JP7125918B2 - 車両用保護装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用保護装置に関する。
下記特許文献1の要約には、「車両との衝突時に、エアバッグを展開させることにより歩行者を保護する車両用歩行者保護装置において、展開したエアバッグ上から歩行者がはみ出さないようにして、歩行者の受ける衝撃を効果的に軽減する」と記載されている。
特開2006-044325号公報
ところで、エアバッグ等による保護対象は、歩行者のみならず、例えばサイクリスト等も保護対象になり得る。サイクリストは、一般の歩行者と比較して形態が異なるため、車両と衝突した場合のサイクリストの挙動も、一般の歩行者の挙動とは異なる。このため、一般の歩行者のみを想定してエアバッグ等の車両用保護装置を構成すると、保護対象を適切に保護できない場合が生じる。
この発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、車両と衝突すると予測された保護対象が車両と衝突する際に、保護対象を適切に保護できる車両用保護装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため本発明の車両用保護装置は、保護対象を保護する保護機構と、車両のバンパーにおいて前記車両の中心線を挟んで車幅方向両側に設けられ、前記車両と前記保護対象とが衝突すると、衝撃状態に応じた出力値を出力する複数の衝突センサと、前記車両と前記保護対象との衝突を予測する衝突予測部と、前記出力値が所定の起動範囲に含まれる場合に前記保護機構を起動させるとともに、前記衝突予測部において前記車両と前記保護対象とが衝突すると予測された場合、前記出力値のより低い値に対しても前記保護機構を起動させるように前記起動範囲を広げる制御装置と、を備え、前記バンパーに装着された複数の板材をさらに備え、複数の前記衝突センサは、前記板材の車室側の面に装着されていることを特徴とする。
本発明によれば、車両と衝突すると予測された保護対象が車両と衝突する際に、保護対象を適切に保護できる。
本発明の一実施形態による車両用保護装置を適用した車両の正面図である。 車両用保護装置の制御ブロック図である。 車両とサイクリストとの衝突状態の一例を示す図である。 保護機構の起動条件の説明図である。 本実施形態の動作の概要を説明する模式図である。 スティフナを適用した変形例による車両の要部の正面図である。 図6の要部の断面図である。 他のスティフナを適用した変形例による車両の要部の正面図である。 図8の要部の断面図である。 ストロークセンサを適用した変形例による車両の要部の正面図である。 図10の要部の断面図である。 加速度センサの装着位置を示す車両の要部の平面図である。 他の変形例における保護機構の起動条件の説明図である。
[実施形態の構成]
以下、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態による車両用保護装置1を適用した車両Cの正面図である。
車両用保護装置1は、車両Cに衝突した保護対象(図示略)を保護する装置である。ここで、保護対象とは、例えば歩行者やサイクリスト等の交通弱者である。また、サイクリストとは、搭乗者と被搭乗物である自転車との集合体を指す。なお、車両Cの進行方向を「前」、後退方向を「後」、鉛直上方を「上」、鉛直下方を「下」と呼び、前方を向いた運転者(図示せず)の左右方向を「左」、「右」とする。
〈車両C〉
図1に示すように、車両Cは、フロントガラス9と、一対のAピラー10と、フード11と、フェンダー12と、バックミラー13と、ドアミラー14,15と、フードグリル16と、フードエッジカバー17と、フロントバンパー18(バンパー)と、チンスポイラー19と、を備えている。フード11の下方の空間(符号なし)は、モータルーム(エンジンルーム)になっている。
一対のAピラー10は、フロントガラス9の左右端を保持している。フード11の左右前端部の下方には、2個のアクチュエータ28が設けられ、左右後端部の下方には、2個のアクチュエータ29が設けられている。これらアクチュエータ28,29は、フード11を持ち上げる物であり、ポップアップ装置26の一部である。ポップアップ装置26は、保護対象が車両Cに衝突する際、フード11を持ち上げ、フード11とモータやエンジンとの間の距離を広くする。これにより、保護対象がフード11に乗り上げた際に、フード11が変形することで衝突荷重を吸収し、ポップアップ装置26が無い場合に比べて、保護対象が受ける衝撃を緩衝させる。
フード11は、フードスキンと、フードフレームと、を備えている。ここで、フードスキンとは、図示のフード11の上面を構成する板材である。また、フードフレームとは、フードスキンの下面に固着され、フードスキンを下方から支持する部材である(図示略)。フードスキンは、車両Cが保護対象に衝突し保護対象がフード11の上に乗った際に、保護対象をソフトに受け止めることができる部材で構成することが好ましい。より具体的には、フードスキンは、所定以上の荷重で押されると湾曲変形する柔らかさと弾性とを備える板材で形成されることが好ましい。
フェンダー12は、フード11の左右に配置され、前輪Wの上方を覆っている。バックミラー13は、車室内の上部前端に設けられたルームミラーである。バックミラー13の近傍には外界を検知するカメラ(図示略)が装着されている。ドアミラー14,15は、ドアの左右上部前端に設けられたミラーである。車両Cの前端付近において、フードグリル16は、外気を車両前端部から取り込み、ラジエータ(図示省略)に外気を導く部材である。フードグリル16は、車幅方向に延設された複数の略板状の導風板を適宜な間隔を介して上下方向に並設している。
フードグリル16の後方には、空間を介して、レーダ装置36と、左右一対のソナー装置44と、が配置されている。カメラ31およびレーダ装置36は、後述する衝突予測・検知装置3(衝突予測部)の一部である。なお、衝突予測・検知装置3としては、一般的なADAS(Advanced driver-assistance systems;先進運転支援システム)を適用することができる。衝突予測・検知装置3の検知範囲は主として車両Cの前方の中央領域であり、一対のソナー装置44の検知範囲は、衝突予測・検知装置3の検知範囲よりも左右方向に広がる領域になる。フロントバンパー18は、車両Cの前端縁に配置される板材であり、衝突時に変形して車両Cを保護する。また、チンスポイラー19は、フロントバンパー18の下方に配置され車両Cの空力特性を向上させる。なお、衝突予測・検知装置3等に適用される各種センサの種類や配置位置、配置数等は、目的に応じて適宜決められるものである。
フードエッジカバー17は、フード11とフードグリル16との間に設けられている。フードエッジカバー17は、フード11の先端部に沿って車幅方向に延設された鋼板等を備えており、左右方向を軸として、回動可能に軸支されている。フードエッジカバー17の下方には、エアバッグ装置20Fが設けられ、エアバッグ装置20Fの内部にはエアバッグ22Fが収納されている。これにより、エアバッグ22Fが展開すると、フードエッジカバー17は、エアバッグ22Fに押し上げられて回動してエアバッグ22Fを解放する。
また、フード11の後部下方には、エアバッグ装置20Rが設けられ、エアバッグ装置20Rの内部にはエアバッグ22Rが収納されている。ポップアップ装置26がフード11を持ち上げる際、エアバッグ22Rが展開し、フロントガラス9およびAピラー10の前方を覆い、これらから保護対象を保護する。なお、エアバッグ装置20Rは、フード11の後部下方のみならず、例えばカウルトップ(図示せず)等、フロントガラス9またはAピラー10周辺に装着することができる。また、以下の説明において、エアバッグ装置20F,20Rを総称してエアバッグ装置20と呼ぶ。また、エアバッグ22F,22Rを総称してエアバッグ22と呼ぶ。フロントバンパー18のバンパーフェイスの裏面には、左右の加速度センサ43L,43R(衝突センサ)が装着されている。図示の例において、加速度センサ43L,43Rの装着位置は、左右対称位置である。車両Cに保護対象が衝突すると、加速度センサ43L,43Rに衝撃すなわち加速度が生じる。加速度センサ43L,43Rは、生じた加速度に応じた検出信号を出力する。
〈車両用保護装置1〉
図2は、車両用保護装置1の制御ブロック図である。
車両用保護装置1は、衝突予測・検知装置3と、センサ部4と、エアバッグ装置20と、ポップアップ装置26と、制御装置6と、を備えている。エアバッグ装置20と、ポップアップ装置26とは、共に保護対象を保護する機能を有するため、両者を「保護機構2」と総称する。センサ部4は、加速度センサ43L,43Rと、ソナー装置44と、車速センサ46と、を備えている。加速度センサ43L,43Rの検出信号をGL,GRと呼ぶ。
衝突予測・検知装置3は、カメラ31と、レーダ装置36と、処理部38と、を備えている。レーダ装置36は、ミリ波レーダ、レーザレーダ等のレーダ装置である。処理部38は、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等、一般的なコンピュータとしてのハードウエアを備えており、ROMには、CPUによって実行される制御プログラム、DSPによって実行されるマイクロプログラムおよび各種データ等が格納されている。
処理部38は、制御プログラムおよびマイクロプログラムによってカメラ31と、レーダ装置36とを制御する。上述したように、本実施形態において、衝突予測・検知装置3は例えばADASであるが、カメラ31およびレーダ装置36は、ADASとは別に設けた専用のものであってもよい。レーダ装置36は、保護対象を検知し、車両Cから保護対象までの距離および方向を検出し、その結果を距離情報および方向情報として出力する。
また、左右一対のソナー装置44は、車両Cの左前方および右前方に音波を放射し、反射された音波を受信することにより、車両Cの左前方および右前方に何らかの物体が存在するか否かを検出する。さらに、ソナー装置44は、音波に生じるドップラー効果に基づいて、当該物体と車両Cとの相対速度を検出する。上述した衝突予測・検知装置3は、比較的長い制御周期(例えば100ms(ミリ秒))を単位として保護対象等の状態を把握する。一方、左右のソナー装置44は、保護対象の急な飛び出し等に対応するため、より応答速度が速くなっている。車速センサ46は、前輪W(図1参照)の回転速度に基づいて、車両Cの車速を検出する。
エアバッグ装置20は、エアバッグ22と、インフレータ24と、を備えている。インフレータ24は、例えば、制御装置6に電気的に接続された不図示の点火装置と、アジ化ナトリウム等のガス発生剤と、それらを収納したケース体とを備えている。
制御装置6は、記憶部60と処理部61とを備えている。記憶部60は各種データを記憶する。特に、記憶部60は、「歩行者」および「サイクリスト」の様々な輪郭形状、その他外観上の特徴を規定したテンプレートという情報を記憶する。歩行者に対するテンプレートを「歩行者テンプレート」と呼び、サイクリストに対するテンプレートを「サイクリスト・テンプレート」と呼ぶ。これらのテンプレートは、カメラ31からの画像情報に保護対象が含まれるか否かを解析するために用いられる。
処理部61は、上述した処理部38と同様に、CPU、DSP、RAM、ROM等、一般的なコンピュータとしてのハードウエアを備えており、ROMには、CPUによって実行される制御プログラム、DSPによって実行されるマイクロプログラムおよび各種データ等が格納されている。図2において、処理部61の内部は、制御プログラムおよびマイクロプログラム等によって実現される機能を、ブロックとして示している。
すなわち、処理部61は、距離・方向特定部62と、保護対象特定部63と、保護対象状態検出部64と、判定部65と、を備えている。処理部61には、衝突予測・検知装置3のカメラ31からの画像情報と、レーダ装置36からの距離情報と、加速度センサ43L,43Rの検出信号GL,GR(出力値)と、ソナー装置44からの情報と、車速センサ46からの車速情報と、が供給される。処理部61は、これら供給された情報に基づいて、後述する各種処理を行うものである。
処理部61の内部において、距離・方向特定部62は、車両Cと、車両Cの前方に存在する物体(例えば保護対象)との間の距離および方向を特定するものである。例えば、レーダ装置36から供給された距離情報と、方向情報と、をそのまま距離情報および方向情報として用いてもよい。また、カメラ31で撮像された画像情報に基づいて方向情報を求めてもよい。
保護対象特定部63は、カメラ31から供給された画像情報に基づいて、保護対象が存在する場合には、その保護対象を特定するものである。上述したように、保護対象は、例えば歩行者またはサイクリストである。また、上述したように、記憶部60には、「歩行者テンプレート」および「サイクリスト・テンプレート」が記憶されている。保護対象特定部63は、画像情報に含まれるオブジェクトの中から、歩行者またはサイクリストを特定する機能を有する。
ここで、「オブジェクト」とは、画像情報に含まれ、輪郭を持った画素の集合である。例えば、保護対象特定部63は、歩行者テンプレートを参照することで、歩行者テンプレートに似た輪郭形状のオブジェクトを歩行者であると認識する。また、保護対象特定部63は、サイクリスト・テンプレートを参照することで、サイクリスト・テンプレートに似た輪郭形状のオブジェクトを集合体であると認識する。
保護対象状態検出部64は、保護対象の移動方向や移動速度等、保護対象の状態を特定するものである。保護対象状態検出部64は、例えば、時系列的に撮像した撮像データの差分から保護対象の移動方向と移動速度とを特定する。さらに、保護対象状態検出部64は、保護対象について予測される衝突状態も特定する。
判定部65は、センサ部4から供給された情報や、距離・方向特定部62、保護対象特定部63、保護対象状態検出部64等の処理結果に基づいて、保護機構2を起動させるか否か等を判定する。例えば、判定部65は、加速度センサ43L,43Rの検出信号GL,GRが所定の条件を満たした際に保護機構2を起動させる。
〈衝突状態の例〉
図3は、車両Cとサイクリスト90(保護対象)との衝突状態の一例を示す図である。
図3においては、道路を横断しようとするサイクリスト90に対して、車両Cが真横から衝突した場合を想定している。ここで、サイクリスト90は、搭乗者70と、被搭乗物である自転車80との集合体である。車両Cのフロントバンパー18の左隅部が自転車80の前輪84に当たると、操舵方向を急激に変えるような力が自転車80に働く。一方、搭乗者70には慣性力が働いているため、搭乗者70がフード11に乗り上げる可能性が高くなる。
このような場合、ポップアップ装置26(図1参照)を起動させてフード11を持ち上げることが好ましい。そこで、図2において、検出信号GL,GRの何れかが所定の閾値を超えると、判定部65が保護機構2すなわちエアバッグ装置20およびポップアップ装置26を起動させることが考えられる。しかし、図3に示したような衝突状態では、フロントバンパー18に加わる衝撃は比較的小さいため、検出信号GL,GRも比較的小さくなる。
従って、閾値を高いレベルに設定しておくと、図3の衝突状態において、保護機構2が起動しない可能性が生じる。一方、閾値を下げ過ぎると、例えば「車両Cに石が衝突した」、「車両Cにロードコーンが衝突した」、「車両Cが段差に乗り上げた」等の事象が生じた際に、保護機構2を無駄に起動させてしまう可能性が生じる。そこで、本実施形態においては、車両Cと保護対象との衝突が予測される場合と、それ以外の場合とで、保護機構2の起動条件を切り替えている。
〈保護機構2の起動条件〉
図4は、保護機構2の起動条件の説明図である。
図4において横軸は加速度センサ43Lの検出信号GLを示しており、検出信号GLのレベルは、「0」~「GLmax」の範囲になる。レベルGL1~GL4は、その途中のレベルである。また、縦軸は加速度センサ43Rの検出信号GRを示しており、検出信号GRのレベルは、「0」~「GRmax」の範囲になる。レベルGR1~GR4は、その途中のレベルである。
図中の起動範囲SA1は、検出信号GL,GRが「GL1≦GL」、「GR1≦GR」および「GL4≦GLまたはGR4≦GR」の条件を満たす範囲である。検出信号GL,GRが起動範囲SA1に入ると、制御装置6は、車両Cと保護対象との衝突を予測したか否かにかかわらず、保護機構2を起動させる。
また、図中の起動範囲SA2は、検出信号GL,GRが「GL1≦GL≦GL2」および「GR3≦GR≦GR4」の条件を満たす範囲である。この起動範囲SA2は、衝突予測・検知装置3および制御装置6が車両Cの中心線LC(図1参照)よりも右側の部分と保護対象との衝突を予測した場合に保護機構2を起動させる範囲である。
また、図中の起動範囲SA3は、検出信号GL,GRが「GR1≦GR≦GR2」および「GL3≦GL≦GL4」の条件を満たす範囲である。この起動範囲SA3は、衝突予測・検知装置3および制御装置6が車両Cの中心線LC(図1参照)よりも左側の部分と保護対象との衝突を予測した場合に保護機構2を起動させる範囲である。
図示のように、起動範囲SA1,SA2,SA3は、何れも「GL<GL1」および「GR<GR1」の範囲は含んでいない。これは、加速度センサ43L,43Rの故障時や、フロントバンパー18に飛び石が当たった場合等に保護機構2を無駄に起動させてしまう可能性を抑制するためである。加速度センサ43Lが故障すると、加速度が全く加わっていない状態であっても、検出信号GLが、レベルGL3よりも高くなることがある。同様に、加速度センサ43Rが故障すると、加速度が全く加わっていない状態であっても、検出信号GRが、レベルGR3よりも高くなることがある。
また、飛び石が加速度センサ43L,43Rの付近に衝突したような場合も、検出信号GL,GRのうち一方のみが瞬間的に大きくなる。一方、加速度センサ43L,43Rの双方が同時に故障することは稀であり、加速度センサ43L,43Rの付近に同時に飛び石が当たることも稀である。そこで、検出信号GL,GRのうち一方が0付近(レベルGL1,GR1未満の値)であれば、他方のレベルが高かったとしても、保護機構2を起動させないようにしている。
また、図示のように、起動範囲SA2における検出信号GRの下限はレベルGR3であり、起動範囲SA3における検出信号GLの下限はレベルGL3である。その理由は、例えば車両Cにロードコーンが衝突したような事象に対して保護機構2を無駄に起動させてしまう可能性を抑制するためである。ところで、車両Cの通常の走行時においても、例えば車両Cに石が衝突した場合や、車両Cが段差に乗り上げた場合にも、検出信号GL,GRが上昇する。
但し、このような場合、検出信号GL,GRが近似した値になり、概ね図中の領域SA4の中に納まる傾向が強い。そこで、起動範囲SA2,SA3は、領域SA4とは重ならないように設定されている。すなわち、図示のように、起動範囲SA2における検出信号GLの上限はレベルGL2に設定され、起動範囲SA3における検出信号GLの下限はレベルGL3に設定されている。
また、図3に示したような衝突状態において、検出信号GL,GRは、例えば図4の曲線L1に沿って変化する。すなわち、保護対象であるサイクリスト90が図3に示したように車両Cの左側に衝突した場合、加速度センサ43Lの検出信号GLが大きく上昇する。その際、フロントバンパー18を介して、右側の加速度センサ43Rにも衝撃が伝わるため、検出信号GRも若干上昇する。従って、図示のように起動範囲SA2,SA3を定めることにより、図3に示したような衝突状態において、高確率で保護機構2を起動させることができる。
ところで、車両Cと保護対象との衝突を予測したか否かに応じて、保護機構2を起動させる起動範囲SA1,SA2,SA3を変更することは、「検出信号GL,GRの閾値を変更する」ことに等しい。例えば、検出信号GLがレベルGL1~GL2の範囲においては、車両Cと保護対象との衝突が予測されない場合、検出信号GRがレベルGR4以上になると、(検出信号GL,GRが起動範囲SA1に含まれるため)保護機構2が起動する。すると、レベルGR4は、検出信号GLがレベルGL1~GL2の範囲であり、衝突が予測されない場合に、保護機構2を起動させる検出信号GRの閾値であると考えることができる。
また、検出信号GLがレベルGL1~GL2の範囲において、車両Cの右側と保護対象との衝突が予測される場合には、検出信号GRがレベルGR3以上になると、保護機構2が起動する。すると、レベルGR3は、検出信号GLがレベルGL1~GL2の範囲であり、車両Cの右側における衝突が予測される場合に、保護機構2を起動させる検出信号GRの閾値であると考えることができる。
従って、検出信号GLがレベルGL1~GL2の範囲において、衝突が予測されない状態から車両Cの右側における衝突が予測される状態に変化したとき、検出信号GRの閾値はレベルGR4からレベルGR3に下げられると考えることができる。同様に、検出信号GRがレベルGR1~GR2の範囲において、衝突が予測されない状態から車両Cの左側における衝突が予測される状態に変化したとき、検出信号GLの閾値はレベルGL4からレベルGL3に下げられると考えることができる。
[実施形態の動作]
図5は、本実施形態の動作の概要を説明する模式図である。
図5において横軸は時刻を表しており、縦軸は保護対象100と、車両C(図1参照)との衝突余裕時間TTC(Time-To-Collision)を表している。また、車両Cは所定速度で直進し、保護対象100は、車両Cの進行方向に対して直交する方向に進行している。
時刻t2において、車両Cの制御装置6(図2参照)は、衝突予測・検知装置3を介して、保護対象100の存在および状態を認識したとする。制御装置6の認識内容は、所定の制御周期(例えば100ms(ミリ秒))毎に更新される。図5における時刻t4,t6,t8,t10,t12は、時刻t2を基準として、各々1回~5回の制御周期が経過したタイミングである。
衝突予測・検知装置3および制御装置6は、1回の制御周期を挟んだ2回の保護対象100の位置測定結果に基づいて、車両Cを基準とした保護対象100の移動方向と移動速度とを特定することができる。これによって、衝突予測・検知装置3および制御装置6は、車両Cと保護対象100とが衝突するか否かの衝突判定を行うことができる。
図示の例において、時刻t2の時点では、保護対象100の位置測定を1回しか行っていないため、保護対象100の移動方向と移動速度とが不明である。従って、時刻t2においては、衝突判定結果は暫定的に「非衝突」になっている。次に、時刻t4において衝突予測・検知装置3および制御装置6が保護対象100の位置測定を行うと、2回の保護対象100の位置測定結果が得られる。
これにより、保護対象状態検出部64は保護対象100の移動方向および移動速度を算出する。この算出結果に基づいて、図示の例においては、時刻t4の衝突判定結果は「衝突」になっている。また、時刻t4においては、衝突予測時刻すなわち、衝突が起こると予測される時刻も算出される。図示の例においては、時刻t11が衝突予測時刻になる。
また、時刻t6,t8,t10において衝突予測・検知装置3および制御装置6が保護対象100の位置測定を行うと、その度に移動方向と移動速度とが更新され、衝突判定結果も更新される。但し、図示の例においては、時刻t6,t8,t10の何れにおいても、衝突判定は「衝突」である。
ところで、時刻t10は、衝突予測時刻である時刻t11に至る前の、最後の位置測定タイミングである。そこで、時刻t10における衝突判定等の情報を「衝突直前情報」と呼ぶ。「衝突直前情報」における衝突判定が「衝突」であると、制御装置6は「衝突不可避」であると判定する。制御装置6は、「衝突不可避」の判定を行うと、予測される車両Cの衝突位置(左側または右側)に応じて、起動範囲SA2,SA3(図4参照)のうち一方を有効化する。これにより、保護対象100が車両Cに衝突した際、起動範囲SA2またはSA3に基づいて、制御装置6は保護機構2を起動させる。従って、図3に示したような衝突状態においても、確実の保護機構2を起動させ、保護対象を保護することができる。
但し、制御装置6が「衝突不可避」判定を行ったとしても、実際には保護対象100が車両Cに衝突しない場合も起こり得る。そこで、制御装置6は、「衝突不可避」判定を行った後、衝突が発生しない状態で所定の制御時間が経過すると、起動範囲SA2,SA3を無効化する。これにより、制御時間が経過した後にロードコーン(図示せず)等が車両Cに衝突したとしても、保護機構2(図1参照)の無駄な起動を抑制することができる。
[変形例]
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。上述した実施形態は本発明を理解しやすく説明するために例示したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、上記実施形態の構成に他の構成を追加してもよく、構成の一部について他の構成に置換をすることも可能である。また、図中に示した制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上で必要な全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。上記実施形態に対して可能な変形は、例えば以下のようなものである。
(1)図6は、スティフナ110(板材)を適用した変形例による車両Cの要部の正面図である。また、図7は図6のVII-VII断面図である。
上記実施形態(図1参照)においては、フロントバンパー18のバンパーフェイスの裏面に、加速度センサ43L,43Rを装着した。しかし、図6および図7に示すように、フロントバンパー18と加速度センサ43Lとの間に、長尺板状のスティフナ110を挿入してもよい。すなわち、加速度センサ43Lを、スティフナ110の車室側の面に装着してもよい。
なお、加速度センサ43Rについては図示を省略するが、加速度センサ43Lと対称を成すように、同形のスティフナ110が装着されている。図示の構成によれば、例えば白ヌキ矢印で示すようにフロントバンパー18に衝撃が加わると、その衝撃が、スティフナ110を介して加速度センサ43Lに伝達される。従って、衝撃が加わった箇所と、加速度センサ43Lとが離れていたとしても、高い感度で衝撃を検出することができ、少数の加速度センサで広範囲の衝突検知が可能になる。
(2)図8は、他のスティフナ120(板材)を適用した変形例による車両Cの要部の正面図である。また、図9は図8のIX-IX断面図である。
図8に示すスティフナ120は、図6に示したスティフナ110と略同形であり、フロントバンパー18に対する装着位置もスティフナ110のものと同様である。但し、加速度センサ43Lは、スティフナ120の左端部に装着されている。
なお、加速度センサ43Rについては図示を省略するが、加速度センサ43Lと対称を成すように、同形のスティフナ120が装着されている。従って、加速度センサ43Rは、図示せぬ右側のスティフナ120の右端部に装着される。このように、加速度センサ43L,43Rの位置を車両Cの左右端部に寄せると、特に図3に示すような衝突状態でサイクリスト90が車両Cに衝突した際、その衝撃を高感度に検出することができる。
(3)上記実施形態(図1参照)においては、衝突センサの一例として、加速度センサ43L,43Rを適用した例を説明した。しかし、衝突センサは、加速度センサに限定されるわけではなく、例えば角加速度センサ、圧力センサ、ストロークセンサ等、衝突を検出できる種々のセンサを適用することができる。
その一例として、図10は、ストロークセンサ130を適用した変形例による車両Cの要部の正面図である。また、図11は図10のXI-XI断面図である。
図10、図11に示すように、ストロークセンサ130は、変位を計測するためのワイヤ(図示せず)と、該ワイヤを保持しつつ検出範囲を拡大する板部材134と、変位検出器132と、を備えている。板部材134は、長尺矩形板状に形成され、フロントバンパー18のバンパーフェイスの裏面に固着されている。板部材134の一端134aは、変位検出器132に挿入されている。そして、変位検出器132は、一端134aの変位を検出し、変位に応じた検出信号を出力する。なお、図示は省略するが、ストロークセンサ130と同様のセンサが、フロントバンパー18の右側に対称を成すように、装着されている。
図11において、白ヌキ矢印で示す位置でフロントバンパー18に衝撃が加わると、フロントバンパー18および板部材134が変形する。板部材134が変形すると、その一端134aは変位検出器132から抜ける方向に移動する。従って、変位検出器132が、一端134aの変位に応じた検出信号を出力すると、これによって、制御装置6(図2参照)は、車両Cに対する保護対象の衝突を検出することができる。
(4)図12は、加速度センサ43L,43Rの装着位置を示す車両Cの要部の平面図である。
フロントバンパー18のバンパーフェイスは、右端から左端に至るまで曲率半径が様々に変化しているが、図に示す点180L,180Rにおいて、曲率半径の極小値が現れる。そこで、点180L,180Rの位置を境界とするフロントバンパー18の各部分を、左部分18L、中央部分18C、右部分18Rと呼ぶ。
上記実施形態においては、加速度センサ43L,43R(図1参照)を図12に示す点Q1L,Q1Rに配置した。しかし、加速度センサ43L,43R(または衝突を検出する他のセンサ)は、点Q1L,Q1R以外の箇所に設けてもよい。例えば、加速度センサ43Lを点Q1Lに設け、加速度センサ43Rを中央部分18Cにおける点Q2Cに設けてもよい。また、加速度センサ43L,43Rを共に中央部分18Cの点である点Q1C,Q2Cに設けてもよい。
但し、加速度センサ43L,43Rの検出信号GL,GR(図2参照)に相違が現れやすくするためには、一対のセンサを、異なる部分に設けることが好ましい。その理由は、フロントバンパー18に加わった衝撃は、点180L,180Rの付近で大きく減衰するため、検出信号GL,GRの相関性を低くできるためである。また、車両Cに対する様々な方向からの保護対象の衝突を検出するためには、中心線LCを挟んで車幅方向両側に一対のセンサを設けることが好ましい。
(5)上記実施形態において、制御装置6は、保護対象100の存在を認識していない場合であっても、検出信号GL,GRが起動範囲SA1(図4参照)に含まれれば、保護機構2を起動させていた。しかし、制御装置6は、保護対象100の存在を認識していない場合には保護機構2を起動させないようにしてもよい。すなわち、制御装置6が保護対象100の存在を認識する前は起動範囲SA1を無効化し、制御装置6が保護対象100の存在を認識した際に起動範囲SA1を有効化してもよい。また、制御装置6は、衝突判定結果が「衝突」でなければ起動範囲SA1を無効化し、衝突判定結果が「衝突」になった際に起動範囲SA1を有効化してもよい。
(6)図13は、他の変形例における保護機構2の起動条件の説明図である。図13においては、起動範囲SA1,SA3の形状は上記実施形態のものと同様であるが、起動範囲SA2の形状は、面取りした略台形状に設定されている。このように、起動範囲SA1,SA2,SA3は、車両Cの構成等に応じて変形してもよい。また、図示のように、起動範囲SA2,SA3は対称形でなくてもよい。
(7)上記実施形態において、衝突予測・検知装置3は、1台のカメラ31と、1台のレーダ装置36とを備えるものであったが、カメラ31を複数備えるものであってもよい。また、ソナー装置44を衝突予測・検知装置3に含めてもよい。
[実施形態の効果]
以上のように、本実施形態の車両用保護装置(1)は、保護対象(90,100)を保護する保護機構(2)と、車両(C)のバンパー(18)において車両(C)の中心線(LC)を挟んで車幅方向両側に設けられ、車両(C)と保護対象(90,100)とが衝突すると、衝撃状態に応じた出力値(GL,GR)を出力する複数の衝突センサ(43L,43R)と、車両(C)と保護対象(90,100)との衝突を予測する衝突予測部(3)と、出力値(GL,GR)が所定の起動範囲(SA1,SA2,SA3)に含まれる場合に保護機構(2)を起動させるとともに、衝突予測部(3)において車両(C)と保護対象(90,100)とが衝突すると判断された場合、起動範囲(SA1,SA2,SA3)を広げる制御装置(6)と、を備え、バンパー(18)に装着された複数の板材(110,120)をさらに備え、複数の衝突センサ(43L,43R)は、板材(110,120)の車室側の面に装着されている。
これにより、衝突直前に起動範囲を広げることができるため、保護対象と車両との衝突を高精度に検知することができ、保護対象を適切に保護でき、少数の衝突センサ(43L,43R)で広範囲の衝突検知が可能になる。
また、制御装置(6)は、起動範囲(SA1,SA2,SA3)を広げた後、起動範囲(SA1,SA2,SA3)を広げる前の状態に戻す機能をさらに有する。これにより、保護機構(2)の無駄な起動を抑制することができる。
1 車両用保護装置
2 保護機構
3 衝突予測・検知装置(衝突予測部)
6 制御装置
18 フロントバンパー(バンパー)
43L,43R 加速度センサ(衝突センサ)
90 サイクリスト(保護対象)
100 保護対象
110,120 スティフナ(板材)
C 車両
GL,GR 検出信号(出力値)
LC 中心線
SA1,SA2,SA3 起動範囲

Claims (3)

  1. 保護対象を保護する保護機構と、
    車両のバンパーにおいて前記車両の中心線を挟んで車幅方向両側に設けられ、前記車両と前記保護対象とが衝突すると、衝撃状態に応じた出力値を出力する複数の衝突センサと、
    前記車両と前記保護対象との衝突を予測する衝突予測部と、
    前記出力値が所定の起動範囲に含まれる場合に前記保護機構を起動させるとともに、前記衝突予測部において前記車両と前記保護対象とが衝突すると予測された場合、前記出力値のより低い値に対しても前記保護機構を起動させるように前記起動範囲を広げる制御装置と、を備え、
    前記バンパーに装着された複数の板材をさらに備え、
    複数の前記衝突センサは、前記板材の車室側の面に装着されている
    ことを特徴とする車両用保護装置。
  2. 前記衝突センサは、加速度センサ圧力センサ、またはストロークセンサのうち何れかを含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用保護装置。
  3. 前記制御装置は、前記起動範囲を広げた後、前記起動範囲を広げる前の状態に戻す機能をさらに有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用保護装置。
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