JP7135894B2 - 車両情報管理システム - Google Patents

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Description

本発明は、車両に関する情報を管理する車両情報管理システムに関する。
近年、トラック等の車両の積載情報を共有し、荷室に空きのある車両に対して荷物の運送を依頼できる物流シェアリングが注目を集めている。特許文献1には、運送会社が顧客から引き受けた荷物に関する情報をサーバ上で管理し、荷物の集配情報や追跡情報を顧客の端末へ出力するシステムが記載されている。
国際公開第2003/083747号
物流シェアリングにおいて、荷物を運送する複数の車両は、それぞれ個人事業主や中小企業等の異なる主体によって管理されることが多い。そのため、車両の積載状態は、複数の主体それぞれによって記録され、複数の主体の間で共有される。しかしながら、複数の主体の間で共有された情報を、複数の主体それぞれが自由に編集可能な状態にすると、共有された情報が改ざんされるおそれがあるため、共有された情報の信頼性が低下する。
本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、複数の主体によって共有された、荷物の運送に関する情報の信頼性を高めることができる車両情報管理システムを提供することを目的とする。
本発明の一態様の車両情報管理システムは、異なる主体が管理する3つ以上の情報処理装置を有し、前記3つ以上の情報処理装置それぞれは、荷物を運送している車両における前記荷物の積載状態を示す積載情報を記憶する記憶部と、前記車両の前記積載情報を繰り返し取得する取得部と、前記取得部が取得した前記積載情報が変化した場合に、他の前記情報処理装置へ、前記積載情報を含む判定要求を送信する送信部と、他の前記情報処理装置から、前記判定要求を受信する受信部と、前記記憶部に、前記受信部が受信した前記判定要求が含む前記積載情報を記憶させる記憶制御部と、を備え、前記3つ以上の情報処理装置のうち少なくとも1つは、前記記憶部に記憶されている前記積載情報と前記判定要求が含む前記積載情報とを比較することによって、前記判定要求が含む前記積載情報が書き換えられているか否かを判定する判定部をさらに備える。
前記記憶制御部は、前記判定要求が含む前記積載情報が書き換えられていないと前記判定部が判定したことを条件として、前記記憶部に、前記受信部が受信した前記判定要求が含む前記積載情報を記憶させてもよい。
1つの前記情報処理装置は、1つの前記車両に関連付けられており、前記取得部は、前記情報処理装置に関連付けられている前記車両の前記積載情報を取得してもよい。
前記取得部は、前記情報処理装置に関連付けられている前記車両が運送している前記荷物を撮像すること、又は前記情報処理装置に関連付けられている前記車両が運送している前記荷物に付された情報を読み取ることによって、前記車両の前記積載情報を取得してもよい。
前記3つ以上の情報処理装置のうち少なくとも1つは、予め登録されたユーザが有する情報端末へ、前記積載情報を前記車両と関連付けて通知する通知部をさらに備えてもよい。
前記3つ以上の情報処理装置のうち少なくとも1つは、前記積載情報に基づいて、追加の荷物の運送を依頼可能な前記車両を選択する選択部をさらに備え、前記通知部は、前記選択部が選択した前記車両の前記積載情報を、前記情報端末へ通知してもよい。
本発明によれば、複数の主体によって共有された、荷物の運送に関する情報の信頼性を高めることができるという効果を奏する。
実施形態に係る車両情報管理システムの模式図である。 実施形態に係る車両情報管理システムのブロック図である。 実施形態に係る車両情報管理システムが実行する車両情報管理方法の模式図である。 車両の荷物の積載状態を検出する方法を示す模式図である。 荷物の運送が可能な車両を示す表示画面を表示している情報処理装置の正面図である。 実施形態に係る車両情報管理システムが行う車両情報管理方法(情報処理方法)のフローチャートを示す図である。 変形例に係る車両情報管理システムが実行する車両情報管理方法の模式図である。
[車両情報管理システムSの概要]
図1は、本実施形態に係る車両情報管理システムSの模式図である。車両情報管理システムSは、3つ以上の情報処理装置1と、車両2とを含む。車両情報管理システムSが含む情報処理装置1及び車両2の数は限定されない。車両情報管理システムSは、その他のサーバ、端末等の機器を含んでもよい。
3つ以上の情報処理装置1は、それぞれ異なる主体が管理するコンピュータである。情報処理装置1は、例えばパーソナルコンピュータや、スマートフォン、タブレット端末等の携帯端末である。情報処理装置1を管理する主体は、例えば車両2の運転手又は車両2を管理する組織である。3つ以上の情報処理装置1は、インターネット、ローカルエリアネットワーク等のネットワークを介して相互に通信可能である。
車両2は、車両情報管理システムSによって積載情報が管理される車両であり、例えば乗用車又はトラックである。車両2の積載情報は、車両2における荷物の積載状態を示す。車両2は、3つ以上の情報処理装置1のうちいずれかに関連付けられている。車両2は、車両2自体に関連付けられた情報処理装置1と近距離無線通信によって通信してもよく、車両2自体に関連付けられた情報処理装置1とネットワークを介して通信してもよい。
情報処理装置1は、情報処理装置1に関連付けられた車両2の積載情報を取得し、積載情報が変化した場合に他の情報処理装置1との間で積載情報を送受信して記録する。このとき、情報処理装置1は、既に記録された積載情報と、新たに取得した積載情報とを比較することによって、積載情報が不正に書き換えられているか否かを判定する。これにより、車両情報管理システムSは、複数の情報処理装置1の間で積載情報の同一性を担保し、荷物の運送を依頼するか否かの判断に用いられる積載情報の信頼性を高めることができる。
[車両情報管理システムSの構成]
図2は、本実施形態に係る車両情報管理システムSのブロック図である。図2において、矢印は主なデータの流れを示しており、図2に示していないデータの流れがあってよい。図2において、各ブロックはハードウェア(装置)単位の構成ではなく、機能単位の構成を示している。そのため、図2に示すブロックは単一の装置内に実装されてよく、あるいは複数の装置内に分かれて実装されてよい。ブロック間のデータの授受は、データバス、ネットワーク、可搬記憶媒体等、任意の手段を介して行われてよい。
情報処理装置1は、制御部11と、記憶部12と、表示部13と、操作部14とを有する。制御部11は、情報取得部111と、送信部112と、受信部113と、判定部114と、記憶制御部115と、選択部116と、通知部117とを有する。記憶部12は、積載情報記憶部121と、運行予定記憶部122とを有する。
表示部13は、液晶ディスプレイ等、情報を表示可能な表示装置を含む。操作部14は、キーボード、ボタン等、人間の操作によって情報を入力可能な操作装置を含む。表示部13として人間による接触の位置を検出可能なタッチスクリーンを用いることによって、表示部13と操作部14とを一体に構成してもよい。
記憶部12は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスクドライブ等を含む記憶媒体である。記憶部12は、制御部11が実行するプログラムを予め記憶している。記憶部12は、情報処理装置1の外部に設けられてもよく、その場合にネットワークを介して制御部11との間でデータの授受を行ってもよい。
積載情報記憶部121は、車両2における荷物の積載状態を示す積載情報を記憶する。運行予定記憶部122は、車両2の運行予定を記憶する。積載情報記憶部121及び運行予定記憶部122は、それぞれ記憶部12上の記憶領域であってもよく、あるいは記憶部12上で構成されたデータベースであってもよい。
制御部11は、例えばCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサであり、記憶部12に記憶されたプログラムを実行することにより、情報取得部111、送信部112、受信部113、判定部114、記憶制御部115、選択部116及び通知部117として機能する。制御部11の機能の少なくとも一部は、電気回路によって実行されてもよい。また、制御部11の機能の少なくとも一部は、ネットワーク経由で実行されるプログラムによって実行されてもよい。
本実施形態に係る情報処理装置1は、図2に示す具体的な構成に限定されない。情報処理装置1は、1つの装置に限られず、2つ以上の物理的に分離した装置が有線又は無線で接続されることにより構成されてもよい。
[車両情報管理方法の説明]
本実施形態に係る車両情報管理システムSが実行する車両情報管理方法について、以下に詳細に説明する。図3は、本実施形態に係る車両情報管理システムSが実行する車両情報管理方法の模式図である。図3の例において、3つ以上の情報処理装置1は、第1情報処理装置1A、第2情報処理装置1B及び第3情報処理装置1Cを含む。
情報処理装置1の運行予定記憶部122には、車両2の情報とともに車両2の運行予定が記憶されており、運行予定の変更に応じて適宜更新される。車両2の情報は、例えば車両2の識別情報(自動車登録番号等)、車両2の最大積載量、及び車両2の運転手情報(氏名、電話番号等)を関連付けた情報である。車両2の運行予定は、例えば車両2の運行経路、車両2が積載する荷物の重量又は容量、車両2が積載する荷物の運送元及び運送先の位置等を含む。
車両2が運行している状態において、車両2は、車両2の荷物の積載状態を検出し、車両2に関連付けられた情報処理装置1へ送信する。荷物の積載状態は、例えば車両2の積載している荷物の重量もしくは容量、又は車両2の空き重量もしくは空き容量によって表される。
図4は、車両2の荷物の積載状態を検出する方法を示す模式図である。車両2は、コンピュータ21(ECU:Engine Control Unit等)と、荷物を検出する検出部22とを備える。コンピュータ21は、車両2に関連付けられた情報処理装置1と通信可能である。
検出部22は、荷室の中を撮像可能な撮像装置を有してもよい。この場合に、検出部22は、撮像装置を用いて荷室の中を撮像した撮像画像に基づいて、車両2に積載された荷物の容量を検出する。車両2の荷室の全体を撮像できるように、荷室の中の異なる位置に複数の撮像装置が設けられることが望ましい。
検出部22は、荷物に付された情報を読み取る読取装置を有してもよい。この場合に、荷物には、RFID(Radio Frequency Identification)等の無線タグが予め付されている。無線タグは、荷物の重量又は容量を記録している。読取装置は、荷物に付された無線タグの情報を読み取ることによって、車両2に積載された荷物の重量又は容量を検出する。
さらに検出部22は、車両2の最大積載量と、検出した荷物の重量又は容量とに基づいて、車両2の空き重量又は空き容量を算出してもよい。検出部22は、ここに示した具体的な方法に限られず、その他の方法によって車両2の荷物の積載状態を検出してもよい。
コンピュータ21は、検出部22が検出した車両2の積載している荷物の重量もしくは容量、又は車両2の空き重量もしくは空き容量を荷物の積載状態として、車両2の識別情報とともに、車両2に関連付けられた情報処理装置1へ送信する。
図3に戻り、第1情報処理装置1Aにおいて、情報取得部111は、第1情報処理装置1Aに関連付けられた車両2から受信した積載状態と該車両2の識別情報とを関連付けた新規積載情報D1を繰り返し取得する。情報取得部111が取得した新規積載情報D1が前回取得時と比較して変化した場合(すなわち車両2の積載状態が変動した場合)に、情報取得部111は、積載情報記憶部121に既に記憶されている記憶済積載情報D2に新規積載情報D1を付加した積載情報Dを記憶させる。
また、情報取得部111が取得した新規積載情報D1が前回取得時と比較して変化した場合に、送信部112は、記憶済積載情報D2及び新規積載情報D1を示す積載情報Dを含む判定要求を、第1情報処理装置1Aの識別情報とともに、他の情報処理装置1B、1Cへ送信する。第1情報処理装置1Aの識別情報は、例えばID、製造番号等、第1情報処理装置1Aを識別可能な情報である。
以下では第2情報処理装置1Bにおいて行われる処理を説明するが、第3情報処理装置1Cにおいても同様の処理が行われる。第2情報処理装置1Bにおいて、受信部113は、第1情報処理装置1Aから、判定要求を受信する。
判定部114は、積載情報記憶部121に記憶されている積載情報Dと、受信部113が受信した判定要求が含む積載情報Dとを比較することによって、判定要求が含む積載情報Dが不正に書き換えられているか否かを判定する。
具体的には、判定部114は、積載情報記憶部121に記憶されている積載情報Dの記憶済積載情報D2と、受信部113が受信した判定要求が含む積載情報Dの記憶済積載情報D2とを比較する。このとき、判定部114は、記憶済積載情報D2自体を比較してもよく、記憶済積載情報D2から所定の規則に従って算出したハッシュ値を比較してもよい。
積載情報記憶部121に記憶されている積載情報Dの記憶済積載情報D2と、受信部113が受信した判定要求が含む積載情報Dの記憶済積載情報D2とが一致した場合に、判定部114は、判定要求が含む積載情報Dが書き換えられていないと判定する。一方、積載情報記憶部121に記憶されている積載情報Dの記憶済積載情報D2と、受信部113が受信した判定要求が含む積載情報Dの記憶済積載情報D2とが一致しなかった場合に、判定部114は、判定要求が含む積載情報Dが書き換えられていると判定する。
記憶制御部115は、受信部113が受信した判定要求が含む積載情報Dが書き換えられていないと判定部114が判定したことを条件として、判定要求が含む積載情報Dを積載情報記憶部121に記憶させる。このとき、記憶制御部115は、判定要求が含む積載情報Dの全体を積載情報記憶部121に記憶させてもよく、あるいは判定要求が含む積載情報Dの新規積載情報D1のみを積載情報記憶部121に追記してもよい。
一方、記憶制御部115は、受信部113が受信した判定要求が含む積載情報Dが書き換えられていると判定部114が判定した場合には、判定要求が含む積載情報Dを積載情報記憶部121に記憶させずに破棄する。このとき、記憶制御部115は、判定要求が含む積載情報Dを破棄したことを示す情報を、他の情報処理装置1へ送信してもよい。
このように、車両情報管理システムSの各情報処理装置1は、積載情報記憶部121に既に記憶された積載情報D(記憶済積載情報D2)と、受信した判定要求が含む積載情報D(記憶済積載情報D2)とを比較することによって、積載情報Dが書き換えられているか否かを判定し、書き換えられている場合には積載情報記憶部121に記憶させずに破棄する。これにより、ある情報処理装置1に既に記憶されている積載情報Dが不正に書き換えられていたとしても、それが他の情報処理装置1に記憶されることがない。
車両情報管理システムSは、既知のブロックチェーン技術を用いて、積載情報Dを記録してもよい。すなわち、記憶制御部115は、判定要求が含む新規積載情報D1を1つのブロックとみなして、既に積載情報記憶部121に記憶されているブロックに結合することによって、判定要求が含む新規積載情報D1を積載情報記憶部121に追記する。
具体的には、記憶制御部115は、既に積載情報記憶部121に記憶されているブロックと、判定要求が含む新規積載情報D1とに基づいて、所定の条件を満たすハッシュ値及びナンス値を算出する。そして記憶制御部115は、算出したハッシュ値及びナンス値を付加した新規積載情報D1を、既に積載情報記憶部121に記憶されているブロックに結合して、積載情報記憶部121に記憶させる。ハッシュ値及びナンス値の算出は、3つ以上の情報処理装置1のいずれが行ってもよい。
このようにブロックチェーン技術を用いて積載情報Dを記録すると、既に記録された積載情報Dを書き換えるためには過去の一連のブロックのハッシュ値を計算し直す必要があるため、積載情報Dの不正な書き換えがより困難になる。
次に情報処理装置1は、積載情報に基づいて荷物の運送が可能な車両2を選択し、選択した車両2の積載情報Dを予め登録されたユーザへ通知する。ユーザは、例えば3つ以上の情報処理装置1(情報端末)のいずれかの操作者である。追加の荷物の運送を依頼可能な車両2を検索する際に、ユーザは、情報処理装置1の表示部13上で、車両2の選択条件を指定し、選択条件に基づいて選択された車両2の情報を表示する。
図5は、荷物の運送が可能な車両2を示す表示画面を表示している情報処理装置1の正面図である。表示画面は、選択条件を指定するための条件欄131と、条件を満たす車両2の検索結果132とを含む。条件欄131は、例えば日付、荷物の運送元の位置、及び運送先の位置を含む。ユーザは、操作部14を用いて、条件欄131を入力する。選択部116は、ユーザによって条件欄131に指定された選択条件を受け付ける。
選択部116は、積載情報記憶部121に記憶された積載情報D及び運行予定記憶部122に記憶された運行予定に基づいて、ユーザによって指定された選択条件を満たす車両2を選択する。例えば選択部116は、運行予定記憶部122に記憶された運行予定が示す運行経路が、指定された日付において指定された運送元及び運送先の位置に近く、かつ積載情報記憶部121に記憶された積載情報Dが示す空き重量又は空き容量が所定値以上である車両2の識別情報を選択する。
そして通知部117は、選択部116が選択した車両2の識別情報に関連付けられた車両2の情報(自動車登録番号、運転手の氏名、電話番号等)と、該車両2の積載情報D(空き重量又は空き容量等)とを表示画面上の検索結果132として表示することによって、ユーザへ通知する。
図5の例では、情報処理装置1は、表示画面上で指定された選択条件に基づいて検索結果を表示しているが、予め設定された条件を満たす車両2の積載情報Dを自動的にユーザの情報処理装置1へ通知してもよい。
図5の例では、車両情報管理システムSは、3つ以上の情報処理装置1のいずれかへ選択された車両2の積載情報Dを通知しているが、情報処理装置1以外のユーザが有する情報端末へ選択された車両2の積載情報Dを通知してもよい。この場合には、情報端末は、ユーザから選択条件の指定を受け付け、指定された選択条件を3つ以上の情報処理装置1のいずれかへ送信する。情報処理装置1の選択部116は、情報端末から受信した選択条件に基づいて車両2を選択する。通知部117は、選択部116が選択した車両2の積載情報Dを情報端末へ送信することによって、ユーザへ通知する。これにより、情報処理装置1は、情報処理装置1以外の情報端末に対しても、車両2の積載情報Dを通知できる。
このように、本実施形態に係る車両情報管理システムSは、分散管理によって信頼性が高められた積載情報Dに基づいて、荷物の運送が可能な車両2を選択し、車両2の積載情報Dをユーザへ通知することができる。
[車両情報管理方法のフローチャート]
図6は、本実施形態に係る車両情報管理システムSが行う車両情報管理方法(情報処理方法)のフローチャートを示す図である。まず、いずれかの情報処理装置1(図3の例では、第1情報処理装置1A)は、記憶済積載情報D2及び新規積載情報D1を示す積載情報Dを含む判定要求を、送信元の情報処理装置1の識別情報とともに、他の情報処理装置1(図3の例では、第2情報処理装置1B及び第3情報処理装置1C)へ送信する。図6のフローチャートは、判定要求の送信先である1つ又は複数の情報処理装置1それぞれにおいて実行される。
受信部113は、他の情報処理装置1から、判定要求を受信する(S11)。判定部114は、積載情報記憶部121に記憶されている積載情報Dの記憶済積載情報D2と、受信部113が受信した判定要求が含む積載情報Dの記憶済積載情報D2とを比較する(S12)。
積載情報記憶部121に記憶されている積載情報Dの記憶済積載情報D2と、受信部113が受信した判定要求が含む積載情報Dの記憶済積載情報D2とが一致した場合に(S13のYES)、判定部114は、判定要求が含む積載情報Dが書き換えられていないと判定する(S14)。記憶制御部115は、受信部113が受信した判定要求が含む積載情報Dが書き換えられていないと判定部114が判定したことを条件として、判定要求が含む積載情報Dを積載情報記憶部121に記憶させる(S15)。
積載情報記憶部121に記憶されている積載情報Dの記憶済積載情報D2と、受信部113が受信した判定要求が含む積載情報Dの記憶済積載情報D2とが一致しなかった場合に(S13のNO)、判定部114は、判定要求が含む積載情報Dが書き換えられていると判定する(S16)。記憶制御部115は、判定要求が含む積載情報Dを積載情報記憶部121に記憶させずに破棄する。
追加の荷物の運送を依頼可能な車両2を検索する際に、ユーザは、情報処理装置1の表示部13上で、車両2の選択条件を指定する。選択部116は、ユーザによって指定された選択条件を受け付ける(S17)。選択部116は、積載情報記憶部121に記憶された積載情報D及び運行予定記憶部122に記憶された運行予定に基づいて、ユーザによって指定された選択条件を満たす車両2を選択する(S18)。
通知部117は、選択部116が選択した車両2の識別情報に関連付けられた車両2の情報と、該車両2の積載情報とを情報処理装置1の表示部13上に表示すること又はその他の情報端末へ送信することによって、ユーザへ通知する(S19)。
図6の例示的なフローチャートでは、積載情報の記憶に関する処理と積載情報の通知に関する処理とが引き続いて実行されているが、それらの処理は独立して行われてもよい。
[本実施形態の効果]
本実施形態に係る車両情報管理システムSによれば、各情報処理装置1は、積載情報記憶部121に既に記憶された積載情報D(記憶済積載情報D2)と、受信した判定要求が含む積載情報D(記憶済積載情報D2)とを比較することによって、積載情報Dが書き換えられているか否かを判定し、書き換えられている場合には積載情報記憶部121に記憶させずに破棄する。
複数の情報処理装置1が共通の積載情報Dを分散管理しているため、1つの主体又は第三者が一部の情報処理装置1に記憶された積載情報Dを不正に書き換えたとしても、書き換えられた積載情報Dは他の情報処理装置1に記憶されることなく破棄される。そのため、車両情報管理システムSは、分散管理によって信頼性が高められた積載情報Dに基づいて、荷物の運送が可能な車両2を選択し、車両2の積載情報をユーザへ通知することができる。
また、第三者からのアクセスを防ぐための高度なセキュリティ対策を必要としないため、低コストである。また、事故等によって一部の情報処理装置1に記憶された積載情報Dが消失したとしても、共通の積載情報Dが他の情報処理装置1に保持されているため、耐障害性が高い。
[変形例]
以上の説明では、全ての情報処理装置1が、判定要求が含む新規積載情報D1を積載情報記憶部121に記憶させる際に、積載情報Dが不正に書き換えられているか否かを判定するが、本変形例では、少なくとも一部の情報処理装置1が、所定のタイミングで積載情報Dが不正に書き換えられているか否かを判定する。
図7は、本変形例に係る車両情報管理システムSが実行する車両情報管理方法の模式図である。以下では図3との差異について主に説明する。本変形例において、情報処理装置1A、1B、1Cは、それぞれ受信した積載情報Dが不正に書き換えられているか否かを判定せずに、積載情報記憶部121に記憶させる。本変形例では、情報処理装置1A、1B、1Cは、記憶済積載情報D2及び新規積載情報D1を受信して積載情報記憶部121に記憶させてもよく、あるいは新規積載情報D1のみを受信して積載情報記憶部121に追記してもよい。
図7の状態では、情報処理装置1A、1B、1Cそれぞれの積載情報記憶部121は、記憶済積載情報D2及び新規積載情報D1を示す積載情報Dを既に記憶している。
3つ以上の情報処理装置1のうち少なくとも1つの情報処理装置1(図7の例では第2情報処理装置1B)において、受信部113は、他の情報処理装置1A、1Cから積載情報Dを含む判定要求を受信する。受信部113は、定期的に他の情報処理装置1A、1Cから判定要求を受信してもよく、あるいは判定部114が判定を行うタイミングで他の情報処理装置1A、1Cから判定要求を受信してもよい。
判定部114は、現在時刻が所定の条件(1日1回、1月1回等)を満たした際、又はユーザ(すなわち情報処理装置1の操作者)から所定の指示を受け付けた際に、積載情報記憶部121に記憶された積載情報Dと、他の情報処理装置1A、1Cそれぞれから受信した判定要求が含む積載情報Dとを比較することによって、判定要求が含む積載情報Dが書き換えられているか否かを判定する。具体的な判定の方法は、図3を用いて説明した方法と同様である。さらに、判定部114は、複数の情報処理装置1A、1Cから受信した判定要求が含む積載情報D同士を比較することによって、判定要求が含む積載情報Dが書き換えられているか否かを判定してもよい。
このように、本変形例に係る車両情報管理システムSでは、少なくとも一部の情報処理装置1が、所定のタイミングで積載情報Dが不正に書き換えられているか否かを判定する。そのため、各情報処理装置1は積載情報Dを受信する度に積載情報Dが不正に書き換えられているか否かを判定する必要がないため、判定のための処理の負荷を軽減できる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の分散・統合の具体的な実施の形態は、以上の実施の形態に限られず、その全部又は一部について、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を合わせ持つ。
情報処理装置1のプロセッサは、図6に示す車両情報管理方法に含まれる各ステップ(工程)の主体となる。すなわち、情報処理装置1のプロセッサは、図6に示す車両情報管理方法を実行するためのプログラムを記憶部から読み出し、該プログラムを実行して情報処理装置1の各部を制御することによって、図6に示す車両情報管理方法を実行する。図6に示す車両情報管理方法に含まれるステップは一部省略されてもよく、ステップ間の順番が変更されてもよく、複数のステップが並行して行われてもよい。
S 車両情報管理システム
1 情報処理装置
2 車両
11 制御部
111 情報取得部
112 送信部
113 受信部
114 判定部
115 記憶制御部
116 選択部
117 通知部
12 記憶部
121 積載情報記憶部

Claims (6)

  1. 異なる主体が管理する3つ以上の情報処理装置を有し、
    前記3つ以上の情報処理装置それぞれは、
    荷物を運送している車両における前記荷物の積載状態を示す積載情報を記憶する記憶部と、
    前記車両の前記積載情報を繰り返し取得する取得部と、
    前記取得部が取得した前記積載情報が変化した場合に、他の前記情報処理装置へ、前記積載情報を含む判定要求を送信する送信部と、
    他の前記情報処理装置から、前記判定要求を受信する受信部と、
    前記記憶部に、前記受信部が受信した前記判定要求が含む前記積載情報を記憶させる記憶制御部と、
    を備え、
    前記3つ以上の情報処理装置のうち少なくとも1つは、前記記憶部に記憶されている前記積載情報と前記判定要求が含む前記積載情報とを比較することによって、前記判定要求が含む前記積載情報が書き換えられているか否かを判定する判定部をさらに備える、車両情報管理システム。
  2. 前記記憶制御部は、前記判定要求が含む前記積載情報が書き換えられていないと前記判定部が判定したことを条件として、前記記憶部に、前記受信部が受信した前記判定要求が含む前記積載情報を記憶させる、請求項1に記載の車両情報管理システム。
  3. 1つの前記情報処理装置は、1つの前記車両に関連付けられており、
    前記取得部は、前記情報処理装置に関連付けられている前記車両の前記積載情報を取得する、請求項1又は2に記載の車両情報管理システム。
  4. 前記取得部は、前記情報処理装置に関連付けられている前記車両が運送している前記荷物を撮像すること、又は前記情報処理装置に関連付けられている前記車両が運送している前記荷物に付された情報を読み取ることによって、前記車両の前記積載情報を取得する、請求項3に記載の車両情報管理システム。
  5. 前記3つ以上の情報処理装置のうち少なくとも1つは、予め登録されたユーザが有する情報端末へ、前記積載情報を前記車両と関連付けて通知する通知部をさらに備える、請求項1から4のいずれか一項に記載の車両情報管理システム。
  6. 前記3つ以上の情報処理装置のうち少なくとも1つは、前記積載情報に基づいて、追加の荷物の運送を依頼可能な前記車両を選択する選択部をさらに備え、
    前記通知部は、前記選択部が選択した前記車両の前記積載情報を、前記情報端末へ通知する、請求項5に記載の車両情報管理システム。
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