JP7127285B2 - ターボ過給機付エンジン - Google Patents

ターボ過給機付エンジン Download PDF

Info

Publication number
JP7127285B2
JP7127285B2 JP2018010264A JP2018010264A JP7127285B2 JP 7127285 B2 JP7127285 B2 JP 7127285B2 JP 2018010264 A JP2018010264 A JP 2018010264A JP 2018010264 A JP2018010264 A JP 2018010264A JP 7127285 B2 JP7127285 B2 JP 7127285B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
purification device
electromagnetic actuator
turbocharger
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018010264A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019127896A (ja
Inventor
英也 堀井
篤宏 旗生
慶幸 上刎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP2018010264A priority Critical patent/JP7127285B2/ja
Publication of JP2019127896A publication Critical patent/JP2019127896A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7127285B2 publication Critical patent/JP7127285B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Description

本発明は、ターボ過給機付エンジンに関し、特に、過給状態を制御可能な電磁アクチュエータを有するターボ過給機を備えるエンジンに関する。
車両には、エンジン本体にターボ過給機が取り付けられてなるターボ過給機付エンジンが搭載されるものがある。エンジンでは、ターボ過給機を備えることによって、エンジン本体から排出される排気ガスの運動エネルギを回収し、高効率化を図ることができる。
近年では、エンジン負荷やエンジン回転数に応じて排気ガスの流速を制御するVG(Variable Geometry)ターボ過給機を備えるエンジンが採用される場合がある(特許文献1,2)。VGターボ過給機を備えるエンジンでは、過給状態が制御されるため、エンジン負荷やエンジン回転数の変動が生じても高い過給効果を得ることができる。
特許文献2に開示のターボ過給機では、排気ガスの流速制御のための電磁アクチュエータを備えている。特許文献2に開示のターボ過給機では、エンジン負荷やエンジン回転数に応じて電磁アクチュエータを駆動し、当該電磁アクチュエータの駆動により可変ベーンの角度が制御されるようになっている。
特開2015-063944号公報 特開2017-214866号公報
しかしながら、電磁アクチュエータを有するVGターボ過給機を採用する場合には、排気浄化装置から伝達される熱の対策を行うことが重要となる。即ち、VGターボ過給機及び排気浄化装置は、ともに排気通路中に配設されるため、レイアウトによっては電磁アクチュエータと排気浄化装置とが近い位置に配設される場合が生じ得る。
このように、電磁アクチュエータと排気浄化装置とが近い位置に配設される場合においては、エンジンの駆動中に排気浄化装置が高温となり、その熱が電磁アクチュエータに伝達される場合がある。このように排気浄化装置からの熱が電磁アクチュエータに伝達された場合には、電磁アクチュエータの動作不良や短寿命化などを招くおそれがある。
なお、電磁アクチュエータに対する排気浄化装置からの熱の影響については、車両の走行時は勿論、車両が停止している場合にも、抑えることが重要となる。即ち、車両の停止時(エンジンの駆動停止直後などを含む。)には、排気浄化装置が高温となっており、電磁アクチュエータに対して熱の影響が及ぶことが懸念される。
本発明は、上記のような問題の解決を図ろうとなされたものであって、車両の走行時及び停止時の何れにおいても、排気浄化装置からターボ過給機の電磁アクチュエータへの熱の伝達を抑制することができるターボ過給機付エンジンを提供することを目的とする。
本発明の一態様に係るターボ過給機付エンジンは、車両に搭載されるターボ過給機付エンジンであって、複数の気筒を有するとともに、前記車両に対して前記前後方向に前記複数の気筒が配列されるように縦置きに搭載されているエンジン本体と、前記エンジン本体に対して前記車両の車幅方向の側方領域において、前記エンジン本体に隣接して配設され、過給状態を制御する電磁アクチュエータを有するターボ過給機と、前記側方領域であって、前記電磁アクチュエータに対して前記車両の上下方向における下方側で、且つ、前記車両の前後方向にずれた領域に配設された排気浄化装置と、を備え、前記電磁アクチュエータと前記排気浄化装置との間には、前記側方領域における前記排気浄化装置から前記電磁アクチュエータへの熱の伝達を抑制する断熱手段が設けられており、前記側方領域において、前記電磁アクチュエータと前記排気浄化装置との間には、断熱性を有するカバーが介挿されており、前記断熱手段は、前記カバーを含む。
上記態様に係るターボ過給機付エンジンでは、上記側方領域において電磁アクチュエータと排気浄化装置との間に断熱手段が設けられているので、車両の走行中及び停止中において、上記側方領域での排気浄化装置から電磁アクチュエータへの熱の伝達が抑制される。
また、上記態様に係るターボ過給機付エンジンでは、排気浄化装置が、電磁アクチュエータに対して前後方向にずれた領域に配設されているので、車両の停止中において、上記側方領域で排気浄化装置から上方に熱気が上昇しても、電磁アクチュエータに対して影響を及ぼすことが抑制される。
また、上記態様に係るターボ過給機付エンジンでは、エンジン本体が縦置きとなっており、エンジン本体の側方領域において、該エンジン本体に隣接して配設された電磁アクチュエータ等に対しては走行風が通過する。この場合にも、上記のように、通過する走行風による電磁アクチュエータへの熱の伝達が効果的に抑制される。
また、上記態様に係るターボ過給機付エンジンでは、上記側方領域における電磁アクチュエータと排気浄化装置との間に、断熱手段の一要素としてのカバーが介挿されているので、上記側方領域での排気浄化装置から電磁アクチュエータへの熱の伝達をより効果的に抑制することができる。
従って、上記態様に係るターボ過給機付エンジンでは、車両の走行時及び停止時の何れにおいても、排気浄化装置からターボ過給機の電磁アクチュエータへの熱の伝達を抑制することができる。
なお、上記において、「前記側方領域における・・・熱の伝達」とは、エンジン本体を介しての排気浄化装置から電磁アクチュエータへの熱の伝達を除くことを表すものである。
本発明の別態様に係るターボ過給機付エンジンは、上記態様であって、前記電磁アクチュエータは、前記排気浄化装置に対して前記前後方向における後方側に配設されており、前記カバーは、前記前後方向における前記電磁アクチュエータと前記排気浄化装置との間に設けられた第1断熱壁を有する。
上記態様に係るターボ過給機付エンジンでは、車両の前後方向における電磁アクチュエータと排気浄化装置との間にカバーの第1断熱壁が設けられているので、車両の走行時などにおいて、上記側方領域での排気浄化装置から電磁アクチュエータへの熱の伝達が抑制される。よって、上記態様に係るターボ過給機付エンジンでは、より効果的に排気浄化装置から電磁アクチュエータへの熱の伝達が抑制される。
本発明の別態様に係るターボ過給機付エンジンは、上記態様であって、前記カバーは、前記電磁アクチュエータに対して前記上下方向における下方側に設けられた第2断熱壁を有する。
上記態様に係るターボ過給機付エンジンでは、電磁アクチュエータの下方側にカバーの第2断熱壁が設けられており、当該第2断熱壁により、上記側方領域での下方側から電磁アクチュエータへの熱の伝達を抑制することができる。よって、上記態様に係るターボ過給機付エンジンでは、より効果的に排気浄化装置から電磁アクチュエータへの熱の伝達が抑制される。
本発明の別態様に係るターボ過給機付エンジンは、上記態様であって、前記第1断熱壁と前記第2断熱壁とは、一体形成されている。
上記態様に係るターボ過給機付エンジンでは、第1断熱壁と第2断熱壁とが一体形成されているので、部品点数の低減を図ることができ、組み付けに係る手間を削減することができ、また、部品管理などの観点から製造コストの低減を図ることもできる。
本発明の別態様に係るターボ過給機付エンジンは、上記態様であって、前記側方領域において、前記排気浄化装置に対して前記上下方向における上方側に配設された第2排気浄化装置を更に備え、前記第2排気浄化装置は、前記電磁アクチュエータに対して間隔を空けて前記前後方向における前方側に配設されているとともに、前記上下方向における上側の上面が前方側から後方側に向けて高さが漸次高くなるよう傾斜されている。
上記態様に係るターボ過給機付エンジンでは、第2排気浄化装置の上面が全方側から後方側に向けて漸次高くなるように傾斜しているので、車両の走行時において、第2排気浄化装置からの熱で温められた空気が上記上面に沿って後方側へと流れても、電磁アクチュエータへの熱の伝達を抑えることができる。
本発明の一態様に係るターボ過給機付エンジンは、車両に搭載されるターボ過給機付エンジンであって、複数の気筒を有するとともに、前記車両に対して前記前後方向に前記複数の気筒が配列されるように縦置きに搭載されているエンジン本体と、前記エンジン本体に対して前記車両の車幅方向の側方領域において、前記エンジン本体に隣接して配設され、過給状態を制御する電磁アクチュエータを有するターボ過給機と、前記側方領域であって、前記電磁アクチュエータに対して前記車両の上下方向における下方側で、且つ、前記車両の前後方向にずれた領域に配設された排気浄化装置と、前記側方領域において、前記排気浄化装置に対して前記上下方向における上方側に配設された第2排気浄化装置と、を備え、前記電磁アクチュエータと前記排気浄化装置との間には、前記側方領域における前記排気浄化装置から前記電磁アクチュエータへの熱の伝達を抑制する断熱手段が設けられており、前記第2排気浄化装置は、前記電磁アクチュエータに対して間隔を空けて前記前後方向における前方側に配設されているとともに、前記上下方向における上側の上面が前方側から後方側に向けて高さが漸次高くなるよう傾斜されている。
上記態様に係るターボ過給機付エンジンでは、上記側方領域において電磁アクチュエータと排気浄化装置との間に断熱手段が設けられているので、車両の走行中及び停止中において、上記側方領域での排気浄化装置から電磁アクチュエータへの熱の伝達が抑制される。
また、上記態様に係るターボ過給機付エンジンでは、排気浄化装置が、電磁アクチュエータに対して前後方向にずれた領域に配設されているので、車両の停止中において、上記側方領域で排気浄化装置から上方に熱気が上昇しても、電磁アクチュエータに対して影響を及ぼすことが抑制される。
また、上記態様に係るターボ過給機付エンジンでは、エンジン本体が縦置きとなっており、エンジン本体の側方領域において、該エンジン本体に隣接して配設された電磁アクチュエータ等に対しては走行風が通過する。この場合にも、上記のように、通過する走行風による電磁アクチュエータへの熱の伝達が効果的に抑制される。
また、上記態様に係るターボ過給機付エンジンでは、第2排気浄化装置の上面が全方側から後方側に向けて漸次高くなるように傾斜しているので、車両の走行時において、第2排気浄化装置からの熱で温められた空気が上記上面に沿って後方側へと流れても、電磁アクチュエータへの熱の伝達を抑えることができる。
従って、上記態様に係るターボ過給機付エンジンでは、車両の走行時及び停止時の何れにおいても、排気浄化装置からターボ過給機の電磁アクチュエータへの熱の伝達を抑制することができる。
本発明の別態様に係るターボ過給機付エンジンは、上記態様であって、前記第2排気浄化装置における前記上面に接する仮想線を、前記前後方向における後方側に延長する場合に、当該仮想線は、前記電磁アクチュエータに対して前記上下方向における上方を通過する。
上記態様に係るターボ過給機付エンジンでは、上記仮想線が電磁アクチュエータの上方を通過するようにレイアウト配置されているので、上記側方領域で第2排気浄化装置の熱が電磁アクチュエータに伝達されるのを、より確実に抑制することができる。
本発明の別態様に係るターボ過給機付エンジンは、上記態様であって、前記排気浄化装置はパティキュレートフィルタであり、前記第2排気浄化装置は酸化触媒を含み構成されている。
上記態様に係るターボ過給機付エンジンでは、排気浄化装置がパティキュレートフィルタであり、第2排気浄化装置が酸化触媒を含む装置である場合においても、上記のように排気浄化装置及び第2排気浄化装置から電磁アクチュエータへの熱の伝達を効果的に抑制することができる。
本発明の別態様に係るターボ過給機付エンジンは、上記態様であって、前記ターボ過給機は、前記エンジン本体から排出される排気ガスにより駆動されるタービンを有し、前記側方領域において、前記タービンは、前記電磁アクチュエータと前記排気浄化装置との間に介挿されており、前記断熱手段は、前記タービンを含む。
上記態様に係るターボ過給機付エンジンでは、上記側方領域において、電磁アクチュエータと排気浄化装置との間にターボ過給機のタービンが介挿されるようにレイアウト配置を行い、当該タービンを断熱手段の一要素としているので、上記側方領域での排気浄化装置から電磁アクチュエータへの熱の伝達をより効果的に抑制することができる。
本発明の別態様に係るターボ過給機付エンジンは、上記態様であって、前記電磁アクチュエータは、前記エンジン本体から導入された排気ガスの流速を制御するためのVGTアクチュエータである。
上記態様に係るターボ過給機付エンジンでは、電磁アクチュエータの具体例としてVGT(Variable Geometry Turbocharger)アクチュエータを採用するが、この場合においても、上記側方領域で排気浄化装置からの熱がVGTアクチュエータに伝達するのを抑制することができるので、VGTアクチュエータの誤作動や動作不良、さらには短寿命化などを抑制することができる。
なお、上記の各態様に係るターボ過給機付エンジンでは、前記側方領域において、前記電磁アクチュエータを前記排気浄化装置に対して間隙を空けて配設するようにしてもよい。このようなレイアウトを採用する態様では、電磁アクチュエータと排気浄化装置との間に空いた間隙により、上記側方領域での排気浄化装置から電磁アクチュエータへの熱の伝達が抑制される。
上記の各態様に係るターボ過給機付エンジンでは、車両の走行時及び停止時の何れにおいても、排気浄化装置からターボ過給機の電磁アクチュエータへの熱の伝達を抑制することができる。
実施形態に係る車両におけるエンジンの概略構成を示す模式図である。 エンジンを側方から見た模式側面図である。 エンジンを正面から見た模式正面図である。 VGTアクチュエータに対するカバーの取り付け形態を側方から示す模式側面図である。 VGTアクチュエータに対するカバーの取り付け形態を下方から示す模式下面図である。 VGTアクチュエータに対するカバーの取り付け形態を正面から示す模式正面図である。 車両走行時における熱の移動を示す模式図である。 車両停止時における熱の移動を示す模式図である。
以下では、本発明の実施形態について、図面を参酌しながら説明する。なお、以下で説明の形態は、本発明の一態様であって、本発明は、その本質的な構成を除き何ら以下の形態に限定を受けるものではない。
なお、以下で用いる図面においては、詳細な車両の図示を省略しているが、+X側が車両の前後方向における前方側、-X側が後方側であり、+Y側が車両の車幅方向における左方側、-Y側が右方側であり、+Z側が車両の上下方向における上方側、-Z側が下方側である。
[実施形態]
1.ターボ過給機付エンジン2の概略構成
ターボ過給機付エンジン(以下では、単に「エンジン」と記載する。)2の概略構成について、図1を用い説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る車両1は、当該車両1に搭載されたエンジン2と、当該エンジン2の駆動制御を実行するECU(Engine Control Unit)10と、を有する。
エンジン2は、エンジン本体3と、吸気装置4と、排気装置5と、ターボ過給機6と、を備える。本実施形態では、エンジン本体3として、6つの気筒3a~3fを有する多気筒のディーゼルエンジンを一例として採用し、車両1に対して縦置きの状態で搭載されている。即ち、気筒3a~3fの配列方向が車両1の前後方向に沿うようになっている。
吸気装置4は、エンジン本体3の吸気ポート(図示を省略。)に接続された吸気通路41を有する。吸気通路41の上流端には、エアクリーナ42が設けられており、新気は、エアクリーナ42を通り吸気通路41に取り込まれる。
吸気通路41には、ターボ過給機6のコンプレッサ61、スロットルバルブ43、インタークーラ44、及びサージタンク45が介挿されている。吸気通路41を流れてきた空気は、ターボ過給機6のコンプレッサ61により過給され、スロットルバルブ43を通りインタークーラ44に送られる。インタークーラ44では、コンプレッサ61による圧縮により温度上昇した空気の冷却がなされる。
なお、スロットルバルブ43は、エンジン2の運転中において、基本的に全開若しくはこれに近い状態に維持するように開閉制御が実行される。そして、エンジン2の停止時等の必要時のみ閉弁される。
サージタンク45は、エンジン本体3の吸気ポート(図示を省略。)との接続部分の直前に設けられており、各気筒3a~3fへの流入空気量の平準化を図るために設けられている。
排気装置5は、ターボ過給機6のタービン62が設けられた部分に一端が接続された排気通路51を有する。排気通路51には、DOC(ディーゼル酸化触媒)52、DPF(ディーゼルパティキュレートフィルタ)53、排気シャッターバルブ54、及びサイレンサ55が介挿されている。
DOC52は、エンジン本体3から排出された排気ガス中のCO及びHCを酸化することにより無害化するものであり、DPF53は、排気ガス中に含まれる煤等の微粒子(パティキュレート)を捕集するものである。排気シャッターバルブ54は、排気ガスの流れ方向におけるDPF53とサイレンサ55との間に設けられており、サイレンサ55を通り外部に排気される排気ガスの流量を制御するバルブである。
