JP7146654B2 - 流体封入式防振装置 - Google Patents
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Description
また、本発明は、もともと以下(i)~(v)に記載の各発明を何れも含むものであり、その構成および作用効果に関して、付記しておく。
本発明は、
(i) 可動板が板厚方向で変位可能に収容された収容領域を備えた仕切部材を有する流体封入式防振装置において、前記仕切部材の前記収容領域における前記可動板の変位方向の両側壁を弾性壁とすると共に、該弾性壁を該収容領域よりも外周側へ広げることで固定的に支持される環状の支持部を構成し、且つ、該収容領域と該支持部との間には、該可動板の変位方向で剪断変形する弾性連結部を構成し、更に該弾性壁よりも硬質の補強部材を該弾性壁に固着すると共に、該補強部材よりも外周側に該弾性連結部を設けたことを特徴とする流体封入式防振装置、
(ii) 前記弾性壁が前記可動板の変位方向に重ね合わされる第一の弾性体と第二の弾性体によって構成されていると共に、それら第一の弾性体と第二の弾性体が互いに面対称形状とされている(i)に記載の流体封入式防振装置、
(iii) 前記弾性壁が前記可動板の変位方向に重ね合わされる第一の弾性体と第二の弾性体によって構成されていると共に、それら第一の弾性体と第二の弾性体を前記支持部において重ね合わせ方向に挟み込んで支持する挟持部材が設けられている(i)又は(ii)に記載の流体封入式防振装置、
(iv) 前記支持部の外周部分には前記第一の弾性体と前記第二の弾性体の重ね合わせ方向で両外側へ突出する厚肉部分が設けられて、それら厚肉部分の内周側には前記弾性連結部との間に凹溝が形成されていると共に、前記挟持部材がそれら凹溝にそれぞれ差し入れられる一対の突出部を備えており、それら凹溝の底壁部が該一対の突出部によって挟持されている(iii)に記載の流体封入式防振装置、
(v) 周方向に延びる硬質の支持リングが前記支持部に固着されている(i)~(iv)の何れか一項に記載の流体封入式防振装置、
に関する発明を含む。
上記(i)に記載の発明では、可動板が打ち当たる収容領域の両側壁が弾性壁とされていることにより、可動板の打ち当たりに際して弾性壁の緩衝作用によって衝撃力が低減されることから、打音が低減される。しかも、固定的に支持される支持部が弾性壁と一体の弾性体で形成されることから、可動板の打ち当たりによる衝撃力が、支持部から車両ボデーなどの防振対象部材へ伝達され難く、防振対象部材への打音の伝達が問題になるのも防ぐことができる。さらに、可動板の変位方向で剪断変形する弾性連結部が、収容領域と支持部の間に設けられることによって、可動板の打ち当たりによる衝撃力が防振対象部材へ伝達されるのを、より効果的に防止することができて、衝撃力に基づく異音の発生が回避される。また、弾性壁において収容領域の両側壁を構成する部分が、補強部材によって変形剛性を高められることから、例えば、収容領域の両側壁に形成される透孔を可動板によって塞ぐ際に、可動板と収容領域の両側壁との当接状態が安定して、透孔を可動板によってより確実に塞ぐことができる。さらに、補強部材の外周側に弾性連結部が設けられていることにより、補強部材が外周側の他部材に対して接触したとしても、それら補強部材と他部材が弾性連結部を挟んで間接的に接触することから、打音などが問題になり難い。
上記(ii)に記載の発明では、第一の弾性体と第二の弾性体を共通の部品とすることができて、製造が容易になる。
上記(iii)に記載の発明では、支持部が挟持部材で挟み込まれることによって、第一の弾性体と第二の弾性体が重ね合わされた状態に保持される。それ故、それら弾性体の間に形成される収容領域が安定して維持されて、目的とする防振特性を得ることができる。
上記(iv)に記載の発明では、厚肉部分よりも薄肉とされる凹溝の底壁部が、挟持部材の突出部で挟まれて支持されることによって、支持部を挟持部材によって安定して支持することができる。しかも、挟持部材の突出部が凹溝へ差し入れられることにより、支持部の厚肉部分が挟持部材に対して内周側へ抜けるのを防止することもできる。
上記(v)に記載の発明では、支持リングによって支持部が補強されることから、支持部をより安定して固定的に支持することができる。
Claims (4)
- 可動板が板厚方向で変位可能に収容された収容領域を備えた仕切部材を有する流体封入式防振装置において、
前記仕切部材の前記収容領域における前記可動板の変位方向の両側壁を弾性壁とすると共に、該弾性壁を該収容領域よりも外周側へ広げることで固定的に支持される環状の支持部を構成し、且つ、該収容領域と該支持部との間には、該可動板の変位方向で剪断変形する弾性連結部を構成し、更に該弾性壁よりも硬質の補強部材を該弾性壁に固着すると共に、該補強部材よりも外周側に該弾性連結部を設けており、且つ、
該弾性壁が該可動板の変位方向に重ね合わされる第一の弾性体と第二の弾性体によって構成されていると共に、それら第一の弾性体と第二の弾性体が互いに面対称形状とされていることを特徴とする流体封入式防振装置。 - 可動板が板厚方向で変位可能に収容された収容領域を備えた仕切部材を有する流体封入式防振装置において、
前記仕切部材の前記収容領域における前記可動板の変位方向の両側壁を弾性壁とすると共に、該弾性壁を該収容領域よりも外周側へ広げることで固定的に支持される環状の支持部を構成し、且つ、該収容領域と該支持部との間には、該可動板の変位方向で剪断変形する弾性連結部を構成し、更に該弾性壁よりも硬質の補強部材を該弾性壁に固着すると共に、該補強部材よりも外周側に該弾性連結部を設けており、且つ、
該弾性壁が該可動板の変位方向に重ね合わされる第一の弾性体と第二の弾性体によって構成されていると共に、それら第一の弾性体と第二の弾性体を前記支持部において重ね合わせ方向に挟み込んで支持する挟持部材が設けられていることを特徴とする流体封入式防振装置。 - 前記支持部の外周部分には前記第一の弾性体と前記第二の弾性体の重ね合わせ方向で両外側へ突出する厚肉部分が設けられて、それら厚肉部分の内周側には前記弾性連結部との間に凹溝が形成されていると共に、前記挟持部材がそれら凹溝にそれぞれ差し入れられる一対の突出部を備えており、それら凹溝の底壁部が該一対の突出部によって挟持されている請求項2に記載の流体封入式防振装置。
- 周方向に延びる硬質の支持リングが前記支持部に固着されている請求項1~3の何れか一項に記載の流体封入式防振装置。
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2019
- 2019-01-14 JP JP2019003980A patent/JP7146654B2/ja active Active
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