JP7141721B2 - 低侵襲性組織縫合装置 - Google Patents

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Description

本願は、全体を参照することによってその内容が本明細書に組み込まれる、2016年11月13日に出願された、「Minimally-Invasive Tissue Suturing Device」と題する米国仮特許出願第62/421319号の優先権を主張するものである。
本発明は、縫合装置の分野に関する。
縫合は生組織を修復するための一般的な手法であって、組織アクセス部位、臓器、脈管の、組織閉鎖、接近、結紮および固定、並びにメッシュおよび他のインプラントもしくは装置の固定などのために使用される。外科医の技量に大きく依存するが、縫合を使用して得られる結果は大いに予想可能であって信頼できる。
ステープル、ファスナー(「タック」としても知られる)、アンカ、および組織接着剤などの、縫合の代替手段が何年にもわたって開発され、様々な程度で受け入れられ、開放および低侵襲的処置の両方で、組織修復のために使用されている。それにもかかわらず、豊富な種類の縫合キットが比較的低費用で入手可能なことと、縫合によって生じる機械的利点とによって、縫合は外科的修復において偏在する。
したがって、縫合は外科的修復の主流であるが、不利益がないわけではない。多くの縫合糸の位置決めをするのは疲れるものであって時間がかかり、修復の完全性を損ない得る縫合エラーを生じ得る。加えて、縫合針の操作ならびに縫合箇所へのアクセスは、低侵襲手術の特性および/または対象組織の周りの限られた解剖空間によって、低侵襲手術において特に困難な場合がある。一方で、所望の張力で結び目を結ぶことは、縫合糸端部の正確な操作を要求し、開放の、特に低侵襲手術をさらに複雑にし、遅くさせる。実際に、多くの処置に関して、縫合に費やされる時間は、その下にある対象組織を治療するのに費やされる時間より著しく長い場合がある。
欠損部が比較的大きな(たとえば数センチメートルより大きい)いくつかの開腹および瘢痕ヘルニアの場合においては、メッシュ補強では十分ではなく、欠損部位の腹壁を物理的に縫合(「閉鎖」)することが一般的である。閉鎖は体外または体内で行われ得る。このような欠損部の閉鎖は、メッシュのみで補強するのと比較して、ヘルニアの再発を大きく減少すると知られている。たとえば、Zeichenら(2012)は、メッシュ補強に加えて閉鎖が行われた場合、再発率は3倍低下したと示している。Zeichenらによる 「Closure Versus Non-closure of Hernia Defect During Laparoscopic Ventral Hernia Repair With Mesh」SAGES要約、2012を参照すること。
図1A、図1B、および図1Cは、従来技術に従ってメッシュ補強を用いたヘルニア欠損部閉鎖の3つの段階を示す。図1Aは大きなヘルニア欠損部の断面図を示す。図1Bはメッシュがすでに取り付けられた後に、体外手法で縫合される欠損部の上面図を示す。図1Cは、縫合糸が締め付けられ結ばれ、筋膜の下にメッシュが配置され取り付けられた後の、最終状態を示す。
関連技術の前述の例およびそれに関する限定は、例示を意図しており、排他的ではない。関連技術の他の限定は、本明細書を読み、図を見ることによって、当業者に明らかになるであろう。
後続の実施形態およびその態様は、例示および実例を意図しており範囲を限定する意図はない、システム、工具、および方法に関して、記載および図示される。
いくつかの実施形態は、組織を縫合するための装置を対象としており、装置は細長いシャフト、中空ニードル、ハンドル、複数のアンカ、糸、およびプッシュロッドを含む。中空ニードルは前記細長いシャフト内に配置され、前記ニードルは前記ニードルの遠位端部に開けている細長いスリットと、前記ニードルの遠位範囲に配置される開口部とを有する。ハンドルは前記細長いシャフトの近位端部に配置される。複数のアンカは、前記ニードル内に、前記ニードルの長さに沿って単一列に配置される。前記複数のアンカの各々は、細長い管状体、ループ、およびフィンを有する。ループは前記管状体に連結され、前記細長いスリットを通って前記ニードルから前記ニードルと前記細長いシャフトの内壁との間の空間に出る。フィンは前記細長い管状体から外に向かって出現し、前記フィンの自由端部は前記細長いシャフトの近位端部の方向を向いており、単一列にある最遠位アンカのフィンは、前記ニードルから前記開口部を通って突出する。糸は、前記細長いシャフトの長さに沿って配置され、前記ニードルと前記細長いシャフトの前記内壁との間の空間にあり、前記アンカの前記ループを連続して通される。そして、プッシュロッドは前記ニードルと前記細長いシャフトの前記内壁との間の空間に配置され、前記プッシュロッドは前記ハンドルによって作動可能で、単一列にある最遠位アンカのフィンを押し、それによって単一列にある最遠位アンカを前記ニードルの遠位開口部から排出する。
いくつかの実施形態では、前記ループは前記細長い管状体の外壁から出現し、末端にリングを備えている。
いくつかの実施形態では、前記ループは、前記アンカに固定された近位カール、直線部分、および前記糸が通される遠位カールを有する剛性ワイヤである。
いくつかの実施形態では、装置は細長いシャフト内でニードル上に配置されるプッシュ管をさらに含み、プッシュロッドは前記プッシュ管の遠位端部に取り付けられ、プッシュロッドは前記プッシュ管を遠位方向に押すことによって作動する。
いくつかの実施形態では、前記ハンドルは前記プッシュ管の近位端部に連結されるトリガを含む。
いくつかの実施形態では、前記プッシュロッドは可撓性を有し、前記開口部を通過して前記フィンを押すときに曲がる。
いくつかの実施形態では、前記フィンは前記ループと反対側の前記細長い管状体から出現する。
いくつかの実施形態では、前記ハンドルは、前記ニードルが固定されたまま、前記細長いシャフトを前記ハンドルに引き込むように構成され、前記ニードルの遠位範囲が露出されて組織に侵入する。
いくつかの実施形態では、前記ハンドルは、前記シャフトの後ろ向きの動作を阻止する位置と、前記シャフトの後ろ向きの動作を許容する位置との間で動くことができる、シャフト制止レバーを含む、
いくつかの実施形態では、前記ハンドルは一巻きの糸を含む。
いくつかの実施形態では、前記ハンドルは前記プッシュロッドに連結されているトリガを含む。
いくつかの実施形態では、装置はさらにプッシュ管およびトリガを含む。プッシュ管は細長いシャフト内でニードルの上に配置される。プッシュロッドは前記プッシュ管の遠位端部に取り付けられ、プッシュロッドは前記プッシュ管を遠位方向に押すことによって作動する。そして、トリガは前記ハンドルに含まれ、前記トリガは前記プッシュ管に連結され、前記トリガを押し下げることで前記プッシュ管を遠位方向に押す。