なお、本実施形態では、DPF53が上記態様における「排気浄化装置」に相当し、DOC52が上記態様における「第2排気浄化装置」に相当する。
本実施形態で採用するターボ過給機6は、VG(Variable Geometry)ターボ過給機であり、角度変化が可能な複数の可変ベーンを備え(図示を省略)、タービン62に流入する排気ガスの流速を調整することで過給状態を制御することができる過給機である。
ターボ過給機6は、コンプレッサ61及びタービン62の他に、ケーシング通路部63及びVGT(Variable Geometry Turbosharger)アクチュエータ(電磁アクチュエータ)64を有する。ケーシング通路部63は、気筒3a~3cの排気ポート口と気筒3d~3fの排気ポート口とに接続され、管同士が集合されてタービン62に接続されている。
VGTアクチュエータ64は、ECU10から出力された制御信号に基づき、複数の可変ベーンの角度を制御し、過給状態を制御するためのアクチュエータである。
エンジン2は、HP-EGR(High Pressure-Exhaust Gas Recirculation)装置7、LP-EGR(Low Pressure-Exhaust Gas Recirculation)装置8、及びブローバイガス装置9を更に備える。HP-EGR装置7は、HP-EGR通路(EGR通路)71を有している。HP-EGR通路71は、エンジン本体3のシリンダヘッドと吸気通路41との間を接続するように設けられている。なお、吸気通路41におけるHP-EGR通路71の接続箇所は、インタークーラ44が介挿された箇所とサージタンク45との間の箇所である。HP-EGR通路71には、EGRバルブ72が介挿されている。EGRバルブ72は、吸気通路41に対して還流させる排気ガスの量を調節するためのバルブである。
LP-EGR装置8は、LP-EGR通路81を有している。LP-EGR通路81は、排気通路51と吸気通路41とを接続するように設けられている。排気通路51におけるLP-EGR通路81の接続箇所は、DPF53が介挿された箇所と排気シャッターバルブ54が介挿された箇所との間の箇所である。吸気通路41におけるLP-EGR通路81の接続箇所は、エアクリーナ42が介挿された箇所とターボ過給機6のコンプレッサ61が介挿された箇所との間の箇所である。
LP-EGR通路81には、EGRクーラ82とEGRバルブ83とが介挿されている。EGRバルブ83は、HP-EGR装置7におけるEGRバルブ72と同様に、吸気通路41に対して還流させる排気ガスの量を調節するためのバルブである。EGRクーラ82は、吸気通路41に還流させる排気ガスを冷却するために設けられている。
ブローバイガス装置9は、ブローバイガス通路91を有している。ブローバイガス通路91は、エンジン本体3のヘッドカバ内と吸気通路41とを接続するように設けられている。ブローバイガス通路91は、エンジン本体3内で発生したブローバイガスを吸気通路41へと戻すための通路である。
ECU10は、エンジン本体3における燃料噴射タイミングの制御や、各種バルブ43,54,72,83の開閉制御、さらにはVGTアクチュエータ64の制御などを実行する。
2.エンジン2の外観構成
エンジン2の外観構成について、図2及び図3を用い説明する。図2は、エンジン2を側方(車両1の車幅方向における右方側)から見た模式側面図であり、図3は、エンジン2を正面(車両1の前後方向における前方側)から見た模式正面図である。
図2及び図3に示すように、エンジン2において、エンジン本体3に対して-Y側の領域(側方領域2a)には、エンジン本体3の側面部に隣接して、LP-EGR装置8のLP-EGR通路81及びEGRクーラ82や、排気装置5のDOC52及びDPF53や、ターボ過給機6等が配設されている。
LP-EGR通路81は、+Z側に配されたターボ過給機6におけるコンプレッサ61(図1を参照。)の直前部分と、-Z側に配されたDPF53の下流部分と、を接続するように設けられている。EGRクーラ82は、Z方向に略沿うように配置されている。
図2に示すように、排気装置5におけるDOC52が設けられた箇所からDPF53が設けられた箇所に至る部分は、略U字形状となるように曲折されている。そして、排気通路51におけるDPF53よりも下流側(排気ガスの流れ方向の下流側)の部分は、-Z側(エンジン本体3のオイルパン33の側)であって-X側(車両1の前後方向における後方側)を向くように曲折されている。
なお、エンジン2では、DOC52が筒形状を有し、+X側から-X側に向けて+Z側へと漸次高くなるように傾斜した姿勢で配設されている。
図3に示すように、排気装置5におけるDOC52は、エンジン本体3のシリンダヘッド31の-Y側の側面部31aに隣接した状態で配置されている。DPF53は、エンジン本体3のシリンダブロック32の-Y側の側面部32aに隣接した状態で配置されている。
図2に示すように、ターボ過給機6の-X側には、カバー101とカバー102とが設けられている。これらカバー101,102は、断熱特性を有するものである。
カバー101は、ターボ過給機6のVGTアクチュエータを、近接するDOC52やDPF53などの熱から保護するために設けられている。
同様に、カバー102は、LP-EGR装置8におけるEGRバルブ83(図2及び図3では、図示を省略。)を、近接するDOC52やDPF53などの熱から保護するために設けられている。なお、カバー101とカバー102とは、別体であってもよいし、一体形成されたものであってもよい。
ここで、VGTアクチュエータ64と、DOC52及びDPF53と、の相互の配置関係について、説明しておく。図2に示すように、DOC52は、DPF53の+Z側に間隔を空けて配設されている。VGTアクチュエータ64とDOC52とは、Z方向において、略同じ高さレベルに配置されている。
DOC52及びDPF53は、VGTアクチュエータ64よりも+X側に離間して配設されている。即ち、VGTアクチュエータ64は、DOC52及びDPF53に対して-X側にずれた位置に配設されている。
3.VGTアクチュエータ64に対するカバー101の取付形態
VGTアクチュエータ64に対するカバー101の取付形態について、図4から図6を用い説明する。図4は、VGTアクチュエータ64及びカバー101を、車両1の車幅方向における右方側(-Y側)から見た状態で示す模式側面図であり、図5は、車両1の上下方向における下方側(-Z側)から見た状態で示す模式下面図であり、図6は、車両1の前後方向における前方側(+X側)から見た状態で示す模式正面図である。
