JP7135023B2 - 残渣の溶解方法および有価金属回収方法 - Google Patents

残渣の溶解方法および有価金属回収方法 Download PDF

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Description

本件は、残渣の溶解方法および有価金属回収方法に関する。
銅製錬では、銅精鉱を自溶炉で溶解し、転炉および精製炉で99%以上の粗銅とした後に電解精製を行うことで純度99.99%以上の電気銅を生産する。銅以外の有価金属は、電解精製時に銅電解殿物として沈殿する。この銅電解殿物には、Pt(白金)、Pd(パラジウム)、Ru(ルテニウム)、Rh(ロジウム)、Ir(イリジウム)といった白金族金属も含まれる。銅製錬の副産物として、これらの元素は個別に分離回収される(例えば、特許文献1参照)。
特開2010-229455号公報
例えば、銅電解殿物からSe(セレン)を回収した後に残る残渣のように、白金族金属の1種以上とSeとを含む残渣にも、上記の白金族金属が含まれる。しかしながら、この残渣は難溶性であるため、白金族金属の回収が困難となっている。
本件は上記の課題に鑑み、白金族金属の回収を容易とする、残渣の溶解方法および有価金属回収方法を提供することを目的とする。
1つの態様では、残渣の溶解方法は、白金族金属の1種以上と、Seとを含む残渣に対して塩酸でリパルプした後に次亜塩素酸ナトリウムを添加することで前記白金族金属を浸出する白金族浸出工程を含むことを特徴とする。
上記残渣の溶解方法において、前記残渣は、白金族金属の1種以上とSeとの化合物を含んでいてもよい。
上記残渣の溶解方法の前記白金族浸出工程において、浸出完了時のpHが1.0以下となるようにpHを調整してもよい。
上記残渣の溶解方法において、前記残渣は、Feを0.3mass%以上含み、前記白金族浸出工程前に、塩酸で前記Feを除去する除去工程を含んでいてもよい。
上記残渣の溶解方法において、前記残渣は、銅電解殿物から発生する残渣であってもよい。
上記残渣の溶解方法において、前記残渣は、銅電解殿物に対して蒸留処理を行った後の残渣であってもよい。
上記残渣の溶解方法において、前記残渣は、銅電解殿物を処理したものを第1還元槽に投入して還元性ガスを吹き込むことによってPtおよびPdを還元析出させた後の後液を第2還元槽に投入して還元性ガスを吹き込むことによって還元析出させたSe含有物を蒸留した後の残渣であってもよい。
本発明に係る有価金属回収方法は、上記いずれの残渣の溶解方法において、前記残渣は、PtおよびPdのいずれか1種以上を含み、前記白金族浸出工程の後液にSOを吹き込むか、前記後液に亜硫酸ナトリウムを添加することで、PtおよびPdのいずれか1種以上を沈殿させて回収する工程を含むことを特徴とする。
本発明に係る他の有価金属回収方法は、上記いずれかの残渣の溶解方法において、前記残渣は、Rh、RuおよびIrのいずれか1種以上を含み、前記白金族浸出工程の後液に亜硫酸ナトリウムを添加するか、アルカリを添加して中和することで、Rh、RuおよびIrのいずれか1種以上を沈殿させて回収する工程を含むことを特徴とする。
上記有価金属回収方法において前記残渣は、PtおよびPdのいずれか1種以上と、Rh、RuおよびIrのいずれか1種以上とを含み、前記白金族浸出工程の後液に、前記白金族浸出工程の後液にSOを吹き込むか前記後液に亜硫酸ナトリウムを添加することでPtおよびPdのいずれか1種以上を沈殿分離した後に、前記後液に亜硫酸ナトリウムを添加するかアルカリを添加して中和することでRh、RuおよびIrのいずれか1種以上を沈殿分離してもよい。
本発明によれば、白金族金属の回収を容易とする、残渣の溶解方法および有価金属回収方法を提供することができる。
実施形態に係る残渣の溶解方法および有価金属回収方法を表すフロー図である。 実験結果を示す図である。 実験結果を示す図である。
以下、本発明を実施するための実施形態について説明する。
図1は、実施形態に係る残渣の溶解方法および有価金属回収方法を表すフロー図である。本実施形態においては、一例として、銅電解精製で沈殿した銅電解殿物を出発原料として用いる。
(脱銅浸出工程)
図1で例示するように、銅電解殿物を酸化浸出することで、銅電解殿物からCu(銅)を回収する。
(塩化浸出工程)
次に、脱銅澱物に対して塩化浸出を行うことで、脱銅澱物からAg(銀)を回収する。
(脱鉛工程)
次に、塩化浸出後液を冷却することで、塩化浸出後液からPb(鉛)を回収する。
(金抽出工程)
次に、DBC(ジブチルカルビトール)などを用いて、脱鉛後液からAu(金)を抽出する。
(第1還元工程)
次に、金抽出工程後液を第1還元槽に投入し、亜硫酸ガス(SO)などの還元性ガスを吹き込むことによって、Pt(白金)、Pd(パラジウム)などを還元析出させる。それにより、Pt、Pdなどを、第1還元滓として回収する。
(白金族の第1回収工程)
第1還元滓から公知の技術によってPtおよびPdを回収する。
(第2還元工程)
第1還元工程後の後液を第2還元槽に投入し、亜硫酸ガスなどの還元性ガスを吹き込むことによって、Se(セレン)などを還元析出させる。それにより、第2還元滓として、Se含有物を回収する。
(第3還元工程)
次に、第2還元工程後の後液を第3還元槽に投入し、亜硫酸ガスなどの還元性ガスを吹き込むことによって、白金族金属などを還元析出させる。それにより、第3還元滓として白金族金属を回収する。
(アルカリ浸出工程・硫酸浸出工程)
次に、第3還元滓をアルカリ浸出および硫酸浸出することで、硫酸浸出残渣が得られる。
(白金族の第2回収工程)
硫酸浸出残渣には、例えば、Rh、Ru、Irなどの白金族金属が含まれている。そこで、硫酸浸出残渣から公知の技術で白金族金属を分離回収する。
(セレン精製工程)
第2還元工程で得られた第2還元滓に対して蒸留を行うことで、Seを回収する。残った残渣は、セレン蒸留残渣と呼ばれる。
セレン蒸留残渣は、Seと、白金族金属の1種以上を含む。例えば、セレン蒸留残渣残渣は、Seを40mass%~70mass%含み、Pdを0.5mass%~10mass%含み、Ptを0.5mass%~10mass%含み、Rhを0.5mass%~10mass%含み、Ruを10mass%~30mass%含み、Irを0.5mass%~10mass%含み、Feを0.1mass%~10mass%含む。
(Fe除去工程)
セレン蒸留残渣にFeが多く含まれる場合には、セレン蒸留残渣からFeを選択除去する。例えば、セレン蒸留残渣におけるFeの濃度が0.3mass%以上である場合に、セレン蒸留残渣に塩酸を添加することで、Feを浸出する。白金族金属は塩酸に対してはほとんど溶解しないため、Feを選択除去することができる。Feを予め除去しておくことで、後述する第2分離工程における沈殿物へのFeの分配を低下させることができる。それにより、その後のRh、RuおよびIrの回収効率を向上させることができる。
(白金族浸出工程)
Fe除去後のセレン蒸留残渣における白金族金属は、難溶性である。特に、白金族金属がSeと化合物を形成している場合には、王水、塩酸と過酸化水素との混合液、アルカリ液、などでは白金族金属を浸出することが困難である。そこで、本実施形態においては、セレン蒸留残渣に対して塩酸(HCl)でリパルプし、その後に次亜塩素酸ナトリウム(NaClO)を添加することで浸出を行う。このようにすることで、白金族金属を浸出することができる。
浸出液中の塩酸濃度は、40g/L~300g/Lであることが好ましい。浸出液中の次亜塩素酸ナトリウム濃度は、30g/L~150g/Lであることが好ましい。白金族元素の溶解性を保つために、浸出完了時の液のpHは、1.0以下であることが好ましい。反応効率向上の観点から、浸出液の温度は、50℃~80℃であることが好ましい。100gのセレン蒸留残渣に対して、3L~10Lの比率で浸出液を添加することが好ましい。
(第1分離工程)
次に、白金族浸出工程の浸出後液に対して亜硫酸ガス(SO)を吹き込むか、亜硫酸ナトリウム(NaSO)を添加する。それにより、PtおよびPdが還元されて沈殿する。固液分離によって、PtおよびPdを分離することができる。亜硫酸ガスの吹き込み量は、浸出後液1Lに対して0.1L/min~1.0L/minの比率とすることが好ましい。亜硫酸ナトリウムを過剰に添加するとRh、RuおよびIrも還元されて沈殿してしまうため、亜硫酸ナトリウムの添加量は、主としてPtおよびPdが沈殿するような量であることが好ましい。例えば、PtおよびPdに対する当量が0.5~2.0の範囲で亜硫酸ナトリウムを添加することが好ましい。浸出後液の温度は、50℃~80℃であることが好ましい。
第1分離工程で分離されたPtおよびPdは、白金族の第1回収工程などに供する。それにより、新たな処理工程を設けなくても効率良くPtおよびPdを回収することができる。
(第2分離工程)
次に、第1分離工程PtおよびPdが分離された後の浸出後液に亜硫酸ナトリウムを添加するか、水酸化ナトリウム(NaOH)などのアルカリを添加する。それにより、Rh、RuおよびIrが還元されて沈殿する。固液分離によって、Rh、RuおよびIrを分離することができる。Rh、RuおよびIrに対する当量が0.5~5.0の範囲で亜硫酸ナトリウムを添加することが好ましい。液のpHが3.0以上となるようにアルカリを添加することが好ましい。反応効率向上の観点から、浸出後液の温度は、30℃~80℃であることが好ましい。
第2分離工程で分離されたRh、RuおよびIrは、アルカリ浸出工程、硫酸浸出工程、および白金族の第2回収工程のいずれかに供する。それにより、新たな処理工程を設けなくても効率良くRh、RuおよびIrを回収することができる。
本実施形態によれば、塩酸でリパルプした後に次亜塩素酸ナトリウムを添加して浸出を行うことで、難溶性のセレン蒸留残渣から白金族金属を浸出することができる。それにより、白金族金属の回収が容易になる。
上記実施形態に従って、セレン蒸留残渣を溶解し、白金族金属を回収した。用いたセレン蒸留残渣の成分は、表1に示す。
Figure 0007135023000001
(実施例)
まず、一部のセレン蒸留残渣に対して塩酸浸出を行った。結果を表2に示す。表2に示すように、Feの浸出率が98%となり、白金族金属はほとんど溶解しなかった。この結果から、塩酸浸出を行うことで、Feを選択除去できることがわかった。
Figure 0007135023000002
残りのセレン蒸留残渣を粒径が100μm未満になるように粉砕し、塩酸で100g/Lとなるようにリパルプした。その後、70℃まで加温し、次亜塩素酸ナトリウム(12%液)を一定速度で添加した。
(比較例)
比較例では、塩酸および次亜塩素酸ナトリウムではなく、塩酸および過酸化水素(60%液)を一定速度で添加した。
結果を表3に示す。表3において、「濃度」は、浸出後液において溶解している成分濃度である。「当量」は、セレン蒸留残渣中の白金族に対する当量である。「添加量」は、塩酸リパルプ液の1Lあたりの過酸化水素または次亜塩素酸ナトリウムの添加量である。「時間」は、塩酸および次亜塩素酸ナトリウムの添加完了後の時間、または塩酸および過酸化水素の添加完了後の時間である。「ORP」は酸化還元電位である。「>99」は99を上回ったことを示している。
表3に示すように、比較例では、塩酸および過酸化水素を20当量添加しても、白金族の浸出率は10%以下であった。これに対して、塩酸および次亜塩素酸ナトリウムを用いた場合には2.6当量添加するだけで白金族の浸出率は99%以上となった。
Figure 0007135023000003
次に、実施例の浸出後液の一部に対して亜硫酸ガスを吹き込むことで、PtおよびPdを沈殿させた。亜硫酸ガスとして、濃度12%のものを用いた。図2は、結果を示す図である。図2に示すように、PtおよびPdに対して0.6当量を吹き込むだけで、96%のPtおよびPdが沈殿した。一方で、Rh、RuおよびIrはほとんど沈殿しなかった。その後、ろ過・水洗をしてさらに亜硫酸ガスを吹き込んでも、Rh、RuおよびIrはほとんど沈殿しなかった。この結果から、亜硫酸ガスを吹き込むことで、PtおよびPdと、Rh、RuおよびIrと、を分離できることがわかった。
次に、実施例の残りの浸出後液に対して固体の亜硫酸ナトリウムを添加することで、Pt、Pd、Rh、RuおよびIrを沈殿させた。図3および表4は、結果を示す図である。図3では、1.2当量までの範囲を「Pt、Pd還元」と称しており、それを上回る当量の範囲を「Rh、Ru、Ir還元」と称している。表4において、「Pt、Pr還元」は、「Pt、Pr還元」直後の後液における各白金族の沈殿率を示し、「Rh、Ru、Ir還元」は、「Rh、Ru、Ir還元」直後の後液における各白金族の沈殿率を表す。
図3および表4に示すように、白金族金属に対して亜硫酸ナトリウムを1.2当量添加しただけで、97%以上のPtおよびPdが沈殿し、Rh、RuおよびIrはほとんど沈殿しなかった。その後、ろ過・水洗をしてさらに亜硫酸ナトリウムを添加すると、ほとんどのRh、RuおよびIrも沈殿した。
Figure 0007135023000004
以上の結果から、セレン蒸留残渣に対して塩酸浸出することで、セレン蒸留残渣からFeを分離除去できることがわかった。次に、セレン蒸留残渣に対して塩酸でリパルプした後に次亜塩素酸ナトリウムを添加することで、白金族金属を浸出できることがわかった。また、浸出後液に対して亜硫酸ガスや亜硫酸ナトリウムを添加して還元することで、PtおよびPdと、Rh、RuおよびIrとを分離回収できることがわかった。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。

Claims (10)

  1. 白金族金属の1種以上と、Seとを含む残渣に対して塩酸でリパルプした後に次亜塩素酸ナトリウムを添加することで前記白金族金属を浸出する白金族浸出工程を含むことを特徴とする残渣の溶解方法。
  2. 前記残渣は、白金族金属の1種以上とSeとの化合物を含むことを特徴とする請求項1記載の残渣の溶解方法。
  3. 前記白金族浸出工程において、浸出完了時のpHが1.0以下となるようにpHを調整することを特徴とする請求項1または2に記載の残渣の溶解方法。
  4. 前記残渣は、Feを0.3mass%以上含み、
    前記白金族浸出工程前に、塩酸で前記Feを除去する除去工程を含むことを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載の残渣の溶解方法。
  5. 前記残渣は、銅電解殿物から発生する残渣であることを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載の残渣の溶解方法。
  6. 前記残渣は、銅電解殿物に対して蒸留処理を行った後の残渣であることを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載の残渣の溶解方法。
  7. 前記残渣は、銅電解殿物を処理したものを第1還元槽に投入して還元性ガスを吹き込むことによってPtおよびPdを還元析出させた後の後液を第2還元槽に投入して還元性ガスを吹き込むことによって還元析出させたSe含有物を蒸留した後の残渣であることを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載の残渣の溶解方法。
  8. 請求項1~7のいずれか一項に記載の残渣の溶解方法において、前記残渣は、PtおよびPdのいずれか1種以上を含み、
    前記白金族浸出工程の後液にSOを吹き込むか、前記後液に亜硫酸ナトリウムを添加することで、PtおよびPdのいずれか1種以上を沈殿させて回収する工程を含むことを特徴とする有価金属回収方法。
  9. 請求項1~7のいずれか一項に記載の残渣の溶解方法において、前記残渣は、Rh、RuおよびIrのいずれか1種以上を含み、
    前記白金族浸出工程の後液に亜硫酸ナトリウムを添加するか、アルカリを添加して中和することで、Rh、RuおよびIrのいずれか1種以上を沈殿させて回収する工程を含むことを特徴とする有価金属回収方法。
  10. 前記残渣は、PtおよびPdのいずれか1種以上と、Rh、RuおよびIrのいずれか1種以上とを含み、
    前記白金族浸出工程の後液に、前記白金族浸出工程の後液にSOを吹き込むか前記後液に亜硫酸ナトリウムを添加することでPtおよびPdのいずれか1種以上を沈殿分離した後に、前記後液に亜硫酸ナトリウムを添加するかアルカリを添加して中和することでRh、RuおよびIrのいずれか1種以上を沈殿分離することを特徴とする請求項9記載の有価金属回収方法。
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