JP7110742B2 - 書籍検索インタフェース装置、書籍検索方法、およびプログラム - Google Patents

書籍検索インタフェース装置、書籍検索方法、およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、例えば構音障害の幼児や児童の発音の訓練に用いる絵本や児童書などの書籍を検索する技術に関する。
絵本や児童書などの書籍を検索する技術としては特許文献1がある。特許文献1には、クエリとなる書籍と表紙が類似している書籍を検索する技術が開示されている。特許文献1の技術によれば、対象となる幼児が好む絵の絵本を検索することができる。これにより、対象となる幼児は、興味のある絵の絵本を積極的に読むようになり、その結果として、単語や文章を読めるようになる。すなわち、発音できるようになり、意味を理解することができるようになる。
特開2017-129901号公報
構音障害を持つ幼児や児童(以下、「構音障害児」とよぶ)もいる。構音障害とは、言語に用いられる音(言語音)を正しく発音できない症状である。なお、「構音」とは医学的用語であり、言語学や音声学で用いられる「調音」と同義であるので、以降の記載においては「調音」との文言も用いる。「構音」及び「調音」とは、さまざまな言語音を発音するために声道を調整することである。
構音障害児の発音の訓練を行う際に、絵本を用いることがある。具体的には、対象となる構音障害児がうまく発音できない要素・発音が苦手な要素が多く出現する絵本を言語聴覚士などが選択し、選択した絵本を対象となる構音障害児の発音の訓練に用いる。言語聴覚士が選択した絵本を、対象となる構音障害児が発音しながら読むことで、苦手な要素の発音の訓練をする。例えば、「し」の発音が苦手な構音障害児であれば、「し」が多く含まれる「ごんぎつね」(新美南吉 作)を使って訓練する。
しかし、発音が苦手な要素が多く含まれている絵本を探すためには、絵本の知識と構音障害に関する知識の双方が必要である。特許文献1の技術を用いれば対象となる構音障害児が好む絵の絵本を探すことはできるものの、対象となる構音障害児の訓練に用いる絵本を探すことはできないという課題がある。
本発明は構音障害児の訓練に用いる絵本や児童書などの書籍を効率よく探すための技術を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、この発明の一態様の書籍検索インタフェース装置は、設定された検索条件に従って所望の言語音が出現する書籍を検索するための検索条件を設定する書籍検索インタフェース装置であって、書籍検索画面に設置された、各言語音を表す仮名表記に一対一に対応する仮名表記ボタンの選択状態に従って、言語音に対する検索条件を設定する検索条件設定部を含み、書籍検索画面は、仮名表記ボタンを母音と子音とで分類した五十音ボタン群と、仮名表記ボタンを調音器官と調音方式とで分類した調音ボタン群と、の少なくとも何れかを含む。
本発明によれば、構音障害児の発音の訓練に用いる絵本や児童書などの書籍を効率よく探すことができる。
図1は、実施形態の書籍検索装置の機能構成を例示する図である。 図2は、実施形態の書籍検索方法の処理手続きを例示する図である。 図3は、書籍検索画面の表示例を示す図である。 図4は、書籍検索画面の五十音ボタン群の表示例を示す図である。 図5は、書籍検索画面の調音ボタン群の表示例を示す図である。 図6は、単音指定、複数指定、一括指定を説明するための図である。 図7は、ボタン群間の連動を説明するための図である。 図8は、重みの多段階設定を説明するための図である。 図9は、オプション領域の表示例1を示す図である。 図10は、オプション領域の表示例2を示す図である。 図11は、変形例の書籍検索インタフェース装置および検索装置の機能構成を例示する図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下では言語が日本語である場合について説明する。
[第1実施形態]
第1実施形態の書籍検索装置は、図1に例示する書籍検索装置1のように、例えば、処理部100、入力部200、および表示部300を有する。処理部100は、例えば、制御部110と検索条件設定部120と検索部130を備える。第1実施形態の書籍検索装置1は、表示部300に表示された検索条件を設定するための画面領域を利用者が見ながら入力部200を用いて検索条件を設定できるようにし、利用者によって設定された検索条件に従って絵本や児童書などの書籍を検索して検索結果を得て、表示部300に検索結果を表示することで、利用者が検索結果を把握できるようにするものである。
処理部100は、例えば、CPU(central processing unit)等のプロセッサ(ハードウェア・プロセッサ)およびRAM(random-access memory),ROM(read-only memory),ハードディスク等の記憶装置等を備える汎用または専用のコンピュータが所定のプログラムを実行することで構成される。このコンピュータは1個のプロセッサやメモリを備えていてもよいし、複数個のプロセッサやメモリを備えていてもよい。このプログラムはコンピュータにインストールされてもよいし、予めROM等に記録されていてもよい。また、CPUのようにプログラムが読み込まれることで機能構成を実現する電子回路(circuitry)ではなく、プログラムを用いることなく処理機能を実現する電子回路を用いて一部またはすべての処理部が構成されてもよい。1個の装置を構成する電子回路が複数のCPUを含んでいてもよい。入力部200は利用者による情報入力を受け付けるユーザインタフェースであり、表示部300は利用者に対する情報表示を行うユーザインタフェースである。入力部200の例は、マウス、タッチセンサ、タッチパッド、キーボードなどである。表示部300の例は液晶ディスプレイ、投影装置などである。書籍検索装置1の例は、マウスと液晶ディスプレイなどを備えたデスクトップ型パーソナルコンピュータ(PC)、タッチパッドと液晶ディスプレイなどを備えたノート型PC、タッチスクリーン(タッチセンサと液晶ディスプレイとを1つのハードウェアで実装したもの)を備えたタブレット型PC、スマートフォン、などであるが、専用端末装置等であってもよい。
以下、本実施形態の書籍検索装置1の動作について説明する。
書籍検索装置1は、利用者による起動操作を契機に動作を開始する。起動操作とは、例えば、書籍検索装置1が専用端末装置である場合には電源ボタンが押下される操作などであり、書籍検索装置1がPCである場合にはプログラムアイコンが押下される操作やURLが指定される操作などである。書籍検索装置1は、起動操作を契機にまず下記のステップS1の動作を行い、以降、ステップS5までの動作をする(図2参照)。
<<書籍検索画面の表示(ステップS1)>>
書籍検索装置1は、動作を開始すると、まず制御部110が図3に例示する書籍検索画面を表示部300に表示させる制御を行い、その制御に従って表示部300は書籍検索画面を表示する。以下、書籍検索画面について説明する。
<書籍検索画面>
書籍検索画面は、図3に示すように、検索条件設定領域301と検索結果表示領域304を少なくとも含む。検索条件設定領域301は、検索条件を設定するための画面領域であり、例えば、図3において実線で囲んだ領域である。検索結果表示領域304は、検索結果を提示するための画面領域であり、例えば図3において破線で囲んだ領域である。
