JP7143587B2 - 半導体製造装置および半導体装置の製造方法 - Google Patents
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Description
実施の形態1にかかる半導体製造装置(各種プロセス処理装置)の構造について説明する。図1は、実施の形態1にかかる半導体製造装置の要部のレイアウトを示す平面図である。図1には、実施の形態1にかかる半導体製造装置のステージ1の吸着面2に設けられた吸着溝3を当該吸着面2側から見たレイアウトを示す。図2は、図1の切断線A-A’における断面構造を示す断面図である。図1では、吸着溝3をハッチングで示し、ウエハ保持部4を図示省略する。図2では、吸着溝3の個数を何個か省略して図1よりも少ない個数で図示しているが、図1,2には同一のステージ1が図示されており、実際には図1,2ともに吸着溝3の個数は同一である。なお、吸着溝3は、矩形状に図示されているが、これに限らず、テーパ状等他の形状であってもよい。
次に、実施の形態2にかかる半導体製造装置の構造について説明する。図3は、実施の形態2にかかる半導体製造装置の要部を示す断面図である。図3のステージ1’の吸着面2’に設けられた吸着溝3’を当該吸着面2’側から見たレイアウトは、実施の形態1(図1参照)と同様である。すなわち、図3には、図1の切断線A-A’における断面形状が示されている。
次に、実施の形態3にかかる半導体製造装置の構造について説明する。図4,5は、実施の形態3にかかる半導体製造装置の要部を示す断面図である。図4のステージ21の吸着面22に設けられた吸着溝23を当該吸着面22側から見たレイアウトは、実施の形態1(図1参照)と同様である。すなわち、図4,5には、図1の切断線A-A’における断面形状が示されている。実施の形態3にかかる半導体製造装置が実施の形態1にかかる半導体製造装置と異なる点は、外周部31cの厚さt31を中央部31dの厚さt32よりも厚く残した半導体ウエハ31に適用可能なステージ21を備える点である。
次に、ステージの吸着面に吸着された状態の半導体ウエハの変形量について検証した。図6は、実施例1のステージの吸着面に吸着された状態の半導体ウエハの変形量を示す特性図である。図7は、従来のステージの吸着面に吸着された状態の半導体ウエハの変形量を示す特性図である。変形とは、ステージの吸着面の各吸着溝への吸着箇所で半導体基板がステージ側に引っ張られて凹み、略波状になることである。
次に、ステージの吸着面に半導体ウエハを吸着させるために吸着溝内に半導体ウエハをステージ側へ引っ張る方向に生じさせる負圧(吸着圧)の範囲について検証した。図8は、実施例3の半導体ウエハをステージ側へ引っ張る方向に生じさせる負圧の好適な範囲(太枠部分)を示す特性図である。図8には、半導体ウエハのステージに接触する主面上の段差の高さと、ステージの吸着面に半導体ウエハを吸着させるために吸着溝内に半導体ウエハをステージ側へ引っ張る方向に所定の負圧を生じさせるために半導体製造装置に設定される負圧の設定値(吸着圧設定値)と、の関係を示す。図8には、半導体製造装置が正常な吸着であると特定した場合を「○」で示し、正常な吸着でないと特定した場合を「×」で示す。半導体製造装置に設定された負圧の閾値は、-18kPaとした。
2,2',22 ステージの吸着面
3,3',23 ステージの吸着面の吸着溝
4,4',24 ステージの吸着面のウエハ保持部
11 半導体ウエハ
21a ステージの外周部
21b ステージの中央部
25 ステージの吸着面の段差
31 半導体ウエハ
31a 半導体ウエハの表面
31b 半導体ウエハの裏面
31c 半導体ウエハの外周部
31d 半導体ウエハの中央部
32 半導体ウエハの裏面の段差
w1,w1',w11 ステージの隣り合う吸着溝間の間隔
w2,w2',w12 吸着溝の幅
Claims (20)
- 半導体基板が載置されるステージと、
前記ステージの、前記半導体基板が載置される面に同心円状に設けられ、前記ステージに載置された前記半導体基板の第1主面を吸着する複数の吸着溝と、
前記ステージに前記半導体基板が載置されたときに前記吸着溝内を排気し、前記半導体基板の第1主面の、前記吸着溝に対向する箇所を前記ステージ側へ引っ張る負圧を前記吸着溝内に生じさせて前記吸着溝に吸着させる排気手段と、
前記排気手段により第1主面が前記ステージの前記吸着溝に吸着された前記半導体基板の第2主面に所定処理を行う処理手段と、
を備え、
前記吸着溝への前記半導体基板の吸着を前記処理手段による処理終了時まで維持可能な前記負圧の下限値が前記負圧の閾値として予め設定され、
隣り合う前記吸着溝間の間隔は12mm未満であり、
前記半導体基板の第1主面の、前記吸着溝に対向する箇所に前記排気手段により生じさせる前記負圧の設定値は、前記閾値以上で、かつ-25kPa以下-50kPa以上に設定され、
前記ステージの前記吸着溝に前記半導体基板が吸着されたときに、前記ステージの、互いに隣り合う前記吸着溝間の部分は、全域で前記半導体基板の第1主面に接触し、
前記処理手段は、前記ステージに載置された前記半導体基板の第2主面に、素子構造に応じた露光処理を行う露光手段であり、
前記負圧の前記設定値は、前記負圧により前記半導体基板に生じる凹凸が前記露光処理の焦点深度以下となるように設定されることを特徴とする半導体製造装置。 - 半導体基板が載置されるステージと、
前記ステージの、前記半導体基板が載置される面に同心円状に設けられ、前記ステージに載置された前記半導体基板の第1主面を吸着する複数の吸着溝と、
前記ステージに前記半導体基板が載置されたときに前記吸着溝内を排気し、前記半導体基板の第1主面の、前記吸着溝に対向する箇所を前記ステージ側へ引っ張る負圧を前記吸着溝内に生じさせて前記吸着溝に吸着させる排気手段と、
前記排気手段により第1主面が前記ステージの前記吸着溝に吸着された前記半導体基板の第2主面に所定処理を行う処理手段と、
を備え、
前記吸着溝への前記半導体基板の吸着を前記処理手段による処理終了時まで維持可能な前記負圧の下限値が前記負圧の閾値として予め設定され、
隣り合う前記吸着溝間の間隔は12mm未満であり、
前記半導体基板の第1主面の、前記吸着溝に対向する箇所に前記排気手段により生じさせる前記負圧の設定値は、前記閾値以上で、かつ-25kPa以下-50kPa以上に設定され、
前記ステージの前記吸着溝に前記半導体基板が吸着されたときに、前記ステージの、互いに隣り合う前記吸着溝間の部分は、全域で前記半導体基板の第1主面に接触し、
前記ステージは、
前記半導体基板が載置される面に、外周に沿って、中央部よりも外周部を凹ませてなる第1段差を有し、
前記第1段差によって中央部の厚さを外周部の厚さよりも厚くした断面形状であることを特徴とする半導体製造装置。 - 半導体基板が載置されるステージと、
前記ステージの、前記半導体基板が載置される面に同心円状に設けられ、前記ステージに載置された前記半導体基板の第1主面を吸着する複数の吸着溝と、
前記ステージに前記半導体基板が載置されたときに前記吸着溝内を排気し、前記半導体基板の第1主面の、前記吸着溝に対向する箇所を前記ステージ側へ引っ張る負圧を前記吸着溝内に生じさせて前記吸着溝に吸着させる排気手段と、
前記排気手段により第1主面が前記ステージの前記吸着溝に吸着された前記半導体基板の第2主面に所定処理を行う処理手段と、
を備え、
前記吸着溝への前記半導体基板の吸着を前記処理手段による処理終了時まで維持可能な前記負圧の下限値が前記負圧の閾値として予め設定され、
隣り合う前記吸着溝間の間隔は12mm未満であり、
前記半導体基板の第1主面の、前記吸着溝に対向する箇所に前記排気手段により生じさせる前記負圧の設定値は、前記閾値以上で、かつ-25kPa以下-50kPa以上に設定され、
前記ステージの前記吸着溝に前記半導体基板が吸着されたときに、前記ステージの、互いに隣り合う前記吸着溝間の部分は、全域で前記半導体基板の第1主面に接触し、
前記半導体基板の第1主面の、前記吸着溝に対向する箇所に生じる前記負圧は、-18kPaよりも高く、かつ-36.7kPaよりも低く、
前記半導体基板の厚さは、30μm以上400μm以下であり、
前記半導体基板は、第1主面に素子構造による21μm以下の高低差の段差を有することを特徴とする半導体製造装置。 - 半導体基板が載置されるステージと、
