JP7118555B2 - 無段変速機の制御装置 - Google Patents
無段変速機の制御装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7118555B2 JP7118555B2 JP2018208403A JP2018208403A JP7118555B2 JP 7118555 B2 JP7118555 B2 JP 7118555B2 JP 2018208403 A JP2018208403 A JP 2018208403A JP 2018208403 A JP2018208403 A JP 2018208403A JP 7118555 B2 JP7118555 B2 JP 7118555B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- speed
- turbine
- continuously variable
- variable transmission
- control
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/60—Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
Landscapes
- Control Of Transmission Device (AREA)
Description
本発明の目的の一つは、ドライバに与える違和感を抑制できる無段変速機の制御装置を提供することにある。
図1は、実施形態1の無段変速機の制御装置を表すシステム図である。
実施形態1の車両は、エンジン1、無段変速機およびベルト式無段変速機構CVTを備え、ディファレンシャルギヤを介して駆動輪に駆動力を伝達する。無段変速機は、トルクコンバータ2、オイルポンプ3、前後進切り替え機構4およびベルト式無段変速機構CVTを有する。トルクコンバータ2は、ポンプインペラ20、タービンランナ21およびロックアップクラッチ2aを有する。ポンプインペラ20は、エンジン1に連結されオイルポンプ3を駆動する駆動爪と一体に回転する。タービンランナ21は、前後進切り替え機構4の入力側(ベルト式無段変速機構CVTの入力軸)と接続されている。ロックアップクラッチ2aは、ポンプインペラ20とタービンランナ21とを一体的に連結可能である。前後進切り替え機構4は、遊星歯車機構と複数のクラッチ4aから構成され、クラッチ4aの締結状態によって前進と後進とを切り替える。ベルト式無段変速機構CVTは、プライマリプーリ5、セカンダリプーリ6およびベルト7を有する。プライマリプーリ5は、前後進切り替え機構4の出力側(無段変速機の入力軸)と接続されている。セカンダリプーリ6は、駆動輪と一体に回転する。ベルト7は、プライマリプーリ5およびセカンダリプーリ6間に巻回され動力伝達を行う。
図2は、実施形態1のロックアップ変速制御処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS1では、ロックアップクラッチ2aの締結指令が出力されているかを判定する。YESの場合はステップS2へ進み、NOの場合はステップS5へ進む。
ステップS2では、差回転ΔN(=Ne-Nt)が所定回転数ΔN1以下かを判定する。YESの場合はステップS3へ進み、NOの場合はステップS5へ進む。
(1) レンジ位置信号がDレンジ(Sレンジ、Lレンジ、Mレンジではない)
(2) 走行モードがノーマルモード(スポーツモード、エコモードではない)
(3) 車速VSPが20~40km/hの範囲内
(4) クルーズコントロールがOFF
ステップS4では、お出迎え制御を実行する。お出迎え制御は、タービン回転数Ntが、通常の変速制御におけるタービン回転数よりもエンジン回転数Neに近づくように変速比を制御する変速制御である。お出迎え制御の詳細については後述する。
ステップS5では、通常制御を実行する。通常制御は、目標変速比を車速VSPとアクセルペダル開度APOとから変速マップを参照して決定される所定変速比とし、実変速比を所定変速比に一致させる通常の変速制御である。
フェーズp1は、エンジン回転数Neとタービン回転数Ntとの差回転ΔNが所定差回転ΔN1に到達したタイミングを示す。この所定差回転ΔN1は、差回転ΔNの変化速度d(ΔN)/dtに応じて決定される。図4は実施形態1の所定差回転設定マップである。図4に示すように、変化速度d(ΔN)/dtの絶対値が小さいほど、所定差回転ΔN1が小さな値に設定される。ロックアップクラッチ2aを解放状態から締結状態へ移行させる場合、差回転ΔNは、小さくなる方向へ変化するので、変化速度d(ΔN)/dtは、マイナス側に行くほど絶対値として大きくなり、図4の横軸は図の右側にゼロがある形となっている。
上記タービン回転数の補正によって、例えば、ベルト式無段変速機構CVTの変速比を現時点の変速比(比較的Low側の変速比)に維持し、High側へのアップシフトが禁止される場合や、Low側に向けてダウンシフトする場合もある。車速VSPが上昇している場面でベルト式無段変速機構CVTの変速比をアップシフトすると、タービン回転数Ntは減少、もしくは上昇が抑制される。これに対し、ベルト式無段変速機構CVTの変速比をLow側とすることで、車速VSPの上昇に伴ってタービン回転数Ntも所定変速比で制御する場合より素早く上昇させることができる。
フェーズp4では、完全締結が確認された後、現在のタービン回転数Ntが現時点の車速VSPとアクセルペダル開度APOによって決定される所定変速比に対応する基準タービン回転数Nt1に向かうように変速比を制御する。このとき、現在のタービン回転数Ntと基準タービン回転数Nt1との差ΔNtの変化率が予め設定された所定変化率となるように変速比を制御する。これにより、エンジン回転数Neやタービン回転数Ntの急変を抑制し、安定した加速状態を達成する。
時刻t11において、車両停止状態からドライバがアクセルペダルを踏み込むと、エンジン回転数Neが上昇すると共に、エンジントルクがトルクコンバータ2により増幅されてタービンランナ21に伝達され、タービン回転数Ntも増大することで車両が発進する。
時刻t12において、車速VSPが上昇して所定車速VSP1に到達すると、ロックアップクラッチ2aの締結指令が出力され、ロックアップクラッチ2aの解放状態から締結状態への移行に伴ってエンジン回転数Neとタービン回転数Ntとの差回転ΔNが徐々に小さくなる。
時刻t13において、差回転ΔNが所定差回転ΔN1以下となると、お出迎え制御が開始され、タービン回転数Ntがエンジン回転数Neに向けて上昇する。言い換えると、時刻t12から時刻t13の間で、タービン回転数Ntがエンジン回転数Neに近づく速度よりも速い速度で、タービン回転数Ntがエンジン回転数Neに近づく。これによりトルクコンバータ2のトルク増幅作用が軽減されると共に、エンジン負荷を軽減することでエンジン回転数Neが引き下げられるのを抑制する。
時刻t14において、ロックアップクラッチ2aが完全締結すると、その後は、基準タービン回転数Nt1に向けて変速制御され、時刻t15においてタービン回転数Ntが基準タービン回転数Nt1に到達すると、お出迎え制御を終了し、通常の変速制御に移行する。
ここで、ドライバにとって違和感となるのは、エンジン回転が吹け上がった後に大きく低下するシーン、すなわち、車速VSPに対するタービン回転数Ntの上昇が比較的小さいシーンに限られる。つまり、車速VSPに対するタービン回転数Ntの上昇が比較的大きいシーンでは、エンジン回転数Neが吹け上がった後に大きく低下することはないため、ドライバの違和感とはならない。また、お出迎え制御によるタービン回転数Ntのさらなる上昇がドライバに違和感を与えるおそれもある。
また、走行モードがエコモードの場合にもお出迎え制御を許可しない。エコモードは燃費を重視する走行モードであるから、その場合はお出迎え制御を禁止することにより、エンジン回転Neの上昇が抑えられて燃費の悪化を抑制できる。
また、車速VSPが20~40km/hの範囲から外れる場合にもお出迎え制御を許可しない。ドライバの違和感となる踏み込みシーンが発生するのは、車速VSPが20~40km/hでの再加速時であることがわかっている。よって、車速VSPが20~40km/hの範囲から外れる場合には、お出迎え制御を禁止することにより、不要なお出迎え制御の実行を抑制できる。
加えて、クルーズコントロール中もお出迎え制御を許可しない。クルーズコントロール中はドライバの操作入力がないため、アクセル操作と車両挙動との不一致は生じない。また、ドライバはクルーズコントロール中であることを認識している。このため、クルーズコントロール中にエンジン回転数Neが変動してもドライバの違和感とはならない。よって、クルーズコントロール中はお出迎え制御を禁止することにより、不要なお出迎え制御の実行を抑制できる。
以上、本発明を実施するための形態を説明したが、本発明の具体的な構成は実施形態に示した構成に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっっても本発明に含まれる。
図2のステップS3に示したお出迎え制御の許可条件は一例であり、他の条件を加えてもよい。また、条件(1)~(4)のいずれか1つないし3つを満足する場合に、お出迎え制御の許可条件が成立していると判定してもよい。
2 トルクコンバータ
2a ロックアップクラッチ
5 プライマリプーリ
6 セカンダリプーリ
7 ベルト
10 コントロールユニット(制御手段)
20 ポンプインペラ
21 タービンランナ
CVT 無段変速機構
Claims (1)
- プライマリプーリとセカンダリプーリの間にベルトを巻装して動力を伝達する無断変速機構と、
エンジンと前記無断変速機構との間に設けられ、前記エンジンと一体に回転するポンプインペラと、前記無段変速機構の入力軸と一体に回転するタービンランナと、前記ポンプインペラと前記タービンランナとを連結するロックアップクラッチと、を有するトルクコンバータと、
走行状態に応じて前記ロックアップクラッチを所定の締結状態に制御すると共に、前記無断変速機構を所定変速比に制御する制御手段と、
を備え、
前記制御手段は、前記ロックアップクラッチを解放状態から締結状態に移行させる際、エンジン回転数と前記タービン回転数との差回転が所定差回転以下となったとき、前記タービン回転数が、前記移行中の走行状態に基づいて設定される前記無断変速機構の変速比の制御を継続した場合のタービン回転数よりも、エンジン回転数に近づくように前記無断変速機構の変速比を制御するにあたり、
前記自動変速機構のレンジ位置がDレンジの場合には、前記タービン回転数を前記エンジン回転数に近づける制御を許可し、前記レンジ位置がDレンジ以外である場合には、前記タービン回転数を前記エンジン回転数に近づける制御を禁止する無段変速機の制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018208403A JP7118555B2 (ja) | 2018-11-05 | 2018-11-05 | 無段変速機の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018208403A JP7118555B2 (ja) | 2018-11-05 | 2018-11-05 | 無段変速機の制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020076422A JP2020076422A (ja) | 2020-05-21 |
JP7118555B2 true JP7118555B2 (ja) | 2022-08-16 |
Family
ID=70723793
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018208403A Active JP7118555B2 (ja) | 2018-11-05 | 2018-11-05 | 無段変速機の制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7118555B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN118805045A (zh) * | 2022-03-18 | 2024-10-18 | 加特可株式会社 | 变速器的控制装置、变速器的控制方法以及程序 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015118895A1 (ja) | 2014-02-07 | 2015-08-13 | ジヤトコ株式会社 | 無段変速機の制御装置 |
WO2018074564A1 (ja) | 2016-10-21 | 2018-04-26 | ジヤトコ株式会社 | 車両用無段変速機の制御装置および制御方法 |
-
2018
- 2018-11-05 JP JP2018208403A patent/JP7118555B2/ja active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015118895A1 (ja) | 2014-02-07 | 2015-08-13 | ジヤトコ株式会社 | 無段変速機の制御装置 |
WO2018074564A1 (ja) | 2016-10-21 | 2018-04-26 | ジヤトコ株式会社 | 車両用無段変速機の制御装置および制御方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020076422A (ja) | 2020-05-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6268197B2 (ja) | 無段変速機の制御装置 | |
JP4923079B2 (ja) | 無段変速機及びその制御方法 | |
JP5762261B2 (ja) | 無段変速機の変速制御装置 | |
JP5743876B2 (ja) | 無段変速機の変速制御装置 | |
EP3415794B1 (en) | Control method and control device for gear change mechanism | |
JP2007056862A (ja) | エンジンの過回転防止装置 | |
US10415699B2 (en) | Vehicle lock-up control method and control device | |
JP6574317B2 (ja) | 車両用無段変速機の制御装置および制御方法 | |
JP7118555B2 (ja) | 無段変速機の制御装置 | |
JP6288279B2 (ja) | 車両のロックアップクラッチ制御装置 | |
JP5735656B2 (ja) | 自動変速機の制御装置 | |
JP6921993B2 (ja) | 無段変速機の制御装置および制御方法 | |
JP7106207B2 (ja) | 自動変速機のロックアップ制御装置 | |
JP6448808B2 (ja) | 車両用バリエータの制御装置 | |
JP2016047677A (ja) | 車両のロックアップクラッチ制御装置 | |
JP7202455B2 (ja) | 自動変速機及び自動変速機の制御方法 | |
JP2019100473A (ja) | 車両のロックアップクラッチ制御装置 | |
JP6752506B2 (ja) | 車両用無段変速機構の制御装置 | |
JP5157936B2 (ja) | ベルト式無段変速機の制御装置 | |
JP5993391B2 (ja) | 変速機及びその制御方法 | |
JP2023167109A (ja) | 車両の変速制御装置 | |
JP5350652B2 (ja) | エンジンの制御装置及び制御方法 | |
JP2019100474A (ja) | 車両の変速制御装置 | |
JP2016048086A (ja) | 車両のロックアップクラッチ制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210607 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220126 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220201 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220318 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220802 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220802 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7118555 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |