JP7145609B2 - コンピュータプログラム、及びテキストデータ表示処理システム - Google Patents
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Description
1.本発明の実施形態の概要
2.第1の実施形態
2.1.端末装置の構成
2.2.技術的特徴
3.第2の実施形態
3.1.端末装置の構成
3.2.技術的特徴
4.他の形態
まず、本発明の実施形態の概要を説明する。
従来から、例えば効率の良い情報の取得、学力向上などのため、速読が推奨されている。速読とは、より速く文章を読むことである。
参考文献1:特開平11-24549号公報
本発明の実施形態では、例えば、コンピュータプログラムは、複数の形態素が含まれたテキストデータを取得することと、前記テキストデータを、形態素の機能に基づいて1以上の形態素を含む文字区間に分割することと、表示画面上に固定された画面領域に前記分割した各々の文字区間に対応するテキストデータを入替え表示するための表示用データを生成することと、をコンピュータに実行させる。
続いて、図1~図6を参照して、本発明の第1の実施形態を説明する。
まず、図1は、第1の実施形態に係る端末装置1のハードウェア構成の例を説明する説明図である。図1を参照して、第1の実施形態に係る端末装置1のハードウェア構成の例を説明する。
次に、図2~図6を参照して、第1の実施形態の技術的特徴を説明する。
―取得
テキストデータ取得部110は、例えば、通信インタフェース部11によりアクセスされたウェブページに含まれるテキストデータを取得する。なお、テキストデータ取得部110は、例えば、記憶装置15に記憶されているテキストデータを読み出すことにより取得してもよい。
テキストデータは、例えば自然言語で記述された複数の形態素が含まれたデータである。また、形態素は、例えば自立語および付属語など、自然言語で記述される表現要素の最小単位である。
形態素の機能は、例えば、品詞の種類、接尾辞、特殊文字などに基づいて形態素を分類可能な機能である。例えば図2(C)に示すように、形態素「この」の機能は連体詞(品詞)であり、形態素「文」の機能は名詞(品詞)である。これら形態素の機能は、例えば形態素解析部120による形態素解析に基づいて分類される。言い換えれば、形態素解析部120は、テキストデータに含まれる複数の形態素のそれぞれを、形態素解析に基づいた機能に分類する。
1以上の形態素を含む文字区間とは、例えば、ユーザ(読者)が視点を固定した状態でより多くの情報を認識できるような言葉の単位である。
文字区間分割部130は、例えば、視点を固定した状態でより多くの情報を認識できるような程度に、テキストデータを文字区間に分割するため、主に次のような処理を行う。
例えば「、」(読点)または「。」(句点)などの特殊終了文字が文字区間の末尾に現れると、ユーザ(読者)にとって読みやすい。そこで、文字区間分割部130は、第1の形態素の機能が特殊終了文字である場合には、上記第1の形態素と、上記第1の形態素に後続する第2の形態素とを異なる文字区間に分割する。
文字区間分割部130は、第1の形態素に後続する第2の形態素の機能が、所定の機能である場合に、上記第1の形態素と上記第2の形態素とを異なる文字区間に分割する。
例えば、「けれども」、「けれど」、または「という」など、文字数が所定数(例えば3文字)以上の付属語は、文字区間の冒頭部に現れてもユーザ(読者)にとって認識しやすい傾向にある。そこで、文字区間分割部130は、第1の形態素に後続する第2の形態素が、例えば3文字以上の助詞又は助動詞である場合に、上記第1の形態素と上記第2の形態素とを異なる文字区間に分割してもよい。
文字区間分割部130は、第1の形態素まで含めた文字区間の文字数が所定の下限値(例えば3文字)以上の場合に限って、上記第1の形態素と、上記第1の形態素に後続する第2の形態素とを分割するようにしてもよい。
文字区間分割部130は、文字区間の文字数が所定の上限値(8文字)を超えた場合には、当該文字区間を2以上の文字区間に再分割してもよい。例えば「首相は、リーマンショック級なら増税延期・・・」というテキストデータに当てはめると、文字区間「リーマンショック級なら」は、上限値を超え非常に長いため、ユーザ(読者)が視点を固定した状態で認識することが困難になりうる。
次に、図4を参照して、文字区間分割部130による具体的な文字区間に関する分割処理の流れの具体例を説明する。
表示用データは、上述したように、表示画面上に固定された画面領域に、例えば図4に示した処理に従って分割された各々の文字区間に対応するテキストデータを入替え表示するためのデータである。
次に、図7~図11を参照して、本発明の第2の実施形態を説明する。
図7は、第2の実施形態に係る端末装置1のハードウェア構成の例を説明する説明図である。
表示用データ生成部140は、上述した第1の実施形態と同様に、文字区間分割部130により分割された文字区間に対応するように改行コード(改行を表す制御文字)を付加したテキストデータを生成する。また、表示用データ生成部140は、制御文字を識別することで各々の文字区間に対応するテキストデータの入替え表示を制御するための制御用データを生成してもよい。
端末装置1に表示される画面については、種々の機能を追加したりするなどの変形が可能である。
図9は、第2の実施形態に係る変形例1を説明するための説明図である。
