JP7129778B2 - 自動ドア - Google Patents
自動ドア Download PDFInfo
- Publication number
- JP7129778B2 JP7129778B2 JP2018003849A JP2018003849A JP7129778B2 JP 7129778 B2 JP7129778 B2 JP 7129778B2 JP 2018003849 A JP2018003849 A JP 2018003849A JP 2018003849 A JP2018003849 A JP 2018003849A JP 7129778 B2 JP7129778 B2 JP 7129778B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air condition
- sensor
- automatic door
- air
- opening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
- Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)
Description
また、第1、第2などの序数を含む用語は多様な構成要素を説明するために用いられるが、この用語は一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的でのみ用いられ、この用語によって構成要素が限定されるものではない。
本発明の第1実施形態は自動ドアである。一例として、この自動ドアは、建物の出入口等、屋内と屋外とを隔てる場所に好適に設けられる。以下、図面を参照して、本発明の第1実施形態に係る自動ドア100について説明する。図1は、第1実施形態に係る自動ドア100を概略的に示す正面図である。自動ドア100は、ドア30を可動方向Xに開閉動作させる可動装置である。
一酸化炭素センサ42は、屋内空気中の一酸化炭素を検知し、その濃度の値をコントローラ12に出力する。二酸化炭素センサ43は、屋内空気中の二酸化炭素を検知し、その濃度の値をコントローラ12に出力する。微生物センサ44は、屋内空気中の微生物を検知し、その濃度の値をコントローラ12に出力する。微生物は、例えば浮遊菌であってよい。ホルムアルデヒドセンサ45は、屋内空気中のホルムアルデヒドを検知し、その濃度の値をコントローラ12に出力する。VOCセンサ46は、屋内空気中のVOC(Volatile Organic Compounds:揮発性有機化合物)を検知し、その濃度の値をコントローラ12に出力する。粉塵センサ47は、屋内空気中の粉塵を検知し、その濃度の値をコントローラ12に出力する。粉塵は、PM2.5や煙などを含んでよい。臭気センサ48は、屋内空気中の臭気を検知し、その強度の値をコントローラ12に出力する。
次に、コントローラ12について説明する。図2に示すコントローラ12の各ブロックは、ハードウェア的には、コンピュータのCPUをはじめとする電子素子や機械部品などで実現でき、ソフトウェア的にはコンピュータプログラムなどによって実現されるが、ここでは、それらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックはハードウェア、ソフトウェアの組合せによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。図2に示すように、コントローラ12は、空気状態推定部50と、ドア開閉制御部52と、を含む。
空気状態推定部50は、センサ部14の各センサから入力された、一酸化炭素濃度、二酸化炭素濃度、微生物濃度、ホルムアルデヒト濃度、VOC濃度、粉塵濃度、臭気強度の何れか一つ以上の組合せに基づいて屋内空気の状態を推定する。以下、一酸化炭素濃度、二酸化炭素濃度、微生物濃度、ホルムアルデヒト濃度、VOC濃度、粉塵濃度、臭気強度を総称するときは、屋内空気の特性情報という。空気状態推定部50は屋内空気の特性情報のそれぞれについて、空気状態が悪化したことを判断する基準(以下、「空気状態基準」という)を予め記憶している。空気状態基準は、多数のサンプルに基づいて、屋内空気の特性情報と、人の健康状態や人が感じる不快さとの間の相関関係を収集し分析することによって構築することができる。このような空気状態基準の構築は、屋内空気の特定情報や、人の健康状態や人が感じる不快さに関する多数のサンプル(ビッグデータ)を基に、コンピュータによる機械学習を用いてなされてよい。この場合空気状態推定部50は、構築された空気状態基準を複数層のニューラルネットワークとして備えている。
ドア開閉制御部52は、屋内の空気状態が悪化したことを空気状態推定部50から通知されると、自動ドアの開閉パラメータを換気を優先するものに変更する。換気を優先する開閉パラメータの例としては、ドアを開けるタイミングを早くする、開速度を早くする、閉速度を遅くする、開放時間を長くする、全閉位置を開放方向にずらすことにより全閉時に戸先に隙間を形成する、などがある。
次に、図3を参照して本発明の第2実施形態に係る自動ドアを説明する。以下、第1実施形態と重複する説明を省き、相違する点について重点的に説明する。第1実施形態では、空気状態推定部が推定した現在の屋内空気の状態が空気状態基準を超えたとき、現在の自動ドアの開閉を制御する。これに対し第2実施形態では、過去の空気の状態と自動ドアの開閉パラメータとの関係に基づいて、将来の屋内空気の状態の悪化を予測し、次回以降の自動ドアの開閉を制御する。
空気状態履歴データベース16は、過去のある時点における屋内空気の特性情報と、そのとき設定された自動ドアの開閉パラメータとの関係を、履歴として蓄積する。
第1実施形態と同様に、センサ部14の各センサは、屋内空気の各特性情報を検知し、その値をコントローラ12に出力する。空気状態予測部60は、空気状態履歴データベース16のデータに基づいて、センサ部14の各センサから入力された現在の屋内空気の特性情報から、将来の屋内空気の状態を予測する。予測は、例えば現在の屋内空気の状況や自動ドアの開閉パラメータから、「今から何分後に、どの特性情報が所定の空気状態基準を超える」といった形でなされる。この予測は、空気状態履歴データベースに蓄積されたデータを基に、機械学習を用いてなされてよい。
ドア開閉制御部52は、屋内空気の状態悪化の予想を空気状態推定部50から通知されると、次回以降の自動ドアの開閉パラメータを換気を優先するものに変更する。換気を優先する開閉パラメータの例としては、ドアを開けるタイミングを早くする、開速度を早くする、閉速度を遅くする、開放時間を長くする、全閉位置を開放方向にずらすことにより全閉時に戸先に隙間が形成する、などがある。
前述の実施形態では、センサ部に設置された各センサは、屋内空気の化学的組成などを屋内の代表的な場所で検知するものである。一応用例では、これらのセンサに加えて、窓際やドア際など結露が発生しやすい場所に温湿度計が設置されてもよい。温湿度計は、測定した温度と湿度の値をコントローラに出力する。コントローラの空気状態判断部は、温湿度計から入力された温度と湿度の値が所定の条件を満たすと屋内で結露が発生することを予測し、その結果をドア開閉装置に通知する。空気状態判断部は、屋内の結露発生の予測を空気状態推定部から通知されると、自動ドアの開閉パラメータを換気を優先するものに変更する。この応用例によれば、屋内の結露の発生を抑制することができる。結露の発生の予測は、人工知能を用いてなされてよい。
前述の実施形態では、センサ部は屋内に設置されている。一応用例では、これらの屋内のセンサ部に加えて、同様のセンサ部が屋外に設置されてもよい。屋外のセンサ部の各センサは、屋外空気の特性情報の値をコントローラに出力する。空気状態判断部は、屋内および屋外のセンサ部から入力されたそれぞれの特性情報を比較する。その結果、屋内空気の状態に比べて屋外空気の状態が悪かった場合は、空気状態判断部は、たとえ屋内空気の特性情報が空気状態基準を超えた場合であっても、自動ドアの開閉モードを換気を優先するものに変更することを禁止する。この応用例によれば、例えば花粉の飛散量が多いといったように屋外の空気状態が屋内より悪い場合、屋内環境がさらに悪化することを抑制することができる。屋内と屋外との間の空気状態の比較と、それに基づく開閉パラメータの変更の判断は、人工知能を用いてされてよい。
前述の実施形態における、屋内のセンサ部に加えて、カメラやマイクロホンなどの機器が屋外に設置されてもよい。これらの機器は、ゴミや害虫等の異物が屋外の空中等に存在した場合にこれを検知し、その結果をコントローラに出力する。空気状態判断部は、屋外の異物が所定の条件を満たし、これが自動ドアを通じて屋内に侵入することを予測すると、自動ドアの開閉モードを換気を優先するものに変更することを禁止する。この応用例によれば、風に飛ばされたゴミや飛来する害虫が、自動ドアを通じて屋内に侵入することを抑制することができる。カメラ映像に基づく異物侵入の予測は、人工知能を用いてなれてよい。
前述の実施形態における、屋内のセンサ部に加えて、害虫が発生する音を検知する機器(以下、「害虫音検知器」という)が屋内および/または屋外に設置されてもよい。害虫音検知器は、予め保存されている虫ごとの音の特徴から虫の種別を推定する。虫が発生する音の例としては、羽音、鳴き声、地を這う音などがある。また音の特性例としては、周波数、音色、強さ、強弱の変化などがある。害虫音検知器はさらに、虫が発する音の周波数変化から、ドップラー効果を考慮することにより、虫が移動する方向と速さを推定してもよい。害虫音検知器は、害虫が発生する音を検知して虫の存在を認識すると、その情報をドア開閉制御部に送信する。ドア制御部は、虫に関する情報を害虫音検知器から受信すると、虫ごとに定められたドアの開閉制御を行う。ドアの開閉制御の例としては、屋外に虫がいた場合、開放しているドアを閉鎖する、あるいはエアカーテンを作動させるといったことがある。また、屋内にいた虫が自動ドアの方に向かって移動しているとき、適切なタイミングで自動ドアを開放するといった制御がなされてもよい。本応用例によれば、屋外にいる害虫の屋内への侵入を阻止したり、屋内にいる害虫を屋外に追い出したりすることができる。虫が発生する音の特徴に基づく虫の判別は、人工知能を用いてされてよい。
Claims (1)
- 自動ドアであって、
センサ部と、空気状態履歴データベースと、コントローラと、を備え、
前記センサ部は、1つ以上の屋内空気の特性を検知するセンサを含み、
前記空気状態履歴データベースは、過去の空気の状態と前記自動ドアの開閉パラメータとの関係の履歴を蓄積し、
前記コントローラは、前記センサ部の各センサが検知した屋内空気の特性値と、前記空気状態履歴データベースのデータと、に基づいて屋内空気の状態の悪化を予測する空気状態予測部と、
前記空気状態予測部が予測した屋内空気の状態が所定の条件を満たす場合、次回以降の前記自動ドアの開閉パラメータを換気を優先するものにして前記自動ドアの開閉を制御するドア開閉制御部と、を含む
ことを特徴とする自動ドア。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018003849A JP7129778B2 (ja) | 2018-01-12 | 2018-01-12 | 自動ドア |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018003849A JP7129778B2 (ja) | 2018-01-12 | 2018-01-12 | 自動ドア |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019124013A JP2019124013A (ja) | 2019-07-25 |
JP7129778B2 true JP7129778B2 (ja) | 2022-09-02 |
Family
ID=67398200
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018003849A Active JP7129778B2 (ja) | 2018-01-12 | 2018-01-12 | 自動ドア |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7129778B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7199861B2 (ja) * | 2018-07-25 | 2023-01-06 | ナブテスコ株式会社 | 換気システム、自動ドアシステムおよび換気方法 |
CN113565393A (zh) * | 2021-07-21 | 2021-10-29 | 上海擎朗智能科技有限公司 | 开关门控制装置、开关门控制方法及服务机器人 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006097237A (ja) | 2004-09-28 | 2006-04-13 | Aisin Seiki Co Ltd | 窓ないし戸の開閉装置 |
JP2006163636A (ja) | 2004-12-03 | 2006-06-22 | Osaka Gas Co Ltd | 警報装置 |
DE102012003313A1 (de) | 2012-02-18 | 2012-10-04 | Daimler Ag | Vorrichtung für ein Kraftfahrzeug |
JP2013185768A (ja) | 2012-03-08 | 2013-09-19 | Toshiba Corp | 空調制御装置及び空調制御方法 |
JP2015048631A (ja) | 2013-08-30 | 2015-03-16 | 三協立山株式会社 | 電動突き出し窓 |
US20160340959A1 (en) | 2015-06-29 | 2016-11-24 | Masoud Valinejadshoubi | Adaptive ventilating window for different weather conditions |
-
2018
- 2018-01-12 JP JP2018003849A patent/JP7129778B2/ja active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006097237A (ja) | 2004-09-28 | 2006-04-13 | Aisin Seiki Co Ltd | 窓ないし戸の開閉装置 |
JP2006163636A (ja) | 2004-12-03 | 2006-06-22 | Osaka Gas Co Ltd | 警報装置 |
DE102012003313A1 (de) | 2012-02-18 | 2012-10-04 | Daimler Ag | Vorrichtung für ein Kraftfahrzeug |
JP2013185768A (ja) | 2012-03-08 | 2013-09-19 | Toshiba Corp | 空調制御装置及び空調制御方法 |
JP2015048631A (ja) | 2013-08-30 | 2015-03-16 | 三協立山株式会社 | 電動突き出し窓 |
