JP7142238B2 - 収納装置 - Google Patents

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Description

本発明は、収納装置に関する。
従来より、テレビジョン受像機やディスプレイ(モニター)等の映像表示機器や、各種の電気機器、電子機器等の物品が載置される天板や棚板を有したキャビネット等の収納装置が知られている。このような収納装置に載置される物品には、転倒を防止するための連結具や、電源線や通信線等のケーブルなどの関連部材が設けられる場合がある。
例えば、下記特許文献1には、棚板の後端部を上下から挟む上下の弾性引掛片を有した配線トレーを設けた収納装置が開示されている。
特開2014-204785号公報
しかしながら、上記のような配線トレーでは、上下の弾性引掛片を連結する連結片部が後端面に当接するまで配線トレーを移動させて棚板の後端部に取り付ける必要があるが、きっちりと取り付けられたか否かを認識し難く、更なる改善が望まれる。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、天板や棚板に載置される物品の関連部材の保持が可能でありながらも、後端部への保持部材の取付性を向上し得る収納装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係る収納装置は、収納間口方向に延びる係合溝が後端部の上面及び下面のうちの少なくとも一方に設けられ、物品が載置される載置板と、この載置板に載置される物品のケーブルを保持するケーブル保持部が設けられ、該載置板の後端部に取り付けられる保持部材と、を備えており、前記保持部材は、前記載置板の後端部を上下両側から挟むように設けられた上片部及び下片部を備え、これら上片部及び下片部のうちの前記載置板の前記係合溝が設けられた面に当接される片部には、該係合溝に係合する係合突部が設けられており、前記ケーブル保持部は、溝開口側の溝幅が溝深さ方向中央部の溝幅よりも小とされた溝状の複数の第1ケーブル保持部と、該第1ケーブル保持部に保持されるケーブルよりも細径のケーブルを溝底側部位において保持する溝状の複数の第2ケーブル保持部と、を収納間口方向に交互に設けた構成とされ、かつ隣り合う前記第1ケーブル保持部と前記第2ケーブル保持部とを共用の保持片部によって区画した構成とされ、前記保持片部の両側面のうちの前記第1ケーブル保持部の溝内側壁を構成する側面が凹湾曲面状とされ、前記保持片部の両側面のうちの前記第2ケーブル保持部の溝内側壁を構成する側面が凸湾曲面状とされていることを特徴とする。
本発明に係る収納装置は、上述のような構成としたことで、天板や棚板に載置される物品の関連部材の保持が可能でありながらも、後端部への保持部材の取付性を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る収納装置の一例を模式的に示す概略斜視図である。 (a)は、同収納装置の一部破断概略斜視図、(b)は、同収納装置が備える保持部材の一例を模式的に示す概略斜視図、(c)は、同保持部材の概略平面図、(d)は、同収納装置の一部破断概略縦断面図である。 (a)は、同収納装置の一部破断概略斜視図、(b)は、同収納装置が備える保持部材の他例を模式的に示す概略分解斜視図である。
以下に本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
なお、一部の図では、他図に付している詳細な符号の一部を省略している。
また、以下の実施形態では、設置された本実施形態に係る収納装置に載置された映像表示機器の表示面側に対面した状態を基準として、手前側を前方、その逆側を後方とし、また、設置された状態を基準として、上下方向等の方向を説明する。
図1~図3は、本実施形態に係る収納装置の一例を模式的に示す図である。
本実施形態に係る収納装置1は、図1に示すように、物品としての映像表示機器3が載置される載置板としての天板10と、物品としての電子機器5が載置される載置板としての棚板17と、を備えている。また、収納装置1は、天板10に載置される映像表示機器3の関連部材としての連結具6を保持する保持部材としての連結具保持部材30を備えている。また、収納装置1は、天板10に載置される映像表示機器3の関連部材としてのケーブル7,8を保持する保持部材としてのケーブル保持部材20を備えている。また、収納装置1は、棚板17に載置される電子機器5の関連部材としてのケーブル7,8を保持する保持部材としてのケーブル保持部材20を備えている。
この収納装置1は、比較的に上下方向に沿う高さ寸法が小とされたいわゆるローボードとされている。
この収納装置1の高さ寸法や奥行寸法、収納間口方向に沿う幅寸法は、設置箇所や被収納物、用途等に応じて適宜の寸法とされたものでもよい。例えば、収納装置1の高さ寸法は、200mm~600mm程度でもよく、好ましくは、300mm~500mm程度でもよい。また、収納装置1の奥行寸法は、例えば、300mm~600mm程度でもよい。また、収納装置1の幅寸法は、600mm~3600mm程度でもよい。
映像表示機器3は、一般的なテレビジョン受像機や映像再生機器等であってもよく、その他、各種情報機器のディスプレイ(モニター)等であってもよい。
電子機器5としては、再生・録画機器やチューナー、オーディオ機器、タブレット端末、ゲーム機器などの種々の機器が挙げられる。また、電子機器5としては、ルーター、モデム、HDDレコーダー等の種々の情報機器が挙げられる。図例では、天板10に物品としての映像表示機器3のみを載置した例を示しているが、種々の電子機器5を載置してもよい。天板10に載置される電子機器5としては、例えば、いわゆるスマートスピーカーやアロマディフューザー等でもよい。また、天板10及び棚板17に載置される物品としては、上記した例に限られず、また、その他、種々の電気機器や電源機器、電気器具等であってもよい。
また、これら物品としての映像表示機器3や電子機器5に関連して設けられる関連部材としては、転倒を抑制する連結具6や、各種ケーブル7,8が挙げられる。ケーブル7,8としては、電源ケーブル等の強電ケーブルに限られず、LANケーブルや光ファイバー、電話回線、テレビ回線等の通信線を含む弱電ケーブルでもよい。図例では、映像表示機器3の背面側に、転倒を抑制する連結具6と、比較的に太径の太径ケーブル7と、これよりも細径の細径ケーブル8と、を接続した例を示している。また、電子機器5の背面側に細径ケーブル8を接続した例を示している。
収納装置1は、上方側が天板10によって区画された収納空間の間口方向両側を区画する一対の側板13,13と、この収納空間の下方側を区画する底板14と、を備えている。また、図2(d)に示すように、収納装置1を、これら両側板13,13の後端面を壁面2に当接または近接させて設置した例を示している。
また、図例では、天板10の収納間口方向両端部の下面側に両側の側板13,13を設け、両側の側板13,13の下端部間に底板14を設けた例を示している。つまり、天板10と両側の側板13,13とを横勝状に接合し、両側の側板13,13と底板14とを縦勝状に接合した例を示している。なお、天板10と両側の側板13,13とを縦勝状に接合したり、両側の側板13,13と底板14とを横勝状に接合したりした態様としてもよい。また、図例では、底板14の下面側に脚状部を設けた例を示しているが、底板14の下面側に台輪状部を設けたり、床上を走行自在とされたキャスター等の転動体を設けたりしてもよい。
また、本実施形態では、これら側板13,13の後端面を、天板10及び底板14の後端面よりも後方側に位置するように設けた構成としている。つまり、これら側板13,13の後端面を壁面2に当接または近接させて設置した状態で、天板10及び底板14の後端面と壁面2との間に隙間が形成される構成としている。このような構成とすれば、収納装置1の後方側の開口を介して収納装置1内の放熱性を向上させることができる。上記隙間は、配線挿通性や、後記するケーブル保持部材20や連結具保持部材30の壁面2への干渉を抑制する観点、見栄え上の観点等から適宜の寸法としてもよい。
また、図例では、両側の側板13,13の後端部の下端部に切欠状の凹所を設け、この凹所が設けられた部位の内側面間に架け渡すように、かつ底板14の後端部から上方側に向けて突出させるように堰部を構成する帯板状部材15を設けた例を示している。このような構成とすれば、背板を設けずに後方側を開口させた構成とした場合にも、底板14上に載置された物品の後方側への落下を抑制することができる。
また、収納装置1には、収納空間を収納間口方向に複数に仕切る仕切板16が設けられている。図例では、3枚の仕切板16,16,16を収納間口方向に間隔を空けて設けた例を示している。これら仕切板16,16,16は、上端部が天板10に接合され、下端部が底板14に接合されている。また、これら仕切板16,16,16は、その後方側に配線挿通空間が形成されるように、両側の側板13,13の後端面よりも前方側に後端面を位置させた構成とされている。これら仕切板16,16,16は、帯板状部材15との間にも配線挿通空間が形成されるように設けられている。これら仕切板16,16,16と帯板状部材15との間の配線挿通空間は、ACアダプターや電源タップ等を受入可能な寸法としてもよい。
また、収納装置1には、これら仕切板16,16,16によって区画された収納部のそれぞれを上下に仕切る複数の棚板17が設けられている。これら棚板17は、厚さ寸法が天板10の厚さ寸法と略同寸法とされている。
なお、これら棚板17は、高さ変更可能に配設される構成とされたものでもよい。また、図例では、奥行方向に沿う寸法が互いに異なる複数の棚板17を設けた例を示している。なお、仕切板16及び棚板17の配設位置や枚数、奥行寸法等は、図例のような構成とされたものに限られず、種々の変形が可能である。
また、当該収納装置1の前方開口を開閉自在に覆う扉を設けた態様としてもよい。また、図例では、背板を設けていない例を示しているが、背板を設けた構成としてもよい。この場合、背板を着脱自在に設けた構成としてもよい。
上記した天板10及び棚板17の後端部11,18の上面及び下面のうちの少なくとも一方には、図2(a)、(d)及び図3(a)に示すように、収納間口方向に延びる係合溝12,19が設けられている。本実施形態では、これら天板10及び棚板17の後端部11,18の下面に、係合溝12,19を設けた構成としている。また、これら天板10及び棚板17の後端部11,18の上面は、係合溝12,19が設けられておらず、平坦面状とされている。
これら係合溝12,19は、後端部11,18の下面において下方側に向けて開口するように設けられている。本実施形態では、これら係合溝12,19を、溝長手方向に見て略方形溝状とした例を示している。なお、これら係合溝12,19は、天板10及び棚板17の収納間口方向の全体に亘って設けられたものでもよく、収納間口方向の大半に亘って設けられたものでもよい。
ケーブル保持部材20及び連結具保持部材30は、天板10及び棚板17の後端部11,18に取り付けられる。
これらケーブル保持部材20及び連結具保持部材30は、図2及び図3に示すように、後端部11,18を上下両側から挟むように設けられた上片部21,31及び下片部22,32を備えている。これら上片部21,31及び下片部22,32のうちの天板10及び棚板17の係合溝12,19が設けられた面に当接される片部には、係合溝12,19に係合する係合突部23,33が設けられている。つまり、本実施形態では、下片部22,32に係合突部23,33を設けた構成としている。また、ケーブル保持部材20及び連結具保持部材30は、上片部21,31と下片部22,32とを連結する連結片部25,35を備えている。連結片部25,35は、収納奥行方向に厚さ方向を沿わせて配される板状とされている。この連結片部25,35は、ケーブル保持部材20及び連結具保持部材30が取り付けられた状態で、天板10及び棚板17の後端面に当接または近接して配される構成とされている。
上片部21,31は、天板10及び棚板17の厚さ方向に厚さ方向を沿わせて配される板状とされている。この上片部21,31は、天板10及び棚板17の後端部11,18の上面に当接される。また、連結具保持部材30の上片部31の前端部には、図3(a)に示すように、斜め上方側に向けて突出するように傾斜片部31aが設けられている。このような構成とすれば、傾斜片部31aが誘い(ガイド)として機能し、天板10の後端部11への連結具保持部材30の取付性を向上させることができる。なお、このような傾斜片部31aを設けていない構成としてもよく、また、ケーブル保持部材20に設けた構成としてもよい。
下片部22,32は、天板10及び棚板17の厚さ方向に厚さ方向を沿わせて配される板状とされている。この下片部22,32は、天板10及び棚板17の後端部11,18の下面に当接される。これら上片部21,31と下片部22,32との間の厚さ方向に沿う寸法は、天板10及び棚板17の厚さ寸法に応じた寸法とされている。
下片部22,32の係合突部23,33は、上方側に向けて突出するように設けられている。係合突部23,33は、収納奥行方向で上片部21,31の前端部よりも前方側に位置するように設けられている。また、係合突部23,33は、本実施形態では、収納間口方向に延びるように設けられている。また、係合突部23,33を、下片部22,32の収納間口方向の全体に亘って延びるように設けた構成としている。また、係合突部23,33を、収納間口方向に見て、略半円状(略U字状)とした構成としている。なお、係合突部23,33としては、このような構成に限られず、収納間口方向に見て、略多角形状とされたものでもよい。また、係合突部23,33を、下片部22,32の収納間口方向に間隔を空けて複数箇所に設けた構成や部分的に設けた構成等としてもよい。
この係合突部23,33は、連結片部25,35の前面を天板10及び棚板17の後端面に当接または近接させた状態で、係合溝12,19に挿入される位置となるように設けられている。換言すれば、係合突部23,33が係合溝12,19に挿入されれば、連結片部25,35の前面が天板10及び棚板17の後端面に当接または近接される構成とされている。つまり、連結片部25,35から係合突部23,33までの収納奥行方向に沿う寸法は、天板10及び棚板17の後端面から係合溝12,19の後側開口縁までの収納奥行方向に沿う寸法と略同寸法とされている。なお、係合突部23,33の上方側への突出寸法は、ケーブル保持部材20及び連結具保持部材30の意図しない脱落を抑制する観点や、取付性の観点等から適宜の寸法としてもよい。また、この係合突部23,33の収納奥行方向に沿う幅寸法は、係合溝12,19に挿入された状態におけるがたつきを抑制する観点等から、係合溝12,19の溝幅に応じた寸法としてもよく、略同寸法としてもよい。
また、本実施形態では、係合突部23,33が設けられた片部としての下片部22,32の前端部に、係合溝12,19への係合を解除する際に操作される操作片部24,34を設けた構成としている。操作片部24,34は、係合突部23,33の前側縁部から斜め下方側に向けて突出するように設けられている。この操作片部24,34の突出寸法及び収納間口方向に沿う寸法は、操作性の観点等から適宜の寸法としてもよい。図例では、この操作片部24,34を、下片部22,32の収納間口方向の全体に亘って設けた例を示しているが、収納間口方向に間隔を空けて複数箇所に設けた構成や部分的に設けた構成等としてもよい。
上記構成とされた操作片部24,34を、天板10及び棚板17の下面から離間させるように移動させれば、下片部22,32の弾性変形を伴って、その前端側が天板10及び棚板17の下面から離間し、係合溝12,19への係合突部23,33の係合が解除される。一方、ケーブル保持部材20及び連結具保持部材30を取り付ける際には、上片部21,31及び操作片部24,34を後端部11,18の上下縁に当接させて前方側に移動させれば、上片部21,31及び下片部22,32が拡開するように弾性変形する。そして、係合突部23,33が係合溝12,19に引っ掛かるように係合すれば、ケーブル保持部材20及び連結具保持部材30が後端部11,18に取り付けられた状態となる。このようにケーブル保持部材20及び連結具保持部材30は、天板10及び棚板17の後端部11,18に対して着脱可能とされている。
なお、操作片部24,34としては、図例のような形状とされたものに限られず、その他、種々の変形が可能である。
また、これら上片部21,31及び下片部22,32の収納間口方向に沿う寸法は、ケーブル保持部材20及び連結具保持部材30の用途等に応じて適宜の寸法としてもよい。図例では、上片部21,31の収納間口方向に沿う寸法と下片部22,32の収納間口方向に沿う寸法とを略同寸法とした例を示しているが、このような例に限られない。
また、これら上片部21,31及び下片部22,32の収納奥行方向に沿う突出寸法は、見栄え上の観点や脱落を抑制する観点等から適宜の寸法としてもよい。
ケーブル保持部材20には、図2に示すように、関連部材としてのケーブル7,8を保持するケーブル保持部26が保持部として設けられている。このケーブル保持部26は、連結片部25に設けられている。
また、ケーブル保持部26は、本実施形態では、複数の第1ケーブル保持部27と、この第1ケーブル保持部27に保持される太径ケーブル7よりも細径の細径ケーブル8を保持する複数の第2ケーブル保持部28と、を含んでいる。また、本実施形態では、第1ケーブル保持部27と第2ケーブル保持部28とを、収納間口方向に交互に設けた構成としている。また、隣り合う第1ケーブル保持部27と第2ケーブル保持部28とを共用の保持片部29によって区画した構成としている。
これら第1ケーブル保持部27及び第2ケーブル保持部28は、後方側に向けて開口し、かつ上下方向の全体に亘って貫通するように溝状に設けられている。
第1ケーブル保持部27は、前後方向(溝深さ方向)略中央部の溝幅寸法(収納間口方向両側を区画する両側の溝内側壁間の寸法)が溝底側部位及び溝開口側部位の溝幅寸法よりも大とされている。この第1ケーブル保持部27の両側の溝内側壁は、上下方向に見て、互いに向き合う方向に凹となる凹湾曲面形状とされている。
図2(c)に示すように、この第1ケーブル保持部27における最大溝幅部位に太径ケーブル7が保持される。このように第1ケーブル保持部27に保持された太径ケーブル7は、溝幅が小とされた溝開口側部位によって後方側(溝開口側)への抜けが抑制される。また、第1ケーブル保持部27に太径ケーブル7を保持させる際には、第1ケーブル保持部27の両側を区画する保持片部29,29の弾性変形を伴って溝開口側を拡開させることで保持させるようにしてもよい。なお、この第1ケーブル保持部27の最大溝幅部位の溝幅寸法は、挿通された太径ケーブル7の保持が可能なように、太径ケーブル7の外径に応じた寸法とすればよく、例えば、4mm~10mm程度としてもよい。
第2ケーブル保持部28は、前後方向(溝深さ方向)略中央部の溝幅寸法(収納間口方向両側を区画する両側の溝内側壁間の寸法)が溝底側部位及び溝開口側部位の溝幅寸法よりも小とされている。この第2ケーブル保持部28の両側の溝内側壁は、上下方向に見て、互いに向き合う方向に凸となる凸湾曲面形状とされている。
図2(c)に示すように、この第2ケーブル保持部28における溝底側部位に細径ケーブル8が保持される。このように第2ケーブル保持部28に保持された細径ケーブル8は、溝幅が小とされた前後方向中央側部位によって後方側(溝開口側)への抜けが抑制される。また、上記同様、第2ケーブル保持部28に細径ケーブル8を保持させる際には、第2ケーブル保持部28の両側を区画する保持片部29,29の弾性変形を伴って溝開口側を拡開させることで保持させるようにしてもよい。なお、この第2ケーブル保持部28の溝底側部位の溝幅寸法は、挿通された細径ケーブル8の保持が可能なように、細径ケーブル8の外径に応じた寸法とすればよく、例えば、1mm~5mm程度としてもよい。
保持片部29は、連結片部25から後方側に向けて突出するように設けられている。この保持片部29は、収納間口方向に概ね厚さ方向を沿わせて配される板状とされている。また、この保持片部29は、互いに隣り合う第1ケーブル保持部27及び第2ケーブル保持部28の溝内側壁を構成するように、上下方向に見て、湾曲状(円弧状)に形成されている。つまり、保持片部29の両側面のうちの第1ケーブル保持部27の溝内側壁を構成する側面は、凹湾曲面状とされ、保持片部29の両側面のうちの第2ケーブル保持部28の溝内側壁を構成する側面は、凸湾曲面状とされている。
なお、図例では、ケーブル保持部材20に、4つの第1ケーブル保持部27を設け、5つの第2ケーブル保持部28を設けた例を示しているが、これら第1ケーブル保持部27及び第2ケーブル保持部28の個数は、一例に過ぎず、適宜の個数としてもよい。
また、図例では、収納間口方向両側に第2ケーブル保持部28,28を設けた例を示しているが、このような態様に限られない。収納間口方向両側に第1ケーブル保持部27,27を設けた構成としてもよく、また、収納間口方向一方側に第1ケーブル保持部27を設け、収納間口方向他方側に第2ケーブル保持部28を設けた構成としてもよい。
また、図例では、5つのケーブル保持部材20を収納装置1の後端部に設けた例を示しているが、このような個数に限られない。
連結具保持部材30には、図3に示すように、関連部材としての連結具6を保持する連結具保持部36が保持部として設けられている。この連結具保持部36は、連結片部35に設けられている。連結具6は、図例では、帯状(ベルト状)とされている。また、図1に示すように、映像表示機器3の背面に収納間口方向に間隔を空けて2本の連結具6,6を設けた例を示している。また、これら連結具6,6のそれぞれを保持する2つの連結具保持部材30,30を天板10の後端部11に設けた例を示している。
映像表示機器3の背面には、これら連結具6,6の一端部が保持される保持部4,4が設けられている。このような保持部4,4としては、映像表示機器3の背面に設けられた壁面設置金具固定用の雌ねじ穴にねじ合わされて背面に取り付けられたものでもよい。
連結具保持部36は、連結具6に設けられた挿通孔6aに挿通される挿通部を構成するボルト38を備えている。連結片部35には、このボルト38の雄ねじ部がねじ合わされる雌ねじ穴37が設けられている。連結具6の挿通孔6aは、丸孔状部位の上縁に上方側に向けて延びる切込状部を設けた構成とされている。図例では、複数の挿通孔6aを連結具6の長手方向に間隔を空けて設けた例を示している。
この連結具6は、挿通孔6aを雌ねじ穴37に位置付けた状態で、雌ねじ穴37にねじ合わされたボルト38によって保持されるものでもよく、雌ねじ穴37にねじ合わされたボルト38に挿通孔6aを引っ掛けるようにして保持されるものでもよい。
なお、連結具保持部材30の連結具保持部36としては、上記のような構成とされたものに限られず、連結具6の他端部の態様に応じて種々の構成とされたものでもよい。また、映像表示機器3の背面に連結される連結具6としては、帯状(ベルト状)とされたものに限られず、紐状(ワイヤー状)や棒状とされたものでもよく、その他、種々の構成とされたものでもよい。また、連結具保持部材30に、ケーブル7,8を保持するケーブル保持部26を更に設けた構成としてもよい。
また、ケーブル保持部材20及び連結具保持部材30は、金属系材料や合成樹脂系材料から形成されたものでもよい。例えば、ケーブル保持部材20を合成樹脂系材料から形成されたものとし、連結具保持部材30を金属系材料から形成されたものとしてもよい。
本実施形態に係る収納装置1は、上述のような構成としたことで、天板10や棚板17に載置される物品3,5の関連部材6,7,8の保持が可能でありながらも、後端部11,18への保持部材20,30の取付性を向上させることができる。
つまり、載置板としての天板10及び棚板17に載置される物品3,5の関連部材6,7,8を保持する保持部26,36を有し、後端部11,18に取り付けられる保持部材20,30を設けた構成としている。従って、天板10や棚板17に載置される物品3,5の関連部材6,7,8を後端側において保持させることができる。
また、保持部材20,30の上片部21,31及び下片部22,32のうちの天板10及び棚板17の係合溝12,19が設けられた面に当接される片部としての下片部22,32に、係合溝12,19に係合する係合突部23,33を設けた構成としている。従って、保持部材20,30の係合突部23,33が天板10及び棚板17の係合溝12,19に係合する際にクリック感が付与されるので、天板10及び棚板17に対する保持部材20,30の取付完了状態を容易に認識することができる。また、保持部材20,30に後方側に変位させるような外力が作用した場合にも外れ難くすることができる。また、係合溝12,19が収納間口方向に延びるように設けられているので、天板10及び棚板17の収納間口方向における所望する位置に保持部材20,30を位置させることができる。
また、本実施形態では、係合溝12,19を、天板10及び棚板17の後端部11,18の下面に設け、係合突部23,33を、保持部材20,30の下片部22,32に設けた構成としている。従って、天板10及び棚板17の上面に係合溝を設けたものと比べて、見栄えを向上させることができ、また、係合溝12,19内への塵埃等の堆積を抑制することができる。また、保持部材20,30の後端側の保持部26,36に対して上方側に変位させるような外力が作用した場合にも外れ難くすることができる。なお、このような態様に代えて、係合溝12,19を、天板10及び棚板17の後端部11,18の上面に設け、係合突部23,33を、保持部材20,30の上片部21,31に設けた構成としてもよい。
また、本実施形態では、係合突部23,33が設けられた片部としての下片部22,32の前端部に、係合溝12,19への係合を解除する際に操作される操作片部24,34を設けた構成としている。従って、天板10及び棚板17の後端部11,18から保持部材20,30を取り外す際における取外性を向上させることができる。なお、このような操作片部24,34を設けていない構成としてもよい。
また、本実施形態では、保持部材を構成するケーブル保持部材20に、関連部材としてのケーブル7,8を保持するケーブル保持部26を保持部として設けた構成としている。従って、天板10及び棚板17に載置された電子機器5等のケーブル7,8を天板10及び棚板17の後端側において保持させることができる。
また、本実施形態では、ケーブル保持部材20に、複数の第1ケーブル保持部27と、この第1ケーブル保持部27に保持される太径ケーブル7よりも細径の細径ケーブル8を保持する複数の第2ケーブル保持部28と、を設けた構成としている。従って、太径ケーブル7と細径ケーブル8とをそれぞれのケーブル保持部27,28に保持させることができ、使い勝手を向上させることができる。また、これら複数種のケーブル7,8をまとめてケーブル保持部材20によって保持させることができるので、天板10及び棚板17の後端側においてケーブル7,8が煩雑な印象を与えるようなことを抑制することができる。
また、本実施形態では、ケーブル保持部材20に、第1ケーブル保持部27と第2ケーブル保持部28とを収納間口方向に交互に設けた構成としている。従って、複数の第1ケーブル保持部27と複数の第2ケーブル保持部28とを片寄らせて設けたものと比べて、使い勝手を向上させることができる。
また、隣り合う第1ケーブル保持部27と第2ケーブル保持部28とを共用の保持片部29によって区画している。従って、それぞれを個別の保持片部によって区画したものと比べて、構造の簡略化が図れ、また、収納間口方向に沿う寸法のコンパクト化を図ることができる。なお、このような態様に代えて、隣り合う第1ケーブル保持部27と第2ケーブル保持部28とを個別の保持片部によって区画したものとしてもよい。また、複数の第1ケーブル保持部27と複数の第2ケーブル保持部28とを片寄らせて設けた構成としてもよい。
また、本実施形態では、ケーブル保持部材20に、太径ケーブル7を保持する複数の第1ケーブル保持部27と細径ケーブル8を保持する複数の第2ケーブル保持部28とを設けた例を示しているが、このような態様に限られない。第1ケーブル保持部27及び第2ケーブル保持部28の両方または一方を、一つとしてもよく、いずれか一方のみを設けた構成等としてもよい。また、上記した例では、第1ケーブル保持部27及び第2ケーブル保持部28を、後方側に開口させた例を示しているが、後方側開口を開閉自在に覆う片部等を設けた構成としてもよい。ケーブル保持部材20に設けられるケーブル保持部27,28としては、その他、種々の変形が可能である。また、本実施形態では、保持部材としてケーブル保持部材20と連結具保持部材30とを設けた例を示しているが、これらのうちの一方のみを設けた構成等としてもよい。本実施形態に係る収納装置1の上記した各部材及び各部の構成は、一例に過ぎず、その他、種々の変形が可能である。
1 収納装置
10 天板(載置板)
11 後端部
12 係合溝
17 棚板(載置板)
18 後端部
19 係合溝
20 ケーブル保持部材(保持部材)
21 上片部
22 下片部
23 係合突部
24 操作片部
26 ケーブル保持部(保持部)
27 第1ケーブル保持部
28 第2ケーブル保持部
29 保持片部
30 連結具保持部材(保持部材)
31 上片部
32 下片部
33 係合突部
34 操作片部
36 連結具保持部(保持部)
3 映像表示機器(物品)
5 電子機器(物品)
6 連結具(関連部材)
7 太径ケーブル(ケーブル、関連部材)
8 細径ケーブル(ケーブル、関連部材)

Claims (3)

  1. 収納間口方向に延びる係合溝が後端部の上面及び下面のうちの少なくとも一方に設けられ、物品が載置される載置板と、この載置板に載置される物品のケーブルを保持するケーブル保持部が設けられ、該載置板の後端部に取り付けられる保持部材と、を備えており、
    前記保持部材は、前記載置板の後端部を上下両側から挟むように設けられた上片部及び下片部を備え、これら上片部及び下片部のうちの前記載置板の前記係合溝が設けられた面に当接される片部には、該係合溝に係合する係合突部が設けられており、
    前記ケーブル保持部は、溝開口側の溝幅が溝深さ方向中央部の溝幅よりも小とされた溝状の複数の第1ケーブル保持部と、該第1ケーブル保持部に保持されるケーブルよりも細径のケーブルを溝底側部位において保持する溝状の複数の第2ケーブル保持部と、を収納間口方向に交互に設けた構成とされ、かつ隣り合う前記第1ケーブル保持部と前記第2ケーブル保持部とを共用の保持片部によって区画した構成とされ、前記保持片部の両側面のうちの前記第1ケーブル保持部の溝内側壁を構成する側面が凹湾曲面状とされ、前記保持片部の両側面のうちの前記第2ケーブル保持部の溝内側壁を構成する側面が凸湾曲面状とされて いることを特徴とする収納装置。
  2. 請求項1において、
    前記係合溝は、前記載置板の後端部の下面に設けられ、前記係合突部は、前記保持部材の下片部に設けられていることを特徴とする収納装置。
  3. 請求項1または2において、
    前記係合突部が設けられた片部の前端部には、前記係合溝への係合を解除する際に操作される操作片部が設けられていることを特徴とする収納装置。
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