また、書籍検索画面は、図3において点線で囲んだように、設定した検索条件での検索の実行を指示するためのボタン305(以下、「検索ボタン」という)を備え、さらに、過去に設定した検索条件での検索の実行を指示するためのボタン306(以下、「過去条件検索ボタン」という)を備えていてもよい。ただし、例えば、マウスの右クリックやキーボードのリターンキーの押下などに検索ボタンの機能を割り当てるなどにより、書籍検索装置1の表示部300以外に検索ボタンを備えるようにし、書籍検索画面には検索ボタンを備えないようにしてもよい。
<検索条件設定領域>
検索条件設定領域301は、図3に示すように、五十音ボタン群302と調音ボタン群303の少なくとも何れかを備える。また、検索条件設定領域301は、1個以上のプリセットボタンを備えていてもよい。また、検索条件設定領域は、オプション領域、または、オプション領域を表示するためのボタンを備えていてもよい。
<五十音ボタン群>
五十音ボタン群302は、各言語音を表す仮名表記に一対一に対応するボタン(以下、「仮名表記ボタン」という)を母音と子音とで分類したボタン群であり、例えば、図3において一点鎖線で囲んだ領域にあるボタン群である。以降の説明のため、図3の五十音ボタン群302を図4に再掲する。
五十音は母音と子音の組み合わせに一対一に対応することから、五十音ボタン群302には、例えば図4において実線で囲んだように、複数の子音を横に並べて複数の母音を縦に並べた表に各言語音を表す仮名表記に一対一に対応する仮名表記ボタン3021を配置する。
構音障害児は、ある行やある段の全ての言語音の発音を苦手としている場合がある。そこで、各母音に対応する言語音全てを一括して選択できるように、五十音ボタン群302には、例えば図4において一点鎖線で囲んだように、各母音に一対一に対応するボタン3022(以下、「段ボタン」という)を備えてもよい。同様に、各子音に含まれる言語音全てを一括して選択できるように、五十音ボタン群302には、例えば図4において二点鎖線で囲んだように、各子音に一対一に対応するボタン3023(以下、「行ボタン」という)を備えてもよい。
なお、五十音ボタン群302には、全ての仮名表記ボタンを1つの表の中に配置してもよいが、表示部300の画面の大きさと画面の見易さなどを考慮して、2個以上の表の中に分けて配置して、例えば図4において破線で囲んだような、表を選択するためのボタン3024(以下、「タブボタン」という)を備えるようにしてもよい。例えば、清音・撥音の仮名表記ボタンを含む表と、濁音・半濁音の仮名表記ボタンを含む表と、拗音の仮名表記ボタンを含む表と、を用意しておき、何れの表を表示するかを「清音・撥音」タブボタンと「濁音・半濁音」タブボタンと「拗音」タブボタンの押下操作によって選択できるようにしてもよい。各表の中には段ボタンや行ボタンも配置してもよい。
なお、仮名表記ボタンに付す文字表記は、平仮名表記であっても片仮名表記であってもローマ字表記であってもこれらのうちの複数の表記の組み合わせであってもよい。ただし、絵本や児童書などの書籍を検索する目的からすると、仮名表記ボタンに付す文字表記は、少なくとも平仮名表記を含むことが望ましい。このことは、後述する調音ボタン群303についても同じである。
<調音ボタン群>
調音ボタン群303は、各言語音を表す仮名表記に一対一に対応する仮名表記ボタンを調音器官と調音方式で分類したボタン群であり、例えば、図3において二点鎖線で囲んだ領域にあるボタン群である。以降の説明のため、図3の調音ボタン群303を図5に再掲する。
調音器官とは、調音に用いられる声道の各部分のことであり、唇、歯茎舌先、軟口蓋奥舌、歯茎舌端、後部歯茎前舌、硬口蓋前舌、声門などのことである。調音方式とは、調音器官を用いて言語音を発声する方法のことであり、摩擦音、接近音、破擦音、破裂音、鼻音、弾音などの周知の名称が付されている。
構音障害は、各言語音を聞き分けられていないことにより生じる場合もあるが、発音が苦手なことによって生じることもある。各言語音を正しく発音できるかは、その言語音に対応する調音器官を正しく使えるか、及び、その言語音に対応する調音方式を正しく使えるか、に基づく。構音障害児の場合には、唇や舌先などの特定の調音器官を上手く使えない、摩擦音や破擦音などの特定の調音方式を上手く使えない、などが原因で、発音が苦手な場合がある。 そこで本発明では、構音障害児が苦手な調音器官や調音方式に基づく言語音の選択を容易にするために、各言語音を表す仮名表記に一対一に対応する仮名表記ボタンを調音器官と調音方式で分類した調音ボタン群303を用意している。
より具体的には、調音ボタン群303には、例えば図5において実線で囲んだように、複数の調音器官を横に並べて複数の調音方式を縦に並べた表に、各言語音を表す仮名表記に一対一に対応する仮名表記ボタン3031を配置する。また、各調音器官に含まれる言語音全てを一括して選択できるように、調音ボタン群303には、例えば図5において一点鎖線で囲んだように、各調音器官に一対一に対応するボタン3032(以下、「調音器官ボタン」という)を備えてもよい。同様に、調音ボタン群303には、例えば図5において二点鎖線で囲んだように、各調音方式に含まれる言語音全てを一括して選択できるように、各調音方式に一対一に対応するボタン3033(以下、「調音方式ボタン」という)を備えてもよい。
なお、調音ボタン群303は、調音器官の全てと調音方式の全ての組み合わせに対応する全ての仮名表記ボタンを1つの表の中に配置してもよいが、表示部300の画面の大きさと画面の見易さなどを考慮して、2個以上の表の中に分けて配置して、例えば図5において破線で囲んだような、表を選択するためのボタン3034(以下、「タブボタン」という)を備えるようにしてもよい。例えば、一部の調音器官(唇、歯茎舌先、軟口蓋奥舌)に対応する仮名表記ボタンを含む表と、残りの調音器官(歯茎舌端、後部歯茎前舌、硬口蓋前舌、声門)に対応する仮名表記ボタンを含む表と、を用意しておき、何れの表を表示するかを「唇・歯茎舌先・軟口蓋奥舌」タブボタンと「歯茎舌端・後部歯茎前舌・硬口蓋前舌・声門」タブボタンの押下操作によって選択できるようにしてもよい。各表の中には、調音器官ボタンや調音方式ボタンも配置してもよい。
なお、これらの調音器官と調音方式による分類は主に子音のためのものである。そこで、本発明の調音ボタン群では、「母音」は厳密にいえば調音方式ではないものの、調音方式側に「母音」との分類を設けて、母音のみの言語音の仮名表記ボタンについては、調音器官が「声門」であり、調音方式が「母音」であるとして分類するようにしている。
<<検索条件を設定する操作の受け付けと検索条件の表示(ステップS2)>>
書籍検索装置1は、次に、制御部110が、表示部300に表示した書籍検索画面の検索条件設定領域内の各ボタンに対する利用者による入力部200への押下操作を受け付けるように制御し、入力部200が受け付けた押下操作に対応する検索条件を設定するように検索条件設定部120に指示するとともに、その受け付けた押下操作と、その受け付けた押下操作に対応して検索条件設定部120が設定した検索条件と、に対応するように変更した書籍検索画面を表示部300に表示させる制御を行う。そして、検索条件設定部120は、制御部110からの指示に従って検索条件を設定し、表示部300は、制御部110からの指示に従って、変更後の書籍検索画面を表示する。以下、検索条件の設定とそれに伴う書籍検索画面の表示について説明する。
なお、以降では、表示部300に表示した書籍検索画面中のボタンに対する入力部200への押下操作を受け付けるように制御部110が制御したことを、便宜的に「ボタンが押下された場合」と呼ぶ。また、検索条件を設定するように制御部110が検索条件設定部120に指示し、検索条件設定部120は、制御部110からの指示に従って検索条件を設定することを、便宜的に「検索条件を設定する」と呼ぶ。また、入力部200が受け付けた押下操作と、その受け付けた押下操作に対応して検索条件設定部120が設定した検索条件と、に対応するように変更した書籍検索画面を表示部300に表示させるように制御部110が制御し、制御部110からの指示に従って変更した書籍検索画面を表示部300が表示することを、便宜的に「表示する」と呼ぶ。
<単音指定、複数指定、一括指定>
ある仮名表記ボタンが押下された場合には、その仮名表記の言語音を検索対象の音(以下、「検索対象音」という)として含む検索条件を設定するとともに、その仮名表記の言語音を検索対象音として含む検索条件を設定したことを視認可能なように仮名表記ボタン上に表示する。また、既に検索条件に検索対象音として含まれる言語音の仮名表記ボタンが押下された場合には、その仮名表記の言語音を検索対象音として含まないように検索条件を設定するとともに、その仮名表記の言語音を検索対象音として含まない検索条件を設定したことを仮名表記ボタン上に視認可能なように表示する。例えば、ある仮名表記の言語音が検索条件に検索対象音として含まれることを視認可能なようにするためには、その言語音の仮名表記ボタンの文字表記の背景を白色とし、ある仮名表記の言語音が検索条件に検索対象音として含まないことを視認可能なようにするためには、その言語音の仮名表記ボタンの文字表記の背景を白色以外の色とすればよい。
五十音ボタン群の各表において段ボタンが押下された場合には、各表におけるその段の母音に対応する全ての言語音を検索対象音として含む検索条件を設定するとともに、それらの言語音を検索対象音として含む検索条件を設定したことを視認可能なように仮名表記ボタン上に表示する。また、この場合には、段ボタンの押下によってその段の言語音が検索条件に検索対象音として含まれるようにされたことを段ボタン上に視認可能なように表示する。例えば、段ボタンの文字表記の背景を白色以外の色にする。また、段ボタンの押下によってその段の言語音が検索条件に検索対象音として含まれるように既にされている状態でその段ボタンが押下された場合には、その段の母音に対応する全ての言語音を検索対象音として含まない検索条件を設定するとともに、それらの言語音を検索対象音として含まない検索条件を設定したことを視認可能なように仮名表記ボタン上に表示する。また、この場合には、段ボタンの押下によってその段の言語音が検索条件に検索対象音として含まれないようにされたことを段ボタン上に視認可能なように表示する。
書籍検索装置1の各部は、五十音ボタン群の各表において行ボタンが押下された場合、調音ボタン群の各表において調音器官ボタンが押下された場合、調音ボタン群の各表において調音方式ボタンが押下された場合、についても、五十音ボタン群の各表において段ボタンが押下された場合と同様の動作をする。
図6は、五十音ボタン群において、仮名表記ボタン「た」と、仮名表記ボタン「の」と、段ボタン「う段」と、行ボタン「か行」とが押下された後に、仮名表記ボタン「ふ」が押下された場合の、書籍検索画面中の五十音ボタン群の表示の例である。この場合には、「た」と、「の」と、か行の全ての音である「か」「き」「く」「け」「こ」と、う段の「ふ」を除く全ての音である「う」「す」「つ」「ぬ」「む」「ゆ」「る」を含む検索条件が設定され、これらの言語音の仮名表記ボタンと段ボタン「う段」と行ボタン「か行」の文字表記の背景が白色以外の色とされている。
<ボタン群間での連動機能>
書籍検索画面の検索条件設定領域に五十音ボタン群と調音ボタン群の両方を備える場合には、ある仮名表記ボタンが一方のボタン群で押下された場合には、その仮名表記ボタン上だけではなく、もう一方のボタン群にあるその仮名表記の仮名表記ボタン上でも、その仮名表記の言語音を検索対象音として含む検索条件を設定したことを視認可能なように表示するとよい。すなわち、ある仮名表記ボタンが押下された場合には、五十音ボタン群と調音ボタン群の両方において、その仮名表記の言語音を検索対象音として含む検索条件を設定したことを仮名表記ボタン上に表示するとよい。
書籍検索画面の検索条件設定領域に五十音ボタン群と調音ボタン群の両方を備える場合には、また、五十音ボタン群の各表において行ボタンが押下された場合、五十音ボタン群の各表において段ボタンが押下された場合、調音ボタン群の各表において調音器官ボタンが押下された場合、調音ボタン群の各表において調音方式ボタンが押下された場合、については、押下されたボタンに対応する全ての言語音について、もう一方のボタン群にあるそれぞれの仮名表記の仮名表記ボタン上でも、その仮名表記の言語音を検索対象音として含む検索条件を設定したことを視認可能なように表示するとよい。
図7は、五十音ボタン群中の段ボタン「い段」が押下された場合の書籍検索画面中の五十音ボタン群と調音ボタン群の表示の例である。この場合には、押下された段ボタン「い段」の全ての音である「い」「き」「し」「ち」「に」「ひ」「み」「り」を含む検索条件が設定され、五十音ボタン群中のこれらの言語音の仮名表記ボタンと、五十音ボタン群中の段ボタン「い段」と、調音ボタン群のうちの現在表示されている表である「唇・歯茎舌先・軟口蓋奥舌」の表に含まれる「き」「に」「み」「り」と、の文字表記の背景が白色以外の色とされている。図示しないが、調音ボタン群のうちの「歯茎舌端・後部歯茎前舌・硬口蓋前舌・声門」の表が表示されている場合であれば、調音ボタン群については「い」「し」「ち」「ひ」の文字表記の背景が白色以外の色とされる。
各言語音がどの調音器官を用いてどの調音方式を用いて発音されるものであるかは、一部の専門家しか記憶していないと想定され、ほとんどの人は教科書等でわざわざ確認する必要があると想定される。一方で、五十音ボタン群で採用した表は、広く知られている五十音表そのものに対応するため、誰でも直感的に扱うことができる。そこで、本発明では、本機能を実装することにより、構音障害児が苦手な言語音について、母音と子音の組み合わせにおける位置と調音器官と調音方式の組み合わせにおける位置とを容易に相互参照することを可能としている。
<重みの多段階設定>
これまでの説明では、それぞれの仮名表記の言語音について、その言語音を検索対象音として含む検索条件を設定するか、その言語音を検索対象音として含まない検索条件を設定するか、の二通りである例を説明した。これに対し、それぞれの仮名表記の言語音について、その言語音を検索対象音として含む検索条件を設定する場合に、その言語音の検索時の重み値を大とするか小とするかも含む検索条件を設定できるようにしてもよく、例えば、以下のようにすればよい。
ある仮名表記ボタンが押下された場合には、その仮名表記の言語音を重み値が小である検索対象音として含む検索条件を設定するとともに、その仮名表記の言語音を重み値が小である検索対象音として含む検索条件を設定したことを視認可能なように仮名表記ボタン上に表示する。例えば、その言語音の仮名表記ボタンの文字表記の背景を淡色にする。
また、重み値が小である検索対象音として既に検索条件に含まれる言語音の仮名表記ボタンが押下された場合には、その仮名表記の言語音を重み値が大である検索対象音として含む検索条件を設定するとともに、その仮名表記の言語音を重み値が大である検索対象音として含む検索条件を設定したことを視認可能なように仮名表記ボタン上に表示する。例えば、その言語音の仮名表記ボタンの文字表記の背景を濃色にする。
また、重み値が大である検索対象音として既に検索条件に含まれる言語音の仮名表記ボタンが押下された場合には、その仮名表記の言語音を検索対象音として含まないように検索条件を設定するとともに、その仮名表記の言語音を検索対象音として含まない検索条件を設定したことを仮名表記ボタン上に視認可能なように表示する。例えば、その言語音の仮名表記ボタンの文字表記の背景を白色にする。
なお、五十音ボタン群の各表において行ボタンが押下された場合、五十音ボタン群の各表において段ボタンが押下された場合、調音ボタン群の各表において調音器官ボタンが押下された場合、調音ボタン群の各表において調音方式ボタンが押下された場合、についても、同様の動作をすればよい。
実際に、「い段」の発音が苦手で、「い」「き」「し」「ち」「り」の発音が特に苦手な構音障害児がいる。この構音障害児用の発音の訓練に用いる絵本や児童書などの書籍を検索するのであれば、「い段」の言語音を多く含み、かつ、「い」「き」「し」「ち」「り」を特に多く含む、絵本や児童書などの書籍を検索するとよい。このような場合には、まず、行ボタン「い段」を押下して、更に、「い」「き」「し」「ち」「り」のボタンを押下することにより、「い段」の言語音を全て検索対象音として含み、かつ、「い」「き」「し」「ち」「り」については大きな重みで検索対象音として含む検索条件を設定すればよい。この場合は、「い段」の言語音のうちの「い」「き」「し」「ち」「り」以外(すなわち、「に」「ひ」「み」)については、重み値が小である検索対象音として含む検索条件が設定される。図8は、この場合の書籍検索画面の中の五十音ボタン群と調音ボタン群の表示の例であり、「い段」のうちの「い」「き」「し」「ち」「り」については、重み値が大である検索対象音として含む検索条件が設定されたことが視認可能なように文字表記の背景が濃色とされており、「い段」のうちのその他の言語音である「に」「ひ」「み」については、重み値が小である検索対象音として含む検索条件が設定されたことが視認可能なように文字表記の背景が淡色とされている。
なお、各言語音の検索時の重み値を大、中、小の3段階や4段階以上に設定できるようにしてもよい。例えば、検索時の重み値を大、中、小の3段階とする場合であれば、ボタンが押下されるたびに、重み値が小である検索対象音として含む検索条件を設定する、重み値が中である検索対象音として含む検索条件を設定する、重み値が大である検索対象音として含む検索条件を設定する、検索対象音として含まない検索条件を設定する、重み値が小である検索対象音として含む検索条件を設定する、・・・・と動作するようにすればよい。また、この場合は、上述した淡色と濃色の間の中間的な濃さの色である中間色も用いて、ボタンが押下されるたびに、ボタンの文字表記の背景を、重み値が小の段階である検索対象音として含む検索条件が設定されたことを表す淡色、重み値が中の段階である検索対象音として含む検索条件が設定されたことを表す中間色、重み値が大の段階である検索対象音として含む検索条件が設定されたことを表す濃色、検索対象音として含まない検索条件が設定されたことを表す白色、・・・、とすればよい。
<プリセット>
プリセットボタンは、予め定めた検索条件に一対一に対応するボタンである。プリセットボタンは、例えば、図3において実線で囲んだ検索条件設定領域301内の、五十音ボタン群302がある領域(一点鎖線で囲んだ領域)とも調音ボタン群303がある領域(二点鎖線で囲んだ領域)とも異なる領域に配置しておけばよい。
予め定めた検索条件とは、予め定めた複数個の言語音を検索対象の音として含む検索条件であり、それぞれの言語音についての検索時の重み値も含む検索条件であってもよい。予め定めた検索条件は、1個であってもよいし複数個であってもよく、例えば、図6から図8の例のそれぞれについて上述した検索条件とすればよい。書籍検索装置1は、複数個の言語音を検索対象の音として含む検索条件それぞれをプリセットボタンと対応付けて図示しない記憶部に記憶しておき、プリセットボタンが押下された場合には、押下されたプリセットボタンに対応する検索条件を設定するとともに、設定した検索条件に対応する書籍検索画面を表示する。
例えば、書籍検索画面には、図6の検索条件に対応するプリセットボタン1と、図8の検索条件に対応するプリセットボタン2と、の2個プリセットボタンを備えておいてもよい。この場合には、プリセットボタン1が押下された場合には図6について上述した検索条件が設定されるとともに、設定された検索条件に対応する表示として図6のように文字表記の背景の色が設定され、プリセットボタン2が押下された場合には図8について上述した検索条件が設定されるとともに、設定された検索条件に対応する表示として図8のように文字表記の背景の色が設定されるようにすればよい。
<<検索ボタンの押下操作の受け付け(ステップS3)>>
書籍検索装置1は、ステップS2と並行して、制御部110が、検索ボタンに対する利用者による入力部200への押下操作を受け付けられるように制御し、入力部200が検索ボタンに対する押下操作を受け付けたのを契機に、その時点で検索条件設定部120が設定済みの検索条件を検索部130に入力するとともに、入力された検索条件での検索の実行を検索部130に指示する。
また、書籍検索装置1が過去条件検索ボタンも備える場合には、制御部110が、入力部200が検索ボタンに対する押下操作を受け付けたのを契機に、検索条件設定部120内の図示しない記憶部に記憶されているn個前(nは1以上の整数)の検索条件をn+1個前の検索条件とするとともに、その時点で検索条件設定部120が設定済みの検索条件を1個前の検索条件として記憶部に記憶する。
<<過去条件検索ボタンの押下操作の受け付け(ステップS3a)>>
書籍検索装置1が過去条件検索ボタンも備える場合には、上述したステップS2及びステップS3と並行して、制御部110が、過去条件検索ボタンに対する利用者による入力部200への押下操作を受け付けられるように制御し、入力部200が過去条件検索ボタンに対する押下操作を受け付けたのを契機に、検索条件設定部120内の図示しない記憶部に記憶されている過去の検索条件を検索部130に入力するとともに、入力された検索条件での検索の実行を検索部130に指示する。
例えば、書籍検索装置1が過去条件検索ボタンとして1個のボタンのみを備える場合には、過去条件検索ボタンへの押下操作が受け付けられるたびに、1回前の検索条件を検索部130に入力する、2回前の検索条件を検索部130に入力する、・・・というようにし、入力された検索条件での検索の実行を検索部130に指示すればよい。すなわち、過去条件検索ボタンに対する押下操作の回数に対応する過去の検索条件での検索の実行を検索部130に指示すればよい。
また、例えば、書籍検索装置1が過去条件検索ボタンとして、1個前からN個前(Nは2以上の整数)のそれぞれの検索条件で検索するためのボタン(N個の過去条件検索ボタン)を備える場合には、押下操作が受け付けられた過去条件検索ボタンに対応する回数だけ過去の検索条件を検索部130に入力するとともに、入力された検索条件での検索の実行を検索部130に指示すればよい。すなわち、押下された過去条件検索ボタンに対応する過去の検索条件での検索の実行を検索部130に指示すればよい。
