JP7114388B2 - キャリッジ搭載装置及びキャリッジの駆動制御方法 - Google Patents

キャリッジ搭載装置及びキャリッジの駆動制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、画像読取装置、画像形成装置などのキャリッジ搭載装置とキャリッジの駆動制御方法に関する。
画像の読取、画像の印字などを行うためにキャリッジを搭載した様々な装置(以下、キャリッジ搭載装置という)が知られている。キャリッジ搭載装置の例として、例えば、複写機をはじめとする様々な製品に搭載されるフラットベッド型の画像読取装置(以後、スキャナと呼ぶ)が挙げられる。スキャナは、コンタクトガラスに載置された原稿を、読取手段を備えたキャリッジが移動することによって読み取る。キャリッジの移動速度は、往路である読取方向(スキャン方向)では解像度等の読取モードに応じて異なる。一方、復路である戻り方向(リターン方向)では、キャリッジは読み取り終了後直ちに、読取方向の速度よりも高速で戻り方向に戻される(特許文献1)。これによって、キャリッジを速やかに元の位置に戻すことができる。
一般的にスキャナでは、モータの正逆回転を用いてキャリッジを往復移動させる。このため、モータの駆動と停止の切り替えを頻繁に行う場合、消費電流の変動が大きく、電源装置が大型化する傾向がある。この問題に対処するため、2次電池を内蔵するスキャナが用いられることがある。消費電流が小さい時は2次電池が充電され、消費電流が大きくなった時は2次電池に充電された電荷が放電され、キャリッジの駆動電力として利用される。このような2次電池を用いることで、消費電流の変動を吸収し、電源装置の大型化を抑制することができる。
特開平11-150975号公報
しかしながら、頻繁にモータの駆動停止を繰り返す場合、2次電池の充電が間に合わず、キャリッジの駆動中にキャリッジを一時的に停止させ、2次電池を充電させる必要が生じることがある。このような事態の発生を抑制するためにはキャリッジの消費電力を抑制することが望ましい。
本発明はキャリッジの消費電力を抑制することができるキャリッジ搭載装置を提供することを目的とする。
本発明のキャリッジ搭載装置は、装置本体に移動自在に支持されたキャリッジと、キャリッジに駆動電力を供給する蓄電手段と、蓄電手段を充填する充電手段と、蓄電手段の蓄電量が所定蓄電量以上であるときに、キャリッジを開始位置から目標位置まで第1のシーケンスで移動させ、目標位置から終点位置まで、第1のシーケンスより移動距離当たりの平均消費電力の少ない第2のシーケンスで移動させる制御手段と、を備えるキャリッジ搭載装置において、キャリッジが第1のシーケンスで移動中に蓄電手段の蓄電量が所定蓄電量を下回ったときは、制御手段はキャリッジを停止させ、充電手段は蓄電手段を所定蓄電量以上まで充電し、キャリッジが停止した停止位置と目標位置との間隔が所定の値以下であるときは、制御手段は充電の完了後、キャリッジを停止位置から終点位置まで第2のシーケンスで移動させる。
本発明によれば、キャリッジの消費電力を抑制することができるキャリッジ搭載装置を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る画像読取装置の斜視図である。 図1に示す画像読取装置の平面図である。 キャリッジの駆動機構の斜視図である。 スキャナを含む複合機の制御構成を示すブロック図である。 キャリッジのリターン動作と突き当て動作のフローを示すフローチャートである。 キャリッジの速度と位置の関係を示す模式図である。 図6の変形例を示す図である。 第2の実施形態に係るキャリッジのリターン動作のフローチャートである。 第2の実施形態に係るキャリッジの速度と位置の関係を示す模式図である。 本発明の第3の実施形態に係る画像形成装置の概略構成図である。
