JP7144059B2 - 自動サービス機器用二次元コード決済システム - Google Patents

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Description

本発明は、自動サービス機器店舗において、個人等が所有する携帯情報機器を端末機として用い、当該端末機器の表示装置に二次元コードを表示し、少なくとも、電子マネーカードに電子マネー情報を新たに記録出来るようにした自動サービス機器用二次元コード決済システムに関する。
詳しくは、本発明は、個人等が所有する携帯情報機器を端末機として用いると共に、当該端末機器の表示装置にQRコード(登録商標)を表示し、少なくとも、電子マネーカードに電子マネー情報を新たに記録出来るようにした自動サービス機器用二次元コード決済システムに関する。
更には、個人等が所有する携帯情報機器を端末機として用いると共に、当該端末機器の表示装置にQRコード(登録商標)を表示し、ランドリー店舗内に設置された有料の自動サービス機器の利用、電子マネーカードの発行、及び当該電子マネーカードへの電子マネー情報をチャージできるランドリー用二次元コード決済システムに関する。
なお、本明細書において、以下の用語は以下の定義によって用いられ、解釈される。二次元コードとは、縦と横の二方向に情報をもつコードをいい、QRコードが普及しているが、これに限らない。
セキュリティ情報とは、盗み見や改竄などから情報を保護する機能を有する情報をいいパスワード、1回に限り接続可能なURL(Uniform Resource Locator)等が知られている。
ワンタイムセキュリティ情報とは、多数桁の英数字からなる1回限り有効な情報、又は所定の短時間の間だけ有効なセキュリティ情報をいう。
「第一」「第二」等の順序を表す用語は、装置を区別するために用い、権利範囲の解釈には影響を与えない。
第1の従来技術として、商品又はサービスの提供者が支払額、支払い口座等の取引情報を二次元コード等を用いて表示し、顧客が利用者端末機のカメラ(撮像)機能を用いて当該二次元コードを取得し、決済を行う電子マネーシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
第2の従来技術として、コインランドリーにおいて、携帯電話機のカメラを用いてQRコードを読取り、当該QRコードの情報を添付した電子メールを管理サーバーへ送信することにより、ポイントカードを用いることなく種々の特典を付与することが知られている(例えば、特許文献2参照)。
第3の従来技術として、本出願人の出願において、コインランドリー店舗において、ICカード発行チャージ機が配置され、料金支払手段として、洗濯機や乾燥機に個別に硬貨選別装置、及びICカード処理装置が配置され、硬貨、及びICカードを用いることにより、自動サービス機器を利用することが知られている(例えば、特許文献3参照)。
特表2013-530445(図1~図15、段落0012) 特開2009-271899(図1~図2、段落0024~0030) 特開2018-181037(図1・5~7、段落0059~0071)
第1の従来技術は、印刷された二次元コードに支払い金額、商品又はサービス提供者の決済口座等の取引情報が表示され、これを利用者が携帯情報機器のカメラ機能を用いて撮影し、自己の支払元情報と共に決済要求情報として送信することで決済が完了することから、利便性が高いシステムである。しかし、このシステムを自動サービス機器に適用した場合、管理人が不在の無人自動サービス機器店舗においては、印刷された二次元コードにおける支払先情報を異なる支払先情報に書き換えて設置される恐れがあるため、俄には採用し難い。
第2の従来技術は、自動サービス機器店舗たるコインランドリーにおいて、アクセス先のアドレスを表すQRコードを携帯電話機のカメラを用いて取得し、利用するのであり、自動サービス機器の代金の支払いに用いられるものではない。このシステムを代金の支払いに流用した場合、情報セキュリティが脆弱であるので、取引の安全面において懸念がある。
第3の従来技術においては、電子マネーカードへのチャージは現金のみであるため、多様な決済が可能であることが要望されている。第3の従来技術に二次元コード決済システム組み合わせた場合、ICカードに相当するのが携帯情報機器になり、自動サービス機器側に二次元コードを撮像する撮像装置を配置する構成になる。そうすると、多数設置された自動サービス機器に撮像装置を備えた機器を設けねばならず、高価なシステムになる懸念がある。
本発明の目的は、自動サービス機器店舗において、個人が所有する端末機器の表示装置に二次元コードを表示させて決済が可能な、情報安全性が高い決済システムを提供することである。
この目的を達成するため、請求項1に係る第1の発明は以下のように構成されている。
少なくとも、一台の自動サービス機器が設置された自動サービス機器用のマネー複合処理装置と、表示装置を備える利用者端末機と、二次元コード決済サーバーと、電子マネーカードによって構成される、自動サービス機器用二次元コード決済システムであって、
前記マネー複合処理装置は、少なくとも、
前記電子マネーカードにチャージする電子マネー情報を指定する金額情報指示装置と、
前記電子マネーカードに指定された金額情報に基づく電子マネー情報をチャージする電子マネーチャージ装置と、
前記利用者端末機の利用者端末機表示装置に表示された二次元コードを撮像する複合機撮像装置と、
前記複合機撮像装置によって撮像した前記二次元コードを演算可能な二次元コード演算情報に変換する複合機二次元コード解析装置と、
少なくとも、前記二次元コード演算情報を含む決済要求情報を前記二次元コード決済サーバーへ送信する通信装置を含み、
前記利用者端末機は、
前記二次元コード決済サーバーへ取引許可要求を行い、前記二次元コード決済サーバーからの取引許可情報を受信する利用者端末機通信装置と、
少なくとも、前記取引許可情報を前記二次元コードに変換する二次元コード変換装置と、
前記二次元コードを表示する利用者端末機表示装置を含み、
前記二次元コード決済サーバーにおいて、前記二次元コード演算情報に基づいて、少なくとも金額情報に相当する金額を支払元から支払先へ支払う決済処理を行った後、前記利用者端末機、及び前記マネー複合処理装置に対し決済完了情報を送信し、
前記利用者端末機は、前記決済完了情報に基づいて決済完了表示を行い、
前記マネー複合処理装置は、前記二次元コード決済サーバーからの決済完了情報に基づいて、電子マネーチャージ装置によって、前記金額情報を前記電子マネーカードに記録されている電子マネー情報に加算して記録する
ことを特徴とする自動サービス機器用二次元コード決済システム
である。
本発明の請求項2に係る第2の発明は以下のように構成されている。
前記取引許可情報は、セキュリティ情報であることを特徴とする
第1の発明の自動サービス機器用二次元コード決済システムである。
本発明の請求項3に係る第3の発明は以下のように構成されている。
前記マネー複合処理装置は、取引特定情報を出力する取引特定情報生成装置を含み、
前記二次元コード決済サーバーへの決済要求情報には、取引特定情報が含まれる
ことを特徴とする第1又は第2の発明の何れかの自動サービス機器用二次元コード決済システムである。
第1の発明によれば、自動サービス機器店舗において、自動サービス機器を使用しようとする利用者は、マネー複合処理装置を操作して、少なくとも、電子マネーカードにチャージしようとする金額情報を自動サービス機器料金指示装置によって設定する。
利用者は、利用者端末機を操作して、利用する二次元コード決済システムの二次元コード決済サーバーに取引許可要求を行う。
二次元コード決済サーバーは、所定の要件を満たす場合、少なくとも取引許可情報を要求された利用者端末機へ送信する。
利用者端末機において、少なくとも、受信した取引許可情報を二次元コード変換装置によって二次元コードに変換した後、当該二次元コードを利用者端末機表示装置に表示する。
利用者は、利用者端末機表示装置をマネー複合処理装置の撮像装置にかざす。
マネー複合処理装置において、利用者端末機表示装置に表示されている二次元コードを複合処理装置撮像装置によって撮像し、コード解析装置によって、演算可能な二次元コード演算情報に変換する。
マネー複合処理装置は、この二次元コード演算情報に、少なくとも、自動サービス機器料金指示装置において指定された金額情報を加えた取引要求情報を、取引許可があった二次元コード決済システムの二次元コード決済サーバーに対し送信する。
二次元コード決済システムの二次元コード決済サーバーは、正当な権限を有する要求であるか判別し、正当である場合、支払元から支払先へ資金を移動する決済処理を行った後、マネー複合処理装置、及び利用者端末機器へ決済完了情報を送信する。
決済完了情報を受信したマネー複合処理装置は、電子マネーチャージ装置によって、前記金額情報を前記電子マネーカードに記録されている電子マネー情報に加算して記録する。
決済完了情報を受信した利用者端末機は、当該決済完了情報を利用者端末機表示装置に表示し、利用者の確認に供する。
本二次元コード決済システムは所定の情報セキュリティを備えているので、情報窃盗等にたいする安全性が高く、本発明の目的を達成できる。また、紙幣又は硬貨を用いないキャッシュレス化を達成できる利点もある。
第2の発明によれば、主要な構成は第一の発明と同一なので、安全性が高く、また、二次元コード決済を利用できるので、本発明の目的を達成できる。更に、第2の発明において、取引許可情報は、セキュリティ情報である。したがって、利用者端末機から二次元コード決済サーバーへ送信される二次元コード演算情報は前記セキュリティ情報によってより一層セキュリティが高められる利点がある。
第3の発明によれば、主要な構成は第一又は第二の発明と同一なので、安全性が高く、また、二次元コード決済を利用できるので、本発明の目的を達成できる。更に、第3の発明において、前記マネー複合処理装置は、取引特定情報を出力する取引特定情報発生装置を含み、前記二次元コード決済サーバーへの決済要求情報には、取引特定情報が含められる。取引特定情報は、実質的に世界で唯一の情報である。よって、取引特定情報に関連付けて処理することにより、処理の取り違いを防止できると共に、トラブルが発生した際、取引の履歴を確認できる利点がある。
図1は、本発明にかかる実施例1の自動サービス機器用二次元コード決済システムの全体概要図である。の概要説明図である。 図2は、本発明にかかる実施例1の自動サービス機器用二次元コード決済システムの概要を示すブロックである。の全体ブロック図である。 図3は、本発明にかかる実施例1の自動サービス機器用二次元コード決済システムの作用を説明するためのフローチャートである。 図4は、本発明にかかる実施例1の自動サービス機器用二次元コード決済システムにおける自動サービス機器の一例としての洗濯機であり、(A)は外観図、(B)はブロック図である。 図5は、本発明にかかる実施例1の自動サービス機器用二次元コード決済システムの自動サービス機器に装着する電子マネー処理装置であり、(A)はブロック図、(B)電子マネーカードである。 図6は、本発明にかかる実施例1の自動サービス機器用二次元コード決済システムの店舗サーバーの正面図である。 図7は、本発明にかかる実施例1の自動サービス機器用二次元コード決済システムの店舗サーバーのブロック図である。 図8は、本発明にかかる実施例1の自動サービス機器用二次元コード決済システムの店舗サーバーにおいて、二次元コード決済システムを利用する場合の表示装置に表れる画面であり、(A)はメニュー画面、(B)は利用自動サービス機器選択画面である。 図9は、本発明にかかる実施例1の自動サービス機器用二次元コード決済システムの店舗サーバーにおいて、二次元コード決済システムを利用する場合の表示装置に表れる画面であり、(C)は利用態様選択画面、(D)は二次元コード決済システム選択画面である。 図10は、本発明にかかる実施例1の自動サービス機器用二次元コード決済システムの店舗サーバーにおいて、二次元コード決済システムを利用する場合の表示装置に表れる画面であり、(E)は二次元コード表示画面、(F)は処理中画面である。 図11は、本発明にかかる実施例1の自動サービス機器用二次元コード決済システムの店舗サーバーに記録する店舗テーブルの一例である。 図12は、本発明にかかる実施例1の自動サービス機器用二次元コード決済システムの二次元コード決済サーバーのブロック図である。 図13は、本発明にかかる実施例1の自動サービス機器用二次元コード決済システムの二次元コード決済サーバーに記録するテーブルであって、(A)は決済サーバーテーブル、(B)は利用者テーブルの一例である。 図14は、本発明にかかる実施例1の自動サービス機器用二次元コード決済システムの決済アプリ説明図であり、(A)はダウンロードをする場合のフローチャサート、(B)は決済サーバーにおける二次元コード決済S利用者テーブルである。 図15は、本発明にかかる実施例1の自動サービス機器用二次元コード決済システムの利用者端末機(携帯情報機器)であり、(A)はブロック図、(B)は利用者端末機記録テーブルの一例である。 図16は、本発明にかかる実施例1の自動サービス機器用二次元コード決済システムの利用者端末機における表示画面であり、(A)はアカウント等登録画面、(B)は決済アプリログイン画面、(C)は撮影準備画面、(D)は取引確認画面の一例である。 図17は、本発明にかかる実施例1の自動サービス機器用二次元コード決済システムの利用者端末機の作用説明図であり、(A)は変形例のフローチャート、(B)は(A)のフローチャートにおける決済画面の例である。 図18は、本発明にかかる実施例1の自動サービス機器用二次元コード決済システムを使った電子マネーチャージ装置等の作用を説明するためのフローチャートである。 図19は、本発明にかかる実施例1の自動サービス機器用二次元コード決済システムの作用を説明するための表示装置に示される案内であり、(A)はメニュー画面、(B)はチャージ金額選択画面、(C)は支払手段選択画面、(D)は二次元コード決済システムの選択画面、(E)はQRコード表示画面、(F)はチャージ中画面、及び(G)は取引確認画面である。 図20は、本発明にかかる実施例1の自動サービス機器用二次元コード決済システムの表示装置に示される案内であり、(A)はメニュー画面、(B)はチャージ金額選択画面、(C)は電子マネーカード操作案内画面、(D)は支払手段選択画面、(E)は二次元コード決済システムの選択画面、(F)はQRコード表示画面、(G)はチャージ中画面、(H)は取引確認画面である。 図21は、本発明にかかる実施例1の自動サービス機器用二次元コード決済システムの残高確認装置の説明のための表示装置に表示される画面であり、(A)はメインメニュー、(B)はカード挿入促し画面、(C)は残高表示画面である。 図22は、本発明にかかる実施例1の自動サービス機器用二次元コード決済システムの自動サービス機器二次元コード処理装置であり、(A)は起動釦を押した後の正面図、(B)は同装置のブロック図、(C)は記憶装置に記録される料金テーブル、(D)はQR決済システムのテーブルである。 図23は、本発明にかかる実施例1の自動サービス機器用二次元コード決済システムの自動サービス機器二次元コード処理装置の表示装置に表示される画面で有り、(A)は利用態様選択画面USS、(B)は二次元コード表示画面である。 図24は、本発明にかかる実施例1の自動サービス機器用二次元コード決済システムにおいて、電子マネー処理装置と連動した場合の自動サービス機器二次元コード処理装置の表示装置に表示される画面であり、(A)は不足額表示画面、(B)は二次元コード表示画面である。 図25は、本発明にかかる実施例1の自動サービス機器用二次元コード決済システムにおいて、電子マネー処理装置と連動する自動サービス機器二次元コード処理装置が連動する場合の各装置のブロック図であって、(A)は電子マネー処理装置のブロック図、(B)は二次元決済コード処理装置のブロック図である。 図26は、本発明にかかる実施例1の自動サービス機器用二次元コード決済システムの作用を説明するためのフローチャートである。 図27は、本発明にかかる実施例1の自動サービス機器用二次元コード決済システムにおいて、電子マネー処理装置と連動する自動サービス機器二次元コード処理装置が連動する場合の表示装置に表される画面であって、(A)は利用形態選択画面、(B)は不足額表示画面である。 図28は、本発明にかかる実施例1の自動サービス機器用のCPM方式の二次元コード決済システムの全体ブロック図である。 図29は、本発明にかかる実施例1の自動サービス機器用のCPM方式の二次元コード決済システムの作用を説明するフローチャートである。 図30は、本発明にかかる実施例1の自動サービス機器用のCPM方式の二次元コード決済システムの作用を説明するフローチャートである。 図31は、本発明にかかる実施例1の自動サービス機器用のCPM方式の二次元コード決済システムのチャージ機能を説明する画面図であり、(A)はメニュー画面、(B)は第二チャージ金額選択画面、(C)はカード挿入案内画面、(D)は決済手段選択画面、(E)はタッチ促し画面、(F)は撮像確認画面、(G)はチャージ中画面である。 図32は、本発明にかかる実施例1の自動サービス機器用のCPM方式の二次元コード決済システムのカード発行機能を説明する画面図であり、(A)はメニュー画面、(B)は発行金額選択画面、(C)は決済手段選択画面、(D)はタッチ促し画面、(E)は撮像確認画面、(F)はチャージ中画面、(G)は完了画面である。 図33は、本発明にかかる実施例1の自動サービス機器用のCPM方式の二次元コード決済システムに用いる利用者端末機のブロック図である。 図34は、本発明にかかる実施例1の自動サービス機器用のPCM方式二次元コード決済システムの二次元コード決済サーバーに記録するテーブルであって、(A)は決済サーバーテーブル、(B)は利用者テーブルの一例である。 図35は、本発明にかかる実施例1の自動サービス機器用二次元コード決済システムにおける、機器管理テーブルTCTを説明するための図であって、(A)は新規登録及び修正のフローチャート、(B)はメニュー画面、(C)は新規登録画面、(D)は修正画面、(E)は機器管理テーブルTCTの一例である。
本発明に係る自動サービス機器用二次元コード決済システムは、
少なくとも、一台の自動サービス機器が設置された自動サービス機器用のマネー複合処理装置と、表示装置を備える利用者端末機と、二次元コード決済サーバーと、電子マネーカードによって構成される、自動サービス機器用二次元コード決済システムであって、
前記マネー複合処理装置は、少なくとも、
前記電子マネーカードにチャージする電子マネー情報を指定する金額情報指示装置と、
前記電子マネーカードに指定された金額情報に基づく電子マネー情報をチャージする電子マネーチャージ装置と、
前記利用者端末機の利用者端末機表示装置に表示された二次元コードを撮像する複合機撮像装置と、
前記複合機撮像装置によって撮像した前記二次元コードを演算可能な二次元コード演算情報に変換する複合機二次元コード解析装置と、
少なくとも、前記二次元コード演算情報を含む決済要求情報を前記二次元コード決済サーバーへ送信する通信装置を含み、
前記利用者端末機は、
前記二次元コード決済サーバーへ取引許可要求を行い、前記二次元コード決済サーバーからの取引許可情報を受信する利用者端末機通信装置と、
少なくとも、前記取引許可情報を前記二次元コードに変換する二次元コード変換装置と、
前記二次元コードを表示する利用者端末機表示装置を含み、
前記二次元コード決済サーバーにおいて、前記二次元コード演算情報に基づいて、少なくとも金額情報に相当する金額を支払元から支払先へ支払う決済処理を行った後、前記利用者端末機、及び前記マネー複合処理装置に対し決済完了情報を送信し、
前記利用者端末機は、前記決済完了情報に基づいて決済完了表示を行い、
前記マネー複合処理装置は、前記二次元コード決済サーバーからの決済完了情報に基づいて、電子マネーチャージ装置によって、前記金額情報を前記電子マネーカードに記録されている電子マネー情報に加算して記録することが好ましい。
また、
前記取引許可情報は、セキュリティ情報であることが好ましい。
さらに、
前記マネー複合処理装置は、取引特定情報を出力する取引特定情報生成装置を含み、
前記二次元コード決済サーバーへの決済要求情報には、取引特定情報が含まれる
ことが好ましい。
まず図1を参照して、本発明にかかる実施例1の二次元コード決済システム104の概要を説明する。本実施例1において、二次元コード決済システム104は、少なくとも、自動サービス機器102、自動サービス機器電子マネー処理装置110、二次元コード決済サーバー118、利用者端末機124、自動サービス機器二次元コード処理装置126,及び店舗サーバー108を含んでいる。これら装置の詳細は後述する。
本実施例1において、自動サービス機器店舗100(図1においては第一自動サービス機器店舗1001~第n自動サービス機器店舗100n)は、例えば、コインランドリー店舗100Lであり、洗濯機106及び乾燥機107等の自動サービス機器102、及びマネー複合処理装置166が設置されている。マネー複合処理装置166には、少なくとも、店舗サーバー108、電子マネーカード発行装置176、及び電子マネーチャージ装置178が内蔵されている。具体的には、第一自動サービス機器店舗1001には、少なくとも一台以上、好ましくは多数の洗濯機1061a~1061n、乾燥機1071a~1071n、洗剤販売機(図示せず)等の関連装置が設置されている。同様に、第n自動サービス機器店舗100nには一台以上、好ましくは多数の洗濯機106na~106nn、乾燥機1072a~1072n等が配置されている。なお、以下の説明において、洗濯機106、乾燥機107等は総称して自動サービス機器102として説明されることがある。
各洗濯機106、及び各乾燥機107等の自動サービス機器には電子マネーを用いるため、電子マネーカード150を取り扱うための自動サービス機器電子マネー処理装置110が、それぞれ個別に取り付けられている。なお、自動サービス機器電子マネー処理装置110についても個別に番号を付すべきであるが、説明の便宜上全て同一の番号を用い、文脈によって、個別又は全ての自動サービス機器電子マネー処理装置110を表す場合がある。
自動サービス機器電子マネー処理装置110はルーター(図示せず)を用いたLAN(Local Area Network)によって店舗サーバー108(第1店舗サーバー1081、第n店舗サーバー108n)に接続され、店舗サーバー108は、インターネット通信回線112に接続されている。また、インターネット通信回線112には二次元コード決済サーバー118が接続されている。二次元コード決済サーバー118は、他の多数の金融機関決済サーバー114に専用回線122を介して接続されている。
店舗サーバー108には、さらに少なくとも、電子マネーカード150を発行するための電子マネーカード発行装置176、及び電子マネーカード150に電子マネー情報EMIを記録するための電子マネーチャージ装置178が設けられ、本実施例1においては、更に、残高確認装置182、ポイント還元装置184、両替装置186、領収書発行装置188、及び二次元コード情報取得装置190が設置されている。これらについては、詳細に後述する。
自動サービス機器102のサービスの利用者(顧客)が保有する、利用者端末機124も構成要件である。利用者端末機124は、例えば、携帯情報機器たるスマートフォン、携帯電話機、タブレットコンピュータ等である。利用者端末機124は、インターネット通信回線112等の通信回線によって、二次元コード決済サーバー118に接続可能である。
次に、自動サービス機器店舗100を詳述する。
自動サービス機器店舗100は、少なくとも一台、好ましくは複数の洗濯機106及び乾燥機107、洗剤販売機等、並びに店舗サーバー108が配置された、屋根、柱及び壁を有する建物、建物の一部である部屋、又は、実質的に仕切られた区画を意味する。自動サービス機器店舗100は、有人又は無人の管理は問わないが、無人の自動サービス機器店舗100が想定されている。
次に自動サービス機器102を主に図4を参照しつつ説明する。
図4は自動サービス機器102における代表的な機器である洗濯機106の例である。乾燥機107等も同様に構成されている。
洗濯機106は、貨幣識別装置134によって料金として所定価値の硬貨C、例えば100円硬貨100C、500円硬貨500C等が投入(支払)されたことを検知した場合、自動サービス機器電子マネー処理装置110を用いて電子マネーにより支払(決済)が行われた場合、又は二次元コード決済システム104により決済が行われた場合、支払われた金額に基づいて所定時間の洗濯処理(洗濯、脱水等)を提供する機能を有する機器である。
次に洗濯機106の主要なハード構成を、主に図4(B)を参照しつつ説明する。
洗濯機106は、大まかには自動サービス機器制御装置128、自動サービス機器構成部132、貨幣識別装置134、自動サービス機器識別情報記録装置136、稼働可否情報出力装置138、電子マネー決済起動装置140、料金情報出力装置142、自動サービス機器通信装置144、二次元コード決済起動装置146、及び稼働中信号出力装置148を含んでいる。
自動サービス機器制御装置128は、料金の受領(決済)を表す課金信号CHS、及び擬似課金信号FCSに基づいて自動サービス機器構成部132を作動させてサービスの利用者に対し自動サービス機器102における所定の動作(本実施例1において所定の洗濯動作)を提供する機能を有し、本実施例1においては、更に自動サービス機器102によるサービスの提供が可能か否かの稼働可否情報AVI、及び稼働中であることを表す稼働中信号RNSを店舗サーバー108へ出力する機能等を有する。
自動サービス機器構成部132は、自動サービス機器制御装置128からの起動信号STSに基づいて、各種アクチュエータや電気モーター等を所定のタイミングで作動させ、又はディスプレイに所定の表示を行う等によって各自動サービス機器102の機能、本実施例1においては所定の洗濯動作を提供する機能を有する。
貨幣識別装置134は、自動サービス機器102、本実施例1においては洗濯機106において設定された料金を貨幣によって受け付けた場合、自動サービス機器制御装置128にパルス信号等の課金信号CHSを出力する機能を有し、公知の硬貨選別装置196、紙幣識別装置等が用いられる。
自動サービス機器識別情報記録装置136は、自動サービス機器102、本実施例1においては洗濯機106毎に個別に定められた自動サービス機器識別情報AIDを記録し、要求に応じて出力する機能を有し、公知の記録装置が用いられる。自動サービス機器識別情報AIDは、数字、アルファベット、又はそれらの組み合わせによって構成され、予め管理者によって記録され、自動サービス機器102を個別に特定することができる。
稼働可否情報出力装置138は、自動サービス機器制御装置128から出力される稼働可否情報AVIを記録し、出力する機能を有し、公知の記録装置が用いられる。
電子マネー決済起動装置140は、後述する自動サービス機器電子マネー処理装置110によって、所定の金額の支払(決済)が行われた場合、貨幣識別装置134から出力される課金信号CHSと同一の機能を有する擬似課金信号FCSを出力する機能を有する。自動サービス機器制御装置128は擬似課金信号FCSに基づいて起動信号STSを自動サービス機器構成部132に送信し、洗濯機能をスタートさせる機能を有する。なお、洗濯機能とは、注水、洗濯、排水、濯ぎ、及び脱水を所定の順番で所定の時間行うことをいう。
料金情報出力装置142は、自動サービス機器102、本実施例1においては洗濯機106の自動サービス機器料金情報LFIを記録し、出力する機能を有し、洗濯機106の料金設定に対応して予め管理者によって記録される。料金は一種類に限らず、100円である場合10分、200円である場合30分、300円である場合50分。400円である場合60分等に複数種設定し、選択された金額を自動サービス機器料金情報LFIとすることもできる。なお、自動サービス機器料金情報LFIは上限額を設定することが好ましい。上限額の設定は、不正な決済処理が行われた場合の損害を軽減するためであり、例えば、自動サービス機器102である場合2000円以下の決済に適用することが好ましい。
自動サービス機器通信装置144は、店舗サーバー108と通信によって情報交換する機能を有し、公知の通信装置が用いられる。この通信は、無線又は有線で行われる。しかし、ランドリー場においては、洗濯機106等のレイアウトの自由度を高めるため、無線方式を採用することが好ましい。本実施例1においては、ルーター(図示せず)を経由する無線方式を採用している。
二次元コード決済起動装置146は、店舗サーバー108からの擬似課金信号FCSを自動サービス機器制御装置128へ送信する機能を有する。自動サービス機器制御装置128は起動信号STSを自動サービス機器構成部132へ出力して、洗濯機能をスタートさせる。
稼働中信号出力装置148は、洗濯機106が稼働中である場合、稼働中信号RNSを出力する機能を有する。本実施例1において、稼働中信号出力装置148は、課金信号CHS、又は擬似課金信号FCSの出力に基づいて稼働中信号RNSを出力する。したがって、稼働中信号RNSを検知することにより、洗濯機106が稼働していると推定することができる。なお、稼働中信号RNSは、その他の同様の機能を有する信号、例えば、稼働中は貨幣識別装置134への硬貨の投入や、擬似課金信号FCSの受入を禁止する禁止信号(インヒビット信号)を出力する場合、当該インヒビット信号を用いることができる。
