JP7115553B2 - 発電素子実装基板、電池パック、電子機器及び電動車両 - Google Patents

発電素子実装基板、電池パック、電子機器及び電動車両 Download PDF

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Description

本発明は、発電素子実装基板、電池パック、電子機器及び電動車両に関する。
基板に実装された電子部品にかかる応力を緩和するための構成が提案されている。例えば、下記特許文献1、2には、チップ部品が半田付けされるランド部分をスリットで囲むことにより、チップ部品にかかる機械的ストレスを緩和するようにした技術が記載されている。
実開平07-007165号公報
実用新案登録第2553102号公報
しかしながら、特許文献1や2に記載の技術では、スリットにより基板上のパターンが分断されるため、大電流を流す場合に十分なパターン幅を確保できない虞がある。
従って、本発明は、基板上の部品に掛かる応力を緩和できると共に、基板上のパターンに接続される部品から大電流(例えば、数A(アンペア)程度)が流れる場合でも、電圧降下を抑制又は発熱を抑制することができる発電素子実装基板、電池パック、電子機器及び電動車両を提供することを目的の一つとする。
本発明は、
第1端子及び第2端子を有する発電素子と、
前記第1端子が接続される第1基板端子と、前記第2端子が接続される第2基板端子と、少なくとも、第1孔部及び第2孔部を有する基板と
を有し、
第1孔部の周囲の面に第1導電部が形成され、
第2孔部の周囲の面に第2導電部が形成されており、
第1基板端子と基板の第1外縁部との間に第1孔部が形成され、
第2基板端子と基板の第2外縁部との間に第2孔部が形成されている
発電素子実装基板である。
本発明は、上述した発電素子実装基板を有する電池パックでも良い。
本発明は、上述した電池パックを有する電子機器でも良い。
本発明は、上述した電池パックを有する電動車両でも良い。

本発明の実施の形態によれば、基板上の部品に掛かる応力を緩和できると共に、基板上のパターンに接続される部品から大電流が流れる場合でも、電圧降下を抑制又は発熱を抑制することができる。なお、本明細書で例示された効果は一例であり、その効果により本発明の内容が限定して解釈されるものではない。
図1は、実施の形態にかかる電池パックの構成例を説明するための分解斜視図である。 図2Aは、第1の実施の形態にかかる基板及び基板に接続されたケーブルコネクタを上方から視た上面図であり、図2Bは、図2AにおけるIIB-IIB線で基板を切断した場合の一部の断面を示す一部断面図である。 図3は、第1の実施の形態にかかる電池の内部構成例を説明するための図である。 図4は、第1の実施の形態にかかる電池パックの回路構成例を示す回路図である。 図5は、第1の実施の形態にかかる基板を上面から視た上面図である。 図6は、図5における切断線IIB-IIBで基板を切断した場合の断面を示す断面図である。 図7は、第2の実施の形態において、考慮すべき問題を説明する際に参照される図である。 図8は、第2の実施の形態にかかる基板に設けられる第1~第4基板端子の配置例を示す図である。 図9は、第2の実施の形態において、考慮すべき問題を説明する際に参照される図である。 図10は、第2の実施の形態にかかる基板を上面から視た上面図である。 図11は、第2の実施の形態により得られる効果を説明する際に参照される図である。 図12は、変形例を説明するための図である。 図13A及び図13Bは、変形例を説明するための図である。 図14A及び図14Bは、変形例を説明するための図である。 図15は、応用例にかかるウェアラブル機器の外観例を示す図である。 図16は、応用例にかかるウェアラブル機器の回路構成を示す図である。 図17は、応用例にかかる電動車両の構成例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態等について図面を参照しながら説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
<第1の実施の形態>
<第2の実施の形態>
<変形例>
<応用例>
以下に説明する実施の形態等は本発明の好適な具体例であり、本発明の内容がこれらの実施の形態等に限定されるものではない。また、以下に説明する実施の形態、変形例、応用例は、適宜組み合わせて実施することが可能である。また、各実施の形態や変形例において、同一又は同質の構成については同一の参照符号を付し、重複した説明を適宜、省略する。
<第1の実施の形態>
[電池パックの構成]
本発明の実施の形態にかかる電池パック1は、図1に示すように、外装ケース10と、外装ケース10に収容された発電素子実装基板20と、発電素子実装基板20に接続されたケーブルコネクタ30とを備えている。
(外装ケース)
外装ケース10は、一方の主面が開放された薄い箱状を有するケース本体11と、開放された一方の主面を塞ぐように設けられた蓋部12とを備えている。ケース本体11は、周壁部に切欠11Aを有し、この切欠11Aからケーブルコネクタ30が外部に導出されている。外装ケース10は、例えば、高分子樹脂又は金属により構成されている。
(ケーブルコネクタ)
ケーブルコネクタ30は、ケーブル31と、ケーブル31の一端に設けられたコネクタ32とを備えている。ケーブル31の他端は発電素子実装基板20に接続されている。コネクタ32は、電子機器等に接続可能に構成されている。
(発電素子実装基板)
発電素子実装基板20は、平板状のプリント回路基板(以下単に「基板」という。)21と、基板21の一方の面に設けられた矩形の薄板状の電池22とを備えている。
図2Aは、基板21及び基板21に接続されたケーブルコネクタ30を上方から視た上面図であり、図2Bは、図2AのIIB-IIB線で基板21を切断した場合の一部の断面を示す一部断面図である。図2A、図2Bに示すように、基板21は、基板本体211と、基板本体211の一方の面に設けられた第1パッド212A(第1基板端子)及び第2パッド212B(第2基板端子)と、第1、第2孔部213A、213Bとを有している。なお、パッドは、ランドとも称される。
基板本体211の一方の面には、第1、第2パッド212A、212Bの他に、はんだ24A、24B、プラス端子25A、マイナス端子25B、保護IC(Integrated Circuit:集積回路)26及び充放電FET(Field Effect Transistor:電界効果トランジスタ)27、プラス端子25Aと電池22の正極端子を接続する配線パターンである第1表層パターン28A及びマイナス端子25Bと電池22の負極端子を接続する配線パターンである第2表層パターン28Bが設けられている。なお、図示は省略しているが、基板本体211の面(例えば、両面)に、カバーレイやレジスト層(保護層)が形成されていても良い。
基板本体211は、絶縁性を有するリジッド基板である。基板本体211の具体例としては、紙フェノール基板、紙エポキシ基板、ガラスコンポジット基板、ガラスエポキシ基板、テフロン(登録商標)基板、アルミナ(セラミックス)基板、低温同時焼成セラミックス(LTCC)基板、コンポジット基板又はハロゲンフリー基板等が挙げられるが、これらの基板に限定されるものではない。
第1、第2パッド212A、212Bは、電池22の端子が例えば半田付けによって設けられる箇所である。第1、第2パッド212A、212Bは、銅箔を所定の形状にパターニングすることにより形成されている。
第1、第2孔部213A、213Bは、基板21の厚み方向に形成され、基板本体211を貫通する孔部である。第1、第2孔部213A、213Bは、基板本体211にレーザ加工、ドリル加工等によって形成された後、その表面にめっき処理等が施されることで形成される第1導電部、第2導電部(ここでは図示しないが、図6、図11及び図12の51A,51Bに相当する。)をそれぞれ有している。実施の形態にかかる第1、第2孔部213A、213Bは、端部が互いに対向するように配置された、コ字状の形状を有する孔部である。実施の形態にかかる第1、第2孔部213A、213Bは、基板本体211の中央付近を通る直線に対して略対称となる形状となっている。
なお、詳細は後述するが、実施の形態における第1、第2孔部213A、213Bのそれぞれには、導電性樹脂が充填され、又は、導電性を有する弾性体(ビア)が挿入されている。
(電池)
電池22は、第1、第2パッド212A、212Bにそれぞれ接続された正極端子(第1端子)22A、負極端子(第2端子)22Bを有している。図2Aに示すように、電池22は、上面視長方形状を有しており、上面視において、一対の短辺部及び一対の長辺部を有しており、一対の短辺部の箇所に正極端子22A、負極端子22Bのそれぞれが形成されている。勿論、一対の長辺部の箇所に正極端子22A、負極端子22Bのそれぞれが形成されていても良い。
図2Bに示すように、はんだ24Aによって正極端子22Aが第1パッド212Aにはんだ付けされ、はんだ24Bによって負極端子22Bが第2パッド212Bにはんだ付けされる。はんだ24A、24Bは、例えば、ソルダーペースト等の鉛フリーはんだである。
電池22は、発電素子の一例であり、具体的にはバルク型全固体電池である。全固体電池の具体例としては、全固体リチウム電池、全固体ナトリウム電池、全固体カリウム電池、全固体マグネシウム電池又は全固体カルシウム電池等が挙げられ、中でも、全固体リチウム電池が好ましいが、これらの電池に限定されるものではない。また、固体電解質は結晶系でも非晶質系(ガラス)でもよく、別の観点で見れば、酸化物系でも硫化物系でもそれ以外の材質でも良い。ここでは、電池22が二次電池である場合について説明するが、電池22が一次電池であっても良い。
図3は、電池22の内部構成例を説明するための図である。電池22は、矩形の薄板状の電池素子220と、電池素子220の対向する端面220SA、220SBにそれぞれ設けられた正極端子22A、負極端子22Bを有している。電池22が、端面220SA、220SB以外の電池素子220の表面を覆う外装材(図示せず)をさらに備えていても良い。
電池素子220は、正極層221と、負極層222M、222Nと、固体電解質223とを有している。負極層222Mは、その一方の主面が正極層221の一方の主面に対向するように設けられ、負極層222Mと正極層221との間には固体電解質223が設けられている。負極層222Nは、その一方の主面が正極層221の他方の主面と対向するように設けられ、負極層222Nと正極層221との間には固体電解質223が設けられている。
固体電解質223は、正極層221の周面の一部が電池素子220の端面220SAから露出するのに対して、それ以外の周面の部分が電池素子220の表面から露出しないように、正極層221の周面を覆っている。電池素子220の端面220SAから露出した正極層221の周面の一部が、正極端子22Aと接触している。
固体電解質223は、負極層222M、222Nの周面の一部が電池素子220の端面220SBから露出するのに対して、それ以外の周面の部分が電池素子220の表面から露出しないように、負極層222M、222Nの周面を覆っている。電池素子220の端面220SBから露出した負極層222M、222Nの周面の一部が、負極端子22Bと接触している。固体電解質223が、負極層222M、222Nの他方の主面を覆っていても良い。
正極層221は、正極集電体221Aと、この正極集電体221Aの両主面に設けられた正極活物質層221Bとを有している。負極層222M、222Nは、負極集電体222Aと、この負極集電体222Aの一方の主面に設けられた負極活物質層222Bとを有している。負極層222M、222Nは、負極活物質層222Bが正極活物質層2221Bと対向するように設けられている。
[電池パックの回路構成例]
図4を参照して、実施の形態にかかる電池パック1の回路構成例について説明する。電池22の正極端子22Aは、基板21のプラス端子25Aと第1表層パターン28Aにより接続されている。また、電池22の負極端子22Bは、基板21のマイナス端子25Bと第2表層パターン28Bにより接続されている。
制御部26は、充放電FET27を制御することにより、電池22に対する充放電動作を制御する。また、制御部26は、充放電FET27を制御することにより、充放電時に充電電圧が過大となること、負荷短絡によって過電流が流れること及び過放電が生じることがないように充放電動作を制御する。
充放電FET27は、充電制御FET27Aと、放電制御FET27Bとを有している。充電制御FET27A及び放電制御FET27Bは、制御部26の制御に基づきオン/オフ制御される。
充電制御FET27A及び放電制御FET27Bのドレイン及びソース間には、それぞれ寄生ダイオード27C及び寄生ダイオード27Dが接続されている。寄生ダイオード27Cは、充電電流に対して逆方向で、放電電流に対して順方向極性を有する。寄生ダイオード27Dは、充電電流に対して順方向で、放電電流に対して逆方向の極性を有する。
充電制御FET27A及び放電制御FET27Bのゲートには、制御部26からの制御信号がそれぞれ供給される。充電制御FET27A及び放電制御FET27Bは、Pチャンネル型であり、ソース電位よりも所定値以上低いゲート電位によってオン状態となる。充放電時には、充電制御FET27A及び放電制御FET27Bがオン状態とされる。
なお、充電制御FET27A及び放電制御FET27BとしてNチャンネル型のFETが用いられても良い。Nチャンネル型のFETを用いる場合には、充電制御FET27A及び放電制御FET27Bがソース電位よりも所定値以上高いゲート電位によってオン状態となる。
[孔部の具体例]
次に、図5及び図6を参照して、第1、第2孔部213A、213Bの具体例について説明する。図5は、基板21を上面から視た上面図であり、図6は、図5における切断線IIB-IIBで基板21を切断した場合の断面を示す断面図である。なお、以下の説明では、説明の便宜及び理解を容易とするために具体的な値を示して説明するが、当然ながら、本発明の内容が例示された値に限定されるものではない。
基板本体211は、上面視において例えば正方形状の形状を有し、そのサイズは、図5の紙面に向かう方向を基準に縦20.0mm×横20.0mm程度である。上述したように、電池22は、上面視において長方形状を有し、そのサイズは、縦10.0mmm×横5.0mm程度である。第1、第2パッド212A、212Bの幅は、1.0mm程度であり、第1、第2孔部213A、213Bのそれぞれの幅も1.0mm程度である。
基板本体211は、第1パッド212Aに接続された正極端子22Aに対向する外縁部として、第1外縁部41Aを有している。第1外縁部41Aは、正極端子22Aと略平行であり、且つ、正極端子22Aに近い側の外縁部である。
少なくとも、基板本体211における正極端子22Aと第1外縁部41Aとの間に第1孔部213Aが形成されている。例えば、基板本体211における正極端子22Aと第1外縁部41Aとの間に形成され、第1外縁部41Aと略平行である帯状の孔部2131Aが形成されている。孔部2131Aの長さは、電池22の短辺部の長さ以上に設定される。孔部2131Aの両端からは、孔部2131Aの延在方向に略直交し、基板本体211の内側に向かう方向に延在する孔部2132A、2133Aが形成されている。孔部2131A、2132A、2133Aにより、第1孔部213Aが構成されている。
基板本体211は、第2パッド212Bに接続された負極端子22Bに対向する外縁部として、第2外縁部41Bを有している。第2外縁部41Bは、負極端子22Bと略平行であり、且つ、負極端子22Bに近い側の外縁部である。
少なくとも、基板本体211における負極端子22Bと第2外縁部41Bとの間に第2孔部213Bが形成されている。例えば、基板本体211における負極端子22Bと第2外縁部41Bとの間に形成され、第2外縁部41Bと略平行である帯状の孔部2131Bが形成されている。孔部2131Bの長さは、電池22の短辺部の長さ以上に設定される。孔部2131Bの両端からは、孔部2131Bの延在方向に略直交し、基板本体211の内側に向かう方向に延在する孔部2132B、2133Bが形成されている。孔部2131B、2132B、2133Bにより、第2孔部213Bが構成されている。
実施の形態では、第1パッド212Aから第1孔部213Aまでの距離d1が、第1孔部213Aから第1外縁部41Aまでの距離d2より小さくなるように、各構成が形成されている。また、第2パッド212Bから第2孔部213Bまでの距離d3が、第2孔部213Bから第2外縁部41Bまでの距離d4より小さくなるように、各構成が形成されている。
具体的には、距離d1、d3が1.0mm程度とされ、距離d2、d4が2.5mm程度とされる。
なお、第1パッド212Aから第1孔部213Aまでの距離d1は、例えば、第1パッド212Aの中央から第1孔部213Aにおける孔部2131Aの幅方向中心までの距離により規定される。第1孔部213Aから第1外縁部41Aまでの距離d2は、例えば、第1孔部213Aにおける孔部2131Aの幅方向中心から第1外縁部41Aまでの距離により規定される。
また、第2パッド212Bから第2孔部213Bまでの距離d3は、例えば、第2パッド212Bの中央から第2孔部213Bにおける孔部2131Bの幅方向中心までの距離により規定される。第2孔部213Bから第2外縁部41Bまでの距離d4は、例えば、第2孔部213Bにおける孔部2131Bの幅方向中心から第2外縁部41Bまでの距離により規定される。なお、これらは一例であって、他の箇所間の距離でもって距離d1~d4のそれぞれが規定されても良い。
図6に示すように、第1孔部213Aは、めっき処理等により表面に形成された第1導電部51Aを有している。第1導電部51Aは、第1表層パターン28Aと接続されている。また、第2孔部213Bは、めっき処理等により表面に形成された第2導電部51Bを有している。第2導電部51Bは、第2表層パターン28Bと接続されている。
第1孔部213Aには、第1導電性樹脂52Aが充填されている。また、第2孔部213Bにも、第2導電性樹脂52Bが充填されている。第1、第2導電性樹脂52A、52Bは、例えば、導電性樹脂である。第1、第2導電性樹脂52A、52Bとしては、例えば、低温硬化形フレキシブル導電性接着剤(商品名「SX-ECA48」)を適用することができる。第1、第2導電性樹脂52A、52Bは、導電性を有する弾性体(ビア)であっても良い。ビアとは、孔部に挿入される、各層間毎を接続する導体(例えば円筒状の導体)を意味する。
[実施の形態で得られる効果]
以上説明した第1の実施の形態により得られる効果の一例について説明する。
第1、第2孔部を基板本体に設けることにより、電池パックの組立工程等において基板本体が変形した場合に、変形に伴う応力が電池に伝搬してしまうことを極力、防止することができる。
また、第1孔部を、第1パッドに接続された正極端子と基板の第1外縁部との間に形成し、第2孔部を、第2パッドに接続された負極端子と基板の第2外縁部との間に形成することにより、電池が基板に接続される箇所にかかる応力を効果的に低減できる。このため、電池が基板から剥離したり、電池が破損してしまうことを防止することができる。
また、上述したようにして距離d1、d2の大小関係を設定することにより、第1パッドから第1孔部までの間に位置する基板本体に直接的な力が加わってしまい、第1孔部による応力緩和の効果がない状態で電池に応力が加わってしまうことを防止することができる。上述したようにして距離d3、d4の大小関係を設定することにより、同様の効果が得られる。なお、距離d1、d3は、可能な範囲で小さくすることが好ましい。
また、第1、第2孔部のそれぞれに第1、第2導電部を形成することにより、第1、第2導電部の面積分、電流を流すことができる面積が増加するため、配線抵抗を低減でき電圧降下や発熱を抑制することができる。かかる効果は、第1、第2孔部をスルーホール構造としたことにより得られる効果である。ここで言うスルーホールとは、基板の厚み方向を貫通し、表面がめっき処理等されることで導電性が付与された孔部を意味する。
更に、実施の形態では、第1、第2孔部のそれぞれに第1、第2導電性樹脂が充填されている。これにより、応力が電池に伝搬することを緩和する機能を維持しつつ、パターンの面積をより確保できるので、大電流(例えば、数A)を流した場合でも電圧降下や発熱を抑制することができる。
<第2の実施の形態>
次に、第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態が第1の実施の形態と異なる点は、第2の実施の形態にかかる発電素子実装基板が、電池22とは異なる発電素子である他の電池を有している点である。
ここで、第2の実施の形態の理解を容易とするために、考慮すべき問題について説明する。図7に示すように、上面視、正方形状の基板61の基板本体611に電池22が実装されている。電池22は、例えば、基板本体611の中央付近に実装される。なお、図示は省略しているが、電池22の正極端子22Aは基板61のプラス端子に接続され、負極端子22Bは基板61のマイナス端子に接続されている(プラス端子及びマイナス端子の図示は省略している。)。
基板本体611には、他の発電素子の一例である電池70が接続されている。電池70は、例えば、いわゆるラミネート型電池であり、正極タブ73A(第3端子)及び負極タブ73B(第4端子)が取り付けられた扁平状の巻回電極体(図示せず)をフィルム状の外装部材74の内部に収容したものである。ラミネート型電池は、小型化、軽量化および薄型化が可能となっている。正極タブ73A及び負極タブ73Bは、それぞれ、外装部材74の封止部分の一辺から外部に同一方向に導出されている。正極タブ73A及び負極タブ73Bは、例えば、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、ニッケル(Ni)又はステンレス等の金属材料によりそれぞれ構成されており、それぞれ薄板状又は網目状とされている。外装部材74は、例えば、柔軟性を有するラミネートフィルムからなる。外装部材74は、例えば、熱融着樹脂層、金属層、表面保護層を順次積層した構成を有する。電池70の電解液としては、液状の電解質(即ち、電解液)又はゲル電解質を用いることができる。
なお、外装部材74は、上述したラミネートフィルムに代えて、他の構造を有するラミネートフィルム、ポリプロピレン等の高分子フィルムまたは金属フィルムにより構成するようにしても良い。あるいは、アルミニウム製フィルムを心材として、その片面または両面に高分子フィルムを積層したラミネートフィルムを用いても良い。
基板本体611には、第1接続部612A(第3基板端子)及び第2接続部612Bが設けられている。第1接続部612Aは金属板等から成り、この第1接続部612Aに対して、電池70の正極タブ73Aが溶接等により接続される。また、基板本体611には、第2接続部612Bが設けられている。第2接続部612Bは金属板等から成り、この第2接続部612Bに対して、電池70の負極タブ73Bが溶接等により接続される。第1接続部612A及び第2接続部612Bは、基板本体611に形成されている所定の表層パターン(図示せず)に接続されており、当該表層パターンを介して、第1接続部612Aがプラス端子に、第2接続部612Bがマイナス端子(これらのプラス端子及びマイナス端子は図示せず)にそれぞれ接続されている。
ここで、第1接続部612Aは、第1パッド212Aと垂直方向(図7に向かって縦方向)に沿う方向の所定位置に設けられている。また、第2接続部612Bは、第2パッド212Bと垂直方向に沿う方向の所定位置に設けられている。かかる配置の場合、基板本体611表面のスペースの有効活用ができず、基板61のサイズが大きくなってしまう。
そこで、第2実施の形態では、図8に示すように、基板61を上面視において長方形状とする。基板61は、一対の長辺部81A及び長辺部81Bと、一対の短辺部82A及び短辺部82Bを有している。なお、第2の実施の形態では、短辺部82Aが第1外縁部に対応し、短辺部82Bが第2外縁部に対応している。
かかる基板61に対して、長辺部81A及び長辺部81Bに略平行となる方向に沿って、短辺部82A側から第1接続部612A、第1パッド212A、第2パッド212B、第2接続部612Bが並ぶようにそれぞれを設ける。そして、第1接続部612Aに正極タブ73Aが溶接され、第2接続部612Bに負極タブ73Bが溶接される。溶接後は、正極タブ73A及び負極タブ73B間に電池22が位置する。なお、図8に示すように設けられた第1接続部612Aに溶接可能なように、正極タブ73Aの外装部材74からの導出量が適切に設定される。負極タブ73Bについても同様である。
図8に示した配置により、基板本体611表面のスペースを有効活用することができ、基板61のサイズが大きくなってしまうことを抑制することができる。一方で、図9に示すように、電池70の正極タブ73A及び負極タブ73Bを溶接する際に発生する応力(図9では矢印により模式的に示している)が電池22に伝搬し、電池22の基板61に対する接続箇所や電池22そのものが破壊してしまう虞がある。
そこで、第2の実施の形態では、図10に示すように、第1パッド212Aと短辺部82Aとの間であり、且つ、第1パッド212Aと第1接続部612Aとの間に、第1孔部213Aを設ける。また、第2パッド212Bと短辺部82Bとの間であり、且つ、第2パッド212Bと第2接続部612Bとの間に、第2孔部213Bを設ける。第1孔部213A及び第2孔部213Bは、例えば、短辺部82A及び短辺部82Bに略平行な直線状の形状を有している。また、第1の実施の形態で説明したように、第1孔部213Aは、第1導電部51Aを有しており、その内部には、第1導電性樹脂52Aが充填されている。第2孔部213Bは、第2導電部51Bを有しており、その内部には、第2導電性樹脂52Bが充填されている。
上述した位置に、第1孔部213A及び第2孔部213Bを設けることにより、図11に示すように、正極タブ73Aの溶接時や負極タブ73Bの溶接時に基板61に掛かる応力を第1孔部213Aや第2孔部213Bにより遮断することができる。従って、正極タブ73A等の溶接時に発生する応力により、電池22が破壊してしまうことや、電池22の基板61からの剥離等を防止することができる。また、上述したように、正極タブ73A及び負極タブ73B間に電池22を実装する構成により基板61を小型化することができる。
なお、第1孔部213A及び第2孔部213Bの形状、長さは、溶接時に発生する応力の伝搬を遮断することができる範囲で適宜、変更可能である。
<変形例>
以上、本発明の実施の形態について具体的に説明したが、本発明の内容は上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づく各種の変形が可能である。以下、変形例について説明する。
(基板が多層基板である変形例)
上述した実施の形態では基板21が片面基板である場合について説明したが、基板の種類はこれに限定されるものではなく、両面基板、多層基板又はビルドアップ基板等であっても良い。一般的にビルドアップ基板とは、一層毎に積層、穴あけ加工、配線形成などを繰り返すことによって多層構造のプリント基板を作製する、いわゆるビルドアップ工法を利用して作製された基板をいう。基板21が両面基板である場合、両面に電池22を備えていても良いし、一方の面に電池22を備えていても良い。
基板21が多層基板である場合の具体的な例について説明する。図12に示すように、基板21は、基板本体211(第1基板)の他に基板本体211A(第2基板)を有しており、基板本体211と基板本体211Aとが積層された多層基板である。基板本体211には、正極端子22Aに対応する第1表層パターン28Aと、負極端子22Bに対応する第2表層パターン28Bとが形成されている。また、基板本体211Aには、正極端子22Aに対応する第1内層パターン61Aと、負極端子22Bに対応する第2内層パターン62Bとが形成されている。
第1導電部51Aにより第1表層パターン28A及び第1内層パターン61Aが電気的に接続され、これらのパターンがプラス端子25Aに接続される。また、第2導電部51Bにより第2表層パターン28B及び第2内層パターン61Bが電気的に接続され、これらのパターンがマイナス端子25Bに接続される。従って、本変形例における第1、第2孔部213A、213Bは、全板厚方向を貫通する孔部であり、異なる配線層の回路を電気的に接続するスルーホールである。
かかる構成により、第1、第2内層パターン61A、61Bの面積分、パターンの面積を更に増加させることができる。パターンの面積を増加させることができるので、配線抵抗をさらに低下させることができる。
第1、第2導電部51A、51Bがより多くの内層パターンを接続するようにしても良く、これにより、パターンの面積を増加させることができるので、配線抵抗をさらに低下させることができる。
なお、本変形例において、第1の実施の形態と同様に、第1、第2孔部213A、213Bに導電性樹脂が充填されていても良い。
(孔部の形状の変形例)
第1、第2孔部213A、213Bの形状は、第1の実施の形態で説明したコ字状や、第2の実施の形態で説明した直線状に限定されるものではなく、適宜、変更可能である。図13及び図14を参照して、第1、第2孔部213A、213Bの形状の変形例について説明する。なお、図13及び図14では、以下に説明する変形例に直接関係しない構成に関する図示を適宜、省略している。
図13Aに示すように、第1孔部213Aは、孔部2131Aのみを有する形状でも良い。また、第2孔部213Bは、孔部2131Bのみを有する形状でも良い。即ち、電池22の短辺部に略平行な一対の帯状の孔部が第1、第2孔部213A、213Bであっても良い。
基板本体211に、第1、第2孔部213A、213B以外の孔部が形成されていても良い。例えば、図13Bに示すように、第1孔部213Aの端部と第2孔部213Bの端部との間の中央付近を連結する帯状の第3孔部71が基板本体211に形成されていても良い。
図13Bに示した形状例に加え、図14Aに示すように、第1~第3孔部213A、213B、71の端部を連結するように設けられる帯状の第4孔部72が基板本体211に形成されていても良い。図14Aに示す各孔部の形状例により、第1孔部213A、第2孔部213B、第3孔部71及び第4孔部72により区画される内側の領域(電池22が存在する領域)とそれ以外の外側の領域とを繋ぐ箇所の面積を小さくすることができ、電池22に伝搬する応力を効果的に低減することができる。
図14Bに示すように、基板本体211の一方の面に電池22が複数個(図示の例では2個)設けられていても良く、各電池22の周囲に、第1、第2孔部213A、213Bがそれぞれ形成されていても良い。各電池22に対応する孔部の形状が異なっていても良い。また、2個の電池22が基板本体211の両面(例えば、対向する箇所)に実装されていても良く、第1、第2孔部213A、213Bが当該2個にかかる応力を低減する構成であっても良い。
(その他の変形例)
その他の変形例について説明する。上述した実施の形態では、例えば図6において、第1、第2孔部213A、213Bに第1、第2導電性樹脂52A、52Bが充填される構成について説明した。導電性樹脂が充填されることで上述した効果が得られるものの、導電性樹脂が充填されていない構成を採用することも可能である。
基板本体211に形成される孔部(例えば、実施の形態における第1、第2孔部213A、213B)は、基板本体211の全層を貫通するものではなく、各層の配線層に通じる程度に形成された非貫通孔であっても良い。
上述した実施の形態では基板本体211がリジッド基板である場合について説明したが、基板本体211の種類はこれに限定されるものではなく、フレキシブル基板又はリジッドフレキシブル基板等であっても良い。
上述した実施の形態では基板21が平らである場合について説明したが、基板21の形状はこれに限定されるものではなく、基板21は湾曲していても良いし、屈曲していても良いし、凹凸構造を有していてもよい。
上述した実施の形態では外装材が外装ケース10である場合について説明したが、外装材はこれに限定されるものではなく、ラミネートフィルム等であっても良い。
上述した実施の形態では電池22が薄板状である場合について説明したが、電池22の形状はこれに限定されるものではなく、シート状又はブロック状等であっても良い。
上述した実施の形態では電池22の主面が長方形状である場合について説明したが、電池22の主面の形状はこれに限定されるものではなく、円形状、楕円形状、四角形以外の多角形状又は不定形状等であっても良い。
<応用例>
[応用例としてのリストバンド型電子機器]
以下、本発明をリストバンド型電子機器に対して適用した応用例について説明する。
リストバンド型電子機器は、スマートバンドとも呼ばれ、腕に巻き付けておくのみで、歩数、移動距離、消費カロリー、睡眠量、心拍数等の人の活動に関するデータや、温度、湿度等の外部環境に関するデータ等を取得することができるものである。さらに、取得されたデータをスマートフォン等で管理することもできる。さらに、メールの送受信機能を有していることもでき、例えば、メールの着信をLED(Light Emitting Diode)ランプ及び/又はバイブレーションでユーザに知らせることができる。
図15は、リストバンド型の電子機器1601の外観例を示す。電子機器1601は、人体に着脱自在とされる時計型のウェアラブル機器である。電子機器1601は、腕に装着されるバンド部1611と、数字、文字及び図柄等を表示する表示装置1612と、操作ボタン1613とを備えている。
電子機器1601は、使用状態においては、図15に示すようにバンド部1611が略円形となるように湾曲され、孔部1611aに突起1611bが挿入されて腕に装着される。バンド部1611の内部には、部分的または全体的にセンサ(図示せず)が設けられており、上述した各種データを取得することができる。なお、センサは表示装置1612側の回路基板に実装される態様で設けられていても良い。
図16は、電子機器1601の回路構成例を示す。電子機器1601は、上述した表示装置1612の他に、駆動制御部としてのコントローラIC1615と、センサ1620と、ホスト機器1616と、電源としての電池パック1617とを有している。センサ1620がコントローラIC1615を含んでいても良い。
センサ1620は、押圧と曲げとの両方を検出可能なものである。センサ1620は、押圧に応じた静電容量の変化を検出し、それに応じた出力信号をコントローラIC1615に出力する。また、センサ1620は、曲げに応じた抵抗値の変化(抵抗変化)を検出し、それに応じた出力信号をコントローラIC1615に出力する。コントローラIC1615は、センサ1620からの出力信号に基づき、センサ1620の押圧及び曲げを検出し、それの検出結果に応じた情報をホスト機器1616に出力する。
ホスト機器1616は、コントローラIC1615から供給される情報に基づき、各種の処理を実行する。例えば、表示装置1612に対する文字情報や画像情報等の表示、表示装置1612に表示されたカーソルの移動、画面のスクロール等の処理を実行する。
表示装置1612は、例えばフレキシブルな表示装置であり、ホスト機器1616から供給される映像信号や制御信号等に基づき、画面を表示する。表示装置1612としては、例えば、液晶ディスプレイ、エレクトロルミネッセンス(Electro Luminescence:EL)ディスプレイ、電子ペーパー等が挙げられるが、これに限定されるものではない。
電池パック1617は、上述した実施の形態又はその変形例にかかる電池パックであり、発電素子実装基板20を有するものである。
本発明は電池を有している種々の電子機器に適用可能であり、上述した応用例で説明したリストバンド型の電子機器1601に限定されるものではない。上述した応用例以外の電子機器としては、例えば、ノート型パーソナルコンピュータ、タブレット型コンピュータ、携帯電話(スマートフォンを含む)、携帯情報端末(Personal Digital Assistants:PDA)、表示装置(LCD、ELディスプレイ、電子ペーパ等)、撮像装置(例えばデジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ等)、オーディオ機器(例えばポータブルオーディオプレイヤー)、ゲーム機器、ユニバーサルクレジットカード、センサネットワーク端末、スマートウオッチ、メガネ型端末(ヘッドマウントディスプレイ(HMD)等)、コードレスフォン子機、電子書籍、電子辞書、ラジオ、ヘッドホン、ナビゲーションシステム、メモリーカード、ペースメーカー、補聴器、電動工具、電気シェーバー、冷蔵庫、エアコン、テレビ、ステレオ、温水器、電子レンジ、食器洗浄器、洗濯機、乾燥機、照明機器、玩具、医療機器、ロボット、ロードコンディショナー、信号機等が挙げられるが、これに限定されるものでなない。
[応用例としてのハイブリッド車両]
本発明を車両用の蓄電システムに適用した例について、図17を参照して説明する。図17に、本発明が適用されるシリーズハイブリッドシステムを採用するハイブリッド車両の構成を概略的に示す。シリーズハイブリッドシステムはエンジンで動かす発電機で発電された電力、あるいはそれをバッテリーに一旦貯めておいた電力を用いて、電力駆動力変換装置で走行する車である。
このハイブリッド車両7200には、エンジン7201、発電機7202、電力駆動力変換装置7203、駆動輪7204a、駆動輪7204b、車輪7205a、車輪7205b、蓄電装置7208、車両制御装置7209、各種センサ7210、充電口7211が搭載されている。蓄電装置7208は、上述した実施の形態及びその変形例のいずれかにおける電池パック(発電素子実装基板20を有する電池パック)を有している。
ハイブリッド車両7200は、電力駆動力変換装置7203を動力源として走行する。電力駆動力変換装置7203の一例は、モーターである。蓄電装置7208の電力によって電力駆動力変換装置7203が作動し、この電力駆動力変換装置7203の回転力が駆動輪7204a、7204bに伝達される。なお、必要な個所に直流-交流(DC-AC)あるいは逆変換(AC-DC変換)を用いることによって、電力駆動力変換装置7203が交流モーターでも直流モーターでも適用可能である。各種センサ7210は、車両制御装置7209を介してエンジン回転数を制御したり、図示しないスロットルバルブの開度(スロットル開度)を制御したりする。各種センサ7210には、速度センサ、加速度センサ、エンジン回転数センサ等が含まれる。
エンジン7201の回転力は発電機7202に伝えられ、その回転力によって発電機7202により生成された電力を蓄電装置7208に蓄積することが可能である。
図示しない制動機構によりハイブリッド車両が減速すると、その減速時の抵抗力が電力駆動力変換装置7203に回転力として加わり、この回転力によって電力駆動力変換装置7203により生成された回生電力が蓄電装置7208に蓄積される。
蓄電装置7208は、ハイブリッド車両の外部の電源に接続されることで、その外部電源から充電口7211を入力口として電力供給を受け、受けた電力を蓄積することも可能である。
図示しないが、二次電池に関する情報に基づいて車両制御に関する情報処理を行う情報処理装置を備えていても良い。このような情報処理装置としては、例えば、電池残量表示装置等がある。
なお、以上は、エンジンで動かす発電機で発電された電力、或いはそれをバッテリーに一旦貯めておいた電力を用いて、モーターで走行するシリーズハイブリッド車を例として説明した。しかしながら、エンジンとモーターの出力がいずれも駆動源とし、エンジンのみで走行、モーターのみで走行、エンジンとモーター走行という3つの方式を適宜切り替えて使用するパラレルハイブリッド車に対しても本発明は有効に適用可能である。さらに、エンジンを用いず駆動モーターのみによる駆動で走行する所謂、電動車両に対しても本発明は有効に適用可能である。
以上、本発明にかかる技術が適用され得るハイブリッド車両7200の一例について説明した。本発明にかかる技術は、以上説明した構成のうち、蓄電装置7208に好適に適用され得る。
1・・・電池パック、20・・・発電素子実装基板、21,61・・・基板、22,70・・・電池、22A・・・正極端子、22B・・・負極端子、28A・・・第1表層パターン、28B・・・第2表層パターン、41A・・・第1外縁部、41B・・・第2外縁部、51A・・・第1導電部、51B・・・第2導電部、52A・・・第1導電性樹脂、52B・・・第2導電性樹脂、61A・・・第1内層パターン、61B・・・第2内層パターン、73A・・・正極タブ、73B・・・負極タブ、211・・・基板本体、212A・・・第1パッド、212B・・・第2パッド、213A・・・第1孔部、213B・・・第2孔部、612A・・・第1接続部、612B・・・第2接続部、d1~d4:距離

Claims (12)

  1. 第1端子及び第2端子を有する発電素子と、
    前記第1端子が接続される第1基板端子と、前記第2端子が接続される第2基板端子と、少なくとも、第1孔部及び第2孔部を有する基板と
    を有し、
    前記第1孔部の周囲の面に第1導電部が形成され、
    前記第2孔部の周囲の面に第2導電部が形成されており、
    前記第1基板端子と前記基板の第1外縁部との間に前記第1孔部が形成され、
    前記第2基板端子と前記基板の第2外縁部との間に前記第2孔部が形成されている
    発電素子実装基板。
  2. 前記第1孔部及び前記第2孔部のそれぞれに、導電性樹脂が充填され、又は、導電性を有する弾性体(ビア)が挿入されている
    請求項1に記載の発電素子実装基板。
  3. 前記基板は、少なくとも、前記第1端子に対応する第1表層パターン及び前記第2端子に対応する第2表層パターンを有する第1基板と、前記第1端子に対応する第1内層パターン及び前記第2端子に対応する第2内層パターンを有する第2基板とが積層された基板であり、
    前記第1導電部により前記第1表層パターンと前記第1内層パターンとが接続され、前記第2導電部により前記第2表層パターンと前記第2内層パターンとが接続されている
    請求項1又は2に記載の発電素子実装基板。
  4. 前記第1基板端子から前記第1孔部までの距離が、前記第1孔部から前記第1外縁部までの距離より小さく、且つ、前記第2基板端子から前記第2孔部までの距離が、前記第2孔部から前記第2外縁部までの距離より小さい
    請求項1から3までの何れかに記載の発電素子実装基板。
  5. 前記発電素子は、上面視において長方形状となる形状を有し、
    前記第1端子及び前記第2端子が、対向する長辺部及び対向する短辺部の何れかの箇所に形成されている
    請求項1から4までの何れかに記載の発電素子実装基板。
  6. 複数の前記発電素子を有し、各発電素子の周囲に、前記第1孔部及び前記第2孔部がそれぞれ設けられている
    請求項1から5までの何れかに記載の発電素子実装基板。
  7. 前記第1孔部及び前記第2孔部は、所定の基準線に対して略対称となる形状をそれぞれ有している
    請求項1から6までの何れかに記載の発電素子実装基板。
  8. 前記発電素子とは異なる他の発電素子を有し、
    前記他の発電素子は、第3端子及び第4端子を有し、
    前記基板は、前記第3端子が接続される第3基板端子と、前記第4端子が接続される第4基板端子とを有し、
    前記第1孔部が前記第1基板端子と前記第3基板端子との間に形成され、
    前記第2孔部が前記第2基板端子と前記第4基板端子との間に形成されている
    請求項1から7までの何れかに記載の発電素子実装基板。
  9. 前記発電素子は全固体電池である
    請求項1から8までの何れかに記載の発電素子実装基板。
  10. 請求項1から9までの何れかに記載の発電素子実装基板を有する電池パック。
  11. 請求項10に記載の電池パックを有する電子機器。
  12. 請求項10に記載の電池パックを有する電動車両。
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