JP7134393B2 - 横型ピロー包装機 - Google Patents
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そして、製品供給装置による製品の供給方法は、供給コンベアを構成する無端チェンに所定間隔で設けた複数のプッシャアタッチメントにより製品を押出して横型ピロー包装機に移送することにより行われている。
欠品が生じると、上記横型ピロー包装機で連続的に生産される各包装袋に、製品が充填されていない状態の、いわゆる、空袋が混在することになる。そして、このような空袋発生は、包装材の無駄を招くと共に、空袋部分を分離除去するための装置を別途必要とする等の不都合がある。
空袋発生防止手段として、一般的には、供給コンベアにより所定間隔で移送される製品群に欠品が存在するのを欠品検知センサにより検知し、この欠品検知信号に基づき供給コンベアの運転を継続したまま、フィルムの移送機構と横シール機構の作動を一時停止させる運転制御が行われている。
特に、包装機の高速運転時に前述した空袋防止制御が行われるような場合では、包装材の移送停止、および移送開始時に、例えば、ビスケット等の軽量な製品は、筒状フィルム中で位置ズレを生じてしまう。
すなわち、包装材上側搬送補助手段106は、横型ピロー包装機M5において、製筒器122により筒状に形成され、かつ内部に製品Pを収納した状態で下流に搬送される筒状フィルムFtの上面側(上方)に配置されている。
この従来例において、横型ピロー包装機M5の全体および包装材上側搬送補助手段106の構成は、後述する本発明の第1実施形態の横型ピロー包装機M1等の構成と略同一となっているが、両者を区別するために、その第1実施形態の横型ピロー包装機M1等に付した符号に100番を加えた符号を付して説明する。
紙引きローラ123は、紙引き用サーボモータSM2によって駆動される左右一対のローラ123a,123bを備え、各ローラ123a,123bの周面間に筒状フィルムFtの両端部を挟み込んで、且つ互いに逆回転することで、その筒状フィルムFtを引っ張り出し、かつ下流側に送るようになっている。
前記製品供給装置101は、無端チェーン116を備えた供給コンベヤで構成され、この無端チェーン116には、製品Pを押して搬送するプッシャアタッチメント115が所定の間隔で取り付けられている。
包装材上側搬送補助手段106は、所定の速度で回転する無端コンベア161と、この無端コンベア161の外周に一定間隔で固着された複数の押圧部材162とを備えて構成されている。押圧部材162は、筒状フィルムFtを介して前記支持プレート105とにより、製品Pを弾性的に押圧可能なスポンジ状またはブラシ状の部材で構成されている。
また、製品Pは、包装材上側搬送補助手段106により筒状フィルムFtを介して支持プレート105との間で押圧された状態でエンドシール装置104に向けて補助されながら移送され、これにより、包装材上側搬送補助手段106と支持プレート105との保持移送領域での製品Pの位置ズレが防止される。
そして、エンドシール装置104に移送された筒状フィルムFtには、エンドシール装置104を構成する上下一対のヒータブロック141a,141bにより、製品Pを挟む前後に、横シール施工・切断が施され、これにより、ピロー包装体BPが得られるようになっている。
すなわち、製品Pの上面は、搬送補助手段106の押圧部材162で押圧された状態であるが、製品Pの下面は、支持プレート105上に載置され滑り易い状態である。
そのため、搬送が急停止したとき、製品Pは慣性により筒状フィルムFt内を前方に移動するので、位置ズレが生じる。また、搬送が再開されたとき、製品Pは慣性により筒状フィルムFt内に取り残された状態となって、位置ズレが生じる。
その結果、製品が予め設定されている袋部からはみ出すおそれがあり、はみ出した場合、エンドシール装置104によりエンドシールを完全に施工することができず、不完全なピロー包装体BPが製造されるという問題が生じる。
前記製筒器により形成された筒状包装材に製品を一定間隔で順次供給する製品供給装置と、
前記製筒器の下流側に配置され前記製品を内包する前記筒状包装材を搬送可能に支持する包装材搬送支持プレートと、
前記包装材搬送支持プレートの下面側に設けられ前記筒状包装材の重合端に縦シールを施工するセンターシール装置と、
前記包装材搬送支持プレートの上面側に配置されると共に前記筒状包装材を介して前記包装材搬送支持プレートとにより前記製品を押圧した状態で当該製品の下流側への搬送を補助する包装材上側搬送補助手段と、
前記センターシール装置の下流側に配置されると共に前記筒状包装材の流れ方向の端部を挟み込んでヒートシールを施すエンドシール装置と、を備えた横型ピロー包装機において、
前記包装材搬送支持プレートと当該包装材搬送支持プレートの下面側に配置されたベルトガイド機構とにガイドされて摺動するコンベアベルトを有し、かつ、前記コンベアベルトと前記包装材上側搬送補助手段とにより前記筒状包装材を介して前記製品を挟み込んだ状態で当該製品の下流側への搬送を補助する包装材下側搬送補助手段を備えて構成したことを特徴とする。
その結果、筒状フィイルムに対する製品のずれを防止することができ、エンドシール装置によるエンドシールを完全に施工することができ、正常なピロー包装体を製造することができる。
図1、図2には、本第1実施形態の横型ピロー包装機(以下、単に包装機という)M1の全体が開示されている。なお、第1実施形態を含む以下の第2,3実施形態の横型ピロー包装機M2,M3は、すべて正ピロー型横型ピロー包装機である。
また、図2に示すように、コンベアベルト70は、支持プレート5を構成する一対のプレート部材5A,5Bに対応して配置されるコンベアベルト70A,70Bで構成されている。
そして、包装材下側搬送補助手段7は、上記コンベアベルト70A,70Bと包装材上側搬送補助手段6とにより、筒状フィルムFtを介して製品Pを挟み込んだ状態で、当該製品Pの下流側への搬送を補助する機能を有している。
こうした駆動制御により、製造すべき袋に対応して印刷模様が送り方向に繰り返して施されている帯状包装材Fwに縦シール、および横シールを施して、当該印刷模様が袋上の正しい位置に表れるように袋を製作し、そうして製作された袋内に製品Pを収納したピロー包装体BPが製造されている
そして、このフィルム送り装置2により、原反ロールFrから繰り出された帯状包装材Fwが下流側に送られるようになっている。また、繰り出された帯状包装材Fwは、前述のように、製筒器22により略筒状に成形される。
そして、このガイドローラ20bの径方向外側には、当該ガイドローラ20bに接してその回転数を検出し、帯状包装フィルムFwの送り速度を検出するエンコーダ25が配設されている。
センターシール装置3はセンターシーラ31と、シーラ用サーボモータSM2Cとを備え、センターシーラ31は、上記シーラ用サーボモータSM3によって駆動される左右一対のシールローラ31a,31b(図2参照)を備えて構成されている。
これらの一対のシールローラ31a,31bは互いに逆回転しながら、各シールローラ31a,31bの周面間に筒状フィルムFtの両側縁部を挟み込んでセンターシールSe1を施すと共に、センターシールSe1が施され袋状となった筒状フィルムFtを下流側に搬送するようになっている。
無端チェーン16は搬送方向の前後の端部に配置されたスプロケット17,17に巻き掛けられており、供給コンベヤ駆動用サーボモータ(図略)の回転出力が動力伝達機構を介して一方のスプロケット17に伝達され、これにより、当該スプロケット17が回転駆動されるようになっている。
製品供給装置1においては、プッシャアタッチメント15が製品Pを押しながら搬送して、製品Pを製筒器22の下部の製品受け渡し位置内に送り込むようになっている。
一対のプレート部材5A,5Bは、図4に示すように、それぞれ薄板で形成され、寸法Lの隙間を確保して左右に配置されている。この隙間Lは、前記筒状フィルムFtの重合する端部同士を縦シール施工する際に当該端部同士が挿通可能となる寸法に設定されている。
また、一対のプレート部材5A,5Bの幅方向の略半分の部位には、それぞれ各プレート部材5A,5Bを冷却する冷却機構50が設けられている。
すなわち、冷却機構50は、一対のプレート部材5A,5Bのそれぞれの裏面で、かつ幅方向の略半分のセンターシール用前記隙間Lを挟んだ側の一部に設けられている。
そして、この溝部51aには、図6(B)に示すように、冷却用媒体Wが流入するようになっており、これにより、溝部51aと接している各プレート部材5A,5Bの裏面、ひいては、各プレート部材5A,5Bの全体が冷却されるようになっている。
なお、略U字状の溝部51aの長さは、紙引きローラ23からセンターシーラ31までの範囲に対応する長さに形成されている。
これらの各ノズル53,54は、略U字状の開口側の端部に設けられ、図4に示す、前記隙間L側に近い方に、例えば、媒体供給用ノズル53が配置され、反対側に媒体排出用ノズル54が配置されている。
なお、各ノズル53,54には、媒体供給用ホース53aと媒体排出用ホース54aとが、それぞれ接続されている。
そこで、上述のように、冷却密閉空間内に冷却水を送り込むことで、その冷却密閉空間に位置する、特に、一対のプレート部材5A,5Bを冷却することができる。その結果、一対のプレート部材5A,5Bに掛け回された一対のコンベア部材70A、70Bに及ぼす高熱からの悪影響をなくすことができる。
なお、本第1実施形態では、冷却用媒体Wを冷却水とした例を示したが、これに限らず、冷却用媒体Wとして圧縮空気を用いてもよい。
また、図5,6では、図4におけるガイドローラ72a,72bおよびローラ支持部材75については省略してある。
押圧部材62は、筒状フィルムFtを介して前記支持プレート5および包装材下側搬送補助手段7とにより、製品Pを弾性的に押圧しながら挟み込めるようなスポンジ状またはブラシ状の部材で構成されている。
なお、包装材上側搬送補助手段6は、その押圧部材62と支持プレート5および包装材下側搬送補助手段7とにより製品Pを押圧状態で保持移送する終端が、前記エンドシール装置4のヒータブロック41a,41bが回転する際に接触干渉しない作動領域外の位置(ヒータブロック41a,41bの回転軌跡外)まで延設されている。
また、製品Pは、筒状フィルムFtを介して支持プレート5上で、包装材上側搬送補助手段6と包装材下側搬送補助手段7との間で挟み込まれた状態を維持してエンドシール機構4に向けて補助的に移送され、これにより、保持移送領域での製品Pの位置ズレが防止される。
そして、エンドシール機構4に移送された筒状フィルムFtには、上下一対のヒータブロック41a,41bにより製品Pを挟む前後に、一袋ずつヒートシールを行うと共に、カットして、ピロー包装体BPが形成されるようになっている。
そして、次のサイクル以降に前記欠品検知センサからの欠品検知信号が制御装置8に入力されない場合は、制御装置8から作動開始信号が発せられ、フィルム送り装置2およびエンドシール装置4の作動が開始されることで、空袋の発生が防止されるようになっている。
そして、図3に示すように、この包装材下側搬送補助手段7が、筒状フィルムFtを介して前記包装材上側搬送補助手段6とにより製品Pを挟み込んだ状態で、当該製品Pの下流側への搬送を補助するように構成されている。
各コンベア部材70A,70Bは、図7に示すように、支持プレート5の長手方向両端に配置されている小径のベルトガイドローラ72a,72bと、それらの下方に配置された大径のベルトガイドローラ73a,73bとで構成され、また、大径のベルトガイドローラ73a,73bd間には、テンション用ガイドローラ74が配置されている。
ここで、ベルトガイドローラ73bは駆動用ガイドローラであり、ベルトガイドローラ73aの奥側に配置されている図示しないサーボモータにベルトで回動自在に連結されている。
また、前記包装材上側搬送補助手段6の一方のスプロケット63も、上記サーボモータにベルトで回動自在に連結されている。
大径のベルトガイドローラ73bは、その一端部が、図7の紙面奥側の機械本体に回転自在に支持されると共に、他端部が図7の紙面直交方向手前側の固定部材77に回転自在に支持されている。
そして、固定部材77は、図8(B)に示すように略L字状に形成されており、その一部に断面長方形状のステー78の他端部がボルト79により取付けられ、このステー78の一端部が上記機械本体に固定されている。そして、これにより、固定部材77と機械本体とが一体的に連結されていることになる。
すなわち、固定部材77には、大径のベルトガイドローラ73bの軸心を基点にして所定長さの円弧状長穴77aが形成されている。そのため、左右のボルト79を緩めておけば、上記軸心を基点として固定部材77を円弧状長穴77aの範囲で左右方向に揺動させることができ、所望の位置でボルト79を締め付ければよい。
そして、これにより、前記テンション用ガイドローラ74のテンションを微調整することができるようになっている。
手前側揺動部材80は、前述のように、固定部材77に支持されたベルトガイドローラ73bの軸心を基点にして揺動自在となっている。
