JP7138305B2 - 無線通信システム、制御装置、アクセスポイント、及び、端末装置 - Google Patents

無線通信システム、制御装置、アクセスポイント、及び、端末装置 Download PDF

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Description

本開示は、無線通信システム、制御装置、アクセスポイント、及び、端末装置に関する。
近年、例えば、スタジアム、又は、ホールといった多くの観客を収容可能な施設において、観客が所持する発光装置(以下「子機」、「端末装置」と称することがある)の集合の発光状態を制御することによって、例えば、文字、絵、図形の表示、及び/又は、色の変化といった演出が行われることがある。子機は、無線制御に対応した、例えば、ペンライト、ブレスレット、又は、バングルの形態で観客に所持される。
特開2014-175926号公報
子機は、例えば、アクセスポイント(AP)に無線接続し、APを介して発光状態が無線制御される。子機のAPへの初期接続には、例えば、ランダムアクセスチャネル(RACH:Random Access CHannel)が使用され得る。
RACHの混雑度によって、APにおける制御チャネルおよびデータチャネルの割当量を動的に変化させた場合、子機の接続先APが他のAPへ変更され得る。子機の接続先APが、他のAPに変更される場合、子機のAP間ハンドオーバ処理が発生する。
特許文献1は、集合演出において無線制御される多数の子機に、AP間のハンドオーバ処理が発生することに対しての検討が不十分である。
本開示の非限定的な実施例は、端末装置のアクセスポイントに対する効率的な接続処理を実現できる技術の提供に資する。
本開示の一態様に係る無線通信システムは、制御チャネル期間がデータチャネル期間よりも長い初期状態のスーパーフレームを有する第1及び第2のアクセスポイントと、前記第1及び第2のアクセスポイントの1つと無線リンクによって接続するために、接続要求を、前記第1のアクセスポイントに送信する1つ以上の端末装置と、前記接続要求を送信した1つ以上の端末装置に対して、接続先アクセスポイントの情報として、前記第2のアクセスポイントを示す情報を、前記第1のアクセスポイントから、接続応答として送信する制御を行う制御装置と、を備える。
また、本開示の一態様に係る制御装置は、制御チャネル期間がデータチャネル期間よりも長い初期状態のスーパーフレームを有する第1及び第2のアクセスポイントの1つと無線リンクによって接続するために1つ以上の端末装置が前記第1のアクセスポイントに送信した接続要求に関する情報を、前記第1のアクセスポイントから受信する受信回路と、前記接続要求を送信した1つ以上の端末装置に対して、接続先アクセスポイントの情報として、前記第2のアクセスポイントを示す情報を、前記第1のアクセスポイントから、接続応答として送信する制御を行う制御回路と、を備える。
また、本開示の一態様に係るアクセスポイントは、第1及び第2のアクセスポイントのうちの前記第1のアクセスポイントであって、制御チャネル期間がデータチャネル期間よりも長い初期状態のスーパーフレームを有する前記第1及び第2のアクセスポイントの1つと無線リンクによって接続するために1つ以上の端末装置が前記第1のアクセスポイントに送信した接続要求に関する情報を、制御装置へ送信する第1送信回路と、前記接続要求を送信した1つ以上の端末装置に対して、接続先アクセスポイントの情報として、前記第2のアクセスポイントを示す情報を、接続応答として送信する第2送信回路と、を備える。
また、本開示の一態様に係る端末装置は、制御チャネル期間がデータチャネル期間よりも長い初期状態のスーパーフレームを有する第1及び第2のアクセスポイントの1つと無線リンクによって接続するために、前記第1のアクセスポイントへ接続要求を送信する送信回路と、前記接続要求の送信後に、接続先アクセスポイントの情報として、前記第2のアクセスポイントを示す情報を、前記第1のアクセスポイントから、接続応答として受信する受信回路と、を備える。
なお、これらの包括的または具体的な態様は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム、または、記録媒体で実現されてもよく、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラムおよび記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
本開示の一態様によれば、端末装置のアクセスポイントに対する接続処理を効率的に行うことが可能となる。
本開示の一態様における更なる利点および効果は、明細書および図面から明らかにされる。かかる利点および/または効果は、いくつかの実施形態並びに明細書および図面に記載された特徴によってそれぞれ提供されるが、1つまたはそれ以上の同一の特徴を得るために必ずしも全てが提供される必要はない。
実施の形態に係る無線通信システムの構成の一例を示す図 実施の形態に係る制御装置の構成の一例を示すブロック図 実施の形態に係るアクセスポイント(AP)の構成の一例を示すブロック図 実施の形態に係る子機の構成の一例を示すブロック図 実施の形態に係る子機接続処理部の動作の一例を示すフローチャート 実施の形態に係る制御装置による接続先APの決定の一例を示す図 実施の形態に係る接続処理の一例を示すシーケンス図 実施の形態に係る子機の動作の一例を示すフローチャート 実施の形態に係るスケジューラの動作の一例を示すフローチャート 実施の形態に係るチャネル設定処理を説明するための図 実施の形態に係るチャネル設定処理を説明するための図 実施の形態に係るチャネル設定処理を説明するための図 実施の形態に係るチャネル設定処理を説明するための図 実施の形態に対する比較例について説明するシーケンス図 実施の形態と図14の比較例との相違を対比して示す図
以下、図面を適宜参照して、本開示の実施の形態について、詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。このような説明の省略は、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、添付図面および以下の説明によって特許請求の範囲に記載の主題を限定することは意図されていない。
<子機による集合演出および子機とAPとの接続処理>
無線制御対応の発光装置(子機、または、端末装置)の集合によって演出を行う場合、子機は、例えば、アクセスポイント(AP)を介した無線通信によって発光状態(又は発光パターン)が制御される。多数の子機の発光状態が個々に無線制御されることによって、例えば、文字、絵、図形の表示、及び/又は、色の変化といった集合演出が行われる。なお、集合演出には、さらには、子機から出力される音、子機による振動(バイブレーション)を用いてもよい。
このような集合演出において、APは、例えば、数千から数万台規模の子機と接続処理を行う。子機とAPとの間の無線通信方式に、例えば、特定小電力無線を適用した場合、子機とAPとの間の無線アクセス方式には、CSMA/CAが用いられる。「CSMA/CA」は、「Carrier Sense Multiple Access/Collision Avoidance」の略称である。
CSMA/CAでは、通信トラフィックの衝突が発生し易いため、集合演出のように多数の子機がAPのカバレッジに存在した場合、スループットが低下し得る。そのため、多数の子機をAPに対して如何にして効率的に接続させるかが検討される。
また、APにおいては、例えば、APに接続を要求する子機との通信と、接続が確立済みの子機との通信(例えば、APから子機への演出制御情報の送信、及び/又は、子機からAPへのセンサ情報の送信など)と、が混在し得る。そのため、APにおいて、混在した通信に無線リソースを割り当てる制御(スケジューリング)の効率化が検討される。
<無線通信システムの構成の一例>
図1は、本実施の形態に係る無線通信システム100の構成の一例を示す図である。
無線通信システム100は、例えば、制御装置10と、複数のアクセスポイント(AP)20-1~20-2と、複数の子機30-1~30-N(Nは1以上の整数)と、を備えてよい。図1には、例示的に、2つのAP)20-1、20-2と、3つの子機30-1、30-2、30-3が示されている。
以下において、AP20-1、20-2を互いに区別しない場合には、「AP20」と表記することがある。同様に、子機30-1~30-3のそれぞれを区別しない場合には、「子機30」と表記することがある。
子機30は、無線制御対応の発光装置の一例である。子機30は、例えば、LED(Light Emitting Diode)の発光回路を有する無線機器の一例と捉えてもよい。
スタジアム、ホールといった、多くの観客を収容可能な施設において、観客がそれぞれ所持する子機30の集合によって演出が行われる場合、子機30の数は、非限定的な一例として、数千台から数万台に及ぶ。複数の子機30を用いた演出を行う無線通信システム100は、「演出システム100」と称されてもよい。
制御装置10は、例えば、無線通信システム100の動作を制御する。制御装置10は、例えば、サーバコンピュータであってもよいし、PC(Personal Computer)であってもよい。
制御装置10は、例えば、有線LAN(Local Area Network)といったネットワークを介して、複数のAP20と接続される。複数のAP20と複数の子機30とはそれぞれ、例えば、無線によって接続される。
以下の説明において、制御装置10、AP20、および、子機30の構成要素に用いる「・・・部」という表記は、「・・・回路(circuitry)」、「・・・デバイス」、「・・・ユニット」、又は、「・・・モジュール」といった他の表記に置換されてもよい。
<制御装置の構成の一例>
図2は、本実施の形態に係る制御装置10の構成の一例を示すブロック図である。
制御装置10は、例えば、演出制御部201、スケジューラ202、子機接続処理部203、記憶部204、AP制御部205、及び、通信インタフェース(IF)206を備えてよい。
演出制御部201は、複数のAP20の1つを介して、複数の子機30による演出の制御を行う。演出制御部201が行う演出の制御の一例としては、各子機30が備える発光回路(例えば、LED)の発光状態の制御、及び/又は、振動モータといったアクチュエータの制御が挙げられる。
スケジューラ202は、例えば、子機接続処理部203が管理する子機接続台数に基づいて、AP20が子機30との無線リンクに割り当てる無線リソースをスケジューリングする。
「子機接続台数」は、例えば、「収容子機数」に読み替えられてもよい。「子機接続台数」又は「収容子機数」とは、例えば、AP20のそれぞれが管理する無線リンクを時分割共有する子機30の数と捉えてもよい。
無線リンクには、例えば、制御通信に用いられる制御チャネル期間と、データ通信に用いられるデータチャネル期間と、が時分割多重されてよい。したがって、無線リンクにおいて、制御チャネルの送信又は受信の期間とは異なる期間において、データチャネルの送信又は受信が行われる。なお、無線リンクにおいて時分割多重される「・・・チャネル期間」は、無線リンクに割り当てられる時間リソースの一例である。「・・・チャネル期間」は、「・・・チャネル領域」に読み替えられてもよい。
また、スケジューラ202は、スケジューリングの結果であるスケジューリング情報(別言すると、リソース割当情報)を、無線リソースを割り当てた子機30が接続するAP20に通知する。スケジューラ202の動作の一例については後述する。
子機接続処理部203は、例えば、子機30の何れかが送信した接続要求をAP20の何れかを介して受信する。接続要求を受信した場合、子機接続処理部203は、例えば、スケジューラ202が子機接続台数などを基に決定するフェーズに基づいて、接続要求の送信元子機30を何れのAP20に接続させるか決定する。
また、子機接続処理部203は、接続要求を送信した子機30がアクセスしているAP20を介して、接続要求の送信元子機30宛に接続応答を送信する。子機接続処理部203の動作の一例および「フェーズ」の一例については、後述する。接続要求および接続応答の送受信は、制御チャネルを用いた通信(以下「制御通信」と称することがある)の一例と捉えてよい。
記憶部204は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、演出情報、子機情報、及び/又は、子機30の何れかから取得したデータなどを記憶する。記憶部204には、例示的に、CD-ROMなどの光ディスク、ハードディスクドライブ、フレキシブルディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、Blu-ray(登録商標)ディスク)、スマートカード、フラッシュメモリ(例えば、カード、スティック、又は、キードライブ)、磁気ストリップなどの少なくとも1つを用いて構成されてよい。
演出情報は、子機30の集合体による演出に用いられる情報であり、例えば、映像データである。映像データに基づいて複数の子機30の発光状態が制御されることによって映像による演出が行われる。子機情報は、子機30に関する情報であり、例えば、子機30の識別情報、及び/又は、子機30の接続先AP20の情報(接続先AP情報)などである。
AP制御部205は、例えば、AP20の動作モードと、AP20が使用する周波数(チャネル)と、を決定する。AP制御部205が決定する動作モードには、例えば、「制御チャネル優先モード」と「データチャネル優先モード」とが含まれてよい。
「制御チャネル優先モード」は、例えば、接続プロトコルといった無線ネットワークの制御を優先するモードである。
「データチャネル優先モード」は、例えば、演出のための通信、及び/又は、子機30が保有するデータを収集するための通信といった、優先度(例えば、許容される遅延量など)が他の通信よりも高いデータの送受信を優先するモードである。
なお、以下において、「制御チャネル優先モード」によって動作するAP20を「制御チャネル優先AP20」と表記することがあり、「データチャネル優先モード」によってAP20を「データチャネル優先AP20」と表記することがある。
また、AP制御部205は、AP20と通信し、AP20のそれぞれが管理する子機30との無線接続(無線リンク)における制御チャネル期間及びデータチャネル期間の割り当てを、AP20それぞれの収容子機数に基づいて制御する。
また、AP制御部205は、例えば、スケジューラ202によるスケジューリング結果を基に、子機30の何れかに対して送信する情報を生成する。生成された情報は、例えば、通信IF206を介して、子機30の接続先AP20へ送信(「通知」と称してもよい)される。
子機30の接続先AP20へ送信する情報の一例としては、無線リンクにおけるチャネルの割り当てを示すリソース割当情報、演出制御部201によって生成された演出情報、及び、子機接続処理部203によって生成された接続応答情報が挙げられる。
無線リンクに割り当てられるチャネルには、制御チャネル(例えば、CSMA/CA区間)、および、データチャネル(例えば、TDMA区間)が含まれてよい。TDMAは、「Time Division Multiple Access」の略称である。
通信IF206は、例えば、AP20と接続され、AP20のそれぞれと通信する。通信IF206には、AP20宛に情報を送信する送信回路と、AP20から情報を受信する受信回路と、が含まれてよい。
上述した演出制御部201、スケジューラ202、子機接続処理部203、及び、AP制御部205は、例示的に、それぞれの処理内容に応じて記憶部204に記憶された情報にアクセスする。また、スケジューラ202は、例示的に、演出制御部201、子機接続処理部203、及び、AP制御部205と接続されて、相互に連携して動作することが可能である。
<APの構成の一例>
図3は、本実施の形態に係るAP20の構成の一例を示すブロック図である。
AP20は、例えば、無線通信部301、無線プロトコル制御部302、および、動作モード設定部303を備えてよい。
無線通信部301は、例えば、アンテナ300と、図示を省略した送信回路及び受信回路と、を備えてよい。送信回路には、符号化回路および変調回路が含まれてよい。受信回路には、復調回路および復号回路が含まれてよい。
無線通信部301は、アンテナ300によって受信した無線信号を復調回路において復調し、復調信号を復号回路において復号する。復調及び復号された受信信号は、例えば、無線プロトコル制御部302に出力される。
また、無線通信部301は、無線プロトコル制御部302から入力された信号を、符号化回路において符号化し、符号化された信号を変調回路において変調する。符号化及び変調された信号は、アンテナ300から送信される。
無線通信部301は、例えば、特定小電力通信、無線LAN(Local Area Network)、および、Bluetooth(登録商標)の通信規格または通信方式の少なくとも1つをサポートしてよい。代替的又は追加的に、無線通信部301は、例えば、Bluetoothなどの通信規格よりもカバレッジの広いLPWA(Low Power Wide Area)、LoRa、NB-IoT(Narrow Band-Internet of Things)、及び、Sigfoxといった通信規格の少なくとも1つをサポートしてもよい。
無線プロトコル制御部302は、例えば、MAC(Media Access Control)制御を行い、制御装置10から受信したスケジューリング情報を含むビーコン(例えば、パケット)を生成し、無線通信部301へ出力する。なお、ビーコンは、AP20から周期的に送信されてもよいし、非周期的なタイミングで送信されてもよい。
また、無線プロトコル制御部302は、例えば、制御装置10のAP制御部205において生成されたリソース割当の制御情報(スケジューリング情報)を基に、個々のAP20のリソース割当を制御する。
リソース割当の制御には、例えば、制御チャネル領域を縮小する制御、および、データチャネル領域を拡張する制御が含まれてよい。また、無線プロトコル制御部302は、例えば、送信する情報がAP制御部205から通知されている場合、送信信号(例えば、パケット)を生成し、何れかの子機30宛に送信する。
動作モード設定部303は、例えば、制御装置10から受信される動作モード情報に基づいて、既述の動作モードを決定する。また、動作モード設定部303は、受信した動作モード情報に含まれる、使用周波数(チャネル)の情報に基づき、無線通信部301の周波数チャネルを変更する。
<子機の構成の一例>
図4は、本実施の形態に係る子機30の構成の一例を示すブロック図である。
子機30は、例えば、発光回路401、演出部402、送信先AP判断部403、無線プロトコル制御部404、及び、無線通信部405を備えてよい。
発光回路401は、例えば、LEDを有し、演出部402によってLEDの発光状態又は発光パターンが制御されることによって、発光、消灯、または、点滅する。
演出部402は、例えば、無線通信部405、無線プロトコル制御部404、および、送信先AP判断部403を通じて受信した演出制御信号(例えば、パケット)に含まれる演出情報を抽出し、抽出した演出情報に基づいて発光回路401の発光状態を制御する。
送信先AP判断部403は、AP20との接続処理を行う。例えば、送信先AP判断部403は、接続先APの探索を行うスキャンの結果、または、スキャン中に受信したビーコンに含まれる、接続要求の送信先AP情報に基づいて、接続要求を生成する。生成した接続要求は、例えば、無線通信部405から接続要求の送信先AP20宛に送信される。
送信先AP判断部403は、例えば、接続要求の送信後、AP20によって送信される接続応答を受信し、接続応答の送信元AP20と接続処理を行う。例えば、送信先AP判断部403は、受信した接続応答に含まれる接続先AP情報に基づいて、使用周波数チャネルを、接続が許可されたAP20が使用する周波数チャネルに設定(又は変更)する。
例えば、接続要求の送信先AP20と、接続応答において示される接続先AP20とが同じである場合、送信先AP判断部403は、使用周波数チャネルを変更しない。
一方、接続要求の送信先APと、接続応答において示されるAP20とが異なる場合、送信先AP判断部403は、例えば、接続応答において示されるAP20が使用する周波数チャネルに使用周波数チャネルを変更する。
なお、以下において、「接続要求の送信先AP」を「接続先AP」と略称することがある。
無線プロトコル制御部404は、例えば、接続先APの探索を行うスキャン、信号(例えば、パケット)の送受信タイミング制御、および、受信した信号の宛先が自子機30宛であるか否かの宛先判別などを含むMAC制御を行う。無線プロトコル制御部404は、AP20との無線による接続処理を行う接続処理回路の一例と捉えてもよい。
上述した演出部402、送信先AP判断部403、および、無線プロトコル制御部404の一部又は全部によって、子機30の「制御回路」が構成されると捉えてもよい。
無線通信部405は、例えば、アンテナ400と、図示を省略した送信回路及び受信回路と、を備えてよい。送信回路には、符号化回路および変調回路が含まれてよい。受信回路には、復調回路および復号回路が含まれてよい。
無線通信部405は、アンテナ400によって受信した無線信号を復調回路において復調し、復調信号を復号回路において復号する。復調及び復号された受信信号は、例えば、無線プロトコル制御部404に出力される。
また、無線通信部405は、無線プロトコル制御部404から入力された信号を、符号化回路において符号化し、符号化された信号を変調回路において変調する。符号化及び変調された信号は、アンテナ400から送信される。
無線通信部405は、例えば、AP20の無線通信部301と同様に、特定小電力通信、無線LAN、および、Bluetoothの通信規格または通信方式の少なくとも1つをサポートしてよい。代替的又は追加的に、無線通信部405は、例えば、LPWA、LoRa、NB-IoT、及び、Sigfoxといった通信規格の少なくとも1つをサポートしてもよい。
なお、子機30には、図4に示すように、センサ406が備えられてもよい。例示的に、センサ406は、演出部402に接続されてよい。センサ406によって、例えば、観客の盛り上がりの程度を示す情報、及び/又は、子機30の位置情報が取得されてよい。
取得したセンサ情報は、例えば、無線通信部405からAP20を介して制御装置10へ送信されてよい。制御装置10は、センサ情報に基づいて子機30の発光回路401の発光状態を、AP20を介した無線通信によって制御してよい。センサ情報を用いた演出制御によって、子機30による集合演出を多彩化できる。
<制御装置における接続先APの判断基準の一例>
次に、図5を用いて、本実施の形態の制御装置10における子機30の接続先AP20の決定に係る動作の一例を説明する。子機30の接続先AP20の決定に係る処理は、例えば、子機接続処理部203(図2参照)によって実行されてよい。なお、図5において、点線で示すS1204の処理は、オプションであってよい。
S1201において、子機接続処理部203は、接続要求の受信待ちを行う。子機接続処理部203は、接続要求を受信した場合(S1201のYes)、S1202を実行する。
子機接続処理部203は、接続要求を受信しない場合(S1201のNo)、S1201にとどまり、例えば、一定時間、接続要求の受信待ちを行う。
なお、子機接続処理部203は、S1201において、一定時間内に接続要求を受信しない場合、処理を終了してもよい。
S1202において、子機接続処理部203は、子機30から接続要求を受信したAP(接続要求受信AP)20及びその動作モード(「制御チャネル優先モード」または「データチャネル優先モード」)を示す情報を取得する。
子機接続処理部203は、例えば、接続要求受信AP20の動作モードと、スケジューラ202が管理するフェーズと、に基づいて、接続要求を送信した子機30の接続先(又は収容先)APを判断し決定する(S1203およびS1205)。
本実施の形態において、「フェーズ」には、例えば、以下の4つが用いられる。
・フェーズ1:1台あたりのAP20の収容子機数が閾値#1以下の場合
・フェーズ2:1台あたりのAP20の収容子機数が閾値#1を超え、かつ、閾値#1よりも大きい閾値#2以下の場合
・フェーズ3:1台あたりのAP20の収容子機数が閾値#2を超える場合
・フェーズ4:演出が終了するまでの期間
なお、上記いずれのフェーズにおいても演出は開始されて良い。
閾値#1及び閾値#2については後述する。
制御装置10による接続先APの決定の一例を図6に示す。
図6に例示するように、フェーズ1及び2において、制御チャネル優先モードAP20の受信した接続要求が子機接続処理部203にて受信された場合、データチャネル優先AP20が、接続要求を送信した子機30の接続先AP20に決定される。
フェーズ3において、制御チャネル優先モードAP20の受信した接続要求が子機接続処理部203にて受信された場合、制御チャネル優先AP20が、接続要求を送信した子機30の接続先AP20に決定される。
フェーズ4において、制御チャネル優先モードAP20の受信した接続要求が子機接続処理部203にて受信された場合、制御チャネル優先AP20、または、データチャネル優先AP20が、接続要求を送信した子機30の接続先AP20に決定される。
また、例えば、フェーズ1及び2において、データチャネル優先AP20の受信した接続要求が子機接続処理部203にて受信された場合、データチャネル優先AP20が、接続要求を送信した子機30の接続先AP20に決定される。
フェーズ3において、データチャネル優先AP20の受信した接続要求が子機接続処理部203にて受信された場合、データチャネル優先AP20、または、制御チャネル優先AP20が、接続要求を送信した子機30の接続先AP20に決定される。
フェーズ4において、データチャネル優先AP20の受信した接続要求が子機接続処理部203にて受信された場合、制御チャネル優先AP20、または、データチャネル優先AP20が、接続要求を送信した子機30の接続先AP20に決定される。
なお、図5に点線で示したように、接続先AP20の決定に際して、例えば、収容子機数がAP20間で偏っているか否かを判断する処理S1204が、子機接続処理部203において行われてもよい。
例えば、子機接続処理部203は、収容子機数がAP20間で偏っていると判断した場合、偏りが小さくなるように、新たに受信した接続要求の送信元子機30が接続するAP20を決定してもよい。
<接続プロトコルの一例>
次に、図7のシーケンス図を用いて、本実施の形態における子機30(例えば、子機30-1)の接続処理の一例を説明する。なお、「接続処理」は、例えば、「接続プロトコル」、「接続手順」、「接続シーケンス」、又は、「接続プロシージャ」といった用語に読み替えられてもよい。
制御装置10は、S501において、例えば、AP20-1~20-2の動作モードを示す情報(AP動作モード情報)及び使用周波数チャネルを示す情報を含むAP情報を決定する。
例えば、制御装置10は、AP20-1の動作モードを「制御チャネル優先モード」に設定し、AP20-2の動作モードを「データチャネル優先モード」に設定する。また、制御装置10は、AP20-1の使用周波数チャネルをCH0に設定し、AP20-2の使用周波数チャネルをCH1に設定する。
制御装置10は、上述した設定を示す情報を含むAP情報を、AP20-1~20-2へ送信する(S502)。AP情報には、例えば、図7において符号C514を付して示すように、例えば、コマンド種別、宛先APアドレス、AP動作モード情報、および、リソース割当情報が含まれてよい。
「コマンド種別」には、例えば、AP情報であることが示される。「宛先APアドレス」には、例えば、AP情報の宛先であるAP20のアドレスが設定される。「AP動作モード情報」には、「制御チャネル優先モード」および「データチャネル優先モード」のいずれか示す情報が設定される。
リソース割当情報には、例えば、個々のAP20の制御チャネルおよびデータチャネルの割り当てを示す情報が設定されてよい。
上述した例において、AP20-1には、動作モードが「制御チャネル優先モード」であり、かつ、使用周波数チャネルが「CH0」であることを示すAP情報が、S502において送信される。
AP20-2には、動作モードが「データチャネル優先モード」であり、かつ、使用周波数チャネルが「CH1」であることを示すAP情報が、S502において送信される。
AP20-1~AP20-2のそれぞれは、制御装置10から受信したAP情報に従って、動作モード及び使用周波数チャネルを設定する。動作モードの設定は、例えば、動作モード設定部303によって行われる。使用周波数チャネルの設定は、例えば、無線プロトコル制御部302によって行われる。
動作モード及び使用周波数チャネルの設定後、AP20-1及び20-2のそれぞれは、ビーコンC515を生成し、設定した使用周波数チャネルにてビーコンを送信する(S503およびS504)。なお、ビーコンの送信は、周期的に行われてもよいし、非周期的な任意のタイミングで行われてもよい。
ビーコンには、例えば、パケット種別、送信元APアドレス、及び、リソース割当情報が含まれてよい。「パケット種別」には、例えば、ビーコンであることが示される。「送信元APアドレス」には、例えば、ビーコンの送信元AP20のアドレスが設定される。「リソース割当情報」には、例えば、個々のAP20の制御チャネルおよびデータチャネルの割り当てを示す情報が設定されてよい。
ビーコンC515には、制御チャネル期間とデータ通信期間への帯域割り当て状況を示す情報(リソース割当情報)といった制御情報が含められてもよい。ビーコンにリソース割当情報を含めることで、ビーコンを受信した子機30が接続要求C516を送信する宛先AP20を判断することができる。
例えば、S503においてAP20-1から送信されるビーコンには、AP20-1、または全AP20の制御チャネルへの帯域割り当て情報が設定されてよい(図7のビーコンC515には図示なし)。S504においてAP20-2から送信されるビーコンには、AP20-2、または全AP20の制御チャネルへの帯域割り当て情報が設定されてよい(図7のビーコンC515には図示なし)。
子機30-1は、スキャンによってAP20-1およびAP20-2が送信したビーコンC515を受信(S505)した場合、例えば、受信したビーコンC515に基づいて、接続要求C516の送信先AP20を判断する(S506)。子機30による接続要求の送信先AP20の判断は、例えば、制御チャネル期間が長いAP20を高い確率で選択し、制御チャネル期間が短いAP20を低い確率で選択することであってよい。これにより、接続要求C516の衝突を緩和し、AP20との接続確立までの時間を短縮できる。
なお、ビーコンC515に、リソース割当情報が設定されておらず、例えば、子機30-1の送信先AP判断部403は、AP20-1及びAP20-2が送信したビーコンの双方を受信した場合、受信品質の指標が良好なビーコンの送信元AP20を、接続先AP20に決定してよい。
なお、ビーコンC515に、リソース割当情報が設定されておらず、子機30-1の送信先AP判断部403は、AP20-1またはAP20-2が送信したビーコンのいずれか1つを受信した場合、受信したビーコンを送信したAP20を接続先AP20に決定してよい。
受信品質の指標の一例としては、RSSI(Received Signal Strength Indicator)、SNR(Signal to Noise Ratio)、および、SINR(Signal to Interference Noise Ratio)が挙げられる。
あるいは、受信に成功したビーコンに接続先AP情報が設定されている場合、例えば、ビーコンの受信品質に関わらず、送信先AP判断部403は、接続先AP情報が示すAP20を接続先AP20に決定してもよい。
接続先AP20が決定した場合、子機30-1は、決定した接続先AP(例えば、AP20-1)へ、周波数チャネルCH0を使用して、接続要求C516を送信する(S507)。
AP20-1への接続要求は、例えば、AP20-1から受信したビーコンのリソース割当情報に基づいて識別される制御チャネル期間において送信される。なお、接続要求C516において、接続要求であることが「パケット種別」に設定され、「宛先APアドレス」がAP20-1のアドレスに設定され、「送信元アドレス」(子機アドレス)に子機30-1のアドレスが設定される。
AP20-1は、子機30-1が送信した接続要求を周波数チャネルCH0において受信した場合、例えば無線プロトコル制御部302において、受信した接続要求に含まれる接続要求情報(C517)を制御装置10へ送信する(S508)。
制御装置10へ送信される接続要求情報C517において、接続要求情報であることが「コマンド種別」に設定され、AP20-1のアドレスが「送信元APアドレス」に設定され、接続要求の送信元である子機30-1のアドレスが「子機アドレス」に設定される。
制御装置10は、AP20-1から接続要求情報C517を受信した場合、例えば、子機接続処理部203において、接続要求C516を送信した子機30-1の接続先AP20を判断、決定する(S509)。
子機接続処理部203は、例えば、AP20-1及びAP20-2の収容子機数を基に、接続要求C516を送信した子機30-1の接続先AP(例えば、AP20-2)を決定し、決定した接続先AP20-2を示す接続先AP情報C518を生成する。接続先AP情報C518は、接続要求情報C517を制御装置10に送信したAP20-1へ送信される(S510)。
なお、接続先AP情報C518において、接続先AP情報であることが「コマンド種別」に設定され、AP20-1のアドレスが「宛先APアドレス」に設定され、接続要求の送信元である子機30-1のアドレスが「子機アドレス」に設定される。また、接続先AP情報C518において、AP20-2のアドレスが「接続先AP」に設定される。
AP20-1は、制御装置10から接続先AP情報C518を受信した場合、接続要求C516を送信した子機30-1宛の接続応答C519を生成し、子機30-1宛に接続応答を周波数チャネルCH0にて送信する(S511)。
接続応答C519において、接続先AP情報であることが「コマンド種別」に設定され、子機30-1のアドレスが「宛先(子機)アドレス」に設定され、AP20-2のアドレスが「接続先AP」に設定される。
子機30-1は、AP20-1から接続応答C519を受信した場合、例えば無線プロトコル制御部404において、接続応答C519に示された接続先AP情報を基に、使用周波数チャネルCH0を周波数チャネルCH1に設定(変更)する(S512)。周波数チャネルCH1によって、子機30-1とAP20-2との間の接続が確立する(S513)。
なお、図7は、子機30-1が、AP20-1を接続先APに決定する例であるが、AP20-2を接続先APに決定した場合についても、上述した接続処理と同様にして子機30-1とAP20-2との接続が確立される。
上述したように、AP20が送信するビーコンに、AP20のリソース割当情報を含めることで、各AP20それぞれのリソース割当情報が子機30へ通知される。子機30は、例えば、リソース割当情報と、ビーコンの受信品質と、を基に、接続先AP20を決定して接続要求を送信することで、AP20との接続確立までの時間を短縮できる。
また、AP20-1が送信する接続応答に、接続先APの情報を含めることで、後述するように、子機30-1は、データチャネル期間Tが拡張されるAP20を、AP20との接続確立前に知ることができるため、データチャネル期間Tが縮小されることで発生するハンドオーバ処理を回避することができる。
なお、ビーコンには、制御チャネルの混雑度を示す情報が含められてもよい。「混雑度を示す情報」には、例えば、AP20が受信する接続要求の単位時間あたりの受信回数を計測した「接続要求の受信頻度情報」が用いられてよい。あるいは、「混雑度を示す情報」には、例えば、子機30が何回の接続要求の送信で接続が確立したかを接続確立後に子機30から通知してもらうことで取得できる「接続確立までに要した接続要求の送信回数の情報」が用いられてよい。ビーコンに制御チャネルの「混雑度を示す情報」を含めた場合、子機30は、接続先AP20を決定する際に、制御チャネルの混雑度が異なる接続先AP候補のうち、混雑度の低いAP20を接続先AP20に決定して接続要求を送信することで、接続要求の衝突発生確率を低減できる。
また、子機30が送信する接続要求には、例えば、信号を受信可能な1つ以上のAP20の情報(受信可能AP情報)が含められてもよい。制御装置10は、接続先AP20の判断を行う際の指標に、受信可能AP情報を用いてよい。
例えば、制御装置10は、受信可能AP情報において示されるAP20を、子機30の接続先AP20に決定する。別言すると、受信可能AP情報において示されないAP20は、子機30の接続先AP20に決定されない。
したがって、制御装置10が接続応答によって指定する接続先AP20の情報を、子機30を受信しないか受信に失敗する可能性が高い場合に、子機30が、接続要求の再送信を繰り返すことを回避できる。
また、子機30への接続応答に、接続先AP情報を含めることで、AP20間で収容子機数に偏りが生じるケースを減らすことができる。
例えば、制御装置10は、フェーズ1からフェーズ2までは、データチャネル優先AP20の間で、収容子機数に偏りが生じないように接続先APを指定し、フェーズ3以降は、収容子機数が各AP20間で偏らないように接続先APを指定する。
<子機の動作の一例>
次に、図8を用いて、実施の形態における子機30(例えば、子機30-1)の接続処理に係る動作の一例を説明する。図8は、本実施の形態に係る子機30-1の動作の一例を示すフローチャートである。
S601において、子機30-1は、例えば、無線プロトコル制御部404及び無線通信部405によって、スキャンを行い、AP20-1及びAP20-2が送信したビーコンを受信する。
例えば、子機30-1は、周波数チャネルを一定時間ごとに切り替えて、使用可能な1つ以上の周波数チャネルをスキャンする。子機30-1は、スキャンによって受信したビーコンに含まれる情報(例えば、AP情報)を記憶部(図示省略)に記憶する。AP情報には、例えば、接続可能なAP20の候補を示す情報、および、接続可能なAP20のリソース割当情報が含まれてよい。
ビーコンを受信した子機30-1は、例えば、送信先AP判断部403において、接続可能なAP20の候補の中から接続先AP20を判断し選定する(S602)。子機30-1は、例えば、無線プロトコル制御部404及び無線通信部405によって、決定したAP20に対して接続要求を送信する(S603)。
子機30-1による接続要求の送信先AP20は、例えば、受信したビーコンに含まれるAP情報を基に決定されてもよいし、ビーコンの受信品質の指標(例えば、RSSI、SNR、又は、SINR)が最良を示すAP20に決定されてもよい。また、接続先AP20は、例えば、乱数に基づいてランダムに決定されてもよい。
接続要求の送信後、子機30-1は、S603において、接続要求の送信先AP20から子機30-1宛に送信される接続応答の受信待ちを行う(S604)。接続応答が所定の時間内に受信されない場合(S604のNo)、子機30-1は、S601へ処理を戻してよい。なお、接続要求は、接続応答が受信されるまで、時間を空けて複数回にわたって同じAP20に対して送信されてもよい。
子機30-1は、接続要求の送信後に接続応答を受信した場合(S604のYes)、例えば、送信先AP判断部403において、受信した接続応答において示された接続先AP情報を基に、接続先AP20を決定する(S605)。
送信先AP判断部403は、決定した接続先AP20が、接続要求の送信先AP20と同じであるか否かを判断する(S606)。
決定した接続先APが、接続要求の送信先APと同じ場合(S606のYes)、送信先AP判断部403は、使用周波数チャネルを変更せずに、処理を終了してよい。
決定した接続先APが、接続要求の送信先APとは異なる場合(S606のNo)、送信先AP判断部403は、接続応答において示された接続先AP20に接続するために、使用周波数チャネルを接続先APの使用周波数チャネルに変更する(S607)。使用周波数チャネルの変更後、送信先AP判断部403は、処理を終了してよい。
なお、子機30-1が、接続要求の送信先AP20とは異なるAP20の情報を含む接続応答が、所定時間内に受信されない場合、送信先AP判断部403は、接続要求の送信先AP20と接続処理を行ってもよい。
また、接続応答に、接続要求の送信先AP20の情報は設定されているが、接続要求の送信先AP20とは異なるAPの情報が設定されない場合、送信先AP判断部403は、接続要求の送信先AP20とは異なるAPの情報が受信されないと判断してよい。
<制御装置によるAPの無線リソース制御の一例>
次に、図9~図13を用いて、本実施の形態の制御装置10におけるスケジューラ202が行う動作の一例について説明する。
スケジューラ202は、例えば、AP20の収容子機数と既述のフェーズとを基に、AP20が管理する無線リソースのスケジューリング(別言すると、割り当て)を制御する。
図10~図13において、ビーコン送信期間を「B」で表し、制御チャネル期間を「R」で表し、データチャネル期間を「T」で表す。制御チャネル期間Rにおけるアクセス制御方式の一例は、CSMA/CAであり、データチャネル期間Tにおけるアクセス制御方式の一例は、TDMAである。
そのため、「制御チャネル期間」は、「CSMA/CA期間」と称されてもよく、「データチャネル期間」は、「TDMA期間」と称されてもよい。
データチャネル期間Tにおいて送信権を有する端末は、例えば、AP20、および、AP20からポーリングを受けた子機30である。また、データチャネル期間Tにおいて、AP20がポーリングを行う子機30は、例えば、APと接続が確立している子機30である。
したがって、制御チャネル期間Rにおいて送信される信号は、例えば、AP20と接続が未確立の子機30が送信する接続要求、および、各AP20が送信する接続応答である。
データチャネル期間Tにおいて送信される信号は、例えば、各AP20が送信する演出制御信号、および、AP20と接続が確立している子機30がAP20からのポーリングによって送信する信号である。
図9は、本実施の形態に係るスケジューラ202の動作の一例を示すフローチャートである。
スケジューラ202は、例えば、時間リソース割当の初期化を行う(S701)。時間リソース割当の初期化の一例について、図10Bを参照して説明する。
図10Bは、スケジューラ202が設定するAP20-1及びAP20-2の時間リソース割当の一例を示す図である。なお、図10Aは、図10Bに対する比較例を示す図である。図10Aに関する説明は後述する。
図10Bにおいて、AP20-1が管理するスーパーフレーム802は、時間領域において、ビーコンの送信間隔に相当する長さを有する。なお、図10Bには、2つ分のスーパーフレーム802が示されている。
AP20-1のスケジューラ202は、時間リソース割当の初期化において、スーパーフレーム802のうち、例えば、ビーコン送信期間B(814-1および814-2)以外の期間を、制御チャネル期間R(815-1および815-2)に割り当てる。図10Bのスーパーフレーム802において、データチャネル期間は設定されない。
したがって、AP20-1が管理するスーパーフレーム802は、ビーコン送信期間B(814-1および814-2)と、制御チャネル期間R(815-1および815-2)と、によって構成される。
同様に、AP20-2のスケジューラ202は、時間リソース割当の初期化において、スーパーフレーム803のうち、例えば、ビーコン送信期間B(816-1および816-2)以外の期間を、制御チャネル期間R(817-1および817-2)に割り当てる。図10Bのスーパーフレーム803において、データチャネル期間は設定されない。
したがって、AP20-2が管理するスーパーフレーム803は、ビーコン送信期間B(816-1および816-2)と、制御チャネル期間R(817-1および817-2)と、によって構成される。
別言すると、スケジューラ202は、演出開始時以前の初期設定において、AP20のそれぞれが管理する無線リンク(例えば、スーパーフレーム)に割り当て可能な制御チャネル期間Rおよび前記データチャネルTの合計期間を、制御チャネル期間Rに設定してよい。
AP20のそれぞれが管理する無線リンクにおいて、制御チャネル期間Rが最大化されるため、多数の子機30から複数の接続要求が送信された場合の衝突発生率を低減できる。したがって、AP20における接続要求の受信成功率を高めることができる。
なお、図10Bの初期設定では、スーパーフレーム802(803)において、ビーコン送信期間B以外の期間の全部が制御チャネル期間Rに割り当てられる。初期割当において、ビーコン送信期間B以外の期間の一部に、制御チャネル期間Rよりも短いデータチャネル期間Tが割り当てられてもよい。
次に、図9のS702において、スケジューラ202は、収容子機数が閾値#1よりも多いか否かを判断する。
収容子機数が閾値#1以下の場合(S702のNo)、スケジューラ202は、時間リソースの割り当てを変更する制御を行わずに、処理をS702に戻す。別言すると、スケジューラ202は、収容子機数が閾値#1よりも多いか否かの監視を継続する。例えば、収容子機数が閾値#1よりも少ない場合は、フェーズ1において演出が始まっていないため、子機収容を優先する状況が該当する。
なお、閾値#1は、例えば、各AP20が子機収容を優先するため、データチャネル期間Tの拡張開始を保留とすることができる子機台数に設定されてよい。なお、図10Bと異なり、各AP20に予めデータチャネル期間Tが設定されている場合は、設定されているデータチャネル期間Tで収容できる子機台数に閾値#1が設定されてもよい。以下において、時間リソースの割り当てを変更する制御を、「リソース割当変更制御」と略称することがある。
スケジューラ202は、収容子機数が閾値#1よりも多い場合(S702のYes)、第1のリソース割当変更制御#1を行う(S703)。第1のリソース割当変更制御#1における、AP20-1およびAP20-2の時間リソース割当の一例を、図11に示す。図11には、AP20-2のスケジューラ202が、第1のリソース割当変更制御#1を行う例として、矢印915-1、915-2が示されている。
AP20-2のスケジューラ202は、第1のリソース割当変更制御#1において、例えば、制御チャネル期間R(817-1および817-2)の一部を、データチャネル期間T(913-1および913-2)に割り当てる。
例えば、スーパーフレーム803において、制御チャネル期間Rが縮小され(817-1および817-2参照)、制御チャネル期間のRの縮小に応じてデータチャネル期間Tが設定(拡張;矢印915-1および915-2参照)される。
スケジューラ202は、例えば、データチャネルを割り当てる子機30の増加に応じて、スーパーフレーム803において、逐次的に、制御チャネル期間Rを縮小し、制御チャネル期間Rの縮小に応じてデータチャネル期間Tを拡張する。「逐次的」は、「段階的」又は「漸次的」に読み替えられてもよい。
図9のS704において、スケジューラ202は、収容子機数が閾値#2よりも多いかを判断する。閾値#2は、例えば、AP20-2に割り当て可能な子機台数に設定されてよく、AP20-2での収容可能な子機台数(閾値#2)を越えると、AP20-1においてデータチャネルへの割り当てを開始する。
AP20の収容子機数が閾値#2以下の場合(S704のNo)、スケジューラ202は、例えば、収容子機数の増加数が閾値#3よりも多いか否かを判断する(S705)。閾値#3は、例えば、各AP20がデータチャネル期間Tを拡張または縮小する単位期間を共有する子機台数に設定されてもよく、収容子機台数が一定数増加(閾値#3)するたびに、データチャネル優先AP20-2のデータチャネル期間Tをさらに拡張する。
AP20の収容子機数が閾値#3よりも多い場合(S705のYes)、スケジューラ202は、第2のリソース割当変更制御#2を行い、AP20-2においてデータチャネルへの割り当てをさらに拡張する(S706)。例えば、AP20-2のスケジューラ202は、図11と同様に、スーパーフレーム803において、制御チャネル期間Rを縮小し、制御チャネル期間Rの縮小に応じて、さらに、データチャネル期間Tを拡張する。
第2のリソース割当変更制御#2が完了した場合、または、収容子機数が閾値#3以下の場合(S705のNo)、スケジューラ202は、処理をS704に戻してよい。
AP20の収容子機数が閾値#2よりも多い場合(S704のYes)、スケジューラ202は、第3のリソース割当変更制御#3として、図12Bの矢印1021-1、1021-2を行い、AP20-1のデータチャネル期間Tの拡張を行う(S707)。
第3のリソース割当変更制御#3における、AP20-1およびAP20-2の時間リソース割当の一例を、図12Bに示す。図12Bには、AP20-1およびAP20-2のスケジューラ202が、第3のリソース割当変更制御#3(矢印1021-1、1021-2)を行う例が示されている。
第3のリソース割当変更制御#3では、例えば、或るAP20-2において新たな子機30に割り当て可能なデータチャネルのリソースが不足した場合に、他のAP20-1のデータチャネルリソースを拡張して(矢印1021-1、1021-2)、新たな子機30に割り当てる。「新たな子機30」とは、例えば、新規に接続要求を送信した子機30である。
一方、AP20-1のスケジューラ202は、例えば、制御チャネル期間R(815-1および815-2;図11参照)の一部を、データチャネル期間T(1015-1および1015-2)に割り当てる(矢印1021-1、1021-2)。
別言すると、スーパーフレーム802において、制御チャネル期間R(1016-1および1016-2)が縮小される。制御チャネル期間Rの縮小に応じて、矢印1021-1および1021-2に示すように、データチャネル期間T(1015-1および1015-2)が設定(拡張)される。
時間リソース割当の変更制御#3の完了後、図9のS708において、スケジューラ202は、例えば、全子機30の収容が終了したか否かを判断する。
全子機30の収容が終了したと判断した場合(S708のYes)、スケジューラ202は、処理を終了してよい。
全子機30の収容が終了していない場合(S708のNo)、スケジューラ202は、収容子機数の増加数が閾値#4よりも多いか否かを判断する(S709)。閾値#4は、例えば、各AP20がデータチャネル期間Tを拡張または縮小する単位期間を共有する子機台数に設定されてもよく、収容子機台数が一定数増加(閾値#4)するたびに、制御チャネル優先AP20-1のデータチャネル期間Tをさらに拡張する。
収容子機数の増加数が閾値#4よりも多い場合(S709のYes)、スケジューラ202は、第4のリソース割当変更制御#4として、図12Bのデータチャネル期間T(1015-1、1015-2)をさらに拡張する(S710)。
例えば、AP20-2のスケジューラ202は、図12Bと同様に、スーパーフレーム802において、制御チャネル期間Rを縮小し、制御チャネル期間のRの縮小に応じてデータチャネル期間Tを拡張する。
第4のリソース割当変更制御#4が完了した場合、および、収容子機数の増加数が閾値#4以下の場合(S709のNo)、スケジューラ202は、処理をS708に戻してよい。例えば、全子機30の収容が終了するまで(S708でYesと判定されるまで)、AP20-2のスケジューラ202は、スーパーフレーム802において、段階的に、制御チャネル期間Rを縮小し、データチャネル期間Tを拡張する。
全子機30の収容が終了した場合(S708のYes)、スケジューラ202は、処理を終了してよい。全子機30の収容が終了した場合の、AP20-1およびAP20-2における時間リソース割当の一例を、図13に示す。
図13に例示するように、AP20-1が管理するスーパーフレーム802では、例えば、制御チャネル期間R(1112-1および1112-2)を残して、データチャネル期間T(1111-1および1111-2)が割り当てられる。
同様に、AP20-2が管理するスーパーフレーム803では、例えば、制御チャネル期間R(1115-1および1115-2)を残して、データチャネル期間T(1114-1および1114-2)が割り当てられる。
なお、スーパーフレーム802における制御チャネル期間R(1112-1および1112-2)、および、スーパーフレーム803における制御チャネル期間R(1115-1および1115-2)は、例えば、子機30の再接続に用いられる。
スーパーフレーム802および803の一方又は双方において、再接続用の制御チャネル期間Rが確保されなくてもよい場合、制御チャネル期間Rの全部が、子機30のデータチャネル期間に割り当てられてもよい。なお、例えば、再接続用の制御チャネルを設定しないAP20が存在してもよいため、再接続用の制御チャネル期間Rが確保されなくてもよいケースが有り得る。
<データチャネル期間の拡張単位の一例>
上述したデータチャネル期間Tを拡張又は縮小する単位は、リソースブックの単位であってよい。リソースブロックは、例えば、AP20と子機30との間の接続要求及び接続応答の通信の往復にかかる時間相当に設定されてよい。また、リソースブロックは、データチャネルにおいて、ポーリングによって送信権を獲得した子機のパケット送信にかかる時間相当に設定されてもよい。
AP20が収容可能な子機台数を、データチャネルに割り当てるリソースブロック数で除することで、1つのリソースブロックを共有する子機台数を見積もることができる。見積もった子機台数が、既述の閾値#3(図9のS705参照)または閾値#4(図9のS709参照)に設定されてもよい。
上述したように、AP20の収容子機の増加が閾値#3又は閾値#4を超える毎に、スケジューラ202は、リソースブロックの単位で時間リソースをデータチャネルに割り当ててよい。
このように、AP20の収容子機数に応じて、段階的に、リソースブロックの単位で時間リソースをデータチャネルに割り当てることで、データチャネルに割り当て可能な時間リソースの全てを一度にデータチャネルに割り当てる場合に比べて、AP20と子機30との間の通信が開始されるまでの時間を短縮できる。
<APが3台以上の場合の動作モードの設定方法の一例>
上記では、1台の制御チャネル優先AP20-1と1台のデータチャネル優先AP20-2とを例として説明したが、3大以上のAPが存在する場合について説明する。
例えば、演出を行う会場が広く、各子機30によって接続可能なAP、接続困難なAPが存在し、接続可能なAPが接続困難なAPよりも多数である場合、全AP20のうちデータチャネル優先AP20を多数設置することで、接続処理後にデータ通信エラーの発生を抑えることができる。
また、接続困難なAPの数が極めて少ない、例えば、5%以下の場合は、制御チャネル優先AP20の設置数を増やすことで、制御チャネル期間を割り当てられる割合が増加し、子機30からの接続要求の衝突を軽減できる。
したがって、初期状態として、データチャネル優先AP20の台数、および、制御チャネル優先AP20の台数を、それぞれ、全AP20の半分程度に設定し、接続要求の混雑度、各子機30の通信状態に応じて、データチャネル優先AP20の台数、および、制御チャネル優先AP20の台数を調整することで、適切な制御チャネル期間の割り当てが可能である。
<比較例>
次に、図14を参照して、上述した実施の形態に対する比較例について説明する。図14は、図7に示した接続シーケンスにおいて、制御装置10が、接続先AP情報C518に接続先APを含まない場合のシーケンス図である。図10A、図12Aのスーパーフレーム800、801が該当する。
図14において、AP20A-1およびAP20A-2は、それぞれ、使用周波数チャネルCH0及びCH1にて、ビーコンを例えば周期的に送信する(S1401およびS1402)。ビーコンには、例えば、ビーコンであることを示す「パケット種別」、「送信元APアドレス」および「リソース割当情報」が設定される。
子機30A-1は、S1403のスキャンによってAP20A-1およびAP20A-2が送信したビーコンを受信した場合、受信電力が良好なビーコンの送信元、例えば、AP20A-1へ、周波数チャネルCH0にて、接続要求を送信する(S1404)。
AP20A-1への接続要求は、例えば、AP20A-1から受信したビーコンのリソース割当情報に基づいて識別される制御チャネル期間において送信される。なお、接続要求において、接続要求であることが「パケット種別」に設定され、「宛先APアドレス」がAP20A-1のアドレスに設定され、「送信元アドレス」(子機アドレス)に子機30A-1のアドレスが設定される。
AP20A-1は、子機30A-1が送信した接続要求を周波数チャネルCH0において受信した場合、例えば、受信した接続要求に含まれる接続要求情報を制御装置10Aへ送信する(S1405)。
接続要求情報において、接続要求情報であることが「コマンド種別」に設定され、AP20A-1のアドレスが「送信元APアドレス」に設定され、接続要求の送信元である子機30A-1のアドレスが「子機アドレス」に設定される。
制御装置10Aは、AP20A-1から接続要求情報を受信し、子機30A-1がAP20A-1に接続することを許可する場合、例えば、接続応答情報を生成してAP20A-1へ送信する(S1406)。接続応答情報において、接続応答情報であることが「コマンド種別」に設定され、AP20A-1のアドレスが「宛先APアドレス」に設定され、接続要求の送信元子機30A-1のアドレスが「子機アドレス」に設定される。
AP20A-1は、制御装置10Aから接続応答情報を受信した場合、接続要求を送信した子機30A-1宛の接続応答を生成し、子機30A-1宛に接続応答を周波数チャネルCH0にて送信する(S1407)。接続応答において、接続応答であることが「パケット種別」に設定され、接続要求の送信元子機30A-1のアドレスが「宛先(子機)アドレス」に設定される。
子機30A-1が、AP20A-1から接続応答を受信することによって、子機30A-1とAP20A-1との間に、周波数チャネルCH0の接続が確立する(S1408)。
その後、例えば、AP20A-1が受信する接続要求数(別言すると、接続処理に関わる制御通信量)が増加した場合、制御装置10Aは、例えば、AP20A-1における制御チャネル期間を拡張する(S1409)。
図10A及び図12Aに、比較例におけるリソース割当変更の一例を示す。図10A及び図12Aは、それぞれ、実施の形態の図10B及び図12Bに対する比較例を示す。
図10Aにおいて、AP20A-1及びAP20A-2は、それぞれ、スーパーフレーム800および801を管理する。初期状態において、スーパーフレーム800および801のそれぞれには、図10Bの割り当て例とは異なり、制御チャネル期間Rおよびデータチャネル期間Tの双方が割り当てられる。
例えば、AP20A-1が管理するスーパーフレーム800には、ビーコン送信期間B(804-1および804-2)、データチャネル期間T(805-1および805-2)、および、制御チャネル期間R(806-1および806-2)が割り当てられる。
AP20A-2が管理するスーパーフレーム801には、例えば、ビーコン送信期間B(807-1および807-2)、データチャネル期間T(808-1および808-2)、および、制御チャネル期間R(809-1および809-2)が割り当てられる。
AP20A-1に対する接続要求数が増加した場合、制御装置10Aは、例えば、スーパーフレーム800において、矢印810-1および810-2に示すように、制御チャネル期間R(806-1および806-2)を拡張する。制御チャネル期間Rの拡張に応じて、データチャネル期間T(805-1および805-2)は縮小される。
データチャネル期間Tの縮小によって、AP20A-1によるデータチャネル期間の割り当てが喪失する子機(例えば、子機30A-1)が生じ得る。例えば、AP20A-1と通信に関してデータチャネル期間812-1および812-2が割り当てられていた子機30A-1は、データチャネル期間Tの縮小によってデータチャネルの割り当てが喪失する。
そのため、制御装置10Aは、例えば、子機30A-1に割り当てるデータチャネルを、他のAP20-2が管理するスーパーフレーム801に割り当てる。例えば、制御装置10Aは、スーパーフレーム801におけるデータチャネル期間T(808-1および808-2)を初期割当から拡張する(矢印811-1および811-2参照)。
制御装置10Aは、拡張したデータチャネル期間Tに、スーパーフレーム800におけるデータチャネル期間812-1および812-2に相当する時間リソースを割り当てる(点線矢印813-1および813-2参照)。
この場合、子機30A-1の接続先APがAP20A-1からAP20A-2に変更されることになる。子機30A-1の接続先APをAP20A-2へ変更するために、AP20A-1及びAP20A-2と、子機30A-1と、の間においてハンドオーバ処理が実行される(図14のS1410)。
図12Aは、図10Aとは逆に、スーパーフレーム801の制御チャネル期間Rが拡張(データチャネル期間Tが縮小)され、スーパーフレーム800の制御チャネル期間Rが縮小(データチャネル期間Tが拡張)される例を示す。
図12Aのリソース割当変更は、例えば図10Aのように、スーパーフレーム800のデータチャネル期間Tの一部をスーパーフレーム801のデータチャネル期間Tの拡張期間に割り当てた後、AP20A-1が受信する接続要求数が減少した場合に実行される。
例えば、制御装置10Aは、スーパーフレーム800において、データチャネル期間T(1005-1および1005-2)を拡張し、制御チャネル期間R(1006-1および1006-2)を縮小する。
また、制御装置10Aは、スーパーフレーム801において、データチャネル期間T(1008-1および1008-2)を縮小し、制御チャネル期間R(1009-1および1009-2)を拡張する(矢印1011-1および1011-2参照)。
スーパーフレーム801におけるデータチャネル期間Tの縮小によって、データチャネルの割り当てが喪失する子機(例えば、子機30A-1)には、スーパーフレーム800において拡張したデータチャネル期間Tが割り当てられる(点線矢印1013-1および1013-2)。
この場合、子機30A-1の接続先APが、AP20A-2からAP20A-1に変更されることになる。そのため、AP20A-2及びAP20A-1と、子機30A-1と、の間においてハンドオーバ処理が実行される(図14のS1410)。
以上のように、比較例においては、AP20A-1およびAP20A-2の管理するスーパーフレーム800および801のそれぞれに、制御チャネル期間とデータチャネル期間とが割り当てられる。
制御装置10Aは、接続要求数の増加又は減少に応じて、AP20A-1およびAP20A-2の一方が管理する制御チャネルリソースを増加(データチャネルリソースを減少)した場合に、データチャネルの割り当てが喪失する子機30A-1に、他方が管理するデータチャネルリソースを拡張して割り当てる。
子機30A-1には、管理元APの異なるデータチャネルリソースが割り当てられるため、制御装置10Aは、子機30A-1をデータチャネルリソースの割り当て変更前後で適切なAPに接続先を変更させる。すなわち、子機30A-1を異なるAP間でハンドオーバさせる。
制御チャネル期間において、多数の子機30が接続要求及び接続応答をCSMA/CAによってAPと送受信する場合、ハンドオーバ処理が介在することは、信号の衝突及び/又は送信機会の喪失などを招き、非効率である。
これに対して、既述の実施の形態においては、例えば図7、図10B、および、図12Bに示したように、制御チャネル期間およびデータチャネル期間のリソース割当変更制御に伴うハンドオーバ処理の発生を回避できる。
本実施の形態におけるリソース割当変更制御において、ハンドオーバ処理の発生を回避できる理由は、以下のとおりである。
例えば、制御装置10は、各AP20の収容子機数を基に、新たにAP20に接続を要求する子機30の接続先AP20を決定する。例えば、制御装置10は、時間リソースのスケジューリングにおいて、AP20の収容子機数の増加に応じて、AP20が管理するデータチャネル期間を段階的に拡張する。
制御装置10は、データチャネルを拡張するAP20を、子機30の接続先AP20に決定(又は指定)し、決定した接続先AP20の情報を、接続要求を送信した子機30に例えば接続応答によって通知する。
したがって、子機30は、データチャネルが拡張されるAP20の情報を、AP20との接続処理シーケンスにおいて、別言すると、AP20との接続確立前に、知らされる。子機30は、データチャネルが拡張される指定AP20と接続を確立することにより、接続確立後のリソース割当変更制御に伴って接続先AP20を変更しなくてよい。
そのため、例えば図14のハンドオーバ処理S1410の発生を回避できる。したがって、子機30のAP20に対する接続処理を効率的に行うことができる。よって、ハンドオーバ処理に関わる制御通信によって、データ通信のスループットが低下することを回避でき、例えば、子機30による集合演出の品位を高めることができる。
図14の比較例においては、子機30A-1のスキャン結果に基づく判断によって、子機30A-1の接続先APが決定されるため、収容子機数によっては接続確立後にハンドオーバ処理S1410が発生する。
図15に、図7の制御装置10と、図14の制御装置10Aと、の相違を対比して示す。図15に示すように、制御装置10Aにおいて想定される子機台数は、数十台から数百台程度であるのに対し、制御装置10において想定される子機台数は、集合演出に用いられるため、例えば、数千台から数万台程度である。
また、APにおける時間リソースの初期割当は、制御装置10Aでは制御チャネルおよびデータチャネルの双方であるのに対し、制御装置10では制御チャネルであり、データチャネルは含まなくてもよい。
また、子機とAPとの接続処理に関して、図14の子機30A-1は、接続要求の送信先APと接続を確立するのに対し、図7の子機30-1は、制御装置10によって指定されたAPと接続を確立する。
また、個々のAPが管理するリソース割当が変更される場合、図14の子機30A-1は、ハンドオーバ処理が発生することがあるのに対し、図7の子機30-1は、既述のとおりハンドオーバ処理の発生を回避できる。
以上より、本実施の形態により、子機30は、スキャンによってAP20が送信したビーコンを受信した場合、例えば、受信したビーコンに含まるAP20の制御チャネルへの帯域割り当て情報に基づいて、接続要求の送信先AP20を判断する。子機30による接続要求の送信先APの判断は、例えば、制御チャネル期間が長いAP20を高い確率で選択し、制御チャネル期間が短いAP20を低い確率で選択することで、接続要求C516の衝突を緩和し、AP20との接続確立までの時間を短縮できる。
また、AP20-1が送信する接続応答に、接続先APの情報を含めることで、子機30は、データチャネル期間Tが拡張されるAP20を、AP20との接続確立前に知ることができるため、データチャネル期間Tが縮小されることで発生するハンドオーバ処理を回避することができる。
これにより、本実施の形態の無線システムは、ハンドオーバ処理に関わる制御通信を抑制し、データ通信のスループットが低下を抑制できる。
<その他>
なお、AP20が送信するビーコン(例えば、図7のS503およびS504)には、接続先APに関する優先度情報が含められてもよい。
優先度情報は、例えば、AP20の子機接続処理部203によって指定されてよい。子機30は、接続先APを決定する際に、優先度情報に基づいて優先度の高いAPを接続先に選択してよい。
また、上記実施の形態の説明に用いた各機能ブロックは、典型的には集積回路であるLSIとして実現される。集積回路は、上記実施の形態の説明に用いた各機能ブロックを制御し、入力と出力を備えてもよい。これらは個別に1チップ化されてもよいし、各機能ブロックの一部又は全てを含むように1チップ化されてもよい。ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
また、集積回路化の手法にはLSIに限らず、専用回路または汎用プロセッサを用いて実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)、又は、LSI内部の回路セルの接続、設定が再構成可能なリコンフィグラブル・プロセッサーを利用してもよい。
更には、半導体技術の進歩または派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、別技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適用等が可能性としてあり得る。
なお、本開示は、無線通信装置、または制御装置において実行される制御方法として表現することが可能である。また、本開示は、かかる制御方法をコンピュータにより動作させるためのプログラムとして表現することも可能である。更に、本開示は、かかるプログラムをコンピュータによる読み取りが可能な状態で記録した記録媒体として表現することも可能である。すなわち、本開示は、装置、方法、プログラム、記録媒体のうち、いずれのカテゴリーにおいても表現可能である。
<本開示のまとめ>
本開示における無線通信システムは、制御チャネル期間がデータチャネル期間よりも長い初期状態のスーパーフレームを有する第1及び第2のアクセスポイントと、前記第1及び第2のアクセスポイントの1つと無線リンクによって接続するために、接続要求を、前記第1のアクセスポイントに送信する1つ以上の端末装置と、前記接続要求を送信した1つ以上の端末装置に対して、接続先アクセスポイントの情報として、前記第2のアクセスポイントを示す情報を、前記第1のアクセスポイントから、接続応答として送信する制御を行う制御装置と、を備える。
また、本開示に係る無線通信システムにおいて、前記制御装置は、前記第1及び第2のアクセスポイントのそれぞれの制御チャネル期間及びデータチャネル期間の割り当てを示すリソース割り当て情報を、前記第1及び第2のアクセスポイントのそれぞれから前記1つ以上の端末装置に送信するための制御を行う。
また、本開示に係る無線通信システムにおいて、前記1つ以上の端末装置は、前記リソース割当情報に基づいて、前記接続要求するアクセスポイントを選択する。
また、本開示に係る無線通信システムにおいて、前記第1及び第2のアクセスポイントは、互いに異なる周波数を前記無線接続に使用する。
また、本開示に係る無線通信システムにおいて、前記制御装置は、前記接続要求を送信した1つ以上の端末装置に対して前記接続応答を送信した後、前記第2のアクセスポイントが管理する前記無線リンクにおける制御チャネル期間を縮小し、かつ、前記データチャネル期間を拡張する。
また、本開示における制御装置は、制御チャネル期間がデータチャネル期間よりも長い初期状態のスーパーフレームを有する第1及び第2のアクセスポイントの1つと無線リンクによって接続するために1つ以上の端末装置が前記第1のアクセスポイントに送信した接続要求に関する情報を、前記第1のアクセスポイントから受信する受信回路と、前記接続要求を送信した1つ以上の端末装置に対して、接続先アクセスポイントの情報として、前記第2のアクセスポイントを示す情報を、前記第1のアクセスポイントから、接続応答として送信する制御を行う制御回路と、を備える。
また、本開示におけるアクセスポイントは、第1及び第2のアクセスポイントのうちの前記第1のアクセスポイントであって、制御チャネル期間がデータチャネル期間よりも長い初期状態のスーパーフレームを有する前記第1及び第2のアクセスポイントの1つと無線リンクによって接続するために1つ以上の端末装置が前記第1のアクセスポイントに送信した接続要求に関する情報を、制御装置へ送信する第1送信回路と、前記接続要求を送信した1つ以上の端末装置に対して、接続先アクセスポイントの情報として、前記第2のアクセスポイントを示す情報を、接続応答として送信する第2送信回路と、を備える。
また、本開示における端末装置は、制御チャネル期間がデータチャネル期間よりも長い初期状態のスーパーフレームを有する第1及び第2のアクセスポイントの1つと無線リンクによって接続するために、前記第1のアクセスポイントへ接続要求を送信する送信回路と、前記接続要求の送信後に、接続先アクセスポイントの情報として、前記第2のアクセスポイントを示す情報を、前記第1のアクセスポイントから、接続応答として受信する受信回路と、を備える。
本開示は、例えば、端末装置として無線制御対応の発光装置を用いた演出を行う無線通信システムに好適である。
10 制御装置
20-1,20-2 アクセスポイント(AP)
30-1~30-N 子機(発光装置又は端末装置)
100 無線通信システム
201 演出制御部
202 スケジューラ
203 子機接続処理部
204 記憶部
205 AP制御部
301 無線通信部
302 無線プロトコル制御部
303 動作モード設定部
401 発光回路
402 演出部
403 送信先AP判断部
404 無線プロトコル制御部
405 無線通信部
406 センサ

Claims (9)

  1. 制御チャネル期間がデータチャネル期間よりも長い初期状態のスーパーフレームを有する第1及び第2のアクセスポイントと、
    前記第1及び第2のアクセスポイントの1つと無線リンクによって接続するために、接続要求を、前記第1のアクセスポイントに送信する1つ以上の端末装置と、
    前記接続要求を送信した1つ以上の端末装置に対して、接続先アクセスポイントの情報として、前記第2のアクセスポイントを示す情報を、前記第1のアクセスポイントから、接続応答として送信した後、前記接続要求を送信した1つ以上の端末装置の数に応じて、前記第2のアクセスポイントが管理する前記無線リンクにおける制御チャネル期間を縮小し、かつ、前記データチャネル期間を拡張する制御を行う制御装置と、
    を備えた、無線通信システム。
  2. 前記制御装置は、
    前記第1及び第2のアクセスポイントのそれぞれの制御チャネル期間及びデータチャネル期間の割り当てを示すリソース割当情報を、前記第1及び第2のアクセスポイントのそれぞれから前記1つ以上の端末装置に送信するための制御を行う、
    請求項1記載の無線通信システム。
  3. 前記1つ以上の端末装置は、
    前記リソース割当情報に基づいて、前記接続要求するアクセスポイントを選択する、
    請求項2に記載の無線通信システム。
  4. 前記第1及び第2のアクセスポイントは、互いに異なる周波数を前記端末装置との接続に使用する、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  5. 前記第1のアクセスポイントが管理する前記無線リンクの初期状態は前記データチャネル期間を含まない、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  6. 前記第1のアクセスポイントが管理する前記無線リンクは、前記第2のアクセスポイントが管理する前記無線リンクに前記接続要求を送信した1つ以上の端末装置を所定数収容した後に、前記制御チャネル期間を縮小し、かつ、前記データチャネル期間を拡張する、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  7. 制御チャネル期間がデータチャネル期間よりも長い初期状態のスーパーフレームを有する第1及び第2のアクセスポイントの1つと無線リンクによって接続するために1つ以上の端末装置が前記第1のアクセスポイントに送信した接続要求に関する情報を、前記第1のアクセスポイントから受信する受信回路と、
    前記接続要求を送信した1つ以上の端末装置に対して、接続先アクセスポイントの情報として、前記第2のアクセスポイントを示す情報を、前記第1のアクセスポイントから、接続応答として送信した後、前記接続要求を送信した1つ以上の端末装置の数に応じて、前記第2のアクセスポイントが管理する前記無線リンクにおける制御チャネル期間を縮小し、かつ、前記データチャネル期間を拡張する制御を行う制御回路と、
    を備えた、制御装置。
  8. 御チャネル期間がデータチャネル期間よりも長い初期状態のスーパーフレームを有する第1及び第2のアクセスポイントの1つと無線リンクによって接続するために1つ以上の端末装置が前記第1のアクセスポイントに送信した接続要求に関する情報を、制御装置へ送信する第1送信回路と、
    前記接続要求を送信した1つ以上の端末装置に対して、接続先アクセスポイントの情報として、接続要求を送信した1つ以上の端末装置の数に応じて、制御チャネル期間の縮小、かつ、データチャネル期間の拡張が可能な前記第2のアクセスポイントを示す情報を、接続応答として送信する第2送信回路と、
    を備えた、アクセスポイント。
  9. 制御チャネル期間がデータチャネル期間よりも長い初期状態のスーパーフレームを有する第1のアクセスポイント及び接続要求を送信した1つ以上の端末装置の数に応じて、制御チャネル期間の縮小、かつ、データチャネル期間の拡張が可能な第2のアクセスポイントの1つと無線リンクによって接続するために、前記第1のアクセスポイントへ接続要求を送信する送信回路と、
    前記接続要求の送信後に、接続先アクセスポイントの情報として、前記第2のアクセスポイントを示す情報を、前記第1のアクセスポイントから、接続応答として受信する受信回路と、
    を備えた、端末装置。
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