次に、自動サービス機器102、本実施例1においては洗濯機106における作用を図3に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
まずステップLS1において、稼働可否情報出力装置138からの稼働可否情報AVIを判別し、作動可能である場合、待機情報WTIを店舗サーバー108へ出力し、作動不能の場合、作働不能情報IPIを店舗サーバー108へ送信してステップLS2へ進む。
ステップLS2において、貨幣識別装置134から課金信号CHSが出力されたか判別し、判別した場合はステップLS4へ進み、判別しない場合ステップLS3へ進む。
ステップLS3において、自動サービス機器電子マネー処理装置110又は店舗サーバー108からの擬似課金信号FCSを判別した場合、ステップLS4へ進み、判別しない場合、ステップLS1へ戻る。
ステップLS4において、起動信号STSを自動サービス機器構成部132へ出力して自動サービス機器102の機能、本実施例1においては洗濯機106の機能を起動させ、ステップLS5へ進む。
ステップLS5において、起動信号STSに基づいて稼働中信号出力装置148が稼働中信号RNSを店舗サーバー108へ出力し、ステップLS6へ進む。
ステップLS6において、自動サービス機器102が選択された所定時間の稼働時間稼働したか判別し、判別した場合ステップLS7へ進み、判別しない場合、所定時間経過するまでループし、稼働を継続する。
ステップLS7において、自動サービス機器構成部132の作動を停止し、処理(洗濯機能)を終了する。
次ぎに自動サービス機器電子マネー処理装置110を主に図5を参照しつつ説明する。
自動サービス機器電子マネー処理装置110は、電子マネー(情報)を用いて自動サービス機器102を利用する場合、電子マネーカード150の電子マネー記録装置150Mに記憶された電子マネー情報EMIから利用料金に相当する電子マネー情報EMIを減算し、新たな残金を当該電子マネーカード150の電子マネー記録装置150Mへ記録すると共に、対応する自動サービス機器102に擬似課金信号FCSを出力する機能を有する。即ち、自動サービス機器電子マネー処理装置110は、自動サービス機器102毎に対応づけて設けられている。したがって、自動サービス機器電子マネー処理装置110は、自動サービス機器102との対応を目視できるように自動サービス機器102に取り付けられることが好ましいが、自動サービス機器102と別体に構成することもできる。なお、詳細な説明は省略するが、本実施例1において、自動サービス機器電子マネー処理装置110は、電子マネー情報EMIの処理履歴情報を店舗サーバー108へ送信し、店舗記憶装置246に記録することが好ましい。本実施例1において、電子マネーカード150はポイント情報PTIを記録するポイント記録装置150Pを備えている。
本実施例1において自動サービス機器電子マネー処理装置110は、図5に示すように、カード読書装置152、自動サービス機器電子マネー処理装置演算装置154、電子マネー処理装置記録装置156、電子マネー処理装置通信装置158、電子マネー処理装置識別情報記録装置160、電子マネー処理装置時計装置162、擬似課金信号出力装置163、及び電子マネー処理装置バスライン164を含んでいる。なお、本実施例1において、自動サービス機器電子マネー処理装置110は自動サービス機器102たる洗濯機106と別個に構成されているが、自動サービス機器制御装置128の一部として、換言すれば洗濯機106と一体に構成することもでき、この場合、前記店舗サーバー108と同様の機能を発揮する構成が自動サービス機器電子マネー処理装置110に相当する。
まず電子マネーカード150を図5(B)を参照しつつ説明する。
電子マネーカード150は、公知のICカード(integrated circuit card)であり、一体化されたICチップからなる電子マネー記録装置150Mに価値情報(電子マネー情報EMI)を記憶させ、また、ポイント記録装置150Pにポイント情報PTIを記憶させ、カード読書装置152によって、当該電子マネー情報EMIを読み込み、かつ新たな価値情報を書き込むことが出来る。通常、電子マネーカード150は、セキュリティが確保された公知の非接触ICカードが用いられる。
次に、カード読書装置152を説明する。
カード読書装置152は、電子マネーを利用して洗濯機106を利用する場合において、電子マネーカード150に記憶されている電子マネー情報EMIを読み込み、当該電子マネー情報EMIから利用料金に相当する電子マネー情報EMIを減算した残金に相当する電子マネー情報EMIを記憶させる機能を有する。カード読書装置152は、非接触の電子マネーカード150に対応した非接触式の公知のカード読書装置が用いられる。洗濯機106を利用する場合において、電子マネーを利用する利用者は、カード読書装置152に電子マネーカード150をかざす。カード読書装置152は、電子マネーカード150と通信し、当該電子マネーカード150に記録されている電子マネー情報EMIを読み込む。次いで、自動サービス機器電子マネー処理装置演算装置154によって代金が減算処理された新たな電子マネー情報EMIがカード読書装置152によって電子マネーカード150(電子マネー記録装置150M)に書き込まれる。
次に、自動サービス機器電子マネー処理装置演算装置154を説明する。
自動サービス機器電子マネー処理装置演算装置154は、演算装置、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等によって構成され、ROMに記録されたプログラムに基づいて、RAMと適宜通信しつつ自動サービス機器電子マネー処理装置110を構成する各装置の機能を発揮させる機能を有する。
次に電子マネー処理装置記録装置156を説明する。
電子マネー処理装置記録装置156は、自動サービス機器電子マネー処理装置110において処理する情報を必要に応じて記録する機能を有し、公知の記録装置が用いられる。
次に電子マネー処理装置通信装置158を説明する。
電子マネー処理装置通信装置158は、自動サービス機器102、本実施例1においては洗濯機106の自動サービス機器制御装置128、及び店舗サーバー108と通信する機能を有し、公知の通信装置が用いられる。
次に電子マネー処理装置識別情報記録装置160を説明する。
電子マネー処理装置識別情報記録装置160は、自動サービス機器電子マネー処理装置110の電子マネー処理装置識別情報EIDを記録する機能を有する。自動サービス機器電子マネー処理装置110に個別に付され、世界で唯一の電子マネー処理装置識別情報EIDを記録し、出力する機能を有する。
次に電子マネー処理装置時計装置162を説明する。
電子マネー処理装置時計装置162は、自動サービス機器電子マネー処理装置110において用いる日時情報DTIを出力する機能を有し、公知の時計装置が用いられる。
次に擬似課金信号出力装置163を説明する。
擬似課金信号出力装置163は、課金信号CHSと同一の機能を有する擬似課金信号FCSを自動サービス機器制御装置128へ出力する機能を有する。換言すれば、擬似課金信号FCSは、自動サービス機器102の起動の切っ掛けとなる機能を有する信号である。例えば、擬似課金信号FCSはパルス信号であり、一つのパルス信号が100円硬貨に相当する。換言すれば、電子マネー情報EMIから100円に相当する電子マネー情報EMIが減算された場合、一つの擬似課金信号FCSが自動サービス機器制御装置128へ出力され、500円に相当する電子マネー情報EMIが減算された場合、五つの擬似課金信号FCSが自動サービス機器制御装置128へ出力される。
次に電子マネー処理装置バスライン164を説明する。
電子マネー処理装置バスライン164は、自動サービス機器電子マネー処理装置110を構成する装置間のデータの転送を仲介する機能を有し、公知のバスラインが用いられる。
次に自動サービス機器電子マネー処理装置110の作用を図3のフローチャートを参照しつつ説明する。
自動サービス機器電子マネー処理装置110は、ステップCS1において、カード読書装置152によって電子マネーカード150を検知するとステップCS2へ進み、検知しない場合はステップCS1をループし、カード待機状態になる。
ステップCS2において、電子マネー記録装置150Mに記録されている電子マネー情報EMIを読み込み、ステップCS3へ進む。
ステップCS3において、対応する料金情報出力装置142からの自動サービス機器料金情報LFIに基づく料金と読み込んだ電子マネー情報EMIに基づく電子マネーとを比較し、電子マネー情報EMIの方が大きい場合、換言すれば、料金を満たす場合、ステップCS4へ進み、料金が不足する場合、ステップCS6へ進む。
ステップCS4において、所定金額、例えば500円に相当する電子マネーを減算し、新たな残金額に相当する電子マネー情報EMIを電子マネー処理装置記録装置156へ書き込んだ後(記録させた後)、ステップCS5へ進む。
ステップCS5において、自動サービス機器電子マネー処理装置110は、例えば、一つの擬似課金信号FCSを自動サービス機器制御装置128へ送信する。これにより、自動サービス機器制御装置128が、擬似課金信号FCSをステップLS3において判別した場合、ステップLS4へ進み、前述したように、自動サービス機器構成部132を500円に相当する時間作動させ、当該自動サービス機器102におけるサービスを提供する。
ステップCS6において、処理を中止し、ステップCS1へ戻る。
次に二次元コード決済システム104を説明する。
二次元コード決済システム104は、自動サービス機器102を二次元コードTDCを用いて料金の支払(決済)を行うためのシステムであり、本実施例1においては、自動サービス機器用二次元コード決済システム104L、及び電子マネーカード用二次元コード決済システム104Mが用いられている。
まず自動サービス機器用二次元コード決済システム104Lを説明する。
自動サービス機器用二次元コード決済システム104Lは、自動サービス機器102を利用するための自動サービス機器料金(自動サービス機器料金情報LFI)を二次元コードTDCを用いて決済するシステムであり、少なくとも、自動サービス機器料金情報LFIを含む情報を二次元コードTDCに変換した後、表示装置170に表示し、利用者端末機124によって当該二次元コードTDCを取得した後、二次元コード決済サーバー118へ送信して決済処理SETを行い、決済処理SETが完了した後、所定のカード処理を行うと共に自動サービス機器102を作動させる機能を有する。本実施例1において、自動サービス機器用二次元コード決済システム104Lは、後述する店舗サーバー108(表示装置170、入力装置172、自動サービス機器料金設定装置234、決済システム選択装置236、取引特定情報生成装置238、二次元コード変換装置242)、利用者端末機124、及び二次元コード決済サーバー118を含んでいる。
まず、マネー複合処理装置166を主に図6及び図7を参照しつつ説明する。
本実施例1において、マネー複合処理装置166は、自動サービス機器用二次元コード決済システム104Lにおける端末機的機能を有する。端末機的機能とは、各自動サービス機器102と一体となって、それらの機能を発揮させる機能、又は二次元コード決済システム104におけるユーザーインターフェース的機能をいう。
店舗サーバー108は、基本的には、筐体174内に配置されたコンピューターたる複合機演算装置168、表示装置170、入力装置172、自動サービス機器用二次元コード決済機能を発揮する店舗サーバー108、電子マネーカード発行機能を発揮する電子マネーカード発行装置176、電子マネーチャージ機能を発揮する電子マネーチャージ装置178を含み、更に、残高確認機能を発揮する残高確認装置182、ポイント還元機能を有するポイント還元装置184、両替機能を有する両替装置186、及び領収書発行装置188、並びに二次元コード情報取得装置190が内蔵されている。マネー複合処理装置166は、二次元コード決済システムにおけるMPM(Merchant Presented Mode)方式とCPM(Consumer Presented Mode)方式の両方式に対応している。最初にMPM方式対応している構成を説明するが、MPM方式とCPM方式は、表示装置170等、大部分の装置が共用され、一部の装置がMPM方式とCPM方式のそれぞれに専用に設けられている。
まず、MPM方式に対応する構成を説明する。
複合機演算装置168は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、及びRAM(Random Access Memory)によって構成された所謂コンピューターであり、ROMに記録されたソフトウエアに基づいて各種指令を出力し、各種の機能を発揮させる。換言すれば、複合機演算装置168は、店舗サーバー108、表示装置170、入力装置172、店舗サーバー108、電子マネーカード発行装置176、電子マネーチャージ装置178、残高確認装置182、ポイント還元装置184、両替装置186、並びに領収書発行装置188において、所定の機能を発揮させるための演算処理を行う機能を有する。本実施例1において、複合機演算装置168は、店舗サーバー108、電子マネーカード発行装置176、電子マネーチャージ装置178、残高確認装置182、ポイント還元装置184、両替装置186、及び領収書発行装置188において共通に用いられるが、それぞれ個別に設けることもできる。なお、表示装置170及び入力装置172は、店舗サーバー108、電子マネーカード発行装置176、電子マネーチャージ装置178、残高確認装置182、ポイント還元装置184、両替装置186、及び領収書発行装置188、及び二次元コード情報取得装置190において共通な共通装置200を構成している。
次に、筐体174を図6を参照しつつ説明する。
筐体174は、全体として縦長箱形に構成され、前面上部に表示装置170が配置される。全面の中間部左側部には、電子マネーカード発行装置176、電子マネーチャージ装置178、及び残高確認装置182において共通の電子マネーカード150を出し入れするためのカード口192が配置されている。中間部中央には電子マネーチャージ装置178及び両替装置186のための紙幣投入口194が配置され、中間部右側には電子マネーカード発行装置176及び電子マネーチャージ装置178のための硬貨投入のための硬貨選別装置196が配置され、その下方には両替された硬貨Cが投出される硬貨受取口198が配置されている。筐体174の天板にはインターネット通信回線112と無線通信するためのアンテナ202が固定されている。図示を省略したが、当然のことながら、ルーターが介在されていることは言うまでも無い。
次に表示装置170を説明する。
表示装置170は、公知のLCD(Liquid Crystal Display)等のドットマトリックス表示装置が用いられ、店舗サーバー108、電子マネーカード発行装置176、電子マネーチャージ装置178、残高確認装置182、ポイント還元装置184、両替装置186、及び領収書発行装置188に共通の表示装置であると共に、公知のタッチスクリーン(図示せず)と組み合わせることにより、入力装置172を構成している。したがって、入力装置172は、各種釦が操作された情報、又は各種情報を入力する等、情報の入力をすることができる。入力装置172は、タッチスクリーン方式に限らず、同様の機能を有する他の装置を用いることができる。
表示装置170には、通常、図8(A)に示すメニュー画面MSが表示されている。
メニュー画面MSには、電子マネーカード発行装置176としての機能を起動させるカード発行釦206、電子マネーチャージ装置178としての機能を起動させるチャージ釦208、残高確認装置182としての機能を起動させる残高確認釦212、ポイント還元装置184としての機能を起動させるポイント還元釦214、両替装置186としての機能を起動させる両替釦216、領収書発行機能を起動させる領収書発行釦218、及び自動サービス機器102を利用する際に操作するランドリー利用釦220が表示されている。これらの他、メニュー画面MSには、利用案内を表示する案内表示部IDS、貨幣識別装置134において識別した貨幣価値を表示、若しくは二次元コード決済システム104、又はクレジットカード決済システムにおいて決済される金額を表示する金額表示部MDS、及び新着情報表示釦NDBが設けられている。図示は省略したが、新着情報表示釦NDBを押すことにより、新着情報ウインドウが新たに開き、新たなサービスの情報等が表示される。
次に複合機演算装置168を図7及び図8(A)を参照しつつ説明する。
複合機演算装置168は、カード発行釦206がタップされた場合、電子マネーカード発行装置176に対しカード発行指令CICを出力し、チャージ釦208がタップされた場合、電子マネーチャージ装置178に対し電子マネーチャージ指令ECCを出力し、残高確認釦212がタップされた場合、残高確認装置182に対し残高確認指令BICを出力し、ポイント還元釦214がタップされた場合、ポイント還元装置184に対しポイント還元指令RPCを出力し、両替釦216がタップされた場合、両替装置186に対し両替指令EXCを出力し、領収書発行釦218がタップされた場合、領収書発行装置188に対し領収書発行指令RICを出力し、ランドリー利用釦220がタップされた場合、ランドリー利用指令LUCを出力する。
次に、店舗サーバー108を主に図3及び図7を参照しつつ説明する。
店舗サーバー108は、自動サービス機器料金情報LFIに関する決定がなされた場合、少なくとも、取引特定情報TNOを発生させると共に、決定された自動サービス機器料金情報LFIを含んだ情報を二次元コード化して表示装置170に表示し、さらに、当該取引特定情報TNOに対する決済結果情報SEIを二次元コード決済サーバー118から受信した場合、自動サービス機器102に擬似課金信号FCSを出力する機能、換言すれば、二次元コード決済を利用可能にする機能を有する。
本実施例1において店舗サーバー108は、複合機演算装置168、表示装置170、入力装置172、自動サービス機器選択装置232、自動サービス機器料金設定装置234、決済システム選択装置236、取引特定情報生成装置238、二次元コード変換装置242、店舗タイマー装置244、店舗記憶装置246、店舗時計装置248、店舗サーバー通信装置250、及び店舗起動指令装置252を含んでいる。
表示装置170及び入力装置172は、前述したので説明を省略する。
次に自動サービス機器選択装置232を説明する。
自動サービス機器選択装置232は、自動サービス機器店舗100に設置されている自動サービス機器102の中でどの機器を利用するかを決定する機能を有する。本実施例1においては、図8(A)に示すメニュー画面MSにおいて、ランドリー利用釦220がタップされた場合、同図(B)に示す利用自動サービス機器選択画面ULSが表示装置170に表示される。利用自動サービス機器選択画面ULSには、洗濯機領域AWAと乾燥機領域ADAが設けられている。洗濯機領域AWAには、当該自動サービス機器店舗100に設置されている洗濯機が洗濯機を特定するための洗濯機番号と共に横長四角形に表示され、入力装置172と共同して洗濯機選択釦106Bを構成している。本実施例1においては、洗濯機1号機選択釦1061から洗濯機6号機選択釦1066の六台が表示されている。当該洗濯機1号機選択釦1061から洗濯機6号機選択釦1066の何れかをタップすることにより、当該タップした洗濯機が選択されるようになっている。なお、利用(稼働)中の洗濯機選択釦106Bを赤色表示し、非利用(非稼働)中の洗濯機選択釦106Bを緑色表示するなど稼働・非稼働を視覚的に判別できるようにすることが好ましい。
乾燥機領域ADAには、当該自動サービス機器店舗100に設置されている乾燥機107が乾燥機番号と共に横長四角形に表示され、入力装置172と共同して乾燥機選択釦107Bを構成している。本実施例1においては、乾燥機1号機選択釦1071から乾燥機6号機選択釦1076の六台が表示されている。当該選択した乾燥機1号機選択釦1071から乾燥機6号機選択釦1076の何れかをタップすることにより、当該タップした乾燥機が選択されるようになっている。なお、利用(稼働)中、又は非利用(非稼働)中の乾燥機Bを視覚的に判別できるようにしてあることは洗濯機選択釦106Bと同一である。
これら洗濯機選択釦106B、又は乾燥機選択釦107Bがタップされた場合、図9(C)に示す利用態様選択画面USSに切り替わる。なお、図8(B)に示す利用自動サービス機器選択画面ULSは一例であるので、同様の機能を有する選択画面を適宜採用することができる。
次に自動サービス機器料金設定装置234を図9(C)を参照しつつ説明する。
自動サービス機器料金設定装置234は、自動サービス機器選択装置232によって選択された自動サービス機器102における料金を出力する機能を有する。本実施例1において、自動サービス機器料金設定装置234は、表示装置170の利用態様選択画面USSに表示された作動時間指定釦234Bを含み、タップされた作動時間指定釦234B毎に設定された料金に基づいて自動サービス機器料金情報LFIを出力する。
利用態様選択画面USSは、選択された自動サービス機器102における利用態様を決定する画面である。自動サービス機器102の利用態様とは、例えば、洗濯量や汚れ具合に応じた洗濯時間、乾燥し易さに応じた乾燥時間の設定、及び洗濯機能と乾燥機能の組み合わせ利用等、利用料金を決定するために直結する条件である。本実施例1においては、自動サービス機器102の作動時間を設定することができる。作動時間指定釦234Bは、本実施例1においては、具体的には作動時間指定釦256である。
利用態様選択画面USSには、選択した自動サービス機器の表示部CDA(以下「選択自動サービス機器表示部CDA」という。)、複数の作動時間指定釦256が配置されている。本実施例1において、作動時間指定釦256は、10分用の10分指定釦2561、20分用の20分指定釦2562、30分用の30分指定釦2563、40分用の40分指定釦2564、50分用の50分指定釦2565、及び60分用の60分指定釦2566が設けられている。これら作動時間指定釦256がタップされた場合、自動サービス機器料金設定装置234は当該自動サービス機器102のランドリー料金に基づいて予め定められた作動時間、選択された自動サービス機器102を作動させるための作動時間信号OTSを出力する。自動サービス機器102は、作動時間信号OTSに基づいて料金が設定されるので、作動時間信号OTSは、間接的には自動サービス機器料金情報LFIである。本実施例1において、10分指定釦2561がタップされた場合、10分作動信号OTS10が出力され、他の作動時間指定釦256がタップされた場合、同様に20分作動信号OTS20、30分作動信号OTS30、40分作動信号OTS40、50分作動信号OTS50、又は60分作動信号OTS60が出力される。換言すれば、10分作動信号OTS10は10分作動料金信号、20分作動信号OTS20は20分作動料金信号、30分作動信号OTS30は30分作動料金信号、40分作動信号OTS40は40分作動料金信号、50分作動信号OTS50は50分作動料金信号、又は60分作動信号OTS60は60分作動信号といえる。なお、利用態様選択画面USS には、利用態様選択の助けとなるヘルプメッセージ欄HMSが表示される。10分作動信号OTS10~60分作動信号OTS60の何れかが出力された場合、図9(D)に示す二次元コード決済システム選択画面TSSに切り替わる。作動信号OTSは、稼働時間をも表すので料金情報たる、自動サービス機器料金情報LFIとして出力することができる。
次に決済システム選択装置236を説明する。
決済システム選択装置236は、自動サービス機器料金設定装置234において設定された自動サービス機器料金情報LFIを、何れの自動サービス機器用二次元コード決済システム104Lを用いて決済するかを選択する機能を有する。従って、決済システム選択装置236は、同様の機能を有する他の方式を採用することができる。本実施例1において、決済システム選択装置236は図9(D)に示すように、二次元コード決済システム選択画面TSSに表示された二次元コード決済システム選択釦236Bを含み、タップされた二次元コード決済システム選択釦236B毎に設定された二次元コード決済システム識別情報TIDに基づいて特定された二次元コード決済サーバー118にアクセスする。二次元コード決済システム識別情報TIDは、例えばURLである。
次に二次元コード決済システム選択画面TSSを図9(D)を参照しつつ説明する。
二次元コード決済システム選択画面TSSは、決済システム選択装置236を構成する二次元コード決済システム選択釦236Bが表示される。本実施例1において、二次元コード決済システム選択釦236Bは、二次元コード決済システム選択釦266であり、当該二次元コード決済システム選択釦266がタップされた場合、当該二次元コード決済システム104に関してのソフトウエアの起動信号が決済システム選択装置236から出力される。
本実施例1において、二次元コード決済システム選択釦266は、第1二次元コード決済システム選択釦2661、第2二次元コード決済システム選択釦2662、及び第3二次元コード決済システム選択釦2663が配置されている。しかし、二次元コード決済システム選択釦266は、1以上の幾つであっても良い。第1二次元コード決済システム選択釦2661がタップされた場合、第1二次元コード決済システムAに基づく決済処理ソフトウエアが起動される。第2二次元コード決済システム選択釦2662がタップされた場合、第2二次元コード決済システムWに基づく決済処理ソフトウエアが起動される。第3二次元コード決済システム選択釦2663がタップされた場合、第3二次元コード決済システムLに基づく決済処理ソフトウエアが起動される。第1二次元コード決済システムA、第2二次元コード決済システムW、又は第3二次元コード決済システムLの何れが起動された場合であっても、その後の基本的処理の流れ(フロー)は同一である。また、第1二次元コード決済システムLの基幹となる第1二次元コード決済システムA~第3二次元コード決済システムLにおいて、それぞれにおいて基幹となる二次元コード決済サーバー118のアクセス情報(例えばURL)は後述する決済アプリTAPにおいて記録されている。なお、二次元コード決済システム選択画面TSSには、金額表示部MDS、案内表示部IDS、選択自動サービス機器表示部CDA、ヘルプメッセージ欄HMS、新着情報釦NDBが配置されている。更に、選択した自動サービス機器用二次元コード決済システム104Lによる処理を中止するための二次元コード決済中止釦268、及び利用態様選択画面USSに戻るための戻る釦270が表示されている。
二次元コード変換装置242を説明する。
二次元コード変換装置242は、二次元コード決済システム選択釦266(236B)がタップされた場合、少なくとも、自動サービス機器料金情報LFIを所定の規則に基づいて二次元コードTDCに変換する機能を有する。換言すれば、二次元コード変換装置242は、少なくとも、自動サービス機器料金設定装置234において設定された使用態様に基づく自動サービス機器料金情報LFIを二次元コードTDCに変換する機能を有する。しかし、二次元コードTDCには、取引特定情報TNO、選択された自動サービス機器識別情報AID、店舗サーバー識別情報MID、及び支払先特定情報PSIを含めることができる。自動サービス機器識別情報AIDとは、自動サービス機器102毎に付与された文字数字等の組み合わせであり、世界で実質的に一つの識別情報である。店舗サーバー識別情報MIDは、自動サービス機器店舗100毎に付与された文字数字等の組み合わせであり、世界で実質的に一つの識別情報である。支払先特定情報PSIは、自動サービス機器店舗100の経営者の銀行口座等の支払先を直接的又は間接的に特定できる情報である。店舗サーバー108は、マネー複合処理装置166毎に設けられているので、店舗サーバー識別情報MIDによって、マネー複合処理装置166を特定することができる。
次に二次元コード決済システム選択釦266がタップされた場合の処理を図10を参照しつつ説明する。なお、自動サービス機器用二次元コード決済システム104Lが特定されている場合であっても、換言すれば、一種類であって、選択の余地が無い場合には、支払手段として二次元コード決済システム選択釦266がタップされた場合、当該単一の自動サービス機器用二次元コード決済システム104Lが選択されたものとして扱う。
二次元コード決済システム選択釦266がタップされた場合、図10(E)に示すように、表示装置170には二次元コード表示画面TDSが表示される。すなわち、二次元コード決済システム選択釦266がタップされた場合、少なくとも、自動サービス機器料金設定装置234から出力された自動サービス機器料金情報LFI、好ましくは、取引特定情報TNO、及び自動サービス機器料金情報LFIを所定の規則に基づいて二次元コード化した二次元コードTDCを、決済要求コードSDCとして出力する機能を有する。具体的には、少なくとも、自動サービス機器料金情報LFIを所定の規則に基づいて二次元コードTDCたるQRコードQRCに変換し、出力する機能を有し、公知のプログラムによって構成された二次元コード変換装置242が用いられる。したがって、本実施例1において、二次元コードTDCとは、QRコードQRCである。決済要求コードSDCたる二次元コードTDCに変換する情報は、少なくとも自動サービス機器料金情報LFIであり、セキュリティ情報SCI、取引特定情報TNO、及び支払先情報PEI等を含めることができる。支払先情報PEIは、支払先PYEを直接的又は間接的に特定できる情報であり、直接的な支払先情報PEIとしては、金融機関等における口座情報であり、間接的な支払先情報PEIとしては、金融機関等における口座が記録されている二次元コード決済サーバー118等の識別情報である。その意味において、取引特定情報TNOやセキュリティ情報SCIも間接的な支払先情報PEIとして用いることもできる。セキュリティ情報SCIは、含まれずとも良いが、取引の安全のため含まれていることが好ましい。また、QRコードQRCには、電子決済に必要なその他の情報、例えば、二次元コード決済サーバー識別情報TID等を含めることができる。QRコードQRCは、前述したように、二次元コードTDCの一種であるので、他の公知の二次元コードTDC、または将来出現する二次元コード等に置き換えることができる。図10(E)のヘルプメッセージ欄HMSには、決済に必要金額RAMとして「1000円」、お支払い方法MOPとして選択した電子マネーカード用二次元コード決済システム104Mが表示される。さらに、戻る釦280が表示され、タップされた場合、図9(D)に示す二次元コード決済システム選択画面TSSに戻る。
次に取引特定情報生成装置238を説明する。
取引特定情報生成装置238は、自動サービス機器料金設定装置234から自動サービス機器料金情報LFIが出力された場合、取引特定情報TNOを所定の規則に基づいて発生させる機能を有し、本実施例1においてはプログラムによって構成されている。この取引特定情報TNOは単独で、又は自動サービス機器料金情報LFIと共に、若しくは他の情報と共に二次元コード決済取引許可要求TCRとして二次元コード決済サーバー118へ送信される。取引特定情報TNOは、数字のみの組み合わせ、数字と文字の組み合わせ、及び文字のみの組み合わせ、若しくは記号のみの組み合わせ等を採用することができ、実質的に世界中で唯一のユニークな情報である。本実施例1における取引特定情報TNOは、図11の店舗テーブルSSTに示すように、年月日、時刻、及び自動サービス機器識別情報AIDが組み合わされているが、適宜に構成することができる。したがって、取引特定情報TNOは、該当する一の取引を特定するので、実質的に世界中で唯一の識別情報である。二次元コード決済取引許可要求TCRに含める他の情報としては、自動サービス機器識別情報TID、店舗サーバー識別情報MID、及び支払先情報PEIが想定されるが、それらの情報が他の情報、例えば、取引特定情報TNO等から導き出せる場合は不要である。
次に店舗タイマー装置244を説明する。
店舗タイマー装置244は、二次元コードTDC、本実施例1においてはQRコードQRCの出力後から計時を開始し、当該計時時間が所定時間の許容時簡ALTを経過するまでの間に、二次元コード決済サーバー118から決済結果情報SEIを受信しなかった場合、タイムアウト情報TOIを出力する機能を有する。店舗サーバー108においては、タイムアウト情報TOIに基づいて、当該取引特定情報TNOに関連する処理を無効とし、その旨を取引特定情報TNOに対応づけて店舗テーブルSSTに課金結果情報CEIとして記録する。本実施例1において、店舗タイマー装置244はソフトウエアによって構築される。店舗タイマー装置244は、例えば図3のフローチャートに示すように、ステップSS16において二次元コードTDCを表示装置170に表示した後のステップSS17において計時を開始し、ステップSS19において二次元コード決済サーバー118から決済結果情報SEIを受信するまでの時間が予め定めた許容時間ALT内である場合、決済結果情報SEIを有効とし、許容時間ALTを超過した場合、タイムアウト情報TOIが出力され、ステップSS25において店舗テーブルSSTに取引特定情報TNOに関連付けられて記録、例えば「タイムアウト」の情報が記録された後、取引が中止されたものとして、ステップSS26において当該取引特定情報TNOに係る処理を無効化する。
次に店舗記憶装置246を説明する。
店舗記憶装置246は、複合機演算装置168において各種処理を行う過程において、必要な情報を記録する機能を有し、公知の記録装置が用いられる。店舗記憶装置246には図11に示す店舗テーブルSSTが記録される。店舗テーブルSSTには、少なくとも、取引特定情報TNOに紐付けて支払先特定情報PSI、自動サービス機器識別情報AID、二次元コード決済サーバー識別情報TID、自動サービス機器料金情報LFI又は電子マネー情報EMI、取引特定情報生成時刻TGT、セキュリティ情報SCI(ワンパスコードOPC)、二次元コード課金命令TCO、決済結果情報SEI、及び課金結果情報CEIその他の必要情報が記録(記憶)される。店舗テーブルSSTには、自動サービス機器102、及び二次元コード決済サーバー118から情報を受信する毎に、該当する取引特定情報TNOに紐付けて受信した各種情報が記録される。二次元コード決済サーバー識別情報TIDは、二次元コード決済サーバー118を特定するための情報であり、例えば、URLである。しかし、二次元コード決済サーバー識別情報TIDは、後述する決済アプリTAPに組み込んでおくことができる。取引特定情報生成時刻TGTとは、取引特定情報TNOが生成された時刻である。セキュリティ情報SCI(ワンパスコードOPC)とは、後述するセキュリティ情報である。二次元コード課金命令TCOとは、二次元コード決済システム104によって自動サービス機器102を稼働させる場合の命令情報である。決済結果情報SEIとは、二次元コード決済サーバー118において決済がなされたか否かを表す情報であり、本実施例1においては、決済が完了した場合に出力される決済完了情報PCIたる領収メールSCM、又は決済未了情報UPIたる決済不能メールNSMである。課金結果情報CEIとは、店舗サーバー108の店舗起動指令装置252からの指令によって起動されたか否かの結果の情報である。
次に店舗時計装置248を説明する。
店舗時計装置248は、店舗サーバー108において用いる日時情報DTIを出力する機能を有し、公知の時計装置が用いられる。
次に店舗サーバー通信装置250を説明する。
店舗サーバー通信装置250は、自動サービス機器102、及び二次元コード決済サーバー118と通信する機能を有し、公知の通信装置が用いられる。店舗サーバー通信装置250は、自動サービス機器店舗100における自動サービス機器102とはアンテナ202を介して無線によって通信し、二次元コード決済サーバー118とは有線LAN、インターネット等を介して接続されることが好ましい。
次に店舗起動指令装置252を説明する。
店舗起動指令装置252は、店舗サーバー108が二次元コード決済サーバー118から送信された決済結果情報SEI()を判別した場合、当該決済結果情報SEIに関連する自動サービス機器102に対し擬似課金信号FCSを出力し、当該自動サービス機器102を稼働させる機能を有する。本実施例1において、店舗起動指令装置252はソフトウエアとハードウエアによって構成されているが、同一の作用・効果が得られる構成を採用することができる。擬似課金信号FCSは、自動サービス機器電子マネー処理装置110において出力される擬似課金信号FCSと同一の機能を発揮する。
次に店舗記憶装置246に記録される店舗テーブルSSTを図11を参照しつつ説明する。
店舗テーブルSSTは、生成された取引特定情報TNOに関連付けて各種情報を記録するためのテーブルであり、必須の情報及び任意の情報が記録される。本実施例1において店舗テーブルSSTは、少なくとも取引特定情報TNOに関連付けられて、支払先特定情報PSI、自動サービス機器識別情報AID若しくは店舗サーバー識別情報MID、二次元コード決済サーバー識別情報TID、自動サービス機器料金情報LFI又はチャージ金額情報CMI、取引特定情報生成時刻TGT、セキュリティ情報SCI(ワンパスコードOPC)、二次元コード課金命令TCO、決済結果情報SEI、及び課金結果情報CEIが記録されるが、これに加え、店舗サーバー108における日時情報TDI等を記録することができる。店舗サーバー識別情報MIDは、例えばURLである。本実施例1において、自動サービス機器識別情報AIDとして、例えば、A-101-001、二次元コード決済サーバー識別情報TIDとして、二次元コード決済サーバー118のURLである「http/www.A.com」「http/www.L.com」、「http/www.W.com」又は店舗サーバー識別情報MID、自動サービス機器料金情報LFIとして、例えば100円を意味する「100」、500円を意味する「500」又はチャージ金額情報CMIとして1000円を意味する「1000」、2000円を意味する「2000」、3000円を意味する「3000」、セキュリティ情報SCIとして、例えば「xxxxxx」、二次元コード課金命令TCOとして課金を意味する「Y」又は非課金を意味する「N」、決済結果情報SEIとして決済完了を意味する「Complet」、又は非決済を意味する「Uncomplet」、処理中を意味する「Waiting」、処理前であることを意味する「Not yet」、課金結果情報CEIとして自動サービス機器102が稼働を開始したことを意味する「完了」、許容時間ALTを超過した「タイムアウト」、決済処理中であることを意味する「支払待ち」、二次元コード決済サーバー118への決済要求前であることを意味する「URL取得前」等が記録される。なお、電子マネー情報EMIに関連する処理の場合、二次元コード課金命令TCO及び課金結果情報CEIには記録されない。また、電子マネー情報EMIに関連する処理の場合、店舗テーブルSSTとは別にテーブルを設け、当該別テーブルに取引特定情報TNOに関連付けて、複合マネー処理装置識別情報MID、電子マネー情報EMI他、必要な情報を記録させることが出来る。さらに、マネー複合処理装置166の店舗サーバー108における店舗記憶装置246には、後述する機器管理テーブルTCTが記憶される。これにより、機器管理テーブルTCTに登録された情報を、自動サービス機器店舗100における自動サービス機器102の新規設置、入れ替え時の自動サービス102に関する自動サービス機器識別情報AIDの新規登録、削除をマネー複合処理装置166における登録作業によって行うことが出来ることから、自動サービス機器102の新設等において迅速に対処することができる。
次に入力装置172を用いて行う機器管理テーブルTCTの管理について以下説明する。
まず、機器管理テーブルTCTを説明する。機器管理テーブルTCTは、自動サービス機器102(洗濯機106、乾燥機107)と少なくとも自動サービス機器電子マネー処理装置110を関係付ける機能を有する。換言すれば、自動サービス機器102たる自動機識別情報AIDと電子マネー処理装置110の電子マネー処理装置識別情報EID、二次元コード処理装置識別情報記録装置416の二次元コード処理装置識別情報DIDとを関係づける機能を有する。さらに、自動サービス機器102に装置される貨幣識別装置134とも直接的又は間接的に関係づけられることになる。自動サービス機器102と電子マネー処理装置110、又は二次元コード処理装置識別情報記録装置416を関係づけることにより、自動サービス機器102における電子マネー処理装置110、又は二次元コード処理装置識別情報記録装置416を用いた売上を算出する場合等に活用することができる。機器管理テーブルTCTは、図35(E)に示すように、自動機識別情報AIDに関連付けて、電子マネー処理装置識別情報EID、及び二次元コード処理装置識別情報DIDが登録される。すなわち、自動サービス機器102と電子マネー処理装置110、又は二次元コード処理装置識別情報記録装置416が一対一の関係の場合、自動機識別情報AIDに対し一つの電子マネー処理装置識別情報EID、及び二次元コード処理装置識別情報DIDが記録され、一対二の関係の場合、一の自動機識別情報AIDに対し二の電子マネー処理装置識別情報EID、及び二次元コード処理装置識別情報DIDが記録され、一対三の関係場合一の自動機識別情報AIDに対し三つの電子マネー処理装置識別情報EID、及び二次元コード処理装置識別情報DIDが記録される。さらに、機器管理テーブルTCTには、自動機識別情報AID及び電子マネー処理装置識別情報EID、及び二次元コード処理装置識別情報DIDに関連付けて店舗名、及びサービス名等を記録することが好ましい。
次に自動機識別情報AID、及び電子マネー処理装置110、又は二次元コード処理装置識別情報記録装置416の登録(記録)方法について図35(A)~(D)を参照しつつ説明する。登録プログラムは、店舗記憶装置246に記録されている。
登録プログラムを起動させると、まずステップRS1において、表示装置170に同図(B)に示すメニュー画面MNSが表示され、新規登録釦472、及び修正釦474が表示され、ステップRS2へ進む。
ステップRS2において、新規登録釦472が押された場合、ステップRS3へ進み、修正釦474が押された場合、ステップRS4へ進む。
ステップRS3において、表示装置170に同図(C)に示す新規登録画面NRSが表示され、自動機識別情報AIDのAID入力欄476、電子マネー処理装置識別情報EIDのEID入力欄478、二次元コード処理装置識別情報DIDのDID入力欄482、及び登録釦484が表示され、ステップRS5へ進む。
ステップRS5において、AID入力欄476及びEID入力欄478に入力装置172を用いて必要な情報が入力され、登録釦484が押されたことを判別した場合、ステップRS6へ進み、当該新規登録情報を機器管理テーブルTCTへ記録し、処理を終了する。前述したように、店舗名及びサービス名等の入力欄を設け、これらをも記録できるようにすることが好ましい。
記録済み情報を修正する場合、ステップRS4において同図(D)に示す修正画面RVSが表示装置170に表示され、対象とする自動機識別情報AIDの修正EID入力欄486、検索釦488、電子マネー処理装置識別情報EIDの修正EID入力欄492、修正DID入力欄494、及び修正登録釦496が表示され、ステップRS7へ進む。
ステップRS7において、修正EID入力欄486における入力及び検索釦488の押動を判別した場合、ステップRS8へ進む。修正EID入力欄486における自動機識別情報AIDに対応する記録情報が検索されて修正EID入力欄492、及び修正DID入力欄494に表示される。表示された修正画面RVSにおいて、電子マネー処理装置識別情報EID、又は二次元コード処理装置識別情報DIDを修正する。必要に応じて店舗名、又はサービス名を修正可能に構成ことができる。
ステップRS8において、修正登録釦496を押されたことを判別した場合、ステップRS6へ進み、前述のように、機器管理テーブルTCTへ記録し、処理を終了する。また、登録済み情報の削除も可能である。
このように、店舗サーバー108において、機器管理テーブルTCTを用いて自動機識別情報AIDと電子マネー処理装置識別情報EID又は二次元コード処理装置識別情報DIDとの関係づけを行うことにより、店舗テーブルSST、及び決済サーバーテーブルSVTにおける自動サービス機器識別情報AIDを正しく反映できる。また、自動機識別情報AIDと電子マネー処理装置識別情報EID又は二次元コード処理装置識別情報DIDとの関係づけを行うことにより、マネー複合処理装置166において、電子マネー処理装置110、又は二次元コード処理装置識別情報記録装置416の追加、修正を行うことができる利点がある。
次に、店舗サーバー108における作用を図3に示すフローチャートを参照しつつ説明する。なお、自動サービス機器102からは稼働可否情報AVIとして待機情報WTIが出力されているものとする。
ステップSS1において、ランドリー利用釦220がタップされたか判別し、タップされたことを検知した場合、ステップSS2へ進み、タップされない場合はステップSS1をループし、自動サービス機器102の利用待機状態となる。
次にステップSS2において、各自動サービス機器制御装置128が待機情報WTSを出力しているか確認し、待機情報WTSが出力されている場合、換言すれば、自動サービス機器102が稼働可能状態にあるか判断し、ステップSS3へ進む。
ステップSS3において、利用自動サービス機器選択画面ULS(図8(B))に切り替えられた後、ステップSS4へ進む。
ステップSS4において、各自動サービス機器102がステップSS2において把握された可動可能状態、又は稼働不能状態に基づいて、利用自動サービス機器選択画面ULSに表示された後、ステップSS5へ進む。前述したように、例えば、可動可能状態の自動サービス機器102(洗濯機106、乾燥機107)は緑色で表示され、稼働不能状態の自動サービス機器102は赤色で表示される。稼働可能か否かの表示は、色分けの他、稼働可能な自動サービス機器102を視認可能に表し、稼働不能な自動サービス機器102を視認が困難な表示を行う等、適宜設定することができる。稼働不能とは、故障している機器、稼働中の機器、又は電源が入っていない機器等である。
次にステップSS5において、利用する自動サービス機器102が選択されたか判別し、選択された場合ステップSS6へ進み、選択されない場合ステップSS5をループし、選択待機状態になる。換言すれば、利用自動サービス機器選択画面ULSに表示された洗濯機選択釦106B(1061~1066)、又は乾燥機選択釦107B(1071~1072)の何れかがタップされたことを検知した場合、ステップSS6へ進む。
ステップSS6において、表示装置170に図9(C)に示す利用態様選択画面USSを表示した後、ステップSS7へ進む。
ステップSS7において、作動時間指定釦234B(作動時間指定釦256)の何れかがタップされたことを判別した場合、ステップSS8へ進む。
ステップSS8において、自動サービス機器料金設定装置234はタップされた作動時間指定釦234Bの種類に対応して自動サービス機器料金情報LFIを出力した後、ステップSS9へ進む。この自動サービス機器料金情報LFIは、店舗記憶装置246に記録される。
ステップSS9において、表示装置170に二次元コード決済システム選択画面TSS(図9(D))が表示され、ステップSS10へ進む。
ステップSS10において、何れかの二次元コード決済システム選択釦236B(二次元コード決済システム選択釦266)がタップされたか判別し、タップを判別した場合ステップSS11へ進み、判別しない場合、ステップSS11をループして決済システム選択待機状態になる。
ステップSS11において、取引特定情報生成装置238が取引特定情報TNOを出力した後、ステップSS12へ進む。
ステップSS12において、選択された二次元コード決済システム104(自動サービス機器用二次元コード決済システム104L)の二次元コード決済サーバー118へ、少なくとも取引特定情報TNO、好ましくは自動サービス機器料金情報LFI、店舗情報、例えば、店舗サーバー識別情報MID、も送信され、二次元コード決済取引許可要求TCRがなされた後、ステップSS12へ進む。店舗サーバー識別情報MIDは、ネットワーク上において、店舗サーバー108を特定できる情報であり、例えばURLである。
二次元コード決済サーバー118において、二次元コード決済取引許可要求TCRが正当権限に基づく要求であると判断した場合、取引特定情報TNOにワンパスコードOPCを関連付けた取引許可情報TAIが送信される。ワンパスコードOPCは、例えば、一回のみ有効な二次元コード決済サーバー118の支払用URLである。
ステップSS13において、取引許可情報TAIを判別した場合、ステップSS14へ進み、判別しない場合ステップSS13をループし、取引許可情報待機状態となる。なお、ステップSS12の二次元コード決済取引許可要求TCRは必須ではない。
ステップSS14において、選択された二次元コード決済システム104のシステムに基づいて、少なくとも自動サービス機器料金情報LFIが二次元コード変換装置242によって二次元コードTDCに変換された後、ステップSS15へ進む。本実施例1においては、二次元コード決済サーバー118から送信された取引特定情報TNO及びワンパスコードOPCをも加えられて、二次元コードTDCたるQRコードQRCに変換される。
ステップSS15において、今回の取引許可情報TAIが店舗サーバー108の処理によるものか、自動サービス機器二次元コード処理装置126によるものかを判別し、店舗サーバー108の処理に基づく場合ステップSS16へ進み、自動サービス機器二次元コード処理装置126の処理に基づく場合、自動サービス機器二次元コード処理装置126へ送信する。店舗サーバー108の処理によるものか、自動サービス機器二次元コード処理装置126によるものかは、一体化されて送信される識別情報が店舗サーバー識別情報NID、又は自動サービス機器二次元コード処理装置識別情報DIDを判別することにより判別することができる。
ステップSS16において、二次元コード表示画面TDS(図10(E))に切り換えられ、ステップSS17へ進む。
ステップSS176において、二次元コード表示画面TDSに二次元コードTDCが表示された後、ステップSS18へ進む。
ステップSS18において、店舗タイマー装置244が許容時間ALTの計時を開始した後、ステップSS19へ進む。なお、許容時間ALTの計時は取引許可情報TAIの受信後直後であっても良いし、二次元コード決済取引許可要求TCRを行わない場合、ステップSS11の後にスタートしても良い。
ステップSS19において、処理中画面IPS(図10(F))を表示して後、ステップSS20へ進む。
ステップSS20において、二次元コード決済サーバー118からの決済結果情報SEIを判別した場合、ステップSS21へ進む。
ステップSS21において、決済結果情報SEIを店舗テーブルSSTに記録した後、ステップSS22へ進む。
ステップSS22において、許容時間ALT内であるか判別し、許容時間ALT内である場合ステップSS23へ進み、許容時間ALTを超過した場合、ステップSS26へ進む。
ステップSS23において、自動サービス機器制御装置128へ擬似課金信号FCSを出力し、ステップSS24へ進む。
ステップSS24において、自動サービス機器制御装置128から出力された稼働中信号RNSを判別した場合、ステップSS25へ進み、判別しない場合、ステップSS24をループし、起動待機状態となる。
ステップSS25において、稼働中信号RNSを記録した後、処理を終了する。
ステップSS22において、許容時間ALTを超過した場合、ステップSS26において店舗テーブルSSTにその旨を記録した後、ステップSS27へ進む。
ステップSS27において、同一の取引特定情報TNOに紐付けられている処理を無効化処理して処理を終了する。
次に二次元コード決済サーバー118を主に図12を参照しつつ説明する。
二次元コード決済サーバー118は、少なくとも、利用者端末機124から(必ずしも後述のセキュリティ情報SCIは必要ではない。)二次元コード決済要求TSRを受信した場合において、正当な取引である場合、決済処理SETを行った後、当該利用者端末機124、及び店舗サーバー108に対し決済結果情報SEIを出力する機能、及び後述する電子マネーカード発行装置176及び電子マネーチャージ装置178における決済処理SETの機能を有するが、ここでは自動サービス機器102の利用のための決済処理につて説明する。本実施例1においては、更に、店舗サーバー108から二次元コード決済取引許可要求TCR(少なくとも、取引特定情報TNO)を受信した場合、セキュリティ情報SCIを生成し、受信した店舗サーバー108へ当該取引特定情報TNOに関連付けて生成させたセキュリティ情報SCIを送信する機能を有する。換言すれば、二次元コード決済サーバー118は、二次元コード決済システム104の基幹を構成する。したがって、二次元コード決済サーバー118は、二次元コード決済システム104毎に設置される。セキュリティ情報SCIを用いる場合、セキュリティ情報SCIに基づいて二次元コード決済要求TSRを受信することになる。これは、セキュリティ情報SCI自体が、二次元コード決済サーバー118へ接続するためのURLである場合、当該URLによって二次元コード決済サーバー118に接続できたことがセキュリティを確保した証左であると言える。二次元コード決済サーバー118へログインするに際し、パスワードが必要な場合、当該パスワードもセキュリティ情報SCIに含む概念である。決済処理SETとは、利用者が二次元コード決済システム104と契約する際等に登録した、銀行口座等の支払元PYS(支払元情報PAI)から、ランドリーサービス又は商品の提供事業者たるランドリー場運営事業者の銀行口座等の支払先PYE(支払先情報PEI)へ資金移動を行う処理であって、当該資金移動処理の完了によって決済処理SETが完了したと見なす。換言すれば、実際に資金が移動したことを問わず、二次元コード決済システム104において、資金移動に必要な処理が終了したことをいう。本実施例1において、二次元コード決済サーバー118はコンピューターであり、少なくとも、二次元コード決済サーバー演算装置272、二次元コード決済サーバー記録装置274、二次元コード決済サーバー表示装置276、二次元コード決済サーバー通信装置278、二次元コード決済サーバー時計装置282、二次元コード決済サーバー入力装置284、セキュリティ情報生成装置286、決済アプリケーション提供装置288、及び二次元コード決済サーバーバスライン292を含んでいる。なお、二次元コード決済サーバー118においても、セキュリティ情報SCIを二次元コード決済サーバー118へ送信後、所定時間経過しても決済要求が行われない場合、タイムアウトとして処理を中断することが好ましい。
次に二次元コード決済サーバー演算装置272を説明する。
二次元コード決済サーバー演算装置272は、演算装置(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等によって構成され、ROMに記録されたプログラムに基づいて、RAMと適宜通信しつつ二次元コード決済サーバー118を構成する各装置の機能を発揮させる機能を有する。
次に二次元コード決済サーバー記録装置274を説明する。
二次元コード決済サーバー記録装置274は、店舗サーバー108、及び利用者端末機124と通信しつつ処理する中で必要な情報を記録する機能を有し、公知の記録装置が用いられる。少なくとも、後述する決済サーバーテーブルSVT、及び利用者テーブルUTLが記録される。
次に決済サーバーテーブルSVTを図13(A)を参照しつつ説明する。
決済サーバーテーブルSVTには、各種情報が取引特定情報TNOに紐付けられて記録される。各種情報としては、支払先特定情報PSI、自動サービス機器識別情報AID又は店舗サーバー識別情報MID(店舗サーバー識別情報MID)、自動サービス機器料金情報LFI又は電子マネー情報EMI、取引特定情報生成時刻TGT、セキュリティ情報SCI(ワンパスコードOPC)、二次元コード課金命令TCO、決済結果情報SEI、及び課金結果情報CEIが記録されるがこれらに限らない。本実施例1においては、二次元コード決済サーバー識別情報TIDを除いて店舗テーブルSSTと同一情報が記録されている。
次に利用者テーブルUTLを図13(B)を参照しつつ説明する。
利用者テーブルUTLには、利用者識別情報UIDに関連づけられて利用者氏名情報UNI、利用者住所情報URI、利用者メールアドレスUMA、利用者決済口座情報UAI、利用者パスワードUPW等の必要情報が、当該二次元コード決済システム104に加入する際に、予め記録される。本実施例1において、支払元情報PAIは、銀行口座等の金融機関口座情報UAIである。しかし、支払元情報PAIは、クレジットカード番号、デビットカード番号等、公知の料金の支払いが可能なシステムにおける支払元情報PAI、又は支払元情報PAIに辿り着ける関連情報を用いることができる。なお、後述するように、本実施例1においては便宜的に、利用者メールアドレスUMAが二次元コード決済システム104のログイン用のIDに利用される。
次に二次元コード決済サーバー表示装置276を説明する。
二次元コード決済サーバー表示装置276は、二次元コード決済サーバー118の操作者とのインターフェース機能を有し、公知の表示装置(ディスプレイ)が用いられる。
次に二次元コード決済サーバー通信装置278を説明する。
二次元コード決済サーバー通信装置278は、店舗サーバー108、又は利用者端末機124との間でインターネット通信回線112又は公衆無線通信回線を介して通信によって情報を交換する機能を有し、公知の通信装置が用いられる。
次に二次元コード決済サーバー時計装置282を説明する。
二次元コード決済サーバー時計装置282は、二次元コード決済サーバー118において用いる日時情報DTIを出力する機能し、公知の時計装置が用いられる。
次に二次元コード決済サーバー入力装置284を説明する。
