JP2003150646A - 最新設計情報表示システム - Google Patents

最新設計情報表示システム

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JP2003150646A
JP2003150646A JP2001351206A JP2001351206A JP2003150646A JP 2003150646 A JP2003150646 A JP 2003150646A JP 2001351206 A JP2001351206 A JP 2001351206A JP 2001351206 A JP2001351206 A JP 2001351206A JP 2003150646 A JP2003150646 A JP 2003150646A
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Osamu Yamaoka
理 山岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設計途中の最新設計情報を、特別な専用ツー
ルを用いなくても、表示できるようにした最新設計情報
表示システムを提供する。 【解決手段】 通信ネットワーク5上で設計者が設計を
行う設計用端末1と、該設計用端末上で設計された設計
情報を保存するファイルサーバ2と、該ファイルサーバ
に保存された前記設計情報の内、最新の設計情報が格納
され、インターネットブラウザからの要求に応じて、格
納された前記最新設計情報を、インターネットブラウザ
上に表示可能に編集及び/又は加工してインターネット
ブラウザに渡す機能を有するWebサーバ3と、設計情報
をインターネットブラウザにより表示する表示用端末4
とで最新設計情報表示システムを構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、設計途中の最新
設計情報を表示できるようにした最新設計情報表示シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】製品を設計していく過程では、一般に複
数の設計者又は複数の設計グループが作業を分担し、協
力して設計を進めていくのが普通である。従来、このよ
うな製品開発における設計情報(図面、ドキュメント
類)は、それぞれ各人が電子化し個人で管理するか、ネ
ットワークを用いてファイル共有システムを利用して、
特定の管理者が管理したり、管理ツールを利用して管理
する方法が取られている。
【0003】市販されている製品情報管理ツール(PD
M製品)では、設計情報を承認など正式な手続きを踏ん
でシステムに登録し、その来歴までも管理し利用できる
機能を持ったシステムは、従来からもあり、利用されて
いた。設計情報を表示するときは、設計情報に合わせた
専用ツールを用いるシステムがほとんどである。
【0004】また、特開平11−143927号公報
(出願人:三洋電機株式会社)に開示されている部品形
状閲覧システムのように、部品表から必要な部品の形状
をインターネットブラウザで表示できるなど、専用ツー
ルを利用しないで簡便に形状確認ができるシステムも提
供されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなシステムでは、設計情報を利用するためには設計情
報をシステムに登録したり、登録にも承認が必要だった
りと手間がかかったり、また設計情報を見るにはシステ
ムや設計ツール専用のツールが必要となったり、必要な
設計情報が複数のシステムに点在していて統合されてお
らず、容易に表示できないなど、最新の設計情報を必要
なときに必要な場所で簡便にすぐ表示することは難しか
った。また設計途中では、正式に登録された設計情報よ
りも、最新の設計情報を利用したいニーズがあるが、シ
ステムに登録してある情報が最新の情報であるかどうか
確認することは難しかった。また、このような管理シス
テムを利用しないで設計情報を表示しようとすると、最
新情報がどこにあるか設計者自身に聞かなければなら
ず、人に依存して情報を探し回らなければならなかっ
た。また、管理システムを活用しようとしてもカスタマ
イズが必要で、保守費用がかさみ運用管理が煩雑であっ
た。
【0006】本発明は、従来の設計情報管理システムに
おける上記問題点を解消するためになされたもので、設
計途中の最新設計情報を特別な専用ツールを用いなくて
も表示できるようにする最新設計情報表示システムを提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用】上記問題点を解
決するために、請求項1に係る発明は、通信ネットワー
ク上で、設計者が設計を行う設計用端末と、該設計用端
末上で設計された設計情報を保存するファイルサーバ
と、該ファイルサーバに保存された前記設計情報の内、
最新の設計情報が格納され、インターネットブラウザか
らの要求に応じて、格納された前記最新設計情報を、イ
ンターネットブラウザ上に表示可能に編集及び/又は加
工してインターネットブラウザに渡す機能を有するWeb
サーバとで最新設計情報表示システムを構成するもので
ある。
【0008】また、請求項2に係る発明は、請求項1に
係る最新設計情報表示システムにおいて、前記ファイル
サーバは、前記設計情報を保管する設計情報保管ディレ
クトリを有し、該設計情報保管ディレクトリを一定時間
の間隔で監視し、前回監視時より新しい設計情報があっ
た場合に、この新しい設計情報のデータフォーマット
を、前記Webサーバが要求するデータフォーマットに変
換する手段を、更に有することを特徴とするものであ
る。
【0009】また、請求項3に係る発明は、請求項1に
係る最新設計情報表示システムにおいて、前記Webサー
バは、前記ファイルサーバと同じディレクトリ構造をも
って構成されており、前記ファイルサーバ上の所定のデ
ィレクトリに格納された前記最新の設計情報を、前記W
ebサーバ上の対応するディレクトリにファイル転送する
手段を、更に有することを特徴とするものである。
【0010】また、請求項4に係る発明は、請求項1に
係る最新設計情報表示システムにおいて、前記Webサー
バは、最新の設計情報を整理して一覧情報としてインタ
ーネットブラウザに渡すことを特徴とするものである。
【0011】また、請求項5に係る発明は、請求項1に
係る最新設計情報表示システムにおいて、前記Webサー
バに格納されている前記最新の設計情報に対して、その
最新の設計情報が未読の情報であることを示すフラッグ
を設定するフラッグ設定手段を、更に有することを特徴
とするものである。
【0012】また、請求項6に係る発明は、請求項5に
係る最新設計情報表示システムにおいて、前記Webサー
バは、該Webサーバに格納されている前記設計情報をイ
ンターネットブラウザに渡す際、前記設計情報に前記フ
ラッグが設定されていた場合には、該フラッグが設定さ
れていない設計情報がインターネットブラウザに表示さ
れるときとは異なる表示がインターネットブラウザ上で
行われるように、表示に関する制御情報を付加すること
を特徴とするものである。
【0013】また、請求項7に係る発明は、請求項1に
係る最新設計情報表示システムにおいて、前記Webサー
バに格納されている前記最新の設計情報に対する指摘事
項及び該指摘事項に関する付加情報を1つのデータと
し、該データを逐次記録して保存する手段を、更に有す
ることを特徴とするものである。
【0014】また、請求項8に係る発明は、請求項1に
係る最新設計情報表示システムにおいて、前記Webサー
バは、前記設計情報が表示されるインターネットブラウ
ザの画面に、その設計情報に関する指摘事項を関係者に
伝える電子メールの送信機能を起動するための画面情報
をインターネットブラウザに渡すと共に、前記電子メー
ルの送信機能によって送信された、前記インターネット
ブラウザ上に表示された設計情報に関する指摘事項及び
該指摘事項に関する付加情報を記憶する記憶手段を有す
ることを特徴とするものである。
【0015】また、請求項9に係る発明は、請求項7又
は8に係る最新設計情報表示システムにおいて、前記記
憶手段に記憶された、前記インターネットブラウザ上に
表示された設計情報に関する指摘事項及び該指摘事項に
関する付加情報と、前記指摘事項及び該指摘事項に関す
る付加情報に係る前記設計情報とには、双方互いにリン
クさせるためのリンク情報が設定されていることを特徴
とするものである。
【0016】
【発明の実施の形態】一般に、設計の品質を高めるに
は、設計の早い段階から関係者間で設計検討を行ない、
問題を洗出し対応していくことが効果的である。そのた
めには、最新の設計情報をいつでもどこでも簡便に表示
するシステムが必要となってくる。ここで重要なのは設
計データを編集するより、必要なメンバーに最新の設計
情報をいつどこでも場所が離れたところでも簡便に見て
もらい、そして問題や修正個所を指摘し、その修正個所
を関係者全員に連絡、共有できることである。設計検討
では最新の設計情報をもとに問題を明確に指摘し、その
情報を共有できていれば、設計の変更はその後で行なう
ことでも効果はでる。本発明は、このような考えをシス
テムとして提供したものであり、以下に本発明の一実施
の形態を説明する。
【0017】なお、本実施の形態の前提は、以下の通り
である。 設計情報とは、設計図そのもののデータと、設計図
に係るテキストデータ、文書データ、表計算データ、プ
レゼンテーションデータ、画像データ、図面や3次元モ
デルデータの中間フォーマットデータなどであり、ビュ
ーワを用いて表示する。 表示した設計情報で、図面やモデルの寸法を測るな
どの機能は、個別のビューワ機能による。どのビューワ
を利用するかは、設計情報をどのフォーマットで表示す
るかで決まり、必要に応じてビューワを別途インストー
ルすることが必要である。 最新の設計情報は、ファイルサーバ(後述する)上
の所定のフォルダーに保存する。設計情報を保存するフ
ォルダー体系を決めて、それに従った運用を行なう。
【0018】図1は、本発明に係る最新設計情報表示シ
ステムの実施の形態の全体の概略構成を示している。本
実施の形態に係る最新設計情報表示システムは、通信ネ
ットワーク5に接続された、設計情報を保存するファイ
ルサーバ2と、設計情報をインターネット上に公開する
Webサーバ3と、設計用端末1と、設計情報をインター
ネットブラウザにより表示する設計用端末やOA端末な
どの表示用端末4とで構成されており、ファイルサーバ
2に保存された設計情報を、インターネットブラウザで
表示できるデータフォーマットに変換し、Webサーバ3
からインターネット上に公開し、表示用端末4上でイン
ターネットブラウザにより表示できるようにされてい
る。
【0019】ここで、ファイルサーバ2は、設計情報を
保管する設計情報保管ディレクトリとしてのフォルダー
20a,20b,・・・を有し、このフォルダー20a,20
b,・・・を一定時間の間隔で監視し、前回監視時より
新しい設計情報があった場合に、この新しい設計情報の
データフォーマットを、データフォーマット変換手段に
よりWebサーバ3が要求するデータフォーマットに変換
して、Webサーバ3に送信するようにしている。
【0020】Webサーバ3は、ファイルサーバ2と、同
じディレクトリ構造を有するフォルダー30a,30b,・
・・で構成されている。ここでは、ファイルサーバ2上
のフォルダー20aがWebサーバ3上のフォルダー30a
と、ファイルサーバ2上のフォルダー20bがWebサーバ
3上のフォルダー30bと、それぞれ対応するように構成
している。Webサーバ3は、ファイルサーバ2上のフォ
ルダー20a,20b,・・・に格納された最新の設計情報
を、ファイル転送手段により対応するフォルダー30a,
30b,・・・に転送するようにしている。この、ファイ
ルサーバ2から転送されてきた最新設計情報をフォルダ
ー30a,30bに格納する際、Webサーバ3は、フラッグ
設定手段により、その最新設計情報が未読の情報である
ことを示すフラッグを設定するようにしている。
【0021】また、Webサーバ3は、最新の設計情報を
インターネットブラウザに渡す際、最新の設計情報を整
理し、一覧情報として渡すようにしている。このとき、
設計情報にフラッグが設定されている場合には、その設
計情報が未読であることが、表示用端末4上ですぐに判
別できるように、既読の設計情報とは異なる表示が行わ
れるように設定する。
【0022】また、Webサーバ3は、フォルダー30a,
30b,・・・に格納されている最新設計情報に対するコ
メント、及びそのコメントを作成した日時、作成者等の
付加的な情報を逐次記録して保存するコメントメモリ31
を備えている。また、Webサーバ3は、表示用端末4に
設計情報を表示する際、その設計情報に関するコメント
を関係者に伝えるための電子メールの機能を起動するた
めのコメントボタン(図5参照)も同一画面上に表示さ
せるための画面情報をインターネットブラウザに渡して
いる。この電子メールによって送信されたコメントは、
コメントを作成した日時、作成者等の付加的な情報と共
に、Webサーバ3に備えられたメールメモリ32に記憶さ
れる。
【0023】ここで、コメントメモリ31に保存されたコ
メント、又はメールメモリ32に記憶されたコメントと、
コメントがなされた設計情報との間には、双方を互いに
リンクさせるためのリンク情報が設定されるようになっ
ている。
【0024】次に、このように構成されている最新設計
情報表示システムでの処理の流れを図2及び図3に示す
処理フローチャートに基づいて説明する。処理フロー
は、設計用端末1で作成した設計情報をファイルサーバ
2上に保存し、その情報をインターネットブラウザで表
示できるようにWebサーバ3にファイル転送する図2に
示す処理フロー(ステップS1からステップS6まで)
と、Webサーバ3上の設計情報を、インターネットブラ
ウザを起動した表示用端末4に一覧表示し、その一覧か
ら選択し表示する図3に示す処理フロー(ステップS7
からステップS14まで)の2つに大きく分けられる。
【0025】ステップS1:設計者は普段利用している
設計用端末1で設計を行ない、設計で作成された情報
(図面や技術資料など)をファイルサーバ2の決められ
たフォルダー20a,20b,・・・に保存する(図1にお
いてで表示)。 ステップS2:ファイルサーバ2では、一定の時間間隔
で設計情報が保存されているフォルダー20a,20b,・
・・を監視しており、前回の監視時から新しく保存され
た設計情報や、更新された設計情報があるか探してい
る。 ステップS3:新しく保存された設計情報や、更新され
た設計情報がなければ、次の監視時間に再度探す。新し
く保存された設計情報や、更新された設計情報があれ
ば、次のステップS4の処理を行なう。 ステップS4:新しい設計情報をインターネットブラウ
ザからビューワで表示できるフォーマットに変換する。 ステップS5:フォーマット変換した設計情報を、ファ
イルサーバ2からファイルサーバ2と同じ構造を持った
Webサーバ3上のフォルダー30a,30b,・・・へファ
イル転送(FTP)する(以上のステップS2〜S5を
図1においてで表示)。 ステップS6:ファイル転送後Webサーバ3上のプログ
ラムにおいて、その設計情報が未読かどうかを表す変数
に未読の設定を行なう。
【0026】ステップS7:最新の設計情報を見る場合
は、表示用端末4でインターネットブラウザを起動し、
Webサーバ3のURLを指定し最新設計情報公開用のデ
ィレクトリにアクセスする(図1においてで表示)。 ステップS8:Webサーバ3の最新設計情報公開用のデ
ィレクトリにアクセスすると、Webサーバ3上のプログ
ラムにより、最新設計情報が情報の種別毎(技術資料、
図面、モデルデータなど)に分類整理され、表示用端末
4に一覧形式に表示される(図1においてで表示)。 ステップS9:一覧形式に表示する時に、未読かどうか
を表す変数を確認し、その設計情報が前回参照されてい
るかどうか判断する。 ステップS10a,S10b:前回参照された設計情報であ
るなら、通常の表示を行ない(ステップS10a)、未読
情報であれば、一目見て未読情報とわかるように目立つ
表示を行なう(ステップS10b)。 ステップS11:利用者はメリハリを付けて表示された設
計情報の一覧を見て、必要な情報を選択する。 ステップS12:Webサーバ3上のプログラムにおいて、
選択された設計情報が未読かどうかを表す変数の未読の
設定を消し、既読の設定を行なう。 ステップS13:選択された設計情報を表示するために必
要なビューワが表示端末4で起動され、設計情報が表示
される(図1においてで表示)。 ステップS14:利用者が設計情報を表示し、設計の変更
や修正があれば電子メールを用いて、その内容を関係者
全員に通知する。ここでの通知内容は、メールメモリ32
にも記憶される。
【0027】図4は、最新設計情報をインターネットブ
ラウザにより表示用端末4で一覧表示した例である。技
術資料、図面、モデルデータなど情報の種別毎に整理さ
れ、リスト表示される。設計情報が未読の状態であれ
ば、未読であることがすぐ判断できるように、該当リス
トの表示色を変え(図4では網掛け表示)、太く表示さ
れるようになっている。また、これまでに変更などコメ
ントがある設計情報には※印を付けて、過去にどのよう
な変更やコメントがあったのか見られるようになってい
る。設計情報を表示するときには、リスト表示の部分を
選択するとビューワが起動され表示できる。
【0028】図5は、設計情報を表示し、コメントを残
し関係者に連絡したい場合の入力画面例である。図4に
示すように、インターネットブラウザで設計情報を一覧
表示する画面に「コメントボタン」があり、このボタン
を選択すると、入力画面が立ちあがる。入力では、設計
情報の番号、コメント作成者の名前、コメントの内容、
コメントを通知したい関係者の名前を入力する。コメン
ト入力後に「コメント通知」ボタンを押すと、入力した
内容が関係者に電子メールで通知されると共に、その内
容がメールメモリ32に保存される。
【0029】次に、設計者から見た実際の処理の流れ
を、ステップS21〜S26として、図1の概略構成図に基
づいて説明する。 ステップS21:設計者は普段利用している設計用端末1
で、CADなどの設計ツールを用いて設計を行なう。設
計でできた図面や技術資料などの情報は、ファイルサー
バ2の決められたフォルダー20a,20bに保存する。 ステップS22:最新の設計情報を表示したい場合は、表
示用端末4でインターネットブラウザを起動し、Webサ
ーバ3のURLを指定して公開している最新の設計情報
にアクセスする。 ステップS23:Webサーバ3にアクセスすると、図4の
ように一覧形式で設計情報が整理され表示される。その
中から必要な情報を選択する。一覧では、未読情報が目
立つように表示されているので、どの情報が最新で未読
なのか一目で分かる。 ステップS24:必要な情報を選択すると、その情報を表
示するビューワが表示用端末4で起動され情報が表示さ
れる。 ステップS25:その最新の設計情報を見て、修正などコ
メントが必要な場合は、図4に示されているコメントボ
タンを押し、図5に示すコメント入力画面を表示させ
る。 ステップS26:コメント入力画面で、コメントやコメン
トの送信者を入力し、コメント通知ボタンを押すと、入
力した送信者にコメントがメールで配信されると共に、
その内容がメールメモリ32に保存される。
【0030】このように、設計の専用ツールが無い環境
で、関係者がお互いに離れた場所にいても最新の設計情
報を表示することができ、必要なコメントを共有するこ
とが可能になる。また、コメントメモリ31、メールメモ
リ32に保存されているコメントと、そのコメントに関す
る、フォルダー30a,30b,・・・に格納されている設
計情報との間には、互いをリンクさせるためのリンク情
報が設定されているので、設計情報に対してコメントが
あることが容易に確認できる。
【0031】なお、上記実施の形態では、ファイルサー
バ2が、設計情報保管フォルダー20a,20bを一定時間
の間隔で監視し、前回監視時より新しい設計情報があっ
た場合に、この新しい設計情報のデータフォーマット
を、Webサーバ3が要求するデータフォーマットに変換
して、Webサーバ3に送信するようにしているが、この
処理ステップはWebサーバ3で行うようにしてもよい
し、通信ネットワーク上に接続された図示しないコンピ
ュータ上で行うようにしてもよい。
【0032】また、上記実施の形態では、Webサーバ3
が、ファイルサーバ2上のフォルダー20a,20b,・・
・に格納された最新の設計情報を、対応するフォルダー
30a,30b,・・・に転送するようにしているが、ファ
イルサーバ2で行うようにしてもよいし、通信ネットワ
ーク上に接続された図示しないコンピュータ上で行うよ
うにしてもよい。また、ファイルサーバ2から転送され
てきた最新設計情報をフォルダー30a,30bに格納する
際、Webサーバ3が、その最新設計情報が未読の情報で
あることを示すフラッグを設定するようにしているが、
ファイルサーバ2で設定するようにしてもよいし、通信
ネットワーク上に接続された図示しないコンピュータ上
で設定するようにしてもよい。
【0033】
【発明の効果】以上実施の形態に基づいて説明したよう
に、本発明によれば、最新の設計情報を表示するため
に、システム登録の手間を省き、表示のために専用ツー
ルを用いることがなく、必要なときに必要な場所で最新
の設計情報を表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る最新設計情報表示システムの実施
の形態の全体の概略構成を示す図である。
【図2】図1に示した実施の形態における処理動作のう
ち、設計情報の保存とフォーマット変換、最新情報公開
までのステップを説明するためのフローチャートであ
る。
【図3】図1に示した実施の形態における処理動作のう
ち、最新設計情報を表示するステップを説明するための
フローチャートである。
【図4】最新設計情報をインターネットプラウザにより
表示用端末で一覧表示した画面例を示す図である。
【図5】コメントボタン(コメント入力)の選択により
表示される入力画面例を示す図である。
【符号の説明】
1 設計用端末 2 ファイルサーバ 3 Webサーバ 4 表示用端末 5 通信ネットワーク 20a,20b フォルダー 30a,30b フォルダー 31 コメントメモリ 32 メールメモリ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信ネットワーク上で設計者が設計を行
    う設計用端末と、該設計用端末上で設計された設計情報
    を保存するファイルサーバと、該ファイルサーバに保存
    された前記設計情報の内、最新の設計情報が格納され、
    インターネットブラウザからの要求に応じて、格納され
    た前記最新設計情報を、インターネットブラウザ上に表
    示可能に編集及び/又は加工してインターネットブラウ
    ザに渡す機能を有するWebサーバとを有することを特徴
    とする最新設計情報表示システム。
  2. 【請求項2】 前記ファイルサーバは、前記設計情報を
    保管する設計情報保管ディレクトリを有し、該設計情報
    保管ディレクトリを一定時間の間隔で監視し、前回監視
    時より新しい設計情報があった場合に、この新しい設計
    情報のデータフォーマットを、前記Webサーバが要求す
    るデータフォーマットに変換する手段を、更に有するこ
    とを特徴とする請求項1に係る最新設計情報表示システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記Webサーバは、前記ファイルサーバ
    と同じディレクトリ構造をもって構成されており、前記
    ファイルサーバ上の所定のディレクトリに格納された前
    記最新の設計情報を、前記Webサーバ上の対応するディ
    レクトリにファイル転送する手段を、更に有することを
    特徴とする請求項1に係る最新設計情報表示システム。
  4. 【請求項4】 前記Webサーバは、最新の設計情報を整
    理して一覧情報としてインターネットブラウザに渡すこ
    とを特徴とする請求項1に係る最新設計情報表示システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記Webサーバに格納されている前記最
    新の設計情報に対して、その最新の設計情報が未読の情
    報であることを示すフラッグを設定するフラッグ設定手
    段を、更に有することを特徴とする請求項1に係る最新
    設計情報表示システム。
  6. 【請求項6】 前記Webサーバは、該Webサーバに格納
    されている前記設計情報をインターネットブラウザに渡
    す際、前記設計情報に前記フラッグが設定されていた場
    合には、該フラッグが設定されていない設計情報がイン
    ターネットブラウザに表示されるときとは異なる表示が
    インターネットブラウザ上で行われるように、表示に関
    する制御情報を付加するように構成されていることを特
    徴とする請求項5に係る最新設計情報表示システム。
  7. 【請求項7】 前記Webサーバに格納されている前記最
    新の設計情報に対する指摘事項及び該指摘事項に関する
    付加情報を1つのデータとし、該データを逐次記録して
    保存する手段を、更に有することを特徴とする請求項1
    に係る最新設計情報表示システム。
  8. 【請求項8】 前記Webサーバは、前記設計情報が表示
    されるインターネットブラウザの画面に、その設計情報
    に関する指摘事項を関係者に伝える電子メールの送信機
    能を起動するための画面情報をインターネットブラウザ
    に渡すと共に、前記電子メールの送信機能によって送信
    された、前記インターネットブラウザ上に表示された設
    計情報に関する指摘事項及び該指摘事項に関する付加情
    報を記憶する記憶手段を有することを特徴とする請求項
    1に係る最新設計情報表示システム。
  9. 【請求項9】 前記記憶手段に記憶された、前記インタ
    ーネットブラウザ上に表示された設計情報に関する指摘
    事項及び該指摘事項に関する付加情報と、前記指摘事項
    及び該指摘事項に関する付加情報に係る前記設計情報と
    には、双方を互いにリンクさせるためのリンク情報が設
    定されていることを特徴とする請求項7又は8に係る最
    新設計情報表示システム。
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