JP7119359B2 - 液体吐出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ノズルから液体を吐出する液体吐出装置に関する。
特許文献1に記載のインクジェット記録装置では、記録紙の搬送方向に、複数の記録ヘッドが並んでいる。記録に際して、記録紙の搬送に合わせて、複数の記録ヘッドからインクが吐出される。また、各記録ヘッドにおいて、液滴吐出素子を構成するインク流路が、それぞれ共通流路と共通循環流路とに接続されている。そして、記録ヘッドとサブタンクとの間でインクを循環させることによって、各インク流路を介して共通流路から共通循環流路へ液体が流れるので、ノズル近傍におけるインクの増粘(溶媒の濃度低下)が防止されている。このとき、記録ヘッドからのインク吐出量が多いほど、インクの循環量を多い。
特開2008-251496号公報
ここで、特許文献1では、記録紙を搬送したときに、記録ヘッドと記録紙との間に、記録紙の搬送方向の気流(搬送流)が生じる。そして、この搬送流の流速が速いほど、メニスカスから溶媒が蒸発して、ノズル近傍のインクが増粘しやすい。また、搬送流の流速は、各記録ヘッドと記録紙との位置関係で異なる。上記搬送流について、流速の分布を考慮しない場合には、確実な乾燥防止の観点から、流速が最も速い場合に対応して、インクの循環量が決定される。しかし、流速が遅い場合には、過剰なインクが循環されることになる。この場合、流路中にあるフィルタの寿命が短くなったり、外部から記録ヘッド内に異物(気泡など)が流入しやすくなったり、インク自体の劣化が助長されたりする虞がある。
本発明の目的は、ノズル内の液体の乾燥を防止しつつも、液体流路内における液体の流量が必要以上に大きくなるのを防止できる液体吐出装置を提供することである。
本発明に係る液体吐出装置は、インクを吐出する複数の第1ノズルが第1方向に配列された第1ノズル列と、前記第1ノズルをそれぞれ含む複数の第1個別流路と、前記複数の第1個別流路と接続され、前記複数の第1個別流路に流入する液体が流れる第1流入流路と、前記複数の第1個別流路と接続され、前記複数の第1個別流路から流出した液体が流れる第1流出流路と、インクを吐出する複数の第2ノズルが前記第1方向に配列された第2ノズル列と、前記第2ノズルをそれぞれ含む複数の第2個別流路と、前記複数の第2個別流路と接続され、前記複数の第2別流路に流入する液体が流れる第2流入流路と、前記複数の第2個別流路と接続され、前記複数の第2個別流路から流出した液体が流れる第2流出流路と、を有する液体吐出ヘッドと、前記複数の第1個別流路を介した前記第1流入流路から前記第1流出流路への液体の流れである第1液流、及び、前記複数の第2個別流路を介した前記第2流入流路から前記第2流出流路への液体の流れである第2液流を発生させる液流発生装置と、前記第1方向と直交する第2方向への、前記液体吐出ヘッドと被吐出媒体との相対移動を行わせる相対移動装置と、前記液流発生装置を制御する制御装置と、を備え、前記第2ノズル列は、前記第1ノズル列よりも、前記液体吐出ヘッドに対する被吐出媒体の移動の下流側のノズル列であり、前記第2液流の流量である第2流量が、前記第1液流の流量である第1流量よりも小さく、前記液流発生装置は、前記第2流量を調整可能に構成され、前記制御装置は、前記液流発生装置を制御して、前記第1ノズル列における印刷デューティが高いときほど、前記第2流量を小さくさせる。
第2ノズル列が第1ノズル列よりも、液体吐出ヘッドに対する被吐出媒体の移動の下流側に位置する場合、第2方向の気流の流速は、第2ノズル列と対向する位置において、第1ノズル列と対向する位置よりも遅くなる。そこで、本発明では、第2流量を第1流量よりも小さくする。これにより、ノズル内の液体の乾燥を防止しつつも、第2流量が必要以上に大きくなってしまうのを防止することができる。
第1実施形態に係るプリンタの概略構成図である。 (a)は図1のインクジェットヘッドの平面図であり、(b)は(a)の部分拡大図である。 図2(b)のIII-III線断面図である。 第1実施形態に係るプリンタの電気的構成を示すブロック図である。 第1実施形態におけるプリンタによる印刷時の制御の流れを示すフローチャートである。 第2実施形態におけるプリンタによる印刷時の制御の流れを示すフローチャートである。 第3実施形態に係るプリンタの電気的構成を示すブロック図である。 (a)は、第3実施形態におけるプリンタによる印刷時の制御の流れを示すフローチャートであり、(b)は、気温及び湿度とポンプの回転速度とを関連付けたテーブルを説明するための図である。 (a)は、第4実施形態におけるプリンタによる印刷時の制御の流れを示すフローチャートであり、(b)は、印刷デューティとポンプの回転速度とを関連付けたテーブルを説明するための図である。 第5実施形態に係るプリンタの電気的構成を示すブロック図である。 (a)は、第5実施形態におけるプリンタによる印刷時の制御の流れを示すフローチャートであり、(b)は、気体密度とポンプの回転速度とを関連付けたテーブルを説明するための図である。 第6実施形態に係るプリンタの概略構成図である。 (a)は図12のインクジェットヘッドの平面図であり、(b)は(a)の部分拡大図である。 図13(b)XIV-XIV線断面図である。 第6実施形態に係るプリンタの電気的構成を示すブロック図である。 第6実施形態におけるプリンタによる印刷時の制御の流れを示すフローチャートである。 第6実施形態における第1、第2ポンプ駆動処理での各ポンプの回転速度を説明するための図である。 (a)は一変形例の個別流路26aの図3に対応する断面図であり、(b)は一変形例の個別流路26bの図3に対応する断面図であり、(c)は一変形例の個別流路26cの図3に対応する断面図であり、(d)は一変形例の個別流路26dの図3に対応する断面図である。
[第1実施形態]
以下、本発明の好適な第1実施形態について説明する。
<プリンタの全体構成>
図1に示すように、第1実施形態に係るプリンタ1(本発明の「液体吐出装置」)は、インクジェットヘッド2(本発明の「液体吐出ヘッド」)、プラテン3、搬送ローラ4、5などを備えている。
インクジェットヘッド2は、いわゆるカラーのラインヘッドである。インクジェットヘッド2は、その下面が吐出面2aであり、複数のノズル15が形成されている。複数のノズル15は、走査方向(本発明の「第1方向」)に並び、4つのノズル列9を構成している。4つのノズル列9は、走査方向と直交する搬送方向(本発明の「第2方向」)に並んでいる。このとき、搬送方向に見ると、4つのノズル15が1つの仮想直線を共有し、それぞれは異なるノズル列9に属している。
なお、図1に示すように、走査方向の右側及び左側を定義して説明を行う。搬送方向の上流側3列のノズル列9は、搬送方向の上流側に位置するものから順に、マゼンタ、シアン、イエローの染料インクに対応している。最も下流側のノズル列9は、ブラックの顔料インクに対応する。インクジェットヘッド2の構造については、後ほど詳細に説明する。
プラテン3は、吐出面2aと対向し、走査方向における記録用紙P全体を下方から支持する。搬送ローラ4、5はいずれもローラ対であり、インクジェットヘッド2及びプラテン3を搬送方向に挟んで配置されている。搬送ローラ4、5は、図示しないギヤ等を介して搬送モータ56(図4参照)に接続されている。搬送モータ56が駆動されると、搬送ローラ4、5が回転して、記録用紙Pを搬送方向に搬送する。なお、第1実施形態では、搬送ローラ4、5とこれらを回転させるための搬送モータ56等を合わせたものが、本発明の「相対移動装置」に相当する。
<インクジェットヘッド>
次に、インクジェットヘッド2について説明する。インクジェットヘッド2は、図2(a)、(b)、図3に示すように、ノズル15、圧力室10等を含むインク流路が形成された流路ユニット21と、圧力室10内のインクに圧力を付与する圧電アクチュエータ22とを備えている。
流路ユニット21は、6枚のプレート31~36の積層体である。内部には、複数の個別流路26、4つの供給マニホールド流路27、4つの帰還マニホールド流路28等が形成されている。内部のインク流路は、外部のインク供給源との間で、インクを循環できる。
複数の個別流路26は、走査方向に配列されて、個別流路列8を構成している。ここでは、4つの個別流路列8が、搬送方向に沿って並んでいる。各個別流路26は、ノズル15と、圧力室10と、絞り流路12と、ディセンダ流路14に加え、循環用流路16を有する。
ノズル15は、プレート36に、これを貫通して形成されている。そして、プレート36の下面は、全てのノズルが開口し、インクジェットヘッド2の吐出面2aである。圧力室10は、プレート31に、これを貫通して形成されている。圧力室10は、搬送方向を長手方向とする略矩形の平面形状を有し、搬送方向の下流側の端部においてノズル15と上下方向に重なっている。
絞り流路12は、2つのプレート32、33に跨がって形成されている。搬送方向において、絞り流路12は、プレート33の上面側に沿って延び、一端部が圧力室10の上流端に繋がる。他端部は、供給マニホールド流路27(後述)に接続する。ディセンダ流路14は、プレート32~35に、これらを貫通して形成されている。ディセンダ流路14は、圧力室10の搬送方向の下流端を、ノズル15と上下に接続する。循環用流路16は、プレート35に形成され、その下面側を搬送方向に沿って延びる。循環用流路16は、ディセンダ流路14の下端部を、帰還マニホールド流路28(後述)に接続している。
4つの供給マニホールド流路27は、2つのプレート33、34を貫通して形成されている。1つの供給マニホールド流路27が、1つの個別流路列8に対応する。搬送方向において、供給マニホールド流路27は、対応するノズル15の上流側に配置され、走査方向に延びている。供給マニホールド流路27は、上流側の端部が、対応する絞り流路12の上流側端部と接続されている。また、供給マニホールド流路27は、走査方向の右側端部が、4つのプレート31~34を貫いて上下に延びている。その上端の開口が、インク供給口27aである。
また、4つの供給マニホールド流路27の幅(搬送方向の長さ)は、搬送方向の上流側に位置するものから順に、Wp1、Wp2、Wp3、Wp4(Wp1>Wp2>Wp3>Wp4)となっている。すなわち、4つの供給マニホールド流路27は、搬送方向の下流側に位置するものほど、幅が狭くて流路抵抗は大きくなっている。
4つの帰還マニホールド流路28も、2つのプレート33、34を貫通して形成されている。1つの帰還マニホールド流路28が、1つの個別流路列8に対応する。搬送方向において、帰還マニホールド流路28は、対応するノズル15の下流側に配置され、走査方向に延びている。帰還マニホールド流路28は、上流側の端部が、対応する循環用流路16の上流側端部と接続されている。また、帰還マニホールド流路28は、走査方向の右側端部が、4つのプレート31~34を貫いて上下に延びている。その上端の開口が、インク排出口28aである。
また、4つの帰還マニホールド流路28の幅(搬送方向の長さ)は、搬送方向の上流側に位置するものから順に、Wr1、Wr2、Wr3、Wr4(Wr1>Wr2>Wr3>Wr4)となっている。すなわち、4つの供給マニホールド流路27は、搬送方向の下流側に位置するものほど、幅が狭くて流路抵抗は大きくなっている。
4つのインク供給口27aと4つのインク排出口28aとは、搬送方向に交互に並んで、1つの開口列を構成している。また、同じ個別流路列8に対応するインク供給口27aとインク排出口28aとは、それぞれ、同じインクタンク61(液体供給源)を共有する。インク供給口27aとインクタンク61とを、インク流路(外部供給流路)が接続する。インク排出口28aとインクタンク61とを、別のインク流路(外部帰還流路)が接続する。外部供給流路の途中には、ポンプ62(本発明の「液流発生装置」)が配設され、インクタンク61内のインクをインク供給口27aに送る。インク排出口28aから排出されたインクは、外部帰還流路を介して、インクタンク61に戻る。なお、外部供給流路および外部帰還流路は、例えば、チューブで構成されて良い。
具体的には、ポンプ62が駆動されると、インクタンク61のインクは、インク供給口27aから供給マニホールド流路27に流入する。インクは、供給マニホールド流路27を流れて、絞り流路12から各個別流路26に分配される。ここで、ノズル15からの吐出があれば、インクの一部は消費される。残余のインクは、各循環用流路16から帰還マニホールド流路28に集まる。さらに、インクは、帰還マニホールド流路28を流れて、インク排出口28aからインクタンク61に戻る。
このように、本実施形態では、インクジェットヘッド2とインクタンク61との間で、インクが循環する。このとき、供給マニホールド流路27と帰還マニホールド流路28は、搬送方向の下流側のものほど、その流路抵抗が大きい。ポンプ62が同じ力で働く場合、インクの循環量(帰還マニホールド流路28に流入するインクの流量)は、下流側のものほど小さい。つまり、インクの循環量を個別流路1つ当たりで見れば、下流側の帰還マニホールド流路28ほど、インクの流量が小さくなる。
なお、ポンプ62の代わりに、別のポンプを用いてもよい。このポンプは、外部帰還流路の途中部に配設される。このポンプは、インクをインク排出口28aから引き出し、インクタンク61に送る。
流路ユニット21の上面には、1つのフィルタ30が配置されている。フィルタ30は、開口列全体を覆う。これにより、インクジェットヘッド2に外部からインクが供給される際、異物の流入を防止できる。ここでは、インク排出口28aからも、インクが流入することを想定している。例えば、多数のノズル15が、同時にインクを吐出するときである。いずれにしても、インクジェットヘッド2には、フィルタ30により、清浄なインクが供給される。
圧電アクチュエータ22は、図3に示すように、2つの圧電層41、42と、1つの共通電極43と、複数の個別電極44とを有する。圧電層41、42は、チタン酸ジルコン酸鉛が主成分の圧電材料である。圧電層41は、流路ユニット21(プレート31)の上面に配置され、複数の圧力室10の側壁を構成する。
共通電極43は、圧電層41と圧電層42とに挟まれている。個別電極44は、圧電層42の上面に形成され、圧力室10と1:1の位置関係で配置されている。
インクの吐出に際して、両電極43、44間には、ドライバIC(不図示)から駆動信号が印加される。このとき、個別電極44は、グランド電位及び駆動電位の一方を選択的にとる。共通電極43は、常にグランド電位にある。両電極43、44間の圧電層42は、分極された活性部であり、厚み方向(分極方向)に電界が印加されると面方向に縮む。圧電層41は、自発的に変位しない。そのため、電界が印加されると、単位アクチュエータ(電極を含む圧電層41、42の圧力室10と重なる部分)は、圧力室10側に凸に変形する。圧力室10の容積が急減し、ノズル15からは、インクが吐出されることになる。
<制御装置>
次に、プリンタ1の制御を行う制御装置50について説明する。図4に示すように、制御装置50は、CPU(Central Processing Unit)51、ROM(Read Only Memory)52、RAM(Random Access Memory)53、フラッシュメモリ54、ASIC(Application Specified Integrated Circuit)55等からなり、インクジェットヘッド2(圧電アクチュエータ22)、搬送モータ56、ポンプ62等の動作を制御する。
なお、図4では、CPU51を1つだけ図示しているが、制御装置50は、1つのCPU51を有し、この1つのCPU51が処理を一括して行ってもよいし、複数のCPU51を有し、これら複数のCPU51が処理を分担して行ってもよい。また、図4では、ASIC55を1つだけ図示しているが、制御装置50は、1つのASIC55を有し、この1つのASIC55が処理を一括して行ってもよいし、複数のASIC55を有し、これら複数のASIC55が処理を分担して行ってもよい。また、プリンタ1は、4つのポンプ62を備えているが、図4では便宜上ポンプ62を1つだけ図示している。
<印刷時の制御>
次に、プリンタ1において印刷を行うときの、制御装置50による制御について説明する。印刷を行っていない待機時は、ポンプ62が停止されており、インクの流れは無い。
プリンタ1に印刷指令が入力されると、制御装置50は、図5のフローに沿って処理を行う。まず、制御装置50は、給紙機構(不図示)に記録用紙Pを供給させる(S101)。続いて、制御装置50は、ポンプ62を駆動させる(S102)。S102では、4つのポンプ62が、同じ回転速度で駆動される。
続いて、制御装置50は、印刷処理を実行する(S103)。制御装置50は、搬送モータ56を制御して、搬送ローラ4、5に記録用紙Pを搬送させつつ、インクジェットヘッド2を制御して、インクを吐出させる(本発明の「吐出動作」)。そして、印刷処理が完了すると、制御装置50は、ポンプ62の駆動を停止させ(S104)、搬送ローラ4、5に記録用紙Pを排出させる(S105)。制御装置50は、これで印刷処理を終了する。
なお、複数枚の記録用紙Pが印刷対象の場合は、図5の処理を、繰り返し実行する。この場合、1枚目の印刷処理の前に、S102のポンプ駆動処理を実行し、最後の印刷処理が完了してから、S104のポンプ停止処理を実行してもよい。
ここで、印刷動作において、記録用紙Pを搬送すると、記録用紙P上に、搬送方向に沿った気流(以下、「搬送流」とする)が生じる。搬送流により、吐出面2aと記録用紙Pとの間の空間(吐出空間)では、インク中の溶媒が蒸発しやすくなる。
そこで、第1実施形態では、インクジェットヘッド2とインクタンク61との間で、インクを循環させる。これにより、ノズル15近傍でもインクの流れが生じ、ノズル15内のインクが、新鮮なインクで置換されていく。
ただし、搬送方向の上流側の位置ほど、搬送流の流速が大きく、インクの乾燥が進む。このとき、第1実施形態と異なり、4つの個別流路列8において、ポンプ62で循環される流量を一律にすると、確実な乾燥防止の観点から、この流量を、最上流のノズル列9に対する流量に合わせることになる。そのため、上流側から2~4番目の個別流路列8については、インクの循環が過剰となる。
インクが過剰に循環されると、フィルタ30を通過するインクの量が多くなる分、フィルタ30の寿命が短くなったり、流路内に気泡などの異物が流入しやすくなったり、インクの劣化が助長されたりする虞がある。
そこで、第1実施形態では、4つのポンプ62を同じ回転速度で回転させが、4つの供給マニホールド流路27及び4つの帰還マニホールド流路28において、搬送方向の下流側に位置するものほど流路抵抗が大きくなっている。これにより、搬送方向の下流側の個別流路列8ほど、循環で流れるインクの流量が小さくなる。その結果、インクの乾燥を防止しつつも、循環流量が必要以上に大きくならない。
また、印刷を行っていないとき(記録用紙Pが搬送されていないとき)には、上記搬送流が生じない。このときには、ポンプ62を停止して、インクを循環させないようにしている。これにより、無駄なインクの循環が無くなる。
また、第1実施形態では、ノズル15からのインクの吐出を開始させる前に、インクの循環を開始させる。これにより、インクジェットヘッド2内のインクの流れが安定してから、吐出が開始されることになり、インクを安定な状態で吐出することができる。また、ノズル近傍では、新鮮なインクへの置換が進み、インクの安定吐出が促進される。
また、インク中の溶媒は、インク種によって、蒸発のしやすさが異なる。例えば、顔料インクは、染料インクよりも増粘しやすい。そこで、搬送方向における搬送流の強弱に合わせて、各ノズル列9に対するインク種の割り付けを変えている。第1実施形態では、最も下流側のノズル列9には、増粘しやすい顔料インクを割り当て、上流側3列のノズル列9には、増粘しにくい染料インクを割り当てている。これにより、必要以上の循環をしなくてすむ。
なお、第1実施形態では、4列のノズル列9のうち、任意の2列において、搬送方向の上流側(インクジェットヘッド2に対する記録用紙Pの移動の上流側)に位置するノズル列9が本発明の「第1ノズル列」に相当し、下流側(インクジェットヘッド2に対する記録用紙Pの移動の下流側)に位置するノズル列9が本発明の「第2ノズル列」に相当する。また、第1ノズル列となるノズル列9を構成するノズル15が本発明の「第1ノズル」に相当し、第2ノズル列となるノズル列9を構成するノズル15が本発明の「第2ノズル」に相当する。
