JP7126854B2 - 電力消費装置およびそれを備えた直流給電システム - Google Patents
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Description
基準電位であるローレベルの電圧が印加される第1の電源ラインと
前記ローレベルの電圧に対して高電位である直流電圧が印加される第2の電源ラインと、
前記第2の電源ラインの電圧を、前記第2の電源ラインの電圧が上昇すると上昇し、前記第2の電源ラインの電圧が低下すると低下するモニタ電圧に変換するモニタ電圧変換部と、
前記第2の電源ラインの電圧が所定の電圧以上であるときに前記モニタ電圧の上昇に応じて増加し、前記モニタ電圧の低下に応じて減少するデューティ比を有するパルス波であるPWM信号を生成する制御部と、
前記制御部によって生成されたPWM信号によって導通と非導通が制御されるスイッチング素子と、
前記スイッチング素子が導通しているときに前記第2の電源ラインから電流が流れることによって電力を消費する電力消費素子と、
前記電力消費素子に流れた電流の量を検出する電流検出部と、
前記モニタ電圧変換部によって変換されたモニタ電圧を、前記電流検出部によって検出された電流の量に応じた電圧だけ低下させる電流調節部と、
を備えることを特徴とする。
前記第2の電源ラインの電圧に基づいて安定した電圧を生成する定電圧回路と、
前記定電圧回路によって生成された電圧が印加される第3の電源ラインと、
を備え、
前記電流検出部が、前記電力消費素子と前記第1の電源ラインとの間に配置されており、前記電力消費素子を流れた電流が流れ込むシャント抵抗を有し、
前記電流調節部が、一端が前記第3の電源ラインに接続された可変抵抗と、ベースとコレクタが当該可変抵抗の他端に接続され、エミッタが前記シャント抵抗の入力に接続された第1のPNPバイポーラトランジスタと、ベースが当該第1のPNPバイポーラトランジスタのベースに接続され、コレクタに前記モニタ電圧が入力され、エミッタが抵抗を介して前記第1の電源ラインに接続された第2のPNPバイポーラトランジスタとを有する、
ことを特徴とする。
前記第2の電源ラインの電圧に基づいて安定した電圧を生成する定電圧回路と、
前記定電圧回路によって生成された電圧が印加される第3の電源ラインと、
を備え、
前記電流検出部が、前記電力消費素子と前記第1の電源ラインとの間に配置されており、前記電力消費素子を流れた電流が流れ込むシャント抵抗を有し、
前記電流調節部が、一端が前記第3の電源ラインに接続された第1の抵抗と、ベースとコレクタが当該第1の抵抗の他端に接続され、エミッタが前記シャント抵抗の入力に接続された第1のPNPバイポーラトランジスタと、ベースが当該第1のPNPバイポーラトランジスタのベースに接続され、コレクタに前記モニタ電圧が入力され、エミッタが第2の抵抗を介して前記第1の電源ラインに接続された第2のPNPバイポーラトランジスタとを有する、
ことを特徴とする。
前記電流調節部が、前記第3の電源ラインの電圧を設定された電圧に分圧する可変抵抗を有し、当該可変抵抗によって分圧された電圧が前記第2のPNPバイポーラトランジスタのエミッタと前記第2の抵抗との接続部分に供給されることを特徴とする。
複数の前記スイッチング素子と、当該各スイッチング素子に対応する複数の前記電力消費素子と、
を備え、
前記制御部が、前記第2の電源ラインの電圧が所定の電圧以上であるときに前記モニタ電圧の上昇に応じて増加し、前記モニタ電圧の低下に応じて減少するデューティ比を有するパルス波である最初のPWM信号を生成し、順次前段のPWM信号が所定のデューティ比以上であるときに前記モニタ電圧の上昇に応じて増加し、前記モニタ電圧の低下に応じて減少するデューティ比を有するパルス波である各PWM信号を生成し、
前記各スイッチング素子が、前記制御部によって生成された各PWM信号によって導通と非導通が制御され、
前記電流検出部が、前記複数の電力消費素子に流れる電流の総量を検出し、
前記電流調節部が、前記モニタ電圧変換部によって変換されたモニタ電圧を、前記電流検出部によって検出された電流の総量に応じた電圧だけ低下させる、
ことを特徴とする。
前記第2の電源ラインの電圧に基づいて安定した電圧を生成する定電圧回路と、
前記定電圧回路によって生成された電圧が印加される第3の電源ラインと、
前記全ての電力消費素子を流れた電流が流れ込む出力ラインと、
を備え、
前記電流検出部が、前記出力ラインと前記第1の電源ラインとの間に配置されており、前記全ての電力消費素子を流れた電流が流れ込むシャント抵抗を有し、
前記電流調節部が、一端が前記第3の電源ラインに接続された可変抵抗と、ベースとコレクタが当該可変抵抗の他端に接続され、エミッタが前記出力ラインに接続された第1のNPNバイポーラトランジスタと、ベースが当該第1のNPNバイポーラトランジスタのベースに接続され、コレクタに前記モニタ電圧が入力され、エミッタが第2の抵抗を介して前記第1の電源ラインに接続された第2のNPNバイポーラトランジスタとを有する、
ことを特徴とする。
前記第2の電源ラインの電圧に基づいて安定した電圧を生成する定電圧回路と、
前記定電圧回路によって生成された電圧が印加される第3の電源ラインと、
前記全ての電力消費素子を流れた電流が流れ込む出力ラインと、
を備え、
前記電流検出部が、前記出力ラインと前記第1の電源ラインとの間に配置されており、前記全ての電力消費素子を流れた電流が流れ込むシャント抵抗を有し、
前記電流調節部が、一端が前記第3の電源ラインに接続された第1の抵抗と、ベースとコレクタが当該第1の抵抗の他端に接続され、エミッタが前記出力ラインに接続された第1のNPNバイポーラトランジスタと、ベースが当該第1のNPNバイポーラトランジスタのベースに接続され、コレクタに前記モニタ電圧が入力され、エミッタが第2の抵抗を介して前記第1の電源ラインに接続された第2のNPNバイポーラトランジスタとを有する、
ことを特徴とする。
前記電流調節部が、前記第3の電源ラインの電圧を設定された電圧に分圧する可変抵抗を有し、当該可変抵抗によって分圧された電圧が前記第2のNPNバイポーラトランジスタのエミッタと前記第2の抵抗との接続部分に供給されることを特徴とする。
前記制御部が、
前記モニタ電圧が所定の電圧以上であるときに前記モニタ電圧の上昇に応じて最初の制御電圧を上昇させ、前記モニタ電圧の低下に応じて当該最初の制御電圧を低下させ、順次前段の制御電圧が所定の電圧以上であるときに前記モニタ電圧の上昇に応じて各制御電圧を上昇させ、前記モニタ電圧の低下に応じて当該各制御電圧を低下させる制御電圧生成部と、
前記制御電圧生成部から出力される各制御電圧に応じたデューティ比を有する前記各PWM信号を生成するPWM信号生成部と、
を含む、
ことを特徴とする。
前記制御電圧生成部が、
コレクタが前記第3の電源ラインに接続され、ベースに前記モニタ電圧が入力され、エミッタに強化されたモニタ電圧が生じるNPNバイポーラトランジスタを含み、当該強化されたモニタ電圧を出力するモニタ電圧強化回路と、
ベースに調整電圧が入力され、コレクタに前記各制御電圧が生じるPNPバイポーラトランジスタを含む複数段の制御電圧生成回路であって、1段目の当該制御電圧生成回路に含まれるPNPバイポーラトランジスタのエミッタには前記モニタ電圧強化回路から出力される強化されたモニタ電圧が入力され、2段目以降の当該制御電圧生成回路に含まれるPNPバイポーラトランジスタのエミッタには前段の制御電圧生成回路に含まれるPNPバイポーラトランジスタのコレクタに生じる制御電圧が入力される制御電圧生成回路と、
前記モニタ電圧強化回路から出力される強化されたモニタ電圧の変動に応じて前記各制御電圧生成回路に含まれるPNPバイポーラトランジスタのエミッタ・コレクタ間が導通または非導通となるように、前記調整電圧を生成するベース電圧調整回路と、
を備える、
ことを特徴とする。
直流バスと、
前記直流バスに直流電力を出力する1つ以上の直流電力源と、
前記直流バスに前記第1の電源ラインと前記第2の電源ラインとが接続された上記電力消費装置と、
を備えることを特徴とする。
電力消費装置1は、定電圧電源10と、モニタ電圧変換部20と、電圧調節部21と、電流調節部22と、制御部100Aと、スイッチング素子31と、電力消費素子(LOAD)41と、電流検出部50と、高電位ラインLHと、低電位ラインLLと、定電圧ラインLCとを有する。
電力消費素子(LOAD)41は、一端が高電位ラインLHに接続され、他端がスイッチング素子31の電流路(ソース・ドレイン間)の一端に接続される。電力消費素子(LOAD)41は、例えば抵抗素子である。スイッチング素子31は、例えばNMOSトランジスタである。スイッチング素子31の電流路の他端は、電流検出部50の一端に接続される。スイッチング素子31の制御入力には、PWM(Pulse Width Modulation)信号VP1が入力される。電流検出部50の他端は、低電位ラインLLに接続される。
定電圧電源10は、高電位ラインLHの電圧に基づいて安定した電圧VC(例えば24V)を生成する。電圧VCは、定電圧ラインLCに印加される。
なお、低電位ラインLLは本発明の第1の電源ラインの例であり、高電位ラインLHは本発明の第2の電源ラインの例であり、定電圧ラインLCは本発明の第3の電源ラインの例である。
モニタ電圧変換部20は、高電位ラインLHの電圧をモニタ電圧VMに変換する(S1)。図3に示すように、モニタ電圧VMは、高電位ラインLHの電圧が上昇すると上昇し、高電位ラインLHの電圧が低下すると低下する。高電位ラインLHの電圧が例えば410Vであるとき、モニタ電圧VMは電圧vm1に変換される。
制御部100Aは、図4に示すように、モニタ電圧VMが電圧vm1以上であるとき(すなわち、高電位ラインLHの電圧が所定の電圧、例えば410V以上であるとき)に、パルス波であるPWM信号VP1を生成する(S2)。PWM信号VP1は、モニタ電圧VMの上昇に応じて増加し、モニタ電圧VMの低下に応じて減少するデューティ比を有する。
スイッチング素子31は、制御部100Aによって生成されたPWM信号VP1によって導通と非導通が制御される。電力消費素子41は、スイッチング素子31が導通しているときに高電位ラインLHから電流が流れることによって電力を消費する(S3)。
電流検出部50は、電力消費素子41に流れる電流の量を検出する(S4)。
なお、モニタ電圧変換部20は、アナログ回路では抵抗、デジタル回路ではA/D(Analog/Digital)コンバータにより実現することができる。
モニタ電圧変換部20は、抵抗R11を有する。抵抗R11は、一端が高電位ラインLHに接続されており、他端にモニタ電圧VMを生じる。抵抗R11は、高電位ラインLHの電圧を、制御部100Aが動作可能なモニタ電圧VMに変換する。
電圧調節部21は、可変抵抗VR11と、NPNバイポーラトランジスタQ11と、NPNバイポーラトランジスタQ12と、抵抗R12と、抵抗R13と、スイッチCVとを有する。
可変抵抗VR11の一端は、定電圧ラインLCに接続される。トランジスタQ12は、ベースとコレクタが可変抵抗VR11の他端に接続され、エミッタが抵抗R13を介して低電位ラインLLに接続される。トランジスタQ11は、ベースがトランジスタQ12のベースに接続され、コレクタにスイッチCVを介してモニタ電圧VMが入力され、エミッタが抵抗R12を介して低電位ラインLLに接続される。
電圧調節部21では、可変抵抗VR11の抵抗値を変更することにより、モニタ電圧VMが変動する範囲を調節することができる。
可変抵抗VR12の一端は、定電圧ラインLCに接続される。トランジスタQ13は、ベースとコレクタが可変抵抗VR12の他端に接続され、エミッタがシャント抵抗SRの入力に接続される。トランジスタQ14は、ベースがトランジスタQ13のベースに接続され、コレクタにスイッチCCを介してモニタ電圧VMが入力され、エミッタが抵抗R14を介して低電位ラインLLに接続される。
図3に示したように、高電位ラインLHの電圧が上がると、モニタ電圧VMが上昇する(図2のステップS1)。図4に示したように、モニタ電圧VMが上昇すると、PWM信号のデューティ比が上がる(図2のステップS2)。このため、電力消費素子41に流れる電流が増加する。
電力消費素子41に流れる電流が増加すると、トランジスタQ13はエミッタの電圧が上がり、ベースの電圧も同時に上昇する。トランジスタQ13のベースとトランジスタQ14のベースは接続されているため、トランジスタQ14もベースの電圧が上がる。これにより、トランジスタQ14は、ベース・エミッタ間電圧が上昇するため、電流路(コレクタ・エミッタ間)が導通する方向に動作する。このとき、スイッチCCが閉じていると、トランジスタQ14の電流路を流れる電流がモニタ電圧VMを出力するラインから吸い込まれるため、モニタ電圧VMが低下する(図2のステップS5)。
例えば、可変抵抗VR12の抵抗値を増加させると、可変抵抗VR12における電圧降下が大きくなり、トランジスタQ13とトランジスタQ14のベースの電圧が低下する。トランジスタQ14のベースの電圧が低下すると、トランジスタQ14のベース・エミッタ間の電位差が減少する。このため、トランジスタQ14は電流路(コレクタ・エミッタ間)が非導通となる方向に動作する。このとき、スイッチCCが閉じていると、トランジスタQ14の電流路を流れる電流が減少する(すなわち、モニタ電圧VMを出力するラインから吸い込まれる電流が減少する)ため、モニタ電圧VMが上昇する。図4に示したように、モニタ電圧VMが上昇すると、PWM信号のデューティ比が上がるため、電力消費素子41に流れる電流が増加する。
このため、図8に示すように、可変抵抗VR12の抵抗値を増加させると、高電位ラインLHの電圧がより低いときから電力消費素子41に電流が流れ始め、電力消費素子41に流れる電流の上限が高くなる。
電流調節部22Aは、NPNバイポーラトランジスタQ13と、NPNバイポーラトランジスタQ14と、抵抗R14と、抵抗R15と、抵抗R16と、可変抵抗VR13と、可変抵抗VR14と、スイッチCCとを有する。
電流調節部22Aは、可変抵抗VR12が抵抗R15に置き換えられ、抵抗R16と可変抵抗VR13と可変抵抗VR14とが追加されている点が図7Aの電流調節部22と異なる。
抵抗R15の一端は、定電圧ラインLCに接続される。トランジスタQ13は、ベースとコレクタが抵抗R15の他端に接続され、エミッタがシャント抵抗SRの入力に接続される。トランジスタQ14は、ベースがトランジスタQ13のベースに接続され、コレクタにスイッチCCを介してモニタ電圧VMが入力され、エミッタが抵抗R14を介して低電位ラインLLに接続される。可変抵抗VR13は、一端が定電圧ラインLCに接続され、他端が可変抵抗VR14の一端に接続される。可変抵抗VR14の他端は低電位ラインLLに接続される。可変抵抗VR13と可変抵抗VR14は定電圧ラインLCの電圧を設定された電圧に分圧する。可変抵抗VR13と可変抵抗VR14によって分圧された電圧は、抵抗R16を介してトランジスタQ14のエミッタと抵抗R14の一端との接続部分に供給される。
例えば、可変抵抗VR13と可変抵抗VR14の抵抗値を調節し、トランジスタQ14のエミッタの電位を上昇させると、トランジスタQ14のベース・エミッタ間の電位差が減少する。このため、トランジスタQ14は電流路(コレクタ・エミッタ間)が非導通となる方向に動作する。このとき、スイッチCCが閉じていると、トランジスタQ14の電流路を流れる電流が減少する(すなわち、モニタ電圧VMを出力するラインから吸い込まれる電流が減少する)ため、モニタ電圧VMが上昇する。図4に示したように、モニタ電圧VMが上昇すると、PWM信号のデューティ比が上がるため、電力消費素子41に流れる電流が増加する。
このため、図8に示すように、可変抵抗VR13と可変抵抗VR14の抵抗値を調節し、トランジスタQ14のエミッタの電位を上昇させると、高電位ラインLHの電圧がより低いときから電力消費素子41に電流が流れ始め、電力消費素子41に流れる電流の上限が高くなる。
なお、電流調節部22と電流調節部22Aは同等の機能を有する。電力消費装置1には、電流調節部22と電流調節部22Aのいずれを用いてもよい。後述する電力消費装置2も同様である。
制御部100Aは、制御電圧生成部110Aと、PWM信号生成部120Aとを有する。
制御電圧生成部110Aは、定電圧ラインLCと低電位ラインLLに接続されている。制御電圧生成部110Aには、モニタ電圧VMが入力される。制御電圧生成部110Aは、図10に示すように、モニタ電圧VMに基づいて制御電圧VC1を生成し、それをPWM信号生成部120Aに供給する。制御電圧生成部110Aは、モニタ電圧VMが電圧vm1以下であるとき制御電圧VC1をローレベルの電圧(たとえば、低電位ラインLLの電圧)に保つ。そして、制御電圧生成部110Aは、モニタ電圧VMが電圧vm1以上であるときにモニタ電圧VMの上昇に応じて制御電圧VC1を上昇させ、モニタ電圧VMの低下に応じて制御電圧VC1を低下させる。
制御電圧生成部110Aは、モニタ電圧強化回路121と、制御電圧生成回路122と、ベース電圧調整回路126とを有する。
モニタ電圧強化回路121は、NPNバイポーラトランジスタQ21と、逆電圧保護用ダイオードD21と、電流制限用抵抗R21とを有する。
モニタ電圧VMは、電流制限用抵抗R21を通ってトランジスタQ21のベースに入力される。トランジスタQ21のコレクタは定電圧ラインLCに接続される。トランジスタQ21は、エミッタフォロワである。トランジスタQ21のエミッタは、モニタ電圧VMよりベース・エミッタ間電圧Vbeだけ低い電圧となる。以下では、この電圧を強化されたモニタ電圧VM’という。強化されたモニタ電圧VM’は、制御信号生成回路122に入力される。トランジスタQ21のエミッタとベースには、逆電圧保護用ダイオードD21が接続される。
トランジスタQ22のエミッタには、強化されたモニタ電圧VM’が入力される。トランジスタQ22のベースは電流制限用抵抗R22の一端に接続される。電流制限用抵抗R22の他端は、逆電流防止用ダイオードD22のアノードに接続される。逆電流防止用ダイオードD22のカソードには、後述するベース電圧調整回路126によって生成される調整電圧Vupが印加される。なお、本発明では、逆電流防止用ダイオードD22のカソードに調整電圧Vupが印加されることを、トランジスタQ22のベースに調整電圧が入力されるという。
トランジスタQ22のコレクタは、抵抗R32とコンデンサC22からなるRC並列回路の一端に接続される。このRC並列回路の他端は、低電位ラインLLに接続される。トランジスタQ22のコレクタとこのRC並列回路の一端との接続部分に生じる電圧が制御電圧VC1である。なお、このRC並列回路はノイズ等を除去するために設けられている。
トランジスタQ22のエミッタ・コレクタ間が導通している間、制御電圧VC1は、モニタ電圧VMの上昇に応じて上昇し、モニタ電圧VMの低下に応じて低下する。また、トランジスタQ22のエミッタ・コレクタ間が非導通であるときには制御電圧VC1はローレベルの電圧(低電位ラインLLの電圧)となる。
抵抗R20は、一端が定電圧ラインLCに接続され、他端がトランジスタQ26のエミッタに接続される。可変抵抗VR21は、一端が定電圧ラインLCに接続され、他端が可変抵抗VR22の一端に接続される。可変抵抗VR22の他端は低電位ラインLLに接続される。トランジスタQ26は、ベースが可変抵抗VR21の他端と可変抵抗VR22の一端との接続部分に接続され、コレクタが低電位ラインLLに接続される。
可変抵抗VR21と可変抵抗VR22とは、定電圧ラインLCの電圧を分圧する。トランジスタQ26は、エミッタフォロワである。トランジスタQ26のエミッタは、可変抵抗VR21と可変抵抗VR22によって分圧された電圧よりベース・エミッタ間電圧Vbeだけ高い調整電圧Vupとなる。
ベース電圧調整回路126は、モニタ電圧強化回路121に含まれるトランジスタQ21のエミッタに生じる強化されたモニタ電圧VM’の変動に応じて、制御電圧生成回路122に含まれるトランジスタQ22のエミッタ・コレクタ間が導通または非導通となるように、調整電圧Vupを生成する。
PWM信号生成部120Aは、制御電圧生成部110Aから出力される制御電圧VC1に応じたデューティ比を有するPWM信号VP1を生成する。
PWM信号生成部120Aは、コンパレータ(比較器)131と、三角波生成回路135とを有する。
三角波生成回路135は、定電圧ラインLCと低電位ラインLLとに接続されている。三角波生成回路135は、図13に示す三角波電圧VTを生成する。三角波電圧VTは、最小の電圧が制御電圧VC1におけるローレベルの電圧(例えば、低電位ラインLLの電圧)より高い。三角波電圧VTは、例えば、最小電圧(ローレベルの電圧+1V)から最大電圧(ローレベルの電圧+9V)までの三角波の電圧である。三角波電圧VTは、コンパレータ131に供給される。
コンパレータ131は、低電圧ラインLCと低電位ラインLLとに接続されている。コンパレータ131には、制御電圧VC1と三角波電圧VTが入力される。コンパレータ131は、制御電圧VC1と三角波電圧VTとに基づいてPWM信号VP1を生成する。PWM信号VP1は、制御電圧VC1が三角波電圧VTより高いときにハイレベルの電圧(例えば、低電位ラインLLの電圧+20V)となり、制御電圧VC1が三角波電圧VTより低いときにローレベルの電圧(例えば、低電位ラインLLの電圧)となる。これにより、PWM信号VP1は、制御電圧VC1の電圧の上昇に応じてデューティ比が0から所定の値(例えば、100%)まで増加するパルス波となる。
電力消費装置は、定電圧電源10と、モニタ電圧変換部20と、電圧調節部21と、電流調節部22と、制御部100Bと、スイッチング素子31~34と、電力消費素子(LOAD)41~44と、電流検出部50と、高電位ラインLHと、低電位ラインLLと、定電圧ラインLCと、出力ラインVOとを有する。
電力消費装置2は、スイッチング素子31と電力消費素子41に加えて、スイッチング素子32~34と電力消費素子42~44を有する点が第1の実施形態に係る電力消費装置1と異なる。また、電力消費装置2は、全ての電力消費素子41~44を流れた電流が流れ込む出力ラインVOを有する点が第1の実施形態に係る電力消費装置1と異なる。更に、電力消費装置2は、制御部100BがPWM信号VP1に加えてPWM信号VP2~VP4を出力する点が第1の実施形態に係る電力消費装置1と異なる。その他の点では、電力消費装置2は第1の実施形態に係る電力消費装置1と同一である。
図15は、スイッチCCが開き、スイッチCVが閉じている場合における高電位ラインLHの電圧とPWM信号のデューティ比との関係の一例を示す。
制御部100Bは、高電位ラインLHの電圧が所定の第1の電圧(例えば、410V)以上であるとき、最初のPWM信号VP1のデューティ比を高電位ラインLHにおける電圧の上昇に応じて増加させ、その電圧の低下に応じて減少させる。図15に示すように、高電位ラインLHの電圧が所定の第2の電圧(例えば、415V)であるとき、最初のPWM信号VP1のデューティ比は90%であり、PWM信号VP2~VP4のデューティ比は0である。高電位ラインLHの電圧が所定の第3の電圧(例えば、416V)であるとき、最初のPWM信号VP1のデューティ比は100%である。
このため、PWM信号VP1~VP4のデューティ比が増加するとき高電位ラインLHの電圧は低下し、そのデューティ比が減少するとき高電位ラインLHの電圧は上昇する。
モニタ電圧VMは、高電位ラインLHの電圧が上昇すると上昇し、高電位ラインLHの電圧が低下すると低下する。高電位ラインLHの電圧が上記所定の第1の電圧(たとえば、410V)であるとき、モニタ電圧VMは電圧vm1である。また、高電位ラインLHの電圧が上記所定の第2の電圧(たとえば、425V)であるとき、モニタ電圧VMは電圧vm2である。高電位ラインLHの電圧が上記所定の第4の電圧(たとえば、420V)であるとき、モニタ電圧VMは電圧vm3である。高電位ラインLHの電圧が上記所定の第6の電圧(たとえば、425V)であるとき、モニタ電圧VMは電圧vm4である。
制御部100Bは、高電位ラインLHの電圧が上記所定の第1の電圧(たとえば、410V)であるとき、最初のPWM信号のデューティ比をモニタ電圧VMの上昇に応じて増加させ、モニタ電圧VMの低下に応じて減少させる。そして、制御部100Bは、最初のPWM信号が所定のデューティ比(例えば、90%)以上であるとき、2段目のPWM信号のデューティ比をモニタ電圧VMの上昇に応じて増加させ、モニタ電圧VMの低下に応じて減少させる。同様に、制御部100Bは、2段目のPWM信号が所定のデューティ比(例えば、90%)以上であるとき、3段目のPWM信号のデューティ比をモニタ電圧VMの上昇に応じて増加させ、モニタ電圧VMの低下に応じて減少させる。制御部100Bは、3段目のPWM信号が所定のデューティ比(例えば、90%)以上であるとき、4段目のPWM信号のデューティ比をモニタ電圧VMの上昇に応じて増加させ、モニタ電圧VMの低下に応じて減少させる。
スイッチCVが開いてスイッチCCが閉じている場合と、スイッチCCが開いてスイッチCVが閉じている場合とにおいて、制御部100Bの動作は同一である。すなわち、電流調節部22が動作し、電圧調節部21が停止している場合でも、モニタ電圧VMとPWM信号VP1~VP4のデューティ比との関係は、図17に示したようになる。
制御部100Bは、高電位ラインLHの電圧が上記所定の第1の電圧(たとえば、410V)以上であるとき(すなわち、モニタ電圧VMが電圧vm1以上であるとき)、最初のPWM信号VP1のデューティ比をモニタ電圧VMの上昇に応じて増加させ、モニタ電圧VMの低下に応じて減少させる。そして、制御部100Bは、モニタ電圧VMが電圧vm2(このとき、最初のPWM信号VP1のデューティ比は例えば90%である)以上であるとき、2段目のPWM信号VP2のデューティ比をモニタ電圧VMの上昇に応じて増加させ、モニタ電圧VMの低下に応じて減少させる。同様に、制御部100Bは、モニタ電圧VMが電圧vm3(このとき、2段目のPWM信号VP2のデューティ比は例えば90%である。)以上であるとき、3段目のPWM信号VP3のデューティ比をモニタ電圧VMの上昇に応じて増加させ、モニタ電圧VMの低下に応じて減少させる。制御部100Bは、モニタ電圧VMが電圧vm4(このとき、3段目のPWM信号VP3のデューティ比は例えば90%である。)以上であるとき、4段目のPWM信号VP4のデューティ比をモニタ電圧VMの上昇に応じて増加させ、モニタ電圧VMの低下に応じて減少させる。
制御部100Bは、制御電圧生成部110Bと、PWM信号生成部120Bとを有する。
制御電圧生成部110Bは、定電圧ラインLCと低電位ラインLLとに接続されている。制御電圧生成部110Bには、モニタ電圧VMが入力される。
制御電圧生成部110Bは、図20に示すように、モニタ電圧VMに基づいて制御電圧VC1~VC4を生成し、それらをPWM信号生成部120Bに供給する。
具体的には、制御電圧生成部110Bは、モニタ電圧VMが電圧vm1以下であるとき最初の制御電圧VC1をローレベルの電圧(たとえば、低電位ラインLLの電圧)に保つ。そして、制御電圧生成部110Bは、モニタ電圧VMが電圧vm1以上であるときにモニタ電圧VMの上昇に応じて最初の制御電圧VC1を上昇させ、モニタ電圧VMの低下に応じて最初の制御電圧VC1を低下させる。そして、モニタ電圧VMが電圧vm2を超えたとき、最初の制御電圧VC1は所定の電圧vcsを超える。
制御電圧生成部110Bは、2段目の制御電圧VC2が所定の電圧vcs以下であるとき、3段目の制御電圧VC3をローレベルの電圧に保つ。そして、制御電圧生成部110Bは、2段目の制御電圧VC2が所定の電圧vcs以上であるときにモニタ電圧VMの上昇に応じて3段目の制御電圧VC3を上昇させ、モニタ電圧VMの低下に応じて3段目の制御電圧VC3を低下させる。そして、モニタ電圧VMが電圧vm4を超えたとき、3段目の制御電圧VC3が所定の電圧vcsを超える。
PWM信号生成部120Bは、制御電圧生成部110Bから出力される制御電圧VC1~VC4に応じたデューティ比を有するPWM信号VP1~VP4を生成する。
PWM信号生成部120Bは、コンパレータ(比較器)131~134と、三角波生成回路135とを有する。
コンパレータ131と三角波生成回路135については、第1の実施形態に係るPWM信号生成部120Aと同一の構成である。PWM信号生成部120Bは、コンパレータ132~134を有する点が第1の実施形態に係るPWM信号生成部120Aと異なる。
コンパレータ132とコンパレータ133とコンパレータ134は、コンパレータ131と同様にして、それぞれ2段目のPWM信号VP2と3段目のPWM信号VP3と4段目のPWM信号VP4とを生成する。これらは、それぞれ制御電圧VC2と制御電圧VC3と制御電圧VC4の上昇に応じてデューティ比が0から所定の値(例えば、100%)まで徐々に増加するパルス波である。
制御電圧生成部110Bは、モニタ電圧強化回路121と、1段目の制御電圧生成回路122と、2段目の制御電圧生成回路123と、3段目の制御電圧生成回路124と、4段目の制御電圧生成回路125と、ベース電圧調整回路126とを有する。
モニタ電圧強化回路121と制御電圧生成回路122とベース電圧調整回路126については、第1の実施形態に係る制御電圧生成部110Aと同一の構成である。制御電圧生成部110Bは、2段目の制御電圧生成回路123と3段目の制御電圧生成回路124と4段目の制御電圧生成回路125とを有する点が第1の実施形態に係る制御電圧生成部110Aと異なる。
トランジスタQ23のエミッタには、最初の制御電圧VC1が入力される。トランジスタQ23と電流制限用抵抗R23と逆電流防止用ダイオードD23と抵抗R33とコンデンサC23は、1段目の制御電圧生成回路122におけるトランジスタQ22と電流制限用抵抗R22と逆電流防止用ダイオードD22と抵抗R32とコンデンサC22と同様に接続される。トランジスタQ23のコレクタとRC並列回路(抵抗R33とコンデンサC23とからなるRC並列回路)の一端との接続部分に生じる電圧が2段目の制御電圧VC2である。
トランジスタQ23のエミッタ・コレクタ間が導通している間、2段目の制御電圧VC2は、モニタ電圧VMの上昇に応じて上昇し、モニタ電圧VMの低下に応じて低下する。また、トランジスタQ23のエミッタ・コレクタ間が非導通であるときには2段目の制御電圧VC2はローレベルの電圧となる。
トランジスタQ24のエミッタには、2段目の制御電圧VC2が入力される。トランジスタQ24と電流制限用抵抗R24と逆電流防止用ダイオードD24と抵抗R34とコンデンサC24は、1段目の制御電圧生成回路22におけるトランジスタQ22と電流制限用抵抗R22と逆電流防止用ダイオードD22と抵抗R32とコンデンサC22と同様に接続される。トランジスタQ24のコレクタとRC並列回路(抵抗R34とコンデンサC24とからなるRC並列回路)の一端との接続部分に生じる電圧が3段目の制御電圧VC3である。
トランジスタQ24のエミッタ・コレクタ間が導通している間、3段目の制御電圧VC3は、モニタ電圧VMの上昇に応じて上昇し、モニタ電圧VMの低下に応じて低下する。また、トランジスタQ24のエミッタ・コレクタ間が非導通であるときには3段目の制御電圧VC3はローレベルの電圧となる。
トランジスタQ25のエミッタには、3段目の制御電圧VC3が入力される。トランジスタQ25と電流制限用抵抗R25と逆電流防止用ダイオードD25と抵抗R35とコンデンサC25は、1段目の制御電圧生成回路22におけるトランジスタQ22と電流制限用抵抗R22と逆電流防止用ダイオードD22と抵抗R32とコンデンサC22と同様に接続される。トランジスタQ25のコレクタとRC並列回路(抵抗R35とコンデンサC25とからなるRC並列回路)の一端との接続部分に生じる電圧が4段目の制御電圧VC4である。
トランジスタQ25のエミッタ・コレクタ間が導通している間、4段目の制御電圧VC4は、モニタ電圧VMの上昇に応じて上昇し、モニタ電圧VMの低下に応じて低下する。また、トランジスタQ25のエミッタ・コレクタ間が非導通であるときには4段目の制御電圧VC4はローレベルの電圧となる。
風力発電システム200は、風力発電機201と、整流回路202と、電力消費装置1とを有する。
風力発電機201は、交流電力を出力する。整流回路202は、風力発電機201によって出力される交流電力を直流電力に変換する。電力消費装置1の端子T1と端子T2には、整流回路202によって出力される直流電圧が印加される。風速が早過ぎて風力発電機201が過大な電力を発電するとき、電力消費装置1は直流電力を消費し、風車の回転速度を低下させる。
なお、風力発電機201は、電力消費装置1ではなく、第2の実施形態に係る電力消費装置2を有していてもよい。
直流給電システム300は、電力消費装置1と、風力発電装置301と、太陽光発電装置302と、蓄電装置303と、系統連係装置304と、複数の負荷305と、直流バス310とを有する。
電力消費装置1は、直流バス310の直流電圧が所定の電圧(例えば、410V)を超えたときに、過大な電力を消費する。
風力発電装置301は、通常の一般的な風力発電機を含む。風力発電装置301は、直流バス310に直流電力を出力する。なお、風力発電装置301の出力する電圧が所定の電圧(例えば、410V)を超えたときには電力消費装置1が電力を消費するため、風力発電装置301が独自の電力消費装置を有する必要はない。
蓄電装置303は、バッテリーを含む。蓄電装置303は、バッテリーの電圧が高いときは直流バス310に直流電力を出力し、バッテリーの電圧が低いときは直流バス310の直流電力によって充電される。
系統連係装置304は、外部の交流の電力系統320から供給される交流電圧を直流電圧に変換して直流バス310に出力する。
負荷305は、直流バス310から供給される電力を消費する。負荷305は、例えば、テレビ、冷蔵庫、冷暖房、コンピュータ、照明、住宅、工場等である。
また、風力発電装置301と太陽光発電装置302と蓄電装置303と系統連係装置304は、本発明の直流電力源の例である。直流給電システム300は、これら以外の直流電力源を有していてもよい。直流給電システム300は、風力発電装置301と太陽光発電装置302と蓄電装置303と系統連係装置304のいずれか1つから3つを有していてもよい。
また、上述した実施形態に係る電力消費装置では、スイッチング素子(NMOSトランジスタ)と電力消費素子(抵抗素子)とがそれぞれ1個および4個である例を示したが、これらは1個または4個に限らず、それぞれ2個、3個または5個以上含まれていてもよい。制御部は、これらの数に合わせてPWM信号を生成する。
また、上述した実施形態に係る電力消費装置では、スイッチング素子としてNMOSトランジスタを用いる例を示したが、スイッチング素子としてリレーを用いることもできる。
また、本発明の第2の実施形態に係る電力消費装置では、複数の抵抗とスイッチング素子を使用するため、個々の抵抗とスイッチング素子を小型化することができる。
更に、本発明の第2の実施形態に係る電力消費装置では、前段のスイッチング素子が常時導通した後に次のスイッチング素子がスイッチングを開始するようにすることができ、この場合スイッチングノイズを大幅に削減することができる。
Claims (11)
- 基準電位であるローレベルの電圧が印加される第1の電源ラインと
前記ローレベルの電圧に対して高電位である直流電圧が印加される第2の電源ラインと、
前記第2の電源ラインの電圧を、前記第2の電源ラインの電圧が上昇すると上昇し、前記第2の電源ラインの電圧が低下すると低下するモニタ電圧に変換するモニタ電圧変換部と、
前記第2の電源ラインの電圧が所定の電圧以上であるときに前記モニタ電圧の上昇に応じて増加し、前記モニタ電圧の低下に応じて減少するデューティ比を有するパルス波であるPWM信号を生成する制御部と、
前記制御部によって生成されたPWM信号によって導通と非導通が制御されるスイッチング素子と、
前記スイッチング素子が導通しているときに前記第2の電源ラインから電流が流れることによって電力を消費する電力消費素子と、
前記電力消費素子に流れた電流の量を検出する電流検出部と、
前記モニタ電圧変換部によって変換されたモニタ電圧を、前記電流検出部によって検出された電流の量に応じた電圧だけ低下させる電流調節部と、
を備えることを特徴とする電力消費装置。 - 前記第2の電源ラインの電圧に基づいて安定した電圧を生成する定電圧回路と、
前記定電圧回路によって生成された電圧が印加される第3の電源ラインと、
を備え、
前記電流検出部が、前記電力消費素子と前記第1の電源ラインとの間に配置されており、前記電力消費素子を流れた電流が流れ込むシャント抵抗を有し、
前記電流調節部が、一端が前記第3の電源ラインに接続された可変抵抗と、ベースとコレクタが当該可変抵抗の他端に接続され、エミッタが前記シャント抵抗の入力に接続された第1のPNPバイポーラトランジスタと、ベースが当該第1のPNPバイポーラトランジスタのベースに接続され、コレクタに前記モニタ電圧が入力され、エミッタが抵抗を介して前記第1の電源ラインに接続された第2のPNPバイポーラトランジスタとを有する、
ことを特徴とする請求項1に記載の電力消費装置。 - 前記第2の電源ラインの電圧に基づいて安定した電圧を生成する定電圧回路と、
前記定電圧回路によって生成された電圧が印加される第3の電源ラインと、
を備え、
前記電流検出部が、前記電力消費素子と前記第1の電源ラインとの間に配置されており、前記電力消費素子を流れた電流が流れ込むシャント抵抗を有し、
前記電流調節部が、一端が前記第3の電源ラインに接続された第1の抵抗と、ベースとコレクタが当該第1の抵抗の他端に接続され、エミッタが前記シャント抵抗の入力に接続された第1のPNPバイポーラトランジスタと、ベースが当該第1のPNPバイポーラトランジスタのベースに接続され、コレクタに前記モニタ電圧が入力され、エミッタが第2の抵抗を介して前記第1の電源ラインに接続された第2のPNPバイポーラトランジスタとを有する、
ことを特徴とする請求項1に記載の電力消費装置。 - 前記電流調節部が、前記第3の電源ラインの電圧を設定された電圧に分圧する可変抵抗を有し、当該可変抵抗によって分圧された電圧が前記第2のPNPバイポーラトランジスタのエミッタと前記第2の抵抗との接続部分に供給されることを特徴とする請求項3に記載の電力消費装置。
- 複数の前記スイッチング素子と、当該各スイッチング素子に対応する複数の前記電力消費素子と、
を備え、
前記制御部が、前記第2の電源ラインの電圧が所定の電圧以上であるときに前記モニタ電圧の上昇に応じて増加し、前記モニタ電圧の低下に応じて減少するデューティ比を有するパルス波である最初のPWM信号を生成し、順次前段のPWM信号が所定のデューティ比以上であるときに前記モニタ電圧の上昇に応じて増加し、前記モニタ電圧の低下に応じて減少するデューティ比を有するパルス波である各PWM信号を生成し、
前記各スイッチング素子が、前記制御部によって生成された各PWM信号によって導通と非導通が制御され、
前記電流検出部が、前記複数の電力消費素子に流れる電流の総量を検出し、
前記電流調節部が、前記モニタ電圧変換部によって変換されたモニタ電圧を、前記電流検出部によって検出された電流の総量に応じた電圧だけ低下させる、
ことを特徴とする請求項1に記載の電力消費装置。 - 前記第2の電源ラインの電圧に基づいて安定した電圧を生成する定電圧回路と、
前記定電圧回路によって生成された電圧が印加される第3の電源ラインと、
前記全ての電力消費素子を流れた電流が流れ込む出力ラインと、
を備え、
前記電流検出部が、前記出力ラインと前記第1の電源ラインとの間に配置されており、前記全ての電力消費素子を流れた電流が流れ込むシャント抵抗を有し、
前記電流調節部が、一端が前記第3の電源ラインに接続された可変抵抗と、ベースとコレクタが当該可変抵抗の他端に接続され、エミッタが前記出力ラインに接続された第1のNPNバイポーラトランジスタと、ベースが当該第1のNPNバイポーラトランジスタのベースに接続され、コレクタに前記モニタ電圧が入力され、エミッタが第2の抵抗を介して前記第1の電源ラインに接続された第2のNPNバイポーラトランジスタとを有する、
ことを特徴とする請求項5に記載の電力消費装置。 - 前記第2の電源ラインの電圧に基づいて安定した電圧を生成する定電圧回路と、
前記定電圧回路によって生成された電圧が印加される第3の電源ラインと、
前記全ての電力消費素子を流れた電流が流れ込む出力ラインと、
を備え、
前記電流検出部が、前記出力ラインと前記第1の電源ラインとの間に配置されており、前記全ての電力消費素子を流れた電流が流れ込むシャント抵抗を有し、
前記電流調節部が、一端が前記第3の電源ラインに接続された第1の抵抗と、ベースとコレクタが当該第1の抵抗の他端に接続され、エミッタが前記出力ラインに接続された第1のNPNバイポーラトランジスタと、ベースが当該第1のNPNバイポーラトランジスタのベースに接続され、コレクタに前記モニタ電圧が入力され、エミッタが第2の抵抗を介して前記第1の電源ラインに接続された第2のNPNバイポーラトランジスタとを有する、
ことを特徴とする請求項5に記載の電力消費装置。 - 前記電流調節部が、前記第3の電源ラインの電圧を設定された電圧に分圧する可変抵抗を有し、当該可変抵抗によって分圧された電圧が前記第2のNPNバイポーラトランジスタのエミッタと前記第2の抵抗との接続部分に供給されることを特徴とする請求項7に記載の電力消費装置。
- 前記制御部が、
前記モニタ電圧が所定の電圧以上であるときに前記モニタ電圧の上昇に応じて最初の制
御電圧を上昇させ、前記モニタ電圧の低下に応じて当該最初の制御電圧を低下させ、順次前段の制御電圧が所定の電圧以上であるときに前記モニタ電圧の上昇に応じて各制御電圧を上昇させ、前記モニタ電圧の低下に応じて当該各制御電圧を低下させる制御電圧生成部と、
前記制御電圧生成部から出力される各制御電圧に応じたデューティ比を有する前記各PWM信号を生成するPWM信号生成部と、
を含む、
ことを特徴とする請求項5ないし8のいずれか1項に記載の電力消費装置。 - 前記制御電圧生成部が、
コレクタが前記第3の電源ラインに接続され、ベースに前記モニタ電圧が入力され、エミッタに強化されたモニタ電圧が生じるNPNバイポーラトランジスタを含み、当該強化されたモニタ電圧を出力するモニタ電圧強化回路と、
ベースに調整電圧が入力され、コレクタに前記各制御電圧が生じるPNPバイポーラトランジスタを含む複数段の制御電圧生成回路であって、1段目の当該制御電圧生成回路に含まれるPNPバイポーラトランジスタのエミッタには前記モニタ電圧強化回路から出力される強化されたモニタ電圧が入力され、2段目以降の当該制御電圧生成回路に含まれるPNPバイポーラトランジスタのエミッタには前段の制御電圧生成回路に含まれるPNPバイポーラトランジスタのコレクタに生じる制御電圧が入力される制御電圧生成回路と、
前記モニタ電圧強化回路から出力される強化されたモニタ電圧の変動に応じて前記各制御電圧生成回路に含まれるPNPバイポーラトランジスタのエミッタ・コレクタ間が導通または非導通となるように、前記調整電圧を生成するベース電圧調整回路と、
を備える、
ことを特徴とする請求項9に記載の電力消費装置。 - 直流バスと、
前記直流バスに直流電力を出力する1つ以上の直流電力源と、
前記直流バスに前記第1の電源ラインと前記第2の電源ラインとが接続された請求項1ないし10のいずれか1項に記載の電力消費装置と、
を備えることを特徴とする直流給電システム。
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