JP7126969B2 - 気象観測装置 - Google Patents

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Description

本発明は、上空の気象を観測するために用いられる気象観測装置に関する。
従来、上空の気象の観測を行うために、図1に示すように、ゴム気球10、パラシュート20及びゴム気球10より重いラジオゾンデ30を備えた気象観測装置100が用いられる。図1は、従来の気象観測装置の概略図である。パラシュート20は、空気抵抗を受けて開度が変更される傘体201と、傘体201の縁から延びて一点(点A)でまとめられる複数の吊り索202と、を備える。ゴム気球10と傘体201の頂部201aとがライン40で繋がり、吊り索202の先端(点A)とラジオゾンデ30の上面301(ライン取付部301a)とがライン50によって繋がっている。
ラジオゾンデ30は、気温、湿度などの気象要素を測定するセンサを搭載し、測定した情報を送信するための無線送信機を備えた気象観測器である。ラジオゾンデ30をゴム気球10に吊るして空に飛ばすことで、地上から数十キロまでの大気の状態を観測する。
気象観測装置100を上空に飛ばした場合、上空では大気圧が低下するため、ゴム気球10が膨張する。最終的にゴム気球10が破裂すると、ゴム気球10よりラジオゾンデ30が重いため、ラジオゾンデ30が最も下となって落下し、これに引っ張られてパラシュート20が落下する。このとき、傘体201の内面が下方からの空気抵抗を受け、パラシュート20(傘体201)が開くため、ラジオゾンデ30は緩やかに落下する。
近年、技術の進歩とともに、ラジオゾンデの軽量化が進み、ゴム気球より軽いラジオゾンデが用いられている。このようなラジオゾンデを用いて、図1に示す気象観測装置100を構成した場合、上空でゴム気球10が破裂すると、ゴム気球10がラジオゾンデ30より重いため、ゴム気球10が最も下となって落下し、これに引っ張られてパラシュート20が落下する(図1における上下が逆となった状態で落下する)。このとき、傘体201の頂部201aが下方を向いているため、傘体201の内面が下方からの空気抵抗を受けることができず、パラシュート20(傘体201)が開かないままラジオゾンデ30が落下してしまう。
そこで、本発明は、ゴム気球より軽いラジオゾンデを用いた場合であってもラジオゾンデを緩やかに落下させることができる、気象観測装置を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するために、本発明は、(1)ラジオゾンデと、傘体と、集合点から前記傘体の縁に延びる複数の吊り索と、を備えるパラシュートと、第1ラインを介して前記ラジオゾンデに取り付けられ、前記ラジオゾンデ及び前記パラシュートのそれぞれよりも重いゴム気球と、前記複数の吊り索を包囲してまとめるように、前記パラシュートに取り付けられるリングと、を備え、前記複数の吊り索の前記集合点は、直接または第2ラインを介して、前記ラジオゾンデに取り付けられ、前記ゴム気球の上昇時に、前記パラシュートは、前記傘体の頂部が前記集合点よりも下方に位置した状態で上昇可能であり、前記リングは、前記複数の吊り索に対して摺動可能であり、前記ゴム気球の上昇時に前記傘体を所定の開度に維持することを特徴とする気象観測装置。
(2)前記ラジオゾンデには、前記ゴム気球を前記ラジオゾンデの上面に取り付ける第1取り付け位置と、前記複数の吊り索の前記集合点を前記ラジオゾンデの下面に取り付ける第2取り付け位置と、がそれぞれ1つずつ設けられ、前記第1取り付け位置及び前記第2取り付け位置は、前記第1取り付け位置、前記第2取り付け位置及び前記ラジオゾンデの重心が重力方向において同一直線上に位置するように、配置されることを特徴とする(1)に記載の気象観測装置。
(3)前記傘体には、前記傘体を貫通する排水孔が設けられることを特徴とする(1)または(2)に記載の気象観測装置。
(4)前記リングは円筒形状を有することを特徴とする(1)ないし(3)のうちいずれか一つに記載の気象観測装置。
本発明の構成によれば、ゴム気球が破裂して気象観測装置が落下するときには、ラジオゾンデやパラシュートよりも重いゴム気球がラジオゾンデやパラシュートよりも下方に移動することにより、傘体の姿勢が上昇時と逆転し、傘体の内面が下方からの空気抵抗を受けてパラシュート(傘体)が開くため、ラジオゾンデを緩やかに落下させることができる。
