JP7115348B2 - インバータ - Google Patents

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本発明は、インバータに関する。
直流電力を交流電力に変換して3相交流モータを駆動するインバータは、例えば、特許文献1に記載されている。特許文献1に記載のインバータは、3相のスイッチング素子を備えるインバータ回路と、スイッチング素子を制御する制御装置と、を備える。制御装置は、2相変調によってスイッチング素子を制御する。2相変調とは、3相のうち1相のスイッチング素子をオン又はオフに固定し、残りの2相のスイッチング素子をスイッチング動作させる方式である。2相変調を行う場合、キャリアと比較される2相変調電圧指令値には、1周期に上アームスイッチング素子をオンに固定するための上アーム連続オン区間と、下アームスイッチング素子をオンに固定するための下アーム連続オン区間と、が含まれる。
特開平7-46855号公報
ところで、2相変調では、上アームスイッチング素子の連続オン区間と下アームスイッチング素子の連続オン区間との差を原因として、上アームスイッチング素子と下アームスイッチング素子の温度差が大きくなるおそれがある。一般に、インバータでは、上アームスイッチング素子と下アームスイッチング素子との温度差が生じないことを前提とした設計を行っている。このため、上アームスイッチング素子と下アームスイッチング素子の温度差が大きくなると、温度の大きい方のスイッチング素子が冷却不足になるおそれがある。インバータでは、スイッチング素子の最高温度に応じてトルクに制限が課されるため、上アームスイッチング素子と下アームスイッチング素子の温度差を小さくすることで、スイッチング素子の最高温度を小さくすることが好ましい。
本発明の目的は、上アームスイッチング素子と下アームスイッチング素子の温度差を小さくできるインバータを提供することにある。
上記課題を解決するインバータは、3相のスイッチング素子を備えるインバータ回路と、前記インバータ回路を制御する制御装置と、を備え、直流電力を交流電力に変換して3相交流モータを駆動させるインバータであって、前記制御装置は、キャリアを発生させるキャリア発生器と、3相のうち1相の上アームスイッチング素子をオンに固定する上アーム連続オン区間と、3相のうち1相の下アームスイッチング素子をオンに固定する下アーム連続オン区間とを1周期に含んでおり、前記上アーム連続オン区間によりオンに固定される前記上アームスイッチング素子と前記下アーム連続オン区間によりオンに固定される前記下アームスイッチング素子を順次切り替える2相変調電圧指令値を生成する2相変調制御部と、前記キャリアと前記2相変調電圧指令値とを比較することで前記スイッチング素子を制御するためのPWM信号を生成する比較器と、前記2相変調電圧指令値の1周期のうち前記下アーム連続オン区間に比べて、前記上アーム連続オン区間の方が短くなるように前記2相変調電圧指令値を補正する上アーム補正を行う上下アームアンバランス補正制御部と、を備える。
2相変調では、上アーム連続オン区間と下アーム連続オン区間とを同一の長さとした場合、下アームスイッチング素子が実際にオンされる連続オン区間に比べて、上アームスイッチング素子が実際にオンされる連続オン区間が長くなる。これを原因として、上アームスイッチング素子と下アームスイッチング素子に温度差が生じることになる。
これに対し、上アーム連続オン区間が下アーム連続オン区間よりも短くなるように2相変調電圧指令値を補正することで、上アーム連続オン区間と下アーム連続オン区間とを同一の長さとした場合に比べて、上アームスイッチング素子が実際にオンされる連続オン区間が短くなる。これにより、上アーム連続オン区間と下アーム連続オン区間とを同一の長さにした場合に比べて、上アームスイッチング素子と下アームスイッチング素子に温度差が生じることを抑制することができる。
上記インバータについて、前記上下アームアンバランス補正制御部は、前記上アーム連続オン区間の中央の位相及び前記下アーム連続オン区間の中央の位相が、相電流が最大となる位相と一致するように前記2相変調電圧指令値を補正してもよい。
