JP7135958B2 - 金属皮膜の成膜装置 - Google Patents

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Description

本発明は、基材表面に金属皮膜を成膜する成膜装置に関する。
従来から、基材の表面に金属イオンを析出させて金属皮膜を成膜する成膜技術が利用されている。たとえば、特許文献1には、電解質膜を基材に押圧した状態で、陽極と基材との間に電圧を印加して、電解質膜の内部の金属イオンを還元し、金属皮膜を基材の表面に成膜する成膜装置が提案されている。
この成膜装置には、陽極および電解質膜に接触するように、金属イオンを含む電解液を収容した収容室が設けられている。電解質膜は、収容室を形成するハウジングの開口部を覆うように、弾性体を介してハウジングに取付けられ、収容室内には、電解液が封入されている。
金属皮膜の成膜時には、電解質膜を基材に接触させた状態で、電解質膜で基材を所定の圧力で押圧することで、弾性体を圧縮変形させる。この圧縮変形により、収容溶液内の電解液が加圧され、電解液の液圧が作用した電解質膜で、基材の表面が押圧される。この押圧状態を維持し、陽極と基材との間に電圧を印加することにより、基材の表面に金属皮膜を成膜することができる。
特開2014-051701号公報
しかしながら、特許文献1の成膜装置において、陽極に不溶性陽極を用いた場合、陽極の表面で電解液の水分が電気分解し、陽極の表面に酸素ガスが発生することがある。成膜時間が経過するに従って、発生する酸素ガスの量も増加し、増加した酸素ガスが凝集して陽極の表面の所定の箇所に滞留してしまうことがある。このような現象は、電解液が、金属イオンを含む水溶液である場合に生じるのはもちろんのこと、例えば、アルコールなど水以外のその他の溶媒に金属イオンが含まれるような電解液を用いた場合であっても、成膜時に電解液にわずかな水分が混入すれば生じ得る。
上述したように、金属皮膜の成膜時には、電解液の液圧により、電解質膜で基材を押圧するが、収容室内に酸素ガスが残留していると、電解液に比べて残留した酸素ガスは圧縮性が高いので、電解質膜で、基材の表面を均一に押圧することが難しいことがある。この結果、金属皮膜を均一に成膜することができないことが想定される。
本発明は、このような点を鑑みてなされたものであり、本発明として、電解液に不溶性を有した陽極を用いた場合であっても、成膜時に、金属イオンを含む電解液の液圧が作用した電解質膜で、基材の表面を均一に押圧することができる金属皮膜の成膜装置を提供する。
前記課題を解決すべく、本発明に係る金属皮膜の成膜装置は、陽極と、前記陽極と、陰極となる基材との間に配置された電解質膜と、前記陽極と前記電解質膜に電解液が接触するように前記電解液を収容した収容室が形成されたハウジングと、前記陽極と前記基材との間に電圧を印加する電源部と、を少なくとも備え、前記電解質膜を前記基材に押圧した状態で、前記陽極と前記基材との間に電圧を印加して、前記電解質膜に含有させた金属イオンを前記基材の表面で還元することにより、前記基材の表面に金属皮膜を成膜する成膜装置であって、前記電解質膜は、前記収容室に連通した前記ハウジングの開口部を覆うように前記ハウジングに取付けられており、前記ハウジングには、前記電解液として第1電解液が収容される前記陽極側の第1収容室と、前記電解液として第2電解液が収容される前記電解質膜側の第2収容室とに、前記収容室を仕切る仕切部材が、前記陽極と前記電解質膜の間に配置されており、前記仕切部材は、多孔質体に陽イオン交換樹脂を含浸したものであり、前記第1収容室には、前記陽極として前記第1電解液に対して不溶性を有した陽極が収容されており、前記第2収容室は、前記電解質膜と前記仕切部材とにより、前記ハウジング内で、前記電解液として前記金属イオンを含有した前記第2電解液が封入される密閉空間を形成し、前記成膜装置には、前記第2収容室に収容された前記第2電解液を加圧する加圧部が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、電解質膜で基材を押圧しながら、陽極と基材との間に電圧を印加すると、電解質膜に含有させた金属イオンが基材の表面で還元する。これにより、基材の表面に金属皮膜が成膜される。本発明では、陽極と電解質膜との間に、仕切部材が配置されているが、仕切部材は、多孔質体に陽イオン交換樹脂が含浸されたものである。したがって、収容室内において、陽極と基材との間に電圧を印加しても、陽極から基材まで電界の形成が阻害されない。
ここで、本発明の成膜装置は、第1収容液に対して不溶性を有した陽極を用いているため、成膜時に、第1収容室に収容される第1電解液に含まれる水分が電気分解し、酸素ガスが発生することがある。しかしながら、第2収容室では、仕切部材により第1電解液と第2電解液は区分され、第2収容室には、第2電解液を封入する密閉空間が形成されている。したがって、陽極からの酸素ガスが第2電解液に混入することなく、加圧部で第2収容室内の第2電解液を加圧することができる。これにより、第2収容室に収容された第2電解液の液圧が作用した電解質膜で、基材の表面を均一に押圧することができる。
さらに、第1収容室内では、水の電気分解により水素イオンが増加するが、この水素イオンは、仕切部材の陽イオン交換樹脂を通過し、第2収容室に移動するので、陽極の周りに水素イオンが過多となることはない。したがって、陽極と基材と間に印加する電圧は安定する。
このようにして、第2電解液に対して不溶性を有した陽極を用いた場合であっても、金属皮膜の成膜時に、電解質膜で基材を均一に押圧した状態を維持しつつ、陽極と基材と間に印加した電圧を安定させることができる。これにより、第2収容室の第2電解液に含まれる金属イオンを基材の表面で還元し、基材の表面に均一な金属皮膜を成膜することができる。
ここで、第1収容室内に陽極で発生したガスが滞留したとしても、滞留したガスにより、金属皮膜の成膜が阻害されないのであれば、第1収容室は、第1電解液を封入する密閉空間で形成されていてもよい。しかしながら、より好ましい態様としては、前記第1収容室は、前記成膜装置の外部に開放されている。この態様によれば、成膜時に陽極から酸素ガスが発生したとしても、発生した酸素ガスを成膜装置の外部に排出することができる。
本発明によれば、陽極に不溶性陽極を用いた場合であっても、成膜時に、金属イオンを含む電解液の液圧が作用した電解質膜で、基材の表面を均一に押圧することができる。
本発明の第1実施形態に係る金属皮膜の成膜装置の模式的断面図である。 図1に示す成膜装置で金属皮膜を成膜する成膜方法を説明するための模式的断面図である。 本発明の第2実施形態に係る金属皮膜の成膜装置の模式的断面図である。 図1に示す成膜装置で金属皮膜を成膜する状態を説明するための模式的断面図である。
以下に、図1~4を参照しながら、本発明の第1および第2実施形態に係る金属皮膜の成膜装置を説明する。
〔第1実施形態〕
1.成膜装置1について
図1は、本発明の第1実施形態に係る金属皮膜の成膜装置1の模式的断面図である。図1に示すように、本発明に係る成膜装置1は、金属イオンを還元することで金属を析出させて、析出した金属からなる金属皮膜を基材Bの表面に成膜する装置である。
金属皮膜が成膜される基材Bは、成膜される表面が陰極(すなわち導電性を有した表面)として機能するものであれば、特に限定されるものではない。具体的には、本実施形態では、基材Bは、エポキシ樹脂などの高分子樹脂、セラミックス等の絶縁部B2に、銅、ニッケル、銀、または鉄などの導体部B1を陰極として部分的に形成されたものである。基材Bは、アルミニウム、鉄等の金属材料からなってもよい。
成膜装置1は、金属製の陽極11と、陽極11と基材B(陰極)との間に配置される電解質膜13と、電解液として第1および第2電解液L1、L2を収容するハウジング15と、陽極11と基材Bとの間に電圧を印加する電源部16と、を備えている。
成膜装置1には、基材Bを載置する金属製の載置台40が設けられており、載置台40に電源部16の負極が接続されており、陽極11には、電源部16の正極が接続されている。なお、載置台40と基材Bの成膜される導体部B1とは導通している。これにより、基材Bの表面を陰極として機能させることができる。
陽極11は、後述する第1電解液L1に対して不溶性を有した陽極(溶解しない陽極)であり、ブロック状または平板状の陽極である。このような陽極としては、第1電解液L1に対して不溶性を有した酸化ルテニウム、白金、酸化イリジウムなどを挙げることができ、これらの金属が銅またはチタンからなる基板に被覆された陽極であってもよい。
電解質膜13は、後述する金属イオンを含む第2電解液L2に接触することで、金属イオンを内部に含浸することができ、電圧を印加したときに基材Bの表面で、金属イオン由来の金属が析出することができるのであれば、特に限定されるものではない。電解質膜13の材質としては、たとえばデュポン社製のナフィオン(登録商標)などのフッ素系樹脂、炭化水素系樹脂、ポリアミック酸樹脂、旭硝子社製のセレミオン(CMV、CMD,CMFシリーズ)などの陽イオン交換機能を有した樹脂を挙げることができる。
第1電解液L1は、後述する第1収容室17Aに収容される電解液であり、第2電解液L2は、後述する第2収容室17Bに収容される電解液である。これらの電解液L1、L2は、導電性を有した液体であり、陽極11と基材Bとの間に電圧を印加すると、陽極11から基材Bに向かって第1および第2電解液L1、L2に成膜のための電界が形成される。第2電解液L2は、少なくとも金属イオンを含む電解液であり、金属イオンは、成膜時に還元されて、金属皮膜の金属として析出するものである。なお、第1電解液L1は、このような金属イオンを含んだ電解液であってもよいが、金属イオンを含まない電解液であってもよい。
本実施形態では、第2電解液L2は、金属イオンを含有した酸性の溶液であり、たとえば、金属イオンを含有した水溶液であってもよい。第1電解液L1は、第2電解液L2と同じ電解液であってもよいが、上述したように、第2電解液L2の金属イオンを含まない電解液であってもよい。
たとえば、第2電解液L2に含まれる金属イオンの金属に、銅、ニッケル、銀、または鉄を挙げることができ、第2電解液L2は、これらの金属を、硝酸、リン酸、コハク酸、硫酸、またはピロリン酸などの酸で溶解(イオン化)した水溶液である。第1電解液L1は、第2電解液L2と同じ溶液であるが、金属イオンを含まない場合には、硝酸、リン酸、コハク酸、硫酸、またはピロリン酸などの水溶液である。
たとえば、成膜される金属皮膜の金属がニッケルの場合には、第2電解液L2としては、たとえば、硝酸ニッケル、リン酸ニッケル、コハク酸ニッケル、硫酸ニッケル、またはピロリン酸ニッケルなどの水溶液を挙げることができる。第1電解液L1は、第2電解液L2と同じ水溶液であってもよく、第2電解液L2の金属イオンを含まず、硝酸、リン酸、コハク酸、硫酸、またはピロリン酸などの同じ酸を含む水溶液であってよい。
ハウジング15には、陽極11と電解質膜13に第1および第2電解液L1、L2が接触するように第1および第2電解液L1、L2を収容した収容室17が形成されている。ハウジング15の材料は、第1および第2電解液L1およびL2を収容する耐食性を有した材料であれば特に限定されるものではなく、たとえばステンレス鋼などの金属材料を挙げることができる。
本実施形態では、陽極11は、収容室17に収容されており、電解質膜13は、収容室17に連通したハウジング15の開口部15aを覆うようにハウジング15に取付けられている。
さらに、ハウジング15内において、陽極11と電解質膜13との間には、仕切部材18が配置されている。仕切部材18により、収容室17は、陽極11側の第1収容室17Aと、電解質膜13側の第2収容室17Bとに、仕切られる。本実施形態では、第1収容室17Aの下方に、第2収容室17Bが配置されている。
第1収容室17Aには、第1電解液L1とともに陽極11が収容されており、陽極11は、第1電解液L1に接触している。本実施形態では、電解質膜13に対向する陽極11の少なくとも対向面が、第1電解液L1に接触していればよく、本実施形態では、その一例として、第1電解液L1に陽極11が浸漬されている。
本実施形態では、陽極11と仕切部材18とは離間して配置されており、陽極11と仕切部材18は、図示しないが、ハウジング15に固定されている。第1収容室17Aは、成膜装置1の外部に開放している。本実施形態では、第1収容室17Aは、成膜装置1の外部に向かって上方に開口している。
なお、後述するように、陽極11で発生する酸素ガスを第1収容室17Aから外部に放出することができるものであれば、第1収容室17Aの一部が成膜装置1の外部に開放していてもよい。さらに、この酸素ガスが第1収容室17A内において滞留したとしても、陽極11と基材Bとの間に電圧を印加して、少なくとも第2電解液L2の金属イオンに由来する金属を基材Bの表面に析出することができるのであれば、第1収容室17Aが、成膜装置1の外部に解放されていなくてもよい。
第2収容室17Bは、電解質膜13と仕切部材18とにより、ハウジング15内で、金属イオンを含有した第2電解液L2が封入される密閉空間を形成している。なお、本明細書でいう「密閉空間」とは、少なくとも、金属皮膜の成膜時において、第2収容室17B内で第2電解液L2を安定して加圧することが可能な閉鎖された空間であり、たとば、圧力調整弁25等によりこの空間内に第2電解液L2が流れるような空間も含まれる。
仕切部材18は、多孔質体に陽イオン交換樹脂が含浸されたものである。たとえば、仕切部材18は、第1収容室17Aと第2収容室17Bとを連通する空孔が複数形成された多孔質体と、多孔質体の各空孔に、陽イオン交換樹脂が充填されたものが好ましい。
上述した如く、ハウジング15内で、電解質膜13と仕切部材18とにより仕切られた第2収容室17B内に、第2電解液L2が密閉されている。したがって、仕切部材18は、多孔質体を基材として有しているが、仕切部材18は、多孔質体に陽イオン樹脂を含浸することで、第1収容室17Aと第2収容室17Bとは連通していない。すなわち、仕切部材18は、第1および第2電解液L1、L2を通液する機能は有さず、第1および第2収容室17A、17B間において、第1および第2電解液L1、L2の通液を遮断している。
多孔質体は、(1)多孔質体に含浸された陽イオン交換を含浸した状態で、第1収容室17Aから第2収容室17Bに、陽イオン交換樹脂を介して、陽イオンが透過できるものであり、(2)成膜時に第2収容室17B内に発生する第2電解液L2の液圧により変形しない(液圧を支持する)ものであり、(3)第1および第2電解液L1、L2に対して耐食性を有するものでれば、特に限定されるものでない。
多孔質体の材料としては、樹脂材料、金属材料、またはセラミックス材料などを挙げることができる。たとえば、多孔質体は、これらのいずれかの材料からなる無孔質ボードに対して、第1収容室17Aと第2収容室17Bを連通するように、複数の空孔が穿設されたものであってもよく、これらのいずれかの材料を発泡させたものであってもよい。
多孔質体が、金属材料からなる場合には、たとえば、白金や酸化イリジウムなどの耐食性が高い発泡金属、または、チタン等の耐食性が高い発泡金属に白金や酸化イリジウムなどを被覆したものが好ましい。多孔質体が、樹脂材料である場合には、たとえば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の発泡材を挙げることができる。発泡材を用いる場合には、気孔率50~95体積%、孔径1~600μm程度、厚さ0.1~50mm程度のものが好ましい。
陽イオン交換樹脂は、第1電解液L1に含まれる水素イオン、必要に応じて添加された成膜用の金属イオン等の陽イオンを透過することができるものであれば、特に限定されるものではない。たとえば、電解質膜13で例示した材料を挙げることができる。
成膜装置1には、第2収容室17Bに収容された第2電解液L2を加圧する加圧部としてポンプ21が設けられている。ポンプ21の上流側には、第2電解液L2を供給する供給源22が設けられている。供給源22とポンプ21とは、供給管23を介して接続されている。
本実施形態では、ポンプ21は、第2収容室17B内の第2電解液L2を加圧するポンプであり、第2収容室17Bに連通するように接続されている。第2収容室17Bには、第2収容室17Bから第2電解液L2を排水する排水管24が接続されており、排水管24には、圧力調整弁25が設けられている。
この圧力調整弁25により、第2収容室17Bの液圧を調整することができる。なお、圧力調整弁25の代わりに、開閉弁を設け、開閉弁を閉弁した状態で、第2収容室17Bの第2電解液L2の液圧を、ポンプ21の吐出圧により制御してもよい。さらに、圧力調整弁25よりも下流の排水管24は、図示しないが、供給源22に接続されている。これにより、第2収容室17Bで使用した第2電解液L2を供給源22に戻し、成膜時に再度使用することができる。
本実施形態では、加圧部にポンプ21を用いたが、ポンプ21の代わりに、加圧部を、シリンダ(不図示)とピストン(不図示)により構成してもよい。具体的には、第2電解液L2が収容されたシリンダを、第2収容室17Bに連通するようにハウジング15に接続し、シリンダ内のピストンを前進および後退させることで、第2収容室17B内の第2電解液L2を加圧および減圧してもよい。
さらに、本実施形態では、ハウジング15を介して、所定の位置に電解質膜13を位置決めする昇降装置28を備えている。昇降装置28は、固定部30に固定されており、上下方向に可動する可動部28aの先端は、ハウジング15に機械的に接続されている。成膜時には、図1の待機位置から図2の成膜位置にハウジング15を降下させ、ハウジング15の移動を固定し、電解質膜13を基材Bに接触させる。成膜後には、図2の成膜位置から図1の成膜位置にハウジング15を上昇させ、基材Bから電解質膜13を離間させる。
昇降装置28は、シリンダとピストンで構成される油圧式または空圧式のアクチュエータであってもよく、たとえば、モータ等で昇降する電動式のアクチュエータであってもよい。また、成膜時に、電解質膜13を基材Bに接触した状態で、電解質膜13の上下方向の位置を固定することができるのであれば、昇降装置28を省略してもよい。
2.成膜装置1を用いた成膜方法について
以下に本実施形態に係る成膜装置1を用いた成膜方法を、図1および図2を参照しながら説明する。図2は、図1に示す成膜装置1で金属皮膜Fを成膜する成膜方法を説明するための模式的断面図である。
まず、図1に示すように、電解質膜13に対向するように、載置台40に基材Bを配置する。次に、図2に示すように、昇降装置28を用いて、ハウジング15を載置台40に向かって下降させ、電解質膜13を基材Bの表面に接触させる。
次に、ポンプ21を駆動する。第2収容室17Bでは、電解質膜13と仕切部材18とにより、ハウジング15内で金属イオンを含有した第2電解液L2が封入されているので、ポンプ21の吐出圧により、第2収容室17Bに収容された第2電解液L2が加圧される。
ここで、成膜装置1には圧力調整弁25が設けられているので、第2収容室17Bの圧力は、圧力調整弁25で設定された圧力まで増圧される。この状態でポンプ21の駆動を停止してもよい。ただし、ポンプ21を連続して駆動すると、供給源22の第2電解液L2が第2収容室17Bに連続して供給され、第2収容室17Bに収容された第2電解液L2は、圧力調整弁25により、一定の圧力に保持される。
このようにして、第2収容室17Bに収容された第2電解液L2の液圧が作用した電解質膜13で、基材Bの表面を均一に押圧することができる。なお、電解質膜13は、金属イオンを含む第2電解液L2が接触しているので、電解質膜13に、金属イオンが含まれる。
第2電解液L2の液圧が作用した電解質膜13で基材Bを押圧しながら、電源部16で陽極11と基材Bとの間に電圧を印加すると、電解質膜13に含有した金属イオンが基材B(具体的には導体部B1)の表面で還元する。これにより、基材Bの表面に金属皮膜Fが成膜される。
ここで、本実施形態では、陽極11と電解質膜13との間に、仕切部材18が配置されているが、仕切部材18は、多孔質体に陽イオン交換樹脂が含浸されたものである。したがって、収容室17内において、陽極11と基材Bとの間に電源部16により電圧を印加しても、陽極11から基材Bまで電界の形成が阻害されない。
ところで、陽極11は、第1電解液L1に対して不溶性を有した陽極を用いている。このため、成膜時に、第1収容室17Aに収容される第1電解液L1に含まれる水分が電気分解し(2HO→O+4H+4e)、酸素ガスGが発生することがある。
しかしながら、第2収容室17Bでは、仕切部材18により第1電解液L1と第2電解液L2は仕切られ、第2収容室17Bには、第2電解液L2を封入する密閉空間が形成されている。したがって、陽極11からの酸素ガスGが第2電解液L2に混入することなく、ポンプ21で第2収容室17B内の第2電解液L2を加圧することができる。これにより、第2収容室17Bに収容された第2電解液L2の液圧が作用した電解質膜13で、基材Bの表面を均一に押圧することができる。
さらに、第1収容室17Aは、成膜装置1の外部に開放しているので、発生した酸素ガスGは成膜装置1の外部に排出される。第1収容室17Aに収容された第1電解液L1では、水の電気分解により水素イオンが増加するが、この水素イオンは、仕切部材18の陽イオン交換樹脂を通過し、第2収容室17Bに移動するので、陽極11の周りに水素イオンが過多となることはない。このような結果、陽極11と基材Bとの間に印加する電圧は安定する。
このようにして、第2電解液L2に対して不溶性を有した陽極11を用いた場合であっても、金属皮膜Fの成膜時に、電解質膜13で基材Bを均一に押圧した状態を維持しつつ、陽極11と基材Bとの電圧を安定させることができる。これにより、第2収容室17Bの第2電解液L2に含まれる金属イオンを基材Bの表面で還元し、基材Bの表面に均一な金属皮膜Fを成膜することができる。
〔第2実施形態〕
3.成膜装置1Aについて
第2本実施形態に係る成膜装置1Aが、第1実施形態の成膜装置1と相違する点は、第2収容室17B内の第2電解液L2を加圧する機構と、第2収容室17B内の第2電解液L2の液圧を調整する機構、ハウジング15の構造である。したがって、第1実施形態と同じ機能を有する部材は、同じ符号を付して、その詳細な説明を省略する。
第1実施形態に係る成膜装置1では、第2収容室17B内の第2電解液L2を加圧する加圧部としてポンプ21を設けたが、本実施形態に係る成膜装置1Aでは、第2収容室17B内の第2電解液L2を加圧する加圧部として、ハウジング15を昇降させる機能を有した押圧装置21Aを設けている。
具体的には、押圧装置21Aは、ハウジング15を介して、電解質膜13を基材Bに向かって降下させて、電解質膜13を基材Bに接触させるばかりでなく、基材Bに接触した電解質膜13をさらに押圧するものである。押圧装置21Aとしては、シリンダとピストンで構成される油圧式または空圧式のアクチュエータであってもよく、たとえば、モータ等で昇降する電動式のアクチュエータであってもよい。
さらに、本実施形態では、ハウジング15(ハウジング本体15A)の開口部15aの周縁を囲うように、ハウジング15と電解質膜13との間に、弾性体25Aが取り付けられている。具体的には、弾性体25Aは、シール材19とハウジング15との間に取付けられており、押圧装置21Aにより、弾性体25Aは、圧縮変形するように、構成されている。
弾性体25Aは、圧縮変形可能なゴムまたは樹脂などを挙げることができ、第2電解液L2により劣化しない材料(例えば耐酸性の材料)であることが好ましい。このような弾性体25Aの材質として、シリコーンゴム等を挙げることができる。
さらに、本実施形態では、ハウジングは、ハウジング本体15Aと、蓋体15Bとを備えている。ハウジング本体15Aには、第1実施形態に係るハウジングと同様に、収容室17が形成されており、収容室17は、仕切部材18により、第1収容室17Aと第2収容室17Bとに仕切られている。
蓋体15Bは、第1収容室17Aの開口を覆うように、ハウジング本体15Aに着脱自在に一体的に取り付けられており、蓋体15Bの上面には、押圧装置21Aが取り付けられている。
蓋体15Bの内面(下面)は、第1収容室17Aの一部を形成し、中央から縁部に進むに従って傾斜した傾斜面15cとなっている。さらに、蓋体15Bの縁部には、第1収容室17Aから成膜装置1の外部に連通した連通孔15dが形成されている。この連通孔15dにより、第1収容室17Aは、成膜装置1の外部に開放されることになる。なお、この連通孔15dに、着脱自在な栓体(不図示)が設けられていてもよい。
4.成膜装置1Aを用いた成膜方法について
以下に本実施形態に係る成膜装置1Aを用いた成膜方法を、図3および図4を参照しながら説明する。図4は、図3に示す成膜装置1Aで金属皮膜Fを成膜する成膜方法を説明するための模式的断面図である。
まず、図3に示すように、電解質膜13に対向するように、載置台40に基材Bを配置する。次に、図4に示すように、押圧装置21Aを用いて、ハウジング15を載置台40に向かって下降させ、電解質膜13を基材Bの表面に接触させる。
次に、押圧装置21Aにより、電解質膜13で基材Bを押圧する。この際、弾性体25Aが、押圧方向に圧縮変形され、第2収容室17Bに収容された第2電解液L2は加圧されるとともに、その液圧が調整される。このようにして、第2収容室17Bに収容された第2電解液L2の液圧が作用した電解質膜13で、基材Bの表面を均一に押圧することができる。
次に、第2電解液L2の液圧が作用した電解質膜13で基材を押圧しながら、電源部16で陽極11と基材Bとの間に電圧を印加すると、電解質膜13に含有した金属イオンが基材B(具体的には導体部B1)の表面で還元する。これにより、基材Bの表面に金属皮膜Fが成膜される。
本実施形態の場合にも、成膜時に、第1収容室17Aに収容される第2電解液L1に含まれる水分が電気分解し、酸素ガスGが発生することがある。しかしながら、酸素ガスGは、浮力により上昇し、蓋体15Bの傾斜面15cに沿って流れ、連通孔15dから排出される。
このようにして、本実施形態の場合も、第1実施形態と同様に、金属皮膜Fの成膜時に、電解質膜13で基材Bを均一に押圧した状態を維持しつつ、陽極11と基材Bとの電圧を安定させることができる。これにより、第2収容室17Bの第2電解液L2に含まれる金属イオンを基材Bの表面で還元し、基材Bの表面に均一な金属皮膜Fを成膜することができる。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明は、前記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の精神を逸脱しない範囲で、種々の設計変更を行うことができるものである。
1、1A:成膜装置、11:陽極、13:電解質膜、15:ハウジング、16:電源部、17:収容室、17A:第1収容室、17B:第2収容室、18:仕切部材、21:ポンプ(加圧部)、21A:押圧装置(加圧部)、B:基材、L1:第1電解液、L2:第2電解液、F:金属皮膜

Claims (2)

  1. 陽極と、
    前記陽極と、陰極となる基材との間に配置された電解質膜と、
    前記陽極と前記電解質膜に電解液が接触するように前記電解液を収容した収容室が形成されたハウジングと、
    前記陽極と前記基材との間に電圧を印加する電源部と、を少なくとも備え、
    前記電解質膜を前記基材に押圧した状態で、前記陽極と前記基材との間に電圧を印加して、前記電解質膜に含有させた金属イオンを前記基材の表面で還元することにより、前記基材の表面に金属皮膜を成膜する成膜装置であって、
    前記電解質膜は、前記収容室に連通した前記ハウジングの開口部を覆うように前記ハウジングに取付けられており、
    前記ハウジングには、前記電解液として第1電解液が収容される前記陽極側の第1収容室と、前記電解液として第2電解液が収容される前記電解質膜側の第2収容室とに、前記収容室を仕切る仕切部材が、前記陽極と前記電解質膜の間に配置されており、
    前記仕切部材は、多孔質体に陽イオン交換樹脂を含浸したものであり、
    前記第1収容室には、前記陽極として前記第1電解液に対して不溶性を有した陽極が収容されており、
    前記第2収容室は、前記電解質膜と前記仕切部材とにより、前記ハウジング内で、前記電解液として前記金属イオンを含有した前記第2電解液が封入される密閉空間を形成し、
    前記成膜装置には、前記第2収容室に収容された前記第2電解液を加圧する加圧部が設けられており、
    前記第1収容室は、前記仕切部材を挟んで前記第2収容室の上側にあり、
    前記ハウジングと前記電解質膜との間には、前記ハウジングの開口部の周縁を囲うように、弾性体が取り付けられており、
    前記加圧部は、前記ハウジングを昇降させる押圧装置であり、前記押圧装置は、前記ハウジングとともに前記電解質膜を前記基材に向かって下降させて、前記弾性体を圧縮変形させた状態で、前記電解質膜で前記基材を押圧する装置であることを特徴とする金属皮膜の成膜装置。
  2. 前記ハウジングは、ハウジング本体と蓋体とを備えており、
    前記ハウジング本体には、前記第1収容室と前記第2収容室とが形成されており、
    前記蓋体は、前記第1収容室の開口を覆うように、前記ハウジング本体に取り付けられており、
    前記蓋体の上面には、前記押圧装置が取り付けられており、前記蓋体の下方には、前記陽極が離間して配置されており、
    前記蓋体の下面は、前記蓋体の中央から縁部に進むに従って傾斜した傾斜面となっており、
    前記蓋体の縁部には、前記第1収容室から前記成膜装置の外部に連通した連通孔を形成することにより、前記第1収容室は、前記成膜装置の外部に開放されていることを特徴とする請求項1に記載の金属皮膜の成膜装置。
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