JP7123290B2 - ターボファン - Google Patents
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Description
[ターボファン100の構成]
図1は、実施の形態1に係るターボファン100を示す斜視図である。図2は、実施の形態1に係るターボファン100の要部を示す断面図である。図3は、実施の形態1に係るターボファン100の要部を示す平面図である。図1に示す回転方向Rは、ターボファン100が回転する方向である。また、回転軸RSは、ターボファン100の仮想の回転軸である。図1~図3を用いて、実施の形態1に係るターボファン100について説明する。
ハブ1は、ターボファン100の回転軸RSに沿って投影的に見た場合に円形をなしており、図1に示すように、主板2側からシュラウド3側に向かって山状に盛り上がる略円錐台形状に形成されている。なお、ハブ1の形状は、上記形状に限定されるものではなく、他の形状であってもよい。ハブ1には、モータ等の回転軸が接続される。
主板2は、ハブ1を備え、モータ等の駆動によりハブ1と共に回転する回転体である。主板2は、ハブ1が中央に設けられた円盤状に形成されている。主板2は、平板状に形成されているが、主板2の形状は当該形状に限定されるものではない。例えば、主板2は、ハブ1を中心に山状に形成されてもよく、すなわち、傾斜面を有する円環状に形成されてもよい。
シュラウド3は、主板2と対向して配置されている。シュラウド3は、ターボファン100において空気を吸い込む側の導風壁を形成している。また、シュラウド3は、複数の羽根4と連結することで、各羽根4の先端の位置関係を維持し、かつ、複数の羽根4の強度を補強している。
図1に示すように、シュラウド3には、複数の羽根4のうち、隣り合う羽根4と羽根4との間で、かつ、後述する複数の凸構造5のそれぞれの回転下流側に位置する部分に、連通口7が形成されている。換言すれば、シュラウド3は、羽根4の回転下流側3aに位置する部分に、シュラウド外面3c側からシュラウド内面3d側へ空気を還流させる連通口7が設けられている。シュラウド外面3cは、シュラウド3の外面であり、主板2と対向する側とは反対側の壁面である。また、シュラウド外面3cは、羽根4が設けられていない側の壁面である。シュラウド内面3dは、シュラウド3の内面であり、主板2と対向する側の壁面である。シュラウド内面3dは、羽根4が設けられている側の壁面である。
シュラウド3は、シュラウド3と羽根4とを互いに嵌合させるため、複数の羽根4が取り付けられる嵌合部30に、シュラウド3の外部に凸となり、内側に複数の羽根4の端部のそれぞれが挿入される複数の凸構造5を有する。すなわち、シュラウド3は、シュラウド3と羽根4とを互いに嵌合させるため、シュラウド3のうち羽根4と接する部分には凸構造5が設けられている。
羽根4は、主板2の回転時に主板2と共に回転し、主板2の中心から外周側へと向かう気流を発生させる。羽根4は、後傾した羽根である。複数の羽根4は、主板2とシュラウド3との間に配置され、主板2とシュラウド3とに取り付けられている。複数の羽根4はそれぞれ、ターボファン100の回転軸RSの軸方向において、一端側が主板2に接合され、他端側がシュラウド3に接合されている。
ターボファン100は、ハブ1に接続されたモータの回転によって、主板2が回転すると、主板2に固定された羽根4が回転軸RSを中心に周方向に移動する。そして、主板2が回転方向Rに回転すると、ターボファン100の外の空気は、吸い込み口13を通じて主板2及びシュラウド3と複数の羽根4とによって囲まれた空間に吸い込まれる。そして、ターボファン100は、羽根4が主板2と共に回転することで、主板2及びシュラウド3と複数の羽根4とによって囲まれた空間に吸い込まれた空気を隣接する羽根4同士の間に通して、径方向外方に送り出す。
ターボファン100は凸構造5を有し、凸構造5は、連通口7の回転上流側の部分に、シュラウド3の回転方向Rに凸構造5を横断する溝を構成する溝部5cを有している。ターボファン100は、溝部5cによって、凸構造5の回転上流側から回転下流側に空気が流れるため、凸構造5の回転下流側に生じる負圧を解消することができる。そのため、ターボファン100は、連通口7の内外の差圧を大きくし連通口7を通過する還流を誘起することができ、シュラウド内面3dに生じる空気の流れの剥離を効果的に抑制することができる。
[ターボファン100Aの構成]
図4は、実施の形態2に係るターボファン100Aの要部を示す平面図である。なお、図1~図3のターボファン100と同一の構成を有する部位には同一の符号を付してその説明を省略する。実施の形態2に係るターボファン100Aは、実施の形態1に係るターボファン100における溝部5cの構成を更に特定するものである。従って、以下の説明では、図4を用いて、溝部5cの構成を中心に説明する。
実施の形態2に係るターボファン100Aは、シュラウド3の回転に伴い溝部5cに流入する空気の流れる方向において、溝部5cの幅を空気の入口側から出口側にかけて徐々に縮小するように形成されている。このような構成によれば、実施の形態2に係るターボファン100Aは、実施の形態1に係るターボファン100と比較して大きな風量の空気の流れを縮流させて連通口7に流入させることができる。そのため、実施の形態2に係るターボファン100Aは、実施の形態1に係るターボファン100と比較して還流A3の流速が大きくなり、空気の流れの剥離を抑制する効果を一層得ることができる。
[ターボファン100Bの構成]
図5は、実施の形態3に係るターボファン100Bの要部を示す平面図である。なお、図1~図4のターボファン100等と同一の構成を有する部位には同一の符号を付してその説明を省略する。実施の形態3に係るターボファン100Bは、実施の形態1に係るターボファン100、又は、実施の形態2に係るターボファン100Aにおける溝部5cの構成を更に特定するものである。従って、以下の説明では、図5を用いて、溝部5cの構成を中心に説明する。
ターボファン100Bは、凸構造5の溝部5cにおいて、溝部5cの空気の流れの入口側と出口側とに設けた角部のラウンド形状によって、溝部5cを通過する空気流A4の入口圧力損失と出口圧力損失とがそれぞれ低減される。したがって、ターボファン100Bは、溝部5cを構成する角部にラウンド形状がない場合と比較して連通口7の流入側の圧力が高くなり、還流A3の流速を増幅することができる。そのため、ターボファン100Bは、シュラウド内面3dに発生する空気の流れの剥離を効果的に抑制することができ、ターボファン100Bのより一層の高効率化を実現することができる。
[ターボファン100Cの構成]
図6は、実施の形態4に係るターボファン100Cの要部を示す平面図である。なお、図1~図5のターボファン100等と同一の構成を有する部位には同一の符号を付してその説明を省略する。実施の形態4に係るターボファン100Cは、実施の形態1に係るターボファン100、実施の形態2に係るターボファン100A、及び、実施の形態3に係るターボファン100Cの外周側凸部5bの形状を更に特定するものである。従って、以下の説明では、図6を用いて、外周側凸部5bの構成を中心に説明する。
実施の形態4に係るターボファン100Cの外周側凸部5bは、連通口7に沿って回転下流側に延長され、シュラウド3の側板外周縁部33と、連通口7との間に延びるように形成されている延長部5hを有している。実施の形態4に係るターボファン100Cは、延長部5hによって、実施の形態1~3に係るターボファン100等において、延長部5hがない場合には連通口7に流入せず流れていたシュラウド外面3cの空気流A4の一部をせき止めることができる。すなわち、実施の形態4に係るターボファン100Cは、延長部5hが設けられていない場合には連通口7を通らずシュラウド3の外部を循環していた空気の流れの一部が、延長部5hによってせき止められ連通口7へ流入するようになる。
[ターボファン100の構成]
図9は、実施の形態1~4に係るターボファン100等の効率特性の一例を示す棒グラフである。実施の形態5では、実施の形態1~4に係るターボファン100等について具体的な実施の一例を示す。図9の横軸は、ターボファンの種類を示している。「特許文献1」は、特許文献1に基づくターボファンであり、「溝なし」は、後述する基本構成のターボファンである。なお、特許文献1に基づくターボファンは、凸構造5を有していない。「形態1」は、基本構成のターボファンに対し溝部5cが設けられた、実施の形態1に係るターボファン100である。「形態2」は、基本構成のターボファンに対し溝部5cが設けられた、実施の形態2に係るターボファン100Aである。「形態3」は、基本構成のターボファンに対し溝部5cが設けられた、実施の形態3に係るターボファン100Bである。「形態4」は、基本構成のターボファンに対し溝部5cが設けられた、実施の形態4に係るターボファン100Cである。図9の縦軸は、ターボファンのファン効率を示している。
Claims (6)
- 回転軸が接続されるハブを備えた主板と、
前記主板と対向して配置されたシュラウドと、
前記主板と前記シュラウドとの間に配置された複数の羽根と、
を有し、
前記シュラウドは、
前記複数の羽根が取り付けられる嵌合部に、前記シュラウドの外部に凸となり内側に前記複数の羽根のそれぞれの端部が挿入される複数の凸構造を有し、
前記シュラウドの回転方向において、ある対象物より前方側を回転上流側と定義し、ある対象物より後方側を回転下流側と定義した場合に、
前記シュラウドには、
前記複数の羽根のうち、隣り合う羽根と羽根との間で、かつ、前記複数の凸構造のそれぞれの回転下流側に位置する部分に、貫通孔である連通口が形成されており、
前記複数の凸構造はそれぞれ、
前記連通口の回転上流側の部分に、前記回転方向に前記凸構造を横断する溝を構成する溝部を有するターボファン。 - ターボファンの仮想の回転軸からの距離を距離rと定義し、
前記仮想の回転軸と前記連通口の内周側の縁部との間の距離を距離Raと定義し、
前記仮想の回転軸と前記連通口の外周側の縁部との間の距離を距離Rbと定義し、
前記仮想の回転軸と前記溝部の内周側の縁部との間の距離を距離Rcと定義し、
前記仮想の回転軸と前記溝部の外周側の縁部との間の距離を距離Rdと定義し、
前記連通口の開口部が、距離Ra<距離r<距離Rbの範囲に位置し、
前記溝部の出口部が、距離Rc<距離r<距離Rdの範囲に位置するとした場合に、
前記溝部と前記連通口とは、距離Ra<距離Rc<距離Rb、又は、距離Ra<距離Rd<距離Rbを満たすように形成されている請求項1に記載のターボファン。 - 前記シュラウドの回転に伴い前記溝部に流入する空気の流れる方向において、前記溝部の幅が空気の入口側から出口側にかけて徐々に縮小するように形成されている請求項1又は2に記載のターボファン。
- 前記シュラウドの回転に伴い前記溝部に流入する空気の流れる方向において、前記溝部の空気の入口側及び出口側の少なくとも一方の角部がラウンド形状に形成されている請求項1~3のいずれか1項に記載のターボファン。
- 前記複数の凸構造はそれぞれ、
前記溝部に対して前記シュラウドの内周側に位置する内周側凸部と、
前記溝部に対して前記シュラウドの外周側に位置する外周側凸部と、
を有し、
前記外周側凸部は、
前記連通口に沿って回転下流側に延長され、前記シュラウドの外周縁部と、前記連通口との間に延びるように形成された延長部を有する請求項1~4のいずれか1項に記載のターボファン。 - 前記外周側凸部は、
前記延長部の幅と高さとの少なくとも一方が回転上流側から回転下流側に向かって徐々に縮小するように形成されている請求項5に記載のターボファン。
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