JP7138397B2 - 紙葉類処理装置および紙葉類処理方法 - Google Patents

紙葉類処理装置および紙葉類処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、紙葉類処理装置および紙葉類処理方法に関するものである。
従来、金融機関等において、紙幣を入金または出金する装置として、紙葉類処理装置が用いられている。紙葉類処理装置は、紙幣を識別する識別装置、紙幣を収納する収納装置、紙幣を一時的に保留する一時保留装置などを有しており、紙幣は、識別装置における識別結果に応じて、一時保留装置、収納装置などに搬送される。
特許文献1には、入金処理時に順次、識別装置で紙幣の記番号を読み取るとともに、読み取った順序で記番号を記憶装置に記憶する紙葉類処理装置が記載されている。また、特許文献1に記載された紙葉類処理装置は、出金時にも順次、識別装置で記番号を読み取り、読み取った順序で記番号を記憶装置に記憶している。
しかし、紙幣が損傷している場合、または、紙幣に汚れが付着している場合など、識別装置で記番号を読み取れない場合がある。
従来の紙葉類処理装置では、出金時に記番号の読取不良が起こった場合、読み取れなかった記番号を入金時に読み取られた記番号で補正して出金処理を行っている。従来の紙葉類処理装置では、紙幣が繰り出された順番から当該紙幣が入金された順番を特定し、入金時に読み取られ記番号を特定している。
特開2012-141863号公報
しかし、このような方法で入金時に読み取られた記番号を特定すると、出金時に紙幣が複数枚重なって繰り出されたり、繰り出された紙幣の順序が入れ替わって搬送された場合、記番号の読み取りができなかった紙幣とは異なる紙幣の記番号が特定され、誤った記番号に補正される恐れがあった。
本発明は、識別部において記番号を適切に読み取ることができなかった場合に当該記番号を適切に補正することが可能な紙葉類処理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の紙葉類処理装置は、記番号が付された紙葉類を収納する収納部と、前記収納部から搬送される前記紙葉類から前記記番号を読み取る第1の読取処理を行う識別部と、前記第1の読取処理で読み取られた前記記番号と一致度合いに関する所定の関係を有する前記記番号を前記収納部に収納された前記紙葉類の記番号リストから検索し、当該検索された記番号を用いて、前記第1の読取処理で読み取られた前記記番号を補正する制御部と、を備え、前記所定の関係は、前記第1の読取処理で読み取られた前記記番号が前記記番号リスト中の前記記番号と一致することである
また、上記目的を達成するために、本発明の紙葉類処理方法は、収納部から搬送される紙葉類の記番号を読み取るステップと、読み取られた前記記番号との一致度合いに関する所定の関係を有する前記記番号を前記収納部に収納された前記紙葉類の記番号リストから検索し、当該検索された記番号を用いて、前記読み取られた前記記番号を補正するステップと、を含み、前記所定の関係は、前記読み取られた前記記番号が前記記番号リスト中の前記記番号と一致することである
本発明の紙葉類処理装置によれば、識別部において記番号を適切に読み取ることができなかった場合に当該記番号を適切に補正することが可能である。
実施の形態1に係る紙葉類処理装置の全体構成の一例を示す図 実施の形態1に係る紙葉類処理装置のダイレクト入金処理を説明する図 実施の形態1に係る一保入金処理の一例を説明する図 実施の形態1に係る一保入金処理の一例を説明する図 実施の形態1に係る出金処理の一例を示す図 実施の形態1に係る精査処理の一例を示す図 実施の形態1に係る回収処理の一例を示す図 記番号の読取不良について説明する図 実施の形態1に係る出金処理の流れの一例を示すフローチャート 実施の形態1に係る検索処理について説明する図 実施の形態2に係る収納テーブルについて説明する図 実施の形態2に係る出金テーブルの一例について説明する図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、同じ構成要素には同じ符号を付している。また、図面は、理解しやすくするためにそれぞれの構成要素を模式的に示している。また、本明細書では、図面に示す矢印の方向をそれぞれ、便宜的に、上、下、前、後として説明する。
また、本明細書では、紙葉類の一例として紙幣を用いて紙葉類処理装置の説明を行う。しかし、紙葉類は、紙幣に限定されるものではなく、手形、小切手などの有価証券であってもよい。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1に係る紙葉類処理装置の全体構成の一例を示す図である。紙葉類処理装置1は、紙幣を入出金する紙幣入出金機である。紙葉類処理装置1は、上側筐体10および下側筐体20を有する。
上側筐体10は、上部に、入金される紙幣が載置される入金部12、および、出金される紙幣が載置される出金部13を有する。また、上側筐体10は、内部に、紙幣を搬送する搬送部15と、紙幣を識別する識別部16と、紙葉類処理装置1の各部を制御する制御部18と、紙幣を一時的に保留する一時保留部19とを有する。また、必要に応じて、第2出金部14を出金部13の隣に設けてもよい。第2出金部14は、出金部13と同様の構成であってもよいし、異なる構成であってもよい。
入金部12には、所定の周期で紙幣を1枚ずつ搬送部15に向けて繰り出す紙幣繰り出し機構(図示略)が配置されている。また、出金部13には、搬送されてきた紙幣を積み重ねる集積機構(図示略)が配置されている。
搬送部15は、紙幣を所定の搬送速度で搬送する搬送装置である。搬送部15は、紙幣を搬送するベルト機構やローラ機構によって構成されている。搬送部15は、紙幣をループ状に搬送するループ状搬送路150と、このループ状搬送路150から分岐する第1分岐路151、第2分岐路152、第3分岐路153、第4分岐路154および第5分岐路155を有する。
第1分岐路151~第5分岐路155は、それぞれ、ループ状搬送路150と入金部12、出金部13、一時保留部19、後述する第1収納庫21および第2収納庫30、ならびに、後述する着脱式収納部4とを接続する。第1分岐路151~第5分岐路155とループ状搬送路150との接続部分には、紙幣を振り分ける分岐爪(不図示)が配置されている。
識別部16は、紙幣の情報を読み取り、紙幣の識別を行う識別装置である。識別部16は、画像センサ、光学センサ、磁気センサなどのセンサを備えており、搬送部15で搬送される紙幣の真偽、金種、正損、および、記番号などの紙幣情報を識別する。
記番号とは、各紙幣に付された固有の番号であり、例えば、アルファベットと数字との組み合わせの10桁の文字列で構成される。識別部16は、記番号を構成する10桁のそれぞれの文字を識別する。
一時保留部19は、紙幣を一時的に保留する収納装置である。一時保留部19は、紙幣を1枚ずつ取り込んで収納し、収納している紙幣を1枚ずつ繰り出すことができる。
一時保留部19は、例えば、複数の紙幣が回転体に巻き取られた状態で収納される巻き取り式の収納部で構成されている。また一時保留部19は、複数の紙幣が積層状態で収納される積層式の収納部で構成されていてもよい。
制御部18は、CPUなどの処理部とメモリなどの記憶部を有する制御装置である。制御部18は、搬送部15を介して、入金部12、出金部13、一時保留部19、後述する第1収納庫21および第2収納庫30、ならびに、後述する着脱式収納部4の間で紙幣が搬送されるように、紙葉類処理装置1を構成する各部および着脱式収納部4を制御する。
記憶部は、搬送部15上を搬送されている紙幣の金種および記番号などの紙幣情報を格納する搬送テーブル、後述する第1収納部~第6収納部のそれぞれの収納部に収納されている紙幣の紙幣情報を格納する第1収納テーブル~第6収納テーブル、および、一時保留部19に保留されている紙幣の紙幣情報を格納する一時保留テーブルを記憶している。第1収納テーブル~第6収納テーブル、および、一時保留テーブルに記憶される紙幣情報は、入金処理により収納された紙幣の紙幣情報であってもよい。この場合は、入金処理の際に読み取られた紙幣情報が記憶される。また、各テーブルに記憶される紙幣情報は、他の装置により収納された紙幣の紙幣情報や、手作業で収納された紙幣の紙幣情報であってもよい。例えば、紙葉類処理装置1ではない他の装置により紙幣が収納された第1収納部を紙葉類処理装置1に取り付けて使用する場合は、収納された紙幣の紙幣情報は他の装置で作成される。紙葉類処理装置1は、他の装置で作成された紙幣情報を受け取り、第1収納テーブルとして記憶部に記憶する。
また、記憶部は、後述する着脱式収納部に収納されている紙幣の紙幣情報を格納する着脱式収納テーブル、出金された紙幣の紙幣情報を格納する出金テーブルなどのテーブルを記憶している。着脱式収納テーブルに記憶される紙幣情報は、回収処理や精査処理により収納された紙幣の紙幣情報であってもよい。この場合は、回収処理や精査処理の際に読み取られた紙幣情報が記憶される。また、着脱式収納テーブルに記憶される紙幣情報は、他の装置により収納された紙幣の紙幣情報や、手作業で収納された紙幣の紙幣情報であってもよい。例えば、紙葉類処理装置1ではない他の装置により紙幣が収納された着脱式収納部を紙葉類処理装置1に取り付けて使用する場合は、収納された紙幣の紙幣情報は他の装置で作成される。紙葉類処理装置1は、他の装置で作成された紙幣情報を受け取り、着脱式収納テーブルとして記憶部に記憶する。
搬送部15や各収納部に存在する紙幣の紙幣情報がこれらのテーブルのうちの何れかのテーブルに格納される。すなわち、これらのテーブルに格納された情報を参照することにより、紙幣が存在する位置を特定することができる。また、紙幣情報が記番号である場合は、これらのテーブルは記番号リストに相当する。
下側筐体20は、第1収納庫21と、第1収納庫21の下方に配置される第2収納庫30とを有する。
第1収納庫21は、例えば、金庫で構成される。第1収納庫21の前面側には、施錠可能な収納庫扉22が配置されている。
第1収納庫21には、前方から順に、第1収納部23、第2収納部24および第2収納部24の上側に配置されている第3収納部25、第4収納部26、第5収納部27、ならびに、第6収納部28が配置されている。また、第1収納部23と、第2収納部24および第3収納部25との間には、ループ状搬送路150から第2収納庫30に向かって延びる第4分岐路154が配置されている。
第1収納部23、第3収納部25~第6収納部28には、ループ状搬送路150から分岐する第4分岐路154が接続されている。また、第2収納部24には、ループ状搬送路150から第2収納庫30に向かって延びる第4分岐路154から分岐する第6分岐路156が接続されている。
第1収納部23~第6収納部28は、複数の紙幣が積層状態で収納される積層式の収納部である。また、第1収納部23~第6収納部28は、複数の紙幣が回転体に巻き取られた状態で収納される巻き取り式の収納部であってもよい。第1収納部23~第6収納部28には、それぞれ、識別部16での識別結果に応じて分類された紙幣が収納される。
第1収納部23~第6収納部28の入口には、紙幣が通過したことを検知するセンサ(不図示)が配置される。センサは、例えば、赤外線などの光を放射する投光部と、投光部からの光を受ける受光部とを有する光学式センサである。なお、センサは、紙幣が各収納部に収納されたことを検知することができるセンサであれば、どのような種類のセンサであってもよい。
第2収納庫30は、例えば、金庫で構成される。また、第2収納庫30は、内部に回収部33を有する。回収部33は内部に収納領域を有し、この収納領域内には、入金部12から入金された紙幣や第1収納庫21内に収納された紙幣のうち、回収されるべき紙幣が収納される。回収部33は、ループ状搬送路150から分岐する第4分岐路154に接続されている。
回収されるべき紙幣が回収部33に収納された後、回収作業者によって回収部33から紙幣が回収される。もしくは、回収されるべき紙幣が回収部33に収納された後、回収部33は回収作業者によって紙葉類処理装置1から取り外され、紙幣とともに回収される。
下側筐体20は、第1収納庫21の前面側の外面に、着脱式収納部4を取り付けるための取付部5を有する。なお、第1収納庫21の外面とは、施錠された収納庫扉22を解錠することなくアクセスできる第1収納庫21の外面であり、具体的には、下側筐体20の外面または収納庫扉22の外面である。
取付部5は、取付部5に取り付けられた着脱式収納部4を固定する固定具を有する。固定具は、施錠装置を有していてもよい。
取付部5は、制御部18からの制御信号を着脱式収納部4に供給するための端子(図示略)を有している。また、着脱式収納部4は、取付部5が有する端子に接続される端子(図示略)を有している。
着脱式収納部4が取付部5に取り付けられると、着脱式収納部4の端子と取付部5の端子が直接的または間接的に接続される。また、着脱式収納部4が取付部5に取り付けられると、着脱式収納部4の内部の収納領域は第5分岐路155に接続される。
着脱式収納部4は、複数の紙幣が積層状態で収納される積層式の収納部である。また、着脱式収納部4は、複数の紙幣が回転体に巻き取られた状態で収納される巻き取り式の収納部であってもよい。
着脱式収納部4は、内部に紙幣を収納し、外部に紙幣を排出するためのモータなどからなる駆動機構(図示略)を有している。あるいは、着脱式収納部4が駆動機構を有さない場合、紙葉類処理装置1が駆動機構を備え、取付部5に取り付けられた着脱式収納部4に駆動力を伝達する。
なお、着脱式収納部4は、第1収納庫21の内部に着脱される構成としてもよい。この場合、第1収納庫21の内部に施錠可能な収納庫扉22を配置し、収納庫扉22の外側に着脱式収納部4が取り付けられる取付部5を配置する。また、取付部5の外側には、例えば、施錠装置を有さず、開閉ノブを回動させることにより第1収納庫21内へのアクセスを可能とする前面扉を配置する。また、収納庫扉22の内側には、第1収納部23~第6収納部28を配置する。
これにより、第1収納部23~第6収納部28に対しては高いセキュリティーレベルを確保しつつ、取付部5へは容易にアクセスして着脱式収納部4の着脱を行うことができる。なお、前面扉は、施錠装置を有していてもよい。
次に、紙葉類処理装置1において行われる各種処理について説明する。まず、実施の形態1で実行される入金処理について説明する。
入金処理とは、入金部12から繰り出された紙幣を識別部16で読み取り、損券、偽券などのリジェクト紙幣以外の紙幣を紙葉類処理装置1内に収納する処理である。識別部16では、紙幣の真偽、正損、金種および記番号などの紙幣情報を識別する。
実施の形態1に係る紙葉類処理装置1では、ダイレクト入金処理と称される入金処理または一保入金処理と称される入金処理が実行される。
図2は、実施の形態1に係るダイレクト入金処理を説明する図である。ダイレクト入金処理とは、識別部16において識別された紙幣を、直接、第1収納部23~第6収納部28の何れかの収納部に収納する入金処理である。
紙幣が、第1収納部23~第6収納部28のうちの何れの収納部に収納されるかは、例えば、識別部16において読み取られた紙幣の金種、記番号などに応じて決定される。なお、図中の点線で描かれた矢印は、入金処理においてリジェクトされるリジェクト紙幣の搬送経路を示している。
ダイレクト入金処理では、紙幣は、搬送部15から直接、第1収納部23~第6収納部28の何れかの収納部に収納されるため、入金処理を迅速に行うことができる。
また、ダイレクト入金処理では、読み取られた紙幣の記番号が、読み取られた順序で、第1収納部23~第6収納部28のそれぞれに対応して設けられた第1収納テーブル~第6収納テーブルの何れかの収納テーブルに格納される。これにより、各紙幣がどの収納部にどのような順序で収納されているか特定することができる。
また、識別部16によって紙幣の金種や記番号が読み取られたときに、紙幣が、第1収納部23~第6収納部28のうちの何れの収納部に収納されるかが決定される。したがって、ダイレクト入金処理の実行中に紙幣詰まりなどの搬送エラーが起こった場合でも、各々の紙幣が収納されるべき収納部を特定し、復旧処理を迅速に行うことができる。
次に、一保入金処理について説明する。図3および図4は、実施の形態1に係る一保入金処理の一例を説明する図である。図3は、入金部12から繰り出された紙幣が一時保留部19に収納される様子を示しており、図4は、一時保留部19から繰り出された紙幣が第1収納部23~第6収納部28の何れかの収納部に収納される様子を示している。なお、図中の点線で描かれた矢印は、入金処理においてリジェクトされるリジェクト紙幣の搬送経路を示している。
一保入金処理とは、識別部16で識別された紙幣を、一旦、一時保留部19に収納し、当該紙幣の入金を確定させる操作がなされた後に、当該紙幣を、第1収納部23~第6収納部28の何れかの収納部に収納する入金処理である。
本明細書では、入金部12から繰り出された紙幣を一時保留部19に収納する処理を保留処理といい、一時保留部19から繰り出された紙幣を第1収納部23~第6収納部28の何れかの収納部に収納する処理を収納処理という。つまり、保留処理と収納処理が一保入金処理を構成する。
一保入金処理では、入金を確定させる操作がなされたことを条件として、第1収納部23~第6収納部28の何れかの収納部に紙幣が収納される。そのため、保留処理の実行中に紙幣詰まりなどの搬送エラーが起こった場合、一時保留部19やループ状搬送路150に滞留している紙幣は、入金の未確定の紙幣であると判断される。また、収納処理の実行中に紙幣詰まりなどの搬送エラーが起こった場合、一時保留部19やループ状搬送路150に滞留している紙幣は、入金の確定した紙幣であると判断される。よって、一保入金処理の実行中に搬送エラーなどのエラーが起こった場合でも、復旧処理を迅速に行うことができる。
また、一保入金処理では、読み取られた紙幣の記番号が、読み取られた順序で、一時保留部19および第1収納部23~第6収納部28のそれぞれに対応して設けられた一時保留テーブルおよび第1収納テーブル~第6収納テーブルの何れかの収納テーブルに格納される。そのため、各紙幣がどの収納部にどのような順序で収納されているか特定することができる。
次に、出金処理について説明する。図5は、実施の形態1に係る出金処理の一例を示す図である。図5は、第1収納部23~第6収納部28から繰り出された紙幣が識別部16を経由して出金部13に搬送される様子を示している。なお、図中の点線で描かれた矢印は、出金処理においてリジェクトされるリジェクト紙幣の搬送経路を示している。
出金処理とは、紙葉類処理装置1内に収納されている紙幣を払い出す処理である。
操作者が図示しない出金操作部を介して紙葉類処理装置1に対して出金の指示を行うと、紙葉類処理装置1は、指定された金種の紙幣を、指定された枚数、第1収納部23~第6収納部28から繰り出す。搬送部15は、繰り出された紙幣を識別部16に搬送し、識別部16はそれらの紙幣を識別する。その後、正常に識別された紙幣は出金部13に払い出される。
出金処理時に発生するリジェクト紙幣は、一時保留部19に搬送され、収納される。一時保留部19に収納された紙幣は、必要に応じて、出金処理の終了後に、回収部33などに収納される。
次に、精査処理について説明する。図6は、本実施の形態に係る精査処理の一例を示す図である。精査処理とは、第1収納部23~第6収納部28に収納されている紙幣の枚数を数え直す処理である。また、精査処理は、数え直した紙幣の枚数が、収納されているはずの枚数と一致するか確認する処理を含んでもよい。
精査処理では、精査用収納部が使用される。着脱式収納部4と一時保留部19と第1収納部23~第6収納部28のうちのいずれか1つを精査用収納部とすることができる。本実施の形態では、空の着脱式収納部4を精査用収納部とした場合について説明する。紙葉類処理装置1に空の着脱式収納部4を取り付けた後、操作者が紙葉類処理装置1を操作することによって、精査処理が開始される。
精査対象の第1収納部23~第6収納部28は、その中に収納している紙幣を一枚ずつ繰り出す。搬送部15は、繰り出された紙幣を識別部16に搬送する。識別部16は紙幣の識別を行う。識別部16は、例えば、紙幣の記番号を読み取り、読み取られた記番号は、着脱式収納テーブルに格納される。
正常に識別された紙幣は、着脱式収納部4へと搬送され、そこに収納される。一方、リジェクト紙幣は、一時保留部19または回収部33などに搬送され、そこに収納される。
なお、本明細書では、精査処理において、紙幣が精査対象の収納部から繰り出されてから着脱式収納部4に収納されるまでの過程を一次搬送と呼ぶ。
精査対象の収納部に収納されている全ての紙幣の識別が完了すると、着脱式収納部4に収納されている紙幣が一枚ずつ繰り出され、搬送部15によって元の収納部、つまり、精査対象の収納部に搬送される。このときに、識別部16において再度、識別が行われてもよい。再度識別された後に、正常に識別された紙幣は、元の収納部、つまり、精査対象の収納部に収納される。リジェクト紙幣は、回収部33などに収納される。
なお、本明細書では、精査処理において、紙幣が着脱式収納部4から繰り出されてから元の収納部に収納されるまでの過程を二次搬送と呼ぶ。
次に回収処理について説明する。図7は、本実施の形態に係る回収処理の一例を示す図である。回収処理とは、第1収納部23~第6収納部28に収納されている紙幣を、回収用収納部に収納する処理である。着脱式収納部4または回収部33の少なくとも一方を回収用収納部とすることができる。本実施の形態では、着脱式収納部4を回収用収納部とした場合について説明する。
紙葉類処理装置1に着脱式収納部4を取り付けた後、紙葉類処理装置1に着脱式収納部4を取り付けた操作者が紙葉類処理装置1を操作することによって、回収処理が開始される。
回収処理が開始されると、回収対象の紙幣を収納している第1収納部23~第6収納部28の何れかの収納部から、所定枚数の紙幣が搬送部15に順次繰り出される。繰り出された紙幣は識別部16に搬送され識別される。識別の結果、正常と判定された紙幣は着脱式収納部4に搬送され収納される。識別の結果、リジェクト紙幣と識別された紙幣は、一時保留部19または回収部33などに収納されてもよい。
なお、所定枚数の紙幣の回収以外に、各収納部内の全紙幣を回収することも可能である。全紙幣を回収する処理は収納部が空になりさえすればよい処理でもあるので、各収納部から繰り出された紙幣を識別部16で識別しても識別しなくてもよい。また、識別部16を経由せず、着脱式収納部4に直接搬送するようにしてもよい。
次に、識別部16において発生する記番号の読取不良について説明する。図8は、記番号の読取不良について説明する図である。ここでは、出金処理中に発生する記番号の読取不良を例に、記番号の読取不良について説明する。
図8は、紙幣の入金時に読み取られた記番号と、当該紙幣の出金時に読み取られた記番号を示している。ここで、記番号を構成する文字列中の「?」は、識別部16において正常に読み取られなかった文字を示している。
出金時に読み取られた記番号のうち第1行目の例は、10桁の文字列で構成される記番号のうち、左から6番目の文字である第6桁目の文字で読取不良が発生したことを示している。第6桁目以外の桁の文字は、入金時に読み取られた記番号と一致している。すなわち、出金時に読み取られた記番号は、入金時に読み取られた記番号に対して、桁ずれを起こしていない。なお、本明細書では、記番号の桁数は、文字列の左から数えるものとする。
出金時に読み取られた記番号のうち第2行目の例は、10桁の文字列で構成される記番号の全桁で読取不良が発生したことを示している。
出金時に読み取られた記番号のうち第3行目の例は、第6桁目~第9桁目の文字の読取不良が発生したことを示している。また、第6桁~第9桁目以外の桁の文字は、入金時に読み取られた記番号の文字と一致している。すなわち、入金時に読み取られた記番号は、入金時に読み取られた記番号に対して、文字の桁ずれを起こしていない。
出金時に読み取られた記番号のうち第4行目の例は、第4桁目と第10桁目の文字の読取不良が発生したことを示している。また、第1桁~第3桁目以外の桁の文字は、入金時に読み取られた記番号と一致していない。ただし、第5桁目~第9桁目の文字はそれぞれ、入金時に読み取られた記番号の第6桁目~第10桁目の文字と一致している。
すなわち、出金時に読み取られた第5桁目~第9桁目の記番号の文字が、入金時に読み取られた記番号に対して、桁ずれを起こしている。
実施の形態1に係る紙葉類処理装置1では、出金処理において、出金時に読み取られた記番号と一致度合いに関する所定の関係を有する記番号が、入金時に読み取られた記番号が格納されている収納テーブルの中から検索される。そして、出金時に読み取られた記番号は、検索の結果発見された記番号を用いた補正処理が施される。これにより、識別部16において読み取れなかった記番号の補正を行っている。例えば、補正処理は、出金時に読み取られた記番号を、検索の結果発見された記番号で置き換える処理であってもよい。
ここで、所定の関係は、必要に応じて適宜設定される。例えば、所定の関係とは、出金時に読み取られた記番号と入金時に読み取られた記番号とが完全に一致している関係であってもよい。また、所定の関係とは、出金時に読み取られた記番号と入金時に読み取られた記番号とが完全に一致していなくても、部分的に一致している関係であってもよい。
本実施の形態では、所定の関係とは、出金時に読み取られた記番号と入金時に読み取られた記番号とが所定数以上共通する桁を有していること、または、出金時に読み取られた記番号と入金時に読み取られた記番号とが同じ順序で並ぶ所定数以上の文字列を有していることである。
次に、実施の形態1に係る出金処理の流れの一例を示す図9を参照しながら、出金処理の流れについて説明する。以下、第1収納部23に収納されている紙幣が出金される場合について説明する。第2収納部24~第6収納部28に収納されている紙幣が出金される場合も同じ流れで出金処理を行うことができることは勿論である。
出金処理が開始されると、まず、繰出処理(ステップS10)が実行され、第1収納部23から紙幣が繰り出される。紙幣は、第1収納部23に収納された順とは逆の順に繰り出される。例えば、最初に繰り出される紙幣は、第1収納部23に最後に収納された紙幣であり、2番目に繰り出される紙幣は、第1収納部23に最後から2番目に収納された紙幣である。繰り出された紙幣は、識別部16に向けて搬送される。
繰出処理に引き続き、読取処理(ステップS20)が実行され、識別部16で紙幣に付された記番号が読み取られる。なお、読取処理では、紙幣の金種、正損及び真偽などの情報も読み取られる。
読取処理(ステップS20)が終了すると、読取処理において読み取れなかった記番号の桁数がN桁以上であるか否かが判定される(ステップS30)。Nの値は、例えば、「4」に設定される。Nの値は、紙幣の種類または紙幣が収納されている収納部ごとに設定されるようにしてもよい。なお、以下では、Nを「4」に設定したものとして説明を行う。
読取処理において読み取れなかった記番号の桁数が4桁以上である場合(ステップS30においてYesの場合)、一時保留処理(ステップS100)が実行される。一時保留処理については、後述する。読取処理において読み取れなかった記番号の桁数が4桁よりも少ない場合(ステップS30においてNoの場合)、検索処理(ステップS40)が実行される。
検索処理とは、読取処理(ステップS20)において読み取られた記番号と一致度合いに関する所定の関係を有する記番号を、第1収納テーブルに格納されている記番号から検索する処理である。
ここで、図10を用いて検索処理について説明する。図10は、実施の形態1に係る検索処理について説明する図である。
図10中の40は、読取処理(ステップS20)で読み取られた紙幣の記番号が繰出順に並べられたテーブルである。
図10中の41は、第1収納テーブルである。第1収納テーブル41は、入金処理において第1収納部23に収納された紙幣に付された記番号が格納されている記番号リストである。
第1収納テーブル41に格納されている記番号の順序は、第1収納部23に収納された紙幣の順序に対応している。つまり、先に収納された紙幣に付されている記番号が、下側に格納され、後に収納された紙幣に付されている記番号が、上側に格納されている。図10に示される第1収納テーブル41は、第1収納部23に28枚の紙幣が収納されており、28枚目の紙幣に付されている記番号が「A123456789」であることを示している。
図10中の48は、出金された紙幣の記番号を格納する出金テーブルである。出金テーブル48に格納される記番号は、出金時に読み取られた記番号または出金時に読み取られた記番号が第1収納テーブル41に格納されている記番号を用いて補正された記番号である。
検索処理では、第1収納テーブル41の全体が検索範囲に設定されてもよいが、第1収納テーブル41の全体ではなく所定範囲が検索範囲に設定されてもよい。所定範囲とは、検索目的の記番号が含まれている可能性が高い範囲である。所定範囲は、具体的には、次のように設定される。
まず、紙幣の繰出順から、検索対象の記番号が付された紙幣の第1収納部23への収納の順番が割り出される。例えば、7番目に繰り出された紙幣の第1収納部23への収納の順番は22番目であるということが割り出される。
続いて、割り出された順番に収納された紙幣と、当該順番よりも後に収納された所定枚数の紙幣(以下、「第1範囲の紙幣」)と、当該順番よりも前に収納された所定枚数の紙幣(以下、「第2範囲の紙幣」)とに付されている各記番号が、所定範囲に設定される。例えば、22番目に収納された紙幣と、22番目よりも後に収納された4枚の紙幣(23~26番目に収納された紙幣)と、22番目よりも前に収納された15枚の紙幣(21~7番目に収納された紙幣)とが、所定範囲とされる。
このように検索範囲を設定することにより、次のような利点を得ることができる。第1に、第1収納テーブル41の全体を検索する必要がなくなるので、検索目的の記番号をより短時間で効率的に見つけることが可能となる。
第2に、所定範囲に第1範囲の紙幣に付された各記番号が含まれているので、後に収納された紙幣が先に収納された紙幣よりも後に繰り出されるという搬送エラーが生じた場合にも、検索目的の記番号を見つけることができる。例えば、6番目に繰り出されるはずの記番号「F678912345」が付されている紙幣が、順序が入れ替わって7番目に繰り出された場合を考える。この場合、22番目よりも後(具体的には23番目)に収納された紙幣に付されている記番号も検索範囲に含まれているので、検索目的の記番号「F678912345」を見つけることができる。
第3に、所定範囲に第2範囲の紙幣に付された記番号が含まれているので、複数枚の紙幣が重なった状態で繰り出されるという搬送エラー、いわゆる重送エラーが生じた場合にも、検索目的の記番号を見つけることができる。例えば、6番目に繰り出されるはずの紙幣と7番目に繰り出されるはずの紙幣が重なった状態で繰り出された場合を考える。この場合、見かけ上、7番目に繰り出される紙幣は、本来8番目に繰り出されるはずであった記番号「H891234567」が付されている紙幣となる。このような現象が生じても、22番目よりも前(具体的には21番目)に収納された紙幣に付されている記番号も検索範囲に含まれているので、検索目的の記番号「H891234567」を見つけることができる。
なお、重送エラーが生じると、その影響は、当該重送エラーよりも後に繰り出される紙幣の繰出順に影響を与え続ける。さらに、重送エラーの影響は累積する。よって、第1範囲の紙幣の枚数よりも第2範囲の紙幣の枚数を大きくすることが好ましい。ただし、第1範囲の紙幣の枚数と第2範囲の紙幣の枚数を等しくしても良いことは勿論である。
なお、検索範囲は、上述した範囲に限定されるものではなく、適宜設定されるようにしてもよい。検索の効率化が重要視されない場合は、第1収納テーブル41の全体を検索範囲に設定することで、検索エラーを低減することができる。
さらに、検索処理では、第1収納テーブル41の検索順序が設定されてもよい。例えば、第1収納テーブル41の記番号のうち、紙幣の繰出順に対応する収納順の記番号を最初に検索する。次に、第1の範囲のうち、収納順が、紙幣の繰出順に対応する収納順に近い記番号から順に検索する。次に、第2の範囲のうち、収納順が、紙幣の繰出順に対応する収納順に近い記番号から順に検索する。これにより、一致度合いが所定の関係を有する記番号が見つかった時点で、以降の検索を省略することができる。または、すべての検索範囲について検索し、一致度合いが同等の複数の記番号が見つかった場合は、検索順序に基づいて、対応する記番号を決定してもよい。
図9の説明にもどる。検索処理(ステップS40)を実行した結果、読取処理において読み取られた記番号と一致度合いに関する所定の関係を有する記番号が発見されたか否かが判定される(ステップS50)。
例えば、図10において、繰出順「1」の記番号は、6桁目が読取不良となっているが、他の桁は、第1収納テーブル41の収納順「28」の記番号と一致する。この場合、出金時に読み取られた記番号と、第1収納テーブル41の収納順「28」に格納された記番号は一致度合いに関する所定の関係を有すると判定される。
図9の説明に戻る。第1収納テーブル41に格納された記番号から一致度合いに関する所定の関係を有する記番号が発見された場合(ステップS50においてYesの場合)、置換処理(ステップS60)が実行される。置換処理とは、補正処理の一例であり、読取処理(ステップS20)で読み取られた記番号を第1収納テーブル41から検索された記番号と置き換える処理である。また、置換処理では、置き換えられた記番号が出金テーブル48に格納される。補正処理は、記番号の桁ごとに置き換える必要があるか判断する処理でもよい。例えば、読取処理(ステップS20)で読み取られた記番号と第1収納テーブル41から検索された記番号の異なる桁のみを置き換える処理でもよい。また、第1収納テーブル41から検索された記番号が、正常に読み取れなかった文字「?」を含んでおり、読取処理(ステップS20)で読み取られた記番号の対応する桁が正常に読み取られた場合は、置き換えをしないようにしてもよい。
置換処理(ステップS60)が終了すると、第1収納部23からの紙幣の繰り出しが終了したか否か判定される(ステップS70)。第1収納部23からの紙幣の繰り出しが終了したと判定された場合(ステップS70においてYesの場合)、出金処理は終了する。
第1収納テーブル41に格納された記番号から一致度合いに関する所定の関係を有する記番号が発見されなかった場合(ステップS50においてNoの場合)、桁ずれ検索処理(ステップS80)が実行される。
桁ずれ検索処理とは、読取処理(ステップS20)で読み取られた記番号と同じ順序の所定桁以上の文字列を有する記番号を、第1収納テーブル41に格納されている記番号から検索する処理である。所定桁は、任意の桁数に設定することができ、例えば6桁である。所定桁以上の連続する共通の文字列を有する2つの記番号は、一致度合いに関する所定の関係性を有する。
桁ずれ検索処理(ステップS80)では、読み取りができなかった文字を除いて検索を実行する。例えば、図10において、繰出順「7」の紙幣の記番号は、第4桁目と第10桁目の文字の読取不良が発生している。
この場合、第4桁目の「?」と第10桁目の「?」を除いた文字列を用いて検索を実行する。すなわち、「G7823456」の8文字がこの順序で含まれる記番号が検索される。
第1収納テーブル41の収納順22番目の記番号は、第4桁目と第5桁目に異なる文字が含まれているが、「G7823456」の8文字がこの順序で含まれている。よって、第1収納テーブル41の収納順22番目の記番号が検索される。
このような処理により、桁ずれを起こして読み取られた記番号と一致度合いに関する所定の関係を有する記番号を第1収納テーブル41から発見することができる。
次に、桁ずれ検索処理(ステップS80)において、一致度合いに関する所定の関係を有する記番号が発見されたか否かが判定される(ステップS90)。
桁ずれ検索処理において一致度合いに関する所定の関係を有する記番号が発見された場合(ステップS90においてYesの場合)、置換処理(ステップS60)が実行される。
桁ずれ検索処理において、一致度合いに関する所定の関係を有する記番号が発見されなかった場合(ステップS90においてNoの場合)、一時保留処理(ステップS100)が実行される。
一時保留処理(ステップS100)は、読取処理(ステップS20)において読み取れなかった記番号の桁数が4桁以上である場合、または、桁ずれ検索処理において、一致度合いに関する所定の関係を有する記番号が発見されなかった場合に実行する処理である。
一時保留処理(ステップS100)は、読み取り処理において4桁以上の文字が読み取られなかった記番号を有する紙幣、または、桁ずれ検索処理において一致度合いに関する所定の関係を有する記番号が発見されなかった記番号を有する紙幣を、一時保留部19に搬送する処理である。同時に、その紙幣の記番号を、一時保留テーブル(不図示)に格納する。
例えば、図10において、繰出順「2」の紙幣は、読み取り処理において4桁以上の文字が読み取られなかったので、出金はされずに一時保留部19に搬送される。また、その紙幣の記番号として、「??????????」が、一時保留テーブルに格納される。
また、図10において、繰出順「11」の紙幣も同様である。
一時保留処理(ステップS100)が終了すると、第1収納部23から紙幣の繰り出しが終了したか否かが判定される(ステップS110)。第1収納部23からの紙幣の繰り出しが終了していないと判定された場合(ステップS110においてNoの場合)、再び、繰出処理(ステップS10)以降の処理が実行される。
第1収納部23からの紙幣の繰り出しが終了したと判定された場合(ステップS110においてYesの場合)、位置検索処理(ステップS120)が実行される。
位置検索処理(ステップS120)は、読取処理で読み取られた第1の記番号と一致度合いに関する所定の関係を有する記番号が、第1収納テーブル41の記番号リストにない場合の処理である。位置検索処理では、読取処理で読み取られた、第1の記番号とは異なる第2の記番号を利用する。第2の記番号と一致度合いに関する所定の関係を有する記番号を、第1収納テーブル41の記番号リストから検索する。検索したリスト中の記番号を参照して、第1の記番号を記番号リスト中の記番号に対応させる。
位置検索処理の一例として、一時保留処理により一時保留部19に搬送された紙幣の前後に繰り出された紙幣の記番号が出金テーブル48から特定され、さらに、第1収納テーブル41において当該特定された記番号に挟まれた記番号が検索される。
例えば、繰出順「2」の第1の紙幣の前後に繰り出された第2の紙幣の記番号は、出金テーブル48の繰出順「1」の記番号「A123456789」と繰出順「3」の記番号「C345678912」であると特定される。さらに、第1収納テーブル41においてこれらの記番号に挟まれた記番号を検索すると、収納順「27」の記番号「B234567891」が特定される。
また、繰出順「11」の第1の紙幣の前後に繰り出された第2紙幣の記番号は、出金テーブル48の繰出順「10」の記番号「J123456789」と繰出順「12」の記番号「M456789123」であると特定される。さらに、第1収納テーブル41においてこれらの記番号に挟まれた記番号を検索すると、収納順「17」の記番号「L345678912」および収納順「18」の記番号「K234567891」が特定される。
この場合、繰出順「11」の紙幣は、重なった状態で繰り出され、一時保留部19に収納された2枚の紙幣である。
図9の説明に戻る。位置検索処理(ステップS120)が終了すると、補正処理としての置換処理(ステップS130)が実行される。置換処理(ステップS130)では、一時保留テーブルに格納された記番号が位置検索処理(ステップS120)において特定された記番号で置き換えられる。
例えば、図10において、繰出順「2」の紙幣の記番号「??????????」が「B234567891」で置き換えられ、繰出順「11」の紙幣の記番号「??????????」が「L345678912」で置き換えられ、さらに記番号「K234567891」が一時保留テーブルに追加される。
置換処理が終了すると、出金処理が終了する。このとき、一時保留部19に収納された紙幣を、第1収納部23に戻してもよい。
以上説明したように、実施の形態1では、出金処理において識別部16で読み取られた記番号と一致度合いに関する所定の関係を有する記番号が第1収納テーブル41に格納された記番号の中から検索される。
したがって、出金時に繰り出される紙幣の順番が入金時の順番と入れ替わったとしても、出金される紙幣を特定することができる。
また、実施の形態1では、記番号を構成する10桁の文字列のうち6桁以上の文字列が読み取られた場合に、第1収納テーブル41に格納されている記番号から当該読み取られた記番号と一致度合いに関する所定の関係を有する記番号を検索するようにした。したがって、第1収納テーブル41に格納された記番号の中から一致する記番号を迅速に検索することができる。
また、実施の形態1では、記番号を構成する10桁の文字列のうち4桁以上の文字を読み取れなかった場合、当該記番号は、前後に繰り出された紙幣の記番号から特定される。したがって、紙幣が複数枚重なった状態で繰り出された場合であっても、これらの紙幣の記番号を特定することができる。
なお、上述した処理は、他の収納部からの紙幣を出金する出金処理において行われてもよい。
例えば、着脱式収納部4から紙幣を出金する際に、図9を用いて説明した出金処理を行ってもよい。この場合、着脱式収納部4は、出金処理が実行される紙葉類処理装置1とは別の、例えば、入金装置に取り付けられ、紙幣の収納が行われる。着脱式収納部4に紙幣が収納される際、入金装置の識別装置は、紙幣の記番号を読み取る。
また、着脱式収納部4は、メモリなどの記憶部を有し、入金装置で読み取られた記番号は、着脱式収納部4の記憶部に記憶された収納テーブルに格納される。
着脱式収納部4が入金装置から取り外され、紙葉類処理装置1の取付部5に取り付けられると、着脱式収納部4の記憶部に記憶された収納テーブルのデータは、紙葉類処理装置1の記憶部に送られる。
出金処理では、着脱式収納部4から送られてきた収納テーブルに格納された記番号の中から一致度合いに関する所定の関係を有する記番号が検索される。
なお、着脱式収納部4から収納テーブルに格納された記番号のデータを紙葉類処理装置1に送ることは必須ではなく、着脱式収納部4の記憶部に記憶された収納テーブルに格納された記番号の中から一致度合いに関する所定の関係を有する記番号を検索するようにしてもよい。この場合、紙葉類処理装置1に記憶部を設けなくてもよい。
また、着脱式収納部4に記憶部を設けることは必須ではなく、例えば、入金装置で読み取られた記番号は、サーバ上に設けられた収納テーブルに格納されるようにしてもよい。この場合、出金時は、サーバ上に設けられた収納テーブルに格納された記番号の中から一致度合いに関する所定の関係を有する記番号を検索するようにしてもよい。
また、実施の形態1では、出金処理時を例に記番号を補正する処理について説明した。しかし、記番号を補正する処理は、出金処理時以外の処理において実行されるようにしてもよい。
例えば、一保入金処理における収納処理において、一時保留部19から紙幣を繰り出す際に読み取られた記番号を、一時保留部19に紙幣を収納する際に読み取られた記番号を用いて補正するようにしてもよい。
また、精査処理における二次搬送を実行する場合、二次搬送の際に読み取られた記番号を、一次搬送の際に読み取られた記番号を用いて補正するようにしてもよい。
また、回収処理を実行する場合、回収処理時に読み取られた記番号を、入金処理時に読み取られた記番号を用いて補正するようにしてもよい。
(実施の形態2)
実施の形態2の紙葉類処理装置1は、実施の形態1の紙葉類処理装置1と同様の特徴を有する。すなわち、実施の形態2では、出金処理において、出金時に読み取られた記番号と一致度合いに関する所定の関係を有する記番号が入金時に読み取られた記番号が格納されている収納テーブルの中から検索され、出金時に読み取られた記番号が、入金時に読み取られた記番号を用いて補正される。
実施の形態2の紙葉類処理装置1は、さらに、出金処理では、紙幣の正損および真偽の識別は行わずに、入金時に読み取られた紙幣の正損および真偽の情報がそのまま利用される。
図11および図12を用いて、実施の形態2の入金処理について説明する。なお、実施の形態2の紙葉類処理装置1で実行される入金処理における記番号に関する処理は、実施の形態1の紙葉類処理装置1で実行される処理と同じであるため、説明を省略する。
図11は、実施の形態2に係る第1収納テーブル41~第6収納テーブルの何れかの収納テーブルの一例を示すである。
収納テーブル50には、各収納部に紙幣が収納される順に、金種、記番号、カテゴリ、真偽、正損要因などの情報が格納される。
図11中、USDは米ドルを示し、図11は、収納部に同一金種の紙幣が収納されていることを示している。図11中、カテゴリは、紙幣が偽券、真偽不確定券、真券の正券、または、真券の損券のうち、何れの紙幣であるかを示す。例えば、4Aは真券の正券を示し、4Bは真券の損券を示している。
また、図11中、正損要因は、紙幣が正券であるか、または、損券であるかを示す情報である。また、紙幣が損券である場合は、どのような理由により損券となっているかを示す情報である。例えば、要因1は、紙幣の汚れ、要因2は、紙幣の破れ、要因3は、紙幣の一部の欠損を示している。
図12は、実施の形態2に係る出金テーブルの一例について説明する図である。出金テーブル51には、紙幣が出金される順に、金種、記番号、カテゴリ、真偽、正損要因などの紙幣情報が格納される。
出金処理では、収納部から紙幣が繰り出され、繰り出された紙幣は識別部16に向けて搬送される。識別部16は、搬送されてきた紙幣の紙幣情報を識別する。このとき、識別部16は、少なくとも、金種および記番号の識別を行う。
識別部16で読み取られた金種は、出金テーブル51に格納される。また、読み取られた記番号は、実施の形態1と同様、入金時に読み取られた記番号を用いて補正される。
また、カテゴリ、真偽要因、正損要因については、入金時に読み取られた記番号とともに記憶されている情報が、収納テーブル50に格納される。
これにより、出金時の識別処理の負荷を軽減し、迅速に出金処理をおこなうことができる。
なお、出金処理で、識別部16は、金種および記番号の識別とともに、真偽や正損の識別もおこなってもよい。入金時に読み取られた紙幣の正損または真偽の情報と、出金時に読み取られた紙幣の正損または真偽の情報とを比較し、相違の程度が所定の条件を満たす場合は、出金時に読み取られた紙幣の正損または真偽の情報を出金テーブル51に格納してもよい。これにより、例えば、搬送中に破損した紙幣を出金してしまうことを防止できる。
なお、実施の形態2では、出金時に行われる処理について説明したが、実施の形態1と同様、紙葉類処理装置1の各種処理において実行されるようにしてもよい。
本発明は、紙葉類処理装置および紙葉類処理方法に広く利用可能である。
1 紙葉類処理装置
4 着脱式収納部
5 取付部
10 上側筐体
12 入金部
13 出金部
14 第2出金部
15 搬送部
150 ループ状搬送路
151 第1分岐路
152 第2分岐路
153 第3分岐路
154 第4分岐路
155 第5分岐路
156 第6分岐路
16 識別部
18 制御部
19 一時保留部
20 下側筐体
21 第1収納庫
23 第1収納部
24 第2収納部
25 第3収納部
26 第4収納部
27 第5収納部
28 第6収納部
30 第2収納庫
40 テーブル
41 第1収納テーブル
48 出金テーブル
50 収納テーブル
51 出金テーブル

Claims (10)

  1. 記番号が付された紙葉類を収納する収納部と、
    前記収納部から搬送される前記紙葉類から前記記番号を読み取る第1の読取処理を行う識別部と、
    前記第1の読取処理で読み取られた前記記番号と一致度合いに関する所定の関係を有する前記記番号を前記収納部に収納された前記紙葉類の記番号リストから検索し、当該検索された記番号を用いて、前記第1の読取処理で読み取られた前記記番号を補正する制御部と、
    を備え
    前記所定の関係は、前記第1の読取処理で読み取られた前記記番号が前記記番号リスト中の前記記番号と一致することである、紙葉類処理装置。
  2. 前記識別部は、前記収納部に搬送される前記紙葉類から前記記番号を読み取る第2の読取処理を行い、
    前記制御部は、前記第2の読取処理で読み取られた前記記番号に基づいて前記記番号リストを作成する、
    請求項1に記載の紙葉類処理装置。
  3. 前記記番号リストを記憶する記憶部と、
    前記収納部が取り付けられる取付部と、をさらに備え、
    前記制御部は、前記紙葉類が収納された前記収納部が前記取付部に取り付けられる場合に、外部から受け取る前記記番号リストを前記記憶部に記憶させる、
    請求項1に記載の紙葉類処理装置。
  4. 前記所定の関係は、前記第1の読取処理で読み取られた前記記番号と前記記番号リスト中の前記記番号とが所定数以上共通する桁を有していることである、
    請求項1~3の何れか1項に記載の紙葉類処理装置。
  5. 前記所定の関係は、前記第1の読取処理で読み取られた前記記番号と前記記番号リスト中の前記記番号とが同じ順序の所定桁以上の共通の文字列を有していることである、
    請求項1~3の何れか1項に記載の紙葉類処理装置。
  6. 前記制御部は、前記第1の読取処理で読み取られた第1の記番号と一致度合いに関する前記所定の関係を有する記番号が前記記番号リストにない場合、前記第1の読取処理で読み取られた第2の記番号と一致度合いに関する所定の関係を有する前記記番号リスト中の記番号を参照して、前記第1の記番号を、前記記番号リスト中の記番号に対応させる、
    請求項の何れか1項に記載の紙葉類処理装置。
  7. 前記制御部は、前記第1の記番号を、前記第1の記番号に対応する前記記番号リスト中の前記記番号を用いて補正する、
    請求項に記載の紙葉類処理装置。
  8. 施錠される収納庫をさらに備え、
    前記収納部は前記収納庫の内部に配置されている、
    請求項1~の何れか1項に記載の紙葉類処理装置。
  9. 前記収納部は、複数の前記紙葉類が回転体に巻き取られた状態で収納される巻き取り式の収納部である、
    請求項1~の何れか1項に記載の紙葉類処理装置。
  10. 収納部から搬送される紙葉類の記番号を読み取るステップと、
    読み取られた前記記番号との一致度合いに関する所定の関係を有する前記記番号を前記収納部に収納された前記紙葉類の記番号リストから検索し、当該検索された記番号を用いて、前記読み取られた前記記番号を補正するステップと、
    を含み、
    前記所定の関係は、前記読み取られた前記記番号が前記記番号リスト中の前記記番号と一致することである、紙葉類処理方法。
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