JP7131078B2 - 設計支援システム - Google Patents

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Description

本発明は、設計支援システムに関する。
従来、建物を構成する部品の集合体の仮想3次元モデルを用いた集計システムが知られている(例えば、特許文献1)。また、建物を構成する各部品の集合体の仮想3次元モデルを用いた処理システムが知られている(例えば、特許文献2)。また、各種施工図面を集約化し、工事管理中や検査時、竣工後の履歴確認等の閲覧要求に際し、必要な図面を容易に引き出すことの可能な施工情報管理システムが知られている(例えば、特許文献3)。
特開2016-115040号公報 特開2017-224014号公報 特開2015-118535号公報
適切な設計データを作成するためには、複数の検査者によって設計データに対する検査が行われることが好ましい。しかし、上記特許文献1~上記特許文献3に記載の技術では、複数の検査者による設計データの検査については開示されていない。
本発明は上記事実を考慮して、複数の検査者による設計データの検査を簡易に行うことを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の設計支援システムは、設計データが記憶部に格納されたサーバと、複数のクライアント端末とを含む設計支援システムであって、複数の前記クライアント端末の各々は、ユーザによって入力された情報であって、かつ前記設計データに対する評価を表す評価情報を受け付け、該評価情報を前記サーバへ送信し、前記サーバは、複数の前記クライアント端末の各々から送信された前記評価情報を前記設計データへ付与し、前記評価情報が付与された前記設計データを表示する。これにより、複数の検査者による設計データの検査を簡易に行うことができる。
本発明の設計データは、設計対象の建物を表すBIM(Building Information Modeling)モデルであるようにしてもよい。これにより、複数の検査者によるBIMモデルの検査を簡易に行うことができる。
本発明の前記サーバは、前記設計データを、学習用の前記設計データと学習用の前記評価情報との組み合わせを表す学習用データから予め生成された学習済みモデルへ入力し、前記学習済みモデルによる演算によって、前記設計データに対する前記評価情報を出力し、前記設計データに対して前記評価情報を付与するようにしてもよい。これにより、過去の検図データである学習用データから生成された学習済みモデルを用いて、設計データの検査を簡易に行うことができる。
本発明の前記評価情報には、前記設計データに対する指摘事項に関する情報である指摘情報と、該指摘情報に対する修正に関する情報である修正情報が含まれ、前記サーバは、前記設計データを、学習用の前記設計データと、学習用の前記指摘情報及び該指摘情報に対する学習用の前記修正情報との組み合わせを表す学習用データから予め生成された学習済みモデルへ入力し、前記学習済みモデルによる演算によって、前記設計データに対する前記指摘情報及び前記修正情報を出力し、前記設計データに対して前記指摘情報及び前記修正情報を付与するようにしてもよい。これにより、過去の検図データである学習用データから生成された学習済みモデルを用いて、設計データの検査を簡易に行うことができる。
また、前記学習済みモデルは、学習用の前記指摘情報に対する評価が高いほど、学習用の前記指摘情報及び前記修正情報を高い頻度で出力するようにしてもよい。これにより、評価が高い指摘情報及び修正情報が提示されるため、設計データの修正を適切に行うことができる。
本発明の前記評価情報には、前記設計データに対する指摘事項に関する情報である指摘情報と、該指摘情報の根拠に関する情報である根拠情報が含まれるようにしてもよい。これにより、指摘情報の根拠が提示されるため、設計データの修正を適切に行うことができる。
本発明によれば、複数の検査者による設計データの検査を簡易に行うことができる、という効果が得られる。
本実施形態に係る設計支援システムの構成の一例を示すブロック図である。 本実施形態に係るクライアント端末の構成の一例を示すブロック図である。 第1実施形態に係るサーバの構成の一例を示すブロック図である。 検図対象のBIMモデルに対する評価情報の一例を示す図である。 検図対象のBIMモデルに対する評価情報の一例を示す図である。 第1実施形態に係る設計支援システムで実行されるシーケンスの一例を示す図である。 第2実施形態に係るサーバの構成の一例を示すブロック図である。 第2実施形態の学習用データを説明するための説明図である。 第2実施形態の学習済みモデルの一例を示す図である。 第2実施形態に係る学習処理ルーチンの一例を示す図である。 第2実施形態に係る評価情報付与処理ルーチンの一例を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。
<第1実施形態に係る設計支援システムの構成>
図1に、本発明の第1実施形態に係る設計支援システム10の構成の一例を示す。設計支援システム10は、複数のクライアント端末12とサーバ14とを備えている。複数のクライアント端末12は、複数のユーザの各々によって操作される。複数のクライアント端末12とサーバ14とは、例えばインターネットやLANなどのネットワーク16を介して接続される。
建築設計の分野では、BIM(Building Information Modeling)の活用が進んでいる。建築設計者は、建築設計を行う際、設計対象の建物の3次元モデルを表すBIMモデルを作成する。BIMを活用することにより、コンピュータ上の空間内に建物の形状を表すオブジェクトが形成され、そのオブジェクトに対して属性情報が付与される。
設計データを適切に作成するためには、複数の検査者によって設計データに対する検査が行われることが好ましい。従来、建築設計の分野においては、管理者等である検図者によって2次元の設計データの検図が行われてきた。しかし、複数の検図者によって設計データの検図が行われる場合には、例えば、検図者間で設計データの授受等を行う必要があり、複数の検図者による検図を簡易に行うことは難しい。
そこで、本実施形態の設計支援システム10では、設計データの一例であるBIMモデルをサーバ14に格納し、サーバ14に格納されたBIMモデルを複数のユーザによって検図する。これにより、複数の関係者によって、設計対象のBIMモデルの検図に関する情報を共有しながら、設計作業を進めることができる。なお、サーバ14に格納されるBIMモデルは、設計対象の建物のBIMモデルである。以下、具体的に説明する。
[クライアント端末]
図2は、クライアント端末12の構成の一例を示すブロック図である。クライアント端末12は、CPU(Central Processing Unit)、各処理ルーチンを実現するためのプログラム等を記憶したROM(Read Only Memory)、データを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)、記憶手段としてのメモリ、ネットワークインタフェース等を含んで構成されている。クライアント端末12は、機能的には、図2に示すように、操作部120、コンピュータ122、及び表示部128を含んだ構成で表すことができる。
操作部120は、検図者、閲覧者、及び設計者(又は検図受審者)を含むユーザから入力された情報を受け付ける。操作部120は、例えばキーボードやマウス等である。具体的には、検図者であるユーザは、後述する表示部128に表示されたBIMモデルに対する評価情報を操作部120により入力する。評価情報の詳細については後述する。
コンピュータ122は、機能的には、図2に示すように、評価情報受付部124、及び通信部125を備えている。
評価情報受付部124は、操作部120から入力された評価情報を受け付ける。
通信部125は、クライアント端末12とサーバ14との間の情報の送受信を行う。具体的には、通信部125は、評価情報受付部124によって受け付けた評価情報をサーバ14へ送信する。また、通信部125は、サーバ14から送信されたBIMモデルの情報を受信する。
表示部128は、サーバ14から送信されたBIMモデルの情報を表示する。なお、表示部128に表示されるBIMモデルには、例えば、他のクライアント端末12によって付与された評価情報が付属している。
[サーバ]
図3は、サーバ14の構成の一例を示すブロック図である。サーバ14は、CPU、各処理ルーチンを実現するためのプログラム等を記憶したROM、データを一時的に記憶するRAM、記憶手段としてのメモリ、ネットワークインタフェース等を含むサーバで構成されている。サーバ14は、機能的には、図3に示すように、通信部142、BIMモデル記憶部144、及び評価情報付与部146を備えている。BIMモデル記憶部144は、本発明の記憶部の一例である。
通信部142は、複数のクライアント端末12との間で情報の送受信を行う。具体的には、通信部142は、複数のクライアント端末12から送信された評価情報を、ネットワーク16を介して受信する。そして、通信部142は、受信した評価情報を評価情報付与部146へ出力する。
BIMモデル記憶部144には、検図対象のBIMモデルが格納されている。
評価情報付与部146は、通信部142によって受信した評価情報を取得する。そして、評価情報付与部146は、取得した評価情報をBIMモデル記憶部144に格納されているBIMモデルへ付与する。
通信部142は、評価情報が付与されたBIMモデルの情報を、複数のクライアント端末12へ送信する。サーバ14の通信部142による送信処理によって、複数のクライアント端末12の表示部128に、評価情報が付与されたBIMモデルが表示される。
クライアント端末12を操作するユーザは、表示部128に表示された評価情報付きのBIMモデルを確認する。例えば、設計者であるユーザは、表示部128に表示された評価情報付きのBIMモデルを参考にして、設計対象のBIMモデルの修正を検討する。また、検図者であるユーザは、表示部128に表示された評価情報付きのBIMモデルを確認して、他の指摘事項がないかを検討する。
本実施形態において、検図対象のBIMモデルに関する評価情報は、例えば、ソーシャルネットワーキングサービスのような形式で表示される。図4に、検図対象のBIMモデルXと評価情報Eとの一例を示す。
図4の例では、検図対象のBIMモデルXに対する評価情報Eの一例として、BIMモデルの指摘事項に関する情報である指摘情報、BIMモデルに対するコメントを表すコメント情報、BIMモデルに対する注意喚起を表すワーニング情報、及びBIMモデルの修正に関する情報である修正情報が示されている。
図4に示される例では、指摘情報E1,E2と、コメント情報E3,E4と、ワーニング情報E5と、修正情報E6,E7とが示されている。
指摘情報E1では、BIMモデルXの設計に対して「この外壁の計画では、地震時に下地と仕上げの挙動が異なるため、割れやすくなります。仕上げを再考してください。」といった指摘がなされており、当該指摘の根拠に関する情報である根拠情報K1「設計施工基準○○」が含まれている。この指摘に対し、「指摘ありがとうございます。○○の仕様に変更しました」というコメントが付与されている。
また、指摘情報E2では、BIMモデルXの設計に対して「重要機能室の直上に水配管が配置されています。床に防水措置が必要です」といった指摘がなされており、当該指摘の根拠に関する情報である根拠情報K2「設計施工基準○○」が含まれている。
また、コメント情報E3,E4のうち、コメント情報E3には、BIMモデルXの設計に対して「この納まり素晴らしい!」というコメントが付与されている。また、コメント情報E3に対して「Good!」との評価がなされている。また、ワーニング情報E5は、例えば、配管と柱とが干渉していることを表す情報として出力される。
また、修正情報E6,E7のうち、修正情報E6には、BIMモデルXの設計に対する修正のレコメンドが示されている。対策1としては「床に防水○○を配置する(コストアップ△△)」との情報が示されており、対策2としては「配水管ルートの見直し」との情報が示されている。例えば、ユーザが対策2を選択すると、ポップアップ画面Mが表示され、修正前の配管の情報Gと修正後の配管の情報Rとが表示される。
これらの評価情報は、複数のクライアント端末12から送信され、サーバ14においてBIMモデルに対して付与される。各ユーザは、サーバ14に格納されたBIMモデルに対して自由に評価情報を付与することができるため、複数のクライアント端末12を操作するユーザの各々が検図者又は評価者となる。
これにより、サーバ14に格納された評価情報付きのBIMモデルの情報が、複数のクライアント端末12を操作する各ユーザによって共有される。このため、複数の検査者によるBIMモデルの検図を簡易に行うことができる。
また、図5に示されるように、各ユーザが評価情報に関する行動を起こしやすくするため、BIMモデルに対して評価情報が付与されたときに、タイムラインTLに評価情報Eが表示されるようにしてもよい。なお、評価情報に関する行動は、タイムラインTL上に評価情報が表示された際にも可能な仕組みとしてもよい。この場合には、例えば、評価情報が表示された画面上においてBIMモデルが修正可能なようにしてもよい。
<設計支援システム10の作用>
次に、設計支援システム10の作用について説明する。設計支援システム10のサーバ14に対して検図対象のBIMモデルが入力されると、BIMモデル記憶部144へ格納される。そして、設計支援システム10がBIMモデルの検図実行の指示信号を受け付けると、図6に示すシーケンスが実行される。なお、図6に示されるシーケンスでは、2つのクライアント端末12A,12Bを対象とする場合を例に説明する。なお、クライアント端末12Aが検図者によって操作される端末であり、クライアント端末12Bが設計者によって操作される端末である。
ステップS100において、サーバ14の通信部142は、BIMモデル記憶部144へ格納されているBIMモデルを読み出し、クライアント端末12A及びクライアント端末12Bへ送信する。
ステップS102Aにおいて、クライアント端末12Aの通信部125は、上記ステップS100でサーバ14から送信されたBIMモデルの情報を受信する。また、ステップS102Bにおいて、クライアント端末12Bの通信部125は、上記ステップS100でサーバ14から送信されたBIMモデルの情報を受信する。
ステップS104Aにおいて、クライアント端末12Aのコンピュータ122は、上記ステップS102Aで受信したBIMモデルの情報を表示部128へ表示する。また、ステップS104Bにおいて、クライアント端末12Bのコンピュータ122は、上記ステップS102Bで受信したBIMモデルの情報を表示部128へ表示する。
クライアント端末12Aを操作するユーザである検図者は、表示部128に表示されたBIMモデルを検図し、そのBIMモデル対する評価情報を、クライアント端末12Aの操作部120を介してコンピュータ122へ入力する。
ステップS106Aにおいて、クライアント端末12Aの評価情報受付部124は、ユーザである検図者から入力された評価情報を取得する。
ステップS108Aにおいて、クライアント端末12Aの通信部125は、上記ステップS106Aで取得された評価情報を、サーバ14へ送信する。
ステップS110において、サーバ14の通信部142は、上記ステップS108Aで送信された評価情報を受信する。
ステップS112において、サーバ14の評価情報付与部146は、上記ステップS110で受信した評価情報を、BIMモデル記憶部144に格納されたBIMモデルへ付与する。
ステップS114において、サーバ14の通信部142は、上記ステップS112で更新された評価情報付きのBIMモデルを、クライアント端末12A及びクライアント端末12Bへ送信する。
ステップS116Aにおいて、クライアント端末12Aの通信部125は、上記ステップS114で送信された評価情報付きのBIMモデルの情報を受信する。また、ステップS116Bにおいて、クライアント端末12Bの通信部125は、上記ステップS114で送信された評価情報付きのBIMモデルの情報を受信する。
ステップS118Aにおいて、クライアント端末12Aのコンピュータ122は、上記ステップS116Aで受信した評価情報付きのBIMモデルを、表示部128に表示する。ステップS118Bにおいて、クライアント端末12Bのコンピュータ122は、上記ステップS116Bで受信した評価情報付きのBIMモデルを、表示部128に表示する。
各ユーザは、表示部128に表示された評価情報付のBIMモデルを確認する。クライアント端末12Aを操作する検図者は、他の指摘事項が無いか等を検討する。また、クライアント端末12Aを操作する設計者は、評価情報付のBIMモデルに基づき、修正の方向性等を検討する。または、設計者は、評価情報に応じてBIMモデルを修正する。
以上詳細に説明したように、本実施形態の設計支援システム10においては、複数のクライアント端末12の各々は、ユーザによって入力された情報であって、かつBIMモデルに対する評価を表す評価情報を受け付け、当該評価情報をサーバ14へ送信する。そして、サーバ14は、複数のクライアント端末12の各々から送信された評価情報をBIMモデルへ付与し、評価情報が付与されたBIMモデルを表示する。これにより、複数の検図者によるBIMモデルの検図を簡易に行うことができる。また、検図対象のBIMモデルに対する評価情報を、ソーシャルネットワーキングサービスのような形式で表示することにより、複数のユーザによって情報を簡易に共有することができる。
<第2実施形態に係る設計支援システムの構成>
次に、本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態では、複数のユーザによってBIMモデルに付与された評価情報を学習用データとして、学習済みモデルを生成する点が第1実施形態と異なる。そして、第2実施形態では、学習済みモデルを用いてBIMモデルに対する評価情報を生成し、検図対象のBIMモデルに対して付与する。なお、第1の実施の形態と同様の構成となる部分については、同一符号を付して説明を省略する。
図7は、第2実施形態のサーバ214の構成の一例を示すブロック図である。サーバ214は、CPU、各処理ルーチンを実現するためのプログラム等を記憶したROM、データを一時的に記憶するRAM、記憶手段としてのメモリ、ネットワークインタフェース等を含むサーバで構成されている。サーバ214は、機能的には、図7に示すように、通信部142、BIMモデル記憶部144、学習用データ取得部245、評価情報付与部246、学習用データ記憶部247、学習部248、及び学習済みモデル記憶部250を備えている。
学習用データ取得部245は、BIMモデル記憶部144に格納された評価情報付きのBIMモデルを取得する。評価情報付きのBIMモデルのうちの評価情報は、各クライアント端末12のユーザ(例えば、検図者)によって付与されたものである。
そして、学習用データ取得部245は、評価情報付きのBIMモデルのうちのBIMモデルを学習用のBIMモデルとして設定し、評価情報付きのBIMモデルのうちの評価情報を学習用の評価情報として設定する。そして、学習用データ取得部245は、学習用のBIMモデルと学習用の評価情報との組み合わせを学習用データとして学習用データ記憶部247へ格納する。
学習用データ記憶部247には、学習用データ取得部245によって取得された学習用データが格納される。図8に、学習用データの一例を示す。図8に示されるデータID「00001」のデータでは、学習用のBIMモデルが「XXX1」であった場合に、学習用の評価情報が「YYY1」であることが表されている。
学習用データは、後述する学習済みモデルが読み込み可能なデータ形式によって表現される。例えば、学習済みモデルが読み込み可能なように、学習用のBIMモデルは、オブジェクト及び属性情報が所定の数値等によって表現される。また、学習用の評価情報については、所定の数値等によって表現される。また、学習用の評価情報が文章情報である場合には、例えば、当該文章に出現する単語の出現の頻度を表すベクトル等によって表現されてもよい。
学習部248は、学習用データ記憶部247に格納された学習用データに基づいて、検図対象のBIMモデルから当該BIMモデルに対する評価情報を出力するための学習済みモデルを生成する。これにより、検図者により付与された評価情報が、学習済みモデルへ反映される。
本実施形態の学習済みモデルは、図9に示されるように、BIMモデルを入力データとし、各評価情報の確率を出力データとする。評価情報には、指摘情報、コメント情報、ワーニング情報、及び修正情報等が含まれており、例えば、ワーニング情報としては、配管と柱とが干渉していることを表す情報等が出力される。
なお、本実施形態の学習済みモデルは、例えば、図9に示されるように、モデルの一例としてニューラルネットワークを用いることができ、学習アルゴリズムの一例としてディープラーニングを用いることができる。
学習済みモデル記憶部250には、学習部248によって学習された学習済みモデルが格納される。
評価情報付与部246は、BIMモデル記憶部144に格納されたBIMモデルを、学習済みモデルへ入力し、学習済みモデルによる演算によって、BIMモデルに対する評価情報を出力する。そして、例えば、評価情報付与部246は、学習済みモデルから出力された各確率が所定の閾値以上である評価情報を、BIMモデルに対して付与する。
検図者によって過去に指摘された評価情報が学習済みモデルへ反映されているため、学習済みモデルからの出力によって、検図者と同様の評価情報を自動的に得ることができる。このため、設計対象のBIMモデルを自動的に検図することができる。
<サーバ14の作用>
次に、サーバ14の作用について説明する。サーバ14は、学習済みモデルを生成するための学習処理ルーチンと、学習済みモデルからの出力に応じてBIMモデルに対して評価情報を付与する評価情報付与処理ルーチンを実行する。
<学習処理ルーチン>
サーバ14の学習用データ取得部245は、BIMモデル記憶部144に格納された評価情報付きのBIMモデルから、学習用データを逐次取得し、学習用データ記憶部247へ格納する。そして、サーバ14は、学習処理開始の指示信号を受け付けると、図10に示す学習処理ルーチンを実行する。
ステップS200において、学習部248は、学習用データ記憶部247に格納された学習用データを取得する。
ステップS202において、学習部248は、上記ステップS200で取得された学習用データに基づいて、学習済みモデルを生成する。
ステップS204において、学習部248は、上記ステップS202で生成された、学習済みモデルを学習済みモデル記憶部250に格納する。
<評価情報付与処理ルーチン>
サーバ14は、学習済みモデル記憶部250に学習済みモデルが格納され、評価情報付与開始の指示信号を受け付けると、図11に示す評価情報付与処理ルーチンを実行する。
ステップS300において、評価情報付与部246は、BIMモデル記憶部144に格納されたBIMモデルを取得する。
ステップS302において、評価情報付与部246は、上記ステップS300で取得したBIMモデルを、学習済みモデル記憶部250に格納された学習済みモデルへ入力し、BIMモデルに対する各評価情報の確率を出力する。そして、評価情報付与部246は、学習済みモデルから出力された各確率が所定の閾値以上である評価情報を、BIMモデルに対して付与して、評価情報付与処理ルーチンを終了する。
以上詳細に説明したように、第2実施形態の設計支援システム10において、サーバ14は、BIMモデルを、学習用データから予め生成された学習済みモデルへ入力し、学習済みモデルによる演算によって、BIMモデルに対する評価情報を出力し、BIMモデルに対して評価情報を付与する。これにより、BIMモデルに対する検図を自動的に行うことができる。また、検図者によって作成された評価情報を学習用データとして、学習済みモデルを生成することにより、検図者と同様の評価情報を自動的に得ることができる。また、学習用データを蓄積させ、学習済みモデルを繰り返し学習させることにより、検図に関する精度の良い学習済みモデルを得ることができる。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。
例えば、上記実施形態では、モデルの一例としてのニューラルネットワークモデルをディープラーニングによって学習させる場合を例に説明したが、これに限定されるものではない。例えば、ニューラルネットワークモデルとは異なる他のモデルを、ディープラーニングとは異なる他の学習方法によって学習させてもよい。
また、本実施形態では、設計データがBIMモデルである場合を例に説明したが、これに限定されるものではなく、他の設計データであっても良い。
また、本実施形態の学習済みモデルは、BIMモデルの入力に対して各評価情報を出力する場合を例に説明したが、これに限定されるものではない。例えば、学習済みモデルは、BIMモデルの入力に対して、評価情報のうちの指摘情報と当該指摘情報に対する修正情報とを出力するようにしてもよい。
具体的には、サーバ14は、BIMモデルを学習済みモデルへ入力し、当該学習済みモデルによる演算によって、BIMモデル対する指摘情報(例えば、図4に示されるE2)及び修正情報(例えば、図4に示されるE6(又は表示画面MのうちのR))を出力するようにしてもよい。この場合、サーバ14は、学習済みモデルから出力される指摘情報及び修正情報の各確率に応じて、BIMモデルに対して指摘情報及び修正情報を付与する。また、付与された修正情報に基づき、設計者がBIMモデルの修正を行った際には、その際の修正履歴とコメント(例えば、判断基準等)とを蓄積するようにしてもよい。
また、この場合、学習済みモデルは、学習用のBIMモデルと、学習用の指摘情報及び当該指摘情報に対する学習用の修正情報との組み合わせを表す学習用データから予め生成される。なお、例えば、BIMモデルに付与された指摘に対して、設計者であるユーザが当該BIMモデルを修正した際の、指摘情報と修正情報との組み合わせを学習用データとして用いるようにしてもよい。
また、学習済みモデルは、学習用の指摘情報に対する評価が高いほど(例えば、図4における「Good!」の数が多いほど)、学習用の指摘情報及び学習用の修正情報を高い頻度で出力するようにしてもよい。この場合には、例えば、評価が高い学習用データのみを用いて学習済みモデルが生成される。
また、サーバ14は所定のデータベースと連動し、所定の設計基準に準拠していない可能性があるBIMモデルについてはワーニング情報を出力するようにしてもよい。また、修正情報が提示される際には、所定の設計基準に準じているか否かを判定した後にBIMモデルに当該修正情報を付与するようにしてもよい。また、BIMモデルに対して評価情報を付与したユーザのうち、高い評価をされたユーザ(例えば、評価情報に対する「Good!」の数が多いユーザ)は、所定の組織内における評価に反映されるようにしてもよい。
また、上記ではプログラムが記憶部(図示省略)に予め記憶(インストール)されている態様を説明したが、プログラムは、CD-ROM、DVD-ROM及びマイクロSDカード等の記録媒体の何れかに記録されている形態で提供することも可能である。
10 設計支援システム
12,12A,12B クライアント端末
14 サーバ
16 ネットワーク
120 操作部
122 コンピュータ
124 評価情報受付部
125,142 通信部
128 表示部
144 BIMモデル記憶部
146 評価情報付与部
214 サーバ
245 学習用データ取得部
246 評価情報付与部
247 学習用データ記憶部
248 学習部
250 学習済みモデル記憶部

Claims (4)

  1. 設計対象の建物を表すBIM(Building Information Modeling)モデルである設計データが記憶部に格納されたサーバと、複数のクライアント端末とを含む設計支援システムであって、
    複数の前記クライアント端末の各々は、ユーザによって入力された情報であって、かつ前記設計データに対する評価を表す第1評価情報を受け付け、該第1評価情報を前記サーバへ送信し、
    前記サーバは、複数の前記クライアント端末の各々から送信された前記第1評価情報を前記設計データへ付与すると共に、前記設計データを、学習用の前記設計データと学習用の前記設計データに対する評価を表す評価情報との組み合わせを表す学習用データから予め生成された学習済みモデルへ入力し、前記学習済みモデルによる演算によって、前記設計データに対する前記評価情報である第2評価情報を出力し、前記設計データに対して前記第2評価情報を付与し、前記第1評価情報及び前記第2評価情報が付与された前記設計データを出力し、
    複数の前記クライアント端末のうちの少なくとも1以上の前記クライアント端末は、前記サーバから出力された前記設計データを自らの表示部へ表示する、
    設計支援システム。
  2. 前記評価情報には、前記設計データに対する指摘事項に関する情報である指摘情報と、該指摘情報に対する修正に関する情報である修正情報が含まれ、
    前記サーバは、前記設計データを、学習用の前記設計データと、学習用の前記指摘情報及び該指摘情報に対する学習用の前記修正情報との組み合わせを表す学習用データから予め生成された学習済みモデルへ入力し、前記学習済みモデルによる演算によって、前記設計データに対する前記指摘情報及び前記修正情報を出力し、前記設計データに対して前記指摘情報及び前記修正情報を付与する、
    請求項に記載の設計支援システム。
  3. 前記学習済みモデルは、学習用の前記指摘情報に対する評価が高いほど、学習用の前記指摘情報及び前記修正情報を高い頻度で出力する、
    請求項に記載の設計支援システム。
  4. 前記評価情報には、前記設計データに対する指摘事項に関する情報である指摘情報と、該指摘情報の根拠に関する情報である根拠情報が含まれる、
    請求項1~請求項の何れか1項に記載の設計支援システム。
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