JP7128498B1 - ワゴン取付用支持柱の取付構造とワゴン取付用支持柱 - Google Patents
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Abstract
Description
しかし、網目状枠体と棚板支持部材とが枠状に組まれた支持枠に連繋させて棚板が架設されるものであるので、棚板に加わる荷重を安定して支持するための構造が複雑になってしまう。
この支柱に支持される構造物は書類等を吊すことができるホルダーであって、比較的軽量な物品であるから、支柱には強度が要求されず、支柱を昇降可能に設けることができるものである。
特許文献1に開示されたワゴンのように、支持柱(柱体)をワゴン本体のメイン支柱に連結可能とされた構造であれば、比較的容易に支持柱を支持させることができる。しかし、支持柱を要しない場合にはメイン支柱の上部に支持柱を受容するための開口が露呈するから、支持柱を要しない場合には、栓体等を開口に挿入してこの開口を閉塞する等の処置が施される。
また、支持柱を支持させる作業が比較的容易ではあっても、連結させた支持柱を所定の高さとなるよう固定する作業等を要するので、ある程度の手間を要する。
また、特許文献2に開示されたワゴンのように、支柱が昇降可能に設けられている構造では、棚板等が不要な場合には収縮させることができるため、煩雑な作業を要しない。しかし、上述したように、このワゴンでは、支柱にはホルダーが支持されるものであるため、棚板を支持する場合のような強度は要しない。また、棚板を支持する場合には、一対の支柱に棚板を掛け渡すことが必要であるが、棚板を水平に保つためには、等しい高さ位置に設置された一対の支柱に掛け渡すことを要し、昇降可能な支柱である場合には、伸長時の高さが一定とならず、一対の支柱の高さが異なってしまう虞がある。
また、支柱を昇降可能とする場合には、大きな重量の商品等を載置させた場合に、不用意に収縮しては不都合であるから、伸長した位置を確保するための固定機構等を設ける必要があって、構造が複雑となり、また、固定するために操作に手間がかかる虞がある。
かご2a、2bは、円形断面の丸棒やパイプ等による上部フレーム21と、この上部フレーム21の下側に上下方向に配された適宜数の円形断面の丸棒やパイプ等による横フレーム22と、前後方向と左右方向のそれぞれに適宜数が配された縦フレーム23とから構成されている。横フレーム22はほぼ矩形の枠状に形成されて上下方向に配され、これらの横フレーム22と縦フレーム23とが接合されている。上部フレーム21は四本の支柱2cに掛け渡されており、縦フレーム23の上端部が上部フレーム21に接合されている。
縦フレーム23は、帯板や丸棒等の線材が折曲されて、かご2a、2bの側部と底部とを形成している。線材の中央部により底部が形成され、両端部が折曲されて側部を形成し、線材の先端が上端となって上部フレーム21に接合されている。
なお、図5に示すように、かご2a、2bの上部は鉛直方向に沿った形状に形成され、下部はかご2a、2bの内側に傾いた斜め方向に沿った形状に形成されている。すなわち、ワゴン2の底部がワゴン2の上部の開口よりも小さく形成されている。
また、この発明に係るワゴン取付用支持柱1が支持されるためには、少なくとも、上側のかご2aが上部フレーム21と横フレーム22、縦フレーム23とから構成されていればよい。
支持柱取付部12の上面は平面で形成されており、ワゴン2に取り付けられた際には、この上面が水平面となる。支持柱取付部12の先端は下方を指向して折曲されて、上部鉤部11が形成されている。支持柱取付部12の下側に上部フレーム21が収容される上部フレーム受容部11aとされており、上部フレーム21はこの上部鉤部11によって拘束されて、上部フレーム受容部11aから離脱することが阻止される。
支持柱取付部12の基端部側には、この支持柱取付部12に対してほぼ直角に折曲された胴部13が連続している。上部フレーム受容部11aは、上部鉤部11と支持柱取付部12、胴部13とにより形成され、上部フレーム21はこの受容部11aに遊びをもって、すなわち、支持柱取付部12の下部側に沿って上部鉤部11と胴部13との間で移動可能に収容される。
この脚部14の下端部が脚部14とほぼ直角に折曲されて、下部鉤部15が形成されている。したがって、この下部鉤部15の先端は、支持柱取付部12の先端が指向する方向とは反対方向に適宜な角度をなす方向を指向させてある。
また、脚部14には、先端側から適宜距離まで切れ込み14aが設けられており、ワゴン2の縦フレーム23がこの切れ込み14aを挿通できるようにしてある。
また、このワゴン取付用支持柱1には、図1に示すように、棚板支持ブラケット1b(図7参照)を支持する適宜数の支持孔1aが設けられている。棚板支持ブラケット1bを支持させる支持孔1aの位置を変更することにより、棚板支持ブラケット1bに支持される棚板3の高さ位置を変更することができ、上下の棚板間の距離を変更できる。
その後、梁部材17をワゴン取付用支持柱1の先端部から離脱させる。これにより、支持ブラケット10が遊びを介してワゴン2の上部フレーム21と横フレーム22に連繋した状態となる。この状態で、上部フレーム受容部11aから上部フレーム21を離脱させ、下部鉤部15と横フレーム22との係合を解除させると、支持ブラケット10をワゴン2から取り外すことができる。
この場合には、支持ブラケット10がワゴン2と連繋した状態で、ワゴン取付用支持柱1がワゴン2の内側に向かって傾く場合が生じる。この場合であっても、梁部材17をワゴン取付用支持柱1に係合させることにより、ワゴン2と一対のワゴン取付用支持柱1と梁部材17とが剛接合するので、これらが剛体構造となり、ワゴン取付用支持柱1が安定して支持されて、起立した状態が維持させることになる。なお、この際の支持ブラケット10と上部フレーム21との剛接合は、上部フレーム21が上部鉤部11と支持柱取付部12との隅部に拘束されることにより確保される。
いずれの場合であっても、ワゴン取付用支持柱1の先端と梁部材17とが係合した状態で、上部鉤部11あるいは胴部13と上部フレーム21との係合状態、下部鉤部15と横フレーム22との係合状態のいずれの係合状態もが確実となるようにするものであれば、剛体構造とすることができる。
そして、網板材では鋼線に吊金具を掛止させ、これに商品等を吊り下げて陳列させる。また、有孔ボードの場合には、ボードに形成された透孔に吊金具や洋折れ釘を取り付けて、タグ紐等により商品を吊り下げて陳列や展示を行うことができる。
これら、網板材や有孔ボードをワゴン取付用支持柱1に支持させる場合、一対のワゴン取付用支持柱1の下部に下側の梁部材を掛け渡し、上端の梁部材17と共働してこれら網部材や有孔ボード等を支持させることが好ましい。
さらに、一対のワゴン取付用支持柱1に網部材や有孔ボード等を掛け渡して支持させた状態で、これら一対のワゴン取付用支持柱1に棚板支持ブラケット1bを支持させて、この棚板支持ブラケット1bに棚板3を支持させることができる。
したがって、複数の下部鉤部15を具備した支持ブラケット10であっても、容易にワゴン2に固定させることができる。
1a 支持孔
1b 棚板支持ブラケット
10 支持ブラケット
11 上部鉤部
11a 上部フレーム受容部
12 支持柱取付部
13 胴部
14 脚部
14a 切れ込み
15 下部鉤部
17 梁部材
2 ワゴン
2a、2b かご
2c 支柱
21 上部フレーム
22 横フレーム
23 縦フレーム
3 棚板
Claims (6)
- 棚板を設けるための棚板支持ブラケットを取り付ける支持柱を、ワゴンに取り付けるワゴン取付用支持柱の取付構造であって、
ワゴンに連繋して配される、一対の支持ブラケットと、
前記一対の支持ブラケットのそれぞれが備えた支持柱と、
ワゴンに連繋した状態の一対の支持ブラケットの支持柱に掛け渡される梁部材と、
からなり、
前記支持ブラケットは、
前記支持柱を上部に立設する支持柱取付部と、
前記支持柱取付部の下方に配されて、ワゴンの内外の一方の側からワゴンの上部フレームに連繋させて、上部フレームを遊びを介して受容する上部フレーム受容部と、
他方の側からワゴンの横フレームに係脱自在な下部鉤部と、
前記支持柱取付部に連続した胴部と、
胴部に連続して先端部に前記下部鉤部が連続した脚部とを備えており、
前記下部鉤部を横フレームに連繋させ、前記上部フレーム受容部に上部フレームを連繋させて、支持ブラケットをワゴンに連繋させ、
支持ブラケットに立設している支持柱に梁部材を掛け渡した状態で、支持柱がワゴンに取り付けられることを特徴とするワゴン取付用支持柱の取付構造。 - 棚板支持ブラケットが取り付けられる支持柱とワゴンに連繋して配される支持ブラケットとを有するワゴン取付用支持柱であって、一対の前記ワゴン取付用支持柱の前記支持ブラケットがそれぞれワゴンに連繋され、それぞれの前記支持柱に梁部材が掛け渡され、または支持柱に取り付けられた一対の棚板支持ブラケットに棚板が取り付けられることで、一対の前記ワゴン取付用支持柱がワゴンに取り付けられるワゴン取付用支持柱において、
支持柱を立設する平面を上部に有する支持柱取付部と、
前記支持柱取付部の下方に配されて、ワゴンの内外の一方の側から上部フレームに連繋させて、上部フレームを遊びを介して受容する上部フレーム受容部と、
他方の側からワゴンの横フレームに係脱自在に連繋可能な下部鉤部と、
前記支持柱取付部に連続した胴部と、
胴部に連続して先端部に前記下部鉤部が連続した脚部とを備えており、
前記下部鉤部を横フレームに連繋させ、前記上部フレーム受容部に上部フレームを連繋させてワゴンに連繋させることを特徴とするワゴン取付用支持柱。 - 請求項2に記載したワゴン取付用支持柱であって、
前記上部フレーム受容部に上部フレームをワゴンの外側から収容させ、
前記下部鉤部をワゴンの内側から横フレームに係合させることを特徴とするワゴン取付用支持柱。 - 請求項2に記載したワゴン取付用支持柱であって、
前記支持ブラケットは、
前記上部フレーム受容部に上部フレームをワゴンの内側から収容させ、
前記下部鉤部をワゴンの外側から横フレームに係合させること、
を特徴とするワゴン取付用支持柱。 - 請求項2から請求項4までのいずれか一項に記載のワゴン取付用支持柱であって、
前記脚部にワゴンの縦フレームを挿通させる切れ込みが形成されていることを特徴とするワゴン取付用支持柱。 - 請求項2から請求項5までのいずれか一項に記載のワゴン取付用支持柱であって、
前記支持柱取付部の先端に上部鉤部が形成され、この上部鉤部の先端が下方に指向していることを特徴とするワゴン取付用支持柱。
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---|---|---|---|---|
JPS6070364U (ja) * | 1983-10-20 | 1985-05-18 | 積水樹脂株式会社 | 網状陳列什器における支持装置 |
JP3208253U (ja) * | 2016-10-21 | 2016-12-28 | 有限会社 マルダイ | 金属ラック用クランプ |
US20170027321A1 (en) * | 2015-02-18 | 2017-02-02 | Norman Davis | Wire shelf extensions |
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