二次元コード決済サーバー入力装置284は、二次元コード決済サーバー118において必要な情報を入力する機能を有し、公知のキーボードが用いられる。
次にセキュリティ情報生成装置286を説明する。
セキュリティ情報生成装置286は、インターネット通信等における通信における盗みとりや改ざんを防止するためのセキュリティ情報SCIを出力する機能を有する。セキュリティ情報SCIとは、第三者によって通信にかかる情報が盗み取られない、又は通信内容が理解できないようにするための情報等であって、例えば、コード化情報、暗号化した場合の解読情報が知られているが、これらに限定されない。換言すれば、第三者が容易に通信を盗みとり、又は通信内容を把握できないようにするための情報の総称である。本実施例1において、セキュリティ情報生成装置286は、ソフトウエアによって構成される。セキュリティ情報SCIとしては、ワンタイムセキュリティ情報OSIたるワンパスコードOPC、ワンタイムパスワードOPW、又は暗号鍵等を用いることができる。ワンタイムセキュリティ情報OSIとは、1回に限り有効な情報、又は所定時間の間だけ有効な情報をいう。本実施例1においては、ワンパスコードOPCが採用されている。ワンパスコードOPCとは、本人又は他人を問わず、1回のみ二次元コード決済サーバー118との接続確立に利用できる情報であり、例えば、1回のみ利用可能なURLである。ワンタイムパスワードとは、情報を利用可能にするために、秘密の文字列(パスワード)に、短時間のみ有効なその場限りの文字列を生成して用いる方式である。暗号鍵とは、データの暗号化を行う際に、暗号方式の定めた計算手順に与えるパラメータのことである。
次に決済アプリケーション提供装置288を説明する。
決済アプリケーション提供装置288は、利用者端末機124において決済に必要な二次元コード決済アプリケーションプログラムTAP(Two Dimension settlement application program)を提供する機能を有する。本実施例1において、利用者端末機124から二次元コード決済アプリケーションプログラムTAP(以下「決済アプリTAP」という)のダウンロード要求があった場合、当該決済アプリTAPのソフトウエアを当該利用者端末機124へ送信すると共に、利用に必要な二次元コード決済アプリログイン情報LGI等の情報を、利用者テーブルUTLに記録する機能を有する。利用者テーブルUTLは、前述したように、二次元コード決済サーバー記録装置274に記録される。本実施例1において、決済アプリケーション提供装置288は、ソフトウエアによって構成される。なお、決済アプリケーション提供装置288は、二次元コード決済サーバー118とは別のサーバーに設けることができる。
次に二次元コード決済サーバーバスライン292を説明する。
二次元コード決済サーバーバスライン292は、二次元コード決済サーバー118を構成する装置間の通信を行う機能を有し、公知のバスラインである。
次に二次元コード決済サーバー118の作用を図3のフローチャートを参照しつつ説明する。
ステップTS1において、二次元コード決済サーバー118から、二次元コード決済取引許可要求TCR(少なくとも、取引特定情報TNOを含み、自動サービス機器料金情報LFI、及び店舗サーバー識別情報MID他を含めることができる。)を受信したか判別し、受信した場合ステップTS2へ進み、判別しない場合ステップTS1をループし、二次元コード決済取引許可要求待機状態になる。店舗サーバー識別情報MIDに代えて、店舗毎に付与される店舗識別情報等も支払先特定情報PSIとして用いることができる。
ステップTS2において、セキュリティ情報生成装置286はセキュリティ情報SCIたるワンパスコードOPCを生成した後、ステップTS3へ進む。
ステップTS3において、ワンパスコードOPCを、二次元コード決済取引許可要求TCRに含まれる店舗サーバー識別情報MID(店舗サーバー識別情報MID)によって特定される店舗サーバー108へ送信した後、ステップTS4へ進む。なお、二次元コード決済取引許可要求TCRを受けた店舗サーバー108が店舗サーバー識別情報MID(店舗サーバー識別情報MID)以外の情報によって識別できる場合、その情報によって店舗サーバー108を特定することができる。例えば、取引特定情報TNOに店舗を特定できる情報が含まれている場合、取引特定情報TNOを用いてセキュリティ情報SCIを該当する店舗サーバー識別情報MID(店舗サーバー識別情報MID)へ送信することができる。
ステップTS4において、利用者端末機124から、二次元コード決済要求TSRを受信したか判別し、受信した場合ステップTS5へ進み、受信しない場合ステップTS4をループし、二次元コード決済要求待機状態になる。
したがって、ステップTS3とTS4との間において、店舗サーバー108と、利用者端末機124において、二次元コードTDCに基づいた所定の処理がなされる。
ステップTS5において、二次元コードTDCに含まれる支払先情報PEI等に基づいて支払先PYEを特定し、後述する利用者端末機124の決済アプリログイン情報LGI等に基づいて、利用者テーブルUTLにおける利用者識別情報UIDを特定すると共に、支払元情報PAIである利用者決済口座情報UAIを特定し、自動サービス機器料金情報LFIに基づく金額の資金移動を行う決済処理SETを実行した後、ステップTS6へ進む。
ステップTS6において、決済アプリログイン情報LGIに基づいて、決済結果情報SEIを利用者テーブルUTLに登録されている利用者メールアドレスMADに紐付けて電子メールによって送信した後、ステップTS7へ進む。
ステップTS7において、決済結果情報SEIを、二次元コード決済要求TSRに含まれている店舗サーバー識別情報MIDによって特定される店舗サーバー108へ送信した後、処理を終了する。
次に二次元コード決済サーバー118において、決済アプリTAPのダウンロード要求があった場合の作用を図14を参照しつつ説明する。
決済アプリケーション提供装置288は、ステップDS1において、利用者端末機124からダウンロード要求情報DLRがあるか判別し、ダウンロード要求情報DLRを判別した場合、ステップDS2へ進み、判別しない場合ステップDS1をループし、ダウンロード要求情報待機状態になる。
ステップDS2において、二次元コード決済システム104を利用するに必要な、利用者識別情報UIDの入力を求め、ステップDS3へ進む。利用者識別情報UIDは、例えば、利用者端末機124に割り当てられている携帯電話番号MTNであるがこれに限らない。
ステップDS3において、利用者識別情報UIDの受信を判別した場合、ステップDS4へ進み、判別しない場合ステップDS3をループし、利用者識別情報待機状態になる。
ステップDS4において、決済アプリログイン識別情報LGIの一つである個人識別情報PIDの入力を要求し、ステップDS5へ進む。個人識別情報PIDは、例えば、利用者メールアドレスUMAであるがこれに限らない。また、利用者端末機124から自動的に個人識別情報PIDを送信することができる。
ステップDS5において、個人識別情報PIDを判別した場合、ステップDS6へ進み、判別しない場合ステップDS5をループし、個人識別情報待機状態になる。
ステップDS6において、決済アプリログイン識別情報LGIの一つである個人パスワードAPWを要求し、ステップDS7へ進む。個人パスワードAPWは、例えば、任意に設定される利用者パスワードUPWである。この利用者パスワードUPWも、利用者端末機124から自動的に送信し、利用者の手間を軽減することができる。
ステップDS7において、利用者パスワードUPWを受信した場合、ステップDS8へ進み、受信しない場合ステップDS7をループし、利用者パスワード待機状態になる。
ステップDS8において、利用者決済口座情報UAIの入力を求め、ステップDS9へ進む。利用者決済口座情報UAIは、例えば、金融機関口座情報FAIであるがこれに限らない。この利用者決済口座情報UAIも、利用者端末機124から自動的に送信し、利用者の手間を軽減することができる。
ステップDS9において、利用者決済口座情報UAIが入力されたことを判別した場合、ステップDS10へ進み、判別しない場合ステップDS9をループし、決済口座情報待機状態になる。
ステップDS10において、これら情報を利用者識別情報UIDに関連付けて、二次元コード決済サーバー記録装置274に記録される二次元コード決済S利用者テーブルTTL(図14(B))に記録し、処理を終了する。なお、決済アプリTAPのダウンロード方法は、前述の方法に限られず、ダウンロード要求DLAに続いて所定のパスワードが入力された場合に、ダウンロードを可能にする等、適宜のダウンロード方式を採用することができる。この場合、前述した情報は、別途記録することが必要である。
次に利用者端末機124を主に図15を参照しつつ説明する。
利用者端末機124は、二次元コード決済システム104の店舗サーバー108の表示装置170に表示された二次元コードTDCによって表された決済要求コードSDC(QRコードQRC)を撮像して取得すると共に、図1に示すように、決済アプリTAPによって、例えば、インターネット通信回線112を介して、二次元コード決済システム104の二次元コード決済サーバー118へ、少なくとも、二次元コード決済要求TSRを送信する機能を有する。二次元コード決済要求TSRには、少なくとも、自動サービス機器料金情報LFI及び支払先特定情報PSIを含み、更に、セキュリティ情報SCI、及び店舗サーバー識別情報MIDを含めることが好ましい。支払先特定情報PSIは、自動サービス機器料金情報LFIに係る料金の支払先を特定できる情報であり、直接的に特定できる情報、又は間接的に特定できる情報を含んでいる。支払先特定情報PSIとして、例えば、取引特定情報TNO、店舗サーバー識別情報MID、及び自動サービス機器識別情報AID等が想定されるが、他の情報であっても良い。利用者端末機124は、携帯情報機器であり、所謂、スマートフォン、タブレット型コンピューター等が用いられ、本実施例1においてはスマートフォンが用いられる。利用者端末機124は、少なくとも、利用者端末機演算装置296、利用者端末機撮像装置298、利用者端末機表示装置302、利用者端末機記録装置304、利用者端末機通信装置306、決済アプリ記録装置308、利用者端末機入力装置312、端末機コード解析装置314、利用者端末機時計装置316、及び利用者端末機バスライン318を含んでいる。なお、利用者端末機演算装置296等は、他の装置との混同を避けるため、「利用者端末機」と「演算装置」等の普通名称を組み合わせた名称を用いているが、機能的には普通名称の機能を発揮する装置であり、権利解釈においては普通名称に着目して解釈されるものである。この命名に関する理解は、他の装置においても同様である。
まず、利用者端末機演算装置296を説明する。
利用者端末機演算装置296は、CPU、ROM、RAM等によって構成され、ROMに記録されたプログラムに基づいて、RAMと適宜通信しつつ利用者端末機124を構成する各装置の機能を発揮させる機能を有する。
次に利用者端末機撮像装置298を説明する。
利用者端末機撮像装置298は、画像を取得する機能を有し、所謂デジタルカメラであり、静止画像たる写真を取得し、端末機コード解析装置314へ提供する。本実施例1においては、店舗サーバー108の表示装置170に表示された決済要求コードSDCたる二次元コードTDC、具体的にはQRコードQRCを撮像する機能を有し、公知の撮像装置によって構成されている。
次に利用者端末機表示装置302を説明する。
利用者端末機表示装置302は、利用者たる使用者とのインターフェース機能を有し、公知の表示装置(ディスプレイ)が用いられる。また、利用者端末機表示装置302の表面に透明のタップパネル(図示せず)が配置されることにより、利用者端末機入力装置312を構成する。
次に利用者端末機記録装置304を説明する。
利用者端末機記録装置304は、利用者端末機撮像装置298によって取得した画像情報GRDたる二次元コードTDC、及び利用者端末機124において必要な情報を記録する機能を有し、公知の記録装置が用いられる。利用者端末機記録装置304には利用者端末機テーブルUTTが記録される。図15(B)に示すように、利用者端末機テーブルUTTには、少なくとも、決済アプリログイン情報LGIたる個人識別情報PID(例えば、利用者メールアドレスUMA)、及び個人パスワードAPWたる利用者パスワードUPWが記録される。記録された決済アプリログイン情報LGIを用いることにより、二次元コード決済サーバー118にログインする際の操作を簡略化することができる。
次に利用者端末機通信装置306を説明する。
利用者端末機通信装置306は、二次元コード決済サーバー118との間で二次元コード決済要求TCR、領収メールSCM(決済完了情報PCI)等をインターネット通信回線112等を介して通信によって送受信する機能を有し、公知の通信装置が用いられる。
次に決済アプリ記録装置308を説明する。
決済アプリ記録装置308は、決済処理を実行するための決済アプリTAPを、二次元コード決済サーバー118等からダウンロードしてインストールされたプログラムを記録する機能を有し、公知の記録装置が用いられる。決済アプリTAPは、一つの利用者端末機124に対して二次元コード決済システム104毎にインストールすることができ、用途に合わせて選択的に使用することができる。また、決済アプリ記録装置308には、取引特定情報TNO、自動サービス機器料金情報LFI、セキュリティ情報SCI、二次元コード決済サーバー118へ送信した日時情報DTI、利用した二次元コード決済サーバー識別情報TID、及び領収メールSCM(決済完了情報PCI)等が逐次履歴情報として記憶される。これらの決済に関する履歴情報は、決済に関するトラブルが発生した場合、読み出すことにより証拠として用いることができる。
次に利用者端末機入力装置312を説明する。
利用者端末機入力装置312は、決済アプリTAPのダウンロードやログインに等に必要な情報を入力する機能を有する。本実施例1においては、例えば、図16(B)に図示するように、利用者端末機表示装置302に表示された、公知のディスプレイキーボードである。ディスプレイキーボードは、文字種を切り替えることにより、ひらがな、カタカナ、漢字、アルファベットの大文字、小文字、数字、及び記号を入力することができる。
次に端末機コード解析装置314を説明する。
端末機コード解析装置314は、利用者端末機撮像装置298によって画像情報GRDとして取得した二次元コードTDCたるQRコードQRCを利用者端末機124における利用者端末機演算装置296等において演算処理可能な二次元コード演算情報TOIに変換し、出力する機能を有し、公知のプログラムによって構成されている。
次に利用者端末機時計装置316を説明する。
利用者端末機時計装置316は、利用者端末機124において用いる日時情報DTIを出力する機能を有し、公知の時計装置が用いられる。
次に利用者端末機バスライン318を説明する。
利用者端末機バスライン318は、利用者端末機124を構成する装置間のデータの転送を仲介する機能を有し、公知のバスラインが用いられる。
本実施例1において、利用者端末機124には予め決済アプリTAPを二次元コード決済サーバー118からダウンロードし、インストールしておく。図16(A)に示すように、インストールする場合、利用者端末機表示装置302に表示されるテキストボックス324に、利用者端末機入力装置312を用いて入力する。テキストボックス324は、例えば、利用者識別情報UIDたる携帯電話番号MTNを入力する識別情報ボックス324A、個人識別情報PIDたる利用者メールアドレスUMAを入力するアカウントボックス324B、個人パスワードAPWたる利用者パスワードUPWを入力するパスワードボックス324C、支払元情報PAIを特定するための利用者決済口座情報UAIを入力する口座ボックス324Dが表示されるので、前述のように、予め二次元コード決済サーバー118に登録(記録)しておく。この他、利用者氏名UNI、利用者住所情報URI等が登録される。本実施例1において、前述したように、携帯電話番号MTN、利用者メールアドレスUMA、利用者パスワードUPWが二次元コード決済サーバー118の二次元コード決済サーバー記録装置274に記録される利用者テーブルUTLに予め登録される。
これら情報を入力後、登録するためにタップする送信釦326、及び登録を中止するキャンセル釦328が表示される。テキストボックス324をタップした場合、図16(B)に示すように、利用者端末機表示装置302に当該テキストボックスと利用者端末機入力装置312が表示され、テキストが入力可能になる。当該利用者端末機入力装置312を用いて各テキストボックス324に各情報を入力し、全て入力した後、送信釦326をタップすることにより、それら情報がインターネット通信回線112を介して二次元コード決済サーバー118に送信され、二次元コード決済サーバー記録装置274に記録される。なお、決済アプリログイン情報LGIを、利用者端末機124の利用者端末機記録装置304に記録させた場合、当該記録内容をログインに利用することにより、決済アプリTAPを迅速に立ち上げることができる。ただし、利用者端末機124の起動時に生体認証を要求する等、高度の安全性が担保されている場合が好ましい。
決済アプリTAPは、利用者端末機撮像装置298を用いて表示装置170に二次元コード化されて表示された決済要求コードSDCたるQRコードQRCを画像情報GRDとして取得し、端末機コード解析装置314によって、当該QRコードQRCを解析して演算処理可能な二次元コード演算情報TOIに変換した後、少なくとも、当該二次元コード演算情報TOIを二次元コード決済サーバー118へ送信する機能を有する。具体的には、本実施例1において、決済要求コードSDCは、少なくとも、自動サービス機器料金情報LFIであり、取引特定情報TNOを含むことが好ましい。
決済アプリTAPを起動する場合、利用者端末機表示装置302に表示された当該決済アプリTAPのアイコン(図示せず)をタップする。このタップにより、決済アプリTAPが起動し、図16(B)に示すように、まず、決済アプリログイン情報LGIとして利用者メールアドレスUMAを入力するための第一入力ボックス342、及び利用者パスワードUPWを入力するための第二入力ボックス344が表示されると共に、利用者端末機入力装置312、送信釦326、キャンセル釦328が表示される。
利用者は利用者メールアドレスUMA、及び利用者パスワードUPWを入力し、送信釦326をタップすることにより、インターネット通信回線112を解して二次元コード決済サーバー118へ送信する。二次元コード決済サーバー118において、それらが予め二次元コード決済サーバー記録装置274に記録(登録)された情報と一致する場合、その一致する旨の信号が出力された後、図16(C)に示す撮影準備画面PPSが表示される。
決済アプリログイン情報LGIが、利用者端末機124の利用者端末機記録装置304に記録されている場合、ログイン情報LGIの照合は利用者端末機124において行うことにより、迅速に行うことができる。キャンセル釦328をタップした場合、決済アプリTAPが終了し、アイコンの状態に戻る。なお、他の認証手段、例えば生体認証技術によるバイオ認証や顔認証等を用いることもできる。
撮影準備画面PPSには、利用者端末機撮像装置298において取得している画像、本実施例1においてQRコードQRCに加え、撮影キャンセル釦332が表示される。決済アプリTAPにおいて、QRコードQRCの焦点が自動的に合わせられた後、自動的に撮影され、同図16(D)に示す取引確認画面TCSに切り替わる。なお、撮影キャンセル釦332がタップされた場合、決済アプリTAPが終了し、アイコンの状態に戻る。
取引確認画面TCSにはQRコードQRC、確認情報欄334、支払釦336、及び確認キャンセル釦338が表示される。本実施例1においては、確認情報欄334には、取引特定情報TNO、ランドリー店名MNA、自動サービス機器識別情報AID、自動サービス機器名SNI、及び自動サービス機器料金情報LFI等が表示されるが、少なくとも自動サービス機器料金情報LFIが表示されれば良い。なお、ランドリー店名は、店舗サーバー識別情報MIDに関連付けて予め店舗テーブルSSTに記録しておくことにより、当該店舗テーブルSSTから取得することができる。支払釦336がタップされた場合、二次元コード決済要求TSRが決済アプリTAPによって特定される二次元コード決済サーバー118へインターネット通信回線112等を介して送信される。確認キャンセル釦338をタップした場合、決済アプリTAPが終了し、アイコンの状態に戻る。
次に、利用者端末機124における作用を図3に示すフローチャートを参照しつつ説明する。なお、以下の説明においては決済アプリTAPが既にインストールされ、決済アプリログイン情報LGIである利用者メールアドレスUMA、利用者パスワードUPWが入力されてログインがなされ、決済アプリTAPが起動されているものとする。
ステップUS1において、図16(C)に示す撮影準備画面PPSに切り替わり、利用者端末機撮像装置298によって撮像されている映像が利用者端末機表示装置302に表示され、ステップUS2へ進む。本実施例1においては、店舗サーバー108の表示装置170にQRコードQRCが表示されている。
ステップUS2において、利用者端末機表示装置302に表示装置170に表示されているQRコードQRCの全体がくっきりと表示されるように利用者端末機撮像装置298を向けると、自動的に焦点が合わされ、焦点が合った時点で自動的にQRコードQRCが撮像された後、ステップUS3へ進む。
ステップUS3において、利用者端末機表示装置302の表示が図16(D)の取引確認画面TCSに切り替わり、ステップUS4へ進む。取引確認画面TCSに確認情報欄334の内容が表示され、利用者は利用する料金等を確認することができる。
ステップUS4において、支払釦336がタップされたか判別し、当該タップを判別した場合ステップUS5へ進み、判別しない場合、ステップUS4をループし、支払釦待機状態になる。利用者は確認情報欄334の内容を確認し、内容が正しければ支払釦336をタップし、正しくない場合、確認キャンセル釦338をタップして処理を中止する。なお、ステップUS4のループが所定時間継続した場合、利用が中断されたものとみなして強制的に処理を中止することが好ましい。
次にステップUS5において、二次元コード決済要求TSRを二次元コード決済サーバー識別情報TIDによって特定される二次元コード決済サーバー118へ送信し、ステップUS6へ進む。なお、二次元コード決済サーバー識別情報TIDは、決済アプリTAPに組み込まれている。
この二次元コード決済要求TRRに基づいて、二次元コード決済サーバー118において決済処理SETが行われる。決済処理SETとは、支払先特定情報PSIに基づいて支払先PYE(支払先情報PEI)が特定され、当該支払先PYEに自動サービス機器料金情報LFIに基づく料金を、支払元PYS(支払元情報PAI)から支払う処理である。支払先情報PEIは、取引特定情報TNOから、又は支払先情報PEIをQRコードQRCに含めることにより、支払元情報PEIは、利用者端末機124の決済アプリログイン情報LGIによって、利用者テーブルUTLにおいて特定することができる。
ステップUS6において、二次元コード決済サーバー118から決済結果情報SEIたる領収メールSCM(決済完了情報PCI)、又は決済不能メールNSM(決済未了情報UPI)を受信したか判別し、領収メールSCMの場合はステップUS7へ進み、決済不能メールNSMである場合ステップUS8へ進む。なお、利用者端末機124において決済結果情報SEIを所定時間の間に二次元コード決済サーバー118から受信しない場合、エラー処理をして終了することが好ましい。
ステップUS7において、利用者端末機表示装置302に支払完了表示(領収メールSCM、例えば、後述する図17(B)に示す決済完了画面SCS)を行って、処理を終了する。
ステップUS8において、利用者端末機表示装置302に支払未了表示(決済不能メールNSM)を行い、処理を終了する。
なお、利用者端末機124において、図17(A)に示す処理を行うことが好ましい。
図3におけるステップUS6から図17(A)におけるステップUS7aへ進み、同図(B)に示すように、利用者端末機表示装置302に決済完了画面SCSを表示した後、ステップUS8aへ進む。決済完了画面SCSには、決済完了情報欄352が表示され、当該決済完了情報欄352には、ステップUS4における支払釦336のタップに基づいて、「決済完了」等の決済が行われた旨の表示、自動サービス機器料金情報LFI、及び店舗名等の支払対象者を表示することが好ましい。また、決済完了情報欄352の下方に、スクリーンショット釦346、及び第二キャンセル釦348が表示される。
ステップUS8aにおいて、スクリーンショット釦346がタップされたか判別し、タップされた場合ステップUS9aへ進み、タップされない場合、ステップUS8aをループし、スクリーンショット待機状態になる。
ステップUS9aにおいて、決済完了画面SCSのコピーが作成され、利用者端末機記憶装置304に記録され、処理を終了する。このスクリーンショットの記録は、後日の決済に関するトラブルが発生した場合の証拠等に用いることが出来る。なお、第二キャンセル釦348がタップされた場合、撮影準備画面PPSへ戻る。
次に実施例1の自動サービス機器用二次元コード決済システム104Lの作用を図3のフローチャートをも参照しつつ説明する。なお、利用者端末機124には決済アプリTAPがダウンロードされ、決済アプリログイン情報LGIが予め記録されると共に、二次元コード決済サーバー118にも必要な情報が記録されているものとする。
まず、自動サービス機器102たる洗濯機106において、電源が投入され、自動サービス機器制御装置128が作動を開始した場合、ステップLS1において、稼働可否情報出力装置138からの稼働可否情報AVIを判別し、作動可能である場合、待機情報WTIを店舗サーバー108へ出力し、作動不能の場合、作働不能情報IPIを店舗サーバー108へ送信してステップLS2へ進む。
ステップLS2において、貨幣識別装置134から課金信号CHSが出力されたか判別し、出力された場合はステップLS4へ進み、判別しない場合ステップLS3へ進む。
ステップLS3において、自動サービス機器電子マネー処理装置110又は店舗サーバー108からの擬似課金信号FCSを判別した場合、ステップLS4へ進み、判別しない場合、ステップLS1へ戻る。
ステップLS4において、起動信号STSを出力して選択された自動サービス機器102(洗濯機106)の自動サービス機器構成部132を作動させ、ステップLS5へ進む。
ステップLS5において,稼働中信号RNSを店舗サーバー108へ送信した後、ステップLS6へ進む。
ステップLS6において、ステップSS8において設定された所定時間稼働したか判別し、判別した場合ステップLS7へ進み、判別しない場合、所定時間経過するまでステップLS6をループし、稼働を継続する。
ステップLS7において、自動サービス機器構成部132の作動を停止し、処理を終了する。
マネー複合処理装置166(店舗サーバー108)は、ステップSS1において、ランドリー利用釦220がタップされたか判別し、タップされたことを判別した場合、ステップSS2へ進み、タップされない場合はステップSS1をループし、自動サービス機器102の利用待機状態となる。
次にステップSS2において、各自動サービス機器制御装置128が待機情報WTSを出力しているか確認し、待機情報WTSが出力されている場合、換言すれば、自動サービス機器102が稼働可能状態にあるか判断し、自動サービス機器102が待機情報WTSを出力している場合、稼働可能であると判断し,作動不能情報IPI、及び稼働中信号RNSを出力している場合稼働不能であると判別し、ステップSS3へ進む。
ステップSS3において、表示装置170の表示が利用自動サービス機器選択画面ULS(図8(B))に切り替えられた後、ステップSS4へ進む。
ステップSS4において、各自動サービス機器102がステップSS2において把握された待機情報WTS、作動不能情報IPI、又は稼働中信号RNSに基づいて、利用自動サービス機器選択画面ULSに表示された後、ステップSS5へ進む。例えば、可動可能状態の自動サービス機器102は緑色で表示され、稼働不能状態又は稼働中の自動サービス機器102は赤色で表示される。
次にステップSS5において、利用する自動サービス機器102が選択されたか判別し、選択された場合ステップSS6へ進み、選択されない場合ステップSS5をループし、自動サービス機器選択待機状態になる。
ステップSS6において、図9(C)に示す利用態様選択画面USSを表示した後、ステップSS7へ進む。
ステップSS7において、作動時間指定釦234Bの何れかがタップされたことを判別した場合、ステップSS8へ進み、タップされない場合、ステップSS7をループし、作動時間指定待機状態になる。
ステップSS8において、料金情報出力装置142はタップされた作動時間指定釦234Bの種類に対応して自動サービス機器料金情報LFIを出力した後、ステップSS9へ進む。
ステップSS9において、図9(D)に示す二次元コード決済システム選択画面TSSが表示され、ステップSS10へ進む。
ステップSS10において、何れかの二次元コード決済システム選択釦236Bがタップされたか判別し、タップを判別した場合ステップSS11へ進み、判別しない場合、ステップSS10をループして決済システム選択待機状態になる。
ステップSS11において、取引特定情報生成装置238が取引特定情報TNOを出力した後、ステップSS12へ進む。
ステップSS12において、選択された二次元コード決済システム104の二次元コード決済サーバー118へ、少なくとも取引特定情報TNOが送信され、二次元コード決済取引許可要求TCRがなされる。
二次元コード決済サーバー118は、ステップTS1において、二次元コード決済取引許可要求TCRの受信を判別すると、処理要求の正当権限を有するか判別し、正当権限を有する場合、ステップTS2へ進む。
ステップTS2において、取引許可情報TAIとしてのワンパスコードOPCを発行した後、ステップTS3へ進む。
ステップTS3において、少なくとも、受信した取引特定情報TNOに関連付けてワンパスコードOPCを決済サーバーテーブルSVTに記録した後、当該取引特定情報TNOを受信した店舗サーバー識別情報MIDによって特定される店舗サーバー108へ、取引許可情報TAIとして送信する。正当権限の有無は、例えば、取引特定情報TNO等によって判別される。なお、ステップTS1~TS3のワンパスコードOPCの取得は、取引の安全性が担保される場合、省略することができる。
店舗サーバー108は、ステップSS13において、取引許可情報TAIの受信を判別した場合、店舗テーブルSSTにおける同一取引特定情報TNOに関連付けてワンパスコードOPCを記録した後、ステップSS14へ進む。
ステップSS14において、ステップSS10において選択された自動サービス機器用二次元コード決済システム104Lのシステムに基づいて、少なくとも自動サービス機器料金情報LFI、好ましくは、更にワンパスコードOPC、及び取引特定情報TNOが二次元コード変換装置242によって二次元コードTDCに変換された後、ステップSS15へ進む。
ステップSS15において、店舗サーバー108における処理であるか、自動サービス機器二次元コード処理装置126における処理であるか判別され、店舗サーバー108における処理に基づく場合ステップSS16へ進み、自動サービス機器二次元コード処理装置126に基づく場合ステップQS8へ進む。
ステップSS16において、図10(E)に示す二次元コード表示画面TDSに切り換えられ、ステップSS17へ進む。
ステップSS17において二次元コード表示画面TDSには、図10(E)に示すように、二次元コードTDCが表示された後、ステップSS18へ進む。本実施例1において、二次元コードTDCには、自動サービス機器料金情報LFI、支払先特定情報PSIとしての取引特定情報TNO、及び店舗サーバー識別情報MID、並びにセキュリティ情報SCIとしてのワンパスコードOPC、をQRコードQRCに変換し、表示装置170に表示する。
ステップSS18において、店舗タイマー装置244が許容時間ALTの計時を開始した後、ステップSS19へ進む。
ステップSS19において、表示装置170に処理中画面IPSを表示し、ステップSS20へ進む。表示装置170におけるQRコードQRCの表示は、例えば30秒間とし、60秒経過後は、例えば図10(F)に示すように、処理中画面IPSの表示を行う。
ステップSS20において、二次元コード決済サーバー118からの決済結果情報SEIを判別した場合、ステップSS21へ進む。
一方、利用者は、自己の利用者端末機124を操作し、決済アプリTAPを立ち上げて、決済アプリTAPへログインする。したがって、この時点で不正なログインは排除されることになる。
利用者端末機124はこのログインによって、ステップUS1に進み、利用者端末機124の利用者端末機撮像装置298が撮影準備状態になる。換言すれば、図16(C)に示す撮影準備画面PPSになる。
利用者は、自己の利用者端末機124の利用者端末機撮像装置298を操作し、利用者端末機124のステップUS2において、表示装置170に表示されたQRコードQRCの画像を撮像した後、ステップUS3へ進む。
ステップUS3において、取引確認画面TCS(図16(D))が利用者端末機表示装置302に表示され、また、端末機コード解析装置314によって、QRコードQRCを二次元コード演算情報TOIに変換した後、ステップUS4へ進む。したがって、二次元コード演算情報TOIには、少なくとも、自動サービス機器料金情報LFIを含み、本実施例1においては、取引特定情報TNO、先特定情報PSIとしての店舗サーバー識別情報MID、及びセキュリティ情報SCIを含んでいる。
ステップUS4において、支払釦336がタップされたことを判別した場合、ステップUS5へ進み、判別しない場合ステップUS4をループし、支払確定待機状態になる。
ステップUS5において、二次元コード決済要求TSRとして二次元コード演算情報TOIを二次元コード決済サーバー118へ送信した後、ステップUS6へ進む。
二次元コード決済サーバー118は、ステップTS4において、二次元コード決済要求TSRの受信を判別するとステップTS5へ進む。
ステップTS5において、送信されたワンパスコードOPCが正当権限を有するか判別する。正当権限を有する場合、本実施例1において正当権限は、受信したワンパスコードOPCが、決済サーバーテーブルSVTに記録されたワンパスコードOPCと一致する場合、正当権限があると判別し、異なる場合、不当な処理要求であると判別する。
正当権限を有する場合、決済処理SETを実行した後、ステップTS6へ進む。
ステップTS6において、決済結果情報SEIを二次元コード決済要求TSRが送信された利用者端末機124へメール送信する。メールを送信するための利用者端末機124の利用者メールアドレスUMAは、ログイン情報LGIに基づいて、二次元コード決済サーバー118の二次元コード決済サーバー記録装置274に記録されている利用者テーブルUTLから取得することができる。
利用者端末機124は、ステップUS6において決済結果情報SEIが領収メールSCM(決済完了情報PCI)である場合、ステップUS7へ進み、決済不能メールNSM(決済未了情報UPI)である場合ステップUS8へ進む。
さらに、二次元コード決済サーバー118は、ステップTS7において、決済サーバーテーブルSVTに受信した取引特定情報TNOに関連付けて記録されているマネー複合処理装置166(店舗サーバー108)へ、決済結果情報SEI(領収メールSCM又は決済不能メールNSM)を送信する。
ステップUS8において、利用者端末機表示装置302に支払未了表示(決済不能メールNSM)を行い、処理を終了する。
店舗サーバー108はステップSS20において、決済結果情報SEI(領収メールSCM)の受信を判別した場合、ステップSS21へ進む。
ステップSS21において、店舗テーブルSSTに同一の取引特定情報TNOに関連付けて受信した決済結果情報SEIを記録した後、ステップSS22へ進む。
ステップSS22において、同一の取引特定情報TNOに係る決済結果情報SEIを受信するまでの時間が所定の許容時間ALTを超えたか判別し、超えていない場合、ステップSS23へ進む。
ステップSS23において、領収メールSCM(決済完了情報PCI)である場合、許容時間ALT内であることを店舗テーブルSSTに記録した後、店舗テーブルSSTに記録されている同一の取引特定情報TNOに関連付けて記録されている自動サービス機器識別情報AIDによって特定される自動サービス機器102の自動サービス機器制御装置128に対し疑似課金信号FCSを送信し、ステップSS24へ進む。
自動サービス機器制御装置128は、ステップLS3において、疑似課金信号FCSを判別するとステップLS4へ進む。
ステップLS4において、起動信号STSを出力して自動サービス機器構成部132を作動させ、自動サービス機器102を作動させ、ステップLS5へ進む。
ステップLS5において、自動サービス機器制御装置128は、稼働していることを示す稼働中信号RNSを店舗サーバー108へ送信し、ステップLS6へ進む。
ステップLS6において、所定の稼働時間経過したか判別し、所定時間を判別した場合、ステップLS7へ進み、経過しない場合ステップLS6をループし、稼働を継続する。
ステップLS7において自動サービス機器102の稼働が終了される。
店舗サーバー108は、ステップSS24において稼働中信号RNSを判別するとステップSS25へ進む。
店舗サーバー108は、ステップSS25において、店舗テーブルSSTにおける同一の取引特定情報TNOに関連付けて受信した稼働中信号RNSを記録し、処理を終了する。これらの記録によって、自動サービス機器店舗100(の運営者)と利用者との間に取引上の争いが生じた場合において、各段階の記録を照合することにより、事実を確認することができ、当該争いの解決に利用できる。
次に電子マネーカード用二次元コード決済システム104Mを主に図18を参照しつつ説明する。
電子マネーカード用二次元コード決済システム104Mは、電子マネーカード150に電子マネー情報EMIを、二次元コード決済システム104を利用して決済し、記録させるために用いられる。本実施例1において電子マネーカード用二次元コード決済システム104Mは、電子マネーカード発行装置176、電子マネーチャージ装置178、二次元コード決済サーバー118、及び利用者端末機124によって構成されている。しかし、電子マネーカード発行装置176と電子マネーチャージ装置178はどちらか一方であっても良い。本実施例1において、二次元コード決済サーバー118と利用者端末機124は、自動サービス機器用二次元コード決済システム104Lと共通であり、店舗サーバー108についても大部分は前述した自動サービス機器用二次元コード決済システム104Lと共通するので、以下、未説明の、電子マネーカード発行装置176を説明する。
次に電子マネーカード発行装置176を主に図7を参照しつつ説明する。
電子マネーカード発行装置176は、対価支払い装置180からの対価の支払いによって購入された電子マネー情報EMIを記録した新たな電子マネーカード150をカード口192から送り出して購入者(利用者)に提供する機能を有する。本実施例1における電子マネーカード発行装置176は、二次元コード決済サーバー118、紙幣識別装置230、ランドリー店舗用決済システム105(対価支払い装置180(硬貨選別装置196、紙幣識別装置230)又はクレジットカード端末装置240を含む)、カード口192、カード発行釦206、カード保管装置222,カード搬送装置224、複合読書装置226によって構成されている。
電子マネーカード発行装置176において用いる電子マネーカード用二次元コード決済システム104Mは、店舗サーバー108の一部、二次元コード決済サーバー118、及び利用者端末機124である。
次に対価支払い装置180を図7を参照しつつ説明する。
対価支払い装置180は、新たに電子マネーカード150に電子マネー情報EMIを記憶して購入する場合、又は既に所有する電子マネーカード150に電子マネー情報EMIを追加して記録するチャージの場合の対価を支払う機能を有する。本実施例1において、対価支払い装置180は、二次元コード決済システム104、硬貨選別装置196、紙幣識別装置230、及びクレジットカード端末装置240であるが、さらに、公知の、デビッドカードシステムの端末装置等の決済手段を用いることが出来る。二次元コード決済システム104は、前述した通りである。
次に硬貨選別装置196を説明する。
硬貨選別装置196は、硬貨投入口196Eに投入された硬貨Cの真贋及び金種を判別して所定の真贋硬貨である場合、パルス信号を複合機演算装置168へ出力すると共に、当該硬貨Cを収納して保管する機能を有し、公知の硬貨選別装置196が用いられる。硬貨選別装置196は一種類の硬貨の選別に特化している場合、パルス信号が価値情報VLIとして利用できる。例えば、100円硬貨100Cのための硬貨選別装置196から一つのパルス信号が出力された場合、当該1のパルス信号は、100円硬貨100Cを意味する。複数種類の硬貨Cに対応している場合、紙幣識別装置230と同様に受け容れた硬貨Cの金額に相当する価値情報VLIが出力される。
次に紙幣識別装置230を説明する。
紙幣識別装置230は、紙幣投入口194に挿入された紙幣Bの真贋及び金種を判別して金種に相当する価値情報VLIを複合機演算装置168へ出力すると共に、当該紙幣Bを収納して保管する機能を有し、公知の紙幣識別装置230が用いられる。
次にクレジットカード端末装置240を説明する。
クレジットカード端末装置240は、クレジットカード(図示せず)を用いてクレジットカード国際ブランドの決済システム上において、決済処理を行うための公知の端末装置で有り、当該クレジットカード国際ブランド専用又は併用のクレジットカード端末装置である。クレジットカード端末装置240は、所定の金額の決済処理を実行した場合、当該金額を表す価値情報VLIを複合機演算装置168へ出力する。換言すれば、マネー複合処理装置166は、クレジットカードを用いて決済することができる。
次にカード保管装置222を説明する。
カード保管装置222は、電子マネーカード150を積み上げて保管する機能を有し、積み上げた電子マネーカード150の下端部又は上端部の電子マネーカード150が一枚ずつ送り出され、本実施例1においては公知のカード保管装置が用いられている。
次にカード搬送装置224を説明する。
カード搬送装置224は、電子マネーカード150を選択的に所定の方向に搬送する機能、換言すれば、電子マネーカード150をカード保管装置222から複合読書装置226へ搬送し、また、当該カード搬送装置224からカード口192へ搬送し、又は当該カード口192から複合読書装置226へ選択的に搬送する機能を有し、正逆方向に選択的に回転される複数のローラー又はベルトによって構成され、公知のカード搬送装置が用いられている。
次に複合読書装置226を説明する。
複合読書装置226は、電子マネーカード150の電子マネー記録装置150M又はポイント記録装置150Pに記録された電子マネー情報EMI又はポイント情報PTIを読み込み、又は電子マネー記録装置150M若しくはポイント記録装置150Pに書き込む(記録する)機能を有し、公知の非接触又は接触式の読書装置が用いられている。
次に電子マネーカード発行装置176の作用を図18及び図19を参照しつつ説明する。
まず、電子マネーカード発行装置176の表示装置170には図19(A)に示すメニュー画面MSが表示されている。
ステップIS1において、カード発行釦206がタップされ、カード発行指令CICが出力されたことを判別した場合、ステップIS2へ進み、判別しない場合ステップIS1をループし、カード発行指令待機状態となる。
ステップIS2において、表示装置170に図19(B)に示す発行金額選択画面IMCが表示された後、ステップIS3へ進む。
発行金額選択画面IMCには、金額情報指示装置350たる発行金額選択釦354が複数表示される。金額情報指示装置350は、決済処理SETに関する金額情報CMIを指定する機能を有する。本実施例1において、金額情報指示装置350は、第一種発行金額選択釦354Aと第二種発行金額選択釦354Bである。第一種発行金額選択釦354Aは、一部が現金と同じ価値を有する電子マネー情報EMI、残りがポイント情報POIとして記録される。本実施例1においては、1000円の支払いによって、900円分の前払いの電子マネーEMIと、100のポイント情報POIが付与される第一複合発行金額選択釦354A1、2000円の支払いによって1900円分の前払い電子マネー情報EMIと、300のポイントが付与される第二複合発行金額選択釦354A2、及び3000円の支払いによって2900円分の前払い電子マネー情報EMIと、500のポイントが付与される第三複合発行金額選択釦354A3が表示される。
第二種発行金額選択釦354Bは、全て現金と同じ価値を有する電子マネー情報EMIとして記録される。本実施例1においては、1000円の支払いによって、1100円分の前払いの電子マネー情報EMIが記録される第一発行金額選択釦354B1、2000円の支払いによって2300円分の前払い電子マネー情報EMIが記録される第二発行金額選択釦354B2、及び3000円の支払いによって3500円分の前払い電子マネー情報EMIが付与される第三発行金額選択釦354B3が表示される。発行金額選択画面IMCには、更に、発行中止釦356、及び「販売価格にはカード代預り金100円を含みます。」の案内358が表示される。したがって、電子マネーカード発行装置176において表示されている金額には、カード代預り金100円が含まれている。
ステップIS3において、何れかの発行金額選択釦354がタップされたことを判別した場合、ステップIS4へ進む。今回は、第一複合発行金額選択釦354A1がタップされたものとする。
ステップIS4において、前述と同様に、取引特定情報生成装置238が取引特定情報TNOを所定の規則に基づいて出力し、店舗記憶装置246に記録した後、ステップIS5へ進む。
ステップIS5において、図19(C)に示す決済手段選択画面SMCを表示した後、ステップIS6へ進む。決済手段選択画面SMCには、発行金額選択画面IMCにおいて選択した第一種複合発行金額の内容である、必要料金1000円、チャージ種別「プリペイド」、チャージ額「1000円分」、有効期間「2019年12月31日」、及び加算ポイント「100P」の情報が表示される。さらに、発行金額選択画面IMCに戻るための戻る釦362、及び支払手段選択釦364が表示される。本実施例1において、支払手段選択釦364は、現金釦364C、クレジット又は電子マネー釦364CE、及び二次元コード釦364Tが設けられている。また、案内表示部IDSには「決済方法を選択」の操作案内が表示される。本実施例1においては、二次元コード釦364Tが選択されるものとする。なお、発行金額選択画面IMCにおいて、第二種発行金額選択釦354Bを選択した場合、決済手段選択画面SMCにおいては、当然のことながら、加算ポイントは表示されないか、ゼロが表示される。
ステップIS6において、二次元コード釦364Tがタップされた場合、ステップIS7へ進み、タップされない場合、ステップIS6をループし、支払方法選択待機状態になる。
ステップIS7において、図19(D)に示す二次元コード決済システム選択画面TSSが表示装置170に表示された後、ステップIS8へ進む。この二次元コード決済システム選択画面TSSは前述した図9(D)に示す二次元コード決済システム選択画面TSSとの比較において、利用する二次元コード決済ブランドTBSを決定するという点で図9(D)に示す画面と機能・作用面において同一であるので説明を省略する。なお、戻る釦366は決済手段選択画面SMCに戻るための釦である。
ステップIS8において、何れかの二次元コード決済システム104が選択されたことを判別した場合、ステップIS9へ進み、判別しない場合ステップIS8をループし、二次元コード決済システム選択待機状態になる。
ステップIS9において、ステップIS3において、少なくとも確定されたチャージ金額(1000円)、及び店舗記憶装置246に予め記録されている支払先特定情報PSIを二次元コード変換装置242によって二次元コードTDCに変換した後、ステップIS10へ進む。
ステップIS10において、図19(E)に示すように、二次元コードTDC、すなわち、QRコードQRCを表示装置170に表示した後、ステップIS11へ進む。なお、戻る釦370をタップすることにより、二次元コード決済システム選択画面TSS(同図(D))に戻ることができる。
ステップIS11において、店舗タイマー装置244が許容時間ALTの計時を開始した後、ステップIS12へ進む。
ステップIS12において、図19(F)に示すカード発行中画面CIGを表示装置170に表示してステップIS13へ進む。なお、領収書発行釦378をタップした場合、電子マネーカード150がカード口192から送り出された後、領収書発行装置188から領収書が発行される。
ステップIS13において、二次元コード決済サーバー118からの決済結果情報SEI(領収メールSCM)を判別した場合、ステップIS14へ進む。
一方、利用者は、前述同様に、自己の利用者端末機124を操作し、決済アプリTAPを立ち上げて、二次元コード決済サーバー118にログインする。したがって、前述同様に、この時点で不正なログインは排除されることになる。
利用者端末機124はこのログインによって、ステップUS1に進み、利用者端末機124の利用者端末機撮像装置298が撮影準備状態になる。換言すれば、図16(C)に示す撮影準備画面PPSになる。
利用者は、前述同様に自己の利用者端末機124の利用者端末機撮像装置298を操作し、利用者端末機124のステップUS2において、表示装置170に表示されたQRコードQRCの画像を撮像した後、ステップUS3へ進む。
ステップUS3において、取引確認画面TCS(図16(D))が利用者端末機表示装置302に表示され、また、端末機コード解析装置314によって、QRコードQRCを二次元コード演算情報TOIに変換した後、ステップUS4へ進む。したがって、二次元コード演算情報TOIには自動サービス機器料金情報LFIに代えて発行金額情報IMI、及び支払先特定情報PSIが含まれている。
ステップUS4において、支払釦336がタップされたことを判別した場合、ステップUS5へ進み、判別しない場合ステップUS4をループし、支払確定待機状態になる。
ステップUS5において、二次元コード決済要求TSRとして二次元コード演算情報TOIを二次元コード決済サーバー118へ送信した後、ステップUS6へ進む。二次元コード演算情報TOIには、少なくとも、発行金額情報IMI及び支払先特定情報PSIを含み、取引特定情報TNO、セキュリティ情報SCI、及び店舗サーバー識別情報MIDを含むことが好ましい。なお、セキュリティ情報SCIは、前述したように、二次元コード決済取引許可要求TCRを予め実行することにより、取得することができる。
二次元コード決済サーバー118は、ステップTS4において、二次元コード決済要求TSRの受信を判別するとステップTS5へ進む。
ステップTS5において、決済処理SETを実行した後、ステップTS6へ進む。
ステップTS6において、決済結果情報SEI、換言すれば、領収メールSCM(決済完了情報PCI)又は決済不能メールNSM(決済未了情報UPI)を二次元コード決済要求TSRが送信された利用者端末機124へ送信する。
利用者端末機124は、ステップUS6において決済結果情報SEIが領収メールSCMである場合、ステップUS7へ進み、決済不能メールである場合ステップUS8へ進む。
さらに、二次元コード決済サーバー118は、ステップTS7において、決済サーバーテーブルSVTに受信した取引特定情報TNOに関連付けて記録されている電子マネーカード発行装置176、換言すれば、マネー複合処理装置166(店舗サーバー108)へ、決済結果情報SEIを送信する。
利用者端末機124は、ステップUS8において、利用者端末機表示装置302に支払未了表示(決済不能メールNSM)を行い、処理を終了する。
電子マネーカード発行装置176はステップIS13において、決済結果情報SEI(領収メールSCM)の受信を判別した場合、ステップIS14へ進む。
ステップIS14において、店舗テーブルSSTに同一の取引特定情報TNOに関連付けて受信した領収メールSCMを記録した後、ステップIS15へ進む。
ステップIS15において、同一の取引特定情報TNOに係る決済結果情報SEIの受信迄の時間が所定の許容時間ALTを超えたか判別し、超えていない場合、ステップIS16へ進み、超えた場合ステップIS19へ進む。
ステップIS16において、許容時間ALT内であることを店舗テーブルSSTに記録した後、ステップIS17へ進む。
ステップIS17において、カード発行処理CIDを行って後、ステップIS18へ進む。
カード発行処理CIDは、カード保管装置222に保留されている電子マネーカード150をカード搬送装置224によって一枚取出し、複合読書装置226へ搬送した後、静止させる。次いで、二次元コード決済システム104を利用して支払った代金に相当する電子マネー情報EMIを複合読書装置226によって電子マネーカード150の電子マネー記録装置150Mに記録させる。この際、ポイント情報PTIが付与された場合、ポイント記録装置150Pに当該ポイント情報PTIも記録される。その後、電子マネーカード150はカード搬送装置224によってカード口192へ送り出される。購入者は、カード口192から電子マネーカード150を抜き取って自動サービス機器102の利用に供することができる。これらの処理は、複合機演算装置168からの指令に基づいて実行される。
なお、現金釦364Cがタップされた場合、紙幣識別装置230及び/又は硬貨選別装置196によって識別された現金が選択された料金に達した場合、カード発行処理CIDが行われる。
また、クレジット又は電子マネー釦364CEがタップされた場合、前述した二次元コード釦364Tがタップされた場合と同様にして電子マネー情報EMIが新たな電子マネーカード150に書き込まれて送り出される。但し、電子マネーカード用二次元コード決済システム104Mに代えて、クレジットカードを用いる場合は、クレジットカード国際ブランドシステムにおける基幹システムが用いられ、電子マネーカード150の場合、電子マネーカードシステムにおける基幹サーバーが用いられる。その他の決済手段、例えば、ブランドプリペイドカード、ブランドデビッドカード等においても同様に利用することができる。
ステップIS18において、図19(G)に示す完了画面PCSを所定時間表示し、処理を終了する。完了画面PCSには、例えば、購入金額として1000円、投入金額として0円、返却金額として0円、チャージの種別としてプリペイド(前払い)、チャージ額として900円、有効期間として2019年12月31日、チャージ残高として900円分、加算ポイントとして100P、ポイント残高として100P、及びポイントの有効期間として2010年03月31日が表示される。
ステップIS15において、許容時間ALTを超過した場合、換言すれば、タイムアウト情報TOIが出力された場合、ステップIS19において店舗テーブルSSTに取引特定情報TNOに関連付けられてタイムアウトであることが記録された後、ステップIS20へ進む。
ステップLS20において当該取引特定情報TNOに係る処理を無効化した後、処理を終了する。
なお、電子マネーカード発行装置176は、次に説明する電子マネーチャージ装置178との関係において、購入金額の選択、決済手段の選択、二次元コード決済システム104の選択、電子マネー情報EMIの電子マネーカード150への書き込み、及びその後の電子マネーカード150の送り出しは同一である。よって、電子マネーカード発行装置176は、電子マネーチャージ装置178を一部分とする装置であると言える。
次に電子マネーチャージ装置178を主に図6~図7及び図18及び図20を参照しつつ説明する。
電子マネーチャージ装置178は、発行済みの電子マネーカード150に、代金の支払いを受けて支払金額に相当する電子マネー情報EMIを追加して電子マネー記録装置150Mに記録させる機能を有する。本実施例1において、電子マネーチャージ装置178は、表示装置170、入力装置172、対価支払い装置180(硬貨選別装置196、紙幣識別装置230、決済システム選択装置236)、取引特定情報生成装置238、二次元コード変換装置242、カード搬送装置224、複合読書装置226、及びチャージ金額設定装置368によって構成されている。表示装置170、入力装置172、対価支払い装置180、決済システム選択装置236、取引特定情報生成装置238、二次元コード変換装置242、カード搬送装置224、及び複合読書装置226は既に詳述したので、未説明のチャージ金額設定装置368を以下、図18及び図20をも参照しつつ説明する。
チャージ金額設定装置368は、少なくとも、電子マネーカード150に追加する価値情報VLIたる電子マネー情報EMIを設定する機能を有する。本実施例1において、チャージ金額設定装置368は、ソフトウエアによって構成されているが、当該チャージ金額設定装置368たるソフトウエアの起動は、チャージ釦208のタップである。
チャージ釦208は、タップされた場合、電子マネーチャージ装置178に対し電子マネーチャージ指令ECCを出力し、構成機器を所定のタイミングで所定の機能を発揮させることにより、電子マネーカード150の電子マネー記録装置150M、及び/又はポイント記録装置150Pにポイント情報PTIを記録させる。
チャージ釦208がタップされた場合、図20(C)に示すように、表示装置170には第二チャージ金額選択画面CCS2が表示される。第二チャージ金額選択画面CCS2には、金額情報指示装置350、換言すれば、チャージ金額設定装置368としての第二チャージ金額指示釦376が複数表示される。本実施例1においては、第二第一種チャージ金額選択釦376Aと第二第二種チャージ金額選択釦376Bである。第二第一種チャージ金額選択釦376Aは、現金と同じ価値を有する電子マネー情報EMI、及び電子マネー情報EMIに対し一定の比率で付与されるポイント情報POIとして記録される。本実施例1においては、1000円の支払いによって、1000円分の前払いの電子マネーEMIと、100のポイント情報POIが付与される第二一複合チャージ金額選択釦376A1、2000円の支払いによって2000円分の前払い電子マネー情報EMIと、300のポイントが付与される第二二複合チャージ金額選択釦376A2、及び3000円の支払いによって3000円分の前払い電子マネー情報EMIと、500のポイントが付与される第二三複合チャージ金額選択釦376A3が表示される。
第二第二種チャージ金額選択釦376Bは、現金に対し所定の比率で付与される電子マネー情報EMIとして記録される。本実施例1においては、1000円の支払いによって、1100円分の前払いの電子マネーEMIが記録される第二一チャージ金額選択釦376B1、2000円の支払いによって2300円分の前払い電子マネー情報EMIが記録される第二二チャージ金額選択釦376B2、及び3000円の支払いによって3500円分の前払い電子マネー情報EMIが付与される第二三チャージ金額選択釦376B3が表示される。第二チャージ金額選択画面CCS2には、更に、発行中止釦356が表示される。何れかの第二チャージ金額選択釦376がタップされた場合、自動サービス機器料金設定装置234は当該第二チャージ金額選択釦376に設定されている電子マネー情報EMI及び/又はポイント情報PTIを出力する。
次に電子マネーチャージ装置178の作用を図18のフローチャート及び図20における案内画面を参照しつつ説明する。
ステップAS1において、図20(A)に示すチャージ釦208がタップされたか判別し、換言すれば、電子マネーチャージ指令ECCを検知した場合、ステップAS2へ進み、タップされない場合はステップAS1をループし、チャージ指令待機状態となる。
次にステップAS2において、表示装置170に図20(B)に示す第二チャージ金額選択画面CCS2が表示された後、ステップAS3へ進む。
第二チャージ金額選択画面CCS2には第二チャージ金額選択釦376が複数表示される。本実施例1においては、第二第一種チャージ金額選択釦376Aと第二第二種チャージ金額選択釦376Bである。第二第一種チャージ金額選択釦376Aは、現金と同じ価値を有する電子マネー情報EMI、及び電子マネー情報EMIに対し一定の比率で付与されるポイント情報POIが記録される。本実施例1においては、1000円の支払いによって、1000円分の前払いの電子マネーEMIと、100のポイント情報POIが付与される第二一複合チャージ金額選択釦376A1、2000円の支払いによって2000円分の前払い電子マネー情報EMIと、300のポイントが付与される第二二複合チャージ金額選択釦376A2、及び3000円の支払いによって3000円分の前払い電子マネー情報EMIと、500のポイントが付与される第二三複合チャージ金額選択釦376A3が表示される。
第二第二種チャージ金額選択釦376Bは、現金に対し所定の比率で付与される電子マネー情報EMIとして記録される。本実施例1においては、1000円の支払いによって、1100円分の前払いの電子マネーEMIが記録される第二一チャージ金額選択釦376B1、2000円の支払いによって2300円分の前払い電子マネー情報EMIが記録される第二二チャージ金額選択釦376B2、及び3000円の支払いによって3500円分の前払い電子マネー情報EMIが付与される第二三チャージ金額選択釦376B3が表示される。第二チャージ金額選択画面CCS2には、更に、発行中止釦356が表示される。したがって、第二チャージ金額選択釦376の表示とタップがチャージ金額を決定することになるから、ステップAS2及びAS3がチャージ金額設定装置368である。
ステップAS3において、何れかの第二チャージ金額選択釦376がタップされたことを判別した場合、ステップAS4へ進む。今回は、第二一複合チャージ金額選択釦376A1がタップされたものとする。
ステップAS4において、前述と同様に、取引特定情報生成装置238が取引特定情報TNOを所定の規則に基づいて出力し、店舗記憶装置246に記録した後、ステップAS5へ進む。
ステップAS5において、図20(C)に示す電子マネーカード150のカード口192に電子マネーカード150の挿入を促すカード挿入案内画面CISが表示された後、ステップAS6へ進む。
ステップAS6において、電子マネーカード150の挿入を判別した場合、ステップAS7へ進み、挿入されない場合ステップAS6をループし、カード挿入待機状態になる。なお、ステップAS6において電子マネーカード150の挿入を判別した場合、カード搬送装置224が作動されて当該電子マネーカード150が引き込まれ、複合読書装置226において静止させられる。
ステップAS7において、図20(D)に示す決済手段選択画面SMCが表示された後、ステップAS8へ進む。決済手段選択画面SMCには、第二チャージ金額選択画面CCS2において選択した第二一種チャージ金額の内容である、必要料金1000円、チャージ種別「プリペイド」、チャージ額「1000円分」、有効期間「2019年12月31日」、及び加算ポイント「100P」の情報が表示される。さらに、チャージ金額選択画面CCSに戻るための戻る釦374、及び支払手段選択釦364が表示される。本実施例1において、支払手段選択釦364は、現金釦364C、クレジット又は電子マネー釦364CE、及び二次元コード釦364Tが設けられている。また、案内表示部IDSには「決済方法を選択」の操作案内が表示される。本実施例1においては、二次元コード釦364Tが選択されるものとする。
ステップAS8において、二次元コード釦364Tがタップされた場合、ステップAS9へ進み、タップされない場合、ステップAS8をループし、支払方法選択待機状態になる。
ステップAS9において、図20(E)に示す二次元コード決済システム選択画面TSSが表示装置170に表示された後、ステップAS10へ進む。この二次元コード決済システム選択画面TSSは前述したように、利用する二次元コード決済システム104を決定するという点で図9(D)に示す画面と機能・作用面において同一であるので説明を省略する。なお、戻る釦375は決済手段選択画面SMCに戻るための釦である。
ステップAS10において、何れかの二次元コード決済システム104が選択されたことを判別した場合、換言すれば、何れかの二次元コード決済システム選択釦236B(二次元コード決済システム選択釦266)がタップされた場合、ステップAS11へ進み、判別しない場合ステップAS10をループし、二次元コード決済システム選択待機状態になる。
ステップAS11において、二次元コード決済サーバー118へ、少なくとも取引特定情報TNO、好ましくはチャージ金額情報CMIが送信され、二次元コード決済取引許可要求TCRがなされた後、ステップAS12へ進む。
二次元コード決済サーバー118において、二次元コード決済取引許可要求TCRが正当権限に基づく要求であると判断した場合、取引特定情報TNOにワンパスコードOPCを関連付けた取引許可情報TAIが、許可要求を受けた電子マネーチャージ装置178へ送信される。許可要求を行った電子マネーチャージ装置178は、二次元コード決済取引許可要求TCRに含められる店舗サーバー108の店舗サーバー識別情報MIDによって、判別することが出来る。店舗サーバー識別情報MIDとしては、例えば、URLであり、前述した店舗サーバー識別情報MIDを用いることもできるが、別途付与することができる。
ステップAS12において、取引許可情報TAIを判別した場合、ステップSS13へ進み、判別しない場合ステップSS12をループし、取引許可情報待機状態となる。なお、ステップSS11の二次元コード決済取引許可要求TCRは省略することができる。
ステップAS13において、選択された電子マネーカード用二次元コード決済システム104Mのシステムに基づいて、少なくともステップAS3において設定されたチャージ金額情報CMIが、二次元コード変換装置242によって二次元コードTDCに変換された後、ステップAS14へ進む。本実施例1においては、二次元コード決済サーバー118から送信された取引特定情報TNO及びワンパスコードOPCをも加えられて、二次元コードTDCたるQRコードQRCに変換された後、ステップAS14へ進む。
ステップAS14において、二次元コード表示画面TDS(図20(F))に切り換えられ、ステップAS15へ進む。
ステップAS15において、二次元コード表示画面TDSに二次元コードTDCが表示された後、ステップAS16へ進む。
ステップAS16において、店舗タイマー装置244が許容時間ALTの計時を開始した後、ステップAS17へ進む。なお、許容時間ALTの計時は取引許可情報TAIの受信後直後であっても良いし、二次元コード決済取引許可要求TCRを行わない場合、ステップAS10の後にスタートしても良い。
ステップAS17において、図20(G)に示すチャージ中画面CHGを表示した後、ステップAS18へ進む。
ステップAS18において、二次元コード決済サーバー118から決済結果情報SEI(領収メールSCM)を受信したか判別し、判別した場合ステップAS19へ進み、判別しない場合ステップAS18をループし、決済結果情報待機状態になる。
ステップAS19において、決済結果情報SEI(領収メールSCM)を同一の取引特定情報TNOに関連付けて店舗テーブルSSTに記録した後、ステップAS20へ進む。
ステップAS20において、決済結果情報SEIを受信するまでの時間が許容時間ALT内であるか判別し、許容時間ALT以内である場合ステップAS21へ進み、許容時間ALTを超えた場合、ステップAS24へ進む。
ステップAS21において、チャージ処理CHPを行った後、ステップAS22へ進む。
チャージ処理CHPは、複合読書装置226に静止されている電子マネーカード150に、電子マネーカード用二次元コード決済システム104Mを利用して支払った代金に相当する電子マネー情報EMIを複合読書装置226によって電子マネーカード150の電子マネー記録装置150Mに記録させる。この際、ポイント情報PTIが付与された場合、ポイント記録装置150Pに当該ポイント情報PTIが記録される。その後、電子マネーカード150はカード搬送装置224によってカード口192へ送り出される。購入者は、カード口192から電子マネーカード150を抜き取って自動サービス機器102の利用に供することができる。これらの処理は、複合機演算装置168からの指令に基づいて実行される。したがって、電子マネー記録装置150Mに電子マネー情報EMIが残っている場合、チャージされる新たな電子マネー情報EMIが加算されることになる。
ステップAS22において、電子マネーチャージ装置178から書込完了情報を受信したか判別し、判別しない場合ステップAS22をループし、書き込み待機状態になる。
ステップAS23において、店舗テーブルSSTにチャージ完了情報を同一の取引特定情報TNOに関連して記録し、処理を終了する。
なお、現金釦364Cがタップされた場合、紙幣識別装置230及び/又は硬貨選別装置196によって識別された現金が選択された料金に達した場合、チャージ処理CHPが行われる。
また、クレジット又は電子マネー釦364CEがタップされた場合、前述した二次元コード釦364Tがタップされた場合と同様にして電子マネー情報EMIが新たな電子マネーカード150に書き込まれて送り出される。但し、電子マネーカード用二次元コード決済システム104Mに代えて、クレジットカードを用いる場合は、クレジットカード国際ブランドシステムにおける基幹システムが用いられ、電子マネーカードの場合、電子マネーカードシステムにおける基幹サーバーが用いられる。その他の決済手段、例えば、プリペイドカード、デビッドカード等においても同様に利用することができる。
ステップAS20において、許容時間ALTを超過した場合、タイムアウト情報TOIが出力され、ステップAS24において店舗テーブルSSTに取引特定情報TNOに関連付けられて記録された後、取引が中止されたものとして、ステップAS25において当該取引特定情報TNOに係る処理を無効化した後、処理を終了する。
次に残高確認装置182を主に図18及び図21を参照しつつ説明する。
本実施例1における残高確認装置182は、電子マネーカード150の電子マネー記録装置150M及び/又はポイント記録装置150Pに記録されている電子マネー情報EMI及び/又はポイント情報PTI、換言すれば、通貨に相当する価値情報VLI及び/又は非通貨に関するポイント情報PTIを確認できる機能を有し、本実施例1においては、表示装置170、残高確認釦212、カード搬送装置224、及び複合読書装置226によって構成されている。
メニュー画面MSに表示された残高確認釦212がタップされた場合、残高確認指令BICが出力されれる。
ステップBS1において、残高確認指令BICを判別した場合、ステップBS2に進む。
ステップBS2において、表示装置170に図21(B)に示す残高確認案内BCGが表示され、電子マネーカード150のカード口192への挿入が促された後、ステップBS3へ進む。
電子マネーカード150がカード口192に挿入された場合、当該電子マネーカード150は、カード搬送装置224によって複合読書装置226に搬送された後、静止される。
ステップBS3において、複合読書装置226によって電子マネー記録装置150Mに記憶されている電子マネー情報EMI、及び/又はポイント記録装置150Pに記録されているポイント情報PTIが読み込まれ、ステップBS4へ進む。
ステップBS4において、読み込まれた電子マネー情報EMI、及び/又はポイント情報PTIが、表示装置170に、例えば、図21(C)に表示される残高確認画面BDSによって表示される。残高確認画面BDSには、例えば、電子マネーカード150に記録されている電子マネー情報EMIとして1000円、チャージ種別としてプリペイド、有効期間として2019年12月31日、及びポイント残高として100が表示される。なお、戻る釦386がタップされた場合、メニュー画面MSへ戻ると共に、電子マネーカード150は、カード口192に返却される。第二チャージ釦384がタップされた場合、ステップCS2へ進み、前述した図20(B)に示す第二チャージ金額選択画面CCS2が表示される。
これらの処理は、複合機演算装置168からの指令に基づいて実行される。
次にポイント還元装置184を説明する。
ポイント還元装置184は、電子マネーカード150のポイント記録装置150Pに記録されているポイント情報PTIを、電子マネーカード150に電子マネー情報EMIとして書き込むと共に、書き込んだポイント情報PTIを電子マネー情報EMIから減算して記録させる機能を有する。本実施例1においてポイント還元装置184は、表示装置170、ポイント還元釦214、カード搬送装置224、及び複合読書装置226によって構成されている。ポイント還元釦214がタップされ、ポイント還元指令RPCが出力されると、カード口192に挿入された電子マネーカード150は、カード搬送装置224によって複合読書装置226に搬送されて停止される。電子マネー記録装置150Mに記録されている電子マネー情報EMI、及びポイント記録装置150Pに記録されているPTIポイント情報PTIが読み込まれ、表示装置170に表示される案内にしたがって実行することにより、指定されたポイント情報PTIが電子マネー情報EMIとして電子マネー記録装置150Mに記録される。なお、電子マネー情報EMIに変換されたポイント情報PTIは、その変換分が減算されてポイント記録装置150Pに記録される。これらの処理は、複合機演算装置168からの指令に基づいて実行される。
次に両替装置186を説明する。
両替装置186は、紙幣投入口194に投入された紙幣Bを等価の硬貨Cに両替する機能を有し、本実施例1においては、紙幣投入口194、紙幣識別装置230、硬貨払出装置210、及び両替釦216を含んでいる。
硬貨払出装置210は、保管している硬貨Cを指定された数、払出す機能を有し、公知の硬貨払出装置が用いられる。
両替釦216がタップされ、両替指令EXCが出力されると、紙幣投入口194に投入された紙幣Bは、紙幣識別装置230によって真贋及び金種が識別され、識別された金種に基づいて、硬貨払出装置210から等価の硬貨Cが硬貨受取口198へ投出される。これらの処理は、複合機演算装置168からの指令に基づいて実行される。
次に領収書発行装置188を説明する。
領収書発行装置188は、電子マネーカード発行装置176によって電子マネーカード150を発行した場合、又は電子マネーチャージ装置178によって電子マネー情報EMIをチャージした場合、領収書発行装置188によって領収書を領収書発行口228から発行する機能を有する。本実施例1において、領収書発行装置188は、領収書発行釦218を含んでいる。
領収書発行装置188は、領収金額を紙に印刷して送り出す、公知の領収書発行装置が用いられる。
領収書発行釦218がタップされ、領収書発行指令RICが出力された場合、領収書発行装置188は、電子マネーカード150にチャージされた電子マネー情報EMIと同額の金額を印字した紙を領収書発行口228から送り出す。これらの処理は、複合機演算装置168からの指令に基づいて実行される。
次に、自動サービス機器二次元コード処理装置126を主に図22を参照しつつ説明する。
自動サービス機器二次元コード処理装置126は、二次元コード決済システムを用いて料金を支払い、当該自動サービス機器102を作動させる機能を有する。本実施例1において、自動サービス機器二次元コード処理装置126は、横長箱型の端末筐体392の前面に角形の二次元コード処理装置表示装置394、丸形の起動釦396、及び丸形の不足金支払釦398が配置され、自動サービス機器102に取り付けられている。端末筐体392内に後述する各種装置が収納されている。自動サービス機器二次元コード処理装置126は、自動サービス機器102毎に一対一で対応づけて設けられている。即ち、自動サービス機器二次元コード処理装置126は、自動サービス機器102毎に対応づけて設けられている。通常、自動サービス機器二次元コード処理装置126は、対応付けされた自動サービス機器102に取り付けられるが、スタンドに設置するなど、別体に設置することもできる。本実施例1において、自動サービス機器二次元コード処理装置126は自動サービス機器電子マネー処理装置110とは別体に構成されているが、それらを一体化することも出来、自動サービス機器102に一体化することも出来る。
端末筐体392内には、二次元コード処理装置入力装置404、二次元コード処理装置演算装置406、二次元コード処理装置記憶装置408、二次元コード処理装置料金出力装置412、二次元コード処理装置通信装置414、二次元コード処理装置識別情報記録装置416、二次元コード処理装置時計装置418、及び電子マネー不足金処理装置424が配置されている。
まず、起動釦396を説明する。
起動釦396は、押動された場合、自動サービス機器二次元コード処理装置126を稼働状態に立ち上げる切っ掛けとなる信号を出力する機能を有し、例えば、電源スイッチである。本実施例1において、起動釦396を押動した場合、後述する二次元コード処理装置演算装置406のROMに記録されているプログラムが作動し、図22(A)に示す二次元コード処理装置金額選択画面MCSが表示される。二次元コード処理装置金額選択画面MCSには、二次元コード処理装置料金設定釦412B、二次元コード処理装置キャンセル釦426、及び二次元コード処理装置メッセージ欄428が表示される。二次元コード処理装置キャンセル釦426をタップすることにより、自動サービス機器二次元コード処理装置126はスタンバイ状態に戻る。二次元コード処理装置メッセージ欄428には、例えば、料金釦のタップを促すため、「ご利用のボタンを押して下さい」等のメッセージが表示される。
次に不足金支払釦398を説明する。
不足金支払釦398は、自動サービス機器電子マネー処理装置110において読み込んだ電子マネー情報EMIが自動サービス機器料金情報LFIに満たない場合、当該不足額を自動サービス機器用二次元コード決済システム104を利用して支払うことができるようにする機能を有する。本実施例1において、不足金支払釦398が押された場合、電子マネー不足金演算装置422が作動を開始し、不足金支払い処理NEPが可能になる。
次に、二次元コード処理装置入力装置404を説明する。
二次元コード処理装置入力装置404は、二次元コード決済システム104において必要な情報を入力する機能を有し、本実施例1においては、二次元コード処理装置表示装置394と、その表面に配置されたタッチセンサーによって構成された公知のタッチスクリーンであり、釦、又は文字等をタッチすることにより、所定の情報を入力することが出来る。
次に二次元コード処理装置演算装置406を説明する。
次に二次元コード処理装置演算装置406は、演算装置、ROM、RAM等によって構成され、ROMに記録されたプログラムに基づいて、RAMと適宜通信しつつ自動サービス機器二次元コード処理装置126を構成する各装置の機能を発揮させる機能を有する。
次に二次元コード処理装置記憶装置408を説明する。
二次元コード処理装置記憶装置408は、自動サービス機器二次元コード処理装置126において処理する情報を必要に応じて記録する機能を有し、公知の記録装置が用いられる。本実施例1において、二次元コード処理装置記憶装置408には、少なくとも、後述する料金テーブルFTL(図22(C))、及び二次元コード決済システムテーブルTST(図22(D))が記録される。
まず、料金テーブルFTLを説明する。
二次元コード決済システムテーブルTSTは、自動サービス機器料金情報LFIが記録されている。本実施例1においては、10分に対し100円、20分に対し200円、30分に対し300円、40分に対し400円、50分に対し500円、60分に対し600円と10分単位で100円ずつ増加するように設定されているが、作動時間と料金との関係は任意に設定できる。
二次元コード決済システムテーブルTSTを図22(D)を参照しつつ説明する。
二次元コード決済システムテーブルTSTは、自動サービス機器用二次元コード決済システム104Lとアクセスするための情報、例えば自動サービス機器用二次元コード決済システム104LのURLを関連づける。本実施例1においては、自動サービス機器用二次元コード決済システム104L毎に、アクセスのためのURLが記録されている。
処理装置二次元コード変換装置410を説明する。
処理装置二次元コード変換装置410は、二次元コード処理装置料金設定釦412Bがタップされた場合、少なくとも、二次元コード処理装置料金出力装置412から出力される自動サービス機器料金情報LFIを所定の規則に基づいて二次元コードTDCに変換する機能を有する。換言すれば、処理装置二次元コード変換装置410は、少なくとも、二次元コード処理装置料金出力装置412において設定された使用態様に基づく自動サービス機器料金情報LFIを二次元コードTDCに変換する機能を有する。
次に二次元コード処理装置料金出力装置412を説明する。
二次元コード処理装置料金出力装置412は、利用者によって選択された利用態様に応じた自動サービス機器料金情報LFIを出力する機能を有し、本実施例1においては、二次元コード処理装置料金設定釦412Bとプログラムによって構成されている。
二次元コード処理装置料金設定釦412Bは、押(タッチ)された場合、当該釦に設定された自動サービス機器料金情報LFIを出力する。例えば、図22(A)に示すように、稼働時間と金額が表示された第一釦4121、第二釦4122、第三釦4123、第四釦4124、第五釦4125、及び第六釦4126が表示される。何れかの釦がタッチされた場合、当該釦に対し設定された自動サービス機器料金情報LFIが二次元コード処理装置料金出力装置412から出力される。
次に二次元コード処理装置通信装置414を説明する。
二次元コード処理装置通信装置414は、自動サービス機器102の自動サービス機器制御装置128、及び店舗サーバー108と通信する機能を有し、公知の通信装置が用いられる。
次に二次元コード処理装置識別情報記録装置416を説明する。
二次元コード処理装置識別情報記録装置416は、自動サービス機器二次元コード処理装置126の二次元コード処理装置識別情報DIDを記録する機能を有する。自動サービス機器二次元コード処理装置126に個別に付され、世界で実質的に唯一の二次元コード処理装置識別情報DIDを記録し、出力する機能を有する。
次に二次元コード処理装置時計装置418を説明する。
二次元コード処理装置時計装置418は、自動サービス機器二次元コード処理装置126において用いる日時情報DTIを出力する機能を有し、公知の時計装置が用いられる。
二次元コード処理装置タイマー装置420を説明する。
二次元コード処理装置タイマー装置420は、店舗タイマー装置244と同一の機能を有し、本実施例1においてはソフトウエアによって構成される。よって、二次元コード処理装置タイマー装置420を設けずに、店舗サーバー108における店舗タイマー装置244を用いることも出来る。
次に電子マネー不足金演算装置422を説明する。
電子マネー不足金演算装置422は、自動サービス機器電子マネー処理装置110において読み込んだ電子マネー情報EMIが、自動サービス機器料金情報LFIに満たない場合、不足金額を演算する機能を有する。本実施例1において、電子マネー不足金演算装置422は、ソフトウエアによって構成されている。したがって、電子マネー不足金演算装置422は不足金支払い処理NEPの一角を担う。
次に自動サービス機器二次元コード処理装置126の作用を図3のフローチャートを参照しつつ説明する。
自動サービス機器用二次元コード決済システム104Lを用いて決済を行う場合、利用者は、まず、起動釦396を押動する。
まず、ステップQS1において、二次元コード処理装置料金設定釦412Bが押動(タッチ)されたか判別し、判別した場合ステップQS2へ進み、判別しない場合ステップQS3へ進む。
次にステップQS2において、二次元コード処理装置表示装置394に二次元コード処理装置金額選択画面MCSを表示し、ステップQS4へ進む。二次元コード処理装置金額選択画面MCSには、図22(A)に示すように、稼働時間と金額が表示された第一釦4121、第二釦4122、第三釦4123、第四釦4124、第五釦4125、及び第六釦4126が表示される。
ステップQS4において、第一釦4121~第六釦4126の何れかがタッチされたことを判別した場合、ステップQS5へ進む。
ステップQS7において、二次元コード処理装置料金出力装置412は、タッチされた釦に設定された自動サービス機器料金情報LFIと共に二次元コード処理装置識別情報DIDを店舗サーバー108へ出力する。
店舗サーバー108において、自動サービス機器料金情報LFIと共に二次元コード処理装置識別情報DIDをを受信した場合、ステップSS9へ進む。
ステップSS9~ステップSS14迄は、店舗サーバー108においてて前述同様に処理されて、ステップSS15へ進む。
ステップSS15において、自動サービス機器二次元コード処理装置126によって処理された取引であることが判別された場合、取引許可情報TAIは自動サービス機器二次元コード処理装置126へ送信される。なお、店舗サーバー108においては、ステップSS16以降の処理も行われ、ステップSS18において許容時間ALTの計時も開始される。この場合、店舗サーバー108でのステップSS16以降の処理は、別ウインドウが開かれ、内部的に実行される態様において行われ、店舗サーバー108における二次元コード決済システム104の利用を妨げない。
自動サービス機器二次元コード処理装置126は、ステップQS8において、二次元コード変換された取引許可情報TAIを店舗サーバー108から送信されたことを判別した場合、ステップQS8へ進み、二次元コード処理装置表示装置394に図23(B)に示す二次元コード表示画面TDSを表示した後、ステップQS9へ進む。二次元コード表示画面TDSの表示内容は、図10(E)における二次元コード表示画面TDSと同様である。
ステップQS9において、二次元コードTDCを二次元コード表示画面TDSに表示する。
利用者は、前述したように、ステップUS1において、利用者端末機124を用いて二次元コード処理装置表示装置394に表示された二次元コードTDCを撮像する。これ以降の処理は前述したように、二次元コード決済サーバー118、店舗サーバー108、及び自動サービス機器102の自動サービス機器制御装置128において処理される。
なお、店舗サーバー108のステップSS23において、自動サービス機器102を特定する必要があるが、前述したように、自動サービス機器識別情報AIDと二次元コード処理装置識別情報DIDを関連付けて記録しておくことにより、二次元コード処理装置識別情報DIDから自動サービス機器102を判別することができる。よって、選択した自動サービス機器102は、対応する二次元コード処理装置識別情報DIDと自動サービス機器識別情報AIDを関連付けて店舗サーバー108に記録することにより、特定することが可能であるので、自動サービス機器二次元コード処理装置126に対応する自動サービス機器102を起動させることができる。なお、二次元コード決済取引許可要求TCR、二次元コード決済要求TSRに、自動サービス機器二次元コード処理装置126の二次元コード処理装置識別情報DIDが含められることは勿論である。
次に電子マネーカード150を用いた支払において、不足金がある場合、当該不足金を二次元コード決済システム104を用いて支払を行う場合を説明する。
ステップQS3において、不足金支払釦398が押されたか判別し、不足金支払釦398が押されたことを判別した場合、ステップQS6へ進み、判別しない場合ステップQS1へ戻り、二次元コード処理装置決済待機状態になる。
ステップQS6において、不足金額表示画面UES(図24)を二次元コード処理装置表示装置394に表示し、ステップQS7へ進む。不足金額表示画面UESには、当該自動サービス機器102に定められている料金、具体的には、料金情報出力装置142から出力された自動サービス機器料金情報LFIが、料金欄432に表示され、自動サービス機器電子マネー処理装置110において読み込まれた電子マネー情報EMIが電子マネー残高欄434に、そして電子マネー不足金処理装置424において演算された不足金額情報NEWが不足額欄436に表示される。図24においては、料金欄432に600、電子マネー残高欄434に400、そして不足額欄436に200が表示される。不足金額表示画面UESにはこの他、戻る釦438、及び二次元コード決済釦442が表示される。戻る釦438がタップされた場合、ステップQS3へ戻る。
ステップQS7において、二次元コード決済釦442がタップされたことを検知した場合、ステップSS9へ進む。
ステップSS9~ステップSS15は、前述したように店舗サーバー108において処理され、ステップSS15において、二次元コード処理装置識別情報DIDに基づいて、自動サービス機器二次元コード処理装置126の処理である場合、当該二次元コード処理装置識別情報DIDによって特定される自動サービス機器二次元コード処理装置126へ二次元コードTDCが送信され、図24(B)に示すように二次元コード処理装置表示装置394の二次元コード表示画面TDSに二次元コードTDCが表示される。
その後、前述したように決済処理がなされ、選択した自動サービス機器102が起動される。
このように、電子マネーカード150での支払が不足する場合において、当該不足額を二次元コード決済システム104を用いて支払可能に構成することにより、自動サービス機器102の利便性が向上する利点がある。なお、擬似課金信号出力装置を自動サービス機器二次元コード処理装置126に設け、店舗サーバー108からの情報に基づいて自動サービス機器制御装置128に起動信号STSを出力するようにしても良い。また、自動サービス機器二次元コード処理装置126に店舗サーバー108において処理したステップを処理する機能を持たせることにより、店舗サーバー108には二次元コード決済サーバー118との通信機能のみを持たせる構成にすることもできる。しかし、店舗サーバー108と自動サービス機器二次元コード処理装置126に重複する機能を発揮させることはコスト面で不合理で有り、店舗サーバー108における機能を可及的に利用することが好ましい。
次に図25~図27を参照しつつ二次元コード決済システム104を説明する。
本実施例1では、自動サービス機器電子マネー処理装置110での支払額が不足する場合、起動釦396を押動することも無く二次元コード決済システム104による支払が可能になる例である。なお、起動釦396又は不足金支払釦398のどちらか一方を押動することで二次元コード決済システム104による支払が可能になるようにしても良い。
実施例1において、自動サービス機器電子マネー処理装置110は、実施例1の自動サービス機器電子マネー処理装置110に、更に二次元コード処理装置連動装置438(図25(A))を含み、自動サービス機器二次元コード処理装置126は、実施例1の自動サービス機器電子マネー処理装置110に、更に電子マネー不足金処理装置424(図25(B))を含んでいる。
二次元コード処理装置連動装置438は、自動サービス機器電子マネー処理装置110において、読み込んだ電子マネー情報EMIに基づく金額が、選択した自動サービス機器料金情報LFIに基づく料金額よりも少ない場合、自動的に自動サービス機器二次元コード処理装置126に不足金額情報NEMを送信する機能を有する。
電子マネー不足金処理装置424は、不足金額情報NEMを判別した場合、自動サービス機器二次元コード処理装置126を起動させる機能を有する。自動サービス機器二次元コード処理装置126に電源が入っていない場合は電源を入れて二次元コード処理装置演算装置406に格納されているプログラムを起動させ、スリープ状態にある場合、起動する機能を有する。これにより、自動サービス機器102の電子マネーカード150での利用料金の不足額を、自動サービス機器用二次元コード決済システム104Lを用いて直ぐさま支払うことが出来るようにした例である。なお、前述したように、自動サービス機器二次元コード処理装置126の電源は起動釦396を押動することにより投入されるようにし、その後、不足金額情報NEMに基づいて、二次元コード処理装置表示装置394に図27に示す不足金額表示画面UESを表示させることにより、釦操作を簡単化することができる。
この二次元コード決済システム104を図26のフローチャートをも参照しつつ説明する。
まず、自動サービス機器電子マネー処理装置110は、ステップCS1において、カード読書装置152によって電子マネーカード150を検知するとステップCS2へ進み、検知しない場合はステップCS1をループし、カード待機状態になる。
ステップCS2において、電子マネー記録装置150Mに記録されている電子マネー情報EMIを読み込み、ステップCS3へ進む。
ステップCS3において、所定金額、例えば自動サービス機器料金情報LFIの500円と、電子マネーカード150の電子マネー記録装置150Mに記録された電子マネー情報EMIに基づく金額を比較し、電子マネー情報EMIの方が大きい場合、ステップCS4へ進み、前述したように、新たな残金額に相当する電子マネー情報EMIを電子マネー処理装置記録装置156へ書き込んだ後(記録させた後)、ステップCS5へ進み、電子マネー情報EMIの方が小さい場合、換言すれば、電子マネーが不足する場合、ステップCS26へ進む。
ステップCS5において、実施例1で説明したように、自動サービス機器電子マネー処理装置110は、擬似課金信号FCSを自動サービス機器制御装置128へ送信する。これにより、自動サービス機器制御装置128は、擬似課金信号FCSをステップLS3において判別した場合、ステップLS4へ進み、前述したように、自動サービス機器構成部132を500円に相当する時間作動させ、当該自動サービス機器102におけるサービスを提供する。
しかし、電子マネー情報EMIが自動サービス機器の利用料金たる自動サービス機器料金情報LFIに満たない場合、ステップCS6において、二次元コード処理装置連動装置438は、不足金額情報NEMを自動サービス機器二次元コード処理装置126へ送信する。
自動サービス機器二次元コード処理装置126は、ステップQS21において、不足金額情報NEMを受信したか判別し、受信を判別した場合、ステップQS29へ進み、判別しない場合、ステップQS22へ進む。
ステップQS22において、起動釦396がタップされたか判別し、タップを判別した場合、ステップQS23へ進み、判別しないQS26へ進む。
ステップQS23において、二次元コード処理装置表示装置394に図27(A)に示す二次元コード処理装置金額選択画面MCSを表示し、ステップQS24へ進む。
二次元コード処理装置金額選択画面MCSには、実施例1と同様に、第一釦4121、第二釦4122、第三釦4123、第四釦4124、第五釦4125、及び第六釦4126が表示される。
ステップQS24において、第一釦4121~第六釦4126の何れかがタッチされたことを判別した場合、ステップQS25へ進む。
ステップQS25において、二次元コード処理装置料金出力装置412は、タッチされた釦に設定された自動サービス機器料金情報LFIを出力し、ステップSS9へ進む。
ステップSS9以降は、前述したように処理される。
これにより、各自動サービス機器102においても、自動サービス機器二次元コード処理装置126を用いることにより、二次元コード決済システム104を用いて料金を支払い、利用することができる。
次に、電子マネーカード150に記録された電子マネー情報EMIでは料金不足である場合を説明する。
ステップQS26において、不足金支払釦398が押されたことを判別した場合、ステップQS27へ進み、判別しない場合、ステップQS21へ戻り、二次元コード決済待機状態になる。
次にステップQS27において、不足金額表示画面UES(図24)を二次元コード処理装置表示装置394に表示し、ステップQS28へ進む。不足金額表示画面UESには、選択された作動時間指定釦256に基づいて料金情報出力装置142から出力された自動サービス機器料金情報LFIが、料金欄432に表示され、自動サービス機器電子マネー処理装置110において読み込まれた電子マネー情報EMIが電子マネー残高欄434に、そして不足金額情報NEWが不足額欄436に表示される。不足金額表示画面UESにはこの他、戻る釦438、及び二次元コード決済釦442が表示される。戻る釦438がタップされた場合、ステップQS21へ戻る。
ステップQS28において、二次元コード決済釦442がタップされたことを検知した場合、ステップSS9へ進み、タップされない場合ステップQS28をループし、二次元コード決済待機状態になる。
ステップSS9以降は、前述したように処理される。
したがって、電子マネーカード150に記録された電子マネー情報EMIのみでは料金を支払うことが出来ない場合、二次元コード決済システム104を用いて支払うことが出来るので、自動サービス機器102利用の利便性が高まる利点がある。
次に、支払釦336を操作せずとも二次元コード決済システム104を用いて不足金額を支払えるようにした例を説明する。
ステップQS29において、自動サービス機器電子マネー処理装置110から送信された不足金額情報NEMに基づいて、電子マネー不足金処理装置424は自動サービス機器二次元コード処理装置126を起動させ、ステップQS30へ進む。なお、ステップQS29の前段階に、起動釦396の押動を判別するステップを設けることができる。
ステップQS30において、不足金額情報NEMが確定され、ステップQS31へ進む。
ステップQS31において、二次元コード処理装置表示装置394に図27(B)に示す不足金額表示画面UESが表示され、ステップQS28へ進む。不足金額表示画面UESには、料金情報出力装置142から出力される自動サービス機器料金情報LFIが料金欄432に表示され、自動サービス機器電子マネー処理装置110において読み込まれた電子マネー情報EMIが電子マネー残高欄434に、そして電子マネー不足金処理装置424において演算された不足金額情報NEWが不足額欄436に表示される。図27においては、料金欄432に500、電子マネー残高欄434に100、そして不足額欄436に400が表示される。不足金額表示画面UESにはこの他、戻る釦438、及び二次元コード決済釦442が表示される。戻る釦438がタップされた場合、ステップQS21へ戻る。なお、表示に必要な情報は、各装置間の通信によって収集することができる。
ステップQS28において、二次元コード決済釦442がタップされた場合、不足額(不足金額情報NEW)が確定され、ステップステップSS9へ進む。
ステップSS9以降は、前述したように処理される。
したがって、電子マネーカード150に記録された電子マネー情報EMIのみでは料金を支払うことが出来ない場合、二次元コード決済システム104を用いて支払うことが出来るので、自動サービス機器102利用の利便性が高まる利点がある。さらに、実施例2においては、起動釦396等を操作せずとも、自動サービス機器二次元コード処理装置126が起動されるので、より一層利便性が高まる利点がある。
このように、電子マネーカード150での支払が不足する場合において、当該不足額を二次元コード決済システム104を用いて支払可能に構成することにより、自動サービス機器102の利便性が向上する利点がある。特に実施例2においては、起動釦396を押動することなく、直ぐさま二次元コード決済システム104が利用できるようにしたので、更に利便性が向上する利点がある。
次にCPM方式のC二次元コード決済システム104Cを図28の概略構成図を参照しつつ説明する。
CPM方式は、大まかには、C利用者端末機124C(前述した「利用者端末機124」と区別するために「C利用者端末機124C」とする。)に表した二次元コードTDCをマネー複合処理装置166に設置した二次元コード情報取得装置190(図7参照)によって取得した後、金額情報CMI(チャージ金額情報CMI、又は発行金額情報IMIをいう。)と共にC二次元コード決済サーバー118C(前述した「二次元コード決済サーバー118」と区別するために「C二次元コード決済サーバー118C」という。)に送信することにより、C二次元コード決済サーバー118Cにおいて決済処理SETを行い、当該決済処理SETに基づく処理、例えば、電子マネーカード150に対して電子マネー情報EMIを追加(加算)し、又は新たな電子マネーカード150を発行し、若しくは自動サービス機器102を作動させる。二次元コード決済サーバー118Cには、前述同様に、決済サーバーテーブルSVT(前述した「決済サーバーテーブルSVT」と区別するために「C決済サーバーテーブルCSVT」という。)が記録される。C決済サーバーテーブルCSVTの課金結果情報CEIには、「(1)URL取得前」に代えて「QR取得前」が記録される。「QR取得前」とは、二次元コード情報TCIたるQRコードQRCを読み取る前という意味である。
次に具体的構成を説明する。
図7に示すように、マネー複合処理装置166に二次元コード情報取得装置190が設けられている。二次元コード情報取得装置190は、少なくとも二次元コードTDCの画像を取得(撮像)し、当該二次元コードTDCに含まれている画像を解析して二次元コード演算情報TOIを得、出力する機能を有する。その機能において、前述した利用者端末機124における利用者端末機撮像装置298及び端末機コード解析装置314と同一である。本実施例1において、二次元コード情報取得装置190は、複合機撮像装置452、複合機二次元コード解析装置454、及び共通装置200によって構成されている。なお、複合機撮像装置452は撮像装置、複合機二次元コード解析装置454は二次元コード解析装置であるが、前に説明した装置との混同を避けるため、語頭に「複合機」を付すこととする。また、共通装置200は既に説明済みである。
まず、複合機撮像装置452を図6を参照しつつ説明する。
複合機撮像装置452は、画像を取得する機能を有し、所謂デジタルカメラであり、静止画像たる写真を取得し、複合機二次元コード解析装置454(図7参照)へ取得した画像情報GRDを提供する機能を有する。本実施例1において複合機撮像装置452は、マネー複合処理装置166の垂立する前面に取り付けられている。本実施例1において複合機撮像装置452は、ケース456、設置孔458、撮像素子462、照明装置464、及び透明カバー466を含んでいる。
ケース456は、撮像素子462を利用者端末機124の利用者端末機表示装置302に表示された二次元コードTDCの撮像に適した位置に設置する機能を有する。本実施例1において、ケース456はマネー複合処理装置166の垂立する前面から斜め上方へ向かって象の鼻のように延在し、透明カバー466が配置される先端面は前下がりに傾斜した端末機タッチ面468になっている。
設置孔458は、撮像素子462と照明装置464が設置される機能、換言すれば、撮像素子462を撮影に適した位置に配置する機能を有する。本実施例1において、設置孔458は、大凡倒立台形状をしており、その長辺はケース456の先端面たる端末機タッチ面468と一致している。設置孔458の高さ(深さ)は、撮像素子462の焦点距離と大凡一致する。換言すれば、利用者端末機表示装置302を端末機タッチ面468に面接触させることにより、撮像素子462の焦点が合い、自動的に撮像できる。
撮像素子462は、撮像する機能を有し、所謂CCD(Charge-Coupled Device)、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor Image Sensor)等の公知のイメージセンサであり、撮像面が設置孔458の短辺に位置するように配置されている。
照明装置464は、端末機タッチ面468の近傍に翳された利用者端末機表示装置302に光を照射し、表示された二次元コードTDCがくっきりと撮像できるようにする機能を有する。本実施例1において、照明装置464は、LED(Light Emission Diode)等の公知の発光体であり、撮像素子462の周囲に配置されている。従って、照明装置464は同様の機能を有すれば、撮像素子462の周囲に配置する必要は無い。
透明カバー466は、設置孔458の長辺を構成する開口を閉止する機能、及び撮影のための光透過させる機能を有する。本実施例1において、透明カバー466は、ガラス板であるが、同様の機能を有する他の構成、例えば透明アクリル板等に変更することができる。透明カバー466の存在によって、撮像素子462及び照明装置464を物理的に保護することが出来る。
次に複合機二次元コード解析装置454を説明する。
複合機二次元コード解析装置454は、複合機撮像装置452によって画像情報GRDとして取得した二次元コードTDCたるQRコードQRCをマネー複合処理装置166における複合機演算装置168等において演算処理可能な二次元コード演算情報TOIに変換し、出力する機能を有し、公知のプログラムによって構成され、端末機コード解析装置314と同一機能を発揮する。
次にCPM方式の二次元コード決済システムに用いるC利用者端末機124Cを図33を参照しつつ説明する。図15に示す利用者端末機124と同一部分には同一符号を付し、異なる構成を説明する。
C利用者端末機124Cは、CPM二次元コード変換装置412Cを含んでいる。
CPM二次元コード変換装置412Cは、少なくとも、二次元コード決済サーバー118から送信された取引許可情報TAIを所定の規則に基づいて二次元コードTDCに変換する機能を有する。本実施例1において、はソフトウエアによって構成されている。
次に図29に示すフローチャートを参照しつつ電子マネーカード150を発行、又は電子マネー情報EMIをチャージする場合の作用について説明する。
まず、電子マネー情報EMIを電子マネーカード150にチャージする場合を説明する。
電子マネーチャージ装置178におけるステップAS31において、図31(A)に示すチャージ釦208がタップされたか判別し、換言すれば、電子マネーチャージ指令ECCを検知した場合、ステップAS32へ進み、タップされない場合はステップAS31をループし、チャージ指令待機状態となる。
次にステップAS32において、表示装置170に図31(B)に示す第二チャージ金額選択画面CCS2が表示された後、ステップAS33へ進む。
第二チャージ金額選択画面CCS2には、金額情報指示装置350としての第二チャージ金額選択釦376が複数表示される。本実施例1においては、前述した第二第一種チャージ金額選択釦376Aと第二第二種チャージ金額選択釦376Bである。第二第一種チャージ金額選択釦376Aは、現金と同じ価値を有する電子マネー情報EMI、及び電子マネー情報EMIに対し一定の比率で付与されるポイント情報POIが記録される。本実施例1においては、1000円の支払いによって、1000円分の前払いの電子マネーEMIと、100のポイント情報POIが付与される第二一複合チャージ金額選択釦376A1、2000円の支払いによって2000円分の前払い電子マネー情報EMIと、300のポイントが付与される第二二複合チャージ金額選択釦376A2、及び3000円の支払いによって3000円分の前払い電子マネー情報EMIと、500のポイントが付与される第二三複合チャージ金額選択釦376A3が表示される。
第二第二種チャージ金額選択釦376Bは、現金に対し所定の比率で付与される電子マネー情報EMIとして記録される。本実施例1においては、1000円の支払いによって、1100円分の前払いの電子マネーEMIが記録される第二一チャージ金額選択釦376B1、2000円の支払いによって2300円分の前払い電子マネー情報EMIが記録される第二二チャージ金額選択釦376B2、及び3000円の支払いによって3500円分の前払い電子マネー情報EMIが付与される第二三チャージ金額選択釦376B3が表示される。第二チャージ金額選択画面CCS2には、更に、発行中止釦356が表示される。したがって、第二チャージ金額選択釦376の表示とタップがチャージ金額を決定することになるから、ステップAS32及びAS33が金額情報指示装置350(チャージ金額設定装置368)に相当する。
ステップAS33において、何れかの第二チャージ金額選択釦376がタップされたことを判別した場合、ステップAS34へ進む。今回は、第二一複合チャージ金額選択釦376A1がタップされたものとする。換言すれば、1000円の支払いによって、1000円分の電子マネー情報EMIが電子マネーカード150の電子マネー記録装置150Mに記録されている電子マネー情報EMIに加算され、また、100のポイント情報POIが記憶されているポイント情報POIに加算される。
ステップAS34において、前述と同様に、取引特定情報生成装置238が取引特定情報TNOを所定の規則に基づいて生成後出力し、店舗記憶装置246に記録した後、ステップAS35へ進む。
ステップAS35において、図31(C)に示す電子マネーカード150のカード口192に電子マネーカード150の挿入を促すカード挿入案内画面CISが表示された後、ステップAS36へ進む。
ステップAS36において、電子マネーカード150の挿入を判別した場合、ステップAS37へ進み、挿入されない場合ステップAS36をループし、カード挿入待機状態になる。なお、ステップAS36において電子マネーカード150の挿入を判別した場合、カード搬送装置224が作動されて当該電子マネーカード150が引き込まれ、複合読書装置226において静止させられる。
ステップAS37において、図31(D)に示す決済手段選択画面SMCが表示された後、ステップAS38へ進む。決済手段選択画面SMCには、第二チャージ金額選択画面CCS2において選択した第二一種チャージ金額の内容である、必要料金1000円、チャージ種別「プリペイド」、チャージ額「1000円分」、有効期間「2019年12月31日」、及び加算ポイント「100P」の情報が表示される。さらに、チャージ金額選択画面CCS2に戻るための戻る釦374、及び支払手段選択釦364が表示される。本実施例1において、支払手段選択釦364は、現金釦364C、クレジット又は電子マネー釦364CE、及びCPM二次元コード釦364TCが表示される。また、案内表示部IDSには「決済方法を選択」の操作案内が表示される。本実施例1においては、CPM二次元コード釦364TCが選択(タップ)されるものとする。
ステップAS38において、CPM二次元コード釦364TCがタップされた場合、ステップAS39へ進み、タップされない場合、ステップAS38をループし、支払方法選択待機状態になる。
ステップAS39において、CPM二次元コード決済システムのアプリケーションプログラムが立ち上がり、図31(E)に示す複合機撮像装置452への利用者端末機表示装置302のタッチ促し画面TUSが表示装置170に表示された後、ステップAS40へ進む。なお、戻る釦366は決済手段選択画面SMCに戻るための釦である。
ステップAS40において、撮像素子462が撮像可能状態されると共に、照明装置464が発光された後、ステップAS41へ進む。
ステップAS41において、オートフォーカス機能が作動され、ステップAS42へ進む。
利用者USRは、ステップUS21において、C利用者端末機124Cにおいて、予めインストールされている、CPM方式の二次元コード決済システム104に係るアプリケーションプログラムを、利用者識別情報UID(identification)及びパスワードPWを入力して立ち上げ、ステップUS22へ進む。本実施例1において、IDは利用者メールアドレスUMAである。パスワードPWは、利用者USRが任意に設定した数字、アルファベット、又は記号からなる秘密の情報である。
ステップUS22において、少なくとも、利用者USRを特定できる情報、本実施例1においては、利用者識別情報UID及びパスワードPWをC二次元コード決済サーバー118Cへ送信し、二次元コード決済取引許可要求TCRを行う。
C二次元コード決済サーバー118CにおけるステップTS21において、二次元コード決済取引許可要求TCRを判別した場合、ステップTS22へ進み、判別しない場合ステップTS21をループし、取引許可要求待ち状態になる。
ステップTS22において、C二次元コード決済サーバー118Cにおける利用者テーブルUTLに、受信した利用者識別情報UID及びパスワードPWが存在するか判別し、存在する場合ステップTS23へ進み、存在しない場合、二次元コード決済取引許可要求TCRを受けたC利用者端末機124Cへ、利用者識別情報UIDとして受信した利用者メールアドレスUMA宛、取引不可情報NCNを電子メールに添付して送信する。なお、利用者テーブルUTLは、個人情報が含まれるため、C二次元コード決済サーバー118Cと連携する他の管理サーバーに記録することも出来る。
ステップTS23において、取引許可情報TAIとしてのワンパスコードOPCを発行した後、ステップTS24へ進む。
ステップTS24において、取引許可情報TAIとしてのワンパスコードOPCを利用者識別情報UIDとしての利用者メールアドレスUMA宛に送信した後、ステップTS25へ進む。
C利用者端末機124CにおけるステップUS23において、取引許可情報TAIとしてのワンパスコードOPCを判別した場合、ステップUS25へ進み、取引不可情報NCNを判別した場合、ステップUS24へ進む。
ステップUS24において、利用者端末機表示装置302に受信した取引不可情報NCNを表示して処理を終了する。
ステップUS25において、C利用者端末機124CのCPM二次元コード変換装置412Cにおいて、少なくとも受信した取引許可情報TAIとしてのワンパスコードOPCを二次元コードTDCに変換した後、ステップUS26へ進む。本実施例1においては、ワンパスコードOPCの他、個人識別情報PIDとしての利用者メールアドレスUMAが二次元コードTDCに変換される。
ステップUS26において、二次元コードTDCを利用者端末機表示装置302に表示した後、ステップTS27へ進む。
ステップTS27において、C利用者端末機124Cにおける端末機許容時間ULTの計時を開始する。端末機許容時間ULTは許容時間ALOよりも長時間に定められている。
利用者USRは、利用者端末機表示装置302を複合機撮像装置452の端末機タッチ面468にタッチする。
チャージ機178のステップAS42において、撮像対象、本実施例1では二次元コードTDCに焦点が合ったことを判別した場合、ステップAS43へ進む。
電子マネーチャージ装置178におけるステップAS43において、自動的にシャッタが切られて二次元コードTDCが撮像された後、ステップAS44へ進む。
ステップAS44において、表示装置170に図31(F)に示す撮像確認画面IFSが表示された後、ステップAS45へ進む。撮像確認画面IFSには、撮像した二次元コードTDCたるQRコードQRC、案内表示部IDSには「撮影完了」、発行中止釦356、及び決済釦472が表示される。
ステップAS45において、決済釦472のタップを判別した場合、ステップAS46へ進み、判別しない場合ステップAS45をループし、決済釦472のタップ待ち状態になる。なお、ステップAS44及びAS45を省略し、ステップAS43からAS46へ進んでもよい。
ステップAS46において、撮像した二次元コードTDCを、複合機二次元コード解析装置454によって解析し、C二次元コード演算情報CTOIを出力した後、ステップAS47へ進む。本実施例1において、C二次元コード演算情報CTOIには、ワンパスコードOPC及び個人識別情報PIDとしての利用者メールアドレスUMAが含まれる。ワンパスコードOPCはセキュリティ情報SCIとして機能する。利用者メールアドレスUMAは利用者USRを特定し、利用者への各種通知、及び支払元情報PAIとして用いることができる。
ステップAS47において、C二次元コード決済サーバー118Cへ、少なくともワンパスコードOPC及び個人識別情報PIDとしての利用者メールアドレスUMA、店舗サーバー識別情報MID、及びステップAS31において設定されたチャージ金額情報CMIが送信される。本実施例1においては、さらに、取引特定情報TNO及び支払先情報PEIがC二次元コード決済要求情報CSRIとして送信され、C二次元コード決済要求CTSRがなされた後、ステップAS48へ進む。店舗サーバー識別情報MIDは、決済処理に関する店舗サーバー108を特定するために用いられる。チャージ金額情報CMIは、決済処理に係る金額を特定するために用いられる。
ステップAS48において、店舗タイマー装置244が許容時間ALTの計時を開始した後、ステップAS49へ進む。なお、許容時間ALTの計時はAS45において決済釦472のタップの判別に基づいて行っても良い。
ステップAS49において、表示装置170に図31(G)に示すチャージ中画面CHGを表示した後、ステップAS50へ進む。
C二次元コード決済サーバー118CにおけるステップTS25において、C二次元コード決済要求CTSRを判別した場合、ステップTS26へ進み、判別しない場合、ステップTS25をループし、C二次元コード決済要求CTSRの待機状態になる。
ステップTS26において、C二次元コード決済要求CTSRに含まれるワンパスコードOPCがステップTS23において発生させたワンパスコードOPCと同一であると判別した場合、ステップTS27へ進み、一致しない場合、受信した利用者メールアドレスUMA、及び店舗サーバー識別情報MIDによって特定される店舗サーバー108へ、決済不能メールNSMを送信し、処理を終了する。決済不能メールNSMを受信したC利用者端末機124Cは、当該メールを利用者端末機表示装置302に表示し、決済不能である旨を利用者USRに通知する。決済不能メールNSMを受信した店舗サーバー108はその旨を表示装置170に表示する。
ステップTS27において、支払元情報PAIによって特定される支払元PYSから支払先情報PEIによって特定される支払先PYEへの資金を移動する決済処理SETが行われた後、ステップTS28へ進む。
ステップTS28において、決済結果情報SEIを、C二次元コード決済要求CTSRを受けた店舗サーバー識別情報MIDによって特定される店舗サーバー108へ送信される。店舗サーバー識別情報MIDとしては、例えば、URLである。
マネー複合処理装置166(電子マネーチャージ装置178)におけるステップAS50において、C二次元コード決済サーバー118Cから決済結果情報SEI(領収メールSCM)を受信したか判別し、判別した場合ステップAS51へ進み、判別しない場合ステップAS50をループし、決済結果情報待機状態になる。
ステップAS51において、決済結果情報SEI(領収メールSCM)を同一の取引特定情報TNOに関連付けて店舗テーブルSSTに記録した後、ステップAS52へ進む。
ステップAS52において、決済結果情報SEIを受信するまでの時間が許容時間ALT内であるか判別し、許容時間ALT以内である場合ステップAS53へ進み、許容時間ALTを超えた場合、ステップAS56へ進む。
ステップAS53において、チャージ処理CHPを行った後、ステップAS54へ進む。
チャージ処理CHPは、複合読書装置226に静止されている電子マネーカード150に、C二次元コード決済システム104Cを利用して支払った代金に相当する電子マネー情報EMIを複合読書装置226によって電子マネーカード150の電子マネー記録装置150Mに記録させる。この際、ポイント情報PTIが付与された場合、ポイント記録装置150Pに当該ポイント情報PTIが記録される。その後、電子マネーカード150はカード搬送装置224によってカード口192へ送り出される。購入者は、カード口192から電子マネーカード150を抜き取って自動サービス機器102の利用に供することができる。これらの処理は、複合機演算装置168からの指令に基づいて実行される。したがって、電子マネー記録装置150Mに電子マネー情報EMIが残っている場合、チャージされる新たな電子マネー情報EMIが加算されることになる。
ステップAS54において、電子マネーチャージ装置178から書込完了情報を受信したか判別し、判別しない場合ステップAS54をループし、書き込み待機状態になる。
ステップAS55において、店舗テーブルSSTにチャージ完了情報を同一の取引特定情報TNOに関連して記録し、処理を終了する。
ステップUS28において、二次元コード決済サーバー118から決済結果情報SEIたる領収メールSCM(決済完了情報PCI)を受信したか判別し、受信した場合はステップUS29へ進み、受信しない場合ステップUS28をループして決済結果情報SEI待受状態になる。
ステップUS29において、領収メールSCMが端末機許容時間ULT内であるか否か判別し、端末機許容時間ULT内である場合、ステップUS30へ進み、端末機許容時間ULTを超過した場合ステップUS31へ進む。
ステップUS30において、利用者端末機表示装置302に支払完了表示(領収メールSCM)を行って、処理を終了する。
ステップUS31において、利用者端末機表示装置302に支払未了表示(決済不能メールNSM)を行い、処理を終了する。
次にCPM方式のC二次元コード決済システム104Cを利用して電子マネーカード150を発行する場合の作用について図29に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
電子マネーカード発行装置176におけるステップIS21において、図32(A)に示すカード発行釦206がタップされたか判別し、換言すれば、電子マネーカード発行指令CICを検知した場合、ステップIS22へ進み、タップされない場合はステップIS21をループし、カード発行指令待機状態となる。
次にステップIS22において、表示装置170に図32(B)に示す発行金額選択画面IMCが表示された後、ステップIS23へ進む。
発行金額選択画面IMCには、金額情報指示装置350としての発行金額選択釦354が複数表示される。本実施例1においては、前述した第一種発行金額選択釦354Aと第二種発行金額選択釦354Bである。
第一種発行金額選択釦354Aは、現金と同じ価値を有する電子マネー情報EMI、及び電子マネー情報EMIに対し一定の比率で付与されるポイント情報POIが記録される。本実施例1においては、1000円の支払いによって、900円分の前払いの電子マネーEMIと、100ポイントのポイント情報POIが付与される第一複合発行金額選択釦354A1、2000円の支払いによって1900円分の前払い電子マネー情報EMIと、300のポイントが付与される第二複合発行金額選択釦354A2、及び3000円の支払いによって2900円分の前払い電子マネー情報EMIと、500のポイントが付与される第三複合発行金額選択釦354A3が表示される。なお、発行中止釦356、案内358、及び案内表示部IDSの表示は、前述と同様である。
第二種発行金額選択釦354Bは、現金に対し所定の比率で付与される電子マネー情報EMIとして記録される。本実施例1においては、1000円の支払いによって、1100円分の前払いの電子マネーEMIが記録される第一発行金額選択釦354B1、2000円の支払いによって2300円分の前払い電子マネー情報EMIが記録される第二発行金額選択釦354B2、及び3000円の支払いによって3500円分の前払い電子マネー情報EMIが付与される第三発行金額選択釦354B3が表示される。したがって、発行金額選択釦354の表示と当該釦のタップがチャージ金額を決定することになるから、ステップIS22及びIS23が金額情報指示装置350(発行金額設定装置360)である。
ステップIS23において、何れかの発行金額選択釦354がタップされたことを判別した場合、ステップIS24へ進む。今回は、第一複合発行金額選択釦354A1がタップされたものとする。換言すれば、1000円の支払いによって、900円分の電子マネー情報EMI、及び100のポイント情報PTIが、電子マネーカード150の電子マネー記録装置150Mに記録されている電子マネー情報EMI、又はポイント情報PTIに加算される。
ステップIS24において、前述と同様に、取引特定情報生成装置238が取引特定情報TNOを所定の規則に基づいて出力し、店舗記憶装置246に記録した後、ステップIS25へ進む。
ステップIS25において、図32(C)に示す決済手段選択画面SMCが表示された後、ステップIS26へ進む。決済手段選択画面SMCには、発行金額選択画面IMCにおいて選択した第一複合発行金額選択釦354A1の内容である、必要料金1000円、チャージ種別「プリペイド」、チャージ額「1000円分」、有効期間「2019年12月31日」、及び加算ポイント「100P」の情報が表示される。さらに、発行金額選択画面IMCに戻るための戻る釦362、及び支払手段選択釦364が表示される。本実施例1において、支払手段選択釦364は、現金釦364C、クレジット又は電子マネー釦364CE、及びCPM二次元コード釦364TCが表示される。また、案内表示部IDSには「決済方法を選択」の操作案内が表示される。本実施例1においては、CPM二次元コード釦364TCが選択(タップ)されるものとする。
ステップIS26において、CPM二次元コード釦364TCがタップされた場合、ステップIS27へ進み、タップされない場合、ステップIS26をループし、支払方法選択待機状態になる。
ステップIS27において、C二次元コード決済システム104Cのアプリケーションプログラムが立ち上がり、図32(D)に示す複合機撮像装置452への利用者端末機表示装置302のタッチ促し画面TUSが表示装置170に表示された後、ステップIS28へ進む。なお、戻る釦370は決済手段選択画面SMCに戻るための釦である。
ステップIS28において、撮像素子462が撮像可能状態されると共に、照明装置464が発光された後、ステップIS29へ進む。
ステップIS29において、オートフォーカス機能が作動され、ステップIS30へ進む。
利用者USRは、ステップUS21において、C利用者端末機124Cにおいて、予めインストールされている、CPM方式の二次元コード決済システム104Cに係るアプリケーションプログラムを、利用者識別情報UID及びパスワードPWを入力して立ち上げ、ステップUS22へ進む。
ステップUS22において、少なくとも、利用者USRを特定できる情報、本実施例1においては、利用者識別情報UID及びパスワードPWをC二次元コード決済サーバー118Cへ送信し、二次元コード決済取引許可要求TCRを行う。
C二次元コード決済サーバー118CにおけるステップTS21において、二次元コード決済取引許可要求TCRを判別した場合、ステップTS22へ進み、判別しない場合ステップTS21をループし、取引許可要求待ち状態になる。
ステップTS22において、C二次元コード決済サーバー118Cにおける利用者テーブルUTLに、予め記録されている利用者識別情報UID及びパスワードPWの中に、今回受信した利用者識別情報UID及びパスワードPWが存在するか判別し、存在する場合ステップTS23へ進み、存在しない場合、二次元コード決済取引許可要求TCRを受けたC利用者端末機124Cへ、利用者識別情報UIDとして受信した利用者メールアドレスUMAへ、取引不可情報NCNを電子メールに添付して送信する。
ステップTS23において、取引許可情報TAIとしてのワンパスコードOPCを発行した後、ステップTS24へ進む。
ステップTS24において、取引許可情報TAIとしてのワンパスコードOPCを利用者識別情報UIDとしての利用者メールアドレスUMA宛の電子メールに添付して送信した後、ステップTS25へ進む。
C利用者端末機124CにおけるステップUS23において、取引許可情報TAIとしてのワンパスコードOPCを判別した場合、ステップUS25へ進み、取引不可情報NCNを判別した場合、ステップUS24へ進む。
ステップUS24において、利用者端末機表示装置302に受信した取引不可情報NCNを表示し、利用者USRに対してその旨を知らしめて処理を終了する。
ステップUS25において、C利用者端末機124CのCPM二次元コード変換装置412Cにおいて、少なくとも受信した取引許可情報TAIとしてのワンパスコードOPCを二次元コードTDCに変換した後、ステップUS26へ進む。本実施例1においては、ワンパスコードOPC及び個人識別情報PIDとしての利用者メールアドレスUMAが二次元コードTDCに変換される。
ステップUS26において、二次元コードTDCを利用者端末機表示装置302に表示した後、ステップUS27へ進む。
ステップUS27において、C利用者端末機124Cにおける端末機許容時間ULTの計時を開始する。
利用者USRは、利用者端末機表示装置302を複合機撮像装置452の端末機タッチ面468にタッチする。
ステップIS30において、二次元コードTDCに焦点が合った場合、ステップIS31へ進む。
電子マネーカード発行装置176におけるステップIS31において、自動的に二次元コードTDCが撮像された後、ステップIS32へ進む。
ステップIS32において、表示装置170に図32(E)に示す撮像確認画面IFSが表示された後、ステップIS33へ進む。撮像確認画面IFSには、撮像した二次元コードTDCたるQRコードQRC、案内表示部IDSには「撮影完了」、発行中止釦356、及び決済釦472が表示される。
ステップIS33において、決済釦472のタップを判別した場合、ステップIS34へ進み、判別しない場合ステップIS33をループし、決済釦472のタップ待ち状態になる。なお、ステップIS32及びIS33を省略し、ステップIS31からIS34へ進んでもよい。
ステップIS34において、撮像した二次元コードTDCを、複合機二次元コード解析装置454によって解析し、二次元コード演算情報CTOIに変換した後出力し、ステップIS35へ進む。
ステップIS35において、C二次元コード決済サーバー118Cへ、少なくともワンパスコードOPC及び個人識別情報PIDとしての利用者メールアドレスUMA、店舗サーバー識別情報MID、及びステップIS23において設定されたチャージ金額情報CMIが、C二次元決済要求CTSRとして送信される。本実施例1においては、さらに、取引特定情報TNO及び支払先情報PEIがC二次元コード決済要求情報CSRIとして送信された後、ステップIS36へ進む。
ステップIS36において、店舗タイマー装置244が許容時間ALTの計時を開始した後、ステップIS37へ進む。
ステップIS37において、表示装置170に図32(F)に示す発行中画面CIGを表示した後、ステップIS38へ進む。
C二次元コード決済サーバー118CにおけるステップTS25において、C二次元コード決済要求CTSRを判別した場合、ステップTS26へ進み、判別しない場合、ステップTS25をループし、C二次元コード決済要求CTSRの待機状態になる。
ステップTS26において、C二次元コード決済要求CTSRに含まれるワンパスコードOPCがステップTS23において発生させたワンパスコードOPCと同一であると判別した場合、ステップTS27へ進み、一致しない場合、受信した利用者メールアドレスUMA、及び店舗サーバー識別情報MIDによって特定される店舗サーバー108へ、決済不能メールNSMを送信し、処理を終了する。
ステップTS27において、支払元情報PAIによって特定される支払元PYSから支払先情報PEIによって特定される支払先PYEへの資金を移動する決済処理SETが行われた後、ステップTS28へ進む。
ステップTS28において、決済結果情報SEIをC二次元コード決済要求CTSRを受けたマネー複合処理装置166へ送信される。C二次元コード決済要求CTSRを行ったマネー複合処理装置166は、C二次元コード決済要求情報CSRIに含められる店舗サーバー108の店舗サーバー識別情報MIDによって、判別することが出来る。
電子マネーカード発行装置176におけるステップIS38において、C二次元コード決済サーバー118Cから決済結果情報SEI(領収メールSCM)を受信したか判別し、判別した場合ステップIS39へ進み、判別しない場合ステップIS39をループし、決済結果情報待機状態になる。
ステップIS39において、決済結果情報SEI(領収メールSCM)を同一の取引特定情報TNOに関連付けて店舗テーブルSSTに記録した後、ステップIS40へ進む。
ステップIS40において、決済結果情報SEIを受信するまでの時間が許容時間ALT内であるか判別し、許容時間ALT以内である場合ステップIS41へ進み、許容時間ALTを超えた場合、ステップIS44へ進む。
ステップIS41において、店舗テーブルSSTに許容時間ALT内であったことを同一の取引特定情報TNOに関連して記録した後、ステップIS42へ進む。
ステップIS42において、前述のようにカード発行処理CIDを行った後、ステップIS43へ進む。
カード発行処理CIDは、カード保管装置222に保留されている電子マネーカード150をカード搬送装置224によって一枚取出し、複合読書装置226へ搬送した後、静止させる。次いで、二次元コード決済システム104を利用して支払った代金に相当する電子マネー情報EMIを複合読書装置226によって電子マネーカード150の電子マネー記録装置150Mに記録させる。この際、ポイント情報PTIが付与された場合、ポイント記録装置150Pに当該ポイント情報PTIも記録される。その後、電子マネーカード150はカード搬送装置224によってカード口192へ送り出される。購入者は、カード口192から電子マネーカード150を抜き取って自動サービス機器102の利用に供することができる。これらの処理は、複合機演算装置168からの指令に基づいて実行される。
ステップIS43において、図32(G)に示す完了画面PCSを表示して処理を終了する。完了画面PCSには、購入金額として1000円、投入金額として0円、返却金額として0円、チャージの種別としてプリペイド(前払い)、チャージ額として900円、有効期間として2019年12月31日、チャージ残高として900円分、加算ポイントとして100P、ポイント残高として100P、及びポイントの有効期間として2010年03月31日が表示される。
ステップUS28において、二次元コード決済サーバー118から決済結果情報SEIたる領収メールSCM(決済完了情報PCI)を受信したか判別し、受信した場合はステップUS29へ進み、受信しない場合ステップUS28をループして決済結果情報SEIの待受状態になる。
ステップUS29において、端末機許容時間ULT内であるか判別し、端末機許容時間ULT内である場合ステップUS30へ進み、端末機許容時間ULTを超過した場合、ステップUS31へ進む。
ステップUS30において、C利用者端末機124Cの利用者端末機表示装置302に支払完了表示(領収メールSCM)を行って、処理を終了する。
ステップUS31において、利用者端末機表示装置302に支払未完了表示(処理時間超過)を行って、処理を終了する。
次にCPM方式のC二次元コード決済システム104Cを利用して自動サービス機器102を利用する場合の作用について図30に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
ランドリー機器制御装置128、店舗サーバー108、C利用者端末機124C、及びC二次元コード決済サーバー118Cにおいて、従前の説明と同一部には同一符号を付して説明を省略し、異なる作用について説明する。すなわち、店舗サーバー108におけるステップSS1~ステップSS11までは同じであるので、ステップSS11の次のステップSS31から説明する。
ステップSS31において、C二次元コード決済システム104Cに関するアプリケーションプログラムが立ち上がり、図31(E)に示す複合機撮像装置452への利用者端末機表示装置302のタッチ促し画面TUSが表示装置170に表示された後、ステップSS32へ進む。
ステップSS32において、撮像素子462が撮像可能状態にされると共に、照明装置464が発光された後、ステップSS33へ進む。
ステップSS33において、オートフォーカス機能が作動され、ステップSS34へ進む。
利用者USRは、C利用者端末機124Cにおいて、前述のようにステップUS21、及びUS22を実行し、二次元コード決済取引許可要求TCRを行う。
C二次元コード決済サーバー118Cにおいて、前述のようにステップTS21~ステップTS24を実行し、取引許可情報TAIとしてのワンパスコードOPCを利用者識別情報UIDとしての利用者メールアドレスUMA宛電子メールに添付して送信した後、ステップTS25へ進む。
C利用者端末機124Cにおいて、前述のようにステップUS23~ステップUS26を実行し、二次元コードTDCを利用者端末機表示装置302に表示した後、ステップTS27へ進む。
ステップTS27において、C利用者端末機124Cにおける端末機許容時間ULTの計時を開始する。
利用者USRは、利用者端末機表示装置302を複合機撮像装置452の端末機タッチ面468にタッチする。
ステップSS33において、二次元コードTDCに焦点が合った場合、ステップSS35へ進む。
マネー複合処理装置166におけるステップSS35において、自動的に二次元コードTDCが撮像された後、ステップSS36へ進む。
ステップSS36において、表示装置170に図31(F)に示す撮像確認画面IFSが表示された後、ステップSS37へ進む。撮像確認画面IFSには、撮像した二次元コードTDCたるQRコードQRC、案内表示部IDSには「撮影完了」、発行中止釦356、及び決済釦472が表示される。
ステップSS37において、決済釦472のタップを判別した場合、ステップSS38へ進み、判別しない場合ステップSS37をループし、決済釦472のタップ待ち状態になる。
ステップSS38において、撮像した二次元コードTDCを、複合機二次元コード解析装置454によって解析し、C二次元コード演算情報CTOIを出力した後、ステップSS39へ進む。したがって、C二次元コード演算情報CTOIには、少なくともワンパスコードOPC、及び利用者のメールアドレスUMAが含まれる。
ステップSS39において、C二次元コード決済サーバー118Cへ、少なくともワンパスコードOPC及び個人識別情報PIDとしての利用者メールアドレスUMA、店舗サーバー識別情報MID、及びステップSS3において設定された自動サービス機器102の金額情報CMIが送信される。本実施例1においては、さらに、取引特定情報TNO及び支払先情報PEIがC二次元コード決済要求情報CSRIとして送信され、C二次元コード決済要求CTSRがなされた後、ステップSS40へ進む。
ステップSS40において、店舗タイマー装置244が許容時間ALTの計時を開始した後、ステップSS41へ進む。
ステップSS41において、表示装置170に図31(G)に示すチャージ中画面CHGを表示した後、ステップSS42へ進む。
C二次元コード決済サーバー118Cにおいて、前述のようにステップTS25からTS28を実行し、決済結果情報SEIをC利用者端末機124C、及びC二次元コード決済要求CTSRを受けたマネー複合処理装置166(店舗サーバー108)へ送信される。
店舗サーバー108におけるステップSS42において、C二次元コード決済サーバー118Cから決済結果情報SEI(領収メールSCM)を受信したか判別し、判別した場合ステップSS43へ進み、判別しない場合ステップSS42をループし、決済結果情報待機状態になる。
ステップSS43において、決済結果情報SEI(領収メールSCM)を同一の取引特定情報TNOに関連付けて店舗テーブルSSTに記録した後、ステップSS44へ進む。
ステップSS44において、決済結果情報SEIを受信するまでの時間が許容時間ALT内であるか判別し、許容時間ALT以内である場合ステップSS45へ進み、許容時間ALTを超えた場合、ステップSS48へ進む。
ステップSS45において、店舗テーブルSSTに記録されている同一の取引特定情報TNOに関連付けて記録されている自動サービス機器識別情報AIDによって特定される自動サービス機器102の自動サービス機器制御装置128に対し擬似課金信号FCSを送信し、ステップSS46へ進む。
自動サービス機器制御装置128は、ステップLS3において、擬似課金信号FCSを判別するとステップLS4へ進む。
ステップLS4において、起動信号STSを出力して自動サービス機器構成部132を作動させ、自動サービス機器102を作動させ、ステップLS5へ進む。
ステップLS5において、自動サービス機器制御装置128は、稼働していることを示す稼働中信号RNSを店舗サーバー108へ送信し、ステップLS6へ進む。
ステップLS6において、所定の稼働時間経過したか判別し、所定時間を判別した場合、ステップLS7へ進み、経過しない場合ステップLS6をループし、稼働を継続する。
ステップLS7において自動サービス機器102の稼働が終了される。
店舗サーバー108は、ステップSS46において稼働中信号RNSを判別するとステップSS47へ進む。
店舗サーバー108は、ステップSS47において、店舗テーブルSSTにおける同一の取引特定情報TNOに関連付けて受信した稼働中信号RNSを記録し、処理を終了する。これらの記録によって、自動サービス機器店舗100(の運営者)と利用者USRとの間に取引上の争いが生じた場合において、各段階の記録を照合することにより、事実を確認することができ、当該争いの解決に利用できる。
ステップSS44において、許容時間ALTを超過した場合、ステップSS48において店舗テーブルSSTにその旨を記録した後、ステップSS49へ進む。
ステップSS49において、同一の取引特定情報TNOに紐付けられている処理を無効化処理して処理を終了する。無効化とは、
マネー複合処理装置166にCPM方式の二次元コード決済システムを設けた場合、各自動サービス機器102に装着した自動サービス機器二次元コード処理装置126が故障した場合にも、CPM方式の二次元コード決済システムを用いることが出来るので、利用者USRの利便性を高めることが出来る利点がある。
104 二次元コード決済システム
102 自動サービス機器
118 二次元コード決済サーバー
124 利用者端末機
150 電子マネーカード
166 マネー複合処理装置
170 表示装置
178 電子マネーチャージ装置
238 取引特定情報生成装置
302 利用者端末機表示装置
306 利用者端末機通信装置
350 金額情報指示装置
412C CPM二次元コード変換装置
414 二次元コード処理装置通信装置
452 複合機撮像装置
454 複合機二次元コード解析装置
CMI 金額情報
CSRI 決済要求情報
CTOI 二次元コード演算情報
EMI 電子マネー情報
PCI 決済完了情報
PYE 支払先
PYS 支払元
SCI セキュリティ情報
SET 決済処理
TAI 取引許可情報
TCR 取引許可要求
TDC 二次元コード
TNO 取引特定情報

Claims (3)

  1. 少なくとも、一台の自動サービス機器(102)が設置された自動サービス機器用のマネー複合処理装置(166)と、利用者端末機表示装置(302)を備える利用者端末機(124)と、二次元コード決済サーバー(118)と、電子マネーカード(150)によって構成される、自動サービス機器用二次元コード決済システムであって、
    前記マネー複合処理装置(166)は、少なくとも、
    前記電子マネーカード(150)にチャージする電子マネー情報(EMI)を指定する金額情報指示装置(350)と、
    前記電子マネーカード(150)に指定された金額情報(CMI)に基づく電子マネー情報(EMI)をチャージする電子マネーチャージ装置(178)と、
    前記利用者端末機(124)の前記利用者端末機表示装置(302)に表示された二次元コード(TDC)を撮像する複合機撮像装置(452)と、
    前記複合機撮像装置(452)によって撮像した前記二次元コード(TDC)を演算可能な二次元コード演算情報(CTOI)に変換する複合機二次元コード解析装置(454)と、
    少なくとも、前記二次元コード演算情報(CTOI)を含む決済要求情報(CSRI)を前記二次元コード決済サーバー(118)へ送信する通信装置(414)を含み、
    前記利用者端末機(124)は、
    前記二次元コード決済サーバー(118)へ取引許可要求(TCR)を行い、前記二次元コード決済サーバー(118)からの取引許可情報(TAI)を受信する利用者端末機通信装置(306)と、
    少なくとも、前記取引許可情報(TAI)を前記二次元コード(TDC)に変換する二次元コード変換装置(242)と、
    前記二次元コード(TDC)を表示する前記利用者端末機表示装置(302)を含み、
    前記二次元コード決済サーバー(118)において、前記二次元コード演算情報(CTOI)に基づいて、少なくとも金額情報(CMI)に相当する金額を支払元(PYS)から支払先(PYE)へ支払う決済処理(SET)を行った後、前記利用者端末機(124)、及び前記マネー複合処理装置(166)に対し決済完了情報(PCI)を送信し、
    前記利用者端末機(124)は、前記決済完了情報(PCI)に基づいて決済完了表示を行い、
    前記マネー複合処理装置(166)は、前記二次元コード決済サーバー(118)からの前記決済完了情報(PCI)に基づいて、電子マネーチャージ装置(178)によって、前記金額情報(CMI)を前記電子マネーカード(150)に記録されている電子マネー情報(EMI)に加算して記録する
    ことを特徴とする自動サービス機器用二次元コード決済システム。
  2. 前記取引許可情報(TAI)は、セキュリティ情報(SCI)であることを特徴とする
    請求項1に記載の自動サービス機器用二次元コード決済システム。
  3. 前記マネー複合処理装置(166)は、取引特定情報(TNO)を出力する取引特定情報生成装置(238)を含み、
    前記二次元コード決済サーバー(118)への前記決済要求情報(CSRI)には、前記取引特定情報(TNO)が含まれる
    ことを特徴とする請求項1又は2の何れかに記載の自動サービス機器用二次元コード決済システム。
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