JP7125670B2 - 車両の冷却装置 - Google Patents
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- Combustion Methods Of Internal-Combustion Engines (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Description
エンジンと、
前記エンジンの冷却水が循環されて、該冷却水を冷却するためのラジエータと、
開度調整式とされ、前記ラジエータに対する走行風の導入量を変更するためのグリルシャッターと、
前記グリルシャッターを制御する制御手段と、
車速を検出する車速検出手段と、
を備え、
前記制御手段は、前記車速検出手段で検出される検出車速があらかじめ設定された第1所定車速よりも低車速のときに前記グリルシャッターを閉作動させる一方、該検出車速が該第1所定車速よりも低車速であっても減速が検出されたときは該グリルシャッターを開作動させる、
ようにしてある。
前記制御手段は、前記検出車速が前記第1所定車速よりも低い車速として設定された第2所定車速よりも低下したことを条件として、前記グリルシャッターを開作動させる、ようにしてある(請求項2対応)。この場合、グリルシャッターを基本的な閉作動状態としてしておく機会を極力確保する上で好ましいものとなる。
前記制御手段は、前記検出車速が前記第1所定車速よりも低車速のときに減速が検出されると共に、前記水たまり検出手段で水たまりが検出されたことを条件として前記グリルシャッターを開作動させる、
ようにしてある(請求項5対応)。この場合、水たまりが存在しないときに不必要にグリルシャッターを開作動させてしまうことを防止できる。
前記制御手段は、前記検出車速が前記第1所定車速よりも低車速のときに減速が検出されると共に、前記外気温検出手段で検出される検出外気温があらかじめ設定された所定温度以上であることを条件として、前記グリルシャッターを開作動させる、
ようにしてある(請求項7対応)。この場合、所定温度を融雪温度(例えば3~5℃)として設定して、冬期における融雪によって発生する水たまりに対応するのに好ましいものとなる。
前記制御手段は、前記検出車速が前記第1所定車速よりも低車速のときに減速が検出されたときでも、前記外気温検出手段で検出される検出外気温があらかじめ設定された所定温度以下の低温時であるときは、前記グリルシャッターを閉作動させる、
ようにしてある(請求項8対応)。この場合、所定温度を、凍結する可能性の高い温度(例えば-2~2℃)として設定して、水たまりが発生する可能性が無いあるいは低いときに、不必要にグリルシャッターを開作動させないようにする上で好ましいものとなる。
(1)エンジン1がとり得る複数の燃焼形態としては、例えば、SI燃焼とSPCCI燃焼とHCCI燃焼との3つの燃焼態様のうち任意の2以上の燃焼態様を設定することができる。具体的には、SI燃焼とHCCI燃焼との2つの燃焼形態の間での切換え、SPCCI燃焼とHCCI燃焼との2つの燃焼形態の間での切換え、SI燃焼とSPCCI燃焼とHCCI燃焼との3つの燃焼形態の間での切換え、とすることができる。HCCI燃焼を行う際には、例えば図6における領域A1をHCCI燃焼領域とすることができる。また、SI燃焼のみを行うものであってもよく、燃焼形態は特に問わないものである(ディーゼルエンジン等であってもよい)。
(2)エンジン1は、その気筒数は問わないものであり、例えば3気筒、6気筒等であってもよい。また、エンジン1は、直列式に限らず、V型や水平対向等、適宜の形式を選択できる。さらに、エンジン1を覆うカバー部材20を有しないものであってもよい。エンジン1の停止後においては、基本的に、開作動されたグリルシャッター60を閉作動させるのが好ましい。
(3)本発明とは異なるが、図10の制御例において、Q4のステップを無くして(低車速と減速の条件なし)、Q21において冠水路検出した場合はただちにグリルシャッター60を開作動させることもできる。また、雨天時での高速走行時(例えば80km/h以上)のときに、前方(の近い位置)あるいは斜め前方(の近い位置)に他車両が存在するときは、この他車両が跳ね上げる水が取入口9に浸入するのを防止するために、グリルシャッター60を開作動させるようにすることもできる。この場合、雨天時であるか否かは、ワイパの作動の有無で判断することができ、特に雨量の多いことを示すワイパの作動レベルが高いときを条件として、グリルシャッター60を開作動させることができる。さらに、前方状況を撮像するカメラによって、周囲の他車両(対向車両の場合もあり得る)が跳ね上げる水しぶきがの高さが、自車両の前方において所定以上の高い位置となる状況のときに、グリルシャッター60を開作動させることもできる。
(4)ラジエータ40に導入される冷却水量の調整は、適宜の手法により行うことができる。例えば、サーモスタットを利用して、冷却水温度が高いほど上記冷却水量が多くなるように設定することができる。また、開度調整式の電磁弁を利用して、実際の冷却水温度が目標冷却水温度に対して高いほど上記冷却水量が多くなるように制御することもできる。本発明の目的は、明記されたものに限らず、実質的に好ましいあるいは利点として表現されたものを提供することをも暗黙的に含むものである。
S1:温度センサ(冷却水温度)
S4:車速センサ
S5:温度センサ(外気温)
S6:イグニッションスイッチ
S7:カメラ
1:エンジン
2:気筒
3:燃料噴射弁
4:点火プラグ
9:取入口(吸入空気用)
31:ボンネット
32:シュラウドアッパ
33:ラジエータシュラウド
40:ラジエータ
50:電動ファン
51:電動モータ
60:グリルシャッター
61:フィン
62:電動モータ
Claims (11)
- エンジンと、
前記エンジンの冷却水が循環されて、該冷却水を冷却するためのラジエータと、
開度調整式とされ、前記ラジエータに対する走行風の導入量を変更するためのグリルシャッターと、
前記グリルシャッターを制御する制御手段と、
車速を検出する車速検出手段と、
を備え、
前記制御手段は、前記車速検出手段で検出される検出車速があらかじめ設定された第1所定車速よりも低車速のときに前記グリルシャッターを閉作動させる一方、該検出車速が該第1所定車速よりも低車速であっても減速が検出されたときは該グリルシャッターを開作動させる、
ことを特徴とする車両の冷却装置。 - 請求項1において、
前記制御手段は、前記検出車速が前記第1所定車速よりも低い車速として設定された第2所定車速よりも低下したことを条件として、前記グリルシャッターを開作動させる、ことを特徴とする車両の冷却装置。 - 請求項1または請求項2において、
前記検出車速が前記第1所定車速よりも低車速のときに前記グリルシャッターを開作動させる条件としての前記減速が、あらかじめ設定された所定減速度以上の急減速のときとされている、ことを特徴とする車両の冷却装置。 - 請求項1ないし請求項3のいずれか1項において、
前記制御手段は、前記グリルシャッターを開作動させている状態で前記検出車速が0になったときに、該グリルシャッターを閉作動させる、ことを特徴とする車両の冷却装置。 - 請求項1ないし請求項4のいずれか1項において、
車両前方の路面に水たまり存在することを検出する水たまり検出手段をさらに備え、
前記制御手段は、前記検出車速が前記第1所定車速よりも低車速のときに減速が検出されると共に、前記水たまり検出手段で水たまりが検出されたことを条件として前記グリルシャッターを開作動させる、
ことを特徴とする車両の冷却装置。 - 請求項5において、
前記水たまり検出手段が、車両の前方状況を撮像するカメラを備えて、該カメラで撮像された画像に基づいて水たまりの有無を判定するように設定されている、ことを特徴とする車両の冷却装置。 - 請求項1ないし請求項6のいずれか1項において、
外気温度を検出する外気温検出手段をさらに備え、
前記制御手段は、前記検出車速が前記第1所定車速よりも低車速のときに減速が検出されると共に、前記外気温検出手段で検出される検出外気温があらかじめ設定された所定温度以上であることを条件として、前記グリルシャッターを開作動させる、
ことを特徴とする車両の冷却装置。 - 請求項1ないし請求項7のいずれか1項において、
外気温度を検出する外気温検出手段をさらに備え、
前記制御手段は、前記検出車速が前記第1所定車速よりも低車速のときに減速が検出されたときでも、前記外気温検出手段で検出される検出外気温があらかじめ設定された所定温度以下の低温時であるときは、前記グリルシャッターを閉作動させる、
ことを特徴とする車両の冷却装置。 - 請求項1ないし請求項8のいずれか1項において、
前記エンジンの吸入空気の取入口が、前記グリルシャッターよりも高い位置において前方に向けて開口するように設定されている、ことを特徴とする車両の冷却装置。 - 請求項1ないし請求項9のいずれか1項において、
前記エンジンが、少なくとも一部の運転領域において、混合気の一部について点火プラグによって着火させた後に残りの混合気について自己着火させるSPCCI燃焼と混合気を全て自己着火させるHCCI燃焼との少なくとも一方の燃焼形態をとり得るようにされている、ことを特徴とする車両の冷却装置。 - 請求項1ないし請求項10のいずれか1項において、
前記エンジンが、その周囲をカバー部材によって覆われて断熱性が高められたカプセル式とされている、ことを特徴とする車両の冷却装置。
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JP2018146469A JP7125670B2 (ja) | 2018-08-03 | 2018-08-03 | 車両の冷却装置 |
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JP2020020326A JP2020020326A (ja) | 2020-02-06 |
JP7125670B2 true JP7125670B2 (ja) | 2022-08-25 |
Family
ID=69589665
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2018146469A Active JP7125670B2 (ja) | 2018-08-03 | 2018-08-03 | 車両の冷却装置 |
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Country | Link |
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Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013028209A (ja) | 2011-07-27 | 2013-02-07 | Aisin Seiki Co Ltd | 車両用グリルシャッターの制御方法 |
US20130073150A1 (en) | 2010-02-16 | 2013-03-21 | Ford Global Technologies, Llc | Adjustable grill shutter system |
JP2017122401A (ja) | 2016-01-06 | 2017-07-13 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 車両用内燃機関の冷却装置及び制御方法 |
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2018
- 2018-08-03 JP JP2018146469A patent/JP7125670B2/ja active Active
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