JP7134393B2 - 横型ピロー包装機 - Google Patents

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本発明は、横型ピロー包装機に係り、さらに詳しくは、製品を内包する筒状フィルムの搬送中にその筒状フィルムが急停止した場合等でも、製品が筒状フィルムに対してずれないような構成の横型ピロー包装機に関する。
従来、例えば、原反ロールから連続して繰り出される帯状フィルムを、製筒器により筒状に成形されて送られるフイルム状の包装材(筒状フィルム)中に、被包装品である製品を順次供給すると共に、その製品を封入した筒状フィルムの両側縁部の重合面に縦シール(センターシール)を施し、さらに筒状フィルムの製品を挟んだ前後にそれぞれ横シール(エンドシール)を施すと共に、所定の位置で切断してピロー包装体BPを製造する横型ピロー包装機が広く知られている。
この横型ピロー包装機は、製品を供給するコンベヤ等で構成された製品供給装置、包装材を連続して繰出す原反ロール、センターシール用ロール、包装フィルムにエンドシールを施すエンドシール装置等の各種作動機構を備えて構成されている。
そして、製品供給装置による製品の供給方法は、供給コンベアを構成する無端チェンに所定間隔で設けた複数のプッシャアタッチメントにより製品を押出して横型ピロー包装機に移送することにより行われている。
ところが、何らかの原因で、製品供給装置の供給コンベアにおける複数のプッシャアタッチメントのいずれかに、製品が供給されない場合が生じる。そうすると、製筒器で成形された筒状フィルムへの製品の受け渡し供給が一時的に途切れ、いわゆる欠品を生ずることになる。
欠品が生じると、上記横型ピロー包装機で連続的に生産される各包装袋に、製品が充填されていない状態の、いわゆる、空袋が混在することになる。そして、このような空袋発生は、包装材の無駄を招くと共に、空袋部分を分離除去するための装置を別途必要とする等の不都合がある。
そのため、供給コンベアで移送される製品群に欠品が生じている場合は、未然に空袋の発生を防止する手段を講じておく必要がある。
空袋発生防止手段として、一般的には、供給コンベアにより所定間隔で移送される製品群に欠品が存在するのを欠品検知センサにより検知し、この欠品検知信号に基づき供給コンベアの運転を継続したまま、フィルムの移送機構と横シール機構の作動を一時停止させる運転制御が行われている。
この場合に、各機構の作動停止、作動開始が繰り返されると、包装材の移送機構では作動停止、作動開始時に慣性が発生すると共に、各機構に振動が発生する。
特に、包装機の高速運転時に前述した空袋防止制御が行われるような場合では、包装材の移送停止、および移送開始時に、例えば、ビスケット等の軽量な製品は、筒状フィルム中で位置ズレを生じてしまう。
そこで、そのような製品の位置ズレの発生を防止しようとして、従来、横型ピロー包装機M5において、図14,15に示すような包装材上側搬送補助手段106が多く利用されている。
すなわち、包装材上側搬送補助手段106は、横型ピロー包装機M5において、製筒器122により筒状に形成され、かつ内部に製品Pを収納した状態で下流に搬送される筒状フィルムFtの上面側(上方)に配置されている。
包装材上側搬送補助手段106は、製品搬送支持プレート105との間で筒状フィルムFtを介して製品Pを保持状態で下流側に向けて移送することが可能な無端ベルト161等で構成されており、その搬送補助手段106により筒状フィルムFt中に供給されるビスケット等の軽量な製品を安定して下流側に向けて移送することができるように構成されている。
まず、図14に基づいて横型ピロー包装機M5の全体を簡単に説明する。
この従来例において、横型ピロー包装機M5の全体および包装材上側搬送補助手段106の構成は、後述する本発明の第1実施形態の横型ピロー包装機M1等の構成と略同一となっているが、両者を区別するために、その第1実施形態の横型ピロー包装機M1等に付した符号に100番を加えた符号を付して説明する。
横型ピロー包装機M5は、原反ロールFrから連続して繰り出される帯状包装材Fwを当該原反ロールFrの下流に配置された製筒器122で筒状に形成すると共に、その筒状に形成された筒状フィルムFtを下流に搬送するフィルム送り装置102と、筒状フィルムFtに製品Pを一定間隔で送り込む製品供給装置101と、フィルム送り装置102を構成する紙引きローラ123の下流側に配置され、筒状フィルムFtの幅方向両端部を重ね合わせてセンターシールSe1を施すセンターシール機構103と、製筒器122の下流側に配置され製品Pを内包する筒状フィルムFtを搬送可能に支持する包装材搬送支持プレート105と、センターシール機構103の下流側に配置され、製品Pを内包した筒状フィルムFtを、隣り合う製品Pの間の位置で横切る方向にエンドシールを施し、該エンドシールの中間で筒状フィルムFtを切断するエンドシール装置104と、を備えて構成されている。
ここで、原反ロールFrから繰り出された帯状包装材Fwは、ガイドローラ120aでガイドされ、フィルム送り用サーボモータSM1の駆動により互いに反対方向に回転する一対のローラ部材121a,121bからなる紙送りローラ121を経て、ガイドローラ120bを介して製筒器122に導かれている。
また、フィルム送り装置102は、上記紙送りローラ121と、その紙送りローラ121の下流側に配置された紙引きローラ123とで構成されている。
紙引きローラ123は、紙引き用サーボモータSM2によって駆動される左右一対のローラ123a,123bを備え、各ローラ123a,123bの周面間に筒状フィルムFtの両端部を挟み込んで、且つ互いに逆回転することで、その筒状フィルムFtを引っ張り出し、かつ下流側に送るようになっている。
前記センターシール機構103は、センターシーラ131と、シーラ駆動用サーボモータSM3とを備え、センターシーラ31は、左右(図14の紙面直交方向;図15参照)一対のシールローラ131a,131bを備えて構成されている。
前記製品供給装置101は、無端チェーン116を備えた供給コンベヤで構成され、この無端チェーン116には、製品Pを押して搬送するプッシャアタッチメント115が所定の間隔で取り付けられている。
前述したように、包装材上側搬送補助手段106は、支持プレート105の上方に配置されており、筒状フィルムFtを介して支持プレート105とにより製品Pを押圧した状態で当該製品Pの下流側への搬送を補助するような構成となっている。また、この支持プレート105は、図15に示すように、一対のプレート部材105A,105Bで構成されている。
包装材上側搬送補助手段106は、所定の速度で回転する無端コンベア161と、この無端コンベア161の外周に一定間隔で固着された複数の押圧部材162とを備えて構成されている。押圧部材162は、筒状フィルムFtを介して前記支持プレート105とにより、製品Pを弾性的に押圧可能なスポンジ状またはブラシ状の部材で構成されている。
そして、図15に示すように、包装材上側搬送補助手段106は、支持プレート105に載置されている製品Pの上面を、筒状フィルムFtを介して押圧部材162で下方に押圧した状態で、筒状フィルムFtに弛みが発生することがないように、原反ローラFrによるフィルム引出し設定速度より僅かに高速となる速度で回転制御され、製品Pを位置ズレさせることなく補助送りするように機能している。
支持プレート105に筒状フィルムFtを介して載置されている製品Pは、フィルム搬送装置102による筒状フィルムFtの移送に伴って下流側に移送される。
また、製品Pは、包装材上側搬送補助手段106により筒状フィルムFtを介して支持プレート105との間で押圧された状態でエンドシール装置104に向けて補助されながら移送され、これにより、包装材上側搬送補助手段106と支持プレート105との保持移送領域での製品Pの位置ズレが防止される。
そして、エンドシール装置104に移送された筒状フィルムFtには、エンドシール装置104を構成する上下一対のヒータブロック141a,141bにより、製品Pを挟む前後に、横シール施工・切断が施され、これにより、ピロー包装体BPが得られるようになっている。
また、上述したような包装材上側搬送補助手段106と略同じ構成の包装材上側搬送補助手段を備えた横型ピロー包装機も知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2001-199403号公報
しかし、前記特許文献1に開示された横型ピロー包装機および図14等に開示された従来の横型ピロー包装機では、筒状フィルムFtに内包されている製品Pを、筒状フィルムFtを介して包装材上側搬送補助手段106の押圧部材162と支持プレート105等とで挟み込んだ状態で下流側に搬送することになっているが、例えば、空袋防止機能が作動して搬送が急停止したとき、搬送が再開されたとき等に、製品ズレが生じるという問題がある。
すなわち、製品Pの上面は、搬送補助手段106の押圧部材162で押圧された状態であるが、製品Pの下面は、支持プレート105上に載置され滑り易い状態である。
そのため、搬送が急停止したとき、製品Pは慣性により筒状フィルムFt内を前方に移動するので、位置ズレが生じる。また、搬送が再開されたとき、製品Pは慣性により筒状フィルムFt内に取り残された状態となって、位置ズレが生じる。
その結果、製品が予め設定されている袋部からはみ出すおそれがあり、はみ出した場合、エンドシール装置104によりエンドシールを完全に施工することができず、不完全なピロー包装体BPが製造されるという問題が生じる。
この発明の目的は、上記各課題を解決するために提案されたものであり、その目的は、製品を内包する筒状の包装材の搬送中にその筒状の包装材が急停止された場合等でも、製品が筒状フィルムに対してずれることがない横型ピロー包装機を提供することである。
上記課題を達成するために、本発明の横型ピロー包装機は、原反ロールから連続して繰り出される帯状の包装材を筒状に形成する製筒器と、
前記製筒器により形成された筒状包装材に製品を一定間隔で順次供給する製品供給装置と、
前記製筒器の下流側に配置され前記製品を内包する前記筒状包装材を搬送可能に支持する包装材搬送支持プレートと、
前記包装材搬送支持プレートの下面側に設けられ前記筒状包装材の重合端に縦シールを施工するセンターシール装置と、
前記包装材搬送支持プレートの上面側に配置されると共に前記筒状包装材を介して前記包装材搬送支持プレートとにより前記製品を押圧した状態で当該製品の下流側への搬送を補助する包装材上側搬送補助手段と、
前記センターシール装置の下流側に配置されると共に前記筒状包装材の流れ方向の端部を挟み込んでヒートシールを施すエンドシール装置と、を備えた横型ピロー包装機において、
前記包装材搬送支持プレートと当該包装材搬送支持プレートの下面側に配置されたベルトガイド機構とにガイドされて摺動するコンベアベルトを有し、かつ、前記コンベアベルトと前記包装材上側搬送補助手段とにより前記筒状包装材を介して前記製品を挟み込んだ状態で当該製品の下流側への搬送を補助する包装材下側搬送補助手段を備えて構成したことを特徴とする。

本発明による横型ピロー包装機は、上述のように構成されており、筒状包装材内に収容された製品が、筒状包装材を介して包装材上側搬送補助手段と包装材下側搬送補助手段とで挟み込まれた状態で、包装材搬送支持プレート上を搬送されるので、筒状包装材の搬送中にその筒状包装材が急停止された場合でも、製品が慣性によって後方に取り残されたりすることがない。
その結果、筒状フィイルムに対する製品のずれを防止することができ、エンドシール装置によるエンドシールを完全に施工することができ、正常なピロー包装体を製造することができる。
本発明に係る横型ピロー包装機の第1実施形態を示す全体側面図である。 図1の横型ピロー包装機で包装材上側搬送補助手段を省いた状態の平面図である。 図1におけるIII―III線に沿った部分の拡大断面図である。 前記第1実施形態の横型ピロー包装機の包装材搬送支持プレートの裏面近傍を示す平面図である。 図4におけるV矢視図である。 図6(A)は図4におけるVI矢視図であり、図6(B)は図4におけるB―B線に沿った断面図である。 前記第1実施形態の横型ピロー包装機の下側搬送補助手段を構成するコンベア着脱機構の全体を示す側面図である。 図7におけるコンベア着脱機構の詳細を示し、図7(A)は着脱機構の全体正面図で、図7(B)は手前側揺動部材が揺動した状態を示す動作図である。 前記第1実施形態の横型ピロー包装機の下側搬送補助手段と中間コンベアとの境界部近傍を示す平面図である。 前記第1実施形態の横型ピロー包装機の中間コンベアおよび製品搬出コンベアの構成図で、図10(A)はエンドシール装置の一対のヒータブロックが離れた時の中間コンベアと製品搬出コンベアとの作動状態、図10(B)はエンドシール装置の一対のヒータブロックが当接した時の中間コンベアと製品搬出コンベアとの作動状態、をそれぞれ示す作動図である。 本発明に係る横型ピロー包装機の第2実施形態を示す全体側面図である。 本発明に係る横型ピロー包装機の第3実施形態を示す全体側面図である。 本発明に係る横型ピロー包装機の包装材上側搬送補助手段の変形形態を示す側面概略で、図13(A)は包装材上側搬送補助手段のエンドシール装置側先端が後退した状態、図13(B)は包装材上側搬送補助手段のエンドシール装置側先端が前進した状態、をそれぞれ示す側面概略図である。 従来の横型ピロー包装機を示す全体側面図である。 図14におけるXV―XV線に沿った部分の拡大断面図である。
以下に、図面を参照して本発明に係る横型ピロー包装機の第1実施形態を説明する。
図1、図2には、本第1実施形態の横型ピロー包装機(以下、単に包装機という)M1の全体が開示されている。なお、第1実施形態を含む以下の第2,3実施形態の横型ピロー包装機M2,M3は、すべて正ピロー型横型ピロー包装機である。
この包装機M1は、原反ロールFrから連続して繰り出される帯状包装材(帯状フィルム)Fwを、原反ロールFrの下流側に配置された製筒器22で筒状に形成すると共に、その筒状に形成された筒状包装材(筒状フィルム)Ftを下流側に搬送するフィルム送り装置2と、上記筒状フィルムFtに被包装品である製品Pを一定間隔で送り込む製品供給装置1と、上記製筒器22の下流側に配置され製品Pを内包した筒状フィルムFtを搬送可能に支持する包装材搬送支持プレート(以下、単に支持プレートという)5とを備えている。
支持プレート5の下面側には、フィルム送り装置2を構成する紙引きローラ23と、その下流に前記筒状フィルムFtの重合端に縦シールを施工するセンターシール装置3とが配置されており、さらに、センターシール装置3の下流側には、製品P1を二枚重ねとして内部に収容した筒状フィルムFtを、隣り合う製品P,Pの間の位置で横切る方向にエンドシールSe2(図2参照)を施し、かつ、そのエンドシールSe2の中間で筒状フィルムFtを切断してピロー包装体Bpを形成するエンドシール装置4が配置されている。
支持プレート5の上方には、筒状フィルムFtを介して支持プレート5とにより製品Pを押圧した状態で、当該製品Pの下流側への搬送を補助する包装材上側搬送補助手段6が配置されている。
また、包装材上側搬送補助手段6に対して、支持プレート5の下面側には、筒状フィルムFtを挟んで、上記包装材上側搬送補助手段6との協働により筒状フィルムFtを介して製品Pを挟み込んだ状態で、当該製品Pの下流側への搬送を補助する包装材下側搬送補助手段7が設けられている。
包装材下側搬送補助手段7は、エンドレス状のコンベアベルト70を備えており、このコンベアベルト70は、上記支持プレート5の上面からその支持プレート5の下方に配置された複数のガイドローラ72a,72a,73a,73bからなるベルトガイド機構71にガイドされて摺動するようになっている。
また、図2に示すように、コンベアベルト70は、支持プレート5を構成する一対のプレート部材5A,5Bに対応して配置されるコンベアベルト70A,70Bで構成されている。
そして、包装材下側搬送補助手段7は、上記コンベアベルト70A,70Bと包装材上側搬送補助手段6とにより、筒状フィルムFtを介して製品Pを挟み込んだ状態で、当該製品Pの下流側への搬送を補助する機能を有している。
前記製品供給装置1、フィルム送り装置2、センターシール機構3およびエンドシール装置4は、後述するように、それぞれサーボモータによって別々に駆動されており、制御装置8がこれら各装置1,2,4を互いに所定の位相差を保ちつつ同期するように動作させている。また、制御装置8により、包装材上側搬送補助手段6と包装材下側搬送補助手段7とが略同じ速度で駆動して筒状フィルムFt内の製品Pの移送を補助するように同期制御されている。
こうした駆動制御により、製造すべき袋に対応して印刷模様が送り方向に繰り返して施されている帯状包装材Fwに縦シール、および横シールを施して、当該印刷模様が袋上の正しい位置に表れるように袋を製作し、そうして製作された袋内に製品Pを収納したピロー包装体BPが製造されている
フィルム送り装置2は、フィルム送り用サーボモータSM1によって駆動される紙送りローラ21と、その紙送りローラ21および前記製筒器22の下流側に配置された紙引きローラ23とで構成されている。紙送りローラ21は、互いに反対方向に回転して上記帯状包装材Fwを下流側に送り出す一対のローラ部材21a,21bで構成されている。
そして、このフィルム送り装置2により、原反ロールFrから繰り出された帯状包装材Fwが下流側に送られるようになっている。また、繰り出された帯状包装材Fwは、前述のように、製筒器22により略筒状に成形される。
ここで、原反ロールFrから繰り出される帯状包装フィルムFwは、ガイドローラ20aを介して、一対のローラ部材21a,21bに導かれ、これらのローラ部材21a,21bから送り出された帯状包装フィルムFwは、ガイドローラ20bを介して製筒器22に導かれるようになっている。
そして、このガイドローラ20bの径方向外側には、当該ガイドローラ20bに接してその回転数を検出し、帯状包装フィルムFwの送り速度を検出するエンコーダ25が配設されている。
前記紙引きローラ23は、紙引き用サーボモータSM2によって駆動される左右一対のローラ23a,23b(図2参照)を備えて構成され、各ローラ23a,23bの周面間に筒状フィルムFtの両端部を挟み込んで、且つ互いに逆回転することで、その筒状フィルムFtを引っ張り出し、かつ下流側に送るようになっている。
前記センターシール装置3は、上記紙引きローラ23の下流側に配置されており、このセンターシール装置3は、製筒器22から送り出され且つ筒状フィルムFtの幅方向の両端部を重ね合わせてセンターシール(縦シール)Se1(図3参照)を施すことにより、筒状フィルムFtを袋状に形成するものである。
センターシール装置3はセンターシーラ31と、シーラ用サーボモータSM2Cとを備え、センターシーラ31は、上記シーラ用サーボモータSM3によって駆動される左右一対のシールローラ31a,31b(図2参照)を備えて構成されている。
これらの一対のシールローラ31a,31bは互いに逆回転しながら、各シールローラ31a,31bの周面間に筒状フィルムFtの両側縁部を挟み込んでセンターシールSe1を施すと共に、センターシールSe1が施され袋状となった筒状フィルムFtを下流側に搬送するようになっている。
前記製品供給装置1は、無端チェーン16を備えた供給コンベヤで構成されており、この無端チェーン16には、前記製品Pの後部を押して搬送するプッシャアタッチメント15が所定の間隔で取り付けられている。
無端チェーン16は搬送方向の前後の端部に配置されたスプロケット17,17に巻き掛けられており、供給コンベヤ駆動用サーボモータ(図略)の回転出力が動力伝達機構を介して一方のスプロケット17に伝達され、これにより、当該スプロケット17が回転駆動されるようになっている。
製品供給装置1においては、プッシャアタッチメント15が製品Pを押しながら搬送して、製品Pを製筒器22の下部の製品受け渡し位置内に送り込むようになっている。
前記支持プレート5は、包装機M1の機械本体から支持プレート5側に突出した取付け部材(図略)に、支持プレート5の表面からビス止め等により取付け固定されており、その支持プレート5は、図4に示すように、筒状フィルムFtの搬送方向に沿って左右に配置された一方および他方の一対のプレート部材5A,5Bで構成されている。
一対のプレート部材5A,5Bは、図4に示すように、それぞれ薄板で形成され、寸法Lの隙間を確保して左右に配置されている。この隙間Lは、前記筒状フィルムFtの重合する端部同士を縦シール施工する際に当該端部同士が挿通可能となる寸法に設定されている。
一対のプレート部材5A,5Bは、それぞれが、搬送方向に長い略長方形形状に形成され、そのうちの外周の3方が内側に折り曲げ形成されている。
また、一対のプレート部材5A,5Bの幅方向の略半分の部位には、それぞれ各プレート部材5A,5Bを冷却する冷却機構50が設けられている。
すなわち、冷却機構50は、一対のプレート部材5A,5Bのそれぞれの裏面で、かつ幅方向の略半分のセンターシール用前記隙間Lを挟んだ側の一部に設けられている。
各冷却機構50は、各プレート部材5A,5Bの裏面に溶接により固着されると共に一部に密閉された冷却空間となる溝部51aが形成された中間プレート51と、この中間プレート51を覆い、かつ中間プレート51を覆ったとき溝部51aを冷却空間とする裏蓋プレート52と、上記溝部51a内に流入される冷却用媒体W(図6(B)参照)とを含み構成されている。
溝部51aは、図4に示すように、筒状フィルムFtの搬送方向に長くなった略U字状に形成され、この溝部51aは、中間プレート51を略U字状に切り抜いて形成されている。そのため、中間プレート51に裏蓋プレート52を覆い被せて固着したとき、上記溝部51aは冷却用密閉空間を構成することになる。
そして、この溝部51aには、図6(B)に示すように、冷却用媒体Wが流入するようになっており、これにより、溝部51aと接している各プレート部材5A,5Bの裏面、ひいては、各プレート部材5A,5Bの全体が冷却されるようになっている。
なお、略U字状の溝部51aの長さは、紙引きローラ23からセンターシーラ31までの範囲に対応する長さに形成されている。
図4~6に示すように、溝部51aに冷却用媒体Wを流入させるため、上記裏蓋プレート52に媒体供給用ズル53と、媒体排出用ズル54とが溶接により固着されている。
これらの各ノズル53,54は、略U字状の開口側の端部に設けられ、図4に示す、前記隙間L側に近い方に、例えば、媒体供給用ノズル53が配置され、反対側に媒体排出用ノズル54が配置されている。
なお、各ノズル53,54には、媒体供給用ホース53aと媒体排出用ホース54aとが、それぞれ接続されている。
ここで、機械の運転中における一対のプレート部材5A,5Bの温度は、紙引きローラ23の回転駆動や、センターシール装置3のセンターシーラ31によるセンターシールSe1を施工する際の回転駆動等による発熱で、例えば100~150°にも達しているため、後述する一対のコンベア部材70A、70Bに悪影響が及ぶことが懸念されている。
そこで、上述のように、冷却密閉空間内に冷却水を送り込むことで、その冷却密閉空間に位置する、特に、一対のプレート部材5A,5Bを冷却することができる。その結果、一対のプレート部材5A,5Bに掛け回された一対のコンベア部材70A、70Bに及ぼす高熱からの悪影響をなくすことができる。
また、冷却用媒体Wとしては、本第1実施形態では冷却水が用いられている。そして、この冷却水は、図6(B)に示すように、媒体供給用ノズル53から供給され、媒体排出用ノズル54から排出されるようになっている。その結果、密閉空間の内部に冷却水を流入させることで一対のプレート部材5A,5Bの、特に中間プレート51および裏蓋プレート52で覆われた部位を冷却することができる。
なお、本第1実施形態では、冷却用媒体Wを冷却水とした例を示したが、これに限らず、冷却用媒体Wとして圧縮空気を用いてもよい。
また、図5,6では、図4におけるガイドローラ72a,72bおよびローラ支持部材75については省略してある。
前記包装材上側搬送補助手段6は、前述のように、筒状フィルムFtを介して、包装材上側搬送補助手段6と支持プレート5および包装材下側搬送補助手段7とにより製品Pを挟み込んだ状態で、当該製品Pが下流側へスムーズに、かつ位置ズレを防ぎながら搬送を補助する役割を担っている。
包装材上側搬送補助手段6は、スプロケット63に掛回されて所定の速度で回転する無端コンベア61と、この無端コンベア61の外周に一定間隔で固着された複数の押圧部材62とを備えて構成されている。
押圧部材62は、筒状フィルムFtを介して前記支持プレート5および包装材下側搬送補助手段7とにより、製品Pを弾性的に押圧しながら挟み込めるようなスポンジ状またはブラシ状の部材で構成されている。
そして、図3に示すように、包装材上側搬送補助手段6は、支持プレート5に支持されている製品Pの上面を、筒状フィルムFtを介して押圧部材62で下方に押圧した状態で、筒状フィルムFtに弛みが発生することがないように、原反ローラFrによるフィルム引出し設定速度より僅かに高速となる速度で回転制御され、製品Pを位置ズレさせることなく補助送りするように機能する。
なお、包装材上側搬送補助手段6は、その押圧部材62と支持プレート5および包装材下側搬送補助手段7とにより製品Pを押圧状態で保持移送する終端が、前記エンドシール装置4のヒータブロック41a,41bが回転する際に接触干渉しない作動領域外の位置(ヒータブロック41a,41bの回転軌跡外)まで延設されている。
前記支持プレート5に筒状フィルムFtを介して載置されている製品Pは、フィルム送り装置2による筒状フィルムFtの移送に伴って下流側に移送される。
また、製品Pは、筒状フィルムFtを介して支持プレート5上で、包装材上側搬送補助手段6と包装材下側搬送補助手段7との間で挟み込まれた状態を維持してエンドシール機構4に向けて補助的に移送され、これにより、保持移送領域での製品Pの位置ズレが防止される。
そして、エンドシール機構4に移送された筒状フィルムFtには、上下一対のヒータブロック41a,41bにより製品Pを挟む前後に、一袋ずつヒートシールを行うと共に、カットして、ピロー包装体BPが形成されるようになっている。
前記製品供給装置1の近傍には、図示しない欠品検知センサが配置されており、その検知領域を順次通過する製品Pの有無を常時監視しており、欠品検知センサからの欠品検知信号が制御装置8に入力されると、制御装置8から作動停止信号が発せられ、製品Pが筒状フィルムFtに受け渡されるべきタイミングに合わせて、フィルム送り装置2およびエンドシール装置4の作動が一時停止される。
そして、次のサイクル以降に前記欠品検知センサからの欠品検知信号が制御装置8に入力されない場合は、制御装置8から作動開始信号が発せられ、フィルム送り装置2およびエンドシール装置4の作動が開始されることで、空袋の発生が防止されるようになっている。
図1,2に示すように、前記包装材下側搬送補助手段7は、エンドレス状のコンベアベルト70を備え、このコンベアベルト70は、一対のコンベア部材70A,70Bで構成されている。そして、この一対のコンベア部材70A,70Bが、前記支持プレート5および当該支持プレート5の下方に配置されたベルトガイド機構71を構成する複数個のガイドローラ72a,72b,73a,73bにガイドされて摺動するようになっている。
そして、図3に示すように、この包装材下側搬送補助手段7が、筒状フィルムFtを介して前記包装材上側搬送補助手段6とにより製品Pを挟み込んだ状態で、当該製品Pの下流側への搬送を補助するように構成されている。
包装材下側搬送補助手段7は、前述のように、一対のコンベア部材70A,70Bからなるコンベアベルト70を備えており、図4に示すように、上記コンベア部材70A,70Bは、前記一対のプレート部材5A,5Bに対応して配置されている。
各コンベア部材70A,70Bは、図7に示すように、支持プレート5の長手方向両端に配置されている小径のベルトガイドローラ72a,72bと、それらの下方に配置された大径のベルトガイドローラ73a,73bとで構成され、また、大径のベルトガイドローラ73a,73bd間には、テンション用ガイドローラ74が配置されている。
ここで、ベルトガイドローラ73bは駆動用ガイドローラであり、ベルトガイドローラ73aの奥側に配置されている図示しないサーボモータにベルトで回動自在に連結されている。
また、前記包装材上側搬送補助手段6の一方のスプロケット63も、上記サーボモータにベルトで回動自在に連結されている。
小径のベルトガイドローラ72a,72bは、図4,7に示すように、平面視コ字状のローラ支持部材75に両端を回転自在に支持されており、このローラ支持部材75は、プレート部材5A,5Bの搬送方向両端部に固着されている。
大径のベルトガイドローラ73bは、その一端部が、図7の紙面奥側の機械本体に回転自在に支持されると共に、他端部が図7の紙面直交方向手前側の固定部材77に回転自在に支持されている。
固定部材77は、上記一対のプレート部材5A,5Bに対して、一対のコンベア部材70A,70Bを着脱可能とするベルト着脱機構76の一構成部材である。
そして、固定部材77は、図8(B)に示すように略L字状に形成されており、その一部に断面長方形状のステー78の他端部がボルト79により取付けられ、このステー78の一端部が上記機械本体に固定されている。そして、これにより、固定部材77と機械本体とが一体的に連結されていることになる。
ステー78と固定部材77とは、上記のようにボルト79により取付けられているが、固定部材77はステー78に対して筒状フィルムFtの搬送方向に所定範囲内で揺動可能になっている。
すなわち、固定部材77には、大径のベルトガイドローラ73bの軸心を基点にして所定長さの円弧状長穴77aが形成されている。そのため、左右のボルト79を緩めておけば、上記軸心を基点として固定部材77を円弧状長穴77aの範囲で左右方向に揺動させることができ、所望の位置でボルト79を締め付ければよい。
そして、これにより、前記テンション用ガイドローラ74のテンションを微調整することができるようになっている。
また、固定部材77の他方側の下面には、略山形状に凹んだ係合部77bが形成されている。この係合部77bは、手前側揺動部材80に形成されている凸状の係合部80bと係合するようになっている。
手前側揺動部材80は、前述のように、固定部材77に支持されたベルトガイドローラ73bの軸心を基点にして揺動自在となっている。
また、手前側揺動部材80は、図8(A)、(B)に示すように、連結バー81を介して、奥側揺動部材82に連結されている。
手前側揺動部材80の上面には、上述のように凸状の係合部80bが形成されており、この凸状の係合部80bは、固定部材77の状凹状の係合部77bと係合するようになっている。
奥側揺動部材82の一方側端部(図7,8において右側)は、前記ベルトガイドローラ73bの機械本体側端部に回動自在に取付けられている。
従って、手前側揺動部材80は、奥側揺動部材82と一体的に、ベルトガイドローラ73bの軸心を基点として、図8(A)の状態から、図8(B)の状態まで回動することができる。
固定部材77と手前側揺動部材80とは、通常時、つまりコンベアベルト取外し以外のときは、両部材77,80を連結したり、連結を解除したりすることができる固定金具84により連結されている。この固定金具84は、固定部材77と手前側揺動部材80との他方側端部近傍に設けられている。
固定金具84としては、例えば、パッチン錠等の留め金が用いられており、詳しくは図示しないが、手前側揺動部材80側に設けられた引掛け部84aに対して、固定部材77に設けられ上記引掛け部84aに引掛けたり、外したりすることができる受部84bを備えて構成されている。
そのため、図8(A)の状態で、手前側揺動部材80の引掛け部84aを固定部材77の受部84bから外すと、手前側揺動部材80および奥側揺動部材82等がそれらの自重で、図8(B)の矢印Aで示すように、ベルトガイドローラ73bの軸心を基点として略90度回動する。
このとき、手前側揺動部材80の一側面と固定部材77の下部側端部との間に寸法L1の隙間Sが生じる。そして、この隙間Sを利用して前記一対のコンベア部材70A,70Bの取り外しが行われるようになっている。
コンベア部材70A,70Bの取り外しは、図8(B)の状態になったとき、コンベア部材70A,70Bは、テンション用ガイドローラ74から外れており、ベルトガイドローラ73bを経由して略水平状態に張られている。
その状態のコンベア部材70A,70Bを、ベルトガイドローラ73bの外周から外すと共に、固定部材77の下部を跨ぐようにすることで取外すことができる。
そして、以上の固定部材77、手前側揺動部材80、奥側揺動部材82および固定金具84等により、前記ベルト着脱機構76が構成されている。
なお、図7に示すように、ベルト着脱機構76は、前記紙引きローラ23およびセンターシーラ31等で構成されるセンターシールユニット30の下方に配置されている。
上記テンション用ガイドローラ74は、図7、図8(A),(B)に示すように、手前側揺動部材80および奥側揺動部材82にわたって架け渡されており、上記ガイドローラ70eの一端部は、手前側揺動部材80に形成されている長孔80aに挿通され、その範囲内で任意の位置で、ボルト83で固定されるようになっている。
テンション用ガイドローラ74は、手前側揺動部材80に設けられた図略の位置調整部材により、上記長孔80aの範囲内でその長孔80aに沿った方向に移動可能となっている。そのため、テンション用ガイドローラ74に掛け回されたコンベア部材70A,70Bのテンションを調整することができるようになっている。
コンベア部材70A,70Bを取り外した後は、一対の支持プレート5A,5Bの対向面およびその近傍に付着しているシーラント等を取り除いたり、紙引きローラ23の一対のローラ23a,23bや、センターシール31の一対のローラ31a,31bの表面の清掃を行う等して、次の製袋作業に備える。
一方、次の製袋作業に着手する場合、前述のコンベア部材70A,70Bの取り外しと逆の作業により、一対の支持プレート5A,5Bにそれぞれコンベア部材70A,70Bを装着し、次いで、図8(B)の状態から、手前側揺動部材80および奥側揺動部材82を固定部材77側に近づけ、かつ係合部77b,80b同士を係合させた後、固定金具84の引掛け部84aと受部84bとを係合させて、手前側揺動部材80と固定部材77とを連結する。
図1,2に戻って、前記包装材下側搬送補助手段7と前記エンドシール装置4との間には、包装材下側搬送補助手段7および包装材上側搬送補助手段6により挟み込まれた状態で搬送される製品Pを、包装材下側搬送補助手段7からエンドシール装置4に受け渡すために中間コンベア9が設けられ、さらに、エンドシール装置4の下流側には、当該エンドシール装置4でエンドシール施工され、かつ、切断されたピロー包装体BPを所定の場所に移送する搬出コンベア10が配置されている。
本実施形態では、中間コンベア9と搬出コンベア10とが、両コンベア9,10をそれぞれ回転支持する移動ローラA,Fが、エンドシール装置4の上下一対のヒータブロック41a,41bの開閉動作に追従して、当該ヒータブロック41a,41b側に接近・離間する構成の伸縮構造となったものが用いられている。
図10に示すように、伸縮構造の中間コンベア9と搬出コンベア10とは、前記エンドシール装置4の上下一対のヒータブロック41a,41bの動きに追従して、中間コンベア9のベルト90および搬出コンベア10のベルト100が搬送方向に移動する伸縮構造となっている。
すなわち、図10(A),(B)に示すように、一対のヒータブロック41a,41bの動きに追従して、中間コンベア9と搬出コンベア10のそれぞれの移動ローラA,Fが左右方向に往復移動するように構成されている。
図10(A)では、一対のヒータブロック41a,41bが袋状となった筒状フィルムFtにエンドシールを施工するために互いに接近する動作を開始する状態であり、図10(B)では、一対のヒータブロック41a,41bが互いに当接して袋体にエンドシールを施工した状態である。
図10(A)のとき、中間コンベア9と搬出コンベア10のガイドロールE,Jおよび移動ロールA,Fが、互いに離れる方向に寸法mだけ移動し、図10(B)に示すように移動ロールA,F間に一対のヒータブロック41a,41bが入り込めるようになっている。
図10(B)でエンドシールが施工された後、一対のヒータブロック41a,41bがサイクル運動して互いに上下方向に移動したら、中間コンベア9と搬出コンベア10のガイドロールE,Jおよび移動ロールA,Fが、互いに近づく方向に寸法mだけ移動し、図11(A)の状態となるように作動する。
伸縮構造の中間コンベア9と搬出コンベア10とは対になっており、互いに向きを対向させた配置となっていること以外は、同じ構成となっている。
中間コンベア9と搬出コンベア10とは、それぞれ、ベルト90,100に対して内接する3以上の複数のローラ、つまり、中間コンベア9の移動ローラAおよび固定ローラB,C,Dと、搬出コンベア10の移動ローラFおよび固定ローラG,H,Iと、ベルト90,100に対して外接する少なくとも1つのローラ、つまり、中間コンベア9の移動ローラEと、搬出コンベア10の移動ローラJで構成されている。
中間コンベア9においては、ベルト90に係合された1つの外接する移動ローラEと1つの内接する移動ローラAとが同一方向に移動し、搬出コンベア10においては、ベルト100に係合された1つの外接する移動ローラJと1つの内接する移動ローラFとが同一方向に移動することで、移動ローラA,Fの移動長さが可変となっている。
次に、上記のような動作が可能となるような伸縮構造の概略を説明する。
中間コンベア9における移動ローラAとガイドローラEとは、仮想線で示す同一の移動ローラ取付板91に取付けられている。移動ローラ取付板91には、カム溝(図略)が形成されたカム用部材92(仮想線で示す)が連結部材93を介して連結されている。
連結部材93には、カム溝に沿って移動するカムフォロア(図略)が設けられている。
また、カム用部材92は、図示しない昇降ブロック(図略)に取付け固定されており、この昇降ブロックに下側のヒータブロック41bが取付けされている。
これに対して、搬出コンベア10における移動ローラFとガイドローラJとは、仮想線で示す同一の移動ローラ取付板101に取付けられている。移動ローラ取付板101には、カム溝(図略)が形成されたカム用部材102(仮想線で示す)が連結部材103を介して連結されている。
連結部材103には、カム溝に沿って移動するカムフォロア(図略)が設けられている。また、カム用部材102は、図示しない昇降ブロック(図略)に取付け固定されており、この昇降ブロックに下側のヒータブロック41bが取付けされている。
そのため、中間コンベア9および搬出コンベア10は、エンドシール装置4の一対のヒータブロック41a,41bの開閉動作および水平動作に追従して動作することができるようになっている。
なお、中間コンベア9および搬出コンベア10における移動ローラ取付板91,101等の構成は勝手違いであるが、同一構成となっている。
以上に説明した中間コンベア9と搬出コンベア10との伸縮構造については、本出願人が既に出願した「ヒータブロックの清掃容易な横型包装機;特開2012-188155号公報」開示された構造と略同様なので、詳細な説明は省略する。
次に、包装機M1の全体の作用を説明する。
制御装置8は、当該包装機M1の運転に際して、図略の記憶装置、操作・表示部又は報知装置と個別的に或いは相互間で情報を遣り取りしている。
包装機Mを用いてピロー包装体BPを製造しようとするときは、操作・表示部から入力して製造する袋の長さなどの基本設定値を機械に設定し、さらに、フィルム送り装置2、エンドシール装置4および製品供給装置1間の位相差を調整する。
制御装置8は、また、製品Pの供給の途絶えが検出されたことに応じて、空袋防止機能を作動させて、空袋の発生を防止するとともに、エンドシール装置4において、上下のヒータブロック41a,41bが包装フィルムFtに対して噛合い終了位置で停止したときに、上下に開いて退避させる制御、前後移動は継続して行う制御、およびその後の包装機Mの運転再開の制御を行う。
また、制御装置8は、包装材上側搬送補助手段6と包装材下側搬送補助手段7との送り速度が略同じとなるように制御している。ただし、両者6,7の送り速度は、必ずしも厳密に同期していなくても、僅かに異なる速度で送るようになっていてもよい。
以上のような構成の横型ピロー包装機Mによれば、次のような効果が得られる。
(1)筒状フィルムFtの内部に収容された製品Pは、包装材上側搬送補助手段6の押圧部材62と、包装材下側搬送補助手段7のコンベアベルト70とで挟み込まれた状態で、支持プレート5上を搬送方向下流側に搬送される。その結果、空袋防止機能が作用した場合等、搬送が急停止された場合、また転再開された場合でも、製品P1が慣性により飛び出したり、取り残されたりすることがなくなり位置ずれを防止することができ、エンドシール装置によるエンドシールを完全に施工することができ、正常なピロー包装体を製造することができる。
(2)包装材上側搬送補助手段6の押圧部材62の移動速度と包装材下側搬送補助手段7のコンベアベルト70の回動速度とが同期しているので、押圧部材62とコンベアベルト70とで、筒状フィルムFtを介して製品P1を二枚重ねの状態で挟み込んだ場合であっても、製品P1の姿勢を崩すことなく搬送できる。
(3)支持プレート5が隙間Lをあけて配置された一対の支持プレート5A,5Bで構成され、包装材下側搬送補助手段7のコンベアベルト70が一対のコンベア部材70A,70Bで構成されており、コンベア部材70A,70Bが支持プレート5A,5Bに対応しているので、筒状フィルムFtの重合する両端部を隙間Lに挿通させて容易に移送することができ、かつ筒状フィルムFtの重合する両端部にセンターシールSe1を容易に施すことができる。
(4)支持プレート5を構成する一対のプレート部材5A,5Bの裏面にはそれぞれ冷却機構50が設けられ、この冷却機構50を構成する中間プレート51と蓋板プレート52とが、前記紙引きローラ23およびセンターシール機構3のシール用ローラ部材31a,31bとの間隔をカバーする距離にわたって設けられているので、その部分のプレート部材5A,5Bを冷却することができる。その結果、プレート部材5A,5Bに掛け回された一対のコンベア部材70A,70Bに生じる、紙引きローラ23の回転駆動や、センターシール機構3のセンターシーラ31の回転駆動等による発熱からの悪影響を防止することができる。
(5)冷却機構50は、中間プレート51とこの中間プレート51に被せられる蓋板プレート52とを備え、冷却用媒体を流入させる冷却用溝51aが中間プレート51を切り抜いて形成されているので、簡単な構成、かつ製作が容易な冷却機構50とすることができる。
(6)一対のコンベア部材70A,70Bの取り外しは、大径のガイドローラ73bに設けられた固定部材77と、ガイドローラ73bの軸心を基点として揺動自在な手前側揺動部材80との固定を、固定金具84の固定状態を外し、手前側揺動部材80を揺動させたとき両者77,80の間に隙間L1が生じるので、その隙間L1を利用して取外すことができ、取外し作業が容易である。
(7)固定部材77には、大径のベルトガイドローラ73bの軸心を基点にして所定長さの円弧状長穴77aが形成されており、左右のボルト79を緩めておけば、上記軸心を基点として固定部材77を円弧状長穴77aの範囲で左右方向に揺動させることができ、所望の位置でボルト79を締め付ければよい。その結果、テンション用ガイドローラ74のテンションを微調整することができる。
(8)中間コンベア9と搬出コンベア10が伸縮構造となっており、一対のヒータ41a,41bの動きに追従して、中間コンベア9の移動ローラAと、搬出コンベア10の移動ローラFが、互いに接近、離間方向に移動可能である。これにより、中間コンベア9のベルト90からエンドシール装置4への製品P1の移載、およびエンドシール装置4から搬出コンベア10のベルト91への製品Pの移載が最良の状態で行われるので、製品P1の移載が安定したものとなる。
次に、図11を参照して、本発明の横型ピロー包装機の第2実施形態を説明する。
前記第1実施形態の横型ピロー包装機M1では、包装材下側搬送補助手段7と、その下流に配置された伸縮構造の中間コンベア9および排出コンベア10を備えた構成としたものであったが、本第2実施形態の横型ピロー包装機M2では、中間コンベアを設けずに、包装材下側搬送補助手段7Aと、その下流に配置された排出コンベア10とを備えた構成としたものである。
本第2実施形態の横型ピロー包装機M2では、中間コンベアを省略した構成となっているが、前記第1実施形態の支持プレート5の長さをエンドシール装置4側に長く延ばした形状の支持プレート5-1とし、その支持プレート5-1上に、一対のコンベア部材70-1A,70-1Bからなるコンベアベルト70-1を掛け回すことで、省略された中間コンベアの役割を果たそうとしたものである。
すなわち、この第2実施形態では、前記第1実施形態の包装材下側搬送補助手段7のガイドローラ72bを前記エンドシーラ装置4に近い位置に配置された72b1とし、上記コンベアベルト70-1がガイドローラ72bに掛け回わされるようになっている。
また、支持プレート5-1は、前記第1実施形態と同様に、一対のプレート部材5-1A,5-1Bで構成されており、また、コンベアベルト70-1は、上記一対のプレート部材5-1A,5-1Bに対応して、一対のベルト部材70-1A,70-1Bで構成されている。
さらに、一対のプレート部材5-1A,5-1Bには、図示しないが、前記第1実施形態の一対のプレート部材5A,5Bと同様に、前記冷却機構50が設けられている。
この第2実施形態では、前記第1実施形態の包装材下側搬送補助手段7のガイドローラ72bを、上述のようにエンドシーラ装置4に近い位置に配置したガイドローラ72b1とすると共に、前記中間コンベア9を省略した構成としたものであり、他の構成は第1実施形態と同じなので、同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。
なお、第2実施形態の搬出コンベア10Aは、前記第1実施形態の伸縮構造の搬出コンベア10と異なり、2本のローラ間にベルトを掛け回した構成のものである。
以上のような構成の第2実施形態の横型ピロー包装機M2によれば、前記(1)~(7)と略同様の効果の他、次のような効果が得られる。
(9)第1実施形態の中間コンベア9を省略した構成となっているので、その分、横型ピロー包装機M2の全体の構造を簡略化することができる。
次に、図12を参照して、本発明の横型ピロー包装機の第3実施形態を説明する。
本第3実施形態の横型ピロー包装機M3は、前記第第2実施形態における一対のコンベア部材70-1A,70-1Bをガイドする固定のローラ部材72b1を、移動ローラ72b2とし、この移動ローラ72b2がガイドローラ72cと共に、前記一対のヒータブロック41a,41bの41開閉動作に追従して、その各ヒータブロック41a,41bに対して、接近・離間できるような伸縮構造としたものである。
つまり、本第3実施形態では、包装材下側搬送補助手段7Bのベルトガイド機構71Bを、移動ローラ72b2とガイドローラ72cとが前記第1実施形態の中間コンベア9と同じような動作を行う伸縮構造としたものである。
今、図12の状態では、ガイドローラ72cと移動ローラ72b2とが、ヒータブロック41a,41bの開閉運動に追従して当該ヒータブロック41a,41bから離れた位置に位置しており、このとき、ヒータブロック41a,41bによるエンドシール施工が行われている状態である。
なお、搬出ローラ10の移動ローラFも、ヒータブロック41a,41bの開閉運動に追従してヒータブロック41a,41bから離れた位置にある。
これに対して、ヒータブロック41a,41bによるエンドシール施工が終了したら、そのヒータブロック41a,41bの開閉運動に追従して、ガイドローラ72cと移動ローラ72b2とがヒータブロック41a
,41bに近づく方向に移動し、製品Pを確実にエンドシール施工ができるように最適の位置にまで移動させる。
また、コンベアベルト70-2は、上記一対のプレート部材5-1A,5-1Bに対応して、一対のベルト部材70-2A,70-2Bで構成されている。この一対のベルト部材70-2A,70-2Bは、前記第2実施形態のベルト部材70-1A,70-1Bと略同じ構成であるが、上記ガイドローラ72cを経由する分、上記ベルト部材70-1A,70-1Bより全長が長くなっているので、別の符号を付してある。
なお、包装材下側搬送補助手段7Bにおける移動ローラ72b2とガイドローラ72cとは、前記第1実施形態の移動ローラAとガイドローラFとの連結構造と同様の構造により構成されている。
すなわち、移動ローラ72b2とガイドローラ72cとは、図示しない取付板、カム用部材、連結部材等とを介して連結され、連結部材には、カム溝に沿って移動するカムフォロア(図略)が設けられている。
また、カム用部材は、下側のヒータブロック41bが取付けられている昇降ブロック(図略)に取付け固定されている。
搬出コンベア10は、前記第1実施形態と同じものが用いられているので、包装材下側搬送補助手段7Bおよび搬出コンベア10は、エンドシール装置4の一対のヒータブロック41a,41bの開閉動作および水平動作に追従して動作することができるようになっている。
以上のような構成の第3実施形態の横型ピロー包装機M3によれば、前記(1)~(9)と略同様の効果を得ることができる。
以上、上記実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細については、当業者が理解し得るさまざまな変更を加えることができる。また、本発明には、上記実施形態の構成の一部又は全部を相互に適宜組み合わせたものも含まれる。
例えば、前記各実施形態では、包装材上側搬送補助手段6を、押圧部材62が長円軌道に沿って回動するように構成されているが、これに限らず、図13(A),(B)に示すような構成の包装材上側搬送装置6Aとしてもよい。
すなわち、この包装材上側搬送補助手段6Aでは、前記エンドシール装置4を構成する一対のヒータブロック41a,41bの開閉動作に追従して、移動ローラUの位置、つまり、移動ローラUの外周に設けられている押圧部材62の位置を可変な構成としたものである。
図13(A),(B)に示すように、包装材上側搬送装置6Aは、固定ローラR,SとガイドローラTおよび移動ローラUを備えて構成され、これらのローラR,S,T,Uの外周には一定間隔で押圧部材62が設けられている。
駆動ローラでもある固定ローラRに対して、固定ローラSは固定ローラRの斜め上方に配置されている。
ガイドローラTと移動ローラUとは、図示しないが、前記中間コンベア9等に適用された伸縮構造と同様の構造のように、移動ローラ取付板に回転自在に配設されており、また、この移動ローラ取付板は、図示しないカム溝等が形成されているカム用部材に連結され、これらの機構によりガイドローラTと移動ローラUは、前後方向、つまり、一対のヒータブロック41a,41bに対して接近・離間できるように構成されている。
従って、ガイドローラTと移動ローラUとを、一対のヒータブロック41a,41bの開閉動作に追従させて、矢印X1,X2方向に移動距離調整自在に移動させることができる。
今、図13(A)の状態では、一対のヒータブロック41a,41bが閉じているとき、つまり、エンドシールが施工されているとき、移動ローラ取付板に配設されているガイドローラTと移動ローラUとが、カム機構等の作動により矢印X2方向に所定距離だけ移動(短い距離の移動)し、一対のヒータブロック41a,41bから所定距離離れている状態、つまり、離間している状態である。
また、図13(B)の状態では、一対のヒータブロック41a,41bによるエンドシール加工が終了して互いに上下方向に離れた状態であり、このとき、一対のヒータブロック41a,41bの開閉動作に追従して、移動ローラ取付板に配設されているガイドローラTと移動ローラUとが、カム機構等の作動により矢印X1方向に所定距離だけ移動(長い距離の移動)し、一対のヒータブロック41a,41bに近づいている状態、つまり、近接した状態である。
そして、このような実施形態では、横型ピロー包装機の全体長さ等に違いのある各種機種に対応することができる。
また、前記第1,3実施形態では、筒状フィルムFtに内包された製品Pは2個であったが、これに限らず、第2実施形態でも2個の製品P1を収納してもよいし、第1,3実施形態に1個の製品Pを収納するようにしてもよい。
さらに、前記各実施形態では、製筒器に向かって上方の原反ローラから帯状フィルムが繰出される形態の正ピロー型横型ピロー包装機M1等が適用されていたが、これに限らず、本発明は、製筒器に向かって下方の原反ローラから帯状フィルムが繰出される形態の逆ピロー型横型ピロー包装機に適用することもできる。
本発明は、製品を内包する筒状フィルムの搬送中にその筒状フィルムが急停止した場合等でも、製品が筒状フィルムに対してずれないようにする際に利用できる。
M1 横型ピロー包装機(第1実施形態)
M2 横型ピロー包装機(第2実施形態)
M3 横型ピロー包装機(第3実施形態)
1 製品供給装置
2 フィルム送り装置
センターシール装置
4 エンドシール装置
5 包装材搬送支持プレート
5A 一方のプレート部材
5B 他方のプレート部材
6 包装材上側搬送補助手段
7 包装材下側搬送補助手段
8 制御装置
9 中間コンベア
10 搬出コンベア
21 紙送りローラ
22 製筒器
23 紙引きローラ
31 センターシーラ
50 冷却機構
51 中間プレート
52 裏蓋プレート
53 支持ブロック
55 支持ブロック
62 押圧部材
70 コンベアベルト
71 ベルトガイド機構
76 コンベア着脱機構
77 固定部材
80 手前側揺動部材
82 奥側揺動部材
84 固定金具
Fr 原反ロール
Fw 帯状包装材
Ft 筒状包装材
P 製品P(被包装品)
Bp ピロー包装体

Claims (10)

  1. 原反ロールから連続して繰り出される帯状の包装材を筒状に形成する製筒器と、
    前記製筒器により形成された筒状包装材に製品を一定間隔で順次供給する製品供給装置と、
    前記製筒器の下流側に配置され前記製品を内包する前記筒状包装材を搬送可能に支持する包装材搬送支持プレートと、
    前記包装材搬送支持プレートの下面側に設けられ前記筒状包装材の重合端に縦シールを施工するセンターシール装置と、
    前記包装材搬送支持プレートの上面側に配置されると共に前記筒状包装材を介して前記包装材搬送支持プレートとにより前記製品を押圧した状態で当該製品の下流側への搬送を補助する包装材上側搬送補助手段と、
    前記センターシール装置の下流側に配置されると共に前記筒状包装材の流れ方向の端部を挟み込んでヒートシールを施すエンドシール装置と、を備えた横型ピロー包装機において、
    前記包装材搬送支持プレートと当該包装材搬送支持プレートの下面側に配置されたベルトガイド機構とにガイドされて摺動するコンベアベルトを有し、かつ、前記コンベアベルトと前記包装材上側搬送補助手段とにより前記筒状包装材を介して前記製品を挟み込んだ状態で当該製品の下流側への搬送を補助する包装材下側搬送補助手段を備えて構成したことを特徴とする横型ピロー包装機。
  2. 請求項1に記載の横型ピロー包装機において、
    前記包装材上側搬送補助手段と包装材下側搬送補助手段との前記包装材搬送速度を同期させたことを特徴とする横型ピロー包装機。
  3. 請求項1または請求項2に記載の横型ピロー包装機において、
    前記包装材搬送支持プレートを、前記筒状包装材の搬送方向に沿って左右に前記筒状包装材の重合する端部同士が挿通可能な間隔をおいて配置された一方と他方の一対のプレート部材で構成し、
    前記一対のプレート部材のそれぞれに対応させて前記ベルトガイド機構を設けたことを特徴とする横型ピロー包装機。
  4. 請求項3に記載の横型ピロー包装機において、
    前記ベルトガイド機構を、当該横型ピロー包装機の本体部に設けられ前記筒状包装材の搬送方向と直交する方向に突出して設けられた少なくとも4本のガイドローラを備えて構成したことを特徴とする横型ピロー包装機。
  5. 請求項3または請求項4に記載の横型ピロー包装機において、
    前記一対のプレート部材のそれぞれの裏面でかつ前記間隔側の一部に前記各プレート部材を冷却する冷却機構を設け、
    前記各冷却機構を、前記各プレート部材の裏面に固着されると共に一部に溝部が形成された中間プレートと、この中間プレートを覆いかつ前記溝部を密閉空間とする裏蓋プレートと、前記溝部内に流入される冷却用媒体と、で構成したことを特徴とする横型ピロー包装機。
  6. 請求項5に記載の横型ピロー包装機において、
    前記溝部を前記筒状包装材の移送方向に沿って長い略U字形状に形成すると共に、開放側一方の端部を前記冷却用媒体の供給側とし、開放側他方の端部を前記冷却用媒体の排出側としたことを特徴とする横型ピロー包装機。
  7. 請求項6に記載の横型ピロー包装機において、
    前記冷却用媒体を冷却水で構成したことを特徴とする横型ピロー包装機。
  8. 請求項6に記載の横型ピロー包装機において、
    前記冷却用媒体を圧縮空気で構成したことを特徴とする横型ピロー包装機。
  9. 請求項4ないし請求項8のいずれか一項に記載の横型ピロー包装機において、
    前記4本のガイドローラのうち前記一対のプレート部材の下方に配設されている一方のガイドローラの先端近傍に、前記コンベアベルトを構成する一対のコンベア部材のそれぞれを前記4本のガイドローラに対して着脱可能とするコンベア着脱機構を設けたことを特徴とする横型ピロー包装機。
  10. 請求項9に記載の横型ピロー包装機において、前記コンベア着脱機構を、機械本体に設けられた固定部材と、この固定部材の一端側を基点として揺動自在な手前側揺動部材と、前記固定部材および前記手前側揺動部材を固定する固定金具と、を備えて構成し、
    前記固定部材に対して前記手前側揺動部材を揺動させたとき、前記手前側揺動部材の一側面と前記固定部材の一側面との間に前記一対のコンベア部材の抜き出し用隙間が形成されていることを特徴とする横型ピロー包装機。
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