図4に示すように、ターボ過給機6では、コンプレッサ61とタービン62とがX方向に並設されており、コンプレッサ61の-X側には吸気通路41の上流側部分が接続されている。タービン62の-Z側にはケーシング通路部63が接続されている。VGTアクチュエータ64は、コンプレッサ61に対して+Z側となる部分に配設されている。
コンプレッサ61の外壁部分には、カバー101の取付用のボルトが螺合されるネジ孔6aが設けられている。
カバー101は、図4の紙面手前側(-Y側)に側壁部101bを有している。側壁部101bには、ネジ孔6aに対応する箇所にボルトが挿通する孔部101aが開けられている。なお、カバー101は、断熱性を有する材料から構成されている。
VGTアクチュエータ64に対してカバー101を取り付けた場合には、VGTアクチュエータ64における紙面手前側(-Y側)をカバー101の側壁部101bが覆う状態となる。
次に、図5及び図6に示すように、カバー101は、下壁部101c及び前壁部101dを有する。本実施形態では、前壁部101dが上記態様の「第1断熱壁」に相当し、下壁部101cが上記態様の「第2断熱壁」に相当する。
本実施形態では、カバー101において、前壁部101dと、下壁部101cと、側壁部101bと、が一体形成されている。
図5に示すように、VGTアクチュエータ64に対してカバー101を取り付けた場合には、VGTアクチュエータ64の紙面手前側(-Z側)をカバー101の下壁部101cが覆う状態となる。
図6に示すように、VGTアクチュエータ64に対してカバー101を取り付けた場合には、VGTアクチュエータ64の紙面手前側(+X側)をカバー101の前壁部101dが覆う状態となる。但し、図3に示したように、VGTアクチュエータ64の+Z側の一部は、前壁部101dから+Z側に露出した状態となる。
なお、図6に示すように、ターボ過給機6には、カバー101の取付用のボルトが螺合されるネジ孔6bが設けられている。カバー101の前壁部101dには、ネジ孔6bに対応する箇所にボルトが挿通する孔部101eが開けられている。
4.車両1が走行している際の熱の移動
車両1が走行している際の熱の移動について、図7を用い説明する。図7は、車両1が走行している際の、側方領域2aでの熱の移動経路を模式的に示す模式図である。
図7に示すように、車両1が走行している場合には、エンジン本体3の側方領域2aにおいて、+X側から-X側に向けて空気が流れる(Flow)。側方領域2aを流れる空気Flowの一部は、DPF53の外周面に沿って-X側へと流れる(Flow)。
また、DPF53の外周面に沿って流れる空気の一部は、-X側であって+Z側である斜め上方に向けても流れる(Flow,Flow)。なお、DPF53は、エンジン2の駆動中において高温となるため、DPF53の外周面を通過した空気(Flow,Flow,Flow)も高温となる。
図7に示すように、エンジン2では、VGTアクチュエータ64とDPF53との間に間隙Gが空いており、側方領域2aにおいて、VGTアクチュエータ64とDPF53との間に間隙Gを空けることによって、DPF53からの熱がVGTアクチュエータ64へと伝達されるのを抑制することができる。即ち、DPF53の外周面に沿って-X側に通過することで高温化された空気Flowは、間隙Gを通過する間に冷却され、また、流れ方向が分散される。
また、エンジン2では、DPF53とVGTアクチュエータ64との間にターボ過給機6におけるタービン62が介挿されている。このため、エンジン2では、高温化された空気Flowの熱がVGTアクチュエータ64に伝達されるのが抑制される。
さらに、エンジン2では、VGTアクチュエータ64に対してカバー101が取り付けられているので、タービン62を通過した空気Flowの熱がVGTアクチュエータ64に伝達されるのも抑制される。即ち、エンジン2では、断熱性を有するカバー101をVGTアクチュエータ64とDPF53との間に配設することにより、前壁部101d及び下壁部101cにより、空気Flowの熱がVGTアクチュエータ64に伝達されるのが抑制される。
同様に、DOC52の外周面を通過した空気Flowも高温となる。この場合においても、VGTアクチュエータ64とDOC52との間には間隙Gが存在するので、DOC52の外周面に沿って-X側に通過することで高温化された空気Flowは、間隙Gを通過する間に冷却されるとともに、その流れ方向が分散される。
また、エンジン2では、DOC52とVGTアクチュエータ64との間にターボ過給機6におけるタービン62が介挿されているため、エンジン2では、高温化された空気Flowの熱がVGTアクチュエータ64に伝達されるのが抑制される。
さらに、エンジン2では、VGTアクチュエータ64に対してカバー101が取り付けられているので、カバー101の前壁部101dにより、空気Flowの熱がVGTアクチュエータ64に伝達されるのが抑制される。
図7に示すように、DOC52の上面52aに接し、-X側に延びる仮想線L52aを仮に規定する。この場合に、エンジン2では、仮想線L52aがVGTアクチュエータ64よりも+Z側を通過するように、DOC52及びVGTアクチュエータ64が配設されている。このため、側方領域2aにおいて、DOC52の上面52aに沿って-X側に通過することで高温化された空気Flow10は、VGTアクチュエータ64の+Z側を通過する(Flow11)。これにより、DOC52からの熱についても、VGTアクチュエータ64に伝達されるのが抑制される。
なお、エンジン2では、空気Flow10の一部の流れ方向が変化し、VGTアクチュエータ64の側を向いた場合にあっても、カバー101の前壁部101dにより、DOC52からの熱がVGTアクチュエータ64に伝達されるのを抑制することができる。
5.車両1が停止している際の熱の移動
車両1が停止している際の熱の移動について、図8を用い説明する。図8は、車両1が停止している際の、側方領域2aにおける熱の移動経路を示す模式図である。
図8に示すように、車両1が停止している場合には、側方領域2aには走行風が流れないため、DPF53からの熱は、+Z側へと上昇する(Flow12)。なお、図示を省略しているが、DOC52からの熱も、+Z側へと上昇する。
図8に示すように、エンジン2では、VGTアクチュエータ64とDPF53とを、X方向に互いにずれた領域A64,A53に配設されている。このため、車両1の停止時において、DPF53から+Z側に上昇する熱Flow12は、VGTアクチュエータ64に伝達され難い。
仮に+Z側に上昇する熱が+Z側に上昇しながら-X側に移動した場合にあっても、カバー101の下壁部101c及び前壁部101dにより、VGTアクチュエータ64に伝達されるのが抑制される。
6.効果
本実施形態に係るエンジン2では、側方領域2aにおいて、VGTアクチュエータ64とDPF53との間には、タービン62が介挿されているとともに、カバー101が配設されている。このため、側方領域2aにおけるDPF53からVGTアクチュエータ64への熱の伝達は、タービン62、及びカバー101により抑制される。即ち、エンジン2では、タービン62、及びカバー101が、側方領域2aでのDPF53からVGTアクチュエータ64への熱の伝達を抑制する断熱手段として機能する。
また、本実施形態に係るエンジン2では、図9を用い説明したように、側方領域2aにおいて、DPF53がVGTアクチュエータ64に対してX方向にずれた領域A53に配設されているので、車両1の停止中において、DPF53から上方に熱Flow12が上昇しても、VGTアクチュエータ64に対して影響を及ぼすことが抑制される。
また、本実施形態に係るエンジン2では、前壁部101dを有するカバー101を設けることにより、車両1の走行時において、側方領域2aでDPF53やDOC52からの熱FlowがVGTアクチュエータ64に対して伝達されるのを抑制することができる。
また、本実施形態に係るエンジン2では、カバー101が下壁部101cも有するので、-Z側からVGTアクチュエータ64への熱Flowの伝達も抑制することができる。
また、本実施形態に係るエンジン2では、カバー101において、前壁部101dと下壁部101cとが一体形成されているので、部品点数の低減を図ることができ、組み付けに係る手間を削減することができ、また、部品管理などの観点から製造コストの低減を図ることもできる。
また、本実施形態に係るエンジン2では、図9を用い説明したように、DOC52の上面52aが後上り(-X側の高さが高い状態)で傾斜して配設されているので、車両1の走行時において、側方領域2aでDOC52からの熱Flowが-X側へと流れても、VGTアクチュエータ64への熱の伝達を抑えることができる。特に、本実施形態に係るエンジン2では、仮想線L52aがVGTアクチュエータ64の+Z側を通過するようにDOC52及びVGTアクチュエータ64が配設されているので、DOC52からの熱が電磁アクチュエータに伝達されるのを、より確実に抑制することができる。
また、本実施形態に係るエンジン2では、車両1の走行時において高温となるDPF53を、VGTアクチュエータ64に対して-Z側に配設しているが、上記のような断熱手段を設けることにより、DPF53からVGTアクチュエータ64への熱の伝達を効果的に抑制することができる。
以上のように、本実施形態に係るターボ過給機付エンジンでは、車両の走行時及び停止時の何れにおいても、排気浄化装置からターボ過給機の電磁アクチュエータへの熱の伝達を抑制することができる。
また、本実施形態に係るエンジン2では、エンジン本体3の-Y側の側方領域2aにおいて、VGTアクチュエータ64とDPF53とが、間に間隙Gを空けた状態で配設されている。本実施形態に係るエンジン2では、上記のようなレイアウトを採用することにより、間隙Gに存在する空気によってもDPF53からVGTアクチュエータ64への熱の伝達を抑制することができる。
[変形例]
上記実施形態では、断熱手段として、タービン62、及びカバー101を設けることとしたが、本発明は、これに限定を受けるものではない。例えば、上記2つの要素の内の一方だけを断熱手段として採用することもできる。
上記実施形態では、エンジン本体3の-Y側の側方領域2aにおいて、VGTアクチュエータ64とDPF53との間に間隙Gを空けることとしたが、本発明は、これに限定を受けるものではない。例えば、上記のような断熱手段がVGTアクチュエータ64とDPF53との間に隙間なく介挿された構成を採用することもできる。
上記実施形態では、電磁アクチュエータの一例として、VGTアクチュエータ64を採用することとしたが、本発明は、これに限定を受けるものではない。例えば、電磁的に駆動されるウェストゲートバルブを採用することなども可能である。
上記実施形態では、排気装置5がDOC52とDPF53とを有する構成を採用したが、本発明は、これに限定を受けるものではない。例えば、DOC又はDPFの一方を排気浄化装置として採用することもできる。
上記実施形態では、エンジン2が1つのターボ過給機6を備える構成を一例として採用したが、本発明は、これに限定を受けるものではない。例えば、2つ以上のターボ過給機を備え、そのうちの一方がVGターボ過給機であるような構成や、VGターボ過給機と電動過給機とを備える構成や、さらにはVGターボ過給機と機械式過給機とを備える構成などを採用することもできる。
上記実施形態では、エンジン本体3の一例として6気筒のディーゼルエンジンを採用することとしたが、本発明は、これに限定を受けるものではない。例えば、気筒数については、4気筒や5気筒であってもよいし、7気筒以上であってもよい。また、エンジン種類については、ガソリンエンジンであってもよいし、エンジンの形式についても、直列型に限らず、V型やW型、あるいは水平対向などを採用することもできる。
上記実施形態では、車両1に対してエンジン2を縦置きで搭載することとしたが、本発明は、これに限定を受けるものではない。例えば、横置きで搭載することもできる。また、エンジンの搭載箇所については、車両の前部に限らず、車両の後部とすることもできる。
1 車両
2 ターボ過給機付エンジン
2a 側方領域
3 エンジン本体
6 ターボ過給機
52 DO(第2排気浄化装置)
52a 上面
53 DPF(排気浄化装置)
62 タービン
64 VGTアクチュエータ(電磁アクチュエータ)
101 カバー
101c 下壁部(第2断熱壁)
101d 前壁部(第1断熱壁)
G 間隙
52a 仮想線

Claims (10)

  1. 車両に搭載されるターボ過給機付エンジンにおいて、
    複数の気筒を有するとともに、前記車両に対して前記前後方向に前記複数の気筒が配列されるように縦置きに搭載されているエンジン本体と、
    前記エンジン本体に対して前記車両の車幅方向の側方領域において、前記エンジン本体に隣接して配設され、過給状態を制御する電磁アクチュエータを有するターボ過給機と、
    前記側方領域であって、前記電磁アクチュエータに対して前記車両の上下方向における下方側で、且つ、前記車両の前後方向にずれた領域に配設された排気浄化装置と、
    を備え、
    前記電磁アクチュエータと前記排気浄化装置との間には、前記側方領域における前記排気浄化装置から前記電磁アクチュエータへの熱の伝達を抑制する断熱手段が設けられており、
    前記側方領域において、前記電磁アクチュエータと前記排気浄化装置との間には、断熱性を有するカバーが介挿されており、
    前記断熱手段は、前記カバーを含む、
    ターボ過給機付エンジン。
  2. 請求項1に記載のターボ過給機付エンジンであって、
    前記電磁アクチュエータは、前記排気浄化装置に対して前記前後方向における後方側に配設されており、
    前記カバーは、前記前後方向における前記電磁アクチュエータと前記排気浄化装置との間に設けられた第1断熱壁を有する、
    ターボ過給機付エンジン。
  3. 請求項2に記載のターボ過給機付エンジンであって、
    前記カバーは、前記電磁アクチュエータに対して前記上下方向における下方側に設けられた第2断熱壁を有する、
    ターボ過給機付エンジン。
  4. 請求項3に記載のターボ過給機付エンジンであって、
    前記第1断熱壁と前記第2断熱壁とは、一体形成されている、
    ターボ過給機付エンジン。
  5. 請求項1から請求項4の何れかに記載のターボ過給機付エンジンであって、
    前記側方領域において、前記排気浄化装置に対して前記上下方向における上方側に配設された第2排気浄化装置を更に備え、
    前記第2排気浄化装置は、前記電磁アクチュエータに対して間隔を空けて前記前後方向における前方側に配設されているとともに、前記上下方向における上側の上面が前方側から後方側に向けて高さが漸次高くなるよう傾斜されている、
    ターボ過給機付エンジン。
  6. 車両に搭載されるターボ過給機付エンジンにおいて、
    複数の気筒を有するとともに、前記車両に対して前記前後方向に前記複数の気筒が配列されるように縦置きに搭載されているエンジン本体と、
    前記エンジン本体に対して前記車両の車幅方向の側方領域において、前記エンジン本体に隣接して配設され、過給状態を制御する電磁アクチュエータを有するターボ過給機と、
    前記側方領域であって、前記電磁アクチュエータに対して前記車両の上下方向における下方側で、且つ、前記車両の前後方向にずれた領域に配設された排気浄化装置と、
    前記側方領域において、前記排気浄化装置に対して前記上下方向における上方側に配設された第2排気浄化装置と、
    を備え、
    前記電磁アクチュエータと前記排気浄化装置との間には、前記側方領域における前記排気浄化装置から前記電磁アクチュエータへの熱の伝達を抑制する断熱手段が設けられており、
    前記第2排気浄化装置は、前記電磁アクチュエータに対して間隔を空けて前記前後方向における前方側に配設されているとともに、前記上下方向における上側の上面が前方側から後方側に向けて高さが漸次高くなるよう傾斜されている、
    ターボ過給機付エンジン。
  7. 請求項5又は請求項6に記載のターボ過給機付エンジンであって、
    前記第2排気浄化装置における前記上面に接する仮想線を、前記前後方向における後方側に延長する場合に、当該仮想線は、前記電磁アクチュエータに対して前記上下方向における上方を通過する、
    ターボ過給機付エンジン。
  8. 請求項5から請求項7の何れかに記載のターボ過給機付エンジンであって、
    前記排気浄化装置はパティキュレートフィルタであり、前記第2排気浄化装置は酸化触媒を含み構成されている、
    ターボ過給機付エンジン。
  9. 請求項1から請求項8の何れかに記載のターボ過給機付エンジンであって、
    前記ターボ過給機は、前記エンジン本体から排出される排気ガスにより駆動されるタービンを有し、
    前記側方領域において、前記タービンは、前記電磁アクチュエータと前記排気浄化装置との間に介挿されており、
    前記断熱手段は、前記タービンを含む、
    ターボ過給機付エンジン。
  10. 請求項1から請求項9の何れかに記載のターボ過給機付エンジンであって、
    前記電磁アクチュエータは、前記エンジン本体から導入された排気ガスの流速を制御するためのVGTアクチュエータである、
    ターボ過給機付エンジン。
JP2018010264A 2018-01-25 2018-01-25 ターボ過給機付エンジン Active JP7127285B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018010264A JP7127285B2 (ja) 2018-01-25 2018-01-25 ターボ過給機付エンジン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018010264A JP7127285B2 (ja) 2018-01-25 2018-01-25 ターボ過給機付エンジン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019127896A JP2019127896A (ja) 2019-08-01
JP7127285B2 true JP7127285B2 (ja) 2022-08-30

Family

ID=67471122

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018010264A Active JP7127285B2 (ja) 2018-01-25 2018-01-25 ターボ過給機付エンジン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7127285B2 (ja)

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006328954A (ja) 2005-05-23 2006-12-07 Suzuki Motor Corp エンジンの排気装置
JP2013100773A (ja) 2011-11-09 2013-05-23 Ihi Corp 過給機
JP2013142379A (ja) 2012-01-12 2013-07-22 Ihi Corp 過給システムおよび過給システムの制御方法
JP2014088822A (ja) 2012-10-30 2014-05-15 Toyota Motor Corp エンジンの遮熱構造
JP2014163291A (ja) 2013-02-25 2014-09-08 Mitsubishi Motors Corp 車両の内燃機関
JP2015161228A (ja) 2014-02-27 2015-09-07 マツダ株式会社 シリンダヘッドカバー及びエンジン
JP2016180396A (ja) 2015-03-25 2016-10-13 マツダ株式会社 エンジンの熱害対策構造
JP2016205155A (ja) 2015-04-16 2016-12-08 トヨタ自動車株式会社 内燃機関

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58110821A (ja) * 1981-12-25 1983-07-01 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd ウエストゲ−トバルブ装置

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006328954A (ja) 2005-05-23 2006-12-07 Suzuki Motor Corp エンジンの排気装置
JP2013100773A (ja) 2011-11-09 2013-05-23 Ihi Corp 過給機
JP2013142379A (ja) 2012-01-12 2013-07-22 Ihi Corp 過給システムおよび過給システムの制御方法
JP2014088822A (ja) 2012-10-30 2014-05-15 Toyota Motor Corp エンジンの遮熱構造
JP2014163291A (ja) 2013-02-25 2014-09-08 Mitsubishi Motors Corp 車両の内燃機関
JP2015161228A (ja) 2014-02-27 2015-09-07 マツダ株式会社 シリンダヘッドカバー及びエンジン
JP2016180396A (ja) 2015-03-25 2016-10-13 マツダ株式会社 エンジンの熱害対策構造
JP2016205155A (ja) 2015-04-16 2016-12-08 トヨタ自動車株式会社 内燃機関

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019127896A (ja) 2019-08-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8720421B2 (en) Turbo-charging apparatus for vehicle engine
JP5381937B2 (ja) 車両の排気系装置
US8615998B2 (en) Lubrication device of turbocharger of engine for vehicle
US8590306B2 (en) Cooling device of turbocharger of engine for vehicle
JP6323471B2 (ja) エンジンの過給装置
JPWO2013065112A1 (ja) 内燃機関の換気制御装置
CN106762239B (zh) 排气再循环装置
CN203452902U (zh) 涡轮增压系统
US20180058340A1 (en) Supercharged internal combustion engine with compressor, exhaust-gas recirculation arrangement and flap
JPWO2005010330A1 (ja) ターボチャージャ
JP6119973B2 (ja) 車両の内燃機関
JP7127285B2 (ja) ターボ過給機付エンジン
US11053894B2 (en) Multi-cylinder engine
JP7062967B2 (ja) 多気筒エンジン
EP3514362B1 (en) Multi-cylinder engine, and cylinder head
JP3870451B2 (ja) V型エンジンの過給装置
JP6209989B2 (ja) ターボ過給機付きエンジン
JP7356083B2 (ja) エンジンの吸気装置
JP4814188B2 (ja) エンジン
JP5757709B2 (ja) 内燃機関
JP6361669B2 (ja) エンジンの吸気装置
JP2019127919A (ja) エンジンの吸気装置
CN104271931A (zh) 阀改进
JP5420945B2 (ja) ターボ過給エンジンの排気再循環方法及び装置
JP4729547B2 (ja) エンジン

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210921

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220215

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220406

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220719

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220801

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7127285

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150