これによれば、相電流が最も大きくなる区間を避けてスイッチング動作を行うことができるため、スイッチング損失を低減させることができる。
上記インバータについて、前記上下アームアンバランス補正制御部は、前記2相変調電圧指令値の1周期のうち前記上アーム連続オン区間に比べて、前記下アーム連続オン区間の方が短くなるように前記2相変調電圧指令値を補正する下アーム補正を行うことが可能であり、前記上アーム補正と前記下アーム補正とを切り替えながら前記2相変調電圧指令値の補正を行ってもよい。
これによれば、複数周期に亘ってスイッチング素子のスイッチング動作を行った際に、上アームスイッチング素子が実際にオンされる区間の長さと、下アームスイッチング素子が実際にオンされる区間の長さとを調整することができる。
上記インバータについて、3相変調電圧指令値を生成する3相変調制御部を備え、前記比較器は、前記キャリアと前記3相変調電圧指令値とを比較することで、前記スイッチング素子を制御するためのPWM信号を生成し、前記3相変調制御部は、スイッチング素子がオン又はオフに固定されない前記3相変調電圧指令値を生成してもよい。
本発明によれば、上アームスイッチング素子と下アームスイッチング素子の温度差を小さくできる。
インバータが搭載された車両を概略的に示すブロック図。 制御装置の一部を示す機能ブロック図。 制御装置の一部を示す機能ブロック図。 相電流、電圧指令値、2相変調電圧指令値及び3相変調電圧指令値の一例を示す図。 上アーム補正を行った2相変調電圧指令値とキャリアとを比較することで得られた上アーム信号と下アーム信号を示す図。 比較例の2相変調電圧指令値とキャリアとを比較することで得られた上アーム信号と下アーム信号を示す図。 スイッチング素子の制御態様と、上アームスイッチング素子及び下アームスイッチング素子の温度との関係を示す図。
以下、インバータの一実施形態について説明する。
図1に示すように、車両10は、バッテリBと、コンデンサCと、モータ11と、インバータ20と、上位制御装置12と、トルク指令制御装置13と、を備える。車両10は、例えば、モータ11によって走行する電気自動車や、ハイブリッド自動車である。モータ11は、3つのコイルU,V,Wを備え、コイルU,V,Wをスター結線した3相交流モータである。なお、モータ11としては、コイルU,V,Wをデルタ結線した3相交流モータを用いてもよい。インバータ20は、バッテリBから供給される直流電力を交流電力に変換してモータ11に供給することで、モータ11を駆動させる。
インバータ20は、インバータ回路21と、制御装置31と、を備える。インバータ回路21は、6つのスイッチング素子Q1~Q6を備える。スイッチング素子Q1~Q6としては、例えば、IGBT:絶縁ゲートバイポーラトランジスタやMOSFETが用いられる。正極母線Lpと負極母線Lnとの間に、u相上アームを構成するスイッチング素子Q1と、u相下アームを構成するスイッチング素子Q2とが直列接続されている。正極母線Lpと負極母線Lnとの間に、v相上アームを構成するスイッチング素子Q3と、v相下アームを構成するスイッチング素子Q4とが直列接続されている。正極母線Lpと負極母線Lnとの間に、w相上アームを構成するスイッチング素子Q5と、w相下アームを構成するスイッチング素子Q6とが直列接続されている。正極母線Lp、負極母線LnにはコンデンサCを介してバッテリBが接続されている。
スイッチング素子Q1とスイッチング素子Q2との間は、モータ11のu相端子に接続されている。スイッチング素子Q3とスイッチング素子Q4との間は、モータ11のv相端子に接続されている。スイッチング素子Q5とスイッチング素子Q6との間は、モータ11のw相端子に接続されている。上下のアームを構成するスイッチング素子Q1~Q6を有するインバータ回路21は、スイッチング素子Q1~Q6のスイッチング動作に伴いバッテリBの電圧である直流電圧を交流電圧に変換してモータ11に供給する。スイッチング素子Q1~Q6は、制御装置31によって制御されることでスイッチング動作を行う。