また、気象観測装置が上昇するときには、リングによって傘体を所定の開度に維持することにより、傘体の内面が受ける空気抵抗を適度に調整することができる。その結果、ラジオゾンデの上昇に適度の抵抗を与えることができ、上空での風による影響(例えば、ラジオゾンデの横振り)を抑制することができる。
従来の気象観測装置の概略図である。 本実施形態に係る気象観測装置の概略図である。 本実施形態に係る気象観測装置の、落下時における概略図である。 本実施形態に係る気象観測装置が備えるリングの斜視図である。 本実施形態に係る気象観測装置が備えるリングの変形例である。 本実施形態に係る気象観測装置が備えるリングの別の変形例である。 本実施形態に係る気象観測装置が備えるラジオゾンデ及びパラシュートの拡大図であって、パラシュートの変形例である。 本実施形態に係る気象観測装置が備えるラジオゾンデ及びパラシュートの拡大図であって、パラシュートの別の変形例である。
(第1実施形態)
以下、図面を参照しながら、本実施形態に係る気象観測装置の構成について説明する。図2は、本実施形態に係る気象観測装置の概略図である。気象観測装置1は、ゴム気球2と、ゴム気球2より軽量のラジオゾンデ3と、パラシュート4と、を備える。パラシュート4は、空気抵抗を受けて開度が変更される傘体41と、傘体41の縁から延びて一点(集合点P)でまとめられる複数の吊り索42と、を備える。気象観測装置1において、ゴム気球2とラジオゾンデ3の上面31(ライン取付部31a)とが第1ライン5によって繋がっている。言い換えると、ゴム気球2は、第1ライン5を介してラジオゾンデ3に取り付けられている。また、ラジオゾンデ3の下面32とパラシュート4の吊り索42の先端(集合点P)とが第2ライン6によって繋がっている。言い換えると、吊り索42の先端(集合点P)は、第2ライン6を介してラジオゾンデ3に取り付けられている。傘体41の頂部41aが、気象観測装置1の最も下端に位置している。
気象観測装置1を上空に飛ばすと、傘体41の内面が上方からの空気抵抗を受けるため、パラシュート4が取り付けられたラジオゾンデ3が下方に引っ張られる。そのため、上空での風による影響(例えば、ラジオゾンデ3の横振り)を抑制することができ、上空におけるラジオゾンデ3の姿勢安定性が向上する。
図3は、本実施形態に係る気象観測装置1の、落下時における概略図である。ゴム気球2はラジオゾンデ3やパラシュート4より重いため、ゴム気球2が破裂すると、しぼんだゴム気球2が最も下となって落下し、これに引っ張られるようにラジオゾンデ3が落下する。このときラジオゾンデ3に取り付けられたパラシュート4の傘体41の内面が下方からの空気抵抗を受けて開くため、ラジオゾンデ3を緩やかに落下させることができる。
図2及び図4を参照して、気象観測装置1はさらに、パラシュート4の吊り索42を包囲してまとめるように取り付けられたリング7を備える。リング7は、吊り索42に対して摺動可能である。図4は、本実施形態に係る気象観測装置1が備えるリング7の斜視図である。視認できない部分については破線で示し、後述する図5においても同様であるとする。リング7は、図4に示すように円筒形状を有する。リング7の内壁面71の下縁71aを吊り索42に接触させ、下縁71aによって吊り索42をリング7の径方向内側に絞ることにより、図2に示すように、リング7がパラシュート4に取り付けられる。リング7が自重によって傘体41に向かって下がると、下縁71aと吊り索42との接触位置が下がり、吊り索42が傘体41の縁をこの径方向内側に引っ張る。そのため、傘体41の縁がこの径方向内側にすぼまり、傘体41の開度は、リング7を取り付けていないときの開度よりも小さくなる。ここで、傘体41の開度は、リング7の内径や重量に依存し、リング7の重量は、気象観測装置1の上昇時において傘体41の開度を維持するための因子となる。