さらに、第1ノズルとなるノズル15を含む個別流路26が、本発明の「第1個別流路」に相当し、第2ノズルとなるノズル15を含む個別流路26が、本発明の「第2個別流路」に相当する。また、第1個別流路となる個別流路26と接続される供給マニホールド流路27及び帰還マニホールド流路28が、それぞれ、本発明の「第1流入流路」及び「第1流出流路」に相当する。また、第2個別流路となる個別流路26と接続される供給マニホールド流路27及び帰還マニホールド流路28が、それぞれ、本発明の「第2流入流路」及び「第2流出流路」に相当する。
また、第1個別流路となる個別流路26を介して、第1流入流路となる供給マニホールド流路27から、第1流出流路となる帰還マニホールド流路28に流れるインクの流れ及びその流量が、それぞれ、本発明の「第1液流」及び「第1流量」に相当する。また、第2個別流路となる個別流路26を介して、第2流入流路となる供給マニホールド流路27から、第2流出流路となる帰還マニホールド流路28に流れるインクの流れ及びその流量が、それぞれ、本発明の「第2液流」及び「第2流量」に相当する。
[第2実施形態]
次に、本発明の好適な第2実施形態について説明する。第2実施形態では、第1実施形態と同様のプリンタ1において、制御装置50が、高速印刷モードと高画質印刷モードのうちいずれかの印刷モードを、選択的に印刷できる。例えば、印刷指令が入力されるとき、いずれの印刷モードで印刷するかの信号が入力される。
高速印刷モードでは、記録用紙Pが搬送速度Vf1で搬送され、ノズル15からインクが吐出周期A1で吐出される。高画質印刷モードでは、記録用紙Pが搬送速度Vf2(<Vf1)で搬送され、ノズル15からインクが吐出周期A2(>A1)で吐出される。
第2実施形態では、図6に示すように、まず印刷モードが判定される。制御装置50は、高速印刷モードで印刷が行われる場合には(S201:YES)、ポンプ62の回転速度RをR11に決定し(S202)、高画質印刷モードで印刷が行われる場合には(S201:NO)、ポンプ62の回転速度RをR12(<R11)に決定する(S203)。そして、制御装置50は、第1実施形態のS101~S105と同様に、S204~S208の処理を実行する。
S206の印刷処理に先立って、ポンプ62が駆動される(S205)。ただし、S205のポンプ駆動処理では、S202又はS203で決定した回転速度でポンプ62が駆動される。S206の印刷処理では、S201で判定された印刷モードに合わせて、記録用紙Pが搬送され、インクが吐出される。
搬送速度が速いほど、搬送流の流速が大きくなり、インクの乾燥が進む。このとき、第2実施形態と異なり、一律にポンプ62の回転速度Rを決定すると、確実な乾燥防止の観点から、高速印刷モードに合わせることになる。そのため、高画質印刷モードで印刷を行うときに、過剰にインクが循環される。
第2実施形態では、搬送速度が遅いときほど、循環で流れるインクの流量を小さくしている。具体的には、ポンプ62の回転速度Rが小さくされる。これにより、各ノズル15内のインクの乾燥を防止しつつも、過剰なインクの循環が防止される。
[第3実施形態]
次に、本発明の好適な第3実施形態について説明する。第3実施形態では、図7に示すように、プリンタ100(本発明の「液体吐出装置」)が、プリンタ1と同様の構成に加えて、周囲の気温を検出するための気温センサ101と、周囲の湿度を検出するための湿度センサ102とをさらに備えている。制御装置50は、気温センサ101から気温情報を示す信号を受信し、湿度センサ102から湿度情報を示す信号を受信する。
プリンタ100に印刷指令が入力されたときに、制御装置50が、図8(a)のフローに沿って処理を行う。制御装置50は、気温センサ101及び湿度センサ102から気温T及び湿度Mの情報を取得する(S301)。続いて、制御装置50は、ポンプ62の回転速度Rを決定する(S302)。回転速度Rの決定は、ROM52に記憶されたテーブルが用いられる。テーブルは、例えば、図8(b)に示すように、気温T及び湿度Mと、ポンプ62の回転速度Rとの組み合わせの情報である。このテーブルに基づいて、制御装置50は、回転速度RをR21~R29のいずれかに決定する。
回転速度R21~R29は、R21<R22<R23、R24<R25<R26、R27<R28<R29の大小関係がある。また、R21>R24>R27、R22>R25>R28、R23>R26>R29の大小関係がある。すなわち、気温Tが高く、湿度Mが低いときほど、ポンプ62の回転速度Rが大きくなっている。
続いて、制御装置50は、第1実施形態のS101~S105と同様に、S303~S307の処理を実行する。ただし、S304のポンプ駆動処理では、S302で決定した回転速度Rでポンプ62を駆動させる。
ここで、インクのメニスカスからは、周囲の気温が高いときほど、溶媒が蒸発しやすい。そこで、気温Tが高いときほど、ポンプ62の回転速度Rを速くして、循環で流れるインクの流量を大きくしている。
インクのメニスカスからは、湿度Mが低いときほど、溶媒が蒸発しやすい。そこで、湿度Mが低いときほど、ポンプ62の回転速度Rを速くして、循環で流れるインクの流量を大きくしている。
これらのことから、周囲の気温T及び湿度Mに対応して、各ノズル15内のインクの乾燥を防止しつつも、循環時の流量が必要以上に大きくならない。
[第4実施形態]
次に、本発明の好適な第4実施形態について説明する。第4実施形態では、第1実施形態と同様のプリンタにおいて、制御装置50が、4つのポンプ62の回転速度Rを個別に変更する。回転速度Rの変更に際して、制御装置50は、図9(a)のフローに沿って処理を行う。具体的に説明すると、印刷指令及び印刷データが入力されると、制御装置50は、各ノズル列9について、印刷デューティDを算出する(S401)。
ここで、印刷デューティDとは、ノズル列9を構成する複数のノズル15のうち、印刷時に同時にインクが吐出されるノズル15の割合のことである。すなわち、インクが着弾することで画像が形成される印刷領域の単位長さあたりについて、インクを吐出することで当該領域の印刷に関わるノズル15の数である。
続いて、制御装置50は、ポンプ62の回転速度Rを決定する(S402)。回転速度Rの決定は、ROM52に記憶されたテーブルが用いられる。テーブルは、例えば、図9(b)に示すように、印刷デューティDとポンプ62の回転速度Rとの組み合わせの情報である。
回転速度Rの決定に際して、用いられる印刷デューティDは、注目するノズル列9のものではない。搬送方向において、自身より1つ上流側のノズル列9に関する印刷デューティDである。つまり、上流側からN番目(N=2、3、4)のノズル列9については、上流側から[N-1]番目のノズル列9における印刷デューティDが用いられる。これにより、回転速度Rは、R31~R33、0のいずれかに決定される。最も上流側のノズル列9については、印刷デューティDに関係なく、R30(≧R31)に回転速度Rが設定される。
図9(b)のテーブルに記憶されているR31~R33は、R31>R32>R33の大小関係にある。すなわち、印刷デューティDが高いほど、ポンプ62の回転速度Rは小さい。また、印刷デューティDがD3以上の場合には、ポンプ62は駆動されない。
続いて、制御装置50は、第1実施形態のS101~S105と同様に、S403~S407の処理を実行する。ただし、S404のポンプ駆動処理では、制御装置50は、ポンプ62をS402で決定した回転速度Rで駆動させる。
なお、搬送流は、吐出されたインクに衝突すると、その流速が低下する。流速の低下は、印刷デューティDが高いほど大きく、下流側のノズル列9にも及ぶ。
そこで、上流側から[N-1]番目のノズル列9について、印刷デューティDが高いほど、N番目のノズル列9は、ポンプ62の回転速度Rを小さくする。また、[N-1]番目のノズル列9について、印刷デューティDが十分に高い場合(例えば、印刷デューティDがD3以上の場合)には、N番目のノズル列9は、回転速度Rを0とする。
第4実施形態では、循環で流れるインクの流量を、ノズル列9と対向する位置での搬送流の流速に応じて、適切な流量とすることができる。その結果、印刷デューティDによらず、各ノズル15内のインクの乾燥を防止しつつも、循環で流れるインクの流量が必要以上に大きくなるのを防止できる。
[第5実施形態]
次に、本発明の好適な第5実施形態について説明する。第5実施形態は、プリンタ110(本発明の「液体吐出装置」)が、ノズル15から特殊なインク(UVインク等)を吐出する。インクと空気との化学反応を避けるために、吐出動作は、窒素やアルゴンなどの不活性ガスの雰囲気内で行われる。
第5実施形態では、図10に示すように、プリンタ110が、プリンタ1と同様の構成に加えて、気体密度センサ111を備えている。気体密度センサ111は、ノズル周囲の不活性ガスの密度(雰囲気密度E)を検出する。制御装置50は、気体密度センサ111からの信号を受信して、雰囲気密度Eの情報を取得する。
そして、印刷指令が入力されたとき、制御装置50は、図11(a)のフローに沿って処理を行う。制御装置50は、まず、気体密度センサ111から受信した信号に基づいて、雰囲気密度Eの情報を取得する(S501)。続いて、制御装置50は、ポンプ62の回転速度Rを決定する(S502)。回転速度Rの決定は、ROM52に記憶されたテーブルが用いられる。テーブルは、例えば、図11(b)に示すように、雰囲気密度Eとポンプ62の回転速度Rとの組み合わせの情報である。
テーブル中のR41~R43には、R41<R42<R43の大小関係がある。すなわち、雰囲気密度Eが高いほど、ポンプ62の回転速度Rが大きくなっている。
続いて、制御装置50は、第1実施形態のS101~S105と同様に、S503~S507の処理を実行する。ただし、S504のポンプ駆動処理では、制御装置50は、ポンプ62をS502で決定した回転速度Rで駆動させる。
記録用紙Pの搬送速度が同じであれば、雰囲気密度Eが高いほど、搬送流の流速が大きくなる。そこで、雰囲気密度Eが高いときほど、ポンプ62の回転速度Rを大きくする。つまり、循環で流れるインクの流量を大きくしている。これにより、ノズル周囲の気体の密度に応じて、各ノズル15内のインクの乾燥を防止しつつも、循環で流れるインクの流量が必要以上に大きくなるのを防止できる。
[第6実施形態]
次に、本発明の好適な第6実施形態について説明する。第6実施形態は、いわゆるシリアル式のプリンタに本発明を適用した一例である。
図12に示すように、第6実施形態に係るプリンタ120(本発明の「液体吐出装置」)は、キャリッジ121と、インクジェットヘッド122(本発明の「液体吐出ヘッド」)と、プラテン123と、搬送ローラ124、125と、を備えている。
キャリッジ121は、走査方向(本発明の「第2方向」)に延びた2本のガイドレール126、127に支持されている。キャリッジ121は、図示しないギヤ等を介してキャリッジモータ186(図15参照)に接続されている。キャリッジモータ186が駆動されると、キャリッジ121がガイドレール126、127に沿って移動する。なお、本実施の形態では、キャリッジ121と、キャリッジ121を移動させるためのキャリッジモータ186等とを合わせたものが、本発明の「相対移動装置」に相当する。
インクジェットヘッド122は、キャリッジ121に搭載され、キャリッジ121とともに移動する。インクジェットヘッド122は、シリアルヘッドである。その下面は、吐出面122aである。吐出面122aには、複数のノズル135が形成され、4つのノズル列129が構成されている。4つのノズル列129は、搬送方向(本発明の「第1方向」)に延び、走査方向に沿って並んでいる。各ノズル列129は、走査方向の右側に位置するものから順に、ブラック、イエロー、シアン、マゼンタのインクに対応している。
プラテン123は、吐出面122aと対向している。搬送ローラ124、125は、いずれもローラ対であり、インクジェットヘッド122及びプラテン123を搬送方向に挟んで配置されている。搬送ローラ124、125は、図示しないギヤ等を介して搬送モータ187(図15参照)に接続されている。
<インクジェットヘッド>
次に、インクジェットヘッド122について説明する。インクジェットヘッド122は、図13(a)、(b)、図14に示すように、流路ユニット141と圧電アクチュエータ142とを備えている。
流路ユニット141は、6枚のプレート151~156の積層体である。流路ユニット141は、内部の流路を構成する部分流路(絞り流路132、圧力室130等)は、流路ユニット21のそれと同様であるが、その配置形態が異なる。各部分流路は、流路ユニット21のそれを90°反時計回りに回転させた状態にある。
ただし、流路ユニット141では、流路ユニット21に比べて、1つの個別流路列128を構成する個別流路146の数が少ない。これに対応して、流路ユニット141では、流路ユニット21に比べると、供給マニホールド流路147及び帰還マニホールド流路148の長さが短い。
また、4つの供給マニホールド流路147は、幅(走査方向の長さ)が全て同じWpであり、流路抵抗がほぼ同じとなっている。4つの帰還マニホールド流路148も、同様である。その幅(走査方向の長さ)は、全て同じWrであり、流路抵抗が揃っている。
流路ユニット141の外部では、インク供給源との間で、インクがポンプにより循環される。循環に必要な構成・方法は、上述の第1実施形態の場合と同様である。本実施形態において、インク供給口147a、インク排出口148a、フィルタ160、インクタンク161、ポンプ162は、それぞれ第1実施形態のインク供給口27a、インク排出口28a、フィルタ30、インクタンク61、ポンプ62に相当する。なお、ポンプ162の代わりに、別のポンプを用いてもよい。このポンプは、外部帰還流路の途中部に配設される。
圧電アクチュエータ142は、配置の方向と含まれる単位アクチュエータの数以外、圧電アクチュエータ22とほぼ同様の構成・機能を有している。圧電アクチュエータ142は、圧電アクチュエータ22に対して、90°反時計回りに回転させた位置関係にある。単位アクチュエータの数は、圧電アクチュエータ22に比べて、少ない。
<制御装置>
次に、制御装置180について説明する。図15に示すように、制御装置180は、制御装置50と同様、CPU181、ROM182、RAM183、フラッシュメモリ184、ASIC185等からなり、キャリッジモータ186、インクジェットヘッド122(圧電アクチュエータ142)、搬送モータ187、ポンプ162等の動作を制御する。なお、第6実施形態では、4つのポンプ162が、個別に制御される。
<印刷時の制御>
次に、印刷を行うときの制御について説明する。なお、プリンタ120は、キャリッジの往復で印刷を行う。キャリッジ121は、新たな印刷指令を待つ間、待機位置で待つ。待機位置は、プラテン123の右側にある。この間、全てのポンプ162は、停止状態にある。以下では、4つのポンプ162を、走査方向の左側に配置されたものから順に、ポンプ162a、162b、162c、162dとする。
プリンタ120に印刷指令が入力されると、制御装置180は、図16のフローに沿って処理を行う。制御装置180は、まず、図示しない給紙機構を制御して、記録用紙Pの給紙処理を実行する(S601)。記録用紙Pが予め定められた位置に達すると(S602:YES)、制御装置180は、第1ポンプ駆動処理を実行する(S603)。第1ポンプ駆動処理では、図17に示すように、ポンプ162a、162b、162c、162dが、それぞれ、回転速度R51、R52、R53、R54(R51>R52>R53>R54)で駆動される。
さらに、制御装置180は、記録用紙Pが予め定められた位置から所定距離だけ搬送されたところで、一旦搬送を停止する(S604)。所定距離は、丁度ノズル列129の長さである。続いて、制御装置180は、第1吐出処理を実行する(S605)。第1吐出処理では、制御装置180が、キャリッジモータ186とインクジェットヘッド122を制御する。静止状態の記録用紙Pに対して、キャリッジ121の走査とノズル135からのインクの吐出が行われる。この場合、走査方向について、キャリッジ121が右から左に走査される(第1吐出動作)。
制御装置180は、1走査分の印刷が完了していないときには(S606:NO)、処理をS605に戻す。1走査分の印刷が完了すると(S606:YES)、制御装置180は、1頁分の印刷が完了したか否かを判定する(S607)。1頁分の印刷が完了しておれば(S607:YES)、制御装置180は、全頁分の印刷が完了したか否かを判定する(S608)。全頁分の印刷が完了していなければ(S608:NO)、制御装置180は、処理をS601に戻し、次の記録用紙Pを繰り出す。1頁分の印刷が完了しておれれば、制御装置180は、ポンプ162の駆動を停止し(S615)、印刷済みの記録用紙Pを排出する(S616)。
S607において、1頁分の印刷が完了していないときには(S607:NO)、制御装置180は、処理をS609に移す。制御装置180は、第2ポンプ駆動処理を実行する。第2ポンプ駆動処理では、図17に示すように、ポンプ162a、162b、162c、162dを、それぞれ、回転速度R54、R53、R52、R51で駆動させるように、各ポンプ162の回転速度を変更する。制御装置180は、記録用紙Pを所定距離だけ搬送し、一旦搬送を停止する(S610)。
続いて、制御装置180は、第2吐出処理を実行する(S611)。第1吐出動作と同様に、静止状態の記録用紙Pに対して、キャリッジ121の走査とノズル135からのインクの吐出が行われる。しかし、キャリッジ121は、走査方向の左から右に走査される(第2吐出動作)。
制御装置180は、1走査分の印刷が完了していないときには(S612:NO)、処理をS611に戻す。1走査分の印刷が完了すると(S612:YES)、制御装置180は、1頁分の印刷が完了したか否かを判定する(S613)。1頁分の印刷が完了しておれば(S607:YES)、制御装置180は、全頁分の印刷が完了したか否かを判定する(S614)。全頁分の印刷が完了していなければ(S614:NO)、制御装置180は、処理をS601に戻し、次の記録用紙Pを繰り出す。1頁分の印刷が完了しておれれば(S614:YES)、制御装置180は、処理をS615に移し、最終的に処理を終了する。
なお、S613において、1頁分の印刷が完了していないときには(S613:NO)、制御装置180は、処理をS603に移す。制御装置180は、第1ポンプ駆動処理を再び実行する。
ここで、第1吐出動作及び第2吐出動作において、キャリッジ121が走査方向に移動すると、吐出面122aと記録用紙Pとの間に、走査方向に沿った気流(以下、「走査流」とする)が生じる。走査流が生じると、ノズル135内のインク中の溶媒が蒸発しやすくなる。
そこで、第6実施形態では、第1吐出動作及び第2吐出動作を行うとき、ポンプ162が駆動されて、インクが循環される。これにより、ノズル135近傍で新鮮なインクへの置換が進み、メニスカスの乾燥が防止される。
走査流は、ノズル135が走査方向の前方側にあるほど、メニスカスの乾燥に強く影響する。例えば、第1吐出動作では、より左側にあるノズル135が、これに相当する。第1吐出動作と第2吐出動作では、走査流の方向が、互いに逆になる。
そこで、第1吐出動作が行われる(キャリッジ121が走査方向の右側から左側に向けて移動する)ときには、走査方向の左側にある個別流路列128ほど、対応するポンプ162の回転速度Rを大きくする。一方、第2吐出動作が行われる(キャリッジ121が走査方向の左側から右側に向けて移動する)ときには、走査方向の右側にある個別流路列128ほど、対応するポンプ162の回転速度Rを大きくする。これにより、メニスカスの乾燥を防止する。さらに、循環で流れるインクの流量が、必要以上に大きくなるのを防止できる。
また、印刷を行っていないとき、走査流が生じない。そこで、プリンタ120では、ポンプ162を停止させ、インクを循環しない。なお、非印刷時に循環しないことは、前述の各実施形態でも同様である。インク吐出前の循環開始についても、同様である。
なお、本発明の「第1ノズル列」及び「第2ノズル列」、「第1ノズル」及び「第2ノズル」、「第1個別流路」及び「第2個別流路」、「第1流入流路」及び「第1流出流路」、「第2流入流路」及び「第2流出流路」、「第1液流」及び「第1流量」、「第2液流」及び「第2流量」と本実施形態との対照関係は、ヘッドに対して記録用紙が相対的に移動し、かつ、前述の各実施形態における「搬送方向」を「走査方向」と捉え直すことで、第1実施形態で記した関係と同様であることが理解できる。
例えば、第6実施形態では、キャリッジ121が走査方向の右側から左側に向かって移動するときには、4列のノズル列129のうち、任意の2列のノズル列129の関係において、左側(インクジェットヘッド122に対する記録用紙Pの移動の上流側)に位置するノズル列129が本発明の「第1ノズル列」に相当し、右側(インクジェットヘッド122に対する記録用紙Pの移動の下流側)に位置するノズル列129が本発明の「第2ノズル列」に相当する。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載の限りにおいて様々な変更が可能である。
第1実施形態では、4つの供給マニホールド流路27及び4つの帰還マニホールド流路28について、それぞれ、搬送方向の下流側に位置するものほど流路抵抗が大きくなっていたが、これには限られない。
4つの供給マニホールド流路27が、この流路抵抗の関係を有し、4つの帰還マニホールド流路28は、流路抵抗がほぼ同じでもよい。あるいは、4つの供給マニホールド流路27は、流路抵抗がほぼ同じで、4つの帰還マニホールド流路28が、この流路抵抗の関係を有していてもよい。
また、供給マニホールド流路27間や、帰還マニホールド流路28間に、流路抵抗の差を付けることにも限られない。例えば、個別流路に対して、このような差を付けてもよい。一変形例を、図18(a)~(d)に示す。インクジェットヘッド200は、4つの個別流路列を有し、それぞれ、複数の個別流路26a~26dで構成されている。搬送方向において、上流側から下流側に向けて、絞り流路12の流路抵抗が高くなっている。具体的には、流路の深さHだけが、順に浅くなっている。個別流路26a~26dに対応して、流路の深さは、Ha1>Hb1>Hc1>Hd1の関係がある。あるいは、循環用流路16に、同様の調整が施してあっても良い。具体的には、個別流路26a~26dに対応して、流路の深さに、Ha2>Hb2>Hc2>Hd2の関係がある。
ここで、個別流路26による流路抵抗の調整は、絞り流路12と循環用流路16をともに用いて調整してもよいし、個別に用いて調整しても良い。なお、供給マニホールド流路27の流路抵抗も、帰還マニホールド流路28の流路抵抗も、それぞれ同じであって良い。
この場合でも、第1実施形態と同様、搬送方向の下流側の個別流路列8ほど、個別流路26を介した供給マニホールド流路27から帰還マニホールド流路28に流れるインクの流量が小さくなる。
また、上記変形例では、供給マニホールド流路27間及び帰還マニホールド流路28間のうち少なくとも一方に流路抵抗の差を生じさせるのに加えて、個別流路26a~26d間で、絞り流路12及び循環用流路16うち少なくとも一方に流路抵抗の差を生じさせてもよい。
さらに、流路抵抗に差を生じさせる代わりに、4つのポンプ62の回転速度に差を生じさせることによって上記流量に差を生じさせてもよい。
また、第2実施形態では、印刷モード(記録用紙Pの搬送速度)によって、ポンプ62の回転速度Rを異ならせたが、これには限られない。例えば、第2実施形態において、印刷モード(記録用紙Pの搬送速度)によらず、ポンプ62の回転速度Rを一定としてもよい。
また、第2実施形態においては、4つのインクジェットヘッドが、プリンタを構成し、各インクジェットヘッドは、個別流路列、供給マニホールド流路、及び、帰還マニホールド流路を1つずつだけ備えていてもよい。
また、第3実施形態では、気温T及び湿度Mの両方に基づいてポンプ62の回転速度を決定したが、これには限られない。気温T及び湿度Mのうち、片方にのみ基づいてポンプ62の回転速度Rを決定してもよい。
なお、気温T及び湿度Mの情報は、インクジェットヘッド2近傍の情報であってもよく、プリンタ100内の適当な位置での情報であっても良い。プリンタ100が、使用される位置情報(例えば、国や地域の情報)を持っておれば、これに基づいて、気温T及び湿度Mの情報を導出するとしてもよい。もちろん、プリンタ100の外部の情報を転用してもよい。この場合、情報は、ネットワークや外部装置からもたらされることになる。例えば、気象情報を受信し、これに基づいて、気温T及び湿度Mの情報を導出してもよい。
また、第4実施形態では、搬送方向の上流側から[N-1]番目のノズル列9の印刷デューティDがD3以上の場合に、N番目のノズル列9については、ポンプ62を、駆動させないとしたが、R33よりも小さい回転速度で駆動させてもよい。
また、第6実施形態では、プリンタが、双方向印刷を行う場合について説明したが、これには限られない。例えば、プリンタは、片方向印刷を行ってもよい。この場合、インクの吐出と同期しながら、キャリッジ121を走査方向に移動させるときに、第6実施形態と同様の回転速度で4つのポンプ162を駆動させればよい。
また、第2~第6実施形態では、ポンプの回転速度を変化させることによって、循環で流れるインクの流量を変化させたが、これには限られない。例えば、供給マニホールド流路や帰還マニホールド流路に流路抵抗を変更する流路抵抗調整機構を設け、インクの流量を変化させてもよい。流路抵抗調整機構について、流量調整弁は、その一例である。
また、第1~第6実施形態では、プリンタにおいて印刷を行うときに、ポンプを駆動させてから、印刷を開始させたが、これには限られない。ポンプの駆動とインクの吐出とをほぼ同時に開始してもよい。
さらには、プリンタにおいて印刷を行っていないときに、ポンプの駆動を停止させることにも限られない。このときにもポンプを駆動させてよい。しかし、過剰なインクの循を防止する観点から、印刷を行っていないときは、ポンプの回転速度を印刷時よりも小さくしてよい。
また、第1~第5実施形態では、搬送方向の最も下流側のノズル列9にブラックの顔料インクを割り当て、他のノズル列9にはカラーの染料インクを割り当てたが、これには限られない。例えば、インクジェットヘッドは、全てのノズルから顔料インクが吐出されてもよいし、全てのノズルから染料インクが吐出されてもよい
また、以上では、ノズルからインクを吐出して印刷を行うプリンタに本発明を適用した例について説明したが、これには限られない。例えば、配線基板の配線パターンの材料など、インク以外の液体を吐出する液体吐出装置に本発明を適用することも可能である。
1 プリンタ
2 インクジェットヘッド
9 ノズル列
12 絞り流路
15 ノズル
16 循環用流路
4、5 搬送ローラ
26 個別流路
27 供給マニホールド流路
28 帰還マニホールド流路
50 制御装置
56 搬送モータ
62 ポンプ
100 プリンタ
101 気温センサ
102 湿度センサ
110 プリンタ
111 気体密度センサ
120 プリンタ
121 キャリッジ
122 インクジェットヘッド
129 ノズル列
135 ノズル
146 個別流路
147 供給マニホールド流路
148 帰還マニホールド流路
162 ポンプ
180 制御装置
186 キャリッジモータ
200 インクジェットヘッド

Claims (11)

  1. インクを吐出する複数の第1ノズルが第1方向に配列された第1ノズル列と、
    前記第1ノズルをそれぞれ含む複数の第1個別流路と、
    前記複数の第1個別流路と接続され、前記複数の第1個別流路に流入する液体が流れる第1流入流路と、
    前記複数の第1個別流路と接続され、前記複数の第1個別流路から流出した液体が流れる第1流出流路と、
    インクを吐出する複数の第2ノズルが前記第1方向に配列された第2ノズル列と、
    前記第2ノズルをそれぞれ含む複数の第2個別流路と、
    前記複数の第2個別流路と接続され、前記複数の第2別流路に流入する液体が流れる第2流入流路と、
    前記複数の第2個別流路と接続され、前記複数の第2個別流路から流出した液体が流れる第2流出流路と、を有する液体吐出ヘッドと、
    前記複数の第1個別流路を介した前記第1流入流路から前記第1流出流路への液体の流れである第1液流、及び、前記複数の第2個別流路を介した前記第2流入流路から前記第2流出流路への液体の流れである第2液流を発生させる液流発生装置と、
    前記第1方向と直交する第2方向への、前記液体吐出ヘッドと被吐出媒体との相対移動を行わせる相対移動装置と、
    前記液流発生装置を制御する制御装置と、を備え、
    前記第2ノズル列は、前記第1ノズル列よりも、前記液体吐出ヘッドに対する被吐出媒体の移動の下流側のノズル列であり、
    前記第2液流の流量である第2流量が、前記第1液流の流量である第1流量よりも小さく、
    前記液流発生装置は、前記第2流量を調整可能に構成され、
    前記制御装置は、
    前記液流発生装置を制御して、前記第1ノズル列における印刷デューティが高いときほど、前記第2流量を小さくさせることを特徴とする液体吐出装置。
  2. 前記制御装置は、
    前記第1ノズル列における印刷デューティが所定の閾値を超えている場合には、前記液流発生装置を制御して、前記第2液流の発生を停止させることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
  3. 染料インクを吐出する複数の第1ノズルが第1方向に配列された第1ノズル列と、
    前記第1ノズルをそれぞれ含む複数の第1個別流路と、
    前記複数の第1個別流路と接続され、前記複数の第1個別流路に流入する液体が流れる第1流入流路と、
    前記複数の第1個別流路と接続され、前記複数の第1個別流路から流出した液体が流れる第1流出流路と、
    顔料インクを吐出する複数の第2ノズルが前記第1方向に配列された第2ノズル列と、
    前記第2ノズルをそれぞれ含む複数の第2個別流路と、
    前記複数の第2個別流路と接続され、前記複数の第2別流路に流入する液体が流れる第2流入流路と、
    前記複数の第2個別流路と接続され、前記複数の第2個別流路から流出した液体が流れる第2流出流路と、を有する液体吐出ヘッドと、
    前記複数の第1個別流路を介した前記第1流入流路から前記第1流出流路への液体の流れである第1液流、及び、前記複数の第2個別流路を介した前記第2流入流路から前記第2流出流路への液体の流れである第2液流を発生させる液流発生装置と、
    前記第1方向と直交する第2方向への、前記液体吐出ヘッドと被吐出媒体との相対移動を行わせる相対移動装置と、を備え、
    前記第2ノズル列は、前記第1ノズル列よりも、前記液体吐出ヘッドに対する被吐出媒体の移動の下流側のノズル列であり、
    前記第2液流の流量である第2流量が、前記第1液流の流量である第1流量よりも小さいことを特徴とする液体吐出装置。
  4. 前記第2流入流路は、前記第1流入流路よりも流路抵抗が大きいことを特徴とする請求項1~のいずれかに記載の液体吐出装置。
  5. 前記第2流出流路は、前記第1流出流路よりも流路抵抗が大きいことを特徴とする請求項1~のいずれかに記載の液体吐出装置。
  6. 前記第1個別流路は、前記第1流入流路に接続された第1流入部、を有し、
    前記第2個別流路は、前記第2流入流路に接続された第2流入部、を有し、
    前記第2流入部は、前記第1流入部よりも流路抵抗が大きいことを特徴とする請求項1~のいずれかに記載の液体吐出装置。
  7. 前記第1個別流路は、前記第1流出流路に接続された第1流出部、を有し、
    前記第2個別流路は、前記第2流出流路に接続された第2流出部、を有し、
    前記第2流出部は、前記第1流出部よりも流路抵抗が大きいことを特徴とする請求項1~のいずれかに記載の液体吐出装置。
  8. 前記液流発生装置は、第1流量及び前記第2流量を調整可能に構成され、
    前記液流発生装置を制御する制御装置、をさらに備え、
    前記制御装置は、
    前記液流発生装置を制御して、前記相対移動装置が前記相対移動を行っていないときには、前記相対移動を行っているときよりも、前記第1流量及び前記第2流量を小さくさせることを特徴とする請求項1~のいずれかに記載の液体吐出装置。
  9. 前記制御装置は、
    前記相対移動装置が前記相対移動を行っていないときには、前記液流発生装置を制御して、前記第1液流及び前記第2液流の発生を停止させることを特徴とする請求項に記載の液体吐出装置。
  10. 前記液流発生装置は、第1流量及び前記第2流量を調整可能に構成され、
    前記液流発生装置を制御する制御装置、をさらに備え、
    前記制御装置は、
    前記相対移動装置が前記相対移動をしつつ、前記液体吐出ヘッドが前記ノズルから被吐出媒体に向けて液体を吐出する吐出動作が行われていないときには、前記液流発生装置を制御して、前記第1液流及び前記第2液流の発生を停止させ、
    前記吐出動作が行われるときには、前記複数の第1ノズル及び前記複数の第2ノズルからの液体の吐出が開始されるよりも前に、前記液流発生装置を制御して、前記第1液流及び前記第2液流を発生させることを特徴とする請求項1~のいずれかに記載の液体吐出装置。
  11. 前記液流発生装置は、第1流量及び前記第2流量を調整可能に構成され、
    前記相対移動装置は、前記相対移動の速度を変更可能に構成され、
    前記液流発生装置及び前記相対移動装置を制御する制御装置、をさらに備え、
    前記制御装置は、
    前記相対移動装置を制御して、前記相対移動の速度を速くするときほど、前記液流発生装置を制御して、前記第1流量及び前記第2流量を大きくさせることを特徴とする請求項1~10のいずれかに記載の液体吐出装置。
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