JP7131864B1 - 水耕栽培装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】水耕栽培装置の簡素化、設置作業及びメインテナンス時間の短時間化及び費用の低廉化並びに植物の収容量の増大化を実現できる水耕栽培装置を提供する。【解決手段】液体により植物を育てるための水耕栽培装置であって、前記植物が載置されるカップを保持するための複数の保持部を有する構成要素を備え、前記複数の保持部は、前記構成要素の中央軸心に関し周方向に離間配置され、前記構成要素は異物の移動を係止し前記液体の流れを維持するための突起部を有する水耕栽培装置。【選択図】図1

Description

本発明は、野菜等の植物を育てるための水耕栽培装置及び魚等の水生動物を飼育するための魚介類飼育装置を組み合わせて構成されるアクアポニックスシステムに用いる、養液栽培を実行する水耕栽培装置に関するものである。
従来より、生産物の成長に必要な養水分(化学肥料又は有機肥料)を液肥として利用する水耕栽培や、水耕栽培装置と魚を飼育するための魚介類飼育装置とを組み合わせて魚の飼育水を両装置間に循環させて生産物を育てる、循環型のアクアポニックスが利用されている。
特許文献1は、アクアポニックスを利用するアクアポニックスシステムを開示する。従来のアクアポニックスシステムは、魚を養殖するための飼育槽の上に、植物が栽培される栽培ベッドが複数段配置され、各栽培ベッドには、ベルサイフォンが設けられる構成である。このベルサイフォンにより、液体が供給される倍以上の速さ及び勢いで液体を排出し排出管の詰まりや異物の付着が予防され、複数のベルサイフォンを連結した排出管から一気に液体を排出することで飼育槽に貯留した液体に十分な酸素を供給することができる。
特開2017-139980号公報
特許文献1に開示されるアクアポニックスシステムでは、複数の栽培ベッドが、鉛直方向に配置され、給水ポンプにより給水管を介し各栽培ベッドへ液体が供給される。また、各栽培ベッドから排出される液体は、排出管を介し飼育槽に供給される。このように、特許文献1のアクアポニックスシステムは、各栽培ベッドから飼育槽へ液体を供給するためのポンプやベルサイフォンを備える必要があるため、栽培ベッドの構成のコンパクト化が難しく、結果としてアクアポニックスシステムの設置及びメインテナンスの時間の短縮化や、設置費用及びメインテナンス費用の低廉化が難しい。
また、特許文献1のアクアポニックスシステムの栽培ベッドは、平面視において矩形状である。よって、栽培ベッドが収容できる植物の収容量を高めるためには、栽培ベッドの水平方向の面積を大きくする必要があり、アクアポニックスシステムが設置される場所によっては収容量を増やすことが難しい。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものである。すなわち、本発明は、水耕栽培装置の簡素化、設置作業及びメインテナンス時間の短時間化及び費用の低廉化、並びに収容量の拡大化を実現できる水耕栽培装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、液体により植物を育てるための水耕栽培装置(回転・固定)であって、
前記植物が載置されるカップを保持するための複数の保持部を有する構成要素を備え、
前記複数の保持部は、前記構成要素の中央軸心に関し周方向に離間配置され、
前記構成要素は前記植物が生成する根を係留するための突起部を有する。
また、本発明の水耕栽培装置の第2の態様(回転・固定)によれば、第1の態様の水耕栽培装置であって、前記突起部を介し前記保持部へ前記液体が流れる流路を備える。
さらに、本発明の水耕栽培装置の第3の態様(回転)によれば、第1又は第2の態様の水耕栽培装置であって、前記構成要素は、鉛直方向に関し、第1の面と前記第1の面より下方に位置する第2の面とを有し、前記第2の面は前記液体を外部に排出するための排出路を有する。
本発明の水耕栽培装置の第4の態様(回転)によれば、第1乃至第3の態様のいずれか一の水耕栽培装置であって、前記水耕栽培装置が、前記中央軸心に関し回転可能に支持されている。
本発明の水耕栽培装置の第5の態様(固定)によれば、第1又は第2の態様の水耕栽培装置であって、前記構成要素は、前記液体を貯留される凹部を有し、前記凹部を規定する壁部の周囲に前記突起部が配置される。
さらに、本発明の水耕栽培装置の第6の態様によれば、第1乃至第5の態様のいずれか一の水耕栽培装置であって、カップを備え、前記カップは、種が配置される配置領域と、
前記配置領域の周囲に配置される複数の第1の突起部と、
前記第1の突起部の周囲に配置される貫通穴と、
前記配置領域へ液体が流れる流路と、を有し、
前記流路の近くに配置される一の前記第1の突起部は、他の前記第1の突起部より長手方向長さが短い。
本発明の水耕栽培装置の第7の態様によれば、第6の態様の水耕栽培装置であって、前記複数の突起部の上方に前記種から生成される部位を保持するための第2の突起部が、平面視において、前記第1の突起部を囲むように配置される。
なお、本明細書において、水耕栽培装置は、簡素な構成にも拘わらず、植物の養育に必要な養水分に化学肥料を用いる養液栽培を行うための装置や、化学肥料を利用せずに、家畜小屋の糞尿・鰹煮汁・植物の浸漬液、雑草液といった動植物質の肥料を用いる有機栽培を行うための養液栽培装置を意味する。また、生産物とは、化学肥料の使用の有無に拘わらず、野菜、果物、果樹、花等の植物や、魚貝類等の水生動物を意味する。本明細書において、種とは、野菜、果物、果樹、花等の植物の種を意味する。
本発明に係る水耕栽培装置によれば、植物が配置される複数の植物容器に関連する流路が共有される構成であるので、水耕栽培装置及びカップの簡素化、水耕栽培装置の設置作業及びメインテナンスの時間短縮、設置費用の低廉化並びに植物の収容量の増大化を実現できる。
本発明の第1の実施形態に係る水耕栽培装置を示す概略図である。 (a)は、本発明の第1の実施形態に係る水耕栽培装置の第1の構成要素を示す斜視平面図であり、(b)は、本発明の第1の実施形態に係る水耕栽培装置の第1の構成要素に示す斜視裏面図である。 (a)は、本発明の第1の実施形態に係る水耕栽培装置の第2の構成要素を示す斜視平面図であり、(b)は、本発明の第1の実施形態に係る水耕栽培装置の第2の構成要素に示す斜視裏面図である。 (a)は、本発明の第1の実施形態に係る水耕栽培装置の第3の構成要素を示す斜視平面図であり、(b)は、本発明の第1の実施形態に係る水耕栽培装置の第3の構成要素に示す斜視裏面図である。 本発明の第2の実施形態に係る水耕栽培装置を示す概略斜視図である。 (a)は、本発明の第2の実施形態に係る水耕栽培装置の第1の構成要素、第2の構成要素、第3の構成要素を主として示す概略図であり、(b)は、本発明の第2の実施形態に係る水耕栽培装置の第2の構成要素を示す斜視平面図であり、(c)は、本発明の第2の実施形態に係る水耕栽培装置の第2の構成要素を示す斜視裏面である。 (a)は、本発明の第2の実施形態に係る水耕栽培装置の第3の構成要素を示す斜視平面図であり、(b)は、本発明の第2の実施形態に係る水耕栽培装置の第3の構成要素を示す斜視裏面図である。 (a)は、本発明の実施形態に係るカップを示す平面図であり、(b)は、本発明の実施形態に係るカップのカップ本体を示す平面図であり、(c)は、本発明の実施形態に係るカップを示す斜視裏面図である。 (a)は、本発明の第1の実施形態に係る水耕栽培装置の第4の構成要素を示す平面図であり、(b)は、本発明の第1の実施形態に係る水耕栽培装置の第4の構成要素を示す正面図である。
以下に、本発明の実施形態である水耕栽培装置について図面を参照しつつ説明する。なお、以下の説明において、同一の構成については、同一の符号を付し、その説明を省略又は簡略化する。
〔第1の実施形態(Diamond Queen)〕
図1は、本発明の第1の実施形態に係る水耕栽培装置101を示す概略斜視図であり、図2(a)は、本発明の第1の実施形態に係る水耕栽培装置101の第1の構成要素103を示す斜視平面図であり、図2(b)は、本発明の第1の実施形態に係る水耕栽培装置101の第1の構成要素103に示す斜視裏面図であり、図3(a)は、本発明の第1の実施形態に係る水耕栽培装置101の第2の構成要素105を示す斜視平面図であり、図3(b)は、本発明の第1の実施形態に係る水耕栽培装置101の第2の構成要素105に示す斜視裏面図であり、図4(a)は、本発明の第1の実施形態に係る水耕栽培装置101の第3の構成要素203を示す斜視平面図であり、図4(b)は、本発明の第1の実施形態に係る水耕栽培装置101の第3の構成要素203に示す斜視裏面図であり、図9(a)は、本発明の第1の実施形態に係る水耕栽培装置101の第4の構成要素701を示す平面図であり、図9(b)は、本発明の第1の実施形態に係る水耕栽培装置の第4の構成要素701に示す正面図である。
本実施形態は、養液栽培により野菜等の植物を育てるための水耕栽培装置101である。水耕栽培装置101は、鉛直方向、すなわち回転軸心(中央軸心)X方向に延在する回転軸111に固定される。なお、回転軸111は、回転可能に支持されていることは言うまでもない。また、参照符号113は、液体供給管を示し、本実施形態は、2つの液体供給管113を備え、図示しない液体源からの液体の流路を形成する。また、水耕栽培装置101は、その最上段には、円筒状のカバー部材102を備え、カバー部材102は、後述する第1の構成要素103に装着される。さらに、水耕栽培装置101は、その最下段にボトム部材115を備え、ボトム部材115により、水耕栽培装置101内に供給される液体が予期せずに、水耕栽培装置101の外部に排出されることを防止できる。
第1の構成要素103は、第2の構成要素105と相補的な形状を有し、第1の構成要素103が第2の構成要素105に装着されると、第1及び第2の構成要素103、105により規定される内部空間が略封鎖される。第1の構成要素は、平面視において、回転軸心Xの周方向に関し等間隔に配置され、同形状の5つの凸部領域を有する。また、平面視に関し第1の構成要素103の中央部120の中心には、回転軸111に装着される貫通穴118が設けられている。
中央部120には、複数の羽根部材117が同軸に設けられ、互いに同形状である。羽根部材117は、回転軸心X方向に延びる基部117aと、基部117aに対し傾斜する方向に延在する傾斜部117bと、を有する。本構成において、液体供給管113から鉛直方向下方に落下する液体の、傾斜部117bに対する付勢力により、水耕栽培装置101が時計方向に回転する回転力が生成される。
なお、羽根部材117の数や形状は、液体が供給されることにより、回転力を発生できる形状である範囲において、その数や形状については適宜変更できる。さらに、本実施形態では、水耕栽培装置101と回転軸111とが一体として回転する構成であるが、回転軸111が固定式であり、水耕栽培装置101が、固定軸に対し回転する構成も可能である。また、本実施形態は、羽根部材117が液体により回転する水力駆動の構成を採用したが、本発明は、本実施形態に限定されない。本発明は、羽根部材の代わりに、電気で作動する電気モータを利用し、電気モータにより回転する構成を採用することもできる。なお、電気モータを用いる場合には、水耕栽培装置101と回転軸111とは一体に回転する。
図3(a)に示されるように、第2の構成要素105は、第1の構成要素103に装着される。第2の構成要素105の平面視において、中央には、貫通する貫通孔132aを有する凸部132が設けられている。また、凸部132は、第1の面135に配置される。第1の面135には、液体が排出される複数の貫通穴135aが、回転軸心Xに関し周方向等間隔に設けられている。また、第2の構成要素105は、第2の面133を有し、第2の面133は、第1の面135より鉛直方向に関し低く配置されている。第2の面133は、回転軸心X方向に貫通し、平面視で略楕円状の貫通穴133aを有する。さらに、第2の構成要素105は、第3の面131を有し、第3の面131は、鉛直方向に関し、第2の面133とほぼ同じ高さに配置されている。第3の面131は、回転軸心X方向に貫通し、平面視で略楕円状の貫通穴135aを有する。第2の面133と第3の面131は、第3の面131を規定する壁部131aにより分離されている。
第3の面131と、第2の構成要素105の内面105aと、壁部131aと、により、液体を保留する領域が形成される。また、第3の面131上には、回転軸心Xと平行方向に突出する突起部131bが設けられている。突起部131bは、植物の根が突起部131bに絡まることにより、根が第3の面131及びその近傍に係留されるので、液体の流路が詰まることを防止できる。
なお、本実施形態の複数の突起部131bは、回転軸心Xに近づくに従い、長手方向長さが長く寸法付けされている。また、回転軸心Xに平行な方向に関する壁部131aの長さは、複数の突起部131bの内、回転軸心Xから離れるに従い、突起部131bの長さが短く寸法付けされている。なお、第2の面133は、段部105bと壁部137により規定される。
上記構成により第3の面131への液体の量が、壁部131aを超える量に到達すると、液体が壁部131aを超え、第2の面133又は第1の面135に到達する。
第2の構成要素105の裏面(第3の面131に対応する位置)には、図3(b)に示されるように、裏面視においてU字形状で、回転軸心Xに平行な方向に突起する固定突起141が設けられている。
第3の構成要素203について、図4(a)、図4(b)を参照しつつ説明する。なお、第3の構成要素203は、図4(a)に示される蓋部203aと図4(b)に示される容器部203bとを備える。本実施形態では、蓋部203aと容器部203bは、分離可能に構成されているが、一部品から構成することも可能である。また、容器部203bは、図3(a)(b)に示される第2の構成要素105と同一形状、同一寸法である。よって、容器部203bについて、特に言及しない部分については、第2の構成要素105と同じである。
蓋部203aは、容器部203bの花形の開口(図3(a)参照。)を閉じるように配置される。蓋部203aは、第3の面131に対応する位置に、後述するカップ301が保持されるカップ保持部209を有する。カップ保持部209に対し回転軸心Xに近い位置には、第2の構成要素105から供給される液体をカップ301に供給するための蓋部流路207が設けられている。カップ301がカップ保持部209に装着された状態では、平面視において、蓋部流路207がカップ301のカップ流路303の上方に配置される関係となる。
さらに、蓋部203aの隣り合うカップ保持部209の間には、図3(b)に示される固定突起141に相補的な形状及び寸法の窪みである凹部241が設けられている。よって、第2の構成要素105の固定突起141が、第3の構成要素203の蓋部203aに嵌合し、両者が固定される。
次に、図9(a)(b)を参照しつつ、第4の構成要素701について説明する。第4の構成要素701は、アクアポニックスシステムにおいて循環して利用する液体に含まれる恐れのある根の切れ端、魚の糞等の異物を捕獲するネットとして機能する。第4の構成要素701により、液体経路において異物が詰まることを防止できる。第4の構成要素701は、図3(a)に示される第2の構成要素105に相補的な形状であり、第2の構成要素105に装着される形状を有する。
第4の構成要素701は、基部705と基部705の上端領域を規定する上端部703を備える。基部705は、上端部703に連続する側壁部705aと、側壁部705aに連続する底部705bとを有する。側壁部705aは、底部705bから中央軸心Xに平行な平行方向に関し拡開する。また、側壁部705aは、その厚さ方向に貫通する複数の第1の貫通穴709を有する。底部705bも、その厚さ方向に貫通する複数の第2の貫通穴711を有する。なお、本実施形態では、第1の貫通穴709は、矩形状であり、第2の貫通穴711は、略扇形であるが、第1及び第2の貫通穴709、711の形状、寸法、数量は、適宜変更できる。なお、側壁部705a及び底部705bにより規定される凹部内に、多孔質体等の濾材を配置することで集塵力を高めることも可能である。
第4の構成要素701が、第2の構成要素105に装着された状態では、第2の貫通穴711は、第2の構成要素105の鉛直方向上方に位置しているため、各底部705bは、各第3の面131の上方に配置され、側壁部705aは、第2の構成要素105の内面105aの近傍に配置される。よって、第1の貫通穴709及び第2の貫通穴711を介し、第2の構成要素105の第3の面131上に液体が流入する。このように、第4の構成要素701から第2の構成要素105に流入する液体の多くは、第3の面131に到達する。第3の面131に到達する液体は、上述したように、第2の構成要素105の貫通穴133a、135aを介して第3の構成要素203に装着されるカップ301へ供給される。
さらに、本実施形態では、第4の構成要素701は、第2の構成要素105にのみ配置される。すなわち、第2の構成要素105と同一の構成要素である第3の構成要素203の容器部203bには、第4の構成要素701は配置されないが、容器部203bに配置することも可能である。
なお、本実施形態では、カップ301を、回転軸心Xの周方向に等間隔に5つのカップ保持部209が設けられているが、寸法や数は、カップ301を保持できる範囲において適宜変更できる。また、図1に示されるように、第3の構成要素203の数は、適宜変更することで、水耕栽培装置101の回転軸心Xの長さ寸法、カップ301の数が変更できる。
〔第2の実施形態(Vita Zone)〕
図5は、本発明の第2の実施形態に係る水耕栽培装置501を示す概略斜視図であり、図6(a)は、本発明の第2の実施形態に係る水耕栽培装置501の第1の構成要素505、第2の構成要素509、第3の構成要素511を主として示す概略図であり、図6(b)は、本発明の第2の実施形態に係る水耕栽培装置501の第2の構成要素509を示す斜視平面図であり、図6(c)は、本発明の第2の実施形態に係る水耕栽培装置501の第2の構成要素509を示す斜視裏面図であり、図7(a)は、本発明の第2の実施形態に係る水耕栽培装置501の第3の構成要素511を示す斜視平面図であり、図7(b)は、本発明の第2の実施形態に係る水耕栽培装置501の第3の構成要素511を示す斜視裏面図である。
第2の実施形態に係る水耕栽培装置501は、第1の実施形態の回転式の水耕栽培装置101と異なり、固定的に台座部605に装着される構成である。円筒形状の第1の構成要素505は、頂部を貫通する貫通部507(図6(a)参照。)を有する。図示しない液体源から液体が貫通部507を介し水耕栽培装置501内に供給される。なお、台座部605には、12個の収容凹部605aが設けられ、単一の水耕栽培装置501が収容凹部605aに配置されている。水耕栽培装置501が配置されていない収容凹部605aには、植物を育てるための培地が配置される。
第2の構成要素509は円筒状の部材である。第2の構成要素509には、第1の構成要素505が中央軸心X上方に装着される。第2の構成要素509は、図6(b)に示されるように、中央軸心Xを中心とする円形状の凸部557を有する。
凸部557の半径方向外方には鋸歯形状の鋸歯部556が設けられている。凸部557と鋸歯部556との間には、溝部552が形成されている。さらに、溝部552には、溝部552から突出する突起部511aが設けられている。
突起部511aは、液体に含まれる恐れのある根の切れ端、魚の糞等の異物を捕獲することができる。この突起部511aを設けることにより、液体経路において異物が詰まることを防止できる。本実施形態では、中央軸心Xに平行な方向に関する長さについて、凸部557は、鋸歯部556より長く寸法付けされ、鋸歯部556は、突起部511aより長く寸法付けされている。なお、鋸歯部556は、図6(b)の平面視において、形状の理解を容易にするために径方向に関し凹凸状に記載されている。しかし、本実施形態の鋸歯部556は、紙面の上下方向に凹凸が設けられる形状であり、平面視においては円形である。
鋸歯部556の半径方向外方には、中央軸心Xから遠ざかるに従い下方(中央軸心Xに平行な方向)に傾斜する縁部580が設けられている。なお、平面視において、縁部580の終端部である外面580aは略星形の形状を呈し、外面580aの略角部が、第2の構成要素509の内面551に連結している。よって、縁部580の外面580aと、内面551との間の隙間から液体が縁部580の下方へ流れる。
また、縁部580は、中央軸心Xの周方向に関し、凸部553と凹部555とが交互に配置されている。また、本実施形態では、凸部553が内面551に連結する構成であるが、凹部555が内面551に連結する構成とすることも可能である。さらに、縁部580は、内面551に近くになるに従い、下方(中央軸心Xに平行方向の下方)に傾斜する。よって、鋸歯部556の頂部を通過する液体は縁部580の外面580aに向かい移動する。
図7(a)、(b)に示される第3の構成要素511は、第2の構成要素509に連結される。円筒状の第3の構成要素511の平面視において、中央には、中央軸心X方向に貫通する貫通穴512aを規定する管状突起部512が設けられている。管状突起部512から周方向に等間隔で複数の稜線部565が設けられている。稜線部565は、ほぼ水平方向に延在する。また、稜線部565の間には、中央軸心Xから半径方向外方に離れるに従い下方に延在し、周方向する凹状に延在する湾曲部561が設けられている。湾曲部561には、貫通する貫通孔563が設けられている。
上記構成の第3の構成要素511において、第2の構成要素509の内面551と外面580aとの隙間から下方に流れる液体は、貫通孔563又は貫通穴512aを介して第3の構成要素511の内部空間に流入する。
また、第3の構成要素511の外面503には、6つのカップ301及びカップ保持部601を装着するために貫通する装着穴511h(図5参照。)が設けられている。なお、図7(a)、(b)には、3つのカップ301及びカップ保持部601のみを備える第3の構成要素511が記載されているが、第3の構成要素511の構成を明瞭に示すことを目的にしている。
第2の実施形態である水耕栽培装置501は、台座部605の近傍まで装着穴511hが設けられているが、本発明は本実施形態に限定されない。装着穴511hを有する第3の構成要素511の高さ方向位置(中央軸心X方向の位置)は適宜変更できることは言うまでもない。
〔Media-less VitaCup〕
第1及び第2の実施形態に装着可能なカップ301及びカップ保持部601について図8を参照しつつ説明する。図8(a)~(c)は、カップ301及びカップ保持部601を示す。カップ301は、植物の種を保持するための容器であり、カップ保持部601は、カップ301を収容し、第3の構成要素511にカップ301を装着するための治具である。
カップ301は、カップカバー312a(図8(a)参照。)とカップ本体312b(図8(a)、(b)参照。)とを有する。カップ本体312bは、カップカバー312aが装着される凹部321を有し、凹部321の中央には、種を配置さるための略円形薄板状の配置領域303cが設けられている。配置領域303cには、その厚さ方向(図8(b)の紙面に直交する方向)に貫通する貫通孔313と、配置領域303cの外縁部の近傍に設けられ、配置領域303cに対し鉛直方向上方に突出する複数の突起部311とが設けられている。
さらに、カップ本体312bは、液体が流れる凹状の第1の流路303aと、第1の流路303aに連続し、平坦な第2の流路303bとを有する。カップ本体312bは、その外縁部が可撓性を有し、外縁部が拡開されることにより、カップ保持部601に装着される。
なお、本実施形態では、突起部311の長手方向長さは、複数の突起部311の内の第2の流路303bの近傍に配置される突起部311は、その他の突起部311より短く寸法付けされている。本構成により、液体が前者の突起部311を通過することを妨げることを防止できる。液体に含まれる恐れのある根の切れ端、魚の糞等の異物を捕獲し、液体経路において異物が詰まることを防止できる。なお、貫通孔313の直径寸法は、載置される種の直径寸法より小さく寸法付けされていることは言うまでもない。
また、カップカバー312aは、平面視においてその中央に開口する開口部315を有する。また、開口部315は、図8(a)の紙面に垂直下方に延び、開口の直径寸法が漸減する複数の突起部315aを有する。この突起部315aは、種から育成される芽を保持するために利用される。
カップ保持部601は、液体を収容できる筒状の有底部材である。カップ保持部601は、第1の収容部601aと第2の収容部601bと、第1及び第2の収容部601a、601bの内部空間を仕切る凸部601cと、を有する。凸部601cは、第1及び第2の収容部601a、601bの間を連通できる構成である。カップ保持部601は、カップ301が装着された状態で、第3の構成要素511の装着穴511hに装着されるように構成されている。凸部601cは、植物の根が第2の収容部601b内に留めるように機能し、液体が第1及び第2の収容部601a、601b間を流動できるように機能する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
X 回転軸心、中央軸心
101 水耕栽培装置
102 カバー部材
103 第1の構成要素
105 第2の構成要素
105a 内面
105b 段部
111 回転軸
113 液体供給管
115 ボトム部材
117 羽根部材
117a 基部
117b 傾斜部
118 貫通穴
120 中央部
131 第3の面
131a 壁部
131b 突起部
132 凸部
132a 貫通孔
133 第2の面
133a 貫通穴
135 第1の面
135a 貫通穴
137 壁部
141 固定突起
203 第3の構成要素
203a 蓋部
203b 容器部
207 蓋部流路
209 カップ保持部
241 凹部
301 カップ
303 カップ流路
303a 第1の流路
303b 第2の流路
303c 配置領域
311 突起部
312a カップカバー
312b カップ本体
313 貫通孔
315 開口部
315a 突起部
321 凹部
501 水耕栽培装置
503 外面
505 第1の構成要素
507 貫通部
509 第2の構成要素
511 第3の構成要素
511a 突起部
511h 装着穴
512 管状突起部
512a 貫通穴
551 内面
552 溝部
556 鋸歯部
557 凸部
561 湾曲部
563 貫通孔
565 稜線部
580 縁部
580a 外面
601 カップ保持部
605 台座部
605a 収容凹部
701 第4の構成要素
703 上端部
705 基部
705a 側壁部
705b 底部
709 第1の貫通穴
711 第2の貫通穴

Claims (5)

  1. 液体により植物を育てるための水耕栽培装置であって、
    前記水耕栽培装置の外部から液体が供給される凸部と、前記凸部を取り囲むように配置される鋸歯部と、前記鋸歯部を取り囲むように配置される縁部と、を有する第2の構成要素であって、前記縁部の外面と前記第2の構成要素の内面とにより隙間が規定される管状の第2の構成要素と
    前記植物が載置されるカップを保持するための複数の保持部を有し、前記第2の構成要素に連結される管状の第3の構成要素と、を備え、
    前記複数の保持部は、前記水耕栽培装置の中央軸心に関し周方向に離間配置され、
    前記第2の構成要素は異物を係留するための突起部を有し、
    前記中央軸心から、前記凸部、前記鋸歯部、前記縁部の順に同心状に配置され、前記凸部に供給される前記液体が、前記鋸歯部、前記縁部及び前記隙間を介し、前記第3の構成要素内に流れることを特徴とする水耕栽培装置。
  2. 前記突起部は、前記凸部と前記鋸歯部との間に形成される溝部に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の水耕栽培装置。
  3. 前記第2の構成要素は、前記液体を貯留される凹部を有し、前記凹部は、前記凸部と前記鋸歯部との間に形成され、前記凹部に前記突起部が配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の水耕栽培装置。
  4. 前記カップを備え、
    前記カップは、種が配置される配置領域と、
    前記配置領域の周囲に配置される複数の第1の突起部と、
    前記第1の突起部の周囲に配置される貫通穴と、
    前記配置領域へ液体が流れる流路と、を有し、
    前記流路の近くに配置される一の前記第1の突起部は、他の前記第1の突起部より長手方向長さが短いことを特徴とする請求項1~のいずれか一項に記載の水耕栽培装置。
  5. 前記種から生成される部位を保持するための第2の突起部が、平面視において、前記第1の突起部を囲むように配置されることを特徴とする請求項に記載の水耕栽培装置。
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