前記ステージの、前記半導体基板が載置される面に同心円状に設けられ、前記ステージに載置された前記半導体基板の第1主面を吸着する複数の吸着溝と、
前記ステージに前記半導体基板が載置されたときに前記吸着溝内を排気し、前記半導体基板の第1主面の、前記吸着溝に対向する箇所を前記ステージ側へ引っ張る負圧を前記吸着溝内に生じさせて前記吸着溝に吸着させる排気手段と、
前記排気手段により第1主面が前記ステージの前記吸着溝に吸着された前記半導体基板の第2主面に所定処理を行う処理手段と、
を備え、
前記吸着溝への前記半導体基板の吸着を前記処理手段による処理終了時まで維持可能な前記負圧の下限値が前記負圧の閾値として予め設定され、
隣り合う前記吸着溝間の間隔は12mm未満であり、
前記半導体基板の第1主面の、前記吸着溝に対向する箇所に前記排気手段により生じさせる前記負圧の設定値は、前記閾値以上で、かつ-25kPa以下-50kPa以上に設定され、
前記ステージの前記吸着溝に前記半導体基板が吸着されたときに、前記ステージの、互いに隣り合う前記吸着溝間の部分は、前記半導体基板の第1主面との間に密閉空間を形成することを特徴とする半導体製造装置。 - 前記処理手段は、前記ステージに載置された前記半導体基板の第2主面に、素子構造に応じた露光処理を行う露光手段であり、
前記負圧の前記設定値は、前記負圧により前記半導体基板に生じる凹凸が前記露光処理の焦点深度以下となるように設定されることを特徴とする請求項4に記載の半導体製造装置。 - 半導体基板が載置されるステージと、
前記ステージの、前記半導体基板が載置される面に同心円状に設けられ、前記ステージに前記半導体基板が載置されたときに前記半導体基板の第1主面を吸着する複数の吸着溝と、
前記ステージに前記半導体基板が載置されたときに前記吸着溝内を排気し、前記半導体基板の第1主面の、前記吸着溝に対向する箇所を前記ステージ側へ引っ張る負圧を前記吸着溝内に生じさせて前記吸着溝に吸着させる排気手段と、
前記排気手段により第1主面が前記ステージの前記吸着溝に吸着された前記半導体基板の第2主面に素子構造に応じた露光処理を行う露光手段と、
を備え、
前記吸着溝への前記半導体基板の吸着を前記露光手段による前記露光処理の終了時まで維持可能な前記負圧の下限値が前記負圧の閾値として予め設定され、
隣り合う前記吸着溝間の間隔は、前記半導体基板の第1主面の全面にわたって前記半導体基板の、前記吸着溝への吸着箇所が分散される狭さの間隔に設定され、
前記半導体基板の第1主面の、前記吸着溝に対向する箇所に前記排気手段により生じさせる前記負圧の設定値は、前記閾値以上で、かつ前記負圧により前記半導体基板に生じる凹凸が前記露光処理の焦点深度以下となるように設定され、
前記ステージの前記吸着溝に前記半導体基板が吸着されたときに、前記ステージの、互いに隣り合う前記吸着溝間の部分は、全域で前記半導体基板の第1主面に接触し、
前記焦点深度は、前記露光手段により前記露光処理を処理可能な前記半導体基板の凹凸の高さの上限値であることを特徴とする半導体製造装置。 - 半導体基板が載置されるステージと、
前記ステージの、前記半導体基板が載置される面に同心円状に設けられ、前記ステージに前記半導体基板が載置されたときに前記半導体基板の第1主面を吸着する複数の吸着溝と、
前記ステージに前記半導体基板が載置されたときに前記吸着溝内を排気し、前記半導体基板の第1主面の、前記吸着溝に対向する箇所を前記ステージ側へ引っ張る負圧を前記吸着溝内に生じさせて前記吸着溝に吸着させる排気手段と、
前記排気手段により第1主面が前記ステージの前記吸着溝に吸着された前記半導体基板の第2主面に素子構造に応じた露光処理を行う露光手段と、
を備え、
前記吸着溝への前記半導体基板の吸着を前記露光手段による前記露光処理の終了時まで維持可能な前記負圧の下限値が前記負圧の閾値として予め設定され、
隣り合う前記吸着溝間の間隔は、前記半導体基板の第1主面の全面にわたって前記半導体基板の、前記吸着溝への吸着箇所が分散される狭さの間隔に設定され、
前記半導体基板の第1主面の、前記吸着溝に対向する箇所に前記排気手段により生じさせる前記負圧の設定値は、前記閾値以上で、かつ前記負圧により前記半導体基板に生じる凹凸が前記露光処理の焦点深度以下となるように設定され、
前記ステージの前記吸着溝に前記半導体基板が吸着されたときに、前記ステージの、互いに隣り合う前記吸着溝間の部分は、前記半導体基板の第1主面との間に密閉空間を形成することを特徴とする半導体製造装置。 - 前記焦点深度は、前記露光手段により前記露光処理を処理可能な前記半導体基板の凹凸の高さの上限値であることを特徴とする請求項1、5、7のいずれか一つに記載の半導体製造装置。
- 前記焦点深度は±10μmの範囲内であることを特徴とする請求項8に記載の半導体製造装置。
- 前記ステージの、前記半導体基板が載置される面から突出した凸状で、かつ前記吸着溝の周囲を囲む同心円状に設けられ、前記ステージに載置された前記半導体基板の第1主面に接触して前記半導体基板を保持する保持部をさらに備え、
前記ステージの前記吸着溝に前記半導体基板が吸着されたときに、前記ステージの、互いに隣り合う前記吸着溝間の部分は、互いに隣り合う前記保持部間において前記半導体基板の第1主面との間に密閉空間を形成することを特徴とする請求項4または7に記載の半導体製造装置。 - 前記ステージは、
前記半導体基板が載置される面に、外周に沿って、中央部よりも外周部を凹ませてなる第1段差を有し、
前記第1段差によって中央部の厚さを外周部の厚さよりも厚くした断面形状であることを特徴とする請求項1、3~10のいずれか一つに記載の半導体製造装置。 - 前記半導体基板は、
第1主面に、外周に沿って、中央部を外周部よりも凹ませてなる第2段差を有し、
前記第2段差によって外周部の厚さを中央部の厚さよりも厚くした断面形状であり、
前記半導体基板が前記ステージに載置されたときに、前記半導体基板の第1主面の前記ステージ側に突出した外周部が前記ステージの前記第1段差に収容されることを特徴とする請求項11に記載の半導体製造装置。 - 前記半導体基板の第1主面の、前記吸着溝に対向する箇所に生じる前記負圧は、-18kPaよりも高く、かつ-36.7kPaよりも低く、
前記半導体基板の厚さは、30μm以上400μm以下であり、
前記半導体基板は、第1主面に素子構造による21μm以下の高低差の段差を有することを特徴とする請求項1または4に記載の半導体製造装置。 - 前記半導体基板の厚さは、30μm以上400μm以下であり、
前記半導体基板は、第1主面に素子構造による21μm以下の高低差の段差を有することを特徴とする請求項6または7に記載の半導体製造装置。 - 半導体製造装置のステージに、第1主面を前記ステージ側にして半導体基板を載置する載置工程と、
前記ステージの、前記半導体基板が載置される面に同心円状に設けられた複数の吸着溝内を排気手段により排気し、前記半導体基板の第1主面の、前記吸着溝に対向する箇所を前記ステージ側へ引っ張る負圧を前記吸着溝内に生じさせて、前記半導体基板の第1主面を前記吸着溝に吸着させることにより、前記ステージに前記半導体基板を固定する排気工程と、
前記排気工程を継続させた状態で、素子構造に応じた露光処理を前記半導体基板の第2主面に行う露光工程と、
を含み、
前記半導体製造装置に、前記吸着溝への前記半導体基板の吸着を前記露光工程の終了時まで維持可能な前記負圧の下限値が前記負圧の閾値として予め設定され、
前記ステージの隣り合う前記吸着溝間の間隔は、前記半導体基板の第1主面の全面にわたって前記半導体基板の、前記吸着溝への吸着箇所が分散される狭い間隔に設定され、
前記排気工程では、前記半導体基板の第1主面の、前記吸着溝に対向する箇所に、前記閾値以上で、かつ前記負圧により前記半導体基板に生じる凹凸が前記露光処理の焦点深度以下となる設定値で前記負圧を生じさせ、
前記排気工程では、前記ステージの、互いに隣り合う前記吸着溝間の部分は、全域で前記半導体基板の第1主面に接触し、
前記ステージは、
前記半導体基板が載置される面に、外周に沿って、中央部よりも外周部を凹ませてなる第1段差を有し、
