JP7124845B2 - エレベータの非接触給電システム - Google Patents
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Description
図1は、実施形態に係るエレベータの非接触給電システムを示した概念図である。非接触給電システムは、エレベータにおいて乗りかごKへの給電を非接触で行うシステムである。本実施形態では、非接触給電システムは、磁界結合の一種である磁界共鳴を利用して乗りかごKへの給電を行うものであり、導体線1と、受電コイル2と、を備える。
[2-1]第1変形例
図4は、第1変形例に係るエレベータの非接触給電システムを示した概念図である。図4に示されるように、非接触給電システムは、昇降路内に配された補助線4を更に備えていてもよい。ここで、補助線4は、比較的強度の高いワイヤ(番線など)であり、昇降路の天井や床、或いはガイドレールに取り付けられたレールブラケットなどに固定されることにより、一対の垂下部10A及び10Bと並んで上下に張られる。従って、補助線4自体は、導体線1や乗りかごKなどに比べて、殆ど揺れることがない。
図5(A)及び(B)は、第2変形例として保持具3に関する2つの例を示した図である。図5(A)に示されるように、第1アーム部31の溝310Aの内面には、当該内面に沿って周方向に延びた鍔状の突起35が設けられていてもよい。また、第1アーム部31の溝320Aの内面にも、同様の突起35が設けられていてもよい。このような構成によれば、導体線1への保持具3の取付け時において、溝310A及び310Bに通された一対の垂下部10A及び10Bに突起35を食い込ませることが可能になる。そして、垂下部10A及び10Bに突起35が食い込むことにより、導体線1に沿って保持具3が滑り落ちにくくなり、導体線1に対して保持具3が強固に固定される。尚、同様の突起35は、第2アーム部32の溝320A及び320Bにも設けることができる。
図6(A)及び(B)は、第3変形例として保持具3に関する2つの他の例を示した図である。これらの図に示されるように、保持具3は、ヒンジ部33を持たないものであってもよく、そのような構成においては、次のような手段により第1アーム部31と第2アーム部32とを互いに近接又は接触させた状態で固定することができる。1つ目の手段として、図6(A)に示されるように、第1アーム部31の両端部に係止部34を設け、第2アーム部32を2つの係止部34で抱き込むようにして第2アーム部32の左右の両角に爪部342を引っ掛かけることにより、第1アーム部31に対して第2アーム部32を固定する。2つ目の手段として、図6(B)に示されるように、係止部34に代えて、第1アーム部31及び第2アーム部32の両端部をバンド37で結束する。
上述した保持具3は、図2に示されるように一対の垂下部10A及び10Bを通す溝が第1アーム部31及び第2アーム部32の両方に形成されたものに限らず、第1アーム部31及び第2アーム部32の何れか一方にだけ形成されたものに変更されてもよい。このような変更が可能かどうかは、変更したときに導体線1を溝に挿入できるか否か(即ち、導体線1の断面形状)によって決まるが、例えば導体線1の断面形状が四角形である場合には、図7に示されるように、溝を、深さ方向において一定の幅で形成できるため、第1アーム部31及び第2アーム部32の何れか一方にだけ溝を形成した場合でも、当該溝に導体線1を挿入できる。図7の例では、断面形状が四角形である導体線1に対応させて、第2アーム部32にだけ溝320A及び320Bを形成した場合が示されている。
上述した非接触給電システムの各部構成は、磁界共鳴を利用して乗りかごKへの給電を行うエレベータに限らず、磁界結合の一種である電磁誘導を利用して乗りかごKへの給電を行うエレベータにも適用できる。
2 受電コイル
3 保持具
4 補助線
K 乗りかご
10A、10B 垂下部
30A、30B 孔
31 第1アーム部
31a 面
32 第2アーム部
32a 面
32b 先端面
32c 角
33 ヒンジ部
34 係止部
35、36 突起
37 バンド
Dm 移動方向
Lt 所定間隔
310A、310B、320A、320B 溝
341 可撓部
342 爪部
Claims (5)
- エレベータにおいて乗りかごへの給電を非接触で行う非接触給電システムであって、
給電用の磁界を発生させる導体線であり、昇降路内において下方へ垂れ下がった一対の垂下部を有する導体線と、
前記乗りかごに設けられ、磁界結合によって前記導体線から電力を受け取る受電コイルと、
前記導体線に取り付けられることによって当該導体線にだけ固定される保持具であり、前記一対の垂下部を、それらの間に所定間隔を空けて保持する保持具と、
を備える、エレベータの非接触給電システム。 - 前記保持具を複数備え、
前記乗りかごの移動方向における前記導体線の複数箇所にて前記一対の垂下部が前記保持具により保持される、請求項1に記載のエレベータの非接触給電システム。 - エレベータにおいて乗りかごへの給電を非接触で行う非接触給電システムであって、
給電用の磁界を発生させる導体線であり、昇降路内において下方へ垂れ下がった一対の垂下部を有する導体線と、
前記乗りかごに設けられ、磁界結合によって前記導体線から電力を受け取る受電コイルと、
前記昇降路内に配された補助線であり、前記一対の垂下部に並んで上下に張られる2本のワイヤと、
前記2本のワイヤに両端部がそれぞれ固定されており、その状態のまま前記導体線に取り付けられることによって当該導体線と前記2本のワイヤとにだけ固定される保持具であり、前記乗りかごの移動方向における前記導体線の複数箇所において、前記一対の垂下部を、それらの間に所定間隔を空けて保持する複数の保持具と、
を備える、エレベータの非接触給電システム。 - 前記保持具は、前記一対の垂下部を挟むための第1アーム部及び第2アーム部を有し、
前記第1アーム部及び前記第2アーム部の少なくとも何れか一方に、前記一対の垂下部をそれぞれ通す2つの溝が、それらの間に前記所定間隔を空けて形成されている、請求項1~3の何れかに記載のエレベータの非接触給電システム。 - 前記溝の内面には、当該溝に通された前記垂下部に食い込む突起が設けられている、請求項4に記載のエレベータの非接触給電システム。
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