JP7138553B2 - 食器洗い機用洗浄剤 - Google Patents
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Description
食器洗い機用洗浄剤として、特許文献1には、特定のアミン化合物(アミドアミン)とアニオン性界面活性剤と、キレート剤とを含有し、油汚れ、曇り汚れ、茶渋汚れに対して優れた洗浄力を有する食器洗い機用洗浄剤が開示されている。
特許文献2には、特定のノニオン性界面活性剤と、キレート剤とを特定の質量比で含有し、油/スケール複合汚れに対して優れた洗浄力を有する食器洗い機用洗浄剤が開示されている。
[1](A)成分:下記一般式(1)で表される化合物及びその塩からなる群より選択される1種以上のグリシン型両性界面活性剤、(B)成分:(A)成分以外の界面活性剤、(C)成分:キレート剤、を含有し、食器洗い機用洗浄剤の総質量に対して、前記(C)成分の含有量が酸型として8質量%以上であり、濃度1質量%になるように水で希釈したときの25℃におけるpHが9以下である、食器洗い機用洗浄剤。
[3]前記(B)成分がアニオン性界面活性剤(B1)、ノニオン性界面活性剤(B2)及びカチオン性界面活性剤(B3)からなる群より選択される1種以上である、[1]又は[2]の食器洗い機用洗浄剤。
[4]前記アニオン性界面活性剤(B1)がスルホン酸型アニオン性界面活性剤である、[3]の食器洗い機用洗浄剤。
[5]前記ノニオン性界面活性剤(B2)が脂肪族アルカノールアミド型ノニオン性界面活性剤である、[3]又は[4]の食器洗い機用洗浄剤。
[6]前記カチオン性界面活性剤(B3)がアミン型カチオン性界面活性剤である、[3]~[5]のいずれかの食器洗い機用洗浄剤。
[7]前記(C)成分が、低分子キレート剤(C1)及び高分子キレート剤(C2)からなる群より選択される1種以上である、[1]~[6]のいずれかの食器洗い機用洗浄剤。
[8]食器洗い機用洗浄剤の総質量に対して、前記(A)成分と前記(B)成分の合計の含有量が0.1~5質量%である、[1]~[7]のいずれかの食器洗い機用洗浄剤。
[9]](B)/(A)で表される、前記(A)成分に対する前記(B)成分の質量比が1~40である、[1]~[8]のいずれかの食器洗い機用洗浄剤。
[10]前記(B)成分が前記アニオン性界面活性剤(B1)を含み、(B1)/(A)で表される、前記(A)成分に対する前記アニオン性界面活性剤(B1)の質量比が1~5である、[3]又は[4]の食器洗い機用洗浄剤。
本発明の食器洗い機用洗浄剤(以下、単に「洗浄剤」ということがある。)は、以下に示す(A)成分、(B)成分及び(C)成分を含有する組成物である。
(A)成分は、下記一般式(1)で表される化合物(以下、「化合物(1)」ともいう。)及びその塩からなる群より選択される1種以上のグリシン型両性界面活性剤である。
アルキル基及びアルケニル基は、直鎖状であってもよいし、分岐鎖状であってもよい。
R1としては炭素数8~18のアルキル基が好ましく、炭素数8~18の直鎖状のアルキル基がより好ましい。
R2としては水素原子又は炭素数8~18のアルキル基が好ましく、水素原子又は炭素数8~18の直鎖状のアルキル基がより好ましい。
アルキル基としては、例えばオクチル基、デシル基、ラウリル基、ミリスチル基、パルミチル基、ステアリル基、ヤシ油アルキル基等の直鎖状のアルキル基;2-エチルヘキシル基、2-メチルノニル基等の分岐鎖状のアルキル基などが挙げられる。
nは0~4の整数であり、0~2の整数が好ましく、0又は1がより好ましい。
化合物(1-1)としては、例えば炭素数8~18のアルキルジアミノエチルグリシン、炭素数8~18のアルキルポリアミノエチルグリシンなどが挙げられ、具体的にはデシルジアミノエチルグリシン、ラウリルジアミノエチルグリシン、ヤシ油アルキルジアミノエチルグリシン、ミリスチルジアミノエチルグリシンなどが挙げられる。
化合物(1-2)としては、例えばジヘキシルジアミノエチルグリシン、ジヘキシルアミノエチル(ジアミノエチルグリシン)、ジヘキシルジアミノエチル(ジアミノエチルグリシン)、ジオクチルジアミノエチルグリシン、ジオクチルアミノエチル(ジアミノエチルグリシン)、ジオクチルジアミノエチル(ジアミノエチルグリシン)、ジ(2-エチルヘキシル)ジアミノエチルグリシン、ジ(2-エチルヘキシル)アミノエチル(ジアミノエチルグリシン)、ジデシルジアミノエチルグリシン、ジデシルアミノエチル(ジアミノエチルグリシン)、ジデシルジアミノエチル(ジアミノエチルグリシン)などが挙げられる。
これらの中でもガラス製の洗浄対象物に水滴跡が残りにくく、仕上がり感に優れる観点から、ラウリルジアミノエチルグリシン、ヤシ油アルキルジアミノエチルグリシン、ジオクチルジアミノエチルグリシンが好ましく、ラウリルジアミノエチルグリシン、ヤシ油アルキルジアミノエチルグリシンが特に好ましい。
(B)成分は、(A)成分以外の界面活性剤である。
(B)成分としては、アニオン性界面活性剤(B1)、ノニオン性界面活性剤(B2)、カチオン性界面活性剤(B3)、(A)成分以外の両性界面活性剤(B4)、半極性界面活性剤(B5)などが挙げられる。これら界面活性剤は、1種単独で用いてもよく、2種以上を適宜組み合わせて用いてもよい。
(B)成分としては、油汚れに対する洗浄力に優れる観点から、アニオン性界面活性剤(B1)、ノニオン性界面活性剤(B2)、カチオン性界面活性剤(B3)が好ましい。
スルホン酸型アニオン性界面活性剤としては、例えばアルカンスルホン酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキル硫酸塩、ポリオキシアルキレン硫酸塩、α-オレフィンスルホン酸塩、α-スルホ脂肪酸塩、α-スルホ脂肪酸アルキルエステル塩、アルキルスルホコハク酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩などが挙げられる。
硫酸エステル型アニオン性界面活性剤としては、例えばアルキル硫酸エステル塩、アルケニル硫酸エステル塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩、ポリオキシアルキレンアルケニルエーテル硫酸エステル塩などが挙げられる。
カルボン酸型アニオン性界面活性剤としては、例えばアルキルエーテルカルボン酸塩、アミドエーテルカルボン酸塩、スルホコハク酸塩、アミノ酸系アニオン性界面活性剤などが挙げられる。
リン酸エステル型アニオン性界面活性剤としては、例えばアルキルリン酸エステル塩、アルキルエーテルリン酸エステル塩などが挙げられる。
(B1)成分を構成する塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩;マグネシウム塩、カルシウム塩等のアルカリ土類金属塩;モノエタノールアミン塩(モノエタノールアンモニウム)、ジエタノールアミン塩(ジエタノールアンモニウム)、トリエタノールアミン塩(トリエタノールアンモニウム)等のアルカノールアミン塩;アンモニウム塩などが挙げられる。
(B1)成分は、1種単独で用いてもよく、2種以上を適宜組み合わせて用いてもよい。
スルホン酸型アニオン性界面活性剤の中でも、水滴跡残りの抑制効果が特に高まることから、アルカンスルホン酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキル硫酸塩、ポリオキシアルキレン硫酸塩及びジアルキルスルホコハク酸塩からなる群より選択される1種以上が好ましく、アルカンスルホン酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩がより好ましく、アルカンスルホン酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩がさらに好ましく、アルカンスルホン酸塩、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩が特に好ましく、アルカンスルホン酸塩が最も好ましい。アルカンスルホン酸塩の具体例としては、テトラデカンスルホン酸ナトリウム、ヘキサデカンスルホン酸ナトリウム、オクタデカンスルホン酸ナトリウムなどが挙げられる。これらの中でも、炭素数14~17の2級アルカンスルホン酸ナトリウムの混合物が好ましい。
R3-X-[(EO)s/(PO)t]-R4 ・・・(2)
式(2)中、R3は炭素数6~22の炭化水素基であり、Xは2価の連結基であり、R4は水素原子、炭素数1~6のアルキル基又は炭素数2~6のアルケニル基であり、EOはオキシエチレン基を表し、POはオキシプロピレン基を表し、sはEOの平均繰り返し数を表し、1~20の数であり、tはPOの平均繰り返し数を表し、0~20の数である。
-X-としては、-O-、-COO-、-CONH-などが挙げられる。
R4におけるアルキル基の炭素数は、1~6であり、1~3が好ましい。
R4におけるアルケニル基の炭素数は、2~6であり、2~3が好ましい。
tは、0~20の数であり、1~10が好ましく、2~8が好ましい。
-X-が-O-である場合、R3の炭素数は10~22が好ましく、10~20がより好ましく、10~18がさらに好ましい。-X-が-O-である場合、R4は水素原子が好ましい。
-X-が-COO-である場合、R3の炭素数は9~21が好ましく、11~21がより好ましい。-X-が-COO-である場合、R4は炭素数1~6のアルキル基又は炭素数2~6のアルケニル基が好ましく、炭素数1~3のアルキル基がより好ましい。
R5(OR6)xGy ・・・(3)
式(3)中、R5は炭素数8~18のアルキル基、炭素数8~18のアルケニル基又は炭素数8~18のアルキルフェニル基であり、R6は炭素数2~4のアルキレン基であり、Gyは炭素数5又は6の還元糖に由来する残基であり、xはOR6の平均繰り返し数を表し、0~5の数であり、yはその平均値が1~5となる数である。
式(3)中、R5は、保存安定性の観点から、炭素数8以上、好ましくは10以上、そして、18以下、好ましくは14以下の直鎖状又は分岐鎖状のアルキル基である。
式(3)中、xは、保存安定性の観点から、好ましくは0~2であり、より好ましくは0である。yは、保存安定性の観点から、好ましくは1.1以上、そして、好ましくは1.5以下、より好ましくは1.4以下である。なお、yはプロトンNMR法による測定値である。
式(3)中、Gは、それらの入手容易性及びコストの点から、グルコース及びフルクトースから選ばれる1種以上の単糖類に由来する残基が挙げられる。また、Gは、マルトース及びスクロースから選ばれる1種以上の多糖類に由来する残基が挙げられる。Gは、グルコースの単糖類に由来する残基が好ましい。
本発明において「脂肪酸アルカノールアミド」とは、例えば、脂肪酸、脂肪酸アルキルエステル、脂肪酸クロリド又は油脂等と、アルカノールアミン(モノエタノールアミン、モノイソプロパノールアミン、ジエタノールアミン、ジイソプロパノールアミン等)と、の反応によって生成するもの、すなわち、脂肪酸モノアルカノールアミド、及び/又は、脂肪酸ジアルカノールアミドを包含する。
「ポリオキシエチレン脂肪酸アルカノールアミド」とは、前記脂肪酸アルカノールアミドにオキシエチレン基が導入されたものをいう。
本明細書において「HLB」は、有機概念図におけるIOB×10で示される。
有機概念図におけるIOBとは、該有機概念図における有機性値(OV)に対する無機性値(IV)の比、即ち「無機性値(IV)/有機性値(OV)」をいう。該有機概念図とは、藤田穆により提案されたものであり、その詳細は“Pharmaceutical Bulletin”,1954,vol.2,2,pp.163-173;「化学の領域」,1957,vol.11,10,pp.719-725;「フレグランスジャーナル」,1981,vol.50,pp.79-82などで説明されている。即ち、全ての有機化合物の根源をメタン(CH4)とし、他の化合物は全てメタンの誘導体とみなして、その炭素数、置換基、変態部、環などにそれぞれ一定の数値を設定し、そのスコアを加算して有機性値及び無機性値を求める。そして、これらの値を、有機性値をX軸、無機性値をY軸とした図上にプロットしていくものである。この有機概念図は、「有機概念図-基礎と応用-」(甲田善生著、三共出版、1984)等にも示されている。
脂肪族アルカノールアミド型ノニオン性界面活性剤の中でも、水滴跡残りの抑制効果が特に高まることから、ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド、ラウリン酸モノエタノールアミド、ラウリン酸モノイソプロパノールアミド等の脂肪酸モノアルカノールアミド、ポリオキシエチレンミリスチン酸モノエタノールアミド等のポリオキシエチレン脂肪酸モノアルカノールアミドが好ましく、ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド、オキシエチレン基の平均繰返し数が1であるポリオキシエチレンミリスチン酸モノエタノールアミドが特に好ましい。
アルキルアミドアミンとしては、下記一般式(4)で表される化合物(以下、「化合物(4)」ともいう。)が好ましい。
R8におけるヒドロキシアルキル基中のヒドロキシ基の数は、1つでも2つ以上でもよい。R8としては、水素原子又は炭素数1~4のアルキル基が好ましく、水素原子又はメチル基がより好ましく、水素原子がさらに好ましい。
R9におけるアルキレン基の炭素数は1~4であり、1~3が好ましく、2又は3がより好ましく、3がさらに好ましい。
R10及びR11におけるアルキル基の炭素数は、それぞれ1~4であり、1~3が好ましく、1又は2がより好ましく、1がさらに好ましい。R10及びR11は、互いに同一でもよいし、異なっていてもよい。R10及びR11としては、それぞれ炭素数1~4のアルキル基が好ましく、互いに同一であることが好ましい。
塩としては、塩素、臭素、ヨウ素等のハロゲン化物;水酸化物;炭素数1~5のスルホン酸エステル、硫酸エステル、硝酸エステルなどが挙げられる。
アミン型カチオン性界面活性剤の中でも、水滴跡残りの抑制効果が特に高まることから、ミリスチン酸ジメチルアミノプロピルアミド、パルミチン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ベヘン酸ジメチルアミノプロピルアミドがより好ましく、パルミチン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ベヘン酸ジメチルアミノプロピルアミドがさらに好ましく、パルミチン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミドが特に好ましい。
アルキル(アルケニル)カルボベタイン型両性界面活性剤としては、例えばオクチルジメチルアミノ酢酸ベタイン、デシルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ミリスチルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ステアリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、オレイルジメチルアミノ酢酸ベタインなどが挙げられる。
アルキル(アルケニル)アミドスルホベタイン型両性界面活性剤としては、例えばオクタン酸アミドプロピルヒドロキシスルホベタイン、デカン酸アミドプロピルヒドロキシスルホベタイン、ラウリン酸アミドプロピルヒドロキシスルホベタイン、ミリスチン酸アミドプロピルヒドロキシスルホベタイン、ステアリン酸アミドプロピルヒドロキシスルホベタイン、オレイン酸アミドプロピルヒドロキシスルホベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルヒドロキシスルホベタイン、パーム油脂肪酸アミドプロピルヒドロキシスルホベタイン、パーム核油脂肪酸アミドプロピルヒドロキシスルホベタインなどが挙げられる。
アルキル(アルケニル)スルホベタイン型両性界面活性剤としては、例えばオクチルヒドロキシスルホベタイン、デシルヒドロキシスルホベタイン、ラウリルヒドロキシスルホベタイン、ミリスチルヒドロキシスルホベタイン、ステアリルヒドロキシスルホベタイン、オレイルヒドロキシスルホベタインなどが挙げられる。
(B5)成分としては、例えばアミンアルキレンオキサイド型界面活性剤、アミンオキシド型界面活性剤などが挙げられる。これらの中でも、油汚れに対する洗浄力が良好であることから、アミンオキシド型界面活性剤が好ましい。
(C)成分は、キレート剤である。
(C)成分としては特に限定されず、従来の食器洗い機用洗浄剤に用いられる一般的なキレート剤が挙げられ、低分子キレート剤(C1)又は高分子キレート剤(C2)のいずれも用いることができる。
(C1)成分としては、例えばクエン酸、エチレンジアミン四酢酸、ニトリロ三酢酸、β-アラニン二酢酸、エチレンジアミン二コハク酸、L-アスパラギン酸-N,N-二酢酸、ジヒドロキシエチルエチレンジアミン二酢酸、ヒドロキシエチルイミノ二酢酸、クエン酸、ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸、グリコールエーテルジアミン四酢酸、L-グルタミン酸二酢酸、1,3-ジアミノ-2-ヒドロキシプロパン四酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、トリエチレンテトラミン六酢酸、ジヒドロキシエチルグリシン、3-ヒドロキシ-2,2’-イミノジコハク酸、セリン二酢酸、アスパラギン二酢酸、メチルグリシン二酢酸、ヒドロキシエタンジホスホン酸、アミノトリメチレンホスホン酸、トリポリリン酸、又はこれらの塩などが挙げられる。これらの中でも、クエン酸、ヒドロキシエタンジホスホン酸、ニトリロ三酢酸、グルタミン酸二酢酸、メチルグリシン二酢酸又はこれらの塩が好ましい。
低分子キレート剤を構成する塩としては、アルカリ金属塩が好ましく、ナトリウム塩、カリウム塩がより好ましい。
(C2)成分としては、例えばポリアクリル酸又はその塩、ポリメタクリル酸又はその塩、マレイン酸とアクリル酸との共重合体(以下、「マレイン酸/アクリル酸共重合体」と表記する。)又はその塩、マレイン酸とメタクリル酸との共重合体(以下、「マレイン酸/メタクリル酸共重合体」と表記する。)又はその塩、マレイン酸とエチレンとの共重合体(以下、「マレイン酸/エチレン共重合体」と表記する。)又はその塩などが挙げられる。これらの中でも、マレイン酸/アクリル酸共重合体又はその塩が好ましい。
高分子キレート剤を構成する塩としては、アルカリ金属塩が好ましく、ナトリウム塩、カリウム塩がより好ましい。
また、マレイン酸/アクリル酸共重合体又はその塩は、標準物質をポリアクリル酸ナトリウムとしたゲル浸透クロマトグラフィーにより測定される重量平均分子量が1000以上であるものが好ましく、1500~200000の範囲のものがより好ましく、2000~100000の範囲のものがさらに好ましく、10000~100000の範囲のものが特に好ましく、40000~60000の範囲のものが最も好ましい。
なお、洗浄剤中の各成分の含有量の合計は、100質量%を超えない。
なお、ここでいう(C)成分の質量は、酸型としての量である。
本発明の洗浄剤には、本発明の効果を損なわない範囲で必要に応じて、上述した(A)成分、(B)成分及び(C)成分以外の成分(任意成分)を任意に配合してもよい。
任意成分としては特に限定されず、従来の食器洗い機用洗浄剤に用いられているものが挙げられ、例えば、漂白剤、漂白活性化剤、アルカリ剤、酵素(プロテアーゼ、アミラーゼ等)、植物抽出エキス、香料、吸油剤、消泡剤、食器保護剤、増粘剤、着色剤、防腐剤、pH調整剤、粉末化剤(無水珪酸等)、工程剤(硫酸ナトリウム、硫酸カリウム、塩化ナトリウム等)、ハイドロトロープ剤(炭素数2~4の1価アルコール、トルエンスルホン酸又はその塩、クメンスルホン酸又はその塩、安息香酸又はその塩等)などが挙げられる。
洗浄剤の25℃におけるpHは9以下であり、5~9が好ましく、6~8がより好ましい。洗浄剤のpHが上記上限値以下であれば、水滴跡残りの抑制効果及び曇り汚れに対する洗浄力が高まる。洗浄剤のpHが上記下限値以上であれば、食器洗い機に対する腐食性に優れる。
本発明において、洗浄剤のpHは、洗浄剤を濃度が1質量%になるように水で希釈した水溶液を25℃に調温し、JIS K 3362-1998に準拠した方法により測定される値である。
無機アルカリ剤としては、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなどが挙げられる。これらの中でも、洗浄剤の保存安定性が向上しやすいことから、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の水酸化物が好ましい。
有機アルカリ剤としては、例えばモノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、N-メチルプロパノール、2-アミノ-2-メチル-1-プロパノール、N-(β-アミノエチル)エタノールアミン、ジエチレントリアミン、モルホリン、N-エチルモルホリン等のアミン化合物などが挙げられる。これらの中でも、洗浄剤の保存安定性が向上しやすいことから、モノエタノールアミンが好ましい。
本発明の洗浄剤は、従来公知の方法により製造できる。
液体状の洗浄剤の製造方法としては、溶媒、(A)成分、(B)成分及び(C)成分と、必要に応じて任意成分とを混合することにより調製される。中でも、均一な溶液が得られやすいことから、(A)成分溶液及び(B)成分溶液をそれぞれ予め調製し、(A)成分溶液と(B)成分溶液とを混合した後に(C)成分と、必要に応じて任意成分とを混合する方法が好ましい。
「水混和性有機溶媒」とは、25℃のイオン交換水1Lに50g以上溶解する有機溶媒をいう。水混和性有機溶媒としては、水と混合した際に均一な溶液となるものであればよく、そのなかでも、炭素数2~4の一価アルコール、炭素数2~4の多価アルコール、グリコールエーテル等が挙げられる。
炭素数2~4の1価アルコールとしては、エタノール、1-プロパノール、2-プロパノール、1-ブタノールなどが挙げられる。
炭素数2~4の多価アルコールとしては、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、グリセリンなどが挙げられる。
グリコールエーテルとしては、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノヘキシルエーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、プロピレングリコールモノフェニルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテルなどが挙げられる。
洗浄剤の嵩密度は、JIS K 3362により測定される値である。
洗浄剤の平均粒子径は、目開き1680μm、1410μm、1190μm、1000μm、710μm、500μm、350μm、250μm及び149μmの9段の篩と、受け皿と、を用いた分級操作により測定される。該分級操作では、受け皿に、目開きの小さな篩から目開きの大きな篩を順に積み重ね、最上部の1680μmの篩の上から100g/回のサンプルを入れ、蓋をしてロータップ型篩い振盪機(例えば株式会社飯田製作所製、タッピング:156回/分、ローリング:290回/分)に取り付け、10分間振動させる。その後、それぞれの篩及び受け皿上に残留したサンプルを篩目ごとに回収して、サンプルの質量を測定する。そして、受け皿と各篩との質量頻度を積算し、積算の質量頻度が50%以上となる最初の篩の目開きを「aμm」とし、aμmよりも一段大きい篩の目開きを「bμm」とする。また、受け皿からaμmの篩までの質量頻度の積算値を「c%」とし、aμmの篩上の質量頻度を「d%」とする。そして、下式(i)により平均粒子径(50質量%粒径)を求め、これを試料の平均粒子径とする。
本発明の洗浄剤は、食器洗い機を用いた洗浄に用いられる。食器洗い機の機種は特に限定されない。洗浄剤の使用量は食器や調理器具等の洗浄対象物の汚れの程度に応じて設定できる。
食器洗い機による洗浄方法は、洗浄とすすぎの各工程をいずれも有する方法が好ましい。例えば、常温(好ましくは5~30℃程度)の水道水を食器洗い機庫内に導入して調製される洗浄液を、所定の洗浄温度(洗浄時に循環する洗浄液の温度)まで昇温しながら洗浄対象物を洗浄する工程(以下「洗浄工程」という。)と、洗浄後の洗浄対象物を、常温の水道水ですすぐ工程(以下「すすぎ(1)工程」という。)と、常温の水道水を、好ましくは70~75℃まで2~3℃/分で昇温しながら、前記すすぎ(1)工程後の洗浄対象物をさらにすすぐ工程(以下「すすぎ(2)工程」という。)を有する方法が挙げられる。洗浄工程での洗浄時間は、10~40分間が好ましい。
一般的な標準コースの場合、洗浄工程における洗浄温度が55~65℃程度、昇温速度が2~3℃/分程度である。低温コースは、例えば、洗浄温度が35~45℃程度、昇温速度が1℃/分程度である。
いずれのコースにおいても、洗浄剤の1回の使用量は、水道水約3リットルに対して2~9gが好ましい。
また、食器洗い機における洗浄液は、(A)成分を0.1~60ppm(質量基準)含有することが好ましく、0.5~30ppm(質量基準)含有することがより好ましく、1.0~15ppm(質量基準)含有することが特に好ましい。
以上説明した本発明の洗浄剤は、上述した(A)成分と、(B)成分と、特定量の(C)成分とを含有し、25℃におけるpHが9以下であるため、油汚れが多く付着したガラス製の洗浄対象物を洗浄する場合でも、洗浄対象物に水滴跡が残りにくく、油汚れや曇り汚れに対する洗浄力にも優れる。
よって、本発明の洗浄剤を用いれば、洗浄後の洗浄対象物に水滴跡や曇り汚れが残りにくく、仕上がり感に優れる。
なお、実施例6、9~13は参考例である。
<(A)成分>
・a-1:ヤシ油アルキルジアミノエチルグリシン塩酸塩(三洋化成工業社製、商品名「レボンT-2」、式(1)中、R1がヤシ油アルキル(炭素数8~18の直鎖状のアルキル基)であり、R2が水素原子であり、mが2であり、nが0である化合物)。
a-2:ラウリルジアミノエチルグリシン(三洋化成工業社製、商品名「レボンS」、式(1)中、R1が炭素数12の直鎖状のアルキル基であり、R2が水素原子であり、mが2であり、nが0である化合物)。
a-3:ジオクチルジアミノエチルグリシン(三洋化成工業社製、商品名「レボンU」、R1が炭素数8の直鎖状のアルキル基であり、R2が炭素数8の直鎖状のアルキル基であり、mが2であり、nが2である化合物)。
・b1-1:第2級アルカンスルホン酸ナトリウム(クラリアントジャパン社製、商品名「HOSTAPUR SAS30A」)。
・b1-2:ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩(ライオン・スペシャリティ・ケミカルズ社製、商品名「サンノールLMT-1430」)。
・b1-3:ジ-2-エチルヘキシルスルホコハク酸ナトリウム(ライオン・スペシャリティ・ケミカルズ社製、商品名「リパール870P」)。
・b2-1:ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド(川研ファインケミカル社製、商品名「アミゾールCME」、HLB10.3、融点43.7℃、)。
・b2-2:ポリオキシエチレン(平均3モル)ポリオキシプロピレン(平均3モル)アルキル(C12-13)エーテル(ライオン社製、商品名「NNAEP-3030」、式(2)中、R3が炭素数12~13の直鎖状のアルキル基であり、R4が水素原子であり、Xが-O-であり、sが3であり、tが3である化合物)。
・b2-3:ポリオキシエチレン(平均3モル)2級アルキル(C12―14)エーテル(日本触媒社製、商品名「ソフタノール33」、式(2)中、R3が炭素数12~14の分岐鎖状のアルキル基であり、R4が水素原子であり、Xが-O-であり、sが3であり、tが0である化合物)。
・b3-1:アルキル(C18)ジメチルアミノプロピルアミド(東邦化学社製、商品名「カチナールMPAS」、式(4)中、R7が炭素数15の直鎖状のアルキル基である分子(C16)と、R7が炭素数17の直鎖状のアルキル基である分子(C18)と、の質量比でC16:C18=3:7の混合物であり、R8が水素原子であり、R9がプロピレン基であり、R10がメチル基であり、R5がメチル基である化合物)。
・b3-2:塩化ジデシルジメチルアンモニウム(ライオン・スペシャリティ・ケミカルズ社製、商品名「リポカード210-80E」)。
・b4-1:ラウリン酸アミドプロピルベタイン(三洋化成工業社製、商品名「レボン2000L」)。
・b4-2:ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン(三洋化成工業社製、商品名「レボンLD-36」)。
・b4-3:ラウリルヒドロキシスルホベタイン(東邦化学工業社製、商品名「オバゾリンAHS-103」)。
・b5-1:ラウリルジメチルアミンオキシド(ライオン・スペシャリティ・ケミカルズ社製、商品名「カデナックスDM12D-W(C)」)。
・c1-1:クエン酸(扶桑化学工業社製、商品名「精製クエン酸(無水)」)。
・c1-2:メチルグリシン二酢酸(BASF社製、商品名「Torilon M」)。
・c1-3:L-グルタミン酸二酢酸塩(アクゾノーベル社製、商品名「GL-47-S」)。
・c2-1:マレイン酸/アクリル酸共重合体のナトリウム塩(日本触媒社製、商品名「アクアリックTL-400」)。
・キサンタンガム(三晶株式会社製、商品名「KELZAN T」)。
・クメンスルホン酸ナトリウム(テイカ社製、商品名「テイカトックスN5040」)。
・アミラーゼ(ノボザイムズジャパン社製、商品名「ターマミルウルトラ300L」)。
・プロテアーゼ(ノボザイムズジャパン社製、商品名「サビナーゼウルトラ16XL」)。
・pH調整剤:硫酸(関東化学社製)、水酸化ナトリウム(鶴見曹達社製)。
<洗浄剤の調製>
表1~5の組成(単位:質量%)に従い、以下のようにして各例の洗浄剤(液体状)0.8kgをそれぞれ調製した。
まず、容量1Lビーカー内で、溶媒として水を洗浄剤全体の約35質量%となるように投入した。HEIDON FBL1200スリーワンモーター(新東科学社製)の撹拌機に直径7.5cm、幅1.5cm、角度45度の4枚羽パドルを装備し、その後、内容物が飛び散らないように回転数400~900rpmで撹拌しながら(A)成分を添加し、(A)成分溶液を調製した。
別途、容量1Lビーカー内で、溶媒として水を洗浄剤全体の約35質量%となるように投入した。前記撹拌機の回転数を400~900rpmで撹拌しながら(B)成分を添加し、(B)成分溶液を調製した。
得られた(A)成分溶液と(B)成分溶液とを混合した後に、(C)成分と任意成分とを前記撹拌機の回転数を650rpmで撹拌しながら加えた。その後、洗浄剤のpHが7又は10になるように、pH調整剤(水酸化ナトリウム又は硫酸)を添加した。添加終了後、洗浄剤全体が100質量%(0.8kg)となるように残りの水を加え、前記撹拌機の回転数650rpmで1分間撹拌することにより洗浄剤を得た。
得られた各例の洗浄剤を濃度が1質量%になるように水でさらに希釈した水溶液を25℃に調温し、JIS K 3362-1998に準拠し、ガラス電極式pHメーター(東亜ディーケーケー社製、製品名「HM-30G」)を用いて、水溶液のpHを測定した。
得られた各例の洗浄剤における(C)/((A)+(B))の質量比、(B)/(A)の質量比、(B1)/(A)の質量比、洗浄剤の総質量に対する(A)成分と(B)成分と(C)成分の合計の含有量((A)+(B)+(C))、(A)成分と(B)成分の合計の含有量((A)+(B))を表中に示す。
また、各例の洗浄剤について、下記の方法で水滴跡残りの抑制効果、曇り汚れに対する洗浄力、油汚れに対する洗浄力を評価した。結果を表中に示す。
食器洗い機として、自動食器洗い乾燥機(パナソニック社製、機種名「NP-40SX2」)を用いた。各評価において、洗浄処理は、該自動食器洗い乾燥機に設定されている標準コース(節電モード又は通常モード)で運転することにより行った。節電モードとは、通常モードと比較して、洗浄工程での水温が15℃低く設定されている。該標準コース(節電モード)の内容を以下に示す。
・標準コース(節電モード):
該自動食器洗い乾燥機に洗浄剤2~9g(水道水3Lに対し)を投入した後、約5℃の水道水を庫内に導入して調製される洗浄液を40℃まで2~3℃/minで昇温しながら20分間洗浄を行い、該洗浄液を排水する。次いで、新たな水道水を導入し、すすぎ(2分間/回)と排水との繰返し3回を行う。排水後、新たな水道水を導入し、70℃まで2~3℃/minで昇温しながらすすぎ1回(最終すすぎ)20分間を行い、排水後、温風を循環させながら食器等を乾燥する。
・標準コース(通常モード)は、上記標準コース(節電モード)において、洗浄液を55℃まで2~3℃/minで昇温しながら20分間洗浄を行う他の操作は、上記標準コース(節電モード)と同様である。
次いで、モデル汚垢として、スケール汚れを付着させたガラス製のコップの内面に生クリームを1g入れたもの5個と、牛脂8gを載せた直径21cm陶器皿2枚と、レトルトカレー(製品名「ボンカレーゴールド21辛口」)8gを載せた直径15cm陶器皿2枚とを用意した。
また、洗浄処理前に油付着の無いことを確認した、紺色のポリプロピレン(PP)製の弁当箱(縦110mm、横170mm、高さ35mm)1個を用意した。
そして、前記モデル汚垢(ガラス製のコップ5個及び各陶器皿2枚ずつ)と、前記PP製の弁当箱1個とを前記自動食器洗い乾燥機に装填し、洗浄剤6g(水道水約3リットルに対して)を投入し、5℃の水を用いて前記自動食器洗い乾燥機の標準コース(節電モード)で洗浄処理した。
洗浄処理後のガラス製のコップの水滴跡(白色斑点)の数を目視にて計測し、コップ5個の合計値を算出し、以下の評価基準に従って水滴跡残りの抑制効果を評価した。評点A~Dを合格とした。なお、1~100mm2の白色斑点を1個の水滴跡として数えた。水滴跡が複数重なっている場合には、1個の水滴跡として数えた。
A:水滴跡の個数が5個以下。
B:水滴跡の個数が6~10個。
C:水滴跡の個数が11~15個。
D:水滴跡の個数が16~25個。
E:水滴跡の個数が26~35個。
F:水滴跡の個数が36~45個。
G:水滴跡の個数が46個以上。
洗浄処理後のガラス製のコップの曇り具合を目視にて確認し、以下の評価基準に従って評価し、コップ5個の評点の平均値を算出した。平均値が3.0点以上を合格とした。
4点:ガラス製のコップに曇り汚れが全く認められない。
3点:ガラス製のコップに曇り汚れが薄っすらと認められる。
2点:ガラス製のコップに曇り汚れが認められる(洗い直しが必要なレベル)。
1点:ガラス製のコップの曇り汚れが全く落ちていない(洗浄前と同程度)。
洗浄処理後のPP製の弁当箱を目視及び手で触れることにより油付着の程度を観察し、以下の評価基準に従って再汚染防止性について評価した。評点が3点以上を合格とした。
4点:目視で油の付着が認められず、指で触ったときにも油の付着した感触が全くない。
3点:目視で油の付着は認められないが、指で触ったときに油の付着した感触が極僅かに感じられる。
2点:目視で油の付着が極僅かに認められ、指で触ったときにも油の付着した感触が感じられる。
1点:目視で油の付着が明らかに認められ、指で触ったときにも明らかに油の付着が感じられる。
一方、表5に示されるように、(A)成分を含まない比較例1、比較例2、(B)成分を含まない比較例3、(C)成分を含まない比較例4、(C)成分の含有量が少ない比較例5、洗浄剤のpHが10である比較例6の場合、洗浄対象物に水滴跡が残りやすかった。特に比較例3の場合は油汚れに対する洗浄力にも劣り、比較例4~6の場合は曇り汚れに対する洗浄力にも劣っていた。
Claims (7)
- (A)成分:ラウリルジアミノエチルグリシン、ヤシ油アルキルジアミノエチルグリシン、ジオクチルジアミノエチルグリシン及びこれらの塩からなる群より選択される1種以上のグリシン型両性界面活性剤、
(B)成分:(A)成分以外の界面活性剤、
(C)成分:キレート剤、
を含有し、
食器洗い機用洗浄剤の総質量に対して、前記(C)成分の含有量が酸型として8質量%以上であり、
(C)/((A)+(B))で表される、前記(A)成分及び前記(B)成分の合計に対する前記(C)成分の質量比が、4~45であり、
濃度1質量%になるように水で希釈したときの25℃におけるpHが9以下である、食器洗い機用洗浄剤。 - 前記食器洗い機用洗浄剤の総質量に対して、前記(A)成分の含有量が0.1~0.5質量%である、請求項1に記載の食器洗い機用洗浄剤。
- 前記(B)成分がアニオン性界面活性剤(B1)、ノニオン性界面活性剤(B2)及びカチオン性界面活性剤(B3)からなる群より選択される1種以上である、請求項1又は2に記載の食器洗い機用洗浄剤。
- 前記アニオン性界面活性剤(B1)がスルホン酸型アニオン性界面活性剤である、請求項3に記載の食器洗い機用洗浄剤。
- 前記ノニオン性界面活性剤(B2)が脂肪族アルカノールアミド型ノニオン性界面活性剤である、請求項3又は4に記載の食器洗い機用洗浄剤。
- 前記カチオン性界面活性剤(B3)がアミン型カチオン性界面活性剤である、請求項3~5のいずれか一項に記載の食器洗い機用洗浄剤。
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