの特性に対応する。
比較例に係るアンテナ101では、同一平面内に複数のアンテナ電極を形成することによって、マルチバンドを形成している。しかしながら、1つのアンテナ電極で1つのバンド(帯域)を形成しているため、図3に示したように、各共振モードでの比帯域幅が小さい。ここで、比帯域幅とは、中心周波数f0と反射特性が10dB以下の帯域幅BWとの比(BW/f0)である。
これに対して、本発明では、以下の各実施の形態で説明するように、少なくとも第1および第2のアンテナ電極を第1および第2の平面に分けて積層配置することで、2つのバンド(帯域)を形成する。その際、積層方向におけるプローブ電極に対する距離を第1および第2のアンテナ電極で互いに異ならせることによって、各バンド(帯域)について、比帯域幅を大きくできる。特に、第1および第2のアンテナ電極のうち、プローブ電極との距離の大きい方のアンテナ電極によるバンド(帯域)について、より比帯域幅を大きくできる。これにより、全体として、良好なアンテナ特性を実現することが可能となる。
<1.第1の実施の形態(2つのアンテナ電極を有するアンテナの構成例)>
[1.1 第1の実施の形態に係るアンテナの構成例]
図4は、本発明の第1の実施の形態に係るアンテナ1の断面構成例を示している。図5は、アンテナ1における第1のアンテナ層21(B)および第2のアンテナ層22(A)の平面構成例を示している。図4は、図5(A)におけるA-A′線の断面を側面視した状態を示している。
アンテナ1は、平板形状で積層構造の誘電体60を備えている。アンテナ1には、誘電体60の底面61側から順に、グランド層70と、プローブ層51と、第1のアンテナ層21と、第2のアンテナ層22とが積層配置されている。
アンテナ1は、それぞれが環状の導体パターンからなる第1のアンテナ電極11、および第2のアンテナ電極12を備えている。また、アンテナ1は、例えば直線状の導体パターンからなるプローブ電極31と、給電コネクタ41とをさらに備えている。
ここで、図4および図5に示したように、誘電体60における積層方向をZ方向とし、Z方向に垂直で、互いに直交する2つの軸をX,Yとする。本発明における第1ないし第3の平面は、XY平面に平行な面である。以降の変形例および他の実施の形態についても同様である。
アンテナ1において、第2のアンテナ層22は、本発明における第1の平面の一具体例に相当する。アンテナ1において、第1のアンテナ層21は、本発明における第2の平面の一具体例に相当する。プローブ層51は、本発明における第3の平面の一具体例に相当する。アンテナ1では、第1ないし第3の平面のうち、第2の平面が第1の平面よりも下層側に配置されているとしたときに、第1の平面が最上層に配置されている。
第2のアンテナ層22には、第1のアンテナ電極11が環状に形成されている。
第1のアンテナ層21には、第1のアンテナ電極11とは大きさが異なる第2のアンテナ電極12が環状に形成されている。第2のアンテナ電極12は、第1のアンテナ電極11よりも小さい形状を有し、積層方向からの平面視において、第1のアンテナ電極11の外周よりも内側に内包されるように構成されている。
第1および第2のアンテナ電極11,12は、XY平面に垂直な第1の対称面に対して鏡面対称となるように形成されている。また、第1および第2のアンテナ電極11,12は、XY平面に垂直な第2の対称面に対して鏡面対称となるように形成されている。例えば、第1の対称面と第2の対称面は互いに直交している。第1の対称面は、例えば、積層方向からの平面視における第1および第2のアンテナ電極11,12の中心位置を通り、XZ平面に平行な面である。第2の対称面は、例えば、積層方向からの平面視における第1および第2のアンテナ電極11,12の中心位置を通り、YZ平面に平行な面である。また、第1および第2のアンテナ電極11,12は、XY平面に垂直な回転軸に対して180度回転対称となるように形成されている。回転軸は、例えば、積層方向からの平面視における第1および第2のアンテナ電極11,12の中心位置を通り、Z軸に平行な軸である。
給電コネクタ41は、貫通導体41Aを有している。貫通導体41Aは、誘電体60において、グランド層70および誘電体60の底面61からプローブ電極31までを貫通するように設けられている。第1および第2のアンテナ電極11,12には、給電コネクタ41およびプローブ電極31を介して給電が行われる。
プローブ層51には、プローブ電極31が形成されている。プローブ電極31は、第1および第2のアンテナ電極11,12に給電可能となるように、積層方向からの平面視において、第1および第2のアンテナ電極11,12に対して重なる部分を有するように構成されている。アンテナ1では、プローブ電極31は、積層方向において第1のアンテナ層21に直接隣接するように積層配置されている。