前記第1段差によって中央部の厚さを外周部の厚さよりも厚くした断面形状であることを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 半導体製造装置のステージに、第1主面を前記ステージ側にして半導体基板を載置する載置工程と、
前記ステージの、前記半導体基板が載置される面に同心円状に設けられた複数の吸着溝内を排気手段により排気し、前記半導体基板の第1主面の、前記吸着溝に対向する箇所を前記ステージ側へ引っ張る負圧を前記吸着溝内に生じさせて、前記半導体基板の第1主面
を前記吸着溝に吸着させることにより、前記ステージに前記半導体基板を固定する排気工程と、
前記排気工程を継続させた状態で、素子構造に応じた露光処理を前記半導体基板の第2主面に行う露光工程と、
を含み、
前記半導体製造装置に、前記吸着溝への前記半導体基板の吸着を前記露光工程の終了時まで維持可能な前記負圧の下限値が前記負圧の閾値として予め設定され、
前記ステージの隣り合う前記吸着溝間の間隔は、前記半導体基板の第1主面の全面にわたって前記半導体基板の、前記吸着溝への吸着箇所が分散される狭い間隔に設定され、
前記排気工程では、前記半導体基板の第1主面の、前記吸着溝に対向する箇所に、前記閾値以上で、かつ前記負圧により前記半導体基板に生じる凹凸が前記露光処理の焦点深度以下となる設定値で前記負圧を生じさせ、
前記排気工程では、前記ステージの、互いに隣り合う前記吸着溝間の部分は、全域で前記半導体基板の第1主面に接触し、
前記半導体基板の厚さは、30μm以上400μm以下であり、
前記半導体基板は、第1主面に素子構造による21μm以下の高低差の段差を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 半導体製造装置のステージに、第1主面を前記ステージ側にして半導体基板を載置する載置工程と、
前記ステージの、前記半導体基板が載置される面に同心円状に設けられた複数の吸着溝内を排気手段により排気し、前記半導体基板の第1主面の、前記吸着溝に対向する箇所を前記ステージ側へ引っ張る負圧を前記吸着溝内に生じさせて、前記半導体基板の第1主面を前記吸着溝に吸着させることにより、前記ステージに前記半導体基板を固定する排気工程と、
前記排気工程を継続させた状態で、素子構造に応じた露光処理を前記半導体基板の第2主面に行う露光工程と、
を含み、
前記半導体製造装置に、前記吸着溝への前記半導体基板の吸着を前記露光工程の終了時まで維持可能な前記負圧の下限値が前記負圧の閾値として予め設定され、
前記ステージの隣り合う前記吸着溝間の間隔は、前記半導体基板の第1主面の全面にわたって前記半導体基板の、前記吸着溝への吸着箇所が分散される狭い間隔に設定され、
前記排気工程では、前記半導体基板の第1主面の、前記吸着溝に対向する箇所に、前記閾値以上で、かつ前記負圧により前記半導体基板に生じる凹凸が前記露光処理の焦点深度以下となる設定値で前記負圧を生じさせ、
前記排気工程では、前記ステージの、互いに隣り合う前記吸着溝間の部分は、前記半導体基板の第1主面との間に密閉空間を形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 前記ステージは、
前記半導体基板が載置される面に、外周に沿って、中央部よりも外周部を凹ませてなる第1段差を有し、
前記第1段差によって中央部の厚さを外周部の厚さよりも厚くした断面形状であることを特徴とする請求項17に記載の半導体装置の製造方法。 - 前記半導体基板は、
第1主面に、外周に沿って、中央部を外周部よりも凹ませてなる第2段差を有し、
前記第2段差によって外周部の厚さを中央部の厚さよりも厚くした断面形状であり、
前記載置工程では、前記半導体基板の第1主面の前記ステージ側に突出した外周部が前記ステージの前記第1段差に収容されることを特徴とする請求項15または18に記載の半導体製造装置の製造方法。 - 前記半導体基板の厚さは、30μm以上400μm以下であり、
前記半導体基板は、第1主面に素子構造による21μm以下の高低差の段差を有することを特徴とする請求項15、17~19のいずれか一つに記載の半導体製造装置の製造方法。
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