また、例えば、書籍検索装置1が過去条件検索ボタンとして、「undoボタン」「redoボタン」の2つを備える場合には、undoボタンへの押下操作が受け付けられたら、押下操作が受け付けられる直前の検索条件の1個前の検索条件を検索部130に入力し、redoボタンへの押下操作が受け付けられたら、押下操作が受け付けられる直前の検索条件の1個後の検索条件を検索部130に入力するようにし、入力された検索条件での検索の実行を検索部130に指示すればよい。すなわち、押下された過去条件検索ボタンに対応する過去の検索条件での検索の実行を検索部130に指示すればよい。
<<検索の実行(ステップS4)>>
検索部130は、制御部110からの検索の実行を指示された際には、入力された検索条件での書籍の検索を実行し、検索結果を制御部110に送る。
検索部130は、公知の検索技術を用いて、入力された検索条件に対応する書籍の情報を検索結果として得ればよい。例えば、検索部130には、特開2014-235723号公報又は特開2016-148927号公報に記載された情報提示装置を用いればよい。検索結果として得る書籍の情報は、例えば、絵本や児童書などの書籍の書誌情報、表紙、検索条件への適合度合いを表す数値、などとすればよい。
なお、入力された検索条件が過去の検索条件と同じ場合には、入力された検索条件での書籍の検索を実行することに代えて、検索部130内の図示しない記憶部に記憶された過去の検索結果を読み出して制御部110に送ってもよい。
<<検索結果の表示(ステップS5)>>
制御部110は、検索部130から検索結果が入力されたのを契機に、書籍検索画面の検索結果表示領域に検索部130から入力された書籍の情報を含むように変更した書籍検索画面を表示部300に表示させる制御を行う。そして、表示部300は、制御部110からの指示に従って、変更後の書籍検索画面を表示する。すなわち、表示部300には、設定された検索条件に対応する書籍の情報として、絵本や児童書などの書籍の書誌情報、表紙、検索条件への適合度合いを表す数値、などが表示される。
[第2実施形態]
第1実施形態の検索条件は、ある言語音を検索対象音として含むか否か、及び、検索対象音として含む言語音の重み値であったが、これらに加えて、検索対象音として含む言語音が絵本や児童書などの書籍中にどのように出現するか、も検索条件に含めてもよい。この形態を第2実施形態として説明する。
第2実施形態の書籍検索装置も、第1実施形態の書籍検索装置と同様に、図1に例示する書籍検索装置1のように、例えば、処理部100、入力部200、および表示部300を有する。処理部100は、例えば、制御部110、検索条件設定部120、および検索部130を備える。第2実施形態の書籍検索装置1も、第1実施形態の書籍検索装置1と同様に、利用者が、表示部300に表示された検索条件を設定するための画面領域を見ながら、入力部200を用いて検索条件を設定できるようにし、利用者によって設定された検索条件に従って書籍を検索して検索結果を得て、表示部300の検索結果を提示するための画面領域に検索結果を表示することで、利用者が検索結果を把握できるようにするものである。第2実施形態の書籍検索装置1が第1実施形態の書籍検索装置1と異なる点は、第1実施形態で説明したボタン(五十音ボタン群に含まれるボタン、調音ボタン群に含まれるボタン、プリセットボタン)による検索対象音の設定に加えて、検索対象音として設定した言語音が、書籍中にどのように出現するか、も検索条件に含められるようにしたことであるので、以下では第1実施形態と異なる点についてのみ説明する。
<検索条件設定領域>
書籍検索画面の検索条件設定領域は、五十音ボタン群と調音ボタン群の少なくとも何れかに加えて、オプション領域、または、オプション領域を表示するためのボタン(以下、「オプション領域表示ボタン」という)を備える。オプション領域またはオプション領域表示ボタンは、図3において実線で囲んだ検索条件設定領域301内の、五十音ボタン群302がある領域(一点鎖線で囲んだ領域)とも調音ボタン群303がある領域(二点鎖線で囲んだ領域)とも異なる領域に配置する。オプション領域表示ボタンは、例えば、図3において実線で囲んだ検索条件設定領域301内の左下部分にある「オプション」と表記されたボタン307である。検索条件設定領域内にオプション領域表示ボタンを配置した場合には、オプション領域表示ボタンが押下された場合にオプション領域を表示する。
<オプション指定>
オプション領域には、第1実施形態で説明したボタン(五十音ボタン群に含まれるボタン、調音ボタン群に含まれるボタン、プリセットボタン)により検索対象音として設定した言語音が、書籍中にどのように出現するか、を指定するためのボタン(以下、「オプションボタン」という)とスライドバー(以下、「オプションバー」という)の少なくとも何れかを含む。図9は、オプション領域の例である。図9に示すように、オプション領域は、例えば、文字種ボタン群に分類される複数個の文字種ボタン3071、単語内での出現場所のボタン群に分類される複数個の各単語内出現場所ボタン3072、文中での出現場所のボタン群に分類される複数個の各文中出現場所ボタン3073、品詞ボタン群に分類される複数個の品詞ボタン3074、出現回数のオプションバー3075、モーラ数のオプションバー3076、親密度のオプションバー3077、獲得齢(age of acquisition)のオプションバー3078、文字バリエーション数のオプションバー3079、の少なくとも何れかを備える。
[文字種ボタン群]
文字種ボタン群(以下、「文字種設定部」ともいう)は、検索対象音として設定した言語音が書籍中に何れの文字種で表記されて出現するか、を指定するためのボタンを含むボタン群であり、例えば、図9に示すように、平仮名(ひらがな)、片仮名(カタカナ)、漢字、漢字ルビ付き、のそれぞれに一対一に対応するボタン(文字種ボタン)を含む。
例えば、初期状態では全ての文字種が選択された状態にしておき、ある文字種ボタンが押下された場合には、その文字種の表記の言語音を検索対象音として含まないように検索条件を設定するとともに、その文字種の表記の言語音を検索対象音として含まない検索条件を設定したことを文字種ボタン上に視認可能なように表示すればよい。逆に、初期状態では全ての文字種が選択されていない状態としておき、ある文字種ボタンが押下された場合には、その文字種の表記の言語音を検索対象音として含むように検索条件を設定するとともに、その文字種の表記の言語音を検索対象音として含む検索条件を設定したことを文字種ボタン上に視認可能なように表示してもよい。
絵本や児童書などの書籍を音読することにより発音の訓練を行う構音障害児は比較的高年齢であり、書籍の文章に含まれる各種文字を黙読して内容を理解することは可能なことが多い。しかし、書籍の文章を音読することによる発音の訓練は、発音するということに大きな注意を要するため、黙読ならば読める文字を音読できないこともある。そこで、このボタン群を備えるようにすることで、例えば、比較的難しい「漢字」文字種を除いた表記がなされた絵本や児童書などの書籍を探すなどの、訓練当初に簡単な難度を設定したり、訓練が進んだ段階で高い難度を設定したりするなどの適度な難度設定をした上で絵本や児童書などの書籍を探すことが可能となる。
[単語内での出現場所のボタン群]
単語内での出現場所のボタン群(以下、「単語内出現場所設定部」ともいう)は、検索対象音として設定した言語音が書籍中の単語内で何れの場所に出現するか、を指定するためのボタンを含むボタン群であり、例えば、図9に示すように、語頭、語中、語尾、のそれぞれに一対一に対応するボタン(単語内出現場所ボタン)を含む。初期状態、検索条件の設定、設定された検索条件を視認可能とする表示、については、文字種ボタン群と同様である。
構音障害児は、発音が苦手な音であっても、単語内の前半に出てくるほど注意して発音するため、うまく発音できる場合がある。逆にいうと、構音障害児は、語尾に出てくる音の発音はなかなか改善しないことになる。そこで、このボタン群を備えるようにすることで、苦手な言語音が単語内のどこに存在するかを指定可能とし、より訓練効果が高い絵本や児童書などの書籍を探すことが可能となる。
[文中での出現場所のボタン群]
文中での出現場所のボタン群(以下、「文中出現場所設定部」ともいう)は、検索対象音として設定した言語音が書籍中の文中で何れの場所に出現するか、を指定するためのボタンを含むボタン群であり、例えば、図9に示すように、文頭、文中、文末、のそれぞれに一対一に対応するボタン(文中出現場所ボタン)を含む。初期状態、検索条件の設定、設定された検索条件を視認可能とする表示、については、文字種ボタン群と同様である。
文中での出現場所についても単語内での出現場所と同様であり、構音障害児は、発音が苦手な音であっても、文中の前半に出てくるほど注意して発音するため、うまく発音できる場合がある。逆にいうと、構音障害児は、文末に出てくる音の発音はなかなか改善しないことになる。そこで、このボタン群を備えるようにすることで、苦手な言語音が文中のどこに存在するかを指定可能とし、より訓練効果が高い絵本や児童書などの書籍を探すことが可能となる。
[品詞ボタン群]
品詞ボタン群(以下、「品詞設定部」ともいう)は、検索対象音として設定した言語音が書籍中に何れの品詞で出現するか、を指定するためのボタンを含むボタン群であり、例えば、図9に示すように、名詞、動詞、形容詞、形容動詞、連体詞、副詞、接続詞、感動詞、助動詞、助詞、のそれぞれに一対一に対応するボタン(品詞ボタン)を含む。初期状態、検索条件の設定、設定された検索条件を視認可能とする表示、については、文字種ボタン群と同様である。
自立語であるか否か、主語や述語などの文中の重要な構成要素であるか否か、などによって、構音障害児が注意して発音するか否か、すなわち、構音障害児がうまく発音できるか否か、が異なる可能性がある。そこで、このボタン群を備えるようにすることで、より訓練効果が高い絵本や児童書などの書籍を探すことが可能となることが期待される。
[出現回数のオプションバー]
出現回数のオプションバー(以下、「出現回数設定部」ともいう)は、検索対象音として設定した言語音の書籍中での出現回数を指定するためのものであり、例えば、図9や図10に示すように、最小値と最大値を指定できるようにしたスライダーバーである。
例えば、初期状態では全ての出現回数が選択された状態にしておき、例えば図10に示すように、最小値と最大値が設定された場合には、検索対象音として設定した言語音の書籍中での出現回数が設定した最小値と設定した最大値の範囲内となる検索条件を設定するとともに、設定した出現回数が視認可能なように表示すればよい。より具体的には、例えば、図9に示すように初期状態では全ての出現回数(1から∞まで)が選択された状態にしておき、図10に示すように、最小値5と最大値38が設定された場合には、検索対象音として設定した言語音の書籍中での出現回数を5回以上38回以下とする検索条件を設定するとともに、5回から38回を設定したことが視認可能なように表示すればよい。
検索対象音として設定した言語音が訓練に用いる書籍中で出現する回数が少ないと、発音する回数が少なくなるので訓練の効果が高くない可能性がある。しかし一方で、検索対象音として設定した言語音の訓練に用いる書籍中での出現回数が多過ぎると、同じ単語が頻出することなどにより、訓練対象の構音障害児の飽きに繋がり、訓練の効果を高められない可能性も有り得る。そこで、このオプションバーを備えるようにすることで、より訓練効果が高い絵本や児童書などの書籍を探すことが可能となることが期待される。
[モーラ数のオプションバー]
モーラ数のオプションバー(以下、「モーラ数設定部」ともいう)は、検索対象音として設定した言語音が含まれる書籍中の単語のモーラ数を指定するためのものであり、例えば、図9や図10に示すように、最小値と最大値を指定できるようにしたスライダーバーである。
一般に、モーラ数が多い単語ほど、発音の難易度が高い。したがって、モーラ数を小さな値の範囲内に設定すれば訓練の難易度を低く設定することができ、モーラ数を大きな値の範囲内に設定すれば訓練の難易度を高く設定することができる。そこで、このオプションバーを備えるようにすることで、訓練の難易度を容易に設定することを可能としている。初期状態、検索条件の設定、設定された検索条件を視認可能とする表示、については、出現回数のオプションバーと同様である。
[親密度のオプションバー]
親密度のオプションバー(以下、「親密度設定部」ともいう)は、検索対象音として設定した言語音が含まれる書籍中の単語の親密度を指定するものであり、例えば、図9や図10に示すように、最小値と最大値を指定できるようにしたスライダーバーである。
親密度が高い単語は、日常よく用いられる単語である。すなわち、構音障害児にとっては、発音が苦手な音であっても、親密度が高い単語に現れるほど発音は容易であると考えられる。したがって、親密度を小さな値の範囲内に設定すれば訓練の難易度を低く設定することができ、親密度を大きな値の範囲内に設定すれば訓練の難易度を高く設定することができる。そこで、このオプションバーを備えるようにすることで、訓練の難易度を容易に設定することを可能としている。初期状態、検索条件の設定、設定された検索条件を視認可能とする表示、については、出現回数のオプションバーと同様である。
[獲得齢(age of acquisition)のオプションバー]
獲得齢(age of acquisition)のオプションバー(以下、「獲得齢設定部」ともいう)は、検索対象音として設定した言語音が含まれる書籍中の単語の獲得齢(age of acquisition)を指定するものであり、例えば、図9や図10に示すように、獲得月齢の最小値と最大値を指定できるようにしたスライダーバーである。獲得月齢に代えて、例えば、獲得年齢を用いてもよい。
獲得齢が小さな値である単語は、平均的に早く覚えられた単語である。すなわち、構音障害児にとっては、発音が苦手な音であっても、獲得齢が小さな値である単語ほど、発音は容易であると考えられる。したがって、獲得齢を小さな値の範囲内に設定すれば訓練の難易度を低く設定することができ、獲得齢を大きな値の範囲内に設定すれば訓練の難易度を高く設定することができる。そこで、このオプションバーを備えるようにすることで、訓練の難易度を容易に設定することを可能としている。初期状態、検索条件の設定、設定された検索条件を視認可能とする表示、については、出現回数のオプションバーと同様である。
[文字バリエーション数のオプションバー]
文字バリエーション数のオプションバー(以下、「文字バリエーション数設定部」ともいう)は、検索対象音として設定した言語音が含まれる書籍中での単語の種類数を指定するものであり、例えば、図9や図10に示すように、最小値と最大値を指定できるようにしたスライダーバーである。
検索対象音として設定した言語音が含まれる単語の、訓練に用いる書籍中での種類数が少ないと、その少数の単語についてのみしか検索対象音として設定した言語音の発音をできるようにならない可能性がある。一方、検索対象音として設定した言語音が含まれる単語の、訓練に用いる書籍中での種類数が多いと、訓練の難易度が高くなりすぎ、構音障害児が耐えられない過負荷となってしまう可能性がある。そこで、このオプションバーを備えるようにすることで、訓練の効果と難易度のバランスを考慮した設定を可能としている。初期状態、検索条件の設定、設定された検索条件を視認可能とする表示、については、出現回数のオプションバーと同様である。
[オプショングラフ描画部]
なお、オプション領域には、上述したオプションバーの少なくとも何れかに代えて、二次元平面上での線を指定できるグラフ描画部(以下、「オプショングラフ描画部」という)を備えていてもよい。
例えば、出現回数のオプショングラフ描画部であれば、横軸を出現回数とし、縦軸を各出現回数に対する重み値とした二次元グラフを配置しておき、利用者がマウスやタッチパネルなどの入力部200を用いて二次元グラフ上に線を描画できるようにすればよい。そして、制御部110が、二次元グラフ上に入力部200により入力された線を検知し、その線に対応する出現回数と重み値との組を検索条件に含めるようにすればよい。
[検索ボタンの配置]
本実施形態の書籍検索装置では、オプション領域でオプションボタンとオプションバーとオプショングラフ描画部の少なくとも何れによる指定後に書籍を検索することになる。そこで、図9や図10に図示したように、検索ボタン305をオプション領域内に備えるようにしてもよい。なお、検索ボタンをオプション領域内に備えるようにした場合には、オプション領域外には検索ボタンを備えないようにしてもよい。過去条件検索ボタンについても同様である。
[その他の変形例等]
なお、本発明は上述の実施形態に限定されるものではない。例えば、上述の実施形態は言語が日本語である場合について説明したが、文字を用いた表記と発音内容が対応する言語であれば他の言語でも適用可能である。また例えば、処理部100の機能やデータが複数の装置に分散配置され、これらの装置がインターネット等を通じて互いに情報の受け渡しを行って上述の各処理が実行されてもよい。より具体的には、図11に示すように、検索部130は検索装置3内に配置し、検索部130を含まない処理部100と入力部200と表示部300とを含む構成の本発明の書籍検索インタフェース装置2を、検索装置3とネットワーク4を介して接続するようにしてもよい。
上述の構成をコンピュータによって実現する場合、装置が有すべき機能の処理内容はプログラムによって記述される。このプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。この処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体の例は、非一時的な(non-transitory)記録媒体である。このような記録媒体の例は、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリ等である。
このプログラムの流通は、例えば、そのプログラムを記録したDVD、CD-ROM等の可搬型記録媒体を販売、譲渡、貸与等することによって行う。さらに、このプログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することにより、このプログラムを流通させる構成としてもよい。
このようなプログラムを実行するコンピュータは、例えば、まず、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、一旦、自己の記憶装置に格納する。処理の実行時、このコンピュータは、自己の記憶装置に格納されたプログラムを読み取り、読み取ったプログラムに従った処理を実行する。このプログラムの別の実行形態として、コンピュータが可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することとしてもよく、さらに、このコンピュータにサーバコンピュータからプログラムが転送されるたびに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することとしてもよい。サーバコンピュータから、このコンピュータへのプログラムの転送は行わず、その実行指示と結果取得のみによって処理機能を実現する、いわゆるASP(Application Service Provider)型のサービスによって、上述の処理を実行する構成としてもよい。
コンピュータ上で所定のプログラムを実行させて本装置の処理機能が実現されるのではなく、これらの処理機能の少なくとも一部がハードウェアで実現されてもよい。
1 書籍検索装置
2 書籍検索インタフェース装置
3 検索装置
4 ネットワーク
100 処理部
110 制御部
120 検索条件設定部
130 検索部
200 入力部
300 表示部

Claims (12)

  1. 設定された検索条件に従って所望の言語音が出現する書籍を検索するための検索条件を設定する書籍検索インタフェース装置であって、
    書籍検索画面に設置された、各言語音を表す仮名表記に一対一に対応する仮名表記ボタンの選択状態に従って、言語音に対する検索条件を設定する検索条件設定部
    を含み、
    上記書籍検索画面は、
    上記仮名表記ボタンを調音器官と調音方式とで分類した調音ボタン群を少なくとも含む、
    書籍検索インタフェース装置。
  2. 請求項に記載の書籍検索インタフェース装置であって、
    上記調音ボタン群は、
    各調音器官に関係する言語音に対応する上記仮名表記ボタンの選択状態を一括で制御する調音器官ボタンと、
    各調音方式に関係する言語音に対応する上記仮名表記ボタンの選択状態を一括で制御する調音方式ボタンと、
    を含む、
    書籍検索インタフェース装置。
  3. 設定された検索条件に従って所望の言語音が出現する書籍を検索するための検索条件を設定する書籍検索インタフェース装置であって、
    書籍検索画面に設置された、各言語音を表す仮名表記に一対一に対応する仮名表記ボタンの選択状態に従って、言語音に対する検索条件を設定する検索条件設定部
    を含み、
    上記書籍検索画面は、
    上記仮名表記ボタンを母音と子音とで分類した五十音ボタン群と、
    上記仮名表記ボタンを調音器官と調音方式とで分類した調音ボタン群と、
    を含み、
    上記五十音ボタン群および上記調音ボタン群のうち一方に含まれる上記仮名表記ボタンの選択状態が変化した場合、上記選択状態が変化した仮名表記ボタンの選択状態の表示と同じになるように、他方に含まれる上記選択状態が変化した仮名表記ボタンと同じ言語音に対応する仮名表記ボタンの選択状態の表示が変化するように制御する、
    書籍検索インタフェース装置。
  4. 設定された検索条件に従って所望の言語音が出現する書籍を検索するための検索条件を設定する書籍検索インタフェース装置であって、
    書籍検索画面に設置された、各言語音を表す仮名表記に一対一に対応する仮名表記ボタンの選択状態に従って、言語音に対する検索条件を設定する検索条件設定部
    を含み、
    上記書籍検索画面は、
    上記仮名表記ボタンを母音と子音とで分類したボタン群と、
    各母音に対応する言語音に対応する上記仮名表記ボタンの選択状態を一括で制御する段ボタンと、
    各子音に対応する言語音に対応する上記仮名表記ボタンの選択状態を一括で制御する行ボタンと、
    を含む五十音ボタン群を含む、
    書籍検索インタフェース装置。
  5. 設定された検索条件に従って所望の言語音が出現する書籍を検索するための検索条件を設定する書籍検索インタフェース装置であって、
    書籍検索画面に設置された、各言語音を表す仮名表記に一対一に対応する仮名表記ボタンの選択状態に従って、言語音に対する検索条件を設定する検索条件設定部
    を含み、
    上記書籍検索画面は、
    上記仮名表記ボタンを母音と子音とで分類した五十音ボタン群と、
    上記仮名表記ボタンを調音器官と調音方式とで分類した調音ボタン群と、
    の少なくとも何れかを含
    上記各仮名表記ボタンが押下されるたびに、
    当該仮名表記ボタンに対応する言語音が、異なる複数通りの重み値のうちの何れかの重み値を与えられて、上記検索条件に含められることと、
    当該仮名表記ボタンに対応する言語音が上記検索条件に含められないことと、
    が切り替えられる、
    書籍検索インタフェース装置。
  6. 設定された検索条件に従って所望の言語音が出現する書籍を検索するための検索条件を設定する書籍検索インタフェース装置であって、
    書籍検索画面に設置された、各言語音を表す仮名表記に一対一に対応する仮名表記ボタンの選択状態に従って、言語音に対する検索条件を設定する検索条件設定部
    を含み、
    上記書籍検索画面は、
    上記仮名表記ボタンを母音と子音とで分類した五十音ボタン群と、
    上記仮名表記ボタンを調音器官と調音方式とで分類した調音ボタン群と、
    の少なくとも何れかを含み、
    上記書籍検索画面は
    記所望の言語音が書籍内で出現する単語内での出現場所を指定する単語内出現場所設定部と、
    上記所望の言語音が書籍内で出現する文中での出現場所を指定する文中出現場所設定部と、
    上記所望の言語音が書籍内で出現する単語の品詞を指定する品詞設定部と、
    上記所望の言語音が書籍内で出現する回数を指定する出現回数設定部と、
    上記所望の言語音が書籍内で出現する単語のモーラ数を指定するモーラ数設定部と、
    上記所望の言語音が書籍内で出現する単語の親密度を指定する親密度設定部と、
    上記所望の言語音が書籍内で出現する単語の獲得齢を指定する獲得齢設定部と、
    上記所望の言語音が書籍内で出現する単語の種類数を指定する文字バリエーション数設定部と、
    の少なくとも何れかをさらに含む、
    書籍検索インタフェース装置。
  7. 検索条件設定部が、書籍検索画面に設置された、各言語音を表す仮名表記に一対一に対応する仮名表記ボタンの選択状態に従って、言語音に対する検索条件を設定する検索条件設定ステップと、
    検索部が、上記検索条件に従って所望の言語音が出現する書籍を検索する検索ステップと、
    を含む書籍検索方法であって、
    上記書籍検索画面は、
    上記仮名表記ボタンを調音器官と調音方式とで分類した調音ボタン群を少なくとも含む、
    書籍検索方法。
  8. 検索条件設定部が、書籍検索画面に設置された、各言語音を表す仮名表記に一対一に対応する仮名表記ボタンの選択状態に従って、言語音に対する検索条件を設定する検索条件設定ステップと、
    検索部が、上記検索条件に従って所望の言語音が出現する書籍を検索する検索ステップと、
    を含む書籍検索方法であって、
    上記書籍検索画面は、
    上記仮名表記ボタンを母音と子音とで分類した五十音ボタン群と、
    上記仮名表記ボタンを調音器官と調音方式とで分類した調音ボタン群と、
    を含み、
    上記五十音ボタン群および上記調音ボタン群のうち一方に含まれる上記仮名表記ボタンの選択状態が変化した場合、上記選択状態が変化した仮名表記ボタンの選択状態の表示と同じになるように、他方に含まれる上記選択状態が変化した仮名表記ボタンと同じ言語音に対応する仮名表記ボタンの選択状態の表示が変化するように制御する、
    書籍検索方法。
  9. 検索条件設定部が、書籍検索画面に設置された、各言語音を表す仮名表記に一対一に対応する仮名表記ボタンの選択状態に従って、言語音に対する検索条件を設定する検索条件設定ステップと、
    検索部が、上記検索条件に従って所望の言語音が出現する書籍を検索する検索ステップと、
    を含む書籍検索方法であって、
    上記書籍検索画面は、
    上記仮名表記ボタンを母音と子音とで分類したボタン群と、
    各母音に対応する言語音に対応する上記仮名表記ボタンの選択状態を一括で制御する段ボタンと、
    各子音に対応する言語音に対応する上記仮名表記ボタンの選択状態を一括で制御する行ボタンと、
    を含む五十音ボタン群を含む、
    書籍検索方法。
  10. 検索条件設定部が、書籍検索画面に設置された、各言語音を表す仮名表記に一対一に対応する仮名表記ボタンの選択状態に従って、言語音に対する検索条件を設定する検索条件設定ステップと、
    検索部が、上記検索条件に従って所望の言語音が出現する書籍を検索する検索ステップと、
    を含む書籍検索方法であって、
    上記書籍検索画面は、
    上記仮名表記ボタンを母音と子音とで分類した五十音ボタン群と、
    上記仮名表記ボタンを調音器官と調音方式とで分類した調音ボタン群と、
    の少なくとも何れかを含
    上記各仮名表記ボタンが押下されるたびに、
    当該仮名表記ボタンに対応する言語音が、異なる複数通りの重み値のうちの何れかの重み値を与えられて、上記検索条件に含められることと、
    当該仮名表記ボタンに対応する言語音が上記検索条件に含められないことと、
    が切り替えられる、
    書籍検索方法。
  11. 検索条件設定部が、書籍検索画面に設置された、各言語音を表す仮名表記に一対一に対応する仮名表記ボタンの選択状態に従って、言語音に対する検索条件を設定する検索条件設定ステップと、
    検索部が、上記検索条件に従って所望の言語音が出現する書籍を検索する検索ステップと、
    を含む書籍検索方法であって、
    上記書籍検索画面は、
    上記仮名表記ボタンを母音と子音とで分類した五十音ボタン群と、
    上記仮名表記ボタンを調音器官と調音方式とで分類した調音ボタン群と、
    の少なくとも何れかを含み、
    上記書籍検索画面は
    記所望の言語音が書籍内で出現する単語内での出現場所を指定する単語内出現場所設定部と、
    上記所望の言語音が書籍内で出現する文中での出現場所を指定する文中出現場所設定部と、
    上記所望の言語音が書籍内で出現する単語の品詞を指定する品詞設定部と、
    上記所望の言語音が書籍内で出現する回数を指定する出現回数設定部と、
    上記所望の言語音が書籍内で出現する単語のモーラ数を指定するモーラ数設定部と、
    上記所望の言語音が書籍内で出現する単語の親密度を指定する親密度設定部と、
    上記所望の言語音が書籍内で出現する単語の獲得齢を指定する獲得齢設定部と、
    上記所望の言語音が書籍内で出現する単語の種類数を指定する文字バリエーション数設定部と、
    の少なくとも何れかをさらに含む、
    書籍検索方法。
  12. 請求項1からの何れかに記載の書籍検索インタフェース装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム
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