また、手前側揺動部材80は、図8(A)、(B)に示すように、連結バー81を介して、奥側揺動部材82に連結されている。
手前側揺動部材80の上面には、上述のように凸状の係合部80bが形成されており、この凸状の係合部80bは、固定部材77の状凹状の係合部77bと係合するようになっている。
従って、手前側揺動部材80は、奥側揺動部材82と一体的に、ベルトガイドローラ73bの軸心を基点として、図8(A)の状態から、図8(B)の状態まで回動することができる。
コンベア部材70A,70Bの取り外しは、図8(B)の状態になったとき、コンベア部材70A,70Bは、テンション用ガイドローラ74から外れており、ベルトガイドローラ73bを経由して略水平状態に張られている。
その状態のコンベア部材70A,70Bを、ベルトガイドローラ73bの外周から外すと共に、固定部材77の下部を跨ぐようにすることで取外すことができる。
なお、図7に示すように、ベルト着脱機構76は、前記紙引きローラ23およびセンターシーラ31等で構成されるセンターシールユニット30の下方に配置されている。
テンション用ガイドローラ74は、手前側揺動部材80に設けられた図略の位置調整部材により、上記長孔80aの範囲内でその長孔80aに沿った方向に移動可能となっている。そのため、テンション用ガイドローラ74に掛け回されたコンベア部材70A,70Bのテンションを調整することができるようになっている。
すなわち、図10(A),(B)に示すように、一対のヒータブロック41a,41bの動きに追従して、中間コンベア9と搬出コンベア10のそれぞれの移動ローラA,Fが左右方向に往復移動するように構成されている。
図10(B)でエンドシールが施工された後、一対のヒータブロック41a,41bがサイクル運動して互いに上下方向に移動したら、中間コンベア9と搬出コンベア10のガイドロールE,Jおよび移動ロールA,Fが、互いに近づく方向に寸法mだけ移動し、図11(A)の状態となるように作動する。
中間コンベア9と搬出コンベア10とは、それぞれ、ベルト90,100に対して内接する3以上の複数のローラ、つまり、中間コンベア9の移動ローラAおよび固定ローラB,C,Dと、搬出コンベア10の移動ローラFおよび固定ローラG,H,Iと、ベルト90,100に対して外接する少なくとも1つのローラ、つまり、中間コンベア9の移動ローラEと、搬出コンベア10の移動ローラJで構成されている。
中間コンベア9における移動ローラAとガイドローラEとは、仮想線で示す同一の移動ローラ取付板91に取付けられている。移動ローラ取付板91には、カム溝(図略)が形成されたカム用部材92(仮想線で示す)が連結部材93を介して連結されている。
連結部材93には、カム溝に沿って移動するカムフォロア(図略)が設けられている。
また、カム用部材92は、図示しない昇降ブロック(図略)に取付け固定されており、この昇降ブロックに下側のヒータブロック41bが取付けされている。
連結部材103には、カム溝に沿って移動するカムフォロア(図略)が設けられている。また、カム用部材102は、図示しない昇降ブロック(図略)に取付け固定されており、この昇降ブロックに下側のヒータブロック41bが取付けされている。
なお、中間コンベア9および搬出コンベア10における移動ローラ取付板91,101等の構成は勝手違いであるが、同一構成となっている。
制御装置8は、当該包装機M1の運転に際して、図略の記憶装置、操作・表示部又は報知装置と個別的に或いは相互間で情報を遣り取りしている。
包装機Mを用いてピロー包装体BPを製造しようとするときは、操作・表示部から入力して製造する袋の長さなどの基本設定値を機械に設定し、さらに、フィルム送り装置2、エンドシール装置4および製品供給装置1間の位相差を調整する。
また、制御装置8は、包装材上側搬送補助手段6と包装材下側搬送補助手段7との送り速度が略同じとなるように制御している。ただし、両者6,7の送り速度は、必ずしも厳密に同期していなくても、僅かに異なる速度で送るようになっていてもよい。
(1)筒状フィルムFtの内部に収容された製品Pは、包装材上側搬送補助手段6の押圧部材62と、包装材下側搬送補助手段7のコンベアベルト70とで挟み込まれた状態で、支持プレート5上を搬送方向下流側に搬送される。その結果、空袋防止機能が作用した場合等、搬送が急停止された場合、また転再開された場合でも、製品P1が慣性により飛び出したり、取り残されたりすることがなくなり位置ずれを防止することができ、エンドシール装置によるエンドシールを完全に施工することができ、正常なピロー包装体を製造することができる。
前記第1実施形態の横型ピロー包装機M1では、包装材下側搬送補助手段7と、その下流に配置された伸縮構造の中間コンベア9および排出コンベア10を備えた構成としたものであったが、本第2実施形態の横型ピロー包装機M2では、中間コンベアを設けずに、包装材下側搬送補助手段7Aと、その下流に配置された排出コンベア10とを備えた構成としたものである。
また、支持プレート5-1は、前記第1実施形態と同様に、一対のプレート部材5-1A,5-1Bで構成されており、また、コンベアベルト70-1は、上記一対のプレート部材5-1A,5-1Bに対応して、一対のベルト部材70-1A,70-1Bで構成されている。
さらに、一対のプレート部材5-1A,5-1Bには、図示しないが、前記第1実施形態の一対のプレート部材5A,5Bと同様に、前記冷却機構50が設けられている。
なお、第2実施形態の搬出コンベア10Aは、前記第1実施形態の伸縮構造の搬出コンベア10と異なり、2本のローラ間にベルトを掛け回した構成のものである。
(9)第1実施形態の中間コンベア9を省略した構成となっているので、その分、横型ピロー包装機M2の全体の構造を簡略化することができる。
本第3実施形態の横型ピロー包装機M3は、前記第第2実施形態における一対のコンベア部材70-1A,70-1Bをガイドする固定のローラ部材72b1を、移動ローラ72b2とし、この移動ローラ72b2がガイドローラ72cと共に、前記一対のヒータブロック41a,41bの41開閉動作に追従して、その各ヒータブロック41a,41bに対して、接近・離間できるような伸縮構造としたものである。
つまり、本第3実施形態では、包装材下側搬送補助手段7Bのベルトガイド機構71Bを、移動ローラ72b2とガイドローラ72cとが前記第1実施形態の中間コンベア9と同じような動作を行う伸縮構造としたものである。
なお、搬出ローラ10の移動ローラFも、ヒータブロック41a,41bの開閉運動に追従してヒータブロック41a,41bから離れた位置にある。
,41bに近づく方向に移動し、製品Pを確実にエンドシール施工ができるように最適の位置にまで移動させる。
すなわち、移動ローラ72b2とガイドローラ72cとは、図示しない取付板、カム用部材、連結部材等とを介して連結され、連結部材には、カム溝に沿って移動するカムフォロア(図略)が設けられている。
また、カム用部材は、下側のヒータブロック41bが取付けられている昇降ブロック(図略)に取付け固定されている。
搬出コンベア10は、前記第1実施形態と同じものが用いられているので、包装材下側搬送補助手段7Bおよび搬出コンベア10は、エンドシール装置4の一対のヒータブロック41a,41bの開閉動作および水平動作に追従して動作することができるようになっている。
すなわち、この包装材上側搬送補助手段6Aでは、前記エンドシール装置4を構成する一対のヒータブロック41a,41bの開閉動作に追従して、移動ローラUの位置、つまり、移動ローラUの外周に設けられている押圧部材62の位置を可変な構成としたものである。
駆動ローラでもある固定ローラRに対して、固定ローラSは固定ローラRの斜め上方に配置されている。
従って、ガイドローラTと移動ローラUとを、一対のヒータブロック41a,41bの開閉動作に追従させて、矢印X1,X2方向に移動距離調整自在に移動させることができる。
そして、このような実施形態では、横型ピロー包装機の全体長さ等に違いのある各種機種に対応することができる。
M2 横型ピロー包装機(第2実施形態)
M3 横型ピロー包装機(第3実施形態)
1 製品供給装置
2 フィルム送り装置
3 センターシール装置
4 エンドシール装置
5 包装材搬送支持プレート
5A 一方のプレート部材
5B 他方のプレート部材
6 包装材上側搬送補助手段
7 包装材下側搬送補助手段
8 制御装置
9 中間コンベア
10 搬出コンベア
21 紙送りローラ
22 製筒器
23 紙引きローラ
31 センターシーラ
50 冷却機構
51 中間プレート
52 裏蓋プレート
53 支持ブロック
55 支持ブロック
62 押圧部材
70 コンベアベルト
71 ベルトガイド機構
76 コンベア着脱機構
77 固定部材
80 手前側揺動部材
82 奥側揺動部材
84 固定金具
Fr 原反ロール
Fw 帯状包装材
Ft 筒状包装材
P 製品P(被包装品)
Bp ピロー包装体
Claims (10)
- 原反ロールから連続して繰り出される帯状の包装材を筒状に形成する製筒器と、
前記製筒器により形成された筒状包装材に製品を一定間隔で順次供給する製品供給装置と、
前記製筒器の下流側に配置され前記製品を内包する前記筒状包装材を搬送可能に支持する包装材搬送支持プレートと、
前記包装材搬送支持プレートの下面側に設けられ前記筒状包装材の重合端に縦シールを施工するセンターシール装置と、
前記包装材搬送支持プレートの上面側に配置されると共に前記筒状包装材を介して前記包装材搬送支持プレートとにより前記製品を押圧した状態で当該製品の下流側への搬送を補助する包装材上側搬送補助手段と、
前記センターシール装置の下流側に配置されると共に前記筒状包装材の流れ方向の端部を挟み込んでヒートシールを施すエンドシール装置と、を備えた横型ピロー包装機において、
前記包装材搬送支持プレートと当該包装材搬送支持プレートの下面側に配置されたベルトガイド機構とにガイドされて摺動するコンベアベルトを有し、かつ、前記コンベアベルトと前記包装材上側搬送補助手段とにより前記筒状包装材を介して前記製品を挟み込んだ状態で当該製品の下流側への搬送を補助する包装材下側搬送補助手段を備えて構成したことを特徴とする横型ピロー包装機。 - 請求項1に記載の横型ピロー包装機において、
前記包装材上側搬送補助手段と包装材下側搬送補助手段との前記包装材搬送速度を同期させたことを特徴とする横型ピロー包装機。 - 請求項1または請求項2に記載の横型ピロー包装機において、
前記包装材搬送支持プレートを、前記筒状包装材の搬送方向に沿って左右に前記筒状包装材の重合する端部同士が挿通可能な間隔をおいて配置された一方と他方の一対のプレート部材で構成し、
前記一対のプレート部材のそれぞれに対応させて前記ベルトガイド機構を設けたことを特徴とする横型ピロー包装機。 - 請求項3に記載の横型ピロー包装機において、
前記ベルトガイド機構を、当該横型ピロー包装機の本体部に設けられ前記筒状包装材の搬送方向と直交する方向に突出して設けられた少なくとも4本のガイドローラを備えて構成したことを特徴とする横型ピロー包装機。 - 請求項3または請求項4に記載の横型ピロー包装機において、
前記一対のプレート部材のそれぞれの裏面でかつ前記間隔側の一部に前記各プレート部材を冷却する冷却機構を設け、
前記各冷却機構を、前記各プレート部材の裏面に固着されると共に一部に溝部が形成された中間プレートと、この中間プレートを覆いかつ前記溝部を密閉空間とする裏蓋プレートと、前記溝部内に流入される冷却用媒体と、で構成したことを特徴とする横型ピロー包装機。 - 請求項5に記載の横型ピロー包装機において、
前記溝部を前記筒状包装材の移送方向に沿って長い略U字形状に形成すると共に、開放側一方の端部を前記冷却用媒体の供給側とし、開放側他方の端部を前記冷却用媒体の排出側としたことを特徴とする横型ピロー包装機。 - 請求項6に記載の横型ピロー包装機において、
前記冷却用媒体を冷却水で構成したことを特徴とする横型ピロー包装機。 - 請求項6に記載の横型ピロー包装機において、
前記冷却用媒体を圧縮空気で構成したことを特徴とする横型ピロー包装機。 - 請求項4ないし請求項8のいずれか一項に記載の横型ピロー包装機において、
前記4本のガイドローラのうち前記一対のプレート部材の下方に配設されている一方のガイドローラの先端近傍に、前記コンベアベルトを構成する一対のコンベア部材のそれぞれを前記4本のガイドローラに対して着脱可能とするコンベア着脱機構を設けたことを特徴とする横型ピロー包装機。 - 請求項9に記載の横型ピロー包装機において、前記コンベア着脱機構を、機械本体に設けられた固定部材と、この固定部材の一端側を基点として揺動自在な手前側揺動部材と、前記固定部材および前記手前側揺動部材を固定する固定金具と、を備えて構成し、
前記固定部材に対して前記手前側揺動部材を揺動させたとき、前記手前側揺動部材の一側面と前記固定部材の一側面との間に前記一対のコンベア部材の抜き出し用隙間が形成されていることを特徴とする横型ピロー包装機。
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