図10は、第2の実施形態に係る変形例2を説明するための説明図である。
図11は、第2実施形態に係る変形例3を説明するための説明図である。
例えば、端末装置1は、図11に示すような電子版新聞の記事1010を、テキストデータとして取得し、例えばポップアップ表示形式の固定された画面領域1020に、当該テキストデータを文字区間ごとに入替え表示してもよい。
本発明は、上記実施形態に限定されない。例えば、図4に示した各ステップについて、処理を行う順番を適宜変更してもよい。
120 形態素解析部
130 文字区間分割部
140 表示用データ生成部
150 表示制御部
Claims (10)
- 複数の形態素が含まれたテキストデータを取得することと、
前記テキストデータに含まれる複数の形態素のそれぞれを、形態素解析に基づいた機能に分類することと、
前記テキストデータに含まれる前記複数の形態素の機能に基づいて、前記テキストデータを、1以上の形態素を含む文字区間に分割することと、
表示画面上に固定された画面領域の表示用データであって、前記分割した各々の文字区間に対応するテキストデータを入替え表示するための前記表示用データを生成することを含み、
前記文字区間を分割することは、
第1の文字区間に少なくとも第1の形態素が含まれる場合に、前記第1の形態素に後続する第2の形態素を区間分割についての処理対象に設定することと、
前記処理対象に設定された前記第2の形態素の機能が、形態素自体が自立した意味を表す自立語に分類可能な機能であるかを判断することと、
前記第2の形態素の機能が前記自立語に分類可能な機能である場合に、前記第1の文字区間の文字数が所定の下限値未満であるかを判断することと、
前記第1の文字区間の文字数が前記所定の下限値未満である場合に、前記第1の文字区間に前記第2の形態素を加えることと、
前記第2の形態素が加えられた前記第1の文字区間の文字数が、前記所定の下限値より大きい所定の上限値を超えたかを判断することと、
前記第1の文字区間の文字数が前記所定の上限値を超えた場合に、前記第1の文字区間を2つの文字区間に分割することと、
をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム。 - 前記機能は、品詞の種類、接尾辞、及び特殊文字のうちの少なくとも1つに基づいて形態素を分類可能な機能を含む、請求項1記載のコンピュータプログラム。
- 前記自立語に分類可能な機能は、名詞、代名詞、動詞、形容詞、形容動詞、連体詞、副詞、接続詞、及び感動詞のうちの少なくとも1つに分類可能な機能を含む、請求項1又は2記載のコンピュータプログラム。
- 現在表示されている文字区間から所定区間遡った文字区間に対応するテキストデータを表示するための操作用画像を表示するための表示用データを生成することを更に含む、請求項1乃至3のうち何れか1項記載のコンピュータプログラム。
- 前記分割した各々の文字区間に対応するテキストデータの入替え時間を早くするための操作用画像を表示するための表示用データを生成することを更に含む、請求項1乃至4のうち何れか1項記載のコンピュータプログラム。
- 前記分割した各々の文字区間に対応するテキストデータの入替え時間を遅くするための操作用画像を表示するための表示用データを生成することを更に含む、請求項1乃至5のうち何れか1項記載のコンピュータプログラム。
- 現在表示されている文字区間の位置の説明用画像を表示するための表示用データを生成することを更に含む、請求項1乃至6のうち何れか1項記載のコンピュータプログラム。
- 現在表示されている文字区間に対応するテキストデータに関連する広告情報を更に表示することを更に含む、請求項1乃至7のうち何れか1項記載のコンピュータプログラム。
- 前記取得したテキストデータ全体を表示する画面領域のうち、現在表示されている文字区間に対応する画面領域を指示するための表示制御を行うことを更に含む、請求項1乃至8のうち何れか1項記載のコンピュータプログラム。
- 複数の形態素が含まれたテキストデータを取得する取得部と、
前記テキストデータに含まれる複数の形態素のそれぞれを、形態素解析に基づいた機能に分類する形態素解析部と、
前記テキストデータに含まれる前記複数の形態素の機能に基づいて、前記テキストデータを、1以上の形態素を含む文字区間に分割する分割部と、
表示画面上に固定された画面領域の表示用データであって、前記分割した各々の文字区間に対応するテキストデータを入替え表示するための前記表示用データを生成する生成部と、を備え、
前記分割部は、
第1の文字区間に少なくとも第1の形態素が含まれる場合に、前記第1の形態素に後続する第2の形態素を区間分割についての処理対象に設定し、
前記処理対象に設定された前記第2の形態素の機能が、形態素自体が自立した意味を表す自立語に分類可能な機能であるかを判断し、
前記第2の形態素の機能が前記自立語に分類可能な機能である場合に、前記第1の文字区間の文字数が所定の下限値未満であるかを判断し、
前記第1の文字区間の文字数が前記所定の下限値未満である場合に、前記第1の文字区間に前記第2の形態素を加え、
前記第2の形態素が加えられた前記第1の文字区間の文字数が、前記所定の下限値より大きい所定の上限値を超えたかを判断し、
前記第1の文字区間の文字数が前記所定の上限値を超えた場合に、前記第1の文字区間を2つの文字区間に分割するテキストデータ表示処理システム。
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