JP7047980B1 - ロボット制御装置、ロボット制御方法及びロボット制御システム - Google Patents

ロボット制御装置、ロボット制御方法及びロボット制御システム Download PDF

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Abstract

リンクとノードとを有する地図情報(121)を用いてロボット(20)の目的地までの経路情報(122)を生成する経路生成部(111)と、全てのロボット(20)の経路情報(122)から他のロボット(20)の経路と競合しない非競合区間を抽出する非競合区間抽出部(112)と、ロボット(20)が非競合区間のみによって目的地までの移動ができない場合には、他のロボット(20)の走行情報に応じて制御情報を更新する制御情報更新部(113)と、ロボット(20)に制御情報を送信する制御情報送信部(102)と、非競合区間の移動を終了したとの通知をロボット(20)から受信する通知受信部(101)とを備えることを特徴とするロボット制御装置(10)なので、演算量を削減しつつ、移動ロボット間で発生するデッドロックを回避することができる。

Description

本開示は、ロボットの移動を制御するための制御装置、制御方法、及び制御システムに関するものである。
近年、自律移動ロボットの普及が進んでおり、工場、オフィス、商業施設といった空間での移動ロボットの利活用が検討されている。限られた移動空間で多数の自律移動ロボットを効率的に移動させる場合に、移動ロボット同士が互いの進路を妨害する状況(デッドロック)が発生しうる。このような状況において、どちらかの移動ロボットが後退する必要があるため、移動ロボット全体での移動効率が低下する。これを解決するために、他の移動ロボットの進路を妨害しない移動経路を各移動ロボットについて生成する移動体の制御方式が検討されている(例えば、特許文献1)。
特開2010-231698号公報
特許文献1では、ロボットの制御装置は移動経路のうちの一定時間(T秒)分の移動経路についての移動経路データをロボットに送信している。しかしながら、このTを小さくすると演算装置の処理負荷が増加し、一方、このTが大きくすれば処理負荷は低減できても、時々刻々と変化する環境情報を反映した移動経路を作成することが難しくなる。
本開示は、ロボット制御装置の演算量を削減しつつ、ロボット同士のデッドロックを回避することを目的としている。
この開示によるロボット制御装置は、ロボットが移動できる通路に関する属性情報が含まれるリンクと、隣接するリンクを接続するノードとを有する地図情報と、地図情報を用いてロボットの目的地までの経路情報を生成する経路生成部と、全てのロボットの経路情報から他のロボットの経路と競合しない非競合区間を経路情報とリンクとに基づいて抽出する非競合区間抽出部と、ロボットが非競合区間のみによって目的地までの移動ができない場合には、他のロボットの走行情報に応じて制御情報を更新する制御情報更新部と、ロボットに制御情報を送信する制御情報送信部と、非競合区間の移動を終了したとの通知をロボットから受信する通知受信部とを備えることを特徴とするロボット制御装置であって、制御情報更新部は、ロボット同志がすれ違うことができない競合区間の走行の順番を決める際にロボットとの通信品質情報が相対的に劣るロボットが競合区間を通過するまで通信品質情報が相対的に優れるロボットを待機させるように制御情報を更新し、またロボットが非競合区間のみによって目的地までの移動ができるまで制御情報を更新し、さらに競合区間の走行の順番をロボット間で優先度を決めて制御情報を更新し、他の区間にいるロボットに対して常に競合区間となる絶対的な競合区間にいるロボットの走行を優先し、非競合区間抽出部は、ロボットがすれ違うには十分な通路幅がある非競合区間であっても特別な構成がある場合には、絶対的な競合区間として扱うことを特徴とするロボット制御装置
である。
この開示によるロボット制御方法は、ボットが移動できる通路に関する属性情報が含まれるリンクと、隣接するリンクを接続するノードとを有する地図情報を用いてロボットの目的地までの経路情報を生成する経路生成工程と、全てのロボットの経路情報から他のロボットの経路と競合しない非競合区間を経路情報とリンクとに基づいて抽出し、ロボットがすれ違うには十分な通路幅がある非競合区間であっても特別な構成がある場合には常に競合区間となる絶対的な競合区間として扱う非競合区間抽出工程と、ロボットが非競合区間のみによって目的地までの移動ができない場合には他のロボットの走行情報に応じて制御情報を更新し、またロボットが非競合区間のみによって目的地までの移動ができるまで制御情報を更新し、さらにロボット同志がすれ違うことができない競合区間の走行の順番をロボット間で優先度を決めて制御情報を更新し、他の区間にいるロボットに対して絶対的な競合区間にいるロボットの走行を優先する制御情報更新工程と、ロボットに制御情報を送信する制御情報送信工程と、非競合区間の移動を終了したとの通知をロボットから受信する通知受信工程とを備えることを特徴とするロボット制御方法である。

この開示によれば、ロボット制御装置の演算量を削減しつつ、移動ロボット間で発生するデッドロックを回避することができる。
本開示の実施の形態1によるロボット制御装置のシステム構成を示すブロック図である。 本開示の実施の形態1による非競合区間の例を示すイメージ図である。 本開示の実施の形態1による経路上にセキュリティゲートが存在する例を示すイメージ図である。 本開示の実施の形態1による非競合区間抽出部における抽出処理のイメージ図である。 本開示の実施の形態1による制御情報更新における基本処理のイメージ図である。 本開示の実施の形態1による制御情報更新において通信品質情報を活用する処理のイメージ図である。 本開示の実施の形態1による制御情報生成処理の流れを示すフロー図である。 本開示の実施の形態1による移動ロボット内での処理の流れの一例を示すフロー図である。 本開示の実施の形態1によるシステム全体の処理の流れを示すフロー図である。 本開示の実施の形態1による移動ロボットが3台以上存在する場合における制御情報生成処理のイメージ図である。 本開示の実施の形態2によるロボット制御装置のシステム構成を示すブロック図である。 本開示の実施の形態2による移動ロボット内での処理の流れの一例を示すフロー図である。 本開示の実施の形態3によるロボット制御装置のシステム構成を示すブロック図である。 本開示の実施の形態3による回避経路生成処理のイメージ図である。
実施の形態1.
図1は本開示の実施の形態1によるロボット制御装置10のシステム構成を示すブロック図である。ロボット制御装置10は、通信部100、制御情報生成部110、格納部120で構成される。ロボット制御装置10は、複数の移動ロボット20と無線で接続される。移動ロボット20は複数台あるため、この明細書の説明では説明の便宜から添え字を付記する場合がある。また、ロボット制御装置10は、複数の移動ロボット20のうち、いずれか1台の移動ロボット20内に含まれる形態でもよい。
通信部100は、通知受信部101、制御情報送信部102で構成される。通知受信部101は、移動ロボット20が送信する制御に係る情報などを受信する。制御情報送信部102は、制御情報生成部110が生成した制御情報を移動ロボット20に送信する。通信部100の通信手段としては、IEEE802.11a/b/g/n/ac及びBluetoothといった無線LANの他、LTE(Long Term Evolution)及び4Gといった無線WAN(Wide Area Network)を用いてもよい。
制御情報生成部110は、経路生成部111、非競合区間抽出部112、制御情報更新部113から構成され、CPU(Central Processing Unit)で演算される
格納部120は、地図情報121、経路情報122、ロボット走行情報123をそれぞれ格納するための記憶領域であり、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)などの記憶装置に情報を保存する。
地図情報121は、移動ロボット20が移動可能な経路であるリンクと、隣接するリンク同士を接続するノードとから構成される。図2は、競合区間の例を示すイメージ図である。ノードAとノードBとを接続するリンクABと、ノードBとノードCとを接続するリンクBCのふたつのリンクを定義することができる。ここでは、リンクABは非競合区間に、リンクBCは競合区間になっている。
また、リンクには、リンクが設置される通路に関する属性情報が含まれ、例えば、通路の形状、通路幅、勾配、段差の有無などが含まれる。通路幅は、リンク上で移動ロボット20がすれ違い走行ができるか否かの情報でもよい。また、ノードの設置場所には特段の制約はない。しかしながら、リンクに含まれる属性情報が変化する箇所にはノードを設定し、特別な構成が存在する場合には構成の前後にノードを設定する。
図2では、経路の幅が変化する地点でノードBを設定している。また、図3は、経路上にセキュリティゲートが存在する例を示すイメージ図であり、競合区間になっている。例えば、セキュリティゲートへの出入り口は特別な構成が存在する箇所であり、前後にはノードDとノードEとが設定されている。当然のことながら、リンクが複数のリンクに分岐する箇所、複数のリンクが合流する箇所にはノードが設定される。
経路情報122は、ロボット制御装置10が管理する全ての移動ロボット20の移動を開始する地点から目的地までの経路に関する情報が含まれる。
ロボット走行情報123は、移動ロボット20の走行に関する情報を含み、ロボットの位置情報、走行速度、走行モードなどを含む。走行モードは、建物が備える設備についての利用状態を含む。代表的な建物の設備としては、エレベーター、エスカレーター、自動扉、フラッパーゲートなどがある。
経路生成部111は、地図情報121を用いて移動ロボット20の現在位置から目的地までの経路を算出する。経路の算出方法として代表的なものは、ノードとリンクとから構成されるネットワークを用いて、最短経路問題を解く方法である。このような問題を解くアルゴリズムとしては、ダイクストラ法が広く知られているが、どのようなアルゴリズムを用いても良い。また、適切な経路生成を行うためには、リンクの重みを適切な値に設定する必要がある。リンクの移動距離を重みとすることが一般的であるが、勾配が大きい通路や段差がある通路に対してペナルティを設けるような重みづけを行ってもよい。
非競合区間抽出部112は、経路生成部111が生成した経路について、移動中のすべての移動ロボット20についての経路情報122及びリンクを用いて、全ての移動ロボット20間で競合が起こらない区間を抽出する。区間は4つに大別でき、常に非競合区間となる区間(絶対的な非競合区間)、常に競合区間となる区間(絶対的な競合区間)、移動ロボット20が同一リンクを反対方向に進みすれ違うことができないと抽出される競合区間、移動ロボット20がすれ違うことはできない通路幅ではあるが経路情報122から移動ロボット20は進行ができると抽出される相対的な非競合区間とがある。なお、リンクが設置される通路に関するリンクの属性情報を活用することにより、より現実世界に即して競合または非競合を判定することができ、効率的に移動ロボット20を制御することができる。
非競合区間抽出部112は、区間が非競合区間と競合区間とのいずれに該当するかを求めることになる。図2の通路は、通路の途中で通路幅が変化する通路を表している。移動ロボット20aは左から右に向かって直進し、移動ロボット20bは、右から左に向かって直進する計画である。また、地図情報121として、ノードA、B、Cの3点と、それらを結ぶリンクが2本ある。リンクABは、2台の移動ロボット20がすれ違うための通路幅が十分に大きいので、常に非競合区間(絶対的な非競合区間)となる。一方で、リンクBCは通路幅が小さく、リンクBC上で移動ロボット20aと移動ロボット20bとですれ違いが予測されるため、リンクBCは競合区間として求まる。なお、リンクBC上で移動ロボット20のすれ違いが予測されない場合には、通路幅が狭くても非競合区間である。
図3の通路には、セキュリティゲートが設置されており、ゲートを通過するための区間がリンクDEとして定義されている。リンクDEは、2台の移動ロボット20がすれ違うために十分な通路幅はあっても、特別な構成であるセキュリティゲートに対応したリンクであるという属性を含むことから競合区間(絶対的な競合区間)となる。ここでは、セキュリティゲートを特別な構成としているが、何を特別な構成とするか、該当するリンク箇所を絶対的な競合区間とするかは適宜決定できる項目である。このため、絶対的な競合区間の設定は必須の要件ではない。また、競合区間の判定には、対象の移動ロボット20の大きさと通路幅を用いて行ってもよいし、通路に付随するその他の属性情報を用いて総合的に判定してもよい。
図4は、非競合区間抽出部112における抽出処理のイメージ図である。図4において、移動ロボット20eは、ノードFからD、Cを経てノードBへの移動を予定しており、移動ロボット20fは、ノードAからC、Dを経てノードEへ移動予定である。
非競合区間抽出部112は、リンクCDの通路幅が十分にある絶対的な非競合区間ではなく、移動ロボット20eと移動ロボット20fとがリンクCDの通過予定のタイミングが重なり、デッドロックが発生することを予測する。換言するならば、非競合区間抽出部112は、現状の経路案ではリンクCDが競合区間となることを予測する(図4の(A)リンクCDが競合区間)。このような場合に非競合区間抽出部112は、確実に衝突が発生しない移動ロボット20fの経路として非競合区間であるリンクACを抽出し、移動ロボット20fはノードAからノードCに到達後、移動ロボット20eがノードCを通過するまで待機し、移動ロボット20eがノードCを通過後、ノードCからノードDを経てノードEへの移動を抽出することになる(図4の(B)リンクCDが非競合区間)。
制御情報更新部113は、非競合区間抽出部112が抽出した経路に基づき、所定の移動ロボット20に対して移動効率を向上するよう制御情報を更新する。また、制御情報の更新処理は、非競合区間抽出部112によって抽出された全ての移動ロボット20の全ての経路が非競合区間になるまで実施する。これによって、移動ロボット20が非競合区間のみによって目的地までの移動ができるまで制御情報を更新することになる。
図5は、制御情報更新における基本処理のイメージ図である。移動ロボット20fが優先される場合の例で説明する(図5の(A))。移動ロボット20fがノードCに到達し、経路情報122を生成する状況を示している。移動ロボット20fの経路は、リンクCD、リンクDEであり、リンクCDは移動ロボット20eとの競合区間である。競合区間となるリンクCDがあるため、移動ロボット20fにとって、確実に衝突の発生しない経路が存在しない状態である。
一方、移動ロボット20eは、競合区間であるリンクCDを通行予定であるが、リンクCDへ侵入していない状態である。この状況下において、移動ロボット20全体の総待ち時間を最小化するように、制御情報の更新を行う。この例では、図5の(A)下部に示すように、移動ロボット20fの制御情報としてリンクCDを通行する制御情報に、移動ロボット20eの制御情報としてノードDまで進行し移動ロボット20fがノードDを通過するまで待機(停止)する制御情報に更新する。
この一連の処理により、移動ロボット20全体の総待ち時間を削減することができる。この例では、先に競合区間の侵入ノードに到達した移動ロボット20fを優先して、この競合区間を通過するよう制御情報を更新している。競合区間のリンクに到達時刻の前後だけではなく、各移動ロボット20の属性情報を用いて優先する移動ロボット20を決定してもよい。属性情報としては、移動速度、実行中のタスク種別、移動ロボット20に付与された優先度等が含まれ、これらの属性情報に重み付けを付けてもよい。
図5の(B)は、移動ロボット20eが優先される場合の例である。移動ロボット20fがノードCに到達した際、すでに移動ロボット20eが競合区間であるリンクCDに侵入していた場合について説明する。リンクCDは、移動ロボット20eと移動ロボット20fとの競合区間となり、これらの移動ロボット20がすれ違うことのできない通路である。よって、移動ロボット20eに対して制御情報の更新は行わず、移動ロボット20fに対して停止する制御命令を生成する。
このケースでは、移動ロボット20fに対して送信される制御命令には、所定の位置まで移動するための経路情報122が含まれる移動命令と、所定の地点(ノードCの手前)で待機するための停止命令が含まれる。移動命令には経路情報122だけでなく、移動速度といった移動の制御に関する属性情報が含まれてもよい。停止命令には、停止位置や停止時間といった停止の制御に関する属性情報が含まれてもよい。
制御情報の更新是非の判断には、通信品質情報を活用してもよい。制御情報更新において通信品質情報を活用する処理のイメージ図である図6を用いて説明する。ここでは、図5と同様に、移動ロボット20e及び移動ロボット20fの経路のうち、リンクCDが競合区間となっている状態を示している。図6の(A)は、移動ロボット20eの通信状況が良い場合の例である。移動ロボット20eは制御情報の受信に失敗する可能性が低いので、移動ロボット20eの制御情報を更新して、移動ロボット20fがノードDを通過するまで移動ロボット20eをノードDの手前で待機するように更新している。特に、移動ロボット20fの通信状況が相対的に劣る場合には、この処理が有効である。
図6の(B)は、移動ロボット20eの通信状況が悪い場合の例である。移動ロボット20eは制御情報の受信に失敗する可能性が高いので、移動ロボット20eの制御命令更新を実施しない。移動ロボット20eに制御命令を送信したにもかかわらず移動ロボット20eがこの情報の受信に失敗した場合には、リンクCDにおいて移動ロボット20同士が衝突してしまうことになる。移動ロボット20eがノードCを通過するまで移動ロボット20fをノードCの手前で待機するように更新する。
このように、通信状況を考慮することでデッドロックや衝突を回避することができる。また、通信状況の判断には、移動ロボット20において無線通信の電波強度を計測してもよい。また、ロボット制御装置10において、移動ロボット20との通信遅延、RTT(Round Trip Time)を計測してもよいし、その他の通信状況を計測する種々の指標を用いてもよい。
制御情報の更新是非の判断に通信状況を用いる以外に、移動ロボット20の走行状態に関する情報を活用してもよい。一例として、移動ロボット20の走行状態が挙げられる。自動扉やセキュリティゲート、エレベーターといった周辺の設備と連動している移動ロボット20は、連動中にこれらの設備以外から命令を受信できないことがある。これにより、設備と連動する移動ロボット20が制御命令を受信できないことを起因とするデッドロックや衝突を回避できる。
図7は、制御情報生成処理の流れを示すフロー図であり、これを用いてロボット制御装置10の動作を説明する。
(ステップS101)
通知受信部101は、移動ロボット20から広義の制御情報を受信し、より具体的には、移動ロボット20から制御情報の送信要求または制御の開始要求を受信する。移動ロボット20に対して移動タスクを生成する外部システムが制御情報の送信要求を送信する。外部システムは、タスクを管理するためのシステムでもよいし、移動ロボット20を管理する管理者であってもよい。移動ロボット20は、制御情報として受信した制御命令が示す動作を完了したタイミングで制御情報の送信要求を送信する。制御開始要求には、移動ロボット20の目的地点が含まれる。また、この移動タスクに関する属性情報を含んでもよい。属性情報には、例えばタスクの優先度などがある。
(ステップS102)
経路生成部111は、経路情報122を参照し、制御情報の送信要求を受信した移動ロボット20について経路を生成しているかどうかを判定する。生成済みであれば、この移動ロボットの経路を非競合区間抽出部112に送信する(ステップS104へ進む。)。生成していなければ、ステップS103へ進む。
(ステップS103)
ロボット走行情報123から取得できる移動ロボット20の位置を出発地から、制御の開始要求に含まれる目的地点までの最適な経路を地図情報121に基づいて算出する。算出方法については、前述したため省略する。
(ステップS104)
ステップS103で算出した経路情報122と、ロボット走行情報123に含まれる移動ロボット20の最新位置とに基づいて、移動ロボット20の経路情報122を更新する。すでに算出した経路情報122を用いることにより、経路算出の演算負荷を抑えることができる。しかしながら、ステップS103の手順と同様に、地図情報121に基づき経路を再計算してもよい。
(ステップS105)
ステップS103において更新した経路情報122に基づいて、非競合区間を抽出する。非競合区間の抽出方法については前述したため省略する。
(ステップS106)
ステップS105において抽出した経路情報122が空であるかを判定する。抽出した経路情報122が空であるということは、図5における移動ロボット20fのように、移動ロボット20が通行予定である直近の通路が競合区間であることと同義である。この経路情報122が空である場合はステップS107へ進み、そうでない場合はステップS108へ進む。
(ステップS107)
制御対象である移動ロボット20の経路と競合している移動ロボット20の経路を経路情報122から取得する。前述した通り、非競合区間にすでに侵入している移動ロボット20が存在する場合には、この移動ロボット20を優先し、制御対象である移動ロボット20に対して停止する制御命令を生成する。反対に、そのような移動ロボット20が存在しない場合には、競合している移動ロボット20に対して、この区間への侵入ノード手前までの経路を制御情報として送信する。
(ステップS108)
ステップS106またはステップS107で生成された制御情報を、制御情報送信部102に対して送信する。その後、無線通信を介して移動ロボット20に対して制御命令を送信する。複数の移動ロボット20に対して制御情報の更新があった場合は、それぞれの移動ロボット20に対して対応する制御情報を送信する。
図8は、移動ロボット20内での処理の流れの一例を示すフロー図であり、これを用いて、ロボット制御装置10に接続する移動ロボット20に関する全体的な動作を説明する。
ロボット制御装置10における制御情報送信部102から送信された制御情報を受信する(ステップS201)。次に、制御情報の種別を判別し、命令が移動のための命令であった場合には、ステップS203へ進み、そうでない場合には、ステップS204へ進む(ステップS202)。
(ステップS203)
制御情報の経路に沿って移動を行う。経路の終点に到達するとステップS205へ進む。
(ステップS204)
制御情報に従い、一時停止を行う。このとき、制御情報に停止位置や停止時間といった停止に係る属性情報が含まれる場合には、これらの情報に従う。そうでない場合には、その場で停止し、適当な時間停止する。停止時間は移動ロボット20ごとに固定の値を持っていてもよいし、移動ロボット20が実行中のタスクの優先度等に応じて動的に決定してもよい。
(ステップS205)
ロボット制御装置10に制御完了を通知する。本ステップをもって、移動ロボット20内での処理の1サイクルが終了する。この通知に基づき、ロボット制御装置10はステップS101からステップS108に述べた方法で制御命令を生成する。この制御命令に基づいて、移動ロボット20は次のサイクルに移行する。
図9は、システム全体の処理の流れを示すフロー図である。移動開始の契機として、外部システムまたは移動ロボット20が移動開始の通知をロボット制御装置10に対して送信し、通信部100は制御情報生成部110に制御情報の生成を要求する。制御情報生成部110は制御情報を生成するための演算を行い、通信部100を介して演算結果である制御情報を通信部移動ロボット20に通知する。移動ロボット20は制御情報の通知に基づいて移動し、制御完了の通知を通信部100に送信する。このサイクルを繰り返すことで移動ロボット20は目的地に到達することができる。
図10は、移動ロボット20が3台以上存在する場合における制御情報生成処理のイメージ図である。図10の(A)は、図5で表した状況に加えて、移動ロボット20gがノードE、D、C、Bの順番にリンクDE、リンクCD、リンクBCを通過する状況を表している。移動ロボット20gにとって、リンクCDは3台の移動ロボット20e、20f、20gとの競合区間である。また、リンクDEは2台の移動ロボット20f、20gとの競合区間であり、移動ロボット20gは既にリンクDEに侵入している。
この状況では、移動ロボット20fの経路についての非競合区間は存在せず、図10の(B)のように、移動ロボット20fはノードCの手前で停止する停止命令を受信する。
その後、移動ロボット20e及び移動ロボット20gがノードDに到達する。移動ロボット20e及びロボット20gは、ノードDに到達した順に、ロボット制御装置10に対して制御完了通知を送信する。移動ロボット20fはノードCの手前で停止しており、移動ロボット20e及び移動ロボット20gにとってリンクCDは非競合区間であるため、ノードDに到着した順で移動ロボット20e、20gに対して移動命令を送信し、リンクCDを通過する(図10(B))。
移動ロボット20fは、一定時間経過後に停止命令の完了を通知する。このとき、制御情報生成部110は、移動ロボット20fから非競合区間を抽出し、移動ロボット20e及び移動ロボット20gがリンクCDを通過していれば、図10(C)で示す経路を移動ロボット20fに対して送信する。そうでない場合、移動ロボット20fには再び停止命令を送信する。
移動ロボット20fに対して非競合区間を抽出する処理では、移動ロボット20fの経路上に他の移動ロボット20が存在するか、及び他の移動ロボット20と経路が競合しているかのみを判別すればよく、状態の予測や推定が必要ないので、低い演算負荷で実現可能である。
図10に示すように、制御情報生成部110は、移動ロボット20を常に監視することなく、制御完了の通知を受信したタイミングでのみ演算を行えばよいので、小さい演算負荷で移動ロボット20を適切に制御できる。
よって、本実施の形態1に記載のロボット制御装置10は、移動ロボット20同士が競合しない制御命令を送信するので、時々刻々と変化する移動ロボット20の状態を監視する必要がなく、処理負荷を低減しつつ効率的な移動ロボット20の制御を実現することができる。
以上のように、ロボットが移動できる通路に関する属性情報が含まれるリンクと、隣接するリンクを接続するノードとを有する地図情報と、地図情報を用いてロボットの目的地までの経路情報を生成する経路生成部と、全てのロボットの経路情報から他のロボットの経路と競合しない非競合区間を抽出する非競合区間抽出部と、ロボットが非競合区間のみによって目的地までの移動ができない場合には、他のロボットの走行情報に応じて制御情報を更新する制御情報更新部と、ロボットに制御情報を送信する制御情報送信部と、非競合区間の移動を終了したとの通知をロボットから受信する通知受信部とを備えるロボット制御装置なので、ロボット制御装置の演算量を削減しつつ、移動ロボット間で発生するデッドロックを回避することができる。
また、このロボット制御装置と、このロボット制御装置によって制御される複数のロボットとを備えるロボット制御システムなので、演算量を削減しつつ、移動ロボット間で発生するデッドロックを回避することができる。
さらに、ロボットが移動できる通路に関する属性情報が含まれるリンクと、隣接するリンクを接続するノードとを有する地図情報を用いてロボットの目的地までの経路情報を生成する経路生成工程と、全てのロボットの経路情報から他のロボットの経路と競合しない非競合区間を抽出する非競合区間抽出工程と、ロボットが非競合区間のみによって目的地までの移動ができない場合には、他のロボットの走行情報に応じて制御情報を更新する制御情報更新工程と、ロボットに制御情報を送信する制御情報送信工程と、非競合区間の移動を終了したとの通知をロボットから受信する通知受信工程とを備えるロボット制御方法なので、ロボット制御装置の演算量を削減しつつ、移動ロボット間で発生するデッドロックを回避することができる。
実施の形態2.
図11は、実施の形態2によるロボット制御装置10のシステム構成を示すブロック図である。なお、図において、同一の符号を付したものは、同一またはこれに相当するものであり、このことは明細書の全文、図面の全図において共通することである。さらに、明細書全文に表れている構成要素の形態は、あくまで例示であってこれらの記載に限定されるものではない。
実施の形態2におけるロボット制御装置10は、制御情報転送部131を備えている点が実施の形態1と異なっており、重複する詳細な説明は省略する。制御情報更新部113が生成した制御情報を受信した制御情報転送部131は、制御情報が停止命令であった場合は、制御情報送信部102を介して移動ロボット20に停止命令を送信することをせずに直接通知受信部101に送信し、制御情報が停止命令では無かった場合は通知受信部101に送信する転送機能を備えている。この機能により、無線通信を経由して送信される制御情報の絶対数が小さくなるので、移動ロボット20及びロボット制御装置10で構成される無線ネットワークの帯域を削減することができる。
制御情報転送部131から制御情報を通知受信部101に転送する際、制御情報が生成されて直ぐに転送してもよいし、制御情報が生成された後、所定の時間が経過した後に転送してもよい。また、制御情報が停止のための命令である場合には、対象の移動ロボット20は非競合区間が抽出できていないことを意味するため、競合している移動ロボット20が競合区間を通過し終わるのを待つ必要がある。このため、直ぐに転送した場合には、同様に停止のための命令が生成される可能性が高いため、所定の時間が経過した後に転送することが望ましくなるなお、転送するまでの時間は、システム内で固定の値を用いてもよいし、移動ロボット20の優先度に基づいて決定してもよい。
図12は、移動ロボット20内での処理の流れの一例を示すフロー図である。
(ステップS301)
ステップS201と同様に、ロボット制御装置10における制御情報送信部102から送信された制御情報を受信する。
(ステップS302)
ステップS301において受信した制御情報の移動経路に沿って移動する。実施の形態1と異なり、停止のための命令は送信されないので、制御情報を判定する必要がない。移動が完了するとステップS303へ進む。
(ステップS303)
実施の形態1におけるステップS205と同様に、ロボット制御装置10に移動完了を通知する。
よって、本実施の形態2におけるロボット制御装置10は、制御情報転送部131を備えたことで停止命令を移動ロボット20に送信しなくてよいので、必要な通信帯域を低減することができる。また、移動ロボット20の処理シーケンスが単純化されるので、ロボット制御装置10に対する適用可能を向上できる。
以上のように、制御情報がロボットの待機を示す場合には、通知受信部に制御情報を送信する制御情報転送部を備えるので、ロボット制御装置の演算量を削減しつつ、移動ロボット間で発生するデッドロックを回避することができる。また、ロボット側で待機を示す制御情報を受信した際の処理が必要ないため、ロボットの実装を単純化できる。さらに、所定時間待機する命令を実行できないロボットもロボット制御装置で管理できる。
実施の形態3.
図13は、実施の形態3によるロボット制御装置10のシステム構成を示すブロック図である。最適退避位置生成部114を有する点で実施の形態1と異なっており、重複する詳細な説明は省略する。最適退避位置生成部114は、制御情報更新部113から制御情報を受信し、移動ロボット20が待避する最適な位置を生成して制御情報送信部102に制御情報として送信する。
最適退避位置生成部114の機能は、移動ロボット20が待避する位置を算出する機能であり、より具体的には、制御情報を送信する対象である移動ロボット20に対して移動再開時に円滑に移動開始できる位置、その他の移動ロボット20が円滑に移動できる位置、これらの両方を満たす位置などを算出する機能である。
図14は、回避経路生成処理のイメージ図である。移動ロボット20hは、ノードF、D、C、Aの順にリンクDF、CD、CAを移動しようとしており、一方、移動ロボット20iは、移動ロボット20hとの競合区間であるリンクCDに侵入できず、リンクACで待機している状態である(図14の(A))。
ここで、リンクACが非競合区間であれば、移動ロボット20iはリンクACで停止し、移動ロボット20hがリンクACに侵入するまで待機することでデッドロックを回避することができる。しかしながら、リンクACが競合区間であれば、移動ロボット20iがリンクACにいる限り、移動ロボット20hがリンクACに進入すると、デッドロックや衝突が発生することになる。また、リンクACが非競合区間であっても、移動ロボット20hと移動ロボット20iとがリンクACですれ違う際に、移動ロボット20の単独走行時(すれ違いがない通常時)に比べて狭くなった通路を走行することになるため、移動ロボット20の走行速度が低下し、移動効率が下がってしまう恐れがある。
このような状況を避けるために、最適退避位置生成部114は、図14の(B)に示すように移動ロボット20iに対してリンクBCで移動ロボット20hがノードCを通過するまで待機するように移動命令を送信する。これにより、移動ロボット20hと移動ロボット20iとが通路上での効率の悪いすれ違いやデッドロックを回避できる。
図14の(B)に示す移動命令の場合には、移動ロボット20iは、リンクBCに侵入した地点で待機する。その後、移動ロボット20hがリンクACに侵入すると、移動ロボット20iは反転しリンクCDへと進む。
ここで、ロボット制御装置10は、移動ロボット20iが次に進む方向が分かっているので、図14の(C)に示すような移動命令を送信してもよい。図14の(C)に示す移動命令を送信した場合には、移動ロボット20hがリンクCDを通過後、移動ロボット20iは反転動作を行うことなくリンクCDへと進むことができる。このような移動命令を行うことで、移動ロボット20hが円滑に移動でき、かつ、移動ロボット20iが停止からの移動再開時に円滑に移動開始できる。
もっとも、図14の(C)に示す移動命令を送信した場合には、移動ロボット20iにとっては、そのまま待機する場合に比べて移動量が増加する。そのため、最適退避位置生成部114は、関係する移動ロボット20の移動速度、消費電力、優先度などを考慮して追加の移動命令を決定することが望ましい。
よって、本実施の形態3に記載のロボット制御装置10は、待機する移動ロボット20に対して、その他の移動ロボット20の経路情報122に基づいて、移動効率を向上させる退避位置を決定することができる。
以上のように、ロボットの他のロボットの走行予定の通路にいる場合には、他のロボットが走行できるように待避する位置を算出する制御指令を生成する待避位置生成部を備えるので、ロボット制御装置の演算量を削減しつつ、移動ロボット間で発生するデッドロックを回避することができる。また、ロボット同士が同じリンク上ですれ違うことを回避することで、ロボットの移動を円滑化できる。
10 ロボット制御装置、20 移動ロボット、100 通信部、101 通知受信部、102 制御情報送信部、110 制御情報生成部、111 経路生成部、112 非競合区間抽出部、113 制御情報更新部、114 最適退避位置生成部、120 格納部、121 地図情報、122 経路情報、123 ロボット走行情報、131 制御情報転送部。

Claims (3)

  1. ロボットが移動できる通路に関する属性情報が含まれるリンクと、隣接する前記リンクを接続するノードとを有する地図情報と、
    前記地図情報を用いて前記ロボットの目的地までの経路情報を生成する経路生成部と、
    全ての前記ロボットの前記経路情報から他の前記ロボットの経路と競合しない非競合区間を前記経路情報と前記リンクとに基づいて抽出する非競合区間抽出部と、
    前記ロボットが前記非競合区間のみによって前記目的地までの移動ができない場合には、他の前記ロボットの走行情報に応じて制御情報を更新する制御情報更新部と、
    前記ロボットに前記制御情報を送信する制御情報送信部と、
    前記非競合区間の移動を終了したとの通知を前記ロボットから受信する通知受信部とを備えることを特徴とするロボット制御装置であって、
    記制御情報更新部は、前記ロボット同志がすれ違うことができない競合区間の走行の順番を決める際には前記ロボットとの通信品質情報が相対的に劣る前記ロボットが前記競合区間を通過するまで通信品質情報が相対的に優れる前記ロボットを待機させるように前記制御情報を更新し、また前記ロボットが前記非競合区間のみによって前記目的地までの移動ができるまで前記制御情報を更新し、さらに前記競合区間の走行の順番を前記ロボット間で優先度を決めて前記制御情報を更新し、他の区間にいる前記ロボットに対して常に競合区間となる前記絶対的な前記競合区間にいる前記ロボットの走行を優先し、
    記非競合区間抽出部は、前記ロボットがすれ違うには十分な通路幅がある前記非競合区間であっても特別な構成がある場合には、絶対的な競合区間として扱うことを特徴とするロボット制御装置
  2. 求項1に記載のロボット制御装置と、
    前記ロボット制御装置によって制御される複数の前記ロボットとを備えることを特徴とするロボット制御システム
  3. ボットが移動できる通路に関する属性情報が含まれるリンクと、隣接する前記リンクを接続するノードとを有する地図情報を用いて前記ロボットの目的地までの経路情報を生成する経路生成工程と、
    全ての前記ロボットの前記経路情報から他の前記ロボットの経路と競合しない非競合区間を前記経路情報と前記リンクとに基づいて抽出し、前記ロボットがすれ違うには十分な通路幅がある前記非競合区間であっても特別な構成がある場合には常に競合区間となる絶対的な競合区間として扱う非競合区間抽出工程と、
    前記ロボットが前記非競合区間のみによって前記目的地までの移動ができない場合には他の前記ロボットの走行情報に応じて制御情報を更新し、また前記ロボットが前記非競合区間のみによって前記目的地までの移動ができるまで前記制御情報を更新し、さらに前記ロボット同志がすれ違うことができない前記競合区間の走行の順番を前記ロボット間で優先度を決めて前記制御情報を更新し、他の区間にいる前記ロボットに対して前記絶対的な前記競合区間にいる前記ロボットの走行を優先する制御情報更新工程と、
    前記ロボットに前記制御情報を送信する制御情報送信工程と、
    前記非競合区間の移動を終了したとの通知を前記ロボットから受信する通知受信工程とを備えることを特徴とするロボット制御方法。
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