JP7130315B2 - 回路遮断器 - Google Patents

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本発明は、回路遮断器の固定接触子にアークランナをかしめるための構造に関するものである。
アークを消弧装置に誘導するアークランナを回路遮断器に取り付けることが知られている。また、固定接触子に突出部を設け、アークランナのかしめ用の孔部をその突出部に挿入し、突出部の先端部を押し潰すことによって、固定接触子にアークランナをかしめて取り付けることが知られている。このように取り付けると、図10に示すような状態となる。つまり、孔部131に挿入された突出部121の先端が広げられ、アークランナ103が固定接触子102に取り付けられることになる。このようにして用いられる突出部には、回路遮断器の開閉動作による振動などに起因して、応力がかけられる。突出部は固定接触子から突出しているため、その根元部分に、応力が集中しやすくなり、根元部分を起点として突出部が破損してしまう虞があった。そこで、特許文献1に記載された技術では、突出部の根元部分をR形状とすることで、根元部分に応力が集中することを防いでいる。
実開昭62-9341号公報
しかしながら、この方法では、固定接触子の突起部の根元部分に加工が必要になるとともに、アークランナのかしめ用の孔部周りは、突起部の根元部分にあわせた加工が必要となってしまう。また、アークランナの板厚が薄い場合には、このような加工ができないということも問題であった。
本件の発明者は、この点について鋭意検討することにより、解決を試みた。本発明の課題は、アークランナのかしめ用の孔部周りに特別な曲面加工をしなくても、突出部が破損することを抑制できるようにすることである。
上記課題を解決するため、突出部を備えた固定接触子と、固定接点と可動接点が離れる際に発生するアークを消弧装置へ誘導するアークランナとを備え、前記アークランナに備えた孔部に対して挿入された前記突出部により、固定接触子とアークランナが固定された回路遮断器であって、固定接触子の突出部の周囲に溝部を設けた回路遮断器とする。
溝部は、突出部の中心軸から離れるほど漸次深さが深くなる部位を備えた構成とすることが好ましい。
溝部の側面の少なくとも一部が曲面状である構成とすることが好ましい。
本発明では、アークランナのかしめ用の孔部周りに特別な曲面加工をしなくても、突出部が破損することを抑制できる。
実施形態の回路遮断器の内部構造を示した図である。 固定接触子とアークランナがかしめられている状態を示す斜視図である。 固定接触子とアークランナがかしめられる前の状態を示す斜視図である。 断面矩形状の溝部を備えた固定接触子とアークランナがかしめられている状態を示す概略図である。ただし、図2の突出部周りをA-A矢視した断面として表している。 断面三角形状の溝部を備えた固定接触子とアークランナがかしめられている状態を示す概略図である。ただし、図2の突出部周りをA-A矢視した断面として表している。 断面扇形状の溝部を備えた固定接触子とアークランナがかしめられている状態を示す概略図である。ただし、図2の突出部周りをA-A矢視した断面として表している。 断面三角扇形状の溝部を備えた固定接触子とアークランナがかしめられている状態を示す概略図である。ただし、図2の突出部周りをA-A矢視した断面として表している。なお、溝部は、突出部の中心軸から離れるほど漸次深さが深くなるように構成されている。 断面扇形状の溝部を備えた固定接触子とアークランナがかしめられている状態を示す概略図である。ただし、図2の突出部周りをA-A矢視した断面として表している。なお、溝部は、突出部の中心軸から離れるほど漸次深さが深くなるように構成されている。 断面半円状の溝部を備えた固定接触子とアークランナがかしめられている状態を示す概略図である。ただし、図2の突出部周りをA-A矢視した断面として表している。 従来技術において、固定接触子とアークランナがかしめられている状態を示す概略図である。
以下に発明を実施するための形態を示す。図1乃至図3に示されていることから理解されるように、本実施形態の回路遮断器1は、突出部21を備えた固定接触子2と、固定接点11と可動接点12が離れる際に発生するアークを消弧装置13へ誘導するアークランナ3とを備えている。このアークランナ3に備えた孔部31に対して挿入された突出部21を変形させることにより、固定接触子2とアークランナ3が固定されている。また、固定接触子2の突出部21の周囲に溝部22を設けている。このため、アークランナ3のかしめ用の孔部31の周りに特別な曲面加工をしなくても、突出部21が破損することを抑制できる。
ここで、アークとアークランナ3との関係について説明する。本実施形態の回路遮断器1は、可動接点12を有した可動接触子9を備えた開閉機構部と、固定接点11を有した固定接触子2を備えている。この可動接点12と固定接点11とが接触することによって、回路遮断器1は通電可能な状態となる。また、この可動接点12と固定接点11とが離れることで、通電可能な状態が解除される。通電されている最中に、遮断機構が働き、可動接点12と固定接点11が離れる場合、可動接点12と固定接点11の間に高温のアークが発生する場合がある。この高温のアークによって、固定接触子2や可動接触子9などが溶融し、その溶融物が開閉機構部などに付着すると、回路遮断器1の遮断性能が低下してしまう虞がある。
それを防ぐために、回路遮断器1の内部には、消弧室ケース14と複数枚の消弧板15から構成される消弧装置13を設けている。この消弧装置13へアークを誘導するためにアークランナ3が設けられる。
本実施形態のアークランナ3は、図2に示すように、固定接触子2の固定接点11に隣接して配置される。また、アークランナ3は、固定接触子2の突出部21にかしめられることで固定される。図3に示すように、本実施形態では、固定接触子2の突出部21の周囲に溝部22を設けている。図4に示すことから理解されるように、アークランナ3の孔部31の周囲が溝部22と対向するように配置された状態で、突出部21の先端が押しつぶされることで、固定接触子2とアークランナ3がかしめ固定される。固定接触子2に設けた溝部22は、接点の開閉動作によって生じる振動(応力)が突出部21の根元部分に集中しないようにすることができる。
本実施形態のアークランナ3は二つの孔部31を備えており、固定接触子2にはこの孔部31に差し込まれる円柱状の突出部21が二つ設けられている。この突出部21のいずれも、その周囲に円形状の溝部22を備えている。
図4に示す溝部22は断面矩形状であるが、図5に示すように、断面三角形状とすることができる。また、図6に示すように、断面扇形状とすることもできる。図7などに示すように、溝部22を、突出部21の中心軸Cから離れるほど漸次深さが深くなる部位を備えるように構成すれば、突出部21の根元に応力が集中することをより効果的に抑制することができる。
図7などに示すように、突出部21の根本と、その根元に連なる斜面とがなす角度θを90度より大きく180度より小さくするように溝部22を設けることが好ましく、より好ましくは135度以上である。図7に示す例においては、当該角度θを135度としている。
溝部22の断面形状としては、その他、如何なる形状でも構わないが、溝部22を突出部21に沿って形成することが好ましい。また、図8及び図9に示すように、溝部22の側面の少なくとも一部が曲面状であることが好ましい。このようにすれば、突出部21の根元に応力が集中することをより効果的に抑制することができる。なお、図8及び図9に示す例では、溝部22の側面の一部がアール状に構成されている。
以上、いくつかの実施形態を中心に説明してきたが、本発明は上記実施形態に限定されることはなく、各種の態様とすることが可能である。例えば、固定接触子に設ける突出部は一つでも、三つ以上でもよい。
突出部は円柱形状でなくても良く、例えば、角柱状などにすることも可能である。この際。溝部を平面視四角状にすることも可能である。
1 回路遮断器
2 固定接触子
3 アークランナ
11 固定接点
12 可動接点
13 消弧装置
21 突出部
22 溝部
31 孔部
C 中心軸

Claims (1)

  1. 突出部を備えた固定接触子と、固定接点と可動接点が離れる際に発生するアークを消弧装置へ誘導するアークランナとを備え、前記アークランナに備えた孔部に対して挿入された前記突出部により、固定接触子とアークランナが固定された回路遮断器であって、
    固定接触子の突出部の周囲に設けた溝部に、突出部の中心軸から離れるほど漸次深さが深くなる部位を備えた回路遮断器。
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