いくつかの実施形態は、組織を縫合するための装置を対象としており、装置はニードルおよびプッシュロッドを含む。ニードルは角度がつけられた開口部を有し、複数のアンカを格納し、前記アンカの各々は細長い管状体および前記管状体に連結されるループを含み、糸が前記ループを連続して通される。そして、プッシュロッドは前記アンカの各々を前記ニードルの開口部に向かって押し、それぞれのアンカを開口部から抜き出すように構成される。
いくつかの実施形態では、前記アンカの各々は、前記細長い管状体から外に向かって出現するフィンをさらに含み、前記プッシュロッドは前記フィンの各々を前記ニードルの開口部に向かって押すように構成される。
いくつかの実施形態では、前記プッシュロッドは、それぞれのアンカが前記ニードルの開口部から完全に出るまで、前記フィンの各々を押す大きさである。
いくつかの実施形態では、装置は細長いシャフトをさらに含み、前記ニードルは前記細長いシャフト内に配置される。
いくつかの実施形態では、装置は前記細長いシャフトの近位端部に配置されるハンドルをさらに含む。
いくつかの実施形態では、装置は前記ニードルと前記細長いシャフトの前記内壁との間の空間に配置されるプッシュロッドをさらに含み、前記プッシュロッドは前記ハンドルによって作動可能で単一列にある最遠位アンカのフィンを押し、それによって単一列にある最遠位アンカを前記ニードルの遠位開口部から排出する。
いくつかの実施形態では、装置は細長いシャフト内でニードル上に配置されるプッシュ管をさらに含み、プッシュロッドは前記プッシュ管の遠位端部に取り付けられ、プッシュロッドは前記プッシュ管を遠位方向に押すことによって作動する。
いくつかの実施形態では、前記ハンドルは前記プッシュ管の近位端部に連結されるトリガを含む。
いくつかの実施形態では、前記ニードルは前記ニードルの遠位範囲に配置される開口部を有する。前記プッシュロッドは可撓性を有し、前記開口部を通過して前記フィンを押すときに曲がる。そして、単一列の最遠位アンカの前記フィンは、前記開口部を通って前記ニードルから突出する。
いくつかの実施形態では、前記ニードルは、前記ニードルの遠位端部に開けている細長いスリットを有する。
いくつかの実施形態では、前記ループは、前記細長いスリットを通って、前記ニードルから前記ニードルと前記細長いシャフトの内壁との間の空間に出る。
いくつかの実施形態では、前記フィンは前記ループの反対側の前記細長い管状体から出現する。
いくつかの実施形態では、前記ハンドルは、前記ニードルが固定されたまま、前記細長いシャフトを前記ハンドルに引き込むように構成され、前記ニードルの遠位範囲が露出されて組織に侵入する。
いくつかの実施形態では、前記ハンドルは、前記シャフトの後ろ向きの動作を阻止する位置と、前記シャフトの後ろ向きの動作を許容する位置との間で動くことができる、シャフト制止レバーを含む。
いくつかの実施形態では、前記ハンドルは一巻きの糸を含む。
いくつかの実施形態は、組織における開口部を閉鎖するための方法を対象とし、この方法はアンカを組織に開口部周辺で連続して配置することを含み、(a)アンカの各々は、細長い管状体、前記管状体に連結されるループ、および前記ループと反対側で前記細長い管状体から外に向かって出現するフィンを含み、(b)糸がアンカのループを通され、(c)ループは組織から部分的に露出されており、糸は組織から完全に露出されている。そしてこの方法は、前記糸を引いて、それによってループを接近させ、アンカを接近させ、組織にある開口部を閉鎖することを含む。
上述の例示の態様および実施形態に加えて、さらなる様態および実施形態が、図を参照し、後続の詳細な説明を検討することで、明らかになるであろう。
例示の実施形態が、参照図面に図示される。図に示される構成要素および機構の寸法は、一般的に提示の便宜性および明確性のために選定され、必ずしも縮尺どおりではない。図は以下に挙げられる。
図1A-図1C。従来技術に従って、メッシュ補強を用いたヘルニア欠損部閉鎖の3つの段階を示す図である。 一実施形態に従って組織を縫合するための装置の側面図である。 一実施形態に従って組織を縫合するための装置の半透明図である。 一実施形態に従って組織を縫合するための装置の半透明図である。 一実施形態に従って組織を縫合するための装置の半透明図である。 一実施形態に従う装置のシャフトの遠位部分の断面図である。 一実施形態に従うシャフトの遠位部分の、遠位から近位を見た図である。 一実施形態に従うシャフトの遠位部分の半透明斜視図である。 図4A-図4C。一実施形態に従って、アンカを配置する間のシャフトの遠位部分の、それぞれ断面図および2つの側面図である。 一実施形態に従ってアンカを配置した後のシャフトの遠位部分の断面図である。 一実施形態に従って、配置された3つのアンカを備えた腹壁の断面図である。 一実施形態に従って、糸が3つのアンカを近づけて欠損部を閉鎖した後の、腹壁の断面図である。 実験用アンカの写真である。 図8A-図8E。発明者によって実施された実験の5つの段階の写真である。 図9A-図9B。一実施形態に従う装置のニードルの斜視図である。 一実施形態に従うアンカの斜視図である。 一実施形態に従う他のアンカの斜視図である。 一実施形態に従う他のアンカの斜視図である。 一実施形態に従う追加のアンカの斜視図である。 一実施形態に従う追加のアンカの斜視図である。 一実施形態に従う追加のアンカの斜視図である。 一実施形態に従う追加のアンカの斜視図である。 一実施形態に従う追加のアンカの斜視図である。 一実施形態に従う一方向の固定アンカの斜視図である。 一実施形態に従う両方向の固定アンカの斜視図である。 一実施形態に従う、両方向の固定具による欠損部閉鎖を示す図である。 一実施形態に従う、両方向の固定具による欠損部閉鎖を示す図である。 一実施形態に従う、両方向の固定具による異なる欠損部閉鎖を示す図である。 一実施形態に従う、両方向の固定具による異なる欠損部閉鎖を示す図である。 一実施形態に従う異なる縫合パターンを示す図である。 一実施形態に従う異なる縫合パターンを示す図である。 一実施形態に従う異なる縫合パターンを示す図である。 一実施形態に従うマルチルーメンシャフトの断面図である。 一実施形態に従う神経または血管の絞扼を示す図である。
組織を縫合するための装置と、本装置を使用して組織を縫合するための方法が、本明細書に開示される。たとえば本装置は、腹腔鏡下腹壁瘢痕ヘルニア修復術(LVHR)処置の間に、低侵襲性のヘルニア欠損部閉鎖を行うために使用され得る。
あるいは本装置は、他の縫合作業のために使用されてもよく、この縫合作業は開腹切開部を閉鎖すること、または体内で接近もしくは固定を実行することなどであるが、これらに限定されない。簡易化の理由により、本開示はヘルニア欠損部の閉鎖に関連する装置および方法を記載するが、当業者はこれらの記載が必要な変更を加えて他の縫合作業に適用し得ることを理解するであろう。
装置は有利に複数のアンカを配置し、複数のアンカは、(a)周辺組織への損傷を妨げるまたは軽減し、(b)アンカが順調に配置された後に、糸を好都合に単純に引くことによって組織が閉じられるようにし、(c)体外に飛び出さないようにしながら強固な固定を可能にして、感染のリスクを低減させ、(d)縫合される組織の張力を(標準の手作業の縫合と比べて)低減して、組織の外傷および糸の「チーズカット」のリスクを低減し、(e)組織を被包するループを形成しないので、神経が絞扼されるリスク、および被包された組織への血流が低減するリスクを低減し、(f)標準化された縫合を実施することにより、異なる技量レベルを有する外科医の間のばらつきを低減し、(g)処置を簡単にしながらヘルニアの再発率を低減し、(h)全てのアンカで張力を分け合い、(i)糸に張力を加えるときに、糸の摩擦を滑らかなリングまたはループに集中させることによって、アンカと糸との摩擦を低減し、そして、(j)処置の後に組織から露出している人工材料の量を減らして、癒着のリスクを低減するように構成される。すなわち、本装置は一連の縫合の利便性の高い形成を容易にする。
ここで図2Aおよび図2Bを参照すると、一実施形態に従って、組織を縫合するための装置100のそれぞれ側面図および半透明図が示さている。一般的に装置100はハンドル102および細長いシャフト104を含む。図2Bではシャフト104の近位部分のみが示されている。当業者は、本装置が手術ロボットによって使用されるために容易に適合され得ることを理解するであろう。たとえば、ハンドルに含まれる様々な物理的アクチュエータは、ロボットの電気機械的アクチュエータがそれらを操作できるように構成され得る。
図3~図5も参照すると、装置100の操作の様々な段階におけるシャフト104の遠位部分を示す。シャフト104は、たとえば長さが50~700ミリメートル(mm)で、この長さの一部はハンドル102の中にある。シャフト104は、外径がたとえば2から10mmで、肉厚がたとえば0.2から0.6mmとなり得る。シャフト104の直径は、その長さに沿って均一であっても可変であってもよい。
ハンドル102は、トリガ106、カムシャフト162、およびスプール120aなどであるがそれらに限定されない、1つまたは複数のユーザが操作可能なアクチュエータを含み得る。これらのユーザが操作可能なアクチュエータはアンカ前進機構を作動させるように働くことがあり、アンカ前進機構はハンドル102および/またはシャフト104に配置され、装置100からの複数のアンカを組織内に配置する役割を果たす。
シャフト104は次のいずれかの細長い管の場合がある。(a)剛性を有する(腹腔鏡下処置で使用するために)、(b)曲げられた角度を備えて剛性または可撓性を有する(腹腔鏡下または内視鏡処置のいずれかで使用するために)、または、(c)1つまたは複数の操作可能な関節においてか、またはシャフトの全体の部分もしくは複数の部分に沿うかのいずれかで、制御可能な関節性能を備えて剛性を有する。シャフト104はたとえばプラスチックおよび/または金属で製造され得る。
鋭い(任意選択で角度がつけられた)縁部110を有する中空ニードル108が、シャフト104の内部に長手方向に配置され得る。ニードル108の長さはシャフト104と同じでも異なってもよい。ニードル108は、外径がたとえば0.8から5mmの場合があり、肉厚がたとえば0.2から0.6mmの場合がある。シャフト104の直径は、その長さに沿って均一であっても可変であってもよい。ニードル108はステンレス鋼または任意の他の適切な材料で製造され得る。シャフト内には1つのニードルがあっても、または複数のニードルがあってもよい(付属書類Aの1ページ目に示される)。複数のニードルがある場合、各々が1つのアンカを配置するように使用されることがあり、あるいは各々が複数のアンカを配置するように使用されることがある。
ニードル108は任意選択で、縁部110から、ニードルの近位縁部(図示なし)またはそれより短いところのいずれかまで延びる、長手方向のスリット117を有する。スリット117は連続的なスリットとして図示されているが、他の実施形態ではニードル108の長さに沿って複数のスリットに分割され得る。スリット117の幅はたとえば、0.1から1mmの場合がある。その幅は、その長さに沿って均一であっても可変であってもよい。
任意選択で、ニードル108はその壁に、任意選択でスリット117と反対側の壁に配置される、1つまたは複数の開口部124を有する。もし、前部開口部124aおよび背部開口部124bなどの複数の開口部が存在する場合、それらは等距離でまたは非等距離で配置され得る。
図9A~図9Bは、ニードル108の上部および底部斜視図であって、スリット117および開口部124がより明確に見られる。
任意選択で、ニードル108は1つまたは複数のアンカストッパ128を有し、アンカストッパ128はニードルの内壁からニードルのルーメンへの弾性突出部として実装されて、その位置におけるニードルの内径を減少させる。通常、ストッパ128はニードル108のルーメンに突出し得るが、アンカ(後述でさらに議論される)がストッパ128に十分な量の力を加えるとき、ルーメンから完全にまたは部分的に押し出され得る。ストッパ128は、既定量の力に耐えられるように構成され得る。
複数のアンカ112はニードル108内の一列で配置される。アンカ112の各々は、ステンレス鋼、ニチノール(ニッケルとチタンの合金)、および/またはプラスチック(ポリエーテル・エーテル・ケトンなどの不変の、または乳酸-グリコール酸共重合体などの生体吸収性の)などの、剛性材料で製造される細長い管状体を有し得る。管状体は、直径がたとえば0.5~3ミリメートル(mm)で、肉厚がたとえば0.05から0.4mm、および長さがたとえば2~15mmの場合がある。あるいはアンカは、硬い円筒体を有する場合があり、または長方形の箱型などの、概ね細長い異なる形状を有する場合がある。
ワイヤもしくは異なる材料のループなどの、ループが、アンカ112の管状体に連結されても、取り付けられても、または一体形成されてもよい。たとえば、ループは各アンカ112の外壁から出現するコード114として実装され得る。コード114は外科用糸(ときに「外科用縫合糸」と呼ばれる)、または、ステンレス鋼、ニチノール、プラスチックなどの適切な材料で製造される可撓性もしくは剛性を有するロッド(直線の、湾曲した、ばねが巻き付けられたなど)の場合がある。コード114は任意選択で伸張性も有し、塑性変形することなくおよそ20%から100%までの伸長を許容する引張強度を有する。コード114のこのような引張特性は、糸が引っ張られて張力が与えられるときに、アンカ112が埋め込まれる組織からの張力をさらに低減させる。コード114は輪郭が円形でもよく、または輪郭が非円形でもよい。コード114はアンカ112に取り付けられても、連結されても、または一体形成されてもよい。コード114の直径はたとえば0.1~2mmの場合があり、その長さに沿って均一であっても可変であってもよい。任意選択で、コード114はそれ自身に重なるように畳まれ、実際にはアンカ112の外壁と後述で説明されるリングとの間に延びる2つのコード部分があるようにする。コード114はアンカ112に取り付けられても、連結されても、または一体形成されてもよい。
コードは末端にリング116を有し、あるいは、糸がそこを通過できるようにする同様の機能を備えた閉鎖構造(図示なし)を有する。任意選択で、リング116は滑らかで鋭い縁がなく、それゆえにリングと摩擦することによる糸への損傷を防ぐまたは軽減する。リング116はステンレス鋼、ニチノール、またはプラスチックなどの剛性または可撓性を有する材料で製造され得る。リング116はコード114に取り付けられても、連結されても、または一体形成されてもよい。コード114はその長手方向軸まわりに回転可能で、糸がリング116上に巻き付くのを防ぐ(糸118は後述で議論される)。
あるいは、図10Aに図示されるように、アンカ112は縫合糸ループ114aを有する場合があり、任意選択でその中間に保護カバー114bを備えており、糸118との摩擦を低下させる。
さらに任意選択で、図10Bおよび図10Cに示されるように、アンカ112はそのループとして剛性ワイヤ114cを有する場合がある。ワイヤ114cはその長さのほとんどに沿って直線であるが、次を除く。(a)少なくとも250°の円弧を形成するようにカールし、円弧がアンカの管状体にある2つの向かい合う細長いスリット112bの間のブリッジ112aを取り囲む、近位範囲114d。(b)糸が逃げることなくカールの中を通過できるように、螺旋状にまたは約360°以上にカールする、遠位範囲114e。より太い糸を使用する場合、カールは270から350°の間などの、360°より少ない円弧を形成し得る。アンカ112がニードル内にあるとき、ワイヤ114cは図10Bに示されるアンカ112の長手方向軸にほぼ平行な位置になり得る。アンカ112が組織に配置され、糸が引っ張られるとき、ワイヤ114cは図10Cに示されるアンカ112の長手方向軸にほぼ垂直な位置になり得る。剛性ワイヤ113cは任意選択によりステンレス鋼で製造され、直径が0.2から1mm、またはより具体的には0.3から0.7mmの間である。剛性ワイヤ113cの遠位範囲114eにおけるカールは任意選択によりアンカから離れるように傾けられ、コードがシャフト内のアンカにほぼ平行になる際にアンカのループに糸が自由に通過できるようにする。傾きは任意選択で10から45°の間の角度であるが、より大きなまたはより小さな角度の場合もある。
図10D~図10Gは図10B~図10Cのアンカの変形例を示し、剛性ワイヤはその近位範囲および遠位範囲において異なる構成を有する。近位範囲では、ワイヤは閉じられたまたはほぼ閉じられた円弧を有し、すなわち、ワイヤの遠位端部はワイヤの直線部分の外表面に接触またはほぼ接触する。遠位範囲では、ワイヤは閉じられたまたはほぼ閉じられた非螺旋状のループを形成する。図10D~図10Eは、アンカにほぼ平行に位置するそのワイヤを備えたアンカを示し、これはアンカがニードル内にあるときに取る配置である。図10F~図10Gは、アンカにほぼ垂直に位置するそのワイヤを備えたアンカを示し、これはアンカが組織内にあるときに取る配置である。
図10Hは前述のアンカのさらなる変形例を示し、剛性ワイヤがその近位範囲でアンカの壁にある開口部を通されている。ワイヤの近位端部にある膨らみまたは曲げ(図示なし)が、開口部を通ってワイヤが抜けることを防ぐ。それゆえに、このワイヤは矢印が示すように、その長さ軸に沿って回転できる。これはアンカが組織に埋め込まれ糸が引っ張られた後に役立つ場合があり、糸はループの張力が最小になる位置にワイヤの遠位ループを回転させる。このことは、張力が糸によって加えられるので、ワイヤが分解する確率を下げ得る。アンカのこの変形例では、ワイヤは、ニードル内にあるときにアンカと弾性的に同一平面になって、ニードルから抜き出された後にアンカに対して角度をつけて動くように、可撓性を有する場合もある。
アンカ112の細長い管状体は、その外壁から突出部を有する場合があり、突出部はたとえばアンカからコード114が出現するところと反対側に配置される。例示の突出部は、アンカ112の壁にある切り抜きである可撓性または剛性フィン122として図に示される。アンカ112がニチノールなどの形状記憶素材で製造されるとき、フィン122はアンカの壁から突出して現れるように仕立てられ得る。フィン122の自由端部122aはシャフト104の近位端部の方を向いている場合がある。アンカ112が開口部124のあるニードル108内に位置するとき、フィン122はアンカの壁から開口部を通って突出し得る。アンカ112が開口部のないニードル108内に位置するとき、フィン122は弾性的に平らになりアンカの管状体の壁と同一平面になる。アンカ本体の切り抜きであるフィンの代替として、他のフィン(図示なし)がアンカ本体に取り付けられても、または連結されてもよい。さらなる代替として、たとえばアンカ本体上にまたはその中に異なる放射上の位置に配置される複数の(たとえば2~6個の)フィンがある場合がある。フィン122はたとえば、鋭い自由端部、鈍い自由端部、または歯付きの自由端部などを有する場合がある。
糸118はシャフトの長さに沿ってシャフト104内に配置され、任意選択でシャフトの遠位端部104aから出る場合がある。糸118はアンカ112のリング116を連続して通され得る。糸118はその近位範囲で、ハンドル102に配置されるスプール120まわりに任意選択で巻き付けられる。糸118はシャフト内に配置される場合があり、両端がハンドル102内またはハンドルの外側で近位に位置し、装置100内に糸のループを発生させる。
糸118は任意選択により外科用糸(ときに外科用「縫合糸」と呼ばれる)であって、生体吸収性または非生体吸収性を有する。適切な生体吸収性材料はたとえば、ポリグリコール酸、ポリ乳酸、モノクリル、およびポリジオキサノンを含む。適切な非生体吸収性材料はたとえば、ナイロン、ポリエステル、PVDF(フッ化ポリビニリデン)、およびポリプロピレンを含む。糸118は編み込まれた糸でも、モノフィラメント糸でも、またはマルチフィラメント糸でもよい。糸118は金属もしくはプラスチック、または任意の生体適合性材料で製造され得る。糸118は剛性または伸張性を有する。
本糸が有利にアンカの本体を通されず、むしろアンカ本体から離れているリングまたはループを通っており、組織に埋め込まれていないという事実は、極端な場合においては組織を切断し得る力を、糸が組織に加えることを防ぐ。
さらに、本糸が引っ張られて最終的に組織を閉じるとき、リングをアンカ本体から距離を置くことによってアンカ本体からの応力を低減し、その応力をリングとわずかにコードに沿って集中させる。
さらに、アンカを使用することは、組織に埋め込まれる表面積がより大きく、組織からアンカを抜き出そうとする反力が存在することを意味する。もし縫合糸のみが使用される場合、縫合を固定する唯一の表面積は縫合糸そのものであって、極めて小さい。
加えて、リング(または糸が通される任意の他の構造)は、糸に与える摩擦をできるだけ小さくするように構成される。こうすることで、糸が引っ張られ固定されて、回復期間全体を追従するとき、糸がリングの表面を擦ることによって糸がちぎれたり劣化したりすることはない。
細長いプッシュロッド126が、シャフト104の長さに沿って配置され、複数のアンカ112の最遠位アンカのフィン122の後ろに末端が位置するように構成および配置され、遠位方向に前進されてニードル108から最遠位アンカを押し出すことができる。
プッシュロッド126は、凸面がシャフト104の内壁に向かっている曲げを任意選択により有する剛性ロッドでも、または同様に曲がることが可能な可撓性ロッドでもよい。あるいは、プッシュロッドは剛性を有し直線状で、その遠位端部に、最遠位アンカのフィンの後ろに位置できる、下向きの突出部を有する(この構成は図示されていない)。図3~図4では、曲げはプッシュロッドの遠位端部から最近位アンカ112のほぼ中間に延びるプッシュロッド126の区間で見られる。これは単なる一例であって、アンカが最終的にシャフト104の長さ軸に対してほぼ垂直に組織に収まるまで組織内で傾くように、プッシュロッド126における曲げは、最遠位アンカ112をそのフィン122aによってニードル108の外に、ニードルの縁部110から十分な距離まで押し出すための、長さ、凸面および弾性を有し得る。「ほぼ垂直」という用語は、30から110°、任意選択で60から110°の角度を指す。任意選択により、プッシュロッド126の曲げ(および任意選択で他の1つもしくは複数の部分)は弾性を有し、外力によって偏向されていないときに(その限界はニードル108とシャフト104の内壁との間である)、下向きに弾性的に動き、最遠位アンカ112の傾きを促進する。プッシュロッド126または少なくともその曲げ部分は、弾性もしくは超弾性の金属、ニチノール、またはエラストマで製造され得る。
プッシュロッド126は、ニードル108の最遠位開口部124を通り抜けるように大きさが決められ得る。こうすることで、プッシュロッド126の遠位端部は、遠位方向に押されるとき、フィン122に追従してニードル108のルーメンに入り、下方向に動き続けて最遠位アンカ112の傾きを容易にする。プッシュロッド126は、シャフト104内でニードル108の上に配置される、任意のプッシュ管126aを介してハンドル102に接続され得る。プッシュ管126aは開口部124より手前に末端がある場合があり、プッシュロッドはプッシュ管の遠位範囲でプッシュ管の外表面に取り付けられる場合がある。ハンドル102がプッシュ管を遠位方向に押すように使用されるとき、順にプッシュロッド126を遠位方向に動かす。プッシュ管126aの代替として、プッシュロッドがニードルとシャフトとの間の空間をハンドルまでずっと延びる場合がある(この構成は図示されていない)。
プッシュロッド126は複数のアンカ112を組織におけるそれらの最終位置に配置するのを担う唯一の要素の場合もあり、追加要素によって補助される場合もある。追加要素は、任意選択の第二の細長いプッシュロッド130(「アドバンサロッド」)であって、ニードル108内に配置されるロッドとして実装されて、アンカ112を後ろから押すことがある。装置100がアドバンサロッド130を含むとき、プッシュロッド126はアンカ108をシャフト104からわずかに外に押し出すように働き(たとえば、アンカの近位縁部がシャフトの遠位開口部104aから5から10mm離れるまで)、アンカにプッシュロッドと反対方向の初期の傾きを与える。図3~図5では、この方向は下向きである。初期の傾きは、たとえば、ニードル108内のアンカ112の元の位置から5から30°の角度の場合がある。そして、アンカが組織内の十分深い位置になるまで(たとえば、組織内で5mmから30mmの間)、アドバンサロッド130は、アンカを後ろから押すことによって、アンカ112を遠位方向に押し続ける。アンカ108の初期の傾き、ハンドルに向かって糸118を引っ張ること、およびアドバンサロッド130が継続して線形に押し出すことによって、アンカ108はほぼ垂直な位置になるまで、組織により深く侵入しながら傾き続ける。
上述で簡潔に議論されるように、アンカ前進機構は、ハンドル102および/またはシャフト104内に配置される場合があり、複数のアンカ112を装置100から組織内に配置する役割を果たす。「アンカ前進機構」という用語は、ニードル108を遠位方向に押してその遠位部分をシャフト104の遠位端部(「開口部でもある)104aの外に露出させ、ニードルをシャフト内に引き込め(またはその代わりに、ニードルを固定させたままシャフトを引き込むことによって、ニードルの遠位部分を露出させ)、そしてアンカ112を一度に一つずつ押してニードル108の遠位端部110の外に排出する、装置100の特定の部分を指すように意図される。アンカ前進機構は、たとえば外科医などのユーザが、トリガ106などだがそれに限定されない、ユーザが操作可能なアクチュエータの1つまたは複数を操作することで、作動できる場合がある。
図3Bは、シャフト104の遠位から近位を見た図を示し、アンカ112、フィン122、コード114、ニードル108、プッシュ管126a、プッシュロッド126、およびアンカストッパ128が見られる。本図にはまた、図3Aでは他の要素をより明確にするために除外されていたスペーサ129が示されている。スペーサ129は概ね円盤形状で、その外周はシャフト104の内壁と接触している。円盤はニードル108、ループ、フィン122、およびプッシャ116を収容する複数の切取部を有する。これは、シャフト106の遠位範囲の斜視図である図3Cにより良く示されている。
一実施形態では、装置はニードルを有さず、アンカはシャフト内部に直接配置される。たとえばシャフトは、アンカ、フィン、フィンを押すプッシュロッド、およびループの単一列のための空間を備えた内部構造(たとえば相互連結したルーメン)を有する場合がある。
一実施形態では、装置はシャフトを有さず、ニードルがハンドルから延びて手術部位に挿入される最外部の管である。
装置100は次の方法によって操作され得る。この方法は腹腔鏡下の方法として議論されるが、当業者は同じ技術が、必要な変更を加えて、腹腔鏡を介さずに縫合が実施される医療処置に適用し得ることを理解されるであろう。
図2Bを参照すると、装置100はハンドル102のグリップ144で把持され得る。装置100は、シャフト104が小さな(たとえば2~15mm)切開部を通して患者の腹部に導入されるように押され得る。シャフト104は切開部を通して直接挿入されても、またはトロカールもしくは他のポートを通して間接的に挿入されてもよい。あるいは、シャフト104は自然開口部から挿入される場合があり、これは自然開口部の内腔から所望の手術範囲に侵入するように後に切開が行われるかどうかに関係しない。
任意選択により、シャフト104を体に挿入する際に、シャフト制止レバー140が、シャフトがハンドル102内に引っ込むのを妨げるように位置されることがあり、シャフト制止レバー140の遠位側はばねを使用して下向きに偏向され、シャフトブロッカ140cがシャフト106の近位端部に位置して、その近位方向の動きを妨げるようにする。ばね150が、シャフト106に力を働かせて遠位方向に押し得る。ハンドル102のこの状態は図2Cに図示されている。この図は図2Bと同じ要素だが異なる状態を図示する。
シャフト104の遠位開口部104aは、外科医がアンカ112の一つ目を配置したい位置で、組織に対して押し付けられる。ヘルニア欠損部閉鎖処置においては、シャフト104の遠位開口部104aは欠損部から数ミリから数センチで腹膜に押し付けられることがある。