上述の通り、傘体41の内面は、気象観測装置1の上昇時において上方からの空気抵抗を受けるため、上空での風による影響(例えば、ラジオゾンデ3の横振り)を抑制することができる。ここで、傘体41の開度が小さすぎると、傘体41の内面が上昇時における空気抵抗を十分に受けることができず、上述の効果(姿勢安定性)を十分に享受することができない可能性がある。一方、傘体41の開度が大きすぎると、気象観測装置1の上昇時において、傘体41の内面が過大な空気抵抗を受けることとなる。特に、リング7をパラシュート4に取り付けていないと、傘体41が全開となりやすくなり、傘体41の内面が過大な空気抵抗を受けやすくなる。そのため、ラジオゾンデ3を下方に引っ張る力が過大となり、気象観測装置1が観測目標高度に達するまでの時間の長期化(すなわち、観測時間の長期化)を招くおそれがある。
したがって、傘体41の開度を適切に設定することができるように、リング7の内径や重量を適宜決めることにより、上空での風による影響(例えば、ラジオゾンデ3の横振り)を、効果的に抑制することができる。
上述したように、リング7は、吊り索42に対して摺動可能であり、吊り索42に対して固定されていない。この構成によれば、気象観測装置1の落下時(図3)において、パラシュート4の姿勢が上昇時と逆転することにより、リング7が自重によって吊り索42から落下し、第2ライン6を通ってラジオゾンデ3の下面32(図3の状態では上面)に落ちる。そのため、傘体41が開く際に、リング7が邪魔とならない。
また、上述したように、リング7は円筒形状を有する。そのため、気象観測装置1の上昇時(図2)において、傘体41が突発的に、上方からの過度な空気抵抗を受けた場合であっても、吊り索42がリング7の内壁面71の下縁71aに接触して引っかかる。これにより、リング7が上方に摺動することなく、傘体41の開度を維持することができる。
ラジオゾンデ3には、第1ライン5(ゴム気球2)をラジオゾンデ3の上面31に取り付ける第1取り付け位置3aと、第2ライン6(複数の吊り索42の先端(集合点P))をラジオゾンデ3の下面32に取り付ける第2取り付け位置3bと、がそれぞれ1つずつ設けられている。また、第1取り付け位置3a及び第2取り付け位置3bは、重力方向に見た場合において、ラジオゾンデ3の重心に対応する位置に配置される。
ラジオゾンデ3は、気象観測装置1の上昇時に、第1取り付け位置3aにおいてゴム気球2に吊り上げられるとともに、第2取り付け位置3bにおいて、上方からの空気抵抗を受けたパラシュート4によって下方に引っ張られる。第1取り付け位置3a及び第2取り付け位置3bと、ラジオゾンデ3の重心との位置関係によっては、上空で風が吹いた場合、第1取り付け位置3a及び第2取り付け位置3bを支点として、ラジオゾンデ3の横振りが生じるおそれがある。
ここで、重力方向視において、第1取り付け位置3a及び第2取り付け位置3bがラジオゾンデ3の重心に対応する位置から外れている構成の場合、第1取り付け位置3a及び第2取り付け位置3b(横振れの支点)と、ラジオゾンデ3の重心と、はラジオゾンデ3の横方向に離隔している。そのため、上空で風が吹くと、ラジオゾンデ3の重心が、第1取り付け位置3a及び第2取り付け位置3bを中心として振れる。
一方、本実施形態に係る上記構成によれば、第1取り付け位置3a、第2取り付け位置3b及びラジオゾンデ3の重心が、重力方向において同一直線上に配置される。そのため、上空で風が吹いても、ラジオゾンデ3の重心がほとんど振れない。
すなわち、上記構成によれば、上空での風による影響(ラジオゾンデ3の横振り)を、さらにより効果的に抑制することができる。
パラシュート4の傘体41には、傘体41を貫通する排水孔410が設けられている。傘体41に排水孔410が設けられていない場合、雨天時に気象観測装置1を飛ばす際に、傘体41の内側に雨水が溜まってパラシュート4が重くなり、ラジオゾンデ3が下方に引っ張られやすくなる。そのため、気象観測装置1が観測目標高度に達するまでの時間の長期化(すなわち、観測時間の長期化)を招くおそれがある。一方、傘体41に排水孔410が設けられることにより、傘体41の内側に入ってきた雨水を、排水孔410を介して傘体41の外部へと排出することができるため、観測時間の長期化を抑制することができる。なお、図2及び3において、排水孔410は傘体41に複数設けられているが、これに限られず、排水孔410は傘体41に1つのみ設けられる構成であってよい。また、傘体41において、排水孔410を設ける位置は、適宜決めることができ、例えば、傘体41の頂部41aに排水孔410を設けることができる。
(変形例1)
上述の実施形態において、気象観測装置1の上昇時(図2)には、傘体41が、ラジオゾンデ3の下方に位置する構成となっているが、これに限られず、例えば、ラジオゾンデ3の横方向(図2の左右方向)において、ラジオゾンデ3及びパラシュート4が並んでいてもよい。すなわち、気象観測装置1の上昇時において、パラシュート4は、傘体41の頂部41aが吊り索42の先端(集合点P)よりも下方に位置する姿勢となっていればよい。言い換えると、パラシュート4を重力方向に見た場合において、傘体41の内面の少なくとも一部が視認可能であればよい。この構成によれば、気象観測装置1の上昇時において、傘体41の内面の少なくとも一部が上方からの空気抵抗を受け、パラシュート4が取り付けられたラジオゾンデ3が下方に引っ張られる。そのため、上空での風による影響(例えば、ラジオゾンデ3の横振り)を抑制することができ、上空におけるラジオゾンデ3の姿勢安定性が向上する。
(変形例2)
上述の実施形態において、第1取り付け位置3aはラジオゾンデ3の上面31に設けられ、第2取り付け位置3bはラジオゾンデ3の下面32に設けられている。しかしながら、これに限られず、第1取り付け位置3a及び第2取り付け位置3bは、ラジオゾンデ3の任意の位置に設けられていればよく、第1取り付け位置3aと第2取り付け位置3bとの相対的な位置関係は問わない。
気象観測装置1の落下時(図3)においては、第1取り付け位置3aと第2取り付け位置3bの位置関係にかかわらず、ゴム気球10が最も下となって落下し、これに引っ張られてパラシュート4が落下する。複数の吊り索42の先端(集合点P)が第2ライン6を介してラジオゾンデ3に取り付けられているため、気象観測装置1の落下時(図3)において、ラジオゾンデ3に取り付けられたパラシュート4の傘体41の内面が下方からの空気抵抗を受けて開き、ラジオゾンデ3を緩やかに落下させることができる。
(変形例3)
上述の実施形態において、リング7は、図4に示すように円筒形状を有している。しかしながら、これに限られず、リングの形状は、例えば、図5に示すように、上方(ラジオゾンデ3)に向かうにしたがって内径が大きくなる、いわゆる円錐台形状であってもよい。図5は、本実施形態に係る気象観測装置1が備えるリングの変形例である。リング8の内壁面81は、上方(ラジオゾンデ3)に向かうにしたがって内径が大きくなるテーパー形状を有する。
リング8をパラシュート4に取り付ける際には、リング7と同様に、リング8の内壁面81の下縁81aを吊り索42に接触させ、下縁81aによって吊り索42をリング8の径方向内側に絞る。
また、リングの形状は、図6に示すように、下方(傘体41)に向かうにしたがって内径が大きくなる、いわゆる円錐台形状であってもよい。図6は、本実施形態に係る気象観測装置1が備えるリングの別の変形例である。リング9の内壁面91は、下方(傘体41)に向かうにしたがって内径が大きくなるテーパー形状を有する。
ここで、リング9の内壁面91の傾斜は、リング9を取り付けていない状態における吊り索42の傾斜より大きくなるように形成されることが好ましい。この構成によれば、リング9をパラシュート4に取り付ける際に、リング9の内壁面91の下縁91aを吊り索42に接触させることができるため、下縁91aによって吊り索42をリング9の径方向内側に絞ることができる。
なお、リング7(8,9)の外壁面の形状は特に限定されない。本変形例では、リング7(8,9)の外壁面がリング7(8,9)の内壁面71(81,91)に沿った形状に形成されているが、例えば、リング7(8,9)の外壁面は、直方体等であってよい。
(変形例4)
上述の実施形態において、第1ライン5は1本のみであるが、これに限られず、第1ライン5を複数本備えた構成であってよい。この場合には、各第1ライン5にゴム気球2を取り付けることができる。また、例えば、各第1ライン5をラジオゾンデ3に取り付けてもよいし、任意の本数(複数)の第1ライン5を1本にまとめてラジオゾンデ3に取り付けてもよい。また、第2ライン6は1本のみであるが、これに限られず、第2ライン6を複数本備えた構成であってよい。この場合には、各第2ライン6にパラシュート4を取り付けることができる。また、例えば、各第2ライン6をラジオゾンデ3に取り付けてもよいし、任意の本数(複数)の第2ライン6を1本にまとめてラジオゾンデ3に取り付けてもよい。
(変形例5)
上述の実施形態において、パラシュート4は、第2ライン6を介して1つだけ、ラジオゾンデ3の下面32に取り付けられている。しかしながら、これに限られず、気象観測装置1は、パラシュート4を複数備えた構成であってもよい。例えば、複数のパラシュート4は、複数の第2ライン6を介してラジオゾンデ3に取り付けられる構成であってよい。また、複数のパラシュート4は、図7に示すように、第2ライン6から分岐する分岐ライン61を介して、ラジオゾンデ3に取り付けられる構成であってよい。図7は、本実施形態に係る気象観測装置1が備えるラジオゾンデ3及びパラシュート4の拡大図であって、パラシュート4の変形例である。これらの構成によれば、仮に1つのパラシュート4が気象観測装置1から離脱しても、残存したパラシュート4によって、ラジオゾンデ3の落下を緩やかにすることができる。
なお、図7において、複数のパラシュート4のそれぞれにリング7が取り付けられた構成を示しているが、これに限られず、任意(一部)のパラシュート4にのみリング7を取り付けた構成であってよく、また、複数(全部又は一部)のパラシュート4の吊り索42をまとめるようにリング7を取り付けた構成であってよい。
(変形例6)
上述の実施形態において、複数の吊り索42は、傘体41の縁から延びて一点(集合点P)でまとめられている。しかしながら、これに限られず、複数の吊り索42の先端がそれぞれラジオゾンデ3に取り付けられている構成であればよい。したがって、例えば、複数の吊り索42のうち任意の本数の吊り索42が一点(集合点)でまとめられ、すべての吊り索42の複数の集合点がラジオゾンデ3に取り付けられる構成としてもよい。この構成であっても、気象観測装置1の落下時において、ラジオゾンデ3に取り付けられたパラシュート4の傘体41の内面が下方からの空気抵抗を受けて開き、ラジオゾンデ3を緩やかに落下させることができる。
(変形例7)
上述の実施形態において、吊り索42の先端(集合点P)は第2ライン6を介してラジオゾンデ3に取り付けられている。しかしながら、これに限られず、図8に示すように、吊り索42の先端(集合点P)を、第2ライン6を介さずに、直接ラジオゾンデ3の下面32に取り付ける構成であってもよい。図8は、本実施形態に係る気象観測装置1が備えるラジオゾンデ3及びパラシュート4の拡大図であって、パラシュート4の別の変形例である。この構成によれば、第2ライン6が不要となるため、気象観測装置1をより小型化することができる。
1:気象観測装置
2:ゴム気球
3:ラジオゾンデ
3a:第1取り付け位置
3b:第2取り付け位置
4:パラシュート
41:傘体
42:吊り索
5:第1ライン
6:第2ライン
7、8、9:リング
71、81、91:内壁面
410:排水孔

Claims (4)

  1. ラジオゾンデと、
    傘体と、集合点から前記傘体の縁に延びる複数の吊り索と、を備えるパラシュートと、
    第1ラインを介して前記ラジオゾンデに取り付けられ、前記ラジオゾンデ及び前記パラシュートのそれぞれよりも重いゴム気球と、
    前記複数の吊り索を包囲してまとめるように、前記パラシュートに取り付けられるリングと、を備え、
    前記複数の吊り索の前記集合点は、直接または第2ラインを介して、前記ラジオゾンデに取り付けられ、
    前記ゴム気球の上昇時に、前記パラシュートは、前記傘体の頂部が前記集合点よりも下方に位置した状態で上昇可能であり、
    前記リングは、前記複数の吊り索に対して摺動可能であり、前記ゴム気球の上昇時に前記傘体を所定の開度に維持することを特徴とする気象観測装置。
  2. 前記ラジオゾンデには、前記ゴム気球を前記ラジオゾンデの上面に取り付ける第1取り付け位置と、前記複数の吊り索の前記集合点を前記ラジオゾンデの下面に取り付ける第2取り付け位置と、がそれぞれ1つずつ設けられ、
    前記第1取り付け位置及び前記第2取り付け位置は、前記第1取り付け位置、前記第2取り付け位置及び前記ラジオゾンデの重心が重力方向において同一直線上に位置するように、配置されることを特徴とする請求項1に記載の気象観測装置。
  3. 前記傘体には、前記傘体を貫通する排水孔が設けられることを特徴とする請求項1または2に記載の気象観測装置。
  4. 前記リングは円筒形状を有することを特徴とする請求項1ないし3のうちいずれか一項に記載の気象観測装置。
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