以下、図面を参照して本発明のキャリッジ搭載装置とキャリッジの駆動制御方法について説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明のキャリッジ搭載装置の一例である画像読取装置1(以下、スキャナ1ともいう)の斜視図を、原稿カバー21を開けた状態で示している。図2は、図1に示す画像読取装置1の平面図である。図3はキャリッジ4の駆動機構を示す斜視図であり、キャリッジ4の図示は省略している。装置本体11の上面には、原稿を載置するための透明な台2が取り付けられている。台2は好ましくはガラス製であるが、ガラス以外の透明な材料で作成されてもよい。原稿は読取画像面が台2と接触するようにセットされる。装置本体11には、台2の上面に載置された原稿を押圧する原稿カバー21が開閉可能に取り付けられている。原稿カバー21の押圧面には、シート材とスポンジからなる原稿圧着シート22が貼り付けられている。
装置本体11の内部には、台2の下面に沿ってY方向に移動可能な読取センサ3が配置されている。読取センサ3は、台2に載置された原稿を、台2を通して走査して読み取る読取手段である。読取センサ3はX方向に長軸を有するコンタクトイメージセンサ(CIS)であり、同様にX方向に長軸を有するキャリッジ4に搭載されている。読取センサ3はRGB3色のLEDで構成された発光素子(図示せず)と、原稿面で反射された光を受光するCCDで構成された受光素子(図示せず)とを有している。装置本体11にはガイドレール31と一体形成されたラック部材6が固定されている。ラック部材6には、そのほぼ全長にわたってラック歯41が形成されている。キャリッジ4の下面(台2と反対側の面)には、スライダ5と支持枠42が固定されている。スライダ5はガイドレール31と摺動可能に係合している。支持枠42上にキャリッジ4を駆動するDCモータ303が取り付けられている。支持枠42には、ラック歯41と噛み合うピニオンギア8が回転可能に軸支されている。モータ303の回転は、モータギア44からアイドラギア16を介してウォームギア17へ伝達され、さらにウォームギア17を介して、ウォームホイール45と一体に形成されたピニオンギア8へ伝達される。ピニオンギア8がラック部材6のラック歯41と噛み合って回転することにより、ピニオンギア8に推進力が作用する。キャリッジ4はスライダ5がガイドレール31と摺動することによりY方向に案内されつつ、この推進力によってY方向に移動する。このようにして、キャリッジ4は装置本体11に、Y方向に移動自在に支持されている。読取センサ3は、キャリッジ4とともに台2の下面に沿って移動しながら、台2上に載置された原稿の下面の画像を読み取る。
図4は、スキャナ1を含む複合機の制御構成を示すブロック図である。CPU101は複合機全体を制御する。従って、CPU101はキャリッジ4などの駆動系の制御手段でもある。RAM102はCPU101の作業領域及びデータの一時記憶領域(記憶部)を提供する。ROM104は、画像読取装置1を駆動するためのフェームウェアプログラムや、フェームウェアプログラムを制御するためのブートプログラムを記憶している。アナログ処理部105は受光素子103から出力されたアナログ画像信号を増幅及びサンプルした後、A/D変換を行ってデジタル画像データを出力する。読取画像処理部107はアナログ処理部105から出力されたデジタル画像データに対して、エッジ強調、色変換等の画像処理を行う。受光素子103、アナログ処理部105、画像処理部107によって、原稿を読取るスキャナ機能が実現される。オペレーション制御部109はキー入力部及び表示部を持つユーザインタフェースであり、コピーモード、スキャンモード等のモード選択、動作開始のオペレーションなどのユーザ指示を受けつける。外部インターフェース113は、接続されたPC(パーソナルコンピュータ)100にスキャン時に読み取った画像データを送信し、PC100からの制御データを受信する。
読取センサ3及びキャリッジ4の移動は、CPU101がモータドライバ302を介してDCモータ303を駆動させることにより行われる。DCモータ303には、エンコーダセンサ(図示せず)が取り付けられており、エンコーダセンサがコードホイル(図示せず)を読み取ることで速度情報を得ることができる。この速度情報に基づいて、CPU101は読取センサ3及びキャリッジ4の移動に対し、フィードバック制御を実行する。フィードバック制御はROM104に記憶されている制御プログラムによって実行される。
装置本体11には外部電源から電力が供給される。装置本体11は外部電源により充電可能な蓄電手段111を有している。蓄電手段111はキャリッジ4の駆動電力の一部または全部をキャリッジ4に供給する。蓄電手段111を設ける理由は以下のとおりである。キャリッジ4に駆動電力を供給する電源部においては、許容電流値は最大電流値を基準に決定される。このため、スキャナ1では、平均消費電力が同程度の電子機器と比較して、電源部を構成する電子部品が大規模になる傾向があり、これに伴い、小型化や低価格化が困難となる場合がある。本実施形態では、モータ303等の消費電流が小さい時に蓄電手段111を充電しておき、消費電流が大きくなった時に蓄電手段111に充電された電荷を放電して利用する。これによって、消費電流の変動を吸収することができる。換言すれば、消費電流が大きくなった時に、外部電源から供給される電力と蓄電手段111に貯められた電力を併用することにより、外部電源から供給される電力の不足を補うことが可能になる。
外部電源からの電力の供給方法は特に限定されないが、本実施形態では外部インターフェース113を介してPC100から電力が供給される。PC100はUSB2.0、USB3.0、Battery Charging Specification、USB Power Deliveryなどに対応したUSB端子を備えたPCであることが好ましい。あるいは、USB Power Deliveryなどに対応した充電器、USBインターフェースを有していないACアダプタ等から電力を供給してもよい。供給された電力は電圧変換され、一部が装置本体11のシステム系負荷の電源として利用され、残りの電力は蓄電手段111の充電に利用される。蓄電手段111の充電は充電制御部(充電手段)110によって行われる。蓄電手段111は2次電池であり、速やかな充電/放電が可能で繰り返しの充放電による劣化が少ないことが好ましい。好ましい蓄電手段111の例として電気二重層キャパシタが挙げられる。充電電流は外部インターフェース113の供給可能電流を超えない範囲で、充電制御部110の充電能力や、蓄電手段111の最大充電電流などを考慮して決定される。充電制御部110はCPU101とも接続され、蓄電手段111の充電制御を行うための情報をCPU101に提供する。
蓄電手段111の蓄電量は充電制御部110の蓄電量検出部によって監視される。すなわち、充電制御部110は蓄電手段111の充電手段としてだけでなく、蓄電手段111の充填状態を監視する監視手段としても機能する。蓄電手段111が所定蓄電量まで充電されると充電制御部110により蓄電手段111の充電が停止される。蓄電手段111に充電された電力は、充電制御部110を介してキャリッジ4等の駆動系に供給される。駆動系の動作によって蓄電手段111の蓄電量が所定蓄電量より下がった場合は、充電制御部110によって絶えず充電が行われる。この動作により、駆動系の消費電力が一時的に大きくなる場合に、蓄電手段111に蓄電されていた電力と、外部インターフェース113を介してPC100から供給された電力とを合わせて利用することで必要な電力を確保することができる。
次に、キャリッジ4のリターン動作と突き当て動作について説明する。図5はキャリッジのリターン動作と突き当て動作のフローを説明するフローチャート、図6(a)、(b)はキャリッジ4の移動速度とキャリッジ4の位置の関係を示す模式図である。スキャナ1の読取動作、すなわち原稿面の読み取りが終了すると、キャリッジ4は次の読み取り動作に備えるため、原点位置ないしホームポジションへ戻るリターン動作と、キャリッジ4の原点出しを行う突き当て動作を行う。リターン動作と突き当て動作は連続して行われるが、突き当て動作を行う前にキャリッジ4は一旦停止される。以下の説明でリターン動作の始点、すなわち、スキャナ1のY方向における原点位置と反対側の位置を開始位置PSという。突き当て動作のためにキャリッジ4が一旦停止する位置を目標位置PTという。つまり、リターン動作は開始位置PSから目標位置PTまでの区間で行われる。目標位置PTはほぼ原点位置に一致する。キャリッジ4は目標位置PTから突き当て動作を開始し、装置本体11の所定の側壁に突き当たったところで停止する。この位置を終点位置PEという。つまり、突き当て動作は目標位置PTから終点位置PEまでの区間で行われる。開始位置PSから目標位置PTまでのキャリッジ4の加減速のパターンを第1のシーケンスという。目標位置PTから終点位置PEまでのキャリッジ4の加減速のパターンを第2のシーケンスという。第1のシーケンスは第1の加速段階ST11と、第1の定速段階ST12と、第1の減速段階ST13とを有している。第1の加速段階ST11では、CPU101はキャリッジ4を停止状態から所定の速度(第1の速度V1)まで加速させる。第1の定速段階ST12では、CPU101はキャリッジ4を第1の速度V1で定速移動させる。第1の減速段階ST13では、CPU101はキャリッジ4を所定の速度(第1の速度V1)から減速し停止させる。第2のシーケンスは第2の加速段階ST21と、第2の定速段階ST22とを有している。第2の加速段階ST21では、CPU101はキャリッジ4を停止状態から所定の速度(第2の速度V2)まで加速させる。第2の定速段階ST22では、CPU101はキャリッジ4を第2の速度V2で定速移動させる。第2の速度V2は第1の速度V1より小さい。第1のシーケンスはキャリッジ4をできるだけ速やかに原点位置に戻すため平均移動速度が大きく、第2のシーケンスは突き当て動作の精度を確保するため、第1のシーケンスより平均移動速度が小さい。第1の加速段階ST11、第1の減速段階ST13、第2の加速段階ST21は一定の加速度で加減速しているが、加速度が時間とともに変化してもよい。また、第1の定速段階ST12と第2の定速段階ST22は完全な定速である必要はなく、多少速度が変動してもよい。
まず、CPU101はキャリッジ4を開始位置PSから目標位置PTまで第1のシーケンスで移動させる(ステップS101)。上述のように、蓄電手段111の蓄電量(充電残量)は常に監視されている(ステップS102)。蓄電手段111の蓄電量が所定蓄電量以上である場合は、キャリッジ4は図6(a)に示すように目標位置PTで停止する。その後、CPU101はキャリッジ4を目標位置PTから終点位置PEまで第2のシーケンスで移動させる(ステップS105)。具体的には、CPU101は、キャリッジ4を停止状態から第2の速度V2まで加速させ、続いて第2の速度V2で定速移動させる。キャリッジ4は装置本体11の側壁に衝突し、速度がゼロとなる。CPU101はDCモータ303のエンコーダセンサが取得する速度情報からキャリッジ4が装置本体11の側壁に衝突したことを検知する。その後、CPU101はキャリッジ4を逆方向(開始位置PSに向かう方向)に所定量移動させて停止させる(ステップS106)。所定量は予めROM104に記憶されている。以上の操作によって、次の原稿読取のための原点位置が設定される。このように、原点位置の設定が突き当て動作とその後のキャリッジ4の所定量の移動によって行われるため、キャリッジ4の位置を検出するセンサが不要であり、スキャナ1のコスト低減に有効である。
一方、キャリッジ4が第1のシーケンスで移動中に監視手段が蓄電手段111の蓄電量が所定蓄電量を下回ることを検知したときは、図6(b)に示すようにCPU101はキャリッジ4を直ちに停止させる(ステップS103)。この例ではキャリッジ4が第1の速度V1で定速移動中、位置PXに達したところで蓄電手段111の蓄電量が所定蓄電量を下回ることが検知されている。そこで、CPU101は直ちにキャリッジ4を減速させる。キャリッジ4は停止位置PYで一旦停止する。本実施形態では、停止位置PYは目標位置PTより開始位置PSに近くてもよいし、開始位置PSより目標位置PTに近くてもよい。減速時の加速度は第1のシーケンスにおける減速時の加速度と同じであるが、異なっていてもよい。なお、キャリッジ4が加速中に(つまり第1の加速段階ST11で)蓄電手段111の蓄電量が所定蓄電量を下回ることが検知されたときは、直ちにキャリッジ4の加速を終了し減速させる。キャリッジ4が減速中に(つまり第1の減速段階ST13で)蓄電手段111の蓄電量が所定蓄電量を下回ることが検知されたときはそのまま減速を続ける。従ってこの場合、キャリッジ4は目標位置PTで停止する。すなわち、キャリッジ4が停止位置PYで停止する前に(第1のシーケンスで移動中に)蓄電手段111の蓄電量が所定蓄電量を下回ることが検知されると、キャリッジ4は開始位置PSと目標位置PTとの間、または目標位置PTで停止する。
キャリッジ4が停止位置PYで停止すると、蓄電手段111が充電制御部110によって所定充電量以上まで充電される(ステップS104)。キャリッジ4は蓄電手段111の充電が完了するまで停止状態を維持する。蓄電手段111の充電の完了後、CPU101はキャリッジ4を停止位置PYから終点位置PEまで第2のシーケンスで移動させる(パターン1)。加速時の加速度は図6(a)における第2のシーケンスの加速度と同じとすることができ、定速移動時の速度は図6(a)における第2のシーケンスの速度と同じとすることができる。
図6(b)には、キャリッジ4が停止位置PYで停止し、蓄電手段111が充電された後、再び第1のシーケンスで目標位置PTまで移動させるパターンを破線で示している(パターン2)。パターン2では第1のシーケンスでの加減速が合計4回、第2のシーケンスでの加速が1回、全体で5回の加減速が行われる。これに対し、パターン1では第1のシーケンスでの加減速が合計2回、第2のシーケンスでの加速が1回、全体で3回の加減速が行われる。パターン1では停止位置PYから目標位置PTまでのキャリッジ4の移動をリターン動作ではなく突き当て動作で行っているため、加減速の回数が2回減少している。一般に加減速の回数が多いとモータの消費電力が増加し、特にDCモータではその傾向が強い。すなわち、キャリッジ4を停止位置PYから目標位置PTまでの区間をリターン動作で移動させることで電力の消費量が増え、蓄電手段111の充電頻度が増え、スキャナ1のスムーズな動作が妨げられることになる。また、キャリッジ4を高速移動させることも消費電力の増加につながる。パターン2では、2回の高速移動が必要となるが、パターン1では1回の高速移動を行えばいいため、消費電力がさらに抑制される。別の見方をすると、第2のシーケンスは第1のシーケンスより移動距離当たりの平均消費電力の少ないシーケンスである。換言すれば、パターン1は第1のシーケンスの実行中に蓄電手段111の蓄電量が所定蓄電量を下回った際に、第1のシーケンスを繰り返す代わりに第2のシーケンスで残り区間のキャリッジ4の移動を行い電力消費量を抑制するものである。特に停止位置PYが目標位置PTに比較的近い場合、目標位置PTまでのキャリッジ4の移動を第1のシーケンスで行っても第2のシーケンスで行っても所要時間に大差はない。従って、パターン1は、スキャナ1の消費電力の抑制と、リターン動作の遅延の抑制を両立させることが可能である。
パターン1では、目標位置PTで一旦キャリッジ4が停止するが、目標位置PTで停止せず移動速度を切り換える構成の読取装置においても、本発明を適用でき同様の効果を得ることができる。図7(a)に示すように、第1のシーケンスは第1の加速段階ST11と、第1の定速段階ST12と、第1の減速段階ST13Aとを有している。第1の加速段階ST11ではキャリッジ4を停止状態から所定の速度(第1の速度V1)まで加速させる。第1の定速段階ST12では、CPU101はキャリッジ4を第1の速度V1で定速移動させる。第1の減速段階ST13Aでは、CPU101はキャリッジ4を第1の速度V1から第2の速度V2まで減速させる。第2のシーケンスは第2の定速段階ST22Aを有している。第2の定速段階ST22Aでは、CPU101はキャリッジ4を第2の速度V2で定速移動させる。つまり、図7に示すシーケンスは図6に示すシーケンスと比べると、第1の減速段階ST13と第2の加速段階ST21が省略されている。このような読取装置でも、図7(b)に示すように位置PXで蓄電手段111の蓄電量が所定蓄電量を下回ることが検知されると、CPU101は直ちにキャリッジ4を減速させる。キャリッジ4は停止位置PYで一旦停止する。その後蓄電手段111が所定蓄電量以上まで充填される。充電が完了すると、CPU101はキャリッジ4を第2の速度V2まで加速させ、第2の速度V2で定速移動させる。キャリッジ4が一旦停止するため、第2のシーケンスにはキャリッジ4を第2の速度V2まで加速させる加速段階が追加されるが、依然として、第2のシーケンスは第1のシーケンスより移動距離当たりの平均消費電力が少なくなっている。
(第2の実施形態)
本実施形態では目標位置PTと停止位置PYとの間隔に応じてその後選択されるシーケンスが変わる。この点を除き本実施形態は第1の実施形態と同様である。図8はキャリッジ4のリターン動作のフローを説明するフローチャート、図9(a)、(b)はキャリッジ4の移動速度とキャリッジ4の位置の関係を示す模式図である。
第1の実施形態と同様に、CPU101はキャリッジ4を開始位置PSから目標位置PTまで第1のシーケンスで移動させる(ステップS201)。蓄電手段111の蓄電量は常に監視されている(ステップS202)。蓄電手段111の蓄電量が所定蓄電量以上である場合は、CPU101はキャリッジ4を停止位置PYから終点位置PEまで第2のシーケンスで移動させて、突き当て動作を行う(ステップS206)。その後、CPU101はキャリッジ4を開始位置PSに向けて逆方向に所定量移動させる(ステップS207)。キャリッジ4が第1のシーケンスで移動中に監視手段が蓄電手段111の蓄電量が所定蓄電量を下回ることを検知したときは、CPU101はキャリッジ4を停止させる(ステップS203)。その後、蓄電手段111が所定値以上まで充電される(ステップS204)。次に、CPU101は目標位置PTと停止位置PYとの間隔に応じて以下のいずれかのステップを選択する。
まず、図9(a)に示すように、目標位置PTと停止位置PYとの間隔が所定の値以下であるときは、CPU101は、キャリッジ4を停止位置PYから終点位置PEまで、第2のシーケンスで移動させる。この処理は第1の実施形態と同様である。所定の値は適宜設定することができるが、第1のシーケンスにおける加速段階と減速段階に要するキャリッジ4の移動距離とすることが好ましい。図9(a)の破線は、停止位置PYから目標位置PTまで、キャリッジ4を加減速のみのシーケンスで移動させるパターンを示している。キャリッジ4は第1の速度V1に到達する前に減速し、目標位置PTで停止する。その後第2のシーケンスでの突き当て動作を行うため、キャリッジ4は合計5回の加減速を行うことになる。また、このように加減速を繰り返しても、目標位置PTと停止位置PYとの間隔が所定の値以下であるため、リターン時間を短縮する効果は小さい。これに対し、本実施形態では停止位置PYから終点位置PEまで第2のシーケンスで移動させるため、キャリッジ4は合計3回の加減速を行うことになる。従って、加減速の回数が2回分減り、スキャナ1の消費電力の抑制と、リターン動作の遅延の抑制を両立させることが可能である。
次に、図9(b)に示すように、目標位置PTと停止位置PYとの間隔が所定の値を上回るときは、CPU101はキャリッジ4を停止位置PYから目標位置PTまで第1のシーケンスで移動させる。このパターンは第1の実施形態のパターン2と同じである。所定の値は第1のシーケンスにおける加速段階と減速段階に要するキャリッジ4の移動距離であるため、停止位置PYから目標位置PTまでの移動は加速段階、定速段階及び減速段階によって構成される。この場合、停止位置PYから終点位置PEまで第2のシーケンスで移動させると、キャリッジ4の移動に長時間を要する。加減速が合計5回行われるため、前述のように消費電力の観点からは不利であるが、目標位置PTまでの残り距離が長いため、キャリッジ4の移動時間を短縮する効果は大きい。このように、本実施形態では目標位置PTと停止位置PYとの間隔に応じて再度第1のシーケンスを繰り返すか、第2のシーケンスに移行するかを決定するため、スキャナ1の消費電力の抑制と、リターン動作の遅延の抑制を両立させることが可能である。また、第1の実施形態及び第2の実施形態から理解できるように、目標位置PTと停止位置PYとの間隔が所定の値を上回るときは、図6におけるパターン1とパターン2のいずれも選択できることになる。すなわち、パターン1は消費電力の抑制を重視したパターンであり、パターン2はリターン時間の短縮を重視したパターンである。
なお、本実施形態も目標位置PTで停止せず移動速度を切り換える構成の読取装置に適用することが可能で、同様の効果を得ることができる。
(第3の実施形態)
上述した実施形態ではスキャナ1を例に、キャリッジ4がリターン動作から突き当て動作へ移行する際のシーケンスの切り替え方法を説明したが、本発明のキャリッジ搭載装置はスキャナ1に限定されるものではない。本実施形態ではインクジェットプリンタ装置などの画像形成装置の例を説明する。図10は画像形成装置51の概略構成を示す模式図である。図10(a)は記録媒体Sの幅方向と直交する方向からみた画像形成装置51の概念図である。図10(b)は記録媒体Sの搬送方向と直交する方向からみた画像形成装置51の概念図である。画像形成装置51は、記録媒体Sを給送する給送部52と、キャリッジ53に搭載され、給送された記録媒体Sに画像を記録する記録手段54と、を有している。画像形成装置51はさらに、記録領域A1と記録領域外A2との間でキャリッジ53を移動させる第1の駆動手段55と、給送部52を駆動する第2の駆動手段56と、を有している。画像形成装置51はさらに、記録領域外A2におけるキャリッジ53の位置に応じて、給送部52への駆動力の伝達、非伝達を切り替える駆動力切替手段57と、を有している。駆動力切替手段57はキャリッジ53の位置に応じてキャリッジ53に当接し、またはキャリッジ53から離間するトリガ機構である。トリガ機構はキャリッジ53に当接すると形状ないし姿勢を変え、第2の駆動手段56から給送部52への駆動力の伝達、非伝達を機械的に切り替える。
本実施形態では、第1のシーケンスはキャリッジ53を次の給送動作の待機位置に戻すリターン動作であり、第2のシーケンスは給送部52に駆動力を伝達させる位置にキャリッジ53を移動させるトリガ動作である。トリガ動作は突き当て動作と同様、位置精度を重視する動作であるため、リターン動作に比べ低速となる。従って、蓄電手段111の蓄電量が所定蓄電量を下回ることが検知されたときに、その後のキャリッジ53の移動をリターン動作で行うかトリガ動作で行うかは上述の実施形態と同様に考えることができる。従って、本実施形態においてもトリガ動作の精度を確保しつつ消費電力を抑制することが可能となる。
1 スキャナ(キャリッジ搭載装置)
4,53 キャリッジ
51 画像形成装置(キャリッジ搭載装置)
101 CPU(制御手段)
110 充電制御部(監視手段、充電手段)
111 蓄電手段
303 モータ

Claims (9)

  1. 装置本体に移動自在に支持されたキャリッジと、
    前記キャリッジに駆動電力を供給する蓄電手段と、
    前記蓄電手段を充填する充電手段と、
    前記蓄電手段の蓄電量が所定蓄電量以上であるときに、前記キャリッジを開始位置から目標位置まで第1のシーケンスで移動させ、前記目標位置から終点位置まで、前記第1のシーケンスより移動距離当たりの平均消費電力の少ない第2のシーケンスで移動させる制御手段と、を備えるキャリッジ搭載装置において、
    前記キャリッジが前記第1のシーケンスで移動中に前記蓄電手段の蓄電量が前記所定蓄電量を下回ったときは、前記制御手段は前記キャリッジを停止させ、前記充電手段は前記蓄電手段を前記所定蓄電量以上まで充電し、
    前記キャリッジが停止した停止位置と前記目標位置との間隔が所定の値以下であるときは、前記制御手段は前記充電の完了後、前記キャリッジを前記停止位置から前記終点位置まで前記第2のシーケンスで移動させる、キャリッジ搭載装置。
  2. 前記停止位置と前記目標位置との間隔が前記所定の値を上回るときは、前記制御手段は前記充電の完了後、前記キャリッジを前記停止位置から前記目標位置まで前記第1のシーケンスで移動させ、前記目標位置から前記終点位置まで前記第2のシーケンスで移動させる、請求項1に記載のキャリッジ搭載装置。
  3. 前記第1のシーケンスは停止状態から所定の速度まで加速する加速段階と、前記所定の速度から停止状態まで減速する減速段階とを有し、前記所定の値は前記加速段階と前記減速段階に要する前記キャリッジの移動距離である、請求項2に記載のキャリッジ搭載装置。
  4. 前記停止位置と前記目標位置との間隔が前記所定の値を上回るときは、前記制御手段は前記充電の完了後、前記キャリッジを前記停止位置から前記終点位置まで前記第2のシーケンスで移動させる、請求項1に記載のキャリッジ搭載装置。
  5. 原稿を載置する透明な台と、
    前記キャリッジに搭載され、前記台に載置された原稿を前記台を通して走査して読み取る読取手段と、
    前記キャリッジを駆動するDCモータと、を有する、請求項1から4のいずれか1項に記載のキャリッジ搭載装置。
  6. 前記第1のシーケンスは前記キャリッジを原点位置に戻すリターン動作であり、前記第2のシーケンスはキャリッジの原点出しを行う突き当て動作である、請求項5に記載のキャリッジ搭載装置。
  7. 記録媒体を給送する給送部と、
    前記キャリッジに搭載され、給送された記録媒体に画像を記録する記録手段と、
    記録領域と記録領域外との間で前記キャリッジを移動させる第1の駆動手段と、
    前記給送部を駆動する第2の駆動手段と、
    前記記録領域外における前記キャリッジの位置に応じて、前記第2の駆動手段からの前記給送部への駆動力の伝達、非伝達を切り替える切替手段と、
    前記第1のシーケンスは前記キャリッジを次の給送動作の待機位置に戻すリターン動作であり、前記第2のシーケンスは前記切替手段が前記給送部への駆動力を伝達する位置に前記キャリッジを移動させるトリガ動作である、請求項1から4のいずれか1項に記載のキャリッジ搭載装置。
  8. 装置本体に移動自在に支持されたキャリッジと、
    前記キャリッジに駆動電力を供給する蓄電手段と、
    前記蓄電手段を充填する充電手段と、
    前記蓄電手段の蓄電量が所定蓄電量以上であるときに、前記キャリッジを停止状態にある開始位置から第1の速度まで加速させ、前記第1の速度で定速移動させ、前記第1の速度から減速して目標位置で停止させ、前記目標位置から前記第1の速度より小さい第2の速度まで加速させ、前記第2の速度で定速移動させる制御手段と、を備えるキャリッジ搭載装置において、
    前記キャリッジが前記目標位置で停止する前に前記蓄電手段の蓄電量が所定蓄電量を下回ったときは、前記制御手段は前記キャリッジを停止させ、前記充電手段は前記蓄電手段を前記所定蓄電量以上まで充電し、
    前記キャリッジが停止した停止位置と前記目標位置との間隔が所定の値以下であるときは、前記制御手段は前記充電の完了後、前記キャリッジを前記停止位置から前記第2の速度まで加速させ、前記第2の速度で定速移動させる、キャリッジ搭載装置。
  9. 蓄電手段によって駆動電力がキャリッジに供給され、装置本体に移動自在に支持されるキャリッジの駆動制御方法であって、
    前記蓄電手段の蓄電量が所定蓄電量以上であるときに、前記キャリッジを開始位置から目標位置まで第1のシーケンスで移動させ、前記目標位置から終点位置まで、前記第1のシーケンスより移動距離当たりの平均消費電力の少ない第2のシーケンスで移動させることと、
    前記キャリッジが前記第1のシーケンスで移動中に前記蓄電手段の蓄電量が前記所定蓄電量を下回ったときに、前記キャリッジを停止させ、前記蓄電手段を前記所定蓄電量以上まで充電することと、を有し、
    前記キャリッジの停止位置が前記開始位置と前記目標位置との間にあり、且つ前記停止位置と前記目標位置との間隔が所定の値以下であるときは、前記充電の完了後、前記キャリッジを前記停止位置から前記終点位置まで前記第2のシーケンスで移動させる、キャリッジの駆動制御方法。
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