JP7134142B2 - 情報処理装置およびデータ管理方法 - Google Patents

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Description

開示の実施形態は、情報処理装置およびデータ管理方法に関する。
従来、書き換え可能な不揮発性メモリとして、データ格納用フラッシュメモリであるデータフラッシュを備えた情報処理装置が知られている。かかる情報処理装置には、たとえば車両に搭載される電子制御装置(ECU:Electronic Control Unit)やカーナビゲーション装置などがある(たとえば、特許文献1参照)。
データフラッシュは、同じく書き換え可能な不揮発性メモリであるEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)に比べて記憶素子ごとの書き込み可能回数が少ない。このため、データフラッシュを利用する場合、EEPROM相当の書き込み回数を保証するために、データの格納領域を複数のブロックに分割し、複数のデータをかかるブロックごとにまとめて書き込むなどの方法がとられる。
なお、このようにブロック単位での書き込みを行う場合、書き込み結果は、たとえばブロックごとのチェックサム値によって管理される。
特開2014-182438号公報
しかしながら、上述した従来技術には、データフラッシュに格納されたデータごとの書き込み結果を判別可能にするうえで、更なる改善の余地がある。
すなわち、上述した従来技術のように、書き込み結果がブロックごとのチェックサム値によって管理される場合、各データの書き込み結果については判別することができない。したがって、チェックサム値によるエラーが検出された場合、ブロック内のすべてのデータを破棄せざるを得ない。
実施形態の一態様は、上記に鑑みてなされたものであって、データフラッシュに格納されたデータごとの書き込み結果を判別可能にすることができる情報処理装置およびデータ管理方法を提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係る情報処理装置は、データフラッシュと、キャッシュと、メモリ制御部とを備える。前記データフラッシュは、データがブロック単位で読み書きされる複数のブロック領域、および、前記ブロック領域にそれぞれ対応する管理領域を有する。前記キャッシュは、起動時において前記ブロック領域のいずれか1つからデータが読み出される。前記メモリ制御部は、前記データフラッシュおよび前記キャッシュの間でデータを読み書きさせる。また、前記メモリ制御部は、前記キャッシュに展開されたデータを前記ブロック領域のいずれか1つへ書き込む場合に、データごとの書き込み結果を前記管理領域へ書き込む。
実施形態の一態様によれば、データフラッシュに格納されたデータごとの書き込み結果を判別可能にすることができる。
図1は、比較例に係るデータ管理方法の概要説明図である。 図2は、実施形態に係るデータ管理方法の概要説明図である。 図3は、実施形態に係る車載装置のブロック図である。 図4は、実施形態に係るデータフラッシュのブロック図である。 図5は、実施形態に係るデータ管理方法の説明図である。 図6は、実施形態に係る管理領域の構成の一例を示す図である。 図7は、実施形態に係る車載装置が実行する処理手順を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本願の開示する情報処理装置およびデータ管理方法の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
また、以下では、実施形態に係る情報処理装置が、車両に搭載され、書き換え可能な不揮発性メモリとしてデータフラッシュを備える車載装置10である場合を例に挙げて説明する。
まず、説明を分かりやすくするために、実施形態に係るデータ管理方法の説明に先立って、比較例に係るデータ管理方法について図1を用いて説明しておく。図1は、比較例に係るデータ管理方法の概要説明図である。
図1に示すように、比較例に係るデータ管理方法では、データフラッシュ112bは、複数のブロックごとに管理される。なお、以下では、図1に示すように、データフラッシュ112bはブロック#1~#3の3つのブロックを有するものとして説明を進める。無論、ブロックの数を限定するものではない。
これらブロック#1~#3はそれぞれ、同図に示すように、管理領域とデータ領域とを有する。管理領域は、書き込み回数が格納される。データ領域は、複数のデータと、ブロックごとのチェックサム値とが格納される。
そして、これらブロック#1~#3は、図中の矢印101に示すように、前述の書き込み回数に応じてローテーションされつつ用いられる。たとえば、比較例に係る車載装置10は、電源オンなどによる起動時に、最も書き込み回数が大きい管理領域に基づいて直近(その時点で最新)のデータ格納領域であるブロックを特定し、該当のブロックからキャッシュ111bへのデータの読み出し(図中の「起動時読み出し」参照)を行う。
そして、車載装置10において実行される各種のアプリケーション(以下、「アプリ」と言う)は、かかる起動時においてキャッシュ111bに展開された各データに対し、各処理に応じて要求される読み出しおよび書き込み(図中の「要求時読み出し」および「要求時書き込み」参照)を適宜行う。なお、図中のアプリRAM(Random Access Memory)は、後述するメインメモリ111a(図3参照)において各アプリが用いるメモリ領域に相当する。
そして、動作中の車載装置10において各アプリによって適宜更新されたキャッシュ111bの各データは、車載装置10の終了時またはスリープモードへの移行時において、たとえばブロック#1~#3のうち、ローテーション上、次なる書き込み面となるブロックへ一括に書き込まれる。また、そのときの書き込み結果は、前述のチェックサム値として格納される。
ただし、一括に書き込まれたブロックごとのチェックサム値であるので、同図に示すように、書き込み失敗のデータの特定まではできない。したがって、比較例に係るデータ管理方法では、チェックサムエラー時にはブロックごとデータを破棄せざるを得ない状況が生じてしまう。
そこで、実施形態に係るデータ管理方法では、データフラッシュ112bのブロック#1~#3ごとの管理領域に対し、ブロック内のデータごとの書き込み結果を管理する「書き込み結果」項目をさらに設けることとした。
図2は、実施形態に係るデータ管理方法の概要説明図である。具体的には、同図に示すように、実施形態に係るデータ管理方法では、データフラッシュ112bのブロック#1~#3をそれぞれ管理する管理領域#1~#3に対し、ブロック#1~#3にそれぞれ書き込まれるデータA~E…それぞれの書き込み結果を示す「書き込み結果」項目を設けることとした。
同図に示すように、かかる「書き込み結果」項目は、データA~E…の書き込み結果をビットマップ化するものであり、キャッシュ111bからデータフラッシュ112bへの書き込み時に、書き込み「成功」か「失敗」かを示す「0」か「1」かがデータA~E…ごとに格納される。
したがって、実施形態に係るデータ管理方法では、データごとの書き込み「成功」または「失敗」を判別することが可能となるため、エラー時のブロックごとのデータ破棄が不要となる。
たとえば、実施形態に係るデータ管理方法では、車載装置10は、次回の「起動時読み出し」に際して、書き込み失敗のデータに対しては既定の初期値やフェイルセーフ値をセットしつつ、ブロックの内容を読み出してキャッシュ111bへ展開することで、データを破棄することなく、また、各アプリの各処理に支障をきたすことなく、各アプリにデータを用いさせることができる。
このように、実施形態に係るデータ管理方法によれば、データフラッシュ112bに格納されたデータごとの書き込み結果を判別可能にすることができる。
以下、上述した実施形態に係るデータ管理方法を適用した車載装置10の構成例について、具体的に説明する。
図3は、実施形態に係る車載装置10のブロック図である。また、図4は、実施形態に係るデータフラッシュ112bのブロック図である。なお、図3および図4では、本実施形態の特徴を説明するために必要な構成要素のみを機能ブロックで表しており、一般的な構成要素についての記載を省略している。
換言すれば、図3および図4に図示される各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。例えば、各機能ブロックの分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することが可能である。
図3に示すように、実施形態に係る車載装置10は、記憶部11と、制御部12とを備える。記憶部11は、RAM111と、ROM(Read Only Memory)112とを有する。RAM111は、メインメモリ111aと、キャッシュ111bとを含む。ROM112は、プログラム格納部112aと、データフラッシュ112bとを含む。
メインメモリ111aは、車載装置10の主記憶部であって、後述するアプリケーション実行部121が実行する各種のアプリによって用いられる。キャッシュ111bは、メモリアクセスを高速化するためのキャッシュメモリである。
プログラム格納部112aは、たとえばマスクROMであって、アプリケーション実行部121が実行する各種のアプリに該当するプログラム、および、後述するメモリ制御部122が実行するプログラムが格納されている。
データフラッシュ112bは、データ格納用フラッシュメモリであって、図4に示すように、管理領域112baと、ブロック領域112bbとを有する。管理領域112baは、図2に示した管理領域#1~#3に対応する。ブロック領域112bbは、同じく図2に示したブロック#1~#3に対応する。
制御部12は、コントローラ(controller)であり、たとえば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、プログラム格納部112aに記憶されている各種プログラムがRAM111を作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部12は、たとえば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現することができる。
制御部12は、アプリケーション実行部121と、メモリ制御部122とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。
アプリケーション実行部121は、車載装置10の機能に該当する各種のアプリを実行する。また、アプリケーション実行部121は、かかるアプリが実行する各処理において、必要に応じ、上述した「要求時読み出し」および「要求時書き込み」(図1参照)を適宜行う。
メモリ制御部122は、たとえば電源オンにより車載装置10が起動するに際して、上述した「起動時読み出し」(図1参照)、すなわちデータフラッシュ112bにおいて直近のデータが格納されているブロック領域112bbからデータを読み出してキャッシュ111bへ展開する処理を行う。
また、メモリ制御部122は、たとえば電源オフによる終了時やスリープモードへの移行時において、上述した「終了時書き込み」(図1参照)、すなわちキャッシュ111bへ展開されている各データを一括に、ローテーション上、次なる書き込み面となるブロック領域112bbへ書き込む処理を行う。
ここで、図5および図6を用いてより具体的に、車載装置10におけるデータ管理方法について説明する。図5は、実施形態に係るデータ管理方法の説明図である。図6は、実施形態に係る管理領域112baの構成の一例を示す図である。
なお、図5および図6では、キャッシュ111bにおいて、IDが異なる各データ、たとえばセンサ関連データ1~3およびバッテリ関連データ1~3が展開され、これらがデータフラッシュ112bのブロック#1~#3へローテーションしつつ格納される場合を例に挙げる。
たとえばデータフラッシュ112bのブロック#1に格納された場合、格納された各データ名称の末尾には、「_#1」を付して表すこととする。
まず、「起動時読み出し」から説明する。図5に示すように、たとえば電源オンにより車載装置10が起動するに際して、メモリ制御部122は、データフラッシュ112bの管理領域#1~#3を参照し、今回の起動に際して読み出すべきブロック#1~#3を特定する。
ここで、管理領域112ba(すなわち、管理領域#1~#3)は、図6に示すように、ユーザデータ領域に、「書き込み回数」項目と、「読み出しINDEX」項目と、「書き込み結果」項目とを有する。
メモリ制御部122は、管理領域#1~#3それぞれの「書き込み回数」項目を参照し、管理領域#1~#3のうちで最も書き込み回数の大きいものを特定する。そして、メモリ制御部122は、特定した管理領域の「読み出しINDEX」項目を参照する。
「読み出しINDEX」項目には、ブロック#1~#3のうち、前回終了時に書き込まれた書き込み面、言い換えれば、直近のデータ格納領域であり、次回起動時の読み出し面となるブロックを指し示すINDEX(アドレス)が格納されている。なお、かかるINDEXそのものの妥当性を担保するため、「読み出しINDEX」項目には、ミラーリング、すなわち同じINDEX値が二重化されて書き込まれてもよい。
また、「書き込み結果」項目には、「読み出しINDEX」項目が示すブロックにおける各データの書き込み結果が、ビットマップ化されて格納されている。すなわち、同図に示すように、前回終了前にキャッシュ111bに展開されていたデータの1つずつが「書き込み結果」項目の各ビットに割り当てられ、書き込み成功時には「0」が、書き込み失敗時には「1」が、それぞれ格納されている。
すなわち、メモリ制御部122は、「読み出しINDEX」項目から特定した次回起動時の読み出し面となるブロックにおける各データの良否を、かかる「書き込み結果」項目の格納値に基づいて判別することとなる。
図5に戻り、次回起動時の読み出し面、すなわち「起動時読み出し」の読み出し面は、ブロック#1であったものとする。かかる場合、メモリ制御部122は、「起動時読み出し」において、ブロック#1から各データを読み出す。このとき、メモリ制御部122は、前述の「書き込み結果」項目が示す書き込み失敗のデータについては、既定の初期値またはフェイルセーフ値をセットしつつ、キャッシュ111bへ展開する。
なお、かかる「起動時読み出し」時には、読み出しエラーが生じる可能性もある。したがって、メモリ制御部122は、書き込みは成功していたが、読み出し時にエラーの生じたデータについても、前述の初期値またはフェイルセーフ値をセットするようにしてもよい。
これにより、各アプリの処理に支障をきたすことなく、各アプリにキャッシュ111bへ展開した各データを利用させることができる。
そして、同図に示すように、メモリ制御部122は、「終了時書き込み」に際しては、キャッシュ111bへ展開され、車載装置10の動作中に適宜更新されたキャッシュ111bの各データを、ローテーション上、次なる書き込み面となるブロック(ここでは、ブロック#2)へ一括に書き込む。
あわせて、メモリ制御部122は、「起動時読み出し」に際しての読み出し面であったブロック#1の管理領域#1において、カウントアップした書き込み回数を「書き込み回数」項目へ書き込む。また、メモリ制御部122は、次回起動時の読み出し面、ここではブロック#2を示すINDEXを「読み出しINDEX」項目へ書き込む。また、メモリ制御部122は、かかるブロック#2への書き込み時における各データの書き込み結果を、「書き込み結果」項目へ書き込む。
なお、図5および図6を用いた説明では、メモリ制御部122は、書き込み失敗のデータについては、読み出しつつ、初期値またはフェイルセーフ値をセットすることとしたが、読み出しそのものを省くようにしてもよい。これにより、処理の効率化を図ることができる。
また、図6では、バイト数や、書き込み結果における各データのビット位置まで規定した管理領域112baの構成の一例を示したが、あくまで一例であって、当該バイト数や当該ビット位置を限定するものではない。
また、図6に示した「書き込み結果」項目は、「読み出しINDEX」項目と同様に、ミラーリングされてもよい。
次に、実施形態に係る車載装置10が実行する処理手順について、図7を用いて説明する。図7は、実施形態に係る車載装置10が実行する処理手順を示すフローチャートである。
図7に示すように、まず車載装置10が起動されると(ステップS101)、メモリ制御部122が、管理領域112baの書き込み回数に基づいて読み出し面を特定する(ステップS102)。
そして、メモリ制御部122は、該当の読み出し面を読み出し(ステップS103)、書き込み結果または読み出し結果が失敗のデータがあるか否かを判定する(ステップS104/ステップS105)。
そして、メモリ制御部122は、書き込み結果または読み出し結果が失敗のデータがある場合(ステップS104,Yes/ステップS105,Yes)、該当データに初期値またはフェイルセーフ値をセットする(ステップS106)。書き込み結果または読み出し結果が失敗のデータがない場合(ステップS104,No/ステップS105,No)、そのままステップS107へ移行する。
そして、メモリ制御部122は、キャッシュ111bへデータを展開する(ステップS107)。そして、メモリ制御部122は、アプリの要求に基づくキャッシュ管理を行う(ステップS108)、すなわち、各アプリの要求に応じて適宜キャッシュ111b上の各データを更新する。
そして、メモリ制御部122は、車載装置10が終了またはスリープモードへ移行するか否かを判定する(ステップS109)。車載装置10が終了しないまたはスリープモードへ移行しない場合(ステップS109,No)、ステップS108からの処理を繰り返す。
また、メモリ制御部122は、車載装置10が終了またはスリープモードへ移行する場合(ステップS109,Yes)、ローテーション上、次回起動時の読み出し面となる書き込み面を特定する(ステップS110)。
そして、メモリ制御部122は、現時点でのキャッシュ111bのデータ1セット分を同時に書き込む(ステップS111)。そして、メモリ制御部122は、該当の管理領域112baに、書き込み回数、読み出しINDEXおよび各データの書き込み結果を書き込み(ステップS112)、処理を終了する。
上述してきたように、実施形態に係る車載装置10(「情報処理装置」の一例に相当)は、データフラッシュ112bと、キャッシュ111bと、メモリ制御部122とを備える。データフラッシュ112bは、データがブロック単位で読み書きされる複数のブロック領域112bb、および、ブロック領域112bbにそれぞれ対応する管理領域112baを有する。キャッシュ111bは、起動時においてブロック領域112bbのいずれか1つからデータが読み出される。メモリ制御部122は、データフラッシュ112bおよびキャッシュ111bの間でデータを読み書きさせる。また、メモリ制御部122は、キャッシュ111bに展開されたデータをブロック領域112bbのいずれか1つへ書き込む場合に、データごとの書き込み結果を管理領域112baへ書き込む。
したがって、実施形態に係る車載装置10によれば、データフラッシュ112bに格納されたデータごとの書き込み結果を判別可能にすることができる。
また、メモリ制御部122は、上記書き込み結果とともに、キャッシュ111bに展開されたデータが直近に書き込まれたブロック領域112bbを示す読み出しINDEX(「インデックス情報」の一例に相当)を管理領域112baへ書き込み、起動時において当該読み出しINDEXに基づいてブロック領域112bbからデータを読み出すに際して、上記書き込み結果からデータそれぞれの良否を判別する。
したがって、実施形態に係る車載装置10によれば、データごとに、かかるデータを採用しても良いか否かを判別することができる。
また、メモリ制御部122は、ブロック領域112bbからデータを読み出す前に、上記書き込み結果からデータそれぞれの良否を判別する。
したがって、実施形態に係る車載装置10によれば、ブロック領域112bbからデータを読み出す前に、データの良否を把握して、異常なデータについて適切に処置することが可能となる。
また、メモリ制御部122は、上記書き込み結果から書き込みに失敗したデータが判別された場合に、該当するデータに対し、既定の初期値またはフェイルセーフ値をセットしてキャッシュ111bへ展開する。
したがって、実施形態に係る車載装置10によれば、車載装置10が実行する各アプリの動作に支障をきたすのを防ぐことができる。
なお、上述した実施形態では、情報処理装置が車載装置10であることとしたが、書き換え可能な不揮発性メモリとしてデータフラッシュを備える情報処理装置であればよく、無論、車両に搭載されるか否かを問うものではない。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
10 車載装置
11 記憶部
12 制御部
111 RAM
111a メインメモリ
111b キャッシュ
112 ROM
112a プログラム格納部
112b データフラッシュ
112ba 管理領域
112bb ブロック領域
121 アプリケーション実行部
122 メモリ制御部

Claims (6)

  1. データがブロック単位で読み書きされる複数のブロック領域、および、前記ブロック領域にそれぞれ対応する管理領域を有するデータフラッシュと、
    起動時において前記ブロック領域のいずれか1つからデータが読み出されるキャッシュと、
    前記データフラッシュおよび前記キャッシュの間でデータを読み書きさせるメモリ制御部と
    を備え、
    前記メモリ制御部は、
    前記キャッシュに展開されたデータを前記ブロック領域のいずれか1つへ書き込む場合に、データごとの書き込み結果を前記管理領域へ書き込む
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記メモリ制御部は、
    前記書き込み結果とともに、前記キャッシュに展開されたデータが直近に書き込まれた前記ブロック領域を示すインデックス情報を前記管理領域へ書き込み、起動時において当該インデックス情報に基づいて前記ブロック領域からデータを読み出すに際して、前記書き込み結果からデータそれぞれの良否を判別する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記メモリ制御部は、
    前記ブロック領域からデータを読み出す前に、前記書き込み結果からデータそれぞれの良否を判別する
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記メモリ制御部は、
    前記書き込み結果から書き込みに失敗したデータが判別された場合に、該当するデータに対し、既定の初期値またはフェイルセーフ値をセットして前記キャッシュへ展開する
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の情報処理装置。
  5. 車両に搭載される車載装置である
    ことを特徴とする請求項1~4のいずれか一つに記載の情報処理装置。
  6. データがブロック単位で読み書きされる複数のブロック領域、および、前記ブロック領域にそれぞれ対応する管理領域を有するデータフラッシュと、起動時において前記ブロック領域のいずれか1つからデータが読み出されるキャッシュとを備える情報処理装置を用いたデータ管理方法であって、
    前記データフラッシュおよび前記キャッシュの間でデータを読み書きさせるメモリ制御工程を含み、
    前記メモリ制御工程は、
    前記キャッシュに展開されたデータを前記ブロック領域のいずれか1つへ書き込む場合に、データごとの書き込み結果を前記管理領域へ書き込む
    ことを特徴とするデータ管理方法。
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