JP2003227882A - 気象観測装置 - Google Patents

気象観測装置

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JP2003227882A
JP2003227882A JP2002025612A JP2002025612A JP2003227882A JP 2003227882 A JP2003227882 A JP 2003227882A JP 2002025612 A JP2002025612 A JP 2002025612A JP 2002025612 A JP2002025612 A JP 2002025612A JP 2003227882 A JP2003227882 A JP 2003227882A
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radiosonde
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gps
rod
observation device
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JP2002025612A
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Makoto Fujita
真 藤田
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Meisei Electric Co Ltd
Original Assignee
Meisei Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ラジオゾンデの姿勢安定化を図ることができる
気象観測装置の提供。 【解決手段】GPS受信機能を有し、観測した気象デー
タを受信したGPS情報と共に送信するラジオゾンデ2
と、前記ラジオゾンデ2を吊り下げロープ4により吊り
下げるバルーン1とを備えた気象観測装置において、前
記ラジオゾンデ2には長尺の棒状部材6が固定されてい
て、該棒状部材6の上端部と前記吊り下げロープ4とを
結んだ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バルーンにラジオ
ゾンデを吊り下げた気象観測装置に係り、特にGPSラ
ジオゾンデにおける空中での姿勢安定化に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】気象観測装置の概略構成を図5に示す。
図5において、1はバルーン(気球)、2はラジオゾン
デ、3はパラシュート、4は吊り下げロープ、5は吊り
下げロープ4を巻き付けている巻下器で、バルーン1と
ラジオゾンデ2との間を吊り下げロープ4で連結し、パ
ラシュート3は吊り下げロープ4に取付けられている。
ラジオゾンデ2はバルーン1に吊り下げられて上空に放
たれて上昇し、温度センサ2a、湿度センサ2bにより
高層の気温や湿度等を測定し、これを地上に送信するも
ので、上空においてバルーン1が破裂すると、ラジオゾ
ンデ2を吊り下げていたロープ4に取付けていたパラシ
ュート3が開き、ゆっくりと落下するようになってい
る。
【0003】一般に、このラジオゾンデ2を吊り下げて
いるロープ4の長さは長いほどラジオゾンデ2の空中で
の姿勢が安定していると言われている。
【0004】しかし、このロープ4の長さが余りに長い
と、万が一地上に落下し、しかも高圧電線に引っ掛かた
りすると危険なので、15m程度の長さ以下にしてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような長さのロー
プ4に吊り下げられたラジオゾンデ2は、上空において
気流等の影響を受け、姿勢が不安定となり、逆さ状態に
なることもある。
【0006】ところで、ラジオゾンデ2において、GP
S受信機を搭載し、変化する位置情報に基づいて風向、
風速を計測することが行なわれている。このGPS受信
機には当然GPSアンテナ2cが設けられているが、こ
のGPSアンテナは上空に向かって指向性を有している
ため、ラジオゾンデ2の姿勢が不安定となり、GPSア
ンテナの指向性が衛星の軌道に対して不安定となり、位
置情報のデータが乱れてしまうという問題がある。
【0007】本願発明は、このような従来の問題を解決
し、ラジオゾンデの姿勢安定化を図ることができる気象
観測装置を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、GPS受
信機能を有し、観測した気象データを受信したGPS情
報と共に送信するラジオゾンデと、前記ラジオゾンデを
吊り下げロープにより吊り下げるバルーンとを備えた気
象観測装置において、前記ラジオゾンデには長尺の棒状
部材が連結されていて、該棒状部材の上端部と前記吊り
下げロープとが結ばれていることを特徴とする。
【0009】第2の発明は、上記第1の発明で、前記長
尺の棒状部材は、中空に形成された複数本の筒部材を有
し、複数本の該筒部材内に通した紐部材を緊張すること
により、複数本の該筒部材を長さ方向に繋いで構成され
ていることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】図1から図4は本発明の実施の形
態を示す。
【0011】図1はラジオゾンデ2を底面側から見た
図、図2はラジオゾンデを側面側から見た図、図3は図
2の全体側面図、図4は本実施の形態による気象観測装
置の概念図である。
【0012】本実施の形態におけるラジオゾンデ2は、
温度センサ2a、湿度センサ2b、GPSアンテナ2
c、及び地上局との交信を行なう不図示の地上交信用ア
ンテナが設けられている。GPSアンテナ2cを介して
GPS受信機により受信したGPS衛星からの位置デー
タ、温度センサ2aおよび湿度センサ2bからのデータ
が送信装置によりこの地上交信用アンテナから地上局へ
送信される。
【0013】本実施の形態において、ラジオゾンデ(以
下GPSゾンデと称す)2には、長尺の木製の棒状部材
6を上下方向に固定しており、この棒状部材6の上端部
に、バルーン1からの吊り下げロープ4を結び付けてい
る。
【0014】本実施の形態において、バルーン1とラジ
オゾンデ(以下GPSゾンデと称す)2との距離を約1
5mとしているが、従来例のように、ロープ4の長さを
15mとしているのではなく、GPSゾンデ2に固定し
た棒状部材6の長さを2〜3mとしている。
【0015】このように、GPSゾンデ2は2〜3m程
度の棒状部材6に固定されているので、棒状部材6の上
端部を支点として振り子運動することになるが、GPS
ゾンデ2の姿勢に大きな乱れを生じさせるには、この棒
状部材6の上端部を中心として大きく回転させる必要が
あるが、重心位置が低い位置にあることから、このよう
な状態になることは通常考えにくい。なお、従来では吊
り下げロープにGPSゾンデ2が直接連結されていたの
で、吊り下げられているGPSゾンデの回転の支点とな
る位置がロープの全長のどの位置にもなり得、このため
GPSゾンデを振り子とする支点位置の距離が短いと簡
単にGPSゾンデの姿勢が大きく変化したが、本実施の
形態ではこのような支点間距離が長尺の棒状部材の長さ
として決まっているので、GPSゾンデの姿勢を安定に
させることになる。
【0016】したがって、GPSゾンデ2の姿勢が安定
し、GPSアンテナ2cが常時上方を向き、GPSゾン
デ2に搭載しているGPS受信機がGPS衛星の情報を
受信することができる。
【0017】なお、棒状部材6の長さをあまり長くする
と、棒状部材6とバルーン1との距離が近くなり、バル
ーン1が風で流されたときなどにこの棒状部材6の先端
部でバルーン1が破られるおそれがあるので、本実施の
形態では2〜3m程度の長尺の棒状部材としている。
【0018】次に、棒状部材6はGPSゾンデ2に固定
されるが、温度センサ2a、湿度センサ2bが設けられ
ているフレキシブルプリント基板に近い場所に固定され
ると、温度および湿度の検出に影響を及ぼすことも考え
られるので、本実施の形態では該フレキシブルプリント
基板から最も離れた位置に棒状部材6を取付けている。
【0019】その際、棒状部材6はGPSゾンデ2の角
部に沿って固定させるため、本実施の形態では、固定の
安定化のために、棒状部材6に凸条部6aを形成し、こ
の凸条部で形成される角部を該GPSゾンデ2の角部に
合わせ、棒状部材がぐらつかないようにしている。
【0020】また、棒状部材6をGPSゾンデ2に取付
けるには、GPSゾンデ2の外装部材に取付金具等を用
いて直接固定するようにしても良いが、できる限りGP
Sゾンデ2の重量を増加させたくないという考えから、
本実施の形態では、紐7を用いてGPSゾンデ2に棒状
部材6を固定し、さらに粘着テープ8を用いて固定する
ようにしている。
【0021】そして、吊り下げロープ4は棒状部材6の
上端部で連結するだけで本来は良いが、万が一この連結
が外れるおそれもあるので、本実施の形態では、連結部
材6の上端位置で吊り下げロープ4を締結して残った
部分を、棒状部材の途中の、、に設けた穴部に通
し、この吊り下げロープ4の下端部を従来のようにGP
Sゾンデ2の連結部に締結させている。
【0022】なお、上記した実施の形態では、棒状部材
6を1本のものとして説明しているが、短い中空の筒部
材を複数用意しておき、これら複数の筒部材の中に紐を
通し、この紐をきつく縛ったりして緊張させることで、
一本の棒状部材とすることもできる。この場合、組み立
てれば長尺の棒状部材となり、持ち運びの際には紐を緩
めておけばばらばらになり、持ち運びが容易となる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
棒状部材をラジオゾンデに固定するという簡単な構成に
より、ラジオゾンデの姿勢を安定させることができ、G
PS情報を常時安定して受信することができる。
【0024】また、請求項2に係る発明によれば長尺の
棒状部材をそのまま持ち運ぶ必要が無くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すラジオゾンデを底面
側から見た図
【図2】図2はラジオゾンデを側面側から見た図
【図3】図3は図2の全体側面図
【図4】本実施の形態による気象観測装置の概念図
【図5】従来の気象観測装置の概略概念図
【符号の説明】
1 バルーン(気球) 2 ラジオゾンデ(GPSゾンデ) 2a 温度センサ 2b 湿度センサ 2c GPSアンテナ 3 パラシュート 4 吊り下げロープ 5 巻下器 6 棒状部材 6a 凸条 7 紐 8 粘着テープ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 GPS受信機能を有し、観測した気象デ
    ータを受信したGPS情報と共に送信するラジオゾンデ
    と、前記ラジオゾンデを吊り下げロープにより吊り下げ
    るバルーンとを備えた気象観測装置において、 前記ラジオゾンデには長尺の棒状部材が連結されてい
    て、該棒状部材の上端部と前記吊り下げロープとが結ば
    れていることを特徴とする気象観測装置。
  2. 【請求項2】 前記長尺の棒状部材は、中空に形成され
    た複数本の筒部材を有し、複数本の該筒部材内に通した
    紐部材を緊張することにより、複数本の該筒部材を長さ
    方向に繋いで構成されていることを特徴とする請求項1
    に記載の気象観測装置。
JP2002025612A 2002-02-01 2002-02-01 気象観測装置 Pending JP2003227882A (ja)

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