アンテナ1では、プローブ電極31を介して給電されることによって、第1および第2のアンテナ電極11,12のそれぞれに電流が流れ、それぞれのアンテナ電極において電流経路に基づく固有の共振が生ずる。第1のアンテナ電極11は固有共振周波数f1を含む帯域でアンテナとして動作する。第2のアンテナ電極12は固有共振周波数f2を含む帯域でアンテナとして動作する。
アンテナ1では、第2のアンテナ電極12の周回長は、第1のアンテナ電極11の周回長よりも小さく、第2のアンテナ電極12の固有共振周波数f2は、第1のアンテナ電極11の固有共振周波数f1よりも高い周波数となっている(f2>f1)。これにより、アンテナ1では、帯域の異なる2つのモードでアンテナとして動作する。以降、相対的に周波数の低い固有共振周波数f1を含む動作モードを1stモード、相対的に周波数の高い固有共振周波数f2を含む動作モードを2ndモードと称する。
アンテナ1における図4および図5に符号で示した部分の寸法等は、例えば、以下の通りである。なお、εr以外は寸法を表し、寸法の単位は[mm](ミリメートル)となっている。εrは誘電体60の比誘電率である。
Wx=8.0,Wy=8.0,a=b=2.4±0.2,c=d=1.25±0.15、w1=0.26±0.06,w2=0.26±0.06,Pw=0.50,Ps1=0.55,Ps2=0.55,Pl=1.70,D=0.20,t1=0.5±0.3,t2=0.5±0.3,t3=0.5±0.3,εr=3.4±0.5
アンテナ1では、プローブ電極31は、積層方向において、第1のアンテナ電極11に対して第1の距離で配置されると共に、第2のアンテナ電極12に対して第1の距離とは異なる第2の距離で配置されている。アンテナ1では、図4に示す下層側から、プローブ電極31、第2のアンテナ電極12、および第1のアンテナ電極11の順に配置されているので、第1の距離は、第2の距離よりも大きい。すなわち、第1および第2のアンテナ電極11,12のうち、第1のアンテナ電極11の方が、プローブ電極31との距離が大きい。このため、特に、第1のアンテナ電極11によるバンド(低周波数側の帯域)について、比帯域幅を大きくできる。これにより、1つの平面内に第1および第2のアンテナ電極11,12を形成した場合に比べて、広帯域化しつつ、良好なアンテナ特性を実現することが可能となる。
図6は、アンテナ1の反射特性(実線)と比較例に係るアンテナの反射特性(点線)とを模式的に示している。横軸は周波数、縦軸は反射特性[dB]を示す。ここで、比較例に係るアンテナとは、第1および第2のアンテナ電極11,12を1つの平面内に形成した構成のアンテナである。
図6に示すように、アンテナ1では、低周波数側の動作モード(1stモード)と、高周波数側の動作モード(2ndモード)との双方において、比較例に係るアンテナに比べて、広帯域化が実現できる。
[1.2 第1の実施の形態の変形例]
(第1の変形例)
図7は、第1の実施の形態の第1の変形例に係るアンテナ1Aの断面構成例を示している。図7は、図5(A)におけるA-A′線の断面を側面視した状態に対応する略同様の断面を示している。
第1の変形例に係るアンテナ1Aは、図4および図5に示したアンテナ1の構成に対して、第1のアンテナ電極11と第2のアンテナ電極12との積層位置を入れ替えた構成とされている。積層位置が異なることを除き、第1のアンテナ電極11と第2のアンテナ電極12との平面形状は図5に示した形状と同様であってもよい。
アンテナ1Aにおいて、第1のアンテナ層21は、本発明における第1の平面の一具体例に相当する。アンテナ1Aにおいて、第2のアンテナ層22は、本発明における第2の平面の一具体例に相当する。プローブ層51は、本発明における第3の平面の一具体例に相当する。アンテナ1Aでは、第1ないし第3の平面のうち、第1の平面が第2の平面よりも下層側に配置されているとしたときに、第2の平面が最上層に配置されている。
アンテナ1Aでは、第1のアンテナ層21に、第1のアンテナ電極11が環状に形成されている。
アンテナ1Aでは、第2のアンテナ層22に、第1のアンテナ電極11とは大きさが異なる第2のアンテナ電極12が環状に形成されている。第2のアンテナ電極12は、第1のアンテナ電極11よりも小さい形状を有し、積層方向からの平面視において、第1のアンテナ電極11の外周よりも内側に内包されるように構成されている。
アンテナ1Aでは、プローブ電極31は、積層方向において、第1のアンテナ電極11に対して第1の距離で配置されると共に、第2のアンテナ電極12に対して第1の距離とは異なる第2の距離で配置されている。アンテナ1Aでは、図7に示す下層側から、プローブ電極31、第1のアンテナ電極11、および第2のアンテナ電極12の順に配置されているので、第1の距離は、第2の距離よりも小さい。すなわち、第1および第2のアンテナ電極11,12のうち、第2のアンテナ電極12の方が、プローブ電極31との距離が大きい。このため、特に、第2のアンテナ電極12によるバンド(高周波数側の帯域)について、比帯域幅を大きくできる。これにより、1つの平面内に第1および第2のアンテナ電極11,12を形成した場合に比べて、広帯域化しつつ、良好なアンテナ特性を実現することが可能となる。
その他の構成および動作は、上記第1の実施の形態に係るアンテナ1と略同様である。
(第2の変形例)
図8は、第1の実施の形態の第2の変形例に係るアンテナ1Bの断面構成例を示している。図8は、図5(A)におけるA-A′線の断面を側面視した状態に対応する略同様の断面を示している。
第2の変形例に係るアンテナ1Bは、図4および図5に示したアンテナ1の構成に対して、プローブ層51およびプローブ電極31の積層位置が異なっている。積層位置が異なることを除き、プローブ電極31の平面形状は図5に示した形状と同様であってもよい。
アンテナ1Bでは、誘電体60の底面61側から順に、グランド層70と、第1のアンテナ層21と、プローブ層51と、第2のアンテナ層22とが積層配置されている。すなわち、アンテナ1Bでは、プローブ層51が、第1のアンテナ層21と第2のアンテナ層22との間に配置されている。
アンテナ1Bにおいて、第2のアンテナ層22は、本発明における第1の平面の一具体例に相当する。アンテナ1Bにおいて、第1のアンテナ層21は、本発明における第2の平面の一具体例に相当する。プローブ層51は、本発明における第3の平面の一具体例に相当する。アンテナ1Bでは、第1ないし第3の平面のうち、第2の平面が第1の平面よりも下層側に配置されているとしたときに、第1の平面が最上層に配置されている。また、積層方向において、第3の平面が第1の平面と第2の平面との間に配置されている。
アンテナ1Bでは、給電コネクタ41の貫通導体41Aは、誘電体60において、グランド層70および誘電体60の底面61からプローブ電極31までを貫通するように設けられている。第1および第2のアンテナ電極11,12には、給電コネクタ41およびプローブ電極31を介して給電が行われる。
プローブ層51には、プローブ電極31が形成されている。プローブ電極31は、第1および第2のアンテナ電極11,12に給電可能となるように、積層方向からの平面視において、第1および第2のアンテナ電極11,12に対して重なる部分を有するように構成されている。アンテナ1Bでは、プローブ電極31は、積層方向において第1のアンテナ層21と第2のアンテナ電極12とに直接隣接するように積層配置されている。
アンテナ1Bでは、プローブ電極31は、積層方向において、第1のアンテナ電極11に対して第1の距離で配置されると共に、第2のアンテナ電極12に対して第1の距離とは異なる第2の距離で配置されている。アンテナ1Bでは、プローブ電極31は、第2のアンテナ電極12と第1のアンテナ電極11との間に配置されているので、第1の距離が第2の距離よりも大きい場合と、第1の距離が第2の距離よりも小さい場合との2通りの構成を取り得る。すなわち、第1および第2のアンテナ電極11,12のうち、第1のアンテナ電極11の方がプローブ電極31との距離が大きい場合と、第2のアンテナ電極12の方がプローブ電極31との距離が大きい場合との2通りの構成を取り得る。第1の距離が第2の距離よりも大きい場合には、特に、第1のアンテナ電極11によるバンド(低周波数側の帯域)について、比帯域幅を大きくできる。第2の距離が第1の距離よりも大きい場合には、特に、第2のアンテナ電極12によるバンド(高周波数側の帯域)について、比帯域幅を大きくできる。これにより、1つの平面内に第1および第2のアンテナ電極11,12を形成した場合に比べて、各帯域が広帯域化されたアンテナ特性を実現することが可能となる。
その他の構成および動作は、上記第1の実施の形態に係るアンテナ1と略同様である。
(第1の実施の形態のその他の変形例)
第1の変形例に係るアンテナ1A(図7)に対して、第2の変形例に係るアンテナ1B(図8)と同様に、プローブ層51を、第1のアンテナ層21と第2のアンテナ層22との間に配置した構成であってもよい。すなわち、下層側から、第1のアンテナ電極11、プローブ電極31、および第2のアンテナ電極12の順に配置した構成であってもよい。
<2.第2の実施の形態(3つのアンテナ電極を有するアンテナの構成例)>
次に、本発明の第2の実施の形態に係るアンテナについて説明する。なお、以下では、上記第1の実施の形態に係るアンテナの構成要素と略同じ部分については、同一符号を付し、適宜説明を省略する。
[2.1 第2の実施の形態に係るアンテナの構成例]
図9は、本発明の第2の実施の形態に係るアンテナ2の断面構成例を示している。図10は、アンテナ2における第1のアンテナ層21(図10(B))および第2のアンテナ層22(図10(A))の平面構成例を示している。図9は、図10(A)におけるA-A′線の断面を側面視した状態を示している。
第2の実施の形態に係るアンテナ2は、上記第1の実施の形態に係るアンテナ1(図4、図5)の構成に対して、環状の導体パターンからなる第3のアンテナ電極13をさらに備えている。
アンテナ2において、第2のアンテナ層22は、本発明における第1の平面の一具体例に相当する。アンテナ2において、第1のアンテナ層21は、本発明における第2の平面の一具体例に相当する。プローブ層51は、本発明における第3の平面の一具体例に相当する。アンテナ2では、第1ないし第3の平面のうち、第2の平面が第1の平面よりも下層側に配置されているとしたときに、第1の平面が最上層に配置されている。
第3のアンテナ電極13は、第1のアンテナ電極11とは大きさが異なり、第1のアンテナ電極11と共に第2のアンテナ層22に環状に形成されている。第3のアンテナ電極13は、積層方向からの平面視において、第1のアンテナ電極11の内周よりも内側に内包されるように形成されている。また、第3のアンテナ電極13は、外周が、積層方向からの平面視において、第2のアンテナ電極12に重なるように形成されている。これにより、共振状態において、第2のアンテナ電極12と第3のアンテナ電極13とが結合するようになっている。
第1ないし第3のアンテナ電極11~13には、給電コネクタ41およびプローブ電極31を介して給電が行われる。
アンテナ2では、プローブ電極31は、第1ないし第3のアンテナ電極11~13に給電可能となるように、積層方向からの平面視において、少なくとも、第1および第2のアンテナ電極11,12に対して重なる部分を有するように構成されている。アンテナ2では、プローブ電極31は、積層方向において第1のアンテナ層21に直接隣接するように積層配置されている。
アンテナ2では、プローブ電極31を介して給電されることによって、第1ないし第3のアンテナ電極11~13のそれぞれに電流が流れ、それぞれのアンテナ電極において電流経路に基づく固有の共振が生ずる。第1のアンテナ電極11は固有共振周波数f1を含む帯域でアンテナとして動作する。第2のアンテナ電極12は単独では固有共振周波数f2を含む帯域で共振する。第3のアンテナ電極13は単独では固有共振周波数f3を含む帯域で共振する。
ここで、アンテナ2では、積層方向に隣接する第2および第3のアンテナ電極12,13の組が結合することによって、第2および第3のアンテナ電極12,13の組全体として、第1のアンテナ電極11の固有共振周波数f1とは異なる共振周波数fbでアンテナとして動作する。
アンテナ2では、第2および第3のアンテナ電極12,13のそれぞれのアンテナ電極の周回長は、第1のアンテナ電極11の周回長よりも小さく、第2および第3のアンテナ電極12,13の組による共振周波数fbは、第1のアンテナ電極11の固有共振周波数f1よりも高い周波数となっている(fb>f1)。これにより、アンテナ2では、全体として、帯域の異なる2つのモードでアンテナとして動作する。
アンテナ2における図9および図10に符号で示した部分の寸法等は、例えば、以下の通りである。なお、εr以外は寸法を表し、寸法の単位は[mm](ミリメートル)となっている。εrは誘電体60の比誘電率である。第3のアンテナ電極13は、その外周の全てが、積層方向からの平面視において、第2のアンテナ電極12に重なるように形成されていることが好ましい。
Wx=8.0,Wy=8.0,a=b=1.25±0.15,c=d=2.4±0.2,e=f=1.25±0.15,w1=0.26±0.06,w2=0.3±0.05,w3=0.2±0.05,Ps1=0.50,Ps2=0.52,Pl=1.62,Pw=0.40,D=0.20,t1=0.80,t2=0.20,t3=0.30,εr=3.4±0.5
アンテナ2では、プローブ電極31は、積層方向において、第1のアンテナ電極11および第3のアンテナ電極13に対して第1の距離で配置されると共に、第2のアンテナ電極12に対して第1の距離とは異なる第2の距離で配置されている。アンテナ2では、図9に示す下層側から、プローブ電極31、および第2のアンテナ電極12の順に配置され、最上層に、第1のアンテナ電極11および第3のアンテナ電極13が配置されているので、第1の距離は、第2の距離よりも大きい。すなわち、第1ないし第3のアンテナ電極11~13のうち、第1のアンテナ電極11および第3のアンテナ電極13の方が、プローブ電極31との距離が大きい。このため、第1のアンテナ電極11によるバンド(低周波数側の帯域)と第3のアンテナ電極13によるバンド(高周波数側の帯域)とについて、比帯域幅を大きくできる。さらに、第2および第3のアンテナ電極12,13が結合することによって、高周波数側をより広帯域にすることができる。これにより、1つの平面内に第1および第2のアンテナ電極11,12を形成した場合に比べて、各帯域が広帯域化されたアンテナ特性を実現することが可能となる。
その他の構成および動作は、上記第1の実施の形態に係るアンテナ1と略同様である。
[2.2 第2の実施の形態の変形例]
(第1の変形例)
図11は、第2の実施の形態の第1の変形例に係るアンテナ2Aの断面構成例を示している。図12は、アンテナ2Aにおける第1のアンテナ層21(図12(B))および第2のアンテナ層22(図12(A))の平面構成例を示している。図11は、図12(A)におけるA-A′線の断面を側面視した状態を示している。
第1の変形例に係るアンテナ2Aは、図9および図10に示したアンテナ2の構成に対して、第1および第3のアンテナ電極11,13と第2のアンテナ電極12との積層位置を入れ替えた構成とされている。積層位置が異なることを除き、第1ないし第3のアンテナ電極11~13の平面形状は図9および図10に示したアンテナ2と同様であってもよい。
アンテナ2Aにおいて、第1のアンテナ層21は、本発明における第1の平面の一具体例に相当する。アンテナ2Aにおいて、第2のアンテナ層22は、本発明における第2の平面の一具体例に相当する。プローブ層51は、本発明における第3の平面の一具体例に相当する。アンテナ2Aでは、第1ないし第3の平面のうち、第1の平面が第2の平面よりも下層側に配置されているとしたときに、第2の平面が最上層に配置されている。
アンテナ2Aでは、第1のアンテナ層21に、第1のアンテナ電極11と、第1のアンテナ電極11とは大きさが異なる第3のアンテナ電極13とが環状に形成されている。
アンテナ2Aでは、第2のアンテナ層22に、第1のアンテナ電極11とは大きさが異なる第2のアンテナ電極12が環状に形成されている。第2のアンテナ電極12は、第1のアンテナ電極11よりも小さい形状を有し、積層方向からの平面視において、第1のアンテナ電極11の外周よりも内側に内包されるように構成されている。
アンテナ2Aでは、第3のアンテナ電極13は、積層方向からの平面視において、第1のアンテナ電極11の内周よりも内側に内包されるように形成されている。また、アンテナ2Aでは、第3のアンテナ電極13は、外周が、積層方向からの平面視において、第2のアンテナ電極12に重なるように形成されている。これにより、共振状態において、第2のアンテナ電極12と第3のアンテナ電極13とが結合するようになっている。
アンテナ2Aにおける図11および図12に符号で示した部分の寸法等は、例えば、以下の通りである。なお、εr以外は寸法を表し、寸法の単位は[mm](ミリメートル)となっている。εrは誘電体60の比誘電率である。
Wx=8.0,Wy=8.0,a=b=1.25±0.15,c=d=2.4±0.2,e=f=1.25±0.15,w1=0.26±0.06,w2=0.3±0.05,w3=0.2±0.05,Ps1=0.50,Ps2=0.52,Pl=1.62,Pw=0.40,D=0.20,t1=0.80,t2=0.20,t3=0.30,εr=3.4±0.5
アンテナ2Aでは、プローブ電極31は、積層方向において、第1のアンテナ電極11および第3のアンテナ電極13に対して第1の距離で配置されると共に、第2のアンテナ電極12に対して第1の距離とは異なる第2の距離で配置されている。アンテナ2Aでは、最上層に、第2のアンテナ電極12が配置され、プローブ電極31と第2のアンテナ電極12との間に第1のアンテナ電極11および第3のアンテナ電極13が配置されているので、第1の距離は、第2の距離よりも小さい。すなわち、第1ないし第3のアンテナ電極11~13のうち、第2のアンテナ電極12の方が、プローブ電極31との距離が大きい。このため、特に、第2のアンテナ電極12によるバンド(高周波数側の帯域)について、比帯域幅を大きくできる。さらに、第2および第3のアンテナ電極12,13が結合することによって、高周波数側をより広帯域にすることができる。これにより、1つの平面内に第1および第2のアンテナ電極11,12を形成した場合に比べて、広帯域化されたアンテナ特性を実現することが可能となる。
その他の構成および動作は、上記第2の形態に係るアンテナ2と略同様である。
(第2の変形例)
図13は、第2の実施の形態の第2の変形例に係るアンテナ2Bの断面構成例を示している。図14は、アンテナ2Bにおける第1のアンテナ層21(図14(B))および第2のアンテナ層22(図14(A))の平面構成例を示している。図13は、図14(A)におけるA-A′線の断面を側面視した状態を示している。
第2の変形例に係るアンテナ2Bは、図9および図10に示したアンテナ2の構成に対して、第1のアンテナ電極11と第2のアンテナ電極12との積層位置を入れ替えた構成とされている。また、第3のアンテナ電極11が図9および図10に示したアンテナ2の構成よりも大きい構成とされている。
アンテナ2Bにおいて、第1のアンテナ層21は、本発明における第1の平面の一具体例に相当する。アンテナ2Bにおいて、第2のアンテナ層22は、本発明における第2の平面の一具体例に相当する。プローブ層51は、本発明における第3の平面の一具体例に相当する。アンテナ2Bでは、第1の平面が第2の平面よりも下層側に配置されているとしたときに、第1ないし第3の平面のうち、第2の平面が最上層に配置されている。
アンテナ2Bでは、第1のアンテナ層21に、第1のアンテナ電極11が環状に形成されている。
アンテナ2Bでは、第2のアンテナ層22に、第2のアンテナ電極12と、第2のアンテナ電極12とは大きさが異なる第3のアンテナ電極13とが環状に形成されている。第2のアンテナ電極12は、第1のアンテナ電極11よりも小さい形状を有し、積層方向からの平面視において、第1のアンテナ電極11の外周よりも内側に内包されるように構成されている。また、アンテナ2Bでは、第2のアンテナ電極12は、第3のアンテナ電極13とは大きさが異なり、積層方向からの平面視において、第3のアンテナ電極13の内周よりも内側に内包されるように第3のアンテナ電極13と共に第2のアンテナ層22に形成されている。アンテナ2Bでは、第3のアンテナ電極13は、外周が、積層方向からの平面視において、第1のアンテナ電極11に重なるように第2のアンテナ層22に形成されている。これにより、共振状態において、第1のアンテナ電極11と第3のアンテナ電極13とが結合するようになっている。
ここで、アンテナ2Bでは、積層方向に隣接する第1および第3のアンテナ電極11,13の組が結合することによって、第1および第3のアンテナ電極11,13の組全体として、第2のアンテナ電極12の固有共振周波数f2とは異なる共振周波数faでアンテナとして動作する。
アンテナ2Bでは、第1および第3のアンテナ電極11,13のそれぞれのアンテナ電極の周回長は、第2のアンテナ電極12の周回長よりも大きく、第1および第3のアンテナ電極11,13の組による共振周波数faは、第2のアンテナ電極12の固有共振周波数f2よりも低い周波数となっている(f2>fa)。これにより、アンテナ2Bでは、全体として、帯域の異なる2つのモードでアンテナとして動作する。
アンテナ2Bにおける図13および図14に符号で示した部分の寸法等は、例えば、以下の通りである。なお、εr以外は寸法を表し、寸法の単位は[mm](ミリメートル)となっている。εrは誘電体60の比誘電率である。第3のアンテナ電極13は、その外周の全てが、積層方向からの平面視において、第1のアンテナ電極11に重なるように形成されていることが好ましい。
Wx=8.0,Wy=8.0,a=b=2.4±0.2,c=d=2.4±0.2,e=f=1.25±0.15,w1=0.26±0.06,w2=0.3±0.05,w3=0.2±0.05,Ps1=0.50,Ps2=0.52,Pl=1.62,Pw=0.40,D=0.20,t1=0.80,t2=0.20,t3=0.30,εr=3.4±0.5
アンテナ2Bでは、プローブ電極31は、積層方向において、第1のアンテナ電極11に対して第1の距離で配置されると共に、第2のアンテナ電極12および第3のアンテナ電極13に対して第1の距離とは異なる第2の距離で配置されている。アンテナ2Bでは、図13に示す下層側から、プローブ電極31、および第1のアンテナ電極11の順に配置され、最上層に、第2のアンテナ電極12および第3のアンテナ電極13が配置されているので、第1の距離は、第2の距離よりも小さい。すなわち、第1ないし第3のアンテナ電極11~13のうち、第2のアンテナ電極12および第3のアンテナ電極13の方が、プローブ電極31との距離が大きい。このため、第3のアンテナ電極13によるバンド(低周波数側の帯域)と第2のアンテナ電極12によるバンド(高周波数側の帯域)とについて、比帯域幅を大きくできる。さらに、第1および第3のアンテナ電極11,13が結合することによって、低周波数側をより広帯域にすることができる。これにより、1つの平面内に第1および第2のアンテナ電極11,12を形成した場合に比べて、各帯域が広帯域化されたアンテナ特性を実現することが可能となる。
その他の構成および動作は、上記第2の形態に係るアンテナ2と略同様である。
(第3の変形例)
図15は、第2の実施の形態の第3の変形例に係るアンテナ2Cの断面構成例を示している。図16は、アンテナ2Cにおける第1のアンテナ層21(図16(B))および第2のアンテナ層22(図16(A))の平面構成例を示している。図15は、図16(A)におけるA-A′線の断面を側面視した状態を示している。
第3の変形例に係るアンテナ2Cは、図9および図10に示したアンテナ2の構成に対して、第3のアンテナ電極11の積層位置が異なっている。また、第3のアンテナ電極11が図9および図10に示したアンテナ2の構成よりも大きい構成とされている。
アンテナ2Cにおいて、第2のアンテナ層22は、本発明における第1の平面の一具体例に相当する。アンテナ2Cにおいて、第1のアンテナ層21は、本発明における第2の平面の一具体例に相当する。プローブ層51は、本発明における第3の平面の一具体例に相当する。アンテナ2Cでは、第1ないし第3の平面のうち、第2の平面が第1の平面よりも下層側に配置されているとしたときに、第1の平面が最上層に配置されている。
アンテナ2Cでは、第2のアンテナ層22に、第1のアンテナ電極11が環状に形成されている。
アンテナ2Cでは、第1のアンテナ層21に、第2のアンテナ電極12と、第2のアンテナ電極12とは大きさが異なる第3のアンテナ電極13とが環状に形成されている。第2のアンテナ電極12は、第1のアンテナ電極11よりも小さい形状を有し、積層方向からの平面視において、第1のアンテナ電極11の外周よりも内側に内包されるように構成されている。また、アンテナ2Cでは、第2のアンテナ電極12は、第3のアンテナ電極13とは大きさが異なり、積層方向からの平面視において、第3のアンテナ電極13の内周よりも内側に内包されるように第3のアンテナ電極13と共に第1のアンテナ層21に形成されている。アンテナ2Cでは、第3のアンテナ電極13は、外周が、積層方向からの平面視において、第1のアンテナ電極11に重なるように第1のアンテナ層21に形成されている。これにより、共振状態において、第1のアンテナ電極11と第3のアンテナ電極13とが結合するようになっている。
ここで、アンテナ2Cでは、積層方向に隣接する第1および第3のアンテナ電極11,13の組が結合することによって、第1および第3のアンテナ電極11,13の組全体として、第2のアンテナ電極12の固有共振周波数f2とは異なる共振周波数faでアンテナとして動作する。
アンテナ2Cでは、第1および第3のアンテナ電極11,13のそれぞれのアンテナ電極の周回長は、第2のアンテナ電極12の周回長よりも大きく、第1および第3のアンテナ電極11,13の組による共振周波数faは、第2のアンテナ電極12の固有共振周波数f2よりも低い周波数となっている(f2>fa)。これにより、アンテナ2Cでは、全体として、帯域の異なる2つのモードでアンテナとして動作する。
アンテナ2Cにおける図15および図16に符号で示した部分の寸法等は、例えば、以下の通りである。なお、εr以外は寸法を表し、寸法の単位は[mm](ミリメートル)となっている。εrは誘電体60の比誘電率である。第3のアンテナ電極13は、その外周の全てが、積層方向からの平面視において、第1のアンテナ電極11に重なるように形成されていることが好ましい。
Wx=8.0, Wy=8.0,a=b=2.4±0.2,c=d=2.4±0.2,e=f=1.25±0.15,w1=0.26±0.06,w2=0.3±0.05,w3=0.2±0.05,Ps1=0.50,Ps2=0.52,Pl=1.62,Pw=0.40,D=0.20,t1=0.80,t2=0.20,t3=0.30,εr=3.4±0.5
アンテナ2Cでは、プローブ電極31は、積層方向において、第1のアンテナ電極11に対して第1の距離で配置されると共に、第2のアンテナ電極12および第3のアンテナ電極13に対して第1の距離とは異なる第2の距離で配置されている。アンテナ2Cでは、最上層に、第1のアンテナ電極11が配置され、プローブ電極31と第1のアンテナ電極11との間に第2のアンテナ電極12および第3のアンテナ電極13が配置されているので、第1の距離は、第2の距離よりも大きい。すなわち、第1ないし第3のアンテナ電極11~13のうち、第1のアンテナ電極11の方が、プローブ電極31との距離が大きい。このため、特に、第1のアンテナ電極11によるバンド(低周波数側の帯域)について、比帯域幅を大きくできる。さらに、第1および第3のアンテナ電極11,13が結合することによって、低周波数側をより広帯域にすることができる。これにより、1つの平面内に第1および第2のアンテナ電極11,12を形成した場合に比べて、各帯域が広帯域化されたアンテナ特性を実現することが可能となる。
その他の構成および動作は、上記第2の形態に係るアンテナ2と略同様である。
(第2の実施の形態のその他の変形例)
第2の実施の形態に係るアンテナ2およびその変形例に係るアンテナ2,2A,2B,2Cに対して、第1の実施の形態の第2の変形例に係るアンテナ1B(図8)と同様に、プローブ層51を、第1のアンテナ層21と第2のアンテナ層22との間に配置した構成であってもよい。この場合にも、第1の距離が第2の距離よりも大きい場合と、第1の距離が第2の距離よりも小さい場合との2通りの構成を取り得る。すなわち、第1および第2のアンテナ電極11,12のうち、第1のアンテナ電極11の方がプローブ電極31との距離が大きい場合と、第2のアンテナ電極12の方がプローブ電極31との距離が大きい場合との2通りの構成を取り得る。第1の距離が第2の距離よりも大きい場合には、特に、第1のアンテナ電極11によるバンド(低周波数側の帯域)について、比帯域幅を大きくできる。第2の距離が第1の距離よりも大きい場合には、特に、第2のアンテナ電極12によるバンド(高周波数側の帯域)について、比帯域幅を大きくできる。これにより、1つの平面内に第1および第2のアンテナ電極11,12を形成した場合に比べて、各帯域が広帯域化されたアンテナ特性を実現することが可能となる。
<3.その他の実施の形態>
本発明による技術は、上記各実施の形態の説明に限定されず種々の変形実施が可能である。
例えば、上記各実施の形態に係るアンテナを、他の回路と共に1つの基板に搭載してモジュール化してもよい。
1…アンテナ(第1の実施の形態に係るアンテナ)、1A,1B…アンテナ(第1の実施の形態の変形例に係るアンテナ)、2…アンテナ(第2の実施の形態に係るアンテナ)、2A,2B,2C…アンテナ(第2の実施の形態の変形例に係るアンテナ)、11…第1のアンテナ電極、12…第2のアンテナ電極、13…第3のアンテナ電極、21…第1のアンテナ層(第1の平面または第2の平面)、22…第2のアンテナ層(第1の平面または第2の平面)、31…プローブ電極、41…給電コネクタ、41A…貫通導体、51…プローブ層(第3の平面)、60…誘電体、61…底面、70…グランド層、101…アンテナ(比較例に係るアンテナ)、121…第1の絶縁基板、122…アンテナ素子、123…第2の絶縁基板、124…プローブ電極、125…グランド層、126…給電コネクタ。

Claims (9)

  1. 互いに異なる第1ないし第3の平面を有し、前記第1ないし第3の平面が互いに平行となるように積層配置された誘電体と、
    前記第1の平面内に環状に形成された第1のアンテナ電極と、
    前記第2の平面内に環状に形成され、前記第1のアンテナ電極とは大きさが異なり、積層方向からの平面視において、前記第1のアンテナ電極の外周よりも内側に内包される第2のアンテナ電極と、
    前記第1および第2の平面のうち、いずれか一方の平面内に環状に形成され、かつ、外周が、前記積層方向からの平面視において、他方の平面内に形成された前記第1のアンテナ電極または前記第2のアンテナ電極に重なるように形成された第3のアンテナ電極と、
    前記第3の平面内に形成され、前記第1ないし第3のアンテナ電極に給電可能となるように、前記積層方向からの平面視において、前記第1ないし第3のアンテナ電極に対して重なる部分を有し、かつ、前記積層方向において、前記第1のアンテナ電極に対して第1の距離で配置されると共に、前記第2のアンテナ電極に対して前記第1の距離とは異なる第2の距離で配置されたプローブ電極と
    を備え、
    前記積層方向から平面視において、前記第1および第2の平面のうち、前記他方の平面内における、前記一方の平面内に形成された前記第1のアンテナ電極または前記第2のアンテナ電極重なる位置には、前記一方の平面内に形成された前記第1のアンテナ電極または前記第2のアンテナ電極に対して積層方向に結合するアンテナ電極は形成されていない
    アンテナ。
  2. 前記第1の距離は、前記第2の距離よりも大きい
    請求項1に記載のアンテナ。
  3. 前記積層方向において、前記第1ないし第3の平面のうち、前記第2の平面が前記第1の平面よりも下層側に配置されているとしたときに、前記第1の平面が最上層に配置されている
    請求項1または2に記載のアンテナ。
  4. 前記積層方向において、前記第3の平面が前記第1の平面と前記第2の平面との間に配置されている
    請求項1ないし3のいずれか1つに記載のアンテナ。
  5. 前記第1の距離は、前記第2の距離よりも小さい
    請求項1に記載のアンテナ。
  6. 前記積層方向において、前記第1ないし第3の平面のうち、前記第1の平面が前記第2の平面よりも下層側に配置されているとしたときに、前記第2の平面が最上層に配置されている
    請求項1または5に記載のアンテナ。
  7. 前記積層方向において、前記第3の平面が前記第1の平面と前記第2の平面との間に配置されている
    請求項5または6に記載のアンテナ。
  8. 前記第3のアンテナ電極は、前記第1のアンテナ電極とは大きさが異なり、前記積層方向からの平面視において、前記第1のアンテナ電極の内周よりも内側に内包されるように前記第1のアンテナ電極と共に前記第1の平面内に形成され、かつ、
    前記第3のアンテナ電極は、外周が、前記積層方向からの平面視において、前記第2のアンテナ電極に重なるように前記第1の平面内に形成されている
    請求項1ないし7のいずれか1つに記載のアンテナ。
  9. 前記第2のアンテナ電極は、前記第3のアンテナ電極とは大きさが異なり、前記積層方向からの平面視において、前記第3のアンテナ電極の内周よりも内側に内包されるように前記第3のアンテナ電極と共に前記第2の平面内に形成され、かつ、
    前記第3のアンテナ電極は、外周が、前記積層方向からの平面視において、前記第1のアンテナ電極に重なるように前記第2の平面内に形成されている
    請求項1ないし7のいずれか1つに記載のアンテナ。
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