JP7125918B2 - 車両用保護装置 - Google Patents
車両用保護装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7125918B2 JP7125918B2 JP2019103288A JP2019103288A JP7125918B2 JP 7125918 B2 JP7125918 B2 JP 7125918B2 JP 2019103288 A JP2019103288 A JP 2019103288A JP 2019103288 A JP2019103288 A JP 2019103288A JP 7125918 B2 JP7125918 B2 JP 7125918B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle
- collision
- protected
- protection
- protection mechanism
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Air Bags (AREA)
Description
この発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、車両と衝突すると予測された保護対象が車両と衝突する際に、保護対象を適切に保護できる車両用保護装置を提供することを目的とする。
以下、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態による車両用保護装置1を適用した車両Cの正面図である。
車両用保護装置1は、車両Cに衝突した保護対象(図示略)を保護する装置である。ここで、保護対象とは、例えば歩行者やサイクリスト等の交通弱者である。また、サイクリストとは、搭乗者と被搭乗物である自転車との集合体を指す。なお、車両Cの進行方向を「前」、後退方向を「後」、鉛直上方を「上」、鉛直下方を「下」と呼び、前方を向いた運転者(図示せず)の左右方向を「左」、「右」とする。
図1に示すように、車両Cは、フロントガラス9と、一対のAピラー10と、フード11と、フェンダー12と、バックミラー13と、ドアミラー14,15と、フードグリル16と、フードエッジカバー17と、フロントバンパー18(バンパー)と、チンスポイラー19と、を備えている。フード11の下方の空間(符号なし)は、モータルーム(エンジンルーム)になっている。
図2は、車両用保護装置1の制御ブロック図である。
車両用保護装置1は、衝突予測・検知装置3と、センサ部4と、エアバッグ装置20と、ポップアップ装置26と、制御装置6と、を備えている。エアバッグ装置20と、ポップアップ装置26とは、共に保護対象を保護する機能を有するため、両者を「保護機構2」と総称する。センサ部4は、加速度センサ43L,43Rと、ソナー装置44と、車速センサ46と、を備えている。加速度センサ43L,43Rの検出信号をGL,GRと呼ぶ。
図3は、車両Cとサイクリスト90(保護対象)との衝突状態の一例を示す図である。
図3においては、道路を横断しようとするサイクリスト90に対して、車両Cが真横から衝突した場合を想定している。ここで、サイクリスト90は、搭乗者70と、被搭乗物である自転車80との集合体である。車両Cのフロントバンパー18の左隅部が自転車80の前輪84に当たると、操舵方向を急激に変えるような力が自転車80に働く。一方、搭乗者70には慣性力が働いているため、搭乗者70がフード11に乗り上げる可能性が高くなる。
図4は、保護機構2の起動条件の説明図である。
図4において横軸は加速度センサ43Lの検出信号GLを示しており、検出信号GLのレベルは、「0」~「GLmax」の範囲になる。レベルGL1~GL4は、その途中のレベルである。また、縦軸は加速度センサ43Rの検出信号GRを示しており、検出信号GRのレベルは、「0」~「GRmax」の範囲になる。レベルGR1~GR4は、その途中のレベルである。
図5は、本実施形態の動作の概要を説明する模式図である。
図5において横軸は時刻を表しており、縦軸は保護対象100と、車両C(図1参照)との衝突余裕時間TTC(Time-To-Collision)を表している。また、車両Cは所定速度で直進し、保護対象100は、車両Cの進行方向に対して直交する方向に進行している。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。上述した実施形態は本発明を理解しやすく説明するために例示したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、上記実施形態の構成に他の構成を追加してもよく、構成の一部について他の構成に置換をすることも可能である。また、図中に示した制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上で必要な全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。上記実施形態に対して可能な変形は、例えば以下のようなものである。
上記実施形態(図1参照)においては、フロントバンパー18のバンパーフェイスの裏面に、加速度センサ43L,43Rを装着した。しかし、図6および図7に示すように、フロントバンパー18と加速度センサ43Lとの間に、長尺板状のスティフナ110を挿入してもよい。すなわち、加速度センサ43Lを、スティフナ110の車室側の面に装着してもよい。
図8に示すスティフナ120は、図6に示したスティフナ110と略同形であり、フロントバンパー18に対する装着位置もスティフナ110のものと同様である。但し、加速度センサ43Lは、スティフナ120の左端部に装着されている。
その一例として、図10は、ストロークセンサ130を適用した変形例による車両Cの要部の正面図である。また、図11は図10のXI-XI断面図である。
フロントバンパー18のバンパーフェイスは、右端から左端に至るまで曲率半径が様々に変化しているが、図に示す点180L,180Rにおいて、曲率半径の極小値が現れる。そこで、点180L,180Rの位置を境界とするフロントバンパー18の各部分を、左部分18L、中央部分18C、右部分18Rと呼ぶ。
以上のように、本実施形態の車両用保護装置(1)は、保護対象(90,100)を保護する保護機構(2)と、車両(C)のバンパー(18)において車両(C)の中心線(LC)を挟んで車幅方向両側に設けられ、車両(C)と保護対象(90,100)とが衝突すると、衝撃状態に応じた出力値(GL,GR)を出力する複数の衝突センサ(43L,43R)と、車両(C)と保護対象(90,100)との衝突を予測する衝突予測部(3)と、出力値(GL,GR)が所定の起動範囲(SA1,SA2,SA3)に含まれる場合に保護機構(2)を起動させるとともに、衝突予測部(3)において車両(C)と保護対象(90,100)とが衝突すると判断された場合、起動範囲(SA1,SA2,SA3)を広げる制御装置(6)と、を備え、バンパー(18)に装着された複数の板材(110,120)をさらに備え、複数の衝突センサ(43L,43R)は、板材(110,120)の車室側の面に装着されている。
これにより、衝突直前に起動範囲を広げることができるため、保護対象と車両との衝突を高精度に検知することができ、保護対象を適切に保護でき、少数の衝突センサ(43L,43R)で広範囲の衝突検知が可能になる。
2 保護機構
3 衝突予測・検知装置(衝突予測部)
6 制御装置
18 フロントバンパー(バンパー)
43L,43R 加速度センサ(衝突センサ)
90 サイクリスト(保護対象)
100 保護対象
110,120 スティフナ(板材)
C 車両
GL,GR 検出信号(出力値)
LC 中心線
SA1,SA2,SA3 起動範囲
Claims (3)
- 保護対象を保護する保護機構と、
車両のバンパーにおいて前記車両の中心線を挟んで車幅方向両側に設けられ、前記車両と前記保護対象とが衝突すると、衝撃状態に応じた出力値を出力する複数の衝突センサと、
前記車両と前記保護対象との衝突を予測する衝突予測部と、
前記出力値が所定の起動範囲に含まれる場合に前記保護機構を起動させるとともに、前記衝突予測部において前記車両と前記保護対象とが衝突すると予測された場合、前記出力値のより低い値に対しても前記保護機構を起動させるように前記起動範囲を広げる制御装置と、を備え、
前記バンパーに装着された複数の板材をさらに備え、
複数の前記衝突センサは、前記板材の車室側の面に装着されている
ことを特徴とする車両用保護装置。 - 前記衝突センサは、加速度センサ、圧力センサ、またはストロークセンサのうち何れかを含む
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用保護装置。 - 前記制御装置は、前記起動範囲を広げた後、前記起動範囲を広げる前の状態に戻す機能をさらに有する
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用保護装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019103288A JP7125918B2 (ja) | 2019-05-31 | 2019-05-31 | 車両用保護装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019103288A JP7125918B2 (ja) | 2019-05-31 | 2019-05-31 | 車両用保護装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020196324A JP2020196324A (ja) | 2020-12-10 |
JP7125918B2 true JP7125918B2 (ja) | 2022-08-25 |
Family
ID=73647531
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019103288A Active JP7125918B2 (ja) | 2019-05-31 | 2019-05-31 | 車両用保護装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7125918B2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008521695A (ja) | 2004-12-02 | 2008-06-26 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 車両のプリセーフティ機能活動化 |
JP2015147556A (ja) | 2014-02-07 | 2015-08-20 | トヨタ自動車株式会社 | 衝突検出装置 |
JP2017087926A (ja) | 2015-11-09 | 2017-05-25 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用衝突検出装置 |
JP2017165264A (ja) | 2016-03-16 | 2017-09-21 | 株式会社デンソー | 車両用衝突検知装置 |
-
2019
- 2019-05-31 JP JP2019103288A patent/JP7125918B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008521695A (ja) | 2004-12-02 | 2008-06-26 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 車両のプリセーフティ機能活動化 |
JP2015147556A (ja) | 2014-02-07 | 2015-08-20 | トヨタ自動車株式会社 | 衝突検出装置 |
JP2017087926A (ja) | 2015-11-09 | 2017-05-25 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用衝突検出装置 |
JP2017165264A (ja) | 2016-03-16 | 2017-09-21 | 株式会社デンソー | 車両用衝突検知装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020196324A (ja) | 2020-12-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US11040693B2 (en) | Vehicular protection device and vehicle | |
US9056615B2 (en) | Vehicle system for control of vehicle safety parameters, a vehicle and a method for controlling safety parameters | |
JP6474414B2 (ja) | 外部安全装置の展開を制御するためのシステム | |
US11897405B2 (en) | Collision prediction determination device and vulnerable road user protection system | |
KR102021023B1 (ko) | 차량용 탑승자 보호 장치 및 차량용 탑승자 보호 방법 | |
JP2002274318A (ja) | 自動車における衝突識別のための方法 | |
US20200377053A1 (en) | Vehicle-use object protection device | |
CN111132875B (zh) | 产生用于触发机动车的至少一个安全功能的触发信号的方法 | |
JP6287955B2 (ja) | 車両用乗員保護装置及び車両用乗員保護方法 | |
JP6131925B2 (ja) | 車両用衝突検出装置及び車両用衝突検出方法 | |
EP2986473B1 (en) | System for controlling the deployment of an external safety device | |
CN109910791B (zh) | 用于车辆行人保护装置的控制方法和系统、处理器 | |
JP7125918B2 (ja) | 車両用保護装置 | |
CN110446631B (zh) | 用于触发外部保护功能的装置 | |
JP2017087926A (ja) | 車両用衝突検出装置 | |
JP6565653B2 (ja) | 車両用衝突対象保護装置 | |
EP3421313B1 (en) | A vehicle safety system | |
WO2019193916A1 (ja) | 歩行者保護デバイスの制御方法および保護制御装置 | |
SE1450739A1 (sv) | System for controlling the deployment of an external safetydevice | |
KR101596995B1 (ko) | 차량의 충격완화 방법 | |
JP6806018B2 (ja) | 保護制御装置及び保護システム | |
JP6897658B2 (ja) | 歩行者保護デバイスの制御方法および保護制御装置 | |
JP7202790B2 (ja) | 車両用対人保護システム | |
JP2014201115A (ja) | 車両の衝突形態判別装置 | |
KR20110090337A (ko) | 자동차 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210329 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220330 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220419 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220620 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220719 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220815 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7125918 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |