JP7122065B2 - プレス成形品の成形方法 - Google Patents

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Description

本発明は、管状のプレス成形品の成形方法に関する。
断面円形の管状部品を成形する方法として、所定の形状に切断されたトリム品を、U曲げ金型でプレス成形して断面U字形状の中間成形品を形成した後、この中間成形品をO曲げ金型でプレス成形し、中間成形品の端部同士を突き合わせて管状に成形する、いわゆるUO曲げ成形方法が知られている(例えば、下記の特許文献1参照)。
特開2014-4626号公報
前述したO曲げ工程として、例えば図4(A)~(E)に示すように、平板状のワークをU曲げ成形等によって加工した中間成形品5を、下型32にセットする。そして、中間成形品5に対して、上型31を降下させて押し付けることで、中間成形品5の肩曲げ部12aを湾曲させ、上端12d同士を突き合わせる{図4(A)~図4(C)参照}。この状態から、上型31をさらに中間成形品5に押し付けることで、上端12d同士の突き合わせによる内部応力を発生させる。そして、この内部応力により、肩曲げ部12aを上型31の成形面31aに張り付かせ、中間成形品5の断面を成形面3aに沿った管状部品1に成形することができる{図4(D)~図4(E)参照}。
上記のO曲げ成形では、肩曲げ部を上型に張りつかせ、ワークの各断面を所望の管形状に精度良く成形するために、管状部品の長手方向の各断面において、端部同士が適切に突き合わせされることが重要である。
このため、管状部品の端部同士の突き合わせ精度を高める作業が行われる。具体的には、試作した管状部品の端部同士の隙間や突き合わせの状態を評価して、トリム品の形状を修正することで、端部同士の突き合わせ精度を高め、管状部品の成形精度を高める作業が行われる。
しかし、突き合わせ部が管状部品の長手方向と交差する方向へ湾曲している場合{例えば、図1(A)の管状部品1の突き合わせ部1a参照}、突き合わせ部を構成するトリム品の端部が、各曲げ工程により、長手方向に沿って伸び縮みするため、仮に成形後の管状部品の突き合わせ部に隙間が生じている箇所を発見しても、この箇所が、トリム品のどの部分に該当するかが分からず、トリム品の形状を適切に修正することが難しかった。従って、管状部品の成形→突き合わせ部の確認→トリム品の修正→再度の管状部品の成形、というサイクルを繰り返す必要があり、製造コストが高騰していた。
このような事情から、本発明では、ワークの形状の修正の手間を軽減することで、管状部品の製造を容易化して低コスト化を図ることを課題とする。
上記の課題を解決するため、本発明は、金属板からなるワークを曲げ成形して端部同士を当該端部の延在方向に沿って突き合わせることにより、長手方向と交差する方向に湾曲した管状部品をプレス成形する、プレス成形品の成形方法であって、曲げ成形前に、前記ワークの突き合わせる側の端部側であって、当該端部の延在方向に沿って、間隔をおいて複数箇所にマーキングを形成することを特徴とする。
本発明によれば、ワークの端部側に予め形成したマーキングにより、曲げ成形の前後で、端部同士の突き合わせ部の位置関係を対応させることができる。従って、端部形状を容易に修正することができるため、O曲げ時の端部同士の突き合わせの精度を高めることができ、その修正回数を減らすことができる。
また、曲げ成形の前後のマーキングの形状を比較することにより、管状部品における端部側の部材の変形方向を視覚的に確認したり、その変形量を定量的に評価することができるため、端部形状の修正が容易になる。
本発明によれば、ワークの形状の修正の手間を軽減し、管状部品の製造を容易化し、製造コストを低減することができる。
(A)は管状部品の斜視図、(B)は同平面図、(C)は同側面図である。 (A)~(F)は、管状部品の成形方法の手順を示す断面図である。 (A)~(D)は、中間曲げ工程を示す断面図である。 (A)~(E)は、O曲げ工程を示す断面図であり、図1(B)のX-X断面における中間成形品の形状変化を示す。 フランジ部の切断箇所に施すマーキングを示す図である。 マーキングを施した状態の管状部品の平面図である。 曲げ成形前後のマーキングの変化を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
本実施形態では、図1に示す管状部品(プレス成形品)1をプレス成形により成形する方法を示す。管状部品1は、金属板の端部同士を突き合わせて、管状に成形したものである。尚、以下の説明では、便宜上、管状部品1の突き合わせ部1aがある側を上方、その反対側を下方とし、管状部品1の長手方向及び上下方向と直交する方向を幅方向とする。
管状部品1は異形断面(非円形断面)を有する。本実施形態の管状部品1は、図1(A)に示すように、断面略矩形状をなし、長手方向で断面形状が変化している。具体的には、管状部品1の一端側の開口部は、上下方向寸法と幅方向寸法とが略等しい略円形を成し、管状部品1の他端側の開口部は、上下方向寸法よりも幅方向寸法が大きい扁平形状を成している。管状部品1の長手方向中間部は、一端から他端へ向けて断面形状を徐々に変化させながら滑らかに連続している。管状部品1は、底部1bと、底部1bの幅方向両端から上方に立ち上がった一対の側部1cと、一対の側部1cの上端から幅方向内側に延びる一対の上部1dとを有する。一対の上部1dの端部同士を突き合わせて、突き合わせ部1aが形成される。底部1bと各側部1cとの境界には曲げ部(以下、「底曲げ部1e」と言う。)が設けられ、各側部1cと各上部1dとの境界には曲げ部(以下、「肩曲げ部1f」と言う。)が設けられる。本実施形態の管状部品1は、長手方向と交差する方向(上下方向および幅方向)へ湾曲しており、具体的には、図1(B)に示す平面視及び図1(C)に示す側面視のいずれにおいても湾曲している。
図2に示すように、本実施形態のワーク2に、絞り工程、マーキング工程、切断工程、U曲げ工程、中間曲げ工程、O曲げ工程、及び溶接工程を施すことにより、ワーク2は、平板の状態から各中間成形品を経て、最終的に管状部品1に成形される。尚、図2では、管状部品1のうち、扁平形状を成した他端側の開口部付近における形状変化のみを示している。
絞り工程では、図2(A)に示す平板状のワーク2を、絞り金型(図示省略)に押し付けることで、図2(B)に示すように、絞り成形品3を成形する。絞り成形品3は、底部11と、底部11の幅方向両端から上方に立ち上がった一対の縦壁部12と、各縦壁部12の両端から幅方向外側へ延在するフランジ部14とを有する。底部11と各縦壁部12との境界には、底曲げ部13が設けられる。絞り成形品3の下方部分(底部11及び底曲げ部13)の形状は、完成品の管状部品1の下方部分(底部1b及び底曲げ部1e)の形状と略同一である。すなわち、絞り成形品3の底部11及び底曲げ部13は、長手方向で断面形状が変化しており、且つ、平面視及び側面視のいずれにおいても湾曲している。
マーキング工程では、各フランジ部14の長手方向に、後述するヒートマークを施す。切断工程では、図2(C)に示すように、レーザー加工により、各フランジ部14の端部側を、長手方向(図の紙面手前奥方向)に沿って所望の長さに切断し、トリム品4を成形する。
U曲げ工程では、トリム品4のフランジ部14をU曲げ金型(図示省略)でプレスして、縦壁部12の側へ曲げ成形する。これにより、図2(D)に示すように、断面略U字形状の中間成形品5を得る。中間成形品5は、底部11と、底部11の幅方向両端から上方に立ち上がった一対の縦壁部12と、底曲げ部13とを有する。
中間曲げ工程では、中間成形品5をプレスして、中間成形品5の縦壁部12に肩曲げ部12aを成形する。中間成形品5に中間曲げ工程を施す中間曲げ金型20は、図3に示すように、互いに接近離反可能な上型21と下型22とからなる。本実施形態では、下型22が固定型であり、上型21が、図示しない駆動手段で昇降される可動型である。尚、図3では、中間成形品5のうち、扁平形状を成した他端側の開口部付近に対応する部分の形状変化のみを示している。
上型21は、上方に行くにつれて互いに接近する方向に傾斜した一対の傾斜面21aと、各傾斜面21aの上端から下向きに延びる一対の係止面21bと、各傾斜面21aの下方に設けられた一対の肩曲げ部成形面21cとを有する。一対の係止面21bは、上型21の本体部21eと一体又は別体に設けられた係止部21dに設けられる。図示例では、本体部21eと係止部21dとが別体に設けられている。肩曲げ部成形面21cは、傾斜面21aの下端と滑らかに連続している。下型22には、中間成形品5がセットされる凹部22aが設けられる。凹部22aは、中間成形品5の下方部分(底部11及び底曲げ部13)と同一形状を成している。
中間曲げ工程では、まず、図3(A)に示すように、下型22の凹部22aに中間成形品5の底部11をセットする。そして、上型21を降下させて、中間成形品5の一対の縦壁部12の上端12dを上型21で下方に押し込むことにより、図3(B)に示すように、一対の縦壁部12の上端12dが上型21の傾斜面21aに沿って幅方向内側にガイドされ、一対の縦壁部12が幅方向内側に傾斜して上端12dが上型21の係止面21bに突き当たる。これにより、一対の縦壁部12の上端12dが、幅方向に離間した状態で、それ以上幅方向内側(互いに接近する側)への移動が規制される。この状態で、さらに上型21を降下させると、縦壁部12が長さ方向に圧縮されて座屈が生じ、縦壁部12の中間部が外側に膨出する{図3(C)参照}。さらに上型21を降下させると、縦壁部12の膨出部が上型21の肩曲げ部成形面21cに押し付けられ、これにより縦壁部12の中間部に肩曲げ部12aが成形される{図3(D)参照}。
図2(E)に示すように、こうして成形された中間成形品5の一対の縦壁部12には、肩曲げ部12aと、肩曲げ部12aから下方に延びる側部12bと、肩曲げ部12aから斜め上方に延びる傾斜部12cとが設けられる。肩曲げ部12aは、完成品の管状部品1の肩曲げ部1fの一部と同じ形状を成し、図示例では、管状部品1の肩曲げ部1fと同じ曲率の円弧形状を成している。
O曲げ工程では、中間曲げ工程が施された中間成形品5をさらにプレスして、中間成形品5の端部同士を突き合わせ、管状部品1を成形する{図2(F)参照}。中間成形品5にO曲げ工程を施すO曲げ金型30は、図4に示すように、互いに接近離反可能な上型31と下型32とからなる。図示例では、下型32が固定型であり、上型31が、図示しない駆動手段で昇降される可動型である。下型32には、中間成形品5の底部11をセットするための凹部32aが設けられる。上型31には成形面31aが設けられる。図4で示される断面において、上型31の成形面31aは、完成品である管状部品1の上方部分(上部1d及び肩曲げ部1f)と同一形状を有する。
一例として、図1(B)のX-X断面における中間成形品5のO曲げ成形による形状変化を、図4を用いて説明する。下型32の凹部32aに中間成形品5をセットした後、上型31を降下させると、上型31の成形面31aが中間成形品5の縦壁部12の上端12dに当接する{図4(A)参照}。さらに上型31を降下させると、中間成形品5の縦壁部12の上端12dが上型31で下方に押し込まれ、中間成形品5の肩曲げ部12aがさらに曲げられて、縦壁部12の上端12d同士が突き合う{図4(B)及び(C)参照}。さらに上型31を降下させると、上端12d同士の突き合わせによって生じる内部応力により、縦壁部12の肩曲げ部12aがさらに曲げられて上型31の成形面31aに近づくように変形し、下死点の直前で、中間成形品5の端部領域Pが互いに略平行となる{図4(D)参照}。そして、上型31を下死点まで降下させることで、縦壁部12の端部同士が互いに突っ張った状態で、縦壁部12全体が上型31の成形面31aに押し付けられて、管状部品1が成形される{図4(E)参照}。そして、突き合わせ部1aを溶接することにより、管状部品1が完成する。
ところで、本実施形態では、上記マーキング工程において、絞り成形品3にマーキングを施す。具体的には、図2(B)に示す絞り加工後に、図5(A)に示すように、マーキングとしてのヒートマーク50を施す。ヒートマーク50は、切断線Xをまたぐようにして、それぞれの側に交互に突出する矩形状が連続して形成され、本実施形態では、ヒートマーク50の各矩形部分の幅は、略10mmの等間隔に設定される。なお図5では、便宜上、切断線Xを略水平線として記載しているが、必ずしも水平ではなく、長手方向(図の左右方向)の各位置における必要な切断長さに応じて、各切断位置が決定される。
そして、レーザー加工機により、切断線Xに沿って絞り成形品3の両端を切断し、トリム品4を成形する{図2(C)参照}。これにより、図5(B)に示すように、トリム品4のフランジ部14の端部側には、同一幅の略矩形状のヒートマーク50が、等間隔に配置されることになる。
ヒートマーク50は、レーザー加工機の出力を落とした状態で、フランジ部14の表面にレーザーを照射することで形成され、絞り成形品3の幅方向の両側に設けられたフランジ部14{図2(B)参照}にそれぞれ形成される。ヒートマーク50を、切断線Xをまたぐようにして形成される一続きの線部とすることで、一度のレーザー照射でヒートマーク50を形成することができ、その作業性が向上する。
そして、前述した各曲げ工程{図2(D)~図2(F)参照}を経て、管状部品1を成形すると、図6に示すように、それぞれの上部1dに、突き合わせ部1aに沿って、複数のヒートマーク50が配置される。
突き合わせ部1aは、管状部品1の長手方向に延在し、長手方向と交差する各方向{上下方向および幅方向、図1(B)および図1(C)参照}へ湾曲している。つまり、トリム品4の状態(以下、この状態を単に曲げ成形前とも呼ぶ)から、各曲げ成形を経ることで、上端12dの側がこれらの方向へ湾曲成形されて(以下、この状態を単に曲げ成形後とも呼ぶ)、管状部品1が成形される。
突き合わせ部1aに沿って複数のヒートマーク50を配置することにより、曲げ成形前と曲げ成形後との間で、突き合わせ部1aにおける両者の位置関係を対応させることができ、トリム品4の形状を正確に修正することができる。例えば、図6の拡大図に示すように、右から3番目のヒートマーク50に対応する位置で、突き合わせ部1aに隙間が生じていることを確認した場合、切断工程で、絞り成形品3の長手方向において、右から3番目のヒートマーク50に対応する位置の切断長さを小さくする、つまり、トリム品4のフランジ部14の該当部分の幅を長くし、突き合わせ部1aの隙間をつめることができる。このように、本実施形態では、ヒートマーク50を基準にすることで、トリム品4の形状の修正箇所を的確に設定することができ、その修正回数を減らすことができると共に、管状部品1の成形精度を高めることができる。
本実施形態のように、マーキングとして、フランジ部14の端部側に、等間隔で同一幅のヒートマーク50を形成することで{図5(B)参照}、曲げ成形前と曲げ成形後の位置関係の対応を容易にとることができる。
また、曲げ成形後のヒートマーク50の形状から、金属材の伸び方向や長さを視覚的に確認することもできる。例えば、図7に示すように、曲げ成形前には正方形状だったヒートマーク50(図7左側参照)が、曲げ成形後に、平行四辺形状(図7右側参照)に変形した場合、金属材が、この部分において、図の右方向へ引き延ばされたことが分かる。そして、管状部品1の長手方向に沿って形成された各ヒートマーク50の形状を確認することで、管状部品1の長手方向の各位置における素材の変形方向を確認することができる。また、曲げ成形後のヒートマーク50の幅を測定することで、金属材が曲げ成形によって伸びたか縮んだかを知ることができ、その伸縮量を定量的に評価することもできる。例えば、曲げ成形前のヒートマーク50の幅A1が10mmであるのに対して、曲げ成形後のヒートマーク50の幅A2が12mmであったとすると、金属材のこの部分が、曲げ成形によって2mmだけ引き伸ばされたことがわかる。このような変形量の大小により、金属材の割れが生じやすい箇所の評価をするといったことも可能である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加え得ることは勿論である。
ワークに形成されるマーキングは、本実施形態のように、レーザー加工により形成されるヒートマークに限らず、切削加工でマーキングを施してもよいし、シール材を貼り付ける等してもよい。また、ヒートマークの形状は、図5(B)に示すような矩形状に限らず、曲げ成形前と曲げ成形後のワークに対して、その長手方向の位置関係の対応がとれる適宜の形状を採用することができる。
以上の実施形態では、ワーク(絞り成形品3)の切断前にヒートマークを施すものとしたが、これに限らない。ヒートマークを施すタイミングは、中間成形品5の上端12d(図4参照)が、管状部品1が長手方向と交差する方向へ湾曲成形される前であればよく、例えば、上記切断後にヒートマークを施すこともできる。
以上の実施形態では、管状部品1の製造工程におけるU字形成工程として、絞り工程およびU曲げ工程を含むものしたが、その一方のみの工程を含むものであってもよい。例えば、平板状のワーク2{図2(A)参照}をU曲げ工程によって、U字形状の中間成形品5に成形してもよい{図2(D)参照}。また、U曲げ工程を省略して、絞り工程により、図2(D)に示す深さの縦壁部12を形成してもよい。この場合、絞り工程後に切断工程を設けて、フランジ部および縦壁部12の不要な部分を切断し、U字形状に成形することができる。
本発明が適用される管状部品1は、図1(B)および図1(C)に示すような、平面視および側面視のいずれにおいても湾曲し、突き合わせ部1aが、幅方向および上下方向へ湾曲した形状に限らない。つまり、長手方向と交差するいずれかの方向へ湾曲した管状部品1、つまり、突き合わせ部1aが、長手方向と交差するいずれかの方向へ湾曲している形状であれば、本発明を適用することができる。
1 管状部品
1a 突き合わせ部
1b 底部
1c 側部
1d 上部
2 ワーク
3 絞り成形品
4 トリム品
5 中間成形品
11 底部
12 縦壁部
12d 上端
13 底曲げ部
14 フランジ部
21 上型
22 下型
31 上型(一方の金型)
32 下型(他方の金型)
50 ヒートマーク(マーキング)
X 切断線

Claims (1)

  1. 金属板からなるワークを曲げ成形して端部同士を当該端部の延在方向に沿って突き合わせることにより、長手方向と交差する方向に湾曲した管状部品をプレス成形する、プレス成形品の成形方法であって、
    曲げ成形前に、前記ワークの突き合わせる側の端部側であって、当該端部の延在方向に沿って、間隔をおいて複数箇所にマーキングを形成することを特徴とするプレス成形品の成形方法。
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