US20160340959A1 (en) | 2015-06-29 | 2016-11-24 | Masoud Valinejadshoubi | Adaptive ventilating window for different weather conditions |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019124013A (ja) | 2019-07-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6491338B2 (ja) | 空気質および空気質に影響しそうなイベントをモニタリングし是正策を講じるシステムおよび方法 | |
JP6733734B2 (ja) | 換気システム | |
JP7129778B2 (ja) | 自動ドア | |
KR20210026214A (ko) | 공기 청정기 및 이의 동작 방법 | |
KR20210118922A (ko) | 밀폐형 구조물에서 공기 오염을 최소화하기 위한 라이브러리, 시스템 및 방법 | |
JP6076024B2 (ja) | 屋内環境監視システム | |
US20160377305A1 (en) | Systems and methods for controlling an environment based on occupancy | |
KR102336614B1 (ko) | 인공지능을 이용한 공기환경 제어장치 및 방법 | |
KR20160072870A (ko) | 먼지센서를 적용한 스마트 윈도우 장치 및 제어방법 | |
US20190101306A1 (en) | Facilitating structure automation functionality by automatically modifying a condition of an environment based on implementing a parameter adjustment at a remote device within the structure | |
US20200053459A1 (en) | Systems and methods for adaptive opening management | |
KR101775928B1 (ko) | 작업 환경 관리 시스템 | |
GB2563008A (en) | Air pollution management system and method | |
JP6080436B2 (ja) | 屋内環境管理システム | |
JP6461538B2 (ja) | 通風管理システム、通風制御装置およびプログラム | |
JP2020016392A (ja) | 換気システム、自動ドアシステムおよび換気方法 | |
KR20180045963A (ko) | 이동식 환풍기 시스템 및 그 제어방법 | |
JP2014009823A (ja) | 空気調和装置 | |
US20220275960A1 (en) | Air quality control system and method of operation | |
JP2011185018A (ja) | シャッタ装置 | |
JP2002349920A (ja) | トータル通風換気システム及びその住宅構造 | |
JP2005201580A (ja) | 換気システム | |
Tien et al. | Deep Learning-based Occupancy Behaviour Approach Towards the Improvement of the Indoor Air Quality Within Building Spaces | |
JP2010140466A (ja) | 建物構造図面を用いたホームネットワーク動作装置及びその方法 | |
TWI555953B (zh) | 室內空氣汙染源之追蹤與調控的方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20201211 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210908 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210914 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20211104 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220215 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220322 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220802 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220823 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 7129778 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |