JP7124922B1 - 経路生成装置、運行管理システムおよび移動体の制御装置 - Google Patents

経路生成装置、運行管理システムおよび移動体の制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】移動体が非定常な位置へ速やかに移動できる経路生成装置、運行管理システムおよび移動体の制御装置を提供する。【解決手段】経路生成装置は、開始ノードと経由ノードと終了ノードとが一筆書きで連結された定常経路を走行中に指令を受けた場合、または定常経路を走行中に非定常な状態を検出した場合に、開始ノード、経由ノードおよび終了ノードのうちいずれかと連結された分岐ノードへ定常経路から分岐する非定常経路を走行するよう走行経路を切り換える移動体の制御装置に対して情報を送信する経路送信部と、定常経路と非定常経路とを生成し、定常経路の情報と非定常経路の情報とを移動体の制御装置に対して経路送信部に送信させる経路生成部と、を備えた。【選択図】図6

Description

本開示は、経路生成装置、運行管理システムおよび移動体の制御装置に関する。
特許文献1は、移動体を開示する。当該移動体は、移動中に割り込み指示を行うことで、経路シナリオに基づいて退避位置へ移動し得る。
特開2008-140159号公報
しかしながら、特許文献1に記載の制御装置は、割り込み指示を行った場合、走行中の経路シナリオを削除した後に、退避位置へ移動する経路シナリオを作成する。このため、移動体が非定常な位置へ移動をするために時間がかかる。
本開示は、上述の課題を解決するためになされた。本開示の目的は、移動体が非定常な位置へ速やかに移動できる経路生成装置、運行管理システムおよび移動体の制御装置を提供することである。
本開示に係る経路生成装置は、開始ノードと経由ノードと終了ノードとが一筆書きで連結された定常経路を走行中に指令を受けた場合、または前記定常経路を走行中に非定常な状態を検出した場合に、前記開始ノード、前記経由ノードおよび前記終了ノードのうちいずれかと連結された分岐ノードへ前記定常経路から分岐する非定常経路を走行するよう走行経路を切り換える移動体の制御装置に対して情報を送信する経路送信部と、前記定常経路と前記非定常経路とを生成し、前記定常経路の情報と前記非定常経路の情報とを前記移動体の制御装置に対して前記経路送信部に送信させる経路生成部と、を備え、前記定常経路は、第1空間と第2空間とを接続する通行設備の前に設定された前記経由ノードを有し、前記非定常経路は、前記通行設備の前に設定された前記経由ノードに連結され、前記定常経路から分岐した位置に設定された前記分岐ノードを有する。
本開示に係る運行管理システムは、前記通行設備の付近または前記通行設備の内部の少なくとも一方に前記開始ノード、前記経由ノードおよび前記終了ノードのいずれかを設定する請求項1に記載の経路生成装置と、前記通行設備から情報を受信し、前記通行設備から受信した情報に基づいて前記通行設備の付近または前記通行設備の内部を移動する移動体の制御装置に対して前記非定常経路を走行する指令を送信する設備連携装置と、を備えた。
本開示に係る移動体の制御装置は、自律して移動する移動体に設けられ、前記移動体の移動を制御する移動制御部と、開始ノードと経由ノードと終了ノードとが一筆書きで連結された定常経路の情報と、前記開始ノード、前記経由ノードおよび前記終了ノードのうちいずれかと連結された分岐ノードへ前記定常経路から分岐する非定常経路の情報と、を記憶する前記移動体に設けられた記憶部と、前記記憶部の記憶する前記定常経路を走行中に指令を受けた場合、または前記定常経路を走行中に非定常な状態を検出した場合に、走行経路を前記定常経路から前記記憶部の記憶する前記非定常経路に切り換えるよう前記移動制御部を制御する経路管理部と、を備え、前記定常経路は、第1空間と第2空間とを接続する通行設備の前に設定された前記経由ノードを有し、前記非定常経路は、前記通行設備の前に設定された前記経由ノードに連結され、前記定常経路から分岐した位置に設定された前記分岐ノードを有する
本開示によれば、移動体は、定常経路を移動中に移動経路を非定常経路へ切り換えることで分岐ノードへ移動する。このため、移動体が非定常な位置へ速やかに移動できる。
実施の形態1における運行管理システムが適用される建築物の構成図である。 実施の形態1における運行管理システムが適用される通行設備の第1例を示す図である。 実施の形態1における運行管理システムが適用される通行設備の第2例を示す図である。 実施の形態1における運行管理システムが作成する設備経路情報を示す図である。 実施の形態1における運行管理システムが作成する設備経路情報を示す図である。 実施の形態1における運行管理システムと通行設備と移動体とのブロック図である。 実施の形態1における運行管理システムの設備連携装置が行う動作の概要を説明するためのシーケンス図である。 実施の形態1における運行管理システムが適用される移動体が行う動作の概要を説明するためのシーケンス図である。 実施の形態1における運行管理システムが適用される移動体の制御状態の例を示す図である。 実施の形態1における運行管理システムが適用される移動体が経路の属性を推定する動作の例を示す図である。 実施の形態1における運行管理システムの経路管理部が経路情報を作成する動作の概要を示すフローチャートである。 実施の形態1における運行管理システムが作成するグラフ構造の情報を示す図である。 実施の形態1における運行管理システムが作成するグラフ構造の情報を示す図である。 実施の形態1における運行管理システムが作成するグラフ構造の情報を示す図である。 実施の形態1における運行管理システムが作成するグラフ構造の情報を示す図である。 実施の形態1における運行管理システムが作成するグラフ構造の情報を示す図である。 実施の形態1における運行管理システムの経路生成装置のハードウェア構成図である。
本開示を実施するための形態について添付の図面に従って説明する。なお、各図中、同一または相当する部分には同一の符号が付される。当該部分の重複説明は適宜に簡略化ないし省略される。
実施の形態1.
図1は実施の形態1における運行管理システムが適用される建築物の構成図である。
図1に示されるように、第1空間1aは、建築物の内部の閉空間である。例えば、第1空間1aは、廊下である。第2空間1bは、建築物の内部の閉空間である。例えば、第2空間1bは、第1空間1aに隣接する。例えば、第2空間1bは、部屋である。
通行設備2は、建築物の内部に設けられる。例えば、通行設備2は、第1空間1aと第2空間1bとの間に設けられる。通行設備2は、第1空間1aの出入口と第2空間1bの出入口とを接続する。例えば、通行設備2は、自動ドアである。
移動体3は、自律して移動し得るよう設けられる。移動体3は、建築物の内部に配置される。例えば、運行管理システム4は、建築物の内部に設けられる。運行管理システム4は、通行設備2の動作を制御し得るよう設けられる。
運行管理システム4は、移動体3に対して第1空間1aから第2空間1bへ移動する指令を送信する。この際、運行管理システム4は、設備経路情報を含む全体経路情報を移動体3に対して送信する。移動体3は、全体経路情報を記憶する。移動体3は、全体経路情報の設備経路情報に基づいて通行設備2を通行することで第1空間1aから第2空間1bへ移動する。
次に、図2を用いて、移動体3が通行設備2を利用する際の動作の例を説明する。
図2は実施の形態1における運行管理システムが適用される通行設備の第1例を示す図である。
図2には、第1空間1aとしてエレベーターの第1乗場5aが示される。図2には図示されないエレベーターの第2乗場5bは、第2空間1bとして第1乗場5aとは別の階に設けられる。エレベーターの複数の乗りかご6は、通行設備2として建築物の内部に設けられる。複数の乗りかご6の各々は、第1乗場5aと第2乗場5bとを接続する。
設備経路情報は、定常経路の情報と非定常経路の情報とを含む。
定常経路の情報は、開始ノード7と4つの経由ノード8a、8b、8c、8dと3つの終了ノード9a、9b、9cとがエッジ10a、10b、10c、10d、10e、10f、10gによって連結されたグラフ構造の情報である。この際、例えば、開始ノード7、経由ノード8a、経由ノード8bおよび終了ノード9aは、一筆書きで連結される。定常経路の情報は、開始ノード、経由ノード、終了ノードの順に有向性を有する有向グラフ構造の情報である。ノードおよびエッジは、グラフ構造を構成する情報である。
開始ノード7は、定常経路の始点の座標情報を含む。開始ノード7の位置は、第1乗場5aの入り口に設定される。3つの終了ノード9a、9b、9cは、対応する3つの終点の座標情報をそれぞれ含む。3つの終了ノード9a、9b、9cの位置は、複数の乗りかご6の内部にそれぞれ設定される。
経由ノード8aは、複数の経由点の座標情報を含む。経由ノード8aの位置は、第1乗場5aの中央に設定される。経由ノード8b、8c、8dは、それぞれに対応する経由点の座標情報を含む。経由ノード8bの位置は、第1乗場5aにおいて経由ノード8aと終了ノード9aとの間に設定される。経由ノード8cの位置は、第1乗場5aにおいて経由ノード8aと終了ノード9bとの間に設定される。経由ノード8cの位置は、第1乗場5aにおいて経由ノード8aと終了ノード9cとの間に設定される。例えば、経由ノード8a、8b、8cの位置は、複数のかご6の各々の出入口の前にそれぞれ設定される。
開始ノード7は、エッジ10aによって経由ノード8aと連結される。経由ノード8aは、エッジ10b、10c、10dによって経由ノード8b、8c、8dとそれぞれ連結される。終了ノード9aは、エッジ10eによって経由ノード8bと連結される。終了ノード9bは、エッジ10fによって経由ノード8cと連結される。終了ノード9cは、エッジ10gによって経由ノード8dと連結される。
非定常経路の情報は、定常経路のグラフ構造の情報に分岐ノード11a、11b、11cとエッジ10h、10i、10jとを加えたグラフ構造の情報である。分岐ノード11a、11b、11cの位置は、経由ノード8b、8c、8dの近くにそれぞれ設定される。例えば、分岐ノード11aの位置は、終了ノード9aが設定されたかご6の出入口を通行する際に邪魔にならない位置に設定される。分岐ノード11b、11cの位置は、分岐ノード11aと同様の位置に設けられる。
分岐ノード11aは、エッジ10hによって経由ノード8bと連結される。分岐ノード11bは、エッジ10iによって経由ノード8cと連結される。分岐ノード11cは、エッジ10jによって経由ノード8cと連結される。
例えば、移動体3は、図示されない建築物内部の廊下からエレベーターを利用して別の階へ移動する指令を運行管理システム4から受信する。運行管理システム4は、設備経路情報を含む建築物内部の全体経路情報を作成し、移動体3へ送信する。移動体3は、全体経路情報に基づいて廊下から第1乗場5aへ移動する。
移動体3は、第1乗場5aの入り口に到着した場合、設備経路情報の定常経路に基づいて移動を開始する。移動体3は、開始ノード7、経由ノード8a、経由ノード8bの順に移動する。移動体3が経由ノード8aから経由ノード8bへ移動する途中に終了ノード9aが設定された乗りかご6が第1乗場5aに到着した場合、運行管理システム4は、当該乗りかご6が到着した旨の情報を移動体3に対して送信する。移動体3は、当該情報を受信した場合、移動経路を定常経路から非定常経路に切り換える。具体的には、移動体3は、経由ノード8bへ移動した後、終了ノード9aではなく分岐ノード11aへと移動する。移動体3は、乗りかご6へ乗車するために分岐ノード11aにおいて待機する。
移動体3は、分岐ノード11aにおいて規定の時間待機した後、分岐ノード11aから経由ノード8bへ移動する。その後、移動体3は、移動経路を非定常経路から定常経路へ切り換える。移動体3は、経由ノード8bから終了ノード9aへ移動した後、運行管理システム4に終了ノード9aを移動した旨を通知する。運行管理システム4は、終了ノード9aが設定された乗りかご6を第2乗場5bへ移動させる指令をエレベーターの制御装置に送信する。移動体3は、第2乗場5bに到着した後、全体経路情報に基づいて移動を開始する。
次に、図3を用いて、移動体3が通行設備2を利用する際の動作の例を説明する。
図3は実施の形態1における運行管理システムが適用される通行設備の第2例を示す図である。
図3には、第1空間1aとして、廊下が示される。第2空間1bとして、部屋が示される。通行設備2として、廊下側へ自動で開くドアが示される。
定常経路の情報は、開始ノード7、経由ノード8e、8f、8g、および終了ノード9dが廊下に沿って同一直線に並んだグラフ構造の情報である。複数のエッジ10は、それぞれのノードを連結する。
非定常経路の情報は、分岐ノード11dを含むグラフ構造の情報である。分岐ノード11dの位置は、ドアの前に設定された経由ノード8fからみてドアと反対側に設定される。分岐ノード11dは、廊下側に開いたドアと干渉しない位置に設定される。
移動体3は、定常経路に基づいて、開始ノード7、経由ノード8eの順に移動する。この際、移動体3は、当該定常経路に付与された属性情報に基づいて、ドアが廊下側へ開いていないか否かを監視する。移動体3が経由ノード8eへ移動している途中にドアが廊下側へ開いた場合、移動体3は、搭載したセンサを用いてドアが開いたことを検知する。この場合、移動体3は、分岐ノード11dへ移動することでドアを避けて移動する。具体的には、移動体3は、移動経路を定常経路から非定常経路へ切り換える。この際、移動体3は、非定常経路へ切り換えた旨を運行管理システム4へ通知する。移動体3は、経由ノード8eへ移動した後、経由ノード8fではなく分岐ノード11dへと移動する。その後、移動体3は、分岐ノード11dから経由ノード8g、終了ノード9dへ移動する。
次に、図4を用いて、運行管理システム4が作成する設備経路情報を説明する。
図4は実施の形態1における運行管理システムが作成する設備経路情報を示す図である。
図4に示されるように、開始ノード7は、1つの始点12を含む。開始ノード7は、始点12の位置情報と始点12の属性情報とが対応付けられた情報である。始点12は、閉空間の任意の座標に設定され得る。
経由ノード8は、1以上の経由点13を含む。経由ノード8は、1以上の経由点13の各々の位置情報と1以上の経由点13の各々の属性情報とを含む。複数の経由点13が経由ノード8に含まれる場合、複数の経由点13には、属性として優先順位が設定されてもよい。複数の経由点13が経由ノード8に含まれる場合、複数の経由点13は、有向性を持つ有向グラフ構造であってもよい。この際、ある経由点13と別の経由点13との遷移は双方向であってもよい。この場合、複数の経由点13からなる有向グラフ構造は、内部にループを形成してもよい。
設備経路情報は、複数の経由ノード8を含んでもよい。設備経路情報が示すグラフ構造は、ある経由ノード8の内部に複数の経由ノード8を含む構造であってもよい。
終了ノード9は、1以上の終点14を含む。終了ノード9は、1以上の終点14の各々の位置情報と1以上の終点14の各々の属性情報とを含む。複数の終点14が終了ノード9に含まれる場合、複数の終点14には、経由点13と同様に、属性として優先順位が設定されてもよい。
終了ノード9は、1以上の終点14を含む。終了ノード9は、1以上の終点14の各々の位置情報と1以上の終点14の各々の属性情報とを含む。複数の終点14が終了ノード9に含まれる場合、複数の終点14には、経由点13と同様に、属性として優先順位が設定されてもよい。
複数のエッジ10は、2つのノードを連結する。複数のエッジ10の各々には、属性が付与されてもよい。エッジ10は、連結する2つのノードの情報とエッジ10の属性情報とを含む。
分岐ノード11は、1以上の分岐点15を含む。分岐ノード11は、1以上の分岐点15の各々の位置情報と1以上の分岐点15の各々の属性情報とを含む。複数の分岐点15が分岐ノード11に含まれる場合、複数の分岐点15には、経由点13と同様に、属性として優先順位が設定されてもよい。
図4において、分岐ノード11は、経由ノード8と連結される。なお、分岐ノード11は、開始ノード7または終了ノード9と連結されてもよい。
例えば、複数の点を含むノードは、複数の点の各々の座標情報(X,Y,Z)と属性情報とを用いて、次の{}の内部に示されるような情報として記述される。
{[(X1,Y1,Z1),(X2,Y2,Z2),(X3,Y3,Z3),(X4,Y4,Z4)],属性}
また、例えば、優先順位が設定された複数の点を含むノードは、次の{}の内部に示されるような情報として記述されてもよい。
{1:(X1,Y1,Z1),2:(X2,Y2,Z2),3:(X3,Y3,Z3),4:(X4,Y4,Z4)}
図4には示されない移動体3は、始点12、経由点13、終点14および分岐点15のうちいずれかを目標位置として移動する。移動体3は、当該目標位置とした点の付近を通行する。なお、移動体3は、いずれかのノードを目標位置として移動してもよい。
次に、図5を用いて、経由ノード8が内部に複数の経由ノード8を含む場合の例を説明する。
図5は実施の形態1における運行管理システムが作成する設備経路情報を示す図である。
図5には、2つの扉が設置されたホールの設備経路情報が示される。ホールには、経由ノード8xが設定される。経由ノード8xは、経由ノード8yと経由ノード8zとを含む。経由ノード8yは、3つの経由点13を含む。経由ノード8zは、3つの経由点13を含む。
終了ノード9yと終了ノード9zとは、2つの扉にそれぞれ設定される。終了ノード9yは、3つの終点14を含む。終了ノード9zは、3つの終点14を含む。
経由ノード8yは、終了ノード9yと連結される。経由ノード8yに含まれる3つの経由点13の各々は、終了ノード9yに含まれる3つの終点14の各々へ移動可能である。
経由ノード8zは、終了ノード9zと連結される。経由ノード8zに含まれる3つの経由点13の各々は、終了ノード9zに含まれる3つの終点14の各々へ移動可能である。
図5には示されない移動体3は、経由ノード8xへ移動する際に、経由ノード8yと経由ノード8zとのいずれへ移動するかを、周囲の環境を計測することで選択してもよい。
次に、図6を用いて、通行設備2と移動体3と運行管理システム4とを説明する。
図6は実施の形態1における運行管理システムと通行設備と移動体とのブロック図である。
図6に示されるように、通行設備2は、通信装置2xを備える。通行設備2は、通信装置2xを介して運行管理システム4と通信を行う。
移動体3は、制御装置30を備える。制御装置30は、記憶部31と移動制御部32と移動体通信部33と状態管理部34と経路管理部35とを備える。
記憶部31は、設備経路情報を含む全体経路情報を記憶する。
移動制御部32は、移動体3に設けられた図示されないセンサに基づいて図示されない駆動装置を制御することで、移動体3の自律的な移動を制御する。移動制御部32は、定常経路、非定常経路、等の経路を設定された場合、当該経路に基づいて移動体3を移動させる。移動制御部32は、目標位置を設定された場合、当該目標位置へ移動体3を移動させる。
移動体通信部33は、運行管理システム4との間で通信を行う。移動体通信部33は、運行管理システム4から全体経路情報を受信した場合、記憶部31が記憶する全体経路情報を受信した全体経路情報に更新する。
状態管理部34は、移動体3の制御状態を管理する。状態管理部34は、移動体通信部33が規定の情報、指令、等を受信した場合、当該情報、指令、等に基づいて移動体3の制御状態を遷移する。この際、状態管理部34は、特定の行動シーケンスを実行する制御状態に遷移してもよい。
状態管理部34は、記憶部31の記憶する全体経路情報に基づいて、移動体3が移動している途中にイベントを設定する。具体的には、状態管理部34は、イベントとしてある場所を移動しているときに移動体3が行う動作を設定する。状態管理部34は、イベントとしてある場所を移動している状態で移動体3が特定の情報を受信した場合に移動体3が行う動作を設定する。状態管理部34は、当該イベントが発生した場合、制御状態を遷移する。
状態管理部34は、設備経路情報に含まれる開始ノードの属性情報と終了ノードの属性情報とに基づいて、当該開始ノードと当該終了ノードとが含まれる定常経路の属性を推定する。
状態管理部34は、通行中のノードの属性情報または停止したノードの属性情報に基づいて、移動体3が移動中であること、移動体3が移動を完了したこと、等の移動体3の移動状況を検出する。状態管理部34は、当該移動体3の移動状況に応じて制御状態を遷移する。
経路管理部35は、記憶部31が記憶する設備経路情報に基づいて、定常経路と非定常経路とを設定する。経路管理部35は、状態管理部34が管理する制御状態に応じて定常経路および非定常経路のいずれか一方を選択する。経路管理部35は、定常経路または非定常経路のうち選択した経路を移動制御部32に設定する。
経路管理部35は、定常経路に含まれるノードまたは非定常経路に含まれるノードを目標位置として移動する指令を移動制御部32に送信する。
例えば、移動体3が定常経路の経由ノード8で待機している状態で状態管理部34が非定常経路へ切り換える制御状態へ遷移した場合、経路管理部35は、非定常経路に基づいて当該経由ノード8と連結する分岐ノード11を目標位置に設定する。経路管理部35は、分岐ノード11へ移動する指令を移動制御部32に送信する。この際、経路管理部35は、分岐ノード11へ移動する直前に通過していた当該経由ノード8の位置情報を記憶する。その後、状態管理部34が定常経路へ復帰する状態に遷移した場合、経路管理部35は、記憶している当該経由ノード8を目標位置に設定し、当該経由ノード8へ移動する指令を移動制御部32に送信する。
経路管理部35は、定常経路に復帰する際に、直前に通過していた当該経由ノード8ではないノードを目標位置に設定してもよい。例えば、経路管理部35は、分岐ノード11に連結された複数の経由ノード8のうち当該経由ノード8よりも優先順位が高い経由ノード8を目標位置に設定してもよい。
経路管理部35は、次に移動するノードに複数の点が含まれている場合、当該複数の点に設定された優先順位に基づいて複数の点の内いずれの点に移動するかを決定し、目標位置に設定する。例えば、経由ノード8に複数の経由点13が含まれている場合、経路管理部35は、複数の経由点13の中で最も優先順位の高い経由点13に移動する。このとき、経路管理部35は、最も優先順位の高い経由点13に他の移動体3が存在することを検出した場合、複数の経由点13の中で2番目に優先順位の高い経由点13を代わりの目標位置に設定する。
運行管理システム4は、設備連携装置40と経路生成装置41とを備える。
設備連携装置40は、経路生成装置41と通信し得るよう設けられる。設備連携装置40は、移動体3に様々な動作の指令を送信し得るよう設けられる。設備連携装置40は、設備地図情報記憶部42と通信部43とを備える。
設備地図情報記憶部42は、通行設備2を含む図示されない複数の通行設備に関する複数の設備地図情報を記憶する。設備地図情報は、建築物の管理者、通行設備の保守点検を行う業者、等に設定された設備の地図情報である。設備地図情報には、通行設備を利用する際の非定常な運用ルールの情報が含まれていてもよい。設備地図情報には、設備経路情報と同じ情報が含まれていてもよい。
通信部43は、通行設備2との間で情報を送受信する。通信部43は、移動体3の移動体通信部33と情報を送受信する。例えば、通信部43は、通行設備2から非定常な運用を行うべき旨の情報を受信した場合、移動体3の移動体通信部33に対して非定常な運用を行う指令を送信する。また、通信部43は、移動体3から非定常な運用を行う旨の通知を受信した場合、通行設備2に対して当該通知に応じた動作指令を送信してもよい。
経路生成装置41は、全体地図情報記憶部44と経路生成部45と経路送信部46とを備える。
全体地図情報記憶部44は、移動体3が建築物の内部を移動するために必要な全体地図情報を記憶する。
経路生成部45は、任意のタイミングで設備経路情報を含む全体経路情報を生成する。例えば、経路生成部45は、設備連携装置40が移動体3に移動を指示する場合、全体経路情報を生成する。この場合、経路生成部45は、設備連携装置40から移動体3の位置情報を取得する。経路生成部45は、移動体3の位置情報と設備連携装置40が指定する移動体3の移動目標地点の位置情報とに基づいて、取得すべき設備地図情報を指定する。経路生成部45は、設備連携装置40から指定した通行設備2に関する設備地図情報を取得する。経路生成部45は、取得した設備地図情報と全体地図情報記憶部44が記憶する全体地図情報とに基づいて当該建築物の内部を移動可能な経路を示すグラフ構造の情報を作成する。経路生成部45は、作成したグラフ構造の情報と設備地図情報とに基づいて、定常経路および非定常経路を生成し、設備経路情報を含む全体経路情報を生成する。
経路送信部46は、経路生成部45が作成した全体経路情報を移動体3に送信する。
次に、図7を用いて、移動体3が定常経路を移動するときの設備連携装置40の動作を説明する。
図7は実施の形態1における運行管理システムの設備連携装置が行う動作の概要を説明するためのシーケンス図である。
図7には、移動体3と設備連携装置40と通行設備2との動作が示される。図7において、通行設備2は、複数の扉のいずれかを通行可能なゲートである。移動体3と設備連携装置40と通行設備2とは、設備連携を行う。
通行設備2は、定常通りに運用される(S001)。移動体3は、定常経路を移動している状態で、通行設備2を通行する要求を設備連携装置40に送信する(S002)。
設備連携装置40は、当該要求が正当であることを確認した場合、設備連携装置40は、移動体3を通行させる指令を通行設備2に送信する(S003)。通行設備2は、当該指令の通りに動作できる確認通知を設備連携装置40に送信する(S004)。
設備連携装置40は、通行設備2における複数の扉のうち移動体3を通行させる扉を選択する。設備連携装置40は、選択した扉を開ける指令を通行設備2に送信する。設備連携装置40は、当該扉を通行可能である通知を移動体3に送信する(S005)。
移動体3は、通行可能である扉の前へ移動する(S006)。通行設備2は、設備連携装置40から通知された当該扉を動作する扉に割り当て、扉を割り当てた旨の通知を設備連携装置40に送信する(S007)。設備連携装置40は、通行設備2の通行を許可する通知を移動体3に送信する(S008)。
移動体3は、通行を許可する通知を受信した後、扉が開いたか否かを確認する。扉が開いた場合、移動体3は、扉が開いたことを確認する(S009)。移動体3は、扉を通行する(S010)。移動体3は、扉の通行を完了した場合、扉の通行を完了した通知を設備連携装置40に送信する(S011)。
設備連携装置40は、移動体3が扉の通行を完了したと判定し、通行設備2に完了した旨を通知する(S012)。通行設備2は、通常通りの運用を行う(S013)。
図7で示されたいずれかの動作が実行されている状態で通行設備2において異常が発生した場合、通行設備2は、異常が発生した旨の通知を設備連携装置40に送信する。この場合、設備連携装置40は、通行設備2に異常が発生した旨の通知を移動体3に送信する。移動体3は、当該異常が発生した旨の通知を受信した場合、移動経路を定常経路から非定常経路へ切り換える。
次に、図8を用いて、移動体3が経路を移動するときの動作を説明する。
図8は実施の形態1における運行管理システムが適用される移動体が行う動作の概要を説明するためのシーケンス図である。
図8には、移動体3がノードとノードとの間を移動するときの移動制御部32と状態管理部34と経路管理部35との動作が示される。
移動経路が設定されていない場合、移動制御部32は、待機する(S101)。
状態管理部34は、移動体通信部33が経路情報を受信したことを検知する(S102)。状態管理部34は、定常経路を選択する制御状態に遷移する(S103)。状態管理部34は、移動前の設備連携を行う。状態管理部34が移動前の設備連携を行った場合、経路管理部35は、移動制御部32に目標のノードの座標を設定させる指令を送信する(S104)。
移動制御部32は、定常経路に基づいて、移動する目標のノードの座標を設定する(S105)。移動制御部32は、移動体3の移動を開始する(S106)。
状態管理部34は、移動体3の移動中の動作を監視し、移動中の設備連携を行う(S107)。
移動制御部32は、非定常の指示が無い場合、移動体3を目標のノードに到着させる(S108)。
状態管理部34は、移動体3が目的地に到着したことを検出した場合、移動後の設備連携を行う(S109)。その後、状態管理部34は、定常経路の情報を確認する。状態管理部34は、終了ノードに存在すると判定した場合、動作を終了する。状態管理部34が次に移動すべきノードが存在すると判定した場合、経路管理部35は、移動する目標のノードの座標を移動制御部32に更新させる。その後、状態管理部34と経路管理部35とは、S104以降の動作を行う。
移動体3が移動中に運行管理システム4から非定常な運用に切り換える指示を受信した場合(S107、S105)、状態管理部34は、非定常な運用の制御状態に遷移する。経路管理部35は、移動制御部32に非定常経路を設定する。
移動体3が移動中に運行管理システム4から非定常な運用に切り換える指示を受信した場合、移動制御部32は、移動を中止する(S110)。その後、移動制御部32は、経路管理部35が経路を設定するまでその場で待機した後(S101)、S105以降の動作を行う。
次に、図9を用いて、移動体3の制御状態を説明する。
図9は実施の形態1における運行管理システムが適用される移動体の制御状態の例を示す図である。
図9に示されるように、移動体3における状態管理部34は、「経路」の属性情報に応じて制御状態を管理する。状態管理部34は、「経路」を移動するときに、「移動前」、「移動後」および「移動中」に移動体3が行う動作の制御状態を管理する。
「経路」の列には、経路に与えられた属性情報が示される。例えば、「乗車」の経路は、エレベーターの乗りかご6に乗車するための経路に与えられた属性情報である。具体的には、エレベーターの第1乗場5aに設定された経由ノード8a、8bから乗りかご6の内部に設定された終了ノード9aまでの定常経路に与えられた属性情報である。
例えば、「乗車」の経路に存在する移動体3は、「移動前」において、運行管理システム4から乗車要求を待つ。移動体3は、乗車要求を受信した場合、終了ノード9aへの移動を開始する。移動体3は、「移動中」において、運行管理システム4から乗車中止の指令を受け付ける状態という割り込み待ちの制御状態にある。移動体3は、「移動中」において、移動経路に存在する障害物を検知して、経路が通行不可であるか否かを判定し得る制御状態にある。移動体3は、経路が通行不可であると判定した場合、非定常経路を走行する制御状態に遷移する。移動体3は、終了ノード9aへ「移動後」において、運行管理システム4に対して乗車完了を通知する制御状態にある。
なお、「経路」は、任意のノード間に設定可能である。
次に、図10を用いて、移動体3の状態管理部34が経路の属性を推定する動作を説明する。
図10は実施の形態1における運行管理システムが適用される移動体が経路の属性を推定する動作の例を示す図である。
例えば、状態管理部34は、開始ノードの属性情報と終了ノードの属性情報に基づいて、当該開始ノードと終了ノードとが含まれる経路の属性を推定する。なお、状態管理部34は、任意のノード間の経路に含まれる属性を推定可能である。
図10に示されるように、例えば、「開始ノード」の属性情報は、「通路」、「ACSホール」、「エレベーターホール」、「かごドア入口」、「乗りかご」、および「退避」のいずれかである。例えば、「終了ノード」の属性情報は、「通路」、「ACSホール」、「エレベーターホール」、「かごドア入口」、「乗りかご」、および「退避」のいずれかである。
例えば、状態管理部34は、ある定常経路の「開始ノード」の属性情報が「エレベーターホール」であり、かつ「終了ノード」の属性情報が「かごドア入口」である場合、当該定常経路の属性を「かご呼び」であると推定する。この場合、状態管理部34は、「かご呼び」の属性情報に対応する制御状態に遷移する。
次に、図11を用いて、経路生成装置41が経路情報を作成する動作を説明する。
図11は実施の形態1における運行管理システムの経路管理部が経路情報を作成する動作の概要を示すフローチャートである。
図11に示されるように、ステップS201において、経路生成装置41は、全体地図情報に基づいて、建築物の全体地図に含まれる1以上の閉空間を設定する。
ステップS202において、経路生成装置41は、全体地図に通行設備2の位置を設定する。経路生成装置41は、通行設備2の位置を設定することで、閉空間と閉空間とを通行設備2が示す領域で接続する。
ステップS203において、経路生成装置41は、1以上の閉空間の各々の内部に複数の目標位置を設定する。複数の目標位置の各々は、移動体3が移動するときに通る位置および停止する位置の目標となる位置である。目標位置は、座標情報として設定される。経路生成装置41は、複数の目標位置の各々に属性を付与する。経路生成装置41は、複数の目標位置の各々について、当該目標位置の座標情報と属性情報とを対応付けたノードを設定する。なお、属性が付与されない目標位置があってもよい。
ステップS204において、経路生成装置41は、複数の目標位置のうち2つの目標位置を選択し、当該2つの目標位置の間を移動体3が通行可能か否かを判定する。2つの目標位置の間を移動体3が通行可能であると判定した場合、経路生成装置41は、当該2つの目標位置を結ぶエッジを設定する。経路生成装置41は、当該エッジに属性を付与する。2つの目標位置の間を移動体3が通行不可能であると判定した場合、経路生成装置41は、エッジを設定しない。経路生成装置41は、複数の目標位置全てに対して同様の動作を繰り返すことで、複数のエッジを設定する。なお、属性が付与されないエッジがあってもよい。
ステップS205において、経路生成装置41は、設定したノードとエッジとを接続することで、グラフ構造の情報を作成する。
ステップS206において、経路生成装置41は、全体地図情報と設備地図情報とに基づいて、全体地図の中で通行設備2が示す領域を設備連携領域として設定する。設備連携領域は、移動体3が通行設備2の内部を通行する領域および移動体3が通行設備2の付近を通行する領域である。設備連携領域は、移動体3が設備連携の動作を行いながら通行する領域である。
ステップS207において、経路生成装置41は、グラフ構造の情報に基づいて任意の領域を設定し、当該領域の内部で定常経路を設定する。例えば、経路生成装置41は、設備連携領域の内部で定常経路を設定する。
ステップS208において、経路生成装置41は、設定した定常経路に属性を付与する。なお、属性が付与されない定常経路があってもよい。
ステップS209において、経路生成装置41は、設備地図情報に含まれる非定常な運用ルールに基づいて、設備連携領域を移動体3が通行するときに、移動体3および移動体3の周囲の安全を確保するために必要な動作を定義する。例えば、経路生成装置41は、設備連携領域を移動体3が通行するときの待機動作、回避動作、等の動作を設定する。
ステップS210において、経路生成装置41は、グラフ構造の情報に分岐ノードを設定する。経路生成装置41は、分岐ノードと定常経路からなる非定常経路を設定する。具体的には、経路生成装置41は、設備地図情報に含まれる非定常な運用ルールが適用され得るエッジを特定する。この際、経路生成装置41は、ステップS209で設定した動作に基づいてエッジを特定してもよい。経路生成装置41は、当該エッジを移動する直前のノードに連結される分岐点を設定する。経路生成装置41は、当該分岐点の座標情報を含む分岐ノードを設定する。この際、分岐ノードには、複数の分岐点が含まれていてもよい。分岐ノードに複数の分岐点が含まれる場合、経路生成装置41は、複数の分岐点の各々に属性として優先順位を設定してもよい。
ステップS211において、経路生成装置41は、分岐ノードおよび分岐ノードに連結されたエッジに属性を付与する。また、経路生成装置41は、非定常経路に属性を付与する。具体的には、例えば、経路生成装置41は、非定常経路に「退避動作」という属性を付与する。なお、属性が付与されない分岐ノード、分岐ノードに連結されたエッジ、および非定常経路があってもよい。
ステップS212において、経路生成装置41は、定常経路の情報と非定常経路の情報とを含む全体経路情報を作成する。
次に、図12を用いて経路生成装置41が設定したノードに基づいてグラフ構造を設定する方法の第1例を説明する。
図12は実施の形態1における運行管理システムが作成するグラフ構造の情報を示す図である。
図12には、設備地図情報に含まれる定常経路が全体地図情報の部分グラフである場合の全体地図が示される。
この場合、図12には示されない経路生成装置41は、全体地図を1つの閉空間とみなして、グラフ構造を作成する。具体的には、経路生成装置41は、ノードとノードとの間のエッジに重みを割り付けた重み付きグラフを作成する。例えば、経路生成装置41は、エッジを移動するために要する時間、エッジの距離、等を重みとして割り付ける。
経路生成装置41は、重み付きグラフに対して、ダイクストラ法などの単一始点の最短経路問題を解くアルゴリズムを適用することで、複数のエッジの中から経路情報を作成するためのエッジが選択されたグラフ構造を作成する。この際、経路生成装置41は、設備地図情報に含まれる定常経路のノードうち、複数の経由点を含む経由ノードおよび複数の終点を含む終了ノードを特定する。経路生成装置41は、当該複数の経由点を含む経由ノードおよび複数の終点を含む終了ノードに接続された複数のエッジに対して、代表的な1つのエッジを選択し、グラフ構造を作成する。例えば、経路生成装置41は、経路が最小となるエッジを選択する。
次に、図13と図14とを用いて経路生成装置41が設定したノードに基づいてグラフ構造を設定する方法の第2例を説明する。
図13は実施の形態1における運行管理システムが作成するグラフ構造の情報を示す図である。図14は実施の形態1における運行管理システムが作成するグラフ構造の情報を示す図である。
図13と図14には、設備地図情報に含まれる定常経路が全体地図情報の部分グラフでない場合の全体地図の一部がそれぞれ示される。なお、移動体3と設備連携装置40と経路生成装置41とは、図13と図14には図示されない。
この場合、経路生成装置41は、経路を作成する対象とする移動体3の位置情報を設備連携装置40から取得する。経路生成装置41は、移動体3の位置を含む閉空間Aを選定する。経路生成装置41は、移動体3へ移動させたい目的位置を含む閉空間Bを選定する。経路生成装置41は、閉空間Aと閉空間Bとが同じ空間であるか否かを判定する。
図13には、閉空間Aと閉空間Bとが同じ閉空間である場合の閉空間ABが示される。閉空間Aと閉空間Bとが同じ閉空間であると判定した場合、経路生成装置41は、経路生成方法A-1、A-2、A-3およびA-4のうちいずれかを用いて経路を生成する。
経路生成方法A-1において、経路生成装置41は、対象の閉空間を縦と横とに等間隔に離散化した格子地図を作成する。経路生成装置41は、格子地図に含まれる複数の格子の各々に対して、当該格子に障害物が存在する確率を重みとして割り付けた重み付き格子地図を作成する。経路生成装置41は、重み付き格子地図に対して単一始点の最短経路問題を解くアルゴリズムを適用する。経路生成装置41は、当該アルゴリズムの解が示す地図情報のうち、規定のルールに基づいて格子点を間引く。経路生成装置41は、格子点を間引いた地図情報に基づいて、当該解が示す点とその連結の情報をグラフ構造の情報とする。なお、経路生成装置41は、乱数などで探索木を生成し、その最適経路を解くアルゴリズムを適用してもよい。
経路生成方法A-2において、経路生成装置41は、対象の閉空間に規定のポテンシャル関数を割り当てる。経路生成装置41は、当該ポテンシャル関数の値が極小となる複数の停留点の座標を演算する。経路生成装置41は、当該複数の停留点を接続した接続グラフを作成する。経路生成装置41は、接続グラフを規定のルールに基づいて離散化し、当該離散化した点とその連結の情報をグラフ構造の情報とする。
経路生成方法A-3において、経路生成装置41は、対象の閉空間に対してボロノイ分割を実施することで、複数のボロノイ多角形が生成されたボロノイ地図を作成する。経路生成装置41は、ボロノイ地図において、複数のボロノイ多角形の辺を繋ぐことで、閉空間の壁と壁とを結ぶ動線を生成する。この際、経路生成装置41は、移動体3の位置または目標位置から動線に接続する線分を動線に含める。経路生成装置41は、規定のルールに基づいて動線を離散化した点とその連結の情報をグラフ構造の情報とする。
経路生成方法A-4において、経路生成装置41は、対象の閉空間に対して、設備地図情報に含まれる定常経路が全体地図情報の部分グラフである場合と同様に、ダイクストラ法などの最短経路問題を解くアルゴリズムを適用することで、グラフ構造の情報を作成する。この際、複数の経路を同時に移動しなければならない場合は、セービング法などの、配達計画問題を解くアルゴリズムを適用してもよい。
図14には、閉空間Aと閉空間Bとが異なる閉空間である場合の閉空間Aと閉空間Bとが示される。閉空間Aと閉空間Bとが同じ空間でないと判定した場合、経路生成装置41は、経路生成方法Bを用いて経路を生成する。
次に、図15を用いて経路生成装置41が行う経路生成方法Bを説明する。
図15は実施の形態1における運行管理システムが作成するグラフ構造の情報を示す図である。
図15には、同じ空間でない複数の閉空間C、D、E、F、Gが示される。閉空間Cの内部には、図15には図示されない移動体3の現在位置Xが示される。閉空間Gの内部には、移動体3を移動させる最終目的位置Yが示される。通行設備2aは、出入口を介して閉空間Cと閉空間Dとを接続する。通行設備2bは、出入口を介して閉空間Cと閉空間Eとを接続する。通行設備2cは、出入口を介して閉空間Dと閉空間Fとを接続する。通行設備2dは、出入口を介して閉空間Eと閉空間Fとを接続する。通行設備2eは、出入口を介して閉空間Fと閉空間Gとを接続する。
経路生成方法Bにおいて、図15には図示されない経路生成装置41は、移動体3の現在位置X、最終目的位置Y、通行設備2a、2b、2c、2d、2eのそれぞれをノードとみなした複数のノードを設定する。経路生成装置41は、互いに通行可能なノード同士を連結するエッジを設定することで、複数のノードと複数のエッジとからなるグラフを設定する。経路生成装置41は、当該グラフに対して、現在位置Xのノードから最終目的位置Yのノードまでの最短経路を生成する。経路生成装置41は、当該最短経路をグラフ構造の情報とする。なお、複数のノードと複数のエッジとからなるグラフは、重み付きグラフであってもよい。また、乗りかご6のように、通行設備2の入口と出口とが離れている場合、経路生成装置41は、当該入口と当該出口とのそれぞれをノードとみなしてもよい。この場合、経路生成装置41は、入口のノードと出口のノードとを連結するエッジを生成してもよい。
次に、図16を用いて経路生成方法Bにおいて最短経路を探索する方法の例を説明する。
図16は実施の形態1における運行管理システムが作成するグラフ構造の情報を示す図である。
図16に示されるように、経路生成方法Bにおいて、図16には図示されない経路生成装置41は、閉空間内の移動可能なノードを利用して最短経路を探索してもよい。経路生成装置41は、複数の閉空間の各々の内部において、各ノードをエッジで連結するグラフ構造を設定する。この際、経路生成装置41は、複数の通行設備2の各々の出入口をノードとして設定する。経路生成装置41は、複数の通行設備2の出入口をエッジで連結することで、複数の閉空間の内部に設定された複数のグラフ構造を1つのグラフ構造に連結する。なお、この時、経路生成装置41は、設備地図情報を用いて閉空間内の移動可能なノードを設定してもよい。
以上で説明した実施の形態1によれば、経路生成装置41は、経路生成部45と経路送信部46とを備える。経路生成装置41は、移動体3に対して定常経路の情報と非定常経路の情報とを送信する。移動体3の制御装置30は、記憶部31と移動制御部32と経路管理部35とを備える。移動体3は、経路生成装置41から受信した定常経路の情報と非定常経路の情報とに基づいて、定常経路を移動中に非定常な運用をする指令を受けた場合、または非定常な状態を検出した場合に走行経路を非定常経路に切り換える。このため、移動体3は、分岐ノード11という非定常な位置へ速やかに移動できる。
また、経路生成装置41は、通行設備2の付近および内部の少なくとも一方に開始ノード7、経由ノード8および終了ノード9のいずれかを設定した非定常経路を生成する。このため、移動体3が通行設備2を移動する際の移動体3の退避動作を陽に設定できる。また、移動体3が元の位置に復帰するシーケンス、元の位置への復帰を断念するシーケンス、等の退避動作のシーケンスを明確にすることができる。
また、経路生成装置41は、互いに有向性をもつ複数の内部経由ノードを含む経由ノードを有する定常経路および非定常経路を生成する。移動体3の制御装置30は、当該有向性に従って内部経由ノードを移動する。このため、移動体3の移動経路の自由度を向上できる。
また、運行管理システム4は、経路生成装置41と設備連携装置40とを備える。運行管理システム4は、通行設備2から受信した情報を移動体3に送信する。このため、移動体3は、通行設備2と連携して移動することができる。また、
なお、運行管理システム4は、移動体3の状況に応じて通行設備2に動作指令を送信する。このため、移動体3単独で非定常状態からの復帰が不可能な場合に、移動体3を支援できる。
また、移動体3の制御装置30は、経由ノード8の内部に設定された複数の経由点13のうちの1つである第1経由点13を目標位置に設定する。制御装置30は、第1経由点へ移動できないことを検出した場合に、第1経由点よりも優先順位が低い第2経由点を代わりの目標位置に設定する。このため、例えば、複数の移動体3がある経由ノード8に待機する場合に、経由ノード8の内部に存在する複数の経由点13へ順番に移動することができる。例えば、当該複数の経由点13に有向性を設定することで、複数の移動体3を順番に待機させることができる。また、制御装置30は、経由ノード8だけでなく、終了ノード9、分岐ノード11に対しても同様の動作を行うことができる。
また、制御装置30は、移動する目標位置を分岐ノード11へ移動する直前に通過したノードに設定する。このため、移動体3は、定常経路へ復帰することができる。
また、制御装置30は、状態管理部34を備える。制御装置30は、受信した指令に基づいて制御状態を遷移する。制御装置30は、定常経路または非定常経路に付与された属性情報に基づいて制御状態を遷移する。このため、例えば、非定常な事象が発生した場合に、移動体3は、単一のシーケンスで移動する場合に比べて、速やかに当該事象に対応した行動をとることができる。
なお、設備地図情報は、通行設備2の管理者が設定することができる。このため、通行設備2の状態、運用方法、等に応じて、設備地図情報は柔軟に設定がされ得る。管理者は、設備地図情報に設定することで、実質的に移動体3へ移動命令を出すことができる。
なお、運行管理システム4は、通行設備2が設けられた建築物とは別の建築物に設けられてもよい。また、運行管理システム4において、設備連携装置40は、経路生成装置41と別の場所に設けられてもよい。例えば、経路生成装置41は、移動体3に設けられてもよい。
なお、状態管理部34は、経由ノードの属性情報に基づいて経路の属性を推定してもよい。例えば、開始ノードの属性情報が通路であり、かつ経由ノードの属性情報がエレベーターホールである場合、状態管理部34は、当該開始ノードと当該経由ノードとが含まれる経路の属性を「かご呼び」であると推定してもよい。
なお、経路生成装置41は、グラフ構造の情報を作成する際に、建築物の内部の混雑具合を反映して、通行できないエリアを全体地図に反映してもよい。この場合、経路生成装置41は、当該通行できないエリアに存在するノードとエッジとを除外したグラフ構造の情報を作成してもよい。
次に、図17を用いて、経路生成装置41を構成するハードウェアの例を説明する。
図17は実施の形態1における運行管理システムの経路生成装置のハードウェア構成図である。
経路生成装置41の各機能は、処理回路により実現し得る。例えば、処理回路は、少なくとも1つのプロセッサ100aと少なくとも1つのメモリ100bとを備える。例えば、処理回路は、少なくとも1つの専用のハードウェア200を備える。
処理回路が少なくとも1つのプロセッサ100aと少なくとも1つのメモリ100bとを備える場合、経路生成装置41の各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせで実現される。ソフトウェアおよびファームウェアの少なくとも一方は、プログラムとして記述される。ソフトウェアおよびファームウェアの少なくとも一方は、少なくとも1つのメモリ100bに格納される。少なくとも1つのプロセッサ100aは、少なくとも1つのメモリ100bに記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、経路生成装置41の各機能を実現する。少なくとも1つのプロセッサ100aは、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、DSPともいう。例えば、少なくとも1つのメモリ100bは、RAM、ROM、フラッシュメモリ、EPROM、EEPROM等の、不揮発性または揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD等である。
処理回路が少なくとも1つの専用のハードウェア200を備える場合、処理回路は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGA、またはこれらの組み合わせで実現される。例えば、経路生成装置41の各機能は、それぞれ処理回路で実現される。例えば、経路生成装置41の各機能は、まとめて処理回路で実現される。
経路生成装置41の各機能について、一部を専用のハードウェア200で実現し、他部をソフトウェアまたはファームウェアで実現してもよい。例えば、経路情報を送信する機能については専用のハードウェア200としての処理回路で実現し、経路情報を送信する機能以外の機能については少なくとも1つのプロセッサ100aが少なくとも1つのメモリ100bに格納されたプログラムを読み出して実行することにより実現してもよい。
このように、処理回路は、ハードウェア200、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの組み合わせで経路生成装置41の各機能を実現する。
図示されないが、設備連携装置40の各機能も、経路生成装置41の各機能を実現する処理回路と同等の処理回路で実現される。図示されないが、移動体3の制御装置30の各機能も、経路生成装置41の各機能を実現する処理回路と同等の処理回路で実現される。
1a 第1空間、 1b 第2空間、 2,2a,2b,2c,2d,2e 通行設備、2x 通信装置、 3 移動体、 4 運行管理システム、 5a 第1乗場、 5b 第2乗場、 6 かご、 7 開始ノード、 8,8a,8b,8c,8d,8e,8f,8g,8x,8y,8z 経由ノード、 9,9a,9b,9c,9d,9x,9y 終了ノード、 10,10a,10b,10c,10d,10e,10f,10g,10h,10i,10j エッジ、 11,11a,11b,11c,11d 分岐ノード、 12 始点、 13 経由点、 14 終点、 15 分岐点、 30 制御装置、 31 記憶部、 32 移動制御部、 33 移動体通信部、 34 状態管理部、 35 経路管理部、 40 設備連携装置、 41 経路生成装置、 42 設備地図情報記憶部、 43 通信部、 44 全体地図情報記憶部、 45 経路生成部、 46 経路送信部、 100a プロセッサ、 100b メモリ、 200 ハードウェア

Claims (14)

  1. 開始ノードと経由ノードと終了ノードとが一筆書きで連結された定常経路を走行中に指令を受けた場合、または前記定常経路を走行中に非定常な状態を検出した場合に、前記開始ノード、前記経由ノードおよび前記終了ノードのうちいずれかと連結された分岐ノードへ前記定常経路から分岐する非定常経路を走行するよう走行経路を切り換える移動体の制御装置に対して情報を送信する経路送信部と、
    前記定常経路と前記非定常経路とを生成し、前記定常経路の情報と前記非定常経路の情報とを前記移動体の制御装置に対して前記経路送信部に送信させる経路生成部と、
    を備え
    前記定常経路は、第1空間と第2空間とを接続する通行設備の前に設定された前記経由ノードを有し、
    前記非定常経路は、前記通行設備の前に設定された前記経由ノードに連結され、前記定常経路から分岐した位置に設定された前記分岐ノードを有する経路生成装置。
  2. 前記経路生成部は、前記通行設備の付近および前記通行設備の内部の少なくとも一方に前記開始ノード、前記経由ノードおよび前記終了ノードのいずれかが設定された前記非定常経路を生成する請求項1に記載の経路生成装置。
  3. 前記経路生成部は、互いに有向性をもつ複数の内部経由ノードが含まれた前記経由ノードを有する前記定常経路および前記非定常経路を生成する請求項1または請求項2に記載の経路生成装置。
  4. 前記経路生成部は、前記第1空間と前記第2空間とが同じ閉空間に含まれる場合に第1方法によって前記定常経路および前記非定常経路を生成し、前記第1空間と前記第2空間とが異なる閉空間である場合に前記第1方法とは異なる第2方法によって前記定常経路および前記非定常経路を生成する請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の経路生成装置。
  5. 前記第1空間は、廊下であり、
    前記第2空間は、部屋であり、
    前記通行設備は、前記廊下と前記部屋とを接続し、前記廊下の側へ開くドアであり、
    前記非定常な状態は、前記移動体が前記経由ノードへ移動している途中に前記ドアが前記廊下の側へ開いた状態である請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の経路生成装置。
  6. 前記通行設備の付近または前記通行設備の内部の少なくとも一方に前記開始ノード、前記経由ノードおよび前記終了ノードのいずれかを設定する請求項1に記載の経路生成装置と、
    前記通行設備から情報を受信し、前記通行設備から受信した情報に基づいて前記通行設備の付近または前記通行設備の内部を移動する移動体の制御装置に対して前記非定常経路を走行する指令を送信する設備連携装置と、
    を備えた運行管理システム。
  7. 自律して移動する移動体に設けられ、前記移動体の移動を制御する移動制御部と、
    開始ノードと経由ノードと終了ノードとが一筆書きで連結された定常経路の情報と、前記開始ノード、前記経由ノードおよび前記終了ノードのうちいずれかと連結された分岐ノードへ前記定常経路から分岐する非定常経路の情報と、を記憶する前記移動体に設けられた記憶部と、
    前記記憶部の記憶する前記定常経路を走行中に指令を受けた場合、または前記定常経路を走行中に非定常な状態を検出した場合に、走行経路を前記定常経路から前記記憶部の記憶する前記非定常経路に切り換えるよう前記移動制御部を制御する経路管理部と、
    を備え
    前記定常経路は、第1空間と第2空間とを接続する通行設備の前に設定された前記経由ノードを有し、
    前記非定常経路は、前記通行設備の前に設定された前記経由ノードに連結され、前記定常経路から分岐した位置に設定された前記分岐ノードを有する移動体の制御装置。
  8. 前記記憶部は、前記経由ノードを含む複数の内部経由ノードが互いに有向性をもって含まれたノードを前記経由ノードとした前記定常経路の情報および前記非定常経路の情報を記憶し、
    前記経路管理部は、前記記憶部が記憶する前記定常経路の情報および前記非定常経路の情報を用いて、前記複数の内部経由ノードの有向性に従って前記移動制御部に目標位置を設定させる請求項に記載の移動体の制御装置。
  9. 前記記憶部は、前記経由ノードの内部に優先順位が設定された複数の経由点を含む前記定常経路の情報および前記非定常経路の情報を記憶し、
    前記経路管理部は、前記複数の経由点のうちの第1経由点を目標位置に設定し、前記第1経由点へ移動できないことを検出した場合に、前記複数の経由点のうちの前記第1経由点よりも優先順位が低い第2経由点を代わりの目標位置に設定する請求項または請求項に記載の移動体の制御装置。
  10. 前記記憶部は、前記終了ノードの内部に優先順位が設定された複数の終点を含む前記定常経路の情報および前記非定常経路の情報を記憶し、
    前記経路管理部は、前記複数の終点のうちの第1終点を目標位置に設定し、前記第1終点へ移動できないことを検出した場合に、前記複数の終点のうちの前記第1終点よりも優先順位が低い第2終点を代わりの目標位置に設定する請求項から請求項のいずれか一項に記載の移動体の制御装置。
  11. 前記記憶部は、前記分岐ノードの内部に優先順位が設定された複数の分岐点を含む前記定常経路の情報および前記非定常経路の情報を記憶し、
    前記経路管理部は、前記複数の分岐点のうちの第1分岐点を目標位置に設定し、前記第1分岐点へ移動できないことを検出した場合に、前記複数の分岐点のうちの前記第1分岐点よりも優先順位が低い第2分岐点を代わりの目標位置に設定する請求項から請求項10のいずれか一項に記載の移動体の制御装置。
  12. 前記経路管理部は、前記移動体が前記分岐ノードへ移動する場合に前記分岐ノードへ移動する直前に通過したノードを記憶し、前記非定常経路から前記定常経路に復帰するときに前記移動制御部に移動させる目標位置を前記分岐ノードへ移動する直前に通過したノードに設定する請求項から請求項11のいずれか一項に記載の移動体の制御装置。
  13. 前記記憶部が記憶する前記定常経路の情報および前記非定常経路の情報に基づいて前記定常経路に付与された属性情報、前記非定常経路に付与された属性情報、および制御状態を遷移させる指令のいずれかに基づいて制御状態を遷移させる状態管理部、
    を備えた請求項から請求項12のいずれか一項に記載の移動体の制御装置。
  14. 前記第1空間は、廊下であり、
    前記第2空間は、部屋であり、
    前記通行設備は、前記廊下と前記部屋とを接続し、前記廊下の側へ開くドアであり、
    前記非定常な状態は、前記移動体が前記経由ノードへ移動している途中に前記ドアが前記廊下の側へ開いた状態である請求項7から請求項13のいずれか一項に記載の移動体の制御装置。
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