ここで図2Cを参照すると、ニードル108の縁部110が腹壁組織に侵入するように、ニードル112の遠位部分をシャフト104の遠位開口部104aから露出させるために、外科医がハンドル102を操作して前進機構を作動させる。ハンドル102のこの操作はまず、シャフト制止レバー140をその上部位置に持ち上げることを含み、こうすることでシャフトブロッカ140cをシャフトの後ろから持ち上げて、シャフトがさらにハンドル内に引き込まれるようにする。シャフト104はばね150の力に対して引き込まれて、もし外科医が組織に対する装置100の圧力を解放した場合、シャフトが戻ってニードル108の露出された端部を覆い、周辺組織への起こり得る損傷を防ぐ。任意選択により、侵入深さは、シャフト104がどれくらいハンドル102内に引き込まれるかを制限するナット152を回転させることで調整できる。
そして前進機構は、ストッパ128を最遠位アンカ108の進路から押し出して、そのアンカを組織に侵入させるのに十分な力で、プッシュロッド126を遠位方向に押す。これはトリガ106を押圧することを含み(トリガの押し下げられた位置は図に示されていない)、これによって、プッシュ管126aに取り付けられた連結具148aを遠位方向に動かす、連結ロッド148が動かされる。プッシュ管126は、順に、プッシュロッド126を遠位方向に押す。
連結ロッド148は、遠位方向に動かされるときに、ラックの前方突出部164aを前に押すピン148aによって、ラチェットラック164を遠位方向に動かす。ラチェットラック164の歯の1つは、アドバンサロッド130のベース130aに係合し、それによってアドバンサロッド130を前進させる。各々のフルトリガストローク106は、プッシュ管126aおよびプッシュロッド126をピン148aが移動する長さと等しい長さまで前に動かし、アドバンサロッド130を1つの増量で動かす。アドバンサロッド130が、各増量でちょうど1つのアンカの長さだけ前に押されるように、ラチェットラック164のそれぞれ隣り合う2つの歯の間の距離は、任意選択によりアンカ112の各々の長さに等しい。
トリガ106は任意選択で、トリガが押圧されているときにゴムバンドまたはばね106cによって偏向される歯106に係合する(シャフト制止レバー140が半透明である、図2Dによりよく図示されている)、ラチェット面106aをその上端部に有する。こうすることで、もし外科医がフルストローク到達前にトリガ106を押圧するのをやめた場合であっても、トリガはその位置にとどまって飛び出して戻ることがなく、歯106bによって固定される。トリガ106がフルストロークに達するとき、ラチェット面106aは歯106bから離れて前に動き、歯はラチェット面との係合から外れる。そしてトリガ106が解放され、歯106bはラチェット面106aの上を滑り、トリガをその元の位置にする。
フルストローク後にトリガ106が解放されると、トリガ106をハンドルのハウジングに連結するばね146aが、トリガの上部を下方向に引っ張り、トリガそのものをその元の位置まで前方に動かす。連結ロッド148は後ろ向きに戻り、プッシュロッド126をそれと共に引き込み、一方で、ピン148aがラチェットラック164の後方突出部164bを後ろ向きに押すにも関わらず、ラチェットラック164を後ろ向きに引き込むことはアドバンサロッド130を後ろ向きに動かさず、ラチェットラックのそれぞれの歯はベース130a上を滑るが動かさない。ハンドル102のハウジングに取り付けられるラチェットバー130bは、ベース130aが後方に動くことができず、前方のみに動くことを確実にし、ベース130aの底部範囲はラチェットバーと適切に係合する突出部(この図には見られない)を含む。
スプール120aの回転は、次の2つの位置で変化するカムシャフト162によって制御され得る。(a)上部ストッパ160を上向きに押してそれをスプール120aのつめ車120との係合から外し、(b)底部ストッパ166を上向きに動かしてつめ車に係合させる位置。そして、逆のことを実施し、任意選択でシャフト制止レバー140の近位側を下に押して、その遠位側が上昇してシャフト104がハンドル102に引っ込むのを可能にする位置。カムシャフト162の第二位置は、シャフト104の遠位端部を組織に押し当てた後に、ニードル108が組織に侵入するようにシャフトを引き込むための準備をする際に、外科医によって選択され得る。シャフト制止レバー140をカムシャフト162から制御することに加えて、もしくはその代替として、シャフト制止レバーの遠位側をそれぞれ直接押圧するまたは押し下げるボタン168を押圧および押し下げることによって制御され得る。
カムシャフト162の各位置は、スプール120aが一方向に回転するのを防ぎ、反対方向の回転を許容する。このことは、外科医が糸を必要に応じて解放することおよび引き込むことを制御できるようにする。さらに、カムシャフト162の位置が適切に設置されていれば、外科医はスプール120aのノブ120bを使用してスプールをいずれかの方向に手動で回転させ得る。
任意選択で、上部ストッパ160は可撓性で、その縁がスプールの歯付き表面で跳ねるときにクリック音を発生させながら、スプール120aが両方向に回転できるようにし、スプールの回転の聴覚的なフィードバックを外科医に与える。
同時に、糸118は任意選択でその自由端部から引っ張られ、さらにアンカ112がほぼ垂直な位置、もしくは少なくともアンカの中心軸がシャフト104の中心軸から30°以上の位置に到達するように支援する。図4A~図4Cは(断面図および非断面図で)この段階を示し、最遠位アンカ112がニードル108から出て、わずかに下向きに傾いている。プッシュロッド126は最遠位開口部124を通過して、ニードル108の縁部110からたとえば5から30mmの距離まで延びた状態で図示されている。アンカ112を押すこと(そして任意選択で糸118を引くこと)は、アンカ112が組織内でほぼ垂直な位置になるまで(この位置は図4A~図4Cに図示されていない)続く場合がある。
最遠位アンカ112を配置するのに成功した後、前進機構がニードル108をシャフト104内に、そしてプッシュロッド126をニードル108内に引き込んでよく、外科医は次にアンカを配置することが所望される位置に装置100を動かしてよい。図5はニードル108およびプッシュロッド126がシャフト104内のそれらの元の位置に戻って、次のアンカ112を配置する準備ができた状態を示す。そして外科医はシャフトを再配置し、次のアンカ112を配置するために、上述の方法でハンドル102を操作することを繰り返す。これは所望の数のアンカ112が配置されるまで繰り返され得る。
ヘルニア欠損部閉鎖処置では、アンカは組織閉鎖に適したパターンを形成するために、このような位置およびこのような順番で配置され得る。
ここで図6Aを参照すると、腹壁に配置された3つの例示のアンカ112が概略的に図示されている。図示されるように、アンカ112は各々、組織内でほぼ垂直な位置にある。ヘルニア欠損部閉鎖処置では、アンカ112はたとえば、腹壁の筋層内に配置され、筋膜方向から測定して腹壁内にたとえば44mmから25mmの深さで存在する。
糸118はアンカ112が装置100内にあったときにリング116に通されたので、アンカを配置した後も糸が通ったままである。また、糸118の遠位端部は装置100から排出され、糸の2つの端部118aは共に手作業で引かれる場合があり、これは順にリング116を引き、アンカ112を互いに近づける。これは図6Bに示され、アンカ112が互いにより近づき、糸118の2つの端部は固定要素132を使用して共に固定されている。あるいは、糸の2つの端部は単に結ばれてもよい。糸の2つの端部118aを引くことは、アンカ112がほぼ垂直な位置に向かって動くことにさらに貢献し得る。
糸の2つの端部118aを共に引くのに代わって、固定アンカが一連の第一および/または最終アンカとして配置される場合がある。第一アンカとして配置される固定アンカは、糸がアンカを通って一方向もしくは両方向に滑るのを防ぐ、一方向のもしくは両方向の固定具を含み得る。最終アンカとして配置される固定アンカは、たとえばヘルニア欠損部を閉鎖するために、縫合の締付けのみを許容する一方向固定具を含み得る。このような固定アンカを組織内に配置する代わりとして、固定アンカは組織内ではなく糸の上にのみ配置され、他のアンカのリングより大きなその本体がリングで止まるようになる場合がある。従って、それらは単に「固定具」として呼ばれ得る。
ここで図11Aを参照すると、例示の一方向の固定アンカが示されている。このアンカは、前出の図のアンカ112と類似する管として構成されるが、アンカのルーメン内へ内側に曲がった歯220を有する。糸202がこのアンカに通されるとき、歯200の自由端部(図示なし)が糸に接触し、糸がアンカの左側に動くのを防ぐ。しかしながら、もし糸202が右に引かれると、糸は歯200の自由端部を容易に滑るであろう。
ここで図11Bを参照すると、例示の両方向の固定アンカが示されている。このアンカは固定スリット204を使用して、スリットに係合される糸206がどちらの方向にも動くのを防ぐ。スリット204は先細形状を有し、糸206の左端が後ろ方向に、糸の右端に向かって引っ張られるとき、糸はその端部の非常に近くに到達するまで、スリットのより深くに徐々に入り込む。そこで、スリット204の先細形状は糸206を押圧し、その接触領域でわずかに圧縮し、従って糸がいかなる方向にも動くのを防ぐ。任意選択によりスリット204はその全体の長さに渡って先細りである。任意選択により先細りは、スリット204の全体長さに沿って均一であるか、またはこの長さに沿って変化する。有利には、もしスリット204がその最端部まで先細りになっている場合、糸206はもし過剰な力で引かれるとちぎれて、スリットの2つの側は、糸が引き裂けるまで深くたやすく切り込むであろう。これは、安全機構として役に立つ。なぜならば、過剰な張力によって糸206がちぎれることによって、固定アンカが組織から引き抜かれて深刻な損傷を与えるのを防ぐからである。
当業者は、糸の2つの反対側の端部の間に、手作業で結び目を形成する必要性を防ぐために、様々な他の固定手段が糸のいずれかの側で使用され得ることを理解するであろう。
ここで図12Aおよび図12Bを参照すると、欠損部208閉鎖作業において、一方向の固定具を使用する例が示されている。図12Aでは、4つのアンカ(そのリング212で表される)が次の順で組織に配置される。212a、212b、212c、そして212d。次に固定具210が糸214の2つの端部の上に置かれる。次に固定具210が、糸の端部を引っ張りながら糸214上を滑る。これは、結果として図12Bに図示される配置になり、リング212が共に近づけられ、欠損部208が閉じられ、糸214は固定具210にきつく保持される。
ここで図13Aおよび図13Bを参照すると、欠損部216閉鎖作業において、一方向の固定具を使用する他の例が示される。図13Aでは、5つのアンカ(そのリング220で表される)は次の順で組織に配置される。220a、220b、220c、220d、そして220e。任意選択で、糸222は初めに配置されたアンカのリング220aにつながれる。あるいは、つなぐ必要がないように、固定アンカが初めに配置されるアンカであってもよい。さらに代替として、糸がリング220aから取り外されないように、ストッパ(図示なし)がリング220a近くの糸222の端部に取り付けられてもよい。これは、たとえばT字型のバーの場合があり、その脚は糸に取り付けられ、上部肩はリングの直径より広く、そのために逃げられない。
最後アンカを配置した後、一方向の固定具216が糸222の自由端部の上に設置される。次に固定具216が、糸の端部を引っ張りながら糸222上を滑る。これは、結果として図13Bに図示される配置になり、リング220が共に近づけられ、欠損部216が閉じられ、糸222は固定具216にきつく保持される。
ここで図14A~図14Cを参照すると、本装置を使用した例示の縫合パターンのいくつかが示されている。これらの図の各々は、欠損部、縫合糸、および埋め込まれたアンカ(図示なし)の複数のリングを示す。図14AはZ型パターンを示し、図14BはX型パターンを示し、図14Cは巾着縫合パターンを示す。
ここで図15を参照すると、装置100の変形例が示され、1つのニードルがシャフトに格納されているのに代わって、複数のニードルを格納するマルチルーメンシャフト250がある。この例では、4つのニードル(図示なし)を収容できる4つのルーメン252a~dがあるが、2から8の間などの異なる数のルーメンおよびニードルが、ここで明確に意図される。ルーメン252a~d内のニードルに位置するアンカのループを含むことができる、中央ルーメン254もまた設けられる。ルーメン252a~dの各々はまた、プッシュロッド、アドバンサロッド、プッシュ管などの(すべて図示なし)、ニードルと共に作動する他の構成要素を収容する。
マルチルーメンシャフト250を備えた装置は、比較的多くのアンカを含む場合があり、アンカを装填するために装置を頻繁に体から抜き出したり、他の全体の装置に切り替えたりする必要がない。
ここで図16を参照すると、標準の手作業の縫合と比較して、本装置で欠損部を閉鎖することがどのように神経および/または血管の絞扼を防ぐかが図示されている。
図の左上には、本発明の2つのアンカが、欠損部の向かい合う側の組織内に埋め込まれた状態で図示され、糸がそのループを接近させて欠損部を閉鎖させるのに使用される。
図の左下は、2つのアンカおよびそれらを連結する糸302aの間で囲い込まれた、組織300a内の神経または血管304aを図示する。アンカのワイヤは組織300aに最小限の圧力のみを与えるので、そしてこれらのワイヤの端部でリングを連結する糸も組織に最小限の圧力を加えるので、血管304aにはほぼ損傷がない。
対照的に、外科用縫合糸を用いて手作業で縫合することによって欠損部を閉鎖するとき、図の右上および右下に図示されるように、締め付けられた縫合糸302bは組織300bを半径方向に押圧し、変形、絞扼、または神経もしくは血管304bの閉鎖をも発生させる。
実験結果
本発明者は、本明細書で開示される装置とほぼ同一の実験装置を、犠牲になった豚で試験した。試験で使用されたアンカの写真は、図7、図8A~図8Eに示され、順に、試験の異なる段階の写真を示す。
