JP7128706B2 - 操作装置及び操作制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、操作装置及び操作制御方法に関する。
従来の技術として、車両に設けられ、操作者の接触及び操作を区別して検出する操作スイッチと、操作者から視認可能な位置に設けられる表示装置と、操作スイッチへの接触が検出された場合に、操作スイッチへの操作が検出されたときに作動する機能に関する情報を表示装置に表示する制御装置と、を備える車両用表示システムが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
この操作スイッチは、十字キーと、十字キーの中心部に配置された第1プッシュボタンと、を備えて構成されている。
特開2018-103770号公報
この従来の車両用表示システムは、例えば、操作スイッチの第1プッシュボタンに対してプッシュ操作を行った後、第1プッシュボタンから操作指を離す際、第1プッシュボタンに隣接する十字キーに触れると、ユーザの意図しない表示がなされてユーザに違和感を与える可能性がある。
従って本発明の目的は、意図しない操作が受け付けられたことによる違和感を抑制することができる操作装置及び操作制御方法を提供することにある。
本発明の一態様は、第1の操作面になされた操作を受け付けた後、第1の操作面に隣接する隣接操作面になされた操作を予め定められた期間、受け付けない制御部を備えた操作装置を提供する。
本発明の他の態様は、第1の操作面になされた操作を受け付けた後、第1の操作面に隣接する隣接操作面になされた操作を予め定められた期間、受け付けないことを含む操作制御方法を提供する。
本発明によれば、意図しない操作が受け付けられたことによる違和感を抑制することができる。
図1(a)は、実施の形態に係るステアリングスイッチ装置の一例が配置された車両内部の概略図であり、図1(b)は、ステアリングスイッチ装置のブロック図の一例である。 図2(a)は、実施の形態に係るステアリングスイッチ装置のプッシュスイッチと十字スイッチの一例を示す概略図であり、図2(b)は、表示装置に表示された初期表示の一例を示す概略図である。 図3(a)は、実施の形態に係るステアリングスイッチ装置が表示装置に表示させる第1の表示の一例を示す概略図であり、図3(b)は、第2の表示の一例である。 図4(a)及び図4(b)は、実施の形態に係るステアリングスイッチ装置を操作する際の不要な動作の検出の一例について説明するための概略図であり、図4(c)は、プッシュ操作時の初期表示、第1の表示及び第2の表示の切り替わりの一例について説明するための概略図である。 図5(a)は、実施の形態に係るステアリングスイッチ装置の十字スイッチのタッチセンサのしきい値の変更の一例について説明するためのグラフであり、図5(b)は、変形例に係る操作装置の一例を説明するための概略図である。 図6は、実施の形態に係るステアリングスイッチ装置の動作の一例を示す概略図である。
(実施の形態の要約)
実施の形態に係る操作装置は、第1の操作面になされた操作を受け付けた後、第1の操作面に隣接する隣接操作面になされた操作を予め定められた期間、受け付けない制御部を備えて概略構成されている。
この操作装置は、ユーザが意図した第1の操作面に対する操作の後、ユーザが意図せず隣接する隣接操作面に接触するなどして操作を行ったとされるようなことが生じても予め定められた期間、操作を受け付けない制御を行うので、この構成を採用しない場合と比べて、意図しない操作が受け付けられたことによる違和感を抑制することができる。
[実施の形態]
(ステアリングスイッチ装置1の概要)
以下に本実施の形態に係る操作装置としてのステアリングスイッチ装置1について各図を参照しながら説明する。なお以下に記載する実施の形態に係る各図において、図形間の比率は、実際の比率とは異なる場合がある。また図1(b)では、主な信号や情報の流れを矢印で示している。さらに数値範囲を示す「A~B」は、A以上B以下の意味で用いるものとする。
ステアリングスイッチ装置1は、例えば、図1(a)に示すように、車両8のステアリング80の左右に配置されている。このステアリング80は、ステアリングシャフトが連結されるホーンパッド部800と、ユーザが把持する部分であり、リング形状を有する把持部801と、ホーンパッド部800と把持部801とを連結するスポーク部802a~スポーク部802dと、を備えて概略構成されている。