インバータ20は、モータ11の電気角θを検出する角度検出部22と、相電流を検出する相電流検出部23と、スイッチング素子Q1~Q6の温度を検出する温度検出部24と、速度ωを検出する速度検出部25と、を備える。角度検出部22としては、例えばレゾルバを用いることができる。相電流検出部23は、少なくとも2相分の相電流を検出する。本実施形態において、相電流検出部23は、u相電流Iuを検出する電流センサと、v相電流Ivを検出する電流センサとで構成される。温度検出部24は、少なくとも、インバータ回路21の駆動時に最も温度が高くなると想定されるスイッチング素子Q1~Q6の温度を検出する。速度検出部25は、角度検出部22により検出される電気角θから速度ωを演算する。速度ωは、モータ11の回転速度である。
制御装置31は、上位制御装置12とトルク指令制御装置13によって演算された目標トルクTr*に応じてスイッチング素子Q1~Q6を制御する。上位制御装置12は、アクセル開度等から要求トルクTrq*を演算する。トルク指令制御装置13は、出力可能トルク演算部14を備える。出力可能トルク演算部14は、速度ω及び温度Tから出力可能トルクを演算する。トルク指令制御装置13は、要求トルクTrq*と出力可能トルクとを比較し、トルク指令である目標トルクTr*を演算する。
制御装置31は、例えば、マイクロコンピュータを主体として構成される。制御装置31が実行する処理は、記憶部に記憶された処理をCPUが実行することにより行われてもよいし、専用の電子回路によるハードウェア処理によって行われてもよい。制御装置31は、電流指令演算部32と、電圧指令演算部33と、2相変調制御部40と、上下アームアンバランス補正制御部41と、PWM変調制御部50と、3相変調制御部60と、を備える。これらは、制御装置31が所定の処理を実行することで機能する機能部である。
図2に示すように、電流指令演算部32は、目標トルクTr*を実現するためのd軸電流指令値Id*およびq軸電流指令値Iq*を演算する。電流指令演算部32は、例えば、目標トルクTr*とd軸電流指令値Id*及びq軸電流指令値Iq*とが対応付けられたテーブルを用いてd軸電流指令値Id*及びq軸電流指令値Iq*を演算する。d軸電流指令値Id*及びq軸電流指令値Iq*は、回転2相座標系の指令電流である。
電圧指令演算部33は、2相変換部34と、減算部35,36と、制御部37と、3相変換部38と、を備える。2相変換部34は、相電流検出部23によって検出されたu相電流Iu及びv相電流Ivからw相電流Iwを求める。2相変換部34は、相電流Iu,Iv,Iwを電気角θに基づいてdq変換することで、d軸電流Id及びq軸電流Iqを演算する。
減算部35は、d軸電流指令値Id*とd軸電流Idとの差分であるd軸電流偏差ΔIdを算出する。減算部36は、q軸電流指令値Iq*とq軸電流Iqとの差分であるq軸電流偏差ΔIqを算出する。
制御部37は、d軸電流偏差ΔId及びq軸電流偏差ΔIqが0に収束するように、PI演算等でd軸電圧指令値Vd*及びq軸電圧指令値Vq*を演算する。d軸電圧指令値Vd*及びq軸電圧指令値Vq*は、回転2相座標系の指令電圧である。
3相変換部38は、電気角θに基づき、d軸電圧指令値Vd*及びq軸電圧指令値Vq*を逆dq変換することで3相の電圧指令値Vu*,Vv*,Vw*を演算する。
上下アームアンバランス補正制御部41は、3相の電圧指令値Vu*,Vv*,Vw*と、電気角θから連続オン相を求める。連続オン相とは、3相のスイッチング素子Q1~Q6のうちオンに固定される相を示す。
2相変調制御部40は、3相の電圧指令値Vu*,Vv*,Vw*と上下アームアンバランス補正制御部41により求められた連続オン相から2相変調電圧指令値V’u*,V’v*,V’w*を演算する。2相変調電圧指令値V’u*,V’v*,V’w*は、インバータ20に2相変調を行わせる際の電圧の指令値である。2相変調とは、3相のうち1相のスイッチング素子Q1~Q6をオン又はオフに固定し、残りの2相のスイッチング素子Q1~Q6をスイッチング動作させる方式である。即ち、3相のうちの2相をパルス幅変調することでモータ11を駆動させる。本実施形態では、1周期の間に3相のうち1相の上アームスイッチング素子Q1,Q3,Q5がオンに固定される状態と、3相のうち1相の下アームスイッチング素子Q2,Q4,Q6がオンに固定される状態が順次切り替わる上下方式の2相変調が行われる。2相変調制御部40は、連続オン相により指定された相のスイッチング素子Q1~Q6がオンに固定されるように、3相の電圧指令値Vu*,Vv*,Vw*を2相変調電圧指令値V’u*,V’v*,V’w*に変換するといえる。
図3に示すように、PWM変調制御部50は、キャリア発生器51と、比較器52と、信号生成部53と、駆動回路54と、を備える。キャリア発生器51は、キャリアCWを発生させる。キャリアCWとしては、例えば、三角波が用いられる。比較器52は、2相変調電圧指令値V’u*,V’v*,V’w*とキャリアCWとを比較することでPWM信号を生成する。
信号生成部53は、PWM信号を論理反転させた反転信号を生成する。そして、PWM信号にデッドタイムを設定することで上アーム信号とし、反転信号にデッドタイムを設定することで下アーム信号とする。駆動回路54は、上アーム信号及び下アーム信号に従い、スイッチング素子Q1~Q6のオンとオフとを切り替えるスイッチング動作を行う。上アーム信号がハイレベルの場合、上アームスイッチング素子Q1,Q3,Q5がオンにされ、下アーム信号がハイレベルの場合、下アームスイッチング素子Q2,Q4,Q6がオンにされる。
3相変調制御部60は、3相の電圧指令値Vu*,Vv*,Vw*から3相変調電圧指令値を演算する。3相変調電圧指令値は、インバータ20に3相変調を行わせる際の指令電圧である。3相変調とは、3相のスイッチング素子Q1~Q6をスイッチング動作させる方式である。3相変調電圧指令値は、2相変調電圧指令値V’u*,V’v*,V’w*と同様に、比較器52でキャリアCWと比較される。そして、比較結果から得られたPWM信号を用いて、スイッチング素子Q1~Q6の制御が行われる。
本実施形態のインバータ20では、2相変調及び3相変調の両方が用いられる。2相変調と3相変調とは、モータ11の回転数に対するトルクの関係に基づき切り替えられる。例えば、モータ11の回転数に対するトルクに閾値を設定し、閾値に応じて2相変調と3相変調とを切り替えればよい。
次に、2相変調制御部40と、上下アームアンバランス補正制御部41について詳細に説明する。
図4に示すように、2相変調電圧指令値V’u*は、1周期に上アーム連続オン区間USと下アーム連続オン区間LSとを含む信号である。上アーム連続オン区間USとは、位相に関わらずキャリアCWを上回る2相変調電圧指令値V’u*を出力することで、固定対象となる上アームスイッチング素子Q1,Q3,Q5を確実にオンにする区間である。上アーム連続オン区間USは、2相変調電圧指令値V’u*が上限値に維持される区間である。上限値とは、位相に関わらずキャリアCWを上回る値である。上アーム連続オン区間USは、各相の電圧指令値Vu*,Vv*,Vw*のうち最大となる電圧指令値に対して設定することができる。各相の電圧指令値Vu*,Vv*,Vw*のうち最大となる電圧指令値は120°毎に切り替わる。従って、上アーム連続オン区間USを設定できる区間S1は、各相120°の範囲といえる。
下アーム連続オン区間LSとは、位相に関わらずキャリアCWを下回る2相変調電圧指令値V’u*を出力することで、固定対象となる下アームスイッチング素子Q2,Q4,Q6を確実にオンにする区間である。下アーム連続オン区間LSは、2相変調電圧指令値V’u*が下限値に維持される区間である。下限値とは、位相に関わらずキャリアCWを下回る値である。下アーム連続オン区間LSは、各相の電圧指令値Vu*,Vv*,Vw*のうち最小となる電圧指令値に対して設定することができる。各相の電圧指令値Vu*,Vv*,Vw*のうち最小となる電圧指令値は120°毎に切り替わる。従って、下アーム連続オン区間LSを設定できる区間S2は、各相120°の範囲といえる。なお、図4にはu相の2相変調電圧指令値V’u*を示す。v相の2相変調電圧指令値V’v*及びw相の2相変調電圧指令値V’w*は、u相の2相変調電圧指令値V’u*に対しそれぞれ位相が120度、240度ずれた同一波形のため図示を省略する。
上下アームアンバランス補正制御部41は、上アーム補正と下アーム補正とを行うことができる。上アーム補正とは、2相変調電圧指令値V’u*,V’v*,V’w*の1周期のうち上アーム連続オン区間USが下アーム連続オン区間LSに比べて短くなるように補正を行うことである。下アーム補正とは、2相変調電圧指令値V’u*,V’v*,V’w*の1周期のうち下アーム連続オン区間LSが上アーム連続オン区間USに比べて短くなるように補正を行うことである。
上下アームアンバランス補正制御部41は、上アーム補正を行う際には、上アーム連続オン区間USが下アーム連続オン区間LSよりも短くなるように連続オン相を設定する。上下アームアンバランス補正制御部41は、例えば、上アーム連続オン区間USが45°、下アーム連続オン区間LSが75°になるように連続オン相を設定する。上アーム連続オン区間USと下アーム連続オン区間LSとは、上アーム連続オン区間USが下アーム連続オン区間LSよりも短くなり、かつ、上アーム連続オン区間USと下アーム連続オン区間LSとを合わせた区間が120°となる範囲で設定できる。また、上アーム連続オン区間USを設定できる120°の区間S1は、他の相の下アーム連続オン区間LSを設定できる120°の区間S2と一部が重なり合う。従って、上アーム連続オン区間USと下アーム連続オン区間LSとが干渉しない範囲で上アーム連続オン区間USが設定される。
上下アームアンバランス補正制御部41は、下アーム補正を行う際には、下アーム連続オン区間LSが上アーム連続オン区間USよりも短くなるように連続オン相を設定する。上アーム連続オン区間USと下アーム連続オン区間LSとは、下アーム連続オン区間LSが上アーム連続オン区間USよりも短くなり、かつ、上アーム連続オン区間USと下アーム連続オン区間LSとを合わせた区間が120°となる範囲で設定できる。なお、下アーム補正を行う際の下アーム連続オン区間LSの長さは、上アーム補正を行う際の上アーム連続オン区間USの長さと同一としてもよいし、異なっていてもよい。仮に、上アーム補正を行う際の上アーム連続オン区間USが45°の場合、下アーム補正を行う際の下アーム連続オン区間LSは45°であってもよいし、45°以外であってもよい。
上下アームアンバランス補正制御部41は、上アーム連続オン区間USの中央CHの位相及び下アーム連続オン区間LSの中央CLの位相が、相電流Iu,Iv,Iwが最大値となる位相と一致するように連続オン相を設定する最適位相制御を行う。詳細にいえば、上下アームアンバランス補正制御部41は、相電流Iu,Iv,Iwの正のピークPHと、相電流Iu,Iv,Iwと同一相の2相変調電圧指令値V’u*,V’v*,V’w*における上アーム連続オン区間USの中央CHの位相とが一致するように上アーム連続オン区間USを設定する。上下アームアンバランス補正制御部41は、相電流Iu,Iv,Iwの負のピークPLと、相電流Iu,Iv,Iwと同一相の2相変調電圧指令値V’u*,V’v*,V’w*における下アーム連続オン区間LSの中央CLの位相とが一致するように下アーム連続オン区間LSを設定する。例えば、図4に示すように、u相の2相変調電圧指令値V’u*の上アーム連続オン区間USの中央CHと、u相電流Iuの正のピークPHとは同一位相になり、u相の2相変調電圧指令値V’u*の下アーム連続オン区間LSの中央CLと、u相電流Iuの負のピークPLとは同一位相になる。最適位相制御は、上アーム補正時にも行われるし、下アーム補正時にも行われる。
上下アームアンバランス補正制御部41は、上アーム補正と下アーム補正とを切り替えながら2相変調電圧指令値V’u*,V’v*,V’w*の補正を行う。
なお、図4には、u相の3相変調電圧指令値tVu*を示す。図4から把握できるように、3相変調電圧指令値tVu*には、上アーム連続オン区間US及び下アーム連続オン区間LSが設けられない。従って、3相変調制御部60は、スイッチング素子Q1~Q6がオン又はオフに固定されない3相変調電圧指令値を生成するといえる。
図5には、上アーム補正を行った2相変調電圧指令値V’u*とキャリアCWとを比較することで得られた上アーム信号、下アーム信号及び相電圧を示す。図5から把握できるように、上アーム連続オン区間USを含む区間では上アーム信号がハイレベルとなり、下アーム連続オン区間LSを含む区間では下アーム信号がハイレベルとなることがわかる。即ち、上アーム連続オン区間USでは、上アームスイッチング素子Q1がオンされ、下アーム連続オン区間LSでは下アームスイッチング素子Q2がオンされる。なお、図5では、デッドタイムを省略している。
本実施形態の作用について説明する。以下の説明において、u相について説明を行うが、v相、w相についても同様である。なお、図6では、デッドタイムを省略している。
図6には、比較例の2相変調電圧指令値V’’u*を示す。比較例の2相変調電圧指令値V’’u*は、スイッチング素子Q1~Q6をオンに固定する区間を同一の長さとした場合の2相変調電圧指令値である。即ち、2相変調電圧指令値V’’u*は、上アーム連続オン区間US及び下アーム連続オン区間LSが60°に設定されている。
上アーム連続オン区間US及び下アーム連続オン区間LSが60°に設定され、60°毎にオンに固定されるスイッチング素子Q1~Q6が切り替わる場合、上アームスイッチング素子Q1の連続オン区間が下アームスイッチング素子Q2の連続オン区間よりも短くなりやすい。これは、スイッチング素子Q1,Q2が実際にオンに固定される区間は60°であるものの、キャリアCWと2相変調電圧指令値V’’u*との比較によりスイッチング素子Q1,Q2がオンになる区間がオンに固定される区間と重なり合うことが原因である。即ち、スイッチング素子Q1,Q2がオンに固定される区間と、オンに固定されてはいないもののキャリアCWとの比較でスイッチング素子Q1,Q2がオンになる区間とが連続した1つの区間となる。上アーム連続オン区間USにより上アームスイッチング素子Q1がオンになる区間と、この区間に連続して上アームスイッチング素子Q1がオンになる区間とを合わせた区間を連続オン区間T1とする。下アーム連続オン区間LSにより下アームスイッチング素子Q2がオンになる区間と、この区間に連続して下アームスイッチング素子Q2がオンになる区間とを合わせた区間を連続オン区間T2とする。連続オン区間T1は、連続オン区間T2に比べて長くなりやすく、上アームスイッチング素子Q1が実際にオンに維持される連続オン区間T1が、下アームスイッチング素子Q2が実際にオンに維持される連続オン区間T2に比べて長くなるといえる。
特に、1周期中のスイッチング回数を減らすためにキャリアCWの周波数を大きくした場合に、温度差は顕著に現れることになる。1周期中のスイッチング回数が少ない程、1回のスイッチング動作が占める割合が多くなり、温度差が大きくなりやすい。
これに対し、本実施形態では上アーム連続オン区間USを下アーム連続オン区間LSよりも短くしている。図5に示すように、上アーム連続オン区間USと、キャリアCWとの比較により上アームスイッチング素子Q1がオンになる区間とが分離されやすく、連続オン区間T1が短くなる。これにより、上アームスイッチング素子Q1と下アームスイッチング素子Q2とで、実際に出力される連続オン区間の差を低減することができる。
また、図から把握できるように、上アーム補正を行うと、実際に上アームスイッチング素子Q1がオンに維持される連続オン区間T1が、実際に下アームスイッチング素子Q2がオンに維持される連続オン区間T2よりも短くなる。一方で、下アーム補正を行う場合、実際に上アームスイッチング素子Q1がオンに維持される連続オン区間T1が、実際に下アームスイッチング素子Q2がオンに維持される連続オン区間T2よりも長くなる。上アーム補正と下アーム補正とを切り替えながらスイッチング素子Q1,Q2を制御することで、複数周期に亘ってスイッチング素子Q1,Q2をスイッチング動作させた際に、上アームスイッチング素子Q1が実際にオンされる区間の長さと、下アームスイッチング素子Q2が実際にオンされる区間の長さとの差を短くすることが可能である。上下アームアンバランス補正制御部41は、上アームスイッチング素子Q1が実際にオンされる区間の長さと、下アームスイッチング素子Q2が実際にオンされる区間の長さとが同一になるように予め設定された所定周期で、上アーム補正と下アーム補正とを切り替えればよい。
図7には、スイッチング素子Q1~Q6の制御態様と、スイッチング素子Q1,Q2の温度との関係を示す。図7に示す3相変調は、実施形態に記載した3相変調を行った場合である。図7に示す2相変調は、60°毎にオンに固定されるスイッチング素子Q1~Q6を切り替え、かつ、最適位相制御を行わなかった場合である。図7に示す2相変調(最適位相基準)は、60°毎にオンに固定されるスイッチング素子Q1~Q6を切り替え、かつ、最適位相制御を行った場合である。2相変調(本実施形態)は、本実施形態の制御を行った場合である。
図7から把握できるように、本実施形態の制御を行うことで、上アームスイッチング素子Q1と下アームスイッチング素子Q2の温度差が小さくなることがわかる。そして、本実施形態の制御を行うことで、下アームスイッチング素子Q2の温度は2相変調(最適位相基準)に比べて上昇するが、上アームスイッチング素子Q1の温度は、最も低くなることがわかる。従って、スイッチング素子Q1,Q2の最高温度が低くなる。
スイッチング素子Q1,Q2の最高温度が高くなると、温度保護により、トルク指令制御装置13にてトルクに制限が課される。トルクに制限が課された場合、車両10動力性能を満足しなくなるため、本実施形態のように、上アームスイッチング素子Q1と下アームスイッチング素子Q2の温度を均衡化させ、スイッチング素子Q1,Q2の最高温度を下げることが好ましい。
本実施形態の効果について説明する。
(1)上下アームアンバランス補正制御部41は、上アーム連続オン区間USが下アーム連続オン区間LSよりも短くなるように2相変調電圧指令値V’u*,V’v*,V’w*を補正する上アーム補正を行っている。上アームスイッチング素子Q1,Q3,Q5の実際の連続オン区間と、下アームスイッチング素子Q2,Q4,Q6の実際の連続オン区間の差が生じることを抑制できる。従って、上アーム連続オン区間USと下アーム連続オン区間LSとを同一の長さにした場合に比べて、上アームスイッチング素子Q1,Q3,Q5と下アームスイッチング素子Q2,Q4,Q6に温度差が生じることを抑制することができる。
(2)最適位相制御を行っている。スイッチング損失は電圧×電流の関係にあるため、相電流Iu,Iv,Iwが大きいときにスイッチング動作を行うと、スイッチング損失が大きくなる。最適位相制御を行うことで、相電流Iu,Iv,Iwが最も大きくなる区間を避けてスイッチング動作を行うことができる。従って、最適位相制御を行わない場合に比べて、スイッチング損失を低減させることができる。
(3)上下アームアンバランス補正制御部41は、上アーム補正と下アーム補正を切り替えながらスイッチング素子Q1~Q6を制御している。複数周期に亘ってスイッチング素子Q1~Q6をスイッチング動作させた際に、上アームスイッチング素子Q1,Q3,Q5が実際にオンされる区間の長さと、下アームスイッチング素子Q2,Q4,Q6が実際にオンされる区間の長さとを調整することができる。
実施形態は、以下のように変更して実施することができる。実施形態及び以下の変形例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
○上下アームアンバランス補正制御部41は、下アーム補正を行わず、上アーム補正のみを行ってもよい。この場合、1周期中に上アームスイッチング素子Q1,Q3,Q5が実際にオンされる連続オン区間T1と、下アームスイッチング素子Q2,Q4,Q6が実際にオンされる連続オン区間T2とが同一の長さとなるように2相変調電圧指令値V’u*,V’v*,V’w*を補正してもよい。
○上下アームアンバランス補正制御部41は、最適位相制御を行わなくてもよい。この場合、電圧指令値Vu*,Vv*,Vw*の正のピークと、2相変調電圧指令値V’u*,V’v*,V’w*における上アーム連続オン区間USの中央CHの位相とが一致するように上アーム連続オン区間USが設定される。電圧指令値Vu*,Vv*,Vw*の負のピークと、2相変調電圧指令値V’u*,V’v*,V’w*における下アーム連続オン区間LSの中央CLの位相とが一致するように下アーム連続オン区間LSが設定される。
○制御装置31は、3相変調を行わず、2相変調のみでスイッチング素子Q1~Q6をスイッチング動作させてもよい。
○最適位相制御は、上アーム補正時にのみ行われてもよいし、下アーム補正時にのみ行われてもよい。
○上下アームアンバランス補正制御部41は、上アーム補正と、補正を行わずに上アーム連続オン区間USと下アーム連続オン区間LSとをともに60°とする制御と、を切り替えながらスイッチング素子Q1~Q6を制御してもよい。
○モータ11は、車両10を走行させるモータ11に限られず、どのような装置に搭載されるモータであってもよい。
Q1~Q6…スイッチング素子、11…モータ(3相交流モータ)、20…インバータ、21…インバータ回路、31…制御装置、40…2相変調制御部、41…上下アームアンバランス制御部、51…キャリア発生器、52…比較器、60…3相変調制御部。

Claims (4)

  1. 3相のスイッチング素子を備えるインバータ回路と、
    前記インバータ回路を制御する制御装置と、を備え、直流電力を交流電力に変換して3相交流モータを駆動させるインバータであって、
    前記制御装置は、
    キャリアを発生させるキャリア発生器と、
    3相のうち1相の上アームスイッチング素子をオンに固定する上アーム連続オン区間と、3相のうち1相の下アームスイッチング素子をオンに固定する下アーム連続オン区間とを1周期に含んでおり、前記上アーム連続オン区間によりオンに固定される前記上アームスイッチング素子と前記下アーム連続オン区間によりオンに固定される前記下アームスイッチング素子を順次切り替える2相変調電圧指令値を生成する2相変調制御部と、
    前記キャリアと前記2相変調電圧指令値とを比較することで前記スイッチング素子を制御するためのPWM信号を生成する比較器と、
    前記2相変調電圧指令値の1周期のうち前記下アーム連続オン区間に比べて、前記上アーム連続オン区間の方が短くなるように前記2相変調電圧指令値を補正する上アーム補正を行う上下アームアンバランス補正制御部と、を備えるインバータ。
  2. 前記上下アームアンバランス補正制御部は、前記上アーム連続オン区間の中央の位相及び前記下アーム連続オン区間の中央の位相が、相電流が最大となる位相と一致するように前記2相変調電圧指令値を補正する請求項1に記載のインバータ。
  3. 前記上下アームアンバランス補正制御部は、前記2相変調電圧指令値の1周期のうち前記上アーム連続オン区間に比べて、前記下アーム連続オン区間の方が短くなるように前記2相変調電圧指令値を補正する下アーム補正を行うことが可能であり、前記上アーム補正と前記下アーム補正とを切り替えながら前記2相変調電圧指令値の補正を行う請求項1又は請求項2に記載のインバータ。
  4. 3相変調電圧指令値を生成する3相変調制御部を備え、
    前記比較器は、前記キャリアと前記3相変調電圧指令値とを比較することで、前記スイッチング素子を制御するためのPWM信号を生成し、
    前記3相変調制御部は、スイッチング素子がオン又はオフに固定されない前記3相変調電圧指令値を生成する請求項1~請求項3のうちいずれか一項に記載のインバータ。
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