ヘルニア欠損部は、動物の腹壁におよそ40mmの長さの裂傷134’を形成することで模倣された。図8Aでは、実験装置のシャフト104’が第一位置で筋膜に対して押された状態を示す。シャフトから出る糸の自由部分は、試験装置から引かれた状態で、図示され教示されている。図8Bは、第一アンカの配置に成功した後に引き戻された装置を図示する。ここで糸の自由部分は写真の左側に示され、シャフトに入る部分は写真の右側に示される。第一アンカのリングは116’で図示される。
図8Cでは装置は次の位置、ここでは裂傷の右側に、再配置される。第二アンカがその位置で配置された。次に(写真はない)、第三アンカが、第一アンカから一定の距離をおいて、裂傷の左側に配置された。
より大きな倍率で撮影された写真である図8Dは、配置されたアンカの3つのそれぞれのリング116’の間に延びる糸118’を示す。
図8Eは、糸が引っ張られて張力が与えられた後の、閉鎖された裂傷と、裂傷に対して横方向に埋め込まれたアンカによって合わせられる裂傷の2つの縁部とを示す。糸の2つの縁部は、リングの間の中央位置で結ばれた。
本願全体を通して、本発明の様々な実施形態が範囲形式で提示され得る。範囲形式の記載は、単に便宜上および簡潔さのためであって、本発明の範囲を確固として限定するものとして解釈されるべきでない。したがって、範囲の記載は、その範囲内の個々の数値と同様に、全ての可能な部分的な範囲を具体的に開示するものと考慮されるべきである。たとえば、1から6などの範囲の記載は、1から3、1から4、1から5、2から4、2から6、3から6などの部分的な範囲と、たとえば1、2、3、4、5、および6の範囲内の個々の数字とを、具体的に開示するものと考慮されるべきである。これは、範囲の広さに関わらず適用される。
本明細書で数値範囲が示されるときは、それは指示された範囲内の引用された数値(分数または整数)を含むことを意図する。第一指示数値と第二指示数値との「間の範囲にわたっている/わたる(ranging/ranges)」、および第一指示数値「から」第二指示数値「までの範囲にわたっている/わたる(ranging/ranges)」という表現は、本明細書において同義で使用され、第一指示数値および第二指示数値およびその間の全ての分数および整数を含むことを意図する。
本発明の様々な実施形態の説明が、例示のために提示されているが、排他的または開示される実施形態に限定される意図はない。多くの修正形態および変更形態が、開示の実施形態の範囲および精神から逸脱することなく、当業者に明らかになるであろう。本明細書で使用される専門用語は、実施形態の原理、実践的な適用、もしくは市場で見られる技術に対する技術的な改良を最も良く説明するように、または当業者が本明細書で開示される実施形態を理解できるように選定された。
本願の明細書および特許請求の範囲において、「含む(comprise)」、「含む(include)」、および「有する(have)」ならびにその形式の言葉の各々は、その言葉が関連する一覧にある要素に必ずしも限定されない。加えて、本願と参照によって組み込まれるいかなる資料との間に矛盾がある場合、ここでは本願が優先される。

Claims (12)

  1. 組織を縫合するための装置であって、前記装置は、
    (a)細長いシャフトと、
    (b)前記細長いシャフト内に配置された中空のニードルであって、前記ニードルは前記ニードルの遠位端部に開けている細長いスリットと、前記ニードルの遠位範囲に配置される開口部とを有する、ニードルと
    (c)前記細長いシャフトの近位端部に配置されたハンドルと
    (d)前記ニードル内に、前記ニードルの長さに沿って単一列に配置された複数のアンカであって、前記複数のアンカの各々は、
    細長い管状体
    記管状体に連結され、前記細長いスリットを通って前記ニードルから前記ニードルと前記細長いシャフトの内壁との間の空間に出るループと
    記細長い管状体から外に向かって出現するフィンであって、前記フィンの自由端部は前記細長いシャフトの前記近位端部の方向を向いており、前記複数のアンカのうちの最遠位アンカのフィンは、前記ニードルから前記開口部を通って突出する、フィンと
    を含む、アンカと、
    (e)前記細長いシャフトの長さに沿って配置され、前記ニードルと前記細長いシャフトの前記内壁との間の空間にあり、前記アンカの前記ループを連続して通された糸と
    (f)前記ニードルと前記細長いシャフトの前記内壁との間の空間に配置されたプッシュロッドであって、前記プッシュロッドは前記ハンドルによって作動可能であり、前記最遠位アンカのフィンを押し、それによって前記最遠位アンカを前記ニードルの遠位開口部から排出する、プッシュロッドと、
    を含む、装置。
  2. 前記ループは前記細長い管状体の外壁から出現し、末端にリングを備えている、請求項1に記載の装置。
  3. 前記ループは、前記アンカに固定された近位カール、直線部分、および前記糸が通される遠位カールを有する、請求項1に記載の装置。
  4. 前記装置は、前記細長いシャフト内で前記ニードル上に配置されるプッシュ管をさらに含み、前記プッシュロッドは前記プッシュ管の遠位端部に取り付けられ、前記プッシュロッドは前記プッシュ管を遠位方向に押すことによって作動する、請求項1~3のいずれか一項に記載の装置。
  5. 前記ハンドルは前記プッシュ管の近位端部に連結されるトリガを含む、請求項4に記載の装置。
  6. 前記プッシュロッドは可撓性を有し、前記開口部を通過して前記フィンを押すときに曲がる、請求項1~5のいずれか一項に記載の装置。
  7. 前記フィンは前記ループと反対側の前記細長い管状体から出現する、請求項1~6のいずれか一項に記載の装置。
  8. 前記ハンドルは、前記ニードルが固定されたまま、前記細長いシャフトを前記ハンドルに引き込むように構成され、前記ニードルの遠位範囲が露出されて組織に侵入する、請求項1~7のいずれか一項に記載の装置。
  9. 前記ハンドルは、前記シャフトの後ろ向きの動作を阻止する位置と、前記シャフトの後ろ向きの動作を許容する位置との間で動くことができる、シャフト制止レバーを含む、請求項1~8のいずれか一項に記載の装置。
  10. 前記ハンドルは、周りにが巻き付けられるスプールを含む、請求項1~9のいずれか一項に記載の装置。
  11. 前記ハンドルは前記プッシュロッドに連結されているトリガを含む、請求項13のいずれか一項に記載の装置。
  12. 記細長いシャフト内で前記ニードルの上に配置されたプッシュ管であって、前記プッシュロッドは前記プッシュ管の遠位端部に取り付けられ、前記プッシュロッドは前記プッシュ管を遠位方向に押すことによって作動する、プッシュ管と
    記ハンドルに含まれるトリガであって、前記トリガは前記プッシュ管に連結され、それによって、前記トリガを押し下げることで前記プッシュ管遠位方向に押される、トリガと
    をさらに含む、請求項13のいずれか一項に記載の装置。
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