ステアリング80は、例えば、図1(a)の紙面において間隔を空けて時計回りにスポーク部802a~スポーク部802dが配置されている。図1(a)の紙面のステアリング80を時計に模した場合、およそ3時の位置にスポーク部802aが位置すると共に、およそ9時の位置にスポーク部802dが位置している。
ステアリングスイッチ装置1は、例えば、スポーク部802a及びスポーク部802dが位置するホーンパッド部800の搭載部803及び搭載部804に配置されている。このステアリングスイッチ装置1は、車両8に搭載された電子機器の操作部として機能するように構成されている。またステアリングスイッチ装置1は、例えば、タッチ操作がなされたスイッチに割り当てられた機能を画像として電気的に接続された表示装置に表示させるように構成されている。
この表示装置としては、例えば、図1(a)に示すように、センターコンソール81に配置されたメインモニタ82、インストルメントパネル83に配置されたサブモニタ84、及びフロントガラス85に画像を投影するヘッドアップディスプレイ86などを用いることが可能である。本実施の形態の表示装置は、一例として、ヘッドアップディスプレイ86である。
以下では、図1(a)の紙面右側の搭載部803に配置されたステアリングスイッチ装置1について説明する。なお操作装置は、ステアリングスイッチ装置1に限定されず、様々な仕様の操作装置として使用可能である。
ステアリングスイッチ装置1は、例えば、図1(b)に示すように、第1の操作面になされた操作を受け付けた後、第1の操作面に隣接する隣接操作面になされた操作を予め定められた期間、受け付けない制御部14を備えて概略構成されている。
またステアリングスイッチ装置1は、第1の操作面としての中央操作面10aを有し、中央操作面10aになされたプッシュ操作を検出するプッシュスイッチ10と、隣接操作面としての上側操作面12a~左側操作面12dを有し、上側操作面12a~左側操作面12dになされたタッチ操作を検出するタッチスイッチとしての十字スイッチ12と、を備えている。制御部14は、プッシュスイッチ10になされたプッシュ操作を受け付けた後、予め定められた期間、十字スイッチ12になされたタッチ操作を受け付けない制御を行うように概略構成されている。
このプッシュスイッチ10と十字スイッチ12は、例えば、図2(a)に示すように、隣接して配置されている。また予め定められた期間は、例えば、ユーザが意図しない操作を受け付けない、つまり不要な動作を除去する期間であるので、以下では除去期間Tと記載する。
中央操作面10aは、プッシュスイッチ10の表面である。上側操作面12a~左側操作面12dは、十字スイッチ12の表面を4分割したものである。十字スイッチ12は、この上側操作面12a~左側操作面12dごとに操作に対する機能が割り付けられている。
またステアリングスイッチ装置1は、例えば、図2(a)及び図2(b)に示すように、プッシュスイッチ10の中央操作面10a、又は十字スイッチ12の上側操作面12a~左側操作面12dに触れると、触れた箇所が分かるようにヘッドアップディスプレイ86の表示を変化させるように構成されている。
制御部14は、タッチ操作を検出するためのしきい値(第2のタッチしきい値Th)を有し、第2のタッチしきい値Thを変更することで十字スイッチ12に対するタッチ操作を受け付けない制御を行うように構成されている。
またプッシュスイッチ10は、例えば、図1(b)に示すように、中央操作面10aになされたタッチ操作を検出するタッチセンサ101を有している。そして制御部14は、例えば、図3(a)及び図3(b)に示すように、中央操作面10aになされたタッチ操作に応じて電気的に接続された表示装置に第1の表示861を行わせるタッチ操作信号Sを出力し、また中央操作面10aになされたプッシュ操作の検出に応じて表示装置に第2の表示862を行わせるプッシュ操作信号Sを出力するように構成され、当該プッシュ操作が検出されなくなったことをトリガとして予め定められた期間(除去期間T)、継続して第2の表示862を表示させるように概略構成されている。
(プッシュスイッチ10の構成)
プッシュスイッチ10は、例えば、図1(b)及び図2(a)に示すように、プッシュボタン100と、タッチセンサ101と、プッシュスイッチ部102と、を備えて概略構成されている。
プッシュボタン100は、例えば、樹脂材料によって円柱形状に形成されている。そしてプッシュボタン100の表面である中央操作面10aは、円形状を有している。このプッシュボタン100の端部には、プッシュスイッチ部102が接触するように配置されている。
タッチセンサ101は、例えば、中央操作面10aに対する操作指の接触を検出する静電容量方式のセンサである。このタッチセンサ101は、検出電極が中央操作面10aの下方に配置されている。タッチセンサ101は、検出電極と操作指との間に形成される静電容量の情報である静電容量情報Sを周期的に制御部14に出力するように構成されている。
プッシュスイッチ部102は、プッシュボタン100になされたプッシュ操作によってオン状態となるメカニカルスイッチである。プッシュスイッチ部102は、プッシュ操作によってオン状態となると、スイッチ信号Sを制御部14に出力する。
なおプッシュスイッチ部102は、例えば、プッシュ操作によるプッシュボタン100の押し込みによりオン状態となり、押し込みが終わるとオフ状態に移行すると共にプッシュボタン100が元の位置に戻るモーメンタリスイッチである。このオン状態とは、プッシュ操作が検出されている状態(プッシュオン)であり、オフ状態とは、プッシュ操作が検出されなくなった状態(プッシュオフ)である。
プッシュスイッチ部102は、一例として、固定接点と、この固定接点と対向するラバードームに配置された可動接点と、を有し、プッシュ操作によってラバードームが変形して可動接点と固定接点とが接触してオン状態となり、プッシュ操作が解除されると、ラバードームの形状が戻ることで接触が解除されてオフ状態となるように構成されている。なおプッシュスイッチ部102は、例えば、マイクロスイッチや荷重センサなどであっても良い。
プッシュスイッチ10は、一例として、ヘッドアップディスプレイ86に表示された、選択された状態にある画像に割り当てられた機能の実行を指示する機能が割り当てられている。
(十字スイッチ12の構成)
十字スイッチ12は、例えば、図1(b)に示すように、十字ボタン120と、タッチセンサ121と、十字スイッチ部122と、を備えて概略構成されている。
十字ボタン120は、例えば、樹脂材料によって円板形状に形成されている。その中央には、円形の開口120aが形成され、その開口120aにプッシュボタン100が配置されている。十字ボタン120は、例えば、図2(a)に示すように、上下左右の4方向のプッシュ操作が十字スイッチ部122によって検出されるように構成されている。
タッチセンサ121は、例えば、十字ボタン120の上側操作面12a、下側操作面12b、右側操作面12c及び左側操作面12dのいずれかに対する操作指の接触を検出する静電容量方式のセンサである。このタッチセンサ121は、4つの検出電極が上側操作面12a、下側操作面12b、右側操作面12c及び左側操作面12dの下方に配置されている。タッチセンサ121は、それぞれの検出電極と操作指との間に形成される静電容量の情報である静電容量情報Sを周期的に制御部14に出力するように構成されている。なお変形例としてタッチセンサ121は、操作面の下方に、複数の駆動電極と複数の検出電極を備えた構成であっても良い。
十字スイッチ部122は、例えば、上側操作面12a、下側操作面12b、右側操作面12c及び左側操作面12dになされたプッシュ操作によってオン状態となるメカニカルスイッチである。このメカニカルスイッチは、例えば、各操作面の下方に配置されている。十字スイッチ部122は、プッシュ操作によってオン状態となると、プッシュ操作がなされた操作面に応じたスイッチ信号Sを制御部14に出力する。
この十字スイッチ部122は、例えば、プッシュ操作による十字ボタン120の押し込みによりオン状態となり、押し込みが終わるとオフ状態に移行する共に十字ボタン120が元の位置に戻るモーメンタリスイッチである。
具体的には、十字スイッチ部122は、例えば、上述の固定接点と可動接点を有する構成でも良いし、荷重センサや4つのマイクロスイッチによって押し込みを検出する構成であっても良い。
十字スイッチ12は、一例として、音量を調整する機能が上側操作面12aに割り当てられている。十字スイッチ12は、一例として、接続された電子機器のモード(MODE)を切り替える機能が下側操作面12bに割り当てられている。十字スイッチ12は、一例として、ヘッドアップディスプレイ86に表示された、選択された状態にある画像の次の画像が選択された状態となるように送る機能が右側操作面12cに割り当てられている。そして十字スイッチ12は、一例として、選択された状態にある画像の前の画像が選択された状態となるように戻る機能が左側操作面12dに割り当てられている。
(制御部14の構成)
制御部14は、例えば、記憶されたプログラムに従って、取得したデータに演算、加工などを行うCPU(Central Processing Unit)、半導体メモリであるRAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)などから構成されるマイクロコンピュータである。このROMには、例えば、制御部14が動作するためのプログラムが格納されている。RAMは、例えば、一時的に演算結果などを格納する記憶領域として用いられる。また制御部14は、例えば、第1のタッチしきい値Th~第3のタッチしきい値ThをRAM又はROMに有している。さらに制御部14は、その内部にクロック信号を生成する手段を有し、このクロック信号に基づいて動作を行うと共に時間の計測を行う。
制御部14は、プッシュスイッチ10のタッチセンサ101から取得した静電容量情報Sと第1のタッチしきい値Thとを比較し、静電容量情報Sに基づく静電容量が第1のタッチしきい値Th以上である場合、中央操作面10aにタッチ操作がなされたと判定する。そして制御部14は、例えば、中央操作面10aにタッチ操作がなされたことを示すタッチ操作信号Sを接続された電子機器に出力する。電子機器は、例えば、タッチ操作信号Sに基づいてヘッドアップディスプレイ86の表示を制御する。
また制御部14は、プッシュスイッチ10のプッシュスイッチ部102から出力されるスイッチ信号Sに基づいてプッシュ操作を判定し、プッシュオンの場合にプッシュ操作信号Sを接続された電子機器に出力する。電子機器は、例えば、プッシュ操作信号Sに基づいてヘッドアップディスプレイ86の表示を制御すると共にプッシュスイッチ10によって指示された機能を実行する。
さらに制御部14は、十字スイッチ12のタッチセンサ121から取得した静電容量情報Sと第2のタッチしきい値Thとを比較する。制御部14は、例えば、上側操作面12aに関する静電容量が第2のタッチしきい値Th以上である場合、上側操作面12aにタッチ操作がなされたと判定する。そして制御部14は、上側操作面12aにタッチ操作がなされたことを示す上側タッチ操作信号Sを接続された電子機器に出力する。電子機器は、例えば、上側タッチ操作信号Sに基づいてヘッドアップディスプレイ86の表示を制御する。
制御部14は、例えば、下側操作面12bに関する静電容量が第2のタッチしきい値Th以上である場合、下側操作面12bにタッチ操作がなされたと判定する。そして制御部14は、下側操作面12bにタッチ操作がなされたことを示す下側タッチ操作信号Sを接続された電子機器に出力する。電子機器は、例えば、下側タッチ操作信号Sに基づいてヘッドアップディスプレイ86の表示を制御する。
制御部14は、例えば、右側操作面12cに関する静電容量が第2のタッチしきい値Th以上である場合、右側操作面12cにタッチ操作がなされたと判定する。そして制御部14は、右側操作面12cにタッチ操作がなされたことを示す右側タッチ操作信号Sを接続された電子機器に出力する。電子機器は、例えば、右側タッチ操作信号Sに基づいてヘッドアップディスプレイ86の表示を制御する。
制御部14は、例えば、左側操作面12dに関する静電容量が第2のタッチしきい値Th以上である場合、左側操作面12dにタッチ操作がなされたと判定する。そして制御部14は、左側操作面12dにタッチ操作がなされたことを示す左側タッチ操作信号S10を電気的に接続された電子機器に出力する。電子機器は、例えば、左側タッチ操作信号S10に基づいてヘッドアップディスプレイ86の表示を制御する。
制御部14は、例えば、十字スイッチ部122から取得したスイッチ信号Sに基づいて上側操作面12a~左側操作面12dのいずれの操作面にプッシュ操作がなされたかを判定し、操作情報S11として接続された電子機器に出力する。電子機器は、例えば、操作情報S11に基づいてヘッドアップディスプレイ86の表示を制御すると共に十字スイッチ12によって指示された機能を実行する。
ヘッドアップディスプレイ86は、例えば、図2(b)に示すように、ステアリングスイッチ装置1にタッチ操作がなされていない場合、初期表示860を行う。またヘッドアップディスプレイ86は、例えば、図3(a)に示すように、プッシュスイッチ10に対してタッチ操作が行われた場合(タッチオン)、第1の表示861を行う。そしてヘッドアップディスプレイ86は、例えば、図3(b)に示すように、プッシュスイッチ10に対してプッシュ操作が行われた場合(プッシュオン)、第2の表示862を行う。
この初期表示860は、例えば、図2(b)に示すように、ステアリングスイッチ装置1を模した形状の画像であって、中央操作面10aに対応する中央表示86a、上側操作面12a~左側操作面12dに対応する上側表示86b~左側表示86eによって概略構成されている。
第1の表示861は、例えば、図3(a)に示すように、プッシュスイッチ10に対するタッチ操作に応じた表示であるので、中央表示86aが中央表示861aに切り替わる表示である。この中央表示861aは、一例として、周囲を囲む表示が追加された表示である。
第2の表示862は、例えば、図3(b)に示すように、プッシュスイッチ10に対するプッシュ操作(プッシュオン)に応じた表示であるので、中央表示86aが中央表示862aに切り替わる表示である。この中央表示862aは、一例として、初期表示860の中央表示86aが反転する表示である。
なお十字スイッチ12の上側表示86b~左側表示86eは、一例として、タッチ操作及びプッシュ操作に対して第1の表示861及び第2の表示862と同様の表示を行う。
ここで図4(a)は、一例として、ユーザがステアリング80を把持した状態で、操作指9(親指)を使ってプッシュボタン100に対してプッシュ操作を行っている様子を示している。そして図4(b)に示すように、ユーザがプッシュボタン100から操作指9を離した場合、意図せず十字スイッチ12の十字ボタン120に触れてしまう可能性がある。
ユーザが意図せずプッシュボタン100に対するプッシュ操作の後に十字ボタン120に触れてしまった場合、ヘッドアップディスプレイ86に意図しない表示がなされてしまう。そこで制御部14は、例えば、図4(c)に示すように、除去期間Tを設定し、意図しない表示を抑制する。
具体的には、制御部14は、例えば、図4(c)に示すように、プッシュスイッチ10に対するタッチ操作が検出されると(タッチオン)、初期表示860から第1の表示861へと表示を切り替えるタッチ操作信号Sを出力する。
次に制御部14は、例えば、図4(c)に示すように、プッシュスイッチ10に対するプッシュ操作が検出されると(プッシュオン)、第1の表示861から第2の表示862へと表示を切り替えると共にプッシュ操作がなされたことを示すプッシュ操作信号Sを出力する。
次に制御部14は、例えば、図4(c)に示すように、プッシュスイッチ10に対するプッシュ操作が解除されると(プッシュオフ)、第2の表示862を継続しつつ除去期間Tを設定する。
この除去期間Tは、上述のように、十字スイッチ12に対するタッチ操作を検出しないようにする、又は検出し難くすることで結果的に検出しないように不要動作を除去する期間である。除去期間Tは、一例として、プッシュオフをトリガとして100~300ms程度に設定されるがこれに限定されない。
十字スイッチ12に対する不要動作を除去する方法としては、一例として、十字スイッチ12のタッチセンサ121から出力される静電容量情報Sを除去期間Tの間、破棄する方法、除去期間Tの間、タッチ操作の判定を行わない方法などがある。
本実施の形態の十字スイッチ12に対する不要動作を除去する方法としては、一例として、図5(a)に示すように、十字スイッチ12に対するタッチ操作が判定され難くするため、第2のタッチしきい値Thを第3のタッチしきい値Thに切り替える方法である。なお図5(a)は、横軸が時間、縦軸が静電容量であり、静電容量Cが図示されている。
第3のタッチしきい値Thは、第2のタッチしきい値Thよりも高いしきい値である。従って第3のタッチしきい値Thが十分大きいしきい値に設定されれば、タッチ操作の判定が行われてもタッチ操作がなされたと判定されない。
なお変形例としての十字スイッチ12に対する不要動作を除去する方法は、例えば、タッチセンサ101の検出電極に印加する電圧を小さくして操作指の検出感度を低下させる方法である。さらに他の変形例としての十字スイッチ12に対する不要動作を除去する方法は、例えば、予め定められた関数によって第2のタッチしきい値Thを変更する方法である。ここで十字スイッチ12に対する不要動作の除去の対象は、十字スイッチ12に対するタッチ操作であったがこれに限定されず、タッチ操作と共に十字スイッチ12に対するプッシュ操作を対象としても良い。
制御部14は、除去期間Tが終了すると、第2の表示862から初期表示860に表示を切り替える表示切替信号S12を電子機器に出力する。電子機器は、例えば、表示切替信号S12に基づいてヘッドアップディスプレイ86の表示を制御する。
以下に、本実施の形態のステアリングスイッチ装置1の動作の一例について図6のフローチャートに従って説明する。
(動作)
ステアリングスイッチ装置1の制御部14は、プッシュスイッチ10のタッチセンサ101、及び十字スイッチ12のタッチセンサ121から出力される静電容量情報S及び静電容量情報Sを監視する。制御部14は、ステップ1の「Yes」が成り立つ、つまりタッチ操作が検出され(Step1:Yes)、そのタッチ操作が検出されたスイッチがプッシュスイッチ10であった場合(Step2:Yes)、初期表示860から第1の表示861に表示を切り替えさせるためにタッチ操作信号Sを出力する(Step3)。
次に制御部14は、タッチ操作が検出されたプッシュスイッチ10のスイッチ信号Sに基づいてプッシュ操作がなされた、つまりプッシュオンと判定した場合(Step4:Yes)、第1の表示861から第2の表示862に表示を切り替えさせると共に電子機器に機能を実行させるためのプッシュ操作信号Sを出力する(Step5)。
次に制御部14は、スイッチ信号Sに基づいてプッシュオフとなると、プッシュオフをトリガに除去期間Tを設定する(Step6)。
次に制御部14は、除去期間Tが終了すると、第2の表示862から初期表示860に表示を切り替える表示切替信号S12を出力し(Step7)、ステップ1に処理を進める。
ここでステップ2において制御部14は、十字スイッチ12がタッチ操作を検出した場合(Step2:No)、タッチされた操作面に応じたタッチ操作信号を電子機器に出力し、操作面に応じた表示をさせる(Step8)。
次に制御部14は、十字スイッチ部122から出力されたスイッチ信号Sに基づいてプッシュ操作が検出される、つまりプッシュオンと判定した場合(Step9:Yes)、プッシュオンされた操作面に応じた表示をさせると共に機能を実行させる操作情報S11を出力する(Step10)。制御部14は、プッシュオフになるとステップ7に処理を進めて表示を初期表示860に切替させる。
ステップ4において制御部14は、予め定められた一定期間内にプッシュオンが検出されない場合(Step4:No)、ステップ1に処理を進める。また同様にステップ9において制御部14は、一定期間内にプッシュオンが検出されない場合(Step9:No)、ステップ1に処理を進める。
(実施の形態の効果)
本実施の形態に係るステアリングスイッチ装置1は、意図しない操作が受け付けられたことによる違和感を抑制することができる。具体的には、ステアリングスイッチ装置1は、ユーザが意図したプッシュスイッチ10に対する操作の後、ユーザが意図せず隣接する十字スイッチ12に接触してタッチ操作を行ったとされるようなことが生じても不要動作を受け付けない除去期間Tを設定する。従ってステアリングスイッチ装置1は、この構成を採用しない場合と比べて、不要なタッチ操作の誤検出と意図しない表示が抑制されるので、意図しない操作が受け付けられたことによる違和感を抑制することができる。
ステアリングスイッチ装置1は、除去期間Tの間、タッチ操作を検出しないようにするため、十字スイッチ12のタッチセンサ121の第2のしきい値Thを第3のしきい値Thに切り替えるので、この構成を採用しない場合と比べて、容易にタッチ操作を検出しないようにすることができる。
ステアリングスイッチ装置1は、除去期間Tの間、プッシュオンにより表示される第2の表示862を継続して表示させるので、プッシュオフで表示を切り替える場合と比べて、表示が継続されることで違和感が抑制される。
ステアリングスイッチ装置1は、プッシュ操作が終了した後のタッチ操作を不要動作とみなすため、プッシュオフをトリガとして除去期間Tを設定するので、他のタイミングをトリガとして設定する場合と比べて、適切な除去期間Tを設定することができる。
(他の実施の形態について)
他の実施の形態の操作装置は、第1の操作面及び隣接操作面が1つの操作面を分割したもので構成されている。具体的には、操作装置としてのタッチパッド7は、例えば、図5(b)に示すように、矩形を有する操作面70が第1の操作面71及び隣接操作面72に分割されている。
このタッチパッド7は、第1の操作面71になされた操作を受け付けた後、第1の操作面71に隣接する隣接操作面72になされた操作を予め定められた期間、受け付けない制御部を備えて概略構成されている。この制御部は、例えば、上述の制御部14と同様の構成を有している。
このタッチパッド7は、例えば、静電容量方式のタッチパッドである。タッチパッド7は、操作面70の中央が第1の操作面71であり、その周囲が隣接操作面72となっている。第1の操作面71及び隣接操作面72は、共にタッチ操作を受け付けるように構成されているがこれに限定されず、例えば、荷重センサなどを設けて、プッシュ操作を検出可能としても良い。
さらに他の実施の形態は、第1の操作面になされた操作を受け付けた後、第1の操作面に隣接する隣接操作面になされた操作を予め定められた期間、受け付けないことを含む操作制御方法である。この操作制御方法は、例えば、ハードウェアだけでなく、この操作制御方法を実行させるプログラムやこのプログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体として提供されたりしても良い。
以上、本発明のいくつかの実施の形態及び変形例を説明したが、これらの実施の形態及び変形例は、一例に過ぎず、特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。これら新規な実施の形態及び変形例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更などを行うことができる。また、これら実施の形態及び変形例の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない。さらに、これら実施の形態及び変形例は、発明の範囲及び要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…ステアリングスイッチ装置、7…タッチパッド、8…車両、9…操作指、10…プッシュスイッチ、10a…中央操作面、12…十字スイッチ、12a…上側操作面、12b…下側操作面、12c…右側操作面、12d…左側操作面、14…制御部、70…操作面、71…第1の操作面、72…隣接操作面、80…ステアリング、81…センターコンソール、82…メインモニタ、83…インストルメントパネル、84…サブモニタ、85…フロントガラス、86…ヘッドアップディスプレイ、86a…中央表示、86b~86e…上側表示~左側表示、100…プッシュボタン、101…タッチセンサ、102…プッシュスイッチ部、120…十字ボタン、120a…開口、121…タッチセンサ、122…十字スイッチ部、800…ホーンパッド部、801…把持部、802a~802d…スポーク部、803,804…搭載部、860…初期表示、861…第1の表示、861a…中央表示、862…第2の表示、862a…中央表示、S…静電容量情報、S…スイッチ信号、S…静電容量情報、S…スイッチ信号、S…タッチ操作信号、S…プッシュ操作信号、S…上側タッチ操作信号、S…下側タッチ操作信号、S…右側タッチ操作信号、S10…左側タッチ操作信号、S11…操作情報、S12…表示切替信号、T…除去期間、Th~Th…第1のタッチしきい値~第3のタッチしきい値

Claims (2)

  1. 第1の操作面になされた操作を受け付けた後、前記第1の操作面に隣接する隣接操作面になされた操作を予め定められた期間、受け付けない制御部と、
    前記第1の操作面を有し、前記第1の操作面になされたプッシュ操作を検出するプッシュスイッチと、
    前記隣接操作面を有し、前記隣接操作面になされたタッチ操作を検出するタッチスイッチと、
    を備え、
    前記制御部は、前記プッシュスイッチになされたプッシュ操作を受け付けた後、前記予め定められた期間、前記タッチスイッチになされたタッチ操作を受け付けない制御を行い、
    前記プッシュスイッチは、前記第1の操作面になされたタッチ操作を検出するタッチセンサを有し、
    前記制御部は、前記第1の操作面になされたタッチ操作に応じて電気的に接続された表示装置に第1の表示を行わせるタッチ操作信号を出力し、また前記第1の操作面になされたプッシュ操作の検出に応じて前記表示装置に第2の表示を行わせるプッシュ操作信号を出力するように構成され、当該プッシュ操作が検出されなくなったことをトリガとして前記予め定められた期間、継続して前記第2の表示を表示させる、
    操作装置。
  2. 前記制御部は、タッチ操作を検出するためのしきい値を有し、前記しきい値を変更することで前記タッチスイッチに対するタッチ操作を受け付けない制御を行う、
    請求項に記載の操作装置。
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